JP2001505045A - 質量決定による核酸検出方法 - Google Patents

質量決定による核酸検出方法

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Abstract

(57)【要約】 核酸を検出する方法において、プローブPを核酸に含まれる部分配列Sに結合させ、結合産物B1を生成させ、該核酸を所定の長さの部分核酸Fを生じさせることにより結合産物B2に分解して、結合産物B2もしくは部分核酸Fをその質量に基づいて検出する。この方法は特に異なる配列を有する核酸を同時に検出するのに適する。

Description

【発明の詳細な説明】 質量決定による核酸検出方法 本発明は、質量に基づく核酸を検出する方法および本方法を行なうのに適する 試薬に関する。 微生物の存在または生物の遺伝子状態のための指標として、核酸は、より一層 解析に使用されてきている。この理由は核酸に含まれる情報量である。核酸レベ ルでの変異の検出は、遺伝子疾患を診断する分野に特に有益であると考えられる 。 核酸検出の1つのタイプとして、標識プローブと検出対象の核酸とのハイブリ ダイゼーションが検出対象の核酸の存在の指標として評価される。これらの試験 は不均一に、および均一に行なわれうる。不均一のアッセイにおいては、試料調 製ステップの後、通常、単離された標的核酸は、例えば、欧州特許EP−B−0 200 362号明細書記載のPCRなどの核酸増幅方法により増幅され、つ いで、それを固相に固定化し、続いてシグナルを発生するレポーター基で直接的 または間接的に標識される分析物特異的なプローブで検出される。頻繁に使用さ れる標識は放射活性または非放射活性である。また、酵素は、該酵素がある検出 反応を触媒する標識として考慮に入れられる。均一のアッセイにおいては固相へ の結合が起こらない。このために、分析対象の核酸とプローブとから構成される 二本鎖におけるインターカレーション後の測定可能な物理学的な変数の変化、例 えば、その蛍光の増加(Nucleic Acids Research,19 95,23(5),753−760)またはその蛍光偏光における変化などを被 るインターカレーター化合物がしばしば使用される。国際公開第92/0263 8号パンフレット記載の均一のアッセイにおいては、蛍光標識および蛍光消光剤 を含むプローブを使用する。前記アッセイの間、標識は、消光剤から切断され、 蛍光活性が検出される。前記不均一のアッセイおよび均一のアッセイには、化学 的に複雑な、特別に標識されたプローブの使用が要求される。これらは、一方で は、調製することが複雑であり、他方では、各標識毎にハイブリダイゼーション 効率に不利に影響を及ぼすかどうか決定しなければならない。 DNAをシークエンスする方法は、米国特許US−A−5,453,247号 明細書に記載される。本方法においては、核酸断片のセットは、各セットが4種 のヌクレオ塩基の1個以上で終わる、そのヌクレオチド配列が決定されるべきD NAに基づいて生成される。シークエンスされるべき領域の全ての可能な断片( 一本鎖)を生成しなければならない。個々の断片は、それぞれ1塩基ずつ異なる 。これらの断片のそれぞれの質量は、質量分析により決定される。 核酸の検出方法は、標識核酸アナログプローブが検出対象の核酸と接触され、 該核酸を該プローブにより保護される領域まで分解し、複合体の存在がプローブ 標識の助けで検出される国際公開第95/15974号パンフレットに記載され る。 J.Am.Chem.Soc.1995,117,831−832およびRa pid Communications in Mass Spectrome try,10 47−50(1996)は、ペプチド核酸(PNA)とオリゴヌ クレオチドとで構成された複合体の質量スペクトルを記載し、ここで、該ヌクレ オチドは、合成的に調製され、塩基−塩基相互作用により該PNA分子と結合す る領域と同じ大きさであるかより大きい。 本発明の目的は、標識プローブを要求せず、かつ異なる核酸の同時決定を可能 にする核酸検出方法を提供することであった。 したがって、本発明の主題は、プローブPを核酸中に含まれる部分配列Sと結 合させて結合産物B1を生成させ、該核酸を分解して所定の長さの部分核酸を含 む結合産物B2を生成させて、結合産物B2またはその一部をその質量に基づい て検出することにより核酸を検出する方法である。 本発明の意味内の核酸は、当業者に公知のRNAおよびDNA等の全ての核酸 を意味する。二本鎖および一本鎖核酸を検出することができる。プローブPが鎖 を置き換える性質を有する好ましい場合として、本発明の方法において、先に変 性させることなく、二本鎖核酸を使用することができる。 検出対象の酸は、規定された様式で分解されうる。検出対象の核酸の供給源は 重要ではない。しかしながら、検出対象の核酸を含む試料は、好ましくは核酸が 溶液中に存在し、かつプローブを溶解するのに便利なように前処理に供される。 特に細胞または生物由来の核酸を検出する場合、核酸を取り囲む細胞壁の部分分 解または完全分解により該核酸を破壊することが有利であることが証明された。 界面活性剤または/およびカオトロピック塩の存在下のプロテアーゼの助けによ る消化等のこのための多様な方法が当業者に知られている。この様式で調製され た溶解粗試料から核酸を既に検出することが、原則的に可能であり、本発明で好 ましいが、しかしながら、例えば、カオトロピック塩の存在下に核酸を固相、例 えばガラス様表面へ結合させ、非結合試料成分を除くことにより核酸を妨害試料 成分から最初に精製することも好ましい。つづいて固相へ結合した核酸を、例え ば、低塩緩衝液により前記表面から再度取り除くことができる(例えば、国際公 開第95/01359号パンフレットによる)。 また、本発明は、核酸の機能に関して限定されない。核酸は、ゲノム、すなわ ち長い核酸であってもよいが、さらに、すでに部分的に大きさを減らした核酸、 または転写物であってもよい。該核酸は特に好ましくは欧州特許EP−B−0 201 184号明細書記載のポリメラーゼチェーンリアクション(PCR)等 の核酸増幅の産物である。PCRにおいて、試料中の検出対象の核酸は、試料と 、一方が第1の鎖と相補的であり、他方が検出対象の核酸上の逆の鎖に相補的で ある2つのプライマーとを接触させることにより増幅される。該プライマーは、 鋳型として検出対象の核酸を用いて、一方のプライマーの伸長の産物が、逆に他 方のプライマーを伸長することに役に立ちうるように選択される。伸長は、モノ デオキシリボヌクレオシド三リン酸を用いてDNAポリメラーゼにより行なわれ る。伸長産物は、例えば、個々の伸長ステップの間、加熱ステップ等による変性 により各鋳型から分離した。かかる増幅は、他の核酸の存在下でさえも核酸の所 定の部分の特異的な増幅を可能にする。したがって、検出対象の核酸は、天然の 核酸だけでなく、増幅または/および修飾された核酸でもある。 検出対象の核酸の特徴は、該核酸における部分配列Sの存在である。この部分 配列は、所定かつ予め既知の配列の核酸塩基の配列から構成されている。部分配 列は、5ヌクレオチドを超えることが好ましく、好ましくは6〜100ヌクレオ チドであり、特に好ましくは10〜30ヌクレオチド長である。該部分配列は、 好ましくはプローブに接近可能な核酸の領域である。それは、検出の根拠である ことを意図する配列情報、例えば、ある変異が生じることが予想されるまたは一 定の生物に特徴的である配列を含む。この変異は、1もしくは複数の点変異、1 もしくは複数の欠失、1もしくは複数の挿入または多型であってもよい。生物に よる感染、遺伝子疾患またはかかる疾患の疾病素質の指標である変異が特に好ま しい。かかる変異の例示は、P53遺伝子における偏りである。感染の検出の例 示は、欧州特許出願EP−A−0 318 216号明細書に記載されたHCV −RNAの存在に基づくC型肝炎ウイルスの検出である。この場合、cDNAは 、例えば、HCV−RNAから産生され、これは、所望の部分領域、例えば、非 コード領域内でPCRの介助により増幅される。 本発明の方法は、異なる配列、起源または/および機能の核酸の同時検出に特 に適する。ついで、これはこれらの核酸の異なる部分配列に基づく。部分配列S は同じ長さまたは異なる長さのものであってもよいが、それらは好ましくは異な る塩基配列を有する。 本発明の範疇において、プローブPは、検出対象の核酸の部分配列Sに結合し うる分子として理解される。結合は、塩基−塩基相互作用、具体的にはワトソン −クリックまたは/およびフーグスティーン塩基対形成を介して生じる。プロー ブPの配列は、好ましくは、それが完全、すなわち部分配列Sの領域内でこの部 分配列に対して100%の相補性であるように選択される。しかしながら、この 要求は、該部分配列に非常に類似しているが検出されるべきではない部分配列を 含む試料に核酸が存在する場合、すなわち検出対象の核酸に特異的なプローブを 用いた好ましい場合において絶対必要であるだけである。一方、さらに本発明は 、単離され、かつ可能であれば1つの群として検出するべき多様な核酸に対して 異なるミスマッチを有するが、それにもかかわらず該群の全てのメンバーとのハ イブリダイゼーションが起こるのに十分な長さであるプローブによること、ある いはミスマッチの発生にもかかわらず、該群の全てのメンバーとのハイブリダイ ゼーションが可能なプローブとの結合のためのハイブリダイゼーション条件を選 択すること、あるいは群内に強く保存された配列領域由来のプローブ配列を選択 することのいずれかによって、一定の部分配列を有するが、他の領域(例えば、 トポロジカルな群のメンバー、例えば、1つの科の細菌)で異なる全ての核酸の 通常の検出を可能にする。 プローブPは、部分配列Sの領域内で核酸を分解に対して保護する分子である 。さらに該プローブは、好ましくは選択された条件下の分解に対し、それ自体耐 性である。したがって、該プローブは、一方で天然の糖リン酸骨格を有するプロ ーブ、例えばオリゴヌクレオチド、およびさらに天然の糖リン酸骨格とは異なる 骨格、例えば、ペプチド骨格もしくは2’−アリルリボースホスフェートもしく はそれらの混合物を有するプローブである。好ましいプローブは、国際公開第9 2/20702号パンフレットに記載される。これらのプローブは、同じ塩基配 列の対応するオリゴヌクレオチドと比較して相補的な核酸に対する増加したアフ ィニティーを有する。とりわけ、それらはDNA−DNA二本鎖内に入り込むこ とができる。 本発明の範疇のプローブPは、適切に規定された長さおよび組成を有し、とり わけ規定された大きさまたは/および質量を有する。具体的には予めプローブP の質量が知られている。 最初のステップにおいて、結合産物Bは、検出対象の核酸とプローブPとから 形成される。このため、検出対象の核酸を含む試料はプローブPと接触される。 プローブPは、好ましくは溶液中に存在し、所定量の試料液と組み合わせられる 。結合産物は、二本鎖、すなわち各々の場合において、プローブPの一方の鎖が 検出対象の核酸の一方の鎖に結合される、あるいは三本鎖、すなわち検出対象の 核酸の2つの鎖がプローブの一方の鎖と結合するか、2つのプローブもしくは1 つのプローブの2つの部分が核酸の一方の鎖に結合するなどであってもよい。結 合の条件は、プローブおよび核酸の型に依存する。ハイブリダイゼーションの場 合、ストリンジェンシーは、例えば、塩濃度、温度などを変えることにより調整 されうる。また、結合の特異性は、これらのパラメータに影響されうる。国際公 開第92/20702号パンフレットのペプチド核酸(PNA)を用いる場合、 非常に低塩濃度(100μM未満)で処理することもできる。最も簡単な場合、 プローブの核酸への結合は、核酸を含む試料溶液にプローブを添加することによ り始まる。この場合、プローブは溶解したまたは固体の型で、単独の試薬または 結合もしくは続くステップに要求されたもしくは所望の他の試薬との試薬混合物 として、用いられうる。さらなる試薬は、例えば、緩衝液が可能である。しかし ながら、原則として、試料をプローブの溶液に添加すること等により、プローブ Pを核酸を含む溶液とのいかなる組み合わせ方法も可能である。 続くステップにおいて、結合産物B1を含む試料を、核酸が分解されて結合産 物B2を生じる条件に供す。本発明の1つの重要な特徴は、分解が所定の長さの 部分核酸Fを生成することである。分解は、場合により、部分核酸の混合物を生 成するであろう。これは、分解が相対的に長い時間で行われる場合であろう。つ いで、複数のヌクレオチドであって、好ましくはプローブPよりも5ヌクレオチ ド未満短い産物が形成してもよい。その結果、たとえプローブPがハイブリダイ ズし、よって部分核酸Fが形成したという事実が部分配列Sが本来存在するとい う指標として役立ちうるとしても、部分核酸Fは、部分配列Sに相補的である部 分を含むことが好ましい。これは、混合物の約50%を超える、好ましくは70 %を超えて構成する後期の測定の基礎である主要な産物を提供することを妨げな い。測定感度が高ければ高いほど、さらに主要な産物が存在するのは当然である 。当業者は、分解の主要な産物、すなわち部分核酸が予め質量スペクトルを記録 し、最も高いシグナルを選択することによる質量測定の対象であるべきものを認 識することができる。この部分核酸は、最初にプローブPと結合した核酸の一部 である。この場合、部分配列Sは分解されない。また、核酸を部分配列Sに完全 に分解されないことも可能であるが、核酸を完全に分解してプローブPに結合す る塩基のみを遊離することが好ましい。核酸の分解は、例えば、一本鎖領域を除 去すること、1もしくは複数の二本鎖切断および特にプローブPの部分配列Sへ の結合を保持している間により、核酸の長さ、特に部分配列Sの外側の領域の減 少として解されることが好ましい。 基本的に、分解は、いかなる様式でも行ないうる。しかしながら、それは、好 ましくは酵素的に行われる。好適な酵素は、ヌクレアーゼ、具体的にはDNアー ゼ、RNアーゼまたは制限エンドヌクレアーゼ、例えばウシ膵臓由来のDNアー ゼ I〔例えば、リンドバーグ(Lindberg),U.,Biochemi stry,1967,6,335;ランコワスキー(Lankowski),M .,The Enzymes,1961,5,125;クラーク(Clark) ,P.ら,Biochemistry 1974,13,5098〕、マイクロ コッカス・ルテウアス(micrococcus luteuas)由来のエキ ソヌクレアーゼ V〔例えば、アナイ(Anai),M.ら,J.Biol.C hem.1970,245,767〕、スタフィロコッカス・アウレウス(St aphylococcus aureus)由来のヌクレアーゼ S7〔例えば 、アレクサンダー(Alexander),M.ら、J.Biol.Chem .,1961,236,3014;クサカ(Chsaka),A.ら,J.Bi ol.Chem.,1964,239,3498;ランコワスキー(Lanko wski),M.,The Enzymes,1961,5,142〕、アスペ ルギルス・オリゼ(Aspergillus oryzae)由来のヌクレアー ゼ S1〔例えば、アンドー(Ando)、T.,Biochim.Bioph ys.Acta,1966,114,158;フォクト(Vogt),V.M. ,Eur.Biochem.,1973,33,192;フォクト(Vogt) ,V.M.,Methods Enzymol.1980,65,248〕また はマングビーンの苗条由来のマングビーンヌクレアーゼ〔例えば、サング(Su ng),S.C.ら.,J.Biol.Chem.1962,237,506〕 などの一本鎖および/または二本鎖切断ならびにDNAおよび/またはRNA切 断活性を有する。該酵素は、分解対象の核酸の型(ds DNAまたは/および RNA)により選択される。酵素混合物、例えば、DNアーゼ Iおよびヌクレ アーゼ S1の使用も有利である。 好ましくはプローブに結合した核酸が規定の所定の長さを有するまで分解反応 を行う。また、検出対象の核酸は別として試料に存在する検出されるべきでない 全ての核酸を、好ましくはできるだけ完全に分解するべきである。この段階は、 用いられた条件に依存するが、通常2時間未満、好ましくは30分未満で完了さ れる。ついで、溶液は、規定の平均質量(具体的にはプローブPの長さに依存す る)を有する結合産物B2およびより低いが規定の質量を有するできるだけ過剰 のプローブP、低分子分解産物、例えば、通常未確定で異なる低い質量を有する モノヌクレオチドおよび酵素、例えば、高い質量を有するDNアーゼ(通常20 ,000Dを超える)を含む。そこで、結合産物B2は、プローブPおよび部分 配列Sを含む短くした核酸(部分核酸F)から構成される。それゆえに、結合産 物B2は、所定かつ規定のプローブ質量SMを有し、質量FMを有する部分配列 Fの長さおよび塩基組成に依存する質量を有する。そこで、分解条件の選択によ り、質量Mの複合体は、長さまたは塩基組成のいずれかを決定するために使用し うる。また塩基組成は、部分配列S内の検出対象の核酸配列に依存する。本発明 は、特に混合物における測定に有利であるが、さらに所望であれば、結合産物ま たはその一部を分解後および測定前に精製しうる。 分解条件の選択から生じる核酸を検出する可能性を、図1および図2に示す。 図1は、塩基配列の1つの位置(8位)で異なる2つの核酸(DNA)が存在す る場合の本発明の方法を示す。PNAプローブとDNAとの結合(反応A)およ び続く突出一本鎖部分の消化(反応B)がそれぞれ異なる分子量M1およびM2 を有する2つの規定の複合体に帰することを示す。2つの複合体は、塩基CとG との間の差異に正確に対応する分子量の差異に基づいて、明白に分類され、同定 されうる。 図2は、2つの異なる核酸を同時に決定できる場合を示す。2つの核酸配列の それぞれは、異なる部分配列Sを有する。各部分配列Sに相補的である異なる長 さのPNAプローブ(12マーおよび13マー)を対応する核酸にハイブリダイ ズする。結合産物B1およびB1’が形成する。プローブにより保護されない部 分配列Sの酵素的分解の後、1つは異なる質量M1(B2)およびM2(B2’ )を有する結合産物B2およびB2’を得る。示された反応は、単独の試験混合 物で同時に行われうる。結合産物B2の存在は、検出対象の核酸の存在を示す。 このため、結合産物B2またはその一部のいずれの質量が決定される。決定に好 適なB2の部分は、例えば、プローブPおよび部分核酸Fである。部分核酸Fの 決定が好ましい。例えば、アルカリによる処理による鎖分離などにより結合産物 B2を破壊し、部分核酸を遊離することにより、これを行なうことができる。 また別法として、決定は、結合産物B2の部分、特に5塩基を超える、好まし くは結合産物B2からイオン化の間遊離される部分核酸Fの部分の質量を検出す ることにより行われうる。 結合産物B2は、その質量に基づき本発明により検出される。一本鎖または二 本鎖の核酸の質量は、原則として質量スペクトル法により決定されうる。当該分 野の現状によれば、穏やかなイオン化手法は、結合産物B2、部分核酸Fまたは プローブPの質量スペクトルを記録するに適し、大気圧イオン化(API)法、 特にエレクトロスプレーイオン化〔ESI、グリフィス(Griffith)ら ,JACS 1995,117,831〕法は、特に好適である。さらに、好適 な方法は、Analytical Chemistry,第68巻,3,527 −533(1996)に記載されている。使用されるイオン化手法のみが、本明 細書に記載された検出方法に関連がある。基本的に、例えば、四重極質量分析計 、飛行時間質量分析計、イオントラップまたはセクターフィールド装置などの、 全てのこれらのイオン化手法と組み合わすことができる質量分析計を用いて、イ オン化で形成されたイオンの質量を決定することができる。さらに、質量分析計 をMS/MSまたはMSΩモードで作動させて選択性または感度を改良できる。 さらに、マトリックス−支持レーザー脱着イオン化(MALDI)をイオン化手 法として用いることができる。U.ピエルズ(Pieles)ら,Nucl.A cids Res.1993,第21巻,3191またはAnal.Chem. 1995,67,4139−4144)記載のMALDITOF法が特に適切で あると思われる。測定は、正電荷イオンおよび好ましくは負電荷イオンで行なう ことができる。ESIを用いて負電荷イオンで試料を測定するために、例えば、 反応混合物は、酢酸アンモニウム緩衝液に溶解し、この緩衝溶液を流速10nl /分〜1ml/分でイオン化系に送り込む。溶液を電場で噴霧することによりイ オンを形成させ、それにより気体で送り込むことにより、この過程を気体の作用 で支持または熱により支持することができる。形成されたイオンを電場で収束さ せ、適切な絞りまたはキャピラリーを介して質量分析計の高真空領域に移送する 。一重または多重脱プロトン化分子のイオン系列は、例えば、電荷に対する質量 の割合が四重極質量分析計で測定されるこれらのイオン化条件下に特徴的に形成 される。試料に含まれる成分の分子量は、得られたイオン系列から算出さ れうる〔ジェイ・ビー フェン(J.B.Fenn)ら、Science 19 89,246,64−70〕。得られたイオン強度は、溶液中の成分の濃度に相 関関連する。さらに、イオン化段階に時々生じるナトリウムまたはカリウムアダ クトなどのアダクトも評価に用いられうる。正電荷イオンは、例えば、酢酸を含 む緩衝溶液中で測定され、プロトン化分子のイオン化系列を生じさせる。測定お よび評価は陰極モードにおける測定と同様に行われる。 かかる質量スペクトルを記録する装置は、例えば、Finnigan MAT 、Perkin Elmer Sciex、Bruker、MicroMass などから得ることができる。測定精度は、約±1〜2ダルトンに相当する計算質 量から約0.01%(ESI)または0.1%(MALDITOF)の偏差であ るべきであろう。 終了反応混合物で直接試料の質量を決定する別法として、測定前に試料を精製 または濃縮することもできる。濾過段階(限外濾過)またはクロマトグラフィー による精製段階がこのために好ましく用いられ、なかでもクロマトグラフィー過 程は、特に自動化でき、質量分析計との直接カップリング過程として用いること ができる。クロマトグラフィー過程は、例えば、逆相、イオン交換、ゲル濾過お よびアフィニティクロマトグラフィー等である。さらに、電気泳動およびとりわ けキャピラリー電気泳動過程もよく適する。結合産物B2の質量は、検出対象の 直接または間接の指標である。図1の左カラムの場合、プローブと部分配列Sと の100%の相補性が規定された分子量に帰するため、期待される質量は、使用 されたプローブ配列から直接決定することができる。したがって、この質量の確 実なシグナルの発現は、検出対象の核酸の存在の指標である。さらに、他の方法 で検出された部分核酸Fの質量も、検出対象の核酸の存在を表示する。 図1の右カラムの場合、偏差ΔMは検出対象の核酸がC/G置換により100 %相補性の場合に期待される配列とは異なるという結論を可能にする。これを用 いて、この変異を正確に検出することができる。決定される質量のシグナルが、 100%相補性について計算されたシグナルと塩基GおよびCの差により異なる 場合、この変異C−>Gが存在する。このことは、測定シグナルと予想シグナル 間の大きさの差異が塩基置換および特に特定の1種を示唆するので、本発明の方 法は個々の変異の特異的決定に大変有利に使用しうることを示す。 しかしながら、さらに、本発明の方法は、図2に示される異なる配列を有する 核酸の同時検出に用いることもできる。この場合、2または数個のプローブP1 、P2...PNを単独のプローブPの代わりに試料と接触させる。核酸が存在 する場合、これらの各プローブは、あらかじめ決定された質量を有するシグナル に帰する。異なる配列および任意に異なる長さの可能なプローブPの数および選 択にほとんど制限がないので、この方法を用いて、異なる核酸のほとんどいかな る数をも検出することができる。しかしながら、先行技術の方法は、まさにこの 場合、多数の異なる標識および可能な異なる検出方法を必要とする。したがって 、さらに本発明は、プローブが核酸を含む通常の溶液に可溶性であり、かつNが 自然数であって異なるプローブの数を示す異なる質量のプローブP1、P2.. .PNの混合物に関する。異なる質量は、異なる配列または異なる長さまたは異 なる修飾基またはそれらの組み合わせのいずれかにより達成される。さらに、本 発明の他のプローブの性質は、この場合にも適用する。したがって、プローブP 1、P2...PNのそれぞれは、試験対象の試料に存在するならば、適合する 核酸との異なる結合産物B1を形成することができる。該プローブは、好ましく は天然由来ではないもの、例えばPNAなどである。異なるプローブは、大体同 じ決定の条件を用いるために、好ましくは同じ構成成分量でまたは少なくとも大 きくは異ならない量で存在する。 さらに、本発明の方法は、プローブを変異が局在しうるアレルの領域に100 %相補的である各々の場合に用いるならば、変異を検出するのに特に適する。 さらに、本発明の方法は、既知配列の核酸または断片(標準核酸SN)と適合 する(例えば、100%相補性)標準プローブSPとを反応混合物に添加し、こ れらを検出対象の核酸と同じ処理に供する場合、核酸の定量的な検出に特に適す る。この場合、シグナルはあらかじめ決定された質量で予想され、測定すること もできる。シグナルの強度は、濃度に比例する。(既知もしくは規定された量の )標準核酸のシグナルのレベルを使用し、検出対象の核酸に期待される質量のシ グナルのレベルと標準核酸のシグナルのレベルとの間の割合を比較または/およ び形成することにより検出対象の核酸の量を決定することができる。 定量的な評価に加えて、標準核酸の使用は正しい試験機能の対照を可能にする 。シグナルが測定できない場合、試験は欠陥である。 1つの変形として、さらにプローブPは、例えば、特異的な配列を有するプロ ーブと、同じ質量を有するが他の配列を有するプローブとを区別する化学基等で 標識されうる。これは、非常に密接に関連した配列を有する核酸間の区別をも可 能にする。さらに、標識される複数のプローブは、同時試験に使用されうる。さ らに、プローブは、例えば、カルボキシルもしくはスルホン酸基などの陰極モー ドにおけるマススペクトラムを記録するための負電荷基、または陽極モードのた めの正電荷基などのイオン化しやすい基で提供されうる。これらの基は、好まし くは数倍存在する、すなわち、ここでは該プローブはポリ−もしくはオリゴ−ア ニオンまたはカチオンの性質を有する。これらの基は、マススペクトル決定の感 度を増加する。 部分配列Sの存在は、本発明の方法において、2つのレベルで決定されうる。 まず、定義された部分核酸F、すなわちその分解条件に耐える能力は、すでに部 分配列Sの存在の指標であり、一方、質量の決定を用いて、部分核酸Fもしくは 部分配列Sの配列を確認または配列における偏りを決定することができる。 本発明の方法は、多くの異なる方法にうまく使用することができる。それは、 任意に均一の方法であり、すなわち関与する化学反応が、好ましくは1つの相、 好ましくは液相でおこる。かかる反応は、制御がより簡単で、より迅速に行なう 条件下に起こる。さらに、本発明の方法は従来利用可能な方法よりも、一層迅速 でありうる。さらに、慣用の方法よりも、感度が高く、検出対象の核酸増幅を回 避することさえ可能である。標識プローブの使用を回避することが可能である。 かなり特定の質量の存在が試験結果に用いられるので、装置は、まさに要求され た質量範囲で高解像度を与えるように設計されうる。該段階中に形成される、ま たは添加される他の産物(例えば、一本鎖断片またはプローブ)は、結合産物B 2または部分核酸Fと有意に異なる質量を有する。 さらに、該方法は自動化可能である。さらに、本発明の方法は異なる配列を有 する複数の核酸または1つの核酸の異なる配列の同時決定に非常に適する。この 場合、これらの配列に相補的な複数のPNA組み合わせが用いられる。 特に好ましい態様において、手法は下記のとおりである: 第1段階として、決定対象の核酸を任意に細胞から溶解により遊離する。該核 酸はつづいて固体表面、例えばガラス様表面などに固定化し、残りの試料溶液を 除去する。ついで、該核酸を表面から分離し、部分配列をPCRにより増幅する 。 次の段階として、結合産物B1に相補的な配列を有するPNAプローブPと増 幅核酸の部分配列Sとをハイブリダイズする。つづく段階として、結合産物B1 を至適な酵素緩衝液中、部分配列Sを有する部分核酸FとPNAプローブPから 構成される結合産物B2を形成するために用いる酵素の至適温度で、ヌクレアー ゼ混合物により結合産物B1を消化する。B2は、イオン交換クロマトグラフィ ーにより他の反応成分から遊離され、つづいてB2を含む画分をマススペクトル システムに載せる。結合産物B2または部分核酸Fの質量を決定する。 下記実施例によりさらに本発明を詳説する: 実施例 配列5’−TAT TAG GCC ATC GTC TTC ATG GT C CAG AAC ACC AAC AGG AAG ACC−3’(配列番 号:1)を有する2.7nmol(水中5μl)のオリゴヌクレオチドと配列H2 N−AAG TAC CAG GTC TTG−Hを有する2.7nmol( 水中5μl)PNAとをピペットにより添加し、ついで10μlの2×アッセイ 緩衝液(60mM 酢酸Na,100mM NaCl,2mM 酢酸Zn,0. 002% Triton X−100,pH4.6)を添加する。試料を3分間 95℃まで加熱し、ついで37℃に冷却する。つづいて、1U マングビーンヌ クレアーゼI(ベーリンガー マンハイム)を添加し、試料を10分間37℃で インキュベートする。酵素反応は1mM EDTA(25μl)の添加により終 了させる。その後、溶液を水で0.5mlまで希釈し、NAP−5(Pharm acia)により脱塩する。 ウィルム(Wilm)ら、Analytical Chemistry 68 (1996)、527−533(Parent Ion Scans of U nseparated Peptide Mixtures)記載の方法をマス スペクトル解析に用いる。衝突セルを有する質量分析計API IIIトリプル ステージ四重極(Perkin−Elmer Sciex Instrumen t)、非エレクトロスプレーイオン源で;極性陰極モード、スプレーポテンシャ ル−750V、スキャンレンジ350−1400Da、ステップ幅0.2Da、 ドエル時間1mS;11スキャンを加え、イオンm/z79のプレカーサーイオ ンスキャンモード、衝突ガスアルゴン、衝突エネルギー35eV/電荷。 PNA−DNA二本鎖の典型的なスペクトラムを図3に示す。生データのデコ ンボルーションの後、二本鎖で8709Daの分子量(理論的な期待値8711 Da)を得る。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年8月20日(1998.8.20) 【補正内容】 請求の範囲 1. − ペプチド核酸の群から選択されるプローブPを核酸に含まれる部分配 列Sへ結合させ、結合産物B1を生じさせるステップ、 − プローブPへの結合を保持しながら、該核酸を分解して所定の長さの部分核 酸Fを含む結合産物B2を生じさせるステップ、 − 結合産物を質量スペクトルにより検出する、結合産物B2の検出ステップ、 を含む核酸の検出方法。 2. 該プローブPが部分配列Sの領域の核酸の分解を妨げることができる、請 求項1記載の方法。 3. 該分解を酵素的に行なう、請求項1または2記載の方法。 4. 酵素または酵素混合物が一本鎖および/または二本鎖切断活性ならびにD NAおよび/またはRNA切断活性を有する、請求項3記載の方法。 5. 酵素がS1ヌクレアーゼ、DNアーゼ I、マイクロコッカス(Micr ococcus)ヌクレアーゼおよびマングビーンヌクレアーゼからなる群より 選択される、請求項3記載の方法。 6. 異なる質量を有するプローブを検出対象の核酸のそれぞれに結合させ、こ れらの結合産物を請求項1記載のステップに供すことにより同時に複数の核酸を 検出する、請求項1記載の方法。 7. 核酸が、プローブを結合させる前に予め精製される、請求項1記載の方法 。 8. 質量分析評価が定量的に行なわれる、請求項1記載の方法。 9. 異なる質量を有する多くのペプチド核酸プローブの混合物を溶解型で含む 、異なる配列を有する多くの核酸の同時検出のための試薬。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. − プローブPを核酸に含まれる部分配列Sへ結合させ、結合産物B1を 生じさせるステップ、 − 該核酸を分解して所定の長さの部分核酸Fを含む結合産物B2を生じさせる ステップ、 − その質量に基づいて結合産物B2またはその一部を検出するステップ、を含 む核酸の検出方法。 2. 該プローブPが部分配列Sの領域の核酸の分解を妨げることができる、請 求項1記載の方法。 3. 該分解を酵素的に行なう、請求項1または2記載の方法。 4. 酵素または酵素混合物が一本鎖および/または二本鎖切断活性ならびにD NAおよび/またはRNA切断活性を有する、請求項3記載の方法。 5. 酵素がS1ヌクレアーゼ、DNアーゼ I、マイクロコッカス(Micr ococcus)ヌクレアーゼおよびマングビーンヌクレアーゼからなる群より 選択される、請求項3記載の方法。 6. 異なる質量を有するプローブを検出対象の核酸のそれぞれに結合させ、こ れらの結合産物を請求項1記載のステップに供すことにより同時に複数の核酸を 検出する、請求項1記載の方法。 7. 核酸が、プローブを結合させる前に予め精製される、請求項1記載の方法 。 8. 該結合産物がマススペクトルにより検出される、請求項1記載の方法。 9. 質量分析評価が定量的に行なわれる、請求項8記載の方法。 10. 異なる質量を有する天然に生じない多くのプローブの混合物を溶解型で 含む、異なる配列を有する多くの核酸の同時検出のための試薬。
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