JP2001512854A - フォーマットが切換え可能なフィルムの映写システム - Google Patents

フォーマットが切換え可能なフィルムの映写システム

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Abstract

(57)【要約】 本発明は映画映写機のフィルム送りシステムに関し、特に、特定の映写コマ送り速度で1コマ当たり所定数のパーフォレーションをもつコマを有するフィルムプリントを送ることができ、次に、当来したフィルムのフォーマット特性が書き込まれている、フィルム上のエンコードされたトリガーストリップの検出値に基づいて、1コマ当たり異なる数のパーフォレーションをもつコマと、異なる映写コマ送り速度とをもつ他のフィルムフォーマットに自動的に切り換えることができるフィルム映写機運動機構に関する。コントローラによって、システムは、同一映写機上、かつ、同一フィルムプラッター上で、映写機の操作を実質的に中断したり遅延させたりしないで、種々の異なったフィルムフォーマットとコマ送り速度の間を自動的に切り換えることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は映画映写機用のフィルム送りシステムに関し、特に、一つのフィルム
フォーマットのフィルムプリントを送り、次に他のフィルムフォーマットに切り
換え、その切換えの間に映写機の運転に中断を生じないでフィルムプリントを送
ることができるフィルム映写機の運動機構に関する。
【0002】 (背景技術) 従来の劇場用35mmフィルムの映画映写機は秒速24コマの標準レートでフィ
ルムゲートを経由して断続的にフィルムを引っ張るモータ駆動スプロケットホイ
ールを採用している。フィルムの送りの間は定速モータによって駆動される回転
シャッターが、ブラーリング(画像のボケ)を防ぐためにスクリーンをブラック
アウト(画面を暗転する)していた。観客は残像として知られている現象によっ
て、このブラックアウトに気が付かない。フィルムは、両方の側の定速度スプロ
ケットによって、フィルムゲートと断続スプロケットへ供給され、フィルムゲー
トと断続スプロケットから送り出される。フィルムゲートにおいて生じる断続フ
ィルム運動は、断続スプロケットの両方の側にあって定速度スプロケットによっ
て保持されるフィルムループによって平滑化される。現在の映画館用映写機は殆
ど専ら機械型である。典型的には、単一の同期モータが、マルチドライブギアを
軸受けしている駆動シャフトを駆動し、そのマルチドライブギアがシャッターお
よび定速度スプロケットおよび断続スプロケットを秒速24コマのUS標準のコ
マ速度に対応する単一速度で駆動する。断続スプロケットは、ジェネヴァ機構と
称する装置によって駆動され、その装置の目的は、ドライブシャフトの1回転を
、断続スプロケットの90度の回転と、それに引き続く映像投影のための停止時
間とに変換することにある。16枚歯のスプロケットの90度の回転は4パーフ
ォレーション(送り孔)のコマ送り(すなわち、1プルダウン)を生じる。4パ
ーフォレーションコマの標準は1800年代の後半に、映写アスペクト比1.3
3:1に適応するために設定されたものであり、以後変更されていない。その結
果、市販されている35mmの映写機も秒速24コマで4パーフォレーションプ
ルダウンに設計される。
【0003】 ほぼ総ての映画館用35mm映写機は機械的設計であるが、電子的プルダウン
に特徴をもっている若干の特殊な映写機が市販されている。これらの設計はフィ
ルムゲート中でフィルムを送ったり位置決めさせるためジェネヴァ装置の代わり
に高応答のサーボモータに頼っている。
【0004】 アナモルフィック光学系は真の(true)広角度スクリーン投映に使用され
ている。このアナモルフィック光学系は、撮影中には、アスペクト比が2.4:
1の映像をアスペクト比が1.33:1の4パーフォレーションカメラのコマに
絞り込み、次に、投映中にはその映像を絞り込みから解放する。1950年代の
後半には、アナモルフィックカメラおよびレンズに頼る必要なく観客に「半ワイ
ドスクリーン光景」を提供するために、1.85スクリーンフォーマットが開発
された。現在発売されているフィルムのほぼ85%が1.85:1フォーマット
を使用している。この投映アスペクト比を達成するために投射ゲートの開口部に
単にマスクが差し込まれる。このマスクは、映写コマの上部と下部の部分を覆う
ので、それによって、映像の高さに対する幅の比を増加させる。その結果、マス
クされた部分に曝される映像を見ることはできない。
【0005】 図1はこのことを非常に明瞭に示している。斜線領域64は、4パーフォレー
ションコマ高さをもつ1.85:1映写フォーマットにおいては、使用されない
でむだにされる、使用可能なフィルム部分を示す。参照番号66で示されている
部分は光学的アナログ音声トラックに対応する。むだにされるフィルム領域の問
題の一つの解決方法は、図1に示されているのと同じ投映面積を与えるけれど上
部と下部にむだにされる映像部分がない、代わりのコマ高さ規格に変更すること
である。このような代わりのコマ規格として図2に示されている3パーフォレー
ションコマがある。先にはマスクによってむだにされた面積の大部分を取り除く
ことによって、同じ映写面積を、4パーフォレーションフィルムの代わりに3パ
ーフォレーションフィルムに適合させることができる。その結果、「むだにされ
る」面積の除去は、フィルムの販売プリントフィート数、したがって、コストを
25%削減する。
【0006】 3パーフォレーションフォーマットは正しい方向の1段階であるが、それでも
なお、上部と下部に、投映中にマスクしなければならないむだになる面積がいく
らかあるので、フィルム節約上、究極なものであるとはいえない。図3は1.8
5:1フォーマットに対する究極のコマ高さを示し、この場合にはむだになるフ
ィルム面積は殆どない。1.85規格フォーマットは、光学的音声トラックのた
めにフィルムの左側に保留されているスペースによって限定されている、設定さ
れた画像幅を有する。この限定されたコマ幅は、1.85:1アスペクト比と共
に、0.446インチのコマ高さを確定する。コマの間のスペースとして千分の
一の若干倍が付加されるときには、この高さは、正確に2.5パーフォレーショ
ンのフィルム長に該当する。2.5パーフォレーションプルダウンフォーマット
は、4パーフォレーションフォーマットに比較すると、約37.5%の販売プリ
ントフィート数の減少に該当する。
【0007】 フィルム節約とその経済的な効果が、現在の最も重要な問題点の1つであるけ
れど、画質の向上は、映画の将来にとってさらに重要であろう。新しいディジタ
ル技術がホーム番組の質を向上させるに従って、映画館の上映もそれに比例して
観客を引きつけるために向上しなければならないであろう。映画館の映像の画質
向上は2つの方法で可能である。1つの方法は、コマサイズを増加させることで
ある。他の方法は、カメラと映写のコマ送り速度を増加させることである。これ
らの両者ともフィルムが撮影され映写される仕方によって変化する。
【0008】 1. コマサイズの増加 1.85フォーマットに関して、フィルム上の画像を、従来アナログ音声トラ
ックに占められていた領域に広げることによってコマサイズを増加させることが
可能である。光学的アナログ音声トラックは、冗長ディジタルトラックに置き換
えられる。この新しいフォーマットは、1996年提出のSer.No.08/
646,777の特許出願にさらに完全に説明されている。このフォーマットは
、ここでは、引用によって挿入しておく。この拡大されたコマを3パーフォレー
ションプルダウンと組み合わせることによって、フィルム使用量の25%の減少
と同時に画像拡張の32%増しを達成することができる。別法としてコマ高さを
5パーフォレーションに増加させ、かつ、この非常に拡大されたフォーマットに
対して新規なアナモルフィックレンズを使用すれば、解像度にもかなりの増加を
生じるであろう。しかし、この方法は、より大量のフィルムの使用に導くであろ
う。
【0009】 2.カメラおよび投映のコマ送り速度の増加 カメラおよび投映のコマ送り速度を24コマ/秒から30コマ/秒または48
コマ/秒までも増加させることは、観衆にかなり高められた現実感を与えること
が証明されている。フィルム映写は瞬時的であるので、高いコマ送り速度はちら
つきを除去し、それによって、もし、コマ送り速度が高くなければそのようなち
らつきを増強させるであろう大きな映像の輝度を許容すると共に、同時に、認識
される解像度を高め、かつ、「ストロービング」として知られている運動異常を
除去する。ストロービングは、物体が画面を横切って映像運動の幻影を妨げる速
度と角度で運動するときに生じる。ストロービングをしている物体は、1つの位
置から他の位置に不自然な態様でジャンプするように見える。この問題は、撮影
と映写において高いコマ送り速度を用いることによって解決する。
【0010】 前掲の記述から、種々の理由のために非常に望ましいけれども現存する映写シ
ステムに適合しないという問題を有するいくつかの異なるコマ高さと映写コマ送
り速度があることが明らかである。異なるフォーマットのフィルムを映画館の上
映に首尾よく導入するためには、これらの設備が、総てのフォーマットで動作す
ることができる映写機を備えていることが必要である。アナモルフィック広角度
スクリーン上映には、引き続き全4パーフォレーションコマを必要とするであろ
うから、これらの映写システムは、標準の4パーフォレーション、24コマ/秒
フォーマットフィルムと、他のフォーマットのフィルムとを映写する機能を保持
していることが必須である。さらに、いくつかの「クラシック」フィルムや、そ
の他(例えば、予告編や公共の布告)の、原始の4パーフォレーションフォーマ
ットのままのフィルムがある。
【0011】 3または4パーフォレーションフォーマットプルダウンを現存の映写機に備え
ることを試みる幾つかのデザインが現在までに提案されてきている。しかし、こ
れらのデザインに関する基本的な問題は、これらのデザインが、フォーマットを
どちらかの方向に変化させるとき、映写機の中のそれぞれのスプロケットを手動
で切り替えることを必要とするという点にある。このことによって、これらのデ
ザインは、時間および人力の制約によって、全く非実用的になる。本発明は、完
全に自動的な、切り替え可能なプルダウン・コマ送り速度の映写機の動作を導入
する。この動作によって、技術者からの不適切な気配りなしに、また、上映にお
けるためらいなしに、同じ映画館映写機に種々の異なるフォーマットのフィルム
を「バック−ツウ−バック」方式で上映させることができる。このようにして、
本発明は、従来のデザインに関する問題を解決し、さらに、関連した利点を提供
することができる。
【0012】 (発明の開示) 本発明は、映写機を通ってフィルムを送るためのフィルム送りシステムを有す
る切り換え可能フォーマットフィルム映写システムを提供する。以下の発明の議
論において、用語「フォーマット」は、映写システムデザインまたは動作に影響
があるフィルムプリント特性を総合的に引用し、映写コマ送り速度(コマ/秒)
、(パーフォレーションの数)、コマアスペクト比(高さに対する幅)、および
光学システム(球状とは反対にアナモルフィック)を含む。例えば、「変更フォ
ーマットが用いられることができる」というフレーズ中で総合的な意味で用いら
れるときには、上記の特性の任意の結合を含むことが意図されている。しかし、
幾つかの例では、「フォーマット」は、例えば、「4パーフォレーションフォー
マット」のように、さらに特定された引用において用いられる。そのような場合
には、それは、単に「4パーフォレーション」のコマ高さ特性をもつプリントフ
ォーマットを指す。「モード」という用語は、引用されたフォーマットの要求に
対応する、本発明の映写機の動作の選択可能の動作条件を示すために、一般的な
意味に用いられる。
【0013】 フィルム送りシステムは、フィルム映写機運動機構または「ヘッド」と呼称さ
れ、フィルム上のパーフォレーションと噛み合うための歯を備えたスプロケット
と、スプロケットを回転させ、フィルムを、映写機の開口を通過してコマ単位で
送る駆動要素を備えている。本発明によると、コントロールシステムは、駆動要
素を調整し、それによって、各コマの区間で測られるパーフォレーションの数に
関するフィルムフォーマットに従って、および、設計されたコマ送り速度に従っ
て、スプロケットの回転速度と位置を維持し、または変化させるために設けられ
ている。
【0014】 本発明の1つの実施例においては、フィルム送りシステムは、フィルムゲート
の各側に1つずつ配置された1対のスプロケットと、1対のスプロケットの間に
あって、フィルムゲートの開口を通過してフィルムをコマ単位で送る断続スプロ
ケットを備えている。1対のスプロケットの回転速度は、可変スピードモータに
よって定められ、断続スプロケットの回転速度と位置決めは、他のモータ、例え
ば、高応答サーボモータ(断続サーボモータ)によって決定される。この実施例
においては、これら2つのモータは、フィルム送りの駆動要素を備えている。し
かし、希望に応じて、単一のモータ、または3個(または、それ以上)のモータ
を駆動要素として使用することができる。また、この実施例においては、別個の
第3のモータがシャッターブレードを回転させるために使用される。このシャッ
ターブレードは、同期運動状態に維持されなけえばならない映写機機構の一部で
ある。フィルムのコマ送り速度のどのような変化も、シャッターの回転速度の対
応する変化が必要である。したがって、シャッターモータは、可変スピードモー
タか、または、サーボモータでなければならない。
【0015】 コントロールシステムは、可変スピードモータ、断続サーボモータおよびシャ
ッターモータを調整し、フィルムフォーマットを示すトリガー信号に応答する。
例えば、トリガー信号はフィルムストリップ上にエンコードされセンサーによっ
て読み出される情報であることができる。入力したトリガー信号の型に基づいて
、コントロールシステムは、シャッターモータスピードと可変スピードモータの
出力を変化させ、可変スピードモータは、さらに、1対のスプロケットの回転速
度とフィルムコマの送り速度を変化させる。
【0016】 可変スピードモータとシャッターモータは、それぞれ、等しい間隔の半径方向
の線で指標付けされている、軽量で透明な円板を有するデジタル光エンコーダ(
「エンコーダ」)を駆動する。光源、例えば、LEDとフォトダイオードは、動
作時に、光源がフォトダイオードに向かって光ビームを投射するように、エンコ
ーダの円板を跨いでいる。円板を回転させると、エンコーダ線の通過によって、
光ビームが遮断されパルスがフォトダイオードから発射される。これらのパルス
の出力によって、コントロールシステムはモータと断続スプロケットの正確な回
転位置についての情報を継続的に得ることができ、そうして、エンコーダ板上の
線数の関数である精度で、モータを加速し、減速し、または、正確な位置で停止
させることができる。通常、工業の運動制御には、1000本またはそれ以上の
線をもつエンコーダ円板が使用される。または、半径方向の線をもつ透明円板の
代わりに、半径方向のスロットをもつ不透明円板を使用することができる。光エ
ンコーダ技術は、充分に確立されていて運動制御工業に数年間使用されている。
【0017】 各コマ送りのための、サーボモータの初期運動は、CPUと結合している従来
のサーボモータ運動制御カード(「コントローラ」)の出力によって制御される
。この場合、CPUは、サーボモータに、エンコーダ計数値で表した加速度、速
度、角度位置を含む、予め定められた運動曲線の選択をさせるように、プログラ
ムされている。曲線の選択は、種々のコマ高さとコマ送り速度の必要性に適合す
るために必要である。このことは、運動曲線の角変位成分とその運動をするため
に割り当てられた時間を変更することによって達成される。実際の運動コマンド
は、指標ポールがフォトダイオードを通過したときに、シャッターモータエンコ
ーダに起源を発する。このエンコーダは、次に、1コマだけフィルム送りを開始
するためにコントロールカードを経てサーボモータへ給送されるパルスを発生す
る。また、サーボモータは、前掲のように、エンコーダを駆動し、エンコーダは
、フィルム位置に関するデジタル化された情報をコントローラに供給することが
できるように、連続的にサーボモータの位置を監視する。それによって、コント
ローラは、適当な位置で断続的にフィルム運動を停止し、フィルムゲートの位置
で、各コマの適切な位置合わせを保証することができる。
【0018】 トリガー信号は、例えば、1コマ当たりのパーフォレーション数が4パーフォ
レーションのコマをもつフィルムから1コマ当たりのパーフォレーション数が3
パーフォレーションのコマをもつフィルムへの変化、または、指定されるコマ送
り速度が24コマ/秒から30コマ/秒への変化、または両方の変化がある場合
のように、フィルムがフォーマットを変化させる時を指示するように設計される
。勿論、トリガー信号は、多くの異なる種類のフォーマットの間の変化を表すこ
とができる。そうして、一般的に言えば、トリガー信号は、映写機のフィルムフ
ォーマットが、ある所定のパーフォレーション数のコマをもつフォーマットから
他の異なる所定のパーフォレーション数のコマをもつフォーマットへ何時変化す
るかを指示し、または、ある所定のコマ送り速度から他の所定のコマ送り速度へ
、何時変化するか、または、その両方が何時変化するかを指示するように設計さ
れている。
【0019】 フィルムフォーマットの変化を示すトリガー信号は、種々の方法で生成するこ
とができる。1つの実施例においては、トリガー信号は、コントロールシステム
に結合されたセンサによって電子的に生成される。センサは、例えば、それがフ
ィルムフォーマットの変化を指示するために、映写機中に入れられたときに、フ
ィルムに担持されているエンコードされた情報を読み出すように設計されている
。その情報は、薄膜または磁性ストリップ上にエンコードされてもよく、光学的
な読み出しコードであってもよろしいし、または、機械的その他の適当な手段に
よって、エンコードされてもよい。または、トリガー信号は、フィルム操作者に
よるフィルムの視覚的検査に基づいて手動で生成されることもできる。トリガー
信号を生成する他の適当な手段は明らかであり、本発明は、手動または電子的に
生成される信号に限定されるものではない。
【0020】 信号生成の方法に関係なく、本発明の重要な特徴は、フィルム送りシステムが
映写機の操作を中断したり、そうでなければ停止したりすることなく、フィルム
フォーマット間の変化に適合されることである。このことによって、例えば、異
なるフィルムフォーマットが同一のフィルムプラッターシステム上で継ぎ合わさ
れるように、フィルムフォーマット間が切り換えられるときに、どのような遅延
も除去される。プラッターシステムは、映写機用のフィルム送りおよび巻き取り
貯蔵モジュールを有する。システムはかなりの学習を必要としないで操作が簡単
でかつ信頼性があるように設計されているので、フィルムフォーマット間の切換
えをするために、特別な技量を必要としない。さらに、フィルム送りシステムは
、逆に、現存する35mm映写に適合するように設計されることができるので、
ランプハウス、蓄電器、プラッターシステムやその他の構成要素を含む全映写シ
ステムを取り換える場合に必要な高い経費を回避することができる。
【0021】 本発明の他の特徴と利点は、例によって本発明の原理を説明する添付図面を参
照して、以下の本発明の記述から明らかになるであろう。
【0022】 (発明を実施するための最良の形態) 本発明は、全体として参照番号10によって参照される、映写機を通って送ら
れるフィルム12用のフィルム送りシステムにおいて実施される。図4に示され
ているように、フィルム送りシステム10は、送りスプロケット22と巻き取り
スプロケット24を有し、フィルムゲート26の両側に位置する2つの定速度ス
プロケットを有する。断続スプロケット28は、通常の方式でフィルムゲートを
通ってフィルム12を1コマ単位で断続的に送るために、フィルムゲート26の
直ぐ下で定速度スプロケット22、24の間に位置決めされている。このように
して、断続スプロケット28は、毎秒24コマのU.S.規格の速度、または、
その他の任意の所望のコマ送り速度で、フィルム12の各コマをフィルムゲート
26に正確に位置合わせする。フィルムゲートは、また、開口29を有する。映
写光源96と、シャッターモータ90によって回転されるシャッターブレード9
9もまた、図示されている。フィルム12のたるみ部分が、フィルムの破損を防
止するために、弛んだフィルムのループの形で送りスプロケット22とフィルム
ゲート26の間、および、断続スプロケット28と巻き取りスプロケット24の
間に設けられている。
【0023】 フィルム送りシステム10は、また、可変スピードモータ30とサーボモータ
32を有する駆動要素を含んでいる。本実施例における可変スピードモータ30
も、また、サーボモータであることもできる。しかし、以下に説明するように、
可変スピードモータ30は、また、3スピードモータであることができ、必要に
よっては、追加のスピードを具備することができる。断続サーボモータ32は、
高応答特性のサーボモータでなければならない。そして、断続ユニットを含む回
転成分の総ては、スプロケットが断続デューティサイクルによって要求される割
合で加速および減速されることができるために、最小の極性慣性モーメントをも
っていなければならない。または、駆動要素は、スプロケット22、24、およ
び28を駆動し、それらの速度と位置を変化させるために機械的またはその他の
手段をもつ単一モータを有することができるということも考えられる。
【0024】 可変スピードモータ30は、モータの各端部から延びる出力シャフト34を回
転させる。シャフト34の一端は、巻き取りスプロケット24を回転させるため
に、該スプロケット24に連結されている。シャフト34は、タイミングベルト
38を支持する駆動ホイール36を回転させる。そのタイミングベルト38は、
駆動ホイール36を第2の駆動ホイール40に結合する。第4の駆動ホイール4
0は、送りスプロケット22を回転するシャフト42に連結されている。このよ
うにして、送りスプロケット22と巻き取りスプロケット24とは、タイミング
ベルト38によって連結され、可変スピードモータ30によって定速度で連動し
て回転される。
【0025】 図6にも示されているように、可変スピードモータ30上のシャフト34は、
ディジタル光エンコーダ(「エンコーダ」)46を支持している。従って、送り
スプロケット22、巻き取りスプロケット24およびエンコーダ46は、総て、
可変スピードモータ30のシャフト34に共通に結合され、同一の回転速度で回
転する。エンコーダ46と、サーボモータ32およびシャッターモータ90と連
動している下記の2つの他のエンコーダとは、それぞれ、光源(LED)と、フ
ォトダイオードとを有する円板を備え、光源とフォトダイオードは、円板を跨い
でいる。上記のように、円板の回転によって、フォトダイオードからパルスが発
射される。
【0026】 再び、図4を参照して、断続サーボモータ32も該サーボモータの各端部から
延びる出力シャフト48を回転させる。シャフト48の一端は、断続スプロケッ
ト28を回転させるために、該断続スプロケット28に連結され、シャフト48
の他の端部は、エンコーダ52を回転させる。
【0027】 図5は、縁部に沿って複数のパーフォレーション56をもつフィルム12の一
部分を示している。パーフォレーション56の間には、コマ58があり、コマ5
8は説明のために、鉛直線60によって分離されている。このフィルム12の断
片は、35mm規格のフィルムであり、その全長に亘って異なるフォーマットを
もつように示されている。フィルム12の左および右の区域は、各コマ58の区
間に4つのパーフォレーション56があるフォーマットを持っている。フィルム
12の中央の区域は、各コマ58の区間に3つのパーフォレーション56がある
フォーマットを持っている。これらの2つのフォーマットの間の移行部分は、ト
リガーストリップ62によって表され、そのトリガーストリップ62の機能は、
以下にさらに詳細に説明される。前に議論された図1と2には、2つのフィルム
フォーマットがさらに詳細に示されている。
【0028】 図4には、また、ホストコンピュータ(「CPU」)95、モータコントロー
ラ94、モータ増幅器93およびd.c.電源92が示されていて、これらは、
一緒になって電力・コントロールシステム(「コントロールシステム」)を構成
している。モータコントローラ94は、可変スピードモータ30、サーボモータ
32、およびシャッターモータ90のためのコントローラを含んでいる。同様に
モータ増幅器93は、これらのモータ30、32、90の各々用の増幅器を含ん
でいる。センサー97は、フィルムゲートの入り口の近くに配置され、フィルム
トリガーストリップ62上にエンコードされているフォーマット変化情報を検出
するために使用される。フォーマット変化情報は、次にコントロールシステムへ
中継される。
【0029】 フィルム送りシステム10の動作は、以下に記載され、図7および8に関連し
て図4を参照して最もよく理解される。これを記述するために、フィルム送りシ
ステム10は、各コマの区間に4つのパーフォレーションがあり、かつ、コマ送
り速度が標準の24コマ/秒であるフィルムフォーマットを用いた動作を行うよ
うに初期設定され、次に、フィルム送りシステム10は、各コマの区間に3つの
パーフォレーションがあり、かつ、映写コマ送り速度が30コマ/秒であるフィ
ルムフォーマットに切り換えられると仮定する。この場合、これらの2つのフィ
ルムフォーマットが同一の映写機のプラッターシステム上で継ぎ合わされるとき
のように切り換えられるものとする。説明の便宜上、以下の記載においては、こ
れら2つのフィルムフォーマットを、それぞれ24−4フォーマットおよび30
−3フォーマットと呼称する。
【0030】 この場合には、2つのコントロールカードが使用されなければならない。1つ
のカードは、シャッターモータと可変スピードモータ用の「シャッターコントロ
ーラ」であり、他方のカードは、断続サーボモータ用の「断続コントローラ」ま
たは、「サーボモータコントローラ」である。また、「コントロールシステム」
の引用は、両方のコントローラおよびそれに関連する総てのソフトウエアを含ん
でいるものとする。
【0031】 最初に、コントロールシステムは、センサー97が最初のトリガーストリップ
62と接触することから導き出される情報、または、ループ(フィルム)に存在
するデフォルトモードから導き出される情報によって、24−4フォーマットの
動作をするように条件の設定が行われる。したがって、シャッターモータ90お
よび可変スピードモータ30は起動され、そうして、コントロールシステムによ
って、24−4フォーマットをもつ35mmフィルムに対応するそれぞれの適当
な回転スピードで出力シャフトを回転するように制御される。このことによって
、送りスプロケット22と巻き取りスプロケット24のフィルム送り方向への回
転が生じ、それによって、フィルムゲート26と断続スプロケット28との両側
で等量のフィルム12の供給と巻き取りが生じる。同時に、可変スピードモータ
30はエンコーダ46を回転させ、そうして、シャッターモータ90は、シャッ
ター99を24回転/秒で回転させ、一方、同時にエンコーダ91を同一の速度
で回転させる。
【0032】 シャッターエンコーダ91の回転位置は、当該シャッターエンコーダに関連す
るLEDとフォトダイオードの間をエンコーダ板の指標ポールが通過することと
、映写機シャッター99が最初に完全遮断位置に到達することとが対応するよう
に、予め調整されている。シャッター99が遮断すると、光はスクリーンに到達
することができない。そうして、フィルムが、コマ送りによって、フィルムゲー
ト26中をどのように移動しても、その移動は観客によって認識されないであろ
う。指標ポールの通過によって、シャッターモータエンコーダ91は指標パルス
101を生成する。そして、このパルスはモータコントローラ94に出力される
。次に、モータコントローラ94は、予めプログラムされた4パーフォレーショ
ン運動曲線に従って、1コマに対応する回転角だけフィルム12を送るために、
信号102をサーボモータ32に送信する。このようにして、24回転/秒で回
転するシャッターモータ90によって、24コマ/秒、4パーフォレーションフ
ィルム送りの断続運動が、他フォーマットのフィルム送りを行うように信号が生
成されるまで後続する。フィルムが送られるに従って、CPU95は、継続的に
、センサー97からの、フォーマットの変化を示す信号を監視する。この変化が
起こると、CPUは、到来するフィルムフォーマットが要求する、種々のモータ
の出力を変化させることによって動作のモードを変化させるように、モータコン
トローラ94に信号を送信する。
【0033】 図7および8を参照して、イベントのシーケンスを次のように、総括すること
ができる。
【0034】 1.コントロールシステムがスイッチオンされ、モータコントローラ94が初
期化される。 2.デフォルト運動曲線がCPU95から断続サーボモータコントローラへロ
ードされる。 3.デフォルトのフィルム送りとコマ送り速度が、CPU95からシャッター
モータコントローラへロードされる。 4.可変スピードモータ30とシャッターモータ90がそれぞれ一定速度へ加
速される。 5.断続サーボモータコントローラは継続的にシャッターモータエンコーダ9
1によって生成された1回転1個の指標パルスに応答し、スプロケット28をロ
ードされた運動曲線に従って断続的に回転させ、および、フィルム12を、受信
した指標パルス毎に1コマずつ送り、次に投映のために停止させる。 6.CPU95は、フィルムを登録し、その場合には、CPU95は、フィル
ムフォーマットの変化を示すトリガー信号、したがって、動作モードを継続的に
監視する。この変化が生じたときには、その変化に応じてコマ高さおよびコマ送
り速度を変更するために、信号をモータコントローラ94に送信する。 7.ステップ5は、ステップ6を繰り返させる他のフォーマット変化信号をC
PU95が入力し、または、センサー97からのストップ信号をCPU95が入
力するまで、中断しないで継続する。そうして、CPU95がストップ信号を入
力したとき、CPU95は、システム10を終了することをモータコントローラ
94に指示する。
【0035】 このように、断続運動は、コマ送り速度に関してはシャッターモータ90に連
動するように連結され、フィルム送りの増加に関しては断続サーボモータコント
ローラ94に連動するように連結される。
【0036】 断続スプロケット28が駆動されるとき、フィルム12はシャッターエンコー
ダ91の出力パルス101毎に1コマの割合で、フィルムゲート26を通って送
られる。この動作の間に、モータコントローラ94は、各フィルムコマがフィル
ムゲート26中で正確に位置決めされることを保証する。このことは、次のよう
にして達成される。 断続スプロケット28がフィルムコマ58をフィルムゲー
ト26中の位置に送るとき、断続エンコーダ52は、送られたエンコーダ線の数
によって、サーボモータ32または断続スプロケット28の位置を検出し、そし
て同様に、フィルムコマ58の位置を検出する。そうして、断続エンコーダ52
は、この情報をフィードバック信号103によってサーボモータコントローラ9
4に供給する。サーボモータコントローラ94は、次に、この実際の位置と、指
令された運動曲線によって定義される理想位置とを比較し、それに相応して、サ
ーボモータ32に加速、減速、または停止することを命令する補正信号102を
生成する。このようにして、フィルムコマ58は急速にフィルムゲート26中に
移動し、最高の精度で位置決めされる。
【0037】 上記のイベントのシーケンスに関して、前掲の電力・コントロールシステム(
「コントロールシステム」)は、次のように機能する。高応答断続サーボモータ
32は、非常に短い時間に非常に大きな電力供給を必要とするので、高出力のd
.c.電力源92を有するコントロールシステムを備えることが必要である。こ
の電力源92の管理はモータ増幅器93によって提供され、そのモータ増幅器9
3は、さらに、モータコントローラ94によって管理されている。したがって、
コントローラ94が、加速、減速、または停止させるためにモータへ信号を送る
ということは、実際に要約すれば、コントローラ94がモータ増幅器93に信号
を送り、そのモータ増幅器93は、指令された運動または調節を達成するために
必要な仕方で電力源92からモータへ電力を、計量しながら供給するために用い
られる、ということになる。
【0038】 フィルム12がシステム10を通過して進み続けるとき、フィルム上のトリガ
ーストリップ62の1つがフィルムゲート26の前で、センサー97によって読
み出されるであろう。1つの実施例においては、トリガーストリップ62は、磁
気的、光学的、またはその他の方法でエンコードされ、または、ストリップ62
上に貼り付けられた情報を持っている。理想的には、トリガーストリップ62は
、図5に示されているように、2つのフィルムフォーマット間の継ぎ目に配置さ
れている。この場合に、センサー97によって読み出される情報は、例えば、2
4−4フォーマットから30−3フォーマットへのフィルムフォーマットの変化
を示し、そうして、適当なパルスまたは、パルス列104が、このフォーマット
の変化に対応して、センサー97によって生成される。このパルス列104は、
増幅器(図示されていない)で増幅され、CPU95へ出力される。CPU95
は、フォーマット変化に対してウオッチドッグとして働き、モータコントローラ
94に、新たな動作モードの要件を満たすために必要に応じてモータ出力を変化
させるように、適当な運動曲線をロードする。
【0039】 フォーマットの切換えが起こると同時に、コマ送り速度の変化も実施されなけ
ればならない。フィルム12上のトリガーストリップ62から導き出され、同一
のエンコードが行われたトリガー信号104が両方のタスクを達成するために用
いられる。トリガー信号104は、シャッターモータ90のために機能するモー
タコントローラ94部へ出力される。そして、エンコードされた信号の、映写機
のコマ送り速度を識別する成分は、それに応じて、シャッターモータ90に速度
を調節させる。この速度は、この場合には、30回転/秒である。前記したよう
に、フィルム送りは、常に、シャッターの回転に同期した状態に維持されなけれ
ばならないので、断続サーボモータ32は、シャッター99の運動に連動するよ
うに連結される。シャッターモータ90の1回転毎に指標パルスがエンコーダ9
1によって生成され、その指標パルスは、コントローラ94の断続サーボモータ
部へ出力される。コントローラ94は、さらに、フィルム12を1コマ58(こ
の場合には、1コマは3パーフォレーションである)だけ送るために、信号を、
モータ増幅器93を経由してサーボモータ32に送信する。このようにして、コ
マ高さが4パーフォレーションから3パーフォレーションに変化するのと同時に
、動作の中断なしに、映写機のコマ送り速度は、24コマ/秒から30コマ/秒
に増加される。
【0040】 図2に示されている3パーフォレーションフォーマットにおいては、左から右
へのコマ中心線は、フィルムパーフォレーションの中心を通る。しかし、図1に
示されている4パーフォレーションフォーマットにおいては、コマ中心線は、2
つのフィルムパーフォレーション56の間の間隔を2等分し、2つのフォーマッ
トの間には、1パーフォレーションの2分の1のずれがある。その結果、4パー
フォレーションフォーマットから3パーフォレーションフォーマットに移行する
とき、中心から中心へのステップは、3.5パーフォレーションのステップでな
ければならない。もし、この初期割り出しの移動がなければ、投影された映像は
、2つのフィルムコマを分離する線がスクリーン上に現れるであろうという意味
で、正しくないコマ送りになるであろう。その後は、中心から中心への間隔は、
1コマあたり一定の3パーフォレーションであろう。フィルム送りシステム10
は、断続スプロケット28の停止位置における歯の向きに対して該断続スプロケ
ット28の位置を初期再調整することによって、このずれを適応させるように設
計されている。このことは、送り出されるコマのサイズと到来するコマのサイズ
の和の2分の1(この場合には、(4+3)/2=3.5パーフォレーション)
に等しい1番目のステップを開始するように、コントローラ94をプログラムす
ることによって達成される。この割り出し工程は、コマ送り誤差とそれに続く補
正の必要を回避するために、フィルムの継ぎ目で正確に実行されなければならな
い。このようにして、断続スプロケット28は、3パーフォレーションフォーマ
ットで適切な映像コマ送りを維持するように、向き調整される。そして、それに
続く総ての運動は、3パーフォレーション送りである。
【0041】 フィルム送りシステム10は、上記の2つのフィルムフォーマットの間の切換
えばかりでなく、その他の任意の数のフィルムフォーマット間の切換えが可能で
あるということが大切である。したがって、さらに他の例によると、フィルム送
りシステム10は、各コマ58の区間に2.5パーフォレーションがあるフィル
ムの断片を図示している図3に示されているようなフィルムフォーマットを使用
するように構成することができる。フィルム送りシステム10が4パーフォレー
ションフォーマットから2.5パーフォレーションフォーマットに切り換わると
きには、3.25パーフォレーション((4+2.5)/2=3.25)の初期
ステップとその後に続く2.5パーフォレーションのステップが必要である。そ
して、それは、前掲の方法と同様の方法で達成することができる。同様に、3パ
ーフォレーションフォーマットから2.5パーフォレーションフォーマットへの
切換えは、2.75パーフォレーションの最初のステップが必要である。
【0042】 センサ97は、フィルムゲート26に先立つ位置に位置決めされることが望ま
しいので、フィルム12が切換えのための適正な位置にくる僅かに前に、トリガ
ストリップ62がセンサ97上を通過することによるパルス104が発生する。
その結果、コントロールシステムは、プロセスの中に遅延を生じなければならな
い。遅延期間は、センサ97とフィルムゲート26との間の距離(定数)と、ト
リガーストリップ上のエンコードされた情報から定められるシステム10の現在
の動作モードによって定まる。フィルム12は、3パーフォレーションフォーマ
ットにおいてはゆっくりと運動するので、遅延期間は、僅かに長い。センサ97
のずれた位置を補償する他の手段は、フィルム開口29からのセンサーのずれに
等しい量だけフィルムプリント上におけるトリガーストリップの配置をずらすこ
と(すなわち、遅延)である。このようにして、切換えは、時間遅れを含むこと
を必要とせずに、コマ高さまたはコマ送り速度の任意の条件のもとで正確なタイ
ミングで行うことができる。
【0043】 フィルム12上のもう1つのトリガーストリップ62がセンサ97によって読
み出されるときには、もう1つのパルス104がCPU95を経由してコントロ
ーラ94に送信される。CPU95は、上記の24−4フォーマットに対応する
動作条件または、エンコードされたトリガーストリップ上に特定されている任意
の他の動作モードに戻るために、システム10のすべての構成要素に信号を送る
【0044】 トリガーストリップ62は、消磁することができない薄膜ストリップ、光学的
読み出しコード、機械的トリガー(例えば、フィルムに刻み目をつける、フィル
ムを穿孔する、フィルムを型押しする)または、その他の適当な手段でもよいと
いうことも分かっている。また、もし必要ならば、センサー97を、映写技師に
よるフィルム12の視覚的検査に基づいてフォーマット切換えを開始するために
映写機14上の手動スイッチ130に置き換えることもできるし、または、セン
サー97を、手動スイッチ130で増強することができる。
【0045】 一定のフォーマットをもっているフィルム12の新しいリールまたは、プラッ
タ−が映写機に装填されたときには、トリガーストリップ62は、フィルム片の
先頭に置かれることができ、または、手動スイッチ130が映写機の適当な動作
を指令するために作動されなければならないことは、勿論、理解されるであろう
。したがって、コントロールシステムは、トリガーストリップ62を読み出し、
または、手動スイッチ130を作動すると、フィルム12が映写機を通って走行
する特定のフォーマットに適した仕方でフィルム送りシステム10を動作させる
ために、上記のように、必要な調整をすることができる。
【0046】 さらに、モータの各々に冗長エンコーダを備えることができるということは大
切なことである。この冗長性は、協働するLED、または、フォトセルまたはフ
ォトダイオードのセットの1つに誤動作がある場合に障害を受けない動作を保証
することを助ける。上記の切換え可能フォーマット映写システムによって、販売
者は、無駄を除く変更されたフォーマットで公開プリントを製作することができ
る。そうするときには、販売者は、顧客に示される映像の品質を同時に低下させ
ることなく、材料とお金を節約することができる。この方法の利点は、さらに、
これらの初期の節約の範囲を超えたところにも存在する。無駄が除かれたので、
プリントは物理的に短くなり、かつ、軽くなる。その結果、プリントは、より少
ない経費で出荷され、全プラッター付きで、すぐにでも映写できる状態で出荷さ
れることさえできる。
【0047】 現在、100分フィルムの長さは9,000フィートであり、そうして、重さ
の理由で、2000フィートのリールで出荷されている。これらのリールは、そ
れらが上映されるスクリーンのための特定の映写機上で継ぎ合わされる。この処
理は、映画を「搭載する」と称せられている。このことは、例えば、映写技師の
ような、技術をもった個人によって行われなければならない。映画館の管理者が
、そのプリントを他のスクリーンに移動することを決定するときには、プリント
は、通常、「解体」されて再び「再搭載」されなければならない。その理由は、
プリントは、プラッターに乗せたままでは非常に重くて映写機から映写機に容易
に移動することができないからである。しかし、本発明によって可能にされた新
しい、さらにコンパクトな形においては、その同じ100分フィルムは、僅かに
6,750フィート長(3パーフォレーションフォーマットのフィルムを用いて
)、または、5,625フィート(2.5パーフォレーションフォーマットのフ
ィルムを用いて)である。この減少した長さと重さにおいては、フィルムを1個
の予め搭載されたリールで出荷し、そのリールを、映画の「解体」および「再搭
載」なしに映写機から映写機に移動することが可能になる。
【0048】 本発明のフィルム送りシステム10のもう1つの利点は、フィルム送りシステ
ム10へフィルムを給送し、フィルム送りシステム10からフィルムを巻き取る
全プラッターシステムを自動的に巻き戻す機能を有する点にある。従来のプラッ
ターシステムにおいては、映写技師は、各々の完全に搭載されたプラッターの上
映の間(1つの上映と次の上映との間)にシステムを再セットすることを要求さ
れている。さらに、従来のフィルム送りシステムは、高速フィルム巻き戻しの実
行を妨げる機械的装置を使用している。しかし、本発明のフィルム送りシステム
10は、これらの機械的装置を避けて、巻き戻し操作の間には、断続スプロケッ
ト28における断続運動を回避し、したがって、逆に、滑らかで高速のフィルム
運動を提供する完全に電子的設計を使用している。フィルム送りシステム10は
、フィルム12の終端部に、前掲のプロセスによって、モータ30および32に
高速でフィルムを巻き戻すことを指令するトリガーストリップ62を備えること
によって、高速巻き戻しモードで動作することを指令されることができる。
【0049】 (産業上の利用可能性) 以上に記述から、コントロールシステムがそのトリガーストリップコードから
フォーマットまたはコマ送り速度を識別し、かつ、新たに定義された動作モード
で種々のモータが調和して動作するための適当なコマンドをそれらのモータに与
える適切なプログラムによって、異なる、または追加のフィルムフォーマットが
フィルム送りシステム10上を送られることができることがわかる。このように
、本発明のフィルム送りシステム10は、特に、(1)異なるコマ高さをもつフ
ィルムフォーマットの間で両方向の切換えを行うことができ、(2)異なるフィ
ルムコマ送り速度をもつフォーマットの間で切換えを行うことができ、(3)映
写機14の動作を中断または停止させることなく、フィルム12の同一のプラッ
ター上で自動的に任意のフォーマット変換を行うことができる。今まで、単一の
デザインで、これらの3つの特徴の2つ以上の特徴を有し、または示唆すらした
ものは提案されていない。
【0050】 この特徴の結合は、百万ドル以下から1億ドルに亘る予算によって、製作者や
製作責任者によって活発に声援される筈である。最終的には、どの人にも利用可
能な理想的なフォーマットがあるであろう。低予算の製作は低い公開プリント費
という経済的利点を享受することができる。そして高予算のフィルムは、より大
きく、より高速なフォーマットの高められた上映価値を享受することができる。
【0051】 この融通性は、2つ(または、それ以上)のフィルムフォーマットをフィルム
の同一のプラッター上に乗せることにおいて、より多くの選択を持つことができ
るので、フィルムの販売者や出品者によっても歓迎されるであろう。このように
して、フィルムの販売と出品にかかる経費と努力は著しく減少する。さらに、映
写のために、フィルムフォーマット間の切換えを実施するための技術と訓練は、
殆ど必要がない。したがって、このことによって、このシステムは、比較的に未
熟練の映画館従業者による操作に理想的である。
【0052】 本発明の特別な形態を説明し、記述したけれど、本発明の精神と範囲から逸脱
することなく、種々の変更が可能であることは明らかである。したがって、本発
明は、添付の特許請求の範囲によって限定される以外には、限定されることが意
図されていない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 各コマの区間に4パーフォレーションがある1フォーマットのフィルムの一部
分である。
【図2】 各コマの区間に3パーフォレーションがある他のフォーマットのフィルムの一
部分である。
【図3】 各コマの区間に2.5パーフォレーションがある更に他のフォーマットのフィ
ルムの一部分である。
【図4】 コントロール成分を含み、見やすくするために映写機の部分が切り離されてい
る、本発明のフィルム送りシステムの全構成要素を示す斜視図である。
【図5】 フィルム送りシステムに使用するために適している多重フォーマットのフィル
ムストリップを示す図である。
【図6】 いずれもサーボモータで駆動される巻き取りスプロケットとデジタル光エンコ
ーダの正面図である。
【図7】 図6の7−7線に沿ってとられた光エンコーダ板の正面図である。
【図8】 フィルム送りシステムの主要な構成要素の図式的なレイアウトである。
【図9】 フィルム送りシステムの主要な構成要素間の通信経路を示すフロー図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 バーンス、 ドン、 ピー. アメリカ合衆国 90066 カリフォルニア 州 ロサンゼルス ローズ アベニュ 13229

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一連のコマと、両方の縁部に沿って複数のパーフォレーショ
    ンを有するフィルムを、映画映写機を通って送るフィルム映写機運動機構であっ
    て、 パーフォレーションに噛み合い、映写機を通ってフィルムを移動させる歯を有
    する複数のスプロケットと、 映写機の開口を通過してフィルムを1コマ単位で移動させる断続送り機構と、 前記スプロケットを回転させ、前記断続送り機構を作動する駆動要素と、 駆動要素を制御し、かつ、フィルムの各コマの区間に存在するパーフォレーシ
    ョンの数に関するフィルムのフォーマットに基づいて、または、毎秒当たりのコ
    マ数で表される映写コマ送り速度に基づいて、スプロケットの回転速度と、断続
    送り機構の位置決めとを維持し、または変化させるコントローラと を有するフィルム映写機運動機構。
  2. 【請求項2】 複数のスプロケットは1対の定速度のスプロケットを含み、
    当該1対のスプロケットのそれぞれは、前記開口の各側にあって、パーフォレー
    ションと噛み合い、かつ、映写機を通ってフィルムを移動させる歯を有する、請
    求項1に記載のフィルム映写機運動機構。
  3. 【請求項3】 断続送り機構は、パーフォレーションに噛み合い、かつ、開
    口を通過して1コマ単位でフィルムを断続的に送る歯を有する断続スプロケット
    を含んでいる請求項2記載のフィルム映写機運動機構。
  4. 【請求項4】 駆動要素が、1対の定速度のスプロケットを回転させる回転
    出力を有する第1のモータと、断続スプロケットを断続的に回転させる回転出力
    を有する第2のモータと、シャッターを回転させる回転出力を有する第3のモー
    タとを有する請求項3記載のフィルム映写機運動機構。
  5. 【請求項5】 第1のモータはサーボモータを有し、第2のモータはサーボ
    モータを有する請求項4に記載のフィルム映写機運動機構。
  6. 【請求項6】 コントローラは、第1と第2のモータを制御し、かつ、調整
    し、そして、第1と第2のモータの出力、したがって、1対のスプロケットの回
    転速度と断続スプロケットの位置決めをそれぞれ個別に変化させるトリガー信号
    に応答し、 前記トリガー信号は、映写機中のフィルムが、各コマの区間にあるフィルム上
    のパーフォレーションの数が第1の所定数であるフォーマットから、各コマの区
    間にあるフィルム上のパーフォレーションの数が第2の所定数であるフォーマッ
    トへ変化する時を指示する請求項5に記載のフィルム映写機運動機構。
  7. 【請求項7】 コントローラは、第3のモータを制御し、かつ、調整し、そ
    して、第3のモータの出力、したがって、シャッターの回転速度を変化させるト
    リガー信号に応答し、前記トリガー信号は、映写機中のフィルムが第1の所定の
    コマ送り速度で送られるモードから該フィルムが第2の所定のコマ送り速度で送
    られるモードへ、前記フィルムが変化する時を指示する請求項5に記載のフィル
    ム映写機運動機構。
  8. 【請求項8】 コントローラがトリガー信号に応答して第1の「割り出し」
    フィルム送りを実行するために第2のモータの出力を制御し、第1の「割り出し
    」フィルム送りの長さは、送り出されるフィルムのフォーマットと到来するフィ
    ルムのフォーマットとのコマ高さによって定められ、後続のフィルム送りの出力
    は、到来するフォーマットのコマの高さに対応する長さをもつ請求項7記載のフ
    ィルム映写機運動機構。
  9. 【請求項9】 トリガー信号がフィルムの各コマの区間にあるパーフォレー
    ションの数に基づいている請求項8記載のフィルム映写機運動機構。
  10. 【請求項10】 トリガー信号が映写機の動作中に電子的、磁気的、光学的
    、または機械的手段によって自動的に生成させられる請求項9記載のフィルム映
    写機運動機構。
  11. 【請求項11】 トリガー信号が手動により生成される請求項9記載のフィ
    ルム映写機運動機構。
  12. 【請求項12】 断続送り機構が回転する歯型スプロケット以外の機構を有
    する請求項2に記載のフィルム映写機運動機構。
  13. 【請求項13】 断続送り機構がフィルムを断続的に送るために回転するか
    、または、往復運動を発生するかのいずれかである請求項12に記載のフィルム
    映写機運動機構。
  14. 【請求項14】 駆動要素が、 1対の定速度のスプロケットを回転する回転出力を有する第1のモータと、 断続送り機構を作動する回転出力または往復運動出力を有する第2のモータと
    、 シャッターを回転させる回転出力を有する第3のモータと を有する請求項13に記載のフィルム映写機運動機構。
  15. 【請求項15】 駆動要素が、 1対の定速度のスプロケットを回転する回転出力を有する第1のモータと、 断続送り機構とシャッターとを作動する回転出力または往復運動出力を有する
    第2のモータと、 を有する請求項13に記載のフィルム映写機運動機構。
  16. 【請求項16】 一連の、画像をもつコマと、両方の縁部に沿って複数のパ
    ーフォレーションとを有するフィルムを送る、映画フィルム映写機におけるフィ
    ルム映写機運動機構であって、 前記パーフォレーションに噛み合って映写機の開口を通過して1コマ単位でフ
    ィルムを送る断続送り機構と、 それぞれ開口と断続送り機構との各側にあって、パーフォレーションと噛み合
    い、断続送り機構と協働して映写機を通ってフィルムを送る歯を有する1対の定
    速度スプロケットと、 前記1対の定速度スプロケットを回転させる回転出力をもつ第1のモータと、 前記断続送り機構を作動させる、回転出力または往復運動出力を有する第2の
    モータと、 シャッターを回転させる回転出力を有する第3のモータと、 第1のモータの回転出力を制御し、かつ、調整する第1のコントローラと、 第2のコントローラと を有し、 第1のコントローラは、映写機のフィルムが、各コマの区間にあるフィルム上の
    パーフォレーションの数が第1の所定数である第1のフィルムフォーマットから
    、各コマの区間にあるフィルム上のパーフォレーションの数が第2の所定数であ
    る第2のフィルムフォーマットへ変化するとき前記1対の定速度スプロケットの
    回転速度を変化させ、または維持するために、映写機の動作を実質的に中断しな
    いで第1のモータの回転出力を変化させ、または、維持し、 第1のコントローラは、さらに、第3のモータを制御し、かつ、調整し、第3の
    モータの出力、従って、第3のモータの回転速度を変化させるためにトリガー信
    号に応答し、該トリガー信号は、映写機内のフィルムが第1の所定のコマ送り速
    度で送られるモードから、該フィルムが第2の所定のコマ送り速度で送られるモ
    ードへ、当該フィルムが変化する時を指示し、 第2のコントローラは、トリガー信号に応答して第1の割り出しフィルム送り
    を実行するために第2のモータの出力を制御し、第1の割り出しフィルム送りの
    長さは、送り出されるフィルムのフォーマットと到来するフィルムのフォーマッ
    トとのコマ高さによって定められ、後続のフィルム送りの出力は、到来するフォ
    ーマットのコマの高さに対応する長さをもつ、 フィルム映写機運動機構。
  17. 【請求項17】 両方の縁部に沿ってパーフォレーションを有し、パーフォ
    レーションの間にコマを有するフィルムを、映写機を通って送るフィルム映写機
    運動機構であって、 映写機を通ってフィルムを送る複数のスプロケットと1つの断続運動装置と、 選択された速度で前記スプロケットを回転させ、断続運動装置を作動し、かつ
    、前記映写機内の開口を通過して1フレーム単位で、断続的にフィルムを位置決
    めするモータ手段と、 モータ手段を制御し、かつ、フィルム上の各コマの区間
    にあるパーフォレーションの数に関するフィルムのフォーマットと、毎秒あたり
    のコマ数で表される映写コマ送り速度に基づいて、前記断続運動装置の運動と、
    スプロケットの回転速度と、フィルムの送りを変化させ、または、維持するコン
    トロール手段と、 前記モータ手段を制御し、到来するフィルムのフォーマットの適正なコマ送り
    を生成するために、送り出されるフィルムフォーマットと到来するフィルムフォ
    ーマットのコマ高さに基づいて、最初の割り出し運動を行うコントロール手段と
    を有する フィルム映写機運動機構。
  18. 【請求項18】 フィルムを送る複数のスプロケットを回転させる駆動要素
    と、開口を通過して1コマ単位でフィルムを送る断続運動装置とを有する映写機
    を通ってフィルムを送る方法であって、 フィルム上の各コマの区間にあるパーフォレーションの数に関するフィルムフ
    ォーマットを定め、 前記開口を通過する1秒当たりのコマ数で表されるフィルムコマ送り速度を定
    め、フィルムフォーマットに基づいて、前記スプロケットの回転速度および断続
    運動装置の運動を維持するか、または、変化させるように、駆動要素を制御する
    、映写機を通ってフィルムを送る方法。
  19. 【請求項19】 フィルムを一様な速度で送るために、フィルム上のパーフ
    ォレーションと噛み合う1対の定速度スプロケットと、映写機中の開口を通過し
    てフィルムを1コマ単位で送る断続運動装置とを有する映写機を通ってフィルム
    を送る方法であって、第1のモータが前記定速度スプロケットを回転させる回転
    出力を有し、第2の駆動要素は、前記断続運動装置を位置決めする出力を有し、
    第3のモータは、シャッターを回転させる回転出力を有するとき、 フィルム上の各コマの区間毎に測られるパーフォレーションの数でコマ高さを
    表して、到来するフィルムのコマ高さを決定し、 送り出されるフィルムのフォーマットと到来するフィルムのフォーマットに基
    づいて第1の割り出し運動を決定し、 前記開口と通過する1秒当たりのコマ数で表されるフィルムコマ送り速度を決
    定し、フィルムフォーマットに基づいて第1のモータの回転出力と定速度スプロ
    ケットの回転速度を制御し、 前記第1の割り出し運動と、到来するフィルムのフォーマットに基づいて、第
    2の駆動要素の出力と、断続運動装置の位置決めを制御し、 フィルムのコマ送り速度に基づいて、第3のモータの出力と断続運動装置の運
    動を制御する、 映写機を通ってフィルムを送る方法。
  20. 【請求項20】 フィルムフォーマットとコマ送り速度に基づき、第1、第
    2、第3のモータの出力を制御するトリガー信号を生成する過程を更に含んでい
    る、請求項19に記載の方法。
  21. 【請求項21】 フィルムフォーマットとコマ送り速度を識別する情報をフ
    ィルム上にエンコードし、次に、トリガー信号を生成するために、その情報を検
    出する過程を更に含んでいる、請求項20に記載の方法。
  22. 【請求項22】 トリガー信号に基づいて第1のモータの回転出力を制御す
    る第2の信号を発生するコントローラにトリガー信号を送る過程を更に含んでい
    る、請求項21に記載の方法。
  23. 【請求項23】 複数のトリガーストリップを、フィルム上のフィルムフォ
    ーマットまたはコマ送り速度の変化に対応する位置に設け、変化したフィルムフ
    ォーマットまたはコマ送り速度を識別する情報を該トリガーストリップ上にエン
    コードし、トリガー信号を生成するためにその情報を検出する過程を更に含んで
    いる、請求項22に記載の方法。
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