JP2001515863A - 骨体積増加方法 - Google Patents

骨体積増加方法

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JP2001515863A JP2000510447A JP2000510447A JP2001515863A JP 2001515863 A JP2001515863 A JP 2001515863A JP 2000510447 A JP2000510447 A JP 2000510447A JP 2000510447 A JP2000510447 A JP 2000510447A JP 2001515863 A JP2001515863 A JP 2001515863A
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    • A61P19/08Drugs for skeletal disorders for bone diseases, e.g. rachitism, Paget's disease
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Abstract

(57)【要約】 本発明は対象の骨芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路を活性化することを含む骨体積を増加させる新規な方法に関する。さらに本発明は骨障害の治療方法または予防方法に関するものであり、活性化はFP作用薬の投与により起こる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は対象の骨芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路を活性
化することを含む骨体積を増加させる新規な方法に関する。さらに本発明は骨障
害の治療方法または予防方法に関するものであり、活性化はFP作用薬の投与に
より起こる。
【0002】 (発明の背景) 骨粗鬆症では、骨が形成されるよりも速く吸収されるという骨リモデリング過
程での不均衡が生じる。この不均衡は高齢化とともに多くの男女にある程度発生
するが、骨粗鬆症ではより重度であり、より若年で発生し、特に閉経後状態の者
で起こる。骨減少の加速はまたコルチコステロイドのような薬剤の投与、長期臥
床安静、手足の不使用、および微小重力状態の結果起こる可能性がある。これら
の骨減少の結果、小柱(trabeculae)が完全に除去され、残りの骨の強度が不均
質に低下するような骨構造の悪化をおこす。
【0003】 骨を通常の強度に完全に戻すためには、新しい小柱を形成し、構造を回復して
、骨量(bone mass)を増加すべきであると考えられている。さらに、正常な構 造への回復が強度の増加だけでなく正常な剛性および衝撃吸収力への復帰と関連
している場合、骨折の可能性が低下すると考えられている。変形性関節症、パジ
ェット病、歯周疾患、および骨折のような他の骨障害を患っている者も骨量およ
び正常な骨構造を回復する治療により利益を得る可能性がある。
【0004】 骨の更なる減少を遅延させること、または骨量を最終的に増加させることを目
的として、様々な薬理学的化合物で骨障害を治療する多く試みがなされてきた。
例えば、さらなる骨減少を遅延させるだけのビスホスホネートのような抗吸収剤
(antiresorptive agent)が存在する。さらに、骨を形成するPTHおよびPG
2などの、既知の骨同化作用剤(anabolic agent)がある。しかしこれらの薬 剤は、どちらも減少した骨と本質的に類似する、すなわち構築上および構造上類
似する骨を形成するものはない。
【0005】 PTHおよびPGE2はcAMPおよびプロテインキナーゼC/細胞内カルシ ウム経路の両方を刺激することが知られている。一般に、骨を造るにはcAMP
経路を刺激することが必要で、かつ十分であろうと考えられている。この考えは
、少なくとも部分的には、cAMPを増加させるだけのPTH類似体が小柱の濃
度を増加させる一方、PKC/Ca++のみを増加させるPTH類似体は骨量を増
加させないという観測に基づいている。この考えは、さらにEP2受容体を選択 的に刺激するPGE2類似体が、cAMP経路と一緒になって、骨体積を増加さ せるという観測に基づいている。PCT国際公開WO98/27976。
【0006】 減少した骨のタイプとは本質的に類似しない骨を造ることに加え、PTHおよ
びPGE2などのこれらの既知の同化作用剤は、全身投与に対する妥当性を制限 するいくつかの欠点を有する。例えば、プロスタグランジンは特定のプロスタグ
ランジン受容体での活性により特徴づけられるが、これらの活性はいずれか1つ
のプロスタグランジン受容体には限定されない。そのためプロスタグランジンの
全身投与では、表面過敏、平滑筋収縮、気管支収縮、および血管収縮に加え炎症
のような副作用を引き起こすことが知られている。同様に非選択的なプロスタグ
ランジン類似物の全身投与も副作用を起こしうる。
【0007】 そのため、減少した骨のタイプと構築上および構造上本質的に類似する骨を置
換する方法を開発することが必要とされ続けている。
【0008】 (発明の概要) 驚くべきことに、骨芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路を主
に活性化する薬剤が他の同化作用剤に比して骨質を有意に改善することが分かっ
た。特に好ましい薬剤は、FP受容体に選択的な薬剤である。FP受容体に選択
的な特に好ましい薬剤は、非天然FP作用薬である。特に好ましい非天然FP作
用薬は少なくとも約1:10、より好ましくは少なくとも約1:20、最も好ま
しくは少なくとも約1:50の比で他の興奮性プロスタグランジン受容体よりも
FP受容体に選択的である。なお一層好ましい非天然FP作用薬は少なくとも約
1:10、より好ましくは少なくとも約1:20、最も好ましくは少なくとも約
1:50の比で他のすべてのプロスタノイド受容体よりもFP受容体に選択的で
ある。
【0009】 さらに骨芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路を主に活性化す
る薬剤は、新しい小柱形成を通して、小柱数を増加し、より正常な骨ターンオー
バー率を維持しながら骨体積と骨量を増加し、現存皮質から骨を除去することな
く骨内膜表面での形成を増加することが分かった。
【0010】 したがって本発明は骨芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路を
主に活性化することにより、骨体積を増加させる方法、小柱数を増加させる方法
、および骨障害を治療する方法を指向している。
【0011】 (発明の詳細な説明) 本発明は骨芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路(PKC/C
++)を主に活性化することにより、骨体積を増加させる方法、小柱数を増加さ
せる方法、および骨障害を治療する方法を指向している。
【0012】 用語の定義および使用 本明細書で使用される「対象の骨芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシ
ウム経路を活性化する」は、プロテインキナーゼC(PKC)およCa++の両方
を含む細胞内メッセンジャーカスケードを開始させる7つの膜内外受容体タンパ
ク質に関連するGqファミリータンパク質の活性化を意味する。
【0013】 本明細書で使用される「同化作用剤(anabolic agent)」は、骨を増加させる
薬剤を意味する。
【0014】 本明細書で使用される「骨障害」は、骨の修復または置換を必要とすることを
意味する。骨の修復または置換の必要が起こりうる状態には、以下に示す、骨粗
鬆症(閉経後骨粗鬆症、男性および女性の老人性骨粗鬆症、およびコルチコステ
ロイド誘発性骨粗鬆症を含む)、変形性関節症、パジェット病、骨軟化症、多発
性骨髄腫およびその他の癌形態、長期臥床安静、手足の慢性的な不使用、食欲不
振、微小重力状態、外因性および内因性性腺機能不全、骨折、骨非癒合(non-un
ion)、骨欠損、プロテーゼ移植等を含む。
【0015】 本明細書で使用される「骨ターンオーバー率」は、蛍光標識の骨への組込み、
蛍光および明視野顕微鏡分析、ならびに組織形態計測技術を用い、または骨代謝
マーカーの測定によって、測定または評価された単位時間当たりの骨の吸収量お
よび形成量を意味する。例えば、対象は3カ月で骨格の約3%を吸収および置換
(ターンオーバー)することがある。組織形態計測技術のより詳細はRaven
出版のEriksenらによる骨組織形態計測法(Bone Histomor
phometry)(1994年)に記載されている。
【0016】 本明細書で使用される「骨体積(bone volume)」は鉱化基質により占有され た骨の割合をいう。鉱化基質体積の測定または評価は、組織形態計測法、コンピ
ュータ断層撮影法、または磁気共鳴画像法を用いて実施することができる。二次
元計測を三次元の体積を評価するために使用することが可能である。組織形態計
測技術のより詳細はRaven出版のEriksenらによる骨組織形態計測法
(Bone Histomorphometry)(1994年)に記載されて
いる。
【0017】 本明細書で使用される「興奮性プロスタグランジン受容体」は、平滑筋の収縮
を起こすか、または内部貯蔵カルシウムを放出させるプロスタノイド受容体を意
味する。このような受容体には限定されないがFP、EP1、EP3、TP1およ びTP2が含まれる。
【0018】 本明細書で使用される「FP」はFプロスタノイドの略語である。
【0019】 本明細書で使用される「FP作用薬」は、FP受容体を含む細胞、組織または
微生物において、測定可能な生物活性(限定されないが、細胞内カルシウムの増
加または平滑筋の収縮を含む)を起こす、FP受容体に対して親和性を有する化
合物を意味する。化合物のFP活性を示す全細胞、組織および微生物の測定は当
該技術分野でよく知られている。特に有用な測定はR−SAT(商標)測定であ
り、BrannらによりJ.Biomole.Screen,Vol.1,Nu
mber1,1996に記載されている。
【0020】 本明細書で使用される「FP受容体」は、既知のヒトFP受容体、それらのス
プライスバリアント、およびPGF2 αに優先的に結合する未記載の受容体を意 味する。ヒトFP受容体は国際公開WO95/00551で開示されている。
【0021】 本明細書で使用される「測定可能」は、生物学的効果が再現性があり、かつ測
定の基線の変動から有意差があることを意味する。
【0022】 本明細書で使用される「非天然」は、生物学的に哺乳類に由来しない薬剤を意
味する。
【0023】 本明細書で使用される「骨芽細胞」は、骨芽系統の細胞を意味し、前駆物質ま
たは先祖細胞、前骨芽細胞、骨芽細胞、骨管壁細胞および骨細胞を含む。
【0024】 本明細書で使用される「主に」は、薬剤がcAMP経路よりも骨芽細胞PKC
/Ca++経路を優先的に活性化することを意味する。cAMP経路よりもPKC
/Ca++経路の優先的活性化は、種々の測定法を用いて測定することができる。
例えば、細胞内Ca++濃度は、Albertsら編集「細胞分子生物学(The
molecular Biology of the Cell)」Garl
and Publishing、183頁、1994年に記載のカルシウム指示
薬Fura−2測定法の使用により測定することができ、細胞内cAMPは、J
Bilezikianら編集「骨生物学の原理(The principle
s of bone biology)」Academic Press、12
05頁、1996頁に記載の測定法により測定することができる。これら2つの
経路の直接比較を提供するには、1の活性化の比率をPGE2のPKC/Ca++ 経路の最大活性化100%を、PGE2によるcAMP経路の活性化100%で 割ったものと規定する。最大活性化に到達するのに必要なPGE2の濃度は、最 大2桁まで相違する。優先的活性化は約1以上、好ましくは約2以上、より好ま
しくは約3.5以上、最も好ましくは約5以上のこの比率の増加を現わし、経路
活性化剤はPKC/Ca++経路の活性化を増加させるか(例えば、PGE2の1 25%)、またはcAMP経路の活性化を減少させる(例えば、PGE2の75 %)。
【0025】 本明細書で使用される「プロスタグランジン類似物」は、プロスタグランジン
に構造上類似する非天然化合物をいう。
【0026】 本明細書で使用される「プロスタグランジン受容体」または「プロスタノイド
受容体」はプロスタグランジンと結合し、結合すると細胞の機能を変える天然タ
ンパク質を意味する。プロスタグランジン受容体は、興奮性または弛緩性のいず
れかとして特徴づけられる。これらの受容体には、FP、EP1、EP2、EP3 、EP4、DP、IP、TP1、およびTP2が含まれるが、これらに限定されな い。これらの受容体については、ColemanらのPharmacologi
cal Reviews,1994,Volume6,No.2,205〜22
9ページにさらに記載されている。
【0027】 本明細書で使用される「選択的」とは、他の受容体よりも特異的な受容体に対
して活性化の優先性を有することを意味し、上記で開示されたR−SAT(商標
)測定のような受容体活性を示す全細胞、組織または微生物測定に基づき定量で
きる。化合物の選択性は、関連受容体におけるEC50(または微生物測定を使用
する場合、ED50)の比較により決定される。例えば、FP受容体で8nMのE
50およびEP1受容体で80nMのEC50である化合物は、FP受容体に対し EP1受容体よりも1:10の選択比を有する。
【0028】 本明細書で使用される「対象(subject)」は治療を必要とする哺乳類(特に ヒト)のような生きた脊椎動物を意味する。
【0029】 本明細書で使用される「小柱数(trabecular number)」は、組織形態計測法 、コンピュータ断層撮影法、または磁気共鳴画像法を使用した二次元描出または
三次元標本から測定または評価した海綿骨の単位体積当たりの骨における個々の
小柱の数をいう。
【0030】 化合物 本発明で有用な薬剤は主に骨芽細胞PKC/Ca++経路を活性化する。経路を
図1に示す。本発明に有用な薬剤は、主に骨芽細胞PKC/Ca++経路を活性化
することにより、骨体積を増加させる。特に好ましい薬剤は、FP受容体に選択
的な薬剤である。FP受容体に選択的な特に好ましい薬剤は、非天然FP作用薬
である。特に好ましい非天然FP作用薬は少なくとも約1:10、より好ましく
は少なくとも約1:20、最も好ましくは少なくとも約1:50の比で他の興奮
性プロスタグランジン受容体よりもFP受容体に選択的である。さらにより好ま
しい非天然FP作用薬は少なくとも約1:10、より好ましくは少なくとも約1
:20、最も好ましくは少なくとも約1:50の比で他のすべてのプロスタノイ
ド受容体よりもFP受容体に選択的である。
【0031】 特に有用な非天然選択的FP作用薬は、プロスタグランジン類似物である。そ
のような化合物の例は、次のような一般的な構造を有するプロスタグランジン類
似物であって、
【0032】
【化2】
【0033】 R1はCO2H、C(O)NHOH、CO22、CH2OH、S(O)22、C (O)NHR2、C(O)NHS(O)22、またはテトラゾールであって、R2 がアルキル基、ヘテロアルキル基、炭素環式脂肪族環、複素環式脂肪族環、芳香
族環、または複素環式芳香族環であることを特徴とし、 Xはnが0から3までの(CH2n、NH、S、またはOであり、 Yは置換または非置換の、シクロアルキル基または芳香族部分である。
【0034】 上記構造のプロスタグランジン類似物には、クロプロステノール(Estru
mate(登録商標))、フルプロステノール(Equimate(登録商標)
)、チアプロスト、アルファプロストール、デルプロステネート、フロキシプロ
スト、ラタノプロスト、13,14−ジヒドロ−16−((3−トリフルオロメ
チル)フェノキシ)−16−テトラノル−プロスタグランジンF1 α、17−( (3−トリフルオロメチル)フェニル)−17−トリノル−プロスタグランジン
2 α、13,14−ジヒドロ−18−チエニル−18−ジノル−プロスタグラ ンジンF1 α、およびそれらの類似物が含まれる。
【0035】 本発明のその他のプロスタグランジン類似物には、9α,11α,15α−ト
リヒドロキシ−16−(3−クロロフェノキシ)−ω−テトラノル−プロスタ−
4−シス−13−トランス−ジエン酸およびその類似物が含まれる。さらにプロ
スタグランジン類似物は、Anthony L.Willis編集によるCRC
出版(Boca Raton、1987)のCRCハンドブック、エイコサノイ
ド:プロスタグランジンおよび関連脂質(CRC Handbook of E
icosanoids:Prostaglandins and Relate
d Lipids)、Volume I、Chemical and Bioc
hemical Aspects、Part BのTable Four 80
〜97ページ(本明細書に参照として組み込む)およびその中の参照文献に開示
されている。
【0036】 使用方法 上述の薬剤は、骨体積の増加、新しい小柱形成による小柱数の増加、骨ターン
オーバー率を高めることのない骨量の増加、および現存皮質から骨を除去するこ
となく骨内膜表面での形成を増加するのに有用である。さらに、これらの薬剤の
投与により形成された骨質は、プロスタグランジンのEシリーズを含めたその他
の骨同化作用剤の投与により形成された骨よりも優れている。骨質は、骨基質(
無機および有機)、骨量または骨体積、ならびに骨に総体的な強度および骨折へ
の抵抗性を与える骨の構造の組合せをいう。したがってこれらの化合物はさらに
様々な骨障害の治療および予防に有効である。
【0037】 骨体積の増加および骨障害の治療に対する好ましい投与経路は、注射またはペ
レット剤などの経皮および皮下によるものである。他の好ましい投与経路には経
口、舌下、および鼻腔内が含まれる。
【0038】 本発明の非天然FP作用薬を全身投与する量の範囲は1日当たり約0.01か
ら約1000μg/体重kg、好ましくは1日当たり約0.05から約100μ
g/体重kg、最も好ましくは1日当たり約0.1から50μg/体重kgであ
る。血漿濃度は約0.01から約500ng/ml、より好ましくは約0.05
から約100ng/ml、最も好ましくは約0.1から50ng/mlの範囲に
あるものと予測される。
【0039】 これらの投与量は1日の投与率に基づいており、週間または月間での累積投与
量も臨床的必要性を算出するために使用することが可能である。本発明の非天然
FP作用薬は週間の投与量に基づき、1日1回よりも高頻度で投与することが可
能である。本発明の非天然FP作用薬は、週間の投与量に基づき、1日1回より
も低頻度で投与することも可能である。したがって週間投与量を3、4、5、6
、または7日の投与量に、好ましくは5、6、または7日の投与量に分割するこ
とが可能である。
【0040】 投与量は、治療する患者、治療される状態、治療される状態の重篤度、および
望ましい効果を達成するための投与経路に基づいて変えることができる。
【0041】 意外にも、非天然FP作用薬の持続送達(prolonged delivery)(「持続投与
」ともいう)が副作用と望ましい骨効果との間を引き離す改善された投与量とな
ることがさらに分かった。すなわち、本明細書で使用される「持続送達」または
「持続投与」は1日の全投与量を少なくとも約6時間から24時間までの期間を
かけて対象の血液循環に送達することを意味する。好ましい持続送達期間は少な
くとも約12時間から24時間までである。持続送達の例には、24時間にわた
って1日の全投与量を送達する経皮用パッチまたは皮下ポンプを介する非天然F
P作用薬の投与が含まれる。
【0042】 持続送達により血漿濃度カーブは平坦となるため、骨効果を維持しながら副作
用を緩和すると考えられる。さらに半減期の長い非天然FP作用薬の投与は、持
続投与しなくても血漿濃度カーブを同様に平坦にすることができると考えられる
【0043】 限定されないが、次の実施例により本発明の薬剤使用をさらに説明する。 実施例I FP作用薬であるフルプロステノールを、骨量が低下し、医師から骨粗鬆症と
診断された65歳の女性に投与する。24時間にわたりフルプロステノール10
μg/kgを送達する経皮用パッチで毎日治療する。この治療を24カ月継続し
、二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)による測定により、24カ月目の脊
椎骨量は治療開始時の脊椎骨量に比べて大幅に増加する。
【0044】 実施例II FP作用薬であるフルプロステノールを、骨量が低下し、医師から骨粗鬆症と
診断された63歳の女性に投与する。24時間にわたりフルプロステノール10
μg/kgを送達する移植用皮下ポンプで治療する。この治療を12カ月継続し
、二重エネルギーX線吸収測定法(DXA)による測定により、12カ月目の脊
椎骨量は治療開始時の脊椎骨量に比べて大幅に増加する。
【0045】 調剤処方 本発明の調剤処方には、安全かつ有効な量の非天然FP作用薬および製薬上許
容可能な担体を含む。
【0046】 本明細書で使用される「安全かつ有効な量」という用語は、適切な医療判断基
準内において治療する徴候および/または状態を有意に改善するほどに高いが、
重大な副作用(合理的な利益/危険比)を起こさない程度に低い化合物量または
組成物量を意味する。本発明の方法で使用される薬剤の安全かつ有効な量は、治
療される特定な状態、治療される患者の年齢および身体状態、状態の重篤度、治
療期間、併用治療法の性質、使用される特定薬剤、利用する製薬上許容可能な特
定の賦形剤、および担当医師の知識と経験における同様な要因により変動する。
【0047】 化合物に加え、本発明の成分には製薬上許容可能な担体を含む。本明細書で使
用される「製薬上許容可能な担体」という用語は、対象への投与に適した1種類
以上の適合性のある固体または液体の賦形希釈剤またはカプセル化物質を意味す
る。本明細書で使用される「適合性(compatible)」という用語は、組成物の成
分を、化合物および成分同士を通常の使用条件下では組成物の薬学的効能を大幅
に減ずる相互作用がないような方法で混ぜ合わすことのできることを意味する。
製薬上許容可能な担体はもちろん、治療される対象への投与に適するように、十
分に高純度であり、十分に低毒性でなければならない。
【0048】 製薬上許容可能な担体またはその成分として使用できる物質の例としては、ラ
クトース、グルコース、およびスクロースのような糖類;コーンスターチおよび
馬鈴薯デンプンのようなデンプン;カルボキシメチルセルロースナトリウム、エ
チルセルロース、酢酸セルロースのようなセルロースおよびその誘導体;トラガ
ント末;麦芽;ゼラチン;タルク;ステアリン酸、ステアリン酸マグネシウムの
ような固形滑剤;硫酸カルシウム;ピーナッツ油、綿実油、ゴマ油、オリーブ油
、コーン油、およびカカオ脂のような植物油;プロピレングリコール、グリセリ
ン、ソルビトール、マンニトール、およびポリエチレングリコールのようなポリ
オール;アルギン酸;Tweens(登録商標)のような乳化剤;ラウリル硫酸
ナトリウムのような浸潤剤;色素;香料剤、賦形剤;錠剤化剤;安定剤;抗酸化
剤;防腐剤;発熱物質除去水;等張生理食塩水;およびリン酸緩衝化溶液がある
【0049】 化合物と組み合わせて使用される製薬上許容可能な担体の選択は、化合物の投
与方法により基本的に決められる。本発明の非天然FP作用薬は、経皮、経口を
含めた全身への投与、および/または皮下または静脈注射を含めた非経口的投与
、および/または鼻腔内投与が可能である。
【0050】 使用される薬剤、好ましくは非天然FP作用薬の適切な量は、動物モデルでの
ルーチン実験により決められる。そのようなモデルには、骨粗鬆症の廃用性モデ
ルだけでなく、骨粗鬆症の卵巣非切除ラットと切除ラットモデル、骨粗鬆症のフ
ェレット、イヌ、非ヒト霊長類モデルを含むが、これらに限定されない。
【0051】 非天然FP作用薬の好ましい投与方法は経皮的な送達である。好ましい経皮的
送達形態には経皮用パッチ、クリーム、軟膏、ゲル等を含む。非天然FP作用薬
の他の好ましい投与方法は、単位投与形態での皮下注射である。注射用の好まし
い単位投与形態には、水、生理食塩水またはこれらの混合した滅菌溶液を含む。
前述溶液のpHは約7.4に調整する。
【0052】 その他の好ましい投与形態には鼻腔内、直腸内、舌下および経口が含まれる。
注入または外科的インプラントのための適切な担体には、ヒドロゲル、制御式ま
たは持続式放出装置、ポリ乳酸、およびコラーゲン基質が含まれる。インプラン
ト装置は非天然FP作用薬で被覆することができる。非天然プロスタグランジン
FP作用薬を緩衝液に溶解し、コラーゲンゲルと混合し、次いでインプラント装
置の多孔性端を被うことができる。
【0053】 好ましい経口形態には例えばリポソーム、脂質乳剤、タンパク質ケージ、およ
び製薬上許容可能な賦形剤が含まれる。
【0054】 本明細書で使用される「製薬上許容可能な賦形剤」という用語には、使用のた
めに選ばれた特定の活性成分の物理的および化学的特性と適合し、当業者に知ら
れた生理学的に作用を示さず、薬理学的に不活性な材料を含む。製薬上許容可能
な賦形剤には、ポリマー、樹脂、可塑剤、賦形剤、滑剤、結合剤、崩壊剤、溶媒
、共溶媒、緩衝系、界面活性剤、防腐剤、甘味剤、香料剤、製剤グレードの着色
剤および色素が含まれるがこれらに限定されない。
【0055】 限定されないが、次の実施例により本発明の処方を示す。 実施例III 錠剤形態の製剤処方(組成物)を混合や直接圧縮のような従来方法で調製し、
処方は以下の通りである。 材料 量(錠剤当たりのmg) フルプロステノール 5 微細結晶セルロース 100 グリコール酸デンプンナトリウム 30 ステアリン酸マグネシウム 3 上述錠剤を経口的に6カ月間1日1回投与することで骨粗鬆症に悩む患者の骨
体積を大幅に増加させる。
【0056】 実施例IV 液体形態の製剤組成物を従来の方法で調製し、処方は以下の通りである。 材料 クロプロステノール 5mg リン酸緩衝化生理食塩水 10ml メチルパラベン 0.05ml 上述組成物1.0mlを皮下に6カ月間1日1回投与することで骨粗鬆症に悩
む患者の骨体積を大幅に増加させる。
【0057】 本発明の具体的な実施態様を記載しているが、本発明の精神および範囲から逸
脱することなく本明細書で開示されている組成物に対する様々な変更および改変
が可能であることは、当業者にとって明白なことである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 プロテインキナーゼC/細胞内Ca++経路の代表図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ランディー マーク ウォルデン アメリカ合衆国 45241 オハイオ州 シ ンシナティー ニュー ブランスウィック ドライブ 7989 (72)発明者 デロング ミッチェル アンソニー アメリカ合衆国 45069 オハイオ州 ウ ェスト チェスター タイラーズ サーク ル 8084 Fターム(参考) 4C084 AA17 NA14 ZA961 ZA971 ZC192 4C086 AA01 AA02 DA02 MA01 MA04 NA14 ZA96 ZA97

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象の骨体積を増加させるための医薬製造における対象の骨
    芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路を主として活性化する薬剤
    の使用。
  2. 【請求項2】 対象の小柱数を増加させるための医薬製造における対象の骨
    芽細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路を主として活性化する薬剤
    の使用。
  3. 【請求項3】 対象の骨障害を治療するための医薬製造における対象の骨芽
    細胞プロテインキナーゼC/細胞内カルシウム経路を主として活性化する薬剤の
    使用。
  4. 【請求項4】 薬剤が非天然選択的FP作用薬であることを特徴とする請求
    項1、2、または3に記載の使用。
  5. 【請求項5】 非天然FP作用薬が他の興奮性プロスタグランジン受容体よ
    りも少なくとも1:10の比でFP受容体に対して選択的であることを特徴とす
    る請求項4に記載の使用。
  6. 【請求項6】 非天然FP作用薬がさらに、他のすべてのプロスタノイド受
    容体よりも少なくとも1:10の比でFP受容体に対して選択的であることを特
    徴とする請求項5に記載の使用。
  7. 【請求項7】 非天然FP作用薬がさらに、他の興奮性プロスタグランジン
    受容体よりも少なくとも1:20の比でFP受容体に対して選択的であることを
    特徴とする請求項6に記載の使用。
  8. 【請求項8】 非天然FP作用薬がさらに、他のすべてのプロスタノイド受
    容体よりも少なくとも1:20の比でFP受容体に対して選択的であることを特
    徴とする請求項7に記載の使用。
  9. 【請求項9】 非天然FP作用薬がさらに、他の興奮性プロスタグランジン
    受容体よりも少なくとも1:50の比でFP受容体に対して選択的であることを
    特徴とする請求項8に記載の使用。
  10. 【請求項10】 非天然FP作用薬がさらに、他のすべてのプロスタノイド
    受容体よりも少なくとも1:50の比でFP受容体に対して選択的であることを
    特徴とする請求項9に記載の使用。
  11. 【請求項11】 非天然FP作用薬がプロスタグランジン類似物であること
    を特徴とする請求項10に記載の使用。
  12. 【請求項12】 薬剤が非天然FP作用薬の経皮送達を可能にすることを特
    徴とする請求項11に記載の使用。
  13. 【請求項13】 プロスタグランジン類似物が一般式 【化1】 を有することを特徴とし、 R1はCO2H、C(O)NHOH、CO22、CH2OH、S(O)22、C (O)NHR2、C(O)NHS(O)22、またはテトラゾールであって、R2 はアルキル基、ヘテロアルキル基、炭素環式脂肪族環、複素環式脂肪族環、芳香
    族環、または複素環式芳香族環であることを特徴とし、 Xはnが0から3までの(CH2n、NH、S、またはOであり、 Yは置換または非置換のシクロアルキル基または芳香族部分であることを特徴
    とする請求項11に記載の使用。
  14. 【請求項14】 プロスタグランジン類似物がフルプロステノールであるこ
    とを特徴とする請求項11に記載の使用。
  15. 【請求項15】 薬剤がフルプロステノールの皮下送達を可能にすることを
    特徴とする請求項14に記載の使用。
  16. 【請求項16】 非天然FP作用薬が、クロプロステノール(Estrum
    ate(登録商標))、フルプロステノール(Equimate(登録商標))
    、チアプロスト、アルファプロストール、デルプロステネート、フロキシプロス
    ト、9α,11α,15α−トリヒドロキシ−16−(3−クロロフェノキシ)
    −ω−テトラノル−プロスタ−4−シス−13−トランス−ジエン酸、17−(
    (3−トリフルオロメチル)フェニル)−17−トリノル−プロスタグランジン
    2 α、13,14−ジヒドロ−18−チエニル−18−ジノル−プロスタグラ ンジンF1 α、13,14−ジヒドロ−16−((3−トリフルオロメチル)フ ェノキシ)−16−テトラノル−プロスタグランジンF1 α、ラタノプロスト、 およびこれらの類似物質からなる群から選ばれることを特徴とする請求項8に記
    載の使用。
  17. 【請求項17】 骨障害が骨粗鬆症、変形性関節症、パジェット病、骨軟化
    症、および骨折からなる群から選ばれることを特徴とする請求項3に記載の使用
  18. 【請求項18】 骨障害が骨粗鬆症であることを特徴とする請求項3に記載
    の使用。
  19. 【請求項19】 非天然FP作用薬がフルプロステノールであることを特徴
    とする請求項18に記載の使用。
  20. 【請求項20】 骨障害が閉経後骨粗鬆症であることを特徴とする請求項1
    8に記載の使用。
  21. 【請求項21】 薬剤が非天然FP作用薬の持続投与を可能にすることを特
    徴とする請求項1、2、または3に記載の使用。
  22. 【請求項22】 薬剤が少なくとも12時間の期間にわたり非天然FP作用
    薬を送達できることを特徴とする請求項20に記載の使用。
  23. 【請求項23】 薬剤が対象の骨ターンオーバーを実質的に増加させないこ
    とを特徴とする請求項1、2、または3に記載の使用。
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