JP2001506438A - プログラマブルページングユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ページングレシーバの処理回路（３）は、識別指令に従ってラジオコールの中のトランスパレントデータと非トランスパレントデータとを識別できる。トランスパレントデータを受信すると、処理回路（３）は、メモリ手段（６）のトランスパレントデータメモリ（８）にデータを保存する。非トランスパレントデータを受信すると、処理回路（３）は、メモリ手段（６）の可変アプリケーションプログラムメモリ（１０）にデータを保存する。可変アプリケーションプログラムメモリ（１０）に保存されたデータは１つもしくはそれ以上の可変アプリケーションプログラムを表す。メモリ手段（６）は、アプリケーションプログラムなどのような形式の指令を翻訳するために適しているトランスレートプログラムを保存するトランスレートプログラムメモリ（９）からなる。コールを受信し処理した後に、処理回路は、上記に加えて、１つもしくはそれ以上の起動アプリケーションプログラムに従って操作を進行する。

Description

【発明の詳細な説明】 プログラマブルページングユニット 発明の背景 発明の分野 この発明は、受信回路と、受信回路に接続したアンテナと、受信回路に接続し た中央処理回路と、中央処理回路に接続した入力手段と、中央処理回路に接続し た出力手段と、中央処理回路に接続したメモリ手段とからなるプログラマブルペ ージングユニットであって、受信回路がアンテナを介してラジオ信号を受信する のに適していて、ラジオ信号を復調しかつ復調したラジオ信号に対応するコール 信号もしくはコールを処理回路に供給し、処理回路がコール中に存在するアドレ スをメモリ手段に記憶されかつユニット中に割り付けられている１つもしくはそ れ以上のアドレスとを比較し、そして、その比較が一致した場合には、メモリ手 段中にコールに存在するデータを保存し、かつ、入力手段を介して入力されたコ マンドの機能としての出力手段を制御するように構成されているプログラマブル ページングユニットに関するものである。 この種のページングユニットは一般的に公知である。かかるページングユニッ トは、受信したメッセージに存在するデータもしくはそれらの受信を通知するた めのデータを、選択可能かもしくは選択できない伝送コードスキームに従って受 信し、保存し、提供することからなるコール機能に、その用途が本質的には限定 されるという不利点を有する。かかるデータはトランスパレントデータと指称す ることができる。 本発明の目的は、公知のページングユニットの欠点を除去することである。 この目的は、請求の範囲第１項に記載するようなページングユニットによって 達成することができる。 本発明に係るページングユニットは、コール機能に追加された、公知もしくは 未知の数々の異なるアプリケーションもしくは機能に従って操作されるようにプ ログラマブルまたは再プログラマブルである。コール機能、特にユニットの使用 者の呼び出しは、下位に属し、動作さえしなくなりうる。可能なアプリケーショ ンのためには、僅か１つの物理的実施態様のページングユニットだけが必要であ る。その結果、ページングユニットは非常に広範に適用することができかつ安価 である。 本発明のその他の性質と利点は下記の図面の説明から明らかになるであろう。 図中において、図１は、本発明に係るページングユニットを示すブロック図で あり、図２は図１で示すページングユニットの操作を示すフローチャートである 。 図１で示すページングユニットは、アンテナ２からラジオ信号を受信し、受信 したラジオ信号を復調し、復調したラジオ信号に対応するデジタル出力信号を中 央処理回路３に供給するのに適した受信回路１から構成されている。処理回路３ は、入力手段４と、出力手段５と、メモリ手段６とに接続している。メモリ手段 ６は、コールならびに識別プログラムメモリ７と、トランスパレントデータメモ リ８と、トランスレートデータメモリ９と、可変アプリケーションプログラムメ モリ１０とから構成されている。 図１で示すページングユニットの操作は、図２で示すフローチャートを参照し て説明する。受信回路１のデジタル出力信号は、１つもしくはそれ以上のページ ングユニットおよびメッセージもしくはデータに割り当てられたアドレスを含む コール信号、略してコールとみなされる(ブロック２１)。処理回路３は、最初に 、コールならびに識別プログラムメモリ７に保存された初期コール処理プログラ ムに従って受信したコールを処理する。メモリ中には、例えば、トランスパレン トデータメモリ８と、ページングユニットに割り当てられた１つもしくはそれ以 上の個別アドレスならびに／もしくはグループアドレスが保存されている。初期 コール処理プログラムに従ってコールを受信したときに、処理回路３が受信コー ル中にメモリ８に保存されたアドレスと同一のアドレスを検出した場合には、受 信されたコールは現行のページングユニットのために意図されている（ブロック ２２）ものとみなされる。コールを受信しなかったりまたは正しいアドレスを有 するコールを受信しなかった場合には、つまり、ページングユニットに割り当て たアドレスが受信されなかった場合には、かかるコールは待機される（ブロック ２１に戻される）。 処理回路３が受信したコール（ブロック２１）中に正しいアドレスを検出した （ブロック２２）場合には、処理回路３は、メモリ７中に保存されているプログ ラムを用いてコール中に存在するデータがトランスパレントデータであるかどう かを検査する（ブロック２３）。トランスパレントデータは、いかなる処理をも 受ける必要のないところのデータならびに／もしくは実際にページングユニット を別の状態、例えばアラーム状態を設定することができるが、メモリ７中のプロ グラムによって指定されたようにページングユニットの操作を変更することはで きないところのデータを意味するものとして理解されている。受信したデータが トランスパレントデータである場合には、処理回路３はそのデータをトランスパ レントデータメモリ８（ブロック２４）に保存する。ページングユニットの使用 者から入力手段４を用いて付与されるコマンドに基づいて、受信したトランスパ レントデータは、有形の方法で（振動デバイスを用い て）ならびに／もしくは音声による方法でならびに／もしくは視覚による方法で 直ちに使用者に提示される場合とされない場合とがある。 処理回路３はデータがトランスパレントであるかどうか（ブロック２３）を識 別する工程以外は、上記説明は一般に公知のページングユニットに適用できる。 メモリ７中に保存されているコールならびに識別プログラムの識別機能（ブロ ック２３）に加えて、本発明に係るページングユニットは、トランスレートプロ グラムメモリ９と、可変アプリケーションプログラムメモリ１０とから構成され ている。処理回路３が受信したコールのデータをトランスパレントデータでない （ブロック２３）と確定した場合には、処理回路３はデータを可変アプリケーシ ョンプログラムメモリ１０に保存する(ブロック２５)。メモリ１０に保存された データは、非トランスパレントデータを含む１つもしくはそれ以上のコールを用 いて受信された１つもしくはそれ以上のアプリケーションプログラムを表す。ト ランスレートプログラムメモリ９は、メモリ１０に保存されたいずれのアプリケ ーションプログラムの命令ならびにデータを、処理回路３に適した形式に翻訳す るのに適したトランスレートプログラム（「インタープリータ」）を含んでいる。 コールがトランスパレントデータを含むかどうかを処理した後に、ページングユ ニットの操作、特に処理回路３の操作は、メモリ７に保存されたプログラムばか りではなく、メモリ１０中に保存された可変アプリケーションプログラムに従っ て（ブロック２６）進行する。可変アプリケーションプログラムに必要なデータ はメモリ１０ならびに／もしくはトランスパレントデータメモリ８に保存するこ とができる。 アプリケーションプログラムもしくはメモリ１０に以前保存されたアプリケー ションプログラムによって、または使用者によって入力手段４を介して付与され るコマンドに基づいて、メモリ１０に保存されたアプリケーションプログラムが 起動される。 メモリ１０には、１つもしくはそれ以上のコールによって繰り返し変更、置換 もしくは補完することができる１つもしくはそれ以上のアプリケーションプログ ラムが含まれているので、本発明に係るページングユニットは数多くのアプリケ ーションに従って簡単に操作するのに適するようにすることができる。上記アプ リケーションは、１人もしくはそれ以上の個人および／または操作対象に対して 特定化することができる。アプリケーションプログラムの例としては、パーソナ ルエレクトロニック人形「タマゴッチ」などのゲームプログラムと、株式取引価 格やプロセス測定値などの、トランスパレントデータとして受信される分析なら びにグラフ表示と、ストップウオッチとがある。ページングユニットのコールア ドレスに連結したいくつかのプログラムは、支払があった ときにだけ移送することができる。例えば、タマゴッチが死んだ後、アプリケー ションプログラムは動作しなくなり、使用者は始めて所望する新しい「人形」に 対して支払をしなければならなくなろう。ゲームプログラムはその際に伝送され た小さくてもよい更に別のアプリケーションプログラムによって再起動すること ができる。トランスミッタのオペレータは、この例においては、コールをするこ とからの標準の収入を受け入れることもできるが、かかるプログラムの使用を刺 激し、それによってコールからの収入が得られるようにその発生を刺激すること もできる。これらのアプリケーションならびにその他のアプリケーションは、本 発明に係る単一の物理的実施態様であるページングユニットを用いて実施するこ とができる。その結果、再生、保存の原価ならびに販売値段に対して相当の保留 ができる。 コールは、電話線でデータ入力ユニットに接続されているか、電話セットであ るかまたはコンピュータであるセンターから公知の方法に従って伝送することが できる。したがって、データ入力装置が非トランスパレントデータとして認識で きるデータの入力に適している限り、本発明に係るページングユニットを使用す るためには、伝送端で交換する必要はない。既存のシステムにページングユニッ トを使用するためには、処理回路３がコールのデータ中に特定の構造（バリュウ ーまたはバリュウーの組み合わせ）を持つデータの１つの項目もしくは複数の項 目を認識できるならば、実際のコールならびに／もしくはその後のコールは非ト ランスパレントデータを含んでいる（またはその逆である）と明記することがで きる。 特に公衆コールシステム（「広域ページング」、ＷＡＰ）において、承認されて いない個人が可変アプリケーションプログラムメモリ１０の内容を変更すること を防止するために、コールならびに識別プログラムメモリ７に保存されたプログ ラムは、非トランスパレントデータを受信したときに、正しいアクセスコードが 届いたかどうかまたは届きつつあるかどうか（ブロック２７）を検査する機能か ら構成されているのが好ましい。アクセスコードは、非トランスパレントデータ を含むコールと同時にまたは以前のコール（もしくは後からの確認コール）中の トランスパレントデータと同時に受信することができる。アクセスコードとそれ に連結する非トランスパレントデータは、例えば、ＲＳＡ符号化アルゴリズムを 用いて暗号化できる。符号化の場合には、アクセスコードは、データが解読され た後に個々に認識できる必要はないが、データの解読は処理可能なデータを生成 しなければならないという事実に隠すことができる。それにも拘わらず、解読さ れたデータはまた、例えば、ページングユニットによって認証されるべき発信者 を特定する別個のアクセスコードを含んでいてもよい。メモリ７に保存されてい るコール処理プログラムまたはメモリ１０に時 には保存されている可変アプリケーションプログラムは、かかる固有のもしくは 追加されたアクセスコードのための検査プロセスを変更するのに適していてもよ い。 メモリ手段６は種々の方法に工夫することができる。メモリ７と９とは例えば リードオンリーメモリ（ＲＯＭ）であり、メモリ８は例えば揮発性メモリ（ＲＡ Ｍ）であり、メモリ１０は例えば非揮発性書き換え可能メモリ（ＥＥＰＲＯＭも しくはフラッシュメモリ）であってもよい。メモリ手段６はまた単一の非揮発性 書き換え可能メモリから構成されていてもよい。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．受信回路（１）と、該受信回路（１）に接続したアンテナ（２）と、該受 信回路（１）に接続した中央処理回路（３）と、該中央処理回路（３）に接続し た入力手段（４）と、該処理回路（３）に接続した出力手段（５）と、該処理回 路（３）に接続したメモリ手段（６）とからなるページングユニットであって、 該受信回路（１）が該アンテナ（２）を介してラジオ信号を受信し、該ラジオ信 号を復調し、該復調ラジオ信号に対応するコール信号もしくはコールを該処理回 路（３）に供給するのに適していて、該処理回路（３）が該コール中に存在する アドレスを該メモリ手段（６）に保存しかつ該ユニットに割り付けられた１つも しくはそれ以上のアドレスと比較し、一致した場合に、該メモリ手段（６）中の コール中に存在するデータを保存し、かつ、該入力手段（４）を介して入力され たコマンドの機能としての該出力手段（５）を制御するように構成されているペ ージングユニットにおいて、該処理回路（３）がトランスパレントデータを受信 したときに識別指示に従ってコール中のトランスパレントデータと非トランスパ レントデータとを識別するのに適していること、該処理回路（３）が非トランス パレントデータを受信したときに該メモリ手段（６）のトランスパレントデータ メモリ（８）中にデータを保存すること、該処理回路（３）が該メモリ手段（６ ）の可変アプリケーションプログラムメモリ（１０）中にデータを保存すること 、該可変アプリケーションプログラムメモリ（１０）中に保存されたデータが１ つもしくはそれ以上の可変アプリケーションプログラムを表すこと、該メモリ手 段（６）がアプリケーションプログラムのような形式の指示を翻訳するために適 しているトランスレーションプログラムが保存されているトランスレートプログ ラムメモリ（９）とから構成されていること、かつ、コールを受信し、処理した 後に、該処理回路（３）が上記に加えて１つもしくはそれ以上の起動されたアプ リケーションプログラムに従って操作することを特徴とするページングユニット 。 ２．請求の範囲１項に記載のページングユニットにおいて、該処理回路（３） が最も新しく受信したアプリケーションプログラムを直ちに起動することを特徴 とするページングユニツト。 ３．請求の範囲１項に記載のページングユニットにおいて、該処理回路（３） が別のアプリケーションプログラムの操作に基づいてあるアブリケーションプロ グラムを起動することを特徴とするページングユニット。 ４．請求の範囲１項に記載のページングユニットにおいて、該処理回路（３） が該入力手段（４）を介して受信したコマンドに従ってアプリケーションプロ グラムを起動することを特徴とするページングユニット。 ５．前記請求の範囲のいずれか１項に記載のページングユニットにおいて、該 処理回路（３）がコールのデータの１つもしくはそれ以上の項目を所定の構造と 比較し、比較結果に基づいて、受信したデータがトランスパレントデータかもし くは非トランスパレントデータであるかを決定することを特徴とするページング ユニット。 ６．請求の範囲５項に記載のページングユニットにおいて、該特定の構造を有 するデータの１つもしくはそれ以上の項目を受信したときに、該処理回路（３） が後からのコールのデータを非トランスパレントデータとして処理することを特 徴とするページングユニット。 ７．前記請求の範囲のいずれか１項に記載のページングユニットにおいて、コ ールのデータの１つもしくはそれ以上の項目がアクセスコードを表し、該処理回 路（３）が該アクセスコードを検査し、正しいアクセスコードを受信した場合だ け、該処理回路（３）が受信した非トランスパレントデータを該可変アプリケー ションプログラムメモリ（１０）に保存することを特徴とするページングユニツ ト。 ８．請求の範囲７項に記載のページングユニットにおいて、正しいアクセスコ ードを受信したときに、該処理回路（３）が後からのコールの非トランスパレン トデータを該可変アプリケーションプログラムメモリ（１０）に保存することを 特徴とするページングユニット。