JP2001512212A - 燃料蒸気抽出装置 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
燃料貯蔵タンク(20)から揮発性液体燃料が供給される内燃機関(10)用の燃料蒸気抽出装置が記載される。このエンジン(10)は、吸気装置(12, 14, 16)と、エンジン中で燃焼されるべき空気と混合する燃料を供給する液体燃料噴射装置とを有する。燃料蒸気抽出装置は、室内の燃料の液レベルを一定に維持する機能をする弁(26)により燃料貯蔵タンク(20)に接続された揮発室(30)を備える。一つ又はそれ以上の負圧源に接続されたパイプ(42)が、室(30)内の液レベルより上方の蒸気空間につながっており、揮発室内の減圧を維持している。燃料噴射装置は、上記揮発室(30)から液体燃料を吸引してこの燃料を燃料レール(34)に圧力下で供給する燃料循環ポンプ(32)と、上記燃料レール(34)から計量された量の燃料をエンジンの気筒へ分配する燃料インジェクター(18)と、上記燃料レール(34)中の燃料圧力を一定に保ちそして未使用燃料を上記燃料レール(34)から燃料戻し管(38)を介して上記揮発室(30)内の減圧の蒸気空間へ戻すリリーフ弁(36)とを備える。リターン燃料の表面積対容積比を増大させる手段として機能する蒸発器(40)が、揮発室(30)の蒸気空間に設けられる。リターン燃料は、蒸発器(40)と均質な熱的接触をし、揮発室(30)内で減圧に晒された蒸発器(40)の大きな面積に広がる。
Description
【0001】 発明の分野 本発明は、燃料貯蔵タンクより揮発性液体燃料が供給される内燃機関用の燃料蒸
気抽出装置に関し、その内燃機関は、吸気装置と内燃機関中で燃焼されるべき空
気と混合する燃料を供給するための液体燃料噴射装置とを有する。
気抽出装置に関し、その内燃機関は、吸気装置と内燃機関中で燃焼されるべき空
気と混合する燃料を供給するための液体燃料噴射装置とを有する。
【0002】 従来技術の説明 US-5,373,825は、油の軽量成分を揮発させるために燃料タンクから分離した揮発
室を有し、重油を燃焼するエンジン用の燃料蒸気抽出装置を開示している。揮発
室内において、油が加熱要素により加熱され、油の軽量成分が略大気圧状態下で
加えられた熱により抽出される。大気は揮発室内に入れられて気化燃料と混合さ
れたのちエンジンの空気供給部へ輸送される。気化されていない残りの液体成分
も、燃料噴射装置により揮発室から吸引されて、エンジンの燃焼室内へ噴射され
る。エンジンへ噴射されない過剰な燃料は少量だけ、揮発室へ再循環される。
室を有し、重油を燃焼するエンジン用の燃料蒸気抽出装置を開示している。揮発
室内において、油が加熱要素により加熱され、油の軽量成分が略大気圧状態下で
加えられた熱により抽出される。大気は揮発室内に入れられて気化燃料と混合さ
れたのちエンジンの空気供給部へ輸送される。気化されていない残りの液体成分
も、燃料噴射装置により揮発室から吸引されて、エンジンの燃焼室内へ噴射され
る。エンジンへ噴射されない過剰な燃料は少量だけ、揮発室へ再循環される。
【0003】 この蒸気抽出装置は、蒸発燃料を用いて作動する適切に設計されたエンジンに使
用すると有用性がある燃料蒸気の連続供給を達成するという利点を有する。しか
しながら、連続的な蒸気供給を達成するためには、エンジンの燃料の浪費となる
加熱エネルギーが、油を加熱するために連続的に加えられなければならない。加
熱要素は、油の温度を軽量部分が沸騰し始める点まで高め、そして、更なる加熱
が、安定した気化率を維持する蒸発潜熱を与える。
用すると有用性がある燃料蒸気の連続供給を達成するという利点を有する。しか
しながら、連続的な蒸気供給を達成するためには、エンジンの燃料の浪費となる
加熱エネルギーが、油を加熱するために連続的に加えられなければならない。加
熱要素は、油の温度を軽量部分が沸騰し始める点まで高め、そして、更なる加熱
が、安定した気化率を維持する蒸発潜熱を与える。
【0004】 この発明が重油の代わりにガソリン燃料に適用される場合には、揮発室から吸引
される残りの液体成分が熱すぎることとなり、燃料噴射装置中のベーパーロック
を回避するために、燃料噴射装置に供給される前に、冷却されなければならない
。ある量の燃料が再循環される場合には、ガソリンエンジンにおいてアイドリン
グ状態及び低負荷状態で起こる様に、同じ燃料が繰返し加熱そして冷却され、高
燃料消費に反映されるので、装置は非常にエネルギーを浪費するものとなる。
される残りの液体成分が熱すぎることとなり、燃料噴射装置中のベーパーロック
を回避するために、燃料噴射装置に供給される前に、冷却されなければならない
。ある量の燃料が再循環される場合には、ガソリンエンジンにおいてアイドリン
グ状態及び低負荷状態で起こる様に、同じ燃料が繰返し加熱そして冷却され、高
燃料消費に反映されるので、装置は非常にエネルギーを浪費するものとなる。
【0005】 揮発室中の燃料に外部熱を加えると、他にいくつかの不利な点を伴なう。例えば
、冷間始動中において、燃料の温度が充分に上昇するまで、蒸気の適切な供給を
利用出来ないことになる。更に、加熱要素は反応が遅いので、蒸気に対する要求
が突然高まった時に、蒸気流を迅速に増大させることが不可能になる。また、加
熱された燃料を冷却することが出来る速度が限られているので、高温液体燃料が
燃料噴射装置に入りベーパーロックの危険性が高まる前に、流量が増した高温液
体燃料を充分迅速に冷却することが不可能になる。
、冷間始動中において、燃料の温度が充分に上昇するまで、蒸気の適切な供給を
利用出来ないことになる。更に、加熱要素は反応が遅いので、蒸気に対する要求
が突然高まった時に、蒸気流を迅速に増大させることが不可能になる。また、加
熱された燃料を冷却することが出来る速度が限られているので、高温液体燃料が
燃料噴射装置に入りベーパーロックの危険性が高まる前に、流量が増した高温液
体燃料を充分迅速に冷却することが不可能になる。
【0006】 発明の目的 したがって、本発明は、燃料を加熱する外部動力型加熱要素を用いることなしに
その蒸気化を促進して燃料蒸気の連続供給を実現することを目的とする。
その蒸気化を促進して燃料蒸気の連続供給を実現することを目的とする。
【0007】 発明の概略 本発明によれば、燃料貯蔵タンクから揮発性液体燃料が供給される内燃機関用の
燃料蒸気抽出装置であって、上記内燃機関は、吸気装置と、内燃機関中で燃焼さ
れるべき空気と混合する燃料を供給する液体燃料噴射装置とを備え、上記燃料蒸
気抽出装置は、室内の燃料の液レベルを一定に維持するとともに蒸気空間を室内
の上記液レベルより上方に維持するよう機能する弁により燃料貯蔵タンクに接続
された揮発室と、該揮発室中の減圧を維持するために上記蒸気空間から蒸気を吸
引する手段とを備え、上記燃料噴射装置は、上記揮発室から液体燃料を吸引して
該燃料を燃料レールに圧力下で供給する燃料循環ポンプと、上記燃料レールから
計量された量の燃料を内燃機関の気筒へ分配する燃料インジェクターと、上記燃
料レール中の燃料圧力を一定に保つリリーフ弁と、未使用燃料を上記燃料レール
から上記揮発室へ戻す燃料戻し管とを備えており、リターン燃料の表面積対容積
比を大きく増大させることによりリターン燃料の蒸発を促進させる手段が、上記
揮発室の蒸気空間内に設けられている燃料蒸気抽出装置が提供される。
燃料蒸気抽出装置であって、上記内燃機関は、吸気装置と、内燃機関中で燃焼さ
れるべき空気と混合する燃料を供給する液体燃料噴射装置とを備え、上記燃料蒸
気抽出装置は、室内の燃料の液レベルを一定に維持するとともに蒸気空間を室内
の上記液レベルより上方に維持するよう機能する弁により燃料貯蔵タンクに接続
された揮発室と、該揮発室中の減圧を維持するために上記蒸気空間から蒸気を吸
引する手段とを備え、上記燃料噴射装置は、上記揮発室から液体燃料を吸引して
該燃料を燃料レールに圧力下で供給する燃料循環ポンプと、上記燃料レールから
計量された量の燃料を内燃機関の気筒へ分配する燃料インジェクターと、上記燃
料レール中の燃料圧力を一定に保つリリーフ弁と、未使用燃料を上記燃料レール
から上記揮発室へ戻す燃料戻し管とを備えており、リターン燃料の表面積対容積
比を大きく増大させることによりリターン燃料の蒸発を促進させる手段が、上記
揮発室の蒸気空間内に設けられている燃料蒸気抽出装置が提供される。
【0008】 蒸発を促進させる手段は、燃料を微細な液滴に霧化する手段とすることが出来る
。つまり、燃料は、大表面積の蒸発器上へ落ちるのが許容され得る。
。つまり、燃料は、大表面積の蒸発器上へ落ちるのが許容され得る。
【0009】 使用に際し、燃料は、蒸発器から又は、揮発室内の蒸気平衡を偏らせる減圧によ
り液滴から蒸発し、その過程で、蒸発潜熱を供給するために残りの燃料から熱を
引出すことにより、残りの燃料を冷却する。この熱は、燃料レールを通る循環及
び燃料ポンプ、エンジンブロックそしてエンジンルームからの排熱の取込みの後
で揮発室に戻る燃料に含まれる熱の伝達により、補充される。
り液滴から蒸発し、その過程で、蒸発潜熱を供給するために残りの燃料から熱を
引出すことにより、残りの燃料を冷却する。この熱は、燃料レールを通る循環及
び燃料ポンプ、エンジンブロックそしてエンジンルームからの排熱の取込みの後
で揮発室に戻る燃料に含まれる熱の伝達により、補充される。
【0010】 燃料が揮発室を通過する毎の燃料からの熱の伝達は比較的小さいものの、燃料が
高い流速で循環される場合でも、蒸気平衡を支援し安定した蒸発率を維持するの
に充分な熱をまだ抽出することが出来る。
高い流速で循環される場合でも、蒸気平衡を支援し安定した蒸発率を維持するの
に充分な熱をまだ抽出することが出来る。
【0011】 燃料貯蔵タンク内の揮発性液体燃料は、メタノールの様な単一成分の燃料であっ
ても、一定範囲の沸点を有するガソリンの様な炭化水素燃料の混合物であっても
良い。
ても、一定範囲の沸点を有するガソリンの様な炭化水素燃料の混合物であっても
良い。
【0012】 燃料蒸気を吸引し揮発室の蒸気空間内の減圧を維持する手段は、内燃機関の吸気
装置に通じる吸気通路のベンチュリ部としても、内燃機関主絞り弁より下流の内
燃機関の吸気装置内の低圧領域としても良い。あるいは、これらの手段は、内燃
機関により直接又は間接的に駆動される真空ポンプであっても良い。
装置に通じる吸気通路のベンチュリ部としても、内燃機関主絞り弁より下流の内
燃機関の吸気装置内の低圧領域としても良い。あるいは、これらの手段は、内燃
機関により直接又は間接的に駆動される真空ポンプであっても良い。
【0013】 前述の従来技術とは対照的に、本発明は、蒸気の利用度を調整するために揮発室
内の蒸気平衡を制御することに、依拠している。この過程は可逆的であり、蒸気
の液体との交換は、揮発室中に加えられる圧力に応じていずれの方向にも起こり
得て、蒸気空間中の圧力が更に低下する場合には蒸気が液体から出る一方、圧力
が高まる場合には蒸気が液体へ戻って行く。これには、それぞれが蒸気の交換速
度を減少させることになるであろう燃料の冷却又は加熱が伴なう。これを防止す
るため及び蒸気交換の速度を安定させるために、蒸発器中の安定した温度が維持
されなければならず、これは、再循環燃料を蒸発器に通し燃料と蒸発器との間で
熱を交換することにより熱損失又は熱利得を補充することにより、達成される。
内の蒸気平衡を制御することに、依拠している。この過程は可逆的であり、蒸気
の液体との交換は、揮発室中に加えられる圧力に応じていずれの方向にも起こり
得て、蒸気空間中の圧力が更に低下する場合には蒸気が液体から出る一方、圧力
が高まる場合には蒸気が液体へ戻って行く。これには、それぞれが蒸気の交換速
度を減少させることになるであろう燃料の冷却又は加熱が伴なう。これを防止す
るため及び蒸気交換の速度を安定させるために、蒸発器中の安定した温度が維持
されなければならず、これは、再循環燃料を蒸発器に通し燃料と蒸発器との間で
熱を交換することにより熱損失又は熱利得を補充することにより、達成される。
【0014】 本発明において、揮発室から燃料蒸気を抽出する目的で揮発室へ加えられるのは
減圧であるものの、いずれかの方向の上記の蒸気交換は、上記減圧が小さい負圧
から大きな負圧へ変化する又はその逆の動的な状態の下では、まだ起こり得る。
平衡が安定する時間定数は、揮発室中の蒸気容量に応じて変るであろう。この時
間定数は、揮発室内の蒸気貯蔵量を増加することにより、延びることがある。
減圧であるものの、いずれかの方向の上記の蒸気交換は、上記減圧が小さい負圧
から大きな負圧へ変化する又はその逆の動的な状態の下では、まだ起こり得る。
平衡が安定する時間定数は、揮発室中の蒸気容量に応じて変るであろう。この時
間定数は、揮発室内の蒸気貯蔵量を増加することにより、延びることがある。
【0015】 蒸発器は、細かい毛管又は多孔質粒剤からなる地とするのが、好ましい。平衡時
間定数を延ばすために、地の材料を蒸気貯蔵部として機能する化学的に活性なも
のとすることが出来、例えば、それは、活性炭から形成されてもよい。
間定数を延ばすために、地の材料を蒸気貯蔵部として機能する化学的に活性なも
のとすることが出来、例えば、それは、活性炭から形成されてもよい。
【0016】 本発明において、燃料噴射装置が作動してベーパーロックの危険性を無くする様
に設計された通常温度よりも高い燃料装置中のいずれかの場所に、いずれの時点
においても液体燃料が存在することはなく、所定の蒸発速度を保持するのに要す
る熱の量は、燃料噴射装置の循環流が充分に維持されていれば、適切となるであ
ろう。内燃機関の低負荷状態の下では、蒸気空間から引出される蒸気の量及び、
内燃機関へ噴射される液体燃料の量は、共に小さく、その結果、循環流が大きく
なり、所望の蒸発速度を支える要件を容易に満たすことになる。高負荷条件の下
では、内燃機関の燃料要求は高く、その結果循環流が小さくなることになる。結
果として、揮発室内で平衡状態で蒸気が交換される速度が低下することになるが
、この時に内燃機関はその出力を最大にするために蒸気が殆ど又は全くなしであ
ればより良く作動するので、それは問題とはならない。
に設計された通常温度よりも高い燃料装置中のいずれかの場所に、いずれの時点
においても液体燃料が存在することはなく、所定の蒸発速度を保持するのに要す
る熱の量は、燃料噴射装置の循環流が充分に維持されていれば、適切となるであ
ろう。内燃機関の低負荷状態の下では、蒸気空間から引出される蒸気の量及び、
内燃機関へ噴射される液体燃料の量は、共に小さく、その結果、循環流が大きく
なり、所望の蒸発速度を支える要件を容易に満たすことになる。高負荷条件の下
では、内燃機関の燃料要求は高く、その結果循環流が小さくなることになる。結
果として、揮発室内で平衡状態で蒸気が交換される速度が低下することになるが
、この時に内燃機関はその出力を最大にするために蒸気が殆ど又は全くなしであ
ればより良く作動するので、それは問題とはならない。
【0017】 蒸発器の大きな露出面積又はリターン燃料の微粒化の故に、蒸気平衡を偏らせる
減圧により、燃料蒸気のかなりの流れが揮発性液体から抽出され得る。この蒸気
流は、利用可能な露出面積と蒸気差圧の関数であり、この蒸気差圧は、蒸気空間
の減圧と蒸発器の温度における液体の飽和蒸気圧との差である。
減圧により、燃料蒸気のかなりの流れが揮発性液体から抽出され得る。この蒸気
流は、利用可能な露出面積と蒸気差圧の関数であり、この蒸気差圧は、蒸気空間
の減圧と蒸発器の温度における液体の飽和蒸気圧との差である。
【0018】 そこから燃料が蒸発し得る面積を大きくし、飽和蒸気圧よりも低い所定の減圧を
加えることにより、蒸発器より抽出される蒸気燃料部分の量は、安定した蒸気差
圧が維持される限り、燃料の重量の数パーセントから100%まで変化し得る。他方
で、蒸発器の冷却により飽和蒸気圧を低下させ結果として蒸発速度を低下させる
ために、蒸気差圧は蒸発過程中に変化することがある。
加えることにより、蒸発器より抽出される蒸気燃料部分の量は、安定した蒸気差
圧が維持される限り、燃料の重量の数パーセントから100%まで変化し得る。他方
で、蒸発器の冷却により飽和蒸気圧を低下させ結果として蒸発速度を低下させる
ために、蒸気差圧は蒸発過程中に変化することがある。
【0019】 本発明において、残りの燃料の温度は、燃料噴射装置内を循環し冷却効果に反作
用しそして加えられた減圧に従い安定蒸発速度を維持する燃料の流れにより揮発
室へ伝達される熱によって、ほぼ一定に維持され得る。
用しそして加えられた減圧に従い安定蒸発速度を維持する燃料の流れにより揮発
室へ伝達される熱によって、ほぼ一定に維持され得る。
【0020】 揮発室を出る蒸気分の瞬間的な流量は、弁の上流の蒸気の密度及び、弁の前後で
の圧力降下が知られていれば、計量弁により調整されることができ、そして、こ
れらは、揮発室内の圧力センサー及び温度センサーからの計側値を用いて、求め
ることが可能である。
の圧力降下が知られていれば、計量弁により調整されることができ、そして、こ
れらは、揮発室内の圧力センサー及び温度センサーからの計側値を用いて、求め
ることが可能である。
【0021】 蒸気及び液体の形態で内燃機関へ供給されるべき燃料部分のいずれの所望の比率
に対しても、合計燃料量を分割することが出来、各部分は、それぞれ蒸気計量弁
及び液体燃料インジェクターにより、内燃機関に対して別個に計量される。
に対しても、合計燃料量を分割することが出来、各部分は、それぞれ蒸気計量弁
及び液体燃料インジェクターにより、内燃機関に対して別個に計量される。
【0022】 アイドリング及び部分付加作動中には、燃料蒸気の大部分が内燃機関の吸気マニ
フォールドへ導入され得る一方で、揮発性燃料の元の成分をなすために残りの液
体燃料の適切な量が、吸気ポートへ別個に又は内燃機関のシリンダーへ直接に、
燃料噴射装置により分配され得る。
フォールドへ導入され得る一方で、揮発性燃料の元の成分をなすために残りの液
体燃料の適切な量が、吸気ポートへ別個に又は内燃機関のシリンダーへ直接に、
燃料噴射装置により分配され得る。
【0023】 高負荷作動中には、燃料蒸気を遮断することが出来、揮発性燃料の100%が液体燃
料噴射装置により分配される。
料噴射装置により分配される。
【0024】 ある範囲の比率の蒸気及び液体の流れ部分が揮発室から吸引され得る一方で、室
内の作動点はそれ自身の平衡状態に向け移動する。例えば、燃料噴射装置を通し
ていかなる燃料も加えられないことにより、液体部分が揮発室外に輸送されてい
ない場合には、蒸気が燃料の100%を輸送するであろう所まで、平衡状態が動くこ
とになる。他方で、減圧源を遮断することにより、蒸気部分が揮発室外に輸送さ
れない場合には、室内の蒸気圧は、飽和蒸気圧に等しくなるまで上昇することに
なり、そして、液体が燃料の100%を輸送することになる所まで、平衡状態が動く
ことになる。言い換えると、装置は、それが平衡に達するのに充分な時間が与え
られるならば、要求に従い反応することになる。
内の作動点はそれ自身の平衡状態に向け移動する。例えば、燃料噴射装置を通し
ていかなる燃料も加えられないことにより、液体部分が揮発室外に輸送されてい
ない場合には、蒸気が燃料の100%を輸送するであろう所まで、平衡状態が動くこ
とになる。他方で、減圧源を遮断することにより、蒸気部分が揮発室外に輸送さ
れない場合には、室内の蒸気圧は、飽和蒸気圧に等しくなるまで上昇することに
なり、そして、液体が燃料の100%を輸送することになる所まで、平衡状態が動く
ことになる。言い換えると、装置は、それが平衡に達するのに充分な時間が与え
られるならば、要求に従い反応することになる。
【0025】 動的な状態中においては、作動点が平衡に到達する時間定数は長くなるが、蒸気
部分の流量は、負圧を増大させること及び蒸発器中の蒸気貯蔵部から吸引を行う
ことにより、即座に増大されることがある一方で、燃料噴射装置に供給される液
体部分の流量は、上記2つの部分で消費される燃料の全組成が燃料貯蔵タンクか
ら吸い出される揮発性燃料の当初の組成と同じままである準平衡状態が未だ存在
する様な釣合いのとれるやり方で、即座に減少されることがある。結果として、
質量流量の釣合いは、動的な状態の下で一様に維持され得る。
部分の流量は、負圧を増大させること及び蒸発器中の蒸気貯蔵部から吸引を行う
ことにより、即座に増大されることがある一方で、燃料噴射装置に供給される液
体部分の流量は、上記2つの部分で消費される燃料の全組成が燃料貯蔵タンクか
ら吸い出される揮発性燃料の当初の組成と同じままである準平衡状態が未だ存在
する様な釣合いのとれるやり方で、即座に減少されることがある。結果として、
質量流量の釣合いは、動的な状態の下で一様に維持され得る。
【0026】 もし望むならば、更なる利点を得るために、あるエンジン作動時に短期間釣合い
を一時的に乱しても良い。例えば、冷間から内燃機関を始動する時に、燃料蒸気
の速やかで豊富な供給を、揮発室の蒸気貯蔵部から抽出し得る。これは、冷間始
動の質を高め、内燃機関の暖機中の排気を減少させることになろう。冷間始動後
すぐに、ライトオフ温度まで迅速に触媒コンバーターを加熱するために、蒸気が
、内燃機関の排気装置へ圧送され、触媒コンバーターの上流で燃やされても良い
。
を一時的に乱しても良い。例えば、冷間から内燃機関を始動する時に、燃料蒸気
の速やかで豊富な供給を、揮発室の蒸気貯蔵部から抽出し得る。これは、冷間始
動の質を高め、内燃機関の暖機中の排気を減少させることになろう。冷間始動後
すぐに、ライトオフ温度まで迅速に触媒コンバーターを加熱するために、蒸気が
、内燃機関の排気装置へ圧送され、触媒コンバーターの上流で燃やされても良い
。
【0027】 別の例では、ガソリン燃料中において、低沸点炭化水素が低オクタン価を有し、
高沸点炭化水素が高オクタン価を有し、上記2つの部分が燃料混合物全体につい
て平均オクタン価を形成することが知られている。それ故、少なくとも急加速モ
ードで燃料混合物が一時的に変化させられて高沸点炭化水素の方向に偏る場合に
は、耐ノック性という利点がある。
高沸点炭化水素が高オクタン価を有し、上記2つの部分が燃料混合物全体につい
て平均オクタン価を形成することが知られている。それ故、少なくとも急加速モ
ードで燃料混合物が一時的に変化させられて高沸点炭化水素の方向に偏る場合に
は、耐ノック性という利点がある。
【0028】 これを達成するために、急加速モード中に蒸気部分を減少させることと総体的に
内燃機関へ供給される液体部分を増大させることを不釣り合いに行なうことによ
り、本発明を利用することが出来る。この場合、燃料の全組成が完全に含まれる
様に、内燃機関に分配される燃料の最重量部分の量が増大される一方で、それに
対応した量の最軽量部分を蒸発器中の蒸気貯蔵部が吸収することになる。
内燃機関へ供給される液体部分を増大させることを不釣り合いに行なうことによ
り、本発明を利用することが出来る。この場合、燃料の全組成が完全に含まれる
様に、内燃機関に分配される燃料の最重量部分の量が増大される一方で、それに
対応した量の最軽量部分を蒸発器中の蒸気貯蔵部が吸収することになる。
【0029】 燃料貯蔵タンクに蒸気貯蔵キャニスターが取り付けられている場合には、蒸気キ
ャニスター用のパージ接続管を、本発明の燃料蒸気抽出装置と一体化することが
出来る。この場合、蒸気キャニスターがパージされる時に、その結果としての蒸
気と空気の流れが、室内の減圧を維持しながら、吸気装置へ向かう途中で揮発室
を通過する様に構成しても良い。パージされた蒸気の一部は凝縮して液相へと戻
る一方で、空気は蒸気と完全に飽和することになろう。
ャニスター用のパージ接続管を、本発明の燃料蒸気抽出装置と一体化することが
出来る。この場合、蒸気キャニスターがパージされる時に、その結果としての蒸
気と空気の流れが、室内の減圧を維持しながら、吸気装置へ向かう途中で揮発室
を通過する様に構成しても良い。パージされた蒸気の一部は凝縮して液相へと戻
る一方で、空気は蒸気と完全に飽和することになろう。
【0030】 本発明において、いかなる時にも、燃料を主燃料貯蔵タンクへ戻す必要はない。
その結果、燃料タンク内の温度及び圧力が上昇する危険性が最小限に抑制される
。このことは、燃料タンクの蒸発成分の放出規制に対する蒸気貯蔵キャニスター
への負荷を軽減し、法定の排出試験サイクル中のキャニスターの再生に必要なパ
ージ流を減らすことになる。
その結果、燃料タンク内の温度及び圧力が上昇する危険性が最小限に抑制される
。このことは、燃料タンクの蒸発成分の放出規制に対する蒸気貯蔵キャニスター
への負荷を軽減し、法定の排出試験サイクル中のキャニスターの再生に必要なパ
ージ流を減らすことになる。
【0031】 既知の従来技術の装置のあるものにおいては、負圧により、燃料を加熱すること
なしに、燃料蒸気が主燃料貯蔵部から直接抽出されている。本発明は、同様の原
理で作動するが、その様な従来技術の装置に対して、蒸気が連続的に発生されて
いるにも関わらず、燃料タンク中の燃料の質が次第に悪くならないという利点を
、有する。蒸発していない液体燃料部分は蒸気燃料部分と釣合った速度で常に消
費されるので、総体的に消費される燃料の組成は、燃料貯蔵タンク中に存在する
ものに正確に一致することになり、余計な液体が蓄積されることにはならない。
なしに、燃料蒸気が主燃料貯蔵部から直接抽出されている。本発明は、同様の原
理で作動するが、その様な従来技術の装置に対して、蒸気が連続的に発生されて
いるにも関わらず、燃料タンク中の燃料の質が次第に悪くならないという利点を
、有する。蒸発していない液体燃料部分は蒸気燃料部分と釣合った速度で常に消
費されるので、総体的に消費される燃料の組成は、燃料貯蔵タンク中に存在する
ものに正確に一致することになり、余計な液体が蓄積されることにはならない。
【0032】 好ましい実施例の詳細な説明 図面において、エンジン10は吸気マニフォールド16と、主絞り弁14と、ベンチュ
リ12を内蔵する吸気通路とを有する。エンジンの燃料噴射装置は、燃料インジェ
クター18によりエンジンの各シリンダーへ燃料を分配する燃料レール34に圧力下
で燃料を供給する循環ポンプ32を有する。燃料レール34内の圧力は、吸気マニフ
ォールド16より基準圧力を引くリリーフ弁36により調整される。過剰な燃料はリ
リーフ弁36により燃料戻し管38へと分離される。
リ12を内蔵する吸気通路とを有する。エンジンの燃料噴射装置は、燃料インジェ
クター18によりエンジンの各シリンダーへ燃料を分配する燃料レール34に圧力下
で燃料を供給する循環ポンプ32を有する。燃料レール34内の圧力は、吸気マニフ
ォールド16より基準圧力を引くリリーフ弁36により調整される。過剰な燃料はリ
リーフ弁36により燃料戻し管38へと分離される。
【0033】 ポンプ32と戻し管38は図に符号20で示す主燃料貯蔵タンクに直接接続されるのが
一般的であるが、本発明においては、それらは代わりに、はるかに少量の燃料を
収める揮発室30に接続される。揮発室30は、燃料リフターポンプ22を内蔵する供
給管24により主燃料タンク20に接続され、室30内の燃料のレベルは、フロート28
及び弁26を用いて一定に維持される。
一般的であるが、本発明においては、それらは代わりに、はるかに少量の燃料を
収める揮発室30に接続される。揮発室30は、燃料リフターポンプ22を内蔵する供
給管24により主燃料タンク20に接続され、室30内の燃料のレベルは、フロート28
及び弁26を用いて一定に維持される。
【0034】 蒸発器40は、室30の液レベルより上の蒸気で満たされる空間であって、燃料戻し
管38を介して戻される燃料の経路内に、配置される。リターン燃料は、蒸発器上
に噴霧され、後者は、燃料の薄膜で被覆される表面積が大きい様に設計される。
大きな表面積は、毛管の地又は、多孔質若しくは焼成したブロックを蒸発器40に
用いることにより、達成され得る。蒸発器40も室30内の燃料もいずれも加熱され
ることはなく、蒸発は、蒸気空間中の減圧、噴霧液滴の分散、蒸発器の大表面積
及び、リターン燃料が循環する間に集める様な熱に依存する。蒸発器40の地は、
動的条件の下で容易に抽出され得る蒸気の量を増加させるために、活性炭の様な
炭化水素貯蔵材料から形成されても良い。
管38を介して戻される燃料の経路内に、配置される。リターン燃料は、蒸発器上
に噴霧され、後者は、燃料の薄膜で被覆される表面積が大きい様に設計される。
大きな表面積は、毛管の地又は、多孔質若しくは焼成したブロックを蒸発器40に
用いることにより、達成され得る。蒸発器40も室30内の燃料もいずれも加熱され
ることはなく、蒸発は、蒸気空間中の減圧、噴霧液滴の分散、蒸発器の大表面積
及び、リターン燃料が循環する間に集める様な熱に依存する。蒸発器40の地は、
動的条件の下で容易に抽出され得る蒸気の量を増加させるために、活性炭の様な
炭化水素貯蔵材料から形成されても良い。
【0035】 揮発室中の蒸気空間を大気圧より低圧に維持するために、そこからつながるパイ
プ42が、第1パイプ46及び調整弁56を介してベンチュリ12へ接続され、そして第
2パイプ44及び制限弁54を介して吸気マニフォールド16へ接続される。パイプ46
はまた、パイプ48及び調整弁58を介して、それ自体がパイプ52により主燃料タン
ク20の目減り空間(ullage space)に接続されるベーパーキャニスター50へ、接続
される。ベーパーキャニスター50に貯蔵される燃料蒸気がベンチュリ12へ直接パ
ージされるのを可能とするようにパイプ48がパイプ46へ接続されている代わりに
、点線で示すパイプ48'により表される様に、パージ流を揮発室30を介してベン チュリ12へ導くことが可能である。
プ42が、第1パイプ46及び調整弁56を介してベンチュリ12へ接続され、そして第
2パイプ44及び制限弁54を介して吸気マニフォールド16へ接続される。パイプ46
はまた、パイプ48及び調整弁58を介して、それ自体がパイプ52により主燃料タン
ク20の目減り空間(ullage space)に接続されるベーパーキャニスター50へ、接続
される。ベーパーキャニスター50に貯蔵される燃料蒸気がベンチュリ12へ直接パ
ージされるのを可能とするようにパイプ48がパイプ46へ接続されている代わりに
、点線で示すパイプ48'により表される様に、パージ流を揮発室30を介してベン チュリ12へ導くことが可能である。
【0036】 アイドリング及び低負荷状態で、吸気マニフォールド16内に高い負圧が存在する
ことになり、その結果として、揮発室30内の燃料の蒸発速度が高まり、燃料要求
量のかなりの部分が、蒸気の形態でエンジンへ送られることになる。燃料の蒸発
されていない部分に対応する少量の液体燃料が、消費される燃料の組成が全体と
して燃料貯蔵タンク20に存在するものと同じに維持される様に、燃料噴射装置に
より供給されることになる。
ことになり、その結果として、揮発室30内の燃料の蒸発速度が高まり、燃料要求
量のかなりの部分が、蒸気の形態でエンジンへ送られることになる。燃料の蒸発
されていない部分に対応する少量の液体燃料が、消費される燃料の組成が全体と
して燃料貯蔵タンク20に存在するものと同じに維持される様に、燃料噴射装置に
より供給されることになる。
【0037】 エンジン負荷が次第に増大されると、吸気マニフォールド16中の圧力が大気圧に
向け上昇することになる一方で、ベンチュリ圧は空気流の増大と共に降下する。
調整弁54及び56の位置の適切な選択により、揮発室30内の負圧は、所望のいかな
る速度でも蒸気を供給する様に設定され得る一方で、燃料の元の組成を作るため
の燃料の釣合い部分が燃料インジェクターにより噴射される。この作動モード中
に、負圧だけでは、蒸気供給の速度を連続的に維持するのに充分ではないであろ
うが、燃料の大部分がループ32, 34, 36, 38を循環されるので、蒸発器40の冷却
は再循環する燃料により集められる熱により補償され蒸発速度は安定することに
なる。
向け上昇することになる一方で、ベンチュリ圧は空気流の増大と共に降下する。
調整弁54及び56の位置の適切な選択により、揮発室30内の負圧は、所望のいかな
る速度でも蒸気を供給する様に設定され得る一方で、燃料の元の組成を作るため
の燃料の釣合い部分が燃料インジェクターにより噴射される。この作動モード中
に、負圧だけでは、蒸気供給の速度を連続的に維持するのに充分ではないであろ
うが、燃料の大部分がループ32, 34, 36, 38を循環されるので、蒸発器40の冷却
は再循環する燃料により集められる熱により補償され蒸発速度は安定することに
なる。
【0038】 蒸気の形態での燃料のエンジンへの供給速度は、揮発室30内の現在圧力及び温度
と、調整弁54及び56の位置に応じて変る。エンジン制御装置は最初に、燃焼され
るべき燃料の合計量及び、蒸気及び液体の形態で供給されるべき部分を、決定す
る。一般的なエンジン燃料校正マップにより予め求められ得る様な、これらの変
数に基き、エンジン管理装置は、調整弁54及び56の位置を設定して所望の蒸気流
量を得たり、燃料インジェクター18のパルス幅を設定して所望の液体流量を得た
りすることが出来る。
と、調整弁54及び56の位置に応じて変る。エンジン制御装置は最初に、燃焼され
るべき燃料の合計量及び、蒸気及び液体の形態で供給されるべき部分を、決定す
る。一般的なエンジン燃料校正マップにより予め求められ得る様な、これらの変
数に基き、エンジン管理装置は、調整弁54及び56の位置を設定して所望の蒸気流
量を得たり、燃料インジェクター18のパルス幅を設定して所望の液体流量を得た
りすることが出来る。
【0039】 高負荷条件の下では、吸気マニフォールド14内に殆ど負圧はないが、ベンチュリ
12には高い負圧があることになる。しかしながら、その様な高負荷の下では、燃
料蒸気がエンジンの容積効率及び最大出力を落とすことになろうから、燃料蒸気
を供給することは望ましくなく、その理由により、燃料要求量が全て、噴射され
た液体燃料により合致される様に、弁56を閉じても良い。
12には高い負圧があることになる。しかしながら、その様な高負荷の下では、燃
料蒸気がエンジンの容積効率及び最大出力を落とすことになろうから、燃料蒸気
を供給することは望ましくなく、その理由により、燃料要求量が全て、噴射され
た液体燃料により合致される様に、弁56を閉じても良い。
【0040】 エンジンを運転するのに燃料蒸気が効率的に利用されているという事実は、ベー
パー・キャニスター50に貯蔵される様な蒸気の適切な使用を可能にする。キャニ
スター50からパージされる燃料は通常、キャニスター50を再生するよう制御され
ていない態様で吸気装置へ入れられるだけであるのに対し、揮発室30を通してパ
ージ流を送ることにより、エンジンへ計量されるべき燃料蒸気の合計量を求める
のに際しその様な蒸気流が考慮される。
パー・キャニスター50に貯蔵される様な蒸気の適切な使用を可能にする。キャニ
スター50からパージされる燃料は通常、キャニスター50を再生するよう制御され
ていない態様で吸気装置へ入れられるだけであるのに対し、揮発室30を通してパ
ージ流を送ることにより、エンジンへ計量されるべき燃料蒸気の合計量を求める
のに際しその様な蒸気流が考慮される。
【0041】 上述の様に、本発明は、作動圧力及び温度が自動的に動いて燃料蒸気に対する不
変の要求に合致するので、この要求に良く応える。蒸気の要求の突然の変化に応
えるためには、蒸気貯蔵部がバッファとして作用する必要がある。その様な蒸気
貯蔵部は、キャニスター50の形態で既に存在し、燃料蒸気に対する要求に突然の
変動が起こる時にはいつも、その中身を弁58を開くことにより用いることが出来
る。第2の蒸気貯蔵部は、活性炭の様な貯蔵材料を蒸発器40中に用いることによ
り、形成することが出来、それは、ベーパーキャニスター50よりも迅速に補充さ
れることになる。
変の要求に合致するので、この要求に良く応える。蒸気の要求の突然の変化に応
えるためには、蒸気貯蔵部がバッファとして作用する必要がある。その様な蒸気
貯蔵部は、キャニスター50の形態で既に存在し、燃料蒸気に対する要求に突然の
変動が起こる時にはいつも、その中身を弁58を開くことにより用いることが出来
る。第2の蒸気貯蔵部は、活性炭の様な貯蔵材料を蒸発器40中に用いることによ
り、形成することが出来、それは、ベーパーキャニスター50よりも迅速に補充さ
れることになる。
【0042】 上述の様に、エンジンの吸気装置へ燃料蒸気を供給すると共に、蒸気抽出装置中
に吸引ポンプを用い、エンジンの排気装置へ正圧下で蒸気を供給することが出来
る。
に吸引ポンプを用い、エンジンの排気装置へ正圧下で蒸気を供給することが出来
る。
【0043】 これは、例えば、冷間始動中又は長期間のアイドリング中のいずれかで、触媒コ
ンバーターの温度を上昇させるために、望ましい。
ンバーターの温度を上昇させるために、望ましい。
【0044】 上記実施例は、リターン燃料の表面積対容積比を高めることにより、蒸発を促進
させる手段として地を用いたが、同じ目的を達成するために他の手段を用いるこ
とも出来る。リターン燃料の表面積対容積比を大きく増大させ、それによりその
蒸発を促進させるために、例えば、リターン燃料は、噴霧ノズルを通り、揮発室
30へ入って行く間に微細な液滴へと霧化される様にされても良い。
させる手段として地を用いたが、同じ目的を達成するために他の手段を用いるこ
とも出来る。リターン燃料の表面積対容積比を大きく増大させ、それによりその
蒸発を促進させるために、例えば、リターン燃料は、噴霧ノズルを通り、揮発室
30へ入って行く間に微細な液滴へと霧化される様にされても良い。
本発明を、一例として、添付の図面を参照して説明する。
【図1】 本発明の蒸気抽出装置を有するエンジンの概略図を示す。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月31日(2000.1.31)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項9
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】発明の背景 特に船舶用途において、燃料貯蔵タンクから揮発性液体燃料が供給され、吸気装 置及びエンジン中で燃料されるべき空気と混合する燃料を供給するための液体燃 料噴射装置を持つ内燃機関用の、燃料蒸気抽出装置が知られている。この燃料蒸 気抽出装置は、室内の燃料の液レベルを一定に維持するとともに蒸気空間を室内 の上記液レベルより上方に維持する機能をする弁により燃料貯蔵タンクに接続さ れた揮発室と、該揮発室中の減圧を維持するために上記蒸気空間から蒸気を吸引 する手段とを有する。燃料噴射装置は、上記揮発室から液体燃料を吸引してこの 燃料を圧力下で燃料レールに供給する燃料循環ポンプと、上記燃料レールから計 量された量の燃料をエンジンの気筒へ分配する燃料インジェクターと、上記燃料 レール中の燃料圧力を一定に保つリリーフ弁と、未使用燃料を上記燃料レールか ら上記揮発室へ戻す燃料戻し管とを有する。その様な装置の例が、米国特許5,64 7,331号、5,115,784号及び5,579,740号そして国際特許公開WO89/06312号に見ら れる。 いくつかの国の船舶に関連する安全規則は、噴射装置から主燃料貯蔵タンクへの 燃料のリターンを禁止しているので、その様な装置が船舶に用いられている。そ の代わりに、燃料は別の室へ戻されて、燃料中のベーパーロックを回避するため に後者の室より蒸気を抽出する手段が採られている。これらの装置は、燃料を意 図的に分離してエンジン管理装置が異なった部分を最良に使用することを可能と するものではない。 US-5,373,825は、油の軽量成分を揮発させるために燃料タンクから分離した揮発
室を有し、重油を燃焼するエンジン用の燃料蒸気抽出装置を開示している。揮発
室内において、油が加熱要素により加熱され、油の軽量成分が略大気圧状態下で
加えられた熱により抽出される。大気は揮発室内に入れられて気化燃料と混合さ
れたのちエンジンの空気供給部へ輸送される。気化されていない残りの液体成分
も、燃料噴射装置により揮発室から吸引されて、エンジンの燃焼室内へ噴射され
る。エンジンへ噴射されない過剰な燃料は少量だけ、揮発室へ再循環される。
室を有し、重油を燃焼するエンジン用の燃料蒸気抽出装置を開示している。揮発
室内において、油が加熱要素により加熱され、油の軽量成分が略大気圧状態下で
加えられた熱により抽出される。大気は揮発室内に入れられて気化燃料と混合さ
れたのちエンジンの空気供給部へ輸送される。気化されていない残りの液体成分
も、燃料噴射装置により揮発室から吸引されて、エンジンの燃焼室内へ噴射され
る。エンジンへ噴射されない過剰な燃料は少量だけ、揮発室へ再循環される。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 発明の概略 本発明によれば、燃料貯蔵タンクから揮発性液体燃料が供給される内燃機関用の
燃料蒸気抽出装置であって、上記内燃機関は、吸気装置と、内燃機関中で燃焼さ
れるべき空気と混合する燃料を供給する液体燃料噴射装置とを備え、上記燃料蒸
気抽出装置は、室内の燃料の液レベルを一定に維持するとともに蒸気空間を室内
の上記液レベルより上方に維持するよう機能する弁により燃料貯蔵タンクに接続
された揮発室と、該揮発室中の減圧を維持するために上記蒸気空間から蒸気を吸
引する手段とを備え、上記燃料噴射装置は、上記揮発室から液体燃料を吸引して
該燃料を燃料レールに圧力下で供給する燃料循環ポンプと、上記燃料レールから
計量された量の燃料を内燃機関の気筒へ分配する燃料インジェクターと、上記燃
料レール中の燃料圧力を一定に保つリリーフ弁と、未使用燃料を上記燃料レール
から上記揮発室へ戻す燃料戻し管とを備えており、リターン燃料の表面積対容積
比を大きく増大させることによりリターン燃料の蒸発を促進させる上記揮発室の 蒸気空間内の手段を特徴とする 燃料蒸気抽出装置が提供される。
燃料蒸気抽出装置であって、上記内燃機関は、吸気装置と、内燃機関中で燃焼さ
れるべき空気と混合する燃料を供給する液体燃料噴射装置とを備え、上記燃料蒸
気抽出装置は、室内の燃料の液レベルを一定に維持するとともに蒸気空間を室内
の上記液レベルより上方に維持するよう機能する弁により燃料貯蔵タンクに接続
された揮発室と、該揮発室中の減圧を維持するために上記蒸気空間から蒸気を吸
引する手段とを備え、上記燃料噴射装置は、上記揮発室から液体燃料を吸引して
該燃料を燃料レールに圧力下で供給する燃料循環ポンプと、上記燃料レールから
計量された量の燃料を内燃機関の気筒へ分配する燃料インジェクターと、上記燃
料レール中の燃料圧力を一定に保つリリーフ弁と、未使用燃料を上記燃料レール
から上記揮発室へ戻す燃料戻し管とを備えており、リターン燃料の表面積対容積
比を大きく増大させることによりリターン燃料の蒸発を促進させる上記揮発室の 蒸気空間内の手段を特徴とする 燃料蒸気抽出装置が提供される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02M 55/02 350 F02M 55/02 350U Fターム(参考) 3G044 AA02 BA00 BA03 CA03 CA04 DA02 DA08 DA09 DA10 EA02 EA17 EA23 FA02 FA15 GA01 GA02 GA14 GA21 GA22 3G066 AA01 AA02 AB02 AD10 AD11 AD12 BA00 BA02 BA37 CB07U CC01 CD01 CD12 CE21 DC13 DC17 【要約の続き】 して機能する蒸発器(40)が、揮発室(30)の蒸気空間 に設けられる。リターン燃料は、蒸発器(40)と均質な 熱的接触をし、揮発室(30)内で減圧に晒された蒸発器 (40)の大きな面積に広がる。
Claims (10)
- 【請求項1】 燃料貯蔵タンク(20)から揮発性液体燃料が供給される内燃
機関(10)用の燃料蒸気抽出装置であって、上記内燃機関(10)は、吸気装置(
12,14,16)と、内燃機関中で燃焼されるべき空気と混合する燃料を供給する液体
燃料噴射装置とを備え、上記燃料蒸気抽出装置は、室(30)内の燃料の液レベル
を一定に維持するとともに蒸気空間を室(30)内の上記液レベルより上方に維持
するよう機能する弁(26)により燃料貯蔵タンク(20)に接続された揮発室(30
)と、該揮発室(30)中の減圧を維持するために上記蒸気空間から蒸気を吸引す
る手段(42)とを備え、上記燃料噴射装置は、上記揮発室(30)から液体燃料を
吸引して該燃料を燃料レール(34)に圧力下で供給する燃料循環ポンプ(32)と
、上記燃料レール(34)から計量された量の燃料を内燃機関の気筒へ分配する燃
料インジェクター(18)と、上記燃料レール(34)中の燃料圧力を一定に保つリ
リーフ弁(36)と、未使用燃料を上記燃料レール(34)から上記揮発室(30)へ
戻す燃料戻し管(38)とを備えており、リターン燃料の表面積対容積比を大きく
増大させることによりリターン燃料の蒸発を促進させる手段が、上記揮発室の上
記蒸気空間内に設けられている燃料蒸気抽出装置。 - 【請求項2】 上記燃料蒸気を吸引し揮発室の蒸気空間内の減圧を維持する
手段が、調整弁(56)を介した上記内燃機関の吸気通路内のベンチュリ部(12)
への接続管(46)を備えている請求項1に記載の燃料蒸気抽出装置。 - 【請求項3】 上記燃料蒸気を吸引し揮発室の蒸気空間内の減圧を維持する
手段が、調整弁(54)を介した内燃機関主絞り弁(14)より下流の上記内燃機関
の吸気装置内の低圧領域への接続管(44)を備えている請求項1又は請求項2に
記載の燃料上記抽出装置。 - 【請求項4】 上記燃料蒸気を吸引し揮発室の蒸気空間内の減圧を維持する
手段が、上記内燃機関により直接又は間接に駆動される真空ポンプを有する請求
項1、2又は3に記載の燃料蒸気抽出装置。 - 【請求項5】 上記リターン燃料の蒸発を促進させる手段が、リターン燃料
の通路内に配置された微細な毛管又は多孔質粒剤からなる地である前記請求項の
いずれかに記載の燃料蒸気抽出装置。 - 【請求項6】 上記地が、化学的活性材料からなりさらに蒸気貯蔵部として
の機能も有する請求項5に記載の燃料蒸気抽出装置。 - 【請求項7】 上記化学的活性材料が活性炭である請求項6に記載の燃料蒸
気抽出装置。 - 【請求項8】 上記リターン燃料の蒸発を促進させる手段が、リターン燃料
を微細な液滴に霧化する手段である請求項1乃至4のいずれかに記載の燃料蒸気
抽出装置。 - 【請求項9】 上記揮発室中の圧力及び温度を計測する手段を有し、内燃機
関管理装置が、現在の内燃機関作動状態と上記揮発室内の現在の圧力及び温度に
応じて上記内燃機関への蒸気及び液体としての燃料の流量を制御するよう作用す
る前記請求項のいずれかに記載の燃料蒸気抽出装置。 - 【請求項10】 上記燃料貯蔵タンク(20)には蒸気貯蔵キャニスター(50
)が取り付けられており、該蒸気貯蔵キャニスター用のパージ接続管(48, 48' )が上記燃料蒸気抽出装置内に組み込まれている前記請求項のいずれかに記載の
蒸気抽出装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9716156.6 | 1997-08-01 | ||
GB9716156A GB2327979A (en) | 1997-08-01 | 1997-08-01 | I.c. engine fuel vapour extraction system |
PCT/GB1998/002292 WO1999006689A1 (en) | 1997-08-01 | 1998-07-31 | Fuel vapour extraction system |
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---|---|
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---|---|---|---|
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---|---|
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GB (1) | GB2327979A (ja) |
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GB2354800A (en) * | 1999-10-02 | 2001-04-04 | Ford Global Tech Inc | System for purging a vehicle fuel vapour canister |
US6273072B1 (en) * | 2000-02-09 | 2001-08-14 | Paul E. Knapstein | Fuel system apparatus and method |
JP4416182B2 (ja) * | 2001-07-30 | 2010-02-17 | 株式会社ミクニ | 内燃機関の燃料供給系におけるベーパ除去装置 |
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