JP2001518040A - Ｃｄ、コンピュータディスク等のごとき大量情報支持体用の収納箱および収納箱用の取り付け装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ＣＤ、コンピュータディスク等のごとき大量情報支持体用収納箱は、箱部分、少なくとも１つの引出し部分、およびそのまたは各引出し部分と連係するばね手段および錠止手段からなっており、箱部分、引出し部分、ばね手段および錠止手段のすべてが少なくとも部分的に合成材料から射出成形方法において製造され、前記箱部分が少なくとも１つの成形された部品から製造され、前記引出し部分が１つの成形された部品から製造され、前記はね手段および錠止手段がこれらの成形された部品の１つまたはそれ以上の一体部分を形成しかつそれゆえ射出成形過程中これらの成形された部品と一体に形成される。大量情報支持体を受容するための引出し部分を有する収納箱用の取り付け装置は引出し開口部と反対に置かれたその横方向側辺に隣接して多数の収納箱を締め付けるための手段を備えた基部からなっており、この締め付け手段は締め付けられた収納箱が前記基部に対して枢動可能であるように構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 ＣＤ、コンピュータディスク等のごとき大量情報支持体用の収納箱および収納 箱用の取り付け装置 技術分野 本発明は、箱部分、少なくとも１つの引出し部分、およびそのまたは各引出し 部分と連係するばね手段および錠止手段からなっており、前記または各引出し部 分が大量情報支持体を受容するために配置されかつ引出し開口部を介して、箱部 分内に摺動可能に受容でき、前記または各引出し部分と連係するばね手段が少な くとも部分的に開放された位置に関連の引出し部分を押圧するために配置されて おり、前記または各引出し部分と連係する錠止手段がばね手段の作用に抗して閉 止位置に関連の引出し部分を保持するために配置されており、箱部分、引出し部 分、ばね手段および錠止手段のすべてが少なくとも部分的に合成材料から射出成 形方法において製造され、前記箱部分が少なくとも１つの成形された部品から製 造され、前記引出し部分が１つの成形された部品から製造され、前記ばね手段お よび錠止手段が上述の成形された部品の１つまたはそれ以上の一体部分を形成し かつそれゆえ射出成形過程中これらの成形された部品と一体に形成され、前記錠 止手段が引出し部分からなっている成形された部品および前記箱部分からなって いる少なくとも１つの成形された部品の両方の一体部分を形成しているＣＤ、コ ンピュータディスク、カセットテープ等の大量情報支持体用の収納箱に関する。 従来技術 かかる収納箱は国際特許出願公開第ＷＯ８７／０５８８４号公報から知られて いる。この刊行物の第１１頁第２７行目乃至３２行目には、ばね８６は引出し部 分または箱部分の一体部分にすることが可能であることが記載されている。それ ゆえ、この刊行物から熟練者は収納箱が製造される部品の数が成形された部品と 一体に形成されるようにばねを設計することにより制限され得ることを学び取る ことができる。この刊行物の図面は、これがまた錠止手段を保持することを直接 明らかにしている。 しかしながら、この公知の刊行物に記載のものの欠点は錠止手段の構造によっ て 形成されている。公知の収納箱の引出し部分は単一の収納箱が手に取られるとき 一方の手により単に開放され得る。積み重ねて配置された箱が開放されるとき、 積み重ねの左手側は錠止手段を作動するために自由に接近可能である。しかしな がら、実際には、収納箱の通常より多くの積み重ねが並んで配置されている。そ の状況下で、公知の収納箱は収納箱が積み重ねから取り除かれるとき単に開放さ れ得る。これはとくに不都合である。 ヨーロッパ特許出願第ＥＰ−Ａ−０５６８７２９号明細書は他の収納箱を開示 している。その刊行物から知られた構造の欠点はこの構造が別個に製造されるよ うな多数の部品からなるということにある。これらの別個の部品の製造後、収納 箱の種々の部品が組み立てられねばならず、その作動は手でのみ実施され得る。 多数の別個の部品の製造および組み立て作業は結果として公知の箱のコスト価格 が余りにも高く、そのためにかかる箱は市場で広範な用途を見い出せないという ことにある。その公知の箱の他の欠点は、錠止解除手段が引出し部分の次にかな りの量の空間を占有する別個の錠止解除ボタンによって作動されるということで ある。これは収納箱の外観を妨げるだけでなく、また収納箱が、さらに、収納さ れるべき大量情報支持体の寸法よりかなり大きいことを必要としている。 発明の概要 本発明の目的はその収納箱が公知の収納箱の利点、すなわち、幾つかの少ない 部品から形成され、かつそのさい公知の収納箱の欠点が克服された前文に記載さ れた型式の大量情報支持体用収納箱を提供することにある。意図された収納箱は 経済的な方法において製造され得ねばならず、かつそのうえ、洗練された外観を 持たねばならない。錠止手段によって占有される空間は最小にしなければならな い。 このために、本発明によれば、前文に記載された型式の収納箱は、錠止手段が 少なくとも１つの錠止構成体からなっており、各錠止構成体が錠止突起、錠止解 除突起、解放突起、ばねレバー、第１突起、第２突起および保持突起からなり、 錠止突起、錠止解除突起および解放突起が箱部分からなる少なくとも１つの成形 された部品の１部分を形成し、第１突起および第２突起がばねレバーの自由端に 接続されており、そのばねレバーが、保持突起とともに、引出し部分からなって いる成形された部品の１部分を形成し、前記第１突起が前記錠止突起および錠止 解除突起と協働 するために配置され、前記第２突起が前記解放突起および保持突起と協働するた めに配置されており、閉止位置において、第１突起は錠止突起の後ろに捕捉され ており、そのさい引出し部分を開放するために、ばねレバーが第１突起が錠止解 除突起に衝突することにより斜めの位置に押圧され、第２突起はそれにより保持 突起の後ろに捕捉し、第１突起が、引出し部分の摺動開放運動において、錠止突 起を通過することを可能にし、前記第２突起は第１突起が錠止突起を通過した後 解放突起に衝突し、第２突起が保持突起から押圧されるようにしかつばねレバー にその最初の位置を取らせることを特徴としている。 かかる収納箱は、底部分に枢動接続されるカバー部分を備えている、通常のＣ Ｄボックスと同一の寸法を正確に有することができる。錠止手段は、引出し開口 部と反対に位置された側壁に隣接して、引出し部分の後ろに組み込むことができ る。これは本発明による収納箱が現存する収納装置に収納されることを可能にす る。収納箱が形成される成形された部分と完全に一体に形成された、錠止手段の 構成により、引出し部分はこの引出し部分の前方側を押圧することにより解放さ れ得る。それゆえ、引出し部分の開閉はとくに簡単な方法において行われ得る。 収納箱が並んで幾つかの積み重ねにおいて配置されるとき、積み重ねからの収納 箱は積み重ねから収納箱を除去させないで開放され得る。錠止手段が完全に収納 箱の内部に収容されるので、本発明による収納箱は、さらに、洗練された外観を 有している。 好ましくは、箱部分用の成形された部品の数は最小に、すなわち、１つの成形 部品に保持される。しかしながら、撤退可能である射出成形型のために、箱部分 は２つのまたはそれ以上の成形された部品から形成されることが必要かも知れな い。一般に、引出し部分は１つの成形された部品から組み立てられることができ る。収納箱の組み立てのために、箱部分の成形された部品は容易にともにスナッ プ嵌合される。最終の組み立ては引出し部分からなっている成形された部品を引 出し開口部内に摺動させることにより行われる。容易に自動化され得る、この最 終の組み立て作業の後、収納箱は使用に備える。それゆえ、本発明による収納箱 は非常に安価な方法において製造され得る。請求の範囲中の用語「少なくとも部 分的に」は、射出成形方法において、例えば金属ばねがプラスチツク内に埋め込 まれる実施例に関する。これは、金属部品が関連の成形された部品の一体の部分 を形成するため、追加の組 み立て作業を導かない。 本発明による収納箱の他の詳細は請求の範囲に記載されかつこの後、添付図面 を参照して、２つの例示の実施例に基づいてさらに説明する。 本発明によれば、その収納箱が頂部および底部側および４つの横方向辺からな り、一方、収納箱の頂部および底部側の長さおよび幅に関連する厚さが比較的僅 かである、ＣＤ，コンピュータディスク、カセットテープ等の大量情報支持体を 収納するための収納箱を取り付けるための取り付け装置に関する。 大量情報支持体用の公知の取り付け装置が枢動可能なカバーを有する箱に一般 に向けられるため、それゆえ、取り付け装置は収納箱が開放されることができる ために取り付け装置から除去されねばならないような設計からなっている。結果 として、収納箱は戻し装置の近くの何処かのまわりに横たわって保持しかつ取り 付け装置に戻されない。公知の取り付け装置の他の欠点は箱が一般に互いに並ん でまたは上下に平行な関係に位置決めされるということである。結果として、収 納箱の狭い横方向側辺に印刷されたテキストのみが使用者に読み取り可能である 。収納箱の頂部および底部側のテキストは収納箱が取り付け装置から取り外され るときのみ読み取られ得る。国際特許出願公開第ＷＯ９３／１５９７８号公報は 収納箱内に各々収容されない磁気円板用取り付け装置を開示している。しかしな がら、大量情報支持体を枢動可能に収納する原理はこれらの大量情報支持体が取 り付け装置から取り外されねばならないことなしに種々の大量情報支持体を１枚 １枚めくる可能性を使用者に提供する。 本発明の目的は、上述した欠点のない収納箱用取り付け装置を提供することに ある。 このために、本発明は収納箱からなっており、その収納箱は各々頂部および底 部側および４つの横方向側辺からなり、一方、収納箱の頂部および底部側の長さ および幅に対する厚さは比較的僅かであり、取り付け装置は、さらに、各々、箱 部分および収納箱の横方向側辺の一方の位置において引出し開口部を介して、箱 部分内に摺動可能に収容される引出し部分からなる収納箱を取り付けるために、 前記取り付け装置が水平面上に配置可能なまたは傾斜したまたは垂直面に接続可 能な基部からなっており、この基部が引出し開口部と反対のその横方向側辺に隣 接して多数の収 納箱を締め付けるための手段からなっており、この締め付け手段が、締め付けら れた収納箱が前記基部に対して枢動可能であり、枢動運動の想像枢動線が前記引 出し開口部からなっている横方向側辺と反対に位置された横方向側と平行に延び かつそれに隣接して横たわるかまたはそれと一致している。 かかる取り付け装置はこれらの収納箱が取り付け装置から取り外されねばなら ないということなしに種々の収納箱を１枚１枚めくる可能性を使用者に提供する 。この１枚１枚めくる作業中、使用者はそれぞれの収納箱の頂部および底部側に 印刷されたテキストを読み取ることができる。そのうえ、収納箱が引出しからな るため、収納箱がこの収納箱から大量情報支持体を取るために取り付け装置から 必ずしも取り外される必要はない。実際に、収納箱は、取り付け装置内にまだ位 置されながら開放されることができる。それゆえ、本発明による取り付け装置は もはや収納箱が広げられたりかつ置き違えられたりすることを伴わない。 本発明による取り付け装置のさらに他の詳細は請求の範囲に記載されかつ後で 、添付図面を参照して、例示の実施例に基づいてさらに説明する。 図面の簡単な説明 第１図は本発明による収納箱の第１実施例の引き離された部分を有する斜視図 である。 第２図は第１図および第３図の実施例に使用される錠止構成体を示す上部平面 図である。 第３図は本発明による収納箱の第２実施例を示す図である。 第４図は大量情報支持体用収納箱用取り付け装置の実施例の斜視図である。 第５図は第４図に示した取り付け装置に挿入可能な大量情報支持体用収納箱の 斜視図である。 第６図は、取り付け装置が据え付けられるかまたは取り付けられる面Ａに対し て平行に延びる平面における取り付け装置の基部の断面図である。 第７図は第５図および第６図に示された取り付け装置の側面図である。 発明を実施するための最良の形態 今、第１図ないし第３図を参照して、ＣＤ、コンピュータディスク、カセット テープ等の大量情報支持体用の収納箱の２つの実施例を最初に説明する。第１図 の収 納箱は箱部分１，２、少なくとも１つの引出し部分３、およびその引出し部分３ と連係するばね手段４および錠止手段５からなっている。前記または各引出し部 分３は大量情報支持体を受容するために配置されかつ引出し開口部１３を介して 、箱部分１，２内に摺動可能に受容できる。前記または各引出し部分３と連係す るばね手段４は少なくとも部分的に開放された位置に引出し部分３を押圧するた めに配置されている。引出し部分３の錠止手段５はばね手段４の作用に抗して、 閉止位置に関連の引出し部分３を保持するために配置されている。箱部分１，２ 、引出し部分３、ばね手段４および錠止手段５のすべては、射出成形方法におい て製造される。本実施例において、箱部分１，２は２つの成形された部品Ｖ１， Ｖ２から製造されている。引出し部分３は１つの成形された部品Ｖ３から製造さ れている。ばね手段４および錠止手段５は述べられた成形された部品Ｖ１，Ｖ２ ，Ｖ３の１つまたはそれ以上の一体部分を形成しかつそれゆえ射出成形方法中こ れらの成形された部品Ｖ１，Ｖ２，Ｖ３と一体に形成される。第１図に示した実 施例においては、箱部分１，２が２つの成形された部品Ｖ１，Ｖ２、すなわち底 部分１およびカバー部分２から製造されるけれども、また、箱部分１，２が単一 の成形された部品から製造されるときも本発明の枠内である。撤退可能である射 出成形型に関して、２つの成形された部品がこの場合に選択されている。本発明 によれば、考え得る最小の部品数が組み立て作業を最小にするように目指されて いる。 ばね手段４は引出し部分３からなっている成形された部品Ｖ３の一体の部分を 形成している。本実施例において、ばね手段４は引出し部分３からなっている成 形された部品Ｖ３の後ろ側１４に接続された合成材料からなる薄い円形または楕 円形の帯片として設計されている。プラスチツクの弾力性がこの帯片に一定の弾 力を付与し、その弾力が帯片４をその最初の形状に持ち来たそうとする。引出し 部分３の閉止位置において、プラスチツク帯片４はその最初の形状を持たないが 、圧縮され、引出し部分３にばね力を働かせる。 第１図および第２図において明瞭に示されるように、錠止手段５は引出し部分 ３からなっている成形された部品Ｖ３、および箱部分１，２からなっている少な くとも１つの成形された部品Ｖ１，Ｖ２の両方の一体部分を形成している。錠止 手段５は少なくとも１つの錠止構成体５からなっている。各錠止構成体５は錠止 突起６、 錠止解除突起７、解放突起８、ばねレバー９、第１突起１０、第２突起１１およ び保持突起１２からなっている。錠止突起６、錠止解除突起７および解放突起８ は箱部分１からなる少なくとも１つの成形された部品Ｖ１の１部分を形成してい る。第１突起１０および第２突起１１がばねレバー９の自由端に接続されており 、そのばねレバー９が、保持突起１２とともに、引出し部分３からなっている成 形された部品Ｖ３の１部分を形成している。第１突起１０は前記錠止突起６およ び錠止解除突起１２と協働するために配置され、そして第２突起１１は前記解放 突起８および保持突起１２と協働するために配置されている。閉止位置において 、第１突起１０は錠止突起６の後ろに捕捉される。引出し部分３が開放されると き、使用者は引出し部分３の前方側に対して押圧する。これは第１突起１０が錠 止解除突起７に衝突するために斜めの位置押圧されているばねレバー９を伴う。 ばねレバー９がこのように左方に押圧されると、第２突起１１は保持突起１２の 後ろに捕捉し、第１突起１０が、引出し部分３の摺動開放運動において、錠止突 起６を通過するのを可能にする。第１突起１０が錠止突起６を通過した後、第２ 突起１１は解放突起８に衝突し、第２突起１１が保持突起１２から押圧されるよ うにしかつばねレバー９にその最初の位置を取らせる。それゆえ、引出し部分３ が閉止されるとき、第１突起１０は引出し部分３をその閉止位置に保持するため に再び錠止突起６の後ろに捕捉することができる。理解されることは、引出し部 分３を錠止解除するための操作ボタンの完全な欠如により、前述されたような錠 止手段を備えた収納箱はとくに申し分のない輪郭が描かれる外観を有していると いうことである。そのうえ、管理が簡単でかつ作動が信頼し得る。 収納箱の本実施例は引出し開口部１３と反対に位置された引出し部分３の側壁 １４の端部に隣接して、各々位置される２つの錠止構成体５からなっている。こ れは引出し部分３の安定した錠止を提供する。観察されることは、示された実施 例において、突起６，７，８，１０，１１およびばねレバー９はすべて水平面内 に位置されるということである。理解されることは、垂直面内のこれらの部分の 配置もまた可能でありかつ本発明の枠内にあるということである。かかる配置は 、第３図に示されるような、多数の引出し部分３を有する収納箱において好都合 である。 第１図に示した実施例において、引出し部分３からなっている成形された部品 Ｖ ３は、また、例えば情報パンフレットのごとき、大量情報支持体に属する文献を 収容するための収容空間１５を備えている。 第３図に示した実施例は、収納箱が多数の引出し部分３からなることによって のみ第１図に示した実施例と異なる。しかしながら、錠止手段５およびばね手段 ４は同様な設計である。箱部分１，２は同様に２つの成形された部品Ｖ１，Ｖ２ から構成され、第１の成形された部品Ｖ１はその側壁に引出し部分ガイド３２を 有している実質上管状部分１を有しており、そして第２の成形された部品Ｖ２は 収納箱の後壁２を構成している。 第４図、第６図および第７図は本発明による取り付け装置の実施例を示してい る。第５図は本発明による収り付け装置の１部分を形成している収納箱１６の実 施例を示している。示された取り付け装置はＣＤ、コンピュータディスク、カセ ットテープ等の大量情報支持体Ｄを収納するための本発明による収納箱１６から なっている。収納箱１６は頂部側辺および底部側辺、それぞれ１７および１８、 および４つの横方向側辺１９，２０，２１，２２を有している。収納箱１６の頂 部および底部側辺１７，１８の長さおよび幅に関連する厚さは比較的僅かである 。収納箱１６は、各々、箱部分２３および収納箱１６の横方向側辺の一方１９の 位置において引出し開口部２５を介して、箱部分２３内に摺動可能に収容される 引出し部分２４からなっている。取り付け装置は水平面Ａ上に配置可能なまたは 傾斜したまたは垂直面Ａに接続可能な基部２６からなっている。この基部２６は 引出し開口部２５と反対のその横方向側辺２２に隣接して多数の収納箱を締め付 けるための手段２７からなっている。この締め付け手段２７は、締め付けられた 収納箱１６が前記基部２６に対して枢動可能であり、一方、枢動運動の想像枢動 線Ｌは前記引出し開口部２５からなっている横方向側辺１９と反対に位置された 横方向側辺２２と平行に延びかつそれに隣接して横たわるかまたはそれと一致し ている。このために、本実施例において、各収納箱１６は、引出し開口部２５と 反対に置かれた横方向側辺２２に隣接して、引出し開口部２５を境界付ける横方 向側辺２０，２１内に各々置かれた、２つの円形の凹所２８を備えている。基部 ２６は少なくとも２つの反対の、平行基部部分２６ａ，２６ｂを備えており、そ れらの間に受容キャビティ２９が置かれており、各基部２６ａ，２６ｂは、受容 キャビティ２９に面している側に、一連の枢動ジャーナル２ ７を備えている。基部部分２６ａ上の各枢動ジャーナル２７と反対に位置される のは他方の基部部分２６ｂ上の枢動ジャーナル２７である。各対の枢動ジャーナ ル２７の間で、収納箱１６は対の反対枢動ジャーナル２７の各枢動ジャーナル２ ７が、関連の収納箱１６内で、、その枢動ジャーナル２７と連係する、円形凹所 ２８と係合され得る。販売店において、大量情報支持体は凹所２８を備えた収納 箱１６内で展示されかつ家庭においてまたは会社において、それらは取り付け装 置の基部２６に締め付けられるかまたはスナップ嵌合される。これは収納箱が正 しい場所から外れるのを阻止する一方、主面は、それにも拘わらず、異なる収納 箱が「１枚１枚めくられている」とき正しく検査され得る。 取り付け装置内の収納箱１６の枢動運動を境界付けるために、本実施例の基部 ２６は少なくとも２つのストッパ３０，３１からなっている。したがって、各収 納箱１６の枢動運動は関連の収納箱と連係する想像面Ｐの他の側に置かれた２つ の傾斜位置間で制限され、その平面Ｐは基部２６がその上に配置されるかまたは 基部２６がそれに接続される面Ａに対して垂直に延び、そしてその想像面Ｐに関 連の収納箱１６の想像枢動線Ｌが置かれる。これら２つの端部枢動位置において 、収納箱１６のそれぞれ頂部および底部側辺１７，１８は完全に読み取り可能で ある。 理解されることは、本発明は記載された実施例に制限されず、しかも種々の変 更が本発明の枠内で可能であるということである。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）箱部分（１，２）、少なくとも１つの引出し部分（３）、およびそのまた は各引出し部分（３）と連係するばね手段（４）および錠止手段（５）からなっ ており、前記または各引出し部分（３）が大量情報支持体を受容するために配置 されかつ引出し開口部（１３）を介して、前記箱部分（１，２）内に摺動可能に 受容でき、前記または各引出し部分（３）と連係するばね手段（４）が少なくと も部分的に開放された位置に引出し部分（３）を押圧するために配置されており 、各引出し部分（３）の錠止手段（５）がばね手段（４）の作用に抗して、閉止 位置に関連の引出し部分（３）を保持するために配置されており、前記箱部分（ １，２）、前記引出し部分（３）、前記ばね手段（４）および前記錠止手段（５ ）のすべてが少なくとも部分的に合成材料から射出成形方法において製造されて おり、前記箱部分（１，２）が少なくとも１つの成形された部品（Ｖ１，Ｖ２） から製造されかつ前記引出し部分（３）が１つの成形された部品（Ｖ３）から製 造されており、前記ばね手段４および錠止手段５は前記成形された部品（Ｖ１， Ｖ２，Ｖ３）の１つまたはそれ以上の一体部分を形成しかつそれゆえ射出成形過 程中これらの成形された部品（Ｖ１，Ｖ２，Ｖ３）と一体に形成され、前記錠止 手段（５）が前記引出し部分（３）からなっている前記成形された部品（Ｖ３） および前記箱部分（１，２）からなっている少なくとも１つの成形された部品（ Ｖ１，Ｖ２）の両方の一体部分を形成しているＣＤ、コンピュータディスク、カ セットテープ等の大量情報支持体用の収納箱において、前記錠止手段（５）が少 なくとも１つの錠止構成体（５）からなっており、各錠止構成体（（５）が錠止 突起（６）、錠止解除突起（７）、解放突起（８）、はねレバー（９）、第１突 起（１０）、第２突起（１１）および保持突起（１２）からなっており、前記錠 止突起（６）、前記錠止解除突起（７）および前記解放突起（８）が前記箱部分 （１）からなる少なくとも１つの成形された部品（Ｖ１）の１部分を形成し、前 記第１突起（１０）および前記第２突起（１１）が前記ばねレバー（９）の自由 端に接続されており、前記ばねレバー９が、前記保持突起（１２）とともに、前 記引出し部分（３）からなっている前記成形された部品（Ｖ３）の１部分を形成 しており、前記第１突起１０が前記錠止突起（６）および前記錠止解除突起（１ ２）と協働するために配置され、そして前記第２突起（１１）が前記解放 突起（８）および前記保持突起（１２）と協働するために配置されており、閉止 位置において、前記第１突起（１０）が前記錠止突起（６）の後ろに捕捉されて おり、そのさい前記引出し部分（３）を開放するために、前記ばねレバー（９） が前記第１突起（１０）が前記錠止解除突起（７）に衝突することにより斜めの 位置に押圧され、前記第２突起（１１）はそれにより前記保持突起（１２）の後 ろに捕捉し、前記第１突起（１０）が、前記引出し部分（３）の摺動開放運動に おいて、前記錠止突起（６）を通過することを可能にし、前記第２突起（１１） は前記第１突起（１０）が前記錠止突起（６）を通過した後前記解放突起（８） に衝突し、前記第２突起（１１）が前記保持突起（１２）から押圧されるように しかつ前記ばねレバー（９）にその最初の位置を取らせることを特徴とする収納 箱。 ２）前記箱部分（１，２）が２つの成形された部品（Ｖ１，Ｖ２）、とくに、 底部分（Ｖ１）およびカバー部分（Ｖ２）から製造されることを特徴とする請求 の範囲第１項に記載の収納箱。 ３）前記ばね手段（４）が前記引出し部分（３）からなっている前記成形され た部品（Ｖ３）の一体部分を形成することを特徴とする請求の範囲第１項に記載 の収納箱。 ４）２つの錠止構成体（５）を備え、これらの錠止構成体（５）が各々前記引 出し開口部（１３）と反対の前記引出し部分（３）の横方向側辺（１４）の端部 に隣接して配置されることを特徴とする前記請求の範囲のいずれか１項に記載の 収納箱。 ５）前記引出し部分（３）からなっている前記成形された部品（Ｖ３）がまた 大量情報支持体に関連する文献を収容するための収容空間（１５）を備えている ことを特徴とする前記請求の範囲のいずれか１項に記載の収納箱。 ６）本発明による収納箱（１６）からなっている取り付け装置において、前記 収納箱（１６）が各々頂部側辺および底部側辺（それぞれ１７および１８）、お よび４つの横方向側辺（１９，２０，２１，２２）からなっており、前記収納箱 （１６）の前記頂部および底部側辺（１７，１８）の長さおよび幅に関連する厚 さが比較的僅かであることを特徴とする請求の範囲第１項ないし第５項のいずれ か１項に記載の取り付け装置。 ７）各収納箱（１６）が、前記引出し開口部（２５）と反対に置かれた横方向 側 辺（２２）に隣接して、前記引き出し開口部（２５）を境界付ける横方向側辺（ ２０，２１）内に各々置かれた２つの円形の凹所（２８）を備えており、前記基 部（２６）が少なくとも２つの反対の、平行基部部分（２６ａ，２６ｂ）を備え ており、それらの間に受容キャビティ（２９）が置かれており、各基部部分（２ ６ａ，２６ｂ）が、前記受容キャビティ（２９）に面している側に、一連の枢動 ジャーナル（２７）を備えており、前記基部部分（２６ａ）上の各枢動ジャーナ ル（２７）と反対に他方の基部部分（２６ｂ）上に枢動ジャーナル（２７）が配 置され、そして各対の枢動ジャーナル（２７）の間に収納箱（１６）が締付けら れ、反対枢動ジャーナル（２７）の各枢動ジャーナル（２７）が関連の収納箱（ １６）内でその枢動ジャーナル（２７）と連係する円形凹所（２８）と係合され 得ることを特徴とする請求の範囲第６項に記載の収納箱用取り付け装置。 ８）前記基部（２６）が少なくとも２つのストッパ（３０，３１）からなって おり、それにより、各収納箱（１６）の枢動運動が想像面（Ｐ）の他の側に置か れた２つの傾斜位置間で制限され、その平面Ｐは前記基部（２６）がその上に配 置されるかまたは前記基部（２６）がそれに接続される面Ａに対して垂直に延び 、そしてその想像面Ｐに関連の収納箱（１６）の想像枢動線（Ｌ）が置かれるこ とを特徴とする請求の範囲第７項に記載の収納箱用取り付け装置。