JP2001518877A - 新規なハイブリッドゼオライト−シリカ組成物 - Google Patents

新規なハイブリッドゼオライト−シリカ組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、多価カチオン、特にカルシウムカチオンと錯体を形成する卓越した能力を有することを特徴とするゼオライト系モレキュラーシーブ組成物に関する。特に、本発明は、新規なゼオライト系モレキュラーシーブ組成物、特に高いアルミナ対シリカ比を有するモレキュラーシーブを基にしていてゼオライトの結晶に吸蔵されたシリケートを含めることにより変性した組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 新規なハイブリッドゼオライト−シリカ組成物 関連出願に対する交差参照 本出願は、1997年3月26日付けで提出したS.N.08/824,59 7(係属中)の一部継続出願である1997年7月10日付け提出S.N.08 /891,039(係属中)の一部継続出願である。 発明の背景 本発明は、多価カチオン、特にカルシウムと錯体を形成する(complex )卓越した能力を有することを特徴とするゼオライト系モレキュラーシーブ(z eolitic molecular sieve)組成物に関する。特に、本 発明は、新規なゼオライト系モレキュラーシーブ組成物、特に高いアルミニウム 含有量を有するモレキュラーシーブを基とする組成物に関し、ここでは、ゼオラ イトの結晶内に吸蔵された(occluded)シリカを含めることによって上 記結晶が変性される。 最近起こった燐酸塩に関する環境上の関心により、ゼオライトモレキュラーシ ーブが大部分の洗剤の水軟化用混和剤成分として主要な役割を果すようになって きた。環境に「優しい」ゼオライト類は、カルシウムイオン封鎖およびマグネシ ウムイオン封鎖(sequestration)両方の能力とも劣っているばか りでなく金属イオン封鎖速度(rates of sequestration )もずっと低いと言った性能の観点から、燐酸塩の劣った代替品であった。ゼオ ライトの金属イオン封鎖特性はそれらがイオン交換能力を有することによる。こ のようなイオン交換能力は古典的なゼオライト骨組に固有の四面体Al(III )に由来する。各アルミニウムは骨組上に1負電荷を誘発し、この負電荷は イオン交換可能なカチオン電荷で相殺されている。従って、交換能力はアルミニ ウム含有量で制限されておりそして「洗剤(detergent)」ゼオライト は「高アルミニウム」ゼオライトの比較的短いリスト(list)に限定されて いた。Lowensteinの法則により、ナトリウム形態の無水材料の場合、 ゼオライトのSi/Al比は1.0以上であり得、それに付随して、アルミニウ ムの含有量は1グラム当たり7.0meq以下であり得る。別法として、このよ うな能力は、水の軟化が所望の交換反応である場合、CaOがゼオライト(無水 )1グラム当たり197mgであるとして表され得る。このような最大アルミニ ウム含有量を示すゼオライト類には、ゼオライトA、ゼオライトXの高アルミニ ウム類似物、および水灰長石の高アルミニウム類似物(しばしばゼオライトB、 PまたはMAPと呼ばれる)が含まれる。 ゼオライトAが数年にわたって選択された「洗剤ゼオライト」であったが、水 灰長石型材料の高アルミニウム版をカルシウムイオン封鎖で用いることができる ことは二世代以上にわたって知られており(Haden他の米国特許第3,11 2,176号)、最近になって新たに興味が持たれるようになった(例えばBr own他の米国特許第5,512,266号)。ゼオライト類に加えて、シリケ ート類がカルシウムおよび特にマグネシウムなどの如きイオンと錯体を形成する 能力を有することも長年にわたって知られていて、ケイ酸ナトリウムが性能は低 いが安価な洗剤混和剤として長年にわたって用いられてきた。より最近になって 、複雑なシリケート類、例えばHoechst SKS−6などが開発され、こ れはより高い性能を有するゼオライト類と競合すると主張されている。 シリケート類がカルシウムおよびマグネシウムなどの如きイオンと錯体を形成 する能力は、シリケートの鎖の長さに逆比例しそしてその鎖断片上の電子荷に正 比例する。シリケート類はアルカリ性が高くなると解重合を起こす(図1)。p Hが中程度の場合(洗濯サイクルを実施する場合)、シリケート類は重合体であ る。しかしながら、pHがずっと高くなると、シリカは主に単量体になるばかり でなく、その単量体は複数の電荷を持ち得る。そのような高度に帯電した小さい フラグメントを多価カチオンが入っている溶液に接触させることができれば、非 常に強力で高い能力を有する金属イオン封鎖剤がもたらされるであろう。我々は 、そのような種をゼオライトの篭(cages)の中に実質的な濃度で孤立させ て安定にすることでそのような状況を作り出したと考えており、この場合、上記 篭の中にカルシウムおよびマグネシウムなどの如きイオンが水環境(例えば洗浄 水)から自由に入り込んでそのような強力な金属イオン封鎖剤と反応する。 ゼオライト混和剤を基とする洗剤組成物は、米国特許第3,605,509号 (Corkill他)および米国特許第4,663,071号(Bush他)に 記述されている。両方の特許の教示は交差参照することで本明細書に全て組み入 れられる。 発明の要約 本発明は、多価カチオンとの錯体形成で通常でない有益な特性を示すハイブリ ッドゼオライトーシリケート(hybrid zeolite−silicat e)組成物に関する。上記ハイブリッド材料は、高アルミニウムのゼオライトを 高アルカリ性/高シリカ環境中で結晶化させることにより製造し得る。化学分析 により、そのような種に含まれるシ リカの量はそれらの結晶骨組に固有の量を越えていることが示されている。その ような材料がカルシウムなどの如きカチオンを封鎖する能力はゼオライトのアル ミニウムがイオン交換で成し得る度合を越えているばかりでなく実際にゼオライ トが成し得る理論限界を越え得ることが立証されている。従って、このような材 料およびそれらの特性はゼオライト系の特性とは多少明らかに異なると考えるべ きである。上記組成物は水軟化剤および洗剤混和剤として極めて有望であること が示されており、多価カチオンと錯体を形成する点で他の用途でも使用可能であ り、例えばカルシウムを糖類および脂肪油から除去する用途、または鉛などの如 き重金属をいろいろな流れから除去する用途などでも使用可能である。 このような材料が良好な効率を示す鍵となる機構はゼオライトの篭が通常の水 溶液、例えば洗浄水などに存在するものよりもずっと小さくてずっと高度に帯電 しているシリケート単位を孤立させて安定にする能力を有することで引き出され ると考えている。上記ハイブリッドゼオライト−シリカ組成物の合成中、結晶化 が始まる前に、反応混合物中のシリカが解重合を起こして高度に帯電した主に単 量体の単位になる環境を与えることにより、そのようなシリケート単位を導入す る。 このような吸蔵されたシリケート単位を29Si NMRスペクトルで容易に観 察することができる。そのような単位は、上記目的で用いられる現存のシリカ組 成物に比べてずっと強力に多価カチオンと錯体を形成する。ゼオライトの骨組と 吸蔵されたシリケート単位は協力して新しい種類のハイブリッド組成物として働 き、これが示す特性は、ゼオライト類が示す特性でもなく、シリケート類が示す 特性でもなく、かつこの2つの物理的ブレンド物が示す特性でもない。この新規 なハイブリッド組 成物は、洗剤混和剤などの如き用途で高い能力を示すことに加えて金属イオン封 鎖速度が非常に速いと言った重要なパラメーターを示す。 図のリスト 図1は、ケイ酸ナトリウム溶液の場合のシリケート種の濃度とpHの相互関係 を示すグラフである。この図は、H.Van Bekkum他、“Introd uction to Zeolite Science and Practi ce”,Elsevier Science Publishers,1991 (94)に見られる図のコピーである。 図2では、実施例3に示す如き本発明の新規なハイブリッドゼオライト−シリ カ組成物の「湿潤」サンプルの29Si NMRと「乾燥」サンプルの29Si N MRを対比させる。この図の中の曲線Aは「乾燥させた」ゼオライトの曲線であ り、これは単位格子(unit cell)が四角形であり、両方のピークがダ ウンフィールド(downfield)にシフトしていることを示している。曲 線Bは「湿っている」ゼオライトの曲線であり、これは単位格子が擬似立方体( pseudocubic)であり、両方のピークがアップフィールド(upfi eld)にシフトしていることを示している。このゼオライトのピークの比率は シフトしている間一定のままである。しかしながら、−81から−85ppmの 所に余分な強度が常に存在しており、このことは、そのフレクエンシー(fre quency)の所にゼオライトでない成分が存在することを示していて、この 成分は29Si NMRシグナル全体の10−15%を構成している。 図3に、本発明のハイブリッドゼオライト/シリカ組成物(HZSC)といろ いろなゼオライト類を比較する29Si NMRトレーシング(t racing)を示す。この図の中のAは、実施例2で調製した水灰長石型組成 物のトレーシングであり、これはメタカオリン(COH)から製造した従来技術 のゼオライトPを代表するものである。BおよびCは本発明の生成物(それぞれ 実施例3および10)が示す29Si NMRである。DはゼオライトAが示す29 Si NMRである。 発明の詳細な説明 微細アルミニウム源、例えば乾燥したアルミノシリケートゲル(alumin osilicate gel)または粉末状のギブス石、より好適には微細メタ カオリン(metakaolin)と濃シリケート溶液をほぼ周囲温度から約1 00℃の範囲の温度で周囲圧力下12を越えるpH値で反応させることにより、 本発明の組成物を調製した。 本発明の新規なハイブリッドゼオライト−シリカ組成物の調製ではアルミニウ ム源を最後に反応混合物に添加すべきであることが絶対的に重要である。従って 、反応混合物に含める材料の全部を一緒に添加して結晶化温度に加熱すると、従 来技術の通常のゼオライトが生成するであろう。本発明の新規なハイブリッド材 料は生成しないであろう。 更により望ましくは、アルミニウム源を添加する前に反応混合物を50℃から 85℃の温度に約30分間またはそれ以上の時間加熱することにより、本発明の 新規な組成物を生成させる。 如何なる操作理論でも範囲を限定することを望むものでないが、それにも拘ら ず、アルミニウム添加に先立って反応混合物を約30分間加熱するとシリケート が解重合を起こしてこの上で考察した主に吸蔵されたシリケート単位が生成する と思われる。 微細メタカオリンと濃ケイ酸ナトリウム溶液をほぼ周囲温度から約1 00℃の範囲の温度で周囲圧力下12を越えるpH値で反応させることにより、 本発明の組成物を調製した。 我々は、色を考慮する場合、高純度のメタカオリン、特に鉄およびチタニアの 量が少ないメタカオリンを用いる方を好む。例えば、Fe23含有量が1重量% 未満、好適には0.5重量%未満でTiO2含有量が2重量%未満、好適には1 重量%未満のメタカオリンが有用である。このメタカオリンは粉末形態でなけれ ばならない。このような粉末は、カオリン鉱石からグリット(grit)および 粗い不純物を除去し、この脱グリットした(degritted)原料(cru de)を通常は分別し、その結果として得た分別含水カオリンのスラリーを乾燥 させ、この乾燥させた材料を微粉砕し、それを通常の方法で焼成してメタカオリ ンを生成させ[例えば米国特許第3,112,176号(Haden他)参照] 、そしてこのメタカオリンをハンマーミルなどで微粉砕することにより調製可能 である。Proctor他の米国特許第3,014,836号は、焼成カオリン 顔料をカオリンの酸性(漂白)フィルターケーキから乾燥、微粉砕、焼成および 再微粉砕を包含する工程により製造することに関するそれの開示に関して本明細 書で交差参照するが、本発明の実施では、所望のメタカオリン形態の焼成粘土が 生成するように、Proctor他の手順を、より低い温度の焼成温度を用いる ことにより変更する必要がある。カオリン鉱石の乾燥、微粉砕、焼成および再微 粉砕を行う前に、フロスフローテーション(froth flotation) 、磁気精製、選択的凝集、機械的層剥離、粉砕またはそれらの組み合わせなどの 如き手段を用いて、それの品質を高めることも可能である。数多くの商業的操作 では、化学的に分散させたカオリンのスリップ (slip)をスプレードライヤーで乾燥させることで微細球にすることが行わ れている。例えばFanselow他の米国特許第3,586,523号を参照 。次に、Fanselow他の特許に教示されているように、その結果として生 じた含水(未焼成)カオリンの微細球を微粉砕し、焼成しそして再微粉砕する。 HZSC生成物の大きさは、出発材料であるメタカオリンの前駆体である含水 カオリナイトの粒子サイズの影響を受ける。通常は微細粒子サイズのHZSC生 成物が好適なことから、微細粒子サイズの含水カオリンから微細粒子サイズのメ タカオリンを得ることが推奨される。カオリン製造業者は、しばしば、典型的に はSedigraph(商標)5100分析装置(Micromeretics Corporationが供給)を用いた沈降分離で得られる値として上記粒 子サイズを測定していて、その値を「相当する球形直径」(e.s.d.)とし て報告している。他の測定装置を用いるといくらか異なる値が得られる可能性が ある。本発明の方法の例示である実施例3で用いたメタカオリンの前駆体である 含水カオリンの典型的なサンプルは、Sedigraph(商標)5100装置 を用いて測定した時、約90重量%が1ミクロン(e.s.d.)より微細であ る。この実施例で用いた高輝度の含水カオリンは、白色の粗いGeorgiaカ オリン原料から脱グリット、フロスフローテーション(着色した不純物を除去) 、機械的層剥離および分別工程で調製したものである。分別した生成物[約90 重量%が1ミクロン(e.s.d.)より微細]を分散流体水スリップ(dis persed fluid aqueous slip)として回収し、これを スプレードライヤーにかけ、微粉砕し、焼成でメタカオリン状態にした後、 再微粉砕した。この再微粉砕したメタカオリンの粒子サイズは一定して含水カオ リンのそれよりも粗い。 アルミニウム源を最後に反応混合物に添加すると言った重要なことを除いて従 来技術の教示に従って高いAl23/SiO2モル比、例えば2から3の範囲の SiO2/Al23モル比を有するゼオライト系モレキュラーシーブを合成する ことにより、本発明のHZSC組成物を調製する。種にはタイプP(またタイプ Bとも呼ぶ)、ゼオライトA、高アルミナXタイプおよびチャバザイト(cha bazite)類似物が含まれる。 結晶化後、ゼオライトの結晶を水、好適には脱イオン水で徹底的に洗浄して結 晶表面からナトリウムおよび擬似(spurious)シリカを除去する。ある 場合には、洗浄中にナトリウムが水素である程度置換されることが起こり得る。 上記結晶を純水以外の溶液で洗浄することも可能である。 この洗浄した結晶に含まれるシリカ含有量はシリケート種が吸蔵(通常は5か ら20%)されていることから約5から40%である。従って、このHZSC組 成物を通常の化学分析手段で測定した時の全SiO2分析値は、x線粉末パター ンおよび29Si NMR分析で示される如き骨組シリカ含有量を基に期待される SiO2分析値を越えるであろう。このシリカの吸蔵シリケート部分は29Si NMRの約−81から−85ppmの所のピークで容易に確かめられる。 29Si NMRはゼオライト類の分析で標準技術になってきた。この技術の利 用は、フレクエンシーが異なることはケイ素の回りの電子環境が異なることに相 当することを基にしており、上記電子環境は、ゼオラ イト類の場合、典型的に、近くに位置する原子の化学および/またはSi−O結 合の角度の影響を受ける。これは、ロングレンジ(long−range)結晶 度に関連したケイ素種のみでなく存在する全てのケイ素種を検出する。それによ ってこれはXRDを用いたのでは検出不能な種も感知する。 ハイブリッドゼオライト−シリカ組成物を調製して、それを高アルミナゼオラ イトおよびシリカ標準と対比させた。 実施例1 水灰長石の高アルミニウム版(時にはゼオライトMAPとも呼ぶ)が、洗剤混 和剤である高アルミニウムゼオライトの中で最も新しく現れたものである。下記 の手順を用いて米国特許第5,512,266号の実施例2を反復することでゼ オライトMAPを製造した。 57.5グラムの脱イオン水にアルミン酸ナトリウムを32.2グラムおよび NaOHを10.1グラム溶解させることによりアルミン酸ナトリウム溶液(A l23が20%、Na2Oが20%およびH2Oが60%入っている)を調製した 。次に、この溶液を26.4グラムのNaOHおよび264.3グラムの脱イオ ン水と一緒にして95℃の恒温浴に入れた。109.6グラムのN−Brand (商標)ケイ酸ナトリウム(SiO2を29.0%、Na2Oを9%およびH2O を62%含有)を2.8グラムのNaOHおよび264.3グラムの脱イオンH2 Oで溶解させることにより、ケイ酸ナトリウム溶液を調製した。また、この溶 液も恒温浴で95℃に持っていった。このケイ酸塩溶液を上記アルミン酸塩溶液 にゆっくりと加えて激しく撹拌した。得られたゲルを95℃で5時間結晶化させ た後、得られた結晶を濾過して500mlの脱イオン 水を2ロット(lots)用いて洗浄した。結晶性生成物を100℃の強制空気 オーブンに入れて一晩乾燥させた。この結晶性生成物を分析した結果、測定総化 学Si/Alモル比は約1.13(SiO2/Al23=2.26)であった。 特徴的なXRD粉末パターンは米国特許第5,512,266号に記述されてい る通りであった。この材料を本明細書では以降MAPと呼ぶ。 実施例2 水灰長石の高アルミニウム版は高いイオン交換能力を示すことが長年にわたっ て知られていた。下記の手順を用いて米国特許第3,112,176号の実施例 1Cを反復することで上記材料の高アルミニウム類似物を調製した。 100.0グラムの脱イオン水にEngelhard Corporatio nが供給している微粉砕Metamax(商標)メタカオリンを10.0グラム 入れてスラリ一状にした。このスラリーに10.6グラムのNaOHが20.0 グラムの脱イオン水に溶解している溶液を加えた。この混合物をオートクレーブ に入れて102℃で50時間撹拌することで結晶化させた。この反応の結晶性生 成物を濾過して2ロットの500mlの脱イオン水で洗浄した。この結晶性生成 物を100℃の強制空気オーブンに入れて一晩乾燥させた。この結晶性生成物を 分析した結果、測定総化学Si/Alモル比は1.00(SiO2/Al23= 2.00)に近かった。特徴的なXRD粉末パターンは米国特許第3,112, 176号に記述されている通りであり、米国特許第5,512,266号に記述 されているパターンとは本質的に区別不可能であった。この材料を本明細書では 以降COH[ハデンの組成物(Composi tion Of Haden]と呼ぶ。 実施例3 下記の手順を用いてハイブリッドゼオライト−シリカ組成物を調製した。 この上に記述したように機械的層剥離を受けさせて粉砕した超微細な含水カオ リン[90重量%が1ミクロン(e.s.d.)よりも微細]を焼成し、そして 次に微粉砕することで得た微細な粒子サイズのメタカオリンを1000グラム用 いた。この粉末状にしたメタカオリンをアルカリ性のケイ酸塩溶液[4800グ ラムの脱イオン水にN−Brand(商標)ケイ酸ナトリウム溶液を702グラ ムおよびNaOHを1064グラム入れて混合して前以て72℃に加熱しておい た]にブレンドした。次に、この混合物を開放型ステンレス鋼製容器に入れて周 囲圧力下で激しく撹拌しながら72℃で8時間反応させた。この反応結晶性生成 物を濾過して、72℃の脱イオン水を2000mlづつ用いて3回洗浄した。こ の結晶性生成物を100℃の強制空気オーブンに入れて一晩乾燥させた。この結 晶性生成物を分析した結果、測定総化学Si/Alモル比は約1.15(SiO2 /Al23=2.30)であった。実施例1および2のXRD粉末パターン( 水灰長石型ゼオライトに特徴的)と本質的に同じパターンが得られた。この材料 を本明細書では以降HZSC(ハイブリッドゼオライト−シリカ組成物)と呼ぶ 。 追加的に、この材料が合成したままの状態で示すナトリウム含有量はシリカの それ(Na/Si=1.01)と本質的に同じであるがモルを基準にしたアルミ ニウム含有量(Na/Al=1.16)は実質的にそれを越えていることを確認 した。一般的には、骨組のアルミニウム各々 が誘発する骨組の負電荷は正味1てありそしてこれは電子的中和を維持するよう にカチオンで相殺されている点でゼオライトのアルミニウム含有量はそれのカチ オン含有量と等しいと期待される。このようにナトリウムが余分に存在すること がHZSCの特徴であり、これはシリケート種が吸蔵されていることに関連して ナトリウムが存在する結果であると考えている。 この結晶性生成物の平均粒子サイズはSedigraph(商標)5100で 測定して5.5ミクロンであった(50重量%がそれより微細であった)。 実施例4 水軟化能力の予備評価として、Henkel(英国特許第1 473 201 号)が記述した如き「カルシウム結合試験」を下記の手順で実施した。 Waring(商標)ブレンダーミキサーに、CaCl2が0.594g入っ ている1リットルの水溶液[1リットル当たり300mgのCaOに相当し、希 NaOHでpHを10に調整しておいた]を入れ、これに試験金属イオン封鎖剤 (sequestrant)(空気と平衡状態にしておいた)を1.0グラム加 えた。Waring(商標)ブレンダーを低速に設定してサンプルを激しく15 分間撹拌した。この時間が経過した後、アルミノシリケートを濾別して、カルシ ウムイオンに選択的な電極を用いて残存硬度(x)[1リットル当たりのCaO のmgで表す]を測定した。次に、カルシウム結合能力を式:カルシウム結合能 力=300−xで計算した。この試験でゼオライトが示す理論的最大結合能力は 無水ゼオライト1g当たり197mgのCaOである。この試 験で実施例1、2および3の結晶性生成物が与えた結果を以下の表1として挙げ る。 表1 試験金属イオン封鎖剤の「カルシウム結合能力」 実施例1 MAP(米国特許第5,512,266号の 163mg 実施例2に従う) のCaO 実施例2 COH(米国特許第3,112,176号の 169mg 実施例1Cに従う) のCaO 実施例3 HZSC(本発明に従う) 197mg のCaO MAPおよびCOHの結合能力は、正に、Si/Alモル比がそれぞれ1.0 0および1.13のP型ゼオライトのデータ[米国特許第5,512,266号 のコラム6の21行から24行に含まれている]から予想された結合能力であっ た。COHが示すカルシウム結合能力の方がMAPのそれよりも若干高かったが 、これは恐らくはそれの方がアルミニウム含有量が若干高いことによるものであ ろう。HZSCが197mgの読みを与えたことは、これは水の含有量が10− 15重量%の完全水和サンプルであり、従ってそれの無水の能力はゼオライトの 理論限界を越えると思われる点で、極めて予想外である。それが示す最大限の金 属イオン封鎖能力を確認する目的で、追加的試験を実施した。 実施例5 実施例3の結晶性生成物(HZSC)がpH10(洗浄水に典型的)で示す最 大限の金属イオン封鎖能力の確認を、400mlの脱イオン水に溶解させた6. 0グラムのCaCl2・2H2Oを用いて3.0グラムの上記材料で2度と交換す ることにより行った。この交換の各々を100℃の温度で約45分間行った。サ ンプルを濾過して約100ccの脱 イオン水で6回洗浄することで、いくらか存在する擬似CaCl2を除去した。 次に、このサンプルを100℃で約12時間乾燥させた。次に、このサンプルを 通常のx線蛍光化学分析技術にかけた。分析の結果、乾燥重量を基準にしてCa Oが23.5重量%でSiO2が42.0重量%でAl23が31.9重量%で 他の材料が約1.0重量%であることが分かった。従って、この材料が含有する Siは7.0meq/gでAlは6.26meq/gでCaは8.37meq/ gであった。このことは、カルシウムの量が有効アルミニウムとの交換で説明可 能な量よりも34%多いことを示しているばかりでなく、最大アルミニウムゼオ ライト(maximum aluminum zeolite)へのイオン交換 で理論的に可能な7.0meqの能力よりもほぼ20%大きい。これは無水ゼオ ライト1g当たりのCaOのmgで換算(Henkel試験の場合のように)し て236の能力であり、これはゼオライトの理論的最大値である197を充分に 越えている。実施例3のHZSCが機能を果す金属イオン封鎖機構は明らかにゼ オライトのイオン交換のみではない。 実施例6 実施例5の完全充填(fully loaded)サンプルに存在する有意な 種はカルシウム、シリカおよびアルミナのみでありそしてカルシウムの含有量は アルミニウムが誘発するイオン交換で説明可能なカルシウム含有量よりもずっと 高いことから、シリカのいくらかは活性形態にあって追加的カルシウムと結合す ると言った仮定に進展した。ゼオライトでない(non−zeolitic)シ リカが存在しているか否かを評価する目的で、実施例3のHZSCのサンプル( 空気と平衡状態に しておいた)にケイ素NMRにかけた。それぞれ−86.5および−91.1p pmの所に2つのゼオライトピークが存在するスペクトルを得た。−86.5p pmの所のピークはそれの前部に明確なショルダーを有し、このことは、−81 から−85ppmの所に追加的ピークが存在することを示していた(図2を参照 )。P型のゼオライトは典型的にほぼ100℃で乾燥させると擬似立方体から四 角形の単位格子対称に可逆的に歪むことがよく知られている。HZSCを脱水し てケイ素29SiNMRで再検査したところ、四角形単位格子材料はその時点で最 大ピークが−79.7ppmにまでダウンシフトし(downshifted) そして約−81から−85ppmの所に2番目の非常に非対称的なピークが存在 することが示され、これは、二次的なMAPゼオライトピークダウンシフティン グ(downshifting)と主要ゼオライトピークのショルダーとして− 81から−85ppmの所に以前に見られた未同定ピークの複合であると思われ た。湿った状態および乾燥した状態におけるゼオライトのピークの相対強度を比 較することで、上記−81から−85ppmの所のピーク(これはゼオライトの シリカと一緒にはシフトしない)はサンプルに含まれるケイ素全体の約10−1 5%を占めることが分かる。従って、総元素分析と比較することにより、pH1 0における交換で追加的ケイ素1個当たりに1.0から1.5個のカルシウムが 錯体を形成するであろうことが分かる。言い換えれば、骨組でないケイ素の各々 が持つ交換可能な電荷は1シリケート単位当たり2から3である。このことはシ リケート種が主に吸蔵されていることを示している。そのような吸蔵されたシリ ケート種は洗浄用溶液の比較的中性の水には存在することができず、明らかにゼ オライトの篭内に安定に存 在し得る。 実施例7 洗浄水に類似した混合物中でHZSCが水軟化剤として示す相対的性能(ゼオ ライトに対比させた)を評価する目的で、pHが10で35℃の混合カルシウム /マグネシウム溶液中で金属イオン封鎖試験を実施した。カルシウムとマグネシ ウムが1.03モル入っている溶液を1.5リットルの仕込み量で用いて、これ にグリセリン溶液を緩衝剤として入れてpHを10にした。Ca:Mgのモル比 を3:1にした。この試験硬度溶液(test hardness solut ions)を恒常温浴内で35℃に加熱し、この時点で試験金属イオン封鎖剤( 空気と平衡状態にしておいた)を0.45グラムの仕込み量で加えた後、この試 験混合物を、塔頂撹拌機を用いて200rpmの速度で撹拌した。全硬度濃度を Orion Model 720A pHメーターにつなげたOrion Mo del 9332BN全硬度用電極で監視した。金属イオン封鎖剤が硬度を「瞬 時」および「平衡状態」の両方で除去することは、それらが用いられる個々の環 境に応じてであるが、重要なパラメーターであり得る。15秒の時の硬度除去を 「瞬時」硬度除去の指示として採用しそして15分の時の読みを「平衡状態」特 性の尺度として採用した。 実施例1のMAP、実施例2のCOHおよび実施例3のHZSCに上記試験を 行い、その結果を表2に要約する。 表2 試験金属イオン封鎖剤が示す経時的硬度除去 サンプル 除去された硬度 除去された硬度 15秒 15分 MAP(実施例1) 18% 55% COH(実施例2) 6% 48% HZSC(実施例3) 48% 82% この試験は、実施例1のMAPが「瞬時」に示す速度は実施例2のCOHより も速いが比較的類似した「平衡状態」に到達することを示している。実施例3の HZSCは定性的に異なる挙動を示し、いずれのゼオライトサンプルよりもずっ と迅速でありかつずっと大きな硬度除去深度で平衡状態に達する。 実施例8 ゼオライトとシリケートの物理的混合物である金属イオン封鎖剤が実施例3の ハイブリッドゼオライト−シリカ組成物が示す例外的な性能を示し得るか否かを 確かめる目的で、実施例1のMAPとシリカを基とする最新技術の水軟化剤であ るSKS−6の90%/10%混合物を生成させて、それに実施例7の試験を行 った。15秒および15分の時の硬度除去読みはそれぞれ17%および58%で あり、MAPが示した金属イオン封鎖結果との差は若干のみであり、本ハイブリ ッド組成物が示す優れた性能からかけ離れていて全く類似していないことが示さ れた。 実施例9 ハイブリッドゼオライト−シリカ組成物を生成させる時に他のゼオライト骨組 を利用することができるか否かを確かめる目的で追加的合成実験を実施した。ゼ オライトAは洗剤ゼオライト産業の「標準」であることからこれを選択した。下 記の手順を用いてゼオライトAをメタカオリンから合成した。 750.0グラムの脱イオン水に微粉砕したMetamax(商標)メタカオ リンを75.0グラム入れてスラリー状にした。このスラリーにNaOH溶液( 150.0グラムの脱イオン水にNaOHを26.4グラム溶解させることで調 製)を加えた。この反応混合物をオートクレーブに入れて102℃で50時間撹 拌することで結晶化させた。この生成物を濾過して1000mlづつの脱イオン 水で2回洗浄した。次に、このサンプルを強制空気オーブンに入れて100℃で 一晩乾燥させた。この実施例の生成物はゼオライトAに特徴的な強くて明瞭なX RD粉末パターンを示した。次に、この材料に実施例7の硬度除去(hardn ess sequestration)試験を行った結果、15秒および15分 の時の硬度除去読みはそれぞれ10%および41%であった。 実施例10 ゼオライトAをゼオライト骨組成分として用いてハイブリッドゼオライト−シ リカ組成物を合成する目的で下記の手順を用いて新規なHZSC材料を調製した 。 522.8グラムの脱イオン水にNaOHを175.0グラムおよびN−Br and(商標)ケイ酸ナトリウムを99.0グラム溶解させることでアルカリ性 のケイ酸塩溶液を調製した。この混合物を混合しながら80℃に前以て加熱した 後、Metamax(商標)メタカオリンを109.5グラム加え、そしてこの 混合物を80℃の恒温浴内で1時間撹拌することで反応させた。その結果として 得た生成物を濾過し、1000mlづつの脱イオン水で3回洗浄した。次に、こ のサンプルを強制空気オーブンに入れて100℃で一晩乾燥させた。この実施例 の生成物はゼオライトAに特徴的な強くて明瞭なXRD粉末パターンを示した。 次に、この材料に実施例7の硬度除去試験を行った結果、15秒および15分の 時の硬度除去読みはそれぞれ43%および51%であり、このことは、硬度除去 がこの上の実施例のゼオライトAのそれよりも顕著に速くかつ実質的により完全 であることを示している。この新規なハイブリッド組成物は比較するゼオライト に比べて明らかに硬度除去の速度および量の両方の点で実質的な利点を与える。 実施例11 実施例3のHZSCに含まれる吸蔵されたシリケート種に匹敵する吸蔵シリケ ート種が存在するか否かを評価する目的でゼオライトAおよび実施例10のHZ SCに29Si NMRを受けさせた。比較NMRを図3として示す。ゼオライト Aは、水灰長石型材料とは異なり、−81から−85ppmの領域にピークを示 さず、ゼオライトAと実施例10のHZSCを比較することで、明らかに、実施 例3のHZSCに見られるようにシリケート種が吸蔵されていることが分かる。 −81から−85ppmの所の明瞭なピークは基本的なゼオライトAの構造に含 まれるシリカの約40%を占めており、これは、実際、空隙部の多くが物理的に 満たされていることで実施例10の材料の「平衡状態」金属イオン封鎖能力が制 限されるほど高いかもしれない。 実施例12(比較) 実施例3のHZSCに相当するHZSCを実質的量で製造しようとする最初の スケールアップ研究で、25ガロンのステンレス鋼製反応槽内で74.97ポン ドの脱イオン水と42.7ポンドの50%NaOH溶液と14.12ポンドのN −Brandケイ酸ナトリウムと20.0ポンドのLuminex(商標)ブラ ンドメタカオリンを一緒にして、そ の結果として生じた混合物を撹拌しながら周囲温度から72℃にまで持っていっ た。この混合物を激しい撹拌下72℃で8時間結晶化させた後、洗浄と濾過を数 個の大型鍋フィルター(pan filter)で行った(再スラリー化と実質 的過剰量の脱イオン水で濯ぐことを数回行うことを包含)。 この実施例の生成物が示した粉末XRDパターンは、水灰長石型構造を有する 高結晶性材料のパターンであり、実施例3のそれに一致していた。しかしながら 、ケイ素NMRで得られた−86.5ppmの所の主要なピークにショルダー( 非結晶性の吸蔵シリケートがHZSCに含まれることに関係して−81から−8 5ppmの所にピークが存在することを示す)が存在していなかった。HZSC で注目される向上したカルシウム容量(calcium capacity)を もたらすに必要な吸蔵シリケートがそのように存在しないことに注目して、実施 例5の手順に従って徹底的なカルシウム交換を実施した。徹底的な交換を行った サンプルの分析を行った結果、乾燥重量を基準にしてCaOが18.5%でSi O2が45.1%でAl23が34.0%であった。従って、この材料に含まれ るSiは約7.50meq/gでAlは6.67meq/gでCaは6.60m eq/gであった。Ca/Al(meq/g)の比率は1.0に近く、これは古 典的なゼオライトが示すアルミニウム部位上の高い度合の交換に一致しており、 錯体を形成するシリカの追加的効果を伴わない。カルシウム容量が6.0meq /gであることは、Si/Al比が1.10−1.15の古典的なゼオライトに 一致しており、HZSCに関係した7.0meq/gを越える充填率(load ings)には一致しない。 この実施例の生成物はゼオライトPの高アルミニウム版で、HZSCではない ことを確認した。このことは、規模を大きくしたがこの実施例の反応体およびそ れの比率ばかりでなく反応時間および温度は実施例3のそれと同じである点で、 驚くべきことであった。このように大きくしたロットの製造方法とそれに明らか に相当する実験室規模のロットの間の差を探求する時に一致しない点を注目した 。成功したHZSC調製では、その全部で、水と苛性とシリケートを混合して結 晶化温度に持って行って最終工程でメタカオリンを添加した。全体としての反応 が始まる前にシリケートの解重合を起こさせて主に単量体のシリケート単位を生 じさせることが必要な段階であるかもしれないこととアルミニウム源と反応させ る前に非常に高いアルカリ性のシリケート溶液を生成させておく必要があるかも しれないと言った仮定に進展した。このような研究の仮定を基に、以下の実施例 を実施した。 実施例13 添加/反応順が異なる以外は実施例12のそれと同じ混合物を調製した。この 上の実施例と同じ25ガロンのステンレス鋼製反応槽内で74.97ポンドの脱 イオン水と42.7ポンドの50%NaOH溶液と14.12ポンドのN−Br andケイ酸ナトリウムを一緒にして撹拌下で72℃に加熱した。平衡期間を3 0分間置いてシリケートの解重合を起こさせた後、20.0ポンドのLumin exブランドメタカオリンを加え、そしてその混合物を激しい撹拌下72℃で8 時間反応させた。次に、この反応時間後、生成物の洗浄と濾過を数個の大型鍋フ ィルターで行った(再スラリー化と実質的過剰量の脱イオン水で濯ぐことを数回 行うことを包含)。 この生成物が示した粉末XRDパターンは、水灰長石型構造を有する高結晶性 材料のパターンであり、実施例12のそれに一致していた。しかしながら、実施 例12とは異なり、ケイ素NMRは−81から−85ppmの所に明瞭なショル ダー(主要ピークに付随する)を示し、これはHZSCに特徴的である。追加的 に、元素分析は、Si/Al比が特徴的に高く(Si/Al=1.20)かつナ トリウムのレベルがモルケイ素含有量(molar silicon cont ents)(Na/Si=1.01)に近くてモルを基準にすると特徴的にナト リウムの方がアルミニウムよりも過剰である(Na/Al=1.21)ことを示 していた。 NMRでシリケートが吸蔵されていることが示されたことに伴って、徹底的な カルシウム交換を実施例12と同様に実施した。徹底的な交換を行ったサンプル の分析を行った結果、乾燥重量を基準にしてCaOが23.8%でSiO2が4 3.2%でAl23が31.4%であった。従って、この材料に含まれるSiは 約7.20meq/gでAlは6.16meq/gでCaは8.49meq/g であった。Ca/Al(meq/g)の比率は1.4に近く、これはHZSCの それに一致していて、ゼオライトのそれ(実施例12に示すように1.0に制限 される)には一致していなかった。カルシウム容量は8.5meq/gに近く、 このことはHZSCに一致していて、ゼオライトで言及した理論的限界である7 .0meq/gには一致しない。 この実施例の生成物はHZSCであることを確認し、実施例12で調製した如 き単なるゼオライトPの高アルミニウム版ではないことを確認した[両方とも同 じ反応体、反応時間および温度そして結晶化/洗浄装 置を用いて調製したにも拘らず]。従って、HZSCを生成させるには反応体の 添加順そして恐らくはシリケートの完全な解重合を起こさせることが絶対的に必 要であることは明らかである。 実施例14 HZSCを生成させる時にメタカオリン以外のアルミニウム源を用いることが できることを立証しようとする試みで、14.0kgの脱イオン水にNaAlO2 を2.95kg溶解させることでSi/Alが1:1に近い総組成を有するア ルミノシリケートゲルを調製した。これにN−Brand(商標)ケイ酸ナトリ ウムを7.45kg加えた。−得られたゲルを高せん断ブレードで撹拌して均一 に見える粘ちょう度にした。この均一にしたゲルをステンレス鋼製鍋に注ぎ込ん で100℃のオーブン内で一晩乾燥させた。この乾燥させたゲルの一部を微粉砕 してHZSC反応体として用いた。600グラムの脱イオン水にNaOHを89 グラムおよびN−Brand(商標)ケイ酸ナトリウムを88グラム溶解させて 撹拌下で72℃の温度に持っていった。平衡状態になった後、その混合物に撹拌 下で上記アルミノシリケート反応体(ゲルを乾燥させた物)を160グラム加え て、72℃で5.5時間結晶化させた。このサンプルを過剰量の脱イオン水で洗 浄して真空濾過した後、100℃で一晩乾燥させた。この材料が示したXRD粉 末パターンは高結晶性の水灰長石型構造のパターンであり、この上の実施例のそ れに一致していた。ケイ素NMRスペクトルは主ピークに明瞭なショルダーが− 81から一85ppmの所に存在することを示しており、これはHZSCに特徴 的である。 この実施例に従って製造したHZSC材料に実施例7で挙げた手順に 従う試験を受けさせた。 得た結果は、この実施例で得た材料は実施例3の新規材料が示したのと同様に 15秒の時に同じく迅速な除去、即ち48%の除去率を示しかつ15分の時の除 去率は82%であることを示していた。 従って、この実施例は、本発明の新規なシリケートゼオライトハイブリッド材 料の合成でメタカオリン以外のアルミニウム源を用いることも可能であることを 立証している。 上記実施例は、多価カチオンとの錯体形成で顕著な速度と完全性を示す新規な 種類の材料[ハイブリッドゼオライトーシリカ組成物(HZSC)で表す]が生 成することを立証している。これは水軟化/洗剤混和剤用途で用いるに特に有用 である。このような特性はゼオライトの篭が小型の高度に帯電した活性シリケー ト種を中に入れて安定にする能力を有することで引き出されると思われる。ゼオ ライトの骨組および中に入っているシリケート単位が協力してゼオライトが示す 特性でもシリケートが示す特性でもこの2つの物理的ブレンド物が示す特性でも ない特性を示す新規な種類のハイブリッド組成物として働く。このような技術は 、疑いもなく、他のゼオライトベースストック(basestocks)および 水の軟化以外の錯体形成過程の両方に拡張可能である。 29Si NMRの約−81から−85ppmの所のピークは本発明の新規な組 成物に存在する吸蔵されたシリケート種によるものであることを更に立証する目 的で、Crosfieldが商標Zeocros 180およびDoucil A−24の下で市販している2種類のMAP製品のサンプルを入手して、それら に試験を受け取ったままの状態で行った。両サンプルが示したXRD粉末パター ンは、14.0、24.3お よび25.1度2シータの所にピークが見られることで明らかなようにヒドロキ シソ−ダライト(hydroxysodalite)が測定可能量で存在するこ とを示していた(図4a、b)。高アルミニウムゼオライトPのサンプルをハデ ンの方法(米国特許第3,112,176号)に従って製造した。このサンプル にはXRDで測定してソーダライトが認められるほどの量で含まれていないこと を確認した。HZSCの代表的なサンプル(実施例3および13のサンプルを包 含)をXRDで検査したところ、いずれの場合にもソーダライトは測定可能量で 存在していなかった。 次に、ハデンの方法で生成させた如き高純度のMAPに29Si NMR分析を 行った。これには−81から−85ppmの所に位置するHZSCに特徴的なシ ョルダーが存在していなかった(図5a)。 Carr,S.W.、Gore,B.およびAnderson,M.W.の出 版物であるChem Mater.、1997、9巻の1927−1932頁に 、受け取ったままのCrosfield MAP類にはHZSCに特徴的なNM Rショルダーに近いショルダーが含まれていると記述されている。ハデンの高純 度MAPにはそのようなショルダーは全く存在していないことから、Carr他 が主張しているショルダーの代わりの説明は表面のヒドロキシル基によるもので はないかと言うことを探求した。 ヒドロキシソーダライトのサンプルを入手し、これは約−85.0ppmの所 を中心とする大きなNMRピークを1つ示すことを確認した。ソーダライトに関 して公開された値は約−83.5から−85ppmに及んで多様であり、このよ うな変動は概して正確な水和度によるもので ある(High Resolution Solid State NMR o f Silicates and Zeolites,G.Engelhard t 及び D.Michel,John Wiley & Sons, Chi chester, 1987参照 )このヒドロキシソーダライトを高純度のMA Pに1%のレベルで添加すると、結果として、商業的Crosfield製品の ソーダライト混入MAPのXRDパターン(図4a、b)と本質的に同じXRD パターン(図4c)がもたらされた。この混合物に29Si NMR分析を行って 、それをハデンの高純度MAP、ソーダライト混入Crosfield MAP および実施例3のHZSCと対比させた。高純度のMAPは−83ppmの領域 にショルダー(Carr他が示した)を全く示さなかった(図5a参照)。ソー ダライトを1%添加すると、ソーダライト混入Crosfield製品のそれ( 図5d)と本質的に同じ(弱いが)ショルダーを有するスペクトル(図5c)が もたらされた。従って、Carr他の観察の最も妥当な説明は受け取ったままの Crosfield MAPにはソーダライトが混入していると言った説明であ ることを立証している。HZSCはそのような混入物を含有していないが、それ でも特徴的なNMRショルダーを含む。このショルダーを吸蔵されたシリケート に割り当てるのが最も妥当であり、これは、また、ソーダライトは全く存在しな いことから上記レジーム(regime)で予測されることでもある。 本発明のHZSC材料を組み込んだ洗剤組成物は、典型的に、界面活性剤を必 須成分として約0.5%から約98%および洗剤混和剤(detergency builders)(本発明のHZSCを包含)を約2%から約99.5%含 有する。 本発明の範囲内の典型的な洗濯用洗剤組成物に含める界面活性剤の量を約0. 5%から約30%にしそして洗剤混和剤(HZSCを包含)全体の量を約5%か ら約80%にする。この混和剤成分の中の本発明のHZSCの量を混和剤成分の 約20重量%から100重量%にして混和剤成分の残りを任意の公知混和剤にし てもよい。 本明細書の洗剤組成物にまた幅広く多様な追加的任意成分を約5重量%から9 5重量%の量で含めることも可能である。そのような任意成分には、例えば追加 的洗剤混和剤、キレート剤、酵素、生地白色化剤およびブライトナー(brig hteners)、サジングコントロール(sudzing control) 剤、溶媒、ヒドロトロープ(hydrotropes)、漂白剤、漂白剤前駆体 、緩衝剤、汚れ除去/抗再付着剤、汚れ解放剤、生地軟化剤、香料、着色剤およ び不透明化剤などが含まれ得る。数多くのそのような追加的任意成分を本明細書 の以下により詳細に記述する。 本発明の洗剤組成物はいろいろな物理的固体形態で調製可能である。 本発明の洗剤組成物は特に洗濯用途で用いるに適切である。 本発明の洗剤組成物を用いる洗濯方法では、典型的な洗濯用洗浄水溶液に本発 明のHZSC混和剤を約0.1重量%から約1重量%含有させる。 本明細書では、また、本HZSC材料を洗濯添加剤組成物に入れる混和剤とし て用いることも可能である。本発明の洗濯添加剤組成物に本HZSCを必須成分 として約2重量%から約99.5重量%含めそして更に界面活性剤、代替混和剤 、酵素、生地白色化剤およびブライトナー、サジングコントロール剤、溶媒、ヒ ドロトロープ、漂白剤、漂白剤前駆 体、緩衝剤、汚れ除去/抗再付着剤、汚れ解放剤、生地軟化剤、香料、着色剤、 不透明化剤およびこのようなアジュバント(adjuvants)の混合物から 成る群から選択される洗濯アジュバントを約0.5重量%から98重量%含める 。そのようなアジュバントは、それらを本明細書の洗剤に入れて用いるか或は洗 濯添加剤組成物に入れて用いるかに拘らず、そのような組成物中でそれらに期待 される機能を果す。数多くのそのようなアジュバントの多くを以下により詳細に 記述する。界面活性剤 本発明の洗剤または洗濯添加剤組成物では多様な種類の界面活性剤を用いるこ とができる。有用な界面活性剤にはアニオン性、ノニオン性、両性、双性イオン およびカチオン性界面活性剤または上記材料の混合物が含まれる。洗濯用途の洗 剤組成物は典型的にアニオン界面活性剤か、アニオン界面活性剤とノニオン界面 活性剤の混合物か或はカチオン界面活性剤を約5%から約30%含有する。 本明細書の洗剤および洗濯添加剤組成物に入れて用いるに有用ないろいろな種 類の界面活性剤の例は下記の通りである。 この種類の界面活性剤にはモノカルボン酸のアルカリ金属塩(石鹸)、例えば 炭素原子を約8から約24個、好適には炭素原子を約12から約18個含む高級 脂肪酸のナトリウム、カリウム、アンモニウムおよびアルキロールアンモニウム 塩などが含まれる。適切な脂肪酸は天然源、例えば植物または動物エステル(例 えばパーム油、ココナッツ油、ババス(babassu)油、大豆油、ひまし油 、獣、鯨および魚油、グリース、ラードおよびそれらの混合物)などから入手可 能である。脂肪酸をまた合成で調製することも可能である(例えば石油の酸化で か、或はF ischer−Tropsch方法による一酸化炭素の水添などで調製可能であ る)。樹脂酸、例えばロジンなど、そしてトール油に入っているそのような樹脂 酸も適切である。また、ナフテン酸も適切である。ナトリウムおよびカリウム石 鹸は、油脂の直接的鹸化でか或は個別の製造方法で調製した遊離脂肪酸の中和で 製造可能である。ココナッツ油および獣脂から得られる脂肪酸混合物のナトリウ ム塩およびカリウム塩、即ちナトリウムもしくはカリウムの獣脂石鹸およびココ ナッツ石鹸などが特に有用である。また、石鹸および脂肪酸は沈澱で多価イオン を除去することから、それらも洗剤組成物に入れる洗剤混和剤として働く。 また、アニオン界面活性剤には水溶性の塩、特に有機硫黄反応生成物(分子構 造中に炭素原子を約8から約22個含むアルキル基とスルホン酸もしくは硫酸の エステル基を有する)のアルカリ金属塩およびエタノールアミン塩も含まれる。 (用語「アルキル」にはアルキルアリール基のアルキル部分も含まれる)。石鹸 でないアニオン界面活性剤のそのような基の例はアルキルスルフェート類、特に 高級アルコール類(C8−C18炭素原子)の硫酸化で得られるアルキルスルフェ ート類;アルキル基が炭素原子を約9から約15個含んでいて直鎖または分枝鎖 構造を有するアルキルベンゼンスルホネート類、アルキルグリセリルエーテルス ルホン酸ナトリウム;脂肪酸モノグリセリドのスルホネート類およびスルフェー ト類;C12-18アルコールを1モルとエチレンオキサイドを約1から6モル反応 させた生成物の硫酸エステル、そしてアルキル基が炭素原子を約8から約12個 含んでいてエチレンオキサイド単位が1分子当たり約1から約10単位存在する アルキルフェノールエチレンオキサイドエーテルスルフェートの塩である。 石鹸でないアニオン界面活性剤の追加的例は、脂肪酸をイセチオニックァシッ ド(isethionic acid)でエステル化して水酸化ナトリウムで中 和した反応生成物(上記脂肪酸は例えばココナッツ油から得られたものである) 、そしてメチルラウリド(lauride)の脂肪酸アミドのナトリウムまたは カリウム塩(上記脂肪酸は例えばココナッツ油から得られたものである)である 。 更に別のアニオン界面活性剤にはスクシナメート(succinamates )と表示される種類が含まれる。この種類には、二ナトリウムN−オクタデシル スルホスクシナメート;四ナトリウムN−(1,2−ジカルボキシエチル)−N −オクタデシルスルホ−スクシナメート;ナトリウムスルホこはく酸のジアミル エステル;ナトリウムスルホこはく酸のジヘキシルエステルおよびナトリウムス ルホこはく酸のジオクチルエステルなどの如き表面活性剤が含まれる。 本発明の洗剤または洗濯添加剤組成物ではまたアニオン性のホスフェート界面 活性剤も有用である。それらは、疎水性部分に連結しているアニオン性の可溶化 基(solubilizing group)が燐のオキシ酸である実質的な洗 剤能力を有する表面活性物質である。より一般的な可溶化基は−−SO4H,− SO.H,および−CO2Hである。アルキルホスフェートエステル、例えば( R−O).PO.HおよびROPO.H2[ここで、Rは、炭素原子を約8から 約20個含むアルキル鎖を表す]などが有用である。 アルキレンオキサイド単位、例えばエチレンオキサイド単位を分子中に1から 約40単位含めることによりそのようなエステルを変性することも可能である。 本明細書の組成物に組み込むに特に有用なアニオン界面活性剤はアルキルエー テルスルフェート類である。アルキルエーテルスルフェート類はエチレンオキサ イドと炭素原子数が約10から約20の一価アルコールの縮合生成物である。R の炭素原子数は好適には12から18である。このアルコール類は脂肪、例えば ココナッツ油または獣脂から誘導可能であるか、或は合成品であってもよい。上 記アルコールを0.5から30、特に1から6モル分率のエチレンオキサイドと 反応させ、得られた分子種の混合物(例えばエチレンオキサイドの平均モル数が アルコール1モル当たり3から6モル)に硫酸化を行った後、中和する。 他の適切なアニオン界面活性剤は炭素原子数が約12から約24のオレフィン スルホネート類およびパラフィンスルホネート類である。 アルコキシル化を行った(alkoxylated)ノニオン界面活性剤は、 幅広い意味で、アルキレンオキサイド基(性質が親水性)と疎水性有機化合物( 性質が脂肪族またはアルキル芳香族であり得る)の縮合で生じる化合物であると 定義可能である。個々の任意疎水基と一緒に縮合させる親水性基またはポリオキ シアルキレン基の長さは、親水性要素と疎水性要素の間の所望均衡度を有する水 溶性の化合物がもたらされるように容易に調整可能である。 アルコキシル化を行ったノニオン性界面活性剤には下記が含まれる: (1)直鎖または分枝鎖構造の炭素原子数が8から22の脂肪族アルコールをア ルコール1モル当たり約5から約20モルのエチレンオキサイドと一緒に縮合さ せた生成物。 (2)アルキルフエノール類のポリエチレンオキサイド縮合物、例えば直鎖また は分枝鎖構造の炭素原子数が約6から12のアルキル基を有す るアルキルフェノールとエチレンオキサイドをエチレンオキサイドをエチレンオ キサイドがアルキルフェノール1モル当たり約5から約25モルの量になるよう に存在させて縮合させた生成物[上記化合物のアルキル置換基は例えばプロピレ ン、ジイソブチレン、オクテンまたはノネンなどの重合で生じたものであっても よい]。 (3)反応性水素を有する化合物、例えばグリコール類およびアミン類などとプ ロピレンオキサイドの反応で生成する生成物とエチレンオキサイドの縮合で得ら れる材料、例えばエチレンジアミンとプロピレンオキサイドの反応生成物で構成 させた疎水性基材とエチレンオキサイドを反応させる結果として生じるポリオキ シエチレンを約40重量%から約80重量%含有する化合物など。 非極性のノニオン界面活性剤にはアミンオキサイド類および対応するホスフィ ンオキサイド類が含まれる。有用なアミンオキサイド界面活性剤には式R123 N−>O[式中、R1は炭素原子を約10から約28個とヒドロキシ基を0から 約2個とエーテル結合を0から約5個含むアルキル基であるがR1の少なくとも 一部分は炭素原子を約10から約18個含むアルキル基であり、そしてR2およ びR3は炭素原子を1から約3個含むアルキル基およびヒドロキシアルキル基か ら成る群から選択される]で表される界面活性剤が含まれる。 アミンオキサイド界面活性剤の具体例にはジメチルドデシルアミンオキサイド 、ジメチルテトラデシルアミンオキサイド、エチルメチルテトラデシルアミンオ キサイド、セチルジメチルアミンオキサイド、ジエチルテトラデシルアミンオキ サイド、ジプロピルドデシルアミンオキサイド、ビス−(2−ヒドロキシエチル )−ドデシルアミンオキサイド、ビ ス−(2−ヒドロキシプロピル)−メチルテトラデシルアミンオキサイド、ジメ チル−(2−ヒドロキシドデシル)アミンオキサイド、および上記化合物の相当 するデシル、ヘキサデシルおよびオクタデシル同族体が含まれる。 追加的ノニオン界面活性剤にはアルキルグルコシド類およびアルキルアミド類 が含まれる。 双性イオン界面活性剤には脂肪族の第四級アンモニウム、ホスホニウムおよび スルホニウム化合物の誘導体(脂肪族部分は直鎖または分枝鎖であってもよく、 そして脂肪族置換基の1つは炭素原子を約8から24個含みそして1つはアニオ ン性の水可溶化基を含む)が含まれる。特に好適な双性イオン材料はエトキシル 化したアンモニウムスルホネート類およびスルフェート類である。また、アンモ ニオアミデート類(ammonioamidates)も有用な双性イオン界面 活性剤である。 両性の界面活性剤には脂肪−複素環式第二級および第三級アミン類の誘導体( 脂肪族部分は直鎖または分枝鎖であってもよく、そして脂肪族置換基の1つは炭 素原子を約8から約24個含みそして少なくとも1つの脂肪族置換基がアニオン 性の水可溶化基を含む)が含まれる。 カチオン界面活性剤には、カチオン中に疎水性の有機基が1つ以上存在しそし て一般的には酸基と結合する第四級窒素が存在することで特徴づけられる幅広く 多様な化合物が含まれる。また、五価の窒素環化合物も第四級窒素化合物である と見なされる。適切なアニオンはハロゲン化物、メチル硫酸塩および水酸化物で ある。第三級アミン類は、洗濯用溶液のpH値が約8.5未満の時、カチオン界 面活性剤に類似した特性を示し得る。 カチオン界面活性剤をアニオン界面活性剤および特定の洗剤混和剤(ポリカル ボキシレート類を包含)と組み合わせて用いる場合には相溶性を考慮する必要が ある。一般にアニオン界面活性剤およびポリカルボキシレート類と相溶する種類 のカチオン界面活性剤はC8-18アルキルトリC1-3アルキルアンモニウムクロラ イドまたはメチルスルフェートである。 本発明の洗剤および洗濯添加剤組成物に、場合により、HZSC材料に加えて 洗剤混和剤を含めてもよい。 米国特許第4,663,071号に記述されているエーテルカルボキシレート 化合物または混合物が有用である。洗剤混和剤である適切なポリカルボキシレー トには、クエン酸、アスコルビン酸、フィチン酸、メリト酸、ベンゼンペンタカ ルボン酸、オキシジ酢酸、カルボキシメチル−オキシこはく酸、カルボキシメチ ルオキシマロン酸、シス−シクロヘキサンヘキサカルボン酸、シス−シクロペン タンテトラカルボン酸およびオキシジこはく酸の酸形態およびアルカリ金属塩、 アンモニウム塩および置換アンモニウム塩が含まれる。また、ポリカルボキシレ ートポリマー類およびコポリマー類も適切である。特にアクリル酸のポリマー類 およびそれの塩そしてアクリル酸とマレイン酸のコポリマー類およびそれらの塩 が適切であり、それらは洗浄用溶液に入っている粒子状材料の分散剤として働く 。 本発明の洗剤および洗濯添加剤組成物にポリアセタールカルボキシレート類を 組み込むことも可能である。 また、3,3−ジカルボキシ−4−オキサ−1,6−ヘキサンジオエート類お よび関連化合物も本発明の洗剤および洗濯添加剤組成物に入れるに適切である。 また、適切なエーテルポリカルボキシレート類には環状化合物、特に脂環式化 合物も含まれる。 [ここで、 Mは水素または塩を形成する基である] を2つ以上有する大きな範囲の有機化合物が含まれる。適切なホスホネート類に はエタン−1−ヒドロキシ−1,1−ジホスホネート類、エタンヒドロキシ−1 ,1,2−トリホスホネート類、そしてそれらのオリゴマー状エステル鎖縮合物 が含まれる。本発明の組成物で用いるに適切なポリホスホネート類には、また、 窒素含有ポリホスホネート類、例えばエチレンジアミンテトラキス(メチレン− ホスホン)酸およびジエチレントリアミンペンタキス(メチレン−ホスホン)酸 、そしてそれらのアルカリ金属塩、アンモニウム塩および置換アンモニウム塩も 含まれる。他の燐含有化合物と共通して、ホスホネート類の組み込みは政府の規 則で制限または禁止される可能性がある。 C8-24アルキルモノカルボン酸およびそれの可溶塩は界面活性剤特性を示すこ とに加えて洗剤混和剤機能も果す。また、C8-24アルキル置換、アルケニル置換 、アルコキシ置換およびチオ置換アルキルジカルボン酸化合物、例えば4−ペン タンデセン−1,2−ジカルボン酸などそしてそれらの塩類および混合物も有用 な任意の洗剤混和剤である。 本発明の洗剤および洗濯添加剤組成物に入れるに有用な無機の洗剤混和剤には アルカリ金属の燐酸塩、アルミノケイ酸ナトリウム(HZSCを包含)、アルカ リ金属のケイ酸塩およびアルカリ金属の炭酸塩が含ま れ、それらを一緒にして0重量%から約75重量%の全体レベルで用いる。 洗剤混和剤である燐酸塩にはアルカリ金属のオルト燐酸塩(多価金属カチオン を洗濯溶液から沈澱で除去する)およびポリ燐酸塩、例えばピロ燐酸塩、ポリト リ燐酸塩および水溶性のメタ燐酸塩など(多価金属カチオンを可溶錯体塩または 沈澱する不溶の錯体塩の形態で封鎖する)が含まれる。粒状の洗剤および洗濯添 加剤組成物ではピロ燐酸ナトリウムおよびポリトリ燐酸ナトリウムが特に適切で あるが、その度合は、政府の規則で燐含有化合物をそのような組成物に入れて用 いることが制限も禁止もされていない度合までである。燐含有化合物の組み込み が制限されている領域で用いるに特に適合した本発明の粒状洗剤および洗濯添加 剤組成物態様では、これに含める燐の全体量を低くし、好適には本質的に燐を含 めない。 他の任意混和剤材料には、HZSC以外のイオン交換用材料であるアルミノシ リケート、例えばHZSC以外の結晶性ゼオライト類、および非晶質アルミノシ リケート類が含まれる。 利用できる例はゼオライトA、ゼオライトB(またゼオライトPとも呼ばれる )、通常のMAPおよびゼオライトXの商標のものである。 他の任意混和剤にはアルカリ金属のケイ酸塩が含まれる。適切なアルカリ金属 のケイ酸塩には、SiO2とアルカリ金属酸化物のモル比が約1:1から約4: 1の範囲のものである。本明細書で用いるに適切なアルカリ金属のケイ酸塩には 、例えば下記の反応: に従って二酸化ケイ素とアルカリ金属の酸化物または炭酸塩の組み合わせをいろ いろな比率で一緒に融合させることで作られた市販調合物が含まれる。 SiO2:Na2Oのモル比で表されるmの値は、提案されるケイ酸ナトリウム の使用に応じて、約0.5から約4の範囲である。本明細書で用いる如き用語「 アルカリ金属のケイ酸塩」は、SiO2とアルカリ金属酸化物の比率が如何なる 比率であってもよいケイ酸塩固体を指す。ケイ酸塩固体は通常高いアルカリ度含 有量(alkalinity content)を有することに加えて水和水が しばしば存在しており、例えばメタケイ酸塩の場合には水の分子が5、6または 9分子存在し得る。粒状の洗濯用洗剤組成物ではSiO2:Na2Oモル比が約1 .5から約3.5のケイ酸ナトリウム固体が好適である。 洗剤または洗濯添加剤組成物が用いられる洗濯機の金属部分に保護を与える腐 食抑制剤としてしばしばケイ酸塩固体が粒状洗剤または洗濯添加剤組成物に添加 される。ケイ酸塩は、また、ランピング(lumping)およびケーキング( caking)を避けることが非常に望まれる洗剤または洗濯添加剤粒子にある 度合のクリスプネス(crispness)および注ぎ込み性を与える目的でも 用いられてきた。 炭酸塩イオンはカルシウムおよびマグネシウムイオンを洗浄用溶液から沈澱で 除去する能力を有することから、アルカリ金属の炭酸塩は、本発明の粒状洗剤ま たは洗濯添加剤組成物に洗浄用溶液のアルカリ度源として入れるに有用である。 無機燐酸塩を含有させない好適な粒状組成物は、炭酸ナトリウムを約8重量% から約40重量%と本発明の新規なHZSCを0重量%から約 30重量%とケイ酸ナトリウム固体を約0.5重量%から約10重量%とエーテ ルカルボキシレート化合物を約5重量%から約35重量%と界面活性剤を約10 重量%から約25重量%含有させた組成物である。追加的任意成分 本発明の粒状洗剤または洗濯添加剤組成物にスルフェート類、ボレート類、パ ーボレート類(有機パーオキシ酸の塩)、パーオキシ漂白剤(peroxy b leach)前駆体、活性化剤および水和水などの如き材料を含めてもよい。 本発明の洗濯添加剤組成物に水および他の溶媒を含めてもよい。低分子量のピ ソプロパノール(pisopropanol)が適切である。界面活性剤を溶解 させるには一価アルコール類が好適であるが、炭素原子を2から約6個とヒドロ キシ基を2から約6個含むポリオール類も使用可能であり、これは酵素の安定性 を向上させ得る。ポリオール類の例にはプロピレングリコール、エチレングリコ ール、グリセリンおよび1,2−プロパンジオールが含まれる。エタノールが特 に好適なアルコールである。 本発明の洗剤または洗濯添加剤組成物にまた蛋白分解性および澱粉分解性酵素 、生地白色化剤および光学ブライトナー、サジングコントロール剤、ヒドロトロ ープ、例えばトルエン、キシレンもしくはクメンスルホン酸ナトリウムなど、香 料、着色剤、不透明化剤、抗再付着剤およびアルカリ度調節または緩衝剤、例え ばモノエタノールアミンおよびトリエタノールアミンなどの如き材料を含めるこ とも可能である。このような材料の使用は洗剤技術で公知である。 本発明の洗剤および洗濯添加剤組成物に、また、泥の汚れを除去し/ 再付着を防止する利点を与える材料を組み込むことも可能である。このような泥 の汚れを除去し/再付着を防止する作用剤を通常は本組成物の約0.1重量%か ら約10重量%のレベルで含める。 泥の汚れを除去し/再付着を防止する作用剤の好適な1群はエトキシル化した アミン類である。泥の汚れを除去し/再付着を防止する作用剤の別の好適な群は カチオン性化合物である。使用可能な他の、泥の汚れを除去し/再付着を防止す る作用剤には、エトキシル化したアミンのポリマー類が含まれる。また、再付着 を防止しかつ他の利点を与えるポリエチレングリコールを組み込むことも可能で ある。 汚れ解放剤、例えばポリエステル生地の油汚れを低くすると本技術分野で開示 された如き汚れ解放剤も本発明の洗剤および洗濯添加剤組成物に入れて用いるに 有用である。汚れ解放剤としての例はエチレンテレフタレートとポリエチレンオ キサイドテレフタレートのコポリマー類である。また、汚れ解放剤であるセルロ ースエーテルおよびブロックポリエステル化合物も洗剤および洗濯添加剤組成物 に入れる汚れ解放剤として用いるに有用である。 本明細書の洗剤および洗濯添加剤組成物にまた場合により1種以上のキレート 剤(鉄およびマグネシウムと一緒にキレート化合物を形成する)を含めることも 可能である。そのようなキレート剤はアミノカルボキシレート類、アミノホスホ ネート類、多官能置換芳香族キレート剤およびそれらの混合物から成る群から選 択可能であり、これらは全部本明細書の以下に定義する如きである。 本発明の組成物に入れる任意のキレート剤として用いるに有用なアミノカルボ キシレート類には、エチレンジアミン−テトラアセテート類、 N−ヒドロキシエチルエチレンジアミントリアセテート類、ニトリロトリアセテ ート類、エチレンジアミンテトラプロピオネート類、ジエチレントリアミンペン タアセテート類およびエタノールジグリセリン類が含まれる。 本発明の組成物では、少なくとも燐全体を洗剤組成物に低いレベルで入れるこ とが許される場合には、また、アミノホスホネート類をキレート剤として用いる のも適切である。化合物にはエチレンジアミンテトラキス(メチレンホスホネー ト)類、ニトリロトリス(メチレンホスホネート)類およびジエチレントリアミ ンペンタキス(メチレンホスホネート)類が含まれる。好適には、このアミノホ スホネート類は炭素原子数が約6を越えるアルキル基もアルケニル基も含まない ものである。サブストラクチャー(substructures)によってアル キレン基を共有させてもよい。 また、多官能置換芳香族キレート剤も本明細書の組成物で用いるに有用である 。この種類の好適な化合物(酸形態)は、特に、ジヒドロキシジスルホベンゼン 類および1,2−ジヒドロキシ−3,5−ジスルホベンゼン、或は他のジスルホ ン化(disulfonated)カテコール類である。アルカリ性の洗剤組成 物にはそのような材料をアルカリ金属塩、アンモニウム塩または置換アンモニウ ム塩(例えばモノもしくはトリエタノールアミンの塩)の形態で含めてもよい。 任意のキレート剤を用いる場合には、一般に、これが本明細書の洗剤または洗 濯添加剤組成物の約0.1重量%から10重量%を構成するようにする。より好 適には、キレート剤が上記組成物の約0.75重量%から3重量%を構成するよ うにする。 本発明の洗剤および洗濯添加剤組成物にまた無機もしくは有機パーオキシ漂白 剤を包含する漂白剤系(bleach system)を含めることも可能であ り、好適な組成物では、有機パーオキシ酸である漂白剤前駆体を含める。適切な 無機過酸素漂白剤には過ホウ酸ナトリウムの一水化物および四水化物、過炭酸ナ トリウム、過ケイ酸ナトリウム、および尿素−過酸化水素付加生成物、そしてク ラスレイト(clathrate)、4Na2SO4:2H22:1NaClが含 まれる。適切な有機漂白剤にはパーオキシラウリル酸、パーオキシカプリル酸、 パーオキシノナン酸、パーオキシデカン酸、ジパーオキシドデカンニ酸、ジパー オキシアゼライン酸、モノ−およびジパーオキシフタル酸、そしてモノ−および ジパーオキシイソフタル酸が含まれる。このような漂白剤を本発明の洗剤および 洗濯添加剤組成物に一般に約5重量%から約50重量%、好適には約10重量% から約25重量%のレベルで存在させる。 本発明の洗剤および洗濯添加剤組成物にまた有機パーオキシ酸である漂白剤前 駆体を約0.5重量%から約10重量%、好適には約1重量%から約6重量%の レベルで含めることも可能である。適切な漂白剤前駆体には、例えば過酢酸漂白 剤前駆体、例えばテトラアセチルエチレンジアミン、テトラアセチルメチレンジ アミン、テトラアセチルヘキシレンジアミン、p−アセトキシベンゼンスルホン 酸ナトリウム、テトラアセチルグリコリル、ペンタアセチルグルコース、オクタ アセチルラクトース、およびo−アセトキシ安息香酸メチルなどが含まれる。ア ルキル基Rは線状であるか或は分枝していてもよく、好適な態様では炭素原子を 7から9個含む。 本明細書では漂白剤前駆体(活性化剤)を通常は微細な漂白剤活性化 剤と結合剤を含んで成る粒子の形態で添加する。この結合剤を一般的にはノニオ ン性界面活性剤、例えばエトキシル化獣脂アルコール類、ポリエチレングリコー ル類、オニック(onic)界面活性剤、フィルムを形成するポリマー類、脂肪 酸、およびそれらの混合物から選択する。ノニオン界面活性剤である結合剤が非 常に好適であり、漂白剤活性化剤を結合剤と一緒に混合してラジアル(radi al)押出し加工機で細長い粒子の形態に押出し加工する。別法として、漂白剤 活性化剤粒子をスプレー乾燥で調製することも可能である。 本発明の新規なハイブリッドゼオライト組成物は、洗剤および洗濯添加剤組成 物に入れる混和剤として利用することができることに加えて、また、水の硬度を 除去することが求められている他の状況で用いることも可能である。従って、例 えば、本明細書のHZSC組成物を水軟化剤組成物、装置および方法で用いるこ とも可能である。この材料はまたボイラースケール除去用組成物および方法で用 いるにも有用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 09/030,418 (32)優先日 平成10年2月25日(1998.2.25) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 カラン,ジヤクリーン・エス アメリカ合衆国ニユージヤージイ州07016 クランフオード・ハミルトンアベニユー30 (72)発明者 ベル,バレリー・エイ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州08820 ―1035エデイソン・ウツドランドアベニユ ー1845

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 結晶性ゼオライト系アルミノシリケートと吸蔵されたシリケートを含ん で成るハイブリッド組成物であって、上記ゼオライト系アルミノシリケートの結 晶中の電荷を誘発するアルミニウムの量を越えてカルシウムイオンを封鎖する能 力を有することを特徴とするハイブリッド組成物。 2. カルシウムイオンを封鎖する上記能力が上記ゼオライト系アルミノシリ ケートで可能な理論的限界を越えている請求の範囲第1項記載の組成物。 3. 結晶性アルミノシリケートゼオライト系モレキュラーシーブ組成物であ って、2から3の範囲のSiO2/Al23モル比を有するゼオライト系モレキ ュラーシーブが示すx線粉末回折パターンを示しかつ上記ゼオライト系モレキュ ラーシーブの骨組内のシリカに加えて吸蔵されたシリケートを含んでいて上記吸 蔵されたシリケートが29Si NMRで検出可能で特徴的な29Si NMRピー クが−81から−85ppmの所またはほぼ−81から−85ppmの所に位置 する組成物。 4. SiO2全体がX線回折とx線蛍光化学分析と29Si NMR分析の比 較で測定した時に該モレキュラーシーブの骨組SiO2の1.02から1.50 倍である請求の範囲第3項記載の組成物。 5. SiO2全体がx線回折とx線蛍光化学分析と29Si NMR分析の比 較で決定した時に該モレキュラーシーブの骨組SiO2の1.10から1.3倍 である請求の範囲第4項記載の組成物。 6. 3未満のSiO2/Al23比を有するモレキュラーシーブと吸蔵され たシリケートを含んで成る合成ゼオライト系アルミノシリケー トモレキュラーシーブ組成物であって、pHが12より高くてシリカ含有量が高 いケイ酸ナトリウムの溶液にアルミニウム源を添加して30から85℃の温度で 少なくとも30分間熟成させ、得られた混合物をモレキュラーシーブの結晶が生 成するまで加熱した後に水で洗浄して可溶なナトリウムおよびシリカを上記結晶 から除去することにより製造したものであるモレキュラーシーブ組成物。 7. 該モレキュラーシーブがBタイプ、Aタイプ、ファウジャサイトタイプ 、チャバザイトタイプおよびそれらの混合物から成る群から選択される請求の範 囲第6項記載のモレキュラーシーブ組成物。 8. 該アルミニウム源がメタカオリンである請求の範囲第7項記載の合成ゼ オライト系アルミノシリケートモレキュラーシーブ組成物。 9. 該アルミニウム源がアルミノシリケートゲルである請求の範囲第7項記 載の合成アルミノシリケートモレキュラーシーブ組成物。 10. 存在するシリカの約5から40重量%を上記反応中に入り込んで吸蔵 されたシリケートとして含有する請求の範囲第7項記載のモレキュラーシーブ組 成物。 11. Bタイプゼオライト結晶が示すX線パターンを示しかつ上記Bタイプ 結晶の骨組中のSiO2に加えて存在するシリカの5から40重量%を29Si NMRで検出可能な吸蔵されたシリケートとして含有する結晶性ゼオライト系モ レキュラーシーブ組成物。 12. ゼオライトA結晶が示すx線パターンを示しかつ上記Aタイプ結晶の 骨組中のSiO2に加えて存在するシリカの5から40重量%を29Si NMR で検出可能な吸蔵されたシリケートとして含有する結晶性ゼオライト系モレキュ ラーシーブ組成物。 13. ファウジャサイトが示すx線パターンを示しかつ上記ファウジャサイ ト結晶の骨組中のSiO2に加えて存在するシリカの5から40重量%を29Si NMRで検出可能な吸蔵されたシリケートとして含有する結晶性ゼオライト系 モレキュラーシーブ組成物。 14. チャバザイトが示すx線パターンを示しかつ上記チャバザイト結晶の 骨組中のSiO2に加えて存在するシリカの5から40重量%を29Si NMR で検出可能な吸蔵されたシリケートとして含有する結晶性ゼオライト系モレキュ ラーシーブ組成物。 15. 高アルミニウム含有量のゼオライト系モレキュラーシーブ結晶と吸蔵 されたシリケートの混合物であって、モル式: 1.25±0.2ーNa2O:1:00 Al23:xSiO2:yH2O [式中、 ゼオライトBの場合のxは2.10から2.90であり、 ゼオライトAの場合のxは2.10から2.90であり、 ファウジャサイトの場合のxは2.10から2.90であり、 チャバザイトの場合のxは2.10から2.90であり、 xで表されるSiO2重量の5から40%は29Si NMRで検出可能な非ゼオ ライト系シリカであり、そして yは0−20である] で表される混合物。
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