JP2001511903A - オートフォーカス顕微鏡システム用のアナログ回路 - Google Patents

オートフォーカス顕微鏡システム用のアナログ回路

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Abstract

(57)【要約】 オートフォーカス顕微鏡システム用のアナログ回路は、顕微鏡CCDカメラのビデオ信号から直接対象の焦点度を測定する。それから回路は、対象に焦点を合わせるために顕微鏡の対物レンズの位置を調整する目的でホストコンピュータにインデックスを返す。いくつかの異なる垂直位置でインデックスを比較することによってベストフォーカスが見つけられる。焦点度を求めるために採用される基準は、ビデオ信号スペクトルのエネルギー分布から得られる。信号はハイパスフィルタ、ゲート(スキャニングノイズを除去する)、スクエアラおよびインテグレータを通る。ビデオスペクトルの高周波エネルギーは、ベストフォーカスにおいて最大となり、光学系が焦点からはずれると、分布は低周波方向へ移動する。この発明のアナログ回路によって低コスト、リアルタイムのオートフォーカスが達成され、より高価な専用のリアルタイム画像処理ハードウェアを置換できる。

Description

【発明の詳細な説明】 オートフォーカス顕微鏡システム用のアナログ回路 発明の分野 この発明は、顕微鏡によって観察された画像の焦点が自動的に調整される、顕 微鏡検査の分野に関するものである。このような顕微鏡焦点の自動調整は”オー トフォーカス”と呼ばれる。この発明はオートフォーカスシステムの顕微鏡光学 系に起因する伝達関数の効果の元となるアナログ回路の組み込みに関するもので 、オートフォーカス機能をそこなうスキャニングノイズをなくし、照明の不安定 性の影響を修正する。 発明の背景 機械的不安定性、ガラススライドとカバースリップの不規則性、生きている試 料の運動および熱膨張の影響を克服するために、自動化された顕微鏡検査におい てオートフォーカスは不可欠である。オートフォーカスはこれらの制限を克服す ることができ、完全に自動化された定量的な顕微鏡検査における正確で再現可能 な測定を可能にする。多くの実験はオートフォーカスから恩恵を受けるだろう、 そしてそれが不可欠である例は次のものを含んでいる: (a)フィールドの深さが制限される高分解能での大きな区域のスキャニング (例えば、スライド当たり10,000の顕微鏡フィールドを持つ、頸部がんの スクリーニング)。 (b)時間的経過の実験(例えば、時間から日まで)。 (c)(a)と(b)を結合した時間的経過スキャニングの細胞数測定、ここ でオート・フォーカス・スピードは一時的分解能の基本的要因になる。 不安定などんなソースであっても、もし位置的変化がオートフォーカス修正よ りも長い時定数を持っているならば、オートフォーカスは補償するだろう。 オートフォーカスシステムは典型的に、スライド上の試料を拡大して観察す るために顕微鏡スライドが取り付けられている拡大光学系と調整可能なステージ を含む、自動化された顕微鏡を含んでいる。ステージに結合されたモータは、ス テージの位置の水平調整を行う。拡大光学系とステージ間の垂直(Z軸)調整の ための手段が用意される。これらは、対物レンズのZ軸位置を調整するための、 あるいはステージのZ軸調整による、手はずを含むことができる。カメラは、拡 大光学系を経由して拡大された画像を受け取り、オートフォーカス・エレクトロ ニクスに拡大された画像を代表する電子信号を送る。オートフォーカス・エレク トロニクスは、焦点度を示す関数によって信号を処理し、垂直調整装置に調整( あるいはエラー)信号を送る。これに応じて、垂直調整装置は、対物レンズある いはステージの垂直位置を調整し、拡大された画像の焦点を変更する。スライド 上の試料の自動翻訳(スキャニング)のために、オートフォーカスシステムにそ のほかの回路を含めることができる。 いくつかの方法が、分解能、コントラスト、およびエントロピを含んで、オー トフォーカスのためにテストされた。光学的分解能の測定はオートフォーカスを ロバストに、また正確に行うことが最近示された。Price,J.H.and Gough D.G. ,"Comparison of Phase-Contrast and Fluorescence Digital Autofocus for Sc anning Microscopy,",Cytometry 16,pp.283-297,1994。この実験的証拠は次 の論理的定義を補強する:最高の分解能は最良の焦点に起こる。画像の焦点がず れると細部がかすんで分解能は失われる。分解能は、高周波を分離するフィルタ を用いてフーリエ周波数スペクトルを解析することによって測定することができ る。そうして高周波の平方の和(信号パワー)を分解能の尺度として用いること ができる。スペクトルの用語でいうと、これはハイパス・フィルタまたはローパ ス・フィルタにすることができる。典型的なフィルタは、画像強度の第1導関数 の実行である。別のフィルタはラプラシアン・フィルタで、これは画像強度の第 2導関数の尺度である。ラプラシアン・フィルタはより卓越したハイパス特性を 持っており、より小さいスケールで分解能を測定する。平方は関数値の間の差異 を拡大する。 いろいろな基準を比較するために、オートフォーカスシステムは典型的に、Z 軸位置の関数として焦点関数を計算する。焦点関数の値は各Z軸位置におい て得られた画像から計算される.Princeらによると、ディジタルフィルタを用い る焦点関数のための典型的な式は、1次元ハイパス・フィルタを用いた画像iXY のたたみ込みから成り、不安定な照明の影響を軽減するために平方の和を得て、 正規化を行う。このような関係は式(1)に与えられる。 f(z)=ΣΣ([-12-1]*XY)2/[(1/XY of pixels)(ΣΣiXY)]2 (1 ) ここでZ=垂直位置で、iXYは位置(X,Y)における強度である。 アナログ焦点回路は、Ali Kujoory,M.,Mayall,B.H.and Mendelsohn,M.L. ,"Focus-Assist Device for a Flying-Spot Microscope".IEEE Transactions on Biomedical Engineering,20(2),pp.126-32.1973,およびJohnson,E.T.an d Goforth,L.J.,"Metaphase Spread Detection and Focus Using Closed Circ uit Television."Journal of Histochemistry and Cytochemistry,22(7),pp.5 36-587,1974.McKeogh,L.,Sharpe,J.,and Johnson,K.,は"A Low-Cost Au tomatic Translation and Autofocusing System for a Microscope".Meas.Sci .Techno.,6,pp.583-587,1995において、顕微鏡検査におけるオートフォーカ スのためのアナログ回路について述べている。しかしこれらの設計は、高周波フ ィルタの選定においてオートフォーカスシステムの伝達関数の影響を考慮してい ない。これらの今までの実施において考慮されていなかった追加の重要な特徴は 、ビデオ信号の水平ラインと照明不安定の修正のための正規化の間のフィルタ・ エンド効果を含んでいる。さらに、低い情報内容の画像では、水平ラインの末端 におけるフィルタのゆがみによって背景強度の変化が支配的になる可能性がある 。 発明の開示 この発明の目標は、たとえば、蛍光着色した生物試料のスキャニング顕微鏡検 査に使用するために低コストで、迅速、正確なオートフォーカスを実現すること である。 この発明は、顕微鏡、顕微鏡によって生成された拡大画像を代表するビデオ信 号のソース、およびフォーカス・インデックス信号に応じて顕微鏡の焦点を合わ せる自動顕微鏡焦点制御を有するオートフォーカスシステムに実行される。 この発明は、この文脈で、フォーカス・インデックス信号を生ずるアナログ回路 によって具体化される。回路は、ビデオ信号中のあらかじめ定められた周波数を 代表する、フィルタされた信号を供給するフィルタを含んでいる。フィルタされ た信号からスキャニングノイズを取り除くために、フィルタにトランジエント・ リムーバが結合される。トランジエント・リムーバに結合された平方回路は、フ ィルタされた信号のあらかじめ定められた周波数成分の大きさを平方する。平方 回路に結合されたインテグレータは、フィルタされた信号の周波数成分の大きさ の平方を積分することによって、顕微鏡の焦点度を代表するフォーカス・インデ ックス信号を生ずる。 回路はさらに、ビデオ信号に応じて平均照度信号を生ずるインテグレータを含 むことが望ましい。フォーカス・インデックス信号と平均照度信号の両方は、顕 微鏡の焦点位置を代表する焦点位置信号を生ずるために、オートフォーカスシス テムの制御においてプロセッサによって結合される。焦点位置に顕微鏡を調整す るために焦点位置信号を使用する。 スキャニングの組み合わせによってビデオ信号が生成されると仮定すると、ト ランジエント・リムーバはまた、フォーカス・インデックス信号が生成される拡 大された画像の区域を定義するために、ビデオ信号に課されたウィンドウをつく ることができる。 したがって、この発明の目的は、焦点度を代表するフォーカス・インデックス 信号を生ずる、オートフォーカスシステムのためのアナロク回路を提供すること である。 さらなる目的は、焦点位置信号を生ずるためにプロセッサによってフォーカス ・インデックス信号と結合されることができる平均照度信号のこのような回路に よる供給である。 図面の簡単な説明 この発明の目的、利点および特徴は、付図と関連して読む場合、以下の詳細説 明から一層容易にわかるだろう。ここで 図1は完全なオートフォーカス顕微鏡システムのブロックダイアグラムであ る。 図2はオートフォーカス顕微鏡システムのためのアナログ回路のブロックダイ アグラムである。 図3aと図3bは、図2のアナログ回路の動作を説明する波形のプロットであ る。 図4A,4B,4C,4Dから成る図4は、図2のアナログ回路を実行するた めのベストモードを説明する電子回路の概要図である。 図5は、図2と図4のアナログ回路を用いたオートフォーカス顕微鏡システム の使用による実験結果を説明するディジタルおよびアナログ焦点関数曲線を例示 するグラフである。 図6は、図1のオートフォーカス顕微鏡システムによる厚い細胞の単分子層に 対する、いろいろなズームにおけるアナログ焦点関数曲線を示すグラフである。 発明の実施態様 今、同じ参照数字が同じ要素を示す図を参照すると、図1に対物レンズ14, およびスライドを載せることができる顕微鏡ステージ16を含む顕微鏡12を含 むオートフォーカスシステム10が例示されている。ステージに置かれた顕微鏡 スライドの連続する区域が既知の方法によってスキャンされることができるよう に、ステージ16はXおよびY方向に動かすことができる。1つのこのような区 域が参照数字18によって示されている。顕微鏡は、蛍光着色された生物試料の 照明のための装置20および位相コントラストまたはほかの送られた顕微鏡照明 のための装置22を含んでいる。区域18の画像は、対物レンズ14とズームレ ンズ23を含む顕微鏡12の拡大光学系によって拡大される。おのおのの拡大さ れた画像は、組み合わされたスキャニングによって、拡大された画像を代表する 、そしてスキャニングの組み合わせのために必要ないろいろな同期成分を含む、 ビデオ信号を生ずるカメラ30によって獲得される。ビデオ信号は、ほかの機能 の中に画像プロセッサ38と焦点信号プロセッサ39を含む、プログラムされた 汎用ディジタルコンピュータ34に、信号経路32 を通って供給される。 ビデオ信号はこの発明を具体化するアナログ・オートフォーカス回路36にも 供給される。アナログ。・オートフォーカス回路36は、オートフォーカス・イ ンデックス信号、平均照度信号、およびトリガー信号を生じ、それらは信号経路 40,42および44を通ってそれぞれコンピュータ34のフォーカス・プロセ ッサ39に供給される。 コンピュータ34のフォーカス・プロセッサ39は、フォーカス・インデック ス、平均照度およびトリガー信号に応じて焦点関数信号を計算する自動顕微鏡焦 点制御を構成する。焦点関数信号は顕微鏡12の多数の焦点位置のおのおのに生 成される。これらはフォーカス・プロセッサ39によって結合されて、顕微鏡1 2の焦点位置を代表する焦点位置信号を生ずる。焦点位置信号は信号経路50に 供給され、対物レンズ14の位置を調整する既知の装置を制御するために使用さ れ、それによって顕微鏡12の焦点を合わせる。その他の信号は、ステージ16 のXおよびY位置を調整するために信号経路52に供給される。 アナログ・オートフォーカス回路36を含まないオートフォーカスシステムは 、米国特許第5,548,661号の12列、ライン28から14列、ライン36に述べ られており、それはこの参照によってそっくりそのまま組み込まれる。 ハードウェアおよび実験方法 この発明によるアナログ操作のための位相コントラストと明るい視野照明のた めに、オートフォーカスシステム10がつくられた。細胞は、Ph3の明るいフ ェーズ・コントラストをもつCF Fluor DL 40xC,0.85NA対物レンズによってNiko n Optiphor顕微鏡に画像を生ずる。画像はさらに,Nikon CCTV 0.9-2.25ズームレ ンズによって、7MHzの周波数応答をもつ、Dage VE-1000 CCD RS-170カメラ に拡大された。顕微鏡ステージ16は、蛍光画像細胞数測定のためにステッパ・ モータによってコンピュータ34の制御の下でX,Y平面内で動かされた。顕微 鏡ステージ16の制御は、マイクロステッピング・ドライバとAT ISA-busコンパ ティブル・コンピュータ・ボードによった。 焦点は、ピエゾエレクトリック・オブジェクティブ・ポジショナ(PIFOC)およ びE-S810.10クローズド・ループ・コントローラ(Polytec PI,Costa Mesa,CA) によって対物レンズ14の位置を変えることによって変えられた。≦1μmの移 動のために、対物レンズ14の位置は10ms間安定である。PIFOCの位置は、 コンピュータ34に組み込まれたKeithley Metrabyte(Taunton,MA)DAS 1600 データ・アキジッション・ボードのディジタル-アナログ(D/A)コンバータからの アウトプットによって制御された。12ビットD/Aコンバータは、PIFOCの100 μmの範囲を各24nmの4,096ステップに分割する。 RS-170ビデオ・インプット・ボード(imaging Technology Inc.によるVSI-15 0)を使用する画像プロセッサ38は、拡大された画像をビデオ信号の形でとら え、4.2MHzで3dBおよび8MHzで−12dB減衰のアンチ-アリアシ ング・フィルタを適用した。これらの値は、この発明のアナログ回路のフィルタ を設計し、それをディジタル・バージョンに応じてコンパチブルにするために参 照として用いられた。 アナログ回路の実行 この発明は、カメラ30のビデオ信号からの直接焦点度を測定し以前の設計の限 界を解決する、アナログ・オートフォーカス回路36を提供する。図2のブロッ ク・ダイアグラムおよび図4の回路図は、この新しい回路の機能要素を説明する 。デフォーカスの程度を求めるために採用された基準は、空間周波数の関数とし て拡大された画像に含まれる相対エネルギーであった。デフォーカスの下では、 拡大された画像の隣の要素は、かすんで見えるかあるいは平均化されて、高い方 の空間周波数の損失を生ずる。エネルギーは単調に変化して焦点で最大になるの で、これらの周波数において焦点位置の関数として相対エネルギーを測定するこ とによって、最適な焦点位置を決定するための基準が確立された。これらの仮定 は、焦点の基準のために高周波が使用される場合にのみ、位相コントラストに対 して適用できる。定周波数に関係するこれらの条件の下で、単調性はしばしば破 られる。Priceらの前掲報文。 アナログ回路36は、画像のエネルギーの尺度として、ビデオ信号の平方値の 積分で焦点関数を実現する。ビデオ信号は、焦点に最も大きく依存する高周 波を強調するために、平方する前にフィルタされる。式(2)は、アナログ回路 36とコンピュータ34によって遂行される処理を表している。回路の構成要素 に関して、フィルタ52は、ビデオ画像信号から周波数の範囲を選び、平方と積 分を行った後に、アナログ回路36は、平均照度値(IXY)(平均照度信号の大 きさ)とともにフォーカス・インデックス信号の大きさとしてコンピュータ34 に戻される、フォーカス・インデックス値∬(d IXY/dχ)2dχdyを生ずる 。 A/D変換後、コンピュータ34は、焦点信号プロセッサ39を使用して、平均 照度値を平方し、次いで割算を行い、焦点関数F(z)を生ずる: F(z)=∬(d IXY/dχ)2dχdy/(∬IXYdχdy)2 (2) 焦点関数の形は、焦点基準、顕微鏡とカメラの伝達関数、および画像化された対 象によって決定される。有用な焦点関数の特性は次の通りである: 1)単一モ ード性、1つのみ最大; 2)正確度、最大は焦点位置に生ずる; 3)再現性 、焦点関数曲線のシャープさ; 4)実行、焦点値の迅速な計算。Priceらの前 掲報文、およびGroen,F.C.A.,Young,I.T.,Ligthart,G.,"a Comparison of Different Focus Functions for Use in Autofocus Algorithms,"Cytometry 6 ,pp81-91,1985。アナログ回線は、もしそれらが最初の3つの特性についてデ ィジタル回路の性能に匹敵することができるなら、実施上ディジタル回路にまさ る実質的な利点を持っている。これは、従来のビデオ周波数で動作するアナログ の構成要素が相対的に至る所で入手できて安価だからである。 アナログ回路36は、ビデオ信号から直接焦点を測定する。カメラ30のアウ トプットは、従来通りのスキャンされビデオ・フォーマットであって、2つの組 み合わされたフィールドから成っている。アナログ部分はさらにフォーカス・イ ンデックス部と平均照度部に分けることができる。次の3つの信号がアナログ回 路36によってコンピュータ34に供給される;フォーカス・インデックス信号 、平均照度信号およびトリガーパルス。 今、図2と図4を参照すると、区域18の拡大された画像を代表するビデオ信 号は、ビデオ信号から水平と垂直のパルスを消去する従来のシンク・ストリッパ ー50に供給される。シンク・ストリッパー50のアウトプットは、伝達 関数 H(ω)を有するバンドパス・フィルタ52のインプットに送られる。フィ ルタは、上に述べた理由のためにビデオ信号の高周波成分を通過させる周波数応 答を持っている。フィルタ52は、画像信号中のあらかじめ定められた高周波を 代表する、フィルタされた信号を生ずる。フィルタされた信号は、トランジエン ト・リムーバル・エレメント56のインプットに結合されている、フィルタ52 のアウトプットに供給される。トランジエント・リムーバル・エレメント56は 、ビデオ信号から抽出された同期信号によってゲートされる。好ましい具体化で は、ゲーティングは、画像信号のスキャンラインのおのおのの最初と終わりに発 生したスキャニングノイズを消去する。実際には、トランジエント・リムーバル ・エレメント56はまた、ビデオ信号中の各スキャンラインに対して、スキャン ラインのそれぞれの末端がウィンドゥの末端を超えて伸びることによって、スキ ャンラインよりも短いウィンドゥを可能にする、ウィンドゥ・ジェネレータとみ なすことができる。垂直シンク・パルスの供給は、トランジエント・リムーバル ・エレメント56が、2つの組み合わされたフィールドのおのおのの上を動くこ とができる2次元ウィンドゥを生成し、典型的なスキャンされたフォーマットの ビデオのフレームを形成することを可能にする。トランジエント・リムーバル・ エレメント56は、平方回路58のインプットに結合されているアウトプットに 、スキャニングノイズを除去された、フィルタされた信号を供給する。平方回路 は、フィルタされた信号中のあらかじめ定められた周波数成分の大きさを平方し 、平方された大きさをインテグレータ60のインプットに結合されているアウト プットに供給する。インテグレータ60は、フィルタされた信号の周波数成分の 平方された大きさを積分し、サンプルおよびホールド回路62に供給される、ア ナログ形式のフォーカス・インデックス信号を生ずる。サンプルおよびホールド 回路62は、インテグレータ60によって生成された積分された信号の電圧の大 きさをホールドするためにゲートされる。積分された信号(フォーカス・インデ ックス信号)の電圧の大きさは、顕微鏡12の焦点度を代表する。フォーカス・ インデックス信号は、コンピュータ34への信号経路40に供給される。したが って要素52,56,58,60,62は、アナログ回路36のアナログ部分へ のフォーカス・イン デックス部を形成する。アナログ回路36の平均照度部は、シンク・ストリッパ ー50によってシンク信号をストリップされたビデオ信号を積分する、インテグ レータ68によって形成される。例えば、ビデオのラインに関してのインテグレ ータ68によるビデオ信号の積分は、ライン上の平均照度を代表する。インテグ レータ68の大きさはサンプルおよびホールド回路70によってサンプル、ホー ルドされ、そのアウトプットは信号経路42に供給される平均照度信号を形成す る。 アナログ回路36のディジタル部分は、垂直と水平のシンク部分のようなスキ ャニングノイズのすべてを含む、画像信号をそのまま受け取る制御タイミング回 路66から成る。制御タイミング回路66は、インテグレータ60と68の動作 をそれぞれサンプルおよびホールド回路62と70に連続的に同期させる、リセ ットおよびホールド信号を生ずる。さらに、制御タイミング回路66は、信号ラ イン46にトリガー信号を生ずる。 制御タイミング回路66はさらに、トランジエント・リムーバル・エレメント 56によって実現されるウィンドゥを形成するために必要なシンク信号を生ずる 。 ディジタルセクション 図2と図4を参照すると、水平および垂直パルスを抽出するシンク・セパレー タ80(LM1881,National Semiconductor.Arlington,TX)によって、制御タイ ミング回路66においてビデオ信号の同期パルスが検出される。このタイミング 情報は、焦点関数が実行される画像の区域を代表するウィンドゥをつくるために 用いられる。最低でも、ウィンドゥは水平ラインの末端にフィルタ52によって 生じた不連続性の除去を可能にする。アナログ回路36のこの部分は、処理のた めにビデオ・フィールドの任意の長方形の部分を選ぶためのマスク・ジェネレー タとして使用することができる;2つのモノステープル・マルチバイブレータの 時定数を変更することによって、垂直にまた水平にどんなウィンドゥサイズも定 義することができる。ウィンドゥの第1の部分は、フリップフロップ82aと8 2bによって確立される;第2の部分はフリップフロップ 83aと83bによって確立される。この種のアナログ・マスキングは、ビデオ ・ディメンジョン・アナライザに使用された。Yin,F.C.P.,Tompkins,W.R.Pe terson,K.L.およびIntaglietta M,"A Video-Dimension Analyzer,"IEEE Trans actions on Biomedical Engineering,19(5),pp.376-81,1972。ウィンドゥ情 報は、トランジエント・リムーバル・エレメント56のゲート増幅器84によっ て使用される。各ウィンドゥまたはビデオフィールドの後に、トリガーパルスが 生成される。制御タイミング回路66はまた、各フィールドの対応するアナログ 値のA/D変換のためにコンピュータ34をゲートする、連続する60Hzトリガ ー信号を発生する。 アナログセクション フィルタ52は、高速と安定性のために高いスルーレートと内部単位ゲイン周 波数補償を有する広い帯域幅のモノリシック増幅器90-96で実現される。このよ うな高周波、高速の増幅器は、低周波の装置よりも振動しやすい傾向がある。し かし、この不安定性は、増幅器のインプットとアウトプットの浮遊容量を減らす ことによって消去された。安定性の向上のために供給電源のバイパシングも用い られ、フィルタにおける避けがたい浮遊容量を補償するためにフィードバック抵 抗に並列に小キャパシタが追加された。 図3aは、水平ビデオライン100と、選ばれてそれに続いてアナログ処理さ れたアウトプットのプロットを示している。シンク・ストリッパー50は、波形 102について複合ビデオ信号のシンク部分を除去する。参照レベルはグラウン ドであって、シンクチップはマイナスであるので、アウトプットはシンクを除去 され、ブランキング・レベルをグラウンドに置くだろう。ビデオ信号のインプッ トがその同期化パルスをストリップされた後、信号はフォーカス・インデックス ・セクションのフィルタ52と照度インテグレータ68の両方にフィードされる 。 フィルタの操作増幅器9c-96(LT1220,Linear Technology Corporation,Milpi tas,CA)のおのおのは、4つの操作増幅器が第4等級のロウパス・セクション5 2aと第4等級のハイパス・セクション52bに配置された、2極アクティ ブ・バターワース(Butterworth)・フィルタ・コンフィグレーションで使用され る。顕微鏡12の光学系の伝達関数を代表する、ディジタルフィルタの応答に合 わせるために、2から4MHzの周波数応答が選ばれた。信号の減衰を補償する ために2.56のバンドパス・ゲインが使用された。広い帯域幅と要素の単位補 償によって、それ以上の注文設計なしで良好な性能が得られた。部品の正しい選 択によって、カットオフ周波数は増幅器の帯域幅に独立であり、ロウパス・セク ション52aとハイパス・セクション52bのそれぞれのR−Cネットワークに よってのみ決定される。明らかに、これらのネットワークは、手動で調整できる 要素を含んでもよい。波形104はフィルタのアウトプットを示す。 ウィンドゥされ、フィルタされた信号は、波形106と108に示されている ように、オフセット、増幅、平方がされる。フィルタされ、平方された信号は、 それからインテグレータ60によって1つのビデオフィールドについて積分され る。インテグレータ60は、各フィールドの終わりにキャパシタ110をりセッ トし、フォーカスインデックス計算のためにフィルタされた信号を積分し、ダイ オード114で、フィルタ52から意味のあるアウトプットがない間は、中間の 焦点をホールドするために、制御関数をリセット、積分、ホールドすることを含 んでいる。ホールド制御を欠く今までのアナログ・オートフォーカス回路の設計 は、画像特徴の間でフォーカス・インデックス・アウトプットの衰退を示した。 これは、図3aの波形109によって明らかに説明される。ここでは、平方され た波形108の部分に"dead space"のマークがついており、インテグレータ60 によって発生された積分信号の大きさは衰退していない。従来のインテグレータ の代わりにダイオード114をもつインテグレータ60を使用することによって 、フォーカス・インデックスが各ビデオフィールドに対する真の数学的積分によ り理想的に合うことが保証される。インテグレータ68のアウトプットは、キャ パシタ116とダイオード118によって同様に制御される。 平均照度セクションは、シンク・ストリップされたビデオ信号を受けて、1つ のフィールドについてこの信号を積分することによって平均照度を測定する. A/Dボードのために最終アナログ値を維持するためにサンプルおよびホールド回 路が使用される。この積分からの最終アウトプット、およびフォーカス・インデ ックスは、次にコンピュータ34のアナログーディジタル・ボードによって変換 される。新しい変換をスタートするために、各フィールドの終わりにトリガー信 号がコンピュータに送られる。フォーカス・インデックス、平均照度およびトリ ガーは、それらのそれぞれの立場で、通常はそれぞれ、コンピュータ34または 信号経路40,42と46に結合される。 アナログ回路36のウィンドゥイングが図3bに示されており、図2と図4の 参照によって理解することができる。スキャンラインの大きさのために、水平ラ インのブランキングに応じて、ビデオのどのラインに対してもフリップフロップ 82a-82bによって水平ウィンドゥパルス120がつくられる。垂直のブラ ンキングに応じて、フリップフロップ83a-83bによって垂直ウィンドゥパ ルス124が生成される。トランジスタラジオ-ダイオード回路126は、AN Dゲートとしてパルス120と124に応答し、両方のパルスが高い場合に、フ ィルタ52からのフィルタされた信号を平方回路58に伝達する。明らかに、ウ ィンドゥの寸法を選択的に調整するために、制御タイミング回路66のフリップ フロップとともにカウンティングまたはタイミングを用いることができる。 フォーカシング・ソフトウェア、オートフォーカス・アルゴリズム フォーカス・プロセッサ39において、アナログ回路36によって供給された トリガー信号に基づいて、フォーカス・インデックスおよび平均照度信号のアナ ログ値を得るためにインタラプト・サービス・ルーチン(ISR)が実行された 。このルーチンはまた、焦点位置、オートフォーカス回路からのアナログ値の獲 得、および正規化された焦点度の計算、を制御した。プログラムはCとアセンブ ラ言語で書かれた。CルーチンはMetaware High C(Santa Cruz,CA)でコンパ イルされた。インタラプト・サービス・ルーチンのためにPhar Lap(Cambridge, MA)アセンブラが使用された。 各フィールドの終わりにトリガーパルスはISRをスタートさせ、ISRは、 ベストの焦点を計算して設定するために、フォーカス・インデックスと平均照度 信号のアナログ値をCルーチンにアクセスできるアレイに転送する。 ベストの焦点を決定するために、コンピュータ34は、対物レンズ14のZ軸 位置が多数の焦点位置(Zi)によって順番に処理される、フォーカス・シーケ ンスを実行する。各焦点位置で、フォーカス・インデックスと平均照度信号の大 きさが取られて、式(2)により焦点関数値(F(Zi))が計算される。焦点関数 値は、コンピュータ34によって図1の130に記憶される。 各フォーカス・シーケンスの後、多数の位置についてコンピュータ34によっ て記憶されたフォーカス・インデックスを用いて、ベストの焦点を求めるために 加重平均が使用される。細胞成分の不連続な垂直分布によって、多数の極大値を 含む異常な形の焦点曲線が生ずる可能性がある。これらの理由で、加重平均 が使用される。ここで、Waは加重平均位置、zは垂直(Z軸)位置、Fzは1 つのz位置で得られた画像から計算された焦点関数(式(2))の結果、nは加重 の幕である。幕はピーク値を強調し平均は試料の3Dの性質の影響を減少させる 。 実験結果 顕微鏡画像コントラストは、試料の固有の特性ではない。むしろそれは(1) 照明光波と試料構造の相互作用と(2)顕微鏡のMTFとコントラスト発生モー ド、の結果である。ポイント(1)は試料構造と照明光波の条件の両方によって 決まり、ポイント(2)は照明の条件と試料を離れる光波がどのように処理され るのか、の両方によってきまる。Inoue,S.,"Video Microscopy",Plenum Press .New York,1986。 これらの実験では、オートフォーカスのための画像技術として位相コントラス ト顕微鏡検査が使用された。位相コントラストでは、透明な細胞によっても たらされる位相変化が強度の変化に変換される。Bom,M.and Wolf,E."Princi ples of Optics",Pergamon Press,1989。これは、画像にオートフォーカスを 実行するのに有用であるコントラストを作り出す。位相コントラストはまた、光 ハイパス・フィルタを実行する。Inoue,S.,"Video Microscopy",Plenum Press ,New York,1986。実験的に、位相コントラストはまた、焦点関数曲線にサイド ・ピークを表す傾向が強いことが示された。Price,J.H.らの前掲報文。したが って、単一モード性を保証するために高周波を注意深く選ぶことが重要である。 図5に、いろいろなZ軸位置における細胞単分子層の位相コントラスト実験の プロットが示されている。アナログとディジタルのバージョンによって類似の焦 点関数曲線が得られ、関数のピーク幅とシャープさは本来単一モードである。曲 線はメインロープの外側に減衰したサイドピークを示している。この挙動はユニ ット・ズームにおけるアンダーサンプリングによって激化される。倍率を増すと その結果Nyquistサンプリングになり、この挙動は消去される。フィルタの低い カットオフは、単調な挙動を仮定することが出来ないミッド・レンジの周波数を とらえる。サイドピークへ向かう傾向は、フォーカス・インデックス・システム の伝達関数の周波数応答の増大とともに減少するが、それはフィルタ、CCDカ メラ、および光学的伝達関数を含んでいる。 図6は、厚い細胞単分子層を使用した、アナログ・フォーカス・インデックス のプロットを示している。試料の3D構造は、ベストの焦点の差異をつくりだし 、焦点関数を広げる原因となる。試料の深さの増大はまた、サイドピークを増す ように思われる。このように、焦点曲線の形は、試料とシステム伝達関数の両方 によってきまる。特別の実験条件に対するサンプリング周期は、10μmの間隔 のマイクロメータ・スライドの画像を使用して校正された。Ixのズームで(4 0xの対象を使用)周期は303nmだった。分解能はRayleigh基準、d=1.22 λ/(NAobj+NAcond)によって与えられる。500nmの照明、0.52NAcond と0.85NAobjで、445nmの分解能が得られる。そうして必要なNyq uistサンプリングは、222.5nmである。したがって、Nyquistサンプリン グのために(303/222.5)=1.36xの倍率が必要で ある。いろいろの実用上の理由で、実際には、さらにオーバーサンプルしなけれ ばならない。Inoue,S.の前掲の報文。 この注意深く設計されたアナログ回路の主な利点は、性能を犠牲にしないで低 コストであることである。リアルタイム・オートフォーカスのためのディジタル 処理は、より高価な大きさの等級になる可能性のあるパイプライン・アーキテク チャをもつリアルタイム画像プロセッサの使用を必要とする。さらに、ディジタ ルフィルタの複雑さが増大すると、係数の付加が必要になり、それはさらにコス トを増加させるか、あるいはスピードを減少させる可能性がある。他方、ディジ タル・オートフォーカスは、リプログラミングを簡単な仕事にし、リアルタイム の操作に対して、導関数フィルタ(例えば、{1,−1}と{−1,2,−1} のハイパス・フィルタおよび{1,0,−1}のバンドパス・フィルタ)の不連 続な近似として簡単な1次元フィルタのためにディジタル画像処理資源を使用す ることができる。しかし、ディジタル画像処理のコストを仮定すると、この重要 な資源をほかの仕事のために解放する、同じ性能の安価なアナログ回路によるデ ィジタル実行の置換が、最も重要な検討すべき事項になるかも知れない。 一般にアナログ回路についての1つの欠点(少なくともそれらのディジタル等 価物に関する)は、ダイナミック・レンジが限定されることである。ディジタル ・ダイナミック・レンジは、ピクセルとグレイレベルの積の平方根に比例する。 アナログ処理はA/Dコンバータのビットの数に限定される。もちろん、アナログ ・ダイナミック・レンジが限定されることは、自動ゲイン制御回路の追加によっ て克服できるだろう。他方、アナログの実行は、任意の高いカットオフ周波数( カメラの限界まで)を可能にするが、ディジタル・バージョンではこの上限は画 像プロセッサによって設定される。これは、オートフォーカスの再現性を改善す るために一層シャープなフィルタ関数曲線を生成するために、フィルタ52の焦 点カットオフ周波数を顕微鏡の光学伝達関数に合わせることを簡単にする。CC Dカメラは768ピクセル/ラインが可能で、画像プロセッサ38は512ピク セル/ラインしかディジタル化しない、と仮定しよう。アナログ回路36によっ て、各ビデオカメラとフィルタ関数のマッチングおよび光 学伝達関数の結合を簡単にするために、フィルタ52に対してプラグイン・ヘッ ダを使用することができる。アナログ回路のフィルタ52は、画像プロセッサ3 8の分解能よりもずっと容易にかつ安価に変更することができる。 上記の詳細説明は、いろいろな具体化に適用されるとして、この発明の基礎的 な新しい特徴を示し、説明し、指摘したが、技術に熟達した人が、請求される発 明の精神と適用範囲から逸脱することなく、説明された装置の形式と詳細のいろ いろな省略と代用と変更を行うことができる、ということが理解されるだろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.顕微鏡、顕微鏡によって生ずる拡大された画像を代表する画像信号の発生源 、およびフォーカス・インデックス信号に応じて顕微鏡の焦点を合わせる自動顕 微鏡焦点制御、を有するオートフォーカス・システムにおいて、フォーカス・イ ンデックス信号を生ずるための回路、これは次のものから成る: 画像信号中のあらかじめ定められた周波数を代表する、フィルタされた信号 を供給するためのフィルタ; フィルタされた信号からスキャニングノイズを除去するためにフィルタに結 合されたトランジエント・リムーバ; フィルタされた信号の周波数成分の大きさを平方するためにトランジエント ・リムーバに結合された平方回路;および フィルタされた信号の周波数成分の平方された大きさを積分することによっ て顕微鏡の焦点を代表するフォーカス・インデックス信号を生ずるために平方回 路に結合されたインデックス・インテグレータ。 2.さらに画像信号に応じて平均照度信号を生ずるための照度インテグレータを 含む請求項1記載の回路。 3.焦点制御は、フォーカス・インデックスおよび平均照度信号に応じて顕微鏡 の焦点関数を代表する焦点位置信号を生ずるためのプロセッサを含む請求項1記 載の回路。 4.さらにフォーカス・インデックス信号が衰退するのを防止するためにインデ ックス・インテグレータのアウトプットに結合されたダイオードを含む請求項1 記載の回路。 5.さらに次のものを含む請求項3記載の回路: フォーカス・インデックス信号が衰退するのを防止するためにインデックス ・インテグレータのアウトプットに結合された第1ダイオード;および 平均照度信号が衰退するのを防止するために照度インテグレータのアウトプ ットに結合された第2ダイオード。 6.トランジエント・リムーバはフィルタ信号に一次元ウィンドゥを適用する 請求項1記載の回路。 7.トランジエント・リムーバはフィルタ信号に二次元ウィンドゥを適用する請 求項1記載の回路。 8.画像信号はビデオ信号である請求項1記載の回路。 9.スキャニングノイズはビデオ信号のスキャンラインの末端を含む請求項8記 載の回路、 10.フィルタは実質上顕微鏡の光学的伝達特性に等しい伝達特性を有する請求 項1記載の回路。 11.拡大された画像を代表するビデオ信号に応じて顕微鏡の焦点を制御するた めのオートフォーカスシステム、これは次のものから成る: 拡大された画像の焦点度を示すフォーカス・インデックス信号および拡大さ れた画像の平均照度の大きさを示す平均照度信号を生ずることによってビデオ信 号に応答するアナログ・オートフォーカス回路:および フォーカス・インデックス信号および平均照度信号に応じて焦点位置信号を 生ずるためにアナログ・オートフォーカス回路に結合されたコンピュータ顕微鏡 の焦点位置を示す焦点位置信号。 12.フォーカス・インデックス信号は拡大された画像の分解能を示す請求項1 1記載のオートフォーカス制御システム。 13.フォーカス・インデックス信号はビデオ信号のあらかじめ定められた周波 数に含まれるエネルギーを示す請求項11記載のオートフォーカス制御システム 。 14.アナログ・オートフォーカス回路はビデオ信号のバンドパス・フィルトレ ーションによってフォーカス・インデックス信号を生ずる請求項13記載のオー トフォーカス制御システム。 15.アナログ・オートフォーカスシステムはフォーカス・インデックス信号を 生ずる際にビデオ信号からすキャニングノイズを除去する請求項14記載のオー トフォーカス制御システム。 16.アナログ・オートフォーカス回路は次のものから成る請求項11記載の ビデオ信号中のあらかじめ定められた周波数を代表するフィルタされた信号を供 給するためのフィルタ; フィルタされた信号からスキャニングノイズを除去するためにフィルタに結合 されたトランジエント・リムーバ; フィルタされた信号の周波数成分の平方された大きさを積分することによって フォーカス・インデックス信号を生ずるために平方回路に結合されたインデック ス・インテグレータ。 17.さらに画像信号に応じて平均照度信号を生ずるための照度インテグレータ を含む請求項16記載のオートフォーカス制御システム。 18.焦点制御は、フォーカス・インデックス信号と平均照度信号に応じて顕微 鏡の焦点関数を代表する焦点位置信号を生ずるためのプロセッサを含む請求項1 7記載のオートフォーカス制御システム。 19.さらにフォーカス・インデックス信号が衰退するのを防止するためにイン デックス・インテグレータのアウトプットに結合されたダイオードを含む請求項 16記載のオートフォーカス制御システム。 20.さらに次のものを含む請求項16記載のオートフォーカス制御システム。 フォーカス・インデックス信号が衰退するのを防止するためにインデックス・ インテグレータのアウトプットに結合された第1ダイオード;および 平均照度信号が衰退するのを防止するために照度インテグレータのアウトプッ トに結合された第2ダイオード。 21.コンピュータは、各焦点位置で得られたフォーカス・インデックス信号値 と平均照度信号値を結合することによって多数の顕微鏡焦点位置のおのおのに対 する焦点関数値を生じ、また多数の焦点関数値を結合することによって顕微鏡の 焦点位置を代表する焦点位置信号を生ずる請求項11記載のオートフォーカス制 御システム。
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