JP2001507361A - 子葉植物の処理方法 - Google Patents

子葉植物の処理方法

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Abstract

(57)【要約】 成長する植物の葉にキトサンの水溶性塩を塗布することによって、野菜、塊茎類、穀類、果実、および花の収穫量が増加する。このように処理された植物は、より健康的で丈夫であり、渇水に対する抵抗力があり、数多くの種類が長期の生産期間を享受する。植物は、従来の農業用装置および技術を用い、0.01〜1.5重量%のキトサン塩を含有する溶液を葉に噴霧することによって、効果的かつ都合よく処理することができる。

Description

【発明の詳細な説明】 子葉植物の処理方法 発明の分野 本発明は、キトサン塩水溶液を植物の葉に噴霧することによって植物の収穫量 、健康状態、および生長力を改善するための、子葉植物の処理方法を対象とする 。 発明の背景 キトサンは、多くの菌類の中に見出される天然に存在する重合体である。これ は、D−グルコサミンとN−アセチル−D−グルコサミンの共重合体であってそ のモノマー単位の65〜100%がD−グルコサミンであるものとして、広く述 べることができる。これは、弱塩基性のアミンとして知られる化学分類の一メン バーであるため、鉱酸やカルボン酸などの酸を使用して容易にかつ可逆的に塩を 形成する。これらの塩の多くは水溶性である。キトサンおよび酸が存在する系で は、電気的に中性であるグルコサミン単位と、グルコサミン単位がプロトン化し て酸に対応する陰イオンと結合する単位との両方が、pHに応じた割合で重合体 の鎖中に存在する。通常このような系は、グルコサミン単位がプロトン化した程 度に関係なく、キトサン塩と呼ばれる。 本明細書で使用する「キトサン塩」という用語は、キトサン塩だけではなく、 酸性媒体中に存在する可能性がある任意の部分的に脱プロトン化したキトサンも 含む。 穀類の種子にキトサン塩を塗布することによって、新生植物の生化学に劇的な 変化が生じることが実証されてきた。この変化には、局所的な微生物感染からの 保護を行うフィトアレキシンとして知られる種類の化合物の生産量の増加、構造 強度を付与し感染の広がりを妨げるカロースおよびリグニンの生産量の増加が含 まれる。これらの変化は、フェニルプロパノイド代謝経路の律速段階に関係する 酵素であるフェニルアラニン脱アンモニア酵素を符号化する遺伝子の活性化の結 果として生じる。キトサン塩は、ギベレリン酸やアブシジン酸などの生長ホルモ ンの生合成に密接に関係する、テルペノイドフィトアレキシンの合成を引き起こ すことが示された。キトサン塩は、両方とも真菌性阻害剤として知られており花 粉の発生および種子の発芽で役目を果たすことが知られているキチナーゼ酵素お よびグルカナーゼ酵素を生成する遺伝子の活性化も引き起こし、また虫害からの 植物の保護を助けるタンパク質分解酵素阻害剤を生成する遺伝子の活性化も引き 起こす。これらの変化によって、根の発達が促進し、倒伏(収穫前に植物が倒れ る)が減少し、収穫量が増加し、ある植物病害に対する抵抗が強化される。 US4,812,159ではFreeponsが、キトサン塩水溶液を用いた 播種区域内の土壌処理、植物種子へのキトサン塩溶液の塗布、固体キトサンと固 体酸の混合物を用いた播種区域内の土壌処理、および固体キトサン塩を用いた播 種区域内の土壌処理について、詳細に開示している。好ましいキトサン塩溶液は 、キトサン中のアミノ官能基1モル当たり1.5当量より多いグルタミン酸を含 有するものである。新生植物の葉へのキトサン塩の塗布について述べているが、 このような処理を実現するのに必要とされる方法や、それによって得られる結果 についての開示は何もない。これらの処理のすべてにおいて、キトサン塩の調製 品を作成する際に酸性成分を使用するとき、その酸は、種子の発芽または実生の 発生に著しい悪影響を引き起こさないものと定義される、非殺草性の酸の群から 選択しなければならないことが規定されている。 US4,812,159の一部継続出願であるUS4,964,894でFr eeponsは、グルタミン酸、酒石酸、クエン酸、アジピン酸、塩化水素酸、 ギ酸、および硝酸が非殺草性の基準を満たすことについて特に言及している。酢 酸および酪酸は植物に有毒であり、植物の実生の発生に有害であることが見出さ れた。このためこれらの酸は、その明細書の教示による使用には不適切なものと なった。 US4,812,159の教示によれば、種子の処理は、キトサン調製品を塗 布することによって、あるいはそのような調製品に種子を浸漬し、その後乾燥操 作を行うことによって完了する。乾燥操作は、処理と植付けの合間に種子が尚早 に発芽するのを防止するため必要である。乾燥段階がない場合、この特許では、 植付けを種子処理から60時間以内に実施することを推奨している。 種子処理は、その明細書に開示される方法を用いて小規模で容易に実施される が、その処理プロトコルは、専門化した装置を考案することなく、あるいはGu stavson種子コータのような穀物オーガー(augering)装置など 種子コーティング産業で通常使用される装置を修正することなく商業的規模の操 作に拡張することが、困難である。これは、装置の同じ部分をその他の処理(例 えば殺真菌薬)に利用するためにも使用しなければならず、キトサン含有材料を 用いた使用のみに供することができない商業的な操作にとって、重大な欠陥であ る。さらにこのような処理は、植物成長のまさに最も早い段階における単なるキ トサン塩の塗布のみに限定され、開花、種子形成、成熟など、植物成長のその他 の重要な段階で繰り返し、または強化することができない。 キトサン塩調製品による播種区域の土壌の処理では、この調製品が、種子がこ れから播かれあるいはすでに播かれた領域にきわめて接近して散布されることが 必要である。したがって、種子が最終的に発芽する領域の処理を目標とするため 、専門化した装置が必要とされる。これは機械化した播種の場合に容易に実施す ることができるが、この技術は、空中播種または散布による播種などのその他の 方法には適合しない。そのうえ、固体の形のキトサン塩を利用する2種類の技術 では、その固体が0.5〜100マイクロメートルという非常に小さい粒子の形 で導入されることが必要とされる。したがって、塗布に適する形にするために、 キトサン塩の入念な予備加工が必要とされる。種子処理の場合と同様に、種子発 芽の領域内の土壌の処理は、植物の根系が崩壊しないように植物成長のまさに最 も早い段階での単一の処理に限定される。 新生植物の葉にキトサンを塗布する方法については何も開示されていないため 、この技術の実用性を確かめ、あるいは利益ある効果をもたらす程度を評価する ことは困難である。明らかではあるが、この技術は、その処理が植物成長の最も 早い段階に拘束されるという制限をその他の方法と同じように有している。 US4,964,894でFreeponsは、上記と同じ技術について再び 述べており、そこで、非殺草性の酸を同定するための種子発芽の研究に関する入 念な手順を示している。グルタミン酸、酒石酸、クエン酸、アジピン酸、塩化水 素酸、ギ酸、および硝酸は、非殺草性の基準を満たしていた。酢酸および酪酸は 植物に有毒で、実生の発生に有害であることが見出された。好ましいキトサン塩 溶液は、キトサンのアミノ官能基1モル当たりグルタミン酸を1.5当量よりも 多く含有するものであると教示されている。 その他の種子処理技術はUS5,554,445(Kivekas、Stru szezyk)に記載されており、これは微晶質キトサンの液状分散体を種子に 吹き付けた後、乾燥して種子のまわりに重合体の膜を形成することを含む。種子 表面に適切な膜を形成するため、キトサンは、保水値200〜5000%、水素 結合ポテンシャル10〜25kJ/モル、および粒度0.1〜100マイクロメ ートルであることが指定される。上記の場合と同様にこれらの手順は、専門化し た装置、キトサンの入念な予備加工を必要とし、また植物成長の最も早い段階に おける単一の処理に限定される。 US4,886,541でHadwigerは、収穫量を増やし、倒伏を減少 させ、根の発達を促進するため、小麦の種子へのキトサン調製品の塗布を開示し ている。処理は、種子の表面に液体を分布させるために種子を撹拌するという手 法を用い、酢酸キトサンの水溶液を種子に塗布することによって行われる。推奨 される技術は、穀物オーガー装置またはセメント混合装置の使用である。上記論 じられるように、この開示の教示によるキトサンの種子への塗布は、商業的な種 子コーティングの複雑さおよびコストを増し、植物成長の最も早い段階における 単一の塗布に限定される。US4,978,381およびUS5,104,43 7には、種子処理に対する同じ技術が記載されており、この方法を、稲、オート 麦、大麦、ライ麦などのその他の穀物類に拡張するための追加の例が提供されて いる。 キトサンは、作物の収穫量を増やすというその能力以外のために、農業に用い られてきた。キトサンは、様々な微生物に対する殺菌剤としての能力を実証して きた。霜による損傷を阻止するためのキトサンの使用が、JP99346061 (Daiiche Seimo KK(第一製網)に譲渡済み)に開示されてお り、ここでは、氷晶核形成した生物体Pseudomonas syringe およびPantoea agglomerantsが接種されたホウレン草の葉 をキトサンで処理し、次いで凍結温度にさらした。処理された葉は、霜による損 傷が対照よりも著しく少なかった。US5,374,627ではEtsuzo他 が、細菌性の腐敗病(野菜)、スプリングデッドスポット(芝草)、細菌性の穀 類の腐敗(稲)など、数多くの植物病害から植物を保護するための、分子量10 000〜50000のキトサン水解物の使用について開示している。 発明の概要 したがって本発明は、野菜、種子、果実、芋類、および花の健康状態、生長力 、収穫量を向上させるため、成長植物の葉にキトサン塩を塗布することを対象と する。このように処理した植物は、健康状態がより良く、渇水に対する抵抗力が より高く、多くの品種が長い生産期間を享受する。この処理は、植物の成長サイ クル全体を通して、特に、開花、種子形成、成熟など、植物成長の重要な段階中 に繰り返すことができる。 したがって本発明は、主として成長する子葉状植物の収穫量、健康状態、およ び生長力を向上させる方法を対象とし、(1)第1の本葉の出現とそこから植物 または果実を収穫するまでの間の葉の表面に、水溶液であってそこに溶解したキ トサンの水溶性塩0.01〜1.5重量%および酸を含有し、かつ溶液中の酸の 当量とキトサンから誘導されたアミノ基との比が1.02〜1.20である水溶 液を噴霧する段階と、(2)植物またはその有用な部分を収穫する前に、段階( 1)を少なくとも1回繰り返す段階とを含む。 その他の態様では、本発明は上述の処理溶液を対象とする。さらに別の態様で は、本発明は、キトサンの粒子を45〜85℃の水中に分散することと、キトサ ンと反応するときにそこに水溶性塩を形成する酸を、酸の当量とキトサンから誘 導されたアミノ基との比が1.01〜1.20となる量で添加することを含む、 上述の処理溶液を調製する方法を対象とする。 定義 本明細書で使用する「収穫」という用語、およびその様々な形は、成長植物の 有用な部分または食用部分を集めることだけではなく、植物全体を集めることも 示す。前者の例は、木から果実を採集すること、ツルから豆を採集すること、茎 からトウモロコシの穂を採集すること、キャベツやセロリを刈り入れることなど である。後者の例は、ポテト、ビート、ニンジンなどの根菜類を掘り出すことで ある。 発明の詳細な説明 A.キトサンの組成 キトサンは、多くの真菌類に見出される天然に存在する重合体であるが、豊富 でもなく、天然資源から容易に高純度で分離されるものでもない。便宜上キトサ ンは、2番目に最も豊富な天然の重合体であるキチン(セルロースの次に)から より容易に得られる。キチンは、甲殻類または昆虫の外骨格から容易に分離され 、軟体動物および真菌類にも見出される。これはN−アセチル−D−グルコサミ ンとD−グルコサミンの水に不溶性の共重合体であるが、モノマー単位の大部分 はN−アセチル−D−グルコサミン残基からなる。キトサンは、同じ2つのモノ マー単位の共重合体であるが、モノマー単位の大部分はD−グルコサミン残基で ある。D−グルコサミン残基は塩基性アミノ官能基を産出するため、それらは酸 と容易に塩を形成する。これらの塩の多くは水溶性である。濃縮した苛性アルカ リによる高温でのキチンの処理では、N−アセチル−D−グルコサミン残基をD −グルコサミン残基に変換し、それによってキチンをキトサンに変換する。甲殻 類の廃物中に見出されるキチンからキトサンを得る便利な一方法が、US3,8 62,122(Peniston)に記載されている。純粋なポリ−N−アセチ ル−D−グルコサミンと純粋なポリ−D−グルコサミンの間に可能な組成物の連 続体が存在するが、キトサンという用語は一般に、D−グルコサミン残基を65 〜100%含有する重合体に用いられる。この範囲内の組成物は上記酸性溶液に 可溶であるが、モノマー残基の約35%よりも多くがN−アセチル−D−グルコ サミンである場合、この重合体は弱酸性溶液に不溶である。 市販のキトサンは、一般に甲殻類から調製され、β−1,4のように数千のモ ノマー単位がともに結合している重合体の鎖に対応し、何十万であると測定され た分子量を有している。真菌類供給源から得られたキトサンは、一般にやや低い 分子量のものであり、50000amu(原子質量単位、ダルトン)程度に低い 分子量の部分を含有する可能性がある。本発明の目的で、キトサンという用語は 、 0〜35%のN−アセチル−D−グルコサミン残基を含有しかつ50000am uより大きい分子量を有するD−グルコサミンおよびN−アセチル−D−グルコ サミンの共重合体に使用すること、また、酸または酵素触媒で鎖の切断を引き起 こすことにより分子量を50000amu未満に下げるための意図的な努力がな されてきたキトサンの調製品を除外することを意図する。本研究に使用したキト サンは、エビまたはカニの殼から得られ、商業的に生成されたキトサンとして代 表的な約75〜82モル%のD−グルコサミン残基を含有していた。これは、鉱 酸およびカルボン酸の希釈水溶液に容易に可溶であった。 キトサン塩は、キトサン塩の溶液を噴霧することによって、水和剤などキトサ ン塩の分散液を噴霧することによって、あるいは当業者に容易に理解されるその 他の技術によって、成長植物の葉に塗布することができる。好ましい技術は、分 散液の沈澱に関連する問題、あるいは植物に固体を塗布することに関連する粉塵 吸入の危険性を排除した、キトサン塩の水溶液を噴霧することによるものである 。キトサン塩濃度(陰イオンを除く)が0.01%から1.5%の溶液を使用す ることが好ましく、最も好ましくは0.05%から0.50%の濃度の溶液を使 用することである。この濃度範囲の溶液は、商業用噴霧装置に適合する粘度を有 している。さらにこの溶液は、商業用噴霧装置の通常の操作に再び適合する正し い用量を実現するために、1エーカー(約4000m2)当たり1回の塗布で5 〜20ガロン(約19〜76リットル)の塗布量を必要とする。 B.酸 水溶性キトサン塩を形成する酸の多くはそれ自体が成長植物に有害であり、こ れらの高濃度の酸に植物がさらされるのを防止することが重要になる。一方、キ トサン塩溶液を調製するために大量に過剰な酸(キトサン中のアミノ官能基1モ ル当たりの酸の当量として測定される)を使用しない限り、キトサンは、周囲温 度で酸性溶液に非常にゆっくりと溶解するだけである。このジレンマを解決する 1つの技術は、植物への被害を制限しながら大量に過剰な酸を使用して溶液を形 成することができるよう、グルタミン酸などの植物毒素が少ないより高価な酸の みを選択することである。第2の技術は、溶解段階中に大量に過剰の酸を使用し 、 次いでその過剰量を、溶解が終了した後に塩基で中和することである。しかしこ の手順は、塩基が導入された領域における局所的なpHの増大を防止するために 非常に多くの注意を必要とするため、不十分である。このようなpH増大によっ て、キトサン塩は、電気的に中性で溶液中に沈澱するもとのキトサンに変換され る。大量に過剰な酸はもはや存在しないため、この沈澱は再び溶解するのが非常 に遅い。好ましい1つの技術は、費用のかからない非常に少量の過剰な酸を使用 し、高温で溶解段階を実施することである。使用する酸の過剰量を厳密に制限す ることによって、酸の植物毒素の影響を、検出できないレベルに減少させること ができる。十分な溶解速度は、わずかに過剰な酸のみが存在する場合であっても 、高温で溶解を行うことによって実現することができる。キトサン中のアミノ基 1モル当たりの酢酸が1.02〜1.20モルの割合にある酢酸を使用すること が最も好ましい。これは、US4,812,159およびUS4,964,89 4の教示、すなわち酢酸が植物に有毒であり、したがってこれらの明細書に記載 の塗布に使用されるキトサン溶液の形成に不適切であることを見出した教示とき わだって対照的である。溶解段階は、50〜75℃で実施することが好ましい。 この方法では、キトサンは3〜5時間以内で2.5重量%濃度に溶解することが できる。この濃度は、塗布現場への効率的な輸送に適しており、粘度が十分に低 く、現場での水による希釈が簡単である。 本発明で使用するキトサン塩の形成に適する酸は、水溶性塩をキトサンととも に形成するものである。酸自体は水溶性である必要はないが、そのような水溶性 の酸はその取扱いが容易であるために好ましい。水溶性キトサン塩を形成する無 機酸にはハロゲン酸および硝酸が含まれるが、硫酸およびリン酸は、水溶性塩を キトサンとともに形成しないため除外する。有機酸が好ましく、乳酸、グリコー ル酸、グルタミン酸、酢酸、およびこれらの混合物が含まれる。モノ機能性カル ボン酸またはポリ機能性カルボン酸のいずれかを使用することができる。これら は水溶性塩をキトサンと形成する限り、脂肪族化合物または芳香族化合物でよい 。 C.添加剤 本明細書で使用する「添加剤」という用語は、本発明の効力を増大させるため に任意選択で使用することができるがそれ自体は対生物作用を持たない材料を示 す。この材料には、界面活性剤、湿潤剤、消泡剤、増量剤、浸透剤、活性剤、展 着剤、希釈剤、付臭剤、光沢剤、およびその他同種類のものなどの材料が含まれ る。植物の葉の疎水性表面に一様に分布し、かつぬれるようにするため、組成物 中に少量の湿潤剤を使用することが特に好ましい。このような薬剤は、通常0. 01〜0.1重量%の濃度で使用する。 D.補助剤 本明細書で使用する「補助剤」という用語は、キトサン塩の対生物作用と同じ でも異なってもよい対生物作用を有し、任意選択で添加された材料を示す。この ような材料には、肥料、殺菌剤、防虫剤、農薬、微量の栄養素、除草剤、および これらの混合物が含まれる。結果として得られる水性組成物が噴霧可能である限 り、水溶性キトサン塩とともに、液体と固体両方の補助剤を使用することができ る。 E.キトサン塩の形成方法 キトサン塩を形成する好ましい一方法は、45〜85℃の温度で、好ましくは 55〜75℃の温度でキトサンの水性分散液を形成し、次いでその分散液に酸を 添加することである。これらの反応条件下では、キトサンの粒度は重要ではない 。大量に過剰の酸を必要とすることなく速い反応速度を得るために、反応温度は 少なくとも45℃であることが好ましい。一方、変色を回避し、水溶性塩の安定 性を確実にするために、反応温度は85℃を超えないことが好ましい。添加剤お よび補助剤は、反応溶液に任意の段階で添加することができる。それでもやはり 添加剤および補助剤は、反応が終了し、どのような二次反応も最小限にするため にその溶液を冷却した後に添加することが好ましい。 F.塗布方法 本発明の明らかな1つの長所は、広い、または狭い農業地域の両方にとって最 も経済的で効率的な塗布方法である液体噴霧により、キトサン塩を植物に塗布す ることができることである。水性組成物は、刷毛塗りなどのその他の液体塗布方 法によって塗布することができるが、それらは効率的ではなく、したがって好ま しくない。 上述のように本発明の組成物は、植物を収穫する前に、好ましくは開花および 成熟初期に少なくとももう一度、成長植物の第1本葉に塗布することができる。 多重に塗布することがなお一層好ましい。 塗布後、この塗布されたキトサン塩溶液を蒸発させることは必要ではない。実 際に、キトサン塩の植物への吸着は液体状態より行われるため、蒸発させないこ とが好ましい。しかし、温度および湿度が通常の大気条件であるために、通常は この溶液が蒸発して乾燥する。 G.安全性 本発明の別の長所は、キトサン組成物が有毒ではないことである。例えばグル タミン酸キトサンを、ラット(シロネズミ オス5匹、メス5匹)に経口投与し た場合、その急性毒性LD50は5g/kgより多い。さらに、この組成物をウサ ギ(シロウサギ オス5匹、メス5匹)に投与した場合、皮膚を経た急性毒性L D50は2g/kgより多い。このように低毒性であるために、本発明の組成物は 、鳥、哺乳動物、または人間に有毒ではない。さらに、組成物の低毒性レベルお よび容易な生物分解性は、肥沃な土層の有益な構成成分に対する有害な影響を妨 げるように作用する。したがってEPAは、ポリ−D−グルコサミン残基を原料 のままの農業商品の製造に使用するとき、その許容範囲の要件の免除を確立した 。 H.試験手順 60℃の温度の適切な量の水を激しく撹拌し、80モル%のD−グルコサミン 残基を含有するキトサンの小片を、キトサンが湿って液相全体に分散するような 速度で添加することにより、酢酸キトサン水溶液を調製した。次いで氷酢酸を、 キトサン1ポンド(約450g)当たり酢酸0.36lb(約160g)割合と なるよう添加した。これは、キトサン中のアミノ官能基1モル当たりの酢酸が1 .03当量である割合を示す。この混合物を、実質上すべてのキトサンが溶解す る まで60℃で撹拌し、次いで得られた溶液を、素地の粗いチースクロスで濾過し てどのような外来粒子も除去した。水およびキトサンの量は、キトサン濃度(酢 酸陰イオンを除く)が5.0重量%となるように選択した。次いでこの溶液を、 2.5重量%の濃度まで水でさらに希釈し、現地に輸送するために304gを含 む単位に包装した。このパッケージを現場で希釈することによって、2ガロン( 約7.6リットル)の園芸用噴霧器に0.1重量%のキトサンを含有する溶液を 充填するための正確な量のキトサンが得られた。 種子として植えた作物の場合(カボチャ、キュウリ、豆)、実生がその第1の 組の本葉を生み出して間もなく処理を開始した。本葉は、新生の葉(子葉)に続 くものであり、その形状は成熟した葉に類似している。確立された温室の実生と して得られた作物の場合(コショウ)は、戸外に移植するときに処理を開始した 。どちらの場合も、成長の時期を通して2週間から3週間の間隔で処理を繰り返 した。処理プロトコルは、葉の表面の最上部が完全にぬれて溶液が葉の先から滴 るまで、植物の葉に噴霧することであった。対照と比べて処理される植物にもた らされる水分に実質上相違がなくなるまで、可能な限り潅水直後にこの処理を行 う。植物のサイズが大きくなると、葉をぬらすためにより多くのキトサン塩溶液 を使用することが明らかに必要になった。処理量は、初期処理の場合7ガロン/ エーカー(0.007リットル/m2)であり、処理の最後は15ガロン/エー カー(0.014リットル/m2)と推定された。成熟段階前に最適に収穫した キュウリやカボチャなどの作物の場合、増加した生産高のものさしとして、果実 の全重量よりもその数を使用した。成熟期に収穫した豆などの作物の場合、増加 した生産高量のものさしとして全収穫重量を使用した。 I.処理可能な植物 この処理が上記の手法で実施される限り、本発明の方法によって広く様々な子 葉植物を有利に処理することができる。このような植物には、Allium(ア リウム)属、Appium(アピウム)属、Asparagus(アスパラガス )属、Beta(フダンソウ)属、Brassica(アブラナ)属、Caps icum(トウガラシ)属、Citrullis(スイカ)属、Cucurbi t a(カボチャ)属、Daucus(ニンジン)属、Frageria(イチゴ) 属、Lactuca(アキノノゲシ)属、Lycopersicum(トマト) 属、Phaseolus(インゲン)属、Solanum(ナス)属、Spin achia(ホウレンソウ)属、およびZea(トウモロコシ)属のメンバが含 まれる。これらの属のメンバの中での野菜は、アスパラガス、豆、ビート、ブロ ッコリ、ニンジン、セロリ、トウモロコシ、ナス、レタス、メロン、タマネギ、 エンドウ豆、コショウ、ポテト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、およびトマト がある。 実施例 実施例1 1996年5月下旬、単に土を掘り返して塊をくずすことにより準備した土壌 に、カボチヤ(Burpee Yellow Summer)をそれぞれ3本有 する株を並べて植え付けた。すべての株を同一の方法で栽培し、成長する間必要 に応じて潅水した。上述の手順によって1つの株(hill)をキトサン塩溶液 で処理し、その他は対照としての役目を果たした。7月9日から7月21日まで の間に、好ましいサイズに達した果実を収穫した。穿孔性動物の来襲のため、7 月21日に調査を終了した。対照では15個の実だけをつけていたのに比べ、処 理済みの植物は19個の実をつけていた。これは、収穫量が27%増加したこと を示している。実施例2 1996年5月下旬、土を掘り返して塊をくずし、平らにならして準備した土 壌に、同じ方法でサヤインゲンを平行な列に植えた。両方の列を栽培し、成長の 間必要に応じて潅水した。1つの列をキトサン塩溶液で上述のように処理し、そ の他の列は対照としての役目を果たした。この植物が消費されたと判断される8 月26日まで、1週間の間隔をおいて作物を収穫した。対照の列では11lb6 oz(約5kg)の豆が産出されたのに対し、処理済みの列では15lb8oz (約7kg)の豆を産出した。これは、収穫量が36%増加したことを示す。実施例3 1996年5月下旬、コショウ(Lady Bell)を高さ約5インチ(約 13cm)の実生として購入し、土を掘り返して平らにならした土壌に移植した 。すべてのコショウを栽培し、成長期間全体を通して同じ方法で灌水した。3本 のコショウをキトサン塩溶液で上述のように処理し、他の3本は対照としての役 目を果たした。成長期間の全体を通してそれらが好ましいサイズに達したときに 、実を収穫した。対照では合計31個の実がついたのに対し、処理済みのコショ ウでは合計46個の実がついた。これは、収穫量が48%増加したことを示して いる。実施例4 1996年5月下旬、土を掘り返して塊をくずし、平らにならして準備した土 壌に、イエロービーンを同じ方法で平行な列に植えた。両方の列を栽培し、成長 の間必要に応じて潅水した。1つの列をキトサン塩溶液で上述のように処理し、 その他の列対照としての役目を果たした。この植物が消費されたと判断される7 月24日まで、1週間の間隔をおいて作物を収穫した。対照の列では9lb0o z(約4kg)の豆が産出されたのに対し、処理済みの列では10lb0oz( 約4.5kg)の豆を産出した。これは、収穫量が11%増加したことを示して いる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年8月14日(1998.8.14) 【補正内容】 18.アスパラガス、豆、ビート、ブロッコリ、ニンジン、セロリ、トウモロ コシ、キュウリ、ナス、レタス、メロン、タマネギ、エンドウ豆、コショウ、ポ テト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、およびトマトからなる群から選択される ことを特徴とする請求項15に記載の子葉植物。 19.前記植物が豆であることを特徴とする請求項18に記載の子葉植物。 20.前記植物がコショウであることを特徴とする請求項18に記載の子葉植 物。 21.前記植物がカボチャであることを特徴とする請求項18に記載の子葉植 物。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年2月5日(1999.2.5) 【補正内容】 キトサンは、作物の収穫量を増やすというその能力以外のために、農業に用い られてきた。キトサンは、様々な微生物に対する殺菌剤としての能力を実証して きた。霜による損傷を阻止するためのキトサンの使用が、JP99346061 (Daiiche Seimo KK(第一製網)に譲渡された)に開示されて おり、ここでは、氷晶核形成した生物体Pseudomonas syring eおよびPantoea agglomerantsが接種されたホウレン草の 葉をキトサンで処理し、次いで凍結温度にさらした。処理された葉は、霜による 損傷が対照よりも著しく少なかった。US5,374,627ではEtsuzo 他が、細菌性の腐敗病(野菜)、スプリングデッドスポット(芝草)、細菌性の 穀類の腐敗(稲)など、数多くの植物病害から植物を保護するための、分子量1 0000〜50000のキトサン水解物の使用について開示している。Ihar a Chemical Industries.,Ltd.(イハラケミカル工 業)に譲渡されたJP−A−63033310(特開昭63−33310)には 、植物の根を処理するために、キチンまたはキトサン塩の使用が開示されている 。 発明の概要 したがって本発明は、野菜、種子、果実、芋類、および花の健康状態、生長力 、収穫量を向上させるため、成長植物の葉にキトサン塩を塗布することを対象と する。このように処理した植物は、健康状態がより良く、渇水に対する抵抗力が より高く、多くの品種が長い生産期間を享受する。この処理は、植物の成長サイ クル全体を通して、特に、開花、種子形成、成熟など、植物成長の重要な段階中 に繰り返すことができる。 したがって本発明は、主として成長する子葉状植物の収穫量、健康状態、およ び生長力を向上させる方法を対象とし、(1)第1の本葉の出現とそこから植物 または果実を収穫するまでの間の葉の表面に、水溶液であってそこに溶解したキ トサンの水溶性塩0.01〜1.5重量%および酸を含有し、かつ溶液中の酸の 当量とキトサンから誘導されたアミノ基との比が1.02〜1.20である水溶 液を噴霧する段階と、(2)植物またはその有用な部分を収穫する前に、段階( 1)を少なくとも1回繰り返す段階とを含む。 市販のキトサンは、一般に甲殼類から調製され、β−1,4のように数千のモ ノマー単位がともに結合している重合体の鎖に対応し、何十万であると測定され た分子量を有している。真菌類供給源から得られたキトサンは、一般にやや低い 分子量のものであり、50000amu(原子質量単位、ダルトン)程度に低い 分子量の部分を含有する可能性がある。本発明の目的で、キトサンという用語は 、0〜35%のN−アセチル−D−グルコサミン残基を含有しかつ少なくとも5 0000amuの分子量を有するD−グルコサミンおよびN−アセチル−D−グ ルコサミンの共重合体に使用すること、また、酸または酵素触媒で鎖の切断を引 き起こすことにより分子量を50000amu未満に下げるための意図的な努力 がなされてきたキトサンの調製品を除外することを意図する。本研究に使用した キトサンは、エビまたはカニの殼から得られ、商業的に生成されたキトサンとし て代表的な約75〜82モル%のD−グルコサミン残基を含有していた。これは 、鉱酸およびカルボン酸の希釈水溶液に容易に可溶であった。 キトサン塩は、キトサン塩の溶液を噴霧することによって、水和剤などキトサ ン塩の分散液を噴霧することによって、あるいは当業者に容易に理解されるその 他の技術によって、成長植物の葉に塗布することができる。好ましい技術は、分 散液の沈澱に関連する問題、あるいは植物に固体を塗布することに関連する粉塵 吸入の危険性を排除した、キトサン塩の水溶液を噴霧することによるものである 。キトサン塩濃度(陰イオンを除く)が0.01%から1.5%の溶液を使用す ることが好ましく、最も好ましくは0.05%から0.50%の濃度の溶液を使 用することである。この濃度範囲の溶液は、商業用噴霧装置に適合する粘度を有 している。さらにこの溶液は、商業用噴霧装置の通常の操作に再び適合する正し い用量を実現するために、1エーカー(約4000m2)当たり1回の塗布で5 〜20ガロン(約19〜76リットル)の塗布量を必要とする。 1.第1の本葉を有する成長する子葉植物の収穫量を向上させる方法において 、(1)キトサンと、キトサンとともに水溶性塩を形成する硫酸およびリン酸を 除外した酸とを反応させることにより調製し、少なくとも65モル%のD−グル コサミン残基を含有して分子量が少なくとも50,000である水溶液中に溶解 したキトサンの水溶性塩を0.01〜1.20重量%有する水溶液であって、こ の反応が45〜85℃の温度で行われ、酸の当量とキトサンから誘導されたアミ ノ基との比が1.01〜1.20である水溶液を、葉の露出表面に塗布すること と、(2)処理溶液の塗布を少なくとも1回繰り返すことを含むことを特徴とす る方法。 2.第1の本葉を有する子葉植物を処理する組成物において、キトサンと、キ トサンとともに水溶性物を形成する硫酸およびリン酸を除外した酸とを反応させ ることにより調製された、少なくとも65モル%のD−グルコサミン残基を含有 して分子量が少なくとも50,000である水溶液中に溶解したキトサンの水溶 性塩を0.01〜1.5重量%有する水溶液であって、この反応が45〜85℃ の温度で行われ、酸の当量とキトサンから誘導されたアミノ基との比が1.01 〜1.20である水溶液を含むことを特徴とする組成物。 3.第1の本葉が、キトサンと植物に有毒な酸を反応させることにより調製さ れたキトサン塩の水溶液の層を生み出し、その溶液中の酸の当量とキトサンから 誘導されたアミノ基との比が1.02〜1.20であることを特徴とする成長す る子葉植物。 4.前記酸の当量がカルボン酸から得られることを特徴とする請求項1に記載 の方法。 5.前記カルボン酸が、酢酸、グルタミン酸、乳酸、グリコール酸、およびこ れらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項4に記載の方法 。 6.前記植物の少なくとも一部は、ヒトが食べることが可能であることを特徴 とする請求項1に記載の方法。 7.前記植物が食用野菜であることを特徴とする請求項6に記載の方法。 8.前記植物の属が、アリウム属、アピウム属、アスパラガス属、フダンソウ 属、アブラナ属、トウガラシ属、スイカ属、カボチャ属、ニンジン属、イチゴ属 、アキノノゲシ属、トマト属、インゲン属、ナス属、ホウレンソウ属、およびト ウモロコシ属からなる群から選択されることを特徴とする請求項7に記載の方法 。 9.前記植物が、アスパラガス、豆、ビート、ブロッコリ、ニンジン、セロリ 、トウモロコシ、ナス、レタス、メロン、タマネギ、エンドウ豆、コシヨウ、ポ テト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、およびトマトからなる群から選択される ことを特徴とする請求項8に記載の方法。 10.前記植物が豆であることを特徴とする請求項9に記載の方法。 11.前記植物がコショウであることを特徴とする請求項9に記載の方法。 12.前記植物がカボチャであることを特徴とする請求項10に記載の方法。 13.前記キトサン塩溶液中の酸の当量が、カルボン酸から得られることを特 徴とする請求項3に記載の子葉植物。 14.前記カルボン酸が、酢酸、グルタミン酸、乳酸、グリコール酸、および これらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項13に記載の 子葉植物。 15.前記植物の少なくとも一部は、ヒトが食べることが可能であることを特 徴とする請求項3に記載の子葉植物。 16.食用野菜であることを特徴とする請求項13に記載の子葉植物。 17.アリウム属、アピウム属、アスパラガス属、フダンソウ属、アブラナ属 、トウガラシ属、スイカ属、カボチャ属、ニンジン属、イチゴ属、アキノノゲシ 属、トマト属、インゲン属、ナス属、ホウレンソウ属、およびトウモロコシ属か らなる群から選択されることを特徴とする請求項13に記載の子葉植物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CU,CZ,EE,GE,GW,HU,IL,I S,JP,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO, NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1の本葉を有する成長する子葉植物の収穫量を向上させる方法であって 、(1)キトサンと酸とを反応させることによって調製して水溶液中に溶解した キトサン塩0.01〜1.5重量%を有し、該溶液中の酸の当量とキトサンから 誘導されたアミノ基との比が1.02〜1.20である水溶液を、葉の露出表面 に塗布する段階と、(2)植物を収穫する前に、段階(1)を少なくとも1回繰 り返す段階とを含むことを特徴とする方法。 2.第1の本葉を有する子葉植物を処理する組成物であって、(1)キトサン と酸を反応させることにより調製したキトサンの水溶性塩0.01〜1.5重量 %を含有し、該溶液中の酸の当量とキトサンから誘導されたアミノ基との比が1 .02〜1.20である水溶液を含むことを特徴とする組成物。 3.キトサンの水溶性塩の溶液を調製する方法であって、45〜85℃の水中 にキトサンの粒子を分散させ、さらに酸の当量とキトサンから誘導されたアミノ 基との比が1.02〜1.20となるような量の酸を添加することを含むことを 特徴とする方法。 4.第1の本葉が、キトサンと酸を反応させることにより調製されたキトサン 塩の水溶液の層を生み出し、その溶液中の酸の当量とキトサンから誘導されたア ミノ基との比が1.02〜1.20であることを特徴とする成長する子葉植物。 5.前記酸の当量がカルボン酸から得られることを特徴とする請求項1に記載 の方法。 6.前記カルボン酸が、酢酸、グルタミン酸、乳酸、グリコール酸、およびこ れらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項5に記載の方法 。 7.前記植物の少なくとも一部は、ヒトが食べることが可能であることを特徴 とする請求項1に記載の方法。 8.前記植物が食用野菜であることを特徴とする請求項7に記載の方法。 9.前記植物の属が、アリウム属、アピウム属、アスパラガス属、フダンソウ 属、アブラナ属、トウガラシ属、スイカ属、カボチャ属、ニンジン属、イチゴ属 、アキノノゲシ属、トマト属、インゲン属、ナス属、ホウレンソウ属、およびト ウモロコシ属からなる群から選択されることを特徴とする請求項8に記載の方法 。 10.前記植物が、アスパラガス、豆、ビート、ブロッコリ、ニンジン、セロ リ、トウモロコシ、ナス、レタス、メロン、タマネギ、エンドウ豆、コショウ、 ポテト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、およびトマトからなる群から選択され ることを特徴とする請求項9に記載の方法。 11.前記植物が豆であることを特徴とする請求項10に記載の方法。 12.前記植物がコショウであることを特徴とする請求項10に記載の方法。 13.前記植物がカボチャであることを特徴とする請求項10に記載の方法。 14.前記キトサン塩溶液中の酸の当量が、カルボン酸から得られることを特 徴とする請求項4に記載の子葉植物。 15.前記カルボン酸が、酢酸、グルタミン酸、乳酸、グリコール酸、および これらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項12に記載の 子葉植物。 16.前記植物の少なくとも一部は、ヒトが食べることが可能であることを特 徴とする請求項4に記載の子葉植物。 17.前記食用野菜であることを特徴とする請求項13に記載の子葉植物。 18.アリウム属、アピウム属、アスパラガス属、フダンソウ属、アブラナ属 、トウガラシ属、スイカ属、カボチャ属、ニンジン属、イチゴ属、アキノノゲシ 属、トマト属、インゲン属、ナス属、ホウレンソウ属、およびトウモロコシ属か らなる群から選択されることを特徴とする請求項14に記載の子葉植物。 19.アスパラガス、豆、ビート、ブロッコリ、ニンジン、セロリ、トウモロ コシ、キュウリ、ナス、レタス、メロン、タマネギ、エンドウ豆、コショウ、ポ テト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、およびトマトからなる群から選択される ことを特徴とする請求項15に記載の子葉植物。 20.前記植物が豆であることを特徴とする請求項19に記載の植物。 21.前記植物がコショウであることを特徴とする請求項19に記載の植物。 22.前記植物がカボチャであることを特徴とする請求項19に記載の植物。
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