JP2001505398A - 電気機械 - Google Patents

電気機械

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Abstract

(57)【要約】 電気機械は、列に配置された複数の歯部(11C)を有する強磁性の第1の部分(11)と、第1の部分(11)の歯部(11C)の列に対面し、空隙(18)によって歯部の列から隔てられた極列に配置された複数の極(16,17)を有する強磁性の第2の部分(12)と、第1および第2の部分(11,12)を支持して空隙(18)に沿って相対的に移動させるための軸受手段と、第1の部分(11)に関連し、空隙に沿って連続して移動する多極性の磁界を発生し、空隙(18)を介して第1および第2の部分(11,12)を結合するための巻線手段(15)とを含む。移動する磁界は偶数の極と、第2の部分(12)の極列の極ピッチに対応する極ピッチとを有する。第2の部分(12)の極列の少なくともいくつかの極の少なくとも1つのセクションにより軟磁性突出極(17)が形成され、この軟磁性突出極のうち空隙(18)に沿った長さの少なくとも一部分が、空隙に面する表面に飽和磁束密度を有し、この飽和磁束密度は、第1の部分(11)の歯部の列の歯部(11C)の磁気飽和を引起す空隙の磁束密度よりも高くない。

Description

【発明の詳細な説明】電気機械 この発明は、移動する磁界によって機械の部分の相対的な移動を引起す、電気 機械、モータまたは発電機に関する。特にこの発明は、独立クレームの、前提部 分において定義された種類の機械に関する。 便宜上、以下に記載するこの発明の説明は、回転機械であって、すなわち、巻 線を保持する部分が静止しておりステータ(stator)とされ、他の部分がロータ(r otor)とされステータ内で回転するよう取付けられるものに限られる。ステータ の歯部およびロータの極は同心の環状の列に配置され、円筒形の空隙によって隔 てられる。しかしながら、容易に理解されるように、部分の相対的な移動は回転 移動である必要はなく、直線状または曲線状の相対的な移動であってもよい。相 対的な回転移動および直線状の相対的な移動を組合せることもこの発明の範囲内 である。さらに、ステータはロータの内部に位置付けられてもよく、空隙は円筒 形である必要はなく、たとえば断面がアーチ形または円錐形であってもよい。 この発明が関係する種類の一般的なタイプのモータでは、ロータの極は一般的 に半径方向に分極化した永久磁石を含み、それの極性は円周方向に交番する。永 久磁石はロータの円周表面上に取付けられてよく、またはロータの窪みに取付け られてもよい(埋込まれたまたは収容された磁石)。通常は表面に磁石が取付け られたモータが好ましい。なぜならそれらは、他の磁石取付設計を有するモータ よりもより経済的に、高価な永久磁石材料を利用するからである。 この発明の目的は、モータによって発生するトルクを比較的少量だけ減じるこ とにより永久磁石材料の量を大幅に減少させることである。 この発明のさらなる目的は、いわゆる弱め界磁モードにおける動作を行なう種 類の機械を提供することであり、ロータの表面に永久磁石が取付けられた公知の 機械はこのような動作に関して厳密に制限される。 この発明は2つの観察事項の組合せに基づく。 第1に、高性能な永久磁石と、永久磁石の残留磁気とほぼ同じ飽和磁束密度を 有する軟鉄本体とは、外部磁界が永久磁石の本来の分極方向に作用する場合 には常に、磁気特性に関して非常に類似している。 第2に、表面に取付けられた永久磁石を備え、サーボ増幅器などの適切に調節 された電子ドライブによって電力供給される上記の種類の永久磁石モータでは、 各永久磁石の体積のうち半分しか減磁界にさらされず、もう半分は永久磁石の本 来の分極方向の磁界にさらされる。 これらの観察事項より、後に述べた体積のうちかなりの部分を、適切なレベル の飽和磁束密度を有する軟磁性材料の本体と置換することができると結論付ける ことができる。 この発明の1つの局面によると、下記の種類の電気機械が提供される。すなわ ちこの電気機械では、 第2の部分の極列のうち偶数の極の各々が、永久磁極セクション(permanent-m agnetic pole section)と、隣接した軟磁極セクション(soft-magnetic pole sec tion)とを含み、 永久磁極セクションおよび軟磁極セクションは空隙沿って隔てられ、 軟磁極セクションのうち空隙に沿った長さの少なくとも一部分は、空隙に面す る表面において、第1の部分の歯列の歯部の磁気飽和を引起す空隙の磁束密度よ りも高くない飽和磁束密度を有する。 この発明のこの局面に従うモータでは、高価な永久磁性材料のおよそ50%を 、トルクのうち大きな部分を損失することなく、安価な軟磁性材料と置換するこ とができる。 この発明の別の局面によると、下記の種類の電気機械が提供される。すなわち この電気機械では、第2の部分の極列の少なくともいくつかの極の少なくとも1 つのセクションが軟磁極をなし、軟磁極のうち空隙に沿った長さの少なくとも一 部分は、第1の部分の歯列の歯部の磁気飽和を引起す空隙の磁束密度よりも高く ない飽和磁束密度を、空隙と向かい合う表面に有する軟磁極をなす。 第2の局面に従うモータでは永久磁石を全部省いてもよい。このように永久磁 石を省くことにより、第1の局面に従うモータと比較してトルクが結果としてか なり減少するが、それでもなお、永久磁石を持たない従来の磁気抵抗モータと比 較すると改良が見られる。実際に、損失したトルクの部分はステータのボ アの直径を増加することにより回復できる。なぜなら、永久磁石を省くことによ り結果として生じるステータのヨークまたはバックアイロン(backiron)部分の磁 束の半径方向の減少によりバックアイロンの断面積が減少し、ロータの直径の増 加に備えることができるからである。 以下に添付の図面を参照してこの発明をより詳細に説明する。 図1は、この発明を実現する電気モータの断面図である(電流を伝える巻線に 対応する磁界パターンが示される)。 図2は、図1の線II−IIに沿った長手方向の断面図である。 図3は、空隙内から見たロータ極列の部分図である(図面の便宜上ロータ極セ クションの軸方向の寸法は円周方向の寸法とは比例していない)。 図4は、図3に対応するが、変形された極配置を示す図である。 図5Aおよび図5Bは、先行技術のモータとこの発明に従う匹敵するモータと をそれぞれ示す図である。 図6および図7は、この発明の特徴的な動作上の特徴を示す図である。 図8は、図1および図2に示される電気モータのロータの、変形された実施例 を示す断面図である。 図8Aは、図8の線8A−8Aに沿った、わずかに拡大された断面図である。 図8Bおよび図8Cは、図8に示されるロータの、連続したラミネーションを 示す立面図である。 図1および図2の例で示されるモータは回転モータであり、以下ステータと呼 ぶ軟磁ラミネートされた(soft-magnetic laminated)第1のモータ部分11と、 以下ロータと呼ぶ軟磁ラミネートされた第2のモータ部分12とを含み、この第 2のモータ部分12は軸Cを中心にステータに対して回転するようステータ11 の内部に取付けられる。軸受14に支持されたロータシャフト13は、ステータ に対して固定された位置にロータを支持する。ステータおよびロータのラミネー ションを形成する薄い電気鋼プレート11Aおよび12Aは、軸Cに対して垂直 な面におかれる。 三相巻線15がステータ11上に設けられ、円周方向に延びるステータの歯部 11Cの列によって隔てられた、軸方向に延びる複数のステータスロット1 1Bに位置付けられる。巻線15は異なった形であってもよい(たとえばT. Wien 1949,pp 102-105を参照)。たとえば、その各コイルがいくつかの歯部を 囲むラップ巻線(lap winding)であってもよい。関連した巻線15を含むステー タ11は全く従来の態様で設計されてもよく、たとえば従来の誘導モータステー タとして製造されてもよい。示される例では、巻線コイルにより、連続して移動 する、すなわち一定のまたはモータが定常動作を行うサイクルにわたって実質的 に一定の速度で移動する6極磁界を発生する。 ロータ12の円筒形表面上には、その極性が円周方向に交番する、半径方向に 磁化された均一に隔てられた6つの永久磁石16が取付けられる。均一に隔てら れロータと一体的に形成された6つの軟磁性ロータ突起部17は、隣接する永久 磁石16と円周方向に交互に配置され、かつそれから円周方向に隔てられる。永 久磁石16と軟磁性ロータ突起部17とにより、円周方向に延びるロータ極セク ション16および17の輪または列Rが形成され(図3も参照)、ここでは各永 久磁極セクション16は隣接する軟磁極セクション17と機能的に関連する。ロ ータ極セクション16を隣接するロータ極セクション17から隔てるギャップは 極セクションの円周方向の幅に対して狭く、場合によっては存在しないかもしれ ない。 ロータ極セクション16および17の列Rはステータの歯部11Cの輪と対面 し、狭い円筒形の空隙18によってそれから隔てられる。 図2に最良に示されるように、突出した軟磁極セクション17を形成するロー タの部分では、第2のラミネーションプレート12A’のすべてが、隣接するラ ミネーションプレート12Aに対して短くされ、これにより、これらの極セクシ ョンはしっかりと積み重ねられた電気鋼プレートの部分によってではなく、空気 によって隔てられたプレート部分によって形成される。 磁気的には、交互に配置されたロータラミネーションプレート12A’をこの ように減少または短縮化し、軟磁極セクション17の設計をこれにより「薄くす る(thin)」ことにより、対応する十分にまたはしっかりと積み重ねられた極セク ションの飽和磁束密度と比較して、空隙18に面する極セクション17 の表面にわたる飽和磁束密度の平均値が半分になるという効果が生まれる。飽和 磁束密度の低下の度合を大きくしたりまたは小さくしたりすることは、たとえば 交互のプレートを減少または短縮化させる量を変更することによって達成できる 。 軟磁極セクション17の飽和磁束密度を同様に低下させることは、図示される ようにいくつかのラミネーションプレートを短縮化する以外のやり方でも達成で きる。たとえば、すべてのプレートが同じ半径方向の寸法を有し、軟磁極セクシ ョンを形成する部分に代わりに窪みを備えてもよい。このような窪みは磁束にさ らされるプレートの断面積を制限する役割を果たし、軟磁極セクションの断面に わたって実質的に均一に分散されるべきである。それらは穴の形であってもよく 、すなわち閉じた輪郭を有し、空隙までは開かない開口であってもよく、または 狭い通路を介して空隙と連通する開口であってもよい。この改善は、隣接するプ レートを異なった度合で後退させることにより達成することができる。 さらに、軟磁極セクションを軟磁性材料と非磁性材料との複合材料から作るこ とも可能であり、前者の材料は後者のマトリックスに分散された粒子の形であり 、または非磁性材料の圧密フレーク(compacted flake)から作られてもよい。 軟磁極セクション17については、空隙18と隣接する極セクションの部分の 飽和磁束密度を低下させるだけで十分である。好ましくは、低い磁束密度を示す 表面層の半径方向の寸法または深さは、空隙18の、対応する寸法に少なくとも ほぼ等しいが、永久磁極セクション16の半径方向の寸法よりも実質的に大きく はない。 さらに、いかにして軟磁極セクション17の飽和磁束密度を低下させるかに関 係なく、飽和磁束密度は好ましくはステータの歯部11Cの飽和を引起す空隙の 磁束密度よりも高くてはならない。換言すると、軟磁極セクション17の飽和は 、、磁気回路のステータの歯部または何らかの他の部分が飽和状態になる前に起 こる必要がある。 軟磁極セクションの飽和磁束密度は好ましくは永久磁極セクションの残留磁気 と実質的に等しいべきであるが、場合によっては、軟磁極セクション17の 飽和磁束密度を幾分高くすることによってモータの性能が改善されることもある 。 軟磁極セクション17がそれらの円周方向の長さ全体にわたって上述の表面飽 和特性を有するようにする必要はないことに注目されたい。特にモータが1方向 にのみトルクを発生するように適合される場合には、軟磁極セクションがそれら の先端部分にわたってのみ表面飽和可能であるだけで十分である。それらは当然 、軸方向の長さにわたって表面飽和可能である必要がある。 各軟磁極セクション17は、隣接する極セクション16および17間での不所 望な磁気漏れが最小になるよう、隣接する永久磁極セクション16から隔てられ るべきである。 図1および図2に示される実施例では、永久磁極セクション16の円周方向の 長さは軟磁極セクション17のものとほぼ同じである。軟磁極セクション17の 円周方向の長さは好ましくは、およそ90の電気角度である。通常約90の電気 角度の有する円周方向の長さが好ましいが、±30の電気角度といった、この円 周方向の長さの値から実質的に逸脱しても許容できることに注目されたい。 容易に認められるように、永久磁極セクションと軟磁極セクションとは図1に 示されるようにロータの円周にわたって交互に配置されるべきである。しかしな がら、ロータは好ましくは永久磁極セクションと軟磁極セクションとの組合せを 偶数の数だけ有するべきであるが、この発明によるモータは、このような交互の 配置が円周のうち選択された部分にのみ存在する場合でも動作可能である。 図4は、通常のまたは好ましい回転方向である1つの回転方向においてのみモ ータが全トルクを発生させる必要がある場合に、図3に示される対称的な配置の 代わりに適用され得るロータ極配置の変形例を示す。 この変形例によると、永久磁極セクション16Aと軟磁極セクション17Aと を含む各グループの永久磁極セクション16Aの円周方向の長さは図3の実施例 と比較して減少され、軟磁極セクション17Aの円周方向の長さは増加される。 さらに、このような各グループ内の極セクションの間隔が増大され、グ ループ間の間隔が減少される。この実施例により、通常のまたは好ましい回転方 向に発生するトルクの多くを犠牲にすることなく、永久磁性材料をさらに節約す ることが可能となる。 いわゆるベース速度と呼ばれるある速度を超えると一定のシャフト電力を十分 に維持でき、したがってこの速度を超える場合にはシャフトトルクが次第に降下 することが許容できる、電気ドライブに関する多くの応用例がある。このような 応用例では、モータの端子の電圧は、速度がベース速度を超える場合には増加し ないだろう。なぜなら、さもなければ定格電力と、したがって電子電流供給のコ ストとが増加するからである。このような応用例のためのドライブのでは、表面 に取付けられたロータ磁石を有する先行技術の永久磁石同期モータには非常に大 きな欠点がある。 これらの欠点はこの発明に従うモータにおいて実質的に軽減され、上記の種類 の利点を有する応用例での使用が可能になる。なぜなら、ロータの回転の結果、 ステータの巻線に誘導された電圧の低減することができるからである。誘導電圧 の低減は、ステータの巻線電流によってロータに対して発生した起磁力、すなわ らMMFの波の頂部の角位置をシフトさせることにより達成できる。このような シフトを制御するために、三相モータのためのサーボ増幅器といった先行技術の 電子デバイスを用いることができる。 図1および図2に示される実施例の場合のようにステータがスロットと歯部と を有する場合、モータのトルクをいくぶん不均一にする、歯部によって規定され る不連続な表面と移動ロータ極のエッジとの間に相互作用が常に起こる。この発 明に従うモータでは、この不均一さは他の種類のモータに用いられる従来の技術 によって実質的に軽減できる。たとえば、ステータスロットおよび/またはロー タ極のエッジが傾斜している(skewed)か、またはロータ極が軸方向に分割されて もよく、結果として生じる極のサブセクションは、隣接したサブセクションに対 してスロットのピッチのフラクションだけ円周方向にシフトされ得る。 この発明に従うモータに用いることができる別の可能性として、いくぶん不均 一にロータ極セクションを分散させることが挙げられる。不均一な配置を達 成するための方法を説明する便宜上、コインシデンス位置(coincidence positio n)の概念を導入することが有用である。 たとえば、表面飽和可能な突出極セクションに関して、各ロータが回転すると 、このような各極セクションの前縁はステータに対する多くのコインシデンス位 置を占めることとなり、これらの位置では前縁はステータの歯部のうちの1つま たは別のものの中間点に対向して置かれ、これはステータの歯部の数に等しい。 表面飽和可能な突出極セクションを不均一に分散させることの目的は、各グル ープが同一のコインシデンス位置を備えた2つのグループにこれらの極セクショ ンを分割することによりコインシデンス位置の合計数を倍にし、ロータの回転に 沿って見られる2つのグループのコインシデンス位置が介在されるようにするこ とである。上記セクションの各々がそれ自体の上にグループを含むまで、グルー プ数がさらに増加され、この場合、ロータの回転に対するコインシデンス位置の 合計数は、ステータの歯部の数と、上記セクションの数、すなわちロータの円周 に沿ったグループ数とを掛けた数に等しい。 これに代えて、ロータの円周に沿って永久磁極セクションがある場合には永久 磁極セクションに、または表面飽和可能な突出極セクションおよび永久磁極セク ションの両方に、同じ方法を適用してもよい。 電流の流れていない状態の巻線におけるいわゆる磁気抵抗コギングトルク(rel uctance cogging torque)を最小にするために、永久磁極の円周方向の長さは、 ステータの歯部のピッチと、隣接したステータの歯部間の開口の幅の3分の1と を足したものの整数倍に等しくなるよう選択されるべきである。 一般に、ステータのMMFが、全体的に軸方向に延びる、極の前縁および後縁 において異なった値である場合には、一定の空隙を有する突出極により純接線力 (net tangential force)が加えられる。従来の磁気抵抗極はステータおよびロー タを分離する空隙を整形してステータとロータとの間で空隙が最も狭いところに 主に磁束を通過させるようにするだけであり、磁束を駆動するMMFのうちかな りの部分を吸収するのではない。 この一方、あるMMFを受けたときに表面が磁気飽和磁束密度に達する突出 極の場合、幅の広い空隙によって空隙の磁束密度を同じレベルに制限する他のい かなる突出極よりもかなり高いトルクを発生する。高いトルクを発生するこの能 力は、高いトルクを発生する能力を有する永久磁極セクションの代わりに磁気抵 抗極セクションを用いる場合に重要である。このため、突出した軟磁極セクショ ンの、表面飽和可能な特性はこの発明に従うモータにおいて重要である。 表面飽和可能な突出極の高いトルクを発生する能力はある知的実験によって説 明することができる。平行六面体のプランジャの一端が、電磁石の2つの極間の 空隙に平行な面の内側に半分がある磁気的に飽和可能な材料によって作られると する。電磁石を励磁しプランジャを空隙の中にもう少しだけ移動させ、プランジ ャを空隙に残したまま電磁石を消磁する。プランジャの先端と置き換えられた空 気の体積ΔVに対して、磁束φ対MMFを示す図6のワークサイクル図を描く。 この図では点1と点2とを相互に結ぶ線により空気体積ΔVの磁化が表わされ る。点2と点3とを相互に結ぶ線は空気体積ΔVへのプランジャの先端の移動を 表わす。点3では、プランジャが静止したままで電磁石が消磁される。点3と点 1とを結ぶ矢印付きの曲線は、プランジャの先端が体積に入ったときの、体積Δ Vの減磁曲線である。 電気の法則に従うと、ワークサイクル領域W、すなわち図6においてハッチン グを施された領域は、体積ΔVへと移動していく際にプランジャが行なう機械的 な仕事量に等しくなければならない。1単位当りの体積ΔVに対して、機械的な 仕事に変換される電気エネルギは図7に示されるプランジャの分極曲線によって 表わすことができるため、W=w×ΔVである。 図6から下記のことが明らかである。すなわち、点3と点1とを相互に結ぶ矢 印付きの線の湾曲とともに、点3と点1とを相互に結ぶ直線の一点鎖線より下の 領域で表わされる仕事と比較して機械的な仕事が増加し、この線は「線形の」材 料で作られたプランジャか、または不飽和な鉄および適切な空隙の、等価的な組 合せを表わす。 磁力Hの値が大きくなると、図7に示される図形は実際に長方形になる。し たがって、表面飽和可能な突出極によって加えられる力は、点3と点1とを相互 に結ぶ直線状の一点鎖線によって表わされる従来の磁気抵抗極によって加えられ る力のおよそ2倍ともなり、従来の磁気抵抗極を表わすことが明らかである。 表面飽和可能な突出極のさらなる利点は、オーバロード状況においても定格負 荷とほぼ同じレベルに磁束を制限することであるため、オーバロード条件を満た すためにモータの他の磁気部分の寸法を増やす必要はない。 上述のこの発明に従うモータのロータは表面に取付けられた永久磁石を有する 永久磁石ロータの変形例であると認識することができ、各永久磁石の部分はそれ から切断され、表面飽和可能な突出極と置換される。しかしながら飽和可能な突 出極は同じサイズである必要はなく、置換する永久磁石の1片が占めるロータ表 面上のスポットを正確に占有する必要はない。 原則として永久磁極セクションと2つの隣接する表面飽和可能な突出極セクシ ョンのうちの一方により複合極が形成され、これは実際の永久磁石のものよりも 大きなサイズの永久磁極の代わりに設けられる。隣接する表面飽和可能な突出極 セクションのうちいずれが、ある永久磁極セクションと関連しているかと見なさ れるかは、ステータの巻線に流れる電流によって発生する磁界の波の方向、ステ ータの起磁力およびステータのMMFに依存する。ステータのMMFは原則とし て正弦波によって変化するが、その振幅および方向はステータの巻線に送られる 電流によって決定し、これは周知の現象である。 図5Aには、どちらかといえば簡単に、この発明に従うモータの空隙に沿った 磁束密度プロファイル(A)、(B)、(C)および(D)と、ステータの多相 巻線によって発生するMMF波(E)とが示される。プロファイル(A)および (B)はそれぞれ北極および南極の永久磁極セクションに対応する。プロファイ ル(C)および(D)はMMF波(E)によって磁化された表面飽和可能な突出 極に対応する。プロファイル(A)および(C)が共に、より大きな永久磁極の プロファイルに似ていることが明らかである。同じことはプロファイル(B)お よび(D)についてもいえる。比較のために図5Bには、2倍の大きさの永久磁 極を有し飽和可能な突出極を有さないモータの磁束密度プロ ファイルが示される。 図5Aに関して、ステータのMMF波(E)が右方向に波長の約3分の1に対 応する分だけシフトすると、永久磁極セクションの極性に影響を及ぼすことなく 飽和可能なすべての突出極セクションの極性が反転されることがわかるだろう。 ローラによって加えられる力は逆になる。MMF波が右方向にシフトされる前の 場合のようにプロファイル(B)および(D)ではなく、プロファイル(B)お よび(C)が共に、より大きな永久磁石のプロファイルに似ることとなる。 この発明に従うロータによって発生するトルクは、それが置換する永久磁石ロ ータの場合とまさに同様に、ステータの巻線に流れる多相電流によって発生する MMF波の振幅および方向の両方に依存する。所与の振幅のMMF波については 、ロータに対するその波の位置が決定的に重要である。図3の図にはこの関係が グラフで示される。図3に示されるようにロータ表面に沿って左右対称に極が配 置される場合、有用な動作領域は約±60の電気角度の角セグメントを包囲し、 すなわち、その波の頂部が中間点と一致するときに、ステータのMMFによって 部分的に減磁されるようになる永久磁極セクションのほぼ中間点に集中する永久 磁極セクションのピッチの±1/3の角セグメントを包囲する。ステータのMM F波がこの相対的な位置にある場合、すべての永久磁極セクションが同時にまた はほぼ同時に反作用する。 モータがいわゆるベース速度までの速度で動作する場合、必要なトルクの方向 に依存して図3の図の点1または点2に対応する方向のいずれかである、所与の ステータのMMF波の振幅によって最大トルクが発生する以外の方向を、ステー タのMMF波に与える理由はない。いずれの場合でもすべての永久磁極セクショ ンは反発し、飽和可能な突出極セクションすべてはステータのMMF波によって 引付けられ、これらの力はいずれも同じ方向に作用する。 ベース速度は、モータの電力供給が依然としてモータの電流をその定格値に保 つことができる最も高い速度であると定義される。このためベース速度はモータ 自体の特性ではなく、モータおよび電流源に共通の特性である。モータがベース 速度より高い速度で動作するとき、ステータのMMF波はモータの誘導 電圧が低減するように方向付けられる必要があり、これはステータのMMF波を 図3の図の点1および点2に対応する点の間の適切な点に方向付けることにより 達成される。誘導電圧の低減はすべて、飽和可能な突出極セクションの存在によ り、それらなしでは定格電流で誘導電圧を大幅に低下されることは不可能であろ う。 所与のモータ速度およびステータのMMF波の振幅において、誘導電圧は、あ るファクタだけ最大で低減され得る。この低減ファクタである弱め界磁比は、表 面飽和可能な突出極セクションの寸法を増加させることと、および/またはたと えば表面飽和可能な突出極セクションの円周方向の長さを増加させ、これと同時 に永久磁極セクションの、対応する寸法を減少させることにより、永久磁極セク ションの寸法を減少させることとによって、増加され得る。この種の極配置が図 4に示され、この図4には、永久磁極セクション16A間に、非対称的に配置さ れた表面飽和可能な突出極セクション17Aがさらに示される。この実施例は、 ポンプおよびファンなどの、常にまたは少なくともほとんどの時間にわたって1 つのトルク方向を要する負荷を駆動するのに最も適する。この発明に従うモータ ではステータのMMFによって残りの永久磁極セクションが幾分完全に反発され るため、表面飽和可能な突出極で代用することができない。それでもなお、対応 するトルク能力を減少させるという犠牲のもとでそれらのサイズをさらに減少さ せることができる。 次に挙がる自然な疑問点は、永久磁石がすべてなくなっても、有用なモータが もたらされるのか、という点である。答はイエスである。非常に堅牢なモータで あるが、上記の永久磁極セクションおよび軟鉄極セクションが混合されて配置さ れたモータのトルク能力の半分より少ない能力を有し、同時にモータの外側部分 のバックアイロン(ヨーク)の磁束が半径方向に減少される。これによりバック アイロンの断面積が減少し、ステータのボア直径がこれに対応して増加し、損失 したトルク能力の一部分が回復し得る。この結果、モータは混合極ロータのもの と比較すると依然として弱いが、ロータの損失もない。 このようなモータは、他のタイプの突出極よりも表面飽和可能な突出極の方が 勝っているため、公知の磁気抵抗モータよりも優れており、標準的な誘導モ ータのトルク能力にも達し得る。 以上に述べたモータはモータの速度に関する情報で動作する必要がある制御可 能な電力供給装置から電力供給される必要があり、このような情報はモータ端子 でアクセス可能な測定された電圧および電流により速度を計算するシャフトセン ナまたはシステムから引出される。さもなければ、モータはある速度を超えると 不安定な不所望なハンティング(発振)に晒されることとなる。 しかしながら、制御可能な電力供給装置を使用することなくモータを安定にす ることが望まれる用途がある。この性質を有する典型的な用途は、モータが幹線 に直接接続されるか、単一の電力供給装置によって複数のモータが電力を供給さ れ、たとえば機械の種々の部分を同期して駆動するためにモータが機械的に相互 接続されない場合である。 たとえば籠型巻線の形態であるダンパ巻線を設けると、ロータ上に表面飽和が 可能な極しか有さないモータが、共通の可変周波数電流供給装置から電力供給さ れるか、または幹線から直接電力供給される場合もあるグループにおいて動作す ることが可能となる。 籠型巻線は、たとえば極間スペースに棒がおかれた、混合極ロータに適用する こともできる。これにより、たとえば可変周波数インバータである共通の電流供 給装置に混合極モータのグループが接続されることが可能となる。 図8の図8Aから図8Cには、図1に示されるロータの代わりに用いられ得る 変形されたロータ112が示される。このロータ112では、軟磁極セクション が図2を参照して先に説明した「薄い」ラミネーション設計を有し、ロータもま たわずかに不均一に分散されたロータ極セクションを有し、これも図1には示さ れないが先に同様に説明した。さらに、ロータ112は永久磁極セクションの取 付に関して図1および図2のロータとは異なる。 ロータ112は電気鋼または他の軟磁性材料で作られた略円形の打抜かれた同 心ラミネーション112Aおよび112Bの積み重ねを含む。ラミネーション1 12Bと交互に配置されたラミネーション112Aは上述の態様で短縮化される ため、ラミネーション112Bのようにステータの方には延びない。図8Aには 積み重ねられたこのような2つのラミネーション112Aおよび11 2Bが示され、ラミネーション112Bは背後に位置付けられるためラミネーシ ョン112Aによって大部分が隠された状態となる。図8Bはラミネーション1 12Aの形状を示し、図8Cはラミネーション112Bの形状を示す。 図8Cに最良に示されるように、各ラミネーション112Bの外周部分は円弧 状の4つのセグメント112Cに分割され、これらの各々は円周の4分の1より もわずかに短い距離だけ延びる。直径方向に対向する2つのセグメント112C は、均一な断面を有する永久磁性棒116の断面形状に適合するような形状にさ れた単一の細長い開口112Dと、ラミネーション112Aおよび112Bの積 み重ねの長さまたは高さに対応する長さを有して形成される。直径方向に対向す る他の2つのセグメント112Cの各々は2つの類似した開口112Dを有して 形成される。したがって、各ラミネーション112Bには円周方向に間隔がおか れた6つの開口112Dが設けられる。後に説明するが、これらの開口の間隔は 正確に均一ではない。 ラミネーション112Aおよび112Bの積み重ねが組立てられると、ラミネ ーション112Bのすべての開口112Dは積み重ねの軸方向に位置合わせされ た状態となる。したがって、ラミネーションの積み重ねにより軸方向に延びる6 つの通路またはトンネルが規定され、この中には6つの永久磁性棒116が摺動 されてロータの永久磁極セクションを形成し、かつその中に閉じ込められた状態 で保持されるようになる。図8から容易に認められるように、隣接する永久磁性 棒または極セクション116の間に置かれたセグメント112Cの部分により、 図1および図2に示されるモータの極セクション17に対応する軟磁極セクショ ン117が形成される。 開口112Dの外側にある円周方向に延びる細長い円弧状のストリップ112 Eおよびセグメント112Cの残りの部分、すなわち軟磁極セクション117を 形成するセグメント部分は、介在するラミネーション112Aの厚さに対応する 軸方向の幅を有するギャップによって軸方向に隔てられる。なぜなら、図8Aお よび図8Bに示されるように、ラミネーション112Aは永久磁性棒116の下 側または半径方向の内側を超えてまでは延びないからである。このため、永久磁 性棒116を収容するトンネルまたは通路の「屋根部」を形成す るストリップ112Eおよびセグメント112Cの他の部分、すなわち軟磁極セ クションは、図2を参照して説明したようにまばらにラミネートされるかまたは 「薄く」される。このように薄くし、その結果として生じる飽和磁束密度の低下 によって得られる上述の好都合な効果もまた、図8に示されるロータ112に見 られる。 永久磁極セクション116を収容し保持するための、図8の図8Aから図8C に示される構造は他の点でも好都合である。 ロータ112には永久磁極セクション116を定位置に保持するためにロータ のまわりに非磁性均圧化(ストラッピング)手段または他の非磁性手段を与える必 要がないため(このような均圧化手段または他の手段は空隙を不可避に増加させ 、すなわちステータと軟磁極セクションとの間にある空気および非磁性保持手段 によって占有されるステータとロータとの間のスペースを増加させる)、図8の 図8Aから図8Cに示されるロータ設計がトルクの増加に寄与する。 さらに、この設計によるとコスト面でも効率よく簡単にロータを製造すること が可能となる。 この設計によりさらに、極セクションの間隔を不均一にすることが簡単な態様 で可能になり、永久磁極セクションがステータの歯部と相互作用し、ステータの 巻線が消磁されたときにロータをステータに磁気的にロックする保留トルクを発 生するという傾向から生じる、ロータのいわゆる磁気抵抗コギングが最小になる 。 図8の図8Aから図8Cに示されるロータでは、軟磁極セクション117およ び永久磁極セクション116の両方が、ロータ軸を含む垂直面Vおよび水平面H の両方に関して対称的に位置付けられる。いずれのタイプでも6つの極セクショ ンがあるため、各タイプの極セクションの間隔を完全に均一にすることは、似た タイプの極セクションの角間隔を60°にすることを意味する。 軟磁極セクション117の間隔を不均一にすることは、水平面Hに最も近い、 ロータの上半分の2つの極セクション117と、水平面に最も近い、ロータの下 半分の2つの極セクション117を2.22°だけ、均一な間隔に対応する 位置からその面に向けて対称的にずらして配置し、これらの4つの極セクション の各々が、水平面Hに対して27.78°の角をなす半径方向の線上に集中する ようにすることにより行われる。 同様に、永久磁極セクション116の間隔を不均一にすることは、上の2つの 、お.よび下の2つの永久磁極セクションを2.22°だけ、均一な間隔に対応 する位置から垂直面Vに向けて対称的にずらして配置し、これらの4つの極セク ションの各々が、垂直面に対して27.78°の角をなす半径方向の線上に集中 させるようにすることにより行なわれる。 上述の不均一な間隔はもちろん、ステータ11の歯部11Cの数が27である 、図1に示されるステータに好ましい一例にすぎない。2.22°のずれはステ ータの歯部のピッチの6分の1(360°:27)に対応し、低速度での動作に おけるトルクの変動を最小にし、保留トルクも最小にし、これにより高性能のサ ーボモータの場合でもステータスロットの傾斜およびそれに伴う製造上の複雑さ をなくすようにする。回転モータの代替的な実施例 関連する巻線手段を備えたステータとロータとを含む回転モータは、円筒形、 円錐形およびディスク状などの空隙を有してもよく、原則として静止軸を中心に 母面が描き得るいかなる形状の面を有してもよい。 軸方向または円錐形の空隙面を有するモータは、巻線手段を備えた2つのステ ータ部分と、ステータ部分間に置かれ、ステータによって形成された空隙に面す る両側に極を有するロータとを含んでもよい。ロータは磁束リターン経路(ヨー ク)を備える必要はない。 このタイプのモータの変形例は、関連した巻線手段を備え、他の2つのステー タ部分間に置かれ、かつ2つの側に空隙面を有する第3の静止ステータ部分を備 えてもよい。共通シャフト上の2つのロータ部分は2つのステータ部分のすべて の間の2つのスペース間に配置される。第3のステータ部分は磁束リターン経路 (ヨーク)を備える必要はない。 このようなモータはまた、第3のステータ部分に類似する第4のステータ部 分と第3のロータ部分とを備え、モータは2つの磁束リターン経路しか有さない が6つの空隙を有するようにしてもよいことを理解されたい。この一方で従来の モータ設計では、1つがステータ部分上にあり、1つがロータ部分上にある2つ の磁束リターン経路はすべての空隙と関連する。 マルチロータモータを構成する上述の原理は選択された任意の数のロータにま で及び得ることを理解されたい。
【手続補正書】 【提出日】平成11年6月11日(1999.6.11) 【補正内容】 【図5】 【図8】
───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.電気機械であって、 列に配置された複数の歯部(11C)を有する強磁性の第1の部分(11)と 、 前記第1の部分の歯部(11C)の列と対面し、かつ空隙(18)によって前 記歯部の列から隔てられた極列に配置された複数の極(16,17;116,1 17)を有する強磁性の第2の部分(12;112)と、 前記第1および第2の部分(11,12;112)を支持して前記空隙に沿っ て相対的に移動させるための軸受手段と、 前記第1の部分(11)に関連し、前記空隙(18)に沿って連続して移動す る多極性の磁界を発生し、前記空隙を介して前記第1および第2の部分(11, 12;112)を結合するための巻線手段(15)とを含み、前記移動する磁界 は偶数の極と、前記第2の部分の極列の極ピッチに対応する極ピッチとを有し、 前記第2の部分(12;112)の極列の少なくともいくつかの極の少なくと も1つのセクションは軟磁性突出極をなし、前記軟磁性突出極のうち前記空隙( 18)に沿った長さの少なくとも一部分は、前記空隙に面するその表面に飽和磁 束密度を有し、前記飽和磁束密度は、前記第1の部分(11)の歯部の列の歯部 (11C)の磁気飽和を引起す前記空隙の磁束密度よりも高くないことを特徴と する、電気機械。 2.電気機械であって、 列に配置された複数の歯部(11C)を有する強磁性の第1の部分(11)と 、 前記第1の部分(11)の歯部の列に対面し、空隙(18)によって前記歯部 の列から隔てられた極列に配置された複数の永久磁極(16;116)を有する 強磁性の第2の部分(12;112)と、 前記第1および第2の部分(11,12;112)を支持して、前記空隙に沿 って相対的に移動させるための軸受手段と、 前記第1の部分(11)に関連し、前記空隙(18)に沿って連続して移動 する多極性の磁界を発生し、前記空隙を介して前記第1および第2の部分を結合 させるための巻線手段(15)とを含み、前記移動する磁界は偶数の極と、前記 第2の部分(12;112)の極列の極ピッチに対応する極ピッチとを有し、 前記第2の部分(12;112)の極列のうち少なくとも1つの極であって、 好ましくは偶数の極の各々が、永久磁極セクション(16;116)と、隣接し た軟磁性突出極セクション(17;117)とを含み、 前記軟磁性突出極セクション(17;117)のうち前記空隙(18)に沿っ た長さの少なくとも一部分が、前記空隙に面するその表面に飽和磁束密度を有し 、前記飽和磁束密度は、前記第1の部分(11)の歯部の列の前記歯部(11C )の磁気飽和を引起す前記空隙の磁束密度よりも高くないことを特徴とする、電 気機械。 3.前記空隙(18)に沿って測定される、前記軟磁性突出極(17;117) または軟磁性突出極セクション(17;117)の長さが、前記第2の部分(1 2;112)の極列の極ピッチの約半分よりも大きくないことを特徴とする、請 求項1または2に記載の電気機械。 4.前記飽和磁束密度が、前記軟磁性突出極(17;117)または軟磁性突出 極セクション(117)の領域に存在し、前記空隙(18)を横切る方向に測定 される前記極または極セクションの長さは、少なくともおよそ前記空隙の幅であ る、請求項1から3のいずれかに記載の電気機械。 5.前記第2の部分(12;112)が、前記空隙(18)に対して垂直である 軟磁性材料を含む複数のラミネーション(12A,12B;112A,112B )を含み、前記空隙(18)に面する前記軟磁性突出極(17;117)または 軟磁性突出極セクション(17;117)の表面領域は複数の局所的な窪みを有 し、前記複数の局所的な窪みは、前記空隙(18)に隣接した前記極(17;1 17)または極セクション(17;117)の断面積を減少させるか、またはマ トリックスに実質的に均一に分配された複数の軟磁性粒子またはフレークをもた らす、請求項1から4のいずれかに記載の電気機械。 6.前記永久磁極セクション(16A)は、前記空隙(18)の長さに沿って 前記軟磁性突出極セクション(17A)間に非対称的に位置付けられ、好ましく は、前記1対の軟磁性突出極セクション(17A)および介在する永久磁極セク ション(16A)を含む各グループにおいて、前記永久磁極セクションが前記軟 磁性突出極セクション間の中央位置から、好ましいトルク発生方向にオフセット されて配置される、請求項2に記載され、かつ請求項2に従属したときにクレー ム3から5のいずれかに記載される電気機械。 7.前記第2の部分(112)は、前記空隙(18)に対して垂直な軟磁性材料 を含む複数の第1のタイプおよび第2のタイプのラミネーション(112A,1 12B)を含み、前記第2のタイプのラミネーション(112B)の間には前記 第1のタイプのラミネーション(112A)が介在し、 前記第2のタイプのラミネーション(112B)の各々の外周領域(112C )は複数のアパーチャ(112D)を有し、前記各アパーチャは、前記第2のタ イプの他のラミネーション(112B)の、対応するアパーチャと軸方向に整列 し、前記永久磁極セクション(116)の1つを受けるための、軸方向に延びる キャビティを形成し、 前記第2のタイプのラミネーション(112B)の前記外周領域(112C) は、前記第1のタイプのラミネーションを超えるまで半径方向に延び、 前記キャビティ間にある前記外周領域(112C)の部分は、前記軟磁極セク ション(117)を形成することを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記 載の電気機械。
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