JP2001513960A - 走査の喪失を検出する装置 - Google Patents

走査の喪失を検出する装置

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Abstract

(57)【要約】 表示システムは受像管(20、第3図)を含んでいる。水平走査検出器(40)は、水平走査電流信号源に結合され、水平走査の喪失を検出する。更に、垂直走査検出器(52、54)は、帰還経路(RS)を含む垂直走査電流信号源に結合され、垂直走査の喪失を検出する。また、垂直帰還検出器(Z1、R12、R13)は垂直走査電流信号源に結合され、垂直走査電流信号源における帰還経路の故障を検出する。受像管、水平走査検出器、垂直走査検出器および垂直帰還検出器に結合される、制御可能な受像管ドライブ回路(T4、第3図)は、水平走査検出器が水平走査の喪失を検出し、垂直走査検出器が垂直走査の喪失を検出し、あるいは垂直帰還検出器が帰還経路の故障を検出すると、受像管をブランクする。

Description

【発明の詳細な説明】 走査の喪失を検出する装置 産業上の利用分野 本発明は、ディスプレイ装置で走査が失われたときにそれを検出する検出器に 関する。 発明の背景 既に知られているディスプレイ装置では、受像管を使用して、画像を表すビデ オ信号に応答して画像を発生する。受像管は発光する蛍光体を備えるスクリーン をラスター状の電子ビームで走査し、電子ビームの強度を変調し、蛍光体からの 光出力を変化させて、スクリーン上に画像を発生する。スクリーンの蛍光体の小 さい領域に絶えず集中する高エネルギーの電子ビームがその領域内の蛍光体を焼 き、受像管を損なうことが知られている。 このような状況は、既に知られている投射型テレビジョン(Projecti on Television:PTV)システムで起こり得る。このようなシス テムでは、3個の受像管(各色の成分:赤、緑、青について1個づつ)が使用さ れる。これら3個の受像管は、同期的にラスター走査され、所望の複合画像を表 す3つのカラー成分ビデオ信号は対応する受像管に供給される。これら3つのカ ラー成分画像は光学系で合成され、パッシブ・ディスプレイ(passive display)のスクリーンに投射され、複合ビデオ画像を形成する。受像管 の画像は、パッシブ・ディスプレイのスクリーンに投射され、蛍光体から直接見 られる画像ではないので、受像管により発生される画像は高い光出力を持たなけ ればならない。従って、これらの画像を発生するために使用される電子ビームは 高いエネルギーを持たなければならない。 各受像管においてラスターが適正に走査されている限り、高エネルギーの電子 ビームは蛍光体を焼くほど長く一つの場所に留まっておらず、受像管は安全であ る。しかしながら、ラスターで電子ビームの走査が水平方向と垂直方向の何れか または両方向で崩れると、電子ビームは、水平走査が失われると1本の垂直ライ ンを走査し始め、垂直走査が失われると1本の水平ラインを走査し始め、垂直走 査と水平走査の両方が失われると1個だけのスポットを走査し始める。このよう にスクリーンの小さい領域に電子ビームのエネルギーが継続的に集中すると、そ の領域における蛍光体を焼き、受像管を損なう。受像管は高価であり、取替えが 困難なので、走査の故障が受像管を損なうのを防止することが望ましい。 従来技術の投写型テレビジョンシステムには、垂直走査および/または水平走 査が失われるとそれを検出する検出器が含まれている。走査の喪失が検出される と、ビデオ信号を受像管の電子銃に結合させるドライブ回路が電子ビームをオフ (しゃ断状態)にするようにした。具体的に言うと、よく知られているように、 水平偏向コイル用の水平走査電流は、ビデオ信号からの水平同期成分に応答して フライバック・トランスに結合される巻線により発生される。フライバック・ト ランスの別の巻線は受像管のヒータ・フィラメントの電力を発生するのに使用さ れる。従来技術の水平走査検出器は、フライバック・トランスのヒータ・フィラ メントの巻線に結合されていた。水平走査検出器がこの巻線からの適正な信号を 検出すると、水平走査が存在しているものと考えられた。もし、この巻線におけ る信号が適正でなければ、水平走査が失われたものと考えられ、受像管のドライ バ(ドライブ回路)が受像管内の電子ビーム電流をオフにするようにした。 垂直走査電流は、ビデオ信号内の垂直同期成分に応答して、垂直走査電流増幅 器で発生された。このような垂直走査電流は、垂直偏向コイルの1つの端子に結 合される出力端子と、DCブロッキング帰還コンデンサを介して垂直偏向コイル の別の端子に結合される帰還端子とを含んでいた。感知抵抗が帰還ループ内に結 合され、感知抵抗は垂直偏向コイルに流れる電流を感知した。垂直走査検出器は 感知抵抗に生じる電圧を感知した。垂直走査検出器が感知抵抗の端子に適正な信 号を検出すると、垂直走査が存在するものと考えられた。もし走査抵抗の端子に おける信号が適正でなければ、垂直走査が失われたものと考えられ、受像管ドラ イバが受像管内の電子ビーム電流をオフにするようにした。 しかしながら、上述した従来技術の水平および垂直走査検出器が検出できない 故障モードが幾つかある。第1に、水平走査検出器はフライバック・トランスの 巻線(ヒータのフィラメント)に結合されており、偏向巻線に直接結合されてい ないので、水平偏向電流が水平偏向コイルに供給されていない限り、その巻線に 生じる信号が適正であり得る。従来技術の垂直走査検出器は垂直偏向コイルを監 視し、垂直偏向コイルに開路が生じると、それを適正に検出し、受像管の電子ビ ームをオフにする。しかしながら、もし電流感知抵抗と垂直走査電流増幅器の帰 還端子との間の帰還経路に開路(open circuit)が生じると、ある いはもし感知抵抗の接続が断たれると、感知抵抗に結合された垂直走査検出器は 、たとえ垂直偏向電流が垂直偏向コイルに流れていなくても、垂直周波数の信号 を誤って検出するであろう。 このような場合、垂直および/または水平走査は失われるが、それは垂直およ び/または水平走査検出器で検出されない。走査の喪失が検出されないと、走査 されない電子ビームが受像管面の蛍光体を焼き、受像管を損なう。これらの故障 を検出してこれらの故障から受像管に生じる損傷を防止する、改善された走査検 出システムを得ることが望ましい。 発明の概要 本発明の原理に従うディスプレイ・システムは受像管を含んでいる。水平走査 検出器が水平走査電流源に結合され、水平走査の喪失を検出する。また、垂直走 査検出器は、帰還経路を含む垂直走査電流信号源に結合され、垂直走査の喪失を 検出する。垂直帰還検出器は垂直走査電流信号源に結合され、垂直走査電流信号 源の故障を検出する。受像管、水平走査検出器、垂直走査検出器および垂直帰還 検出器に結合される、制御可能な受像管ドライブ回路は、水平走査検出器が水平 走査の喪失を検出すると、垂直走査検出器が垂直走査の喪失を検出すると、ある いは垂直帰還検出器が帰還経路の故障を検出すると、受像管をブランク(bla nk)する。 本発明の特徴を具体化するビデオ・ディスプレイ装置は、偏向周波数に関連す る周波数の入力信号に応答する偏向増幅器を含んでおり、偏向巻線に結合される 出力電圧を発生する。陰極線管内で走査する電子ビームを発生することのできる 偏向電流が発生される。走査喪失状態が生じたとき、出力電圧は通常動作の範囲 外にある。保護回路は、走査の喪失を表す第1の信号に応答すると共に、走査の 喪失を表す第2の信号に応答し、この第1および第2の走査喪失表示信号のうち 1つが発生されると、対応する段(stage)を不能にする。第1の走査喪失 検出器は増幅器の出力電圧に応答し、出力電圧を感知すると共に、出力電圧が通 常動作の範囲外にあるとき第1の走査喪失表示信号を発生する。第2の走査喪失 検出器は偏向電流に応答し、偏向電流を感知すると共に、偏向電流が通常の動作 の範囲外にあるとき第2の走査喪失表示信号を発生する。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明を組み込んでいる投射型テレビジョン・システムの一部のブ ロック図である。 第2図は、第1図に示すシステムで使用される、水平走査検出器40、垂直走 査検出器50および垂直帰還検出器60を、一部はブロック図で示し、一部は概 略図で示す。 第3図は、第1に示すシステムに使用される制御回路を、一部はブロック図で 示し、一部は概略図で詳細に示す。 第4図と第5図は、第1図と第2図と第3図の動作を理解するのに役立つ波形 図である。 発明の詳細な説明 第1図と第2図と第3図は、本発明を具体化する回路を示す。第4図と第5図 は、第1図と第2図と第3図の動作を理解するのに役立つ波形図である。第4図 と第5図に示す波形は、第1図と第2図と第3図の説明で参照されるが、別個に 説明されない。 第1図は、本発明を組み込まれている投射型テレビジョン(PTV)システム の一部のブロック図である。第1図で、投写型テレビジョンシステムのうち、本 発明を理解するのに必要な部分だけを示す。当業者は、ほかにどのような要素が 必要であるのか、そのような要素を如何にして設計し組み立て且つ図示した要素 と相互に接続するかを理解するであろう。 投写型テレビジョンシステムは3個の受像管、赤の受像管と緑の受像管と青の 受像管、を含んでいる。これらの受像管は、光学系(図示せず)で合成されてデ ィスプレイ・スクリーン(やはり図示せず)上に投射される光学的な画像を発生 する。各受像管はそれぞれの垂直および水平偏向コイルを備え、受像管内で電子 銃により発生される電子ビームを移動させ、画像を生じるラスターを発生する。 また、各受像管は、受像管ドライバから信号を受け取り、ドライバは、ラスター を横切る電子ビームの強度を制御する。これらはすべて既知の方法で行われる。 第1図は、赤の受像管20だけを詳細に示し、緑と青の受像管は略図で示す。当 業者は、緑と青の受像管は、赤の受像管20について以下に説明するものと同様 な回路を有することを理解するであろう。 第1図で、テレビジョンのフロント・エンド5は、テレビ番組を表す信号を、 例えば、アンテナまたはケーブルから受け取り、その信号を処理し、赤のビデオ 成分信号(VIDEO)、水平走査のこぎり波電流信号HORIZ SCAN( 第5図のa)、電圧信号VERT SCAN(第4図のa)、電圧信号VERT SCAN(a)、および水平パルス信号H PULSE(第5図のb)を、す べて既知の方法で、発生する。信号VERT SCANおよびVERT SCA N(a)は、垂直偏向コイル(第1図に示さず)と直列に結合される抵抗の一対 の端子にそれぞれ発生される、のこぎり波信号である。赤のビデオ成分信号VI DEOは制御回路70のVIDEO入力端子に結合される。水平パルス信号H PULSEは制御回路70のH PULSE入力端子に結合される。制御回路の ビデオ出力端子は、受像管のバッファ増幅器10、例えば既知の設計のプッシュ プル(B級)増幅器、の入力端子に結合される。受像機のバッファ増幅器10の 出力端子は赤受像管20のカソード電極に結合される。 赤R受像管と緑G受像管と青B受像管の水平偏向コイル(HR)は、既知のよ うに、並列に結合される(以下に詳しく説明する)。水平走査電流信号HORI Z SCANは、赤受像管の水平偏向コイルHRと緑および青受像管の水平偏向 コイルとの並列接続を通して結合される。また、水平走査電流信号は、変流器3 0の一次巻線を通して結合される(以下に詳しく説明する)。変流器30の二次 巻線は水平走査検出器40の入力端子に結合される。水平走査検出器40の出力 端子はNPNトランジスタT2のベース電極に結合される。 赤R受像管と緑受像管と青受像管の垂直偏向コイル(VR)は、既知のように 、直列に結合される(以下に詳しく説明する)。垂直走査信号VERT SCA NとVERT SCAN(a)は、赤受像管の垂直偏向コイルVRと緑Gおよび 青B受像管の垂直偏向コイルの直列接続において偏向電流を発生する、垂直走査 電流増幅器(第1図に示さず)から結合される。次に信号VERT SCANま たはVERT SCAN(a)は、帰還コンデンサと電流感知抵抗を含む回路を 通して、既知のように、垂直走査増幅器の帰還端子に戻されて結合される(以下 に詳しく説明する)。また、信号VERT SCANは、以下に詳しく説明する ように、垂直走査検出器50と垂直帰還検出器60のそれぞれの入力端子にも結 合される。垂直走査検出器50の出力端子はNPNトランジスタT1のベース電 極に結合され、垂直帰還検出器60の出力端子はNPNトランジスタT3のベー ス電極に結合される。 トランジスタT1のコレクタ電極は制御回路70の入力端子SCAN LOS Sに結合される。トランジスタT1のエミッタ電極はトランジスタT2のコレク タ電極に結合される。トランジスタT2のエミッタ電極は基準電位源(大地)に 結合される。トランジスタT3のコレクタ電極はトランジスタT2のベース電極 に結合され、トランジスタT3のエミッタ電極は接地される。 動作を説明すると、赤バッファ増幅器10は、制御回路70の制御の下に入力 端子H PULSEとSCAN LOSSにおける信号に応答して、赤ビデオ成 分信号VIDEOをテレビジョンのフロント・エンド5から赤受像管20に結合 させる。制御回路70は、入力端子H PULSEおよびSCAN LOSSに おける信号を分析する。もしこれらの信号が、走査が存在していることを示すな らば、制御回路70は、赤成分信号VIDEOをテレビジョンのフロント・エン ド5から赤受像管20に結合させるように動作する。しかしながら、もし走査が 失われると、制御回路70は赤受像管20をブランク(blank)するように 動作する。 水平パルス信号H PULSEは、既知のように、赤受像管20のフィラメン トに結合される(図面を簡略にするために図示せず)。水平パルス信号H PU LSE(第5図のb)は、テレビジョン信号の水平周波数(H)のパルス列の形 態をとる。このパルスは水平ラインの帰線期間(RT)に生じる。帰線期間の間 、このパルス電圧の振幅は約+25ボルトで、それ以外では−5ボルトである。 制御回路70はこのパルス列の存在を検出する(以下に詳しく説明する)。もし このパルス列が検出されなければ、水平走査は失われたものと考えられ、バッフ ァ増幅器10はブランクされる。 以下に詳しく説明するように、水平走査が水平走査検出器40で検出されると 、検出器40はその出力端子に電圧信号を発生し、そうでなければ、大地電位信 号を発生する。同様にして、やはり以下に詳しく説明するように、垂直走査が垂 直走査検出器50で検出されると、検出器は50はその出力端子に電圧信号を発 生し、そうでなければ、大地電位信号を発生する。また、垂直走査帰還ループが 適正に動作していることが検出されている限り、垂直帰還検出器60は大地電位 の信号を発生し、そうでなければ、電圧信号を発生する(やはり以下に詳しく説 明する)。 水平走査検出器40と垂直走査検出器50が何れも電圧信号を発生し、且つ垂 直帰還検出器60が大地電位信号を発生して適正な動作を示すと、トランジスタ T3は非導通になり、トランジスタT2のベースを大地から隔離し、トランジス タT1とT2は導通状態になり、制御回路70の信号入力端子SCAN LOS Sを大地に結合させる。それに応答して(且つ上述のように、H PULSE信 号が適正に検出されるならば)制御回路70は、バッファ増幅器10が赤ビデオ 成分信号をテレビジョンのフロント・エンド5から赤受像管20に結合させよう にする。これは正常の動作モードである。 水平走査検出器40が水平走査の故障を検出すると、検出器40はその出力端 子に大地電位信号を発生し、トランジスタT2は非導通になり、制御回路70の 入力端子SCAN LOSSを大地から隔離する。同様に、もし垂直走査検出器 50が垂直走査の故障を検出すると、検出器50はその出力端子に大地電位信号 を発生し、トランジスタT1は非導通になり、やはり制御回路70のSCANL OSS入力端子を大地から隔離する。また同様にして、もし垂直帰還検出器60 が垂直偏向装置の帰還ループに故障を検出すると、検出器60はその入力端子に 電圧信号を発生し、トランジスタT3は導通状態になる。これにより、トランジ スタT2のベース電極は接地され、トランジスタT2は非導通になり、制御回路 70のSCAN LOSS入力端子を大地から隔離する。これらすべての場合に 、制御回路70は赤受像管20をブランクするように動作する。 走査の故障が検出されたときに赤受像管20をブランクすることにより、比較 的高エネルギーの非走査電子ビームが受像管の蛍光体に当てられて受像管に生じ る損傷が防止される。 第2図は、第1図の水平走査検出器40、垂直走査検出器50および垂直帰還 検出器60の詳細なブロック図である。第1図と第2図において同様な符号と番 号は同様な要素または機能を示す。第2図で、テレビジョンのフロント・エンド (第1図)の水平出力段80は、第1の出力端子に水平パルス信号H PULS Eを発生し、一対の電流端子に水平走査電流信号IHを発生する。これらの信号 は、既知のように、フライバック・トランスを使用して発生される。水平走査電 流信号IHは、水平出力段80の1つの電流端子から、並列接続の赤、緑、青の 水平偏向コイルHR、HG,HBと直列の変流器30の一次巻線32を通って、大 地電位にある水平出力段80の第2の電流端子に結合される。 逓昇トランス30の作用により、コンデンサC34は大きい容量性インピーダ ンスとして一次巻線32に現れまたは反映される。反映された容量性インピーダ ンスの値は、コンデンサC34の容量と直接関連すると共に、それぞれ巻線34 と32の巻数比の二乗に関連する。反映された容量性インピーダンスは、一次巻 線32に発生される電圧を、水平周波数のパラボラ波形にさせる。その結果、巻 線34と36の各々に発生される電圧はパラボラ状となる。コンデンサC34の 電圧は従来のダイナミック・フォーカス発生回路134に結合される。回路13 4は、よく知られているように、CRTのフォーカス電極に結合される。変流器 30の第2の巻線36は、水平走査電流を表すパラボラ信号を発生する。この信 号は、既知のように、ダイオードD1とコンデンサC1でピーク検出される。ピ ーク検出された信号は、既知のように、バイアス抵抗R1とR2を介して第1の トランジスタT2のベースに結合される。 電流が水平偏向コイルHR、HG、HBに流れているとき、その電流は変流器3 0の一次巻線32にも流れる(第5図のa−501)。このような場合、その電 流は二次巻線36にも流れる。このため、ピーク検出器のコンデンサC1に非ゼ ロ信号が発生される。抵抗R1とR2間の接合端子の電圧がトランジスタT2の VBEよりも大きければ、トランジスタT2は導通状態になる。 もし水平偏向コイルHR、HG、HBに電流が流れていなければ(第5図のa− 502)、変流器30の一次巻線32に電流は流れず、二次巻線36にも流れ ない。この場合、コンデンサC1は抵抗R1とR2を通って大地に放電し、トラ ンジスタT2のベースを大地電位に引き込む(すなわち、VBE以下では、トラン ジスタT2は非導通になり、制御回路70(第1図)は、以下に詳しく述べるよ うに、赤受像管20をブランクする。 テレビジョンのフロント・エンド(第1図)に発生される垂直のこぎり波信号 VERT SAW(第4図のa)は、フロント・エンド5(第1図)の垂直走査 電流増幅器82(第2図)の非反転入力端子に結合される。垂直走査電流増幅器 82(第2図)の出力端子は、赤、緑、青の垂直偏向コイルVR、VG、VBの直 列接続の第1の端子に結合される。赤、緑、青の垂直偏向コイルVR、VG、VB の直列接続の第2の端子は、直列接続の第1の電流感知抵抗RSと帰還コンデン サCVと第2の電流感知抵抗RS2に結合される。コンデンサCVの第2の電極と抵 抗RS2間の接続端子は、垂直走査電流増幅器82の帰還(反転)入力端子に結合 される。 抵抗R3の第1の端子は、電流感知抵抗RSの第1の端子に結合され、抵抗R 3の第2の端子は第1の演算増幅器52の反転入力端子に結合される。抵抗R4 の第1の端子は電流感知抵抗RSの第2の端子に結合され、抵抗R4の第2の端 子は、第1の演算増幅器52の非反転入力端子と抵抗R5の第1の端子に結合さ れる。抵抗R5の第2の端子は接地される。第1の演算増幅器52の出力端子は 、第2の演算増幅器54の非反転入力端子に結合されると共に、帰還抵抗R6の 第1の端子に結合される。帰還抵抗R6の第2の端子は第1の演算増幅器52の 反転入力端子に結合される。第1の演算増幅器52の負の電力端子(図示せず) は接地される。従って、第1の演算増幅器52は差動増幅器として動作する。 第2の演算増幅器54の出力端子は、帰還積分コンデンサC2の第1の端子に 結合される。帰還コンデンサC2の第2の端子は第2の演算増幅器54の反転入 力端子に結合される。抵抗R7とR8の直列接続は動作電源VCCと大地間に結合 される。抵抗R7とR8の接続部は第2の演算増幅器54の反転入力端子にも結 合されて、第2の演算増幅器54をバイアスする。第2の演算増幅器54の負の 電力端子(図示せず)は接地される。従って、第2の演算増幅器54は積分器と して動作する。 また、第2の演算増幅器54の出力端子は、抵抗R9の第1の端子にも結合さ れる。抵抗R9の第2の端子は抵抗R10の第1の端子とトランジスタT1のベ ース電極に結合される。抵抗R10の第2の端子は接地される。 直列接続の赤、緑、青の垂直偏向コイルVR、VG、VBに断線が生じると、垂 直走査が失われる。垂直走査検出器50が動作して、赤、緑、青の垂直偏向コイ ルVR、VG、VBを通る垂直走査電流の存在を検出し、故障の場合には、このよ うな電流の不在を検出する。 動作を説明すると、垂直走査電流増幅器82は、垂直のこぎり波信号VERT SAW(第4図のa)に応答して、垂直走査電流IVを発生する。垂直走査電 流は、赤、緑、青の垂直偏向コイルVR、VG、VBを通って流れ、それから感知 抵抗RS、帰還コンデンサCV(DCブロキング・コンデンサとして動作する)お よび抵抗RS2を通って大地に流れる。この電流は、周波数60Hzののこぎり波 電流であり、垂直のこぎり波信号VERT SAWに応答して垂直走査電流増幅 器82の非反転入力端子に発生される。 感知抵抗RSは、正常動作(第4図-401)の間、赤、緑、青の垂直偏向コイ ルVR、VG、VBを通る電流に対応する電圧信号を発生する(第4図のd−40 1)。図に示す実施例において、この信号は、13ボルトのDC成分に重畳され る垂直周波数60Hz、3ボルト(ピーク・ピーク値)ののこぎり波形の信号で ある。この信号は、第1の演算増幅器52で形成される増幅器で増幅される。第 1の演算増幅器の負の電力端子は接地されるので、第1の演算増幅器の出力信号 は大地電位よりも下がることができず、出力信号は大地電位で、または大地電位 のすぐ上で、クリップされる(第4図のb)。好ましい実施例では、走査電流が 赤、緑、青の垂直偏向コイルVR、VG、VBを通過する限り(第4図のb−40 1)、第1の演算増幅器52の出力は、周波数60Hz、2ボルト(ピーク値) 、正方向の連続するのこぎり波形のパルスである。 この連続するパルスは、第2の演算増幅器54で形成される積分器の非反転入 力端子に供給され、そして、好ましい実施例では、反転入力端子は第7と第8の 抵抗R7とR8により約1ボルトにバイアスされる。従って、非反転入力端子に おける電圧が1ボルトを超えると(第4図のb−403)、積分器54の出力電 圧が最大電圧に達するまで(第4図のc−405)積分器54は正に積分し(第 4図のc−404)、非反転入力端子における電圧が1ボルト以下になると、積 分器54の出力電圧は下がり始める(第4図のc−406)。積分器54の積分 時定数は、積分器54の出力端子において最小電圧が1.2ボルト以上にとどま るリップル電圧を供給するように設定される。トランジスタT1のためのバイア ス抵抗の値は、積分器54の出力端子における電圧が1.2ボルト以上に留まっ ている(感知抵抗RSにおける垂直走査電流の存在を示す)限りトランジスタT 1は導通状態に留まり、積分器54の出力端子における電圧が1.2ボルト以下 に下がる(感知抵抗RSにおける垂直走査電流の喪失を示す)とトランジスタT 1が非導通状態になるように、選択される。第2図に示す垂直走査検出器50の 1つの利点は、従来技術におけるような、電解コンデンサを必要としないことで ある。電解コンデンサは熱と時間の経過により劣化するので、図に示す垂直走査 検出器は、長期的に見て、改善された性能が得られる。 もし、垂直走査電流増幅器82の帰還経路、すなわち感知抵抗RSの後にコン デンサCVを含む帰還ループ内の経路、に開路が生じると、電流ループが中断さ れるので、垂直偏向コイルVR、VG、VBに電流は流れない。しかしながら、垂 直走査増幅器82は、垂直のこぎり波信号VERT SAWに応答して、感知抵 抗RSに電圧を発生する。第1の演算増幅器52で形成される差動増幅器は、共 通モード阻止(common mode rejection)信号をある程度 発生する。しかしながら、実際に、第1の演算増幅器52のバランスは、この大 きな共通モード信号を完全に阻止するのに十分ではない。 図に示す実施例で、このような故障の場合、感知抵抗RSに発生する信号は、 26ボルト(ピーク・ピーク値)、60Hz、方形波の信号(第4図のd-40 2)である。この方形波信号は増幅器52で阻止されず、この信号により、積分 器54は制御信号をトランジスタT1に供給し、トランジスタT1は走査電流が 流れていなくても導通状態に留まる(適正な垂直走査電流を示す)。このような 故障を適正に検出するために、図に示す実施例は垂直帰還検出器60(第1図) を備えている。 再び第2図について、発明的な特徴を具体化する検出器60において、感知抵 抗RSの第1の端子は抵抗R11の第1の端子にも結合される。抵抗R11の第 2の端子はダイオードD2のアノードに結合される。ダイオードD2のカソード はコンデンサC3の第1の端子とツェナーダイオードZ1のカソードに結合され る。コンデンサC3の第2の端子は接地される。ツェナーダイオードZ1のアノ ードは抵抗R12の第1の端子に結合される。抵抗R12の第2の端子は抵抗R 13の第1の端子と第3のトランジスタT3のベースに結合される(第3図)。 抵抗R13の第2の端子は接地される(第2図)。 適正な動作状態では、感知抵抗RSにおける信号は、上述のように、13ボル トのDC信号に重畳された、3ボルト、60Hzの信号である(第4図のd−4 01)。動作を説明すると、感知抵抗RSにおける電圧は、ダイオードD2とコ ンデンサC3の組合せによりピーク検出される。ピーク検出された信号は約16 ボルトのDC信号である。ツェナーダイオードZ1は20ボルトのツェナーダイ オードであり、従って、この状態で、非導通のままである。トランジスタT3( 第3図)のベース電極は、抵抗R13(第2図)によって大地電位に引き込まれ 、非導通のままである。 コンデンサCVを含む帰還経路の故障の場合に、感知抵抗RSに生じる26ボル トの方形波信号(第4図のd-402)は、抵抗R11とダイオードD2とコン デンサC3の組合せによりピーク検出され、約26ボルトのDC信号になる。こ の場合、ツェナーダイオードD1は導通状態になり、抵抗R12とR13で形成 される分圧器に6ボルトの信号を供給する。第3のトランジスタ(第3図)のベ ース電極に発生される電圧はトランジスタT3を導通状態にさせるのに十分であ る。これにより、第2のトランジスタT2のベース電極は大地電位に引き込まれ 、第2のトランジスタT2は非導通になる。 有利なことに、垂直帰還検出器60(第2図)は、垂直走査検出器50と組み 合わせて、垂直走査故障モードを検出し、電解コンデンサを必要としない。 トランジスタT1(第3図)のコレクタは制御回路(第1図)の走査喪失入力 端子と、プル-アップ抵抗R14(第3図)第1の端子に結合される。プル-アッ プ抵抗R14の第2の端子は、図に示す実施例では10ボルトの動作電源に結合 される。従って、トランジスタT1とT2が導通しておりトランジスタT3が 非導通である(適正な動作を示す)とき、SCAN LOSS信号端子における 電圧は大地電位である。トランジスタT1とT2が非導通であるかまたはトラン ジスタT3が導通している(走査の喪失を示す)とき、SCAN LOSS信号 端子における電圧はプル-アップ抵抗R14によって引き上げられる。 第3図は、第1図の制御回路70の詳細な図である。第3図で、第1図と第2 図の要素と同じ要素は同じ参照番号で示してあり、以下に詳しく説明しない。第 3図で、テレビジョンのフロント・エンド5(第1図)からの水平パルス信号H PULSE(第5図のb)はダイオードD3のアノード電極に結合される。ダ イオードD3のカソード電極は、抵抗R15とコンデンサC4と抵抗R16の第 1の端子にそれぞれ結合される。抵抗R15とコンデンサC4の第2の端子はそ れぞれ接地される。抵抗R16の第2の端子は抵抗R17の第1の端子に結合さ れ、そしてNPN走査喪失インバータ・トランジスタT4のコレクタに結合され る。抵抗R17の第2の端子は、NPNカスコード・ミュート・スイッチ・トラ ンジスタT5のベース電極に結合される。カスコード・ミュート・スイッチ・ト ランジスタT5のコレクタ電極は、動作電源(図に示す実施例では10ボルト) に結合されると共に、コンデンサC5の第1の端子に、そしてNPNカスコード ・トランジスタT6のベース電極に結合される。コンデンサC5の第2の端子は 接地される。 カスコード・トランジスタT6のコレクタ電極は、バッファ増幅器10の入力 端子に結合される。カスコード・トランジスタT6のエミッタ電極はエミッタ抵 抗R18の第1の端子に結合される。エミッタ抵抗R18の第2の端子は、カス コード・ミュート・スイッチ・トランジスタT5のエミッタ電極と、抵抗R19 の第1の端子に結合される。抵抗R19の第2の端子はビデオ増幅トランジスタ T7のコレクタ電極に結合される。テレビジョンのフロント・エンド(第1図) からのビデオ信号はビデオ増幅トランジスタT7のベース電極に結合される。ビ デオ増幅トランジスタT7のエミッタ電極はエミッタ抵抗R20の第1の端子に 結合される。エミッタ抵抗R20の第2の端子は接地される。 第2図のうちSCAN LOSS信号を発生する部分は第3図に示す(例えば 、プル-アップ抵抗R14、トランジスタT1、T2、T3)。SCAN LO SS信号は抵抗R21の第1の端子に結合される。抵抗R21の第2の端子は、 走査喪失インバータ・トランジスタT4のベース電極と、抵抗R22の第1の端 子に結合される。抵抗R22の第2の端子は接地される。走査喪失インバータ・ トランジスタT4のエミッタ電極は接地される。 動作を説明すると、テレビジョンのフロント・エンド(第1図)からのビデオ 信号は、ビデオ増幅トランジスタT7とカスコード・トランジスタT6で形成さ れるカスコード増幅器で増幅される。この信号は、バッファ増幅器10に結合さ れる。例えば、バッファ増幅器は、既知の設計のプッシュプル増幅器であり、入 力端子はカスコード増幅器に結合されている。 また、制御回路70は、第2の水平走査検出回路を含む。H PULSE信号 (第5図のb)は、上述のように、水平帰線(RT)期間の間約25ボルトの電 圧を有しそれ以外のときは−5ボルトの電圧を有するパルス信号である。この信 号は、ダイオードD3と抵抗R15とコンデンサC4によりピーク検出される。 水平パルス信号H PULSEが存在するとき、コンデンサC4における電圧は 約25ボルトである。もし水平パルス信号H PULSEが存在しないかまたは 停止するならば、コンデンサC4は抵抗R15を通って大地に放電する。コンデ ンサC4における信号はカスコード・ミュート・スイッチ・トランジスタT5の ベース電極に結合される。コレクタ電極は10ボルトの動作電源に結合される。 ベース電極が10ボルト以上であるとき(すなわち、水平パルス信号H PUL SEが存在しないとき)、カスコード・ミュート・スイッチ・トランジスタは非 導通である。この場合、上述したカスコード増幅器は正常に動作する。しかしな がら、もしカスコード・ミュート・スイッチ・トランジスタのベース電極が10 ボルト以下であれば(すなわち、H PULSE信号が存在しないとき)、カスコード ・ミュート・スイッチは導通状態となる。これにより、カスコード・トランジス タT6のエミッタ電極はベース電極と同じ電圧に結合され、カスコード・トラン ジスタT6はオフになる。この場合、ビデオ信号はバッファ増幅器10に供給さ れず、受像管20はブランクされる。 上述のように、正常の状態で大地電位にあり、そして水平または垂直走査の喪 失を示す比較的高いレベルに引き上げられるSCAN LOSS信号は、走査喪 失インバータ・トランジスタT4のベース電極に結合される。正常の状態で、S CAN LOSS信号が大地電位にあるとき、走査喪失インバータ信号は非導通 であり、制御回路70の残りの部分は、上述のように動作する。しかしながら、 もしSCAN LOSS信号が比較的高い電圧に上昇すると、走査喪失インバー タ・トランジスタT4は導通状態となる。これにより、(H PULSE信号の 状態に関わりなく)カスコード・ミュート・スイッチ・トランジスタT5のベー スは10ボルト以下に引き下げられる。このため、カスコード・ミュート・スイ ッチ・トランジスタT5は導通状態となり、そのため、カスコード・トランジス タT6は非導通となる。この場合も、ビデオ信号はバッファ増幅器10に供給さ れず、受像管20はブランクされる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月5日(1999.3.5) 【補正内容】 請求の範囲 1.偏向周波数に関連する周波数の入力信号(VERT SAW)に応答し、偏 向コイル(VR)に結合される出力電圧を発生し、陰極線管内で電子ビームを発 生できる偏向電流(IV)を発生する偏向増幅器(82)と、 走査の喪失を表示する第1の信号に応答し、該第1の走査喪失表示信号が発生 されると、対応する段(stage)を不能にする保護回路(70)と、 前記偏向電流の電流経路内に結合される電流感知抵抗(RS)の一対の端子に 結合される一対の入力端子(INV、NON-INV)を有する差動増幅器(5 2)を含み、前記偏向電流の大きさが正常動作の範囲外にあることを、前記一対 の端子に発生される信号間の差が表示すると、前記第1の走査喪失表示信号を( T1のベースにおいて)発生する第1の走査喪失検出器と、から成り、 前記差動増幅器が、前記電流感知抵抗の前記一対の端子に発生される信号に対 し共通モード阻止(common mode rejection)を行う、ビ デオ・ディスプレイ装置(PTV)。 2.ピーク検出器(D2、C3)を含む第2の走査喪失検出器(60)を更に含 み、前記出力電圧の振幅が正常動作におけるよりも高いとき、走査の喪失を表示 する第2の信号を(R13において)発生し、該第2の走査喪失表示信号は前記 保護回路(70)に結合されて、前記段を不能にする、請求項1記載の装置(P TV)。 3.前記保護回路(70)が前記陰極線管のビデオ・ドライブ段に結合され、前 記第1と第2の走査喪失表示信号が発生されると、ブランキング信号を発生する 、請求項2記載の装置(PTV)。 4.故障状態が前記増幅器(82)の帰還経路に生じて走査の喪失を生じると、 前記出力電圧の振幅が正常動作の振幅よりも大きくなり、前記第2の走査喪失検 出器(60)がピーク整流器(D2)とフィルタ・コンデンサ(C3)を含み、 一定の直流電流レベルで前記第2の走査喪失表示信号を(R13において)発生 する、請求項3記載の装置(PTV)。 5.前記第2の走査喪失検出器(30)が、前記出力電圧に結合される第1の端 子を有するツェナーダイオード(Z1)を含み、前記ツェナーダイオードが第1 の状態(導通状態)にあるとき前記ツェナーダイオードの第2の端子(アノード )に前記第2の走査喪失表示信号を発生するとともに、前記ツェナーダイオード が第2の状態(非導通状態)にあるとき前記第2の走査喪失表示信号の発生を不 能にする、請求項2記載の装置。 6.前記保護回路が前記陰極線管の電極に結合され、前記第1(50)と第2( 30)の走査喪失表示信号のうちの1つが発生されると、ブランキング信号を( T1において)発生する、請求項2記載の装置。 7.前記インピーダンスが前記偏向電流(IV)の電流経路内に結合される電流 感知抵抗(RS)を含み、前記偏向増幅器の入力に結合される帰還信号を(R5 2に)発生し、故障状態において、前記抵抗が前記偏向電流経路から接続を断た れると、前記出力電圧の振幅がその正常動作の振幅よりも大きくなり、前記第2 の走査喪失表示信号が(R13に)発生される、請求項2記載の装置。 8.前記偏向増幅器が垂直偏向電流(IV)を発生する、請求項1記載の装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW

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  1. 【特許請求の範囲】 1.偏向周波数に関連する周波数の入力信号(VERT SAW)に応答し、偏 向コイルに結合され走査喪失状態が生じたときに正常動作の範囲外にある出力電 圧を発生し、陰極線管内で走査する電子ビームを発生できる偏向電流を発生する 偏向増幅器(82)と、 走査の喪失を表示する第1の信号と走査の喪失を表示する第2の信号に応答し 、前記第1と第2の走査喪失表示信号のうちの1つが発生されたとき、対応する 段(stage)を不能にする保護回路(70)と、 前記増幅器の前記出力電圧に応答し、前記出力電圧を感知すると共に、前記出 力電圧が前記正常動作の範囲外にあるとき前記第1の走査喪失表示信号を発生す る第1の走査喪失検出器(60)と、 前記偏向電流に応答し、前記偏向電流を感知すると共に、前記偏向電流が正 常動作の範囲外にあるとき前記第2の走査喪失表示信号を発生する第2の走査喪 失検出器(50)と、から成るビデオ・ディスプレイ装置(PTV)。 2.前記第1の走査喪失検出器(30)がピーク検出器(D2、C3)を含み、 前記出力電圧の振幅が正常動作におけるよりも高いとき、前記第1の走査喪失表 示信号を発生する、請求項1記載の装置(PTV)。 3.前記保護回路(70)が前記陰極線管のビデオ・ドライブ段に結合され、前 記第1と第2の走査喪失表示信号のうちの1つが発生されるとブランキング信号 を発生する、請求項1記載の装置(PTV)。 4.前記第2の走査喪失検出器(50)が、前記偏向電流の電流経路において結 合される電流感知抵抗(RS)の一対の端子に結合される一対の入力端子を有す る差動増幅器(52)を含んでいる、請求項1記載の装置(PTV)。 5.前記第1の走査喪失検出器(60)が、前記出力電圧に結合される第1の端 子を有するツェナーダイオード(Z1)を含み、前記ツェナーダイオードが第1 の導通状態にあるとき前記ツェナーダイオードの第2の端子に前記第1の走査喪 失表示信号を発生すると共に、前記ツェナーダイオードが第2の導通状態にある とき前記第1の走査喪失表示信号の発生を不能にする、請求項1記載の装4置( PTV)。 6.前記第1の走査喪失検出器(60)がピーク検出器(D2、C3)を含む、 請求項1記載の装置(PTV)。 7.前記増幅器(82)の帰還経路に故障が生じて走査喪失が生じると、前記出 力電圧の振幅が正常動作の振幅よりも大きくなり、前記第1の走査喪失検出器( 60)が、ピーク整流器(Z1)とフィルタ・コンデンサ(C3)を含み、一定 の直流レベルで前記第1の走査喪失表示信号を発生する、請求項1記載の装置( PTV)。 8.前記保護回路(70)が前記陰極線管の電極に結合され、前記第1と第2の 走査喪失表示信号のうちの1つが発生されるとブランキング信号を発生する、請 求項1記載の装置(PTV)。 9.前記偏向電流の電流経路内に結合される電流感知抵抗(RS)を更に含み、 前記増幅器の入力に結合される帰還信号を発生し、故障状態において、前記抵抗 が前記偏向電流経路から接続を断たれると、前記出力電圧の振幅がその正常動作 の振幅よりも大きくなり、前記第1の走査喪失表示信号が発生される、請求項1 記載の装置(PTV)。 10.前記偏向増幅器が垂直偏向電流を発生する、請求項1記載の装置(PTV )。 11.偏向周波数に関連する周波数の入力信号に応答し、偏向巻線に結合される 出力電圧(VR、VG、VB)を発生する増幅器(82)であって、陰極線管内で 走査する電子ビームを発生できる偏向電流を発生し、正常の動作中、前記出力電 圧の増大が前記偏向電流の増大を生じるようにする、前記増幅器(82)と、 第1の走査喪失表示信号に応答し、前記第1の走査喪失表示信号が発生された とき陰極線管内で電子ビームを消去することができるブランキング信号を発生す る陰極線管保護段(70)と、 前記増幅器の前記出力電圧に応答し、前記出力電圧の増大が正常動作の範囲を 超えて過大になると前記第1の走査喪失表示信号を発生する第1の走査喪失検出 器(60)と、から成るビデオ表示装置(PTV)。 12.前記偏向電流の電流経路の部分に開路が生じたとき、前記出力電圧が過大 になる、請求項11記載の装置(PTV)。 13.前記偏向電流の電流経路内に結合される電流感知抵抗(RS)を更に含み 、前記増幅器(82)の入力に結合される帰還信号を発生し、前記抵抗が前記偏 向電流経路から接続を断たれると前記開路が生じる、請求項12記載の装置(P TV)。 14.前記偏向電流に応答する第2の走査喪失検出器(50)を更に含み、前記 偏向電流を感知すると共に、前記偏向電流が正常動作の範囲外にあるとき第2の 走査喪失表示信号を発生し、前記第2の走査喪失表示信号が前記陰極線管保護段 (70)に結合され、前記第2の走査喪失表示信号が発生されると、前記陰極線 管内の前記電子ビームを消去することができるブランキング信号を発生する、請 求項11記載の装置(PTV)。
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