JP2001514555A - 個別に折畳まれたウェブのディスペンサーシステム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 個別に折られたウェブ（38）のスタックから前記ウェブの長さにわたり非均一な厚さの領域を有する個別に折られたウェブ（38）のディスペンサーシステムを提供する。ディスペンサーシステムは、（a）内部空間（34）を形成する外側ハウジング（32）と、（b）個別に折られたウェブ（38）を内部空間（34）に保持するための外側ハウジング（32）に取付けられたスタック手段（36）と、第１面（54）と第２面（56）が鈍角（2）で結合される状態で、ディスペンサーから突出している中央部分（42）を有する取出し面（40）と、（d）最大厚さの領域が取出しスロート（44）の幅にわたり延びるように整列されたウェブの長さにわたり非均一な厚さの領域を有する個別に折られたウェブ（38）のスタックと、（e）個別に折られたウェブ（38）のスタックと接触する取出しスロート（44）の少なくとも一つの縁（46,50,52）に沿っており、取出しスロート（44）から外方向に突出している少なくとも一つの凹部セクション（60）とから構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】 個別に折畳まれたウェブのディスペンサーシステム 発明の分野 本発明は、一般的に、取出し装置およびシステムの分野に関する。より詳細に は、本発明は、折り畳まれたシート材料を取出すための装置とシステムの分野に 関する。発明の背景 ペーパナプキンのような個別に折り畳まれたウェブのディスペンサーがクイッ クサービスの飲食場所に設けられていることが多い。多くの従来の紙ナプキンデ ィスペンサーの一つの欠点は、折り畳まれたナプキンを１回につき１枚取出すこ とにおいて全く十分なものではないことである。折り合わされたナプキンのかわ りに、ナプキンが個別に折り畳まれたナプキン(例えば、従来の折重ねナプキン) である場合には、このような不十分な１回につき１枚取出すことは、特に注目に 値するものになる。別の欠点は、多くの従来の折り重ねナプキンディスペンサー が、一度に大きな塊のナプキンを取除くことができることである。研究では、こ のようにして取除かれた殆どのナプキンが無駄になることを示してきた。多くの 場合、結局飲食領域で撒き散らされ、ごみとして放り投げられ、さらに悪いこと には、配管設備の工事の際に詰まるような状態になる。ナプキンの塊が取出され ると、ディスペンサーは短時間で使い果たされ、最充填されなければならなず、 クイックサービス飲食場所の客も店貝も不都合なものにする。 従来の折重ね紙ナプキン10は、一般的に吸収性紙材料の主要パネル14により形 成された閉じた端部12と、第２パネル18により形成された開いた端部16とを有す る。任意的な第３のパネル20が第２のパネル18の下側で折り畳まれていればよい 。第２および第３のパネル18,20は、主要パネル14 と一体となっており、図１に見られるように、主要パネル14の対向する両端部で 折線において主要パネル14にそれぞれ接続されている。従来の紙ナプキンは、単 一プライまたは複数プライ材料から作られていればよい。例えば、図１は、第１ プライ22と第２プライ24とを有する２プライ材料を表している。 従来の折重ね紙ナプキンに関連する一般的な問題が図2Ａおよび図2Ｂを参照し てみられる。従来の折重ねナプキンは、例えば、ばね負荷式ナプキンディスペン ーまたは重力給送ディスペンサーのようなナプキンディスペンサー26内に重ね合 わされるように設計される。このようなナプキンディスペンサーは、開口部28を 有しており、ナプキン10の開いた端部16が図2Ａに図示するように、開口部28に 面するようになる。この位置において、使用者は、第二パネル18を掴み、ディス ペンサー26からナプキン10を引っ張り出すことができる。しかし、図2Ｂに図示 するように、不適切に重ねられると、閉じた端部12が開口部28に面し、取出しが 不便となり、無駄になる。珍しいことではないが、メンテナンス要損は、図2Ａ よりは図2Ｂに図示するように、折重ねられた紙ナプキンを不適切に重ねること になる。 さらに、従来の折畳み紙ナプキンは、第２パネル18および任意的な第３のパネ ルが主要パネル14の上に折畳まれるときの厚さの２倍から３倍である。このよう な紙ナプキンがスタックの中に配置されると、スタックは、図３に見られるよう にディスペンサー内の開口部28の上側または下側の縁30にわたり、最大厚さを有 することになる。ばね負荷式技術ディスペンサーまたは詰込みすぎたディスペン サー26によって発生した圧力は、ディスペンサー26の縁30に対しスタックの最も 厚い部分に力をかける。もし充分な圧力が存在するならば、ディスペンサー26の 縁30と、最も外側の紙ナプキンとの間の摩擦がディスペンサーからナプキンを取 出すことを困難にする。 個別に折られたウェブを一度に一枚取出すのに満足のいく取出しシステムのた めに長時間充填する必要のないことが要求される。この充填不要に関する要求は 、無駄な取出しを防ぎ、これを阻止する別個に折り畳まれたウェブ の取出しシステムに及ぶ。本発明の概要 上述に記載した問題と必要性は、別個に折られたウェブのスタックからウェブ の長さにわたり非均一な厚さの１領域を有する別個に折られたウェブの取出しシ ステムを提供する本発明によって解決する。取出しシステムは、（a）内部空間 を形成する外側ハウジングと、(b)別個に折り畳まれたウェブのスタックを内部 空間に保持するための外側ハウジング内に取り付けられたスタック手段と、(c) スタック手段の１端部近くの外側ハウジングに形成され、取出しスロートを形成 する取出し面と、(d)ウェブの長さにわたり非均一な厚さの１領域を有する別個 に折られたウェブのスタックおよび（e）別個に折られたウェブのスタックと接 触する取出しスロートの少なくとも一つの縁に沿っており、別個に折られたウェ ブのスタックの一部が取出しスロートから外方に突出するようになっている少な くとも一つの凹部セクションと、から構成されている。 本発明によれば、取出し面は、鈍角で結合された第１面および第２の面の形態 でディスペンサーから突出している中央部分を有する。取出しスロートは第１お よび第２の面の交差点周りに、中央部分内に配置されている。 本発明の１特徴は、ウェブの長さにわたり非均一な厚さの１領域を有する別個 に折られたウェブのスタックが、最大厚さの１領域が、取出しスロートの幅にわ たり延びるように整列されていることである。 本発明の１実施例において、スタック手段は、別個に折り多々前ｒ多ウェブの スタックに対し配置された少なくとも一の制限リブから構成されており、取出し 中に、最大厚さの領域が取出しスロートの幅にわたり延びるように、スタックが 整列することを維持するようになっている。例えば、２つか、３つ以上の規制リ ブがウェブスタックに対し配置されており、スタックの変位が、取出し中に最小 となり、ウェブスタックが適切に整列することを助ける。規制リブが外側ハウジ ングの内面に取付けられていればよい。好ましく は、規制リブはウェブスタックに長手方向に沿って作用するように配置されてい る。 本発明の別の実施例において、取出システムは、取出しスロートに近接するに 従って、個別に折り畳まれたウェブの空間をあけて遅くするするための取出しス ロートに近い段階的領域も含む。段階領域は、個別に折られたウェブが取出しス ロート近接するにつれ、これら個別に折られたウェブの進行通路に平衡であるよ うに配向された少なくとも２つの曲線状バンパーを含んでいればよい。複数のリ ブ、隆起部、ノブ等が、ウェブが取出しスロートに近づくと別個に折られたウェ ブの動作を一時的に停止させるように、バンパーに形成されていればよい。 本発明によれば、別個に折り畳まれたウェブスタックが、（a）第１の中央パ ネルと、（b）第１パネルと一体になっており、第１パネルの第１側部上に折り 畳まれた第２のパネルと、(c)第１パネルと一体になっており、第１パネルの第 ２側部に折り畳まれた第３パネルと、(d)第２パネルと一体になっており、第１ および第２パネルの間に配置されるように折り畳まれるようになっている第４パ ネルと、（e）第３パネルと一体になっており、第１および第３パネルとの間に 配置されるように折り畳まれ、第３のパネル第５のパネルが第２パネルと第４パ ネルの位置と重なり、ウェブの長さにわたり非均一な厚さの領域を作り出すよう にする第５パネルと、から構成された別個になったウェブを含む。 個別に折られたウェブのスタッは、繊維ウェブのスタックであればよい。好ま しくは、折り畳まれたウェブのスタックが、例えば吸収性紙ナプキンのような吸 収性ペーパウェブのスタックであることが好ましい。 これらのおよび別の利点と、本発明を特徴づける新規性の特徴が、請求の範囲 に詳細に指摘されており、これの一部を形成する。しかし、本発明をより理解す るために、使用および参照によって得られる利点および目的は、本発明の一部を 形成する図面と、これに伴う本発明の説明を参照しなければならない。図面の簡単な説明 図１は、従来の折り量ね式使い捨てウェブの横断面図である。 図2Ａは、従来の折り重ね式使い捨てウェブを含む部分的に荷重がかけられた ディスペンサーを表す。 図2Ｂは、従来の折り量ね式使い捨てウェブを含む不適当に荷重がかけられた ディスペンサーを表す。 図３は、従来の折り量ね式使い捨てウェブを含むディスペンサーを表す前面図 である。 図４は、個別に折られたウェブの例示的取出しシステムを表す斜視図である。 図５は、個別に折られたウェブの例示的取出しシステムの詳細を表す。 図６は、個別に折られたウェブの例示的取出しシステムの詳細を表す。 図７は、個別に折られたウェブの例示的取出しシステムの詳細を表す。 図８は、例示的に個別に折られたウェブの断面図である。 図９は、例示的に個別に折られたウェブの横断面図である。 図１０は、図９に示された例示的に個別に折られたウェブの斜視図である。 図１１は、エンボス加工され折られた状態を表す図８に図示した例示的個別に 折られたウェブの断面図である。 図１２は、個別に折られたウェブのスタックを含む個別に折られたウェブのデ ィスペンサーシステムの前面図である。詳細な説明 図面を参照すると、同一の参照番号が図面を通し対応する構造を指定しており 、図４および図５を詳細に参照すると、例示的取出しシステムが図示されている 。このシステムは、内部空間34を形成しており、この内部空間34内に表された本 明細書に記載するタイプの個別に折られたウェブ(例えば、紙ナプキン)38のスタ ックを保持するように外部ハウジング32内に取付けられたスタック手段36(図６ に図示する)を含んでいる。 本システムは、スタック手段36の１端部に近接した外側ハウジング23内に形成 された取出し面40も含む。 取出し面40は、外側ハウジング32から突出している中央部分42と、中央部分42 内に配置された取出しスロート44とを有する。取出しスロート44は、取りだ新免 の縁により形成されており、取出されるべき個別に折られたウェブ(例えば紙ナ プキン)の幅よりもわずかに小さい幅を有していなければならない。取出しスロ ート44は、上部縁46、低部縁48、第１側部縁50および第２側部縁52を有する。 図５を参照すると、取出し面40の中央部分42がディスペンサーの外側ハウジン グ32から突出していることが見られる。取出し面40の中央部分42は、鈍角α(す なわち、90度以上180度以下)で結合されている第１面54と第２面56の形態で突出 している。取出しスロート44は、第１および第２の面54,56の交差地点58の周り に配置されていなければならず、取出し面40の平面において割れ目すなわち破断 部分がある。取出しスロートにおいて取出し面の平面において適当な割れ目すな わち破断部分を形成する取り出し面の別の構造を使用してもよいことがわかる。 一般的に、角度αは、約175度から約160の範囲であればよく、取出し面の平面 に割れ目すなわち破断部分を形成するようになっている。例えば、角度αは約17 0度から約165度の範囲であればよい。 本発明の特徴は、個別に折られたウェブのスタックと接触する取出しスロート の少なくとも１つの縁に沿って１つか、２つ以上の凹部セクシヨン60であり、個 別に折られたウェブのスタックの一部が取出しスロートから外方向に突出するよ うになっている。これらの凹部セクシヨン60は、取出しスロート44の上部縁46、 第１側部縁50、および第２側部縁52に沿って配置されていることが好ましく、こ れらの縁は、個別に折られたウェブのスタックと接触し、個別に折られたウェブ スタックの一部が取出しスロートから外方向に突出していなければならない。 個別に折られたウェブのスタックに対し押すことによって、第１側部縁 50と第２側部縁52に配置された凹部60によって、使用者が１本か、２本以上の指 を取出しスロートに入れて、ウェブの塊を掴むことを困難にもしている。このよ うに、折り畳まれたウェブの無駄な取り出しが減少する。 図６を参照すると、個別に折られたウェブ38のスタックに対し配置され、スタ ックの整列を維持するようになっている少なくとも一つの制限リブから構成され ているスタック手段36を含み、最大の厚さ領域が、取出し中に取出しスロート44 の幅にわたり延びるようになっている。例えば、２つか３つ以上の制限リブがウ ェブのスタックに対し配置されていればよく、取出し中のスタックの変位が最小 になり、ウェブスタック適切な整列を助けるようになっている。制限リブが外側 ハウジングの内面に取付けられていればよい。好ましくは、制限リブは、これら がウェブスタック(例えば長手方向に)に沿って流れるように配置されている。 本発明の１実施例において、取出しシステムは、ナプキンが取出しスロートに 近接するにつれてナプキンに空間を作り遅くするための取出しスロートに近接し た段階領域を含んでいればよい。図７を参照すると、段階領域62は、ナプキンが 取出しスロートに近づくとナプキンの進行通路に平行であるように配向された少 なくとも２つのバンパー64と、ナプキンが取出しスロートに近づくとナプキン動 作を一時的に停止させるためのバンパー64に形成された複数のリブ66と、から構 成されていればよい。 ナプキンのスタック38に対し押すばね負荷式プレート68と組み合わされて、バ ンパー64が取出しスロート44の凹部60の作用を高め、取出しスロート44のなかで ナプキンが折れたり曲がったりすることになる。このような構造は、ナプキンを 比較的均一に取出しスロート44に送り出し、ディスペンサーがどれだけ使用され ているかには、比較的関係なく、ナプキンを取出しスロート44に送ることによっ て、ナプキンを取出す助けになると考えられる。バンパーは、また、ナプキンを 取出しスロートで中心にするという点において、スタック手段36を補助し、ナプ キンが破れ、取出しを妨害する可能性が発生するような摩擦を作り出す取出しス ロットの１端部に対し、 ナプキンが引き込む可能性を減少するようになっている。 本発明によれば、取出しシステムは、折り重ねウェブまたは折り込みウェブの 代りに個別に折られたウェブと共に作業するように設計されている。個別に折ら れたウェブのスタックが繊維ウェブのスタックであればよい。好ましくは、折ら れたウェブのスタックが、例えば吸収性不織製品のような吸収性ウェブのスタッ クであることが好ましい。より好ましくは、折られたウェブのスタックは、例え ば、ペーペナプキン、ペーパタオル、ティッシュ等のような吸収性ペーパウェブ のスタックである。 別個に折られたウェブは、（a）第１の中央パネル、(b)第１パネルと一体とな っており、第１パネルの第１側部で折られた第２パネル、(c)第１パネルと一体 になっており、第１パネルの第２側部に折り畳まれた第３パネルと、(d)第２パ ネルと一体になっており、第１および第２パネルの間に配置されるように折り畳 まれるようになっている第４パネルと、（e）第３パネルと一体になっており、 第１および第３パネルとの間に配置されるように折り畳まれ、第３のパネルの一 部と第５のパネルが第２パネルの一部と第４パネルと重なり、ウェブの長さにわ たり非均一な厚さの領域を作り出すようにする第５パネルと、から構成されてい る。 図８をより詳細に参照すると、折られたウェブＦは、第１端部104において第 １の折れ線102と、第１端部104に対向する第２の端部108における第２の折れ線1 06とを有する第１の中央パネル100を含む。折られたウェブＦは、さらに第１の 折れ線102において第１パネル100と結合されている第１端部202と、第３の折れ 線206を有する第２の端部204とを有する第２のパネル200を含む。第２の折れ線1 06において第１パネル100と結合される第１端部302を有する第３パネル300は、 第４の折れ線306を有する第２の端部304を含む、折れらたウェブＦは、第３の折 れ線206において第２のパネル200に結合されている第４のパネル400を含む、第 ４のパネル400は第３の折れ線206において第２のパネル200に対し折られており 、第４のパネル400がほぼ第１パネル100と第２パネル200との間に 配置されるようになっている。同様に折られたウェブＦは、第４折れ線306にお いて第３のパネル300に結合されている第５のパネル500を含む。第５のパネル50 0は第４の折れ線306において、第３のパネル300にたいし折られており、第５の パネル500が、図8,9および10に図示するように折られると、ほぼ第３のパネルと 第１パネル100との間に配置されるようになっている。 折り畳まれたウェブＦの第１の縁Ｅが第３の折れ線206に対向する第１のパネ ル400の１端部に形成されている。同様に、折れ畳まれたウェブＦが第５パネル5 00上にあり、第４の折れ線306に対向して配置された第２の縁Ｅを含む。第４お よび第５のパネル400,500が、それぞれ第２および第３パネル200,300の間にある ように折り畳まれているので、第１および第２の縁E,E’を、観察者は簡単に見 ることができない。 本発明の重要な特徴は、第２および第３のパネル200,300の組み合わされた幅 が、第１パネル100の幅よりも大きく、ウェブ製品Ｆは、製品が平坦に折られる と、中央領域において折られたウェブ製品の長さに及んで延びる非均一な厚さの ゾーンすなわち領域を有することである。 第１パネル100の幅は、第１の折線102から第２の折線106までの距離となるよ うに形成されている。第２のパネル200の幅は、第１の折線102から第３の折線20 6までの距離となるように形成されており、第３パネル300の幅は、第２の折線10 6から第２の折線306までの距離となるように形成されている 第１の折線102と第２の折線106との間の第１パネル100の距離の中間点70が図 ８と11に図示されている。図8,10および11の実施例において、第２パネル200と 第３パネル300は組み合わされると、第１パネル100の幅より大きい、同一の幅を 有する。このために、第３の折線206が第１の折線102および第４の折線から中間 点70の対向側部に形成され、第２の折線206から中間点70の対向側部に形成され るようになる。このような構造によって、第２のパネル200の一部と第４パネル4 00が、第３パネル300と 第５パネル500の一部と重なり、折られたウェブＦの長さにわたり非均一な厚さ のゾーンまたは領域80を作り出す。図８および11に見られるように、非均一厚さ のゾーンすなわち領域80が中間点70において中心となる。 図９の実施例において、第２のパネル200は、第３のパネル300の幅よりも小さ い幅を有する。重要なことは、第２パネル200の幅と、第３パネル300の幅が組み 合わされると、第１パネルの幅100の幅よりも大きく、第２のパネル200の一部と 第４のパネル400とが、第３のパネル300の一部と第５のパネル、折られたウェブ Ｆの長さにわたり非均一な厚さのゾーンすなわち領域80を作り出すようになる。 第２パネル200と第３パネル300の間の対称性がなくなるために、非均一厚さのゾ ーンすなわち領域80を中間点70から移動させることになる。このような構造は、 ずれた開口部を有するディスペンサーに好ましい。 本発明の実施例によれば、第４のパネル400の幅は、第２パネル200の幅の1/2 未満であればよい。あるいは、第５パネル500の幅は第３パネルの幅の1/2末満で あればよい。このような構造は、折られたウェブ製品の中央領域においてパネル の重なり合いを集中させることによって折畳みウェブ製品の厚さにおける差(す なわち非均一厚さ)を高める。例えば、折り畳まれたウェブ製品の中央において 、第２パネル200の一部、第４パネル400、第１パネル100、第５パネル500および 第３パネル300が相互に重ねられ、５枚の材料の厚さに等しくなる。第４パネル4 00の幅が、第２パネル200よりも小さく（例えば、第４パネルは第２パネルの幅 の1/2未満）、第５パネル500の幅が第３パネル300の幅未満（例えば、第５パネ ルは第３パネルの幅の1/2未満）の場合に、折られたシート製品の非中央領域す なわち外側領域は、２材料シートのみの厚さに等しい。このように、折畳みシー ト製品の外側領域は中央領域の厚さの半分（すなわち2/5）未満の厚さを有する 。 かつては、折畳みウェブ製品は、非均一な厚さの領域を排除するように構成さ れていなければならないと、一般的に考えられてきた。しかし、上述に記載した 本発明において非均一な厚さの構造はいくつかの利点を提供する。 図12を参照すると、例示的折畳みウェブ製品Ｆを含むディスペンサー26の前面図 が図示されている。本発明の特徴によれば、非均一厚さのゾーンすなわち領域80 （中間点70においてほぼ整列していり、または中間点70からいくらかずれている ）が、従来の折量ね式製品に関し、全上側縁46または下側縁48のかわりにディス ペンサーの中央に位置するセクッション82だけに接触する。 ディスペンサーの少しだけ中央に位置決めされたセクション82における非均一 な厚さのゾーンすなわち領域80間の接触は、ディスペンサーがばねで負荷された り、満たされると、ディスペンサーの面に対し圧縮できる面積の大きさを最小に する助けとなる。この接触面を最小にすることは、折畳みウェブ製品のばね負荷 式または詰込まれすぎたスタックの間の摩擦を減少させる助けとなり、シートを 簡単にそして確実に取出すことができるようになっている。 ディスペンサーの少しだけ中央に位置決めされたセクション82における非均一 な厚さのゾーンすなわち領域80の別の利点は、使い捨て折畳みウェブ製品のスタ ックの薄い方のセクションがディスペンサーの上側縁と下側縁30に配置されてい ることである。折畳みウェブ製品のスタックにかかる圧力が、ディスペンサーの 小さな部分とだけ接触する最も厚いセクション（すなわち、非均一厚さのゾーン すなわち領域80）に集中するために、ディスペンサーのより薄い部分（すなわち 上側および下側縁30）と接触する、ウェブ製品スタックのより薄いセクションは 、ばね負荷式すなわち詰込みすぎによる実質的に小さい圧力を受けることになる 。 本発明の更なる別の利点は、非均一な厚さのゾーンすなわち領域80の構造によ って、折畳みウェブ製品のスタックの一部が、ディスペンサー内の開口部から外 方向に曲がって出て、突出し、隆起するようになっている。この効果は、凹部60 を取出しスロートの１か、２つ以上の位置の縁に配置することによって高められ る。ゾーンすなわち領域が、ほぼ中間点70と接触したり、中間点７０からいくら かずれた位置において整列しているので、バル ジすなわち突出部分が個別に折り畳まれたシート製品を簡単に掴めるようにする 。 本発明は、水平に配置された個別に折り畳まれたペーパナプキンディスーペン サーに使用するのに特に好ましい。狭い取出しスロート、突出している取出し面 、スタック手段および段階領域においてナプキンを曲げるバンパーが個別に折ら れたペーパナプキンの確実で、無駄の少ない取出しを行うようになつている。も ちろん、本発明の取出しシステムは、例えば、垂直方向に取付けられたナプキン 、ティッシュまたはタオルディスペンサーのような垂直方向に取付けられたディ スペンサーに使用してもよい。 本発明の数々の特徴および利点を、本発明および機能の詳細とともに上述の説 明に記載してきたが、開示は、図示にすぎず、特に本発明の原理の形状、大きさ および部品の構造に関し、請求の範囲が記述する用語の広い総括的な意味により 示される全範囲にまで、変更を詳細に行ってもよいことがわかるであろう。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ， ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，Ｍ Ｎ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ， ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 トラモンティーナ ポール フランシス アメリカ合衆国 ジョージア州 30004 アルファレッタ コッブルストーン ウェ イ 155

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．個別に折られたウェブのスタックから前記ウェブの長さにわたり不均一な厚 さの領域を有する前記個別に折られたウェブのディスペンサーシステムであって 、 内部空間を形成する外側ハウジングと、 該内部空間内で個別に折られたウェブのスタックを保持するように。前記外側 ハウジング内に取付けられたスタック手段と、 該スタック手段の１端部に隣接して前記外側ハウジング内に形成されており、 第１面と第２面が鈍角で結合された状態の形態で前記ディスペンサーから突出し ている中央部分と、前記第１の面と第２の面の交差部分の周りで前記中央部分に 配置された取出しスロートと、を有する取出し面と、 最大厚さの１領域が前記取出しスロートの前記幅にわたり延びるように整列さ れた前記ウェブの長さにわたり非均一な厚さの領域を有する個別に折られたウェ ブのスタックと、 前記個別に折られたウェブの前記スタックと接触する前記取出しスロートの少 なくとも１つの縁に沿っている、前記個別に折られたウェブの前記スタックの一 部が前記取出しスロートから外方向に突出するようにする少なくとも一つの凹部 セクションと、 から構成されているディスペンサーシステム。 ２．前記スタック手段は、前記個別に折られたウェブの前記スタックに対し配置 されるように少なくとも１つの規制リブを備え、前記最大厚さ領域が、取出し中 に前記取出しスロートの前記幅にわたり延びるように前記スタックの整列を維持 するようになっていることを特徴とする請求項１に記載のディスペンサーシステ ム。 ３．前記個別に折られたウェブが前記取出しスロートに近づくと、これらに空間 を与えて速度を遅くするように、前記取出しスロートに隣接した段階領域を備え ていることを特徴とする請求項１に記載のディスペンサーシステム。 ４．前記段階領域は、前記個別に折られたウェブが前記取出しスロートに近づく と、これらの進行通路に平行であるように向いた少なくとも２つの曲線状バンパ ーと、前記個別に折られたウェブが前記取出しスロートに近づくと、これらの動 作を一時的に停止させるための前記バンパーに形成された複数のリブと、を備え ていることを特徴とする請求項３に記載のディスペンサーシステム。 ５．個別に折られたウェブの前記スタックが個々のウェブから構成されており、 該個々のウェブは、 第１の中央パネルと、 該第１パネルと一体となっており、該第１パネルの第１側部の上に折り畳まれ た第２パネルと、 前記第１パネルと一体となっており、該第１パネルの第２側部の上で折り畳め れている第３パネルと、 前記第２パネルと一体となっており、前記第１および第２パネルの間に配置さ れるようになっている第４パネルと、 前記第３パネルと一体となっており、前記第１及び第３パネルの間に配置され るように折り畳まれていえる第５パネルと、から構成されており、 前記第３パネルの一部と第５パネルとが前記第２パネルの一部と第４パネルと の上に重なり、前記ウェブの長さにわたり非均一な領域を形成するようになって いることを特徴とする請求項１に記載のディスペンサーシステム。 ６．前記個別に折られたウェブのスタックは、ペーパナプキンのスタックである ことを特徴とする請求項５に記載のディスペンサーシステム。 ７．個別に折られたウェブのスタックから前記ウェブの長さにわたり非均一な厚 さの領域を有する、個別に折られたウェブのディスペンサーシステムにおいて、 内部空間を形成する外側ハウジングと、 個別に折られたウェブのスタックを前記内部空間に保持するための前記外側ハ ウジング内に取付けられたスタック手段と、 該スタック手段の１端部に隣接して、前記外側ハウジング内に形成され、前記 第１面と第２面が鈍角で結合された状態で、前記ディスペンサーから突出してい る中央部分と、前記第１および第２面のほぼ交差部において前記中央部分に配置 され、上部縁と低部縁と第１側部縁と第２側部縁を有するようになっている取出 しスロートと、を有する取出し面と、 最大厚さの領域が前記取出しスロートの幅に及んで延びるように整列された前 記ウェブの長さにわたり非均一な厚さを有する個別に折られたウェブスタックと 、 前記個別に折られたウェブの前記スタックの一部が前記取出しスロートから外 方向に突出するように、前記個別に折られたウェブと接触する、前記取出しスロ ートの前記上部縁と、前記第１側部縁と、前記第２側部縁とに沿った凹部セクシ ョンと、 から構成されているディスペンサーシステム。 ８．前記スタック手段は、前記個別に折られたウェブの前記スタックに対し配置 され、取出し中に、前記最大厚さの領域が、前記取出しスロートの幅にわたり延 びるように整列されたままにするようになっている少なくとも１つの制限リブを 備えていることを特徴とする請求項７に記載のディスペンサーシステム。 ９．前記個別に折られたウェブが前記取出しスロートに近づくと、個別に折られ たウェブに空間を形成し、速度を遅くするための前記取出しスロートに近接した 段階領域を備えていることを特徴とする請求項７に記載のディスペンサーシステ ム。 10．前記段階領域は、前記個別に折られたウェブが前記取出しスロートに近くづ くと、前記個別に折られたウェブの進行通路に平行であるように配向された少な くとも２つの曲線バンパーと、前記個別に折られたウェブが前記取出しスロート に近づくと、これらの動作を一時的に止めるための前記バンパー上に形成された 複数のリブとを備えていることを特徴とする請求項９に記載のディスペンサーシ ステム。 11．前記個別に折られたウェブの前記スタックが個々のウェブから構成されてお り、該個々のウェブは、 第１の中央パネルと、 前記第１パネルと一体となっており、該第１パネルの第１側部の上に折り畳ま れた第２パネルと、 前記第１パネルと一体となっており、該第１パネルの第２側部の上で折り畳ま れている第３パネルと、 前記第２パネルと一体となっており、前記第１および第２パネルの間に配置さ れるようになっている第４パネルと、 前記第３パネルと一体となっており、前記第１及び第３パネルの間に配置され るように折り畳まれていえる第５パネルと、から構成されており、 前記第３パネルの一部と第５パネルとが前記第２パネルの一部と第４パネルと の上に重なり、前記製品の長さにわたり非均一な領域を形成するようになってい ることを特徴とする請求項７に記載のディスペンサーシステム。 12．前記個別に折られたウェブのスタックがペーパナプキンのスタックであるこ とを特徴とする請求項11に記載のディスペンサーシステム。