JP2001515118A5 - - Google Patents

Description

【特許請求の範囲】
【請求項１】 水系ポリマー組成物に、乾燥ポリマーの３〜１０重量％のアルキルポリグリコールエーテル非イオン界面活性剤を添加する工程を含んでなる水系ポリマー組成物の最低フィルム形成温度を低下させる方法。
【請求項２】 アルキルポリグリコールエーテルが、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、ステアリルアルコール又はこれらの混合物のエトキシル化生成物である請求項１に記載の方法。
【請求項３】 アルキルポリグリコールエーテルが、式：
Ｒ−Ｃ≡Ｃ−Ｒ₁
［式中、Ｒ及びＲ₁ は、それぞれ、炭素数１〜１５の直鎖及び分岐鎖アルキルから選択され、Ｒ及びＲ₁ の少なくとも１個は、１〜３個のヒドロキシル基を含有し、各ヒドロキシル基のＨは、独立に、式：
（ＣＨ₂ −ＣＨ₂ −Ｏ）_n Ｈ 又は （ＣＨ₂ −ＣＨ（ＣＨ₃)−Ｏ）_m Ｈ
（式中、ｎ及びｍは、それぞれ１〜５０の範囲であり、ｎ及びｍの合計は６０未満である）
の置換基で置換されている］
の化合物から選択される請求項１に記載の方法。
【請求項４】 アルキルポリグリコールエーテルが、式：
【化１】

（式中、ｍ及びｎの合計は１〜３０の範囲である）
の少なくとも１個の化合物である請求項３に記載の方法。
【請求項５】 水系ポリマー組成物が２５０ｇ／Ｌより少ないＶＯＣを有する請求項１に記載の方法。
【請求項６】 水系ポリマー組成物が５０ｇ／Ｌより少ないＶＯＣを有する請求項５に記載の方法。
【請求項７】 水系ポリマー組成物が溶媒、顔料、レベリング剤、レオロジー剤、流動調節剤、増量剤、反応性凝集助剤、艶消剤、顔料湿潤、分散剤、界面活性剤、紫外（ＵＶ）吸収剤、ＵＶ光安定剤、脱泡剤、消泡剤、沈降防止剤、だれ止め剤、増粘剤、皮張り防止剤、色わかれ防止剤、色むら防止剤、殺菌剤、防かび剤、腐食防止剤、増粘剤、可塑剤、反応性可塑剤、硬化剤、凝集剤及びこれらの混合物から選択される添加剤を更に含む請求項１に記載の方法。
【請求項８】 基板を、ポリマー樹脂、水及び、乾燥ポリマーの３〜１０重量％のアルキルポリグリコールエーテル非イオン界面活性剤を含む水系ポリマー組成物（前記界面活性剤はポリマー樹脂の重合後に添加する）と共に準備し、そして
基板を前記水系ポリマー組成物で被覆する基板の被覆方法。
【請求項９】 アルキルポリグリコールエーテルが、式：
Ｒ−Ｃ≡Ｃ−Ｒ ₁
［式中、Ｒ及びＲ ₁ は、それぞれ、炭素数１〜１５の直鎖及び分岐鎖アルキルから選択され、Ｒ及びＲ ₁ の少なくとも１個は、１〜３個のヒドロキシル基を含有し、各ヒドロキシル基のＨは独立に、式：
（ＣＨ ₂ −ＣＨ ₂ −Ｏ） _n Ｈ 又は （ＣＨ ₂ −ＣＨ（ＣＨ ₃ )−Ｏ） _m Ｈ
（式中、ｎ及びｍは、それぞれ１〜５０の範囲であり、ｎ及びｍの合計は６０未満である）
の置換基で置換されている］
の化合物から選択される請求項８に記載の方法。
【請求項１０】 アルキルポリグリコールエーテルが、式：
【化２】

［式中、ｍ及びｎの合計は１〜３０の範囲である］
の少なくとも１個の化合物を含む請求項９に記載の方法。
【請求項１１】 前記基板が、木材、木材副製品、石膏ボート、プラスチック、金属及び織物製品から選択される請求項８に記載の方法。
【請求項１２】 水系ポリマー組成物に、乾燥ポリマーの３〜１０重量％の非イオン界面活性剤を添加する工程を含んでなる水系ポリマー組成物の最低フィルム形成温度を低下させる方法であって、前記非イオン界面活性剤が、式：
Ｒ−Ｃ≡Ｃ−Ｒ ₁
［式中、Ｒ及びＲ ₁ は、それぞれ、炭素数１〜１５の直鎖及び分岐鎖アルキルから選択され、Ｒ及びＲ ₁ の少なくとも１個は、１〜３個のヒドロキシル基を含有し、各ヒドロキシル基のＨは独立に、置換されていないか又は式：
（ＣＨ ₂ −ＣＨ ₂ −Ｏ） _n Ｈ 又は （ＣＨ ₂ −ＣＨ（ＣＨ ₃ )−Ｏ） _m Ｈ
（式中、ｎ及びｍは、それぞれ１〜５０の範囲であり、ｎ及びｍの合計は６０未満である）
の置換基で置換されている］
の化合物から選択される水系ポリマー組成物の最低フィルム形成温度を低下させる方法。
【請求項１３】 非イオン界面活性剤が
（ｉ）式：
【化３】

の少なくとも１個の化合物
（ｉｉ）式：
【化４】

（式中、ｍ及びｎの合計は１〜３０の範囲である）
の少なくとも１個の化合物、並びに
（ｉｉｉ）（ｉ）及び（ｉｉ）の混合物
からなる群から選ばれる請求項１２に記載の方法。
【請求項１４】 水系ポリマー組成物が２５０ｇ／Ｌより少ないＶＯＣを有する請求項１２に記載の方法。
【請求項１５】 水系ポリマー組成物が５０ｇ／Ｌより少ないＶＯＣを有する請求項１４に記載の方法。
【請求項１６】 水系ポリマー組成物が溶媒、顔料、レベリング剤、レオロジー剤、流動調節剤、増量剤、反応性凝集助剤、艶消剤、顔料湿潤、分散剤、界面活性剤、紫外（ＵＶ）吸収剤、ＵＶ光安定剤、脱泡剤、消泡剤、沈降防止剤、だれ止め剤、増粘剤、皮張り防止剤、色わかれ防止剤、色むら防止剤、殺菌剤、防かび剤、腐食防止剤、増粘剤、可塑剤、反応性可塑剤、硬化剤、凝集剤及びこれらの混合物から選択される添加剤を更に含む請求項１２に記載の方法。
【請求項１７】 ポリマー樹脂、水及び乾燥ポリマーの３〜１０重量％の非イオン界面活性剤を含んでなる水系ポリマー組成物を製造する工程（前記非イオン界面活性剤は、式：
Ｒ−Ｃ≡Ｃ−Ｒ ₁
［式中、Ｒ及びＲ ₁ は、それぞれ、炭素数１〜１５の直鎖及び分岐鎖アルキルから選択され、Ｒ及びＲ ₁ の少なくとも１個は、１〜３個のヒドロキシル基を含有し、各ヒドロキシル基のＨは、独立に、置換されていないか又は式：
（ＣＨ ₂ −ＣＨ ₂ −Ｏ） _n Ｈ 又は （ＣＨ ₂ −ＣＨ（ＣＨ ₃ )−Ｏ） _m Ｈ
（式中、ｎ及びｍは、それぞれ１〜５０の範囲であり、ｎ及びｍの合計は６０未満である）
の置換基で置換されている］
の化合物から選択される、そして前記水系ポリマー組成物で基板を被覆する工程を含んでなる基板の被覆方法。
【請求項１８】 非イオン界面活性剤が
（ｉ）式：
【化５】

の少なくとも１個の化合物
（ｉｉ）式：
【化６】

（式中、ｍ及びｎの合計は１〜３０の範囲である）
の少なくとも１個の化合物、並びに
（ｉｉｉ）（ｉ）及び（ｉｉ）の混合物
からなる群から選ばれる請求項１７に記載の方法。
【請求項１９】 前記基板が、木材、木材副製品、石膏ボード、プラスチック、金属及び織物製品から選択される請求項１７に記載の方法。