JP2001506897A - 無線周波を使用した腫瘍を剥離するためのカテーテル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 無線周波又は他のエネルギーにより降下された超高熱により腫瘍を処置するカテーテルは管状本体（１）を具え、この管状本体（１）はハンドル部材（２０、２１）に連結された近接端部（２）を有し、他端付近に冷却された金属プレート（５）を具え、この冷却された金属プレート（５）はエネルギー発生器に接続するための電気ケーブル（８）と当該エネルギー発生器のディスプレイに接続すべきサーミスタ（９、１０）を具える能動電極として作用するのに好適であり、該管状本体（１）が、少なくとも人体組織用のサーミスタの通路用の長手方向チャネル（１１、１２）と、電気ケーブルの通路用の長手方向チャネル（１７）と、流体により冷却される金属プレート（５）の流入及び流出用のパイプに使用する一対の長手方向チャネル（１３、１４）とを具える。前記金属プレートはリングのよな形態とすることができ、当該リング本体は空洞のスペースを有しており、これは冷却流体の循環用に意図されたものである。

Description

【発明の詳細な説明】 無線周波を使用した腫瘍を剥離するためのカテーテル 本発明は、無線周波又は他の形態のエネルギーにより降下された超高熱によっ て腫瘍を処置するための装置に関するものであり、特に、カテーテルの膨張によ って開放されている又は開放された自然通路を介して人体中に導入すべきカテー テルに関するものである。 実質性器官の腫瘍又は中空の内部器官に侵入した腫瘍は無線周波により降下さ れた超高熱によって処置可能であることが知られている。このような処置は、患 者の身体の外側に適用する受動電極と患者の身体に挿入して腫瘍に直接接触する 能動電極とを具える好適な無線周波発生器により行われる。既知の能動電極は、 多様に寸法化が施された複数のニードルからなり、これらニードルを人体組織の 複数の層に通すことにより患者の身体に挿入する。これによって、ニードルを処 置すべき身体組織以外の身体組織に通すことによる傷害が発生し、人体組織によ っては大型のカテーテルによって突き通すことのできないものもある。 国際公開パンフレット９４２８８０９号から経尿道の装置が既に知られており 、この装置は処置すべき人体組織以外の人体組織を突き剌す必要はないが、前立 腺過形成の処置に限定されるものであり、処置すべき人体組織の温度をリアルタ イムでモニタすることのできる手段を具えるものではない。 それゆえに、本発明の目的は、腫瘍を熱によって剥離する際に使用するのに好 適であって、上記傷害のない装置を提供することにある。このような目的は請求 項１に詳記した態様を有する装置により達成され、この装置は、開放されている 又は開放された自然通路に突き通すことにより、腫瘍に接触又は近接させること ができる。 本発明による装置は、中空の内部器官と密接に接触する腫瘍又は中空の内部器 官により貫通している腫瘍、及び中空の内部器官にめり込んだ腫瘍を超高熱によ り処置する際に使用できるという利点を有する。例えば、本発明による装置は、 尿道に通すことによって前立腺の腫瘍を処置する際に、子宮管に通すことにより 子宮筋腫を処置する際に、胆嚢管に通すことによりコランジオカルシノマ（cola ngiocarcinoma）を処置する際に、及び膵管に通すことにより膵臓の腫瘍を処置 する際に使用するのに有利である。 本発明による装置の他の利点は、処置すべき人体組織の領域が非常に小さい場 合でさえエネルギーを局部的に食い止めることができるということである。しか しながら、既知の装置は、ニードル形状の能動電極が３６０°に亘り動作するも のである。 本発明による装置の他の利点及び特徴を、添付図面を用いて以下の詳細な説明 により当業者に対して明らかにする。 図１は本発明によるカテーテルの平面図を示すものである。 図２は図１の線Ａと線Ｂとの間の部分を詳細に示す拡大図である。 図３は本発明によるカテーテルの冷却システムを示すものである。 図４は図１のＣ−Ｃ’線に沿う断面図を拡大して示すものである。 図５は本発明によるカテーテルに装着するハンドル部材の実施例を示すもので ある。 図６は本発明によるカテーテルに装着するハンドル部材の他の実施例を示すも のである。 図１によれば、本発明によるカテーテルは通常のバルーンカテーテルの態様の ものであり、当該カテーテルは既知の態様で、開放端部２及び既知の方法で膨張 させることのできる反対側の端部３を具える管状本体１を含み、これにより空気 袋の内側に固着されるように意図されているアンカーバルーンが形成される。図 １に示すように、バルーンとして膨張することを意図されている部分３に加えて 、管状本体１には、通常は中実であって、カテーテルを患者の器官の自然通路、 例えば尿道に誘導するのを支持するターミナル端部４を設けるのが有利である。 管状本体１の直径を、以下に記載する開放された自然通路の直径に従って選択す る。当該管状本体１の直径はカテーテルを尿道に使用する場合には約７ｍｍとす ることができると共に、食道に使用する場合には約３ｍｍとすることができる。 バルーン部分３に近接した位置では、管状本体１は金属プレート５と接するよ うに形成されており、この金属プレート５は実際には無線周波発生器の能動電極 として作用する。この無線周波発生器を動作させた場合には、この電極が当該電 極付近の人体組織の超高熱を低下させ、従ってその人体組織にあった腫瘍が壊死 する。当該金属プレート５は銅、スチール及びいかなる他の好適な金属で形成す ることもできる。 金属プレート５は３６０°、即ち管状本体１の全周に亘って延在しているが、 管状本体１の小部分だけに、即ち１〜５°だけに延在させることもできる。バル ーン部分３の開口に対する金属プレートの位置は、空気袋の頚部と前立腺との距 離に正確に一致させなければならない。このようにして、バルーンを空気袋の内 側で充気して膨張させる場台には、金属プレート５を処置すべき癌性の前立腺に 正確に一致させる。バルーン３を充気可能とするためには、管状本体１の内側に 、空気ポンプに接続された管６の通路用にチャネルを設ける。 金属プレート５の長さを１ｍｍ〜２０ｃｍの範囲とする。その厚さを０．０１ ｍｍ〜５ｍｍとする。金属プレート５の形状は、カテーテルが容易に自然通路を 通らなければならないこと、及び有機流体が流動できなくてはならないことを考 慮して選択することができる。 金属プレート５を、管状本体１の内側の長手方向チャネルを貫通するケーブル ８により無線周波発生器に電気的に接続することができる。 図２によれば、金属プレート５には、使用に際して金属プレート自体の内側の 温度をモニタすることのできるサーミスタ９及び１０を設けるのが好適である。 必要であれば、他のサーミスタ（図には示していない）をプレート５の他の位置 に配することができる。サーミスタ９及び１０を管状本体１の他の長手方向チャ ネルを貫通するワイヤによって無線周波発生器のディスプレイに電気的に接続す ることができる。 プレート５の近傍では、管状本体１が他のサーミスタ（図示せず）の通路用に 開口１１及び１２を有し、これら開口は処置すべき人体組織の温度をモニタする ように作用する。このようなサーミスタ、所謂人体組織用のサーミスタの数は１ 〜４の範囲とすることができる。この人体組織用のサーミスタは管状本体１の他 の長手方向チャネルを貫通し、開口１１及び１２を介して突出し、これにより処 置すべき人体組織の選択点に配置される。 これらサーミスタは周知のものであるので、詳細に説明する必要はない。好適 なサーミスタは、エネルギー発生器との接続が必要な非常に細い電気ケーブルを 既に具えている、市場で入手可能なものである。このサーミスタを、形状記憶合 金から成る金属ニードルのチップに固着すると共に、ワイヤを上記ニードルの窪 みに貫通させる。上記金属ニードルの長さを、当該開口１１及び１２から突出す る部分の長さを少なくとも１ｃｍ、好適には２〜４ｃｍの範囲とするように選択 すべきである。 これらサーミスタは、場合によっては他の同様なセンサ、例えば熱電対、抵抗 性のワイヤ等により置換することができる。 腫瘍処置に対して効果的な温度が、無傷の組織例えば尿道に近接する位置で熱 傷を引き起こすので、本発明によるカテーテルに冷却システムを設けるのが好適 である。当該システムの最も簡単な実施例では、このようなシステムは、プレー トに好適に接続したポンプを作用させることによりプレート１の内側に水を流す ものとする。 図３によれば、プレート５の冷却システムは、その最も簡単な実施例において 、プレート自体の内側に設けた窪み７を含むものである。好適には水である冷却 用の流体は、冷却流体を供給且つ放出するためのインレットパイプ及びアウトレ ットパイプの各々が設けられた空洞７を流通する。これらパイプを、本発明によ るカテーテルの管状本体１を形成する材料の内側の長手方向チャネルを貫通させ るのが好適である。金属プレート５と冷却水とが直接接触することによって、処 置すべき人体組織により生じた熱がプレート５へ、即ち外部に一定量伝達される ことが確実となる。 図３に示した実施例においては、金属プレート５は、金属シートを湾曲させて 、当該金属シートを冷却流体用のインレット及びアウトレットを具える半円状閉 鎖ボックスの形状とすることにより得られる。他の好適な実施例によれば、プレ ート５は、管状本体１の直径に略一致する直径を有する半円筒状の閉鎖ボックス の形状を有するものである。 図４は、プラスティック材料により成形するのが好適な管状本体１の構造を示 すものであり、当該管状本体には空気袋を満たすのに使用する水を供給するパイ プの通路用にチャネルが設けられている。チャネル１１及び１２が人体組織用の サーミスタの用に意図されたものであると共に、チャネル１３及び１４は冷却流 体の流入及び流出パイプ用に意図されたものである。チャネル１６はバルーン３ を充気するのに使用される空気用に意図されたものであり、チャネル１７はサー ミスタ９及び１０を無線周波発生器のディスプレイに接続するケーブル８及びケ ーブル３２用に意図されたものである。 窪み７を規定するために好適に湾曲した簡単な金属シートの構造の代わりに、 プレート５を２個の型打ちされたシートから形成することにより、これらシート を結合した場合には、当該シートによりプレート自身の内側で循環する流体の冷 却効果を改良する一種のチューブネスト又はコイルが形成される。プレート５は 互いに近接成形されたコイルによりらせん面状に湾曲された細いパイプから構成 することもできる。 周囲の無傷の組織に損傷を与えることなく、処置すべき人体組織上のエネルギ ーをより良好に局部的に食い止めるという観点からすれば、金属プレート５を適 当に寸法決めして、当該金属プレート５により管状本体１の周囲において所定部 分の周囲のみを取り囲むようにする。単に処置すべき人体組織のみに無線周波を 食い止めることを更に改良するためには、プレート５の外表面の一部分を絶緑材 料の薄い層により覆ってもよい。絶縁層の形状を処置すべき腫瘍の形状に従って 選択することができる。これは本発明によるカテーテルデバイスの実質的な利点 であり、この利点により、処置すべき人体組織上のエネルギーを所望に局部的に 食い止めることに従って完全に寸法、大きさ及び形状が定まった能動電極が得ら れる。 身体に近い方の端部２に対する管状本体１に沿うプレート５の位置を、処置す べき人体組織の位置及び当該処置に対して利用可能な開放された自然通路の長さ に従って選択すべきである。 図５によれば、本発明によるカテーテルデバイス用のハンドル部材２０を、当 該ハンドル部材２０の結合本体２２により管状本体１に装着する。この結合本体 ２２は、管状本体１に接続された側と対向する側に中空シャフト２３を有し、こ の中空のシャフト２３はその内側で摺動可能なピストン２４を具えるものである 。 ピストン２４の近接末端に、ハンドル部材２０を支持する同一のハンドによりオ ペレータによって容易に移動することのできるヘッド２５を設ける。ピストン２ ４の末端には管状本体１の内側の長手方向チャネルを貫通する少なくとも１個の 人体組織用のサーミスタを設ける。このピストン２４は、熱による壊死により達 成される人体組織のより遠方の領域と接触するチップを所定の位置に持って来る ために、開口１１及び／又は１２を貫通することができる。ピストン２４は好適 にはミリメートルのスケールで印が付されており、これにより中空シャフト２３ の内側でのピストン２４の摺動、及びその結果生じる、処置すべき人体組織に対 するサーミスタの点の動作が正確にモニタできる。ピストン２４に、人体組織用 のサーミスタをエネルギー発生器上のディスプレイに接続するための電気ケーブ ル１８を設ける。 結合本体２２は、冷却流体用のパイプ２７及び２８、空気袋を充気するために 使用する水用のパイプ２９、及びバルーン３を膨張させるために使用する空気用 のパイプ３０の通路用に、内側チャネルの出口２６を有する。 ハンドル部材２２に、サーミスタ９及び１０を無線周波発生器に接続する電気 ケーブル８用及びケーブル３２用の内側通路の第２の出口３１を設ける。 図６は本発明によるカテーテル装置、即ちワイヤ又はスタイレットを案内する ために使用するバルーンを用いないカテーテルの他の実施例に使用するためのハ ンドル部材の他の実施例２２を示すものである。この実施例においては、管状本 体１に接続された結合本体２２が依然として具えられており、この結合本体２２ は、ヘッド２５と反対側に少なくとも人体組織用のサーミスタを有する摺動可能 なピストン２４を具える中空シャフト２３を含み、当該人体組織用サーミスタは 管状本体１の内側の長手方向チャネル１１又は１２を押し通すことができる。 結合本体２２は、能動電極及びそのサーミスタを無線周波発生器に接続するケ ーブル８及び３２用の側方アウトレット３３を有する。中央アウトレット３４が ワイヤを案内する通路用のものであるのに対して、側方通路３５及び３６は冷却 流体を流入及び流出させるためのものである。 前立腺の腫瘍を超高熱により処置すべき場合には、無線周波発生器の受動電極 を患者の背中に適用する。本発明によるカテーテルを、その上側部分が空気袋の 内側に到るまで、尿道に挿入する。次にバルーン３を、パイプ３０中の空気を吸 い上げることにより膨張させる。このパイプ３０は管状本体１の内側のチャネル １６に沿って延在し、バルーン３の内側に達する。空気袋を開放されたものとす るためには、最後に当該空気袋を、カテーテルの中央チャネル１５に沿って延在 するパイプ２９を介して注入される水で満たす。 牽引力及び場合によってはねじり力もがカテーテルのハンドル部材２０に外側 から作用するので、プレート５が前立腺の内側の所望な場所に配置される。前立 腺の内側におけるプレートの適切な位置は、直腸の超音波診断法、電算化された 軸線状トモグラフィ又は磁気共鳴のような通常利用可能な手段により制御するこ とができる。この際、ピストン２４のヘッド２５を押圧することにより、人体組 織用のサーミスタを管状本体１の内側に通し、それによりこれらサーミスタがホ ール１１及び１２から突出する結果、器官の遠方領域にチップが正確に配置され 、当該遠方領域は所望な超高熱と続いて起こる壊死により処置が達成される。人 体組織用のサーミスタを無線周波発生器に接続した後には、チャネル１３及び１ ４を貫通するパイプの端部を冷却水を循環させるためのポンプに接続する。 それまでに、無線周波発生器を動作させ、当該発生器により人体組織用のチッ プの周りの器官領域を６０°より高い温度に到達させ、この温度が保持されるよ うにパワーを供給する。このような条件の下では、プレート５とサーミスタのチ ップとの間の人体組織の温度は１００°を超え、その結果この人体組織の壊死が 達成される。これらの温度は１分以上保持しなければならない。次に、無線周波 発生器を停止し、サーミスタをカテーテルの内側で後退させ、膀胱内のバルーン を収縮させ、最後にカテーテルを尿道から取り出す。 上述した場合において、本発明によるカテーテルを他の腫瘍、例えばコランジ オカルシノマ（colangiocarcinoma）を処置する際に使用しなければならない場 合には、バルーン３は使用しなくてもよい。当該バルーンは実際には空気袋の頸 部にカテーテルを固定するためだけに作用するからである。このような場合にお いては、本発明によるカテーテルはチップ４も使用しなくてもよい。その理由は カテーテルを、既に本体に挿入された案内ケーブルにより本体に導くことができ るからである。この特殊な使用に対しては、図６に記載の実施例を、サーミスタ 、 人体組織用サーミスタ及び冷却システムを具える管状本体１及びプレート５に好 適に融合する。このような場合には、各処置を行った後にはカテーテルを除去す る必要はなく、実際には患者の体内にカテーテルを残しておいてもよい。この際 には毎回次の処置のために時々カテーテルを無線周波発生器及び冷却ポンプに接 続する必要もない。このようなカテーテルは、内視鏡により膵管にカテーテルを 導入することにより膵臓の腫瘍を処置するため、又は外科的手術に際して使用す ることもできる。 本発明によるカテーテルは、無線周波発生器と共に、又は他のいかなる好適な エネルギー、例えばレーザ、マイクロウェーブ等を発生する機器と共に使用して もよい。腫瘍を熱により剥離する他に、本発明によるカテーテルは他の処置、例 えばアテローム硬化斑の脈管内皮炎を処置するのに使用することもできる。

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Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．無線周波又は他のエネルギーにより降下された超高熱により腫瘍を処置する カテーテルにおいて、当該カテーテルが管状本体（１）を具え、当該管状本体（ １）はハンドル部材（２０、２１）に連結された近接端部（２）を有し、当該ハ ンドル部材（２０、２１）から選択可能な距離に冷却された金属プレート（５） を具え、当該冷却された金属プレート（５）は、エネルギー発生器に接続するた めの電気ケーブル（８）と前記エネルギー発生器のディスプレイに接続すべきサ ーミスタ（９、１０）を具える能動電極として作用するのに好適であり、前記管 状本体（１）が、少なくとも人体組織用のサーミスタの通路用の長手方向チャネ ル（１１、１２）と、電気ケーブルの通路用の長手方向チャネル（１７）と、流 体により冷却される金属プレート（５）の流入及び流出用のパイプに使用する一 対の長手方向チャネル（１３、１４）とを具えることを特徴とするカテーテル。 ２．請求項１に記載のカテーテルにおいて、前記管状本体（１）の末端に膨張可 能なバルーン部分（３）を具え、当該管状本体（１）がバルーン（３）を膨張さ せるための空気を供給するパイプ（３０）の通路用に長手方向チャネルも具える ことを特徴とするカテーテル。 ３．請求項２に記載のカテーテルにおいて、前記管状本体（１）が前記空気袋を 満たすために使用する水の通路用に他の長手方向チャネル（１５）を具えること を特徴とするカテーテル。 ４．請求項１〜３のいずれか一項に記載のカテーテルにおいて、前記金属プレー ト（５）が管状本体（１）の周りを１〜３６０°の範囲で延在することを特徴と するカテーテル。 ５．請求項１〜４のいずれか一項に記載のカテーテルにおいて、前記金属プレー ト（５）を、その外表面の１〜９８％の範囲で絶縁材料により覆うことを特徴と するカテーテル。 ６．請求項５に記載のカテーテルにおいて、前記金属プレート（５）を湾曲させ て、冷却用流体を供給するパイプに接続された内側の空洞（７）を形成すること を特徴とするカテーテル。 ７．請求項５に記載のカテーテルにおいて、前記金属プレート（５）を冷却コイ ルを形成するために結合した２個の刻印された金属シートから構成したことを特 徴とするカテーテル。 ８．請求項１〜７のいずれか一項に記載のカテーテルにおいて、前記ハンドル部 材（２０）が中空シャフト（２３）を具え、当該シャフト（２３）がその一端に 摺動可能なピストン（２４）の出口を具え、当該ピストン（２４）がその近接端 部において電気ケーブル（１８）を、その遠方端部において人体組織用のサーミ スタを具え、該シャフト（２３）がその反対側の端部において結合本体（２２） を具え、当該結合本体（２２）が内側通路を具え、該内側通路はその一方の側で 前記中空シャフト（２３）と、その反対側で管状本体（１）と協働し、前記結合 本体（２２）が内側通路、ケーブル（８）用の第１の出口（２６）、冷却流体用 のパイプ（２７、２８）、空気袋を満たすために使用する水用のパイプ（２９） 及びバルーン部分（３）を膨張させるための空気用のパイプ（３０）、並びに電 気ケーブル（８、３２）用の第２の出口（３１）を具えることを特徴とするカテ ーテル。 ９．請求項１〜７のいずれか一項に記載のカテーテルにおいて、前記ハンドル部 材（２１）が中空シャフト（２３）を具え、当該シャフト（２３）がその一端に 摺動可能なピストン（２４）の出口を具え、当該ピストン（２４）がその近接端 部において電気ケーブル（１８）を、その遠方端部において少なくとも人体組織 用のサーミスタを具え、該シャフト（２３）がその反対側の端部において結合本 体（２２）を具え、当該結合本体（２２）はその一方の側で前記中空シャフト（ ２３）と、その反対側で管状本体（１）と協働し、前記結合本体（２２）が内側 通路、ケーブル（８、３２）用の出口（３３）、スタイレット又は案内ワイヤ用 の出口（３４）、及び冷却流体を循環させるための出口（３５、３６）を具える ことを特徴とするカテーテル。 １０．請求項８及び９に記載のカテーテルにおいて、前記摺動可能なピストン（ ２５）がその遠方端部に少なくとも人体組織用のサーミスタを、その近接端部に 人体組織用のサーミスタを無線周波発生器を接続するためのケーブル（１８）を 具えることを特徴とするカテーテル。