JP2001516113A - ディスクドライブ用ランプロード組立体 - Google Patents

ディスクドライブ用ランプロード組立体

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JP2001516113A
JP2001516113A JP2000510130A JP2000510130A JP2001516113A JP 2001516113 A JP2001516113 A JP 2001516113A JP 2000510130 A JP2000510130 A JP 2000510130A JP 2000510130 A JP2000510130 A JP 2000510130A JP 2001516113 A JP2001516113 A JP 2001516113A
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ポットバウム、ケネス、リー
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B21/00Head arrangements not specific to the method of recording or reproducing
    • G11B21/16Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads
    • G11B21/22Supporting the heads; Supporting the sockets for plug-in heads while the head is out of operative position
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/54Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with provision for moving the head into or out of its operative position or across tracks

Abstract

(57)【要約】 ディスクドライブ100の記録容量を最大にしながら、非作動モード中のディスクドライブ100への損傷を最小にするための装置は、作動中にディスク上に支持される制御可能に配置可能なヘッド118を備えたアクチュエータ組立体110を有する。ランプロード組立体130がディスクに隣接して配置され、非作動モード中にヘッドを支持するためにディスクの上に伸び且つ作動モード中にディスクの外径を越える位置へ引込む可動ランプ部134を有する。ランプロード組立体130は、更に、アクチュエータ組立体110をラッチするラッチアーム152および作動モード中にディスクドライブに加わる機械的衝撃に応じてディスクの撓みを制限するスナッバ部を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (発明の分野) この発明は、一般的にはディスクドライブ記憶装置の分野に関し、限定するも
のではないが、更に詳しくは、ハードディスクドライブ組立体用の回転ランプロ
ード(ramp load)組立体に関する。
【0002】 (発明の背景) ハードディスクドライブは、コンピュータシステムのユーザに大量のデータを
迅速且つ効率の良い方法で記憶および検索可能にする。典型的ディスクドライブ
では、データを一定の高速で回転する1枚以上のディスク上に磁気的に記憶し、
これらのディスク表面に隣接して浮動する複数の読み/書きヘッドを有する回転
アクチュエータ組立体によってアクセスする。
【0003】 これらのヘッドは、回転アクチュエータ組立体のアームから伸びるジンバル組
立体から懸架され、これらのヘッドをディスクの回転によって動かされる気流に
よって確立する空気軸受の上を浮動できるようにする空気力学的特徴を有する。
【0004】 以前のランプロード装置は、ディスク表面の外縁上に配置した静止楔の集合を
組込んだものが使われていた。この種のランプロードを組込んだ典型的ドライブ
の電源を切ると、アクチュエータアーム組立体に制御トルクを加え、それがヘッ
ドをディスクの外周の方へ回転してジンバル組立体をランプロード装置のランプ
の上に押上げ、それによってヘッドをディスク表面から持上がらせる。このラン
プロード装置の主な欠点の一つは、固定ランプがディスクの外周に重なり、ラン
プの下のディスク表面領域をアクセス不能、従って無用にし、それでデータ記憶
に利用できるディスク表面の量をかなり減らすことである。
【0005】 固定ランプロード装置のもう一つの問題は、ランプが係合の初期段階中にジン
バル組立体の片側しか持上げないことである。これは、まだディスクに近接して
浮動しているヘッドに横揺れを誘起させる。この誘起した横揺れの影響は、ヘッ
ドの片側が正常よりディスクに近く浮動し、ヘッドとディスクが干渉する機会を
非常に増し、それがディスクを破損することがあることである。更に、固定ラン
プロード装置は、アクチュエータモータがヘッドをランプ上に押上げることに頼
る。この設計の結果は、ヘッドがランプの一つに押上げられる度毎に、ジンバル
組立体の中心線に垂直な力が懸架装置に加わることである。この力は、ジンバル
組立体の据込み継手周りの回転運動に変る。この据込み継手は、ジンバル組立体
をアクチュエータアームに取付ける形態である。据込み継手に加わる回転モーメ
ントがランプローディング中にこの据込み継手を滑らせ、サーボトラックに対す
るヘッドの位置ずれを生じ、それがドライブ性能の喪失かドライブ破損を生ずる
ことがある。
【0006】 固定ランプの傾斜は、このランプに積降しするときにヘッドの浮動高さおよび
姿勢に誘起する外乱の量に影響する。傾斜が急であればある程、ランプ積降し中
に誘起する横揺れが多い。ランプ傾斜が急であればある程、ヘッドがランプを降
りてディスクへ行くのが速く、一般的に行過ぎを生じ、そしてヘッドはその定常
状態で浮動高さを確立するので、遷移期間中の浮動高さを低くする。逆に、これ
らの影響を最小にするまで固定ランプの傾斜を減らすと、ディスクの外周に近い
多くの面積がデータ記憶に使えなくなる。
【0007】 ディスクドライブ動作でのもう一つの懸念は、非活動状態中にディスクドライ
ブに加わる非作動の機械的衝撃が、ヘッドが取付けられているジンバル組立体が
比較的柔軟である結果として、ヘッドを曲げることがあるという事実である。そ
れで、ヘッドがディスクから離れそして次に戻るように加速するとき、それらが
かなりの速度を得ることがある。そのような速度が厳しいとき、ヘッドおよびデ
ィスクの表面に損傷が起ることがある。
【0008】 従って、停止するとき、ディスクドライブのディスクのデータ面への損傷を最
小にし、更にこれらのディスクを非作動衝撃の影響から保護するための改善され
たアプローチに対する要求がある。
【0009】 (発明の概要) 本発明は、ディスクドライブの記録容量を最大にしながら、作動停止中のディ
スクドライブへの損傷を最小にするための装置を提供する。この装置は、ディス
クを非作動衝撃の有害な影響からも保護する。
【0010】 好適実施形態では、このディスクドライブは、複数の回転可能なディスク、複
数の制御可能に配置可能なヘッド、関連するディスクを回転するためのスピンド
ルモータおよび読み/書きヘッドをディスクに隣接して支持するアクチュエータ
組立体を含む。ディスクの外径を越えて配置された可動ランプロード組立体が、
ディスクドライブの作動停止中のヘッドのランプローディングを容易にするため
に、ヘッド停留位置でランプ部材をディスクの上をアクチュエータ組立体の方へ
伸す。このランプロード組立体は、更に、ディスクドライブの作動中、ヘッド停
留位置からディスクの外径の外側の位置まで引込み、それによってディスクの記
録面への完全アクセスを可能にする。
【0011】 ランプ部材にしっかり結合されたラッチ部材は、ランプ部材がヘッド停留位置
へ動くとき、アクチュエータアームをラッチする。非作動モード中の機械的衝撃
によるディスクの撓みを制限するために、更に、ランプ部材にしっかり結合され
たスナッバ部材を設けることができる。
【0012】 これらおよび種々のその他の特徴並びに本発明を特徴付ける利点は、以下の詳
細な説明を読み、関連する図面を検討すれば明白となろう。
【0013】 (詳細な説明) 図面全体、特に図1を参照すると、本発明によって構成したディスクドライブ
100の平面図が示されている。ディスクドライブ100は、種々の部品が取付
けられた平面ベース面104を有するベースデッキ102を含む。上蓋(図示せ
ず)がこのベースデッキ102と係合してディスクドライブ100のための環境
的に制御した内部環境を作る。
【0014】 面104に取付けられているのは、スピンドルモータ106で、それに複数の
ディスク108が取付けられ、ディスクドライブ100が作動モードのとき、一
定高速で回転する。ディスク108に隣接して、ピボット軸受組立体112の周
りに回転状に旋回するアクチュエータ組立体110がある。アクチュエータ組立
体110は、複数の堆積して空間的に分離したアクチュエータアーム114(図
1および図2では、上端のアクチュエータアームしか見えない)を含み;これら
のアクチュエータアーム114の端に、本文では時々支持屈曲部とも称する、ジ
ンバル組立体116が結合されている。データ読み/書きヘッド118がこれら
の屈曲部の端で懸架され、ディスク108の回転で誘発される気流によって確立
する空気軸受によりディスク108の表面上に支持される。上記のように、ヘッ
ド118は、ディスク108のデータトラック(図示せず)にデータを読み書き
するために、これらのデータトラック上に配置可能に位置する。
【0015】 ディスクドライブ100を不作動にすると、それは、ディスク108の回転が
停止する(即ち、ディスクがスピンドルモータ106上で静止している)非作動
モードをとる。この非作動モードへ移行する際に、アクチュエータ組立体110
がディスク108の外周の方へ回転する。
【0016】 図1を続けて、アクチュエータ組立体110は、ボイスコイルモータ(VCM
)122によって制御可能に配置する。従来通り、VCM122は、アクチュエ
ータ組立体110がアクチュエータアーム114の反対側に支持するアクチュエ
ータコイル(番号は付けず)の上および下に配列した磁束路を作り出す、1対の
永久磁石(図1では見えず)を含む。アクチュエータコイルに加えた電流がこの
アクチュエータコイルの周りに磁界を誘起し、それが永久磁石磁束路と相互作用
してVCM122がアクチュエータコイルとの相対運動を生じ、それによってア
クチュエータ組立体110、従ってアクチュエータアーム114の制御した回転
を行う。
【0017】 ヘッド118とディスクドライブ読み/書き回路装置(図示せず)の間に必要
な電導路を作るために、ヘッド線(図示せず)をアクチュエータ組立体110上
にヘッド118から、屈曲部116およびアクチュエータアーム114に沿って
、フレキシブル回路124まで通す。これらのヘッド線を適当な半田付け工程に
よってフレキシブル回路124の印刷回路板(PCB)126の対応するパッド
に固着する。1対の離間したリミットストップ128を面104に取付け、それ
がリミットストップアーム120と関係してアクチュエータ組立体110移動範
囲を制限する。
【0018】 図1を続けて、可動ランプロード組立体130を設けて、作動停止時のディス
ク108への損傷を防ぎ、ディスク108を非作動機械的衝撃から保護する。ラ
ンプロード組立体130は、モータ組立体132および回転ランプロード装置1
34(以後“ランプ部134”とも称する)を含む。一般的に、ランプ部134
は、面104上に支持され、支持支柱135の周りに回転する。以下に更に詳し
く説明するように、ランプロード組立体130は、作動モード中ディスクドライ
ブ100の全ての部品から離れた関係に、ディスク108の外径を越えて配置す
る。
【0019】 図2ないし図5を参照して、次にランプロード組立体130を説明する。図2
は、ランプ部134が上端アクチュエータアーム114と係合しそれをラッチす
るように、ヘッド停留位置を取るために支持支柱135の周りに回転したランプ
部134を示す。即ち、ディスクドライブ100の運転停止中、ランプ部134
は、ディスク108の外へ伸びる。この回転は、モータ140のモータ軸138
に取付けられた駆動歯車136と作動するように結合されたモータ組立体132
によってなされる。
【0020】 図3は、ランプロード組立体130を部分切取り立面図で示し、面104の穴
に圧入またはその他のブラケット固定装置(図示せず)で取付けた支持支柱13
5を示す。ランプ部134は、後に説明する細部を除いて全体として半円筒形の
中央本体部142を有し、この本体部142は、従動歯車144を形成する上リ
ム延長部を有し、この従動歯車144が図示のように上リム延長部の一部の周り
に拡がる。
【0021】 図3および図5に示すように、本体部は、孔148(図3)が貫通する支持ボ
ス(図4)を有する。1対の軸受150を、図示のように、孔148の座ぐり部
に配置し、支持支柱135の対向する端部に圧入する。モータ組立体132の駆
動歯車136を従動歯車144に結合し、ランプ部134を:(1)ランプ部1
34がディスク108およびアクチュエータ組立体110と離れた関係(作動モ
ード)にある、図1に示す引込み位置;または(2)ランプ部134が回転して
アクチュエータ組立体110と係合ラッチする(非作動モード)、ヘッド停留位
置に選択的に配置する。従動歯車144を形成するランプ部134の上リム延長
部は、図示のように全体としてフック形で従動歯車144と対向する側から伸び
るラッチアーム152も形成する。ラッチアーム152は、アクチュエータアー
ム114が図2に示す位置にあるとき、複数のアクチュエータアーム114の一
番上のものの側部と係合するように配置されている。即ち、この最上アクチュエ
ータアーム114の端に結合した支持屈曲部116の寸法厚さがラッチアーム1
52を通過させ、最上アクチュエータアーム114の寸法厚さは、ラッチアーム
152がそれと係合して固定するためにその側面を捕えるに十分である。ラッチ
アーム152のラッチ位置では、アクチュエータ組立体110のリミットストッ
プアーム120がリミットストップ128の一つと係合するように動いている。
【0022】 モータ140は、従来の設計であり:即ち、モータ140は、モータ140が
電流の方向によって決る回転モードをとり、一旦この電流が止ると、モータ14
0がその最後に回転した位置に留まるように、よく知られるステッパ戻り止め特
性を有する。この回転位置は、電流だけによって決めることが出来るが、モータ
が二つの位置の間だけを回転できるように、回転ストッパを設けるのが普通であ
る。
【0023】 知られるように、ディスクドライブ組立体のスピンドルモータを使って、作動
モード中にディスクを回転し、一旦電力を除くと、このスピンドルモータは、逆
起電力(emf)を有し、それを利用して時間が制限される運転停止電流を発生
し、それはディスクドライブの固定しなければならない種々の部品をダウンロー
ドする際に有用である。スピンドルモータ106からの運転停止電流を使ってモ
ータ140を作動し、駆動歯車136および従動歯車144を介して、ランプ部
134を図2に示す係合およびラッチ位置へ回転する。逆に、ディスクドライブ
100に電源を入れるとき、電流が従来のドライバ回路(図示せず)を介してモ
ータ140に流れてモータ140およびランプ部134を逆回転し、それによっ
てラッチアーム152を引込めて最上アクチュエータアーム114を解放する。
【0024】 更に図3および図4を参照して、中央本体部142の片側から複数のディスク
スナッバ部材154が伸びていることに気付くだろう。スナッバ部材154間の
離隔距離は、ランプ部134が図2に示すようにディスク108の方に旋回する
とき、ディスク108の外リム部を受ける逃げ溝156を形成する。
【0025】 スナッバ部材154の各々から伸び且つそれに結合されているのは、ランプ部
158である。ランプ部158は、均一な傾斜のランプ面160を有するのが好
ましいが、ランプ面160は、その代りに幾つかの別々の傾斜部で作ることがで
きる。重要なことは、ランプ部134が引込みモード(図1に示すような)でデ
ィスク108から完全に離れているので、ランプ部158が望む通りに伸びるこ
とが出来、緩やかな傾斜の使用を可能にする。ランプ面160の傾斜は、約2°
であるのが好ましい。これは、ランプ部材158が比較的薄く且つ深いことを要
求するので、ランプ部材158を金属構造にし、またはその代りに内部に配置し
た補強材で補強するのが望ましいかも知れない。後者は、外側成形により、また
はシェル石油社の登録商標であるキャリロンのようなポリマー材料の範囲から選
択した被膜を付けることによって達成できる。
【0026】 図6は、回転ランプ部134の概略表示で、本発明の作用そしてその他の特性
並びに利点を説明するために示す。ランプ部134は、図6にディスクドライブ
100の運転停止中を示す。即ち、ランプ部134を介してランプ部材158に
作用するように結合したモータ140は、ディスクドライブ100が作動モード
と非作動モードの間を遷移するときに、ランプ部材158を矢印方向162に動
かす。ランプ部134のこの回転は、ランプ部材158をヘッド停留位置に置き
、それでディスクドライブ100の運転停止中にアクチュエータアーム114が
ディスク108の周辺の方へ動かされるとき、支持屈曲部116をランプ面16
0上に押上げることができる。
【0027】 ランプ部134の矢印方向162の更なる運動は、ディスク108の周辺部を
逃げ溝156の中に入れ子にする(ディスク108の破線延長部によって表すよ
うに)。ディスクスナッバ部材154は、ランプ部材158との接合点で寸法厚
さが故意にそれより厚く、それで、例えば機械的衝撃によるような、ディスク1
08の撓みがあっても、ディスク108をディスクスナッバ部材154にしか接
触させず、望ましくないディスクアーム接触を最小にする。
【0028】 逃げ溝156の断面寸法(即ち、ディスクスナッバ部材154間の空間寸法)
は、きわどくないが、最小限、ディスク108が逃げ溝156に入れ子になると
き、ディスクスナッバ部材を通り抜けねばならない。また、逃げ溝156の断面
寸法は、最大限、機械的衝撃の発生時に許容できるディスク撓みの振幅を考慮し
て確立すべきである。
【0029】 支持屈曲部116がランプ部158と接触すると、接触した縁が最初に持上が
り、上述のように、この初期接触がヘッド118の浮動姿勢に横揺れを誘起し;
即ち、片側の縁に沿って持上げられたヘッド118がそれらの中心線周りに横揺
れしまたは捻れるだろう。この横揺れ撓みは、従来知られる固定ランプロード装
置に比べて、ランプ面160の緩傾斜のために最小になるだろう。従って、大抵
の場合、ランプ部134が誘起する横揺れ撓みの量は、ヘッドとディスクを接触
させないと信じられる。しかし、ヘッド118とディスク108の表面の間の浮
動距離が非常に小さく、ヘッド118の側面間の撓みの差がディスク108との
有害な接触となるので、このヘッドの浮動姿勢に誘起した横揺れ撓みが許容でき
ない場合がある。
【0030】 ヘッド118の誘起した横揺れ撓みは、図6に164で示すような、修正した
支持屈曲部を使うことによって防ぐことができる;即ち、図6に示す支持屈曲部
の下半分が修正した構造である。支持屈曲部の各々を、支持屈曲部164の縦中
心線に沿って配置したリフトボタン166を示すために対応するヘッド118を
除去して示す。リフトボタン166は、リフトボタン166がランプ部材158
圧迫し、それによって持上げられるとき、1点持上げをするように支持屈曲部の
下へ伸びるような寸法である。これは、支持屈曲部164によって支持されるヘ
ッド118に誘起するあらゆる横揺れ撓みをなくする。それで、修正した支持屈
曲部164、またはジンバル組立体は、支持屈曲部164が持上げられ且つヘッ
ド118がまだディスク108に接近して浮動しているとき、遷移時間中にヘッ
ド118に誘起される横揺れを最小にする。
【0031】 リフトボタン166は、一般的に最低接線接触をするような凸形であり、リフ
トボタン166は、支持屈曲部164の下面に簡単に型打ち若しくはエンボスす
ることが出来、またはリフトボタン166は、別々に作って支持屈曲部164の
下側に溶接または接着剤によって結合することができる。摩擦を減らすために、
リフトボタン166をポリイミドのような硬質、潤滑材料で被覆することができ
る。
【0032】 ヘッド118がランプ面160に沿って摺動させられるので、ランプ部134
を、例えば、キャリロン(登録商標)等のようなポリマー材料のように低摩擦係
数を示す材料で構成することが好ましいことが分るだろう。勿論、目的は、ラン
プ部材158に支持屈曲部116または164を少ない滑り摩擦で持上げさせる
ために、ランプ面160が十分に良く滑るべきであることである。
【0033】 ディスクドライブ100に戻って、その非作動モード中、支持屈曲部116(
または164)がランプ部材158上で休止し、ディスク108の外周がディス
クスナッバ部材154間の逃げ溝156に入れ子になることが分るだろう。ディ
スクドライブ100を付勢して作動可能になるとき、ディスク108は、再びス
ピンドルモータ106によって回転されるだろう。ディスク108によって十分
な回転速度が達成すると、ランプ部134は逆回転して矢印方向168に動く。
この方向反転がラッチアーム152を最上のアクチュエータアーム114とのラ
ッチ係合から引込める。同時に、ランプ部158が支持屈曲部116(または1
64)の下から引込められ、支持屈曲部116(164)が引込むランプ面16
0に沿って滑って下がると、ヘッド118は、最後にディスク108の表面上の
浮動距離内に下がり、ランプ部材108が完全に引込むと、ヘッド118がそれ
らの浮動姿勢で空気軸受上に配置される。
【0034】 ランプ部134の矢印方向168の逆回転は、駆動歯車136を逆回転するよ
うにモータ140を付勢することによって行い、それによって従動歯車144を
駆動する。このモータ140を駆動するための駆動力は、ディスクドライブ10
0の起動中に得られ、大抵の場合、モータ140を作動するに十分な電力が動力
停止時にスピンドルモータ106の回転速度減衰によってもたらされる逆起電力
生成から得られる。本発明の特定の用途で十分な停止電力が利用できないとした
ら、電源を切ったときにランプロード組立体130の回転を行うために、起動時
にポテンシャルエネルギーを蓄えるためにばねエネルギーを組込むことが知られ
ている。そのような装置および必要な制御機構は良く知られ、モータ140を逆
回転のための電力供給の均等物と考えられるので、それらはここには開示しなか
った。
【0035】 更に、ランプ部134の回転を制御するためのトルクは、多数の同等の方法を
用意することができる。一つの尤もらしいシステムは、捻りばねおよび歯車を軸
に組込むことだろう。この捻りばねは、電源停止サイクル中にランプロード装置
と係合するに十分なトルクを与え、且つ出荷および運搬中にこれらのランプ部材
およびアクチュエータアームを適所に保持するに十分なラッチトルクを与えるよ
うに設計されるだろう。そこで、歯車システムを介してこのばねに逆らい、ラン
プ部材を解放するためのトルクを与えるために、電磁モータを使うことができる
。もう一つの解決策は、軸に風切り羽根を設けて、ばねに逆らい、ランプ部材を
解放するため、ディスクの旋回による空気の乱れを利用することであろう。
【0036】 本発明を多種多様な修正形で実施できることが分るだろう。例えば、ランプ部
材がスナッバ部材によって機能的に影響されないので、スナッバ部材を除去でき
る用途があるかも知れない。更に、ディスク緩衝だけが必要な用途に対しては、
ランプ部材のない、ランプロード組立体の変形を構成できる。どの場合も、本発
明は、ランプロード装置、スナッバ装置または両方の組合せ、並びにこれらの装
置をディスクの外周の外側に設定し、ディスクドライブが非作動である期間を除
いてディスクと重ならない、新規なラッチ形態を提供する。
【0037】 本発明は、更に、コストまたはアクチュエータアームの寸法複雑性を増すこと
なくラッチ形態を提供する。本発明のラッチアームは、アクチュエータ組立体の
構造と独立であり、それはアクチュエータ組立体の対称性を維持できることで有
利である。即ち、このラッチアームは、アクチュエータアームの寸法特性を変え
ず、従来技術のディスクドライブに存在するような、アクチュエータ組立体の片
側から伸びるクラッシュアームを除去して、可能性ある非対称振動源を防ぐ。ク
ラッシュアームのような非対称形態は、シーク中にこれらのアームの振動を生ず
ることがあり、それがシークし且つトラック上に停滞することを、不可能でない
までも、困難にする。最後に、ドライブの作動中にランプがディスクの外径を越
えて動くので、これらのランプは、ディスクの上に永久的に突出してディスクの
全記録容量の利用を妨げる、従来技術の固定ランプより緩やかな傾斜を都合よく
備えることができる。
【0038】 上記の議論を考慮して、本発明は、ディスクドライブ102のディスク108
に隣接する制御可能に配置可能なランプロード組立体130を使用することによ
って、このディスクドライブの読み/書きヘッド118を停留させるための装置
を対象とすることがはっきり理解できるだろう。ランプロード組立体は、ディス
クドライブが非作動モードのときにヘッド停留位置へ回転することによってこれ
らのヘッドを支持するランプ部材158を含み、ランプロード組立体は、ディス
クドライブが作動モードのときにヘッド停留位置から引込む。更に、ランプ部材
に結合したスナッバ部材154が、非作動モード中にディスクドライブに機械的
衝撃が加えられたとき、ディスクの撓みを制限する。
【0039】 本発明は、上述の目的および利点並びにその固有のものをよく達成するように
されていることが明白だろう。現在好適な実施形態を開示のために説明したが、
当業者には容易に思いつき且つここに開示し上記請求項で定義する本発明の精神
に含まれる、多数の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 上蓋を取って示し、且つ本発明の好適実施形態に従って構成したランプロード
組立体を有するディスクドライブの平面図である。
【図2】 ディスクドライブの運転停止時に、ランプロード組立体が完全に係合し、ラン
プロード組立体のラッチ延長部がアクチュエータ組立体をラッチする、図1のデ
ィスクドライブの一部の拡大平面図である。
【図3】 図1のランプロード組立体の部分断面図である。
【図4】 図3のランプロード装置の平面図である。
【図5】 図3の線5−5による断面図である。
【図6】 図3のランプロード装置の立面での概略表示である。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年2月15日(2000.2.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能なディスクおよびこのディスクに隣接してヘッドを
    支持するアクチュエータアームを有するディスクドライブに使用するためのラン
    プロード組立体で、このディスクドライブの作動モード中にディスクを回転し、
    このディスクドライブの非作動モード中はディスクが静止していて、このランプ
    ロード組立体が: 非作動モード中にヘッドを支持するためにディスク上のヘッド停留位置へ回転
    し、作動モード中はヘッド停留位置から離れてディスクの最外直径を越える引込
    み位置へ回転する、制御可能に配置可能なランプ部材を含む組立体。
  2. 【請求項2】 請求項1のランプロード組立体であって、更に: このランプ部材にしっかり結合され、このランプ部材がこのヘッド停留位置へ
    動くとき、アクチュエータアームをラッチするラッチ部材を含む組立体。
  3. 【請求項3】 請求項1のランプロード組立体であって、更に: ランプ部材に作動するように結合され、ディスクドライブが作動モードと非作
    動モードの間を遷移するとき、このランプ部材を動かすモータを含む組立体。
  4. 【請求項4】 請求項1のランプロード組立体であって、更に: ランプ部材にしっかり結合され、ディスクドライブへの非作動衝撃の印可に応
    じてディスクの撓みを制限するスナッバ部材で、ディスクドライブの非作動モー
    ド中にこのディスクドライブ上に回転し、ディスクドライブの作動モード中はデ
    ィスクの最外直径を越えて回転する部材を含む組立体。
  5. 【請求項5】 ディスクドライブであって: 回転可能なディスク; ディスクに隣接し、ディスクドライブの作動中このディスク上に支持可能なヘ
    ッドを有するアクチュエータ組立体;および ディスクに隣接し、ディスクドライブの非作動中にヘッドを支持するためにデ
    ィスク上に回転可能な可動ランプ部材を有し、このランプ部材がディスクドライ
    ブの作動中にディスクの最外直径を越える位置へ引込み可能であるランプロード
    組立体; を含むディスクドライブ。
  6. 【請求項6】 請求項5のディスクドライブに於いて、ランプロード組立体
    が、更に、ディスクドライブの非作動中にアクチュエータ組立体を固定するラッ
    チを含むディスクドライブ。
  7. 【請求項7】 請求項5のディスクドライブに於いて、ランプ部材がディス
    クに関して約2°の傾斜を有する、連続的に伸び、傾斜した表面を含むことに特
    徴があるディスクドライブ。
  8. 【請求項8】 請求項5のディスクドライブに於いて、ランプロード組立体
    が、更に、ランプ部材に作動するように結合され、ディスクドライブの非作動中
    にランプ部材をディスク上に伸すように回転し且つディスクドライブの作動中は
    ランプ部材を引込めるモータを含むディスクドライブ。
  9. 【請求項9】 請求項5のディスクドライブであって、更に、ランプ部材に
    結合され、ディスクドライブへの機械的衝撃の印可に応じて、ディスクとアクチ
    ュエータ組立体の間の接触を最小にするために、ディスクの撓みを制限するスナ
    ッバ部材で、ディスクドライブの非作動中にディスク上に伸び得て、且つディス
    クドライブの作動中はディスクの最外直径を越えて引込み得る部材を含むディス
    クドライブ。
JP2000510130A 1997-08-15 1998-05-14 ディスクドライブ用ランプロード組立体 Pending JP2001516113A (ja)

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US09/001,302 1997-12-31
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