JP2001507598A - ブレードフィルタを有する尿管結石オクルダー - Google Patents

ブレードフィルタを有する尿管結石オクルダー

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JP2001507598A JP53020898A JP53020898A JP2001507598A JP 2001507598 A JP2001507598 A JP 2001507598A JP 53020898 A JP53020898 A JP 53020898A JP 53020898 A JP53020898 A JP 53020898A JP 2001507598 A JP2001507598 A JP 2001507598A
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エドワード ディ. ピングルトン
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クック ウロロジカル インク.
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Abstract

(57)【要約】 石類、結石類などの崩壊により生じた破片類の移動を制限するための、身体通路内に挿入可能なオクルダー(10)であり、該オクルダー(10)は、細長マンドレル(12)と、該マンドレル(12)の一部分の上に接近して配置されたコイル(18){該コイルは、該コイル(18)により被覆されていないマンドレル(12)の近位セグメント(24)と遠位セグメント(26)を画成する近位末端及び遠位末端(20,22)を有する}と、マンドレル(12)の遠位セグメント(26)と、好ましくはワイヤコイルの少なくとも一部分の全ての上に配置され、これらを取り囲むブレード(28)とを有する。細長マンドレル(12)の遠位末端(16)はブレード(28)の遠位末端(34)に対して固定され、一方、ブレード(28)の近位末端(32)はコイル(18)に対して固定されている。コイル(18)及び細長マンドレル(12)は、相対的隣接位置と相対的離隔位置との間で相互に対して長手方向に移動可能であり、身体通路を閉塞し、そして、身体通路内における流体の流れを可能にしながら、身体通路内における破片類の移動を阻止するフィルタ(36)を形成するために、これらを相対的隣接位置に移動させてブレード(28)を半径方向に膨張させる。コイル(18)は好ましくはフラットワイヤから捲回されており、一方、ブレード(28)は好ましくは織られた複数のストランド(30)から形成されている。オクルダー(10)は、2つの相対的位置間でマンドレル(12)とコイル(18)を移動させるための、マンドレル(12)の近位末端(14)及びコイル(18)の近位末端(20)に結合されたハンドル(44)も有する。

Description

【発明の詳細な説明】発明の名称 ブレードフィルタを有する尿管結石オクルダー発明の詳細な説明 技術分野 本発明は一般的に、医療用器具に関する。更に詳細には、本発明は、体 内の通路内に存在する石類、結石類などを崩壊するための医療処置において有用 な器具類に関する。背景技術 尿管内の腎臓結石及び胆管内の胆石のような、体内の様々な通路内で生 成する石類、結石類などを処置するために、現在では、多数の様々な方法が使用 されている。これらの方法は、石類、結石類などにエネルギーを加えることによ り、これらを崩壊させることを含む。例えば、腎臓結石は一般的に、超音波砕石 術、電気水力学的砕石術、レーザ切除術又は砕石術、衝撃波砕石術(ESWL)又はそ の他の処置法により処理される。 このような処置法は、石類、結石類などを崩壊させるのにしばしば、非 常に好結果をもたらすが、これらの処置法を実行する際、幾つかの欠点が存在す る。例えば、腎臓結石を処理する処置法は一般的に、腎臓系(腎盂、膀胱、尿管 など)への内視鏡又は1本以上のカテーテルの通過を容易にするために、腎臓系 (腎盂、膀胱、尿管など)に比較的多量の液体を注入しなければならない。腎臓 結石の崩壊後、生成した石の破片類の幾つかは、尿管方向に移動するか、あるい は、腎臓内に移動することもある。このような移動は非常に望ましくない。最悪 の場合、崩壊処置後、腎臓を排尿するために、経皮腎造瘻術を行わなければなら ない。 体内の様々な通路内にカテーテルを定着するための多数の器具類、又は このような通路内から望ましからざる物質を除去するための多数の器具類が知ら れている。しかし、これらの器具類は一般的に、体内の通路内の石類、結石類な どの破片類の移動を阻止することはできない。これらの器具類は一般的に、この ような移動を阻止する条件に合っているとは見られていない。例えば、多数の公 知の尿管又はその他のカテーテルアンカー(例えば、周知のフォーリー(Foley) カテーテルのバルーン)は多孔質ではない。一見したところ、これらのアンカー は破片類が尿管又は体内の通路に移動することを阻止できるように思われるが、 よく考えてみれば、このような非多孔質アンカーは、石類、結石類などを破砕す るために加えられるエネルギーを分散させないことが明白となる。実際、破片類 は崩壊処置法により、非多孔質アンカーと尿管壁又はその他の身体通路との間に 破片類を押し付けるのに十分なエネルギーを帯有することがある。尿管壁又はそ の他の壁面自体は、このような押し付けにより損傷されることもあり、また、こ のような押し付けを阻止するためにアンカーを不当に過大に膨張させることによ っても損傷されることがある。 その他の目的に使用されるカテーテル又はアンカーはこれらの問題を解 決しない。例えば、米国特許第3996938号明細書(Clark,III,Dec.14,1 976)には、脈管系から血餅(血栓)を除去するための可撓性カテーテルが記載さ れている。このカテーテルは、可撓性プランジャワイヤの丸みを付けられた末端 部とガイド管の細長い可撓性部分の末端部との間に配置されたメッシュスリーブ を有する。このカテーテルでは、プランジャワイヤはガイド管内を滑動可能に延 ばされる。メッシュは通常、管状又は円筒形の形状をしているが、プランジャワ イヤを引き戻すことにより膨張される。メッシュが膨張している間に、カテーテ ルは引き抜かれ、カテーテルと共に血餅が搬送される。ガイド管の細長い可撓性 部分は緊密に捲回されたスプリングワイヤから形成することが好ましい。 米国特許第3996938号明細書に記載された器具は十分に機能す るが、その使用中に幾つかの欠点が存在する。例えば、この器具は、体内へ導入 される前、導入中又は導入後に、メッシュスリーブ又は細長い可撓性部分(捲回 スプリングワイヤ)に関する保護がなされていない。更に、比較的小さな直径( 例えば、約3フレンチ以下)の捲回ワイヤコイル又はスプリングは、使用中の伸 長及び/又は圧縮により望ましからざる変形を受けることが知られている。更に 、前記特許明細書は、記載された器具が石類、結石類などの処置に有用であると は示唆していないし、また、石類、結石類などの破片類の移動を阻止するのに有 用であるとも示唆していない。更に、石類、結石類などが所在する通路から通常 の 排泄路により体外へこれらの破片類を排出することができることも示唆していな い。 その他の器具類もこれらの問題点を必ずしも全て解決しないし、また、 これらの器具自体の欠点も有する。例えば、米国特許第5041093号明細書 (Chu,Aug.20,1991)には、ドレナージカテーテルが記載されている。このドレ ナージカテーテルは、アンカーとして、その遠位末端付近の織物又はブレード小 孔管を有する細長い可撓性管状部材を有する。小孔管は、細長い又は円筒形の形 状(この形状は、排液されるべき器官内にカテーテルを配置することを容易にす る)から卵形又はその他の定着形状に変形可能である。前記米国特許第3996 938号と同様に、この米国特許第5041093号も、導入前又は導入中に、 織布管を保護する手段を全く記載していない。更に、米国特許第5041093 号明細書は、この明細書に記載された器具が、腎臓結石、胆石などの破片を遮断 するするのに好適な構造又は孔径をどのようにして保有することができるか、又 はこのような構造又は孔径を保有するためにどのように改変すべきかに関する示 唆又は、アンカーが配置される脈管又はその他の身体通路の直径にぴったりと整 合させるために、小孔管が必要な大きさにさせることができること若しくはその ために改変させるべきことに関する示唆を有しないものと思われる。実際、この 後者の改変は米国特許第5041093号の教示と相容れない。なぜなら、この 改変は、小孔管が配置される脈管又は通路の直径よりも遥かに大きな直径を小孔 管に与えることにより定着させようとする、米国特許第5041093号の目的 を無効にするからである。 これらの問題点の全てはないが、幾つかを解決するその他の器具類も公 知である。例えば、米国特許第4921484号明細書(Hillstead,May 1,199 0)には、カテーテルと、このカテーテルの遠位末端に結合された編織フィラメン ト織物の管状メッシュと、メッシュを横方向外方に向かって膨らませるために、 管状メッシュの近位末端に向かって管状メッシュの遠位末端を移動させる機構と を有するメッシュバルーンカテーテルが記載されている。管状メッシュの遠位末 端を移動させる機構はハンドルを有し、このメッシュは、膀胱又は胆道内の適所 にカテーテルを保持するのに有用であり、又は、排液用途における濾過のために 、あるいは冠動脈血管形成バルーンカテーテル法に対する追加として有用である と説明されている。米国特許第4921484号明細書に記載された器具は、前 記のような多くの制限と欠点と有するものと思われる。 同様に、米国特許第4790812号明細書(Hawkins,Jr.,et al.,Dec .13,1988)には、体内の通路から目標物体を除去する装置が記載されている。 この装置は、カッティングチップと、このカッティングチップにより生成された 破片を捕獲するためのスパイラルワイヤ製の下流側パラシュートバスケットとを 有する。この装置は、粉瘤又は腎臓結石のような比較的硬質な物体を破片化する のに有用であると説明されている。バスケットは外装カテーテル内に詰め込むこ とができ、パラシュートのスパイラルワイヤ間に多孔質の織物ウエブを有するこ とができる。米国特許第4790812号明細書の第6欄、45〜63行には、 この装置は、パラシュートバスケット無しに、腎臓結石の除去のための常用の衝 撃波砕石術(ESWL)と併用することができる、と記載されている。 まっすぐに建造され、簡単に使用することができ、通路が導かれる腎臓 又はその他の器官に向かう身体通路内の石類、結石類の破片類の望ましからざる 移動を確実に阻止し、更に、崩壊処理中に加えられるエネルギーの分散を可能に するような器具の開発が強く望まれている。同様に、比較的小さな直径(例えば 、約3フレンチ以下)を有し、このような直径の捲回ワイヤコイルに付随する伸 び及び圧縮問題を有しないような器具の開発が強く望まれている。発明の概要 尿管又は別の身体通路用の例証的オクルダー(閉塞器)により前記の問 題点が解決され,技術的利点が達成される。本発明者は、超音波砕石術、電気水 力学的砕石術、レーザ切除術又は砕石術などにより生じた石類、結石類などの破 片類の移動は、石類、結石類などの崩壊前に、尿管のような身体通路内に特定の オクルダーを挿入することにより確実に制限できることを発見した。オクルダー は細長いマンドレルと、このマンドレルに沿った相対的な長手方向移動のための 、マンドレルの周囲に取付けられた可撓性管状形状装置とからなる。この装置は 、マンドレルに沿った相対的な往復運動のための、マンドレルの周囲に取付けら れた第1の可撓性管状形状部分と、第1の部分に結合された近位領域と、マンド レルの遠位部分に結合された遠位領域とを有する第2の可撓性部分とからなる。 第2の部分と第1の部分とは、第1の部分の遠位方向への長手方向移動により長 手方向に圧縮されたときに、第2の部分が半径方向に膨張するように構築される 。第2の部分は、半径方向に膨張すると、身体通路内の流体の流動を同時に可能 にならしめながら、身体通路を閉塞するためのフィルタを形成する。特に、第2 の部分は第1の部分の遠位末端とマンドレルの遠位末端との間に伸びる1本以上 のストランド又はワイヤから形成されるブレードの形をしている。更に詳細には 、ブレードは少なくとも第1の部分の一部分の上に張り渡され、ブレードの近位 末端は第1の部分の外面に結合されている。更に一層詳細には、挿入鞘は、第2 の部分が非半径方向膨張状態であるとき、第1及び第2の部分を包囲することが できる。 本発明の別の面では、第1の部分は、第2の部分を長手方向に圧縮し、 かつ、半径方向に膨張することができる可撓性コイルの形をしている。 第1の部分は、外面に螺旋状の溝を有する又は有しない可撓性管の形を しているか、若しくは、コイルの形をしていることができる。 第2の部分は、長手方向に圧縮されたときに半径方向に膨張させること ができるピッチと可撓性を有するコイルの形又は織物ブレードの形をしているこ とができる。第2の部分の近位末端は第1の部分の遠位末端に結合させることが できる。又は、第2の部分の近位末端と第1の部分の遠位末端とを重複関係にす ることもできる。 第1の部分は必ずしもコイルである必要はなく、また、第2の部分は必 ずしもマルチストランドのブレードである必要はない。第2の部分は2つの特性 を有しなければならない。第1に、オクルダーが申し分のない態様で機能するた めに、十分に可撓性でなければなない。第2に、第1の部分がマンドレルに対し て遠位方向に押されたときに、第2の部分に対して明確な遠位移動を付与できな ければならない。これらの特性の両方とも、外面に長手方向に伸びる螺旋状の切 れ目を有する薄いプラスチック管により達成できる。第2の部分は、複数の織物 ブレードから形成される必要はない。1本のストランドで十分である。“ブレー ド”という用語は、微細なワイヤコイルが好適なピッチを十分に提供するように 機能しなければならない製織作用を意味する。 ブレードは必ずしもコイル上に位置する必要はない。ブレードはコイル の遠位末端付近に結合させることができ、この結合は引き抜きの目的のためにだ け必要である。半径方向の膨張は、単なる押込動作によって行うことができる。 “近位セグメント”はマンドレルには必ずしも必要無い。しかし、これが無いと 、取扱動作が若干複雑になる。 本発明の別の面では、オクルダーは、へこんでいるが、膨張可能なフィ ルタを有する。このフィルタは、石類、結石類などの上に配置され、そして、そ の後、崩壊処理が実行される前に膨張される。このような配置作業は、尿管内視 鏡(直接観察)の制御下で行うことが好ましい。 更に詳細には、本発明者は、石類、結石類などの崩壊により生じた破片 類の移動を制限するための、身体通路内へ挿入可能なオクルダーを発見した。こ のオクルダーは細長いマンドレルと、このマンドレルの一部の上に接近して配置 されたコイルとからなる。コイルは、コイルで被覆されていないマンドレルの近 位セグメントと遠位セグメントを画成する近位末端と遠位末端を有する。オクル ダーは、マンドレルの遠位セグメントの全部に上に配置され、この部分を取り囲 み、かつ、好ましくは、ワイヤコイルの少なくとも一部分の上に配置され、この 部分を取り囲むブレードも有する。コイルはフラットワイヤから捲回されること が好ましい。一方、ブレードは織られた複数のストランドから形成することが好 ましい。 細長マンドレルの遠位末端はブレードの遠位末端に対して固定されてお り、一方、ブレードの近位末端はコイルに対して固定されている。コイル及び細 長マンドレルは、相対的隣接位置と相対的離隔位置との間で相互に対して長手方 向に移動可能であり、これらの相対的隣接位置に対する移動は、ブレードを半径 方向に膨張させ、これにより、身体通路を閉塞し、その結果、身体通路内の流体 の流れを可能にしつつ、身体通路内の破片の移動を阻止するフィルタを形成する 。これは、石類、結石類などの崩壊中に使用された若干のエネルギーを身体通路 内の上流側及び下流側の両方へ同時に分散させることを可能にする。 マンドレルとコイルをこれらの相対的位置間で移動させるために、オク ルダーは、マンドレルの近位末端とコイルの近位末端に結合されたハンドルを更 に有することが好ましい。また、オクルダーは更に、捲回コイル及び細長マンド レルがこれらの相対的離隔位置に有るときに、ブレード上を滑動できる保護用の 外鞘を有することが好ましい。 第1の面では、オクルダーは、身体通路内の石類、結石類などの崩壊に より生じた破片類の移動を制限するために、身体通路内に挿入できる。このオク ルダーは、近位末端と遠位末端を有する細長マンドレルと;細長マンドレルの一 部の上に接近して配置されたコイルと、このコイルは近位末端と遠位末端を有し 、コイルの近位末端と遠位末端は、コイルにより被覆されていない細長マンドレ ルの近位セグメントと遠位セグメントを画成する;細長マンドレルの遠位セグメ ントとワイヤコイルの少なくとも一部分の全ての上に配置され、かつ、これらを 取り囲むブレードとからなり、このブレードは近位末端と遠位末端を有する。こ のオクルダーにおいて、コイル及び細長マンドレルは、相対的隣接位置と相対的 離隔位置との間で相互に対して長手方向に移動可能であり、細長マンドレルの遠 位末端はブレードの遠位末端に対して固定されており、ブレードの近位末端はコ イルに対して固定されている、コイル及び細長マンドレルのこれらの相対的隣接 位置への移動はブレードを半径方向へ膨張させ、これにより、身体通路を閉塞し 、その結果、身体通路内の流体の流れを可能にする一方で、身体通路内における 破片の移動を阻止するフィルタを形成する。 オクルダーのこの第1の面は、記載されているような様々な追加的特徴 も有する。 第2の面では、オクルダーは、身体通路内の石類、結石類などの崩壊に より生じた破片類の移動を制限するために、身体通路内に挿入できる。このオク ルダーは、近位末端と遠位末端を有する細長マンドレルと;フラットワイヤから 捲回され、細長マンドレルの一部分の上に接近して配置されたコイルと、このコ イルは近位末端と遠位末端を有し、コイルの近位末端と遠位末端は、コイルによ り被覆されていない細長マンドレルの近位セグメントと遠位セグメントを画成す る;コイルと細長マンドレルは、相対的隣接位置と相対的離隔位置との間で相互 に対して長手方向に移動可能であり;織られた複数のストランドから形成され、 細長マンドレルの遠位セグメントの全ての上に配置され、そして取り囲むブレー ドと、このブレードは遠位末端と近位末端を有し;コイルと細長マンドレルがこ れらの相対的に間隔をあけて離れた位置に存在するとき、ブレード上を滑動可能 な外鞘とからなり;細長マンドレルの遠位末端はブレードの遠位末端に対して固 定されており;ブレードの近位末端はコイルに対して固定されており;コイル及 び細長マンドレルのこれらの相対的隣接位置への移動はブレードを半径方向へ膨 張させ、これにより、身体通路を閉塞し、その結果、身体通路内の流体の流れを 可能にする一方で、身体通路内における破片類の移動を阻止するフィルタを形成 する。このオクルダーの第2の面は、ブレードの近位末端がコイルの遠位末端に 固着されている点及びコイルと細長マンドレルがこれらの相対的離隔位置に存在 するとき、ブレード上を滑動可能な外鞘を更に有する点で、第1の面と異なる。 身体通路内の石類、結石類などの崩壊により生じた破片類の移動を制限 するために身体通路内に挿入できるオクルダーの最後の面では、このオクルダー は、近位末端と遠位末端を有する細長マンドレルと;フラットワイヤから捲回さ れ、細長マンドレルの一部分の上に接近して配置されたコイルと、このコイルは 近位末端と遠位末端を有し、コイルの近位末端と遠位末端は、コイルにより被覆 されていない細長マンドレルの近位セグメントと遠位セグメントを画成する;コ イルと細長マンドレルは、相対的隣接位置と相対的離隔位置との間で相互に対し て長手方向に移動可能であり;織られた複数のストランドから形成され、細長マ ンドレルの遠位セグメントの全ての上に配置され、そして取り囲むブレードと、 このブレードは遠位末端と近位末端を有し;細長マンドレルの近位末端とコイル の近位末端に結合されたハンドルと;コイルと細長マンドレルがこれらの相対的 離隔位置に存在するとき、ブレード上を滑動可能な外鞘とからなり;ハンドルは 外鞘が結合される鞘スライダーを有し;細長マンドレルの遠位末端はブレードの 遠位末端に対して固定されており;ブレードの近位末端はコイルに対して固定さ れており;コイル及び細長マンドレルのこれらの相対的隣接位置への移動はブレ ードを半径方向へ膨張させ、これにより、身体通路を閉塞し、その結果、身体通 路内の流体の流れを可能にする一方で、身体通路内における破片類の移動を阻止 するフィルタを形成し;ブレードの近位末端はコイルの近位末端に固着されてお り;コイルと細長マンドレルがこれらの相対的に間隔をあけて離れた位置に存在 するとき、ブレードは円筒状の形状をしており;細長マンドレルの近位末端はハ ンドルに固定されており;ハンドルは、コイルの近位末端が結合されるコイルス ライダーを有する。このオクルダーの第3の面は、オクルダーの第1の面の特定 の形態に関するものであり、この場合、ブレードはコイルの長さの大部分を被覆 する。 尿管又はその他のオクルダーは次の点で特に有利である。即ち、石類、 結石類などの大きな破片類が尿管又はその他の身体通路への移動が断固として防 止される。なぜなら、フィルタはこのような破片類を捕獲するばかりか、崩壊処 理中に加えられるエネルギーの少なくとも多少を尿管又はその他の身体通路の上 流又は下流に分散させることを可能にするからである。しかし、オクルダーは尿 管オクルダーとして最高の有用性を有し、その好ましい実施態様は尿管オクルダ ーとして記載されているが、オクルダーは例えば、胆管(これに限定されない) のような様々なその他の身体通路内でも使用できる。図面の簡単な説明 図1は、オクルダーの好ましい実施態様の側面図である。 図2は、オクルダーの好ましい実施態様の部分断面図である。 図3は、3-3線に沿った図1のオクルダーの断面図である。 図4は、使用中のオクルダーの好ましい実施態様の側面図である。 図5は、使用中のオクルダーの好ましい実施態様の別の側面図である。 図6は、オクルダーの別の好ましい実施態様の部分断面図である。発明の詳細な説明 図1を参照する。図1にはオクルダー10が図示されている。このオク ルダーは、身体通路内の石類、結石類などの崩壊により生じた破片類の移動を制 限するために、身体通路内に挿入することができる。オクルダー10は先ず、近 位末端14と遠位末端16を有する細長マンドレル12を有する。マンドレル1 2は、ステンレススチール又は別の合金、ニチノール又は合成材料のような医薬 品級の材料から構成されている。オクルダー10が尿管内で使用するためのもの である場合、マンドレル12は、都合良いことには、0.229mm(0.00 9インチ)のワイヤから構成されており、その長さは約86cmである。言うま でもなく、マンドレル12の特定の寸法は、オクルダー10が配置されるべき身 体通路を考慮して選択すべきである。 図2及び図3と共に、図1を更に参照する。次に、オクルダー10はマ ンドレル12の一部の上に接近して配置されたコイル18を有する。コイル18 は、ステンレススチール又は別の合金、ニチノール又は合成材料のような医薬品 級の材料から構成されている。コイル18は好ましくは、フラット金属ワイヤか ら捲回されており、好都合には、全体直径が0.457mm(0.018インチ )である。また、好ましくは、オクルダー10が尿管内で使用される場合、コイ ル18の全体長さは約75cmである。 コイル18は近位末端20と遠位末端22を有する。これらは、コイル 18で被覆されていない細長マンドレルの近位セグメント24と遠位セグメント 26をそれぞれ画成する。オクルダー10が尿管内で使用される場合、マンドレ ル12の近位非被覆セグメント24の長さは約8cmであり、一方、マンドレル 12の遠位非被覆セグメントの長さは約3cmである。 オクルダー10は更に、細長マンドレル12の遠位セグメント26の全 ての上に配置され、これを取り囲むブレード28を有する。ブレードはワイヤの 1本以上のストランドから捲回又は形成することができる。ブレード28は、コ イル18の少なくとも一部分の上に配置させ、これを取り囲み、そして、好まし くは、コイル18の長さの大部分を被覆する。ブレード28は近位末端32と遠 位末端34を有し、ブレード28の近位末端はコイル18に対して固定されてお り、マンドレル12の遠位末端16はブレード28の遠位末端34に対して固定 されている。ブレード28は好ましくは、織られた複数のストランド30から形 成されている。ストランド30は、ニチノール、ステンレススチール、別の金属 合金又はポリマーのような適当な医薬品級の材料から構成されている。 都合良いことには、軟質ハンダの約3mmのセグメントにより、ブレー ド28の遠位末端34をマンドレル12の遠位末端16に結合し、硬質ハンダの 約2〜3mmのセグメントにより、ブレードの近位末端32をコイル18に、好 ましくは、コイル18の近位末端20に固着する。好ましくは、軟質ハンダの約 2〜3mmのセグメントは、ブレード28の近位末端32と遠位末端34との間 で、ブレード28をコイル18の遠位末端22へ固定する。これは本質的に、ブ レード28の遠位末端34とマンドレル12の遠位末端16により形成される、 非外傷性の、オクルダー10の先端を構成する。しかし、オクルダー10の先端 を確実に非外傷性にするために、ハンダの更に球形のビーズをブレードの遠位末 端34とマンドレルの遠位末端16の上に配置させることができる。別法として 、微小な金属玉をこれらにハンダ付けするか、又は別の方法で結合させることが できる。 従って、コイル18及び細長マンドレル12は両方ともブレード28へ 固定することができるが、コイル18及びマンドレル12は依然として、相互に 対して長手方向に移動可能でなければならない。従って、ブレード28をコイル 18に固着するハンダの2つのセグメントは、このような相対的移動を妨害しな いような態様で適用することが重要である。 更に詳細には、コイル18及び細長マンドレル12は、2つの位置間を 移動することができる。一方の位置は、遠位末端22及び16が相対的に隣接す る位置(ここで、これを“相対的隣接位置”と定義する)であり、他方の位置は 、遠位末端22及び16が相対的に互いに離れた位置(ここで、これを“相対的 離隔位置”と定義する)である。この後者の“離隔位置”は図1及び図2に図示 されている。コイル18及びマンドレル12がこれらの相対的離隔位置にある場 合、ブレード28は一般的に、円筒状の形状をしている。 図5に示されるように、コイル18及びマンドレル12がこれらの相対 的隣接位置に移動すると、ブレード28の近位末端32と遠位末端34が互いに 接近し、その結果、ブレード28が半径方向に膨張する。ブレード28が半径方 向に膨張することにより、オクルダー10が配置される身体通路(例えば、尿管 )を閉塞し、その結果、身体通路内における流体の流れを可能にしながら、石類 、結石類などの破片類の移動を阻止するフィルタ36を形成する。これは、破片 類が上流方向へ移動する恐れ無しに、石類、結石類などに加えられる崩壊エネル ギーの少なくとも一部分の上流方向への分散を可能にする。 オクルダー10は、コイル18とマンドレル12との相対運動を起こさ せる機構を更に有することが好ましい。このような機構は例えば、マンドレル1 2の近位末端14及びコイル18の近位末端20に結合されたハンドル44であ る。コイル18及びマンドレル12のうちの一方はハンドルに固定され、他方は ハンドル44に滑動可能に結合される。都合のよいことには、また、使用中の横 方向への片寄り及び捩れ又は変形に対する優れた抵抗性を付与するために、細長 マンドレル12の近位末端14はハンドル44に固着されており、一方、コイル 18の近位末端20は、ハンドル44内に包含されるコイルスライダー46によ りハンドル44に滑動可能に結合されている。コイルスライダー46は、マンド レル12の被覆されていない近位セグメント24上を滑動する。言うまでもなく 、マンドレル12をハンドル44に、また、コイル18をハンドル44に、特に 、コイルスライダー46に結合するために、様々な常用の要素(図示されていな い)を使用することができる。 所望の身体通路内にブレード28を挿入する前及び挿入中に、ブレード 28を保護するために、また、オクルダー10の身体通路内への挿入を容易にす るために、コイル18及び細長マンドレル12が相対的離隔位置にあるとき、オ クルダー10は、ブレード28上を滑動することができる外鞘38を更に有する ことが好ましい。鞘38は、好都合なことに、ハンドル44内に包含される鞘ス ライダー48により動作され、かつ、ハンドル44に結合される。鞘スライダー 48は、コイル18の近位末端20に対して遠位のコイル18及びマンドレル1 2上に適合する。図4は、ブレード28を露出させるために鞘38を引き抜いた 状態を示す。外鞘38をハンドル44に、特に、鞘スライダー48に結合するた めに、様々な常用の結合要素(図示されていない)を使用することができる。 前記のように、絶対に必要な訳ではないが、ブレード28は、ハンドル 44内のコイルスライダー46のところまで、コイル18の長さの大部分を取り 囲み、被覆することが好ましい。このようなことが好ましい理由は実際的に役立 つからである。様々な器具類において、約3フレンチ以下の、比較的小さな絶対 直径を有する捲回ワイヤコイルは、身体通路内に挿入されたときに、伸長及び圧 縮変形を受けることが発見された。好ましいオクルダーは、ブレード28をコイ ル18の長さの大部分にわたって伸長させ、これにより、コイル18を支持し、 その結果、望ましからざる変形を避けることにより、前記のような変形に伴う欠 点を解決する。しかし、約3フレンチ超の直径を有する捲回ワイヤコイルは一般 的に、身体通路内に挿入されている間に、それ自体で耐えることができる。従っ て、小型のオクルダーにおいてブレード28により与えられる支持は大型のオク ルダーでは必ずしも必要がない。従って、図6に示されるように、約3フレンチ 超の直径を有するオクルダーでは、ブレード28はコイル18全体を被覆する必 要は無く、マンドレル12の遠位末端16とコイル18の遠位末端20に結合さ せるだけでよい。更に詳細には、ブレード28の近位末端32は、硬質又は軟質 ハンダの約2〜3mmセグメントにより、コイル18の遠位末端22に固定させ ることができる。このようなオクルダーはその他の点では、図1〜図5に示され たオクルダー10と同じ方法で製造することができ、コイル18とマンドレル1 2がそれぞれ相対的離隔位置にあるとき、ブレード28上を滑動することができ る。 崩壊処理中に石類、結石類などの破片類が移動することを防止するため のオクルダー10の使用は、今では容易に理解することができる。オクルダー1 0は先ず、図1に示されるように構成される。この場合、コイルスライダー46 は隣接位置に移動し、そのため、ブレード28は一般的に、円筒状の形状をして おり、鞘スライダー48は離隔位置に移動し、そのため、鞘38はブレード28 を被覆する。次いで、所望の身体通路内オクルダー10を挿入するために、及び 、崩壊処理を実行するために、患者の支度を整えさせる。例えば、腎臓結石の砕 石術を行う前に、適当な流体を患者の腎臓系に注入することが望ましい。患者の 支度が整えられたら、オクルダー10を、ブレード28が崩壊させるべき石類、 結石類などの上流側に位置するまで、尿管内に挿入する。このような挿入は、尿 管内視鏡(直接観察)による制御下で最も好都合に実施することができるが、そ の他の監視方法も、その他の身体通路について好適なこともある。 オクルダー10が適所に配置されたら、ハンドル44上の鞘スライダー 48を隣接位置に移動させ、ブレード28から鞘38を引き抜く(図4)。その 後、コイルスライダー46を離隔位置に移動させ(図5)、ブレード28を半径 方向に膨張させ、尿管又はその他の身体通路を閉塞し、そして、流体の流れを可 能にし、かつ、石類、結石類などを崩壊させるために加えられるエネルギーの少 なくとも一部分の分散を可能にしながら、破片類の移動を阻止するフィルタ36 を形成する。 その後、破片類の望ましからざる移動の阻止を確保しつつ、所望の砕石 又は剥離処理を実行する。処理が完了したら、コイルスライダー46を隣接位置 に移動させ、フィルタ36をへこませ、鞘スライダー48を離隔位置に移動させ 、外鞘38をブレード28上を滑動させる。その後、オクルダー10を尿管又は その他の身体通路から取り出す。 石類、結石類などの破片類の望ましからざる移動が確実に阻止され、一 方、崩壊処理中に加えられたエネルギーの少なくとも若干が尿管又はその他の身 体通路の上流側及び下流側の両方に分散される点で、尿管又は別の身体通路用の オクルダーは特に有益であることは明白である。 本発明の前記の実施態様の様々な要素の構成又は組成の記載されていな い又は副次的な細部は、これらの要素が記載されているように実行するために、 これらに必要な特徴を有する限り、記載された効果を達成するために必須である とは思われない。構成のこれらの及びその他の細部の選択は、この明細書の開示 の観点から、当業者の能力の範囲内であると思われる。産業上の適用性 このオクルダーは外科的処置を実行するのに有用である。従って、この オクルダーはヒト及び獣医用医薬における適用性を有する。 しかし、前記のオクルダーは本発明の原理の単なる一例証的実施態様で あり、その他のオクルダー及びこれらを使用する方法は、本発明の精神及び範囲 を逸脱することなく、当業者により想到することができることを理解すべきであ る。また、オクルダーは、記載された部品類から構成され、かつ、これらの部品 類からなる実施態様に関するものと理解すべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW 【要約の続き】 の移動を阻止するフィルタ(36)を形成するために、 これらを相対的隣接位置に移動させてブレード(28) を半径方向に膨張させる。コイル(18)は好ましくは フラットワイヤから捲回されており、一方、ブレード (28)は好ましくは織られた複数のストランド(3 0)から形成されている。オクルダー(10)は、2つ の相対的位置間でマンドレル(12)とコイル(18) を移動させるための、マンドレル(12)の近位末端 (14)及びコイル(18)の近位末端(20)に結合 されたハンドル(44)も有する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 身体通路内又は身体通路に付随する石類、結石類などの崩壊により生じ た破片類の移動を制限するための、身体通路内に挿入可能なオクルダー(10) であり、 前記オクルダーは、細長マンドレル(12)と、該マンドレルに沿って 相対的な長手方向移動のために該マンドレルの周囲に配設された可撓性の管状形 状装置(18,28)とからなり、 前記装置は、前記マンドレルに沿って相対的な往復移動のために配設さ れた第1の可撓性管状形状部分(18)と、前記第1の部分に結合された近位領 域と、前記マンドレルの遠位部分に結合された遠位領域を有する第2の可撓性部 分(28)とからなり、 前記第1の部分の遠位方向への長手方向移動により長手方向に圧縮され たとき、前記第2の部分は半径方向に膨張し、半径方向に膨張されたときに前記 第2の部分は、前記身体通路を閉塞し、同時に、身体通路内の流体の流れを可能 にするためのフィルタを形成するような態様で前記第1の部分及び第2の部分が 構成されていることを特徴とするオクルダー。 2. 前記第2の部分は、前記第1の部分の遠位末端と前記マンドレルの遠位 末端との間に延びる1本以上のストランド又はワイヤから形成されたブレードの 形をしていることを特徴とする請求項1に記載のオクルダー。 3. 前記ブレードは前記第1の部分の少なくとも一部分の上に延び、前記ブ レードの近位末端が前記第1の部分の外面に結合されることを特徴とする請求項 2に記載のオクルダー。 4. 前記第2の部分が半径方向に膨張されない状態にある場合、挿入鞘は前 記第1及び第2の部分を包囲することができることを特徴とする請求項3に記載 のオクルダー。 5. 前記第1の部分は、前記第2の部分を長手方向に圧縮し、そして、半径 方向に膨張させることができる可撓性コイルの形をしていることを特徴とする請 求項1〜4の何れかに記載のオクルダー。 6. 身体通路内の石類、結石類などの崩壊により生じた破片類の移動を制限 するための、身体通路内に挿入可能なオクルダー(10)であり、前記オクルダ ーは、 近位末端(14)と遠位末端(16)を有する細長マンドレル(12) と、 前記細長マンドレル(12)の一部分の上に接近して配置されたコイル (18)と、該コイル(18)は近位末端(20)と遠位末端(22)とを有し 、コイル(18)の近位末端(20)と遠位末端(22)は、該コイル(18) により被覆されていない前記細長マンドレル(12)の近位セグメント(24) と遠位セグメント(26)とを画成する、 前記細長マンドレル(12)の遠位セグメント(25)と前記ワイヤコ イル(18)の少なくとも一部分の全ての上に配置され、かつ取り囲むブレード (28)とからなり、該ブレード(28)は近位末端(32)と遠位末端(34 )を有する、 前記コイル(18)及び前記細長マンドレル(12)は、相対的隣接位 置と相対的離隔位置との間で相互に対して長手方向に移動可能であり、 前記細長マンドレル(12)の遠位末端(16)は前記ブレード(28 )の遠位末端(34)に対して固定されており、 前記ブレード(28)の近位末端(32)は前記コイル(18)に対し て固定されており、 身体通路を閉塞し、そして、身体通路内における流体の流れを可能にし ながら、身体通路内における破片類の移動を阻止するフィルタ(36)を形成す るために、前記コイル(18)と前記細長マンドレル(12)をこれらの相対的 隣接位置に移動させて前記ブレード(28)を半径方向に膨張させることを特徴 とするオクルダー。 7. 前記ブレード(28)の近位末端(32)は前記コイル(18)の近位 末端(20)に固着されていることを特徴とする請求項6に記載のオクルダー( 10)。 8. 前記ブレード(28)はコイル(18)の長さの大部分を被覆すること を特徴とする請求項6に記載のオクルダー(10)。 9. 前記ブレード(28)は、前記コイル(18)及び前記細長マンドレル (12)がこれらの相対的離隔位置にあるとき、円筒状の形状をしていることを 特徴とする請求項6に記載のオクルダー(10)。 10. 前記コイル(18)及び前記細長マンドレル(12)がこれらの相対的 離隔位置にあるとき、前記ブレード(28)の上を滑動可能な外鞘(38)を更 に有することを特徴とする請求項6に記載のオクルダー(10)。 11. 前記コイル(18)はフラットワイヤから捲回されていることを特徴と する請求項6に記載のオクルダー(10)。 12. 前記細長マンドレル(12)の近位末端(14)と前記コイル(18) の近位末端(20)に結合されたハンドル(44)を更に有することを特徴とす る請求項6に記載のオクルダー(10)。 13. 前記細長マンドレルの近位末端(14)は前記ハンドル(44)に固定 され、前記ハンドル(44)は、コイル(18)の近位末端(20)が結合され るコイルスライダー(46)を有することを特徴とする請求項12に記載のオク ルダー(10)。 14. 前記コイル(18)及び前記細長マンドレル(12)がこれらの相対的 離隔位置にあるとき、前記ブレード(28)の上を滑動可能な外鞘(38)を更 に有し、前記ハンドル(44)は該外鞘(34)が結合される鞘スライダー(4 8)を有することを特徴とする請求項12に記載のオクルダー(10)。 15. 前記ブレードは織られた複数のストランド(30)から形成されている ことを特徴とする請求項6に記載のオクルダー(10)。 16. 前記ブレード(28)の前記ストランド(30)はニチノール、ステン レススチール、金属合金又はポリマーから構成されていることを特徴とする請求 項15に記載のオクルダー(10)。 17. 身体通路内の石類、結石類などの崩壊により生じた破片類の移動を制限 するための、身体通路内に挿入可能なオクルダー(10)であり、前記オクルダ ーは、 近位末端(14)と遠位末端(16)を有する細長マンドレル(12) と、 前記細長マンドレル(12)の一部分の上に接近して配置され、フラッ トワイヤから捲回されたコイル(18)と、該コイル(18)は近位末端(20 )と遠位末端(22)とを有し、コイル(18)の近位末端(20)と遠位末端 (22)は、該コイル(18)により被覆されていない前記細長マンドレル(1 2)の近位セグメント(24)と遠位セグメント(26)とを画成し、前記コイ ル(18)と前記細長マンドレル(12)は、相対的離隔位置と相対的隣接位置 との間で相互に対して長手方向に移動可能である、 前記細長マンドレル(12)の遠位セグメント(25)の全ての上に配 置され、かつ取り囲むブレード(28)とからなり、該ブレード(28)は近位 末端(32)と遠位末端(34)を有する、 前記コイル(18)及び前記細長マンドレル(12)がこれらの相対的 離隔位置にあるとき、前記ブレード(28)の上を滑動可能な外鞘(38)とか らなり、 前記細長マンドレル(12)の遠位末端(16)は前記ブレード(28 )の遠位末端(34)に対して固定されており、 前記ブレード(28)の近位末端(32)は前記コイル(18)に対し て固定されており、 身体通路を閉塞し、そして、身体通路内における流体の流れを可能にし ながら、身体通路内における破片類の移動を阻止するフィルタ(36)を形成す るために、前記コイル(18)と前記細長マンドレル(12)をこれらの相対的 隣接位置に移動させて前記ブレード(28)を半径方向に膨張させることを特徴 とするオクルダー。 18. 前記ブレード(28)の近位末端(32)は前記コイル(18)の近位 末端(20)に固着されていることを特徴とする請求項17に記載のオクルダー (10)。 19. 前記ブレード(28)は、前記コイル(18)及び前記細長マンドレル (12)がこれらの相対的離隔位置にあるとき、円筒状の形状をしていることを 特徴とする請求項17に記載のオクルダー(10)。 20. 前記細長マンドレル(12)の近位末端(14)と前記コイル(18) の近位末端(20)に結合されたハンドル(44)を更に有することを特徴とす る請求項17に記載のオクルダー(10)。 21. 前記細長マンドレルの近位末端(14)は前記ハンドル(44)に固定 され、前記ハンドル(44)は、コイル(18)の近位末端(20)が結合され るコイルスライダー(46)を有することを特徴とする請求項20に記載のオク ルダー(10)。 22. 前記ハンドル(44)は該外鞘(34)が結合される鞘スライダー(4 8)を有することを特徴とする請求項20に記載のオクルダー(10)。 23. 前記ブレードは織られた複数のストランド(30)から形成されている ことを特徴とする請求項17に記載のオクルダー(10)。 24. 前記ブレード(28)の前記ストランド(30)はニチノール、ステン レススチール、金属合金又はポリマーから構成されていることを特徴とする請求 項23に記載のオクルダー(10)。 25. 身体通路内の石類、結石類などの崩壊により生じた破片類の移動を制限 するための、身体通路内に挿入可能なオクルダー(10)であり、前記オクルダ ーは、 近位末端(14)と遠位末端(16)を有する細長マンドレル(12) と、 前記細長マンドレル(12)の一部分の上に接近して配置され、フラッ トワイヤから捲回されたコイル(18)と、該コイル(18)は近位末端(20 )と遠位末端(22)とを有し、コイル(18)の近位末端(20)と遠位末端 (22)は、該コイル(18)により被覆されていない前記細長マンドレル(1 2)の近位セグメント(24)と遠位セグメント(26)とを画成し、前記コイ ル(18)と前記細長マンドレル(12)は、相対的離隔位置と相対的隣接位置 との間で相互に対して長手方向に移動可能である、 織られた複数のストランド(30)から形成され、前記細長マンドレル (12)の遠位セグメント(25)及び前記ワイヤコイル(18)の長さの大部 分の全ての上に配置され、かつ取り囲むブレード(28)と、該ブレード(28 )は近位末端(32)と遠位末端(34)を有する、 前記細長マンドレル(12)の近位末端(14)と前記コイル(18) の近位末端(20)に結合されたハンドル(44)と、 前記コイル(18)及び前記細長マンドレル(12)がこれらの相対的 離隔位置にあるとき、前記ブレード(28)の上を滑動可能な外鞘(38)とか らなり、前記ハンドル(44)は前記外鞘(38)が結合される鞘スライダー( 48)を有する、 前記細長マンドレル(12)の遠位末端(16)は前記ブレード(28 )の遠位末端(34)に対して固定されており、 前記ブレード(28)の近位末端(32)は前記コイル(18)に対して固定されて おり、 身体通路を閉塞し、そして、身体通路内における流体の流れを可能にし ながら、身体通路内における破片類の移動を阻止するフィルタ(36)を形成す るために、前記コイル(18)と前記細長マンドレル(12)をこれらの相対的 隣接位置に移動させて前記ブレード(28)を半径方向に膨張させ、 前記ブレード(28)の近位末端(32)は前記コイル(18)の近位 末端(20)に固着されており、 前記ブレード(28)は、前記コイル(18)及び前記細長マンドレル (12)がこれらの相対的離隔位置にあるとき、円筒状の形状をしており、 前記細長マンドレルの近位末端(14)は前記ハンドル(44)に固定 され、前記ハンドル(44)は、コイル(18)の近位末端(20)が結合され るコイルスライダー(46)を有することを特徴とするオクルダー。
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