JP2001505551A - 不飽和炭化水素の分離回収法 - Google Patents

不飽和炭化水素の分離回収法

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Abstract

(57)【要約】 錯形成剤として、パラジウム、モリブデンおよび硫黄で表される単クバン−タイプクラスターを使用する不飽和炭化水素の選択的、かつ、可逆的な錯化により、その少なくとも1種の他の物質との混合物から不飽和炭化水素を分離回収するための方法が開示されている。

Description

【発明の詳細な説明】 不飽和炭化水素の分離回収法発明の背景 発明の分野 本発明は、不飽和炭化水素の選択的、かつ、可逆的な錯化による不飽和炭化水 素のその少なくとも1種の他の成分との混合物からの分離回収法に関し、さらに 詳しくは、錯形成剤としてパラジウム、モリブデンおよび硫黄で表される単クバ ン−タイプのクラスターを使用する前述の方法に関する。従来技術の説明 ガス状の炭化水素混合物を不飽和炭化水素類と可逆的な錯体を形成することの できる重金属塩の水溶液と接触させ、それによって、不飽和炭化水素類を錯化し 、このような水溶液によって抽出することによるガス状の炭化水素混合物から不 飽和炭化水素類を分離するための方法は周知である。水溶性の銀もしくは銅塩類 または錯体類は、このようなプロセスで不飽和炭化水素と可逆的な錯体を形成す ることができると報告されている。しかし、このような塩類または錯体類の少な くともあるものは、それより不飽和炭化水素類を分離するか、または、熱的に不 安定なアルケン類またはアルキン類と錯体を形成するガス状の混合物中にしばし ば存在するある種の物質によって悪影響を受けることが報告されている。 かくして、不飽和炭化水素類を含有する炭化水素混合物から不飽和炭化水素類 を分離するための前述の方法に使用される改良錯形成剤を開発することが非常に 望ましい。Dubois et al.の米国特許Nos.5,391,791;5,414,194;および、5,430 ,225には、新規なモリブデンスルフィドダイマー化合物およびそれらのオレフィ ンの分離およびアセチレンの除去プロセスにおけるそれらの使用が開示されてい る。開示されているダイマーは、モリブデンスルフィドダイマーのスルフィドリ ガンドがオレフィン結合の部位として作用するオレフィン類およびアセチレン類 のための錯形成剤として作用する。開示されているダイマーは、一般式: [(C55Mo)2(μ−S)4-X(μ−SR)Xn [式中、xは、0〜3であり、nは、0、+1または−1である。]を有する 。また、この構造は、ダイマーの水溶解度を高めるか、または、膜のような高分 子物質のマトリックス内にダイマーを組み込むために使用することのできる化学 的に反応性のリガンドを導入するために、アルカンジチオレート部分Rまたはシ クロペンタジエニル部分C55部分に形成することのできる置換のように修飾法 が限られている。その特許は、モリブデンおよび硫黄を含有し、水または水性シ ステムに有意な溶解度を有する化学的または熱的に可逆的なアルカンジチオレー トまたはアルケンジチオレート錯体を形成することのできる全ての化合物を包含 するのに適した水溶性モリブデン−スルフィドダイマーを定義している。 ダイマー錯形成剤は、当業者にとってなじみ深い、例えば、液体/液体、ガス /液体、液体/固体およびガス/固体分離法を含む分離プロセスに有用であると 開示されている。開示されているモリブデン−スルフィドダイマー類の使用によ る分離としては、オレフィン類のパラフィン類よりの分離(例えば、エチレンの エタンよりの分離およびプロピレンのプロパンよりの分離)、オレフィン類の分 離(例えば、プロピレンよりのエチレンの分離)、オレフィン異性体の分離(例 えば、cis−2−ブテンのtrans−2−ブテンよりの分離)、オレフィン 類のアルキン類よりの分離(例えば、エチレンのアセチレンよりの分離およびプ ロピレンのプロピンよりの分離)、ならびに、アルキン類のガス状炭化水素供給 流よりの除去、およびアルキン類の触媒による還元が挙げられる。 前述のDubois et al.の特許に開示されているモリブデンスルフィドダイマー 類は、Dubois et al.,J.Am.Chem.Soc.,Volume 101,pages 5245-5252(197 9);Dubois et al.,J.Am.chem.,Volume102,page 7456(1980);Dubois et al .,Inorg.Chem.,Volume 20,pages 3064-3071(1981);M.McKenna et al.,J .Am.Chem.Soc.,Volume 105,pages 5329-5337(1983);および、J.Birnbaum et al.,Organometallics,volume 10,pages 1779-1786(1991)の方法に従い合成 された。しかし、概して、このような合成は、長時間を要し、煩雑で、所望され る生成物の収率が低い。また、形成される生成物は、必要とされる水溶解度を達 成するために、さらに修飾する必要があることが多い。したがって、不飽和炭化 水素類を含有する多成分ガス状混合 物から不飽和炭化水素類を分離するための前述の方法において、不飽和炭化水素 類を選択的、かつ、可逆的に錯形成するための適当な錯形成剤として使用するこ とのできる別の物質を開発することが非常に望ましい。Murata et al.,J.Am.C hem.Soc.,Volume 116,page 3389-3398(1994)は、式:[PdMo34(H2O )9Cl]Cl3を有する新規混合金属クバンタイプのクラスターを形成するため の、式:[Mo34(H2O)9]Cl4を有する不完全クバン−タイプのクラス ターと、パラジウムブラックとの間の反応を開示している。この生成物を(a) 1,4,7−トリアザシクロノナン(tacn)で処理すると、十分に定義され た単クバン−タイプ(single cubane-type)のクラスター[PdMo34(ta cn)3Cl]Cl3を与えるか、または、 (b)4−トルエンスルホネート( TsO)で処理すると、式:[Pd2Mo68(H2O)18](OTs)8を有す る二重クバン−タイプ(double cubane-type)のクラスターを与え、ここで、2 つのPdMo34単位は、2つのPd−S結合によって結合されている。単クバ ン−タイプのクラスター[PdMo3(tacn)3Cl]Cl3は、単クバン− タイプのクラスター[PdMo34(tacn)3(L)]+4[式中、Lは、上 記考察したモリブデンスルフィドダイマー類とは対照的に、パラジウム部位に配 位したアルケンであり、金属ではなく、スルフィドリガンドが、オレフィン結合 の部位として作用する。]を形成するために修飾することができる。不飽和炭化 水素のその他の物質との混合物から不飽和炭化水素を分離回収するための方法に おいて不飽和炭化水素を選択的、かつ、可逆的に錯化するための錯形成剤として の前述の単クバン−タイプのクラスター、すなわち、[PdMo34(H2O)9 Cl]Cl3または[PdMo34(tacn)3Cl]Cl3の使用は、未だ研 究されてもおらず、提案されてもいない。本発明の目的 したがって、本発明の一般的な目的は、前述の望ましい特徴を付与し、前述の 問題点を克服する分離回収の前述した方法の改良法を提供することである。 さらに詳しくは、本発明の目的は、水溶性であり且つ水中で安定であり、やは りまた水溶性であり且つ水中で安定である不飽和炭化水素と可逆的な錯体を選択 的に形成する錯形成剤を使用する前述した方法の改良法を提供することである。 本発明のもう1つの目的は、比較的繁雑ではない合成法によって製造すること のできる錯形成剤を使用する前述した方法の改良法を提供することである。 本発明のさらなる目的は、その安定性および錯化活性が、それより不飽和炭化 水素が分離されるべき多成分ガス状混合物中に存在することの多いその他の物質 によって悪影響を受けない錯形成剤を使用する前述した方法の改良法を提供する ことである。 本発明のその他の目的および利点は、以下の説明および添付の請求の範囲を読 むことにより明らかとなるであろう。発明の概要 これら目的は、多成分供給ガス中の少なくとも1種の不飽和炭化水素をその少 なくとも1種の他の成分との混合物から分離回収するための本発明の方法であっ て:(a)その供給ガスと、錯形成剤としての、式: [(H2O)9Mo34PdX]X3 (式中、Xは、ハライドイオンである)で表され、ハロゲン化水素酸中少なくと も2モル濃度である単クバン−タイプのクラスターの酸性液体水性溶液とを、錯 形成剤が前述の少なくとも1種の他の成分とよりも前記少なくとも1種の不飽和 炭化水素と少なくとも1種の水溶性錯体を形成する実質的により大きな親和性を 有し、且つ、選択的に形成し、それによって、前述の少なくとも1種の不飽和炭 化水素の実質的部分が水溶液に溶解するような条件下で接触させ;(b)生成す る水溶液を供給ガスから分離し;(c)前述の少なくとも1種の錯体が解離し、 生成する少なくとも1種の解離不飽和炭化水素が水溶液からガス相にストリップ されるような条件下で、工程(b)からの水溶液をガス相と接触させ;(d)生 成するガス相を水溶液から分離する;ことを含む方法によって達成される。好ましい実施態様の詳細な説明 本発明の方法は、多種多様な多成分ガス流中のアルケン、アルキンまたは芳香 族化合物のような不飽和炭化水素の少なくとも1種をその少なくとも1種の他の 成分、例えば、アルカン;別の不飽和炭化水素;または、水素または窒素のよう な無機ガスとの混合物から分離するのに有用である。適した流としては、石油精 製所および化学プラント中に典型的に存在する多くの流が挙げられる。本発明の 方法における多成分供給ガスとして特に適した石油精製所または化学プラントに おける流は、廃棄流またはリサイクル流である。このような流は、エチレンおよ びエタンの混合物、または、プロピレンおよびプロパンの混合物、あるいは、そ のような混合物の双方、ならびに、その他の成分を含有することが多い。例えば 、製油所の接触クラッキングユニットからのオフガスは、エチレン、エタン、メ タンおよび水素の混合物を含有する。また、アルキル化ユニットへの供給物は、 典型的には、汚染プロパンと混合したプロピレンを含有し;プロピレンのプロパ ンからの分離は、より高いプロピレン含量を有する供給流の使用を可能とし、そ れによって、アルキル化ユニットの有効な閉塞排除(debottlenecking)を可能 とする。化学プラントにおいて、エチレンは、オレフィン類製造ユニットへの供 給物の一部として使用されるリサイクル流中;および、生成するオレフィン類製 造物の処理に使用されるデメタナイザー(demethanizer)からのオーバーヘッド 流中に必ずや存在する。エチレンもしくはプロピレンまたはその双方は、また、 種々の排気流中の成分であるか、または、化学プラントにおける種々の供給原料 中の汚染物として存在する。このような流は、全て、それより、1種以上の不飽 和炭化水素を本発明の方法によって分離することのできる混合物の適当な源であ る。概して、希釈不飽和炭化水素生成物を含有する流を生ずる数多くのプロセス が本発明の方法のための供給流源である。 不飽和炭化水素類、例えば、不飽和脂肪族炭化水素類の本発明の方法で使用す る錯形成剤との反応性は、概して、アセチレン類からジエン類へ、さらに、モノ オレフィン類へと低下し;飽和炭化水素類、特に、飽和脂肪族炭化水素類;およ び、無機ガス類、例えば、窒素または水素のような多くのその他物質は、本発明 の方法で使用する錯形成剤に対して、本質的に、非反応性である。また、不飽和 脂肪族炭化水素類のこれら前述のタイプの所定の1つの種々の構成要素は、本発 明の方法で使用される錯形成剤に対して異なる反応性を示すことが多い。かくし て、このような差異に基づき、本発明の方法は、パラフィン類をモノオレフィン 類より、ジオレフィン類をモノオレフィン類より、ジオレフィン類をアセチレン 類より、または、アセチレン類をパラフィン類、モノオレフィン類およびジオレ フィン類より分離するために使用することができ;同様に、同一類の異なる構成 要素が本発明の方法において使用される錯形成剤と反応して、種々の安定性また は種々の速度で錯体を形成する同一類のもう1つの構成要素から前述の類の1つ における所定の不飽和脂肪族炭化水素を分離するために使用することができる。 本発明の方法において、不飽和炭化水素または炭化水素類の供給ガス中での少 なくとも1種の他の成分との混合物は、錯形成剤として、式: [(H2O)9Mo34PdX]X3 (式中、Xは、ハライドイオン、好ましくは、クロライドまたはブロマイドで ある)で表され、ハロゲン化水素酸、好ましくは、塩化水素酸中2モル濃度であ る単クバン−タイプのクラスターの酸性水性液体溶液と接触させられる。 この錯形成剤は、例えば、Xがクロライドである時、以下の2工程処理法に従 い製造される: (1)3(NH4)2MoS4+NaBH4+4HCl→[(H2O)9Mo3S4]Cl4+8H2S+塩 (2)[(H2O)9Mo3S4]Cl4+Pd→[(H2O)9Mo3S4PdCl]Cl3 出発物質(NH42MoS4は、市販入手可能であるか、または、J.W.McDona 1d et al.,Syntheses and Characterization of Ammonium and Tetraalkylammo nium Thiomolybdates and Thiotungstates,"Inorganica chimica Acta,volume 7 2,pages 205-210(1983)によって報告されているように、Na2MoO4のNH4 中H2Sとの反応によって製造することができる。1つの例としての製造方法は 、T.Shibahara et al.,"Syntheses and Electrochemistry of Incomplete Cuba ne-TypeClusters with M3S4 Cores(m=Mo,W)に報告されている。“Inorg.Chem., volume 31,pages 640-647(1992)の[W34(H2O)9](CH364SO34 9H2O、Na2[W34(Hnta)3]5H2Oおよび(bpyH)5[W34 (NCS)9]3H2OのX線構造は、2段階の工程1で行う。このような製法に 基づき、第1のこのような段階は、50リットル反応器内で行い、これに879 グラムの(NH42MoS4の20リットル水溶液を加え、ついで、約0〜10 ℃に冷却した。NaBH4870グラムの水溶液8リットルおよび12MのHC lの8リットルの反応器内の水溶液への添加は、激しく撹拌しながら、2時間か けて40〜50ミリリットルアリコートで交互に行った。添加の間に、反応混合 物 の温度は、41℃まで上昇した。添加の終了時に、12MのHClの10リット ルの最終量を加えた。このような第2の段階において、反応混合物は、ついで、 加熱マントルおよび空気散布導入口を備えた100リットルの反応器へと移した 。反応混合物は、錯体を酸化するために、迅速に撹拌し反応混合物に空気をバブ ルさせつつ、加熱還流した。反応は、約20時間進行させ、その後、反応混合物 を2回濾過した。第1の濾過は、塩類を除去するために、粗い濾紙を通し、第2 の濾過は、微細なフィルターを通した。濾過を行った後、溶液をShephadexカラ ムに載せ、溶離液として2Nの塩化水素酸を使用してクロマトグラフィーにかけ ると、緑色の生成物が収集された。カラムは、水中2キログラムのShephadexか ら調製した。 生成するトリマーは、50〜70mol%の収率で製造され、以下の構造を有し た: 工程(2)でのパラジウム誘導体の形成は、概して、Murata et al.の“Synth esis and Mixed-Metal Sulfide Cubane-Type Clusters with theNovel PdMo3S4 Core and Reactivities of the Unique Tetorahedral PdSite Surrounded by Su 1fide Ligands toward Alkenes,Co,BuNc,andAlkynes,"J.Am.Chem.Soc., volume 116,pages 3389-3398(1994)に開示された合成によって達成された。ト リマーのパラジウムブラックとの工程(2)における反応は、Murata et al.に おいて、10モル過剰のパラジウム金属を必要とすることが報告されているが、 2モル過剰のパラジウム金属で十分であることが判明した。 工程2において、工程(1)からの反応混合物は、2Nの塩化水素酸3.5リ ットルに1124グラム秤取し、アルゴンでガス抜きし、166グラムのパラジ ウムブラックをそれに加えた。反応混合物は、アルゴン雰囲気下に保ち、全体と して24時間の間撹拌した。ついで、アルゴン下、反応溶液を濾過した。パラジ ウム−含有クバン−タイプのクラスター溶液を、アルゴン雰囲気下、空にした褐 色ビンに移し、ついで、このビンは、安全な密閉シールキャップで密閉した。生 成するパラジウム誘導体は、ほぼ8重量%の収率で製造され、以下の構造式を有 した: 実験的な試験は、生成されるパラジウム含有単クバン−タイプのクラスターが 本発明の方法で有効な錯形成剤として働くための必要とされる特性を全て有する ことを示す。それは、0.48mol/リットルのレベルで水に溶解する。また 、このパラジウム含有錯形成剤は、本発明の方法で不飽和炭化水素類を錯化する のに非常に有効に機能する。例えば、プロピレンと接触させる時、9〜15モル %のプロピレンが、水または2モル濃度の塩化水素酸中でパラジウム含有錯形成 剤の0.48モル濃度溶液のわずか2ミリリットルの体積に取り込まれる。さら に、錯形成反応は、完全に、可逆的であり、室温におけるアルゴンまたは窒素に よるパージは、前述の錯形成剤の溶液から不飽和炭化水素を取り出すのに十分で ある。 さらに、このパラジウム含有単クバン−タイプのクラスターは、本発明の方法 において錯形成剤として独特の活性を示した。例えば、銀、金、ニッケル、鉄、 水銀または銅のようなその他の金属類を上記合成の工程(2)におけるパラジウ ムの代わりに使用する時、その結果は、パラジウムを使用する時よりも実質的に 異なる。特に、銀または金を工程(2)においてパラジウムの代わりに使用する 時、銀も金もモリブデンスルフィドトリマーと反応せず、銀−含有または金−含 有クバン−タイプのクラスターは形成されない。鉄、水銀または元素状の銅を工 程(2)においてパラジウムの代わりに使用する時、鉄−、水銀−または銅−含 有クバン−タイプのクラスターが形成されるが、不飽和炭化水素と反応または錯 化しない。同様に、上記した式(1)のパラジウムを含まない生成物は、不飽和 炭化水素と反応または錯化しない。また、[(H2O)9Mo34PdCl]Cl3 の4−トルエンスルホネート(TsO)との反応によって形成される二重クバ ン−タイプ(double cubane-type)のクラスターは、Murata et al.により報告さ れているように、不飽和炭化水素類と反応も錯化もしない。ニッケルまたは第1 銅イオンを工程(2)におけるパラジウムの代わりに使用する時、ニッケル−ま たは銅−含有クバン−タイプのクラスターが形成されるが、各々、不飽和炭化水 素類と反応して、不可逆的な錯体を形成する。かくして、[(H2O)9Mo34 PdX]X3は、本発明の方法における錯形成剤として唯一適している。 さらに、本発明の方法において使用されるパラジウム含有錯形成剤中の対アニ オンとしてのハライドイオンの置換は、錯形成剤が不飽和炭化水素類を錯化する ことの失敗または錯形成剤と不飽和炭化水素類との間の不可逆的または不安定な 錯体の形成のいずれかを生ずる。これは、置換対アニオンがボロフルオライド( BF4)である時でさえもありうる場合である。 また、前述のパラジウム含有錯形成剤は、塩化水素酸または臭化水素酸がその 酸であり、少なくとも2モル濃度で存在する酸性水溶液中で、本発明の方法にお いて使用される。塩化水素酸または臭化水素酸がもう1つの酸、例えば、硫酸に よって水溶液中で置換される時、前述の錯形成剤によって錯化され、水溶液中に 抽出される不飽和炭化水素の相対量でドラスチックに減少する。さらに、本発明 の方法において使用される錯形成剤は、さらに安定であり、水単独よりも少なく とも2モル濃度の塩化水素酸または臭化水素酸の水溶液にさらに溶解性である。 本発明の方法において多成分供給ガスとして特に適当な石油精製所または化学 プラントにおける流の多くは、前述の錯形成剤の安定性または錯形成活性に悪影 響を及ぼすかも知れない成分を含有する。したがって、本発明の方法において使 用される錯形成剤の重要な特性は、供給ガスにおけるこのような潜在的に有害な 成分の存在におけるその安定性および錯形成活性である。実験的な試験は、本発 明の方法において使用される錯形成剤の安定性および錯形成活性が供給ガス中の 水素、COS、アセチレン、メチルアセチレン、プロピレンジエンまたは塩化カ ルシウムによって悪影響を受けないことを示す。また、本発明の方法で使用され る錯形成剤は、酸素または空気の存在で安定で、4日間までも安定あり、その時 間後、錯形成剤は分解される。さらに、供給ガスが15〜150ポンド/平方イ ンチゲージの圧力で50重量%の水素を含有する時でさえ、錯形成剤は、不飽和 炭化水素と錯化するが、オレフィン類のパラフィン類への水素化を有意に促進す ることはない。しかし、本発明の方法において使用される錯形成剤は、供給ガス 中に一酸化炭素が存在する時、その活性に若干の低下を生ずるが、供給ガス中に 硫化水素が存在する時には、不安定である。 本発明の方法は、工程(a)で、錯形成剤が供給ガスの前述の少なくとも1種 のその他成分とよりも少なくとも1種の不飽和炭化水素成分と少なくとも1種の 水溶性錯体を形成し、選択的に形成するための実質的により大きな親和性を有し 、その少なくとも1種の不飽和炭化水素成分の実質的な部分が、それによって、 水溶液に溶解するような条件下で、前述の錯形成剤の酸性水性液体溶液と、前述 の供給ガスとを接触させることによって行われる。しかる後、生成する水溶液は 、工程(b)で、供給ガスから分離され、工程(c)で、前述の少なくとも1種 の錯体が解離し、生成する少なくとも1種の解離不飽和炭化水素が水溶液からガ ス相にストリップされるような条件下で、ガス相、好ましくは、ストリッピング ガスと接触される。生成するガス相は、ついで、工程(d)で水溶液から分離さ れる。 工程(a)で使用される条件は、第1の温度、第1の圧力、錯形成剤の水溶液 中での濃度、水溶液のpH、水溶液と供給ガスとの相対量および接触時間の長さ 、錯形成剤が水溶液に溶解し安定である時間、錯形成剤がその少なくとも1種の 不飽和炭化水素の実質的な部分を錯化して水溶液中で安定、かつ、溶解性の錯体 を形成する時間を含む。不飽和炭化水素がエチレンまたはプロピレンである時、 第1の温度は、約0℃から、好ましくは、約20℃から、さらに好ましくは、約 25℃から、約200℃まで、好ましくは、約200℃まで、さらに好ましくは 、約70℃までの範囲内であり;第1の圧力は、約0ポンド/平方インチゲージ から、好ましくは、約15ポンド/平方インチゲージから、さらに好ましくは、 約 15ポンド/平方インチゲージから、約600ポンド/平方インチゲージまで、 好ましくは、約600ポンド/平方インチゲージまで、さらに好ましくは、約3 00ポンド/平方インチゲージまでの範囲内である。 工程(c)で使用される条件は、第2の温度、第2の圧力、水溶液およびガス 相の相対量、接触時間の長さ、および、所望により、ストリッピングガスまたは パージガスの使用、不飽和炭化水素(類)を含有する錯体が解離し、解離した不 飽和炭化水素が水溶液からガス相にストリップされる時間を含む。不飽和炭化水 素がエチレンまたはプロピレンである時、第2の温度は、約0℃から約200℃ までの範囲内であり、第2の圧力が、約0〜約600ポンド/平方インチゲージ の範囲内であり、第2の温度は、工程(a)で使用される第1の温度よりも、約 0℃から、好ましくは、約0℃から、さらに好ましくは、約0℃から、約99℃ まで、好ましくは、約50℃まで、さらに好ましくは、約35℃まで高いか、ま たは、第2の圧力が、工程(a)で使用される第1の圧力よりも、約0ポンド/ 平方インチゲージから、好ましくは、約0ポンド/平方インチゲージゲージから 、さらに好ましくは、約0ポンド/平方インチゲージから、約500ポンド/平 方インチゲージまで、好ましくは、約300ポンド/平方インチゲージまで、さ らに好ましくは、約50ポンド/平方インチゲージまで低いか、あるいは、その 双方である。 好ましくは、工程(c)で使用されるガス相は、水性液体溶液を通るかまたは 水性液体溶液と接触するストリッピングガスまたはパージガスである。しかし、 このようなガス相は、また、減圧下または実質的に減圧下での定常的なガスであ ってもよく、水性液体溶液と接触させられる。 本発明の方法において工程(a)および工程(c)の各々を実施するために、 いずれの便宜的慣用的な方法をも使用することができる。また、工程(a)およ び工程(c)は、同一の方法によるか、または、異なる方法によって実施するこ とができる。例えば、輸送促進膜技術は、本発明の方法において工程(a)およ び工程(c)を実施するのに適した公知の分離技術である。それは、実験室にお いて、オレフィンを炭化水素含有供給流から取り出すようなガス流成分の選択的 な分離について実証されている。Sirkarの米国特許No.4,750,918は、平担な シート膜に対抗して、中空繊維膜の使用を含む輸送促進タイプを開示している。 この開示においては、平担なシート固定膜で遭遇することの多い乾燥問題を回避 するために、供給および回収中空繊維を液体浴に浸漬する。ガス類は、供給中空 繊維の壁を透過し、液体浴を横切って拡散し、回収中空繊維の内腔へと透過する 。 S.Majumdar et al.,A New Liquid Membrane Technique for Gas Separation ,"A.I.Ch.E.Journal,volume 34,No.7,pages 1135-1145は、供給ガスお よびスイープガスが2つの異なる1組の疎水性微孔質の中空繊維の管腔を通過す るが、殻側の液体が膜として作用するガス混合物のための液体膜分離技術を開示 している。この技術は、小さな外径と透過体殻とを有する疎水性微孔質中空繊維 の緻密な集団の使用を含む。このような中空繊維アセンブリにおいて、隣接する 繊維間の空間には、液体膜として機能するように選択された水性液体が充填され る。1組の中空繊維は、高圧供給ガスを搬送し、他方、第2組の中空繊維は、通 常、供給圧力よりもかなり低い圧力でスイープガスを搬送する。理想的には、繊 維束は、供給ガス搬送繊維がスイープガス搬送繊維に直隣接するように配列され る。水および電解質溶液は、液圧が10〜15気圧を上回らない限り、これら疎 水性繊維の孔を浸透することはない。供給ガス種は、供給繊維外側表面の穴口で 膜液体と接触する。これらは、供給ガス膜液体界面で溶解し、液体膜を通して最 も近いスイープ繊維の開口へと拡散し、そこで、これらは、脱着される。脱着さ れたガス類は、不活性スイープガスによってスイープ繊維管腔を通って搬出され る。繊維間の膜液体は、通常、定常的である。 Z.Qi et al.,Microporous Hollow Fibers for Gas Absorption,"J.Membra ne sci Volume 23,page 321(1985)は、吸着モードにおいて1つ、かつ、脱着モ ードにおいて別の1つのガス分離用の2つの疎水性微孔質中空繊維モジュールの 使用を開示している。R.Creusen et al.の1994年7月11日に出願され、1995年1 月18日にこ公開公報No.0634204 A1として公開されたヨーロッパ特許出願No.94 201995.1は、第1段階で、非多孔質活性相を備えた第1の半選択的ガス分離膜の 1つの側に、流体混合物を超大気圧で通し、このような第1の膜の他の側に沿っ て液体錯形成剤を通すと、そこで、不飽和炭化水素は、膜および錯形成剤の界面 で錯化を通して結合されるその他の炭化水素との流体混合物から 不飽和炭化水素を分離するための方法および装置を開示している。第2の段階で 、温度の上昇につれて、不飽和炭化水素が錯形成剤から解離し、錯形成剤および 解離した不飽和炭化水素の生成混合物が分離され、ついで、錯形成剤がリサイク ルされる。好ましくは、錯形成剤および解離された不飽和炭化水素の混合物が超 大気圧で非多孔質活性層を備えた第2の半選択的膜の1つの側へと通過し、そこ で、不飽和炭化水素は、第2の膜の他の側へと移動し、排出される。このような 方法および装置の開示した利点は、第1の段階における錯化反応を含む吸着プロ セスが分離され、第2段階における解離反応を含む脱着プロセスから独立して調 整可能であり、形成された錯体の実質的な解離が温度上昇を使用することによっ て達成することである。 上記説明より、本発明の目的が達成されたことは明らかである。幾つかの実施 態様および種々の変形例のみを記載したが、当業者であらば、上記説明より、多 数の別途実施態様および種々の変形例が明らかとなるであろう。これら変更例お よび実施態様は、等価なものと考えることができ、本発明の精神および範囲内に 入るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 アサロ,マリアンナ・エフ アメリカ合衆国カリフォルニア州94002, ベルモント,ラッセン・ドライブ 1121

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 多成分供給ガス中の少なくとも1種の不飽和炭化水素をその少なくとも1 種の他の成分との混合物より分離回収するための方法であって、 (a) その供給ガスと、錯形成剤として、式: [(H2O)9MO34PdX]X3 (式中、Xは、ハライドイオンである)で表され、ハロゲン化水素酸中少なくと も2モル濃度である単クバン−タイプのクラスターの酸性液体水性溶液とを、錯 形成剤が、前述の少なくとも1種の他の成分とよりも前記少なくとも1種の不飽 和炭化水素と少なくとも1種の水溶性錯体を形成する実質的により大きな親和性 を有し、且つ、選択的に形成し、それによって、前述の少なくとも1種の不飽和 炭化水素の実質的部分が水溶液に溶解するような条件下で接触させ; (b) 生成する水溶液を供給ガスから分離し; (c) 前述の少なくとも1種の錯体が水溶液中で解離し、生成する少なくと も1種の解離不飽和炭化水素が水溶液からガス相にストリップされるような条件 下で、工程(b)からの水溶液をガス相と接触させ; (d) 生成するガス相を水溶液から分離する; ことを含む方法。 2. Xがクロライドまたはブロマイドであり、工程(a)で使用される水性液 体溶液が、塩化水素酸または臭化水素酸中少なくとも2モル濃度である、請求の 範囲第1項に記載の方法。 3. 工程(a)で使用される条件が、第1の温度と第1の圧力とを含み、第1 の温度が、約0℃〜約200℃の範囲内であり、第1の圧力が、約0〜約600 ポンド/平方インチゲージの範囲内である、請求の範囲第1項に記載の方法。 4. 第1の温度が、約20℃〜約200℃の範囲内である、請求の範囲第3項 に記載の方法。 5. 第1の温度が、約25℃〜約70℃の範囲内である、請求の範囲第4項に 記載の方法。 6. 第1の圧力が、約15〜約600ポンド/平方インチゲージの範囲内であ る、請求の範囲第3項に記載の方法。 7. 第1の圧力が、約15〜約300ポンド/平方インチゲージの範囲内であ る、請求の範囲第6項に記載の方法。 8. 工程(c)でのガス相が、ストリッピングガスまたはパージガスである、 請求の範囲第1項に記載の方法。 9. 工程(c)で使用される条件が、第2の温度と第2の圧力とを含み、第2 の温度が、約0℃〜約200℃の範囲内であり、第2の圧力が、約0〜約600 ポンド/平方インチゲージの範囲内であり、第2の温度が、工程(a)で使用さ れる第1の温度よりも約0℃〜約99℃高いか、または、第2の圧力が、工程( a)で使用される第1の圧力よりも約0〜約500ポンド/平方インチゲージ低 いか、あるいは、その両方である、請求の範囲第1項に記載の方法。 10. 第2の温度が、工程(a)で使用される第1の温度よりも約0℃〜約5 0℃高い、請求の範囲第9項に記載の方法。 11. 第2の温度が、工程(a)で使用される第1の温度よりも約0℃〜約3 5℃高い、請求の範囲第10項に記載の方法。 12. 第2の圧力が、工程(a)で使用される第1の圧力よりも約0〜約30 0ポンド/平方インチゲージ低い、請求の範囲第9項に記載の方法。 13. 第2の圧力が、工程(a)で使用される第1の圧力よりも約0〜約50 ポンド/平方インチゲージ低い、請求の範囲第12項に記載の方法。 14. 不飽和炭化水素が、エチレンおよびプロピレンの少なくとも1種を含み 、それより不飽和炭化水素が分離される前述の他の成分が、エタン、プロパン、 窒素および水素のうちの少なくとも1種を含む、請求の範囲第1項に記載の方法 。 15. 供給ガスが、少なくとも2種の不飽和炭化水素を含む、請求の範囲第1 項に記載の方法。 16. 工程(a)で、供給ガス中の各不飽和炭化水素が、前述の錯形成剤と錯 体を形成し、工程(c)で、前述の各錯体が解離し、生成する解離不飽和炭化水 素が、単一段階で、水溶液からガス相へとともにストリップされる、請求の範囲 第15項に記載の方法。 17. 供給ガスが少なくとも2種の不飽和炭化水素類を含み;その各々が、工 程(a)で前述の錯形成剤と錯体を形成し;工程(c)で前述の錯体の少なくと も1種を解離し、生成する少なくとも1種の解離不飽和炭化水素が水溶液からガ ス相にストリップされ;少なくとも1種の不飽和炭化水素が水溶液中で錯形成剤 で錯化されたままであり、工程(d)でガス相から水溶液中に分離され;しかる 後、水溶液中の前述の少なくとも1種の錯体が解離し、生成する少なくとも1種 の解離不飽和炭化水素がガス相にストリップされ、ついで、それが工程(f)で 水溶液から分離されるような条件下で、分離された水溶液が工程(e)でガス相 と接触させられる、請求の範囲第9項に記載の方法。
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