JP2001509059A - 静脈内麻酔注入物の調製および投与のための改良された方法および装置 - Google Patents

静脈内麻酔注入物の調製および投与のための改良された方法および装置

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、連続輸液用に1以上の薬剤溶液を調製して投与する方法に関する。予め確立された一組の表にしたがって薬の濃度を変えることにより流速を標準化する。本発明の方法は、連続輸液麻酔の臨床応用を大いに簡便化し、いろいろな容量に調製することを容易にするため、薬の廃棄量を大きく低減できる。本発明の方法による流速の標準化は解釈および混合を容易化し、薬の適用を容易にするとともに患者の安全を高める。本発明の目的の達成を助けるために装置を用いることが望ましい。そうした装置は新生児麻酔など特別な適用に必要とされる標準外の流速への正確かつ効率的な変換を容易にする。コンピュータ化された混合制御器は、オペレータの必要な入力により混合を決定することができるコンピュータにつながっており、最終薬剤溶液をすぐに使用できる輸液バッグに混合供給することができる。本発明の方法およびコンピュータを使用すれば、低い流速が要求される新生児麻酔のような特別な状況に必要な標準外の流速の選択に変換することも容易である。予め秤量された麻酔薬を手動またはコンピュータ化された混合制御器で供給するようにすれば、標準量の薬が製造者において調製されるため患者に対する安全性も高められる。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 静脈内麻酔注入物の調製および投与のための改良された方法および装置 他所参照 これは、1994年4月25日に出願された米国特許出願08/232,50 2の部分継続出願であり、その継続出願は、米国特許出願07/802,963 (今は放棄されている、Edward Teeple,M.D.による、発明の 名称「静脈麻酔注入物を調製し、投与するための改良法方および装置」)の米国 特許出願07/986,198の部分継続出願の継続である。 発明の分野 本発明は、患者へ連続注入するための薬剤の溶液を調整するための方法および 装置に関し、特に、必要な薬剤の量が、標準化された注入速度に基づいて決定さ れる資格のある医師および他の専門医用の、費用に対して最も効率のよい信頼性 のある方法および装置に関する。 発明の背景 多くの種類の静脈内剤が、医療患者の治療に使用されることができる。例えば 、全身麻酔または吸入麻酔補助;神経筋遮断剤;重症者管理適用のための心機能 回復剤;およびその他多数がある。麻酔医は、連続注入法のために1以上の薬剤 を使用することがよくある。種々の薬剤、特に麻酔薬、の静脈注入用の現在の方 法およびメカニズムは、ここに記載されるような種々の欠陥を有している。麻酔投与の従来の方法 種々の薬剤の注入の実施は、一つの薬剤または薬剤の組み合わせの投与に関連 する多数の変化および各重要なファクターを記憶する難しさのために、厄介で困 難である。歴史的には、麻酔医は、種々の医療条件において麻酔薬の適当な用量 範囲を決定しようとするときに記憶に頼っていた。多くの医師は、一つまたは二 つの薬剤を選択して、他の方法では複雑な、使用しなければならない処方を単純 化し、これらの一つまたは二つの特定の薬剤を記憶していた。不運にも、麻酔医 のレパートリーの薬剤の数を限定することは、患者の特別な要求に麻酔を適合さ せる麻酔医の能力を厳しく制限する。さらに、麻酔医の記憶は、経験、Physicia ns Desk Reference(“PDR”)の推奨用量を読むこと、文献の推奨用量を読 むことおよび薬剤会社からの見本との相互作用に基づいている。不運にも、これ らの情報源によって推奨される安全な用量範囲は不一致であり、大きな矛盾がそ れらの推奨範囲に存在する。図1(種々な文献によって推奨されている用量範囲 の図式的描写)参照。また、提案される範囲は、投与の用量および速度に著しい 調整を必要とする特別な適用、例えば心臓患者の場合、の考慮を反映しない。( 例えば、心臓患者の場合、患者はふつう目覚めていて、手術の終了後数時間で管 状器官が取り除かれる。対照的に、虫垂切除を受けている患者は目覚めていて、 手術後ほとんど直後に管状器官が取り除かれる。)さらに、麻酔薬の処理の安全 な範囲は、その麻酔薬を投与するためにどのようなモダリティーが使用されてい るかによって変化する。しかしながら、麻酔薬処理の標準情報源に記載されてい る安全な範囲は麻酔薬の分配モダリティーの考慮を反映しない。例えば、ある薬 剤に関して、PRDは、非TIVA(TIVAは全静脈麻酔を意味する)が使用 される場合に対してTIVAが使用される場合の推奨範囲を調整しない。先行技 術もまた、薬剤の蓄積を十分に回避し、麻酔からの患者の遅れた出現を排除する 麻酔方法を記載していない。先行技術によって提案されている用量の多くは、あ まりにも積極的すぎ、多種の薬剤を組み合わせる相乗効果のために患者に過剰投 与することになる。要するに、文献および情報源は、薬剤処理または静脈投与の 安全な用量範囲を麻酔医に提供することに関して大いに不十分である。 麻酔医が特別な場合の適当な用量を計算するのを可能にすると主張される式が 提出されが、その限りでは、それらの式は使用が制限されるほどに複雑であり、 種々の計算の誤りを生じる。多くの麻酔医は、定評のある三仕切モデル(three- compartment model)によって麻酔の薬物動力学を理解する。三仕切モデルは、 麻酔投与のいくつかの方法を説明するのに使用される。三仕切モデルによれば、 仕切1に置かれた薬剤は、仕切1から一定の速度K10で不可逆的に除去されるま で、仕切1と2の間を一定な速度K12およびK21で、そして仕切1と3の間を一 定な速度K13およびK31で可逆的に移動する。仕切1,2および3の体積はそれ ぞれV1、V2およびV3として知られる。仕切1と仕切2との間の薬剤の移動は 分配(distribution)として知られ、仕切1からの薬剤の不可逆的な移動は除去 (elimination)として知られる。薬剤の除去は薬剤の代謝または排泄を反映す る。無限の連続的注入において、各仕切中の薬剤の定常濃度は等しいと推定され 、したがって、分配の全体積はVT(VT=V1+V2+V3)である。薬剤が中央 の仕切から除去される速度は、中央の仕切中の薬剤の体積に正比例する。したが って、中央の仕切のクリアランス、すなわち中央の仕切からの除去速度、はCl1 (これはVk10によって定義される)である。多くの式が、このモデルによっ て患者中の麻酔薬の移動を定量することを企図して提出されている。たとえば、 Whiteおよび表1(ここで、Vcは、薬剤の測定可能な血液水準薬剤濃度に 等しいクリアランスの体積である)参照。Vcは、細胞中の薬剤の濃度に逆比例 する。Vdssは分布の定常体積である。不運にも、このモデルはいくつかの顕著 な制限がある。例えば、血液中の血漿濃度はしばしば、導入で末端器官に濃度効 果をもたらし、目覚めに遅れる。Vdssは、本発明に対してWhiteの方法論 の比較を可能とするためにここに記載される。種々の薬剤を注入するための最も 普通に存在する方法は、麻酔医が、下記の厄介な式に従って患者に与えることを 意図する用量を決定することを必要とする: D×BW×60=C×R 式1の可変数は次の通りに定義される: D=μg/kg/minで表される投与速度 BW=kgで表される体重 C=μg/mlで表される輸液(注入)の濃度 R=ml/hrで表される輸液の速度 (定数=60min/hr) 式1は五個の未知数(Cは二つの変数、分子(mgにおける重量)および分母 (mlにおける体積)からなる)を含み、薬剤混合物を調整し、使用する度に一 連の計算を行わなければならない。これらの複雑な計算は、輸液技術の適用を骨 の折れるものとし、人為的な誤差の危険性を増大する。健康管理提供者によって 操作される長いかつ夜更けの時間と結びつけられる重要な健康管理を提供するこ との圧力が、誤差の可能性を減少する方法を望ましいものとする。 患者の体重の変化によって、望ましい薬剤の流速は、各場合によって変化する 。従って、式1によって説明された方法論を使用すると、患者が受けている薬剤 の用量を臨床手順中に繰り返し再評価することは非常に困難になる。この問題を 処理する一つの方法は薬剤濃度を標準化することであった。しかしながら、この 方法には重要な問題が常に存在している。分配速度がなお変化する。さらに、そ の式は、複数の麻酔薬が使用される場合(これは麻酔の普通の方法である)の相 乗効果または特殊な場合、例えば心臓病患者の場合、の要求を考慮し損ねている 。 従って、従来の方法では、麻酔医が患者への投与を務めるときに、その麻酔 医は、投与することを意図するモダリティーにおいて使用しようとする薬剤の矛 盾する不正確な安全用量範囲の記憶に依存することを余儀なくされ、あまりにも 多くの可変数を含む面倒な式の操作を試みなければならない。麻酔投与の従来の機構 麻酔薬剤を含む、静脈注射薬剤を投与するために開発された機構は、麻酔医を 傷つけた多数の欠失によって悩ませられた。たとえば、静脈注入のいくつかの方 法は麻酔薬の到達のためのポンプ及び注射器機構に依る。残念ながら、そのよう な機構で用いられた注射器ポンプは正確でなく、低容量が求められた時系内に薬 剤を効果的に届けることもない。低容量においては、到達されるべき薬剤はその ような機構の管系内にて屡々しなだれてしまう。多くのそのような機構では、少 なくとも1ccの到達されるべき薬剤が機構の管系内に留まる。他においては、 管系内に5cc程残留する。第二に、ポンプ及び注射器機構とともに用いられる 注射器体積は会社によって変わる。そのような変動は、ポンプ及び注射器機構に 、同じ点滴速度が選択された場合であっても異なった投与量の薬剤を届けること を引き起こしてしまう。第三に、注射器に用いられるプランジャーは注射器のシ リンダ内にて抵抗を受けやすい。その抵抗は注射器空洞においてプランジャーを 不規則に前進させる。注射器空洞内のプランジャーの不規則な動きは不規則な薬 剤到達を引き起こす。すなわち、抵抗が解消されるにつれて、薬剤の、連続した 定常量ではない小さな塊が届けられる。注射器に依る方法を悩ます他の問題は、 そのような方法は進行中に注射器を再装填することを屡々要求することである。 他の方法は、速度を自動的に麻酔要求に合わせるコンピュータ化された到達シ ステムに依る。しかしながら、そのようなシステムは極端に高価であり、そのこ とは多くの操作室にとって経済的に実行不可能にさせる。さらに、麻酔の投与は 科学であるのに加えて技術であり、完全にコンピュータ化された系は、投与され た薬剤に対する患者の臨床上の応答に基づく好適な調節を容易にするように各々 の薬剤の投与に含まれる要因を評価し、理解しそして操作することの投与する医 師にとっての必要に完全に取って代わることはできない。すなわち「閉ループ」 システムでさえも緻密なモニタリングを必要とする。たとえば、完全な閉ループ モデルは手術室においては通常である刺激の変化を考慮することができない。さ らに、願じゃが眠っているかあるいは意識が無いということを確実にするための 方法は存在しないので、閉ループシステムは禁忌を示される。最後に、完全な閉 ループシステムは多重の麻酔薬が使用されるときは実行できないと判明した。 点滴ポンプも又よく知られている。これらの装置の費用は多くの臨床的セット においてひどく高価でありかねないが。”Infusion Pumps,”Milesones in Anes thesia,pp.2-3参照。 又、Burtles,Richard;”Continuous Infusion Of Drugs:A Simple And Ratio nal System”,Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia,1991;5( 4);362-364;Tilden,Samuel and Hopkins,Rober L.;”Calculation Of Infusio n Rates Of Vasoacitive Substrances”,Annals of Emergency Medicine,1983 ;12;697-99も見よ。最後に、多くの静脈到達機構及び方法は時間がかかり高価な 装置を必要とする。たとえば、もし多数の麻酔薬が用いられるならば、多数の注 入ポンプが必要とされる。 種々の特許及び他の引用例が静脈麻酔薬剤の調製と投与のための方法と装置を 開示している。 米国特許第4,853,521号は、到達となるためのコンピュータ化された系 を含む、患者への薬剤投与を保証し記録するシステムを開示している。 米国特許第4,898,578号は、通常使用される注入方法のため変化するも のの多様性の解決を可能にする薬剤注入系を開示している。 米国特許第4,058,120号は、麻酔機械のための気化器円形コンベヤーを 開示している。 米国特許第4,246,894号及び第4,334,526号は、麻酔の解離不明 型を投与する方法及びシステムを開示している。 米国特許第5,015,781号は、麻酔化合物及び調製の方法を開示している 。 米国特許第4,917,670号は、連続脊髄麻酔薬投与装置及び方法を開示し ている。 米国特許第4,873,076号及び同様引用例は、麻酔若しくは知覚ある鎮静 を安全に提供する方法を開示している。 米国特許第,825,860号は、麻酔投薬系を供給する装置を開示している。 米国特許第4,053,604号は、麻酔混合物及び蘇生物を改良する方法を開 示している。 Paul F.Whiteは、彼の論文”Clinical Uses Of Intravenous Anesthetic And Analgesic Infusions”,Anesthesia and Analgesla,1989;68;161-71(以後「 White Paper」と言う)に、連続注入麻酔の臨床的付与を記載ししているが、本 発明の改良された方法を企図してはいない。 従って、従来の方法の不十分な箇所を欠点として有してはいない連続敵注入の ための薬剤溶液を調製するための方法を開発することが願わしいこととなったの である。 発明の概要 一般に、本発明は、次に述べる工程からなる連続的輸液用の薬剤溶液を製造す る方法である。すなわち、標準化した投薬量範囲を確立する工程、輸液について の標準化した速度範囲を確立する工程、および患者の体重、標準化した投薬速度 および標準化した輸液速度を基礎として薬剤の必要濃度を決定する工程である。 好ましくは、必要濃度についての参照表を確立するため、体重増分で相当数の薬 剤について、これらの工程を繰り返す。これらの濃度は、輸液バッグ内の希釈剤 に加えるべき薬剤の量を容易に決定することができるように、単位ミリリットル 当たりを基準として決定するのが好ましい。さらに、標準化した投薬速度は、そ の薬剤について確立した維持輸液速度の最大値を基準とするのが好ましい。 本発明により製造した麻酔は、適切な装填用量を用いて標準的な麻酔技術によ って引き起こされる。維持麻酔に用いる薬剤は、直接静脈内の前投薬として、す なわち、プライマーとして、または麻酔を引き起こすために与えることもできる 。熟練した技術を有し経験の豊富な麻酔医は知っているように、麻酔薬について 患者に「予備知識を与える」ことは、麻酔に対する患者の受容性を増大させるこ と になるし、また、麻酔医が麻酔を開始するための大きな初期の巨丸剤を使用送達 することを避けさせることになる。麻酔を引き起こすための巨丸薬をより少量送 達することは、麻酔医が麻酔薬の有毒量を送達してしまう可能性を少なくさせる ことになり、また、患者に麻酔を起こさせるように用いられる麻酔の全体量を減 少させることになる。必要とされる麻酔の量の減少させると、麻酔にかかるコス トを少なくすることができる。麻酔薬の投与についての方法論は、患者の特別な 要求を処理しまた麻酔を持続するために用いる方法を考慮に入れる装填用量を投 与することに備える必要がある。大部分の麻酔方法に見られるように、装填用量 は薬剤の血漿濃度を所定のレベルまで急速に高めるものであり、また、維持速度 は代謝と排出で失った薬剤を補充するものである。 しかして、誘導に続いて、維持輸液を開始し持続させる。麻酔上の要件は、実 施する手術の手順、患者の健康及び状態、手術手順の長さ、及びその他多くの要 素に応じて変動する。このような因子については部分的なリストを表1に示した のでこれを参照されたい。これらの要素は、手順の間に患者に送達させるべき薬 剤の濃度範囲を確立するときに考慮される。 本発明の下では、標準化された輸液速度、好ましくは30ml・hr-1、が高 い(または「最大の」)輸液用量を送達するための基準として用いられる。しか し、もし持続輸液薬剤を補足的な麻酔薬剤であると意図する場合には、したがっ て輸液速度を低下させる。図2は、麻酔中に薬剤が蓄積するのを回避するために 用いられる、標準化された下向きのタイトレーション曲線を示す。それには、手 術の最後でできるだけすばやくヒトを覚醒させるための止める時間(turn-offti me)も記述されている。さらに、速度、したがって送達される薬剤の量は、しば しば薬剤に対する患者の臨床上の応答状態を基準として調節しなければならない 。本発明は、麻酔医がこれらの要素を調節することを可能にさせる。図3には1 0個の関連ある麻酔薬剤についての低速度から高速度範囲についての理解の参考 となるものが与えられている。 本発明は、連続的な輸液のために薬剤溶液を定め、および/または調製する装 置を使用しても良く、以下のものを含むことができる。 1.データ入力手段。 2.データを収納するための記憶手段、当該記憶手段は、その中に予め定め られた薬剤の投与速度と薬剤の使用に応じて標準化された輸液速度とを 有している。 3.予め定められた薬剤の投与速度、標準化された輸液速度、および入力手 段を通して与えられた患者の体重に基づいて必要な薬剤濃度を定めるこ とが実施可能な手段。 4.必要な濃度を表示し、および/または最終的な薬剤輸液バッグと与える べき希釈剤を調製する手段。 5.投与の準備のできた最終的な混合輸液バッグに希釈剤と薬剤濃縮物を混 合する手段。 6.各々の最終的な混合輸液バッグの外側に成分をマークする手段。 本願の方法は、麻酔剤、筋肉弛緩剤、鎮静剤、鎮痛薬および心肺機能回復剤と いった広範なさまざまの薬剤を投与するのに有用であるがこれらに限定されるも のではない。本輸液方法は、手術室、集中治療室、薬局、外来患者の医療施設お よび歯科施設といったさまざまな臨床用設備にも使用することができる。本願の 使用は、ここでは主に麻酔剤を供給する方法として記載されているが、本発明の 属する技術分野の経験者は、本発明の使用が上記の他の用途において有用である ことを理解するであろう。 本願の好適な実施態様は、特定の重量範囲の患者用に予め計量した投与分を含 むガラス瓶から調製した投与すべき麻酔剤および他の薬剤を提供し、それにより 本発明によらなければ必要となる計算と混合工程を無くし、さらに人による間違 いの危険を減らし、輸液の安全性を増した。薬剤濃縮物の予め計量されたガラス 瓶は、適当な薬剤の混合が為されることを保証するために、バーコードが付され ているか、あるいは機械で読み取り可能なデータの組(例えば薬剤種類、新しさ の日付、濃度、容量)が符合化されて付されており、人による間違いの可能性を 無くし、そうでなくとも間違いの可能性を減少させている。供給する特定された 薬剤量を臨床の状況に関係なく指示する他の発明とは異なり、本願記載の発明は 、患者の反応に基づいて、使用される麻酔剤の計算された安全な範囲内で、供給 する薬剤量のタイトレーションの範囲を実施者に提供し、投与速度を実施者が調 整することを可能にする。 本願記載の発明は、患者に供給される薬剤量の計算を調整するために、実施者 に2つの機会を与えている。第一に、患者が必要とし、耐えることが可能な最大 薬剤量を求めた後に、実施者は輸液バッグ中希釈剤に加えられる薬剤濃度を調整 する。希釈剤バッグ中に投入された薬剤濃度の調整は、患者に供給されるであろ う薬剤のデフォルト値の調整を意味する。したがって、患者の状態および予想さ れる麻酔剤の必要量および予想される反応が、希釈剤バッグに加える投与速度を 決めるのに重要な役割を担っている。第二に、適当な持続投与速度が定められて 希釈剤バッグに加えられた後、その場合の進行状況と麻酔剤に対する患者の実際 の反応に基づいて、計算により求められた定められた薬剤供給の安全な範囲内で 、供給する薬剤のタイトレーション速度を調整することにより、患者に供給する 薬剤量を実施者は調整することができる。このことは、さらに計算することが必 要ないので時間を節約する。本発明により与えられる高低範囲は、それを標準化 しながら、できる限り臨床の実際をそのまままねている。この標準化は、共同効 果のための投与の調整をより容易にしている。例えば、プログラムにより与えら れた省略投与値を半分にすることができる。 さらに、本願記載の方法は、本願の属する技術分野の実務者にたいして独特な 問題を提起する以下の麻酔用途にも容易に適用される:(1)心臓のケース、( 2)小児科のケース、(3)プロポフォルを使用するケース、(4)異なる麻酔 剤の混合物を使用するケース、(5)心臓の患者にTIVAが使用された場合 および(6)非常に重症な患者のケース。 多くの麻酔医が概念的に蒸発器/パーセント供給モデルにたいする類推によっ て本発明を理解するであろう。 要約すると、本発明の方法は、このような薬剤を混合、投与する従来の方法に 比較して多くの利益を提供する。本願方法の投与速度の標準化は、解釈と応用を 、医者にとってより容易なものとし、患者にとってより安全なものとする。本願 の方法はまた、臨床設備において容易に入手可能な、より単純で高価でない輸液 ポンプの使用を可能とする。本願の方法は、適当かつ大量の薬剤を混合するもの であるので、他の方法を悩ませる注射器の再充填により生ずる問題を回避する。 本願方法は、手術室、集中治療室、あるいはその他の病院内環境においても同じ く有用である。最後に、麻酔剤あるいは鎮痛剤を含む薬剤溶液の連続輸液に使用 する薬剤の選択において、より大きな融通性を与える。麻酔剤を含む薬剤溶液の 調整および投与の従来方法の困難さから開放された医者は、連続輸液に使用する 薬剤の数と種類を増すことを助長されるであろう。したがって、医者は、不適当 な投与の危険を減らして、最適な薬剤の組み合わせを使用することができる。 本発明の目的は、連続輸液システムにおいて使用される計算を単純化するため の方法、すなわち使用される静脈注入薬剤のための複数の変数を麻酔医が記憶す る必要のない方法を提供することである。 本発明の別の目的は、注入した薬剤の集積を避けることである。単純化された 計算の使用により、注入された薬剤は容易にタイトレーションされ、このような 集積を避けることができる。 本発明のさらに別の目的は、注入する薬剤の正確な投与範囲を定める方法を提 供することであり、その範囲は、麻酔薬剤供給の様相、複数の薬剤の共同効果お よび小児科や心臓のケースのような特別の麻酔の必要性を考慮したものである。 本発明のさらにまた別の目的は、例えば、臨床での反応に対する調整メカニズ ムの欠如、不規則な薬剤供給、および複数の薬剤が使用された場合の複数の装置 と設定といった、既存のメカニズムの欠陥のいくつかを克服するコスト的により 効率的な薬剤注入方法を提供することである。 図面の簡単な説明 本発明は、実施例のみにより、付属の図面に示された以下の好適な実施態様の 記述から、より容易に明確となるであろう。 図1は、種々の文献により推奨される投与範囲の概略を表したものである。 図2は、本発明を使用して供給された薬剤の標準カーブとタイトレーションを 示すグラフである。 図3は、関連する10種類の麻酔剤の低投与速度から高投与速度の範囲の説明 のための参照である。 図4Aは、本発明の下での薬剤供給のタイトレーションカーブを示すグラフで ある。 図4Bは、従来技術の方法の下での薬剤供給を示すグラフである。 図5は、サンプルコンピュータースクリーン出力および/または混合量の定め 方を載せた最終的な混合輸液バッグのラベルを示している。 図6は、薬剤混合物を調製するためのコンピューターを搭載した混合制御装置 の配置を示している。 図7は、薬剤混合物を調製するための装置を示している。 発明の詳細な説明本発明の方法 ここに記載した方法は、(1)本発明によって記載されているようなある変数 を固定した後で、濃度値の発生、(2)輸液の標準タイトレーション範囲を確立 するコンピューターの使用、(3)患者の体重、投与速度、その溶液の量及び輸 液の標準化された速度の範囲をベースとした少なくとも1個の薬剤の要求濃度を 決定すること、及び(4)少なくとも1個の薬剤を患者に対する薬剤の投与のた めの希釈剤の容器に混合すること、に備えるものである。 本発明の一つの特徴は種々の体重に於ける濃度の予め決められた値を有する表 の使用を含み、麻酔薬を含む投与される輸液の準備に要求される工程の多くを除 去できる。此処に記載の方法を使用し、それで発生し、使用される表の実施例の ような表2参照。各変数は下記で規定されそして説明される。 1.用量(D) 白書は連続輸液技術のための臨床的に決定された高低値の使用を提案している 。先に記載した3区画モデルを思い出すと、種々の薬剤の臨床的範囲は表1のC pとラベルされた欄に示されている。これらの臨床値は麻酔薬および薬物動態学 文献に記載されている固定した保守的な値を取る事で導き出された。白書によれ ば、維持輸液速度(MIR)用の値は薬剤の患者の血漿濃度(Cp)にクリアラ ンス(CL)、即ち排泄又は代謝速度、を掛けることで決定される。表1のCp 欄は各剤の高低値範囲を与えている。 本方法の下で、TIVA用の濃度値(これは順に輸液されるべき薬剤の標準化 に使用される、例えば表2に示された値)を決定するのに使用される用量値をも たらすために、高Cp値は表1のCp欄に示された範囲から選択される。ここに 記載されて方法の下で、高い値は常に輸液が、輸液されるべき薬剤に必要と期待 される最高を供給するのに要求される濃度及び容量を準備するように選択される 。この様に、表2の値をコンピューターで計算するのに使用される用量、D、は 各薬剤のための最高維持輸液速度(MaxIR)をベースとしている。実施例の ようなチオペンタールを使用して、表1からの値を取れば、20μg・ml-1の 高いCpは3ml・kg-1・min-1のクリアランスを掛けられ、それは60m g・kg-1・min-1に等しい。この様に、表2の値をコンピューターで計算す るのに使用されるチオペンタールの用量は60mg・kg-1・min-1である。 表2にも示されている非TIVA用量に関して、白書に書かれている値の中間 範囲は臨床的観察で選択されそして確認される。従って、非TIVA用のC*値 は低用量を反映している。 2.体重(B.W.) 体重は患者各個人に固定された値である。表2で、値の欄は患者体重が各10 kg増加するのに対して作成されている。 3.定数 定数0.06は用量と輸液速度(ml/hr)間の測定誤差の単位を補正して いる。 4.輸液速度(R) 通常、輸液速度はどんな選択された値であり得る。しかしながら、全ての静脈 剤用の輸液速度を単純化及び標準化するために、本発明は、この方法が成人に於 ける維持速度を計算するのに使用されるとき、好ましい態様に於いて30ml・ hr-1の速度を設定する。この速度は麻酔を要求する殆どの患者が、麻酔を要求 する手術を行っている間、大量の液体を要求するから選択された。更に、この輸 液速度は先行技術の方法や機構で示される低容量供給問題を克服する。供給速度 を伴ったMaxIR用量の標準化は全ての静脈輸液麻酔の施用を不変のものとす る。この輸液速度の標準化はここに記載された方法の重要な特徴であり、従来技 術の方法から本方法を区別している。輸液速度を本発明の他の態様に於ける他の 速度に設定することに注意。例えば、MaxIRは小児の場合は10ml/hr 、プロポフォルの使用を含む成人の場合は120ml/hr、プロポフォルの使 用を含む小児の場合は40ml/hr、心臓病患者の場合は45ml/hr、及 び使用される薬剤が鎮静又は無痛覚だけ用であるときは9ml/hrである。 5.輸液の濃度(C) 輸液混合物の濃度はmg/mlで与えられる。 6.時間当たりに供給される薬剤の容量(C* 時間当たりに供給される薬剤の容量、C*、は薬剤が市場で入手可能である標 準濃度で割ったCであり、ml/hrで与えられる。表2に掲げられた値はC* に等しい。濃度値の発生;表2の決定 実証と前記の記載に一致させる目的のために、次の推定をする: D=μg/kg/minで表されるMaxIR BW=kgで表される縦の欄(コラム)当たりの固定重量 R=30ml/hr C=μg/mlで表される輸液の濃度 標準の利用できる濃度C*で輸送される薬剤の容量を決定するために、薬剤が 利用できる標準濃度によりCを簡単に分ける。 式1すなわちDXBW×60=C×Rを使用して、C*(重量の各kgでの各 薬剤について)を解くことにより、表2のような表ができる。例えば、チオペン タールに関する値の発生に使用されるDに対する上記の算出値(一般にはClの Cp倍)を使用して、また、BW=50kgと選択して、C*は(60mg/k g/ min)(50kg)(60mim/hr)/30ml/hr=6000mg/ hrとして計算される。チオペンタールは200mg/mlの濃度で利用できる ので、C*は表2の50kg重量コラムに表された30ml/hrである。(1 )横の行による所望の静脈注入剤および(2)縦の欄による患者のkg重量の部 分は、開業医にC*を選択させる。C*は、時間当たりの輸送されるべき輸液バッ クに加えられるべき関連の薬剤の容量(mlで表される)に等しい。もし、輸液 ポンプがMaxIRすなわち好ましい実施態様における時間当たりの30mlを 輸送するように設定されたならば、この混合物をMaxIR輸送する。 ここで記載した本方法でC*値を発生するのに使用したMaxIRは、上記し た特別の場合に反映する。例えば、プロポフォルの性質のために、プロポフォル のためのMaxIRは、120ml・hr-1に増加し、薬剤プロポフォルのため の表2に関する値を発生させなければならない。同様に、患者の相対的薬剤の率 直性のために、小児科医の場合の表2に関する値を発生させるのに使用するMa xIRは10ml/hrである。 C*値の発生の後に、本方法は輸液バッグの多段階調製を与える。次のことか ら、速度および投薬量の値はC*値を発生させる目的で上記したように設定され るが、速度および投薬量の値は、本発明の他の工程で変化し、種々の臨床環境例 えば健康不良の患者および非TIVA輸送形態に調節される。操作1:充填服用量の決定 A)BW−[ ]kgを選択する。 B)表3から静脈注入剤充填服用量を選択する。 服用量 高服用量 [ ]・[ ]kg=[ ]mg 平均服用量 [ ]・[ ]kg=[ ]mg 低服用量 [ ]・[ ]kg=[ ]mg 表3は、薬剤の高および低服用量の範囲を与える。服用量範囲は、主要な麻酔 剤としての薬剤の使用のためである。もし、薬剤が補助的薬剤であるならば、低 服量を使用すべきである。実際の充填服量用は、個々の患者の臨床状態に基づい て、患者が耐えうる最高の充填服用量も参照しながら、臨床医により決定される 。適正な充填服用量を選択するにおいて考慮する要因のいくつかは、患者の年齢 、患者に投与される他の薬剤、主要な器官系症状および患者に施せる操作のタイ プ、例えば、行える手術のタイプである。このように、もし、患者が健康不良で あり、または麻酔剤に特に敏感であるならば、臨床医は低充填服用量を選択する 。もし、患者が健康良好でありまた麻酔法に一般的に応答するならば、高充填服 用量が選択される。一般的麻酔法は、適切な充填服用量を”丸薬状で投与する( bolus dosing)”ことにより引き起こされる。 *表3の充填服用量値は、Whiteに推奨のMIR服用量に基づいている。各薬剤 に関して、Cpプラズマ濃度の高範囲および低範囲は、Vc(中心容量)により 乗じられて、充填服用量mg・kg-1になる。ここで表示されている範囲は、臨 床実施に使用される高および低服用量の極端であり、臨床医は経験に基づき適切 な調節をすることは予測される。操作2:輸液バッグの混合 輸液バッグは次の工程に従って調製される。 A)患者の体重= kg=[ ] B)静脈注入剤を選択する。 薬剤=[ ] C)表2の適切な縦の欄および C* =[ ] 横の行を選択し各薬剤に対す るC*を選択する。 D)要求される輸液バッグの容量 ケースの予測される持続時間 [ ]hrs×30ml/hr 必要なml=[ ] E)要求される薬剤の容量 薬剤のml*=[ ] ケースの持続時間×C* F)輸液バッグからml*量を除去する。 G)輸液バッグにml*量の静脈注入剤を加える。 H)バッグを標識し希釈剤と薬剤を混合する。 I)1〜150ml/hrを輸送する輸液装置にバッグをかける。 (記:もし、多数の薬剤が使用されるならば、複数の麻酔剤の輸送の相乗的利 益のために調節するために、麻酔学者が麻酔剤を使用するときはいつでも、ここ で記載された本発明を実施する者は、C工程で別に見積もられた第二の薬剤の量 を半分にすることは、臨床経験により示される。また、ほとんどの薬剤は、標準 の濃度で固体である。それにも関わらず、ここで提供される本方法により、工程 Fで、開業医が種々の薬剤濃度を使用した算出値を完全なものにする。) 重要なこととして、従来提案されていた方法とは対照的に、本発明は、静脈注 入麻酔剤の混合および輸送のための唯一一つのバッグを使用する。このように、 静脈注入薬剤のタイトレーションを与える本方法のような効率に加えて、本発明 は、従来の方法に比べて、より効率よく時間および資材例えばポンプ、シリンジ およびバッグを使用する。複数の薬剤を同じバッグ中で使用できるので、ここで 記載した本方法は、(a)計算、混合および設備適応時間を含む準備する時間を 節約し、(b)一つのIV装置を使用し、(c)一つのポンプ装置を使用し、ま た(d)より少ない設備を使用することにより金を節約する。例えば、シリンジ ポンプは一つの薬剤をより多く輸送をさせないので、もし多数のバックが必要な らば、シリンジポンプが必要な輸液方法は、高価で扱いにくい多数のシリンジポ ンプを必要とする。さらに、変動する内腔サイズおよび動きへの抵抗のために、 麻酔学者が異なる大きさや異なる製造業者のシリンジを使用するときに、シリン ジポンプは不正確で不規則な容量を輸送することを研究者は報告しているので、 ここで記載した本方法は、シリンジ方法より安全である。さらに、そのような機 構を使用して低容量の輸液が必要なときは、薬剤はしばしば一定の仕方で機構の チューブを通して強制押し出しすることができない。より大きい容量を輸送する ときは、ここで提供する本方法ごとに、そのような不正確で不規則な薬剤輸送の 可能性を減らす。多数の薬剤を輸送するための一つの装置の使用から発生する利 点に加えて、ここに記載の本方法は、従来技術の方法のいくつかの欠点を解消し 、より簡単でより高価でないポンプを使用でき、すべてのポンプを用いることが でき、また、シリンジの再充填がより少なく、シリンジポンプを組み込んだ輸液 方法の有する共通の問題がより少ない。さらに、設備の費用および不都合が減少 し、コンピュータは輸液には必要でなく、輸液はIVを必要としなく、後で十分 に説明するように、本方法は計算を行うラップトップまたはパルムトップコンピ ュー タを用い、輸液制御コンピュータはタイトレーション(このような本発明は手動 のタイトレーションにも有効である)をするのに必要でなく、本方法は輸液に関 する基礎知識としてすべてのコンピュータ輸液システムと適合する。このように 、ここに記載の本方法を使用することは、従来の方法と関連する費用、再計算、 手術の完了後の患者が昏睡状態のままである病院のした誤り、より多くの数でよ り複雑な設備、および標準混合の薬剤の不使用の大きな容量を減少させる。麻酔導入および維持/タイトレーション 麻酔は標準的方法により導入する。適当な負荷用量−上述の方法1に従って計 算されたもの−を麻酔を導入するために与える。導入後、維持輸液を開始する。 複数の薬剤を輸液のために用いることができる。希釈剤に加える薬剤の量は方法 2に従って準備する。薬剤を希釈液に加えた後薬剤を混合するには、いくつかの 方法が使用できる。例を挙げると、(1)投与するためのすべての薬剤と希釈液 を入れた容器を振とうする;(2)容器をマッサージする;あるいは(3)気泡 発生器を使用してもよい。好ましくは、容器は使用直前に振とうして、患者に輸 液を行うための「スタンド」にかける。実際に薬剤を送達するためには、よく制 御された1〜150ml/hrの量の薬剤を送達できる装置であるならばどのよ うなものでもたいがい使用できる。多くの麻酔剤は薬剤送達に使用される管系に 付着するので、吸着抵抗性のあるチューブを使用することに言及する必要がある 。 ここに記載する方法を用いることにより、すべての薬剤は同一の装置と送達機 構により送達できるので、組立時間、計算時間及び設備コストが節約できる。輸 液開始時に、MaxIRを送達するように輸液速度を選ぶ。本発明の好ましい実施形 態において、MaxIRは30ml/hrである。しかし、もし連続輸液する薬剤が 補充麻酔剤であるならば、複数の薬剤が注入されるか、非TIVAアプリケーシ ョンが使用される(たとえば静注薬剤が亜酸化窒素(NO)又は揮発性麻酔薬と 組み合わせて投与される)ので、輸液速度はそれに応じて遅くしなければならな い。たとえば、フェンタニルを使用する場合、輸液される麻酔薬の量は減らすこ とが できる。 望ましい個々の麻酔投与必要条件は非常に異なるであろう。図3はWhite Paperの第4表に示された値を反映した高−低の送達速度を示す。輸液流 速を市松模様の領域内に保つことにより、適切な薬剤の推奨投与量を送達できる 。 麻酔薬投与中、十分な麻酔と、鎮痛、無覚醒を与える最低の許容輸液速度を維 持するためにMIRは連続的に低下させる。こうすることにより、手術の終った あとの患者の目覚めが早くなる。したがって、もし患者の生命徴候が変わらず安 定しているならば、輸液量はここに記載するように減らすことができる。反対に 、もし患者の血圧や心拍数が上昇するならば注入する薬剤の量を増すことができ る。 本発明の主要な利点は、すべての麻酔薬のタイトレーションが簡単になること である。薬剤のすべてが同一速度で送達されるように前もって一緒にしてあり、 それらの濃度は同一機構中で同時に輸液できるように設定してある。唯一の例外 はプロポフオルが使用される場合である。プロポフォルが用いられる場合Max IRは120ml/hrでMinIRは40ml/hrであることを思い出して ほしい。繰り返すが、始めの負荷と維持用量を計算した後本発明は薬剤全てにつ いて固定濃度と可変送達速度を用いるのである。輸液療法の開始時における薬剤 の濃度はデフォルト最大投与量を最大標準速度(好ましい実施形態では30ml /hr)で送達するのに必要な濃度に基づいている。送達投与量の変化は輸液速 度(ml/hr)をタイトレーション範囲内で変えることにより創り出すのであ る。 タイトレーション速度範囲の曲線はタイトレーション速度が始めのうちに急激 に減少し、その後先細りになることを反映している。ここで始めに送達された薬 剤のベースライン量はx、MaxIRであり、送達される薬剤の下限はx/3、 MinIRである。好ましい実施態様では、速度x、MaxIR、は30ml/ hrであり、それにより薬剤送達の範囲が作り出されるがそこでは30ml/h rが最大速度で、10ml/hrが最少速度MinIRである。30〜10 ml/hrの範囲が最も普通であるが、ここに記載する方法をその他のアプリケ ーションに適合させることができるのは明らかである。例えば、小児科あるいは その他の患者で体重が4kgと27kgの間にあって、標準体重の成人よりも体 液所要量が顕著に低く薬剤投与を受けたことがない患者においては、タイトレー ション範囲は1時間当たり10mlから3mlである。心臓病患者の場合、範囲 は45ml/hrから15ml/hr、プロポフォルを使用する成人患者の場合 、範囲は120ml/hrから40ml/hrであり、プロポフォルを使用する 小児科患者では範囲は40ml/hrから13ml/hrであり、もしこの薬剤 が鎮静剤として使用されているならば範囲は9ml/hrから3ml/hrであ る。 双曲タイトレーション曲線の傾きに関しては、経験的に速度xが手術の終了の 約30分前までに減少し、措置終了後30分以内に薬剤の送達がストップするな らば、患者は手術から脱する(emergeする)、即ち措置終了後短時間で自発呼吸 を始め、覚醒状熊に戻るが、措置が終了しないうちに麻酔が醒めることはない。 麻酔から速やかに回復すると静脈内麻酔輸液に最もよくみられる合併症である長 期にわたる呼吸の抑制と覚醒を回避することができる。したがって、輸液法は先 行技術に記載された方法よりも優れている。なぜならばこの方法は先行技術にお ける大量のオピオイド負荷を回避し、より予測可能な覚醒を与えるからである。 他のモデルではタイトレーション方法を説明するのに双曲線を使用せず、直線 の薬剤送達を用いる。さらに、他のモデルでは薬剤の間欠的な送達を提供する。 即ち、薬剤送達が間欠的にオンオフされる。運悪く、直線法は血漿半減期の時間 感受性コンテクストを反映することができない(即ち薬剤蓄積)。本発明のタイ トレーション曲線は患者の薬剤に対する臨床的反応に合致し、一般的に双曲線を 模倣する。他の方法論とは違って、タイトレーション曲線は送達された薬剤の血 中レベルに基づいているのではなく、患者の臨床的反応に基づいている。本発明 は薬剤の血中レベルの基づく麻酔薬の送達方法が必要でないことを示す。 従って、麻酔方法の発明の好ましい態様において、薬剤のタイトレーションは 図4Aに示す下記の模式的曲線にそって起こる。 この方法が麻酔するに用いられる場合、本方法で与えられる麻酔薬は主剤であ り、より高い輸液範囲を使用するのがよい(20−30ml/hr)。補充剤あ るいは鎮静剤に適用する場合には、10−20ml/hrの速度を用いるのがよ いであろう。薬剤の穏和な鎮痛効果のためには、<10ml/hrを用いる。実 施者は臨床的ニーズに応じて投与量を簡単に調節することができる。例えば、も し患者が沈静化されすぎているように見える場合は、実施者は通常の速度で処方 されているよりも曲線を下に移動させることができる。反対に、患者の麻酔が浅 すぎるように見える場合は、実施者は簡単にタイトレーション曲線を元に戻すこ とができる。繰り返すが、この方法は個々の患者の投薬に対する反応と使用薬剤 の特性に対応することを可能にする。例えば、曲線は麻酔薬のタイトレーション に対する一般的なガイドラインを与えるのであるが、麻酔薬が速いキネティクス を有するか遅いキネティクスを有するかによってバリエーションが存在する。速 いキネティクスを有する麻酔薬は初めの1時間の間に2〜3回のタイトレーショ ンが必要である。反対に、遅いキネティクスを有する麻酔薬は最初の1時間中に 1回だけタイトレーションを行う。速いキネティクスを有する薬剤を遅いキネテ ィクスを有する薬剤と混合すると、混合物は速いキネティクスを有する薬剤に必 要とされるようにタイトレーションされる。 標準タイトレーション範囲を設けることにより、静脈内輸液の使用は簡単にな る。使用される全ての薬剤は同一のタイトレーション範囲で与えられる。薬剤は 全てその投与量は先細りになる。図4を見よ。たとえば、開始時に薬剤Aが主麻 酔薬であるならば、薬剤Aはボーラス投与され輸液が30ml/hrで開始され る。30分後に速度を6ml/hr落として24ml/hrにする。さらに30 分後、速度は4ml/hr落として20ml/hrにする(以下同様)。これが 措置の終わる1時間前まで続けられ、速度は1/2で減少される。措置の30分 前に輸液を切り、患者は覚醒する。いかなる先行技術もこの請求の範囲に記載さ れる方法を示唆しないし、ましてや教示しない。 本方法は薬剤全てについて方法を標準化する。この方法は必要な数学を単純化 する。タイトレーション範囲が1時間あたり30ml〜10mlであるならば、 図4Aのタイトレーション曲線は通常以下の式と等価である。 双曲線に関する上の数学モデルは、薬剤送達の正確なモデルであることを意味 するものではなく、薬剤送達速度の概念的還元とタイトレーションを模式的に表 すものである。図2はより正確にこの薬剤のタイトレーション速度を反映してい る。上述の数学モデルは、送達に他の調整をする必要がない場合の好ましい態様 の曲線を単に表している。 本方法の標準曲線と標準タイトレーションがなければ、各速度は変える必要の ある投与量をその度に元の数式を用いて計算しなければならないだろう。多くの 麻酔医は投与量を変える必要がある度ごとに輸液速度を再計算することは非常に 難しいと主張しており、かれらは図4Bに描かれるような「全部か無か」の輸液 法を用いて薬剤を送達することを選ぶ。薬剤輸液が与えられる場合、それはデフ オルト値として与えられる。もし薬剤が多すぎて副作用が生じたら、輸液を中止 する。麻酔医は麻酔が浅すぎる用に見えたら、再び輸液を開始する。このような 先行技術では実用的とされる図4Bに示す送達方法は、部分的には理想的とは考 えられない。なぜならばこのようなボーラス投与は間欠的に薬剤の血漿レベルを より高く維持する必要があるため、より多くの薬剤投与量を必要とするだろうか らである。ここに記載する方法によるタイトレーションは、図4Bに描かれた送 達方法よりも優れている。なぜならばピークがより低くて数少なく、治療値以下 の谷間(subtherapeutic valley)がより少なく、長く作用する薬剤を短期間作 用する薬剤のような挙動をとらせることができるからである。さらに、ここに提 供される多段階タイトレーション法は、薬剤に対する患者の厳密なニーズにより 密接に適合する。即ちそのような薬剤の理想化された薬物動態学的送達に近づく のである。 請求の範囲に現在記載された、全ての薬剤について標準的タイトレーション範 囲を確立する方法は多数の利点を与える。措置中のタイトレーション速度の薬剤 濃度の再計算がない。麻酔投与の例 表2および3を使用して例を説明する。70kgの女性を麻酔する。チオペン タル−スクシニルコリン誘導を行う。この誘導は標準的な麻酔技術を使用して行 う。補足的なフェンタニル注入を麻酔を維持するために使用する。この場合の持 続時間は3時間を予定している。選択した薬剤(フェンタニル)の投与量を決定 するため、表3を使用する。 手順1.投与量の決定は以下のように行う。 平均投与量:0.0111mg/kg×70kg=0.777mg=777μg 最大投与量:0.021mg/kg×70kg=1.47mg=1470μg 低投与量:0.0012mg/kg×70kg=0.08mg=84μg 手順2.輸液用バッグの混合を行う。 A)BW=70kg B)薬品=フェンタニル C)C*=5.88ml/hr D)時間[3]・30ml/hr=90ml→100mlの輸液バッグで混合 E)必要とする薬剤の容量=3時間×5.88=17.64ml F)100mlの希釈剤を含有する輸液バッグから液体を17.64ml除く G)希釈剤を含有する輸液バッグに50μg/mlフェンタニルの17.64m l を加える。 I)バッグにラベルを貼り、混合する。 J)ml/hrで放出する輸液装置に取り付ける。装置を30ml/hrにセッ トして、スタート。 実際の麻酔の放出の誘導段階のため、素早い静脈内前投与または麻酔誘導の一 部として、選択したフェンタニルの投与量を与える。この誘導段階に続いて、フ ェンタニルの連続した注入を30ml/hrでスタートする(図3参照)。注入 速度を、図4の白に示唆されたガイドラインを使用し、タイトレーションして決 める。 麻酔の量が得られた後、図4Aに示した双曲線に基づき、フェンタニルの継続 した注入速度を連続して下げ、薬剤の蓄積を最少にしながら、有効な微麻酔を維 持する。輸液は、手術の終了前1時間で半分になるようにすべきであり、早い覚 醒を得るため、手術の終了30分前に止めるべきである。連続した輸液麻酔のさ らに詳しい方法は、白書を参照されたい。薬剤の混合を決定するためのコンピュータープログラム 図5は、コンピュータースクリーンのアウトプットおよび/または混合決定を 列挙してある、最終的に混合された輸液バッグのラベルの例を示す。コンピュー ターをすでに概略した方法に基づいてプログラムし、この方法のもとでユーザー の必要なデータをインプットし、プログラムはオペレーターのために投与量の決 定工程を実施する。ここに記載した方法を用いたコンピュータープログラムは、 クローズドループコントロールシステムで一つの薬剤を注入する複雑なコンピュ ーター駆動システムより優れている。このようなクローズドシステムは、静脈内 輸液システムの手動によるタイトレーションが非常に難しいことを意味する。し かし、本発明の方法を使用したコンピューターシステムはシンプルで、コスト的 にも有用で、さらに手動によるタイトレーションがしやすいので非常にコントロ ールしやすい。発明者の上述した方法のコンピュータープログラムは、FDAの 承認を受けたものである。 投与量の決定結果(図1に示す情報を含む)を、最終的に混合された輸液バッ グに手動でまたは自動的に付着される、裏に接着剤のついたラベルにプリントア ウトすることが好ましい。 コンピュータープログラムのユーザーは、希釈剤と薬剤の濃縮混合物を容易に 調製でき、最も好ましい薬剤の使用にしたがって、いかなる標準的なまたは非標 準的な流量でも選択できる。このような混合物は、特別な流量が必要とされる新 生児の麻酔等の多くの特別な状況においても、患者にとって重要な利益である安 全性を提供する。薬剤混合物を調製するためのコンピューター化された混合コントローラー 図6は、薬剤混合物を調製するためのコンピューター化された混合コントロー ラー20のレイアウトを示す。コンピューター化された混合コントローラーは、 ユーザーが輸液バッグ27を混ぜ合わせるための混合決定、ならびに、供給ライ ン21(マルチポート薬剤濃縮バルブ22でコントロールされる)を介しての薬 剤マトリックス24および容器25(希釈バルブ26でコントロールされる)か らの希釈液を混合することが可能である。コンピューター23は本発明の方法に より前もってプログラムされており、ユーザーが必要な変数をインプットし、適 切なコマンドを実施すると、この装置がオペレーターに代わって、投与量の決定 、輸液バッグの混合およびラベリング(自動ラベルメーカー28でアウトプット される)の工程を完了させる。コンピューター23にはまた、システムの誤作動 、希釈剤または薬剤濃縮液の不十分な量、プログラムエラーおよび/または不適 切なデータ入力について、オペレーターに警告を発することができるアラームを 備え付けてもよい。用量決定の結果(図1に示すスクリーン上に示されたすべて の情報を含む)は、最終的な混合されたバッグに取り付けるために、ラベルメー カー28でプリントアウトされる。 コンピューター化された混合コントローラーにはフローメーターバルブシステ ムが備え付けられ、適切なコマンドを入力することで必要な希釈剤が輸液供給バ ッグに分配される。その後、バルブ、フローメーターまたは円形コンベアー(ca rousel)およびセットアップバルブを使用して、必要な薬剤濃縮液が、個々の容 器から輸液供給バッグ中へ分配される。コンピューター化された混合コントロー ラーが、薬剤と希釈剤の最終的な量を輸液供給バッグ内に分配した後、輸液バッ グは手動でまたは自動的に封止され、最終的な混合情報を有し、裏に接着剤のつ いたラベルが、手動でまたは自動的に輸液バッグに貼り付けられる。 従来からある、手術の間の各患者用の複雑な電子、圧力または他の注入手段よ りむしろ、本発明の装置は、完全な医療用複合体または多様な設備のために、早 い速度で輸液バッグを用意するための単一の装置を提供できる。携帯型、ラップ トップ型またはデスクトップ型コンピューターを、各患者の注入場所または中央 に集中させた場所で実施者が使用することができる。 麻酔薬剤は時間と共に分解する傾向があるので、麻酔薬剤濃縮液を含むバイア ルは使用前には、温度がコントロールされた環境で保存し、輸液バッグは混合後 もこのコントロールされた環境で保存することが最も好ましい。コンピューター プログラムはまた、貯蔵寿命モニター機能を備えていることが好ましい。これは 、薬剤の貯蔵寿命が切れた時、オペレーターが気がつくか、または新しい薬剤濃 縮液のバイアルが自動的に入り、期限の切れたバイアルを自動的に廃棄するため である。寿命期限をモニターし、正しい薬剤濃縮液が自動混合コントローラーに 入ることをモニターするため、バーコード読みとりシステムを使用することがで きる。 図7は、薬剤混合物を調製するための装置30を示す。薬剤濃縮バイアル31 、32および33は容器35、36および37に差し込まれている。コンピュー ターターミナル38は本発明の方法にしたがって前もってプログラムされており 、ユーザーが必要なデータをインプットし適切なコマンドを実行すると、装置は オペレーターに代わって、用量決定および輸液バッグの混合工程を完了させる。 用量決定の結果を、最終的な混合バッグに貼り付けるためにプリントアウトする ことができる。 各薬剤濃縮容器上の流体コネクター40は、各バイアルからの薬剤をバルブま たはフローメーターで測定させ、その後、供給ライン46を介して輸液バッグ4 7中に吸い上げまたは排出させる。バーコード読みとり機41は、薬剤のタイプ と各薬剤濃縮バイアル中の薬剤の期限を、各バイアル上のバーコード42からモ ニターする。もし、正しくない薬剤濃縮液が自動混合コントローラー48に入る か、もしくは薬剤がもはや新しくない場合、アラームを鳴らす、および/または 装置は自動的に、正しくないか新しくない薬剤が放出されないようにすることが できる。希釈液供給器45は、必要な希釈剤を最終的に混合されたバッグ47に 供給する。ラベルメーカー49は、最終的に混合されたバッグに、裏に接着剤の あるデータラベルを手動でまたは自動的に貼り付けることができる。コンピュー ターは本発明の方法にしたがって前もってプログラムされており、ユーザーが必 要なデータをインプットし適切なコマンドを実行すると、装置はオペレーターに 代わって、用量決定および輸液バッグの混合工程を完了させる。用量決定の結果 (図5に示すスクリーン上のすべての情報を含む)を、最終的な混合バッグに貼 り付けるためにプリントアウトすることができる。まとめ 本発明の方法および装置は、麻酔薬や鎮痛薬といった連続静脈輸液薬の使用を 標準化し簡便化する。提示された混合を厳格に適用する設定が、すべての挙げら れた薬について輸液速度をすべて標準化する。 用量決定を簡便化し、コンピュータないしはコンピュータ化された混合制御器 を使用することにより、開業医は各種薬剤の使用を可能な限り考慮しうるように なる。こうした手法は、輸液薬の必要量を容易に混合することを可能にする。こ れにより、一定期間継続して所定の薬の予定量を混合することが可能になる。こ れにより、薬の廃棄量が減少する。本発明の方法は、主または補助麻酔剤、鎮痛 剤および鎮静剤に対して特に有効である。連続輸液麻酔の臨床応用についての説 明はWhiteに記載されているので、ここでは繰り返さない。 多くの開業医にとっては、薬の用量を「全用量」という概念で評価する方が慣 れている。この概念を用いれば、選ばれたC*(表2参照)の値(ml/hr)と与え られた全時間との積が全用量に等しくなる。これは同様な蒸発器/供給率なる概 念によって最もよく可視化される。 本発明に包含され、医薬品供給業界において望ましい方法であって重要な進歩 といえるものは、予め秤量された(かつ標準化された)麻酔薬入りの小瓶であっ て、バーコード化したデータのラベルを備えたものである。こうした小瓶は表1 に示された基準に合致することが望ましい。これにより、開業医にとっては、標 準化されたより容易な仕方でくすりの混合ができるようになる。またこれによれ ば、製造者が薬の量を決定することになるため、安全性も高められる。 本発明の方法において使用する各種薬剤の必要混合量を最終的に決定するのに 装置(たとえばコンピュータ)を用いるときは、その装置をプリンタにつないで 輸液バッグに貼付するラベルを出力させてもよい。予備混合された小瓶を用いた り、薬剤輸液バッグ中に用いる薬剤および希釈剤の必要量(体積または重量)を 算出する同様な方法を用いることにより、自動混合システムで薬剤溶液を調製す ることも可能である。 本発明の方法は、各種さまざまな静脈投薬に対してそれぞれ個別に必要とされ る要請に合わせ、記載された様式にしたがって調整することができる。本発明に よる麻酔薬投与方法を具体的例示の目的で上記に詳細に説明したが、それらの詳 細はあくまでそうした目的のためにのみ説明したものであって、以下の請求項に 記載される本発明の思想および範囲から逸脱せずに、当業者が変更を施すことが 可能であることが理解できる。
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 るようにすれば、標準量の薬が製造者において調製され るため患者に対する安全性も高められる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.患者に連続輸液するための少なくとも1種の薬剤を含む溶液を調製する方 法であって: a.該少なくとも1種の薬剤の標準化された最大維持輸液速度における最大 投薬量のための投薬速度を決定する工程; b.該溶液の輸液の標準化されたタイトレーション速度範囲を確定する工程 ; c.患者の重量、該投薬速度、該溶液の輸液量、および該標準化された最大 維持輸液速度に基づいて該少なくとも1種の薬剤の要求濃度を決定する工程;お よび d.工程cで決定した該濃度で該少なくとも1種の薬剤を含有する該溶液を 容器中において混合する工程を含む方法。 2.工程dが、工程cの該要求濃度に従って希釈剤と該薬剤とを混合すること からなる請求項1記載の方法。 3.工程cにおける該溶液の輸液量の決定を、該溶液の予測輸液所要時間に基 づいて行う請求項1記載の方法。 4.該最大投薬速度を、該少なくとも1種の薬剤について、該最大維持輸液速 度がほぼxであり、最小維持輸液速度がほぼx/3であるよう決定する請求項1 記載の方法。 5.該工程a、bおよびcを該薬剤の複数について繰り返し、該薬剤を増分患 者重量について共通で使用し、各増分患者重量についての該薬剤のそれぞれにつ いての要求濃度を示す表を作成する請求項1記載の方法。 6.複数の薬剤の濃度を、各増分患者重量における輸液のための該各薬剤の混 合を制御するために使用するソフトウエアプログラム中で使用する各増分患者重 量について確定する請求項1記載の方法。 7.該工程dが、工程cの該要求濃度に従って該薬剤と希釈剤とを混合するこ とからなり、該希釈剤と薬剤との混合を、該容器をマッサージすること、該容器 を振動させること、または該容器内に発泡装置を挿入することにより行い、その 際その方法を該容器の物性に応じて選択する請求項1記載の方法。 8.工程dが、工程cの該要求濃度に従って該薬剤と希釈剤とを混合すること からなり、かつ: e.工程dにおいて工程bで決定した該タイトレーション速度範囲内で混合 した該薬剤と希釈剤とを投与する工程を含む請求項1記載の方法。 9.各増分患者重量について確定した濃度で該各薬剤のバイアルを調製する請 求項5または6記載の方法。 10.該溶液が麻酔薬の静脈内輸液用のものである請求項1記載の方法。 11.患者の連続輸液麻酔方法であって: a.注入すべき少なくとも1種の薬剤の投薬速度を、標準的な麻酔基準に従 った該薬剤の高血漿濃度と該患者の単位体重当たりのクリアランスとの積に基づ いて求める工程であって、該クリアランスが標準的な麻酔源から求めたものであ る工程; b.麻酔を施す手術の種類、患者の疾病状態、使用する該薬剤、患者の重量 、および該輸液薬剤が主麻酔薬であるか、他の麻酔薬の補助薬であるかに基づい てほぼxである最大輸液速度を求める工程; c.該投薬速度と該患者重量と0.06の積を該最大輸液速度で除して該薬 剤についての濃度倍率を求める工程; d.該患者に輸液すべき該薬剤の量を計算する工程であって、該薬剤の量が 、該濃度倍率、輸液予測期間および該最大輸液速度の積を該薬剤について得られ る標準濃度で除したものである工程; e.該薬剤の該量を、該薬剤の該量に等しい量の希釈剤をその中から除去し た容器中に加え、該薬剤と残った該希釈剤とを混合することにより輸液混合物を 調製する工程; f.標準化された輸液速度範囲を求める工程であって、該最大維持輸液速度 がほぼxであり、最小維持輸液速度がほぼx/3である工程; g.該輸液混合物を、該麻酔薬を患者に投与するための輸液装置に接続する 工程;および h.該輸液速度範囲内で該輸液混合物を該患者に投与することを含む方法。 12.麻酔を施す目的である処置の終了のほぼ30分前に患者への該輸液混合物 の輸液を止める請求項11記載の方法。 13.該最大維持輸液速度がほぼ30ml/hrである請求項1または11記載 の方法。 14.該薬剤がプロポフォルであり、該最大維持輸液速度がほぼ120ml/h rであり、かつ該タイトレーション速度範囲がほぼ120ml/hr乃至40m l/rである請求項1または11記載の方法。 15.患者の重量が4kgと27kgとの間であり、該最大維持輸液速度が10 ml/hrである請求項1または11記載の方法。 16.患者に連続輸液するための少なくとも1種の薬剤を含む溶液を調製する方 法であって: a.該少なくとも1種の薬剤の標準化された最大維持輸液速度における最大 投薬量のための投薬速度を決定する工程; b.該溶液の輸液の標準化されたタイトレーション速度範囲を確定する工程 ; c.患者の重量、該投薬速度、該溶液の輸液量、および該標準化された最大 維持輸液速度に基づいて該少なくとも1種の薬剤の要求濃度を決定する工程; d.工程cで決定した該濃度で該少なくとも1種の薬剤を含有する該溶液を 容器中において混合する工程;および e.ある機構を用いて該溶液を調製する工程であって、該機構が: (1.)該輸液容器を構成するための薬剤混合ステーション; (2.)少なくとも1個の希釈容器および少なくとも1個の希釈バルブ であって、該希釈バルブがある量の希釈剤を該輸液容器内に分配するために該希 釈容器に接続されているもの; (3.)少なくとも1個の薬剤濃縮物容器と、ある量の薬剤濃縮物を該 輸液容器内に分配するために該薬剤濃縮物容器に接続されている少なくとも1個 の薬剤濃縮物バルブ;および (4.)薬剤溶液の調整用の混合制御器であって、該混合制御器が該希 釈バルブおよび濃縮物バルブのそれぞれに対して、標準化された輸液速度を確定 し、該輸液容器内のあらゆる溶液に基づく最終薬剤混合物の要求濃度を決定する 最大投薬量についての投薬速度を決定するために該希釈バルブおよび濃縮物バル ブを制御可能に接続されている機構を含む方法。 17.該薬剤濃縮物容器が、麻酔薬の静脈内輸液の標準化された組で満たされて いる請求項16記載の方法。 18.該混合制御器が、該各薬剤濃縮物を各増分患者重量に従って分配する請求 項16記載の方法。 19.該機構がさらに: (1.)該輸液バッグに付着させるための、混合データの最終組を表示 するラベルを作成するためのプリンターを有する請求項16記載の方法。 20.該混合制御器が、該各薬剤濃縮物容器の外表面上のコードからの少なくと も1組のデータを検出することができ、該データが新鮮度データ、薬剤の種類お よび濃縮レベルからなる群より選ばれる請求項16記載の方法。 21.該混合制御器が、さらに、操作者に希釈不足、薬剤濃縮物不足、バルブ誤 動作、プログラムエラーおよび不適切なデータ入力からなる群より選ばれる少な くとも1種の誤動作を警告し得る警報器を有する請求項16記載の方法。 22.該輸液速度範囲内のタイトレーションが、輸液開始時における該最大維持 輸液速度で始まり、処置の終了のほぼ30分前に終わる双曲線曲線に近似してい る請求項1または11記載の方法。 23.該患者の重量を標準増分患者重量で選択し、該溶液の各90ml単位をバ ッグにプリパッケージして該薬剤を該濃度で該選択された標準増分患者重量範囲 内の重量の患者に対して供給する請求項1記載の方法。
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