JP2001514436A - 電気化学的電池用電流遮断器 - Google Patents

電気化学的電池用電流遮断器

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Abstract

(57)【要約】 この電気化学的電池(215)用電流遮断アセンブリ(220)は電池組立時に電池内に別々に挿入可能な独立構造型密封ユニットである。電流遮断アセンブリ(220)は、特定用途として、薄い可充電電池用に使用され、電池内に挿入されると、電池電極(211)と対応する端子(245)の間の電気通路の一部分を形成する。電流遮断メカニズムは、湾曲した表面を備えた形状記憶金属合金のディスク(250)を有するのが好ましい薄い熱感応部材を有する。電池温度が所定値を超過すると、ディスクが偏向して、アセンブリ内の電気通路に遮断を引き起こす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、その温度の過度の増大に際して電流が当該電池を通過することを安
全に防止する電気化学的電池用電流遮断器に関する。本発明は、同様に、その中
の気体圧力の過度の上昇に際して電池を安全に作動停止する電池用圧力感応電流
遮断器に関する。
【0002】 電気化学的電池、特に、例えば内部のリチウム又はリチウムイオンが活物質で
あるようなエネルギー密度の高い電池は、当該電池によって電源供給されるデバ
イス又は周囲環境に損傷を与える原因となり得る漏洩又は破壊の危険にさらされ
る。可充電電池の場合には、電池の内部温度上昇は過充電に起因することがあり
得る。望ましくない温度上昇は、しばしば対応する内部気体圧力の増加を伴う。
これは、外部短絡状態の場合に起こりやすい。さらに、内部気体圧力は電池が過
度に放電された場合にも増加することがあり得る。電池のコストや、サイズ、質
量を増大することなしに、安全装置を電池に付属させることが望ましい。
【0003】 この種の電池、詳細には活物質としてリチウム又はリチウムイオンを利用する
可充電電池は、しばしば対応する圧力上昇を伴う電池の内部温度上昇に起因する
漏洩又は破壊にさらされる。これは、過充電のような酷使状態又は過放電中に起
こることのある短絡状態によって引き起こされやすい。さらに、これらの電池は
、電解質溶媒が外部外へ漏出すること及び外部環境から湿気が内部へ侵入するこ
とを防止するために気密に密封されることも重要である。
【0004】 上述のように、この種の電池が充電されると、自己加熱が起きる。余りに急速
に充電するか又は過充電することは温度増大に通ずる。電池の化学的性質および
構造によって変化するある一点を温度が超過すると、望ましくなく、かつ抑制で
きない熱的暴走状態が始まる。更に、過熱に起因して内部圧力が上昇し、電解質
が電池から突然放出されることがあり得る。この状態が起きる以前に、制御あれ
た換気を開始することが望ましい。
【0005】 例えば直方体状電池又はセルラ電話用小型円筒形電池のような幾つかの可充電
電池は非常に薄い場合がある。この種の電池は小型なので、信頼度の高い電流遮
断安全装置を組み込むことは困難であった。しかし、セルラ電話を正常に使用す
る際には電池が消費者に近接しているので、この種の安全装置の必要性は非常に
大きい。
【0006】 従来の電池設計は、電池の陽極活物質及び陰極活物質と適当なセパレート物質
及び電解質が円筒形ケース内に挿入された後で、端部の開いた円筒形ケーシング
に挿入されるエンドキャップはめ込み部を用いる。エンドキャップは陽極物質又
は陰極物質の1つと電気接触し、エンドキャップの露出した部分は一方の電池端
子を形成する。電池ケーシングの一部はもう一方の端子を形成する。
【0007】 本発明は、単一セル内に集積され、一次または二次(充電可能な)電池に有利
に適用される1つ又は幾つかの電流遮断アセンブリを扱う。本発明のエンドキャ
ップアセンブリの特定用は、電池が過熱すること、および高温度に曝した場合に
電池内の圧力が上昇すること、過度または不適当な充電または放電を実施するこ
と、または、電池が短絡することの危険性を克服するために、例えば、リチウム
イオン、水素化ニッケル金属、ニッケルカドミウム、または、他の充電可能な電
池のような可充電電池用に使用することである。
【0008】 本発明は、一態様において、薄い直方体状電池又は直径の小さい円筒形電池用
の電流遮断メカニズムに向けられる。小さな熱感応電流遮断アセンブリが電池内
に配置される。電流遮断アセンブリは、個別に製造され、電池組立て期間中に個
別ユニットとして電池内に挿入可能であることを利点とする独立型密封デバイス
であることが好ましい。電池内部が過熱して所定温度を超過したとき、独立アセ
ンブリ内の熱感応電流遮断メカニズムは、電流を中断し、電流が電池を通って流
れることを防止するように動作する。電流遮断メカニズムは、好ましくは曲面を
有する形状記憶金属合金で構成されたフレキシブルディスクであることが望まし
い熱感応部材を含む。電池の正常動作に際して、形状記憶合金ディスクは、一方
の電池電極と、その電極が接続されている端子との間に電気通路の一部を形成す
ることが好ましい。電池内温度が所定値に達すると形状記憶ディスクが偏向し、
電極と端子の間の電気通路を遮断して、電池を作動停止(シャットダウン)する
。ダイオード、好ましくはツェナーダイオードが、電流遮断アセンブリ内にの中
に形状記憶ディスクへ近接して配置されるのがよい。ツェナーダイオードは、電
池端子に並列に電気的に接続される。電池が不注意に過充電されるか、長期充電
されるか、又は、過度の電圧で充電されたときは、ダイオードを加熱し、ひいて
は、形状記憶ディスクを偏向させて電気通路を遮断し、それによって電池を作動
停止とする。
【0009】 本発明の別の一態様において、電流遮断アセンブリは、熱感応電流遮断メカニ
ズム及び圧力作動電流遮断メカニズムの両方で構成される独立ユニットである。
電流遮断アセンブリは、電池の端子として機能する露出されたエンドキャッププ
レートを有する。アセンブリが電池に適用され、その電池が正常作動している場
合には、エンドキャッププレートは電池電極(陽極又は陰極)と電気的に導通し
ている。電流遮断メカニズムは、望ましくは湾曲ディスクの形をした形状記憶金
属合金、又は、バイメタルで構成され、柔軟な導電性部材と物理的に導通してい
ても差し支えない熱感応フレキシブル部材を有する。熱感応部材とフレキシブル
導電部材の間の物理的導通は、これら2つのエレメントの間に配置された非導電
性可動ロッドによって達成されてもよい。電池が正常作動しているときは、フレ
キシブル導電部材は、電池電極の1つとエンドキャップ(端子)との間の電気通
路の一部を形成する。電池内温度が所定値に達すると、熱感応部材が偏向し、非
導電性可動ロッドによってフレキシブル導電部材を押圧してこれを偏向させ、そ
の結果として電極と端子の間の電気通路を遮断する。さらに、アセンブリは、好
ましくは圧力作動金属ダイアフラム含む圧力作動電流遮断メカニズムを含むこと
が望ましい。ダイアフラムは、電流遮断アセンブリハウジングの一部を形成し、
電池内圧力が所定レベルを超過すると偏向することが好ましい。ダイアフラムの
偏向は、電池電極と、対応する端子との間の電気通路の遮断を引き起こし、それ
により、電池を作動停止する。
【0010】 他の一態様において、電池は、上記2つのタイプの独立構造の電流遮断アセン
ブリの両方を含むこともあり得る。すなわち、一方は熱感応電流遮断メカニズム
を含み、もう一方は熱感応電流遮断メカニズム機構と圧力作動電流遮断メカニズ
ムの両方を含む。これは、多重独立電流遮断安全機能を電池に付与する。例えば
、電池の直径又は全体の太さは約5ないし20mmの間である場合のように、電
池の直径が両方の電流遮断アセンブリを収納するに充分な大きさである場合には
、この種の設計は有利に使用できる。この種の一実施形態において、熱感応電流
遮断メカニズムのみを有する電流遮断アセンブリは、電池の最も熱い部分に近接
するように、完全に電池内部に有利に配置可能である。ダイオード、好ましくは
ツェナーダイオードは、一方又は両方のこの種の独立構造型電流断アセンブリ内
に含まれ、電池端子と並列に電気接続されることが可能である。
【0011】 好ましい一実施形態において、本発明の熱感応電流遮断器アセンブリ220は
、図1に示すように電池215内に完全に内部配置可能である。電池215は、
図1に示すように平行六面体に整形されたケーシング225を有する直方体状電
池であるが、その代りに直径の小さい円筒形電池であっても差し支えない。電池
215が直方体状電池である場合には、一般に全厚さが約3ないし10mmであ
って非常に薄い。一般に直方体状電池は非常に薄く、全厚さは約3ないし6mm
である。電池215が直径の小さい円筒形電池である場合には、直径は一般に約
3ないし10mmである。ここに示す電流アセンブリ220は、例えば厚さ約3
ないし15mmの直方体状電池、又は、直径約3ないし15mmの円筒形電池の
ような比較的大きい寸法の電池内に集積配置されることもあり得る。ただし、ア
センブリ220は、薄い直方体状又は細い円筒形電池として特定の用途に用いら
れる。電池215は、例えばリチウムイオン電池、ニッケル金属水素化物電池、
又は、ニッケルカドミウム電池のような一次又は充電可能な電池であることも可
能であるが、リチウムイオン電池のような充電可能な電池として有利である。リ
チウムイオン充電可能電池は、電池の放電に際して、リチウムイオンを陰極から
陽極へ転移し、電池の充電に際して、リチウムイオンを陽極から陰極へ転移する
ことによって特徴付けられる。この場合、陽極としては、一般にリチウムコバル
ト酸化物(LiCoO)、又は、リチウムニッケル酸化物(LiNi )、又は、コバルト置換リチウムニッケル酸化物(LiCONi)、又
は、スピネル型水晶状構造(LiMn)のリチウムマンガン酸化物が用
いられる。リチウムイオン電池は、一般に、陰極として、炭素又は錫酸化物材料
を使用する。陰極は、電池の放電期間中は陰極を構成し、充電期間中は陽極を構
成するが、陽極は、電池の放電期間中は陽極を構成し、充電期間中は陰極を構成
する。この種の電池用電解質は、非水溶性溶媒の混合物に溶解したリチウム塩で
構成される。この場合の塩はLiPFであり、溶媒としては、炭酸ジメチル(
DMC)、炭酸エチレン(EC)、炭酸プロピレン(PC)、及び、これらの混
合物が有利に用いられる。図1に示す特定の一実施形態において、電池215は
、対面する平らな本体面205(a)と205(b)、平らな側面208(a)
と208(b)、及び、平らな端面209(a)と209(b)で形成されるケ
ーシング225を有する直方体状のリチウムイオン電池である。正端子245及
び負端子246は、同一側面208(a)から露出し、電源供給しようとするデ
バイスへ接続するためにアクセス可能である。電極スタック235は、図に示す
ように、1枚の陽極材料211、1枚の陰極材料213、及び、これらの間に配
置された従来型の多孔性分離材料212で構成される。スタック235は、従来
型のゼリーロール様に巻かれ、次に、巻かれた材料は、電池内に緻密に適合する
ように、平らにされる。
【0012】 本発明の熱感応電流遮断アセンブリ220は、図1に示すように、リチウムイ
オン直方体状電池215内に集積される。この種の実施形態において、電流遮断
アセンブリは、完全に電池内部に配置され、一方の端部において陽極211に、
もう一方の端部において正端子245に電気的に接続される。従って、正常な作
動状態においては、陽極211と正端子245との間に電気通路が存在する。電
流遮断アセンブリ220の好ましい一実施形態を図2に示す。アセンブリ220
は、金属製ケーシング280、金属製エンドキャップ230、形状記憶合金であ
ることが好ましい電流遮断ディスク250、及び、キャップ230の内部表面と
接触する金属接点プレート295を有する独立構造型密封ユニットである。図2
に示すように、エンドキャップ230は、その表面が外側に膨らむような凹状で
ある。ケーシング280は、図3に示すように開口端とわずかに膨らんだ本体を
有するカップ型円形構造である。アセンブリ220は、ディスク250の周辺縁
とエンドキャップ230の周辺エッジ縁230(a)との間に、絶縁リング29
0を備える。アセンブリ220の各構成要素の好ましい構造を図3に示す。電流
遮断ディスク250の厚さはその直径又は平均幅に比較して小さく、円形又は円
筒形であることが好ましいが、他の形状、例えば卵形又は長円形又は薄い平行六
面体又は薄く細長いスラブの形又は平行でなくても差し支えない1対又は複数対
の対面する縁をもつプレートであっても差し支えない。この種の構造は、厚さが
その長さの約30%未満かつその平均幅の約30%未満であることが好ましい。
従って、ここで使用する、詳細には熱感応部材250,350,352と関連し
て使用するディスクという用語はこのような他の形状が含まれることを意味する
。卵形又は長円形のディスクの場合は、平均幅という用語はその主面の最小直径
を意味するものとする。
【0013】 ディスク250の厚さは1mm未満であることが望ましく、約0.05ないし
0.5mmの間であることが好ましい。図3に最もよく示される電流遮断ディス
ク250の好ましい実施形態は外側縁258及び中空中心部分257を有する。
柔軟で弾性のあるフレキシブル部分255は周辺縁258から中空部分257に
内側に向かって突出している。フレキシブル部分255は、その端部255(b
)が正極211と正端子245の間の電気通路を完成する接触プレート295に
対して第1位置に置かれるようにその表面内でわずかに上向きに曲げる255(
a)ことにより図3のように有利に形成される。正常作動中は、電流は、正極2
11からコネクタタブ287(a)とケーシング280を経て電流遮断ディスク
250及び柔軟部分255を通り接触プラグ295とアセンブリエンドキャップ
230及びコネクタタブ287(b)を経て正端子245まで流れる。図1から
分かるように、電流遮断ディスク250は、抵抗を最小化するために電流がディ
スク250の厚さ、従って柔軟部分255の厚さを貫いて流れるようにアセンブ
リ内に配置される。電池215内の温度が所定値を越えると、端部255(b)
は下向きに第2位置に向かって偏向し、接触プレート295との接触を遮断し、
それによって、電極211と端子245の間の電気通路を遮断し、電池を作動停
止(シャットダウン)する。
【0014】 図3において、電流遮断アセンブリ220は、ケーシングの底部表面上に配置
されるように電流遮断ディスク250をケーシング280の開口端に挿入するこ
とによって容易に組み立てられるように設計されている。ツェナーダイオード6
00の正の面620は接触プラグ295の内部表面へ接続される。次に、絶縁リ
ング290がディスク250上に挿入され、金属接触プラグ295は堅固なディ
スク様プラグの形で、形状記憶合金製であることが好ましい突き出た弾性部材2
55上に位置するまで、絶縁リングに設けられた小孔290(a)を経て挿入さ
れる。絶縁グロメット275はエンドキャップ230上に挿入され、エンドキャ
ップ230の内部表面が接触プラグ295の上面に接触するように、これら2つ
の部品は金属接触プラグ295上に配置される。次に、ケーシング280の周辺
縁及び絶縁グロメット275の周辺縁は、エンドキャップ230の周辺縁230
(a)上でクリンプされる。クリンプに際しては半径方向の圧力が加えれるので
、エンドキャップ230の周辺縁230(a)は、絶縁グロメット275の周辺
縁275(a)の内部表面にに噛み込み、エンドキャップ230とケーシング2
80の間に堅固な密封を形成する。
【0015】 熱電流遮断アセンブリの他の一実施形態、すなわち、アセンブリ320を図6
及び7に示す。電流遮断器のこの実施形態は、図4に示すように直方体状電池の
端部から、又は、図5に示すように円筒形電池の端部から突き出るように設計さ
れている。この種の実施例形態において、直方体状電池の全体の厚さは少なくと
も6mmであることが有利であり、一般に約6ないし20mmの間であれば、ア
センブリ320を収容するために十分な厚さである。図5に示すように、電池が
円筒形である場合には、アセンブリ320を収容するために、少なくともサイズ
AAAの電池と同じ大きさの直径であることが望ましい。従って、アセンブリ3
20は、AAA、AA、A、C、又は、Dサイズの円筒形電池の端部から突き出
るか、又は、例えば、電池の直径が約5ないし20mmの間であるように都合よ
く決定されてもよい。この方法を用いると、アセンブリ320の突出部分、すな
わちエンドキャップ325は一方の電池端子を都合よく形成することになる。
【0016】 電流遮断アセンブリ320のエンドキャップ325は、図6に示すようにアセ
ンブリ320の上側部分を形成する逆カップ形とアセンブリの下側部分を形成す
るカップ形本体370の形状であることが望ましい。エンドキャップ325及び
本体370は電導性物質で形成される。カップ形本体370のベース372は、
電池内圧力が所定値を越えると上方へ(エンドキャップ325の方へ)偏向する
ように設計された圧力作動ダイアフラムを形成することが好ましい。形状記憶合
金又はバイメタルによって有利に構成されるフレキシブル熱感応部材350又は
352はカップ370底部内の圧力ダイアフラム372へ近接して配置される。
熱感応部材は、図7に示すような曲面をもったディスク350又は352のよう
に円盤形であることが好ましい場合もあり得る。ただし、形状記憶合金又はバイ
メタル合成材が用いられる場合には、どちらの構造であっても差し支えなく、形
状記憶合金が用いられる場合には細長いスラブ又は平行六面体構造352が好ま
しく、バイメタル合成材が用いられる場合には、円形ディスク350構造である
ことが好ましい。ディスク350(又はディスク352)は、実質的にエンドキ
ャップ325表面に平行な平面内に所在するようにアセンブリ320内に配置さ
れることが望ましい。電気絶縁ロッド又はプラグ340は、フレキシブル熱感応
部材350の最上表面上に配置することができる。アセンブリ320は、本体3
70の棚部分374上に都合よく配置できる金属支持リング360を含むことが
望ましいアセンブリ320は、周辺縁332からディスク330の中空部分33
3内に伸延する柔軟で弾性のある部材334で構成されるフレキシブルな電導性
金属ディスク330を含むことが望ましい。絶縁リング335は、ディスク33
0の周辺縁332と金属支持リング360の縁362との間に配置される。フレ
キシブルな導電性ディスク330は、エンドキャップ325の周辺縁327と絶
縁リング335の間にはさまれる。絶縁グロメット375は、エンドキャップ3
25の周辺縁327及びカップ形下側本体370の周辺縁377を囲み、グロメ
ット375はディスク330及び絶縁リング335も囲む。ケーシング380は
結果的に絶縁グロメット375を囲む。
【0017】 図7において、電流遮断アセンブリ320は、グロメットの外側表面がケーシ
ング380の内部壁に接触するように先ず絶縁グロメット375をケーシング3
80に挿入することによって組み立て可能である。熱感応部材350又は352
をカップ形本体370へ挿入し、次に、カップ形本体370の棚部分374へ金
属支持リング360を挿入することによってサブアセンブリが組み立てられる。
プラスチック製可動のロッド340は、部材350に位置するように支持リング
360の中心小孔363を通って挿入される。絶縁リング335は、支持リング
360上に配置されて、その周辺縁362に接触する。次に、ディスク330は
、ディスク330の周辺縁332が絶縁リング335上に位置するように絶縁リ
ング335上に配置される。ツェナーダイオード700の正の面720はエンド
キャップ325の内部表面へ接続される。次に、エンドキャップ325の周辺縁
327がディスク330の周辺縁332上に載るようにエンドキャップ325が
ディスク330上に配置される。次に、サブアセンブリは、その中に含まれる絶
縁グロメット375と共に、ケーシング380に挿入される。次に、ケーシング
380の端部380(a)及びグロメット375の端部375(a)が、サブア
センブリ及びその構成要素が堅固かつ恒久的に所定場所に保持され、グロメット
375及び周りのケーシング380によって密封されるように、エンドキャップ
325の周辺縁327上でクリンプされる。
【0018】 アセンブリ320は、図8に示すように、例えば、リチウムイオン円筒形電池
のような充電可能な円筒形電池400に挿入可能である。アセンブリ320のエ
ンドキャップ325は、電池の端部から突出し、一般に正の端子である電池端子
を形成する。同様に、図4に示すように、アセンブリ320は、例えば直方体状
リチウムイオン電池500のように、充電可能な直方体状電池に挿入可能である
。この種の用途において、エンドキャップ325は電池の端部から突出し、一般
に正の端子である電池端子の1つを形成する。円筒形又は直方体状電池が用いら
れるいずれの場合にも、電池は、随意に追加電流遮断アセンブリ、すなわち、上
述の電流遮断アセンブリ220を含むことができる。2つを別々に収納すること
により、独立構造型電流遮断アセンブリは、相互に独立して自己作動化する2つ
の熱感応電流遮断システムを電池に提供する。
【0019】 内部に両方の電流遮断アセンブリ220及び320を含む電池400を図8に
示す。図8に示す両方の電流遮断アセンブリ220及び320は、「オン」位置
、即ち、電極211から端子エンドキャップ325へ電流が正常に流れることを
可能にする位置に在る。電池400がこの種の作動モードにある場合には、電池
電極の1つ、例えば電極211と電池端子325の間に電気通路が存在する。正
常作動状態において、電流は電極211から接続タブ287(a)、アセンブリ
220のケーシング280、接触プラグ295、エンドキャップ230、次に、
コネクタタブ287(b)へ流れる。電流はコネクタタブ287(b)からアセ
ンブリ320の下側本体370へ流れる。次に、電流は、本体370から支持リ
ング360、ディスク330の弾性アーム334、ディスク330から端子エン
ドキャップ325へ流れる。万一電池内部温度が所定値に達した場合には、熱感
応弾性部材255が下方に向かって曲がり、それによって、部材255と接触プ
ラグ295の間の電気接続を遮断する。これは、電極211と端子エンドキャッ
プ325の間の電気通路の遮断を実施し、電池を作動停止する。同様に、電池の
内部温度が別の所定値に達すると、アセンブリ320の熱感応部材350(又は
352)は図6に示す位置に向かって上向きに曲がる。部材350の上向き運動
はプラスチック製ロッド340を、ディスク330のフレキシブルかつ弾性ある
アーム334に対して上向きに動かす。これは、弾性アーム334に支持リング
360との接触を遮断させ、それによって電極211と端子エンドキャップ32
5の間の電気通路を切断する。電池の内部温度が極めて迅速に上昇した場合には
、アセンブリ220の熱感応部材255とアセンブリ320の熱感応部材350
(又は352)の両方が作動化され、電極211と端子エンドキャップ325の
間の電気通路を2つの場所で無理なく同時に遮断する。これは、確実に電池を即
時作動停止させて、安全性を強化し、2つの熱感応部材のうちの1つが動作不良
であっても電池は作動停止する。
【0020】 その代りに、電池内の気体圧力が上昇して所定値を超過すると、アセンブリ3
20のダイアフラム372が上向きに曲がり、プラスチック製ロッド340を弾
性アーム334に対して上向きに動かし、弾性アーム334に支持リング360
との接触を遮断させる。これは、結果的に、電極211と端子エンドキャップ3
25の間の電気通路遮断を実施し、それによって電池を作動停止する。ダイアフ
ラム372は電池内部の圧力だけに感応し、必然的に、電池の内部温度とは無関
係に作動化される。従って、電池内の気体圧力が電池温度に関係なく所定値に達
した場合に、電池が作動停止することを圧力作動ダイアフラム372が保証する
【0021】 図2及び3に示す電流遮断アセンブリの一実施形態において、内側へ伸延して
いる弾性部材255を備えた熱感応ディスク250又はディスク350又は図6
及び図7に示すディスク352は形状記憶合金から成ることが望ましい。形状記
憶合金は、例えばニッケル・チタン(Ni−Ti)、銅・亜鉛・アルミニウム(
Cu−Zn−Al)、及び、銅・アルミニウム・ニッケル(Cu−Al−Ni)
のような公知の記憶合金グループの中から選択可能である。ただし、形状記憶合
金ディスク250、又は、ディスク350又は352として最も望ましい合金は
ニッケル・チタン合金であることが判明した。好ましいニッケル・チタン記憶合
金は、Special Metals社からNITINOL合金の商標で入手可
能である。ディスク250、又は、ディスク350又は352の弾性部材255
はリセット可能記憶合金、即ち、加熱すると変形するが、周囲温度まで冷却する
と、外力をかけることなしに、元の形状に戻る合金であっても差し支えない。た
だし、形状記憶合金は周囲温度ではリセット可能でないこと、すなわち、その活
性化温度まで加熱されると不可逆的に変形することが望ましい。これは、一旦、
電池内部が過度の加熱状態を引き起こすと、その電池は再び作動可能にならない
ことを保証する。従って、ディスク250、359、又は、352は、一旦、作
動化されるとリセット不可能なNITINOL合金を用いて作られることが好ま
しい。好ましい記憶ディスク250は、これから内向きにフレキシブルな部材2
55が突き出た円形周辺縁258を備えたNITINOL合金の単体として便利
に作成可能である。フレキシブル部材255は、折り曲げ線255(a)によっ
て内側脚255(c)から分離された上向きに折れた外側脚255(d)を用い
て作成された矩形であることが便利である(図2及び3)。弾性部材255は、
幅が約2ないし5mm、長さが3ないし8mm、厚さが約0.05ないし0.5
mmであることが望ましい。温度が約60°Cないし120°Cである場合に、
脚255(d)は、折り曲げ線255(a)に沿って下方に向かって曲がり、部
材255と接触プラグ295の間の接触の遮断を引き起こす。ディスク250の
直径は約5ないし15mmの間であることが望ましい。
【0022】 この種の活性化効果を達成するために、記憶ディスク250及び弾性部材25
5の厚さは、前記部材の抵抗が約5ミリオーム未満であれうような表面部分を備
えた約0.05ないし0.5mmの範囲内にあることが有利であることが判明し
た。前記形状は、正常作動中にその厚さを貫いて電流が流れる場合に、ディスク
250の全抵抗を減少させるために厚さを減少させ、良好な接触部分をもつこと
を可能にするので、ディスク250のための前述の形状、すなわちフレキシブル
部分255がそこから内向きに突き出した円形周辺縁を備えた中空ディスクであ
ることが望ましい。形状記憶部材255は約8%を超過する変形歪みを持たない
ことが望ましい。曲げ角度は約10ないし30度であることが望ましい。即ち、
端部255(b)はディスクの平面から約10ないし30度の角度で上向きに曲
げられる。これは、活性化温度に達すると、記憶部材255が接触プラグ295
から遠のく方向に偏向し、平らになることを可能にする。リチウムイオン電池用
に使用する場合には、記憶ディスクに関する前述の好ましい設計では、電池の連
続作動状態における電流ドレーンが最大5アンペアであるような全抵抗5ミリオ
ームが結果として得られる。
【0023】 図6及び7に示す電流アセンブリ実施形態において、熱感応部材は、曲がった
円形ディスク350の形、又は、薄い曲がった細長いスラブ形にディスク、又は
、平行六面体352の形で、形状記憶合金、上述したように好ましくはNITI
NOL合金によって有利に作ることができる。(ディスク352が薄く細長いス
ラブの形である場合には、卵形であるか、或いは、1つ又は複数対の平行でない
対面する縁を持つ形状であり得る。)ディスク350又は352は、望ましくは
約60℃ないし120℃の所定温度に曝した場合、不可逆変形するように作成さ
れることが好ましい。電池の内部温度が所定値を越えた場合には、ディスク又は
スラブの湾曲は反転するか、又は、平らになり、プラスチックロッド340にデ
ィスク330の弾性アーム334を押圧させる。これは、結果として、上述した
ように電流を遮断するために、ディスク330と金属支持リング360との間の
電気接触の遮断を引き起こす。熱感応ディスク350又は352は、その代りに
、バイメタル構成、即ち、熱膨張係数の異なる類似しない金属の2つの層による
構成であっても差し支えない。バイメタル構成が用いられる場合には、バイメタ
ルディスク350又はスラブ352の最上層(エンドキャップ325に最も近い
層)は、好ましくはニッケル・クロム合金のような高熱膨張金属で構成されても
差し支えなく、下に在る層又は底部層は好ましくはニッケル・鉄合金のような低
熱膨張金属で構成されても差し支えない。他の適当なバイメタル合成はニッケル
とチタンである。この種の実施形態において、ディスク350(又は、ディスク
352)は、電池温度が少なくとも60℃まで上昇した場合に作動化し、一般に
、約60℃ないし120℃の電池温度で作動化可能である。ディスク350又は
352は、−20℃以下の温度を除き、リセットされることのないように、高熱
膨張金属層及び低熱膨張金属層を選定することも可能であり、従って、ほとんど
の用途において、この種デバイスは単一作動サーモスタットデバイスとして使用
される。
【0024】 電流遮断アセンブリ220(図2及び3)において、ケーシング280は、強
度と耐腐食性を強化するために、アルミニウム、ステンレス鋼、又は、チタンで
形成してもよい。ケーシング280の肉厚は約0.1mmないし0.5mmであ
ることが望ましい。ケーシング280、及び、従ってアセンブリ220の直径は
約3ないし15mmであることが望ましく、一般に、直径は約3ないし8mmの
あり、深さは約1ないし10mmであり、一般に、約1ないし3mmである。こ
の種の全寸法であるアセンブリ220は、電池容量を著しく減少させるか、又は
、電流遮断機能を損なうことなしに、全厚さが約3ないし6mmである非常に薄
い直方体状電池に挿入可能である。
【0025】 内部絶縁リング290は、圧縮強度及び温度安定性が比較的高い耐食性サーモ
プラスチック材料から成ることが望ましい。 絶縁リング290用の好ましい物
質はCelanese Co.から商標VECTRAポリマとして入手可能な液
晶ポリマ、又は、商標VALOXポリマとしてGeneral Electri
c Plastics社から入手可能なポリエステルである。接触プラグ295
は、エンドキャップ230の下面に容易に溶接可能な冷間圧延鋼又はステンレス
鋼で形成されることが望ましい。接触プラグ295は、その接触抵抗を小さくす
るために、銀のような貴金属でめっきしても差し支えない。エンドキャップ23
0は、強度及び耐食の観点から必要な組合わせを提供するためにステンレス鋼、
アルミニウム、又は、チタンで形成されることが望ましく、全直径は約3ないし
15mmの間、一般に約4ないし8mmの間であり、全深さは約1mm以下、一
般に約0.1ないし1mmの間であることが望ましい。絶縁グロメット275は
、厚さが約0.1ないし0.5mmの間、全直径が約3ないし15mmの間、好
ましくは約4ないし8mmの間であることが望ましい。グロメット275は、電
解質に対して不活性であり、ケーシング280とアセンブリ220の内部構成要
素との間に良好な密封性を提供するに充分な弾性を備えた、例えば高密度ポリプ
ロピレンのような耐久性も弾性もある耐食サーモプラスチック材料で形成しても
差し支えない。
【0026】 電流遮断アセンブリ320(図6及び7)において、ケーシング380は、強
度と耐食性の観点から、ステンレス鋼、又は、ニッケルめっきした冷間圧延鋼に
よって形成されても差し支えない。ケーシング380の肉厚は約0.1mmない
し0.5mmの間であることが望ましい。ケーシング380、ひいてはアセンブ
リ320は、直径又は全幅が約4ないし15mm、一般に約4ないし8mmの間
であり、深さが約1ないし10mm、一般に約3ないし6mmの間であることが
好ましい。この種の全寸法のアセンブリ320は、全厚さが約6ないし20mm
の直方体状電池、又は、直径が約5ないし20mmの円筒形電池に、電池容量又
は電流遮断機能を著しく低下させることなく挿入できる。エンドキャップ325
は、一般に、全直径が約4ないし15mmであり、全深さが約0.1ないし1m
mである。エンドキャップ325は、十分な強度及び耐食性を提供するために、
ステンレス鋼又はニッケルめっき冷間圧延鋼で形成しても差し支えない。フレキ
シブル導電ディスク330は、直径が約4ないし15mm、厚さが約0.1ない
し0.5mmであることが望ましい。それは、その接触抵抗を下げるために例え
ば金又は銀のような貴金属でめっきした、例えばベリリウム―銅合金又はスプリ
ング鋼のような良好な導電率と強度を備えた弾性金属材料で構成されることが望
ましい。ディスク330の弾性アーム334は、矩形であり、幅が約2ないし5
mm、長さが約3ないし8mm、厚さが約0.1ないし0.5mmであることが
望ましい。
【0027】 絶縁リング335は、圧縮強度及び温度安定性が比較的高い耐食性サーモプラ
スチック材料で構成されることが望ましい。 絶縁リング335用として好まし
い材料は、Celanese社からVECTRAポリマという商標で入手可能な
液晶ポリマ、又は、General Electric Plastics社か
らVALOXポリマと称して入手可能なポリエステルである。可動ロッド340
は、直径又は幅が約1ないし3mm、長さが1ないし5mmである。ロッド34
0は本質的に非導電性(高抵抗率材料で形成される)であり、例えば120°C
以上の高温度に曝されても熱的に安定していなければならない。ロッド340用
の好ましい材料は、Celanese社からVECTRAポリマの商標で入手可
能な液晶ポリマである。金属支持リング360は、直径が約4ないし15mm、
好ましくは約4ないし8mm、厚さが約0.1ないし1mmであることが望まし
い。支持リング360は、十分な強度を提供するために、ステンレス鋼又は冷間
圧延鋼から容易に形成可能である。この種材料は、接触抵抗を下げるために金又
は銀のような貴金属でめっきしても差し支えない。カップ形本体370の深さは
約1ないし3mmであることが望ましい。望ましくはカップ形本体370の基礎
を形成する圧力作動ダイアフラム372は、直径が約4ないし15mm、肉厚が
約0.1ないし0.5mmである。カップ形本体370及びダイアフラム372
は、アルミニウムから容易に形成可能であり、アルミニウムは高い圧力差にさら
されると容易かつ恒久的に変形する。絶縁グロメット375は、厚さが約0.1
ないし0.5mm、全直径が約4ないし15mmであることが望ましい。グロメ
ット375は、例えば、電解質に対して不活性であり、ケーシング380とアセ
ンブリ320内部構成要素との間に良好な密封性を提供する高密度ポリプロピレ
ンのような耐久性も弾性もある耐食サーモプラスチック材料で形成することがで
きる。
【0028】 本発明は好ましい実施形態に関して記述したが、本発明のコンセプトから逸脱
することなしに記述した実施形態の改造が可能であることを理解されたい。従っ
て、本発明が、特定の実施形態に限定されることなく、特許請求の範囲とその均
等範囲によって定義されることを意図するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 完全に直方体状電池内に配置された本発明の電流遮断アセンブリの一実施形態
を示す一部切欠斜視図である。
【図2】 図1に示す電池及び電流遮断アセンブリの縦断面図である。
【図3】 図1及び2に示す電流遮断アセンブリの構成要素の分解斜視図である。
【図4】 電池の一端部から突出した状態を示す電流遮断アセンブリの他の一実施形態を
伴った直方体状電池の斜視図である。
【図5】 図4に示す電流遮断アセンブリの同じ実施形態を伴った円筒形電池の斜視図で
ある。
【図6】 図4及び5に示す電流遮断アセンブリの縦断面図である。
【図7】 図4、5及び6に示す電流遮断アセンブリの分解斜視図である。
【図8】 図2及び6に示す電流遮断アセンブリの実施形態を含む円筒形電池の縦断面図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ビエト、エイチ.ブー アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ミル フォード、サンセット、ドライブ、23 (72)発明者 ジェーン、エイ.ブラシ アメリカ合衆国マサチューセッツ州、アク トン、ブラックホース、ドライブ、11 (72)発明者 レイノルド、キャンテーブ アメリカ合衆国マサチューセッツ州、ブリ ッジウォーター、サウス、ドライブ、248 Fターム(参考) 5G041 BB11 CA02 DA01 5H022 AA04 AA09 CC08 CC12 CC16 EE01 KK01

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正端子及び負端子と正電極及び負電極からなる一対の内部電極とを有する電気
    化学的電池であって、ハウジングとこのハウジング内のチャンバと前記ハウジン
    グから密封されたエンドキャップとを含む電流遮断アセンブリを含み、前記アセ
    ンブリは前記ハウジングと前記エンドキャップの間を通る導電性通路を有し、前
    記アセンブリは前記電気通路を電流が流れることを阻止するために前記チャンバ
    内に熱感応手段を有し、この熱感応手段はその厚さが直径または平均幅より小さ
    い熱感応ディスクを有し、この熱感応ディスクは電池の正常作動中は前記ディス
    クの厚さ方向に貫通して電流が流れるように前記アセンブリ内で向きが定められ
    、前記アセンブリ内温度が所定レベルに達したとき前記ディスクの少なくとも一
    部が偏向して前記アセンブリを通る前記電気通路に遮断を引き起こし、それによ
    り電池の作動を停止する電気化学的電池。
  2. 【請求項2】 前記熱感応ディスクは形状記憶合金を含んでいる請求項1に記載の電気化学的
    電池。
  3. 【請求項3】 前記熱感応ディスクはバイメタルである請求項1に記載の電気化学的電池。
  4. 【請求項4】 前記熱感応ディスクの厚さは0.05ないし0.5mmである請求項1に記載
    の電気化学的電池。
  5. 【請求項5】 前記アセンブリは前記電池の完全に内室内に配置される独立構造型ユニットで
    あり、電池は全厚さが約3ないし10mmの可充電電池である請求項1に記載の
    電気化学的電池。
  6. 【請求項6】 前記アセンブリは前記電池の完全に内室内に配置される独立構造型ユニットで
    あり、前記電池は全厚さが約3ないし10mmの可充電直方体状電池である請求
    項1に記載の電気化学的電池。
  7. 【請求項7】 前記アセンブリは完全に前記電池の内室内に配置される独立構造型ユニットで
    あり、前記熱感応ディスクは貫通する小孔を備え、前記ディスクは外側縁の部分
    から前記小孔内に突出するフレキシブル部分を備えた外側縁を有し、この外側縁
    は前記エンドキャップアセンブリ内の絶縁部材の表面と接触し、前記フレキシブ
    ル部分が第1位置における曲げ可能な表面を有し、前記アセンブリ内温度が所定
    レベルに達したとき前記曲げ可能な表面が第2位置まで移動して前記電気通路の
    遮断を引き起こす請求項1に記載の電気化学的電池。
  8. 【請求項8】 前記アセンブリは前記電極の一方と対応する電池端子の間の電気通路の一部を
    形成し、前記ハウジングおよび前記アセンブリのエンドキャップの一方は前記電
    池電極の一方に電気的に接続され、もう一方は対応する電池端子に電気的に接続
    される請求項1に記載の電気化学的電池。
  9. 【請求項9】 前記フレキシブル部分の厚さは約0.05ないし0.5mmである請求項7に
    記載の電気化学的電池。
  10. 【請求項10】 電池用開口端円筒形ケースに挿入された電流遮断アセンブリによって形成され
    るタイプの電気化学的電池であって、正端子及び負端子と正電極及び負電極から
    なる一対の内部電極とを有し、前記アセンブリはハウジングとこのハウジング内
    チャンバと露出されたエンドキャッププレートとを有し、前記エンドキャッププ
    レートは電池端子として機能し、前記エンドキャッププレートはエンドキャップ
    アセンブリ内電気通路を通る前記電極の一方に電気的に接続され、前記エンドキ
    ャップアセンブリは内部に前記アセンブリ内の前記電気通路の一部を形成するフ
    レキシブル導電性部材を有し、前記エンドキャップアセンブリは所定温度レベル
    に達したとき電池を通る電流を遮断するための熱感応手段を有し、前記熱感応手
    段は曲面を持つ形状記憶合金部材を有し、前記アセンブリは前記形状記憶部材の
    表面の曲率変化に応答する前記フレキシブル導電性部材の動きを引き起こすため
    の物理的手段を有し、電池温度が所定温度に達したとき、前記形状記憶合金部材
    が偏向してその表面の少なくとも一部分の曲率を変え、前記エンドキャッププレ
    ートと前記電極の間の前記電気通路を遮断するように前記フレキシブル導電性部
    材を動かし、それにより電池を通って電流が流れることを阻止する電気化学的電
    池。
  11. 【請求項11】 前記形状記憶金属部材は形状記憶合金製ディスクを有し、このディスクは所定
    温度に達したとき厚さ方向において曲がる曲面を有する請求項10に記載の電気
    化学的電池。
  12. 【請求項12】 前記ディスクの厚さは約0.05ないし0.5mmである請求項11に記載の
    電気化学的電池。
  13. 【請求項13】 前記記憶合金部材の表面の湾曲の変化に応答するフレキシブル導電性部材を動
    かすための前記物理的手段は前記チャンバ内に配置された非導電性部材であり、
    前記記憶合金部材が偏向したとき前記非導電性部材が前記フレキシブル導電性部
    材に向かって動いて前記エンドキャッププレートと前記電極の間の電気通路を遮
    断するように前記形状記憶部材と物理的に連動する請求項10に記載の電気化学
    的電池。
  14. 【請求項14】 前記電流遮断アセンブリは電池内部へ露出した表面を有する圧力作動ダイアフ
    ラムとこのダイアフラムの偏向に応答して前記フレキシブル導電性部材に動きを
    引き起こすための手段とを有し、電池内の気体圧力が所定値を超過したとき前記
    ダイアフラムが前記アセンブリ内部に向かって偏向し、前記手段に前記フレキシ
    ブル導電性部材を動かす動きを引き起こさせ、それにより、前記エンドキャップ
    プレートと前記電極との間の前記電気通路を遮断し、電池を通って電流が流れる
    ことを阻止する請求項13に記載の電気化学的電池。
  15. 【請求項15】 前記ダイアフラムの偏向に応答して前記フレキシブル部材を動かすための前記
    手段は、前記ダイアフラムは前記アセンブリの内部に向かって偏向したとき、前
    記非導電性部材は前記フレキシブル導電性部材に対して押圧し、前記エンドキャ
    ッププレートと前記電極との間の電気通路を遮断するように前記ダイアフラムと
    物理的に連動する非導電性部材である請求項14に記載の電気化学的電池。
  16. 【請求項16】 前記形状記憶部材の表面変化に応答して前記フレキシブル導電性部材を動かす
    ための前記手段と前記圧力作動ダイアフラムの偏向に応答して前記フレキシブル
    導電性部材を動かすための前記手段は同じ非導電性部材である請求項15に記載
    の電気化学的電池。
  17. 【請求項17】 前記非導電性部材は細長いプラスチック製部材である請求項13に記載の電気
    化学的電池。
  18. 【請求項18】 前記アセンブリは、前記チャンバ内に配置されて前記ハウジングに接続される
    金属製の支持リングを有し、前記フレキシブル導電性部材の一部が前記アセンブ
    リ内電気通路を完成するために前記支持リングに接触し、電池内の温度または気
    体圧力が所定値を超過したとき前記フレキシブル導電性部材と前記支持リングの
    間の前記接触が遮断される請求項10に記載の電気化学的電池。
  19. 【請求項19】 前記フレキシブル導電性部材は貫通する小孔を備えたディスクを有し、外側縁
    の部分から前記小孔内に突出したフレキシブル部分を備えた外側縁を有し、前記
    外側縁は前記エンドキャップアセンブリ内の絶縁部材表面上に位置し、前記フレ
    キシブル部分は前記形状記憶合金部材の偏向に応答して前記電気通路を遮断する
    ように可動である請求項10に記載の電気化学的電池。
  20. 【請求項20】 前記電池は更に第2電流遮断アセンブリを有し、前記アセンブリはハウジング
    とハウジング内のチャンバと前記ハウジングから密封されたエンドキャップとを
    有し、前記第2アセンブリは前記ハウジングと前記第2アセンブリのエンドキャ
    ップとの間を通る伝導性通路を有し、ここに、前記第2アセンブリは前記アセン
    ブリ内電気通路を電流が流れることを防止するための前記チャンバ内熱感応手段
    を有し、前記熱感応手段は前記アセンブリ内温度が所定レベルに達すると作動可
    能化され、前記第2アセンブリを通る前記電気通路の遮断を引き起こし、それに
    よって、当該電池の動作を中止させる形状記憶合金部材を有する請求項10に記
    載の電気化学的電池。
  21. 【請求項21】 前記電池は可充電電池である請求項10に記載の電気化学的電池。
  22. 【請求項22】 ハウジングとハウジング内チャンバと前記ハウジングから密封されたエンドキ
    ャップとを有する独立構造型密封ユニットとして構成された電気化学的電池用電
    流遮断アセンブリであって、前記アセンブリは前記ハウジングと前記エンドキャ
    ップとの間を通る電気通路を有し、前記アセンブリは前記アセンブリ内の前記電
    気通路を通って電流が流れることを阻止するための熱感応手段を有し、前記アセ
    ンブリは前記熱感応手段に近接して配置された電気抵抗手段を有し、前記抵抗手
    段は電流が通過することにより加熱を引き起こし、印加される電圧の上昇に伴っ
    て前記電気抵抗手段の抵抗が減少し、前記熱感応手段は曲面をもつ形状記憶合金
    製ディスクを有し、前記ディスクは厚さ方向に貫いて電流が流れることを可能に
    するように前記アセンブリ内の向きが定められ、前記ディスクは動くことができ
    、前記アセンブリの内部温度が所定レベルに達したときその表面の湾曲が変化し
    前記アセンブリを通る前記電気通路の遮断を引き起こす電流遮断アセンブリ。
  23. 【請求項23】 前記ディスクの厚さは0.05ないし0.5mmである請求項22に記載の電
    流遮断アセンブリ。
  24. 【請求項24】 前記アセンブリは厚さ約3ないし6mmの直方体状可充電電池内に挿入可能で
    あり、前記アセンブリは電池端子の一方と対応する電池端子の間の電気通路の一
    部を形成する請求項22に記載の電流遮断アセンブリ。
  25. 【請求項25】 ハウジングとハウジング内チャンバと前記ハウジングから密封されたエンドキ
    ャップとを有する独立構造型密封ユニットとして構成された電気化学的電池用電
    流遮断アセンブリであって、前記アセンブリは前記ハウジングと前記エンドキャ
    ップの間を通る電気通路を有し、前記アセンブリは電池電極の一方と対応する電
    池端子との間の電気通路の一部を形成するように電池内に挿入可能であり、前記
    アセンブリは前記電気通路の一部を形成するフレキシブル導電性部材と前記アセ
    ンブリ内温度が所定レベルを超過したとき前記電気通路を電流が流れることを阻
    止するための熱感応手段を有し、前記熱感応手段は曲面をもつ形状記憶合金製熱
    感応ディスクを有し、前記アセンブリは前記熱感応ディスクの湾曲の変化に応答
    して前記フレキシブル導電性部材の動きを引き起こすための物理的手段を有し、
    電池温度が所定温度に達したとき前記ディスクが偏向し、前記物理的手段を作動
    し、それにより前記アセンブリ内の電気通路を遮断するように前記フレキシブル
    導電性部材を動かす電流遮断アセンブリ。
  26. 【請求項26】 前記フレキシブル導電性部材に動きを引き起こすための前記物理的手段は、前
    記チャンバ内に配置され、かつ前記ディスクが偏向したとき前記非導電性部材が
    前記フレキシブル導電性部材を押圧して前記アセンブリ内電気通路を遮断するよ
    うに前記熱感応ディスクと物理的に連動する非導電性部材である請求項25に記
    載の電流遮断アセンブリ。
  27. 【請求項27】 前記熱感応ディスクの厚さは0.05ないし0.5mmである請求項25に記
    載の電流遮断アセンブリ。
  28. 【請求項28】 前記電流遮断アセンブリは前記アセンブリハウジングの一部を形成し、前記ダ
    イアフラムの偏向に応答する前記フレキシブル導電性部材の動きを引き起こすた
    めに前記アセンブリの外部環境に露出された表面を有する圧力作動ダイアフラム
    を有し、前記ダイアフラムの露出された側面にかかる気体圧力が所定値を超過し
    たとき、前記ダイアフラムは前記アセンブリの内部に向かって偏向し、前記非導
    電性部材に前記フレキシブル導電性部材を押圧させ、それにより、前記アセンブ
    リ内の前記電気通路を遮断する請求項26に記載の電流遮断アセンブリ。
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