JP2001510114A - ギヤシフト動作に反応する車両シフト装置 - Google Patents

ギヤシフト動作に反応する車両シフト装置

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JP2001510114A JP2000502954A JP2000502954A JP2001510114A JP 2001510114 A JP2001510114 A JP 2001510114A JP 2000502954 A JP2000502954 A JP 2000502954A JP 2000502954 A JP2000502954 A JP 2000502954A JP 2001510114 A JP2001510114 A JP 2001510114A
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Abstract

(57)【要約】 車両上の変速機のシフトを行うためのシフト装置システムは、種々のギヤ位置間を移動可能な手動操作シフトレバー(152、207)を有するシフト装置(150、図28)と、シフトレバー位置を検知するための、シフト装置上の電気検知装置(160、206)と、検知装置に接続され、検知装置からのシフトレバー位置を示す信号に基づいて変速機のギヤシフト制御を行うコントローラとを含む。コントローラおよび検知装置により、シフトレバー移動の速度もしくは加速度を測定できるシステムが提供され、コントローラは、該測定結果に従って変速機のシフト制御を変化させるようにプログラムされている。検知装置は、連続出力ポテンショメータ、離散出力ポテンショメータ、一連のスイッチ、膜ポテンショメータ、変形可能可変抵抗ポテンショメータ、光学もしくは機械的読取装置等の種々の異なるセンサの内の任意のものであることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は一般に、シフトレバーの様々な移動、特に様々な運転者の様々なギヤ
シフト動作に反応して車両変速機のギヤシフト動作の制御を行うための制御装置
及びセンサを含んだシフトシステムに関する。
【0002】 自動車が開発されたばかりの頃、ほとんどの自動車は、シフト動作の一環とし
てクラッチの切断/係合、シフトの速度、及びエンジンの毎分回転数(スロット
ル動作)の制御を別々に運転者が行う手動シフト変速機を備えていた。現在、米
国における車両のほとんどは自動シフト変速機を備え、運転者は単にシフトレバ
ーを所望のギア位置に入れ、アクセルを踏むだけで、車両システムがクラッチの
係合速度及びシフトのタイミングを自動的に制御するようになっている。より詳
細には、現在の自動車両において、運転者はシフトレバーをパーク、バック、ニ
ュートラル、及びドライブのギヤ位置に入れる。しかし、シフトレバーを所望の
ギヤ位置に入れる動作は、実際のギヤシフトの制御とは全く別のものであり、手
動シフト変速機システムが提供するような制御を運転者が行うことはできない。
運転者が、手動の車両用変速機のギヤシフト方法、即ちシフトレバーの操作と同
時にクラッチペダル、ブレーキペダル、アクセルペダルを操作する方法を覚える
必要の無い設計が望まれている。更には、現在の運転技術及び制御技術に適合し
たシステム、ならびに運転者がクラッチを操作したくなければ操作しなくても良
いシステムが提供されることが望まれる。即ち、シフト動作の制御権をより多く
運転者に戻しながらも、運転者が車両の操作方法を再度覚えることを強いること
なく、且つ運転者が自分の望みにより能動的にも受動的にもなることのできるシ
ステムが望まれる。また、現在の車両における電子車両システムを最大限に活用
し、且つ適合させることのできる技術を利用することが望まれる。
【0003】 現在の自動車メーカーのいくつかは、自動シフトモード(現在の自動変速機車
両シフト装置における「パーク」、「バック」、「ニュートラル」、「ドライブ
」ギヤ位置等)を有しながらも手動シフトモード(シフト装置が強制シフトアッ
プおよびシフトダウンギヤ位置間を移動可能または強制4速、3速、2速、1速
の間を移動可能)を有する自動変速機用シフトシステムの仕様の決定及び/又は
設計段階にある。これらの構成により、運転者は自動変速機においていくつかギ
ヤを強制的に切り換えることが可能になり、制御権がある程度運転者に戻される
ことになる。しかし、これらの既存のシステムは、上述のように、クラッチ、シ
フト速度、及びこれに対するエンジンの反応を運転者が直接的に制御したり影響
を与えたりすることはできず、制御権が「完全」に運転者に与えられることは無
く、また、運転者が初期の手動シフトシステムの操作感を得ることもできない。
例えば、既存のシステムにおいて、クラッチの係合及びギヤの係合は、せいぜい
車両の運転者がアクセルペダルを踏んだ時のその強度によって間接的に影響され
るのみである。運転者はクラッチペダルやクラッチコントローラを操作すること
によってクラッチを直接的に制御することは無い。シフトレバーをギヤ位置に入
れる速さも、クラッチ動作、エンジン/変速機パラメータ、または車両の動作に
直接的に影響しない。
【0004】 上記に加えて、ギヤ位置を切り換える時の、クラッチ係合の「感覚」に対する
好みは運転者によって違う。例えば、ある運転者は、シフトレバーがギヤ位置間
で移動される際に、粗く、激しい、「ハードなクラッチ」感を好み、他の運転者
は滑らかな、「ソフトなクラッチ」感を好む。同様に、シフト時のエンジン速度
及びエンジンのパフォーマンスに対する好みも運転者によって異なる。重要なこ
とは、特定の運転者の好みも時間とともに変化することである。例えば、道路が
雪又は氷で覆われ滑りやすくなっている場合と道路が乾燥していて良好なトラク
ションが得られる場合とでは運転者の好みは変わる。自動車メーカーは、様々な
タイプの消費者(スポーツカータイプまたは高級車タイプ等の運転者)向けに適
合された種々のシフト装置や変速機を数多く提供することを試みており、また、
シフト装置や変速機を特定の車両モデルを購入すると思われる消費者に適合させ
るように試みてきた。しかし、知り得る限りでは、自動車メーカーは、可変形で
あり、シフトレバー操作時における運転者のシフト動作に感応するシフト装置、
即ち、「リアルタイム」でシフト動作に変化をもたらし、その結果車両の動作に
も変化をもたらすことのできるシフト装置を有するシフトシステムを未だ開発し
ていない。
【0005】 最近の車両の多くは、ボーダン(Bowdan)トランスミッションケーブルまたは
ロッド型機械的リンク機構等により変速機に機械的に接続されたシフトレバーを
有するシフト装置を備えている。この理由の1つとして、変速機が設けられてい
る車両の下側における環境においても機械的接続手段の信頼性および確実性は非
常に高いと信じられてきたことが挙げられる。しかし、機械的に接続されたシフ
トレバーは高額で、比較的大きく、また多くの部品により構成されている。更に
、このようなシフト装置を車両に組付けることは労働集約的であり、貴重な組立
空間を占有してしまう。
【0006】 上記問題を解決し、且つ上記利点を有する改良されたシステムが望まれている
【0007】 本発明の第1の様相においては、車両用シフトシステムはギヤ位置間を移動可
能な車両変速機操作用シフトレバーを含むシフト装置と、シフトレバーが所望の
ギヤ位置に向かって動かされつ時の該シフトレバーの速度および加速度を検知す
るための検知装置とを有する。
【0008】 別の様相においては、本発明には車両上の変速機のギヤシフトを行うためのシ
フトシステムが含まれる。該シフト装置システムは種々のギヤ位置間を移動可能
な手動操作シフトレバーを有するシフト装置を含む。ギヤ位置ではない位置を少
なくとも1つ含む、シフトレバーの位置を検知するための検知装置がシフト装置
上に設けられている。コントローラが検知装置に作動的に接続され、該コントロ
ーラは、シフトレバーの位置および移動速度を示す信号を検知装置から受け取り
、この信号に基づいて変速機の切り換えを制御する構造になっている。コントロ
ーラおよび検知装置により、変速機の制御に使用するシフトレバーの位置および
移動速度を検知することができるシステムが提供される。
【0009】 本発明の更に別の様相においては、車両上の変速機のギヤシフトを行うための
シフト装置システムは、種々のギヤ位置間を移動可能な手動操作シフトレバーと
、シフト装置上に設けられ、シフトレバーの位置を検知するポテンショメータと
、検知装置に電気的に接続され、シフトレバーの位置を示す信号を検知装置から
受け取り、該信号に基づいて変速機の切り換えを制御するコントローラとを含む
【0010】 本発明の更に別の様相においては、車両上の変速機のギヤシフトを行うための
シフト装置システムは、種々のギヤ位置間を移動可能な手動操作シフトレバーと
、シフト装置上に設けられ、シフトレバーの位置を検知する膜型センサと、検知
装置に電気的に接続され、シフトレバーの位置を示す信号を検知装置から受け取
り、該信号に基づいて変速機の切り換えを制御するコントローラとを含む。
【0011】 更に別の様相においては、本発明には車両上の変速機のギヤシフトを行うため
のシフト装置システムが含まれる。該シフト装置システムは種々のギヤ位置間を
移動可能な手動操作シフトレバーを有するシフト装置を含む。シフト装置上のセ
ンサは、シフトレバーの位置を示す信号を出力する構造となっている。コントロ
ーラが検知装置に作動的に接続され、該コントローラは、検知装置から受け取っ
た信号に基づいて変速機の制御を行うような構造になっている。コントローラお
よびセンサにより、シフトレバーの移動速度を計算できるシステムが提供され、
コントローラは、該計算結果に従って変速機のシフト動作を制御するようにプロ
グラムされている。
【0012】 当業者であれば、以下の明細書、クレーム、および添付図面を参照することに
よって本発明の上記およびその他の特徴および利点をより良く理解できるであろ
う。
【0013】 初めに、本発明を取付けたり組み込んだりできるシフト装置を説明する。続い
て図23〜27において、本発明の改良点に焦点を当てて説明する。図面、特に
図1〜8を参照すると、参照番号10は金属又はプラスチック、好ましくはプラ
スチック製のベースを示す。シフトレバー12およびベース13を有するシフト
レバーアセンブリ11が、側部15を貫いて延びているシャフト14によりベー
ス10に枢着されている。直立支持部材16および17がベース10より上方に
延び、本実施例においてはガイドロッドであるガイド18を支持している。ガイ
ドロッド18は、ディテント部材21が取付けられているか、または一体形成さ
れているブロック20を有するディテントアセンブリ19を摺動自在に支持する
。従って、ディテント部材21を含んだディテントアセンブリはガイドロッド1
8上を摺動可能である。
【0014】 ディテント部材19は、ロッド23を有するストローク増倍アセンブリ(stro
ke multiplier assembly)22を含む機構によりシフトレバーアセンブリ11に
作動的に接続されている。ロッド23の一方の端23aが枢着ピン24によりシ
フトスティック12に接続されている。ロッド22の他端23bが枢着ピン23
cによりアーム26に枢着されている。アーム26の一端が枢着ピン27により
ベース10に結合され、他端28がリンクロッド30の一端29に枢着されてい
る。リンクロッド30の他端31がピン32によりディテントアセンブリ19に
枢着されている。
【0015】 図1〜6に開示された図面から明らかなように、ストローク増倍アセンブリ2
2はレバーアセンブリ11のピボット動作を増倍するために設けられている。該
ピボット動作はディテントアセンブリ19の摺動動作に変換され、その結果、デ
ィテント部材21が、ケーブル33が取付けられた変速機が要求するストローク
に適合するように、ベース10に沿って水平方向に適当な距離だけ摺動できる。
ストローク増倍アセンブリ22のこの構成は、ディテントブロック20の上部に
接続されたケーブルまたはロッド33により作動される任意の特定の変速機が要
求するストロークに適合するように変更できる。
【0016】 米国特許出願08/331358または米国特許第5402870号に記載さ
れたようなモジュール50がディテント部材21の側部に水平位置で取付けられ
る。また、モジュール50は、移動可能なディテント部材21に対して静止状態
に保たれる。なお、米国特許出願08/331358および米国特許第5402
870号の記載を本明細書の一部を構成するものとしてここに援用する。モジュ
ール50は、ロック位置においてはディテント部材21の「PARK」切り込み
「P」(図13)内へと延びるピン56の位置を制御する。ピン56の位置の制
御は、ピン56のロック位置またはアンロック位置を決定するトグルリンク機構
52が磁気によって引付けられたり反発したりすることにより行われる。図14
において最も良く開示されるように、トグルリンク機構52はハウジング53内
に取付けられ、3個のリンク58、59、および40を有する。これらのリンク
58、59、および40の一端が「Y」軸を中心として旋回できるように枢着ピ
ン41a上に枢着されている。リンク58の他端が固定軸「Z」を中心として旋
回できるようにピン42上に枢着される。リンク59の他端が枢着ピン43によ
りロッキング部材ピン56に枢着されており、「X」軸回りに枢動できる。ピン
43の両端は溝44b内で摺動可能である。ロッキング部材56がロック位置に
ある場合、「X」軸および「Z」軸の2軸は実質的に中心線「CL」上にあり、
「Y」軸は中心線「CL」から僅かだけ上に位置している。中心線「CL」と、
その上に位置する「Y」軸との間の距離は、モジュール50内のコイル55の上
端に当接しているリンク40の下端46により決定される。該距離は、トグルア
ンロック用部材56が適切な拘束力を提供するように決定される。即ち、「Y」
軸が中心線「CL」から離れるにつれ、ロック用ピンをロック位置から離脱させ
るのに必要な力が大幅に減少する。従って、中心線「CL」とその上の「Y」軸
との僅かな間隔は、ピン56に作用する拘束力が、ブレーキがかけられておらず
、且つハンドル12b(図6)に設けられたギヤ選択スイッチ61(図15)が
作動されていない場合に、運転者がピンをアンロック位置へ向かって移動させて
しなうことを防止するように決定されている。即ち、図15の回路により開示さ
れるように、モジュール50のコイル55を励磁させるためには、車両運転者に
より作動されるギヤ選択スイッチ61およびブレーキスイッチ62がいずれも閉
じている必要がある。「PARK」位置にあり、コイル55が非励磁状態にある
場合、S極である磁石45は通常はコア57に吸引される。
【0017】 図15は、電力を車両に供給する「バッテリー」と、電源の「オン」「オフ」
を行う「点火スイッチ」と、「ブレーキスイッチ」62および車両におけるその
他の公知の信号源からの信号を受け取る「ロジックモジュール」とを含むブロッ
ク図を開示する。「ロジックモジュール」および「ギヤ選択スイッチ」61は、
「コントロールモジュール」50のコイル55への電圧印加を制御することで上
述のように「コントロールモジュール」の制御を行う。以上全ては当業者にとっ
て周知の事実である。
【0018】 コイル55が励磁されると、コア57は、磁石45と同様にS極になる。この
結果、コア57は、リンク40の端に埋め込まれたS極である磁石45に反発力
を作用させる。リンク40はバンパ54に当接する位置へと上方に押しやられる
。バンパ54は弾性表面を有し、柔軟な接触が提供されるため、トグルジョイン
ト52が上方位置に到達した際に発生し得るクリック音を低減させることができ
る。トグルジョイント52は、上方に押しやられた際、ロック用部材ピン56を
駐車ギヤ「P」用切り込みから実質的に引き出し、シフトレバー12(図13参
照)をバックギヤ「R」位置ならびにニュートラルギヤ「N」およびオーバード
ライブギヤ「OD」位置に切り換えることが可能になる。ニュートラルギヤ「N
」およびオーバードライブギヤ「OD」位置のドウェル(dwell)がパークギヤ 「P」位置のドウェルに等しいことが注目される。シフトレバーがニュートラル
ギヤ「N」およびドライブギヤ位置にある場合、「ロジックモジュール」は、モ
ジュール50のコイル55を励磁するための条件からブレーキスイッチの作動を
外す。しかし、コイル55を励磁するには、ハンドル即ちノブ12b(図6)内
に設けられたギヤ選択スイッチ61を作動させる必要性は残る。従って、シフト
レバーを「OD」位置からギヤシフトする場合、3速ギヤ用切り込み「3RD」
に切り換えるためには、先にノブ12b内のスイッチ61を作動させる必要があ
る。
【0019】 シフトレバー12にギヤシフト感を付与するためにいわゆる鶏冠(rooster co
mb)70が設けられ、該鶏冠はシフトレバーアセンブリ11に直接接続されてい
るため、シフトレバーが心棒14を中心として枢動するのに従って移動する。ベ
ース10に固定されたブラケット72に取付けられた板ばね71は、その一端に
ローラアセンブリ73を有する。ローラアセンブリ73は、ピン74に枢動可能
に取付けられ且つ鶏冠70の波状起伏に係合しているローラ73a(図8)を有
する。
【0020】 図2〜6は図1のシフト装置機構と実質的に同一である。相違点としては、モ
ジュール50aの形状が図1に開示されたモジュール50の形状と僅かに異なる
ことが挙げられる。更に、図7〜9に開示された機構は図1〜6に開示された機
構とほぼ同一であることは明らかである。ただ1つの相違点として、モジュール
が、参照番号50bで示すハウジング内に設けられていることが挙げられる。
【0021】 図10には変形例が開示され、主な相違点は、参照番号19aで示されるディ
テントアセンブリを案内するガイド18にある。本例におけるディテント部材用
のガイド18は、ブロック20aが摺動可能に取付けられるチャネル18bを有
するスライドブロック18aである。開示されている通り、接続ロッド30aは
、1つの部品、或いは一体的に接続された要素であるブロック20aおよびディ
テント部材21を有するディテントアセンブリ19aに枢着されている。図10
にはサブアセンブリ80が開示され、図11にその詳細を示す。サブアセンブリ
80はモジュール50a、スライドブロック18a、およびディテントアセンブ
リ19aを有する。サブアセンブリ80は、異なる変速機のために異なる移動ス
トロークを有する種々のシフト装置に使用するのが有利である。実質的に全ての
サブアセンブリが、「パーク」ギヤ、「バック」ギヤ、「ニュートラル」ギヤ、
およびドライブギヤ用の種々の切り込みの位置を変更するだけで種々のシフトア
センブリに使用できる。ディテントアセンブリ19aは、一体化部品20aおよ
び21、或いは種々の方法で結合された別個の部品20aおよび21を有してい
ても良い。
【0022】 本シフト装置の1つの様相は、実質的に図11に開示されたサブアセンブリで
あって、スライドブロック18aがモジュール50aのためのハウジングに一体
的に結合されているサブアセンブリである。スライドブロック18aおよびモジ
ュール50aのためのハウジングを1つの部品として成形し、種々の異なるシフ
トアセンブリに取り付け得るようにすることが好ましい。
【0023】 図12は他の様相を示し、図1〜11のストローク増倍アセンブリ22が除去
され、接続ロッド30bがシフトレバーアセンブリ11およびディテントアセン
ブリ19aに直接的に接続されている。該接続は、端29aがピン29bにより
シフトレバーアセンブリ20aに枢着され、端31aがピン31bによりディテ
ントアセンブリ20aに枢着されることで成し遂げられる。図12に示す配置構
成により、ディテントアセンブリのストロークは非常に短くなる。また、図1〜
11に開示されたケーブルもしくはロッド33を使用して変速機を可動のディテ
ントアセンブリ19と接続することにより変速機のシフト動作を制御するのでは
なく、該シフト制御を、変速機のギヤ位置の各々に対応して種々の信号を発生さ
せることで電子手段により行うのに有用である。
【0024】 図17〜21は、モジュール50およびロック要素56に関連して上述のよう
に取付けられたディテントアセンブリ19aを有するシフト装置位置スイッチア
センブリを開示する。ディテントアセンブリ19aは、ディテント部材21と、
ブロック20aと、図16の「シフト装置位置スイッチ」の制御を行うスイッチ
パック90とを有する。ブロック20aは、一表面上に一連の小さな窪み91を
有する。これらの窪みは、スイッチパック90内に一列に設けられたスイッチ9
0a、90b、90cがディテントアセンブリの位置を判断するのに使用される
。ディテントアセンブリ19aが1つのギヤ位置から他のギヤ位置へと移動する
と、窪みの作用によりスイッチが種々の組合せで開閉される。その結果、シフト
レバー12の枢動、即ちシフトレバーがあるギヤ位置から別のギヤ位置へと動か
され、ディテントアセンブリ19aがシフトレバーアセンブリ11によって移動
されると、スイッチパック90により種々の信号が生成される。この結果、「シ
フト装置位置スイッチ」内で信号が生成され、該信号は図16の電子回路に示す
「電子制御変速機回路」へと送られる。即ち、スイッチパック90は変速機の電
子制御を行う信号を生成する。より多くのスイッチ組合せが必要な場合に3個以
上のスイッチを設置できることは明らかである。
【0025】 図22にシフト装置の別の実施例を示す。本実施例は、モジュール50cが、
図1〜9に開示したトグルリンク機構等のメカニカルアドバンテージを有さない
ソレノイドであること以外は図1〜9の実施例と同一である。本シフト装置の最
も広い様相においては、ロック用部材56を「PARK」位置において作動させ
るための作動可能な任意の手段を利用できることを理解すべきである。
【0026】 図23に示す変形例においては、シフトレバー12の位置を検知するために電
気的な多位置検知装置、即ちセンサ100が追加されている。更に、この検知装
置100は、オンボードコントローラ101、即ち車両上のコンピュータに作動
的に接続されている。図に示すコントローラ101は、検知装置からの入力を受
け取ることでシフトレバー12の速度を判断し、また、該コントローラは車両の
パワートレーン102に作動的に接続されることで車両の変速機、クラッチ、及
び/又はエンジンの制御を行う。コントローラ101がチップ、マイクロプロセ
ッサ、もしくはその他の処理装置を含んでいても良く、又シフト装置自体もしく
は車両内のその他の場所に設置しても良い。更に、コントローラ101は独立し
た一つのユニットであっても、車両パワートレーンを動かすための車両上のオン
ボードコントローラ即ちコンピュータとの一体部品であっても良い。図示の検知
装置100およびコントローラ101は、変速機の電子的シフト動作を可能にし
、また、シフト装置と変速機との間の機械的接続を排除し得る(即ち、ボーダン
トランスミッションケーブル及び/又はその他のロッド型機械的リンク機構を排
除し得る)シフト装置システムを構成するが、以下の説明からも明らかなように
、そのシフトレバー速度を検知する機能はボーダンケーブル等を使用するその他
のシフト装置システムと組み合わせることも可能である。また本発明は、ガスエ
ンジンシステム、電気自動車等の車両を作動させるための任意のパワートレーン
システムに使用できる。
【0027】 好都合なことに、本シフト装置システムは、シフトレバー12の移動速度を検
知、測定、及び/又は計算するようになっており、以下の説明のように、コント
ローラ101は、パワートレーンの制御を車両の運転者のシフト動作に応答して
変化させることができる。コントローラ101は、更に、シフトレバー12の加
速度を検知、測定、及び/又は計算することもできると考えらえれる。シフトレ
バーの速度及び/又は加速度を検知/測定/計算することは、いくつかの理由か
ら潜在的に重要及び/又は有用である。シフトシステムは、この情報により、い
つ変速機のギヤシフトを行なうかを予測することができる。この結果、シフト装
置システムは、シフトが行なわれる状況および車両運転者に対して反応性が向上
する。変速機ギヤ及び/又はクラッチの係合を可変にでき、これにより、同一車
両において、車両運転者のシフト動作に応じて、スムースに係合させたり短時間
で素早いく係合させたりすることができる。
【0028】 図示の検知装置100(図23)は、ディテントアセンブリ19の側部105に
取り付けられた膜型ポテンショメータ(membrane potentiometer)104と、モ
ジュール50aに取り付けられ、ポテンショメータ104に係合する、ばねによ
ってバイアスされたローラアセンブリ106とを有する。ローラアセンブリ10
6(図24)は、モジュール50aに固定された状態で取り付けらたハウジング1
07を有する。伸縮可能なキャリア108がハウジング内に伸縮自在且つ摺動自
在に取り付けられ、ばね108'により外方に付勢されている。ローラ109が キャリア108の端に回動自在に取り付けられている。ローラ109は、シフト
レバー12が、パーク「P」、バック「R」、ニュートラル「N」、ドライブ「
D」、及びロードライブ「L」ギヤ位置を含む種々のギヤ位置間で枢動されるに
伴いポテンショメータ104に沿って転動するように位置決めされている。
【0029】 ポテンショメータ104は、例えばスペクトラシンボル社(Spectra Symbol C
ompany、所在地:3101 West 2100 South, Salt Lake City, Utah 84119)によっ
て商標SoftPotの名称で、またはメントロンテクノロジー社(Memtron Te
chnologies Inc.、所在地:530 N. Franklin Road, Post Office Box 207, Fran
kenmuth, Michigan 48734)によって製造された膜型ポテンショメータである。 膜型ポテンショメータは104は複数の層110〜114(図24A)を有し、
その少なくとも二つの層(即ち、層112と114)は互いに押圧されて回路を
構成する。絶縁層113は、例えば少なくともギヤ位置PRNDを示す複数の個
別位置を規定する。或いは、絶縁層113は、電圧が連続的に変化する信号がポ
テンショメータから提供されるように構成されていても良い。この場合、該信号
はシフトレバーの位置を示すアナログ電圧信号である。好都合なことに、ポテン
ショメータ104は、比較的劣悪な環境条件においても動作可能であり、このこ
とは近年の車両シフト装置の多くで必要とされるものである。コントローラ10
1(図23)は、ポテンショメータ104からの信号をワイヤ115を通して受
け取るようにプログラムされている。
【0030】 好ましい形態においては、コントローラ101はタイマーを用いるか、及び/
又はプログラムにより、シフトレバー12の移動速度及び/又は加速度を測定し
、これに従って変速機の制御およびギヤシフトの制御を変化させる。例えば、コ
ントローラ101は、シフトレバー12の速い移動に応答して、変速機をより素
早く、粗く、且つ激しいギヤシフトおよびクラッチ係合を行うようにプログラム
できる。また、コントローラ101は、シフトレバー12の移動速度に反応して
エンジン回転数(rpm)を一時的に変化させるか、もしくは空気/燃料混合比
及び/又はスパークプラグの点火を適切に変化させるようにプログラムできる。
車両パワートレーンのために車両に備え付けられたコントローラに関する技術分
野における当業者であれば、コントローラを上記のようにプログラムできると考
えられるため、本発明を理解するために該プログラムの詳細な説明およびその方
法をここで述べる必要はない。該プログラムはユーザの好みや期待に基づくもの
であり、また、自動車メーカーにより指定されるものである。また、車両電子シ
ステムの実際のパラメータ及び状態によっては、望ましくない電気ノイズ及び/
又は車両及びシフト装置の振動によるセンサの誤検出を抑制または排除すること
が必要な場合がある。このような場合、車両電子工学分野の当業者であれば、必
要に応じて電子部品を使用し、電気ノイズ及び/又はセンサの誤検出を抑制また
は排除することができる。
【0031】 ポテンショメータが定義する個別のギヤ位置の内、ギヤ位置PRNDLと関連
付けられていない一つ以上の個別位置を使用することにより、特にシフトレバー
が特定のギヤ位置がら出たり入ったりする際におけるシフトレバー速度を計算す
るのに必要なデータを得ることができる。例えば、ある個別のセンサ位置を、ド
ライブギヤ位置「D」を規定する個別センサ位置の直前に配置することによりシ
フトレバー12がドライブギヤ位置「D」に入れられる寸前にシフトレバー12
の位置を検知することが可能になる。この結果、シフト装置は変速機のシフトを
予測できる。シフトレバー12が実際にドライブギヤ位置「D」に到達するまで
の経過時間を検知することにより、コントローラがシフトレバー速度を計算し、
該計算に従って変速機のギヤシフトの制御を変化させることができる。
【0032】 図25はポテンショメータ100の代わりに使用することのできるもう一つの
ポテンショメータ104Aを示す。ポテンショメータ104Aは平行な1組の抵
抗を有する導電性ストリップ120および121を有する。ローラ109は導電
性であり、ストリップ120および121に沿って転動することによりストリッ
プ120および121間に回路を作る。従って、ストリップ120および121
ならびにローラ109により作られる回路はシフトレバー12の位置により変化
する。この変化する長さは、シフトレバー12の位置に対応する可変の抵抗値を
表す。従って、ストリップ120と121との間の電圧により、シフトレバー1
2の位置を連続的に反映するアナログ信号が生成される。
【0033】 図26は、センサ100の代わりに使用できるもう一つのセンサ100Bを示
す。センサ100Bは複数のホール効果センサ130を有し、シフトレバー12
のギヤ位置PRNDLの各々に少なくとも一つのセンサが対応する。センサ13
0の各々はローラ109が近づくと、ローラ109の位置を検知する。図示のセ
ンサ130のいくつかはギヤ位置PRNDLの間に配置され、シフトレバー位置
およびシフトレバー速度についての付加データを提供する。
【0034】 ローラ109を、センサ100Bに物理的に接触しないように変形することが
でき、代わりに物理的接触のない近接検知を可能にすることにより摩耗が排除さ
れ、システムの調節を物理的でなく電子的に行い得ることにより組立性が改善さ
れる。更に、センサの作動/非作動特性を変化させるようにセンサのヒステリシ
スを調節したり等、より高度な調節が可能である。更に上記のようなセンサおよ
びセンサ技術は、ホール効果センサをHALL200という名称および同様の製
品名で販売しているインディアナ州、アンゴラ市におけるITT社(ITT Compan
y)等の種々の企業から入手可能である。
【0035】 図27は、一端140がシフトレバー12に取り付けられ、もう一つの端14
1がモジュール50a等の固定部位に取り付けられているセンサ100Cを開示
している。センサ100Cは、シフトレバー12がギヤ位置間を枢動するに伴っ
て曲がり、且つ変形する本体部142を有する。本体部142は、屈曲されるに
伴ってその抵抗が変化する材料で作製されるため、常にシフトレバー12の位置
を表すアナログ出力電圧を出力する。従って、本体部は連続可変の抵抗ポテンシ
ョメータのような働きをする。センサ100Cは、適切な許容(forgiving)/ 伸張可能回路が印刷された弾性膜等の伸張可能センサと置き換えることができる
。或いは、シフトレバー12とモジュール50a等の固定部位との間に取り付け
られた伸縮自在のポテンショメータと置き換えることもできる。
【0036】 センサ装置100、100B、および100Cならびにポテンショメータ10
4、104A、および104Bは、米国特許5277077号、5220984
号、および5211271号に示されるシフト装置等の、従来の構成を有するシ
フト装置に対して使用できる。なお、上記米国特許の内容を本発明書の一部を構
成するものとしてここに援用する。本ギヤシフト技術は手動シフト装置に対して
も使用でき、また、特に、オートモーティブプロダクツ(Automotive Products
所在地:Kongsberg AS, Dymygrate 45, Post Office Box 62, N-3601 Kongsberg
, Norway)社等によって製造された自動クラッチ手動変速機に使用されるシフト
装置に対して使用できる。例えば、検地装置及び/又はポテンショメータを、H
型シフトパターンを有する手動シフト変速機のシフトレバーの直交型シフト経路
に沿って配置することができる。
【0037】 本発明を具体化したシフト装置150(図28及び29)は、ベース151と
ベース151に枢着されたシフトレバー152とを有する。ベース151には、
該ベースを車両フロアパンもしくはその他の部品に取り付けるために形成された
開口フランジ154を有する底部153が含まれる。間隔を空けて配置された一
組のピボットマウント155および156が底部153の両側に形成されている
。ピボットマウント155および156は位置合わせされた開口を有し、後述の
ように、シフトレバー152を枢着するための圧力ばめピボットピン157を受
け入れる構成となっている。アーチ158がマウント155の上方に形成され、
該アーチ158は連続出力のポテンショメータ160もしくは前述のセンサ等の
その他の検知装置を設けるための円弧状表面159を有する。つめマウント16
1(図29)がピボットマウント156のほぼ真上且つ内側に形成されている。
つめマウント161は支持壁162および163、ならびに補強リブ164およ
びシフトレバー止め具165により支持されている。支持壁162には、以下に
説明する理由から開口166が形成されている。ベース全体の高さ(ベースピボ
ットからセンサまでの高さ)は変化させることができるが、検知装置の感度およ
び関連する電子制御システムによっては1インチ以下まで低くすることが可能で
あると考えられる。例えば、ほんの数ミリのストロークでも充分に動作するセン
サが幾つかある。この結果、シフト装置の底部は、安全且つ確実な動作のための
十分な移動距離を得るために寸法をより大きくする必要がある機械的システムと
比較して、予想以上に驚くほど小さく作製されることが可能になる。
【0038】 シフトレバー152は、ポスト168(図30)および該ポスト168の基部
に取り付けられた成型ピボット169を含む。ポスト168の頂部にはハンドル
170が取り付けられ、該ハンドル170にはばねにより外方へ付勢された起動
ボタン171が含まれる。該起動ボタン171は、車両シフト装置制御システム
に作動的に配線されたスイッチ172を閉じるために移動可能/押し込み可能に
なっている。ポスト168、成型ピボット69、及び/又はハンドル170は、
必要に応じて単一成型品として一体成型できることが注目される。成型ピボット
169には、ピボットピン157を受け入れるための孔を有する拡大された横方
向伸長部173が含まれる。ピボットピン157は、ピボットマウント155及
び156内に圧力ばめもしくはスナップ固定され、また、該ピボットピン157
の両端に取り付けられたクリップもしくは留め具またはシフトレバー用ピボット
ピンを保持する技術において既知のその他の方法によりピボットマウント内に保
持され得る。
【0039】 ディテント形成壁175(図30)が成型ピボット169上を前方に且つ伸長
部173に対して直角に延びている。ディテント形成壁175は、上面176お
よび内面177を含む。ローラ179、ローラキャリア180、板ばね181を
有するアーム178(図28および30)がスクリュー182により上面176
に取り付けられることにより、シフトレバー152がギヤ位置間を枢動するに従
ってローラ179がポテンショメータ160に沿って移動する。本発明には、ポ
テンショメータ160およびローラ179を、その他の検出器ユニット、即ち光
学的、機械的、磁気的、電気的、およびその他の検知装置と置き換えたものも含
まれると考えられる。
【0040】 円弧状チャネル183(図30)がディテント形成壁175の内面上に形成さ
れている。チャネル183には、パークギヤ「P」、バックギヤ「R」、ニュー
トラルギヤ「N」、ドライブギヤ「D」、2速ギヤ「2」、および1速ギヤ「1
」を含む種々のギヤ位置を規定する複数の窪みが含まれる。各ギヤ位置の窪みの
側部表面は角度がつけられ傾斜しており、後述のように、つめが窪みと係合した
際に、選択されたギヤ位置窪みの中央に向かって所望の偏倚力が発生される。
【0041】 電気機械的に動作するつめモジュール190(図29)が、ベース151のつ
めマウント161に取り付けられている。モジュール190は、フレーム191
と、伸長可能なロッド193(図30)を備えたボイスコイルアクチュエータ1
92と、バイアス用ばね194’を備えたトグルリンク機構194と、チャネル
183内の窪みと係合するつめ195とを含む。フレーム191は、スクリュー
もしくは留め具によりつめマウント161に取り付けられている。トグルリンク
機構194と、つめ195と、ロッド193を備えたボイスコイルアクチュエー
タ192とが相互に作動的に接続され、フレーム191上に取り付けられている
。この相互接続構造については、前記図11および14に関する説明において詳
述した。好都合なことに、ボイスコイルアクチュエータ192は電気的に動作可
能であり、様々なバイアス力を発生させる。即ち、チャネル183内に向かって
つめ195に加えられるバイアス力を変化させることができ、シフトレバー15
2のシフト動作時に車両運転者に対して所望のシフト感覚を提供できる。図示の
シフト装置におけるボイスコイルアクチュエータ192の使用は新規であり、自
明でないものと考えられる。
【0042】 ボイスコイルは、小さく且つコンパクトでありながら電磁石より効率的に動作
する点で有利である。ボイスコイルは、様々な大きさの力により二つの相反する
方向のいずれかの方向に偏倚させることができる点で有利である。この結果、ボ
イスコイルは、ギヤ位置の感覚を提供する機能、シフトレバーをギヤ位置で止め
ておく機能、およびシフトレバーをパーク位置でロックする機能等の複数の機能
を提供できる。
【0043】 図31は、円弧状表面159にバーコードストリップ200を備え、ブラケッ
ト202によりシフトレバー152の表面176に取り付けられたバーコードリ
ーダ/センサ201を有するシフト装置150Aを示す。該装置構成はストリッ
プ200上のバンドを数えたり読み取ったりすることでシフトレバー位置を検知
する光学エンコーダを形成する。必要であれば、「ゼロ」位置をストリップ20
0上に印刷することも可能である。
【0044】 図32は、機械的エンコーダ205がピボットマウント155及び回転可能な
ピボットピン157に作動的に取り付けられたシフト装置150Bを示す。シフ
トレバー152が回転するとピボットピン157が回転し、その結果、エンコー
ダ205の内部が回転し、シフトレバー150Aの移動が検知される。シフト装
置の設計の機能的な仕様および要求に従って、シフトレバー152の角度位置に
関してエンコーダが提供するデータの量をより多くしたり少なくしたりできる。
【0045】 図33は電子回路の一例をブロック図で示し、該回路は本発明のシフト機構か
ら得られた情報を処理したり或いは転送したりするのに使用される。図33にお
いて示されるように、電子回路は、全体が参照番号207で示される、好ましく
はシフトレバーの移動及び位置を検知するためのセンサ206を一つ以上有する
。電子回路は更にセンサ206と接続されたコントローラ208を有する。コン
トローラ208はセンサ206からの出力を分析し、該センサ206からの出力
に基づいてシフト機構207の位置および速度を判断し、コントローラ208の
内部メモリ(非図示)もしくは外部メモリのいずれかに前もってプログラムされ
保存された基準に基づいてパワートレーン(エンジンおよび変速機)出力/制御
信号を生成する。使用するセンサ206のタイプによっては、コントローラ20
8が引き続き処理を行うために、センサ206からのアナログ出力をデジタル数
値に変換するアナログ−デジタル(A/D)変換器209を設けても良い。
【0046】 電気分野の当業者であれば理解できるように、A/D変換器209は、センサ
206とコントローラ208との間に接続される独立した部品であっても、セン
サ206もしくはコントローラ208のいずれかと一体の部品であっても良い。
【0047】 コントローラ208には、好ましくは、多くの車両において通常備え付けられ
る車両システム制御プロセッサもしくは変速機制御プロセッサ等のプログラム可
能なマイクロプロセッサが含まれる。或いは、変速機制御プロセッサと対話する
ための独立したプロセッサを設けても良い。該独立したプロセッサは、シフト機
構に近接した位置または車両内のその他の任意の位置に設置できる。本発明の原
理によれば、このようなプロセッサが備える必要のある重要な機能として、セン
サ206から出力信号を受け取ることができ、且つ車両変速機が行うギヤシフト
の仕方に対して直接的もしくは間接的に作用し得る制御信号を生成できることが
挙げられる。例えば、コントローラがタイマーを含んでいたり、時間を表す信号
をコントローラに提供するために、時間を調整したシーケンス(timed sequence
)で発生した信号をセンサに送ったりできる。
【0048】 上述したように、センサ206は、種々の様式で構成され、種々の様式でシフ
ト機構207に関連して位置決めされる。センサ206は、図26に示すような
個別位置を検知したり、図25に示すような連続体に沿った位置を検知したりす
る。図26に示すようなポテンショメータ型センサを使用すると、センサの抵抗
レベルが個別位置130の各々について変化する。一定レベルの電流をセンサ1
00Bに流し、センサから出力される電圧レベルを検知することでセンサの抵抗
を判断できる。検知した電圧レベルがA/D変換器209によりデジタル値に変
換され、コントローラ208に渡すようにしても良い。コントローラ208は、
A/D変換器209を通してセンサ206から受け取ったデジタル値に基づいて
シフトレバーの相対的な位置を判断しても良い。
【0049】 本発明の好ましい実施例においては、センサ100Bの個別位置は、PRND
Lギヤ位置の個別位置およびPRNDLギヤ位置の中間の位置を含む。該中間位
置の出力信号をコントローラ208に渡すことにより、コントローラ208は、
運転者がシフトレバーをPRNDLの内の一つのギヤ位置からいつ動かしたかを
、中間位置信号が提供されない場合よりも早く知ることができる。従来の電子シ
フトシステムにおいては、電子出力信号はシフトレバーがPRNDLギヤ位置の
いずれかに入れられている時にのみ出力される。従って、運転者がギヤをロー「
L」ギヤ位置からドライブ「D」ギヤ位置に入れた場合、従来の変速機コントロ
ーラにおいては、ローギヤからいずれかのドライブギヤへのギヤシフトは、シフ
トレバーがDギヤ位置に到達してから開始された。運転者がシフトレバーをLか
らDギヤ位置に入れるのに要する時間はほんの1秒だが、コントローラおよび変
速機は、この1秒の間にギヤシフトに備えるための数多くの処理を実行できる。
従って本発明は、上記形態の、シフト機構からの中間フィードバックを利用する
ことで、シフトレバーが後にDギヤ位置に到達するのを予測してギヤシフト処理
を開始できる。これにより、従来の自動シフト装置におけるシフト動作の際に通
常発生する遅延を大幅に削減でき、または抑制できる。その他のPRDNLギヤ
位置の間にも中間フィードバック機能を設けることで、これらのギヤ位置間での
ギヤシフトがより迅速に行われる。
【0050】 シフトレバーがPRNDLギヤ位置に入る移動を検知するための電子センサを
使用する従来のシフト装置は、シフトレバーが、該シフトレバー直前まで位置し
ていたギヤ位置と異なるギヤ位置に到達するまでギヤシフトを開始しない。変速
機コントローラが、センサから信号が出力されなくなった(シフトレバーが前回
の位置から動かされた可能性があることを意味する)ことを検知した後に即座に
シフト動作を行わないのは、シフトレバーが前回の位置から動かされていないに
もかかわらず、振動によりシフトレバーと電子センサとの接触が繋がったり切断
されたりすることがあるからである。従って、従来のシステムは、シフトレバー
が実際に前回の位置とは異なる位置に到達したという明確なフィードバックに依
存する。
【0051】 変速機コントローラがギヤシフトの予測を行い得るその他の構造として、つめ
スイッチ171を押すことによって得られた電子出力信号をコントローラ208
への接続により監視する構造が挙げられる。
【0052】 センサが、図25に示すような連続体全体にわたって、全ての相対ギヤシフト
位置間で異なる出力信号を発生するような構造となっていた場合、コントローラ
208は、ギヤシフトを予測するだけでなく、ギヤ位置間におけるシフトレバー
速度も測定できる。複数の個別位置を各PRNDLギヤ位置間もしくはR、1速 、2速、3速、4速、および5速ギヤ位置間に設けることでも速度を判断できる
。手動シフト機構に関する実施例に関連して以下に詳述するように、変速機コン
トローラは、該速度情報を使用することで車両変速機クラッチの制御を変化させ
、「より堅い」または「より滑らかな」ギヤシフトを行う。
【0053】 コントローラ208は、シフトレバーの速度を判断するために、センサ206
からのデジタル値を所定の間隔でサンプリングする。8ビットA/D変換器20
を使用している場合、センサ206からの出力は0から255の間の任意のデジ
タル数値に変換される。従って、各サンプル間の数値の変化を判断することで相
対速度を測定できる。更に、コントローラ208は測定された速度の平均を出し
たり、検知された速度変化に基づいてシフトレバーの加速度を計算したりできる
。コントローラ208は、ルックアップ表にアクセスし、計算された速度に基づ
いて該表から適切な制御信号およびタイミング信号を抽出し、該信号を変速機内
の種々のソレノイドおよびバルブに伝送することで、検知された速度に適切なシ
フト動作が行われるようにする。図31に示す光学エンコーダ等のセンサが使用
された場合、コントローラ208は、光学センサが所定の時間内に通過した、等
間隔のバーコードの線の数を数えることで速度を計算するようにプログラムされ
ている。更に、センサが前回のギヤ位置から通過したバーコード線の数を数える
ことにより、シフトレバーが現在どのギヤ位置にあり、また、どのギヤ位置間を
移動しているかを判断できる。
【0054】 図34は、一定時間間隔における車両変速機クラッチの制御の変化を示す。実
線210は、例えば2〜3秒間で行われる、「通常」または平均的なクラッチ係
合を示す。実際の時間は、コントローラ208の制御により、平均的な時間より
も長い4秒以上となることもあり、また数分の1秒間のような短い時間になるこ
ともある。説明のため、線210は3秒間でクラッチが完全に係合される場合を
示し、該係合は正弦曲線型の係合である。破線211はよりシャープでハードな
係合の線を示し、クラッチは2秒間で完全に係合される。この係合は、運転者が
シフトレバーを所望のギヤ位置に比較的急激な速度で素早く移動したり、シフト
レバーが所望のギヤ位置に移動する際にシフトレバーを急激に加速/減速させた
場合に行われるようにプログラムされる。破線211は「スポーツシフト」型の
係合を表す。第2の破線212は「ラグジュアリーなシフト」型のクラッチ機構
を示し、クラッチの係合はより緩やかに、約4秒間かけて行われる。点/破線2
13は線210と良く似た、約3秒間かけて行われるクラッチ係合を示す。しか
し線213においては、クラッチ係合のほとんどは1〜2秒間の間に行われる。
従って、運転者は、クラッチが係合する際に急激な係合を感じるが、最初のシフ
トレバー移動と実際の変速機係合との間に約1秒間の時間の遅延が期待通り発生
する。線210から線213への変化は、約10%、即ち役0.5秒のクラッチ
係合時間の変化を表す。線210から線212への変化は約25%、即ち約1秒
のクラッチ係合時間の変化を表す。クラッチ係合におけるこの変化は、異なる手
段によって実現でき、例えば、コントローラ208がエンジン毎分回転数(RP
M)、変速機圧力、及び/又は変速機作動液の放出(delivery)を制御したり、
クラッチ係合部品をソレノイドで構成したり電気機械的に作動させたり、クラッ
チ係合機構の制御の分野の当業者に知られているその他の手段により実現できる
【0055】 図35〜38は、本発明の様相を使用した別のシフトパターンを示す。これら
の図は本発明の概念の柔軟性を示す。しかし、本発明の概念はここに開示された
実施例のみに限定されるものではない。図35は「ダブルH」型5速シフトパタ
ーン214を示し、4個のポテンショメータ215〜218がシフト装置経路の
各部分に隣接して配置される。即ち、ポテンショメータ215は1〜2速ギヤシ
フト面に沿って配置され、ポテンショメータ216は3〜4速ギヤシフト面に沿
って配置され、ポテンショメータ217は5速〜バックギヤシフト面に沿って配
置され、ポテンショメータ218は横方向ニュートラルギヤシフト面に沿って配
置される。シフトレバーが経路214に沿って移動された際にポテンショメータ
215〜218に沿って移動し該ポテンショメータと接触するすべり接点(具体
的には示されていない)がシフトレバーに取り付けられている。これらの追加の
センサからの出力を受け取るための入力ポートをコントローラ208上に別に設
けることで、コントローラ208がシフトレバーの位置および移動速度を常に把
握することが可能になる。シフトレバーが、ニュートラルギヤから1速ギヤ、お
よびニュートラルギヤから2速ギヤに移動するのを検知するのに、単一のポテン
ショメータ215を使用する代わりに独立した2つのポテンショメータを使用す
ることもできる。ポテンショメータ216〜218についても同様である。更に
、全てのポテンショメータ215〜218を複数の特定位置/個別位置センサ(
図24A、26、31参照)と置き換えることができる。従って、ニュートラル
位置はギヤ位置の1つであると考える。
【0056】 図36は、直交する「X]方向および「Y」方向に沿ったシフトレバーの移動
を検知するように構成された2次元センサパッド220(破線で示す)を示す。
5速「ダブルH」型シフト経路214がセンサパッド220上に設けられている
。センサパッド220上の任意の点の位置は車両コントローラにより(X、Y)
点として読取られ、コントローラがギヤシフトを制御するために、シフトレバー
の正確な位置および移動についての情報が連続的にコントローラへと提供される
【0057】 シフトレバーの2次元の移動を監視するために、コントローラ208は、一方
がセンサパッド220からX成分を受け取り、もう一方がY成分を受け取る2つ
の入力ポートを有する。スペクトラシンボル(Spectral Symbol所在地:3101 We
st 2100 South, Salt Lake City, Utah 84119)社から入手可能なポテンショメ ータ型の2次元センサパッド220を使用すると、センサの抵抗性はX方向およ
びY方向について独立的に変化する。例えば、シフトレバーが1速ギヤ位置と2
速ギヤ位置との間の平面214に沿って動かされた場合、センサパッド220の
X出力についての抵抗性は一定に保たれ、Y出力に現れる抵抗は1速ギヤ位置と
2速ギヤ位置との間で連続的に変化する。図36に示すパターンの場合、任意の
時点において、コントローラ208によって検知される2つのデジタル値の一方
のみが変化することは明らかである。例えば、コントローラ208が、シフトレ
バーのX方向への移動に対応する入力デジタル値が変化し、Y方向の値がほぼ一
定であると判断した場合、コントローラ208は、シフトレバーがニュートラル
面を移動していると判断するだろう。同様に、Xの値がほぼ一定で第1の所定範
囲内にあり、Yの値が変化している場合、コントローラ208は、シフトレバー
が1〜2速ギヤシフト面を移動していると判断するだろう。Yの値が変化してい
るがXの値が第2の所定範囲内にある場合、コントローラ208は、シフトレバ
ーが3〜4速ギヤシフト面を移動していると判断するだろう。同様に、Xの値が
ほぼ一定で第3の所定範囲内にあり、Yの値が変化している場合、コントローラ
208は、シフトレバーが5速〜バックギヤシフト面を移動していると判断する
だろう。重要なことは、クラッチの係合がシフトレバーの位置に関連しているこ
とである。例えば、この結果、コントローラは、自動もしくは自動クラッチ型手
動変速機の実際のクラッチ係合だけでなく、特定の変速機の作動油の圧力の上昇
又は下降を開始する等、ギヤシフトの準備としていくつかの手順を開始し、また
ロック機構又は安全機構の解除を開始することができる。
【0058】 自動クラッチ型手動変速機においては、クラッチの係合はシフトレバーの位置
に更に関連付けられている。例えば、コントローラは、ギヤシフト面の各々にお
けるシフトレバー位置に応じて自動クラッチの制御を行う。この場合、コントロ
ーラは、クラッチ係合の堅さを制御できるだけでなく、ギヤシフト面における特
定の中間位置にあるシフトレバーの位置に基づいてクラッチを部分的に係合/非
係合状態に維持することができる。この結果、シフトレバーはクラッチペダルと
同様の働きをすることになる。シフトレバーがギヤ位置にある場合、コントロー
ラは自動クラッチ機構を完全に係合させる。シフトレバーがニュートラル位置に
ある場合、コントローラは自動クラッチ機構を完全に離脱させる。しかし、シフ
トレバーがギヤ位置からニュートラル位置へと動かされた場合、コントローラは
、ギヤ位置とニュートラル位置との間にあるシフトレバーの位置に応じて比例的
に自動クラッチを離脱させる。同様に、シフトレバーがニュートラル位置からギ
ヤ位置へと動かされた場合、コントローラは、ニュートラル位置とギヤ位置との
間にあるシフトレバーの位置に応じて自動クラッチを比例的に係合させる。従っ
て、シフトレバーがコントローラを介して自動クラッチに接続された場合、シフ
トレバーの移動もしくは位置がクラッチペダルの移動もしくは位置と同様の働き
をする。
【0059】 上述のシフトシステムは、変速機がシフトレバーの位置に比例的に反応するよ
うに設計/適合されている場合、手動変速機、自動変速機、もしくは連続可変変
速機等の種々の変速機に使用できる。また、レバー、スライド、パドル、もしく
はボタン等の種々のタイプのシフト装置を使用できる。更に、シフト装置は床上
、コンソール内、ハンドル上、ドア等に設置したり、座席に取付けたりできる。
【0060】 センサパッド220は2次元長方形のパッドとして示されているが、2つ以上
の1次元ポテンショメータを使用したり、複数のポテンショメータを各シフト装
置ゲートに配置したりすることで、2次元移動を検知できるセンサを作製できる
【0061】 1〜5速、バックギヤシフト位置の各々に特定の範囲もしくは値を設定するこ
とで、コントローラ208は、運転者がどのギヤを選択したかを容易に把握でき
る。実際のシフトレバー位置は、シフト機構の機械的構造ではなくソフトウェア
を使用して対応するギヤシフト位置へと変換されるため、シフト機構の機械的構
造を変更することなく単にコントローラ208を再プログラミングするだけでシ
フトパターンを車両ごとに変化させたり、特定の運転者に合わせて仕様変更した
りできる。例えば、特定の製造業者もしくは運転者が、図36に示すシフトパタ
ーンにおいて、バックギヤ位置を5速ギヤ位置へと変更し、5速ギヤ位置を4速
ギヤ位置へと変更し、4速ギヤ位置を3速ギヤ位置へと変更し、3速ギヤ位置を
2速ギヤ位置へと変更し、2速ギヤ位置を1速ギヤ位置へと変更し、1速ギヤ位
置をバックギヤ位置へと変更するようにシフトパターンの変更を行うことができ
る。
【0062】 図37および図38は、自動モードおよび手動モードを有するシフト装置のた
めのシフトパターンを示す。図37において、経路は「Z」の形をしており、通
常のPRND自動シフトギヤ位置を規定する第1セクション225を含む。第2
セクション226は各ギヤ固有の位置を規定し、変速機は選択された特定のギヤ
に切り換えられる。コントローラは、危険なギヤシフトを防止するようにプログ
ラムされ、例えば運転者は高速走行中にシフトレバーを1速ギヤに入れることが
できない。横断シフトオーバー経路部227がセクション225とセクション2
26との間に設けられている。ポテンショメータ228〜230がそれぞれセク
ション225〜227に沿って配置されることでシフト装置の位置が検知される
。図38のシフト装置経路はHの形状をしており、部分225および部分227
、ならびに対応するポテンショメータ228および230を有する。しかし、変
形部分226Aが部分227に隣接して配置され、該変形部分226Aはシフト
アップまたは「+」位置、およびシフトダウンまたは「−」位置を有する。ポテ
ンショメータ229Aが部分226Aに隣接して配置され、該ポテンショメータ
229Aはシフトレバーの位置を常に検知するように適合されている。
【0063】 2次元センサパッド220を使用し、ギヤ位置間でのシフトレバー移動を監視
することで変速機コントローラが車両のギヤシフト先のギヤを予測する手動ギヤ
シフト機構を提供できる。例えば、運転者が車両のギヤを1速から直接3速へギ
ヤシフトする場合、コントローラ208は、XおよびY出力値から、シフトレバ
ーが2速ギヤに向かって引き続き1−2速ギヤシフト面を移動しているのではな
くニュートラルギヤ面を移動しているのを判断する。それと同時に、コントロー
ラ208は、車両のギヤが2速へとギヤシフトされているのではないことを素早
く判断する。次いで、コントローラ208は、シフトレバーがニュートラルギヤ
面から3−4速ギヤシフト面を3速ギヤ位置に向かって動かされると同時に3速
へのギヤシフトを予測し、シフトレバーが3速ギヤ位置に到達する前に、3速ギ
ヤへのギヤシフトを開始するために適切な制御およびタイミング信号を変速機内
の種々の部品へと送り始める。従って、ギヤシフトは、シフトレバーが3速ギヤ
位置に到達するまで3速ギヤへのギヤシフトが開始されない従来の電子ギヤシフ
ト機構で生じる遅延なしに行われる。この機能により、本発明のシフト機構は、
機械的リンク機構を利用した手動ギヤシフト機構によって成し得た変速機のギヤ
シフト制御と同様の制御を行い得る。本質的に、レバーの速度および移動をクラ
ッチの係合/離脱と似せることができる。
【0064】 上述のように、本発明のシフト機構は、各ギヤ位置間に中間位置情報を設定す
ることにより、シフトレバーの移動速度を計算できるような情報を変速機コント
ローラに提供し、ギヤ間での「ハードな」または「スムースな」ギヤシフトを実
現させる。シフトレバー速度の検知によるギヤシフト感の変動量は車両によって
異なる。例えば、高級車における変動量をスポーツカーにおける変動量よりも大
きくすることができる。本発明のシフト機構は、車両によって変動量が異なって
いても、異なるタイプの車両の各々に構造を変更することなく実装させることが
できる。コントローラ208は、該コントローラが実装される各車両タイプにつ
いて別々にプログラムすることにより各車両タイプに合わせて変動量を変化させ
ることができる。このようなプログラミングは、その特定の部品の製造業者自身
の施設で行ってもよく、組立工場において車両への実装前又は実装後に行っても
良い。
【0065】 更に、販売代理店もしくはその他のサービスセンターにて車両のギヤシフトプ
ロファイルをプログラミングしたり、再プログラミングによって修正しても良い
。このように、本発明が提供する特定のギヤシフトのレスポンスは、各運転者の
好みにあわせてカスタマイズできる。例えば、本発明のシフト機構を実装した車
両を二人の人間が共用する場合、コントローラが各々のユーザについて異なるギ
ヤシフトプロファイルを使用しても良い。以上のようなカスタマイズを可能にす
るため、コントローラ208は、好ましくは車両のアクセサリーコントローラと
結合された追加の入力ポートを有し、各運転者の運転者識別コードを各運転者の
遠隔キーレスエントリシステムのキーフォッブ(key fob)から受け取る。
【0066】 シフトレバーのギヤ位置間における移動を監視することの更なる利点として、
コントローラ208が、不注意によりギヤがバックギヤに入れられるのを防ぐた
めにバックギヤへの如何なる移動を注意深く監視できることが挙げられる。車両
速度を表すデータをコントローラ208に提供することで、コントローラ208
は、車両がある程度の速度で前方に移動している時にバックギヤへのギヤシフト
が行われるのを防止できる。
【0067】 ある特定ギヤ間でのギヤシフト時に、どのギヤシフト制御パラメータを使用す
るかをコントローラ208が決定するのにその他のパラメータを考慮に入れるよ
うに該コントローラをプログラムできることは、当業者によって理解できるであ
ろう。例えば、コントローラ208がギヤシフトの堅さや滑らかさを適切に決定
するために、車両スピードメータからデータを受け取り、シフトレバー速度に加
えてギヤシフト時の車両加速度をも考慮に入れるように該コントローラをプログ
ラムし、コンフィギュレーションを設定しても良い。利用可能なその他のパラメ
ータとしては、スロットル位置、エンジン速度、入力シャフト速度、出力シャフ
ト速度、および要求されたギヤシフトを行うためのクラッチに必要な作動油量等
が挙げられる。
【0068】 上述のように、シフトレバー速度または「スピード」データは、変速機がギヤ
間で行うシフトの堅さ又は滑らかさを決定するのに使用されるが、該シフトレバ
ー速度データは車両に備え付けられたコントローラによって種々の様式で利用さ
れ、操作されても良い。更に、中間位置シフトレバーデータも、上記とは異なる
種々の様式で利用されても良い。また、変速機がギヤシフトの堅さや滑らかさの
変更を行う特定の様式も大きく異ならせることが可能である。例えば、変速機コ
ントローラは、ギヤが動かされる速度及び/又は検知したシフト速度に応答して
自動クラッチ型手動変速機のクラッチ係合/離脱速度を変化させることができる
【0069】 更に、コントローラ208は、運転者がシフトアップもしくはシフトダウンの
いずれを行うかによって、センサから得た種々の値を異なる視点でみるようにプ
ログラムされても良い。例えば、より高いギヤへのギヤシフトを行う場合、シフ
トレバー移動速度が速くなるに従ってギヤシフトの堅さ(hardness) を増加させ ることが好ましい。しかし、より低いギヤへのギヤシフトは滑らかに行われるこ
とがより好ましいため、より低いギヤへのギヤシフトを行う場合には上記の制御
を行うには好ましくない。ただし、車両がスポーツカーである場合は、運転者が
、より低いギヤへのギヤシフト時でもシフトレバーをより素早く動かすことでよ
り堅いギヤシフトが行われるようにできることが好ましい。
【0070】 コントローラ208が、センサから受け取った位置データを、シフトレバーが
ギヤ位置から移動されたのか、もしくは該ギヤ位置へと移動されたのかによって
異なる視点で見るようにしても良い。例えば、コントローラは、シフトレバーが
1速ギヤ位置にある場合、センサから受け取ったデジタル値が第1所定範囲内に
ある限りシフトレバーが1速位置にあると判断する。コントローラ208は、シ
フトレバーが1速ギヤ位置から動かされ、センサからの出力がもはや第1所定範
囲内にない場合には、シフトレバーがもはや1速ギヤ位置にはないと判断する。
反対に、コントローラ208は、シフトレバーが他のギヤ位置から1速ギヤ位置
に動かされた場合に、1速ギヤ位置を規定する所定の範囲を別に設定してもよい
。このようにして、コントローラ208を適切にプログラミングすることで任意
の2つのギヤ位置間にヒステリシスが設定される。
【0071】 本発明が提供する主利点は、車両ギヤシフト機構からの付加情報を車両のプロ
セッサに提供し、該プロセッサが付加情報に反応するようにプログラムできるよ
うにしたことにある。プロセッサが該付加情報に反応するようにプログラムされ
る様式は、数多くの自動車メーカおよび車両の性能をカスタマイズすることを望
む運転者等により大きく異なると思われる。
【0072】 本発明は、図39に示すようなプッシュボタン操作型シフトシステムも含むも
のであると考えられる。ギヤ位置PRNDを選択するためのプッシュボタン23
5〜238がモジュール、即ち計器盤239内に設けられている。該プッシュボ
タン235〜238の内の1つを押すことにより、スイッチ239〜242の内
の対応する1つが車両変速機の制御を行うために作動される。ポテンショメータ
243〜246はプッシュボタン235〜238に対応し、車両コントローラ2
47へ接続され、ボタン235〜238が押し下げられた際にボタン勢いもしく
は移動の速度を検知する。同様のシステム/センサが、例えば電子ピアノ鍵盤に
も使用されており、ピアノ鍵盤を叩いた強さに応じて発生する音の大きさが決ま
る。コントローラ247が、プッシュボタン235〜238を検知し、且つボタ
ン押し下げ速度を検知するようにプログラミングを行うことで、スイッチ239
〜242を省略できる。
【0073】 本検知システムは、手動クラッチ型手動変速機、自動クラッチ型手動変速機、
「クラッチレス」手動変速機に使用できる。自動クラッチ型手動変速機と「クラ
ッチレス」手動変速機との相違は、「クラッチレス」手動変速機がギヤボックス
への手動による接続が必要な点にある。「クラッチレス」手動変速機おいては、
運転者は、ケーブルもしくはその他の機械的リンク機構を介してギヤを実際に移
動させる。クラッチ機能のみが自動機械化されている。自動クらラッチ型手動変
速機においては、クラッチ及びギヤ切り換え機能の両方が自動化されているが、
該切り換えは変速機に取付けられた機構を使用して行われる。これに対し、自動
変速機においては、該切り換えは自動変速機ケーシング内に内蔵された部品を使
用して行われる。全ての変速機は、シフト装置から信号を受け取るプロセッサ等
により少なくとも部分的に制御され得る。
【0074】 本発明は、ここに開示された本発明の概念から逸脱することなく変形を施し得
ることは当業者であれば容易に理解できるであろう。該変形は、以下のクレーム
において例外であると明言していない限り、以下のクレームに包含されるもので
あると考えられる。
【図面の簡単な説明】
図1は、シフト装置の上面を側面を示す斜視図である。 図2〜5は、図1の実施例の側面を上面を示す斜視図であるが、コントロール
モジュールの形状が図1と僅かに異なる。 図6は、図2〜5のシフト装置機構の正面と上面を示す斜視図である。 図7は、図1〜6のシフト装置機構の側面図であり、コントロールモジュール
がハウジング内に収容された状態を示す。 図8は、図7のシフト装置機構の平面図である。 図9は、図7および8のシフト装置機構の背面図である。 図10は、ディテント部材がスライドボックスに摺動可能に取付けられた変形
シフト装置機構の上面から見た斜視図である。 図11は、図10に開示されたシフト装置機構のサブアセンブリの側面と上面
を示す斜視図である。 図12は、図11と類似の側面と上面とを示す斜視図であるが、シフトレバー
の配置が、ディテント部材への動作伝達をより短い操作で実現する点で相違する
シフトレバー機構の設計が開示しており、該設計は電子信号で変速機を制御する
ために特別に設計されたものである。。 図13は、図1〜11のシフト装置機構において利用される典型的なディテン
ト部材の切り込みの輪郭を示す。 図14は、コントロールモジュールの1つのタイプを例示するために以前に参
照され、本明細書において援用する米国特許第5494141号からの図である
。 図15は、図1〜11のコントロールモジュール内のコイルの励磁を制御する
ための回路の図である。 図16は、図12のシフト装置機構を利用する電子制御型変速機を制御するた
めの回路を示す回路図である。 図17は、図12のシフト装置機構を利用する電子制御型変速機を制御するた
めの信号を生成するシフト装置位置スイッチアセンブリの概略平面図である。 図18は、図17のシフト装置位置スイッチアセンブリの端面図である。 図19は、図17のシフト装置位置スイッチアセンブリの側面図である。 図20は、図17の平面XVIII〜XVIIIに沿って切った断面図である
。 図21は、図17のアセンブリの一部分の底面、側面図である。 図22は、本発明のもう1つの変形例の背面と上面を示す斜視図である。 図23は、本発明を具体化した、シフト装置の変形例の部分斜視図であり、こ
のシフト装置は、シフトレバーの位置を検知するための個別位置検知(discrete
location-sensing)膜型ポテンショメータを有する検知装置を含んでいる。 図24は、膜型ポテンショメータおよび該ポテンショメータに作動的に係合す
るローラを含む、図23に示すシフト装置の部分平面図である。 図24Aは、図24に示す膜ポテンショメータの概略側面図である。 図25は、図24に示すポテンショメータの代わりに使用できる、連続検知型
、可変抵抗型膜ポテンショメータの平面図である。 図26は、複数のホール効果センサを有する変形例による検知装置である。 図27は、可撓性部材を含んだ、シフトレバーとシフト装置ベースとの間に作
動的に接続された検知装置の斜視図である。 図28は、ベースに枢着されたシフトレバーとシフトレバーの角度位置を検知
するために周囲方向に位置決めされたポテンショメータとを含む、本発明を具体
化したもう1つのシフト装置の斜視図である。 図29は、図28に示すシフト装置を図28とは別の側から見た斜視図である
。 図30は、図29に示すシフト装置の分解斜視図である。 図31は、図28のシフト装置と似ているが、バーコードリーダを備えた変形
シフト装置の斜視図である。 図32は、図20のシフト装置と似ているが、軸方向に取り付けられたエンコ
ーダを備えたもう1つの変形シフト装置の斜視図である。 図33は、図28、31、および32のシフト装置のための電気回路の概略図
である。 図34は、クラッチ係合の速度およびクラッチ係合速度がどのように影響を受
けるかを示す概略図である。 図35〜38は種々のシフトパターンと、シフトレバーの直交方向の移動を検
知するために該シフトパターン上に配置されたポテンショメータとを示す概略図
である。 図39は、変速機を制御するためのプッシュボタン装置の概略図を示し、概装
置は、ギヤを選択するためにボタンが押された時のボタンの移動速度を検知する
ためのポテンショメータを含んでいる。
【手続補正書】特許協力条約第34条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月14日(2000.1.14)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 08/962,437 (32)優先日 平成9年10月31日(1997.10.31) (33)優先権主張国 米国(US) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),BR,CA,J P,MX,US (72)発明者 フィッシャー,ダニエル,ジェー. アメリカ合衆国 49460 マイアミ州 ウ エスト オリーブ バターナット ドライ ブ 6051 (72)発明者 ブライアント,エリック,ダブリュー. アメリカ合衆国 49417 マイアミ州 グ ランド ヘイブン ウェイバリー 1732 Fターム(参考) 3D040 AA03 AA33 AA40 AB01 AC36 AF29

Claims (73)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】
    車両用シフト装置システムであって、 車両変速機を動作させるためにギヤ位置間で移動可能なシフトレバーを有する
    シフト装置と、 シフトレバーに作動的に結合された検知装置を有する回路とを備え、 検知装置が、シフトレバーの移動に関連して信号を出力するように構成され、シ
    フトレバーが選択されたギヤ位置に向かって動かされた時のシフトレバーの速度
    および加速度の一方を測定するために車両制御部品と協働するように適合されて
    いるシフト装置システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のシフト装置システムであって、検知装置がポテ
    ンショメータを含むシフト装置システム。
  3. 【請求項3】請求項2に記載のシフト装置システムであって、ポテンショメー
    タが連続出力型ポテンショメータを有するシフト装置システム。
  4. 【請求項4】請求項2に記載のシフト装置システムであって、ポテンショメー
    タが膜型ポテンショメータを有するシフト装置システム。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のシフト装置システムであって、検知装置は少な
    くとも1つのホール効果センサを含むシフト装置システム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のシフト装置システムであって、検知装置は膜セ
    ンサを含むシフト装置システム。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のシフト装置システムであって、検知装置は、シ
    フトレバーに接続され、シフトレバーの移動に関連して可変出力信号を出力する
    ように適合されている可変抵抗部材を含むシフト装置システム。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のシフト装置システムであって、シフト装置はベ
    ースを含み、検知装置は、シフトレバーが移動された際、べースとシフトレバー
    の内の一方に取り付けられた目盛を読取るためにべースとシフトレバーの内の他
    方に取り付けられたエンコーダを含むシフト装置システム。
  9. 【請求項9】請求項1に記載のシフト装置システムであって、検知装置に作動
    的に接続されたタイマを含むシフト装置システム。
  10. 【請求項10】請求項9に記載のシフト装置システムであって、検知装置がシ
    フト装置上に少なくとも2つの位置センサを含み、シフトレバーが該2つの位置
    センサ間を通過するのに要する時間を測定するための回路に前記タイマが作動的
    に接続されているシフト装置システム。
  11. 【請求項11】請求項10に記載のシフト装置システムであって、タイマを内
    蔵したコントローラを含むシフト装置システム。
  12. 【請求項12】車両変速機のシフトを行うためのシフト装置システムであって
    、 種々のギヤ位置間で移動可能な手動操作型シフトレバーを有するシフト装置と
    、 ギヤ位置ではない位置を少なくとも1つ含むシフトレバー位置を検知するため
    の、シフト装置に取り付けられた検知装置と、 検知装置に作動的に接続され、検知装置からの、シフトレバーの位置および速
    度を示す信号に基づいて変速機のシフト制御を行うように構成されたコントロー
    ラとを有し、 コントローラおよび検知装置がシフトレバーの位置および移動速度を測定し得
    るシステムを構成するシフト装置システム。
  13. 【請求項13】請求項12に記載のシフト装置システムであって、検知装置は
    ポテンショメータを含むシフト装置システム。
  14. 【請求項14】請求項12に記載のシフト装置システムであって、検知装置は
    少なくとも1つのホール効果センサを含むシフト装置システム。
  15. 【請求項15】請求項12に記載のシフト装置システムであって、検知装置は
    膜センサを含むシフト装置システム。
  16. 【請求項16】請求項12に記載のシフト装置システムであって、検知装置は
    シフトレバーとシフト装置上の固定部位とに接続された変形可能な部材を含むシ
    フト装置システム。
  17. 【請求項17】請求項12に記載のシフト装置システムであって、検知装置は
    、シフトレバーに接続され、シフトレバーの移動に関連して可変出力信号を出力
    するように適合されている可変抵抗部材を含むシフト装置システム。
  18. 【請求項18】請求項12に記載のシフト装置システムであって、シフト装置
    はベースを含み、検知装置は、シフトレバーが移動された際に、べースとシフト
    レバーの内の一方に取り付けられた目盛を読取るためにべースとシフトレバーの
    内の他方に取り付けられたエンコーダを含むシフト装置システム。
  19. 【請求項19】車両変速機のシフトを行うためのシフト装置システムであって
    、 種々のギヤ位置間で移動可能な手動操作型シフトレバーを有するシフト装置と
    、 シフトレバー位置を検知するための、シフト装置に取り付けられたポテンショ
    メータと、 ポテンショメータに対して電気的に接続され、ポテンショメータからの、シフ
    トレバーの位置を示す信号に基づいて変速機のシフト制御を行うように構成され
    たコントローラとを有するシフト装置システム。
  20. 【請求項20】請求項19に記載のシフト装置システムであって、ポテンショ
    メータは連続出力ポテンショメータを含むシフト装置システム。
  21. 【請求項21】請求項19に記載のシフト装置システムであって、ポテンショ
    メータは膜ポテンショメータを含むシフト装置システム。
  22. 【請求項22】車両変速機のシフトを行うためのシフト装置システムであって
    、 種々のギヤ位置間で移動可能な手動操作型シフトレバーを有するシフト装置と
    、 シフトレバー位置を検知するための、シフト装置に取り付けられた膜センサと
    、 膜センサに対して電気的に接続され、膜センサからの、シフトレバーの位置を
    示す信号に基づいて変速機のシフト制御を行うように構成されたコントローラと
    を有するシフト装置システム。
  23. 【請求項23】乗客用車両であって、 車両を動作させるために構成された車両上のパワートレーンシステムと、 車両用シフト装置システムとを有し、 該車両用シフト装置システムは 種々のギヤ位置間で移動可能な手動操作型シフトレバーを有するシフト装置と
    、 シフトレバーの増分的に変化する位置を示す信号を提供するように構成された
    、シフト装置上のセンサと、 センサに作動的に接続され、センサからの信号に基づいてパワートレーンシス
    テムの制御を行うように構成されたコントローラとを有し、 コントローラおよび検知装置がシフトレバーの移動速度を測定し得るシステム
    を構成し、コントローラは該移動速度に従ってパワートレーンシステムの制御を
    変化させるようにプログラムされている乗用車両。
  24. 【請求項24】請求項23に記載の乗用車両であって、パワートレーンシステ
    ムは変速機を含む乗用車両。
  25. 【請求項25】請求項24に記載の乗用車両であって、パワートレーンシステ
    ムはクラッチを含む乗用車両。
  26. 【請求項26】請求項25に記載の乗用車両であって、変速機は手動変速機で
    、クラッチは該手動変速機に作動的に取付けられた自動クラッチを有する乗用車
    両。
  27. 【請求項27】請求項25に記載の乗用車両であって、コントローラはクラッ
    チ係合速度を最高0.5秒の変動量で変化させるように構成されている乗用車両
  28. 【請求項28】請求項25に記載の乗用車両であって、クラッチ係合速度が、
    係合に要する時間全体の最大10%まで変動可能である乗用車両。
  29. 【請求項29】請求項24に記載の乗用車両であって、パワートレーンシステ
    ムはガスエンジンを含み、変速機は複数ギヤ自動変速機を含む乗用車両。
  30. 【請求項30】車両上の変速機のシフトを行うためのシフト装置システムであ
    って、 種々のギヤ位置間で移動可能な手動操作型シフトレバーを有するシフト装置と
    、 ギヤ位置ではない位置を少なくとも1つ含むシフトレバー位置を検知するため
    の、シフト装置上の電気的検知装置とを含み、 前記少なくとも1つの位置は、所定位置にある、選択したギヤ位置に近接して
    配置されており、シフトレバーの前記選択したギヤ位置への出入を示すデータを
    コントローラに提供するシフト装置システム。
  31. 【請求項31】車両を動作させる方法であって、 車両を動かすための変速機とパワートレーンのためのコントロールシステムと
    を含むパワートレーンを有する車両を用意するステップと、 異なるギヤ位置間を移動可能な変速機シフト装置と、シフト装置の移動を測定
    するためのセンサとを有する車両上変速機シフト装置システムを用意するステッ
    プと、 車両を動作させるためにシフト装置が動かされた際に、シフト装置の移動速度
    を判断するステップと、 シフト装置の移動速度に応じてパワートレーンの制御を変化させるステップと
    、 を含む方法。
  32. 【請求項32】請求項31に記載の方法であって、シフト装置はシフトレバー
    を含む方法。
  33. 【請求項33】請求項32に記載の方法であって、パワートレーンはクラッチ
    を含み、コントロールシステムはクラッチシフトを制御するように構成されてい
    るコントローラを含む方法。
  34. 【請求項34】車両を動作させる方法であって、 車両を動かすための変速機とパワートレーンのためのコントロールシステムと
    を含むパワートレーンを有する車両を用意するステップと、 ニュートラルギヤ位置を含む異なるギヤ位置間を移動可能な変速機シフト装置
    と、シフト装置の移動を測定するためのセンサとを有する車両上変速機シフト装
    置システムを用意するステップと、 シフト装置が、前記ギヤ位置間における非ギヤ位置へ動かされたかどうかを検
    出するステップと、 非ギヤ位置にシフト装置があることが検出されたことに応じてパワートレーン
    の制御を変化させるステップと、 を含む方法。
  35. 【請求項35】請求項34に記載の方法であって、変速機は自動クラッチ型手
    動変速機であり、パワートレーンの制御は、前記ギヤ位置間におけるシフト装置
    の位置に応じて自動クラッチの係合を制御することにより変化される方法。
  36. 【請求項36】車両変速機のシフトを制御するためのシフト装置システムであ
    って、 運転者が変速機ギヤを手動で選択できるようにするための手動操作シフトアク
    チュエータと、 運転者がどのギヤを選択したかを検知し、電気出力信号を生成するための、前
    記シフトアクチュエータと結合されたセンサとを含み、 前記センサは、前記シフトアクチュエータが選択されたギヤに到達する前に、
    ギヤ位置間で運転者により操作される前記シフトアクチュエータの速度を測定す
    るために、生成した電気出力信号をコントローラへ供給するような構成となって
    いるシフトシステム。
  37. 【請求項37】請求項36に記載のシフトシステムであって、前記シフトアク
    チュエータは複数のプッシュボタンを含み、前記複数のプッシュボタンの各々は
    選択可能な変速機ギヤと関連付けられているシフトシステム。
  38. 【請求項38】請求項37に記載のシフトシステムであって、前記センサは前
    記プッシュボタンの少なくとも1つの押し下げ速度を検知することで操作速度の
    位置を検知するシフトシステム。
  39. 【請求項39】請求項38に記載のシフトシステムであって、前記プッシュボ
    タンは非作動位置と完全作動位置との間を移動可能であり、前記センサは、少な
    くとも1つのプッシュボタンが前記非作動位置と完全作動位置との間で動かされ
    た際に該プッシュボタンの位置を検知するシフトシステム。
  40. 【請求項40】請求項36に記載のシフトシステムであって、更に、ギヤ位置
    間で運転者により操作されるシフトアクチュエータの速度を測定するためのセン
    サと結合されたコントローラを含むシフトシステム。
  41. 【請求項41】請求項36に記載のシフトシステムであって、前記シフトアク
    チュエータはギヤ位置間を移動可能なシフトレバーを含むシフトシステム。
  42. 【請求項42】請求項41に記載のシフトシステムであって、前記センサは各
    ギヤ位置の中間に位置する複数の位置におけるシフトレバーの存在を検知するシ
    フトシステム。
  43. 【請求項43】車両上の変速機のシフトを行うためのシフト装置システムであ
    って、 少なくとも2つのギヤ位置間で移動可能な手動操作型シフトレバーを有するシ
    フト装置と、 前記2つのギヤ位置の中間の位置を少なくとも1つ含むシフトレバー位置を検
    知するための、シフト装置上の電気的検知装置とを含み、 前記検知装置は、前記少なくとも1つの中間位置におけるシフトレバーの存在
    を探知した際に、前記2つのギヤ位置間でのシフトレバー移動を示す電気出力信
    号を生成するシフト装置システム。
  44. 【請求項44】請求項43に記載のシフトシステムであって、前記少なくとも
    2つのギヤ位置はパーク、バック、ニュートラル、およびドライブギヤ位置を含
    み、前記少なくとも1つの中間位置は、パークギヤおよびバックギヤ位置の間、
    バックギヤおよびニュートラルギヤ位置の間、ならびにニュートラルギヤおよび
    ドライブギヤ位置の間の内の少なくとも1つの間に位置するシフトシステム。
  45. 【請求項45】請求項43に記載のシフトシステムであって、前記少なくとも
    2つのギヤ位置はパーク、バック、ニュートラル、ドライブおよびローギヤ位置
    を含み、前記少なくとも1つの中間位置はパークギヤおよびバックギヤ位置の間 、バックギヤおよびニュートラルギヤ位置の間、ニュートラルギヤおよびドライ
    ブギヤ位置の間、ならびにドライブギヤおよびローギヤ位置の間の内の少なくと
    も1つの間に位置するシフトシステム。
  46. 【請求項46】請求項43に記載のシフトシステムであって、前記少なくとも
    2つのギヤ位置はバック、1速、2速、3速、および4速ギヤ位置を含み、前記
    少なくとも1つの中間位置は各ギヤ位置間における複数の中間位置を含むシフト
    システム。
  47. 【請求項47】請求項43に記載のシフトシステムであって、前記少なくとも
    2つのギヤ位置はバック、1速、2速、3速、4速、および5速ギヤ位置を含み
    、前記少なくとも1つの中間位置は各ギヤ位置間における複数の中間位置を含む
    シフトシステム。
  48. 【請求項48】請求項43に記載のシフトシステムであって、前記少なくとも
    2つのギヤ位置はパーク、バック、ニュートラル、ドライブ、インクリメント、
    およびデクリメントギヤ位置を含み、前記少なくとも1つの中間位置はインクリ
    メントギヤおよびデクリメントギヤ位置間であるシフトシステム。
  49. 【請求項49】請求項48に記載のシフトシステムであって、前記少なくも1
    つの中間位置はインクリメントギヤおよびデクリメントギヤ位置間における複数
    の中間位置を含むシフトシステム。
  50. 【請求項50】請求項49に記載のシフトシステムであって、前記少なくも1
    つの中間位置は更に、パークギヤおよびバックギヤ位置の間、バックギヤおよび
    ニュートラルギヤ位置の間、ならびにニュートラルギヤおよびドライブギヤ位置
    の間の内の少なくとも1つの間に位置する中間位置を含むシフト装置システム。
  51. 【請求項51】請求項43に記載のシフト装置システムであって、前記センサ
    は少なくとも2つ以上の中間位置においてシフトレバーの位置を検知し、シフト
    レバー速度を導出し得る電気出力信号を生成する。
  52. 【請求項52】請求項43に記載のシフトシステムであって、前記センサはギ
    ヤ位置間における任意の位置においてシフトレバーの位置を検知し、運転者によ
    り動かされたシフトレバーの速度を判断し得る位置情報を含んだ電気出力信号を
    生成するシフトシステム。
  53. 【請求項53】請求項43に記載のシフトシステムであって、シフトレバーは
    複数のギヤシフト位置間を少なくとも2次元において移動可能であり、前記検知
    装置はシフトレバー位置を2次元で検知するシフトシステム。
  54. 【請求項54】請求項53に記載のシフトシステムであって、前記検知装置は
    2次元膜センサパッドであるシフトシステム。
  55. 【請求項55】請求項43に記載のシフトシステムであって、更に、前記検知
    装置から出力信号を受け取った時にギヤシフトを予測して車両変速機のギヤシフ
    ト制御を開始するコントローラを含むシフトシステム。
  56. 【請求項56】請求項43に記載のシフトシステムであって、前記検知装置は
    複数の可視目盛とシフトレバーがギヤ位置間で動かされた際に前記目盛を検知す
    るための光学センサとを含むシフトシステム。
  57. 【請求項57】手動操作シフトアクチュエータの動作に応じて電気制御車両変
    速機のシフトを制御する方法であって、 ギヤ位置間で運転者により動かされたシフトアクチュエータの速度を測定する
    ステップと、 シフトアクチュエータ速度に基づいて選択されたギヤシフト制御パラメータを
    変速機に供給することで電気制御変速機のギヤシフトを制御するステップとを含
    む方法。
  58. 【請求項58】請求項57に記載の方法であって、間隔が既知の複数の位置で
    シフトアクチュエータの存在を検知し、シフトアクチュエータが複数位置間を移
    動する際に経過した時間を測定することによりシフトアクチュエータの速度を測
    定する方法。
  59. 【請求項59】請求項58に記載の方法であって、複数の位置は2つのギヤ位
    置および該2つのギヤ位置の中間の位置を含み、アクチュエータの速度はシフト
    アクチュエータが該2つのギヤ位置のいずれかから該中間位置へ移動した際の経
    過時間を測定することで測定される方法。
  60. 【請求項60】複数のギヤ位置間で少なくとも2次元にわたって移動可能なシ
    フトレバーを有する車両ギヤシフト機構のための電気検知システムであって、 シフトレバー位置を2次元で検知し、検知されたシフトレバー位置を表す電気
    出力信号を生成するための検知手段と、 特定の変速機ギヤと前記検知手段により検知されたシフトレバーの定義された
    位置とを関連付けるコントローラとを有し、 コントローラがどの変速機ギヤをどの定義位置と関連付けるかを運転者が選べ
    るようにする手段を前記コントローラが含む電気検知システム。
  61. 【請求項61】請求項60に記載の電気検知システムであって、前記検知手段
    は2次元膜センサパッドを含む電気検知システム。
  62. 【請求項62】請求項60に記載の電気検知システムであって、前記検知手段
    は2つのギヤ位置の中間の位置を少なくとも1つ含むシフトレバー位置を検知し
    、前記検知装置は前記少なくとも1つの中間位置におけるシフトレバーの存在を
    探知した際に、前記2つのギヤ位置間でのシフトレバーの移動を示す電気出力信
    号を生成するシフト装置システム。
  63. 【請求項63】請求項62に記載の電気検知システムであって、前記少なくと
    も2つのギヤ位置はバック、1速、2速、3速、および4速ギヤ位置を含み、前
    記少なくとも1つの中間位置は各ギヤ位置間における複数の中間位置を含むシフ
    ト装置システム。
  64. 【請求項64】請求項62に記載の電気検知システムであって、前記少なくと
    も2つのギヤ位置はバック、1速、2速、3速、4速、および5速ギヤ位置を含
    み、前記少なくとも1つの中間位置は各ギヤ位置間における複数の中間位置を含
    むシフト装置システム。
  65. 【請求項65】請求項60に記載の電気検知システムであって、前記検知手段
    によって生成された電気出力信号は、ギヤ位置間で運転者によって操作されたシ
    フトレバーの速度を測定するための位置情報をふくむ電気検知システム。
  66. 【請求項66】請求項65に記載の電気検知システムであって、検知手段は各
    ギヤ位置間の複数の中間位置においてシフトレバーの存在を検知する電気検知シ
    ステム。
  67. 【請求項67】請求項57に記載の方法であって、シフトアクチュエータの位
    置に基づいて、変速機のクラッチを部分的に係合させることを含む方法。
  68. 【請求項68】請求項34に記載の方法であって、パワートレーンのための制
    御システムはクラッチを含み、前記方法は、シフト装置が異なるギヤ位置の内の
    選択された位置に完全に位置決めされていないが、それに近接した位置に位置決
    めされたことに応答してクラッチを部分的に係合させるステップを含んでいる方
    法。
  69. 【請求項69】請求項68に記載の方法であって、クラッチと変速機が組み合
    わされ、相互に接続されて自動クラッチ式手動変速機システムを構成している方
    法。
  70. 【請求項70】請求項34に記載の方法であって、シフト装置がシフトレバー
    を含み、変速機シフト装置システムを用意するステップは、クラッチを提供する
    ことを含み、検出ステップは、シフト装置が異なるギヤ位置の内の選択された位
    置に完全に位置決めされていないがそれに近接した位置に位置している時に、シ
    フトレバーが非ギヤ位置に位置することを検知することを含み、制御を変化させ
    るステップは、シフトレバーが非ギヤ位置に位置する時にクラッチを部分的に係
    合させることを含む方法。
  71. 【請求項71】請求項12に記載のシフト装置システムであって、シフトレバ
    ーの位置を示す、検知装置からの信号に応答して、変速機のクラッチの係合速度
    を可変的に制御するようにコントローラがプログラムされているシフト装置シス
    テム。
  72. 【請求項72】請求項12に記載のシフト装置システムであって、シフトレバ
    ーの移動速度を示す、検知装置からの信号に応答して、変速機のクラッチの係合
    速度を可変的に制御するようにコントローラがプログラムされているシフト装置
    システム。
  73. 【請求項73】請求項12に記載のシフト装置システムであって、作動的に取
    り付けられたクラッチを有する自動クラッチ式手動変速機を含み、自動クラッチ
    式手動変速機のシフトのためにクラッチを制御するようコントローラがプログラ
    ムされているシフト装置システム。
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