JP2001512571A - 荷電粒子の分析 - Google Patents

荷電粒子の分析

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Abstract

(57)【要約】 荷電粒子のソース、およびソースから離れた位置にあり、ソースとともにイオン化可能なガスの中に配置された荷電粒子の検出器を含む荷電粒子検出器。検出器は、少なくとも1対の電極を含み、電極はソースと検出器との間の距離よりも実質的に小さい距離だけ離れている。対を構成する電極は、ソースから放出された荷電粒子が検出器に向かい、検出器に隣接する荷電粒子が加速されてガスをイオン化するのに十分なエネルギーを有するように選択された異なる電位に維持される。検出器にて収集される荷電粒子は、ソースから放出された荷電粒子の数に比例する。

Description

【発明の詳細な説明】 荷電粒子の分析 本発明は荷電粒子を分析する装置および方法に関する。 電子イールド(yield;または発生量)の測定は、例えばX線のような高エネ ルギーの光子のビームとの相互作用に対する材料表面の反応を研究するために用 いられる公知の技術である。材料の表面をエネルギーが変化するX線に曝し、当 該表面から放出された電子の数およびエネルギーを測定することにより、表面の 化学的特性を詳細に分析することが可能となる。 電子イールドを測定する公知の方法は、サンプルを高真空環境下に置くこと、 サンプルをX線のビームに曝すこと、およびコレクション・プレートにて全体の 電子イールドの流れ(または電流)を検出することを伴う。サンプルは、コレク ション・プレートに対して負の電圧に保持され、サンプルからコレクション・プ レートへの電子のドリフトを促進する。この方法のバリエーションはガスを充填 した電離箱を用いることであり、その場合、電子イールドはサンプルからの全体 の電流の一部として間接的に測定される。これらの方法のどちらにおいても採用 される全体のゲインはなく、測定される電流はサンプルから離れる電子の数に正 確に対応すべきである。これらの電流は小さく、従って、局所的な周囲条件にお いて「ピックアップ」および「漏れ」によりひずみやすい。ノイズのない又はノ イズのない状態に近い、サンプル表面から放出される電子の流れのゲインを得る 方法は、電子イールドの測定の感度を著しく高めるであろう。 電子イールドの向上した感度を提供するために、サンプルを高真空環境下に保 持し、電子増倍管(例えばマイクロチャネルプレート)を使用することが試みら れている。しかしながら、有用なサンプルは高真空システムに向いておらず、大 気圧にて操作し得る測定方法がずっと有効である。サンプルの表面において化学 反応が起こる可能性もまた考慮しなければならない。このために、電子イールド を測定する別の試みとして、サンプルおよび検出器をガス混合物で包囲する方法 が考案された。ガス混合物は、適当な条件の下で、サンプル表面から放出された 電子がガスの分子をイオン化し、それによりガス中に電子雲を形成するように選 択される。この雲における電子の数は、統計学的な限度において、ガスのイオン 化エネルギーで分配された最初の電子のエネルギーに等しい。 電子雲は続いて、ワイヤーアノードから広がる放射状の電界に沿って加速され る。電子は、ガス分子の更なるイオン化を引き起こすのに十分なエネルギーを得 るまで加速し、それによりより多くの電子が生成し、生成した電子は加速され、 更に電子をイオン化する。これはアバランシェ効果(または電子なだれ)として 知られている。ワイヤーでの電界の強さはイオン化により生成された電子の数が サンプルの表面に形成される雲の中の電子の数に比例するように制限される。 1つのワイヤーが電子を検出するために用いられるので、検出システムは所定 の時間間隔でワイヤーに到達する電子の総数を測定することができるだけであり 、空間的な(または場所に関する)情報を与えない。より具体的に言えば、ワイ ヤー検出システムでは、サンプルの表面のどの場所から電子が放出されたもので あるかを使用者が決定することができない。 本発明は上記の不都合を克服する又は実質的に軽減することを目的とする。 本発明によれば、荷電粒子のソース(または供給源)、および当該ソースから 離れており、当該ソースとともにイオン化可能なガス中に配置されている荷電粒 子の検出器を含む、荷電粒子の分析装置が提供される。この分析装置において、 検出器は、ソースと検出器との間の間隔(またはスペーシング)よりも実質的に 小さい距離だけ離れるように配置された少なくとも1対の電極を含む。対を構成 する電極は、ソースから放出された荷電粒子が検出器に向かって引き寄せられ、 また検出器に隣接する荷電粒子が加速されてガスをイオン化するのに十分なエネ ルギーを有するように選択された異なる電位に維持される。 好ましくは、ソースはサンプルであり、また、サンプルから荷電粒子を放出さ せるのに十分なエネルギーを有する放射線のビームにサンプルを曝す手段が供給 される。サンプルを放射線のビームに曝す手段は、X線源を含んでいてよい。サ ンプルは実質的に平坦である表面を画成してよく、ビームはサンプルの表面に垂 直な直線に対して傾いた方向でサンプルの方に向けてよい。ビームは、サンプル の表面に関してある照角で向けてよい。 好適には、エネルギー・ビームは単一エネルギーであり、ビームのエネルギー は、エネルギーのある範囲にわたっての分析を供与するために時間とともに変化 させられる。 好適には、ビームのエネルギーは、入射エネルギーがビームにより放射される サンプルのエリアにわたって変化するように均一でなく、電極はエリアの異なる 部分から荷電粒子を受け取るように配置され、入射エネルギーは当該部分の間で 変化する。 電極は、好ましくは、半導体基板に取り付けられた平行な導電性材料のストリ ップ(または条片)により画定される。対を構成する電極はソースから実質的に 等距離となるように配置してよい。 本発明はまた、ソースから放出された荷電粒子を分析する方法を提供し、当該 方法において、ソースおよび荷電粒子の検出器はイオン化可能なガスの中に配置 され、検出器にはソースと検出器との間の距離よりも実質的に小さい距離だけ離 れた電極が設けられ、ソースから放出される荷電粒子が検出器に向かって引き寄 せられように、また検出器に隣接する荷電粒子が加速されてガスをイオン化する のに十分なエネルギーを有するように選択された異なる電位が電極に加えられる 。 本発明の特定の態様の例を、添付した図面を参照して説明する: 図1は、本発明の第1態様に基づく荷電粒子の分析装置の模式的斜視図である ; 図2は、図1の分析装置に組み込まれる検出器の模式図である;ならびに 図3は、本発明の第2の態様の模式的斜視図である。 図1を参照して説明すると、サンプル1は平坦なベース2に配置される。検出 器3はサンプル1およびベース2の直ぐ上方に設けられる。検出器3は平板状で あり、サンプル1およびベース2の面に平行である面に配置される。 図2においてより詳細に示されている検出器3は、半導体ガラスプレート5に 付着した一連の平行な電極4を含む。マイクロストリップ上の電極4は交互に正 および負の相対的なボルト値に維持され、アノードおよびカソードのパターンを 与える。電極4はそれぞれ等しい幅であり、10ミクロン幅の小さい電極4を形 成するためにリソグラフィー技術を用いてよい。各電極は、電極4からの電気的 信号をモニターする検出回路6に接続される。 図1に示すベース2およびサンプル1は一定の電位に維持され、その結果、そ の電位は検出器3の陰極4の電位よりも負であり、検出器3のすべての電極4が ベース1およびサンプル2に対して正の電位にある。 サンプル1および検出器3は、主にヘリウムであるガスで満たされたシールさ れたチャンバー(図示せず)内に保持される。ガスはまた、その雰囲気において 連続的な電気的破壊を止める作用をするクエンチガス(例えばイソブタン)を一 般に約10パーセントの濃度で含んでいてよい。 使用に際して、X線は、シンクロトロンまたは他の手段(図示せず)を用いて 発生させられ、所望のエネルギーを有するX線がシンクロトロンから選択され、 サンプル1の表面にビーム7として向けられる。X線は検出器3の電極4の方向 に対して垂直である方向からサンプル1に接近する。X線がある照角でサンプル 1の表面に衝突するように、X線4のビームとサンプル1の表面との間に形成さ れる角度は小さい。X線が衝突するサンプル1の表面のエリアは、X線とサンプ ル1との間の角度を変化させることによって変えられる。X線は大部分を占める ヘリウムと殆ど相互作用せず、このようにX線の角度を変化させることは偽性の (またはスプリアスな)結果をもたらさない。 サンプルの表面の電子はX線ビーム7からエネルギーを獲得し、サンプル1か ら放出される。第1の好ましいアレンジメント(または配置)において、X線の エネルギーは、一旦放出されたなら、電子が限られた量の運動エネルギーを有し 、それがサンプル1の表面を出た位置から遠くにドリフトしないように、電子の 放出を引き起こすために必要とされるエネルギーよりも僅かに大きいように選択 される。放出された電子およびサンプル1に近接する検出器3からの電界のエネ ルギーは、電子がサンプル1の表面に近接するガスのイオン化を引き起こすのに 十分ではない。 第2の好ましいアレンジメントにおいて、X線のエネルギーは、サンプル1か ら放出された電子がガスの限られたイオン化を引き起こすのに十分であるように 選択され、その結果、サンプル1の表面に局在化した電子の雲が形成される。電 子の雲はそれぞれ、電子の数において、サンプル1の表面から放出された電子の エネルギーに比例する。 第3の好ましいアレンジメントにおいて、ガスの密度は、電子がマイクロスト リップ検出器3に向かって移動するにつれ、ガスとのイオン化相互作用がガス中 で広がるように低く選択される。 一般に、ガスの圧力、電子が通過する電圧の勾配、および電子の初期運動エネ ルギーは、電子とガスとの最初の相互作用がサンプル1の表面に近接しているか 、あるいは電子が検出器3に向かって移動するにつれてガス中で広がるかを決定 する。検出器3にて維持されるボルト数およびガスの圧力は、サンプル1から放 出される電子の位置またはエネルギー分解能を測定するために最適化できる。 検出器3に対するサンプル1およびベース2の正のボルト値(電圧)は、各電 子雲が検出器3に向かってドリフトすることを引き起こす(ドリフトしている電 子は図1において8として示される)。ドリフトの方向がサンプル1の表面に対 して垂直であり、また、電子が放出されたポイントの直ぐ上の位置から著しく偏 向するのに十分な運動エネルギーを有していないために、サンプル1から電子が 放出された位置に関する情報は電子雲がドリフトする間、保持される。 検出器3に設けられる平行なアノードおよびカソード4のパターンは、電子雲 が検出器3に直ぐ隣接するまでは、電子雲のドリフトに影響を及ぼさない。これ は、検出器3上でアノードおよびカソード4が極めて近接していることの結果と して、形成される電界が局在化していることによる。電子が検出器3に近づくに つれて、それらは、強度が検出器3に隣接して急激に増加する局在化した電界に よりアノードに向かって加速される。電子の加速は、チャンバー内のガスをイオ ン化するのに十分なエネルギーを電子に与え、更にイオン化を引き起こすより多 くの電子を生成する。このように、サンプル1から放出される電子は、検出器3 に隣接してガスから電子のアバランシェ(電子なだれ)をもたらす。電子のアバ ランシェの形成は、それが検出器3にて生成される電気的な信号を、正確に測定 され得るレベルにまで増加させるので、有用である。アバランシェにより形成さ れる信号におけるゲインは、検出される電子の最終的な数がサンプル1から放出 される電子の最初の数に比例することを確保するようにコントロールされる。 ガスのイオン化により生成される電子が局在化したままであり、またサンプル 1から放出された電子に関する空間的な情報が保持されているので、電子のアバ ランシェを検出器3のすぐ近くの領域に局在化することが好都合である。言及し ている空間的な情報とは単に、サンプル1の前端および後端に対する、電子がサ ンプルから放出された位置である。 サンプル1の前端および後端はそれぞれ、X線ビーム7の出所から最も近い、 および最も遠いサンプルの端として定義される。検出器3上の各電極4で得られ る信号の相対的な強度は、X線ビーム7がサンプル1の表面と相互作用したポイ ントを特定するために使用される。 サンプル1に入射するX線ビーム7のエネルギーはサンプル1から電子を放出 させるのに必要なエネルギーよりもかなり大きくなるように選択してよい。その 場合、サンプル1から生成される電子は、遊離後もかなりのエネルギーを保持し 、サンプル1の上部の雰囲気のイオン化を引き起こす。電子8(その数はX線ビ ーム7の過剰なエネルギーから導かれる)の雲が形成され、上述したように検出 器3に向かってドリフトする。この操作形態は実質的にサンプル1の表面から放 出された電子に関する空間的な情報を制限する。 図3において模式的に示す本発明の別の操作形態は、種々のエネルギーのX線 に対するサンプル1の応答を同時に測定することを可能にする。この操作形態に おいては、狭いエネルギーバンドを有するX線を使用するよりもむしろ、より広 いエネルギーバンドが用いられる(例えば8keVから9keV)。選択された X線は、そのエネルギーによって決まる角度でX線を屈折させるシリコン結晶( 図示せず)を経由して照射し、種々のエネルギーの扇形のX線9を生成する。扇 形のX線9の方向は、サンプルへのX線入射エネルギーがサンプル1の一方の端 部10にて最も大きくなり、直線的に減少してサンプル1の反対側の端部11にて最 小となるようなものである。 扇形のX線9のエネルギーは、放出された電子がサンプル1の表面付近のガス をイオン化させるには十分でないエネルギーを有するように選択してよい。別法 として、X線は、サンプル1の表面から放出される電子がある限られたエネルギ ーを有し、電子が放出されたサンプル1の位置に隣接する局在化した電子雲を形 成するほど十分に高いエネルギーを有するように選択してもよい。電子の雲は放 出された電子のエネルギーに比例する全体の電荷を有する。 局在化した電子雲は、上述したように検出器3に引き寄せられ、検出器3の電 極4に隣接する局在化した電子のアバランシェを引き起こす。検出器3の各アノ ード4における電気的な信号の測定は、サンプル表面における種々の位置にて生 成された電子の数を計算することを可能にし、従って、サンプル1の表面の種々 の部分のX線の種々のエネルギーに対する応答の測定が可能となる。この操作形 態は、X線エネルギーのある範囲にわたるサンプル1のX線の吸収プロファイル を、1回の並行した測定において測定することを可能にし、その結果、実験時間 を節約し、装置のセッティング時間中の変動によりもたらされる実験誤差を除去 するので、最も有利である。 検出器3に隣接する電界の強度は、検出器3のアノードおよびカソード4に適 用される電位およびそれらの間の距離により決定される。アノードおよびカソー ド間の間隔を減少させることは、検出器3に隣接する電界の勾配を増加させ、電 子の所望の加速をもたらすために必要とされる印加電位は相応じて減少する。検 出器3において電極4の密度を増加させることはまた、検出器3の空間的な分解 能を増加させる。 上述した態様は、単に電子の検出に言及しているだけであるが、本発明は他の 正または負に帯電した粒子の検出に適用できることが理解されるべきである。 上述したように、主成分がヘリウムであるガスの使用は、サンプル1から散乱 するX線およびサンプル1内部の深い部分から放出されるX線とヘリウムガスと の相互作用が極めて小さいために有利である。これらのX線は検出器によって検 出されず、従って、サンプル内部の深い部分の構造についての情報により検出器 に悪影響が及ぶことはない。従って、このシステムは本質的にX線を感知せず、 表面の電子検出感度は損なわれない。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月12日(1999.2.12) 【補正内容】 電子がガスの分子をイオン化し、それによりガス中に電子雲を形成するように選 択される。この雲における電子の数は、統計学的な限度において、ガスのイオン 化エネルギーで分配された最初の電子のエネルギーに等しい。 電子雲は続いて、ワイヤーアノードから広がる放射状の電界に沿って加速され る。電子は、ガス分子の更なるイオン化を引き起こすのに十分なエネルギーを得 るまで加速し、それによりより多くの電子が生成し、生成した電子は加速され、 更に電子をイオン化する。これはアバランシェ効果(または電子なだれ)として 知られている。ワイヤーでの電界の強さはイオン化により生成された電子の数が サンプルの表面に形成される雲の中の電子の数に比例するように制限される。 1つのワイヤーが電子を検出するために用いられるので、検出システムは所定 の時間間隔でワイヤーに到達する電子の総数を測定することができるだけであり 、空間的な(または場所に関する)情報を与えない。より具体的に言えば、ワイ ヤー検出システムでは、サンプルの表面のどの場所から電子が放出されたもので あるかを使用者が決定することができない。 本発明は上記の不都合を克服する又は実質的に軽減することを目的とする。 本発明によれば、荷電粒子のソース、および当該ソースから離れており、当該 ソースとともにイオン化可能なガスの中に配置されている荷電粒子の検出器を含 む荷電粒子の分析装置であって、検出器は少なくとも1対の電極を含み、対を構 成する電極がソースと検出器との間の間隔よりも実質的に小さい距離だけ離れる ように配置され、対を構成する電極が異なる電位に維持され、ソースは電極の電 位とは異なる電位に維持され、当該電位は、ソースから放出された荷電粒子がソ ースから電極の各対に向かって引き寄せられるように、また検出器に隣接する荷 電粒子が加速されガスをイオン化するのに十分なエネルギーを有するように選択 されることを特徴とする荷電粒子の分析装置が提供される。 荷電粒子が負に帯電している場合、ソースは、対を構成する両方の電極の電位 よりも負である。 好ましくは、ソースはサンプルであり、また、サンプルから荷電粒子を放出さ せるのに十分なエネルギーを有する放射線のビームにサンプルを曝す手段が供給 される。サンプルを放射線のビームに曝す手段は、X線源を含んでいてよい。サ ンプルは実質的に平坦である表面を画成してよく、ビームはサンプルの表面に垂 直な直線に対して傾いた方向でサンプルの方に向けてよい。ビームは、サンプル の表面に関してある照角で向けてよい。 好適には、エネルギー・ビームは単一エネルギーであり、ビームのエネルギー は、エネルギーのある範囲にわたっての分析を供与するために時間とともに変化 させられる。 好適には、ビームのエネルギーは、入射エネルギーがビームにより放射される サンプルのエリアにわたって変化するように均一でなく、電極はエリアの異なる 部分から荷電粒子を受け取るように配置され、入射エネルギーは当該部分の間で 変化する。 電極は、好ましくは、半導体基板に取り付けられた平行な導電性材料のストリ ップ(または条片)により画定される。対を構成する電極はソースから実質的に 等距離となるように配置してよい。 本発明はまた、ソースから放出された荷電粒子を分析する方法を提供し、当該 方法において、ソースおよび荷電粒子の検出器はイオン化できるガスの中に配置 され、検出器にはソースと検出器と間の距離よりも実質的に小さい距離だけ離れ た電極が設けられ、異なる電位が電極に加えられ、ソースは電極の電位とは異な る電位に維持され、電位は、ソースから放出される荷電粒子がソースから電極の 各対に向かって引き寄せられように、また検出器に近接する荷電粒子が加速され てガスをイオン化するのに十分なエネルギーを有するように選択される。 本発明の特定の態様の例を、添付した図面を参照して説明する: 図1は、本発明の第1態様に基づく荷電粒子の分析装置の模式的斜視図である ; 図2は、図1の分析装置に組み込まれる検出器の模式図である;ならびに 図3は、本発明の第2の態様の模式的斜視図である。 図1を参照して説明すると、サンプル1は平坦なベース2に配置される。検出 器3はサンプル1およびベース2の直ぐ上方に設けられる。検出器3は平板状で あり、サンプル1およびベース2の面に平行である面に配置される。 図2においてより詳細に示されている検出器3は、半導体ガラスプレート5に 付着した一連の平行な電極4を含む。マイクロストリップ上の電極4は交互に正 および負の相対的なボルト値に維持され、アノードおよびカソードのパターンを 与える。電極4はそれぞれ等しい幅であり、10ミクロン幅の小さい電極4を形 成するためにリソグラフィー技術を用いてよい。各電極は、電極4からの電気的 請求の範囲 1.荷電粒子のソース、およびソースから離れた位置にあり、イオン化可能なガ スの中にソースとともに配置した荷電粒子の検出器を含み、 当該検出器が少なくとも1対の電極を含み、 対を構成する電極が、ソースと検出器との間の間隔よりも実質的に小さい距離 だけ離れており、 対を構成する電極は、異なる電位に維持され、 ソースが電極の電位とは異なる電位に維持され、 電位は、ソースから放出された荷電粒子がソースから対の電極の各々に向かっ て引き寄せられるように、また、検出器に近接する荷電粒子が加速されてガスを イオン化するのに十分なエネルギーを有するように選択される ことを特徴とする荷電粒子の分析装置。 2.荷電粒子が負に帯電しており、対を構成する両方の電極の電位よりも負であ る電位にソースが保持される請求項1に記載の分析装置。 3.ソースがサンプルであり、荷電粒子がサンプルから放出されるのに十分であ るエネルギーを有する放射線のビームにサンプルを曝す手段が設けられている請 求項1または2に記載の分析装置。 4.放射線のビームにサンプルを曝す手段がX線源を含む請求項3に記載の分析 装置。 5.サンプルが、実質的に平坦である表面を画成し、ビームはサンプル表面に垂 直な直線に対して傾いている方向でサンプルに向けられる請求項3または4に記 載の分析装置。 6.ビームがサンプル表面に関して照角で向けられる請求項5に記載の分析装置 。 7.入射エネルギーがビームが照射されるサンプルのエリアにわたって変化する ように、ビームのエネルギーが均一でなく、電極がそのエリアの種々の部分から 荷電粒子を受け取るために配置され、前記部分の間で入射エネルギーが異なる請 求項5または6に記載の分析装置。 8.ビームのエネルギーが均一である請求項5または6に記載の分析装置。 9.電極が半導体基板の上に取り付けられる導電性材料の平行なストリップによ って画成される請求項1〜8のいずれかに記載の分析装置。 10.対を構成する電極が、ソースから実質的に等距離となるように配置されて いる請求項1〜9のいずれかに記載の分析装置。 11.ソースから放出される荷電粒子を分析する方法であって、ソースおよび荷 電粒子の検出器がイオン化可能なガスの中に配置され、 検出器には、少なくとも1対の電極が設けられており、 対を構成する電極はソースと検出器との間の距離よりも実質的に小さい距離だ け離れて配置されており、 異なる電位が電極に加えられ、 ソースは電極の電位とは異なる電位に維持されており、 電位は、ソースから放出された荷電粒子がソースから電極の各対に向かって引 き寄せられように、また、検出器に近接した荷電粒子が加速されてガスをイオン 化するのに十分なエネルギーを有するように選択される ことを特徴とする荷電粒子の分析方法。 12.実質的に、添付した図面を参照して説明したような荷電粒子の分析装置。 13.実質的に、添付した図面を参照して説明したような荷電粒子の分析方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 ベイトマン,エドモンド・ジェイ イギリス、オーエックス13・5エルエフ、 オックスフォードシャー、アビンドン、ア ップルトン、バッズウェル・レイン、ジ・ オーチャード5番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.荷電粒子のソース、およびソースから離れた位置にあり、イオン化可能なガ スの中にソースとともに配置した荷電粒子の検出器を含み、 当該検出器が少なくとも1対の電極を含み、 電極はソースと検出器との間の間隔よりも実質的に小さい距離だけ離れており 、 対を構成する電極は、ソースで放出された荷電粒子が検出器に向かって引き寄 せられように、また、検出器に隣接する荷電粒子が加速されてガスをイオン化す るのに十分なエネルギーを有するように選択された異なる電位に維持される荷電 粒子の分析装置。 2.ソースがサンプルであり、荷電粒子がサンプルから放出されるのに十分であ るエネルギーを有する放射線のビームにサンプルを曝す手段が設けられている請 求項1に記載の分析装置。 3.放射線のビームにサンプルを曝す手段がX線源を含む請求項3に記載の分析 装置。 4.サンプルが、実質的に平坦である表面を画成し、ビームはサンプル表面に垂 直な直線に対して傾いている方向でサンプルに向けられる請求項2または3に記 載の分析装置。 5.ビームがサンプル表面に関して照角で向けられる請求項4に記載の分析装置 。 6.入射エネルギーがビームが照射されるサンプルのエリアにわたって変化する ように、ビームのエネルギーが均一でなく、電極がそのエリアの種々の部分から 荷電粒子を受け取るために配置され、前記部分の間で入射エネルギーが異なる請 求項4または5に記載の分析装置。 7.ビームのエネルギーが均一である請求項4または5に記載の分析装置。 8.電極が半導体基板の上に取り付けられた導電性材料の平行なストリップによ って画成される請求項1〜7のいずれかに記載の分析装置。 9.対を構成する電極が、ソースから実質的に等距離となるように配置されてい る請求項1〜8のいずれかに記載の分析装置。 10.ソースから放出される荷電粒子を分析する方法であって、ソースおよび荷 電粒子の検出器がイオン化可能なガスの中に配置され、検出器には、ソースと検 出器との間の距離よりも実質的に小さい距離だけ離れて配置されている電極が設 けられており、ソースから放出された荷電粒子が検出器に向かって引き寄せられ るように、また、検出器に隣接した荷電粒子が加速されてガスをイオン化するの に十分なエネルギーを有するように選択された異なる電位が電極に加えられる、 荷電粒子の分析方法。 11.実質的に、添付した図面を参照して説明したような荷電粒子の分析装置。 12.実質的に、添付した図面を参照して説明したような荷電粒子の分析方法。
JP53544998A 1997-02-14 1998-02-03 荷電粒子の分析 Expired - Fee Related JP3830978B2 (ja)

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