JP2001513881A - イオン電導材料からなる構造部分に埋め込まれた金属の腐食を検知する腐食測定システム用電極構造群 - Google Patents

イオン電導材料からなる構造部分に埋め込まれた金属の腐食を検知する腐食測定システム用電極構造群

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Abstract

(57)【要約】 構造部分(36)内に互いに距離をおいて配置され、好ましくは構成部分に埋め込まれた金属と同一の材料からなる多数の電極(24)を有し、その電極が構成部分から導出された電気的な導線(32)によって測定回路に接続可能である、イオン導電性の材料、特にコンクリートからなる構成部分内に埋め込まれた金属の腐食を決定する腐食測定装置のための電極構造群である。電極構造群には、棒状のベース体(4)が設けられ、そのベース体(4)の両端部に設けられた2つのフランジ部分(6、18)の間で多数のスペーサリング(20)を支持している。スペーサリング(20)間にシールリング(26)と電極を形成する電極リング(24)が交互に配置されており、その場合に電極リング(24)と接続された導線がリングの半径方向内側から外側へ導出される。フランジ部分(6、18)の間の距離を縮小する装置(12,14)が設けられており、スペーサリング(20)、シールリング(26)および電極リング(24)の側面が、スペーサリング(20)間の間隔が小さくなった場合にシールリング(26)と電極リング(24)が半径方向に押し広げられるように形成されているので、シールリング(26)と電極リング(24)は構造部分(36)に形成された孔(35)へ挿入した後にフランジ部分(6、18)間の間隔が小さくなった場合に、孔(35)の内周と密着する。

Description

【発明の詳細な説明】 イオン電導材料からなる構造部分に埋め込まれた金属の腐食を検知する腐食測 定システム用電極構造群 本発明は、イオン電導材料からなる、特にコンクリートからなる構造部分に埋 め込まれた金属の腐食を検知、測定する腐食測定システム用電極構造群に関する 。 建築物などの構造部分を形成するイオン電導材料として、特にモルタル、セメ ント、コンクリートなどのような鉱物性の構造材料が用いられる。このような、 構造材料は、圧縮に対しては大きな強度を有するが、引っ張りに対しては大きな 強度を有しない。そこで、支持用または構造用の鋼などの適当な金属からなる、 例えば鉄筋が、コンクリートなどの構造材料内に埋め込まれる。鉄筋は、規定通 り加工されたコンクリートなどの構造材料により形成された構造部分内で十分な 厚さの厚いコンクリートで被覆されることによって通常は永続的に腐食から保護 される。この腐食保護は、コンクリートが液体を透過させないことに基づくので はなく、通常12.5より大きいpH−値を有するコンクリート間隙水のアルカ リ性に基づいている。この条件の下では、薄い酸化物層が鉄筋表面に堅固に付着 し、この酸化物層によって鉄筋表面の腐食が完全に阻止される。このようにして 鉄筋コンクリートを、天候にさらされる外側構造部分に使用することができる。 しかしながら、建築工法の実施に誤りがあった場合など、好ましくない条件の 元では、特に塩を含む環境条件においては、鉄筋に対するコンクリートの腐食保 護は失われてしまうことがある。その原因は、空気中の二酸化炭素がセメントの アルカリ性成分と反応してコンクリートが炭酸化することが考えられる。この場 合、結果としてpH−値が低下するので、腐食に対する保護性が低下するのであ る。他の腐食原因は、コンクリートへの塩化物の浸透があげられる。それは構造 部分が車道の表 面に用いられた場合、あるいは車道の近傍にあって、車道上に溶けた塩が撒かれ た場合に生じることがある。この種の溶けた塩は、多くは海水から得られた塩あ るいは他の塩を含む塩化物から得られたものである。これらが原因となってコン クリート内部に埋め込まれている鉄筋部分へ塩化物が浸透して鉄筋表面の酸化物 層が溶解する。これらの場合に鉄筋の腐食が進むという危機的な状態が生じるが 、最初のうちはコンクリート表面、すなわち外部からは腐食の進行は認識できな い。腐食は通常、鉄筋の腐食が進行して生じた錆の圧力によってコンクリート被 覆が剥がれた場合に初めて認識される。 EP−0364841B1には、コンクリート構造部分に埋め込まれた鋼の腐 食を検知する腐食測定システムが記載されている。このシステムはコンクリート 構造部分内に互いに距離をおいて配置された、通常、一般的に用いられる構造用 鋼からなる多数のアノードを有している。各アノードは、コンクリート構造部分 内の異なる深さ位置に配置されている。これらのアノードは、耐腐食性の高い金 属からなる少なくとも1つのカソードに、外部から接続や切断ができる測定回路 を介して接続されている。アノードとカソードとを互いに接続することによって 、それぞれのアノードの腐食状態を測定することができ、アノードの腐食状態か らコンクリート構造部分内における鋼の腐食の進行を測定することができる。こ の公知の腐食測定システムにおいては、最初の段階で、個々のアノードとカソー ドをコンクリート構造部分へ内蔵することが必要であり、この種の腐食測定シス テムを有していないコンクリート構造部分の腐食を、コンクリート構造部分が形 成された後に、検知することを可能にするものではない。 US−PS2947679には、様々な材料の腐食率を測定する装置が記載さ れている。この装置は、パイプ形状の支持部分の外面に、測定すべき材料からな る複数の電極リングが互いに距離をおいて配置されているものである。絶縁性の 材料からなるパイプ形状の支持部分における一方の端部に、基準電極が取り付け られている。すべての電極には導 線が設けられており、その導線はパイプ形状の支持部分の内部を通って測定回路 へ接続することができる。さらに、装置全体を、鋼の腐食を促す液体、たとえば 酸性の水溶液を有する浴槽へ入れることができる。 様々な測定電極とを基準電極と互いに接続することによって、測定電極の腐食 を求めることができる。しかしながら、このシステムを直接コンクリート構造部 分へ挿入することはできない。 本発明の課題は、その腐食を測定しようとするコンクリート構造部分へ、簡単 な方法で後から挿入することのできる、コンクリート構造部分に埋め込まれた鋼 、すなわち金属の腐食を決定する腐食測定システム用電極構造群を提供すること である。 上記課題を解決するために、本発明の電極構造群は、構造部分の穴または孔へ 後から挿入することのできるものであり、この電極構造群は、コンクリートなど の構造部分にあけられた孔に入れられると、孔の内周面に電極リングが確実に接 触するようになされている。電極リングの構造部分に対する接触面積は、大きく かつ永続的である。さらに、隣り合う電極リングの間において孔の内周面に密着 するシールリングによって、それぞれシールリング間に位置する電極リングに対 応する測定室が形成され、隣り合う電極リングが互いに対して明確に分離される ので、腐食の進行を正確に分析することが可能になる。 以下、図面を用いて本発明の実施形態について説明する。 なお、図1は、電極構造群における第1の実施形態の縦断面図であり、図2は 、図1に示す電極構造群の、II−II線に沿った横断面図であり、図3は、電 極構造群における第2の実施形態の縦断面図である。 図1に示すように、電極構造群2は、棒状のベース体4を有している。ベース 体4は装置全体の支持部分を形成し、左の端部には、他部に比して拡大された直 径を有するフランジ状部分6が形成されている。ベース 体4は、長手方向に伸びる凹部ないしスリット8を有し、そこからフランジ状部 分6を貫通して通路10が延びている。 ベース体4におけるフランジ状部分6の反対側には、ねじ部12が設けられて おり、そのねじ部12にナット14がねじ合わされている。ベース体4の内部か ら、ベース体4を通って通路16が図1における右端部まで達している。ナット 14は、場合によってはシムディスクを介在させて締付けフランジ状部分18に 接している。締付けフランジ状部分18はベース体4上で長手方向に摺動するこ とができ、かつフランジ状部分6に比べて拡大された外径を有する。 ベース体4における、フランジ状部分6とフランジ状部分18との間には多数 のスペーサリング20が軸方向に互いに間隔を置いて配されている。スペーサリ ング20の外周部には、斜面22が形成されており、スペーサリング20の外縁 は、外方へ向かって細くなるようになっている。隣り合うスペーサリング20の 間には、交互に電極リング24とシールリング26が配置されており、その場合 に好ましくはそれぞれ最も外側のスペーサリング20とフランジ状部分6および フランジ状部分18とスペーサリング20との間にはシールリング26を配置す る。 弾性を有する絶縁性材料からなるシールリング26は、好ましくは丸い横断面 を有する。好ましくはコンクリート構造部分36内に埋め込まれた鉄筋と同じ材 料からなる電極リング24は、台形状の横断面を有し、その場合にその側面の傾 斜が斜面22の傾斜に対応する。 スペーサリング20、電極リング24およびシールリング26の寸法は、ベー ス体4、スペーサリング20,電極リング24およびシールリング26が同軸状 にあり、かつ装置がコンクリート構造部分36の孔35に挿入されていない状態 においてその外周面がフランジ状部分6の外周面から突出しないように定められ ている。 ベース体4のフランジ状部分6が設けられた端部と反対側の端部には、接続ブ ッシュ30が設けられており、そのブッシュ30内において、それぞれ1つの電 極リング24に接続され、かつ長手スリット8を通し てベース体4の内部へ導かれた導線32が、図示されていない接点に接続されて いる。 ベース体4はナット14の外側、すなわち図1における右側に、工具、たとえ ばレンチをあてがうための扁平部分33を有する。さらに半径方向に伸びる通路 16に連通する開口部34が形成されている。このような構成を有する装置が、 コンクリート構造部分36に形成された孔35へ挿入される。この場合、その孔 35の内径はフランジ状部分6の外径にほぼ一致する。 上述した装置の組立ては、次のように行われる。 ベース体4上に、まずシールリング26、スペーサリング20および電極リン グ24が図示の順序で取り付けられる。電極リング24と、たとえばはんだ付け により結合された導線32が、長手スリット8から通路16に挿通されて図1中 の右側へのばされる。この後、締付けフランジ状部分18がベース体4上に取り 付けられて、ナット14がベース体4とねじ合わされるので、リング24がベー ス体4上におけるフランジ状部分6とフランジ状部分18との間に保持される。 導線32はブッシュ30に接続され、そのブッシュ30がベース体4に固定され る。これで装置を、コンクリート構造部分36の孔35へ組み込む用意が完了す る。以下、装置を孔35に組み込む手順について説明する。装置のフランジ状部 分6をまず孔35へ挿入して、締付けフランジ状部分18をコンクリート構造部 分36の外側に当接させる。その場合に好ましくは締付けフランジ状部分18と コンクリート構造部分36との間には、図1には示されていないシールリングが 配置される。次に、ベース体4の扁平部分33をレンチで押さえた状態でナット 14を回動させる。フランジ状部分6はベース体4と一体に図1中右へ移動させ られるので、フランジ状部分6と締付けフランジ状部分18との間の距離が減少 する。その場合に隣り合うスペーサリング20間の距離が減少するので、シール リング26と電極リング24が外側へ押し広げられるとともに両者が離される。 この際のスペーサリング20における斜面22のシールリン グ26に対する寸法は、シールリング26が許容できないほど外側へ押し広げら れて孔35の内周に強く押しつけられて損傷する前に、隣り合うスペーサリング 20が互いに接するように定められている。このようにしてシールリング26は 孔35の内壁に密に接触して、孔35内における隣り合うシールリング26によ り囲まれた部分を互いに密封する。さらにナット14を締め付けると、シールリ ング26よりも大きな力で初めて押し広げられる電極リング24が押し広げられ 、ないしはその外径が増大するので、これも孔35の内壁に密に接する。電極リ ング24を、容易に押し広げることができるようにするために、たとえばスリッ ト38を形成するとよい(図2)。電極リング24の外周面と孔35内周との間の 接触を強固にするために、電極リング24の外周面を波形に加工する、または外 周面にローレット加工を施すことが好ましい。ナット14を十分に締め付けると 、装置全体が確実にかつ強く孔35内周に接触して孔35内に保持される。次に 開口部34から適当なグリースがベース体4の内部へ圧入され、そのグリースが リングの間の空間を満たしながら通路10を通って孔35の奥へ達する。ブッシ ュ30とベース体4との接続部分と開口部34には適当な樹脂が注がれるので、 装置全体が外部に対して気密にシールされる。 孔35内へ挿入されて固定された電極構造群2の各電極リング24は、隣り合 うシールリング26間に形成された各測定室内におけるセンサを形成することに なる。すなわち、各測定室内に一つの電極リング24が位置し、個々の電極リン グ24がそれ自体公知の方法で測定回路に接続されることによって、電極リング 24を介してコンクリートへの有害物質の侵入を段階的に検知することができる 。その場合に対向電極として、コンクリート構造部分36内へ別に挿入された特 殊鋼または酸化白金でコーティングされたチタンからなるカソードを使用するこ とができる。個々の電極リング24は互いに接続することができるので、様々な 腐食状態における電流を測定することができる。あるいは、電極リング24の1 つを対腐食性の高い金属から形成して、カソードとして 使用することも可能である。なお、電極リング24は好ましくは、その腐食状態 を検査しようとするコンクリート構造部分36に埋め込まれた鉄筋と同一の材料 からなるものとする。電極24とコンクリートとの結合は、電極リング24間の 交流抵抗を直接測定することによって行うことができる。すでに説明したように 、リング20,26によって予め定められた位置に測定室が形成されるので、た とえば塩化物は外部から電極リングの側方にしか達することができず、孔35の 壁に沿って塩化物が移動することは不可能である。 装置全体が構造部分36の外部に対してシールされているので、その金属部分 の腐食の保護を保証される。ブッシュ30内には電気的に絶縁性でかつ堅固な樹 脂が充填される。孔35内におけるリング20,26が位置する領域には、グリ ースが圧入される。 なお、電極リング24はスペーサリング20およびベース体4を介して互いに 電気的に接触してはならないので、たとえばベース体4またはスペーサリング2 0はプラスチックから形成することが、あるいはベース体4またはスペーサリン グ20を形成する種々の材料に絶縁コーティングを施すことが必要になる。さら に、シールリング26に大きな圧力がかかるのを防止するために、スペーサリン グ20に、シールリング26間に適切な間隔を保証するための適当な側方突出部 を設けてもよい。 図2は、図1に示す装置の横断面図である。電極リング24には、リング24 を容易に押し広げることができるようにスリット38が図示されているが、電極 リング24が十分な可撓性を有する場合には、必ずしもスリット38を設ける必 要はない。導線32と電極リング24とははんだ付けによって接続されている。 図2中には符号40でそのはんだ付け部分が示されている。ベース体4には長手 方向に伸びる溝40が設けられており、その中へたとえば塩化ビニルからなるバ ー42が挿入されている。バー42は、スペーサリング20の対応する切欠きへ 嵌入されており、スペーサリング20がベース体4に対して回動しないように 固定する(図1には図示されていない)。スペーサリング20がベース体4に対し て回転しないようにするには、スペーサリング20の対応する凹部、場合によっ ては締付けフランジ状部分18の対応する凹部へ嵌入される突出部をベース体4 に形成することによっても実現できる。 図3には本発明における他の実施形態の電極構造群が示されている。 この電極構造群においては、フランジ状部分18は、全体としてフード状(ハ ット状)に形成されており、孔35内における内側に位置する底部44と孔35 の外側縁に位置するフランジ46とを有し、両者が円筒状領域48を介して互い に接続されている。リング20、24、26のうち、円筒状領域48より孔35 内における内側に位置するものはベース体4によって、そして円筒状領域48よ り孔35内における外側に位置するものは円筒状領域48によって支持されるよ うになされている。ベース体4の一方の端部に設けられたブッシュ30は、フー ド形状の締付けフランジ状部分18の内部に収容されている。フランジ状部分1 8の内部空間はキャップ50によって閉じることができる。フランジ46は、コ ンクリート構造部分36の孔35の外縁に形成された拡径部へシールリング52 を介在させて挿入されるようになされ、フランジ46の外面とコンクリート構造 部分36の外面とは面一になる。このようにして構成された電極構造群2を使用 する場合には、キャップ50を取り外して、接続ブッシュ30にそれ自体公知の 測定回路を接続すればよい。その測定回路は場合によっては電極構造群2とは別 にコンクリート構造部分36へ挿入されたカソードを有する。 図1は、本発明の電極構造群における第1の実施形態の縦断面図である。図2 は、図1中のII−II線に沿った横断面図である。図3は、本発明の電極構造 群における第2の実施形態の縦断面図である。 符号の説明 2 電極構造群 4 ベース体 6 フランジ状部分 8 長手スリット 10 通路 12 ねじ部 14 ナット 16 通路 18 フランジ状部分 20 スペーサリング 22 斜面 24 電極リング 26 シールリング 30 接続ブッシュ 32 導線 33 扁平部分 34 開口部 35 孔 36 コンクリート構造部分 38 スリット 40 溝 42 バー 44 底 46 フランジ 48 円筒状領域 50 キャップ 52 シール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラウパッハ ミヒャエル ドイツ連邦共和国 アーヘン パルクシュ トラーセ 122 (72)発明者 コルベルク クラウス ドイツ連邦共和国 ヴュルゼレン アム ベルク 7 【要約の続き】 4)が半径方向に押し広げられるように形成されている ので、シールリング(26)と電極リング(24)は構 造部分(36)に形成された孔(35)へ挿入した後に フランジ部分(6、18)間の間隔が小さくなった場合 に、孔(35)の内周と密着する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 請求項1.イオン電導性の材料からなる、特にコンクリートからなる構造部 分(36)内に埋め込まれた金属の腐食を検知するために構造部分(36)内に 埋め込まれる、腐食測定システム用電極構造群であって、 構造部分(36)内で互いに間隔をおいて配置され、好ましくは構造部分に埋 め込まれた金属と同一の材料からなる多数の電極(24)を有し、その電極(2 4)が構造部分(36)から導出された電気的な導線(32)によって測定回路 へ接続可能であるものにおいて、 棒状のベース体(4)を有し、 ベース体(4)における両フランジ状部分(6,18)の間に多数のスペーサ リング(20)が支持されており、 隣り合うスペーサリング(20)間にシールリング(26)および電極を形成 する電極リング(24)が交互に配置されており、 電極リング(24)と電気的に接続された導線がリング(24)の半径方向内 側を通って電極構造群の外部へ導出されており、 フランジ状部分(6、18)間の距離を縮小する装置(12、14)を有し、 スペーサリング(20)、シールリング(26)および電極リング(24)の側 面が、隣り合うスペーサリング(20)の間隔が小さくされた場合に、シールリ ング(26)と電極リング(24)が半径方向に押し広げられるような形状にな されており、 シールリング(26)と電極リング(24)は、電極構造群を構造部分(36) に形成された孔(35)へ挿入した後に、フランジ状部分(6、18)の間隔が小さ くされると、孔(35)の周壁に密に接するようになされていることを特徴とす る電極構造群。 請求項2.隣り合うスペーサリング(20)によって、シールリング(26 )の半径方向への押し広げが制限されるようになされていることを特徴とする請 求項1に記載の電極構造群。 請求項3.シールリング(26)が、円形横断面を有することを特徴とする 請求項1または2に記載の電極構造群。 請求項4.電極リング(24)が台形横断面を有し、台形の側面の傾斜が、 スペーサリング(20)の外縁に形成された斜面(22)の傾斜に適応している ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項5.電極リング(24)の外周面がローレット加工されていることを 特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項6.フランジ状部分(6、18)間の距離を縮小する装置が、ベース体 (4)のねじ部(12)にねじ合わされたナット(14)を有し、そのナット( 14)を回転させることによって一方のフランジ状部分(18)がベース体(4 )に沿って摺動可能であることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記 載の電極構造群。 請求項7.フランジ状部分(18)が、全体としてハット状に形成されてい ることを特徴とする請求項6に記載の電極構造群。 請求項8.電極リング(24)と接続された導線(32)が、ベース体(4 )の一方の端部に設けられた接続ブッシュ(30)まで伸びていることを特徴と する請求項1から7のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項9.接続ブッシュ(30)が、ハット状のフランジ状部分(18)の内 部に配置されており、ブッシュ(30)が配置されたフランジ状部分(18)内 の空間を閉じるキャップ(46)が設けられていることを特徴とする請求項7ま たは8に記載の電極構造群。 請求項10.ナット(14)側のフランジ状部分(18)におけるナット( 14)とは反対側の端面にシール(48)が設けられていることを特徴とする請 求項6に記載の電極構造群。 請求項11.ベース体(4)が中空であって、電極リング(24)に接続さ れた導線(32)をベース体(4)の内部に導入するための長手 スリット(8)がベース(4)に形成されていることを特徴とする請求項1から 10のいずれか1項に記載の電極構造群。 請求項12.ベース体(4)の内部がグリースで満たされており、その一方 の前端部にグリースをベース体(4)の内部に導入するための通路(10)が設け られていることを特徴とする請求項10に記載の電極構造群。 請求項13.ベース体(4)とスペーサリング(20)との間にベース体( 4)とスペーサリング(20)との回動を防止する回動防止装置(40、42) が設けられていることを特徴とする請求項1から12のいずれか1項に記載の電 極構造群。 請求項14.回動防止装置(40、42)が、フランジ状部分(18)とベ ース体(4)との間に設けられていることを特徴とする請求項1から13のいず れか1項に記載の電極構造群。
JP53621698A 1997-02-19 1998-02-10 イオン電導材料からなる構造部分に埋め込まれた金属の腐食を検知する腐食測定システム用電極構造群 Expired - Fee Related JP3742934B2 (ja)

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