JP2001508581A - 車両用コラム装着スイッチアセンブリ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 車両のステアリングコラムに装着することができるスタークスイッチアセンブリは、制御スタークを装着するトラックを有する基部を含む。制御スタークはトラックに受容されるカラーを含み、カラーはトラックに沿って動く。好適な実施態様において、トラックは制御スタークの旋回点を規定し、旋回点はスターク及びトラックから間隔をおいて配置される。制御スタークは、基部上の接触点に選択的に電気接触する。可動接触子が電気接触点に接触するとき、電気スイッチは作動するか、または作動停止する。このスイッチは、車両の方向指示に最も有益に使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 車両用コラム装着スイッチアセンブリ 発明の背景 本発明は、車両のステアリングコラムに装着されて、例えば方向指示機能を含 む１つ以上の電気機能を制御する比較的コンパクトなスイッチアセンブリに関す る。 スタークスイッチは一般に車両のステアリングコラムに装着され、旋回して車 両の方向指示を制御する作動を提供する。方向指示制御スタークは一般に多機能 スイッチを含み、そのスイッチから車両運転者はヘッドライト、フロントガラス ワイパー及びワッシャーを制御することができる。 大多数の電気通信がスタークスイッチを通らなければならない。従って、可動 スタークスイッチのかなり旋回面と固定ステアリングコラムとの間には数多くの 接触子がなければならない。先行技術において、スタークスイッチはスイッチの 長さの中間にある点を中心に旋回する。電気接触子は一般に旋回点の側にあり、 外側スタークスイッチは旋回点の反対側にあった。 車両製造業者は、スタークスイッチが、例えば、右折、左折と曲がらない位置 との間を旋回するため、スタークスイッチの角運動の範囲を限定しようと試みて きた。スタークスイッチの外端の運動量が限定されるため、結果として生じる旋 回点の反対側にある接触子の運動も減少 する。結果として生じる接触子の運動が減少すると、旋回するスタークスイッチ が動くときに接触したり切れたりするいくつかの異なる接触子の間に適切なタイ ミングを達成することが困難になる。更に、結果としてスイッチ全体のパッケー ジのサイズが望ましくないほど大きくなる。 発明の開示 本発明のスタークスイッチアセンブリは、方向指示等の電気スイッチ用の狭い 輪郭のエンベロープ内に高い信頼性を提供する。アセンブリは、トラック上にガ イドされる制御スタークを具備する。好適な実施態様において、スイッチはスタ ークスイッチアセンブリから間隔をおいた点を中心にして機能的に旋回する。 電気接触子はトラックに隣接して位置決めされる。このようにして、電気接触 子は、スタークスイッチの運動のほば全体にわたって動く。トラック上にガイド される動きはこのようにして、結果として生じる電気接触子の更なる動きを提供 する。電気接触子は、従って、比較的大きくてもよく、いくつかの接触子の間に 適切なタイミングが達成できるように接触したり切れたりするため、接触子の間 に更にスペースがあってもよい。 ある程度まで、スタークスイッチはトラック上にガイドされるため、スターク スイッチ用の旋回点は、トラックから離れスタークスイッチから離れて間隔をお いた位 置にある。このようにして、スタークスイッチに必要な幅は狭くてよい。更に、 上述のように、接触子にはかなりの動きがある。 好適な実施態様において、制御スタークは、係止点とスタークのコラム端に配 置された細長いカラーとを含む。カラーはトラックに沿って動くことができる。 カラーに関連する接触子は、スタークスイッチアセンブリの基部に配置された電 気接触点に選択的に電気接続する。 開示された実施態様において、係止点は、バネとボールを受ける内腔を含む。 バネはボールを基部に向けて偏重し、基部の戻り止め内に偏重する。２つの戻り 止は「オン」位置を規定し、そこで関連接触子は電気回路を完成し、電気スイッ チを作動する。他の１つの戻り止めは「オフ」位置を規定し、そこでは電気回路 は作られても作られなくてもよい。 本発明のこれらの特徴及び他の特徴は、下記明細書及び図面から最良に理解さ れよう。下記は図面の簡単な説明である。 図面の簡単な説明 図１は、車両のステアリングコラムに装着された、本発明によるスタークスイ ッチアセンブリの斜視図である。 図２は、本発明によるスタークスイッチアセンブリの分解斜視図である。 図３は、本発明によるスタークスイッチアセンブリの 部分頂面図である。 図４は、図３の線４−４に沿って切ったスタークスイッチアセンブリの断面図 である。 本発明の好適な実施態様の詳細な説明 図１を参照すると、本発明によるスタークスイッチアセンブリ２０は、車両の ステアリングコラム２２に装着されて示される。スタークスイッチ２０は、主に 制御スターク２４を動かすことによって電気機能を制御する。制御スターク２４ は、様々な追加の電気機能を作動するスイッチを含んでもよい。例えば、フロン トガラスワイパーの洗浄機能は、制御スターク２４の自由端２８に配置されるボ タン２６によって制御することができる。これらの多機能スタークスイッチアセ ンブリは当該分野では周知であり、本発明の一部を形成しない。 図２に示すように、アセンブリ２０は、コラム端３４を備えた制御スターク２ ４と、ブラケット３０とカバープレート３２とを含む基部とを具備する。コラム 端３４は、下記に詳述するように制御スターク２４が動けるように、基部に受け られる。ボルト３６はカバープレート３２をブラケット３０に固定して、制御ス ターク２４のコラム端３４用のハウジングを形成する。ハウジングの詳細を例と して示すが、他のハウジングも使用してもよい。 図３を参照すると、ブラケット３０は、コラム端３４ を受けて制御スターク２４の動きをガイドするトラック３８を含む。トラック３ ８は弓形形状であることが望ましい。制御スターク２４のコラム端３４は、トラ ック３８に受けられるカラー４０を含む。カラー４０は細長いＵ字型チャネル４ ２を具備し、Ｕ字型チャネル４２はトラック３８の輪郭に合う形状をしている。 運転者が制御スターク２４を旋回すると、カラー４０はトラック３８に沿って摺 動し、制御スターク２４をガイドして図３の用紙の水平面を動く。 図４に示すように、制御スターク２４は、カラー４０に沿って中央位置から延 在する係止点４４も含む。バネ４６は内腔４８内に配置され、ボール５０を基部 ３０へ偏重させる。基部３０は、制御スターク２４の異なる点でボール５０を受 ける３つの戻り止め５２、５４、５６を有する。戻り止め５２、５４、５６は、 ブラケット３０内の間隔をおいた点に配置され、各々が、電気スイッチの「オン 」位置または「オフ」位置のいずれかを規定する。 トラック３８により、スタークスイッチアセンブリ２０から間隔をおいた機能 的旋回点Ａが定まる。制御スターク２４は、カラー４０がトラック端５８と５９ との間にあるトラック３８に沿ってスライドするときに、旋回点Ａを中心に旋回 する。旋回点Ａは、車両のステアリングコラム２２の周囲の内側にある。 トラック端５８と５９との間にある制御スターク２４ の動きは、電気スイッチを制御し、好ましくは方向指示器を制御する。図３では 、「オフ」位置にある制御スターク２４を示す。ボール５０は戻り止め５４内に ある。 図示のように、間隔をおいた２つの電気接触子６２がトラックの端５８に隣接 して置かれ、可動接触子６３がカラー４０上に置かれる。同時に、別の間隔をお いた接触子６４がトラックの端５９に隣接して形成され、可動接触子６５がその 端でカラー４０上に形成される。戻り止め５４内にボール５０があるため、可動 接触子６３、６５は接触子６２または接触子６４の間で電気回路を完成しない。 スイッチが端５８、５９のオン位置に動くときに、可動接触子６３、６５は選択 的に整列して、間隔をおいた接触子６２または間隔をおいた接触子６４の間の回 路を完成する。 図４に示すように、可動接触子６３、６５はバネ７０で基部３２に向けてバネ 偏重されてもよい。図４において、可動接触子６２、６３の位置は、この断面図 内に入るように移されている。図３に見られるように、実際には接触子は、図４ の用紙において間隔をおくべきである。たとえそうであっても、図４にはそれら の構造を示すように描いてある。 運転者は、制御スターク２４をトラック端５８または５９のいずれかに向けて 動かすことによって電気スイッチを作動することができる。例えば、車両の運転 者は、図１、３に示す上向きに制御スターク２４を動かすこと によって、右折を示すことができる。カラー４０はトラック３８に沿ってトラッ ク端５８に向けてスライドする。ボール５０は戻り止め５４から出て、路６０に 沿って動き、戻り止め５２に到達する。ボール５０が戻り止め５２内にあるため 、接触子６３、６２の間で電気回路は完成し、点滅灯を作動し、右折を示す。車 両の運転者は、制御スターク２４を下向きに動かすことによって、第２の点滅灯 を作動し、左折を示すこともできる。図３に示す位置から、ボール５０は戻り止 め５４から出て、路６０に沿って、戻り止め５６へ動く。ボール５０が戻り止め ５６内にあるため、接触子６５、６４の間で電気回路は完成し、点滅灯を作動し 、右折を示す。 接触子６２、６３、６４、６５の構造は、この操作をよりよく示すために大幅 に簡略化した。実際には、スタークスイッチアセンブリ２４から車両制御器に送 られる多くの電気信号のすべては、これらの旋回面を比較的通らなければならな い。絶えず接触しているものもあれば、互いに対して適切なタイミングで接触し たり切ったりしなければならないものもある。これらのいくつかの接触子の構造 及び関係は、本発明の一部を形成しないが、当該分野では従事者の技術範囲内で ある。本発明の主要な発明的特徴であるスイッチが比較的小さな角運動する結果 として、接触子に比較的大きな動きが発生するのは、スイッチをガイドに装着す ることによる。更に、ガイドは旋回点から間隔をおいて配置されるため、スイッ チ全 体の全幅は先行技術より減少する。 スタークスイッチアセンブリは、方向指示の電気スイッチを制御するように示 されているが、本発明のスタークスイッチアセンブリは、フロントガラスのワッ シャー制御、ヘッドライト制御または速度制御を初めとする他の電気機能を制御 するように設計することもできる。更に、本発明の主な利益は車両スイッチにあ るが、他の車両以外の適用もある。 本発明の好適な記載を開示した。しかし、一定の修正が本発明の範囲内である ことを当業者は認めるであろう。その理由のため、下記の請求の範囲は、本発明 の真正な範囲及び内容を決定するために研究しなければならない。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．トラックと少なくとも１つの電気接触点とを有する基部と、 電気スイッチを制御する制御スタークとを具備する電気スイッチアセンブリで あって、 前記スタークは前記スタークのコラム端にカラーと、可動接触子とを有し、前 記カラーは前記トラックに沿って動くことができ、前記トラックにガイドされ、 前記可動接触子は前記カラーが前記トラックに沿って動くときに前記接触点に選 択的に電気接続する電気スイッチアセンブリ。 ２．前記トラックは弓形形状であり、前記制御スタークは、前記トラック上を 前記制御スターク及び前記トラックから間隔をおいた弓形路の周りを動く請求項 １記載のアセンブリ。 ３．前記カラーはＵ字型弓形チャネルを含み、前記チャネルは前記トラックを 受ける請求項２記載のスタークスイッチアセンブリ。 ４．係止点が前記カラー上に形成され、バネと係止部材とを受ける内腔を含み 、前記バネは前記係止部材を前記基部に向けて偏重する請求項３記載のアセンブ リ。 ５．前記基部は複数の戻り止めを含み、前記バネは前記係止部材を前記戻り止 め内へ選択的に偏重し、前記可動接触子は前記係止部材が前記戻り止めの１つに 受けら れるときに前記接触点と整列して「オン」位置を規定する請求項４記載のアセン ブリ。 ６．前記戻り止めの２つは２つの電気接触点に対応し、各々が方向指示器の「 オン」位置を規定し、第３の戻り止めが「オフ」位置を規定する請求項５記載の アセンブリ。 ７．前記制御スタークは、追加の電気スイッチ制御を含む請求項６記載のアセ ンブリ。 ８．弓形形状のトラックと２つの電気接触点とを有する基部と、 少なくとも１つの電気スイッチを制御する制御スタークとを具備して、車両の ステアリングコラムに装着することができるスタークスイッチアセンブリであっ て、 前記スタークは前記スタークのコラム端にカラーと、可動接触子とを有し、前 記カラーは前記トラックに沿って動くことができ、前記トラックにガイドされ、 前記可動接触子は前記カラーが前記トラックに沿って動くときに前記接触点に選 択的に電気接続し、 前記トラックは前記スタークの旋回点を規定し、前記点は前記スターク及び前 記トラックから間隔をおいて配置されるスタークスイッチアセンブリ。 ９．前記カラーはＵ字型弓形チャネルを含み、前記チャネルは前記トラックを 受ける請求項８記載のアセンブリ。 １０．前記作動点は前記旋回点と前記トラックとの間 に装着される請求項９記載のアセンブリ。 １１．係止点が前記カラー上に形成され、バネと係止部材とを受ける内腔を含 み、前記バネは前記係止部材を前記基部に向けて偏重する請求項１０記載のアセ ンブリ。 １２．前記基部は、前記接触点に関連する少なくとも２つの戻り止めを含み、 電気スイッチの「オン」位置を規定し、前記バネは前記係止部材を前記戻り止め 内へ選択的に偏重し、前記可動接触子は次に前記接触点の１つに関連する請求項 １１記載のアセンブリ。 １３．前記２つの戻り止めの中間にある第３の戻り止めは「オフ」位置を規定 する請求項１２記載のアセンブリ。 １４．前記制御スタークは追加の電気スイッチ制御を含む請求項１３記載のア センブリ。 １５．弓形形状のトラックと少なくとも３つの戻り止めとを有し、前記戻り止 めの２つは車両方向指示電気スイッチの「オン」位置を規定する基部と、 前記電気スイッチを制御する制御スタークとを具備して、車両のステアリング コラムに装着することができるスタークスイッチアセンブリであって、 前記スタークは前記スタークのコラム端にカラーと、係止点とを有し、前記カ ラーは前記トラックに沿って動くことができ、前記トラックにガイドされ、前記 係止点は前記カラーが前記トラックに沿って動くときに前記戻り止め内に受けら れ、前記係止点が前記「オン」位置を 規定する前記戻り止め内にあるときに電気接続が完成し、 前記トラックは前記スタークの旋回点を規定し、前記係止点は前記トラックと 前記旋回点との間にあるスタークスイッチアセンブリ。 １６．前記カラーは、前記トラックを受けるＵ字型弓形チャネルを含み、前記 トラックは前記カラーの動きを前記トラックに沿って確実にガイドする請求項１ ５記載のアセンブリ。 １７．前記係止点は前記カラーに沿って中央に配置される請求項１６記載のア センブリ。 １８．前記係止点は、バネと係止部材とを受ける内腔を含み、前記バネは、前 記カラーが前記トラック前記に沿って動くときに前記係止部材を前記戻り止め内 に選択的に偏重する請求項１７記載のアセンブリ。 １９．「オフ」位置を規定する第３の戻り止めは、前記オン位置に関連する前 記戻り止めの間に配置される請求項１８記載のアセンブリ。 ２０．前記制御スタークは、追加の電気スイッチ制御を含む請求項１９記載の アセンブリ。