JP2001514749A - Hiv抗原及びhiv抗体の同時決定方法 - Google Patents

Hiv抗原及びhiv抗体の同時決定方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、HIV感染を診断するための方法であって、HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原、HIV1、HIV1−SubO及び/又はHIV2のenv領域に対する少なくとも1種類の抗体、並びにHIV1、HIV1−SubO及び/又はHIV2に由来するpol及び/又はgag領域に対する少なくとも1種類の抗体を特異的に検出するイムノアッセイによる方法に関する。本発明は、さらに、前記診断方法に適する診断キット及び試験片、並びにp24に対するモノクローナル抗体及びそれらの使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 HIV抗原及びHIV抗体の同時決定方法 本発明は、HIV抗原及びHIV抗体の特異的検出を用いるイムノアッセイに よるHIV感染の診断方法に関する。 AIDS(後天性免疫不全症候群)はHIVウイルスによって引き起こされる 後天性免疫不全症である。これまでに知られる病原体はHIV1及びHIV2株 である。両株は形態、細胞親和性、T細胞のCD4受容体との相互作用、CD4 細胞に対するそれらのin vitroでの細胞変性効果、それらの一般的なゲノム構造 及び疾患AIDSを引き起こす能力において類似する(Clavel,1987,AIDS 1,1 35-140)。しかしながら、免疫学的な関係の程度はごく小さいものであり、一般 に、HIV1特異的抗体はHIV2といかなる交差反応も示さない。最も一般的 なHIV1グループMサブタイプに加えて、さらなるHIV1サブタイプ、サブ タイプ0が知られている(Myersら,Los Alamos data bank,1994;Sharpら,AID S Suppl.8,pp.27-42,1994)。HIV1−SubOとHIV1との関係の程度はH IV1−SubOとHIV2とのものよりもかなり高い。しかしながら、HIV 1に対する抗体はHIV1−SubOの対応する抗原とはある程度しか交差反応 しない。HIV1−SubO特異的抗体の大部分はHIV1グループM抗原とも 反応しない。 HIV感染の過程は幾つかの診断上関連する段階に分割することができる。感 染の早期において、HIV抗体に適合しないHIV抗原を既に検出することがで きる。抗体陽転期においては、HIV抗原は僅かに陽性又は陰性であり得、すな わち検出することができない。IgMクラスのHIV抗体はこの段階で検出可能 であるのに対して、IgGクラスのHIV抗体は検出することができないか、又 は僅かに陽性であるだけである。次の段階においては、症状はないが、主として IgG型のHIV抗体が検出可能であり、これに対してHIV抗原は一般に生じ ない。同じことが臨床期の疾患の進行過程に当てはまる。 疾患の後期段階において、HIV抗体は最終的に僅かに陽性又は陰性になる可 能性があり、これに対してHIV抗原は陰性のままであるか、又は患者の免疫系 の崩壊を伴うウイルスの攻撃の増加のために再度陽性として検出される可能性が ある。したがって、(患者に応じて)過程が非常に異なるものであり得るこれらの 異なる段階の間、抗原又は抗体の検出が誤って陰性の結果を示し得る瞬間が常に 存在する。 HIV1を検出するためには、HIV2又はHIV1−SubO感染抗体試験 (IgG及びIgM)を、例えばEP−A−0 280 211に記載されるブリッジ試験様式で頻 繁に行う。抗原は、一般には、HIV1/HIV1−SubOについてはgp1 60、gp120、gp41であり、かつHIV2についてはgp140、gp 110、gp36であるいわゆるエンベロープ領域(env)の抗原が、それぞ れウイルスのコアを形成する抗原p24(HIV1)及びp26(HIV2)と 共に用いられる。抗原p24及びp26は、いわゆるgag領域がコードする。 これらの試験は、列挙された抗原に対する抗体が存在する場合に陽性信号を示す 。疾患の早期及び後期段階において、すなわち、遊離p24及びp26抗原が存 在するときに、患者の免疫系が未だに十分な抗体を産生しないでいるか、又は患 者の免疫系が消耗して構築される抗体の数が検出されるのに十分なものではない ために、しばしば抗体を検出することができない。 p24抗原を検出するための抗原試験及び他の抗体試験は、一般には別々に行 われる。患者の抗原力価は感染の早期段階及びAIDSの最終段階においてのみ 増加し、そのためp24はこれらの段階においてのみ確実に検出することができ る。 これまでに公知の試験の不都合な点は、HIV感染の診断上関連する期間全体 を単独で網羅することができる試験がないことである。 組み合わせ試験を用いると、特定の病原体の抗原及びこの病原体に対する抗体 を同時に検出することができる。このような抗原及び抗体を同時に検出するため の手順はDE 42 36 189 A1に開示されている。しかしながら、HIV感染の全て の段階を診断の上で完全に網羅しようとする試みは記載されていない。 WO 93/21346においては、不均一イムノアッセイによりHIVp24抗原、H IV1gp41抗体及びHIV2gp36抗体(いずれの場合も、env遺伝 子のタンパク質に対する抗体)を同時に検出するための組み合わせ試験が記載さ れている。しかしながら、この試験では、p24又はenvタンパク質に対する 抗体を含まないHIV陽性サンプルは陽性として検出されない。全ての抗体では なくgp41を単独で用いることで陽性HIV1サンプルを検出することができ 、これはウエスタンブロット法において不完全なバンドパターンを示し、かつg p41バンドの染色がないことを特徴とするサンプルが広範囲に及ぶためである 。 Hashidaら(1996,J.Clin.Lab.Anal.10,213-219)はHIV1感染を検出するた めの診断試験を記載している。この試験で、p24抗原、(gag領域に由来す る)p17に対するIgG抗体及びpol遺伝子によってコードされる逆転写酵 素(RT)に対するIgG抗体を検出することができる。しかしながら、この手 順はHIV1感染の検出のみを可能にし、上で用いられる2種類の抗原に対する 低アフィン(low-affine)IgM抗体のみを含む抗体陽転血清は検出されない。 envタンパク質に対する抗体を含む抗体陽転血清も検出されない。感染の早期 においてHIV抗原力価が減少した後には、しばしばenvタンパク質gp41 に対するIgM抗体のみが生じる。この場合、Hashidaらの試験は偽陰性結果を 示す。 全ての感染段階について、HIV1、HIV1−SubO及びHIV2の完全 な同時検出を確実に可能にする最新の診断試験系は存在しない。 したがって、本発明の目的は、HIV感染の診断上検出可能な全ての段階の正 確で、信頼の置ける完全な検出を単一の試験として可能にするHIV感染の改善 された試験を開発することにある。また、この試験はHIV1、HIV1−Su bO及びHIV2の同時測定をも可能にする。 この目的は、本発明によるHIV感染を診断するための方法であって、HIV 1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原、HIV 1、HIV1−SubO及び/又はHIV2のenv領域に対する少なくとも1 種類の抗体、並びにHIV1、HIV1−SubO及び/又はHIV2に由来す るpol及び/又はgag領域に対する少なくとも1種類の抗体の特異的検出を 用いるイムノアッセイによる方法によって達成される。本発明による方法を用い ることで、上記検体のうちの1つだけが既に現れているHIV感染を確実に検出 することが可能である。 驚くべきことに、HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHI V2のp26抗原の検出並びにHIV−env領域に対する少なくとも1種類の 抗体の検出と組み合わせた、特にはHIVのpol領域の、遺伝子産物に対する 抗体の検出により、これまでの残念な診断上のギャップを埋めることができるこ とが示されている。驚くべきことに、HIV1、HIV1−SubOのp24抗 原及び/又はHIV2のp26抗原の検出並びにHIV−env領域に対する少 なくとも1種類の抗体の検出と組み合わせた、HIVの逆転写酵素(RT)に対 する抗体を検出するHIV感染の検出方法が特に適することが立証されている。 既述の単一パラメータの決定を用いる本発明による組み合わせ試験によるHI V感染の検出は同時に行われる。組み合わせ試験(combination test)という用 語は、HIV抗原及びHIV抗原に対する抗体を同時に検出できることを意味す る。この試験を用いることで、全てのHIV感染の段階を確実に網羅することが できる。抗原又は抗体及びそれらの対応する特異的受容体結合を本発明に従って 選択することにより、本発明による方法を実施することができる。 さらに、HIV1、HIV1−SubO及びHIV2の検出を1つの単一試験 を用いて達成することができる。加えて、受容体を適切に選択することによりH IV1グループMのHIV1サブタイプの広範な検出が可能である。この試験は 、好ましくは、不均一イムノアッセイの原理に基づくものである。しかしながら 、液相及び固相を分離しない濁度試験のような均一法を考えることもできる。 本発明による検出法において用いられる受容体R1及びR2は、測定しようと するHIV1−p24及び/又はHIV2−p26に特異的に結合する受容体で ある。R3及びR4受容体として用いられる受容体はHIV1、HIV2又はH IV1−SubOのenv領域の1つもしくは幾つかの抗原である(HIV1/ HIV1−SubOについてはgp160、gp120、gp41、HIV2に ついてはgp140、gp110、gp36)。R3及びR4として好ましく用 いられる受容体はgp41及び/又はgp36又はそれらの断片である。R5及 びR6として用いられる受容体はHIV1、HIV2、又はHIV1−SubO のpol又はgag領域に由来する1つもしくは幾つかの抗原であるが、受容体 R 1又はR2と反応する可能性があるp24又はp26のエピトープ又は配列であ ってはならない。HIV1、HIV2又はHIV1−SubOのpol領域の抗 原が受容体R5又はR6として好ましく用いられる。逆転写酵素(RT)が受容 体R5及びR6として特に好ましく用いられる。 本発明による受容体の組み合わせはHIV感染の全ての段階を確実に検出する ことを可能にする。これは、感染の早期又は後期段階にのみ存在するHIVの特 定の検体(例えば、それぞれ、p24及びp26抗原)はもちろん、無症候段階 に生じる検体及びより長期間にわたって検出可能な検体、例えば、env遺伝子 産物gp160、gp120もしくはgp41に対する抗体及びpol遺伝子産 物逆転写酵素、インテグラーゼもしくはプロテアーゼに対する抗体、又はgag 遺伝子産物p17もしくはp15に対する抗体の検出を可能にする。 受容体を適切に選択することにより、HIV1、HIV2、及びグループMの 全てのHIV1サブタイプを含むHIV1−SubOによる感染を任意に検出す ることができる。このような手順のためには、R1及びR2として選択された受 容体がHIV1のp24抗原に特異的に結合する。この場合、R1及びR2の選 択は、HIV1−p24及びHIV1−SubO−p24の認識及び結合を可能 にするものでなければならない。これには、全てのHIV1グループMサブタイ プ及びHIV1サブタイプ0が検出されるようにR1及びR2に数種類の受容体 を用いることが必要となることがある。加えて、HIV1、HIV2及びHIV 1−SubOを同時に検出するため、HIV2のp26抗原をも特異的に認識す る、対応する交差反応性受容体又はさらなる受容体R1及びR2のいずれかが用 いられる。用いられる受容体R1及びR2の総数は選択されるエピトープの交差 反応性又は相同性に依存する。うまく選択した場合、用いられる受容体の数を減 少させることが可能である。HIV1及びHIV1−SubOのenv遺伝子産 物に対する抗体に特異的に結合する受容体はR3及びR4受容体として用いるこ とができる。gp41抗原(それぞれ、HIV1及びHIV1−SubO)又は それらの断片もしくはエピトープが特に適する。R3及びR4として用いられる さらなる受容体はHIV2のenv遺伝子産物に対する抗体を特異的に認識する ものである。gp36抗原又はそれらの断片もしくはエピトープが特に適する。 HIV1及びHIV1−SubOのgag又はpol遺伝子産物に対する抗体を 特異的に認識する受容体−受容体R1及びR2と反応し得るp24のエピトープ は除く−がR5及びR6受容体として適する。HIV2を認識するため、HIV 2のgag又はpol遺伝子産物に対する抗体に特異的に結合するさらなるR5 及びR6受容体をさらに用いることができる。R5及びR6に好ましい受容体は 、それぞれ、HIV1及びHIV1−SubOのpol遺伝子産物、並びにHI V2のpol遺伝子産物に対する抗体を認識する受容体である。3種類の可能性 のあるpol遺伝子産物逆転写酵素、インテグラーゼ及びプロテアーゼに対する 受容体R5及びR6のうち、該逆転写酵素に対する抗体を認識する受容体が特に 好ましい。 本発明のさらなる主題は、受容体R1及びR2を各々単一の受容体として、又 は様々な受容体の混合物の形態で用いる上記HIV感染の検出方法である。混合 物が用いられる場合、それらの受容体は、好ましくは、それぞれp24及びp2 6の異なるエピトープを認識する。受容体混合物を用いるのは、1つの単一試験 組成物を用いて異なるHIVサブタイプを確実に認識する−p24抗原の場合に はHIV1グループMサブタイプ及びHIV1−SubOを認識する−ためであ る。 本発明によると、この検出方法はHIV1サブタイプ0の感染にも適する。 さらに、本発明による検出方法はグループMのHIV1サブタイプの感染に用 いることもできる。 本発明によると、受容体R3、R4、R5及びR6は、HIV1、HIV1− SubO及びHIV2陽性サンプルを1つの試験調製物で確実に認識することを 保証するため、各々異なる受容体の混合物の形態で用いることもできる。しかし ながら、これらの異なる受容体が検出しようとする抗原又は検出しようとする抗 体に結合する際に互いを大きく妨害することがないことを常に確実なものとしな ければならない。R3及びR4として好ましい受容体は各々が同じエピトープを 提示するものである。これは、検出しようとする抗体の抗原結合部分が受容体R 3及びR4の両者に連結することを確実なものとする。要求に応じて、異なるエ ピトープの組み合わせを用いることもできる。例えば、組換えgp41をR3と して用いることができ、gp41から誘導されるペプチド又はポリハプテン−WO 96/03652に記載されるようなもの−をR4として用いることができる。これは 受容体R5及びR6に当てはめることもできる。要求に応じて、異なるエピトー プの組み合わせを用いることができる。しかしながら、同じエピトープを有する 受容体が好ましい。 本発明による方法は、一般には、湿式試験として適用される。液相中で試験試 薬を用いるいわゆる湿式試験に加えて、タンパク質又は抗体の検出に適する全て の通常の乾式試験様式を用いることもできる。これらの乾式試験又は、例えばEP −A−0 186 799に記載されるような試験片では、全ての試験成分を単一の担体上 に結合させる。 本発明による方法は、好ましくは、不均一イムノアッセイとして行い、受容体 R1及びR2で抗原を検出する際にはサンドイッチ原理に従う。検出しようとす る抗原(ここでは、それぞれp24及びp26)はR1及びR2によりサンドイ ッチのように両面に結合される。受容体R3、R4、R5及びR6による抗体の 結合は架橋試験原理に従う。検出しようとする抗体は受容体R3及びR4を架橋 する。同じことが受容体R5及びR6に当てはまる。両試験手順、サンドイッチ 及び架橋試験、は同じ試験調製物内で互いを妨害することなく同時に行うことが できる。したがって、全ての受容体をサンプルと共にインキュベートし、その手 順を数工程で行うことも可能である。検出反応に先立つ、未結合受容体及びサン プル成分を単離するための洗浄工程は有利ではあるが、必須のものではない。固 相への結合に適する受容体R1、R3及びR5は液相において結合させることが 可能であり、又は予め固相に結合させることもできる。受容体R1ないしR6全 ての全体インキュベーションが好ましい。R1、R3及びR5が結合し得る固相 は予め存在していてもよく、又は後に添加し、あるいは拡散もしくは搬送により 後に到達してもよい。 インキュベーションの間に、固相R1・p24(p26)・R2の間にサンドイ ッチが、固相・R3・HIV抗env抗体・R4の間に架橋が、及び固相・R5 ・HIV抗gag/pol抗体・R6の間に架橋が形成される。続いて、不均一 イムノアッセイの場合には固相を液相から分離し、必要であれば固相を洗浄し、 R 2、R4及びR6の標識を測定する。標識は大部分が固相で測定されるが、液相 において測定することもできる。 受容体R1、R3及びR5のうちの1つもしくは幾つかが予め固相に結合して いる場合、サンプル及び対応する受容体、すなわちR2、R4及びR6を固相結 合受容体R1、R3及びR5に添加し、一緒にインキュベートする。最初に固相 の存在下もしくは非存在下においてサンプルを受容体R1、R3及びR5と接触 させ、次工程で受容体R2、R4及びR6を添加することもできる。 本発明のさらなる主題は、受容体R3、R4、R5及びR6を用いるイムノア ッセイによる、HIVに対する抗体の検出方法である。受容体R1及びR2はこ の純粋な抗体の試験では用いない。R3及びR4として用いられる受容体は、前 に組み合わせ試験において記述したようなHIV1、HIV2又はHIV1−S ubOのenv範囲の1つもしくは幾つかの抗原(HIV1/HIV1−Sub Oについてはgp160、gp120、gp4LHIV2についてはgp140 、gp110、gp36)である。gp41及び/又はgp36又はそれらの断 片が受容体R3及びR4として好ましく用いられる。R5及びR6として用いら れる受容体は−前に組み合わせ試験において記述したように−HIV1、HIV 2又はHIV1−SubOのpolもしくはgag領域に由来する1つもしくは 幾つかの抗原である。R5及びR6として用いられる受容体は、好ましくは、H IV1、HIV2又はHIV1−SubOのpol領域に由来するものである。 逆転写酵素(RT)が受容体R5及びR6として用いるのに特に好ましい。 この抗体検出の手順、その試験形式に加えて用いられる受容体の特性は組み合 わせ試験のものに類似し、そのためここでは別々に述べることはしない。以下に 示される受容体R1及びR2に関する詳細は、上述のHIV抗体及びHIV抗原 の組み合わせ試験に当てはまる。受容体R3、R4、R5及びR6に関する詳細 は、組み合わせ試験はもちろんのこと、HIV抗体の検出方法にも当てはまる。 受容体R1の必須成分は、HIV1の、及び任意にHIV1−SubOのp2 4抗原に、又はHIV2のp26抗原に特異的に結合する抗体である。p24又 はp26への特異的な結合に適する全てのサブクラスの抗体を用いることができ る。完全な抗体の代わりに、Fab、Fab’又はF(ab')2断片のような断 片を用いることももちろん可能である。 これらの抗体は、残りの試験成分に対する交差反応性を示さない限り、ポリク ローナルであってもよい。しかしながら、抗p24及び抗p26抗体の特異性に 対してなされる要求がHIVサブタイプの認識に関して大きいはずであることか ら、モノクローナル抗体が好ましく用いられる。したがって、本発明の主題はp 24抗原に対するモノクローナル抗体にも関する。これらの抗体の特性は以下の 段落のうちの1つにより詳細に記載される。 R1は固相に直接結合しても、又は固相への結合が特異的結合系を介した間接 的なものであってもよい。固相へのR1の直接結合は専門家に公知の方法に従う 。結合が特異的結合系を介して間接的に行われる場合、R1はp24又はp26 に対する抗体及び特異的結合系の反応パートナーからなるコンジュゲートである 。この場合、特異的結合系は互いに特異的に反応することが可能な2つの反応パ ートナーからなる。それらの結合能力は免疫学的反応又は異なる特異的反応に基 づくものであり得る。好ましく用いられる特異的結合系はビオチン及びアビジン 又はビオチン及びストレプトアビジンの組み合わせである。好ましいさらなる組 み合わせは、ビオチン及び抗ビオチン、ハプテン及び抗ハプテン、抗体のFc断 片及びこのFc断片に対する抗体又は炭水化物及びレクチンである。したがって 、特異的結合に適するこの対の反応パートナーの一方はR1受容体を形成するコ ンジュゲートの一部である。 R1の特異的結合系の他方の反応パートナーは固相のコーティングである。こ の特異的結合系の他方の反応パートナーの不溶性担体物質への結合は、専門家に 公知の通常の方法に従って行うことができる。この場合、共有結合はもちろんの こと、吸着性結合が適切である。ポリスチレン又は類似のプラスチックから作製 された試験管又はマイクロタイタープレートであって、その内面に特異的結合系 の反応体がコートされているものが固相としての使用に適する。特に好ましい他 の適切な物質は粒子サイズの物質、例えば、ラテックス粒子、磁性粒子、モレキ ュラーシーブ材料、ガラス体、プラスチック管等である。紙のような多孔性の層 状担体を担体として用いることもできる。特に好ましいものは、同様に上述の特 異的結合系の対応する結合パートナーをコートした磁性ビーズである。検出反応 のため、試験反応が完了した後、これらの微粒子を液相から、例えば濾過、遠心 により、又は、磁性粒子の場合には、磁石により分離することができる。 R2受容体は、HIV1の、及び任意にHIV1−SubOのp24抗原にそ れぞれ、又はHIV2のp26抗原に特異的に結合する1種類の抗体、並びに標 識からなる。R1受容体の場合と同様に、p24又はp26に特異的に結合する のに適する全てのサブクラスの抗体を用いることができる。完全な抗体の代わり に、Fab、Fab’又はF(ab')2断片のようなそれらの断片ももちろん用 いることができる。これらの抗体はポリクローナルであってもモノクローナルで あってもよい。R1の場合と同様に、モノクローナル抗体が好ましく用いられる 。以下の段落のうちの1つに記載されるようなp24抗原に対する本発明による モノクローナル抗体がR2については特に好ましい。R1及びR2において用い られる抗体が、それぞれ、p24及びp26抗原の少なくとも2つの異なるエピ トープを認識することが重要である。受容体R1及びR2の両者は、p24及び p26に特異的かつ同時に結合してサンドイッチを形成するのに適するものでな ければならない。したがって、R1及びR2における抗体成分によって認識され るエピトープは空間的に切り離されていなければならない。これは、R1及びR 2によって認識されるエピトープが重複していてもよいが、両受容体がp24又 はp26抗原に同時に結合することができることを確実にするものでなければな らないということを意味する。両受容体がp24又はp26に結合する際に互い を大きく妨害するものではないという条件が常に満たされていなければならない 。 R1及びR2用の受容体混合物を選択する際には、R1及びR2用の受容体と 同じものを用いることもできる。特定数のR1受容体は固相への結合に適するも のであり、残りのR1受容体は固相への結合に適するものではなく、代わりに標 識を担持する。同じことがR2にも通用する。サンドイッチは、固相・R1・p 24・R2及び固相・R1(R2エピトープ)・p24・R2(R1−エピトープ )の方向で形成することができる。 R2受容体のさらなる成分は標識である。標識として、直接検出可能な物質、 例えば、化学発光、電気化学発光、蛍光もしくは放射性物質、又は金属ゾル、ラ テックスもしくは金粒子が用いられる。酵素又はハプテン(例えば、ジゴキシゲ ニン)のような他の分子又は蛍光染色、例えばフルオレセイン、も標識として好 ましい。特に好ましい標識は、WO96/03651に記載されるような電気化学発光金 属キレートである。ルテニウム錯体が金属キレートとして好ましく用いられ、こ れもまたWO96/03651に開示されている。標識方法は専門家に公知であり、ここ でさらに説明する必要はない。標識は−一般に公知であるように−化学発光、蛍 光もしくは放射性物質又は金属ゾル、ラテックスもしくは金属粒子を測定するこ とにより、又は酵素によって変換された基質を測定することにより検出する。 また、標識はさらなる受容体によって間接的に検出することもでき、このさら なる受容体はシグナル生成基とカップリングし、R2の標識、例えばジゴキシゲ ニンのようなハプテン、と特異的に結合する。ハプテン標識、特にジゴキシゲニ ン標識受容体の生成はWO96/03423に記載されている。 シグナル生成基、例えば、電気化学発光、蛍光もしくは放射性物質又は酵素又 は金粒子の検出は専門家に公知の方法に従って行う。例えば、R2の標識に特異 的に結合する抗体又は抗体断片をさらなる受容体として用いることができる。こ の間接標識検出を適用する場合、R2の標識は好ましくはジゴキシゲニン又は異 なるハプテンである;この検出は、ペルオキシダーゼ又は上述のような異なる標 識で標識した、ジゴキシゲニン又はそのハプテンに対する抗体を用いて行う。 受容体R1及びR2の成分として、モノクローナル抗体又はそれらの断片が好 ましく用いられる。したがって、本発明の主題は、HIV1のp24抗原に特異 的に結合し、かつそれに対してサンドイッチを形成するのに十分な親和性を有す るモノクローナル抗体にも関する。モノクローナル抗体は、専門家に公知のタン パク質を検出するための全ての試験、例えば、サンドイッチ試験において用いる ことができる。 本発明によるモノクローナル抗体は多くの免疫グロブリンクラス(Ig)に属 し得る。これらのモノクローナル抗体は、好ましくは、IgG1クラスに属する 。さらなる成分、例えば、酵素もしくはハプテンのような標識又は不均一イムノ アッセイにおいて固相への抗体の結合に必要な結合パートナーのカップリングは 、IgG1抗体で好ましく行うことができる。抗体断片、例えば、F(ab')2 、Fab’又はFab断片の産生はIgG1クラスでは問題にならない。 本発明によると、「モノクローナル抗体」という用語は、完全な抗体並びに免 疫試験及び他の手順において通常適用されるそれらの断片、例えば、F(ab' )2、Fab’又はFab断片を意味する。また、抗原結合特性が明らかに影響 を受けることがない限り、モノクローナル抗体の修飾によって産生される抗体も 含まれる。遺伝子工学の手段により、例えば、マウスにおいて通常産生されるモ ノクローナル抗体の一部を適切なヒト抗体配列で置換してイムノアッセイにおけ る非特異的結合を最小にすることができる。このようなキメラモノクローナル抗 体の産生手順は、例えばAntibody Engineering,J.McCafferty,H.R.Hoogenb oom and D.J.Chiswell,The Practical Approach Series,Series Editor:B. D.Hames,Oxford University Press,1996から、専門家に公知である。 抗体の適合性のためには、これらの抗体によって認識されるp24のエピトー プが必須であり、これはそれらが全てのサブタイプの認識に必須であるためであ る。p24エピトープについては、Gittiら(Science 1996,Vol 273,p.231-23 5)からの構造情報を基礎として用いることができる。したがって、以下に記載 される抗体のような、同じエピトープ−又はこれらのエピトープと重複するエピ トープ−を認識する、異なった様式で産生される抗体も本発明によるものである 。このようなエピトープは、例えば、ペップスキャン(Pepscan)法により特徴 付けることができる。本願の実施例4には、本発明による抗体のエピトープマッ ピングの正確な手順が記載されている。本発明による抗体が結合するp24のエ ピトープ領域は、好ましくは、以下のアミノ酸配列の群から選択される。これら の配列は配列決定プロトコルにも記載されており、配列番号1−36を参照され たい。 本発明の主題は、配列番号1〜36によるp24エピトープに特異的に結合す る、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体に関する。 本発明のさらなる主題は、配列番号3、9、17、31又は34によるp24 エピトープに特異的に結合する、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル 抗体である。これらの配列は上記リストにおいて太字で示されている。 配列番号3、9、17、31又は34によるp24エピトープは本発明のさら なる主題を表す。 本発明によるモノクローナル抗体は、例えば、細胞系mAb<p24>M−6 A9/5、mAb<p24>M−4B1/1、mAb<p24>M−6D9/4 、mAb<p24>M−2E7/3又はmAb<p24>M6A9/5から産生 させることができる。モノクローナル抗体mAb<p24>M−4B1/1(寄 託番号DSM ACC2299)、mAb<p24>M−6D9/4(寄託番号 DSM ACC2300)及びmAb<p24>M−6D9/4(寄託番号DS MACC2300)及びmAb<p24>M−2E7/3(寄託番号DSM A CC2301)はGerman collection of microorganism and cell culture(“De utsche Sammulung von Mikroorganismen und Zellkulturen(DSMZ)GmbH,Masc heroder Weg 1b,D-38124 Braunschweig)に1997年2月26日に寄託された 。モノクローナル抗体mAb<p24>M6A9/5はDSM ACC2310 (寄託番号)としてDSMZに1997年6月11日に寄託された。 実施例4に記載されるエピトープマッピング手順により、細胞系mAb<p2 4>M−6A9/5から産生される抗体が系列(sequential)エピトープは認識 しないが、p24の原体(conformation)エピトープには結合することが示され た。 同じ手順により、細胞系mAb<p24>M−2E7/3(DSM ACC2 301)から産生される抗体が配列番号9によるペプチドに相当するエピトープ に結合することが示された(Gittiら1996,Science 273,231-235によるp24構 造情報)。関わる実際のエピトープはさらに小さいことも示すことができた。m Ab<p24>M−2E7/3がp24に特異的に結合するためには、11個の アミノ酸のみを含む配列番号34によるエピトープで十分である。 同じ手順により、細胞系mAb<p24>M−6D9/4(DSM ACC2 300)から産生される抗体が配列番号3によるペプチドに相当するエピトープ に結合することが示された。特異的結合に必要なエピトープはさらに小さいこと も示されている:mAb<p24>M−6D9/4がp24に特異的に結合する ためには、15個のアミノ酸を含む配列番号31によるエピトープで十分である 。 同じ手順により、細胞系mAb<p24>M−4B1/1(DSM ACC2 299)が配列番号17によるエピトープに相当するエピトープに結合すること が示された。 細胞系mAb<p24>M−4B1/1及びmAb<p24>M−6D9/4 から産生される抗体は、従来特徴付けられているHIV1のp24エピトープだ けではなくHIV1−SubOのp24エピトープにも結合する。HIV1及び HIV1−サブタイプ0のp24抗原を同時に認識するためには、これらの細胞 系から産生される抗体が特に適する。実施例5では、本発明による抗体のp24 サブタイプ認識に関する試験が示されている。これらの2つの抗体のうち、mA b<p24>M−4B1/1は固相側で、すなわち、受容体R1として好ましく 用いられ、mAb<p24>M−6D9/4は受容体R2として好ましく用いら れる。 HIV1及びHIV1−SubOを効率的に同時に認識するためには、抗体m Ab<p24>4B1/1及びmAb<p24>6A9がR1として、並びにm Ab<p24>2E7/3及びmAb<p24>6D9/4がR2として好まし く用いられるが、これは、この組み合わせが異なるHIV1及びHIV1−サブ タイプ0ウイルス単離体の最も包括的な認識を保証するためである(実施例5を 参照されたい)。 本発明のさらなる主題は、等しい様式でp24に結合する抗体、好ましくはモ ノクローナル抗体、例えば、モノクローナル抗体抗体mAb<p24>M−6A 9/5(DSM ACC2310)、mAb<p24>M−4B1/1(DSM ACC2299)、mAb<p24>M−6D9/4(DSM ACC2300 )又はmAb<p24>M−2E7/3(DSM ACC2301)である。「 等しい様式で結合する」とは、ここでは、これらの抗体が寄託されたモノクロー ナル 抗体と同じ親和性で、又はそれに匹敵するほど高い親和性でp24に結合するこ ンドイッチELISAで適切な試験を行う際に検出することができる。 本発明のさらなる主題は等しい様式でp24に結合する抗体、好ましくはモノ クローナル抗体、例えば、寄託された抗体mAb<p24>M−6A9/5(D SM ACC2310)、mAb<p24>M−4B1/1(DSM ACC22 99)、mAb<p24>M−6D9/4(DSM ACC2300)又はmA b<p24>M−2E7/3(DSM ACC2301)である。これは、例え ば、 試験により、測定することで検出することができる。好ましくは、これらの抗体 はp24に対する高親和性を有する。 本発明のさらなる主題は、上記段落に記載される抗体のうちの少なくとも1種 類の、HIV感染を検出するための診断試験における使用である。本発明のさら なる主題は、同様に上に記載される、HIV感染を検出するための本発明による 組み合わせ試験における前述の抗体の使用である。 本発明によるモノクローナル抗体は−既に公知であるように−適切な試験動物 、例えば、マウス、ラット、ウサギを単離p24(ヒト組織から単離したもの又 は組換体)で免役し、続いて免役した動物の脾臓細胞をミエローマ細胞と融合さ せることにより産生させることができる。脾臓細胞に加えて、リンパ球源として 、免役した動物(好ましくは、マウス又はラット)に由来する末梢血リンパ球( PBL)又はリンパ腺の細胞を用いることができる。免役については、p24か ら誘導される合成ペプチドを、これは単独で用いることも担体に結合させること もできるが、所望の抗体を産生させるために単離p24の代わりに用いることが できる。 その代わりに、p24に対して生じた抗体を有するヒト提供者からのリンパ球 を不死化することができる。抗p24抗体を産生するこのようなリンパ球は、ヒ トミエローマ細胞系との融合、又は抗体産生ハイブリドーマ細胞へのエプシュタ イン・バーウイルス(EBV)形質転換のいずれかにより不死化することができ る(Monoclonal Antibody and Immunosensor Technology,A.M.Campbell, rten,Springer Verlag 1990;Monoclonal Antibody Production Techniques an d Applications,ed.Lawrence B.Schook,Marcel Dekker Verlag 1987)。 R3の必須成分は、検出しようとする、HIV1もしくはHIV1−SubO 及び/又はHIV2−env領域に由来する抗原に対する抗体に特異的に結合さ せるのに適する抗原である。この抗原は、好ましくはgp41又はgp120( HIV1)及びgp36又はgp110(HIV2)に対する抗体への結合に適 するものであり、特に好ましくはそれぞれgp41及びgp36に対する抗体へ の結合に適するものである。「抗原」という用語は、HIV−env遺伝子産物 に対する抗体に特異的に結合することが可能な分子である。関わる抗原は天然抗 原に相当し得る。したがって、ウイルスからの単離又は組換えによる方法で産生 させることができる。検出しようとする抗体に特異的に結合させるのに適する、 合成又は組換えで産生させたペプチドを用いることもできる。また、この抗原は 他のリガンド、例えば、脂質又は糖によって誘導体化することもできる。アミノ 酸交換(D及びLアミノ酸又は同類分子)又はアミノ酸の欠失もしくは挿入も可 能である。試験手順に有利なさらなる抗原修飾、例えば、WO96/03652に記載さ れるポリハプテンの産生は専門家が容易に見出すことができる。唯一の条件は、 修飾に関わらず、測定しようとする抗体が修飾抗原への特異的な結合に依然とし て適するものであるということである。これは、R3に属する抗原上の抗体の結 合部位が保存されなければならないことを意味する。 R3は固相に直接結合させることが可能であり、又は固相への結合は特異的結 合系を介した間接的なものである。固相へのR3の直接的及び間接的結合は、上 述の受容体R1のものと同様である。 受容体R4は、HIV1もしくはHIV1−SubO及び/又はHIV2−e nv領域に由来する抗原に対する抗体に特異的に結合させるのに適する抗原、並 びに標識からなる。この抗原は、好ましくはgp41又はgp120及びgp3 6又はgp110に対する抗体への結合に適するものであり、特に好ましくは、 それぞれgp41及びgp36に対する抗体への結合に適するものである。抗原 の定義に加えて抗原の条件はR3受容体について記述したものと同じである。好 ましくは、同じ抗原が受容体R3及びR4の「抗原成分」として用いられる。し かしながら、異なる抗原を用いることも可能である。しかしながら、R3及びR 4の抗原成分の両者が測定しようとする同じ抗原に結合させるのに適するもので あることは確実なものとしなければならない。1つの条件は、測定しようとする 抗体が2つの受容体R3及びR4を常に架橋するということである。 受容体R4のさらなる成分は標識である。R4の標識の条件は上述のR2の標 識のものと同じである。好ましくは、同じ標識がR2及びR4に用いられる。 受容体R5は、主として、HIV1、HIV1−SubO及び/又はHIV2 のpol又はgag領域の抗原ではあるが、受容体R1又はR2と反応する可能 性のあるp24又はp26のエピトープ又は配列ではない抗原に対する、測定し ようとする抗体に特異的に結合させるのに適する抗原からなる。この抗原は、好 ましくはpol領域の遺伝子産物に対する抗体、特に好ましくは逆転写酵素(R T)に対する抗体に結合させるのに適するものである。比較的本来の構造を有す る、ヘテロ二量体である(51及び66kDaの2つのサブユニットからなる) 天然逆転写酵素(RT)が特に適切である。しかしながら、これらのサブユニッ 3975-13978(1989)に記載したような発現クローンによって発現された組換え産生 精製RTが特に好ましく用いられる。HIV1及びHIV2−RTの間の、これ らの2つのタンパク質の約60%、部分的には100%の一致という高程度のア ミノ酸相同性のため、一般には、HIV2抗体によっても認識される十分なHI V1−RTが存在する。HIV2−RTは、任意に、単独で、又は追加的に用い ることができる。RTの代わりに、受容体R1又はR2と反応するp24又はp 26のエピトープは除くgag領域の遺伝子産物に対する抗体に結合させるのに 適する抗原を用いることができる。この抗原は、好ましくは、gag−p17に 対する抗体に結合させるのに適するものである。受容体R3及びR4に対して示 される「抗原」という用語の定義が、特異性を除いて、R5にも当てはまる:受 容体R5の場合、この抗原は確かに、HIV−gag又はpol遺伝子産物に対 する抗体に特異的に結合させるのに適する分子である。 R5は固相に直接結合させることができ、又はその結合は特異的結合系を介し た間接的なものである。固相へのR5の直接的又は間接的結合は上述の受容体R 1及びR3のものと同様である。 受容体R6は、主として、HIV1、HIV1−SubO及び/又はHIV2 のpol又はgag領域の抗原に対する、測定しようとする抗体に特異的に結合 させるのに適する抗原からなる。この抗原は、好ましくはpol領域の遺伝子産 物に対する抗体、特に好ましくは逆転写酵素(RT)に対する抗体に結合させる のに適するものである。R5に対して上に示される抗原の特性に関する詳細がR 6にも当てはまる。受容体R5に対して示される「抗原」という用語の定義がR 6にも当てはまる。好ましくは、同じ抗原が受容体R5及びR6の「抗原成分」 として用いられる。しかしながら、異なる抗原を用いることも可能である。しか しながら、R5及びR6の抗原成分の両者が測定しようとする同じ抗体への結合 に適するものであることを確実なものとしなければならない。測定しようとする 抗体がこれらの2つの受容体R5及びR6に連結するという条件が常に存在する 。 受容体R6のさらなる成分は標識である。R6の標識の条件は上述の受容体R 2及びR4の標識のものに類似する。好ましくは、同じ標識がR2、R4及びR 6に用いられる。 受容体R3、R4、R5又はR6として用いられる全ての抗原は別々に用いる ことができ、又は、好ましくは、架橋オリゴマーもしくはWO96/03652によるポ リハプテン(これらの抗原を有する担体分子もしくは粒子)として用いることも できる。これはIgMの認識を改善する。 専門家に公知の全ての生物学的液体をサンプルとして用いることができる。好 ましいサンプルは、全血、血清、血漿、尿、唾液等の体液である。 サンプル、固相及び受容体に加えて、試験調製品は−用途に応じて−さらなる 添加物、例えば、バッファー、塩、界面活性剤、タンパク質添加物、例えば、R SA及びタンパク質断片、例えば、ペプトンを含んでいてもよい。必要とされる 添加物は専門家に公知であり、又は専門家が容易に見出すことができる。 本発明のさらなる主題はHIV感染を検出するための試薬キットであり、これ は、HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗 原に特異的に結合させるのに適しており、かつ固相に結合し、又はそれに結合さ せるのに適する少なくとも1種類の受容体R1を含み、HIV1、HIV1−S ubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原に特異的に結合させるのに 適しており、かつ標識を担持する少なくとも1種類の受容体R2を含み、ここでR 1及びR2によって認識されるエピトープは異なり、env領域に由来する抗原 に対する、測定しようとするHIV1、HIV1−Sub0及び/又はHIV2 抗体に結合させるのに適しており、かつ固相に結合し、又はそれに結合させるの に適する少なくとも1種類の受容体R3を含み、env領域に由来する抗原に対 する、測定しようとするHIV1、HIV1−Sub0及び/又はHIV2抗体 に特異的に結合させるのに適しており、かつ標識を担持する少なくとも1種類の 受容体R4を含み、pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しよう とするHIV1、HIV1−Sub0及び/又はHIV2抗体に特異的に結合さ せるのに適しており、かつ固相に結合し、又はそれに結合させるのに適する少な くとも1種類の受容体R5を含み、pol又はgag領域に由来する抗原に対す る、測定しようとするHIV1、HIV1−Sub0及び/又はHIV2抗体に 特異的に結合させるのに適しており、かつ標識を担持する少なくとも1種類の受 容体R6を含み、これに加えて必要であれば他の通常の添加剤を含む。 本発明のさらなる主題は、細胞系mAb<p24>M−6A9/5、mAb< p24>M−4B1/1、mAb<p24>M−6D9/4及び/又はmAb< p24>M−2E7/3から産生される抗体が受容体R1及びR2として用いら れる、上述の試薬キットである。 加えて、本発明のさらなる主題は、受容体R3、R4、R5及びR6に加えて 必要であればさらなる通常の添加物を含む、上述のHIV抗体に対する抗体を検 出するための試薬キットである。受容体R1及びR2は含まれない。 本発明のさらなる主題はHIV感染を検出するための試験片であり、これは、 HIV1、HIV1−Sub0のp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原に 特異的に結合させるのに適しており、かつ固相に結合し、又はそれに結合させる のに適する少なくとも1種類の受容体R1を含み、HIV1、HIV1−Sub 0のp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原に特異的に結合させるのに適し ており、かつ標識を担持する少なくとも1種類の受容体R2を含み、ここでR1 及びR2によって認識されるエピトープは異なり、env領域に由来する抗原に 対する、測定しようとするHIV1、HIV1−Sub0及び/又はHIV2抗 体に対して特異的であるのに適しており、かつ固相に結合し、又はそれに結合さ せるのに適する少なくとも1種類の受容体R3を含み、env領域に由来する抗 原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1−Sub0及び/又はHIV 2抗体に特異的に結合させるのに適しており、かつ標識を担持する少なくとも1 種類の受容体R4を含み、pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定 しようとするHIV1、HIV1−Sub0及び/又はHIV2抗体に特異的に 結合させるのに適しており、かつ固相に結合し、又はそれに結合させるのに適す る少なくとも1種類の受容体R5を含み、pol又はgag領域に由来する抗原 に対する、測定しようとするHIV1、HIV1−Sub0及び/又はHIV2 抗体に特異的に結合させるのに適しており、かつ標識を担持する少なくとも1種 類の受容体R6を含み、これらに加えて必要であれば他の通常の添加剤を含む。 本発明のさらなる主題は、受容体R3、R4、R5及びR6を含むことに加え てさらなる通常の添加物を必要とする、HIVに対する抗体を検出するための試 験片である。受容体Rl及びR2は含まれない。 図1〜5は以下のものを示す: 図1:モノクローナル抗体mAb<p24>M−6A9/5のプラトー測定: エピトープマッピングに最適のmAb試験濃度の決定は実施例4.2に記載され る手順に従って行う。 図2:モノクローナル抗体mAb<p24>M−4B1/1のプラトー測定。 図3:モノクローナル抗体mAb<p24>M−6D9/4のプラトー測定。 図4:モノクローナル抗体mAb<p24>M−2E7/3のプラトー測定。 図5:p24エピトープマッピング;実施例4.2.3に従う<p24>モノ クローナル抗体と幾つかのペプチド混合物との反応。 本発明を以下の例においてさらに説明する。 実施例 実施例1:組み合わせ試験の実施 7319、Boehringer Mannheim GmbH、ドイツ)の使用説明書に記載される手順 と同様に行う。受容体R1ないしR6を除いて、Boehringer Mannheim co バッファーを用いる。この試験は、機器ES700(製造者:Boehringer Mannh eim GmbH、ドイツ)を用いて25℃、100μlのサンプル容積で、ストレプト アビジン被覆試験管内において、2段階サンドイッチELISAの原理に従って 行う。以下の試薬を用いる: ・インキュベーションバッファー:トリス25mM pH7.5;ウシ血清成分 ・結合バッファー:トリス25mM pH7.5;ウシ血清成分 ・結合体:ペルオキシダーゼ(POD)標識ヒツジ抗ジゴキシゲニン抗体 pH4.4中の2.2’アジノ−ジ[3−エチルベンズチアゾリンスルホネート ]1.9ミリモル/l、過ホウ酸ナトリウム3.2ミリモル/l) 以下の物質を受容体R1ないしR6として用いる(Bi=ビオチンの略語、D ig=ジゴキシゲニンの略語): ・R1:mAb<p24>M−6A9/5−IgG−Bi、mAb<p24>M −4B1/1−IgG−Bi ・R2:mAb<p24>M−6D9/4−IgG−Dig、mAb<p24> M−2E7/3−IgG−Dig 9、Boehringer Mannheim Germanyにおいて用いられるペプチドに従うgp36 −、gp41−ペプチド−Bi及びポリハプテン−Bi 9、Boehringer Mannheim Germanyにおいて用いられるペプチドに従うgp36 −、gp41−ペプチド−Dig及びポリハプテン−Dig ・R5:RT、参照番号1465333、Boehringer Mannheim Germanyから生 成したRT−Bi ・R6:RT、参照番号1465333、Boehringer Mannheim Germanyから生 成したRT−Dig 活性化ビオチン及びジゴキシゲニン誘導体を用いる必要な誘導体化は、教科書 から採用され、かつ専門家に公知の手順に従って行った。RT又は抗体の誘導体 化のために好ましく用いられる物質は、D−ビオチン−ε−アミノヘキサノイル −N−ヒドロキシスクシンイミド及びジゴキシゲニン−3−カルボキシメチルエ ーテル−ε−アミノヘキサノイル−N−ヒドロキシスクシンイミドである。 受容体R1ないしR6(抗体、ポリハプテン及びRT各々50−300ng/ ml、ペプチド5−50ng/ml)をインキュベーションバッファーと共にス トレプトアビジン被覆管に移し、120分間インキュベートする。数回の洗浄工 程及び結合体との60分間のインキュベートの後、基質溶液を添加し、60分後 に生じた染料溶液の吸光値を422nmで測光することで決定する。 実施例2:異なる組み合わせ試験の比較 本発明を当該技術分野の状況と比較するため、Boston Biomedica Inc.、ブリ ッジウォーター、USA(BBI)からの市販されているHIV抗体陽転パネル を測定し、BBIが配布するデータと比較した(表1)。 BBIパネルN:参照番号PRB914 BBIパネルW:参照番号PRB923 BBIパネルAG:参照番号PRB932 HIV−Ag試験:Abbott Monoclonal HIV Ag、製品番号2A81(BBIデー タ) 抗HIV試験1:Abbott HIV1/2、製品番号3A77(BBIデータ) 抗HIV試験2:Gen.Sys.HIV1/2、製品番号0230(BBIデータ) 組み合わせ試験1:抗p24抗体、gp41及びgp36(説明は以下を参照) 組み合わせ試験2:抗p24抗体及びRT(説明は以下を参照) 組み合わせ試験3:抗p24抗体、gp41、gp36及びRT(説明は以下を 参照) 3つの組み合わせ試験は、用いられる個々の抗原以外は同じ試薬を用いる同一 の条件下で行った。試験手順は実施例1と同様である。基本的な物質は(実施例 (参照番号1557319、Boehringer Mannheim、ドイツ)の試薬及び25℃で の適用であった。以下の抗体又は抗原を組み合わせ試験1ないし3に用いた。 ・組み合わせ試験1: mAb<p24>M−6A9/5−IgG−Bi、mAb<p24>M−4B のビオチン化合成ペプチド及びポリハプテン(gp41及びgp36)、mAb< p24>M−6D9/4−IgG−Dig、mAb<p24>M−2E7/3− キシゲニン化合成ペプチド及びポリハプテン(gp41及びgp36) ・組み合わせ試験2: mAb<p24>M−6A9/5−IgG−Bi、mAb<p24>M−4B 1/1−IgG−Bi及びビオチン化組換えHIV逆転写酵素 mAb<p24>M−6D9/4−IgG−Dig、mAb<p24>M−2 E7/3−IgG−Dig及びジゴキシゲニン化組換えHIV逆転写酵素 ・組換え試験3(本発明によるもの) R1:mAb<p24>M−6A9/5−IgG−Bi、mAb<p24>M −4B1/1−IgG−Bi プチド及びポリハプテン(gp41及びgp36) R5:ビオチン化組換えHIV逆転写酵素 R2:mAb<p24>M−6D9/4−IgG−Dig、mAb<p24> M−2E7/3−IgG−Dig 合成ペプチド及びポリハプテン(gp41及びgp36) R6:ジゴキシゲニン化組換えHIV逆転写酵素 全ての試験について信号/カットオフ比を示す(カットオフ指数、coi)。こ れらのデータは以下のように解釈する:0.9未満の値は陰性、0.9と1.0 との間の値は移行領域及び値≧1.0は陽性。カラム“日”は最初の血液採取が 登録されてからの経過日数を示す。用いられるパネルは異なる検体(抗原及び抗 体)を含み、これらは“日”の下に示される期間の後の抗体陽転期に生じる。 表1:異なるHIV検出試験の比較比較試験とは対照的に、本発明による組み合わせ試験(組み合わせ試験3)が感 染の全ての段階を完全に検出することがわかる。 実施例3:異なるサブタイプのHIV1ウイルス単離体の認識 本発明による4種類の抗体を用いることで、広範なHIV1サブタイプの認識 が確実なものとなる。試験手順、試薬組成及び評価は、実施例2に記載される本 発明による組み合わせ試験3におけるものと同じである。サンプルとして、以下 に列挙される全てのHIV1ウイルス単離体(グループM及びサブタイプ0)を 希釈したが、これは全ての非希釈単離体が同じ最大信号を生じ、したがって差異 を示さなかったためである。 表2: 本発明による組み合わせ試験が全てのHIV1サブタイプの抗原及び抗体を確 実に検出することがわかる。 実施例4:p24に対するモノクローナル抗体のエピトープマッピング 4.1ペプチド合成 HIV−p24ウイルスタンパク質のアミノ酸配列の関連部分配列を、バッチ ペプチド合成機、例えば、Applied Biosystems A431又はA433を用いる フルオレニル−メチル−オキシカルボニル−(Fmoc)−固相ペプチド合成に より生成させた。このために、各々4.0当量の以下のFmocアミノ酸誘導体 を用いる: 表3: これらのアミノ酸又はアミノ酸誘導体をN−メチルピロリドンに溶解する。ペ プチドを400〜500mgの4−(2’,4’−ジメトキシフェニル−Fmo c−アミノメチル)−フェノキシ樹脂(Tetrahedron Letters 28(1987),2107) 上に0.4−0.7ミリモル/gの負荷(JACS 95(1973),1328)で積み重ねる 。Fmoc−アミノ酸誘導体のカップリング反応は、20分の間に、4ジシクロ ヘキシルカルボジイミド当量及び4N−ヒドロキシ−ベンゾトリアゾール当量で 、反応媒体としてのジメチルホルムアミド中で行う。各々の合成工程の後、F moc基をジメチルホルムアミド中の20%ピペリジンを用いて20分以内に分 離する。これらのペプチドが分子内ジスルフィド架橋を含む場合、そのFmoc 保護ペプチド配列を固相上で酸化した後、ヘキサフルオロイソプロパノール/ジ クロロメタン中で人工スペーサーをヨウ素とカップリングさせる(Kober et al. ,The Peptide Academic Press,New York,1981,pp.145-47);続いて、N末端 Fmoc保護基を分離し、スペーサーに加えてN末端ビオチンをカップリングさ せる。 合成樹脂からのペプチドの放出及び酸−不安定保護基の開裂−リジンのフェニ ルアセチル保護基は除く−を、20mlのトリフルオロ酢酸、0.5mlのエタ ンジチオール、1mlのチオアニソール、1.5のフェノール及び1mlの水を 用いて40分で室温で行う。続いて、この反応溶液を300mlの冷却ジイソプ ロピルエーテルと混合し、ペプチドを完全に沈殿させるために0℃で40分間保 存する。沈殿を濾過し、ジイソプロピルエーテルで洗浄し、少量の50%酢酸で 溶解した後、凍結乾燥する。得られた物質を、Delta-PAK RP C18材料を用いて対 応する勾配(溶出液A:水、0.1%トリフルオロ酢酸、溶出液B:アセトニト リル、0.1%トリフルオロ酢酸)を上回る分離用HPLC(カラム50×30 0mm、100Å、15μ)により、120分で精製する。溶出した物質の正体 をイオンスプレー(ionic spray)質量分析によりチェックする。 表4:p24エピトープのペプチド配列4.2エピトープマッピング 4.2.1一般的な免疫学的試験1+2(BM 1 165 062)と同様に行った。試験原理はストレプトアビジン技術を用 いる2段階サンドイッチELISAに従う。しかしながら、ヒト血清の代わりに 異なるモノクローナル<p4>抗体を用い、ビオチン化ペプチド又は組換えp2 4で測定した。検出は<マウスIgG>−POD(BM 1 431 323)を用いて行う 。残りのさらなる試薬、例えば、洗浄液、ストレプトアビジン管、ABT 析機ES22又はES600で行った。 4.2.2プラトー測定 エピトープマッピングに最適なmAb初期濃度の決定は上述の試験概念で行っ た。ビオチン化組換えp24(200ng/mlの初期量)を抗原として用いた 。 表5:このプラトー測定は図1ないし4に図式的に表されている。 4.2.3エピトープマッピング マッピングは、p24のHIV1コンセンサスB配列を10上回るパターンで 合成した25個のアミノ酸を有するN末端ビオチン化ペプチド(配列番号1−3 0のペプチド)で行った。まず最初に、各々5種類の異なるビオチン化ペプチド を含む6種類の異なるペプチド混合物A−F(ペプチド当たりの使用量:60n g/ml)で大まかなマッピングを間接的試験概念を用いて測定した。 混合物A:1 混合物B:6 混合物C:11 2 7 12 3 8 13 4 9 14 5 10 15 混合物D:16 混合物E:21 混合物F:26 17 22 27 18 23 28 19 24 29 20 25 30 表6:ペプチド混合物A−Fとの抗体の反応性 大まかなマッピングの結果:3種類の抗体が各々1種類のペプチド混合物と特 異的に結合する(図式的な表示は図5を参照)。 4.2.4精細マッピング 精細マッピングのため、これらの反応性混合物からのペプチド(使用量:10 0ng/ml)を間接的試験概念で別々に用いた。 表7:mAb<p24>M−4B1/1と混合物Dからの単一抗原表8:mAb<p24>M−2E7/3と混合物Bからの単一抗原 表9:mAb<p24>M−6D9/4と混合物Aからの単一抗原 表10:反応性ペプチドの配列 表11:p24HIV1コンセンサスB及びサブタイプ0のエピトープの配列の 比較 配列比較によれば、mAb6D9及び4B1は、その配列中に最も多くの広範 囲にわたる相同性があるため、p24(Sub0)と交差反応するであろう。 エピトープをさらに絞り込むため、第2の精細マッピングをペプチド3(=配 列番号3)、3A(=配列番号31)、3B(配列番号32)及びmAb<p24 >M−6D9/4;ペプチド9(配列番号9)、9A(=配列番号33)、9B(= 配列番号34)及びmAb<p24>M−2E7/3;これに加えて、ペプチド 17(=配列番号17)、17A(=配列番号35)、17B(=配列番号36)及 びmAb<p24>M−4B1/1で行った。 表12:mAb<p24>M−4B1/1と単一抗原17、17A及び17B 表13:mAb<p24>M−2E7/3と単一抗原9、9A及び9B 表14:mAb<p24>M−6D9/4と単一抗原3、3A及び3B これから、抗体mAb<p24>M−4B1/1のエピトープをさらに絞り込 むことはできないことがわかる。mAb<p24>M−2E7/3のエピトープ は以下の配列に最小化することができる: 9B(配列番号34) EEAAEWDRVHP mAb<p24>M−6D9/4のエピトープは−重要なシグナルを失うことな く−以下の配列まで短くすることができる: 3A(配列番号31) QAISPRTLNAWVKVI 実施例5:モノクローナル抗p24抗体によるHIVサブタイブの認識 この試験は、Enzymuntest゜anti-HIV1+2+Subtype0(参照番号1557319 、Boehringer Mannheim、ドイツ)の原理に従う実施例1及び2に従って行った 。しかしながら、HIVサブタイプの認識を試験するため、受容体R1及びR2 、すなわち、p24に対するモノクローナル抗体のみを用いた。使用量は各々2 50ng mAb/mlであった。 表15:mAbによるp24(HIV1及びHIV1−Sub0)の認識 モノクローナル抗体mAb<p24>M−4B1/1及びモノクローナル抗体 mAb<p24>M−6A9/5が各々R1として、すなわち、固相側での使用 に適することが示される。モノクローナル抗体mAb<p24>M−6D9/4 及びmAb<p24>M−6D9/4は、R2としての、すなわち検出側での使 用に好ましく適する。HIV1及びHIV1−Sub0のp24の効率的な同時 認識のためには、4種類全ての抗体が一緒に好ましく用いられる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月12日(1999.3.12) 【補正内容】 請求の範囲 1. HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26 抗原、HIV1、HIV1−SubO及び/又はHIV2のenv領域に対する 少なくとも1種類の抗体、並びにHIV1、HIV1−SubO及び/又はHI V2のpol及び/又はgag領域に対する少なくとも1種類の抗体の特異的検 出を用いるイムノアッセイによりHIV感染を診断するための方法であって、前 記gag領域がp24/p26の配列を含まない、前記方法。 2. HIV感染の検出を不均一イムノアッセイにより行う、請求項1記載の方 法。 3. 検出のために、HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はH IV2のp26抗原に特異的に結合でき、かつ固相に結合しているか又はそれに 結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R1、 HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原 に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有する少なくとも1種類の受容体R2 、ここで、R1及びR2により認識されるエピトープは異なるものである、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合 しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R3、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有す る少なくとも1種類の受容体R4、 pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 固相に結合しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体 R5、及び pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 標識を有する少なくとも1種類の受容体R6を用い、必要により液相から固相を 分離して該2つの相のうちの一方で標識の測定を行う、請求項1又は2記載の方 法。 4. 受容体R1及びR2がHIV1のp24抗原に特異的に結合でき、受容体 R3及びR4がenv領域の抗原に対する、測定しようとするHIV1抗体に特 異的に結合でき、かつ受容体R5及びR6がgag又はpol領域の抗原に対す る、測定しようとするHIV1抗体に特異的に結合できる、請求項2又は3記載 の方法。 5. 受容体R5及びR6がpol領域の抗原に対する、測定しようとするHI V1抗体に特異的に結合できる、請求項3又は4記載の方法。 6. 受容体R5及びR6がHIV逆転写酵素に対する抗体に特異的に結合でき る、請求項3〜5のいずれかに記載の方法。 7. 受容体R5及びR6がgag−p17抗原に対する抗体に特異的に結合で きる、請求項3〜5のいずれかに記載の方法。 8. HIV1−SubOの感染も検出される、請求項1〜7のいずれかに記載 の方法。 9. グループMの全てのHIV1サブタイプの感染も検出される、請求項1〜 8のいずれかに記載の方法。 10. 受容体R1及びR2が、各々、HIV1、HIV1−SubOのp24 抗原の異なるエピトープ及び/又はHIV2のp26抗原の異なるエピトープを 認識する幾つかの受容体の混合物である、請求項1〜9のいずれかに記載の方法 。 11. HIVに対する抗体を検出するための方法であって、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合 しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R3、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有す る少なくとも1種類の受容体R4、 pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 固相に結合しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体 R5、及び pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 標識を有する少なくとも1種類の受容体R6を用い、必要により液相から固相を 分離して該2つの相のうちの一方で標識の測定を行う、ここで、前記gag領域 はp24/p26の配列を含まない、前記方法。 12. 配列番号3、9、17、31又は34記載のp24エピトープに特異的 に結合する、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 13. 細胞系mAb<p24>M−6A9/5(寄託番号DSM ACC23 10)、mAb<p24>M−4B1/1(寄託番号DSM ACC2299)、 mAb<p24>M−6D9/4(寄託番号DSM ACC2300)又はmA b<p24>M−2E7/3(寄託番号DSM ACC2301)から産生され る、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 14. 細胞系mAb<p24>M−6A9/5(DSM ACC2310)、m Ab<p24>M−4B1/1(DSM ACC2299)、mAb<p24>M −6D9/4(DSM ACC2300)又はmAb<p24>M−2E7/3 (DSM ACC2301)から産生されるモノクローナル抗体と同じ様式でp 24に結合する、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 15. 細胞系mAb<p24>M−6A9/5(DSM ACC2310)、m Ab<p24>M−4B1/1(DSM ACC2299)、mAb<p24>M −6D9/4(DSM ACC2300)又はmAb<p24>M−2E7/3 (DSM ACC2301)から産生されるモノクローナル抗体と同じエピトー プに結合する、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 16. HIV感染を検出するための診断試験における、請求項13〜15のい ずれかに記載の少なくとも1種類のモノクローナル抗体の使用。 17. HIV感染を検出するための、請求項1〜10記載の方法の診断試験に おける、請求項13〜15のいずれかに記載の少なくとも1種類のモノクローナ ル抗体の使用。 18. モノクローナル抗体mAb<p24>M−6A9/5(寄託番号DSM ACC2310)と組み合わせた、請求項12記載の少なくとも1種類のモノ クローナル抗体の使用。 19. HIV感染を検出するための試薬キットであって、 HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原 に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合しているか又はそれに結合するの に適する少なくとも1種類の受容体R1、 HIV1,,HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗 原に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有する少なくとも1種類の受容体R 2、ここで、R1及びR2により認識されるエピトープは異なるものである、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合 しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R3、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に結合するのに適し、かつ標識を有する少なく とも1種類の受容体R4、 pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に結合するのに適し、かつ固相に結 合しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R5、及 び pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 標識を有する少なくとも1種類の受容体R6を含み、これらに加えて必要であれ ば他の通常の添加物を含む、ここで、前記gag領域はp24/p26の配列を 含まない、試薬キット。 20. 細胞系mAb<p24>M−6A9/5(DSM ACC2310)、m Ab<p24>M−4B1/1(DSM ACC2299)、mAb<p24>M −6D9/4(DSM ACC2300)又はmAb<p24>M−2E7/3 (DSM ACC2301)から産生される抗体を受容体R1及びR2として用 いる、請求項19記載の試薬キット。 21. HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp2 6抗原に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合しているか又はそれに結合 するのに適する少なくとも1種類の受容体R1、 HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原 に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有する少なくとも1種類の受容体R2 、ここで、R1及びR2により認識されるエピトープは異なるものである、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合 しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R3、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有す る少なくとも1種類の受容体R4、 pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 固相に結合しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体 R5、及び pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 標識を有する少なくとも1種類の受容体R6を含み、これらに加えて必要であれ ば他の通常の添加剤を含む、ここで、前記gag領域はp24/p26の配列を 含まない、試験片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AU,BR,CA,C N,CZ,HU,IL,JP,KR,MX,PL,US (72)発明者 アップマイエル バーバラ ドイツ連邦共和国 ディー―82393 イッ フェルドルフ,イゲールランデルストラー セ 12シー (72)発明者 ホース,エヴァ ドイツ連邦共和国 ディー―81476 ミュ ンヘン,ズィッツェルスベルゲルストラー セ 13エー (72)発明者 バイス,マリー−アンジ ベルギー国 ビー―9820 メルセン,ブル グ.エドモンド ロンセストラット 23 (72)発明者 サーマン,エリック ベルギー国 ビー―2880 ボルネン,12, ナッテガレンラーン

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26 抗原、HIV1、HIV1−SubO及び/又はHIV2のenv領域に対する 少なくとも1種類の抗体、並びにHIV1、HIV1−SubO及び/又はHI V2のpol及び/又はgag領域に対する少なくとも1種類の抗体の特異的検 出を用いるイムノアッセイによりHIV感染を診断するための方法。 2. HIV感染の検出を不均一イムノアッセイにより行う、請求項1記載の方 法。 3. 検出のために、HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はH IV2のp26抗原に特異的に結合でき、かつ固相に結合しているか又はそれに 結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R1、 HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原 に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有する少なくとも1種類の受容体R2 、ここで、R1及びR2により認識されるエピトープは異なるものである、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合 しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R3、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有す る少なくとも1種類の受容体R4、 pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 固相に結合しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体 R5、及び pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 標識を有する少なくとも1種類の受容体R6を用い、必要により液相から固相を 分離して該2つの相のうちの一方で標識の測定を行う、請求項1又は2記載の方 法。 4. 受容体R1及びR2がHIV1のp24抗原に特異的に結合でき、受容体 R3及びR4がenv領域の抗原に対する、測定しようとするHIV1抗体に特 異的に結合でき、かつ受容体R5及びR6がgag又はpol領域の抗原に対す る、測定しようとするHIV1抗体に特異的に結合できる、請求項2又は3記載 の方法。 5. 受容体R5及びR6がpol領域の抗原に対する、測定しようとするHI V1抗体に特異的に結合できる、請求項3又は4記載の方法。 6. 受容体R5及びR6がHIV逆転写酵素に対する抗体に特異的に結合でき る、請求項3〜5のいずれかに記載の方法。 7. 受容体R5及びR6がgag−p17抗原に対する抗体に特異的に結合で きる、請求項3〜5のいずれかに記載の方法。 8. HIV1−SubOの感染も検出される、請求項1〜7のいずれかに記載 の方法。 9. グループMの全てのHIV1サブタイプの感染も検出される、請求項1〜 8のいずれかに記載の方法。 10. 受容体R1及びR2が、各々、HIV1、HIV1−SubOのp24 抗原の異なるエピトープ及び/又はHIV2のp26抗原の異なるエピトープを 認識する幾つかの受容体の混合物である、請求項1〜9のいずれかに記載の方法 。 11. HIVに対する抗体を検出するための方法であって、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合 しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R3、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有す る少なくとも1種類の受容体R4、 pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 固相に結合しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体 R5、及び pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 標識を有する少なくとも1種類の受容体R6を用い、必要により液相から固相を 分離して該2つの相のうちの一方で標識の測定を行う、前記方法。 12. 配列番号1〜36記載のp24エピトープに特異的に結合する、HIV 1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 13. 配列番号3、9、17、31又は34記載のp24エピトープに特異的 に結合する、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 14. 細胞系mAb<p24>M−6A9/5(寄託番号DSM ACC23 10)、mAb<p24>M−4B1/1(寄託番号DSM ACC2299)、 mAb<p24>M−6D9/4(寄託番号DSM ACC2300)又はmA b<p24>M−2E7/3(寄託番号DSM ACC2301)から産生され る、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 15. 細胞系mAb<p24>M−6A9/5(DSM ACC2310)、m Ab<p24>M−4B1/1(DSM ACC2299)、mAb<p24>M −6D9/4(DSM ACC2300)又はmAb<p24>M−2E7/3 (DSM ACC2301)から産生されるモノクローナル抗体と同じ様式でp 24に結合する、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 16. 細胞系mAb<p24>M−6A9/5(DSM ACC2310)、m Ab<p24>M−4B1/1(DSM ACC2299)、mAb<p24>M −6D9/4(DSM ACC2300)又はmAb<p24>M−2E7/3 (DSM ACC2301)から産生されるモノクローナル抗体と同じエピトー プに結合する、HIV1 p24抗原に対するモノクローナル抗体。 17. HIV感染を検出するための診断試験における、請求項12〜16のい ずれかに記載の少なくとも1種類のモノクローナル抗体の使用。 18. HIV感染を検出するための、請求項1〜10記載の方法の診断試験に おける、請求項12〜16のいずれかに記載の少なくとも1種類のモノクローナ ル抗体の使用。 19. HIV感染を検出するための試薬キットであって、 HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原 に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合しているか又はそれに結合するの に適する少なくとも1種類の受容体R1、 HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原 に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有する少なくとも1種類の受容体R2 、ここで、R1及びR2により認識されるエピトープは異なるものである、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合 しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R3、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に結合するのに適し、かつ標識を有する少なく とも1種類の受容体R4、 pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に結合するのに適し、かつ固相に結 合しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R5、及 び pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 標識を有する少なくとも1種類の受容体R6を含み、これらに加えて必要であれ ば他の通常の添加物を含む、試薬キット。 20. 細胞系mAb<p24>M−6A9/5(DSM ACC2310)、m Ab<p24>M−4B1/1(DSM ACC2299)、mAb<p24>M −6D9/4(DSM ACC2300)又はmAb<p24>M−2E7/3 (DSM ACC2301)から産生される抗体を受容体R1及びR2として用 いる、請求項19記載の試薬キット。 21. HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp2 6抗原に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合しているか又はそれに結合 するのに適する少なくとも1種類の受容体R1、 HIV1、HIV1−SubOのp24抗原及び/又はHIV2のp26抗原 に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有する少なくとも1種類の受容体R2 、ここで、R1及びR2により認識されるエピトープは異なるものである、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ固相に結合 しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体R3、 env領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、HIV1− SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ標識を有す る少なくとも1種類の受容体R4、 pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 固相に結合しているか又はそれに結合するのに適する少なくとも1種類の受容体 R5、及び pol又はgag領域に由来する抗原に対する、測定しようとするHIV1、 HIV1−SubO及び/又はHIV2抗体に特異的に結合するのに適し、かつ 標識を有する少なくとも1種類の受容体R6を含み、これらに加えて必要であれ ば他の通常の添加剤を含む、試験片。
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