JP2001507035A - 制汗剤ゲル−固体スティック組成物 - Google Patents

制汗剤ゲル−固体スティック組成物

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Abstract

(57)【要約】 粒状制汗剤活性物質、選択されたモノマー−ダイマー比を有する脂肪酸ゲル化剤、必要に応じて第2ゲル化剤、および無水液体担体を含む化粧用ゲル−固体スティック組成物が開示されている。脂肪酸ゲル化剤の選択されたモノマー−ダイマー比は、とくに第2ゲル化剤と組み合わせて用いたときに、改善された硬さ、低残留性能および効果を提供するのに役立つ。

Description

【発明の詳細な説明】 制汗剤ゲル−固体スティック組成物 技術分野 本発明はゲル−固体スティックの形の制汗剤組成物に関するものである。より 詳細に述べるならば、本発明は改良された低残留性、有効性を提供し、かつ選択 された脂肪酸ダイマー−モノマー比を有する脂肪酸ゲル化剤を含むゲル−固体ス ティックの形を有する優れた組成物に関するものである。 発明の背景 市販の、または制汗剤領域で公知のその他の局所的制汗剤製品は多数ある。こ れら製品の大部分はエアゾールまたはポンプスプレー、回転塗布式液体類、クリ ーム類、エマルション類、ゲル類、またはその他の固体スティック組成物として 処方さわ、アストリンゼント物質、例えばジルコニウム−またはアルミニウム塩 類、またはそれらの組み合わせを適切な担体に挿入して含む。これらの製品は効 果的な発汗−および臭いコントロールを行うように設計さわ、一方腋窩領域また はその他の皮膚領域に塗布中または塗布後の使用感は美容的に容認されている。 この製品群のなかで、固体制汗剤スティック類は消費者の間で特に好評である 。これらの制汗剤スティックは制汗活性物質を含んだ固体マトリックスを含む。 活性物質は水、グリコール類および/またはその他のアルコール類を含んでなる 液体担体に溶解可能で、または無水系の分散固体としては固体マトリックス内に 保持される。溶解した活性物質を含む固体スティックは或る程度低い残留パフォ ーマンスを有することが多いが、皮膚に適用中および適用直後は湿潤するかまた はねばつく傾向があり、より重要なことに、分散粒状活性物質を含む固体スティ ックと同様な効果的制汗作用およびデオドラントパフォーマンスを与えないこと が多い。粒状活性物質を含む制汗剤スティックがより効果的であるとはいえ、そ れらはより多い可視(visible)残留物も皮膚に残しがちである。 分散した粒状制汗活性物質を含み、皮膚に塗布中または塗布後に、改良された 効果および低残留物パフォーマンスをもたらし、またはそれ以外に、そのような 塗布前(包装された製品として)および塗布後に(皮膚上の透明または低残留物 フィルムとして)製品が澄明である無水制汗剤を製造する多くの試みがなされて いる。 このような試みの一つは、粒状制汗活性物質、ゲル化剤および液体担体をゲル スティック中で組み合わせることを含む。この際組み合わせたそのようなすべて の成分類はマッチした屈折率を有する。屈折率のマッチング(合うこと)は、光 をゲルスティックにより多く通過させ、光の散乱はより少なくし、その結果パッ ケージ組成物として、または最初に皮膚に局所適用した際に、より澄明にまたは より透明に見える製品を提供する。しかしこれらのゲルスティック類は、特によ くマッチする屈折率のみを有する生(なま)原料のコストが高いため、製造費用 が高くなる。これらの組成物は、もしも三成分系(粒状活性物質、溶媒およびゲ ル化剤)の屈折率のマッチングが非常に難しい場合は処方が非常に難しく、この ような組成物の製造に用い得る材料は著しく制限される。 低残留性制汗剤スティックを作るもう一つの試みは、ジベンジリデンアルジト ール類の使用を含む。しかし、これらのゲル化剤は当業者には公知の多くのその 他のゲル化剤のように酸に安定ではなく、したがって上記制汗剤活性物質が酸性 であるため上記活性物質と相互作用する傾向を伴う。この相互作用は活性物質の 効率低下、良くないゲル生成、および輸送または保存中の長期間にわたる比較的 低いゲル安定住に導き得る。この相互作用は、処方および製造過程でよく用いら れる温度および保持時間では加工上の問題にも通じる。これらのゲル化剤は一般 に、グリコール担体または、湿り、ねばつきがちで、皮膚を刺激しがちなその他 の溶媒類と組み合わせても用いられる。 低残留性制汗剤スティックを作るまた別の試みは、不揮発性パラフィン性炭化 水素油、フェニルトリメチコン、低融点ワックス類およびそれらの組み合わせ等 の残留物隠蔽剤の使用を含める。これらの作用物質はステアリルアルコールまた は固定制汗剤スティックに一般的に用いられるその他の高残留性ワックス類と組 み合わせて用いられる。これらの作用物質は固体スティックの皮膚への塗布中お よび塗布直後に可視残留物を減らすのに役立つが、塗布中に油っぽいまたはねば ついたスキン・フィールをおこしがちである。その上、このような組成物では可 視残留物は減少するとはいえ、ステアリルアルコール等の高残留性ワックスと組 み合わせて用いる際には、皮膚上に可視残留物が残り、この減少した残留物も、 可溶性制汗剤を含む制汗剤スティック使用の際に残る局所的残留物よりもまだよ く見えるし、または明らかである。 制汗剤組成物の低残留性パフォーマンスを改善するその他の試みは、無水制汗 剤クリームの使用に集中した。これらのクリームは一般的手段で、またはクリー ム・アプリケーター・デバイスによって皮膚に適用できる。これらの組成物は、 無水担体全体に分散した活性粒子を含み、この活性粒子は固体様マトリックス内 に含まれるか、または無機−または重合性ゲル化剤、または濃化剤で濃化される 。しかし固体制汗剤スティックが可視残留物をより多く皮膚上に残すとはいえ、 多くの消費者は、この固体制汗剤スティックの便利さの方を好む。 低残留性制汗剤スティックの最近の製法は1995年7月4日に発行されたホ フリヒター(Hofrichiter)らの米国特許第5,429,816号に記載されてい る。この記載は参考として本明細書に組み込まれる。制汗剤スティック類は皮膚 に塗布中および塗布直後は低可視残留物をもたらし、長時間にわたり物理的およ び化学的に安定である。改質制汗剤スティック類は二重のゲル化剤系を含む。そ れは12−ヒドロキシステアリン酸またはそのエステル類またはアミド類等の第 一ゲル化剤と、n−アシルアミノ酸誘導体等の第二のゲル化剤からなる。このよ うな二重ゲル化剤系を有するこのような制汗剤スティックの処方は“ゲル−固体 ”制汗剤スティックとして特徴づけられる。 ホフリヒターらが記載したような制汗剤ゲル−固体は、三次元、非重合性のゲ ル網目構造であり、そのなかに溶媒が含まわ、または閉じ込められている。これ らのゲル−固体は、一般的にはゲル化剤を、そのゲル化剤の融点より高い温度で 、そして溶融したゲル化剤が溶媒に溶解する温度で溶媒に溶解し、その後上記組 成物を冷却して所望ゲル−固体組成物を形成するという方法で形成される。ホフ リ ヒターらが記載した低残留性ゲル固体は物理的にも化学的にも著しく安定で、長 期間にわたり所望の製品硬さを維持する。しかしホフリヒターらが記載したゲル −固体は、二重ゲル化剤系の選択に限らわ、他のゲル化剤またはゲル化剤系を含 む低残留性制汗剤ゲル−固体スティックの製法を含まず、または記載していない 。 その他の低残留性ゲル−固体がホフリヒターらの記載した優れたゲル化剤組み 合わせをあてにせずに処方できることが今や判明した。そしてこのような他の配 合物は、下記で説明する成分および特性を有し、すなわち選択されたダイマー− モノマー比を有する脂肪酸ゲル化剤を含む。改善されたゲル固体スティックは、 選択されたダイマー-モノマー比を有する脂肪酸ゲル化剤および任意の第2ゲル 化剤を用いて配合され得、これは改善された硬さおよび低可視残留性を提供する ことが見出された。この選択されたダイマー-モノマー比は、一層緊密にパック された結晶性マトリックスをもたらす、小さい、長い結晶性ゲル化粒子の形成を 生じると考えられる。このタイプの結晶性マトリックスは、低下した可視残留物 、改善された製品硬さ、レオロジーおよび良好なゲル固体スティックの美容性を 提供するのに役立つ。 したがって本発明の目的は、改善された硬さおよび低い可視残留物の無水ゲル 固体スティック組成物を提供すること、さらにせんたくされた脂肪酸ダイマー- モノマー比を有する脂肪酸ゲル化剤を含む組成物を提供することである。さらに 本発明の目的は、長期間にわたり物理的および化学的に安定である組成物を提供 すること、さらに粒状の制汗活性物質の存在下で安定菜ゲル化剤を含む無水ゲル 固体スティック組成物を提供することである。 発明の概要 本発明は、粒状制汗活性物質約0.5ないし約60重量%と、ダイマー対モノ マー比が約1:1ないし約25:1である脂肪酸ゲル化剤およびn−アシルアミ ノ酸を実質上含まない第2ゲル化剤約1ないし約15重量%と、ここで脂肪酸ゲ ル化剤対第2ゲル化剤のモル比は約1:2ないし約20:1であり、任意の固体 核剤約0.001ないし約5重量%と、約3ないし約13(cal/cm30. 5 の平均溶解パラメータを有する無水液体担体約10ないし約80重量%と、を 含む無水制汗剤ゲル固体スティック組成物に関する。 さらに本発明は、粒状制汗活性物質約0.5ないし約60重量%と、ダイマー 対モノマー比が約4:1ないし約25:1である脂肪酸ゲル化剤およびn−アシ ルアミノ酸第2ゲル化剤約1ないし約15重量%と、約3ないし約13(cal /cm30.5の平均溶解パラメータを有する無水液体担体約10ないし約80重 量%と、を含む別の無水制汗剤ゲル固体スティック組成物に関する。 本発明の制汗剤ゲル固体スティック組成物は、溶解した制汗活性物質の使用を 必要とすることなく、低い残留性を提供することができることが見出された。こ れは、選択されたダイマー−モノマー比を有する脂肪酸ゲル化剤を含む、下記で 説明する成分および特徴を有する無水ゲル固体スティック組成物を調製すること により達成される。選択されたゲル化剤系は、本発明の制汗剤ゲル固体組成物に 緊密にパックする小さく長い結晶粒子3次元結晶ゲルネットワークを提供すると 考えられる。 発明の詳細な説明 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は、非重合性結晶性ゲル−固体マ トリックス内に保持されまたは含まれる粒状制汗活性物質の分散系である無水系 である。 本明細書に用いられる用語“無水(anhydrous)”は、本発明の制汗剤ゲル− 固体スティック組成物、および上記粒状制汗活性物質以外の必須または任意の諸 成分が実質上付加−または遊離水を実質上含まないことを意味する。処方の観点 から、これは、本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物が、処方前の上記粒 状制汗活性物質に普通は結合している水和水を除いて、約5重量%未満、好適に は約3重量%未満、より好適には約1重量%未満、最も好適にはゼロ%の遊離ま たは付加水を含むのが好ましいことを意味する。 本発明に用いられる用語“低残留物”とは、一般には塗布中または塗布直後に 皮膚の塗布領域上に残る可視残留物を意味し、より詳細には、以後に述べる方法 によって決まる上記組成物の可視残留物指数を言う。 本明細書に用いられる用語“環境条件”とは、特に記載しない限り1気圧以下 、相対湿度約50%、温度約25℃の周囲条件を意味する。 本明細書に使用される用語“置換された”は、特に記載がない限り、本明細書 に記載または言及されている化合物類またはその他の化学材料に結合する公知の または適切な化学的部分または置換基に関して言われる。これらの置換基は、ハ ンシュ(C.Hansch)およびレオ(A.Leo)著、“化学および生物学における相関 分祈のための置換常数(1979)”に列挙、記載されているものを含めるが、 これらに制限するものではない。このリストおよび説明は参考として本明細書に 組み込まれる。このような置換基の例としては、アルキル、アルケニル、アルコ キシ、ヒドロキシ、オキソ、ニトロ、アミノ、アミノアルキル(例えばアミノメ チル等)、シアノ、ハロ(塩素、フッ素、臭素、ヨウ素等)、カルボキシ、アル コキシアセチル(カルボエトキシ等)、チオール、アリール、シクロアルキル、 ヘテロアリール、ヘテロシクロアルキル(ピペリジニル、モルホリニル、ピロリ ジニル等)、イミノ、チオキソ、ヒドロキシアルキル、アリールオキシ、アリー ルアルキル、アミド類、エステル類、エーテル類、これらの組み合わせ等である が、これらに制限するものではない。 本明細書に用いられる用語“アルキル”および“アルケニル”は、特に説明の ない限り、炭素原子1ないし約22個を有する置換された、または未置換の、分 岐−、環状−または直鎖炭化水素類を言う。 用語“n−アシルアミノ酸誘導体”は、n−アシルアミノ酸アミド類、グルタ ミン酸、リシン、グルタミン、アスパラギン酸から誘導されるn−アシルアミノ 酸エステル類、およびこれらの組み合わせからなる群から選択される、米国特許 第5,429,816号に詳細に開示されているゲル化剤を言う。 本明細書に用いる用語“揮発性”とは、環境条件下で、最低約0.2mmHg の蒸気圧を有する物質について言う。これに対して、本明細書に用いる用語“不 揮発性”は、測定できる蒸気圧を示さない、または環境条件下で約0.2mmH g未満の蒸気圧を有する物質について言う。 本発明のゲル−固体スティック組成物の固体非重合ゲル化剤、制汗活性物質お よび無水液体担体成分類は、屈折率がマッチしないのが好ましく、より好適には 、この種の成分類の少なくとも2種類が最低約0.02、より好適には最低約0. 04だけ異なる屈折率(ηD)を有する。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は、ここに記載される本発明の必 須要素および制限、並びにここに記載のあらゆる付加的または任意の構成成分、 成分、または制限を含むことができ、またはこれらからなり、または実質上これ らからなることができる。 パーセンテージ、部分および比は、特に他に説明がない限り、総組成物の重量 に対してあらわされる。列挙された構成成分に関する際、このような重量は特異 的構成成分濃度を基礎としており、そのため市販の物質に含まれるかも知れない 溶媒、担体、副産物、フィラーまたはその他のマイナー成分は特に記載がない限 り含まれない。 製品特性 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は、好ましくは製品硬さ、可視残 留物指数、および弾性率対粘性係数の比によって決まるレオロジープロフィール に関して特徴づけられる。これら特性の各々は方法論およびここに記載されるそ の他の制限によって定義づけられる。 a)硬度 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は約500ないし5,000gram- forceの製品硬さ、好適には約750ないし約2,000gram-force、より好適に は、約800ないし約1,400gram-forceの製品硬さを有する。 本明細書に用いる用語“製品硬さ”とは、次のような試験条件で、侵入コーン を特定の距離、コントロールされた速度で制汗剤ゲル−固体スティック組成物内 に移動させるために必要な力をあらわすものである。より高い数値はより硬い製 品をあらわす、そしてより低い数値はより軟らかい製品をあらわす。これらの数 値は27℃、15%相対湿度で、テキスチャー・テクノロジー社(スカースデー ル、ニューヨーク、USA)から入手できるTA−XT2テキスチャーアナライ ザーを用いて測定する。本発明に用いる製品硬さの数値は標準的45°角の侵入 コーンを上記組成物に、2mm/秒の速度で10mmの距離だけ移動させるのに 必要な力の量をあらわす。標準コーンはテキスチャー・テクノロジー社から部品 番号TA−15として入手でき、総コーン長さ約24.7mm、角度のあるコー ン部分の長さ約18.3mm、角度のあるコーン面の最大直径約15.5mmを有 する。上記コーンは滑らかなステンレス鋼構造で、重さ約17.8グラムである 。 b)残留物 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は11から約30L−値まで、好 適には約11ないし約25L−値、より好適には11ないし約20L−値の可視 残留物指数を有する。ここに用いる用語“可視残留物指数”とは、一般に、本発 明の組成物が皮膚に塗布後、薄い局所フィルムとして目に見える程度を言い、よ り詳細には、下記の方法によって、27℃、大気圧下、15%相対湿度で、製品 硬さ約500ないし約5000gram-forceの制汗剤スティック組成物で測定した 可視残留物値(L、a、bカラースケールとしてあらわされる)を言う。 約10cm×30cmの一片の黒色フェルトを比較的大きい機械装置に移動可 能に取り付けられるか、または固定された、移動可能の水平スライドに付着させ る。本発明に使用するための適切黒色フェルト片の一例は、ソーフロ・ファブリ ックス(So-Fro Fabrics)(エヴェンデール、オハイオ、USA)から入手でき るスプリームローブベロア(Supreme Robe Velour)、FN−6554、カラー 404L、スタイル31854、である。本発明に使用する適切な機械的アセン ブリーの一例は、テスティング・マシーンズ社(アミチヴィル、ニューヨーク、 USA)製造の剥離および粘着テスター、No.A−14934号、またはヴェ ルメックス社(Velmex,Inc.)(ブルームフィールド、ニューヨーク、USA) から入手できるヴェルメックス ユニスライド ポジショニング装置、ユニスライ ド アセンブリー シリーズ(MB6000)である。一般的包装または容器 内の、または包装または容器から一部が約0.5cm突き出る制汗剤スティック 組成物をその付着した一片のフェルト上に垂直に置く。その際上記包装または容 器から延びて出ている製品がそのフェルト片に面し、周囲の包装がそのフェルト 片から離れた位置にあるようにする。上記周囲包装を機械アームまたは他のデバ イスを用いて固定し、本明細書に記載される製品に要求に応じた動きをさせる。 それから制汗剤スティック組成物を徐々に上記黒色フェルト片に近づけ、しず かにそれに接触させる。1,000グラムの重りを製品サンプル上に置き、製品 が試験中連続的に上記黒色フェルト片に接触しているようにする。重りのついた サンプルを、一定速度(約3cm/秒)で、上記重りのついた製品によってもた らされる一定圧のもとでフェルト片全体に反復前後運動させ、制汗剤スティック 組成物約1.75gが上記黒色フェルト片の5cm×20cm領域上に均質に塗 布されるまでこの運動を続ける。その後フェルト片を装置から注意深く外す。 較正されたミノルタCR−300比色計を用いて塗布された表面領域のL−値 (L、a、b、カラースケール)を測定した。先ず、型板をフェルト片の頂部に 置き、ミノルタの読みを容易にする。型板寸法は5cm×20cmである。型板 は、その型板内に位置する12の円形開口(2.2cm直径)を有する。各開口 は中心で計って、型板表面の隣接6.5cm2領域内に位置する。型板はフェルト 片の塗布表面領域上に、12の円形開口の各々が塗布された表面のnon-overlapp ing領域を覆うように置かれる。比色計ののぞき孔を各円形開口に合わせ、L− 値測定を行う。その後12の測定から平均L−値を算出した(標準偏差は約0. 8未満)。これは本明細書に記載の可視残留物指数に相当する。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物において、本明細書に定義された 可視残留物指数範囲と結晶性ゲル化剤粒子の平均粒子サイズとの間には相関関係 があることが判明した。一般に、本発明の組成物の結晶性ゲル化剤粒子の平均粒 子サイズが減少するにつれて、低残留パフォーマンスが改善される。特に、約1 1から約30L−値までの可視残留物指数が約1μm未満の平均結晶性ゲル化剤 粒子サイズ、および/または一次元の結晶成長、例えば結晶性フィラメント、線 維類、ファイバー類、ストリング類またはその他の細長い粒子類(結晶粒子の主 軸および副軸によって決まるアスペクト比が約2、好適には約6より大きい)を 生成するような結晶成長によって特徴づけられる結晶性ゲル化剤の粒子形態と相 関することが見いだされた。それに対し、1μm(平均粒子直径)より大きい結 晶性ゲル化剤粒子を含む固体組成物は30L−値より大きい可視残留物指数を有 する。可視残留物指数値と平均結晶性粒子サイズまたは細長い粒子形態との間の この相関関係の観点から、少なくともそのような平均粒子サイズが約1μm未満 の範囲では、平均結晶性ゲル化剤粒子サイズまたは結晶性ゲル化剤形態を確立す る別の手段として、今や可視残留物指数測定を用いることができる。 c)レオロジー 本発明の制汗剤スティック組成物は、本明細書に定義される優れたレオロジー プロフィールを有するゲル−固体である。このレオロジープロフィールはここで はゲル−固体スティック組成物の弾性率(G’)対粘性係数(G”)の比(G’ /G”)によって定義される。必要なレオロジーをもたらすために、ゲル−固体 スティック組成物は約0.1ないし約100、好適には約0.1ないし約50、よ り好適には約1ないし約20、さらに好適には約5ないし約20のG’/G”比 をもたなければならない。この比は、本発明のゲル−固体スティック組成物がど の程度に固体特性をあらわすか、および上記組成物がどの程度液体または流体特 性をあらわすかを示し、特に、下記の方法によって測定したG’/G”の数字的 比である。 弾性率は上記ゲル−固体スティック組成物の固体特性と相関する測定値であり 、粘性係数は、上記ゲル−固体スティック組成物の流体−または液体特性と相関 する測定値である。本発明の組成物を定義する目的で、G’およびG”の測定値 を当業者には公知の一般的方法を用いて環境条件下で測定する。例えば、ベーリ ンレオロジー社(クランベリー、ニュージャージー)から提供される、コーン( 約1°)およびプレートを用いるベーリン剪断−応カレオメーターを用いること ができる。組成物に最小の剪断力をかけるために、製品約1.0mgを注意深く 取り、コーンおよびプレート具の間に置き、G’およびG”を測定する。 本発明のゲル−固体スティック組成物は、本明細書に記載されたように処方さ れ、その際その組成物が上記のような選択されたG’/G”比を有する場合、特 に、定義されるレオロジーが、ここに記載されるような好ましい微小粒子サイズ および/または粒子形を有する結晶性ゲルマトリックスに関連する場合には、改 善された低残留物パフォーマンスを示すことが判明した。これらのゲル−固体ス ティック組成物は皮膚上に滑らかに拡がり、速やかに形を変え、このように拡が る間に溶融して薄い、低残留性フィルムを塗布面全体に形成する。 特に、本発明のゲル−固体スティック組成物は、改良されたパフォーマンス、 特に低残留性パフォーマンスをもたらすレオロジー特性を有することが判明した 。本明細書において明らかにされたこれらの優れたゲル−固体組成物は、塗布前 はキャニスターまたはその他の包装内に保持されて固体としての挙動を示すが、 皮膚に塗布中または塗布直後は、より液体または流体として挙動する。言い換え れば、前記固体組成物類は、皮膚に塗布中に薄くすりのばさわ、すりのばして薄 く塗布される間に溶融しまたはほぼ溶融して、皮膚に局所適用中または適用直後 には薄い低残留性の液体−または流体状フィルムを皮膚上に生成する。塗布され たフィルムは澄明か、ごく薄く見える残留物を有し、塗布後長時間にわたり実質 上その状態のままである。 制汗活性物質 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物はヒト皮膚に適切に塗布できる粒 状制汗活性物質を含む。これらの粒状活性物質はここに記載の無水系、または実 質上無水系に分散または沈殿した固体として実質上溶解しないままでいなければ ならない。組成物中の粒状活性物質の濃度は選択された制汗剤ゲル−固体スティ ック処方による発汗性湿潤−および臭気コントロールを実現するために十分の濃 度でなければならない。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は、この組成物の約0.5ないし 約60重量%、より好適には約5ないし約35重量%の濃度の粒状制汗活性物質 を含むのが好ましい。これらの重量パーセントは、水や、グリシン、グリシン塩 類、またはその他の錯化剤等の錯化剤類を除いて、無水金属塩を基礎にして計算 される。本発明の組成物中に処方される粒状制汗活性物質は、好適には約100 μm未満の平均粒子サイズまたは直径、より好適には約15μmまいし約100 μm、さらに好適には約20μmないし約100μmの平均粒子サイズまたは直 径を有する分散固体粒子の形である。約2μm未満、さらに好適には約0.4μ mの平均粒子サイズまたは直径を有する分散固体粒子も好ましい。好適粒子サイ ズ範囲内の制汗活性物質粒子は、他の比較的好適でない粒子サイズ範囲のものに 比較して、本発明のゲル−固体組成物からの、より低い可視残留物パフォーマン スを示すことが判明した。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物に使用する制汗活性物質は、制汗 効果を有する化合物、組成物またはその他の材料をすべて含む。好適制汗活性物 質は、収斂性(アストリンゼン)金属塩類、特にアルミニウム、ジルコニウムお よび亜鉛の無機−および有機塩類、並びにこれらの混合物を含む。アルミニウム およびジルコニウムの塩類が特に好ましい。それらは例えばアルミニウムハリド 類、アルミニウムクロロヒドレート、アルミニウムヒドロキシハリド類、ジルコ ニルオキシハリド類、ジルコニルヒドロキシハリド類、およびこれらの混合物で ある。 制汗剤ゲル−固体スティック組成物に好適に使用できるアルミニウム塩は、下 記の式にしたがうものを含む: Al2(OH)aClbxH20 上記式中、aは約2から約5までであり;aとbとの和は約6であり;xは約1 から約6までである;a、bおよびxは整数でない数値でもよい。特に好ましい のは“5/6塩基性クロロヒドロキシド”(a=5)および“2/3塩基性クロ ロヒドロキシド”(a=4)と呼ばれるアルミニウムクロロヒドロキシド類であ る。アルミニウム塩類の製法は1975年6月3日に提出されたギルマン(Gilm an)の米国特許第3,887,692号;1975年9月9日に発行されたジョー ンズ(Jones)らの米国特許第3,904,741号;1982年11月16日に 発行されたゴスリング(Gosling)らの米国特許第4,359,456号; および1980年12月10日に公開されたフィッツゲラルド(Fitzgerald)ら の英国特許明細書第2,048,229号に開示されている。これらはすべて参考 として本明細書に組み込まれる。アルミニウム塩の混合物類は1974年2月2 7日公開のシン(Shin)らの英国特許明細書第1,347,950号に記載されて いる。この開示も参考として本明細書に組み込まれる。 制汗剤ゲル−固体スティック組成物に使用する好適ジルコニウム塩類は下記の 式にしたがうものを含む: ZrO2(OH)2-aClaxH20 上記式中、aは約1.5から約1.87までであり;xは約1から約7までであり ;aおよびxは両方とも整数ではない数値でよい。これらのジルコニウム塩類は 1975年8月4日に発行されたシュミツ(Schmitz)のベルギー特許第825, 146号に記載されている。この記載は参考として本明細書に組み込まれる。特 に好ましいジルコニウム塩類は、さらにアルミニウムおよびグリシンを含む、一 般にZAG錯化合物として知られている錯化合物である。これらのZAG錯化合 物は上記の式にしたがうアルミニウムクロロヒドロキシドおよびジルコニルヒド ロキシクロリドを含む。このようなZAG錯化合物は1974年2月12日に発 行されたルダーズ(Luedders)らの米国特許第3,679,068号;1985年 3月20日発行のカラガン(Callaghan)らの大英帝国特許出願第2,144,9 92号;および1978年10月17日に発行されたシェルトン(Shelton)の 米国特許第4,120,948号に記載されている。これらはすべて参考として本 明細書に組み込まれる。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は粒状制汗活性物質に加えて、ま たは粒状制汗活性物質の代わりに、その他の分散固体またはその他の物質を含む ように処方することもできる。このような他の分散固体またはその他の物質とし ては、ヒト皮膚に適切に局所適用できる公知の、またはその他のあらゆる材料が 含まれる。制汗剤ゲル−固体スティック組成物は粒子またはその他の制汗剤また はその他の活性物質を含まないゲル−固体スティック組成物として処方すること もできる。ゲル化剤 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は、ヒト皮膚に適切に局所適用で きる固体非重合ゲル化剤を含む。これらの固体非重合ゲル化剤は上記組成物内に 、上記組成物の無水液体担体またはその他の液体成分を閉じ込めるか、または含 む、結晶性マトリックスを形成しなければならない。 本発明の組成物中の固体非重合ケル化剤の濃度は、選択した各制汗剤ゲル−固 体スティック組成物に応じて、特に、上記組成物の選択した各無水液体担体に応 じて変動し得るが、そのような濃度は一般に組成物の約0.1ないし約20重量 %、好適には約1ないし約15重量%、より好適には約3ないし約12重量%の 範囲である。非重合性ゲル化剤は環境条件下では固体でなければならず、また制 汗剤ゲル−固体スティック組成物内で結晶性マトリックスを形成する結晶性材料 であるのが好ましい。 1)脂肪酸ゲル化剤 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物の固体非重合ゲル化剤は、選択さ れたダイマー対モノマー比を有する脂肪酸ゲル化剤を含む。固体非重合ゲル化剤 は、好ましくはn−アシルアミノ酸誘導体を実質上含まないのがよい。選択され たダイマー対モノマー比は、上記ゲル−固体スティック組成物に改善された硬さ 、低残留物性、レオロジーおよび効果を与えるのに役立つ。 制汗剤ゲル−固体スティック組成物の脂肪酸ゲル化剤は、n−アシルアミノ酸 誘導体を実質上含まない第2ゲル化剤と併用する際、選択されたダイマー−対− モノマー比、約1:1ないし約25:1、好適には約1.5:1ないし約25: 1、より好適には約2.5:1ないし約20:1、さらに好適には約3:1ない し約10:1を有する。より高いダイマー−対−モノマー比が好ましい。この文 中、“実質上含まない”とは、上記組成物が、このような作用物質を単独で使用 した際に、環境条件下で上記組成物に濃化または測定可能の粘度増加を与える十 分有効な量より少ない量を含むことを意味する。一般に、上記組成物はこのよう なn−アシルアミノ酸誘導体を、好適には組成物の5重量%未満、より好適には 1重量%未満、さらに好適には0.5重量%未満、最も好適にはゼロパーセント 含む。 脂肪酸ゲル化剤のダイマー−対−モノマー比は処方技術においてはフーリエ変 換赤外線(FTIR)分光測定法等の赤外法を含む公知の方法または技術によっ て決定できる。このような方法は、ベラミー(L.J.Bellamy)著、錯化合物分子 の赤外スペクトル、第2版、1958、コルサップ(N.B.colthup)ら、赤外− およびラーメン・スペクトロスコピーへの導入、第3版、1990、およびグリ フィス(P.R.Griffiths)著、フーリエ変換赤外線分光法、1986、に開示さ れている。これらのすべての開示は参考として本明細書に組み込まれる。このよ うな方法または技術により、脂肪酸は、1740cm-1および1680cm-1の 間の吸収バンドとして測定されるカルボニル伸縮周波数(stretching frequenci es)によって特徴づけるのが普通である。本発明の制汗剤組成物の脂肪酸ゲル化 剤は脂肪酸ダイマーど脂肪酸酸モノマーを含む。それらはカルボニル吸収バンド の成分である。しかし、水素結合ダイマーの形成により、脂肪酸ダイマー成分は 、脂肪酸モノマー周波数より30cm-1周波数も下方に移動し得る。 赤外スペクトルデータの使用により、ダイマー−対−モノマー比は、1696 cm-1付近の水素結合ダイマー二次的派生バンドのピーク領域対1712cm-1 付近の脂肪酸モノマー二次的派生バンドのピーク領域の比を計算することによっ て決定される。下記の方法によると、赤外スペクトルは45°ZnSe減衰全反 射法(Attenuated Total Reflectance)(ここでは“ATR”)結晶および、ニ コレット20scxFTIRスペクトロメーターに連結した水平ATR装置(スペ クトラ・テック社、シェルトン、コネクチカット、USA、から入手)を用いて 記録される。ニコレット20scxFTIRスペクトロメーターはニコレット・イ ンスツルメント・コーポレーション、マジソン、ウィスコンシン、USAから入 手できる。ニコレット205scx FTIRスペクトロメーターには狭域バンド水 銀カドミウムテルライド(Telluride)検出器が備えられ、それによって256 走査の平均値が付加さわ、赤外スペクトルを生成する。赤外スペクトルをそれか らGRAMS/386等(ガラクチック・インダストリーズ・コーポレ ーション、サレム、ニューハンプシャー、USAから入手)のコンピューター・ ソフトウエア・プログラムに入わ、サヴィツキー−ゴレー(Savitsky-Golay)が 決めた数学的処理法である5点二次的派生アルゴリズムを用いてダイマー対モノ マー比を計算する。 制汗剤ゲル−固体組成物に使用するのに適切な脂肪酸ゲル化剤は、約10ない し約40炭素原子を有するアルファ-ヒドロキシ脂肪酸および脂肪酸を含む。こ れらの脂肪酸類の例は、12-ヒドロキシステアリン酸、12-ヒドロキシラウリ ン酸、16−ヒドロキシヘキサデカン酸、ベヘン酸、eurcic酸、ステアリン酸、 カプリル酸、ラウリン酸、イソステアリン酸、およびこれらの組み合わせである 。若干の適切な脂肪酸ゲル化剤の例は1995年7月4日にホフリヒターに発行 された米国特許第5,429,816号;および1996年9月3日にモトレイ( Motley)に発行された米国特許第5,552,136号である。これらは参考とし て本明細書に組み込まれる。最も好ましいのは12−ヒドロキシステアリン酸で ある。 2)任意の第2ゲル化剤 固体非重合ゲル化剤は、上記の脂肪酸ゲル化剤に加えて第2ゲル化剤を含むこ とができる。脂肪酸ゲル化剤対第2ゲル化剤のモル比は、約1:2〜約20:1 、好ましくは約1:1〜約10:1、さらに好ましくは約2:1〜約7:1、さ らに好ましくは約3:1〜約5:1である。 固体非重合ゲル化剤がn−アシルアミノ酸誘導体を含むとき、脂肪酸ゲル化剤 は、約4:1〜約25:1、好ましくは約4:1〜約15:1、さらに好ましく は約6:1〜約10:1のダイマー対モノマー比を有する。 組成物に使用するための任意の第2ゲル化剤は、選択したゲル化剤濃度および 液体担体濃度において、処理温度約28℃ないし約250℃、好適には約28℃ ないし約100℃、より好適には約28℃ないし約78℃で溶融し、選択された 無水液体担体と共に溶液またはその他の均質液体または液体分散体を形成できる ものである。溶融した非重合性ゲル化剤は普通は選択された液体担によって溶解 し、またはその液体担体全体に分散して、溶液またはその他の均質液体を形成す る。上記溶液またはその他の均質液、およびその他の必須−および任意成分を、 ここに記載の製法により、またはその他の公知の技術によって合一し、その後、 流動性溶液または均質液等の適切なパッケージに入れ、温度が環境温度に戻り、 上記組成物の固化温度以下に下がるにつれてそれは固化し、上記組成物内の所望 の固体ゲルマトリックスを形成するのが好ましい。 制汗剤ケル−固体スティック組成物に使用するために、第2ゲル化剤、脂肪酸 ゲル化剤および液体担体の組み合わせを選択する場合、選択された組み合わせに よって、上記組成物内に結晶世ゲル化剤マトリックスが形成されなければならず 、その際、成分である結晶性粒子は好適には平均粒子サイズ約1μm未満、より 好適には約0.4μm未満、さらに好適には約0.2μm未満、最も好適には約0 .001μmないし約0.2μmであり、あるいは好ましくは結晶性粒子は本明細 書に記載された要求される形態を有する。ゲル−固体スティック組成物は、微小 の結晶性粒子サイズまたはここに求められる粒子形態を有するゲル−固体を作る ための、処方技術ではよく知られている方法によって調製できる。ゲル−固体ス ティック組成物は好適には、結晶性粒子サイズを最小にし、および/または好適 な結晶性粒子形を確立することを目的とする以下に記載する優れた方法によって 調製される。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物に適切に使用できる任意の第2ゲ ル化剤は、ゲル化剤としての使用が知られているコレステロール材料、ラノリン 材料、アミドケル化剤、さもなくば以下に詳細に記載されるようなもの、ある意 はそれらの汲み合わせまたは誘導体を含む。その他の第2結晶性ゲル化剤は、も しもこのようなその他のゲル化剤が本明細書に定義される必要な結晶性ゲルマト リックスおよび製品、およびレオロジー特性を与えるように処方できるならば、 本発明のゲル−固体スティック組成物に使用できる。 第2ゲル化剤として使用するのに適切なアミドケル化剤は二置換−または分岐 モノアミドゲル化剤、一置換または分岐ジアミドゲル化剤、トリアミドゲル化剤 、およびこれらの組み合わせを含む。他の適切なアミドケル化剤は、1995年 7月4日、Hofrichterらに発行された米国特許第5,429,816号に詳 細に開示されている。ただし、n−アシルアミノ酸がを実質上含まないのが好ま しい。 好適に使用できる第2アミドゲル化剤の非制限例としては、二−および・また は三−塩基性カルボン酸の選択されたアルキルアミドを含み、下記の式にしたが うものを含む:上記式中、主鎖はC’、C”およびXの結合から形成さわ、その際 a)R1はゼロ、ヒドロキシ、水素、アリール、シロキサンまたは飽和−または 不飽和、置換または未置換の直鎖、分岐鎖または環式鎖C1−C22アルキル、C1 −C22アルケニル、C1−C22アルコキシ、C1−C22アルキルエステル類、C1 −C22アルキルエーテル類、またはC1−C22アルキル置換アリール、好適には C4−C18アルキル、C4−C18アルケニル、C4−C18アルコキシ、C4−C18ア ルキルエステル類、C4−C18アルキルエーテル類、またはC4−C18アルキル置 換アリール、より好適にはC12−C18アルキル、C12−C18アルケニル、C12− C18アルコキシ、C12−C18アルキルエステル類、C12−C18アルキルエーテル 類、またはC12−C18アルキル置換アリールである; b)R2、R4、R5およびR6は独立的に、または一緒になって、水素、ヒドロキ シ、アリール、シロキサンまたは飽和または不飽和、置換または未置換の直鎖、 分岐鎖または環式鎖C1−C22アルキル、C1−C22アルケニル、C1−C22アル コキシ、C1−C22アルキルエステル類、C1−C22アルキルエーテル類、または C1−C22アルキル置換アリール、好適にはC4−C10アルキル、C4−C10 アルケニル、C4−C10アルコキシ、C4−C10アルキルエステル類、C4−C1 0 アルキルエーテル類、またはC4−C10アルキル置換アリール、より好適にはC4 −C8アルキル、C4−C8アルケニル、C4−C8アルコキシ、C4−C8アルキル エステル類、C4−C8アルキルエーテル類、またはC4−C8アルキル置換アリー ルである; c)R3はゼロ、ヒドロキシ、水素、飽和または不飽和、置換または末置換の直 鎖、分岐鎖または環式鎖C1−C4アルキル、C1−C4アルケニル、C1−C4アル コキシ、C1−C4アルキルエステル類、またはC1−C4アルキルエーテル類で、 好適にはC1−C4アルコキシ、ヒドロキシまたは水素、より好適にはヒドロキシ または水素である; d)R7およびR8は独立的にまたは一緒になって、ゼロ、水素、ヒドロキシ、ア リール、シロキサンまたは飽和または不飽和、置換または未置換、直鎖、分岐鎖 または環式鎖C1−C22アルキル、C1−C22アルケニル、C1−C22アルコキシ 、C1−C22アルキルエステル類、C1−C22アルキルエーテル類、またはC1− C22アルキル置換アリール、好適にはC4−C10アルキル、C4−C10アルケニル 、C4−C10アルコキシ、C4−C10アルキルエステル類、C4−C10アルキルエ ーテル類、またはC4−C10アルキル置換アリール、より好適にはC4−C8アル キル、C4−C8アルケニル、C4−C8アルコキシ、C4−C8アルキルエステル類 、C4−C8アルキルエーテル類、またはC4−C8アルキル置換アリールである; e)R9はゼロまたは水素である; f)R10およびR11は独立的にまたは一緒になって、ゼロ、水素、ヒドロキシ、 アリール、シロキサンまたは飽和または不飽和、置換または未置換、直鎖、分岐 鎖または環式鎖C1−C6アルキル、C1−C6アルケニル、C1−C6アルコキシ、 C1−C6アルキルエステル類、またはC1−C6アルキルエーテル類、またはC1 −C6アルキル置換アリール、好適にはC1−C4アルキル、C1−C4アルケニル 、C1−C4アルコキシ、C1−C4アルキルエステル類、C1−C4アルキルエーテ ル類、C1−C4アルキル置換アリールまたは水素であり、より好適には水素で ある; g)Xはゼロ、窒素、アリールまたは(CH2n(ここでnは1ないし6の整数 )であり、nが1ないし3の整数である(CH2nがより好ましい; h)Yはゼロ、アシルまたはカルボニルである; i)Zはゼロ、水素、ヒドロキシ、アリール、シロキサン、窒素または飽和また は不飽和、置換または未置換、直鎖、分岐鎖、または環式鎖C1−C22アルキル 、C1−C22アルケニル、C1−C22アルコキシ、C1−C22アルキルエステル類 、C1−C22アルキルエーテル類、またはC1−C22アルキル置換アリール、好適 にはC4−C10アルキル、C4−C10アルケニル、C4−C10アルコキシ、C4−C10 アルキルエステル類、C4−C10アルキルエーテル類、またはC4−C10アルキ ル置換アリール、より好適にはC4−C8アルキル、C4−C8アルケニル、C4− C8アルコキシ、C4−C8アルキルエステル類、C4−C8アルキルエーテル類、 またはC4−C8アルキル置換アリールである; j)“a”は次のような条件で、二重結合または一重結合である (i)XとZがゼロではなく、Yゼロである場合、Xが直接Zに結合する。 (ii)Zがゼロ、水素またはヒドロキシである場合、R7およびR8はゼロであ る; (iii)“a”が二重結合であるとき、R3およびR9はゼロである。 第2ゲル化剤として使用するのに好適な二−および三塩基性カルボン酸のアル キルアミド類の特定例は、制限するものではないが、クエン酸、トリカルバリル 酸、アコニチン酸、ニトリロトリ酢酸、琥珀酸およびイタコン酸のアルキルアミ ド類、例えば1,2,3−プロパントリブチルアミド、2−ヒドロキシ−1,2 ,3−プロパン トリブチルアミド、1-プロパン-1,2,3−トリオクチルア ミド、N,N’,N”−トリ(アセトデシルアミド)アミン、2−ドデシル−N ,N’−ジヘキシルスクシンアミド、および2−ドデシル−N,N’−ジブチル スクシンアミド等である。ジカルボン酸のアルキルアミド類、2−ドデシル−N ,N’−ジブチルスクシンアミドが好ましい。 適切なn−アシルアミノ酸誘導体は、制限するわけではないが、N−ラウロイ ル−グルタミン酸ジエチルアミド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジブチルアミ ド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジヘキシルアミド、N−ラウロイル−グルタ ミン酸ジオクチルアミド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジデシルアミド、N− ラウロイル−グルタミン酸ジドデシルアミド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジ テトラデシルアミド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジヘキサデシルアミド、N −ラウロイル−グルタミン酸ジステアリルアミド、N−ステアロイル−グルタミ ン酸ジブチルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸ジヘキシルアミド、N− ステアロイル−グルタミン酸ジヘプチルアミド、N−ステアロイル−グルタミン 酸ジオクチルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸ジデシルアミド、N−ス テアロイル−グルタミン酸ジドデシルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸 ジテトラデシルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸ジヘキサデシルアミド およびN−ステアロイル−グルタミン酸ジステアリルアミドを含む。N−ラウロ イル−グルタミン酸ジブチルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸ジヘキシ ルアミドおよびこれらの組み合わせが好ましい。 選択されたアルキルアミドゲル化剤は、適切な反応温度下、適切なアルキルア ミンとともに対応する二−または三−塩基性有機酸と直接アミド化し、続いてア ルキル化アミドゲル化剤を含む反応混合物から過剰アミンを取り除くことにより 合成されるのが望ましい。 選択されたアルキルアミドゲル化剤は、三フッ化ホウ素触媒を用いて、対応す る二−または三−塩基性有機酸とメタノールとをエステル化し、続いて過剰メタ ノールおよび触媒を取り除くことにより台成することもできる。次に生じたトリ メチルエステルは、適切なアルキルアミンを用いてアミド化された後、過剰アミ ンが除去される。ゲル−固体スティック組成物に使用するための生じたアルキル アミドは、非重合物であるべきである。 本明細書に記載のこれら固体非重合ゲル化剤は、揮発性シリコーン類、特に揮 発性シクロメチコンのような優れた無水担体と組み合わせて用いると特に効果的 である。これらのゲル化剤は揮発性シリコーンおよび不揮発性シリコーン(例え ば不揮発性ジメチコン類または当業者には公知のその他の有機官能性シロキサン 類)および/または不揮発性有機担体を含む液体担体と組み合わせて用いるのが 最も好ましい。3.好適粒子形態 本発明に使用する固体非重合ゲル化剤は、約2より大きいアスペクト比、好適 には約6より大きいアスペクト比を有する細長い結晶性粒子を本来形成する、ま たは処方できる、または形成するように調製される結晶性ゲル化剤を含む。これ らの細長い結晶は好適には細長い結晶の副軸に沿って測定した平均粒子サイズが 1μm未満であり、より好適には約0.4μm未満、さらに好適には約0.2μm 未満、最も好適には約0.2μmないし約0.001μmである。 これらの好適な細長い結晶を含むゲル−固体スティック組成物は、本明細書に 記載の方法によって、またはこれらの細長い結晶粒子を含むゲルマトリックスを 処方する当業者には公知のその他の方法によって調製できる。 本発明のゲル−固体スティック組成物の好適実施態様を明らかにするために本 明細書に用いられる“アスペクト比”は、上記結晶住粒子の主軸の長さ対上記結 晶性粒子の副軸の長さの比を測定するかまたはその他の方法で決定することによ って決めることができる。この主軸対副軸の長さ比はここで言うアスペクト比で ある。アスペクト比は一般的またはその他の公知の光−または電子顕微鏡法によ って測定できる。その際結晶性粒子の主軸および副軸の寸法を測定し、それ以外 にもこのような方法で、実質上約2より大きいアスペクト比、より好適には約6 より大きいアスペクト比を有する見たところ細長い結晶構造を明らかに有するこ とを観察する。 ここで決められた選択されたアスペクト比を有するこれらの結晶性ゲル化剤は 、上記制汗剤ゲル−固体スティック組成物を、その組成物に要求される低残留物 パフォーマンス、弾性率対粘性係数の比、およびここに定義される製品硬さを与 える三次元結晶性構造にすることが判明した。強力に結合したゲル−固体マトリ ックス網目構造を与えると共に、皮膚に局所適用した際に可視残留物を最小にす る十分小さいサイズの結晶性粒子も含む結晶性マトリックスを上記組成物内に 形成するためには、この結晶性形態が特に効果的であると考えられている。 好適結晶性マトリックスは、低残留物パフォーマンスに貢献する溶融プロフィ ールを有するゲル−固体スティック組成物の形成を促進することが判明した。こ の好適溶融プロフィールは、分散制汗剤粒子またはその他の高融点成分類を除け ば、制汗剤ゲル−固体スティック組成物が溶融し始める温度、および上記組成物 が完全に溶融する温度範囲に関係する。組成物が溶融し始める温度は示差走査熱 量計(DSC)開始温度の測定によって決定される。組成物が完全に溶融する温 度範囲は付加的供給がなくなることから明らかとなる。本発明のゲル−固体ステ ィック組成物の好適実施態様ではDSC開始温度は約25℃ないし約85℃、好 適には約27℃ないし約65℃、より好適には約30℃ないし約60℃、さらに 好適には約35℃ないし約50℃である。上記選択された溶融プロフィールを有 するこれら好適組成物は、皮膚に局所適用した際に改良化粧品−または美的特性 を与え、特に、塗布中、および塗布直後に低い湿潤感、粘着感、または製品ソフ トさをもたらす。選択された溶融プロフィールは組成物の可視残留物指数をさら に減少させ、それによって低残留物パフォーマンスをさらに改善するのに役立つ 。 核剤 本発明の制汗剤ゲル-固体スティック組成物はゲル化剤粒子サイズを最小にし および/またはここに記載される好適ゲル化剤粒子形を得るための核剤を含む。 これらの組成物は核剤を含む下記の方法によっても好適に調製される。 核剤は、(環境条件下では)固体物質でなければならず、選択されたゲル化剤 の融点付近の融点、無水液体担体において上記固体非重合ゲル化剤の無水液体担 体への溶解度より小さい溶解度をもち、または無機、不溶性、超微粉化粒子の形 でなければならない。上記核剤は一般的には結晶化し、ゲル化し、固化し(核剤 が不溶性、超微粉化無機物質である場合を除く)、或いはゲル化剤が無水液体担 体中で結晶化する直前、丁度その頃、またはその時に、固体非重合ゲル化剤のた めの核としてはたらく(例えば微小ゲル化剤核の形成を促進する)。固体非重合 ゲル化剤対核剤のモル比は約10:1ないし約1000:1、好適には約1 0:1ないし約100:1でなければならない。このように選択されたモル比で は、普通、核剤濃度は約0.0001ないし約5%、好適には約0.001ないし 約2%、より好適には約0.01ないし約1%になる。核剤は選択されたゲル化 剤の融点より約40℃下から約200℃上までの融点、より好適には約20℃下 から約100′C上までの融点を有するのが好ましい。 核剤を含む制汗剤組成物は、1)ゲル化剤と無水液体担体と、上記の核剤を合 一し、2)成分類または成分類の組み合わせを加熱して溶液またはその他の均質 液または液体分散系を形成し、3)成分類の合一物を固体非重合ゲル化剤の固化 温度以下に冷却して上記合一物を固化して本発明の制汗剤組成物を形成するとい う方法によって好適に調製される。 本発明の制汗剤組成物に使用するための核剤は、脂肪アルコール類、脂肪アル コールエステル類、エトキシル化脂肪アルコール、ワックスおよびトリグリセリ ド等の脂肪酸エステルまたは−エーテル類、シリカ、二酸化チタン、固体ポリオ ール カルボン酸ポリエステル類、およびこれらの混合物を含む。 核剤として使用するための適切な脂肪アルコールは、一価アルコール類、エト キシル化脂肪アルコール類および脂肪アルコールエステル類を含む。市販の脂肪 アルコール核剤の特殊な例は、制限するものではないが、ユニリン550、ユニ リン700、ユニリン425、ユニリン400、ユニリン350、およびユニリ ン325を含む。これらはすべてペトロライトから供給される。適切なエトキシ ル化脂肪アルコールは、制限するものではないが、ユニソックス325、ユニソ ックス400、およびユニソックス450、ユニソックス480、ユニソックス 520、ユニソックス550、ユニソックス720、ユニソックス750を含む 。これらはすべてペトロライトから入手できる。適切な脂肪アルコールエステル の非制限的例はトリ−イソステアリルシトレート、エチレングリコールジ−12 −ヒドロキシステアレート、トリステアリルシトレート、ステアリルオクタノエ ート、ステアリルヘプタノエート、トリラウリルシトレートを含む。 核剤として適切に使用できる脂肪酸エステルは、エステルワックス類、モノグ リセリド類、ジグリセリド類、トリグリセリド類およびこれらの混合物を含む。 グリセリドエステル類が好ましい。適切なエステルワックスの非制限的例はステ アリルステアレート、ステアリルベヘネート、パルミチルステアレート、ステア リルオクチルドデカノール、セチルエステル類、セテアリルベヘネート、ベヘニ ルベヘネート、エチレングリコールジステアレート、エチレングリコールジパル ミテート、および蜜蝋を含む。市販エステルワックス類の例は、コスターコイネ ン(KosterKeunen)からのケスターワックス、クロダからのクロダモルSSおよび Rhon PoulencからのデマルケアSPSを含む。 好適トリグリセリド核剤は(制限するものではないが)、トリステアリン、ト リベヘネート、ベヘニルパルミチルトリグリセリド、パルミチルステアリルパル ミチルトリグリセリド、水素化植物油、水素化菜種油、ひまし油、魚油、トリパ ルミテン、シンクロワックスHRCおよびシンクロワックスHGL−C(シンク ロワックスはクロダ社から入手できる)を含む。その他の適切なグリセリド類は グリセリルステアレートおよびグリセリルジステアレートを含むが、これらに制 限されるものではない。 好適には核剤は固体ポリオールカルボン酸ポリエステルである。適切な固体ポ リオールカルボン酸ポリエステルは、次のようなポリオールエステル類またはポ リエステル類であるものを含める。すなわちポリエステルのカルボン酸エステル 基が(a)長鎖不飽和カルボン酸部分、または長鎖不飽和カルボン酸部分と短鎖 飽和カルボン酸部分との混合物と(b)長鎖飽和カルボン酸部分との組み合わせ を含んでなり、(a)対(b)の比が約1対15ないし約2対1であるものであ る。ポリエステルの総カルボン酸部分の最低約15重量%、好適には最低約30 重量%、より好適には最低約50重量%、最も好適には最低約60重量%がC2 0またはより高級の飽和カルボン酸部分である。長鎖不飽和カルボン酸部分は一 般的には直鎖であり、最低約12、好適には約12ないし約26、より好適には 約18ないし約22の炭素原子を含む。最も好適な不飽和カルボン酸はC18モ ノ−および/またはジ−不飽和カルボン酸である。短鎖飽和カルボン酸は一般的 には分岐しておらず、約2ないし約12、好適には約6ないし約12、最も好適 には約8ないし約12の炭素原子を含む。長鎖飽和カルボン酸は一般的には直 鎖であり、最低約20、好適には約20ないし約26、最も好適には約22個の 炭素原子を含む。ポリエステル分子中の基(a)カルボン酸部分対基(b)カル ボン酸部分のモル比は約1:15ないし約2:1、好適には約1:7ないし約5 :3、より好適には約1:7ないし約3:5である。これらのカルボン酸エステ ル類の平均エステル化度は、ポリオールのヒドロキシル基の少なくとも約2個が エステル化されている程度である。スクロースポリエステルの場合は、ポリオー ルのヒドロキシル基の約7ないし約8個がエステル化される。一般的にはポリオ ールのヒドロキシル基の実質上すべて、例えば最低約85%、好適には最低約9 5%のヒドロキシル基がエステル化される。 固体ポリオールカルボン酸エステルの好適ポリオール類は、約4ないし約11 のヒドロキシル基を含む単糖類および二糖類および三糖類等の糖類である。最も 好適な糖類は、約4ないし約8個、より好適には約6ないし約8個のヒドロキシ ル基を含むものである。4個のヒドロキシル基を含むものの例は、単糖類キシロ ース、アラビノース、およびこれらの組み合わせである。適切な5ヒドロキシル 基含有ポリオールは、単糖類ガラクトース、フルクトース、マンノース、グルコ ース、およびこれらの組み合わせである。使用できる二糖ポリオールの例は、マ ルトース、ラクトース、スクロースおよびこれらの組み合わせである。これらは すべて8個のヒドロキシル基を含む。好適ポリオールはスクロースである。 長鎖不飽和カルボン酸部分の例は(制限するものではないが)ラウロレエート 、ミリストレエート、パルミトレエート、オレエート、エライデート、エルケー ト、リノレエート、リノレネート、アラキドネート、エイコサペンタエントエー ト、およびドコサヘキサエノエートを含む。酸化安定性(抗酸化性)のためには モノ−およびジ不飽和脂肪酸部分が好ましい。 適切な短鎖飽和カルボン酸部分の例は(制限するものではないが)アセテート 、カプロエート、カプリレート、カプレートおよびラウレートを含む。 適切な長鎖飽和カルボン酸部分の例は(制限するものではないが)、アラキデ ート、ベヘネート、リグノセレート、およびセロテートを含む。 長鎖不飽和カルボン酸部分を単独で、または互いに、または短鎖飽和カルボン 酸部分とあらゆる割合で混合して使用できることはもちろんである。同様に、長 鎖飽和カルボン酸部分も、あらゆる割合で互いに混合して用いることができる。 かなりの量の所望不飽和または飽和酸を含む原料油からの混合カルボン酸部分を 酸部分として用い、本発明の核剤として使用するための化合物を製造することが できる。上記油からの混合カルボン酸は最低約30%、好適には最低約50%、 最も好適には最低約80%の所望不飽和−または飽和酸類を含まなければならな い。例えば菜種油脂肪酸または大豆油脂肪酸を純粋なC12−C16不飽和脂肪 酸の代わりに用いることができる。硬化、すなわち水素化、高級エルカ(erucic )菜種油脂肪酸を純粋C20−C26飽和酸の代わりに用いることができる。好 適にはC20およびより高級の酸、またはそれらの誘導体、例えばメチルまたは その他の低級アルキルエステル類は、例えば蒸留によって濃縮される。ヤシ油ま たはココナツ油からの脂肪酸をC8−C12酸の原料として用いることができる 。原料油を使用して、本発明の制汗剤組成物に使用するための固体ポリオールポ リエステル類を調製する例として、高級オレインひまわり油および実質上完全に 水素化した高級エルカ菜種油の脂肪酸を用いて固体スクロースポリエステルを調 製することが挙げられる。これら2種類の脂肪酸メチルエステルの重量比1:3 のブレンドでスクロースを実質上完全にエステル化する際、得られるスクロース ポリエステルは不飽和C18酸ラジカル対C20以上の飽和酸ラジカルのモル比 約1:1を有し、上記ポリエステル中の総脂肪酸の約28.6重量パーセントが C22脂肪酸である。 固体ポリオールポリエステルの調製に用いるカルボン酸ストック中の所望不飽 和および飽和酸の割合が高くなればなるほど、そのエステルの核剤としての機能 はより効率的になる。 本発明の制汗剤組成物に用いられる固体ポリオールカルボン酸ポリエステル核 剤の例は(制限するものではないが)、エステル化カルボン酸部分がリノレエー トおよびベヘネート1:3モル比であるラフィノースオクタエステル;エステル 化カルボン酸部分がひまわり油脂肪酸およびリグノセレート3:4モル比である マルトースヘプタエステル;エステル化カルボン酸部分がオレエートおよ びベヘネート2:6モル比であるスクロースオクタエステル;そしてエステル化 カルボン酸部分がラウレート、リノレエートおよびベヘネートが1:3:4モル 比であるスクロースオクタエステルを含む。好適材料は、エステル化度が7−8 で、脂肪酸部分が不飽和酸:ベヘン酸のモル比1:7ないし3:5であるC18 モノ−および/またはジ−不飽和およびベヘン酸であるスクロースポリエステル である。特に好適なポリオールエステル核剤は、分子中に約7個のベヘン脂肪酸 部分と約1個のオレイン部分が存在するスクロースオクタエステルである。 本発明の固体カルボン酸ポリエステル類は、ポリオールのポリエステルを合成 するための先行技術による公知の方法によって作られる。1994年4月26日 発行のレットン(Letton)らの米国特許第5,306,516号;1994年4月 26日発行のレットンらの米国特許第5,306,515号;1994年4月26 日発行のレットンらの米国特許第5,305,514号;1989年1月10日発 行のジャンダセク(Jandacek)らの米国特許第4,797,300号;1976年 6月15日発行のリッジ(Rizzi)らの米国特許第3,963,699号;198 5年5月21日発行のヴォルペンハイン(Volpenhein)らの米国特許第4,51 8,772号;1985年5月21日発行のヴォルペンハインの米国特許第4,5 17,360号を参照されたい;これらはすべてそのまま参考として本明細書に 組み込まれる。 制汗剤組成物に適切に使用できる無機、超微粉化、不溶世核剤は、シリカ、二 酸化チタンおよびそれらの組み合わせ等の材料を含める。これらの材料は微小ゲ ル化剤結晶または−粒子の製造に役立つミクロン以下の粒子(一般に平均粒子サ イズは約1μm未満)を含む。 制汗剤組成物に好適に使用できる核剤およびその核剤の好適濃度は、C18ス クシン酸(0.1%)、1、9−ノナンジオン酸(0.1%)、テフロン(0.1 %)、シリカ(0.1%)、ポリシロキサンコポリマー(2%)、スクロースオ クタベヘネート(0.5%、0.75%、1.0%)、ユニリン350(0.1%) 、ユニリン550(0.1%)、ユニリン700(0.1%)、トリヒドロ キシステアリン(0.1%)およびこれらの組み合わせを含める。 無水液体担体 本発明の無水制汗剤ゲル−固体スティック組成物は、上記の結晶性ゲル化剤の ための無水液体担体を含む。この無水液体担体は、雰囲気条件では液体であり、 好ましくは皮膚への改善された延展を提供するために低粘度であるのが好ましい 。 ゲル−固体スティック組成物の無水液体担体濃度は、主に上記無水液体担体、 上記固体非重合ゲル化剤の種類および量、および固体非重合ゲル化剤の無水液体 担体への溶解度によって変化する。無水液体担体の好適濃度は組成物の約10な いし約80重量%、好適には約30ないし約70重量%、より好適には約45な いし約70重量%である。 無水液体担体は、ヒト皮膚への局所適用に適した一種以上の液体担体を含む。 これらの液体担体は、下記の条件で、有機、シリコーン含有、またはフッ素含有 の揮発性または不揮発世、極性または無極性担体液体を含むことができる:すな わち生成した無水液休担体が、選択されたゲル化剤濃度、温度約28℃ないし約 250℃、好適には約28℃ないし約100℃、好適には約28℃ないし約78 ℃で、選択された非重合ゲル化剤と共に溶液またはその他の均質液体または液体 分散系を形成するという条件である。 無水液体担体は約3ないし約13(cal/cm30.5、好適には約5ないし 約11(cal/cm30.5、より好適には約5ないし約9(cal/cm30 .5 の溶解パラメーターを有する。液体担体またはその他の材料の溶解パラメータ ー、およびこのようなパラメーターの測定手段は化学の当業者には公知である。 溶解パラメーターおよびそれらの測定手段の記事が、ヴォーガン(C.D.Vaughan )著“製品、包装、浸透および保存における溶解度効果”103 Cosmetics and Toileteries 47−69ページ、1988年10月;およびヴォーガン著“化 粧品処方における溶解パラメーターの使用”36 J.Soc.Cosmetic Chemists 3 19−333ページ、1988年9月/10月に記載されている。これらは参考 として本明細書に組み込まれる。 制汗剤ゲル−固体スティック組成物に使用するためのこれら改質シリコーン担 体は環境条件では液体であり、約100,000センチストークス(centistokes )未満、好適には約500 centistokes未満、より好適には約1ないし約50ce ntistokes、さらに好適には約1ないし約20centistokesの粘度でなければなら ない。これらの改質シリコーン担体は一般に化学的当業者には公知であり、その 若干の例は1Cosmetics,Science and Technology 27−104ページ(バルサ ム(M.Balsam)およびサガリン(E.Sagarin)編集、1972);1980年5 月13日にシェルトンに発行された米国特許第4,202,879号;1991年 12月3日オル(Orr)に発行された米国特許第5,069,897号に記載され ている。これらは参考として本明細書に組み込まれる。 制汗剤ゲル−固体スティック組成物に適切に使用できる改質シリコーン担体は 、制限するものではないが、上に定義さわ、一般に下記のように特徴づけられる 化合物類または物質類を含む:シリコーンポリエーテル類またはシリコーングリ コール類(ジメチコンコポリオール等);シリコーンアルキル結合ポリエーテル 類(ゴールドシュミットEM−90またはEM−97等);ペンダント/傾斜/ コーム形のシロキサン表面活性剤、トリシロキサン形のシリコーン表面活性剤、 およびABA/アルファーオメガブロックコポリマー類のシリコーン表面活性剤 (例えばポリオキシアルキレン類、ポリオキシエチレンまたはエトキシル化、ポ リオキシエチレン/ポリオキシプロピレンまたはエトキシル化/プロポキシル化) ;芳香族置換シリコーン皮膚軟化剤(フェニル、アルファーメチルスチリル、ス チリル、メチルフェニル、アルキルフェニル等);他の官能幕例えば水素、アル キル、メチル、アミノ、トリフルオロプロピル、ビニル、アルコキシ、アリール アルキル、アリール、フェニル、スチリル、ポリエーテル類、エステル類、カル ボキシル類等とのシリコーンコポリマー類;アルキルメチルシロキサン類または シリコーンワックス類(ヘキシル、オキチル、ラウリル、セチル、ステアリル等 );末端基がシラノールまたはトリメチルシロキシである非イオン性官能性シロ キサンコポリマー類;主鎖基がトリシロキサンまたはメチコンに結合している非 イオン性官能性シロキサン類;テトラエトキシシラン;テトラメト キシシラン;ヘキサメトキシシリコーン;オキシメトキシトリシロキサン;シリ コーン乳化剤;シリコーンまたはシロキサン樹脂、アルキルシリコーン樹脂、ポ リオキシアルキレンシリコーン樹脂;資生堂/信越等のMQ樹脂、例えば日本特 許出願JP86143760またはウォーカー・ヘム6MBH(EP72297 0に記載されている);アルコキシシロキサン類;アルコキシシラン類;メチコ ン類(ポリメチルアルキルシロキサン類);およびこれらの組み合わせ。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物に使用するための適切な改質シリ コーン担体の非制限的例は、ダウコーニングから入手できる下記の改質シリコー ン類を含む:DC−556化粧晶級フルード(フェニルトリメチコン);DC− 704ディフュージョン・ポンプ液(テトラメチル−テトラフェニル−トリシロ キサン);DC−705ディフュージョン・ポンプ液;DC−1784エマルシ ョン;DC−AFエマルション;DC−1520−USエマルション;DC−5 93フルード(ジメチコン[および]トリメチルシロキシシリケート);DC− 3225Cフルード(シクロメチコン[および]ジメチコンコポリオール);D C−190フルード(ジメチコンコポリオール);DC−193フルード(ジメ チコンコポリオール);DC−1401(シクロメチコン[および]ジメチコノ ール);DC−5200フルード(ラウリルメチコンコポリオール);DC−6 603ポリマーパウダー;DC−5640パウダー;DC−Q2−5220(ジ メチコンコポリオール);DC−Q2−5324(ジメチコンコポリオール); DC−2501コスメチックワックス(ジメチコンコポリオール);DC−25 02フルード(セチルジメチコン);DC−2503ワックス(ステアリルジメ チコン);DC−1731揮発性フルード(カプロイルトリメチコン);DC− 580ワックス(ステアロキシチリメチルシラン[および]ステアリルアルコー ル);DC−1−3563(ジメチコナール);DC−X2−1286(ジメチ コノール);DC−X2−1146A(シクロメチコン[および]ジメチコノー ル);DC−8820フルード(アミノ官能化);DCQ5−0158Aワック ス(ステアロキシトリメチルシラン);DC−Q2−8220(トリメチルシリ ラモジメチコン);DC−7224(トリメチルシリラ モジメチコン);DC−X2−1318フルード(シクロメチコン[および]ビ ニルジメチコン);DC−QF1−3593Aフルード(トリメチルシロキシシ リケート)およびこれらの組み合わせ。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物に使用するための適切な改質シリ コーン担体類のその他の非制限的例は、ゼネラル・エレクトリックから入手でき る下記の改質シリコーン類を含む:GE SF−1023(ジメチル−ジフェニ ル−シロキサン);GE SF−1142(メチルフェニルシロキサンフルード ):GESF−1153(ジメチル−ジフェニル−シロキサン);GESF−1 265(ジフェニル−ジメチル−シロキサン);GESF−1328;GE S F−1188(ジメチコンコポリオール);GE SF−1188A(シリコー ンポリエーテルコポリマー);GE SF−1288(シリコーンポリエーテル コポリマー、ジメチル−メチル3−ヒドロキシプロピルエトキシル化);GE SF−1318(メチルエステルシロキサン);GE SF−1328(シリコ ーン表面活性剤、ジメチル−メチル3−ヒドロキシプロピルエトキシル化−プロ ポキシル化);GE SF−1550(メチルフェニルシロキサン、ヘキサメチ ル−3−フェニル−3−[[トリメチルシリル]オキシ]トリシロキサン);G E SF−1632(シリコーンワックス);GE SS−4267(ジメチコン [および]トリメチルシロキシシリケート)およびこれらの組み合わせ。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物に使用するための適切な改質シリ コーン担体のその他の非制限的例は、ゴールドシュミットから入手できる下記の 改質シリコーン類を含む:アビルEM−90(シリコーン乳化剤);アビルEM −97(ポリエーテルシロキサン);アビルワックス9810(シリコーンワッ クスまたはC24−28メチコン);アビルワックス2434(ステアロキシジ メチコン);アビルワックス9800D(ステアリルジメチコン);テゴマーH −Si 2111、H−Si 2311、A−Si 2120、A−Si 2320 、C−Si 2141、C−Si 2341、E−Si 2130、E−Si 23 30、V−Si2150、V−Si 2550、H−Si 6420、H −Si 6440、H−Si 6460(アルファーオメガジメチコンコポリマー 類)およびこれらの組み合わせ。 本発明の制汗ゲル−固体スティック組成物に使用するための適切な改質シリコ ーン担体のその他の非制限的例は下記を含む:PPGインダストリーズからのマ ジル(Masil)756(テトラブトキシプロピルトリシロキサン);ビス−フェ ニルヘキサメチコン(Rhone-Poulencからシルビオン油70633 V30として 入手できる);シルビオン油70646(Rhone-Poulencからのジメチコンコポ リオール類);シリコーンL−711、L−720、L−720、L−721お よびL−722(ユニオンカーバイドから入手できるジメチコンコポリオール類 );シリコーンL−7000、L−7001、L−7002、L−7004、L −7500、L−7600、L−7602、L−7604、L−7605、およ びL−7610(ユニオンカーバイドから入手できるジメチコンコポリオール類 );ユニジルSF−R(UPIからのジメチコノール);オリン(Olin)からの シリケートクラスター(トリス[トリブトキシシロキシ]メチルシラン);シリ コーンコポリマーF−754(SWSシリコーンズからのジメチコンコポリ); およびこれらの組み合わせ。 上記無水液体担体は好適には揮発姓シリコーン担体を改質シリコーン担体と組 み合わせて含む。これらの揮発性シリコーン担体は、ここで定義せる要求揮発度 を有する環状、直鎖または分肢鎖シリコーン類でよい。適切な揮発性シリコーン 類の非制限的例は、トッド(Todd)らの“化粧品のための揮発性シリコーン油” 、Cosmetics and Toileteries、91巻:27−32ページ(1976)に記載 されている。これは参考として本明細書に組み込まれる。これらの揮発性シリコ ーン類のなかで好ましいのは約3ないし約7個、より好適には約4ないし約5個 の珪素原子を有する環状シリコーン類である。最も好ましいのは下記の式であら わされるものである: 上記式中、nは約3ないし約7、好適に約4ないし約5、最も好適には5である 。これらの揮発性環状シリコーン類は約10センチストークス未満の粘度を有す るのが普通である。ここに記載のすべての粘度は、特に記載のない限り、環境条 件下で測定または決定される。ここに使用するための適切な揮発注シリコーン類 は次のものを含める、ただしこれらに制限するものではない:シクロメチコンD −5(G.E.シリコーンズから市販される);ダウコーニング344、およびダ ウコーニング345(ダウコーニング社から市販される);GE 7207、G E 7158およびシリコーンフルードSF−1202およびSF−1173( ゼネラルエレクトリック社から入手できる);SWS−03314、SWS−0 3400、F−222、F−223、F−250、F−251(SWSシリコー ンズ社から入手できる);揮発住シリコーン7158、7207、7349(ユ ニオンカーバイドから入手できる);マジルSF−V(メイザーから入手できる )およびこれらの組み合わせ。 上記無水液体担体は上に記載の改質シリコーン担体と組み合わせて不揮発性シ リコーン担体も含むことができる。これらの不揮発性シリコーン担体類は好適に は下記のどちらかの式にしたがうものを含む直鎖シリコーン類である。ただしこ れらに制限するものではない: 上記式中、nは1より大きいか1に等しい。これらの直鎖シリコーン材料は環境 条件下で測定して一般に約100,000センチストークスまでの粘度、好適に は約500センチストークス未満、より好適には約1ないし約200センチスト ークス、さらに好適には約1ないし約50センチストークスの粘度を有する。制 汗剤組成物に適切に使用できる不揮発性、直鎖シリコーンの例は、ダウコーニン グ200、ヘキサメチルジシロキサン、Rhone-Poulencから入手できるロドージ ル油70047、メザーから入手できるマジルSFフルード、ダウコーニング2 25、ダウコーニング1732、ダウコーニング5732、ダウコーニング57 50(ダウコーニング社から入手できる);SF−96、SF−1066および SF18(350)シリコーン油(G.E.シリコーンズから入手できる);ヴ ェルバジルおよびヴィスカジル(ゼネラルエレクトリック社から入手できる); およびシリコーンL−45、シリコーンL−530、シリコーンL−531(ユ ニオンカーバイドから入手できる)、およびシロキサンF−221およびシリコ ーン油SWS−101(SWS−シリコーンズから入手できる)を含む。 上記無水液体担体はさらに有機性、水混和性、極性液体担体または溶媒類を改 質シリコーン担体と組み合わせて含んでもよい、だが実質上含まない方が好まし い。ゲル−固体スティック組成物の制汗およびデオドラント効果は、組成物中の これら極性、有機性、水混和性液体担体または溶媒類の量および濃度を最小にし 、或いは排除することによって改良されることが判明した。本文中、用語“実質 上含まない”とは、制汗剤ゲル−固体スティック組成物が好適には7重量%未満 、より好適には約3重量%未満、さらに好適にはゼロパーセントの有機性、水混 和性、極性液体担体または溶媒を含むことを意味する。これらの有機性極性溶媒 は環境条件下では液体であり、一価−および多価アルコール、脂肪酸、一塩基性 および二塩基性カルボン酸と一価および多価アルコールとのエステル類、ポリオ キシエチレン類、ポリオキシプロピレン類、アルコールのポリアルコキシレート エーテル類、およびこれらの組み合わせを含む。ただし、このような溶媒類も環 境 条件下では水混和性液体であることが条件である。若干の有機性、水混和性、極 性液体担体または溶媒類は、Cosmetics,Science,and Technology 1巻、27− 104ページ(バルサムおよびサガリン編、1972);1980年5月13日 にシェルトンに発行された米国特許第4,202,879号;および1989年3 月28日リューブ(Luebbe)に発行された米国特許第4,816,261号に記載 されている。これらは参考として本明細書に組み込まれる。 上記無水液体担体は、改質シリコーン担体と組み合わせた無水、水混和性、極 性有機液体担体または溶媒も含む。その例はエタノール等の短鎖アルコールであ る。これらのおよびその他の極性有機性担体または溶媒は、本発明の制汗剤ゲル −固体スティック組成物の固体非重合ゲル化剤成分の補助溶剤として用いること ができる。ここで適切に使用できる極性補助溶剤の非制限的例は米国特許第54 29816号に記載されている。その他の適切な極性補助溶剤は、上に記載した もの(これらは好適には水混和性有機溶媒である)およびその他の補助溶剤、例 えばフタレート補助溶剤類、ベンゾエート補助溶剤類、シンナメートエステル類 、第二アルコール、ベンジルアセテート、フェニルアルカンおよびこれらの組み 合わせ等を含む。 上記無水液体担体はその他の無極性担体も改質シリコーン担体と組み合わせて 含むことができる。このようなその他の無極性担体の例は、鉱油、ペトロラタム 、イソヘキサデカン、イソドデカン、種々の炭化水素油、例えばエキソン社から 提供されるイソパルまたはノルパルまたはパースパーズ(Persperse)から提供 されるペルメチルシリーズ等、およびヒト皮膚に局所適用できる公知の、さもな くば安全で有効なその他の極性または無極性、水混和性、有機担体液体または溶 媒を含む。 無水液体担体は改質シリコーン担体に加えて、またはその代わりにフルオロケ ミカル類も含んでよい。これらのフルオロケミカル類はフッ素含有表面活性剤、 フルオロテレマー類、およびペルフルオロポリエーテル類を含める。この若干の 例がCosmetics & Toiletries、“局所用製剤にフッ素化化合物の使用”III巻 、47−62ページ(1996年10月)に記載されている。この説明は参 考として本明細書に組み込まれる。このような液体担体のより詳細な例は、ペル フルオロポリメチルイソプロピルエーテル類、ペルフルオロポリプロピルエーテ ル類、アクリルアミドフッ素化テロマー、フッ素化アミド表面活性剤、ペルフル オロ化チオール表面活性剤を含めるが、これらに制限するものではない。その他 のより詳細な例は(これに制限するものではない)ドュポンパフォーマン ているポリペルフルオロイソプロピルエーテル、およびドュポンパフォーマン ているフッ素含有表面活性剤シリーズを含む。 任意成分 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物はさらに、上記組成物の物理、化 学または美的特性を改良し、または皮膚上に塗布した際に補充的“活性”成分と して作用する1種類以上の任意成分を含むことができる。上記組成物はさらに任 意の不活性成分を含むことができる。多くのこのような任意成分は制汗剤分野で は知られており、このような任意の材料を、ここに記載される必須材料と相い容 わ、或いは製品パフォーマンスを不当に害しないという条件のもとで、本発明の 制汗剤組成物に使用することができる。 任意の材料の非制限的例は、殺菌剤および殺真菌剤等の活性成分類および着色 料、香料、乳化剤、キレート化剤、分配剤、保存料、残留物マスキング剤、粘度 調整剤等の加工助剤、および洗浄補助剤等の不活性成分類を含む。このような任 意の材料の例は1977年9月20日に発行されたエルスノー(Elsnau)の米国 特許第4,049,792号;1984年3月27日発行のベックマイヤー(Beck meyer)らのカナダ特許第1,164,347号、1991年5月28日発行のタ ナー(Tanner)らの米国特許第5,019,375号、そして1995年7月4日 発行のホフリヒターらの米国特許第5,429,816号に記載されている。これ らは参考として本明細書に組み込まれる。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は粒状制汗活性物質に加えて、ま たはその代わりに、その他の分散固体またはその他の材料を含むように処方する こともできる。そのようなその他の分散固体またはその他の材料はヒト皮膚に適 切に局所適用できる公知のまたはその他の材料を含む。制汗剤ゲル−固体スティ ック組成物は、粒状でもそうでなくても、制汗剤またはその他の活性物質を含ま ないゲル−固体スティック組成物として処方することもできる。 本発明の制汗剤組成物はクリーム、ローション、ソフトゲルおよび、選択した 核剤を含む、その他の類似の組成物として処方することもできる。その際上記組 成物は約500gram-force未満の製品硬さ、好適には約20ないし約500gram -forceの製品硬さを有する。しかしこれらの比較的軟らかい組成物がここに決め られた好適レオロジープロフィールをもたないことは当然である。 製法 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物は必要な結晶性マトリックスおよ びここに記載されるその他の製品特性を有する制汗剤ゲル−固体スティック組成 物を適切に提供できる公知のまたはその他の有効な技術によって調製できる。こ のような方法は、上記組成物の必須成分類を処方して、必要な弾性対粘性係数の 比、製品硬さ、および可視残留物指数を有するゲル−固体を形成することを含む 。その際組成物内の結晶性マトリックスは、アスペクト比が約2より大きく、好 適には約6より大きく、組成物中の結晶粒子サイズを最小にするための技術によ って最小となる(好適には約1μm未満)平均粒子サイズを有する細長い非重合 性ゲル化剤結晶を含んでなる。 本発明の好適実施態様における結晶性粒子サイズは当業者に公知の方法、例え ば組成物の光−または電子顕微鏡検査等によって測定できる。その際上記組成物 は、分析の目的で、粒状制汗活性物質またはその他の固体粒子を含まずに処方さ れる。このように処方をし直さなければ、結晶性ゲル化剤粒子サイズおよび形を 直接測定し、それらをその他の非ゲル化剤粒子が貢献する粒子サイズおよび形と 見分けることがより難しくなる。処方し直した組成物をその後、光−また電子顕 微鏡検査またはその他の類似の方法によって検査する。 本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物の製法は、微小ゲル化剤結晶粒子 を含む組成物の処方に適した方法を含む。結晶性ゲル化剤粒子サイズを最小にす る適切な方法は核剤の使用、選択された担体またはゲル化剤または担体/ゲル化 剤の組み合わせを用いる処方、そして、処方の調節、プロセス流速の調節、加工 温度調節等を含む結晶化速度の調節、および本明細書に記載のその他の方法を含 める。このようなすべての方法を上記処方に用いてゲル化剤結晶性粒子サイズを コントロールおよび最小化し、および/または所望の細長い結晶性粒子を形成し て、上記組成物の所望の結晶性マトリックスを生成しなければならない。 使用法 制汗剤ゲル−固体スティック組成物を腋窩または他の皮膚領域に、発汗による 湿り気および悪臭を治療または軽減する十分な量を局所的に塗布することができ る。上記組成物を好適には約0.1グラムないし約20グラムの量、より好適に は約0.1グラムないし約10グラム、さらに好適には約0.1グラムないし約1 グラムの量を所望皮膚領域に塗布する。上記組成物は、腋窩またはその他の皮膚 領域に1日1または2回、好適には1日1回塗布するのが好ましく、長時間にわ たり効果的に発汗抑制および悪臭抑制を実現する。 実施例 次に記す非制限的実施例は本発明の制汗剤ゲル−固体スティック組成物の製法 および使用を含む特定の実施態様を説明する。 典型的な各組成物は、制汗活性物質および香料等のその他の材料を除いて、表 に列挙した成分類のすべてを合一することによって調製される。合一した諸成分 を撹拌しながら約100℃に加熱して熱い液を作り、その後その他のすべての材 料をその加熱液に加える。加熱液を撹拌下で、固化温度の直前まで冷ます。その 時点に冷えた液体組成物をアプリケーターパッケージに充填し、冷やし、必要な 製品硬さに固化させる。 前記典型的な各組成物は約6より大きいアスペクト比、および平均結晶ゲル化 剤粒子サイズ約1μm未満を有する結晶粒子を含む結晶性ゲルマトリックスを含 んでなる。典型的組成物類の各々は約11ないし約30L−値の可視残留物指数 、約500ないし5000gram-forceの製品硬さ、および約0.1ないし約10 0のG’/G”比も有する。典型的各制汗剤組成物は本明細書に記載される使用 法にしたがって腋窩皮膚領域に局所適用さわ、改良された低残留物パフォーマン ス、効果および美的感覚をもたらす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スウェイル,デイヴィッド フレデリック アメリカ合衆国オハイオ州、シンシナチ、 リッジウッド、アベニュー 2797

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)粒状制汗活性物質0.5ないし60重量%と; (b)1:1〜25:1、好ましくは3:1〜10:1のダイマー対モノマ ー比を有し、かつn−アシルアミノ酸誘導体を実質上含まない脂肪酸ゲル化剤1 ないし15重量%と; (c)3〜13(cal/cm30.5の平均溶解パラメータを有する無水液 体担体10ないし80重量%と; を含んでなる無水制汗剤ゲル−固体スティック組成物。 2.(a)粒状制汗活性物質0.5ないし85重量%と; (b)4:1〜25:1、好ましくは4:1〜10:1のダイマー対モノマ ー比を有する脂肪酸ゲル化剤、およびN−ラウロイル−グルタミン酸ジエチルア ミド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジブチルアミド、N−ラウロイル−グルタ ミン酸ジヘキシルアミド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジオクチルアミド、N −ラウロイル−グルタミン酸ジデシルアミド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジ ドデシルアミド、N−ラウロイル−グルタミン酸ジテトラデシルアミド、N−ラ ウロイル−グルタミン酸ジヘキサデシルアミド、N−ラウロイル−グルタミン酸 ジステアリルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸ジブチルアミド、N−ス テアロイル−グルタミン酸ジヘキシルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸 ジヘプチルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸ジオクチルアミド、N−ス テアロイル−グルタミン酸ジデシルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸ジ ドデシルアミド、N−ステアロイル−グルタミン酸ジテトラデシルアミド、N− ステアロイル−グルタミン酸ジヘキサデシルアミドおよびN−ステアロイル−グ ルタミン酸ジステアリルアミドおよびこれらの混合物からなる群から選択された n−アシルアミノ酸第2ゲル化剤1ないし15重量%と; (c)3〜13(cal/cm30.5の平均溶解パラメータを有する無水液 体担体0.1ないし70重量%と; を含んでなる無水制汗剤ゲル−固体スティック組成物。 3.(a)粒状制汗活性物質0.5ないし60重量%と; (b)1:1〜25:1のダイマー対モノマー比を有する脂肪酸ゲル化剤1 ないし15重量%と; (c)3〜13(cal/cm30.5の平均溶解パラメータを有する無水液 体担体10ないし80重量%と; を含んでなる無水制汗剤ゲル−固体スティック組成物であって、前記組成物は、 20ないし500gram-forceの製品硬さを有する組成物。 4.組成物が、500ないし5000gram-forceの製品硬さ、11ないし30L −値の可視残留物指数、かつ0.1ないし100の弾性対粘度係数の比を有する 請求の範囲第1項または第2項に記載の組成物。 5.脂肪酸ゲル化剤が、12−ヒドロキシステアリン酸、12−ヒドロキシラウ リン酸、16−ヒドロキシヘキサデカン酸、C20−C40脂肪酸およびそれら の混合物からなる群から選択さわ、好適には12−ヒドロキシステアリン酸およ びそれらの混合物である請求の範囲第1項ないし第4項のいずれか1項に記載の 組成物。 6.無水液体担体が、環状ポリジメチルシロキサン類、直鎖ポリジメチルシロキ サン類、ポリアルキルシロキサン類、ポリアルキルアリールシロキサン類、ポリ エステルシロキサン類、ポリエーテルシロキサンコポリマー類、ポリフルオロシ ロキサン類、ポリアミノシロキサン類、イソヘキサデカン、イソドデカン、鉱油 、ペトロラタムおよびこれらの混合物からなる群から選択される請求の範囲第1 項ないし第5項のいずれか1項に記載の組成物。 7.組成物が、固体核剤0.0001ないし5重量%、好ましくは0.01ない し2重量%を更に含み、かつ脂肋酸ゲル化剤対核剤のモル比が10:1〜100 0:1である請求の範囲第1項に記載の組成物。 8.固体核剤が、脂肪アルコール、脂肪酸エステル、脂肪酸エーテル、シリカ、 二酸化チタン、固体ポリオールカルボン酸ポリエステルおよびこれらの混合物か らなる群から選択された請求の範囲第1項または第7項に記載の組成物。 9.組成物が、脂肪酸ゲル化剤に加えて第2ゲル化剤を更に含み、前記第2ゲル 化剤は、コレステロール材判、ラノリン酸材料、二置換−または分岐モノアミド ゲル化剤、一置換または分岐ジアミドゲル化剤、トリアミドゲル化剤、およびこ れらの混合物からなる群から選択さわ、かつ前記組成物が、1:2〜20:1の 脂肪酸ゲル化剤対第2ゲル化剤のモル比を有する請求の範囲第1項、第7項また は第8項に記載の組成物。 10.請求の範囲第1項ないし第9項のいずれか1項に記載の組成物0.1グラ ムないし20グラムを所望皮膚領域に塗布することを含んでなる、発汗による湿 り気および悪臭を治療または軽減する方法。
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