JP2001504841A - 治療におけるエンドセリン複合体の使用、新規のエンドセリン複合体、該物質を含有する薬剤、ならびにその製造方法 - Google Patents

治療におけるエンドセリン複合体の使用、新規のエンドセリン複合体、該物質を含有する薬剤、ならびにその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、エンドセリンと作用基とからなる複合体の、脈管疾患の治療のための使用、ならびに新規のエンドセリン複合体、該化合物を含有する薬剤およびその製造方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 治療におけるエンドセリン複合体の使用、新規のエンドセリン複合体、該物質を 含有する薬剤、ならびにその製造方法 本発明は、請求の範囲において特徴付けられている対象、つまりエンドセリン レセプタ結合基と作用基とからなる複合体の、疾患の治療のため使用に関する。 本発明は、特にエンドセリン誘導体、エンドセリンの部分配列、エンドセリン の類似体またはエンドセリン拮抗物質と、作用基とからなる複合体の、脈管疾患 を治療するための使用に関する。 本発明のもう1つの側面は、新規のエンドセリン複合体、該化合物を含有する 薬剤およびその製造方法に関する。 心臓の循環疾患は工業国に最も広く蔓延している病気である。この病気は最も 頻繁な死因である。ほとんどの場合、心臓の循環疾患はアテローム性動脈硬化症 に起因する。この疾患は、炎症性の繊維増殖性疾患であり、USA、ヨーロッパ および日本の全ての死亡ケースの50%は、この疾患によるものである(Ross 1 993,Nature 362:801-809)。この疾患はその周辺的な発現により四肢の維持を 脅かし、その冠状動脈での発現により、致命的な心筋梗塞の危険を生じ、かつ大 動脈での発病は卒中発作の危険がある。 アテローム性動脈硬化症の治療は目下、種々の方法で行われている。例えば旧 来の措置(例えば血中コレステロール濃度の低下)およびバイパス手術以外に、 末梢動脈および冠状動脈内で狭窄した断片の機械的な拡張(血管形成術)ならび にアテローム硬化性組織の血管内除去(粥腫切除術)が、臨床的な日常における 代替法として確立されている。 しかし、以下に詳細に記載するように、前記の方法には数多くの欠点が付随し ている。 例えば機械的に再疎通させる方法の効果は、血管亀裂および血管切開に続く急 性の血管の閉塞ならびに急性の血栓による影響を受ける(Sigwart et al.,1987 ,N.Engl.J.Med.316:701-706)。長期的な効果は、狭窄の再発現(再狭窄) により危険にさらされる。例えばCAVEATの研究から、1012人の患者の うち、冠状粥腫切除術の際の介入の6ヶ月後の再狭窄率が50%、および冠状動 脈の血管形成術の場合には57%にものぼることが明らかになった(Topol et a l.,1993,N.Engl.J.Med.329:221-227)。さらにこの研究では、粥腫切除術 の患者の7%および血管形成術の患者の3%に、突発的な血管閉塞が発現した。 ニコリニ(Nicolini)およびペピン(Pepine)(1992,Endovascular Surgery 7 2:919-940)は、血管形成術後の再狭窄率35〜40%および急性の血管閉塞率 4% を報告している。 これらの合併症に対処するために、種々の技術が開発された。これには金属製 の内部人工器官(ステント)の体内移植(Sigwart et al.,1987,N.Engl.J.M ed.316:701-706;Strecker et al.,1990,Radiology 175:97-102)が属する。 大口径の動脈へのステント移植は、例えば骨盤軸中の閉塞の場合、すでに第一に 使用するべきである治療方法の水準が得られる。これに対して大腿動脈中でのス テントの使用は、一次開放率49%および再閉塞頻度43%で、期待はずれの結 果を示した(Sapoval et al.,1992,Radiology 184:833-839)。従来冠状動脈 で使用することができるステントでも同様に不満足な結果が達成される(Kavas et al.,1992,J.Am.Coll.Cardiol 20:467-474)。 従来のあらゆる薬理学的および機械的介入は、今日まで再狭窄を阻止すること ができなかった(Muller et al.,1992,J.Am.Coll.Cardiol.19:418-432,P opma et al.,1991,Clrculation 84:14226-1436)。 機械的な介入後にしばしば現れる再狭窄の原因として想定されているのは、こ の介入が血管壁の平滑筋細胞の増殖および移動を誘発しているということである 。これらは処理した血管断片中での新生内膜の過形成(neointimale Hyperplasti e)および観察された再狭窄 につながる(Cascells 1992,Circulation 86,723-729,Hanke et al.,1990 ,Circ.Res.67,651-659,Ross 1986,Nature 362,801-809,Ross 1993,Nat ure 362,801-809)。 アテローム硬化性の疾患を治療するための別の方法では、電離放射線を使用す る。例えば電離放射線は、細胞の増殖を抑制することが公知である。数多くの腫 瘍性および非腫瘍性疾患は、すでにこの方法で治療された(Fletcher,Textbook of Radiotherapy,Philadelphia,P.A:Lea and Feblger,1980,Hall,Radiobi ology for the Radiologist,Philadelphia,P.A:Lippincott,1988)。 しかし外部から再狭窄へ入ってくる電離放射線には、適用の際に所望の箇所へ の放射線量がわずかであり、かつさらに望ましくないことに周囲の(健康な)組 織も同様に放射線に曝されるという欠点が付随する。従って種々の研究はこれま でほとんど効果が期待されていなかった(Gellmann et al.,1991,Circulation 84 Suppl.II:46A-59A,Schwarz et al.,1992,J.Am.Coll.Cardiol.19:11 06-1113)。 外的な放射線源を使用する際に発生するこれらの欠点は、ガンマ線を例えばカ テーテルを介して再狭窄を有する血管領域に直接もたらすことにより克服するこ とができる。イリジウム−192を用いるこの適用形により20Gy/hという 高い放射線量を再狭窄病巣 に導入することができる。いくつかの論文は、この介入によるほぼ完全な再狭窄 の防止を報告している(Wiedermann et al.,1994,Am.J.Physiol.267:H125 Oncology Biol.Phys.29:183-186,Wiedermann et al.,1994,Am.Coll.Card iol.23:1491-1498,Liermann et al.,1994,Cardiovasc.Intervent.Radio 1.17:12-16)。しかしこの方法の欠点は、この場合に適用される20Gy/h の放射線量が極めて高いということである。病変は、不規則に血管壁に分散して いるので、この技術を用いて規定量を均一に適用することは不可能である。さら に、大口径の血管の治療が不可能である。というのもイリジウム源の線量低下に より制限されて適用可能な線量が十分でないからである。 再狭窄を抑制するためのもう1つの可能性は、P−32で被覆したステントの 体内移植である(Fischell et al.,Stents III,Entwicklung,Indikation und Zukunft,Konstanz:Kollath und Liermann,1995)。この論文では、インビト ロで血管平滑筋細胞を最大に抑制するためには、ステント長さ1センチメートル あたりP−32 0.2kBqの活性で十分であった(0.25Gyの放射線量 に相当する)。従ってγ−エミッタのみではなく、β−エミッタもまた平滑筋細 胞の増殖を阻害する。この方法の利点は、適用される 放射線量が明らかに、前記の全ての介入の場合よりも少ないことである。このわ ずかな線量の場合、血管床の内側の内皮細胞は損傷を受けない(Fischell et al .,Stents III,Entwicklung,Indikationen und Zukunft,Konstanz:Kollath u nd Liermann,1995)。しかしこの介入形は、1回のみ、つまりステントの位置 を決定する際にのみ可能である。さらにこれはステントを使用する介入のみに限 られる。広範囲でしばしば適用される介入、例えば粥腫切除術および血管形成術 の際に発生する再狭窄は、この方法で治療することができない。β−線の到達距 離がわずかであることにより、全ての病変に均一なエネルギー量を投与すること ができない。最後に、アイソトープ、例えばP−32を用いてステントを安定に 被覆することは今日までまだ未解決の問題である。 放射線治療以外に、一連のその他の新生内膜の過形成(再狭窄)を抑制するた めの治療ストラテジーが使用される。これは、再狭窄抑制のための古典的な医薬 、例えば抗血栓剤、栓球凝集抑制剤、カルシウム拮抗剤、抗炎症剤および抗増殖 物質を包含するが、しかし遺伝子治療薬も含む。この場合、成長刺激物質の、例 えばアンチセンスーオリゴヌクレオチドによる抑制もしくは発現ベクタープラス ミドによる阻害因子の強化およびウイルスに媒介された遺伝子組み込みが可能で ある。アプタマー(Aptamer)−オリゴヌクレオチドも また、再狭窄の際に決定的な役割を果たす種々のレセプター媒介プロセスの抑制 のために使用することができる。 極めて精力的かつ綿密に、年数をかけて、厳しくコントロールされた条件下で 長期間治療薬として投与されていた物質が調査された。というのは理論的には再 狭窄率の低下が期待されたからである(Herrmann et al.,1993,Drugs 46,18- 52)。 異なった物質群を用いた50を越える対象研究が実施されたが、試験した物質 が再狭窄率を著しく低下させたということを明確に証明することはできなかった 。このことはまた、物質が特殊なバルーンカテーテルを介してそれぞれの所望の 作用箇所にもたらされるという局所的な適用に関しても該当する。しかし、該物 質が治療効果を発揮できるためには、あまりにも早く物質が血管壁から洗い流さ れることが判明した。これに対してこの圧力に媒介された液体の注入は、付加的 な血管の変化を誘発し、これは再狭窄を促進する作用がある。 その他の治療用物質は、アテローム硬化性疾患の際に高い細胞増殖濃度が観察 される場合に利用される。例えば細胞増殖プロセスにおける最近の調査では、高 いチロシンキナーゼ活性が検出された(Bishop 1987,Science 335,305-314,Ro ss 1986,N.Engl.J.Med.314,488-500,Ross 1993,Nature 362,801-809 )。蛋白チロシンキナーゼ(PTK)の特殊な阻害剤の使用により、細胞増殖プ ロセスを遅らせるのである。 しかしPTKの活性の抑制は、副作用がないわけではない。というのもPTK は、正常な増殖プロセスならびに物質代謝プロセス(例えば、インスリンレセプ タまたはNGFレセプタ)の要因でもあるからである(Levitzki 1992,FASEB 6 ,3275-3282)。 もう1つの未解決の問題は、PTKブロッカーの不十分な滞留時間ならびにそ の不十分な選択性である。さらに全てのPTKブロッカーは、効果を発揮できる ためには細胞膜を通過できなくてはならない。 PTKブロッカー以外に、細胞増殖抑制剤、例えばシス−ジアミンジクロロプ ラチン(シスプラチン)もまた、腫瘍性疾患の治療のために使用される(Rozenc weig et al.,1977.Ann.Intern.Med.,86,803-812)。シスプラチンは前記 の適用のために極めて効果的な治療薬であるにも関わらず、広範囲の適用は禁止 されている。というのもこの物質の治療窓は種々の、一部劇的な系統的副作用に より極めて限定されているからである。特に腎臓により排泄されるシスプラチン の腎毒性作用は、この物質が臨床で限定的に適用される原因である(Dentino et al.,1987,Cancer 41,1274-1281,Groth et al.,1986,Cancer Chemother. Pharmacol.17,191-196)。 従って本発明の課題は、心臓循環の疾患の治療処置のために、特に脈管疾患、 例えばアテローム性動脈硬化症の治療のために適切であり、かつ従来技術による 化合物の欠点を有していない化合物を提供することであった。 この課題は本発明により解決される。 エンドセリンと少なくとも1種の作用基とからなる複合体は、治療のため、特 に脈管疾患の治療のために好適であることが判明した。 エンドセリン誘導体、エンドセリンの部分配列、エンドセリン類似体またはエ ンドセリン拮抗物質の複合体もまた、エンドセリン複合体と解釈する。 従って本発明は、脈管疾患の治療処置のためのエンドセリン複合体の使用に関 する。 本発明のもう1つの側面は、エンドセリン、エンドセリン誘導体、エンドセリ ンの部分配列、エンドセリン類似体またはエンドセリン拮抗物質と、少なくとも 1つの作用基とからなる新規の複合体、その製造方法、この複合体を含有する薬 剤ならびに診断および治療におけるその使用に関する。 エンドセリン、エンドセリン誘導体、エンドセリンの部分配列、エンドセリン 類似体またはエンドセリン拮抗物質と作用基とからなる複合体は、エンドセリン レセプタが増加して発現している細胞および組織中で富化さる。このレセプタは 特にアテローム班と出合う 。意外なことにエンドセリンは、作用基へのカップリングにも関わらず、このレ セプタに対するその高い特殊性を維持しているので、わずかな配量でも目的箇所 での治療効果のある作用基の富化を達成することができる。複合体の滞留時間も また、所望の治療効果を達成するために十分である。その他の組織中での濃度は 、この配量の場合、特にまた平滑筋細胞に結合しない、作用基を含有している複 合体が迅速に体外へ排出され、ひいては結合していない複合体に起因する患者に 対する負荷が最小になるために、毒性の範囲に到達することがない。従って観察 される系統的な副作用はわずかである。 さらに意外なことに、本発明による複合体のいくつかは、レセプタへの結合後 に物質−レセプタ複合体として細胞に取り込まれる。従って作用基を適切に病巣 に移送するのみではなく、細胞内に蓄積させることもできる。このことは、特に 相容性がさほどよくなく、かつ主として細胞内でその作用を達成する作用基の場 合には、治療にとって決定的な利点である。 エンドセリン、エンドセリン誘導体、エンドセリンの部分配列、エンドセリン 類似体またはエンドセリン拮抗物質として、例えば以下の構造が挙げられる: Ac-D-Bhg-Leu-Asp-Ile-Ile-Trp、その際、Bhgは、10,11−ジヒドロ−5 H−ジベンゾ−[a,d]−シクロヘプテングリシン基を表し、 Ac-D-Bip-Leu-Asp-Ile-Ile-Trp、その際、Bipは、4,4’−ビフェニルアラ ニン基を表すか、または 4−t−ブチル−N−[6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(3−メト キシ−フェノキシ)−4−ピリミジニル−ベンゼンスルホンアミド−、 4−t−ブチル−N−[6−(1’,2’−ジヒドロキシ−プロピルオキシ) −5’−(2−メトキシ−フェノキシ)−2−メトキシ−4−ピリミジニル−ベ ンゼンスルホンアミド−、 4−t−ブチル−N−[6’−(2’−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(2− メトキシ−フェノキシ)−2,2’−ビピリミジン−4−イル−ベンゼニルスル ホンアミド−、 27−0−カフェオイルミリセロン(Caffeoylmyroseron)−または 2(R)−[2−(R)−[2(S)−[[1−(ヘキサヒドロ−1H−アゼ ピニル)]カルボニル]アミノ−4−メチルペンタノイル]アミノ−3−[1− メチル−1H−インドニル)]プロピオニル]アミノ−3−(2−ピリジル)プ ロピオン酸基を表す。 作用基として、抗体、抗体断片、ペプチド、炭水化物、オリゴヌクレオチド、 ホルモンまたは化学療法薬が該当する。しかしまた作用基は、放射性金属アイソ トープおよびその金属錯体ならびに種々の非金属の放射性アイソトープであって もよく、その際、後者は直接または適切な基を介してエンドセリンに結合してい る。 本発明によれば、1つまたは複数の、有利には1〜10個の作用基もしくは作 用物質分子を有している複合体を使用することができる。 化学療法薬として例えば、ビンブラスチン、ドキソルビシン、ブレオマイシン 、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、6−チオグアニン、シタラビン、 シクロホスホアミドおよびシスプラチン、ならびにその他の通常の化学治療薬が 挙げられる(例えば、Cancer:Principles and Practice of Oncology 2nd ed. ,V.T.De Vita,Jr.,S.Hellman,S.A.Rosenberg.J.B.Lippincot Co.,Phi ladelphia,PA,1985,第14章を参照のこと)。前記のものの中ではシスプラ チンが有利である。 作用基として、さらに実験的な研究で使用される医薬品、例えばメルカプトプ リン、N−メチル−ホルムアミド、2−アミノ−1,3,4−チアジアゾール、 メルファラン、ヘキサメチルメラニン、ジクロロメトトレキサート、ミトグアゾ ン、スマリン、ブロモデオキシウリジン、ヨウ素デオキシウリジン、セムスチン 、1−(2−クロロエチル)−3−(2,6−ジオキソ−3−ピペリジル)−1 −ニトロソ尿素、N,N’−ヘキサメチレン−ビス−アセトアミド、アザシチジ ン、ジブロモダルシトール、エルウイニア−アスパラギナーゼ、イホスファミド 、2−メルカプトエタンスルホネート、テニポシド、タキソール、3−デアザウ リジン、可溶性のベーカー(Baker)の葉酸拮抗薬、ホモハリントニン(Homoharrin gtonin)、シクロ−サイチジン、アシビシン(Acivicin)、ICRF−187、ス ピロムスチン(Spiromustin)、レバミゾール、クロロゾトシン(Chlorozotocin)、 アジリジニルベンゾキノン、スピロゲルマニウム(Spirogermanium)、アクラルビ シン、ペントスタチン(Pentostatin)、PALA、カルボプラチン、アムサクリ ン(Amsacrin)、カラセミド(Caracemid)、イプロプラチン(Iproplatin)、ミソニ ダゾール、ジヒドロ−5−アザシチジン、4’−デオキシ−ドキソルビシン、メ ノガリル(Menogaril)、トリシリビンホスフェート(Triciribinphosphat)、ファ ザラビン(Fazarabin)、チアゾフリン(Tiazofurin)、テロキシロン(Teroxiron)、 エチオフォス(Ethiofos)、N−(2−ヒドロキシエチル−2−ニトロ−1H−イ ミダゾール−1−アセトアミド、ミトキサントロン、アコダゾール(Acodazol)、 アモナフィド(Amonafid)、フルダラビンホスフェート(Fludarabinphosphat)、ピ ベンジモール(Pibenzimol)、ジデムニン(Didemnin)B、メルバロン(Merbaron)、 ジヒドロレンペロン(Dihydrolenperon)、フラボン−8−酢酸、オキサントラゾ ール、イポメアノール、トリメトレキサート(Trimetrexat)、デオキシスペルグ アリン、エキノマイシンおよびジデオキシシチジンが適切である(NCI Investiat ional Dru s.Pharmaceutical Data 1987, NIH Publication No.88-2141,Revi sed November 1987を参照のこと)。 作用基としてさらに、抗血栓剤、例えばヘパリン、 ヒルジン、低分子量のヘパリンまたはマルクマール(Marcumar)、増殖因子阻害剤 、例えば抗PDGF[例えばトリアゾロピリミジン(Trapldil(R))]、栓球凝 集抑制因子、例えばGPIIb/IIIa−レセプタに結合するRGD−ペプチ ド、アセチルサリチル酸(Aspirin(R))、ジピリダモール、トロンビン、凝固 カスケード阻害剤、例えばファクターVIIaまたはXa阻害剤、抗炎症剤、例 えばコルチコイドまたは非ステロイド性抗炎症剤、Ca−拮抗剤、例えばベラパ ミル、ニフェジピンまたはジルチアゼム、脂質低下剤、例えばシムバスタチン(S imvastatin)またはプロブコール(Probucol)、抗増殖剤、例えばコルヒチン、ア ンギオペプチン(Angiopeptin)、エストラジオールまたはACE−阻害剤(例え ばRamipril(R))、アンチセンス−オリゴヌクレオチド、アプタマー(Aptamer )−オリゴヌクレオチド、PTK−ブロッカー、例えばケルセンチン、ゲニステ イン、エルブスタチン(Erbstatin)、ラベンダスチン(Lavendustin)A、ヘルビマ イシン(Herbimycin)Aまたはアエオプリシニン(Aeoplysinin)−1または合成P TK−ブロッカー、例えチルフォスチン(Tyrphostine)、S−アリール−ベニリ デンマロノニトリル化合物またはベンジリデンマロノニトリル(BMN)化合物 が適切である。 作用基として、特に放射性核種を有する基が該当する。本発明により使用する ことができる放射性核種は 、α−、β−および/またはγ−放射体、ポジトロン放射体、オージェ電子放射 体および蛍光放射体を含み、その際、β−またはα−放射体は治療目的のために 有利である。 相応する放射性核種は、当業者に公知である。例えば元素Ag、As、At、 Au、Ba、Bi、Br、C、Co、Cr、Cu、F、Fe、Ga、Gd、Hg 、Ho、I、In、Ir、Lu、Mn、N、O、P、Pb、Pd、Pm、Re、 Rh、Ru、Sb、Sc、Se、Sm、Sn、Tb、TcまたはYの放射性核種 が挙げられる。 放射性核種のエンドセリン基への結合は、直接または、特に金属の放射性核種 、例えば元素Ag、As、Au、Bi、Cu、Ga、Gd、Hg、Ho、In、 Ir、Lu、Pb、Pd、Pm、Pr、Re、Rh、Ru、Sb。Sc、Se、 Sm、Sn、Tb、TcまたはYの核種の場合は、エンドセリンに結合している 相応する錯形成剤を介して行う。 金属錯体を有する適切なエンドセリン複合体は、特にディンケルボルグ等(Din kelborg et al.,(J.N.M.36(1995)102)により、ならびにDE−430187 1号およびDE−4425778号に記載されている。ここでは複合体を疾患の 診断、特にアテローム性動脈硬化症の診断の際に使用している。 β−エミッタの場合、線量低下が極めて急激である ので、アイソトープは、β−線もγ−線も(例えばレニウムアイソトープ)特に 良好に放射することができる。 さらにγ−線を放射する放射性核種を有する複合体が適切である。というのも その線量を容易に放射線診断法により監視することができるからである。 本発明のもう1つの側而は、式II: E−W1 n (II) [式中、Eは、エンドセリン、エンドセリン類似体、エンドセリン誘導体、エン ドセリン部分配列、エンドセリン拮抗物質から誘導されたエンドセリンレセプタ を結合する基を表し、かつW1は、元素At、Ba、Br、C、F、N、Oまた はPの放射性核種を有するか、あるいは化学療法薬、抗体、抗体断片、ペプチド 、炭水化物、オリゴヌクレオチド、PTKブロッカー、抗血栓剤、増殖因子阻害 剤、医薬品、栓球凝集抑制因子、抗炎症剤、Ca拮抗剤、脂質低下剤または抗増 殖剤から誘導された作用基を表し、nは、1〜100、有利には1〜10の数字 を表す]の新規のエンドセリン複合体に関する。 エンドセリンレセプタを結合する基として、有利には以下の構造が挙げられる : Ac-D-Bhg-Leu-Asp-Ile-Ile-Trp、その際、Bhgは、10,11−ジヒドロ−5 H−ジベンゾ−[a,d]−シクロヘプテングリシン基を表し、 Ac-D-Bip-Leu-Asp-Ile-Ile-Trp、その際Bipは、4,4’−ビフェニルアラニ ン基を表すか、または 4−t−ブチル−N−[6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(3−メト キシ−フェノキシ)−4−ピリミジニル−ベンゼンスルホンアミド−、 4−t−ブチル−N−[6−(1′,2’−ジヒドロキシ−プロピルオキシ) −5’−(2−メトキシ−フェノキシ)−2−メトキシ−4−ピリミジニル−ベ ンゼンスルホンアミド−、 4−t−ブチル−N−[6’−(2’−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(2− メトキシ−フェノキシ)−2,2’−ビピリミジン−4−イル−ベンゼニルスル ホンアミド−、 27−0−カフェオイルミリセロン−または 2(R)−[2−(R)−[2(S)−[[1−(ヘキサヒドロ−1H−アゼ ピニル)]カルボニル]アミノ−4−メチルペンタノイル]アミノ−3−[1− メチル−1H−インドニル)]プロピオニル]アミノ−3−(2−ピリジル)プ ロピオン酸基。 作用基W1として、元素At、Ba、Br、C、F、N、OまたはPの放射性 核種が挙げられる。 しかしまた作用基(W1)は、化学療法薬、抗体、抗体断片、ペプチド、炭水 化物、オリゴヌクレオチド、PTKブロッカー、抗血栓剤、増殖因子阻害剤、医 薬、栓球凝集抑制因子、抗炎症剤、Ca拮抗剤、脂質低下剤または抗増殖剤から 誘導してもよい。この場合、それぞれ1つまたは複数の、有利には1〜10個の 作用基がエンドセリン基に結合していてもよい。該結合は場合により相応するリ ンカーを介して行ってもよい。 化学治療薬として、例えばビンブラスチン、ドキソルビシン、ブレオマイシン 、メトトレキサート、5−フルオロウラシル、6−チオグアニン、シタラビン、 シクロホスホアミドおよび有利にはシスプラチンが挙 げられる。 医薬として、例えばメルカプトプリン、N−メチル−ホルムアミド、2−アミ ノ−1,3,4−チアジアゾール、メルファラン、ヘキサメチルメラニン、ジク ロロメトトレキサート、ミトグアゾン、スマリン、ブロモデオキシウリジン、ヨ ウ素デオキシウリジン、セムスチン、1−(2−クロロエチル)−3−(2,6 −ジオキソ−3−ピペリジル)−1−ニトロソ尿素、N,N’−ヘキサメチレン −ビス−アセトアミド、アザシチジン、ジブロモダルシトール、エルウィニア− アスパラギナーゼ、イホスファミド、2−メルカプトエタンスルホネート、テニ ポシド、タキソール、3−デアザウリジン、可溶性のベーカー(Baker)の葉酸拮 抗薬、ホモハリントニン、シクロ−サイチジン、アシビシン、ICRF−187 、スピロムスチン、レバミゾール、クロロゾトシン、アジリジニルベンゾキノン 、スピロゲルマニウム、アクラルビシン、ペントスタチン、PALA、カルボプ ラチン、アムサクリン、カラセミド、イプロプラチン、ミソニダゾール、ジヒド ロ−5−アザシチジン、4’−デオキシ−ドキソルビシン、メノガリル、トリシ リビンホスフェート、ファザラビン、チアゾフリン、テロキシロン、エチオフォ ス、N−(2−ヒドロキシエチル)−2−ニトロ−1H−イミダゾール−1−ア セトアミド、ミトキサントロン、アコダゾール、アモナフィド、フルダラビンホ スフェート、ピベンジモール、ジデムニンB、メルバロン、ジヒドロレンペロン 、フラボン−8−酢酸、オキサントラゾール、イポメアノール、トリメトレキサ ート、デオキシスペルグアリン、エキノマイシンまたはジデオキシシチジンが挙 げられる。 さらに作用基として、抗血栓薬、例えばヘパリン、ヒルジン、低分子量のヘパ リンまたはマルクマール、増殖因子阻害剤、例えば抗PDGF[例えばトリアゾ ロピリミジン(Trapidil(R))]、栓球凝集抑制因子、例えばGPIIb/II Ia−レセプタに結合するRGD−ペプチド、アセチルサリチル酸(Aspirin( R))、ジピリダモール、トロンビン、凝固カスケード阻害剤、例えばファクタ −VIIaまたはXa阻害剤、抗炎症剤、例えばコルチコイドまたは非ステロイ ド性抗炎症剤、Ca−拮抗剤、例えばベラパミル、ニフェジピンまたはジルチア ゼム、脂質低下剤、例えばシムバスタチンまたはプロブコール、抗増殖剤、例え ばコルヒチン、アンギオペプチン、エストラジオールまたはACE−阻害剤(例 えばRamipril(R))、アンチセンス−オリゴヌクレオチド、アプタマー−オリゴ ヌクレオチド、PTK−ブロッカー、例えばケルセンチン、ゲニステイン、エル ブスタチン、ラベンダスチンA、ヘルビマイシンAまたはアエオプリシニン−1 または合成PTK−ブロッカー、例えチルフォスチン、S−アリール−ベニリデ ンマロノニトリル化合物またはベン ジリデンマロノニトリル(BMN)化合物が適切である。 作用基とエンドセリンとの結合は、作用基に応じて自体公知の方法で行う。 チルホスチン(Tyrphostine)タイプのチロシンキナーゼ阻害剤(PTKブロッ カー)は、例えばペプチドをまず脂肪族および芳香族ジカルボン酸の環式無水物 を用いてエステル化し、かつ引き続きペプチドのN−末端でアミド結合すること により、そのフェノール性のOH基を介してエンドセリンタイプのペプチドに結 合することができる。 シスプラチンのエンドセリンへの結合は、ボグダノフ等(Bogdanov et al.,Bi oconjugate Chem.7(1996)144-149により記載されている方法と類似させて行う 。 本発明のもう1つの側面は、水中に溶解しているか、懸濁しているか、または 乳化しているエンドセリン複合体および製剤において通例の添加剤および安定剤 を含有している薬剤に関する。エンドセリン複合体が作用基として寿命の短い放 射性同位体を有する複合体を有している場合、相応する薬剤をキットとして製造 し、その際、容器中でエンドセリン化合物は、金属不含の錯形成剤に結合して存 在している。ここに直接投与前に所望の放射性同位体を添加する。 該薬剤は有利には静脈内に投与する。従ってこの適 用方法により、転移またはまだ極めて小さく、かつ診断的にとらえることができ ないが、しかし特に例えばチロシンキナーゼ阻害剤、代謝拮抗剤または電離放射 線を用いる治療により反応する病変を、適切に治療することができる。このこと により例えば脈管疾患を多病巣にわたり治療することができる。 例5において示されるように、本発明による物質は適用カテーテルを介して大 量におよび長い時間をかけて適切に血管の壁に導入するために著しく適切である 。 その都度適用される量は、それぞれの作用基および蓄積の程度に応じて適合さ せる。方向付けとなる上限値は、純粋な作用物質の投与の際に使用されるであろ う値を仮定することができる。しかし作用を増強する効果ならびに作用物質を特 異的に(カテーテルにより)導入する可能性に基づいて、必要とされる用量は一 般に前記の上限値をはるかに下回る。 作用基が放射性基である場合、1〜1000MBqの線量に相当する量を投与 する。 しかし意外なことに、潜在能力の高い作用物質の系統的な相容性は、エンドセ リンレセプタに親和性のある物質およびエンドセリン誘導体により改善される。 高い用量にも関わらず、決定器官に対する毒性が減少する。従って必要であれば 多くの場合、用量を遊離の作用物質にとって認容可能な程度を越えて高めても、 エンドセリンレセプタに媒介された非相容性または抗増殖作用物質により媒介さ れる非相容性が現れることがない。 さらにエンドセリン誘導体は意外なことに、DE4301871号およびDE 4425778号とは対照的に、放射線治療のためのみでなく、薬物治療にとっ ても十分な濃度を病変中で達成し、かつここで治療目的のために適切な分布およ び滞留時間を有することが判明した。アテローム硬化性の血管と短時間接触する のみの場合にも著しく迅速かつ効果的な複合体の取りこみが特に有利であり、こ れは例えばカテーテルを介した投与の際に実現する。 その高いエンドセリンレセプタ親和性に基づいて、エンドセリン複合体は、心 臓の循環疾患、例えば心筋虚血症、鬱血性心不全、心臓リズム障害、不安定アン ギナ、心筋梗塞、高血圧、アテローム性動脈硬化症および再狭窄の治療のために 適切であるのみではなく、例えば気管支収縮性疾患、例えば肺高血圧および喘息 、ニューロン性疾患、例えば脳卒中、脳血管麻痺、くも膜下出血、内分泌性疾患 、例えば子癇前症、腎疾患、脈管疾患、例えばバージャー病、高安動脈炎、レイ ノー現象、微小血管症および巨大血管症および糖尿病疾患の全ての形、腫瘍性疾 患、特に平滑筋腫、肺癌および前立腺癌、胃粘膜損傷、胃腸の変質、内毒素性シ ョック、敗血症ならびにバクテリア性およびその他の 炎症の治療の際にも適切である。つまりエンドセリン濃度ならびにエンドセリン レセプタの発現が変化しているあらゆる疾患の際に適切である(Doherty 1992, J.Med.Chem.35,1493-1508,Dashwood et al.,1991,J.Cardiovasc.Pharm acol.17,Suppl.7:458-462,Zeiher et al.,1994,Lancet 344:1405-1406,W inklers et al.,1993,Biochem.Biophys.Res.Commun.191:1081-1088,Ari et al.,1990,Nature 348:732735,Goto and Warner 1995,375:539-540,Kowa la et al.,1995,Am.J.Pathol.4:819-827,Douglas et al.,1995,Cardiov ascular Research 29:641-646)。 以下の例は本発明の対象を詳細に説明するが、しかし本発明を制限するもので はない。 例1 a)N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(t−ブチルオキシカルボキシ−メ チル)−N”−(ヒドロキシ−カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミン のNHS−エステル N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(t−ブチルオキシカルボキシ−メチ ル)−N”−(ヒドロキシ−カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミン6 .178g(10ミリモル)およびN−ヒドロキシ−スクシンイミド1.15g (10ミリモル)を、無水ジメチルホルムアミド90ml中に溶解させる。引き 続き無水ジメチルホルムアミド10ml中に溶解させたジシクロヘキシルカルボ ジイミド2.063g(10ミリモル)を反応混合物に滴下する。室温で30分 間撹拌し、濾過し、かつNHS−エステルの0.1モル溶液が得られる。これを それ以上精製することなく、以下のカップリング反応において使用する。 b)NH2−Gly−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Il e−Trp−OH NH2−Gly−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile −Trp−OHの合成を、アサーソンおよびシェパード(E.Atherthon und R.C .Sheppard,Solid phase Peptide synthesis,a practical approach,IRL Pre ss,Oxford,New York,Tokyo,1989)に類似させて固相合成により行った。 c)N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒドロキシ−カルボキシ− メチル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−Gly −Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH NH2−Gly−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile −Trp−OH(例1b)524.6mg(0.5ミリモル)を、トリエチルア ミン202.4mg(2ミリモル)の存在下で無水ジメチルホルムアミド100 mlに溶解させる。アルゴン雰囲気下で、N’,N’,N”’,N”’−テトラキ ス(t−ブチルオキシカルボキシ−メチル)−N”−(ヒドロキシ−カルボキシ −メチル)−ジエチレン−トリアミンのNHS−エステル(例1aの記載と同様 に製造)の0.1モル溶液10mlを滴加し、かつ反応混合物を室温で6時間撹 拌する。引き続き濾過し、かつ溶剤を中真空で蒸発させる。t−ブチルエステル の分離のために、白色の残留物を、トリフルオロ酢酸:アニソール:エタンジチ オール(95:2.5:2.5)からなる混合物150mlを用いて処理する。 引き続き室温で中真空において濃縮し(約15〜20ml)、かつ無水ジエチル エーテル150mlに注ぐ。白色の沈殿物を吸引濾過し、かつクロマトグラフィ ーによりシリカゲルRP−18(溶離剤:A:水/0.1%トリフルオロ酢酸B :アセトニトリル/0.1%トリフルオロ酢酸、勾配:B0%からB100%) を用いて精製する。 収量:白色粉末80.2mg(11.3%) 分子量:計算:1424.58、検出:1425(FAB−MS) d)N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス−(ヒドロキシカルボキシ− メチル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−Gly −Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHの In−111−錯体 N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒ ドロキシ−カルボキシ−メチル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン −トリアミノ]−Gly−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile− Ile−Trp−OH(例1c)1mgを、0.1モルの酢酸ナトリウム溶液( pH=6)1mlに溶解させ、かつインジウム−111−トリクロリド−溶液(A mersham)1mCiを添加する。反応混合物を室温で10分間放置する。マーキン グ収率をHPLC−分析により測定し、かつこれは95%より大である。 e)N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒドロキシ−カルボキシ− メチル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−Gly −Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHの Y−90−錯体 N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒドロキシ−カルボキシ−メ チル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−Gly− Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH(例 1c)1mgを、0.1モルの酢酸ナトリウム溶液(pH=6)1mlに溶解さ せ、かつイットリウム−90−トリクロリド(Amersham)1mCiを添加する。反 応混合物を室温で10分間放置する。マーキング収率をHPLC−分析により測 定し、かつこれは94%より大である。 例2 a)N−(8−アミノ−1−オキソーオクチル)−Phe−(D−Trp)−L eu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH N−(8−アミノ−1−オキソ−オクチル)−Phe−(D−Trp)−Le u−Asp−Ile−Ile−Trp−OHの合成を、アサーソンおよびシェパ ード(Solid phase Peptide synthesis,a practical approach,IRL Press,Oxf ord,New York,Tokyo,1989)に類似させて固相合成により行った。 b)N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒドロキシ−カルボキシ− メチル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−[(8 −アミノ−1−オキソーオクチル)−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp −Ile−Ile−Trp−OH] N−(8−アミノ−1−オキソーオクチル)−Phe−(D−Trp)−Le u−Asp−Ile−Ile−Trp−OH(例2a)566.7mg(0.5 ミリモル)を、トリエチルアミン202.4mg(2ミリモル)の存在下で無水 ジメチルホルムアミド100mlに溶解させる。アルゴン雰囲気下で、N’,N ’,N”’,N”’−テトラキス(t−ブチルオキシカルボキシ−メチル)−N” −(ヒドロキシ−カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミンのNHS−エ ステル(例1aの記載と同様に製造)の0.1モル溶 液10mlを滴加し、かつ反応混合物を室温で6時間撹拌する。引き続き濾過し 、かつ溶剤を室温において中真空で蒸発させる。t−ブチルエステルの分離のた めに、白色の残留物を、トリフルオロ酢酸:アニソール:エタンジチオール(9 5:2.5:2.5)からなる混合物150mlを用いて処理する。引き続き室 温で中真空中で濃縮し(約15〜20ml)、かつ無水ジエチルエーテル150 mlに注ぐ。白色の沈殿物を吸引濾過し、かつクロマトグラフィーによりシリカ ゲルRP−18(溶離剤:A:水/0.1%トリフルオロ酢酸B:アセトニトリ ル/0.1%トリフルオロ酢酸、勾配:B0%からB100%)を用いて精製す る。 収量:白色粉末135.2mg(17.9%) 分子量:計算:1508.74 検出:1509(FAB−MS) c)N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒドロキシカルボキシ−メ チル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−[(8− アミノ−1−オキソーオクチル)−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp− Ile−Ile−Trp−OH]のIn−111−錯体 N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒドロキシカルボキシ−メチ ル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−[(8−ア ミノ−1−オキソ−オクチル)−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−I le−Ile−Trp−OH](例2b)1mgを、0.1モルの酢酸ナトリウ ム溶液(pH=6)1mlに溶解させ、かつインジウム−111−トリクロリド −溶液(Amersham)1mCiを添加する。反応混合物を室温で10分間放置する。 マーキング収率をHPLC−分析により測定し、かつこれは94%より大である 。 d)N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒドロキシカルボキシ−メ チル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−[(8− アミノ−1−オキソ−オクチル)−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp− Ile−Ile−Trp−OH]のY−90−錯体 N−[N’,N’,N”’,N”’−テトラキス(ヒドロキシカルボキシ−メチ ル)−N”−(カルボキシ−メチル)−ジエチレン−トリアミノ]−[(8−ア ミノ−1−オキソ−オクチル)−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−I le−Ile−Trp−OH](例2b)1mgを、0.1モルの酢酸ナトリウ ム溶液(pH=6)1mlに溶解させ、かつイットリウム−90−トリクロリド −溶液(Amersham)1mCiを添加する。反応混合物を室温で10分間放置する。 マーキング収率をHPLC−分析により測定し、かつこれは97%より大である 。 例3 a)NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D −Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D− Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHの合成を、アサーソ ンおよびシェパード(Solid phase Peptide synthesis,a practical approach, IRL Press,Oxford,New York,Tokyo,1989)に類似させて固相合成により行っ た。 b)NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D −Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHのレニウム−18 6−錯体 リン酸塩緩衝液(Na2HPO4、0.5モル/l、pH=8.5)600μl 中のNH2−Asp−Gly−G1y−Cys−Gly−Cys−Phe−(D −Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH1mgに、0.1 5モルの三ナトリウムクエン酸塩二水和物の溶液100μl、186−過レニウ ム酸塩溶液500μCiおよび引き続き0.2モルの塩化スズ(II)二水和物 溶液5μlを添加する。室温で10分間、インキュベーションする。マーキング の分析をHPLCを用いて行う。 例4 a)NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−(D−Trp )−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−(D−Trp) −Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHの合成を、アサーソンおよび シェパード(Solid phase Peptide synthesis,a practical approach,IRL Pres s,Oxford,New York,Tokyo,1989)に類似させて固相合成により行った。 b)NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−(D−Trp )−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHのレニウム−186−複合 体 リン酸塩緩衝液(Na2HPO4、0.5モル/l、pH=8.5)600μl 中のNH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−(D−Trp )−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH1mgに、0.15モルの 三ナトリウムクエン酸塩二水和物の溶液100μl、186−過レニウム酸塩溶 液500μCiおよび引き続き0.2モルの塩化スズ(II)二水和物溶液5μ lを添加する。室温で10分間、インキュベーションする。マーキングの分析を HPLCを用いて行う。 例5 a)Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D−Trp )−Leu−Asp−Ile−Ile−Trpの99mTc−錯体 リン酸緩衝液(Na2HPO4、0.5モル/l、pH=8.5)300μl中 のAsp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D−Trp) −Leu−Asp−Ile−Ile−Trp(例3a)の記載と同様にして製造 )0.5mgを、0.15モルの三ナトリウムクエン酸塩二水和物の溶液50μ l、および0.2モルの塩化スズ(II)二水和物溶液2.5μlを添加する。 反応混合物にMo−99/Tc−99m−発生剤からなる過テクネチウム酸塩溶 液(0.4〜0.9mCi)を添加し、かつ室温で10分間、インキュベーショ ンする。マーキングの分析をHPLCを用いて行う。 b)NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D −Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHならびにTc−9 9m−過テクネチウム酸塩のTc−99m−錯体の、白色のニュージーランドウ サギの頸動脈への局所的な適用 麻酔処理した白色のニュージーランドウサギ(3.5kg)の右頸動脈を露出 させた。切開部より2Fバルーンカテーテル(バクスター(Baxter)社)を頭部に 導入し、かつ長さ約5cmの血管範囲を、カテーテル の膨張により2回、0.9%食塩水で露出させた。引き続き適用カテーテル(冠 動脈潅流/注入カテーテル、ディスパッチ(Dispatch)3.0、バクスター杜)を 、予め露出させた範囲に導入した。7.4MBqの活性を有するTc−99m− NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D−T rp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH(5aにおいてと同様 に製造)またはTc−99m−過テクネチウム酸塩0.9mlを局所的に適用し た。引き続き該カテーテルを除去し、かつ血管縫合により右頸動脈を閉鎖した後 、血流を再開させた。1時間にわたり、市販のガンマカメラを用いて動的シンチ グラムを作成した。引き続き該動物を殺し、両方の頸動脈を取り出し、かつオー トラジオグラフを作成した。 Tc−99m−NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys− Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHの場 合、注入量の約5%が、露出させた動脈に局所的に到達することができた。適用 された活量は、試験時間にわたり、わずかに低下したのみであった。これに対し てTc−99m−テクネチウム酸塩の局所的な適用は、到達しなかった。という のも局所的に適用した全ての活量は、血流の再開後に直接血管から洗い流されて しまったからである(図1および2を参照のこと)。 図1は、NH2−Asp−Gly−G1y−Cys−Gly−Cys−Phe −(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHのTc−9 9m−錯体(図A)ならびにTc−99m−過テクネチウム酸塩(図B)の局所 的な適用の0〜1時間後の動的研究の前方加重シンチグラムを示している。局所 的に適用されたTc−99m−NH2−Asp−Gly−Gly−Cys−Gl y−Cys−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Tr p−OHは、血流の再開後、1時間の試験時間にわたり適用箇所に残留するが( A、矢印)、Tc−99m−過テクネチウム酸塩(図B)は、血流の再開後に直 接血管壁から洗い流され、かつ唾液腺および甲状腺に蓄積する。 図2は、時間の経過における局所適用後の右頸動脈内でのTc−99m−NH2 −Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D−Trp )−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OHの活性の経過(cpm/s )を示している。活性は、局所適用の後に1時間にわたり、動的研究により記録 した。試験時間の間、局所適用したTc−99m−NH2−Asp−Gly−G ly−Cys−Gly−Cys−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−I le−Ile−Trp−OHの量は付随的に低下したのみであるl。 例6 WHHLウサギにおけるAsp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−P he−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trpの99mTc −錯体のインビボおよびインビトロ富化 5a)により製造したAsp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys−P he−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp99mTc−錯 体2mCiを、麻酔処理したWHHLウサギに(ロンパン/ケタベット(Rompun/ Ketavet)1:2)、耳静脈から適用する。WHHLウサギは、LDLレセプタが 欠損しているか、または異常であるために、血中で高いLDL濃度を有しており 、かつそのために潜在的にアテローム硬化性血管変性を形成する。適用後、5時 間の試験時間の間、種々の照射時間および種々の位置でガンマカメラ(エルキン ト(Elcint)SP4HR)を用いて静的な記録を行った。適用5時間後に、ウサギ を殺し、かつ動脈のオートラジオグラフィーならびにスダン−III−染色を実 施した。WHHLウサギの大動脈弓の範囲のアテローム班を、10分p.i.イ ンビボで示すことができた。引き続き実施したオートラジオグラフィーにより、 アテローム硬化性病変の蓄積3930cpm/mm2および肉眼的に変化しなか った大動脈中の蓄積380cpm/mm2が生じた。通常の壁領域およびアテロ ーム硬化性壁領域の間の 富化ファクターは、14であった。 例7 エルブスタチンとH2N−Gly−Phe−(DTrp)−Leu−Asp−I le−Ile−Trp−OHとの結合 エルブスタチン1.79g(0.01モル)を、塩化メチレン100ml中に 溶解させ、窒素雰囲気に置き、かつ無水コハク酸1g(0.01モル)ならびに ジイソプロピルエチルアミン1.74ml(0.01モル)を添加し、かつ室温 で一夜撹拌した。この溶液にN−ヒドロキシスクシンイミド(NHS)1.15 g(0.01モル)を固体の形で添加し、かつその溶解後に塩化メチレン20m l中のジシクロヘキシルカルボジイミド(DCCI)2.06g(0.01モル )の溶液を滴加する。再度、室温で一夜撹拌する。後処理のために、沈殿したジ シクロヘキシル尿素を濾別し、濾液を1%クエン酸で2回、および飽和炭酸ナト リウム溶液で1回洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、かつ濃縮する。残留物 を少量の塩化メチレンに溶解させ、かつ残りの沈殿したジシクロヘキシル尿素を 濾別する。濾液を濃縮し、かつ残留物をDMFにとる。H2N−Gly−Phe −(DTrp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp−OH 10.5g (0.01モル)を添加し、かつ室温で一夜撹拌する。該溶液を中真空中で濃縮 し、かつ残留物をシリカゲ ルを介して流展剤系塩化メチレン/メタノール(勾配:メタノール3%〜20% )を用いてクロマトグラフにかける。 結果:淡黄色の結晶3.14g(理論値の24%) 分子量:計算:1310.47 検出:1310m/e(FAB−MS) 元素分析: 計算:C 62.3%、H 6.4%、N 11.8%、0 19.5%、 検出:C 61.8%、H 6.3%、N 11.4% 例8 2−アセチルオキシベンゾイル−Gly−Phe−(D−Trp)−Leu−A sp−Ile−Ile−Trp−OH NH2−Gly−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile −Trp−OH(例1b)524.6mg(0.5ミリモル)を、トリエチルア ミン202.4mg(2ミリモル)の存在下で無水DMF100mlに溶解させ る。窒素雰囲気下で、DMF10ml中のアセチルサリチル酸−N−ヒドロキシ スクシンイミドエステル1.39g(5ミリモル)の溶液を滴加し、かつ室温で 一夜撹拌する。反応混合物を中真空中で濃縮し、水を添加し、かつ30分間撹拌 する。引き続き水および易揮発性成分を中真空中で除 去し、かつ残留物を直接RP−18−シリカゲルを介してクロマトグラフにかけ る(溶離剤A:水、溶離剤B:アセトニトリル、勾配 B0%〜B100%)。 収量:白色の粉末86.3mg(=理論値の14.3%) 分子量:計算:1212.35 検出:1212(FAB−MS) 例9 a)[21−O−(6α,9−ジフルオロ−11β,21−ジヒドロキシ−16α −メチル−1,4−プレグナジエン−3,20−ジオン−イル)]−2−カルボ キシ−エチルカルボン酸 ジフルコルトロン3.945g(10ミリモル)および無水コハク酸1.0g (10ミリモル)を、アルゴン雰囲気下で還流下に1時間、無水ピリジン20m l中で加熱する。冷却した反応混合物を、硫酸/氷水からなる混合物に注ぎ、か つ固体を濾別する。アセトン/n−ヘキサンから再結晶させる。 収量:白色の粉末2.42g(48.9%) 元素分析: 計算:C 63.15、H 6.52、O 22.65、F 7.68 検出:C 62.95、H 6.76、F 7.53 b)[21−O−(6α,9−ジフルオロ−11β,2 1−ジヒドロキシ−16α−メチル−1,4−プレグナジエン−3,20−ジオ ン−イル)]−2−カルボキシ−エチルカルボン酸−N−ヒドロキシスクシンイ ミドエステル 例9a)に記載したジフルコルトロン誘導体4.95g(10ミリモル)およ びN−ヒドロキシスクシンイミド1.15g(10ミリモル)を、無水ジメチル ホルムアミド90mlに溶解させる。引き続き無水ジメチルホルムアミド10m lに溶解させたジシクロヘキシルカルボジイミド2.063g(10ミリモル) を、反応混合物に滴加する。室温で45分間撹拌し、濾過し、かつNHS−エス テルの0.1モル溶液が得られる。これをそれ以上精製することなく以下のカッ プリング反応のために使用する。 c){[21−O−(6α,9−ジフルオロ−11β,21−ジヒドロキシ−16 α−メチル−1,4−プレグナジエン−3,20−ジオン−イル)]−2−カル ボキシ−エチルカルボキシ}Gly−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp −Ile−Ile−Trp−OH NH2−Gly−Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile −Trp−OH(例1b)524.6mg(0.5ミリモル)を、トリエチルア ミン202.4mg(2ミリモル)の存在下で無水ジメチルホルムアミド100 ml中に溶解させる。アル ゴン雰囲気下でNHS−エステル(例9b)の0.1モル溶液10mlを滴加し 、かつ反応混合物を室温で14時間撹拌する。引き続き濾過し、かつ溶剤を中真 空中で蒸発させる。残留物をクロマトグラフィーによりRP−18で(溶離剤: A:水、B:アセトニトリル;勾配 B0%〜B100%)精製する。 収量:白色の粉末72.3%(9.5%) 分子量:計算:1525.76 検出:1526(FAB−MS)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61K 51/00 A61K 37/02 A61P 9/10 37/24 49/02 A (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AL,AM,AU,A Z,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CN,CU ,CZ,EE,GE,GH,HU,IL,IS,JP, KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,L S,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,RO,RU,SD,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 フリートヘルム ブルーメ ドイツ連邦共和国 ベルリン ヌスヘーア ーシュトラーセ 47テー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.治療薬としての、一般式(I): E−Wn (I) [式中、 Eは、エンドセリン、エンドセリン類似体、エンドセリン誘導体、エンドセリ ン部分配列、エンドセリン拮抗物質から誘導された、エンドセリンレセプタ結合 基を表し、かつ W1は、放射性核種であるか、あるいは化学療法薬、放射性金属アイソトープ との錯体、抗体、抗体断片、ペプチド、炭水化物、オリゴヌクレオチド、PTK ブロッカー、抗血栓剤、凝固カスケード阻害剤、ホルモン、増殖因子阻害剤、医 薬品、栓球凝集抑制因子、抗炎症剤、Ca拮抗剤、脂質低下剤または抗増殖剤か ら誘導されている作用基を表し、 nは、1〜100、有利には1〜10の数字を表す]の化合物の使用。 2.脈管疾患を治療するための治療薬としての、一般式E−Wn[式中、E、 W、およびnは、請求項1に記載したものを表す]の化合物の使用。 3.エンドセリンレセプタ結合基が、以下の構造: を有しているか、あるいは 4−t−ブチル−N−[6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(3−メト キシ−フェノキシ)−4−ピリミジニル−ベンゼンスルホンアミド−、 4−t−ブチル−N−[6−(1’,2’−ジヒドロキシ−プロピルオキシ) −5′−(2−メトキシ−フェノキシ)−2−メトキシ−4−ピリミジニル−ベ ンゼンスルホンアミド−、 4−t−ブチル−N−[6’−(2’−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(2− メトキシ−フェノキシ)−2.2’−ビピリミジン−4−イル−ベンゼニルスル ホンアミド−、 27−0−カフェオイルミリセロン−または 2(R)−[2−(R)−[2(S)−[[1−(ヘキサヒドロ−1H−アゼ ピニル)]カルボニル]アミノ−4−メチルペンタノイル]アミノ−3−[1− メチル−1H−インドニル)]プロピオニル]アミノ−3−(2−ピリジル)プ ロピオン酸基である 請求項1または2記載の使用。 4.エンドセリンレセプタを結合する基が、以下の構造: その際、Bhgは、10,11−ジヒドロ−5H−ジベンゾ−[a,d]−シク ロヘプテングリシン基を表し、 Ac-D-Bip-Leu-Asp-Ile-Ile-Trp、その際Bipは、4,4’−ビフェニルアラニ ン基を表すか、または構造Asp−Gly−Gly−Cys−Gly−Cys− Phe−(D−Trp)−Leu−Asp−Ile−Ile−Trp を有する、請求項1または2記載の使用。 5.作用基がアルファ−、ベータ−および/または ガンマ放射体、ポジトロン放射体、オージェ電子放射体、エックス線放射体およ び/または蛍光放射体を含有する、請求項1から4までのいずれか1項記載の使 用。 6.作用基が、元素Ag、As、At、Au、Ba、Bi、Br、C、Co、 Cr、Cu、F、Fe、Ga、Gd、Hg、Ho、I、In、Ir、Lu、Mn 、N、O、P、Pb、Pd、Pm、Re、Rh、Ru、Sb、Sc、Se、Sm 、Sn、Tb、TcまたはYの放射性核種を有する、請求項5記載の使用。 7.作用基が、元素Ag、As、Au、Bi、Cu、Ga、Gd、Hg、Ho 、In、Ir、Lu、Pb、pd、pm、pr、Re、Rh、Ru、Sb、Sc 、Se、Sm、Sn、Tb、TcまたはYの放射性核種の金属錯体から誘導され る、請求項5記載の使用。 8.放射性核種が、188Re、90Yまたは111Inである、請求項5から7まで のいずれか1項記載の使用。 9.一般式(II): E−W1 n (II) [式中、 Eは、エンドセリン、エンドセリン類似体、エンドセリン誘導体、エンドセリ ン部分配列、エンドセリン拮抗物質から誘導された、エンドセリンレセプタ結合 基を表し、かつ W1は、元素At、Ba、Br、C、F、N、OまたはPの放射性核種を有する か、あるいは化学療法薬、抗体、抗体断片、ペプチド、炭水化物、オリゴヌクレ オチド、PTKブロッカー、抗血栓剤、増殖因子阻害剤、医薬品、ホルモン、栓 球凝集抑制因子、抗炎症剤、Ca拮抗剤、脂質低下剤または抗増殖剤から誘導さ れている作用基を表し、 nは、1〜100、有利には1〜10の数字を表す]の化合物。 10.エンドセリンレセプタ結合基が、以下の構造 Ac-D-Bhg-Leu-Asp-Ile-Ile-Trp、その際、Bhgは、10,11−ジヒドロ−5 H−ジベンゾ−[a,d]−シクロヘプテングリシン基を表し、 Ac-D-Bip-Leu-Asp-Ile-Ile-Trp、その際Bipは、4,4’−ビフェニルアラニ ン基を表すか、あるいは構造: Asp-Gly-Gly-Cys-Gly-Cys-Phe(D-Trp)Leu-Asp-IleIle-Trpを有するか、あるい は 4−t−ブチル−N−[6−(2−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(3−メト キシ−フェノキシ)−4−ピリミジニル−ベンゼンスルホンアミド−、 4−t−ブチル−N−[6−(1’,2’−ジヒドロキシ−プロピルオキシ) −5’−(2−メトキシ−フェノキシ)−2−メトキシ−4−ピリミジニル−ベ ンゼンスルホンアミド−、 4−t−ブチル−N−[6’−(2’−ヒドロキシ−エトキシ)−5−(2− メトキシ−フェノキシ)−2,2’−ビピリミジン−4−イル−ベンゼニルスル ホンアミド−、 27−0−カフェオイルミリセロン−または 2(R)−[2−(R)−[2(S)−[[1−(ヘキサヒドロ−1H−アゼ ピニル)]カルボニル]アミノ−4−メチルペンタノイル]アミノ−3−[1− メチル−1H−インドニル)]プロピオニル]アミノ−3−(2−ピリジル)プ ロピオン酸基である 請求項9記載の化合物。 11.作用基が、元素At、Ba、Br、C、F、N、OまたはPの放射性核 種を有する、請求項9または10記載の化合物。 12.作用基が、ビンブラスチン基、ドキソルビシン基、ブレオマイシン基、 メトトレキサート基、5−フルオロウラシル基、6−チオグアニン基、シタラビ ン基、シクロホスホアミド基またはシスプラチン基である、請求項9または10 記載の化合物。 13.作用基が、ケルセンチン基、ゲニステイン基、エルブスタチン基、ラベ ンダスタチンA基、へルビマイシンA基、アエオプリシニン−1−チルホスチン 基、S−アリール−べニリデンマロノニトリル基またはベンジリデンマロノニト リル基から誘導される、請求項9または10記載の化合物。 14.作用基が、メルカプトプリン基、N−メチル−ホルムアミド基、2−ア ミノ−1,3,4−チアジアゾール基、メルファラン基、ヘキサメチルメラニン 基、ジクロロメトトレキサート基、ミトグアゾン基、 スマリン基、ブロモデオキシウリジン基、ヨウ素デオキシウリジン基、セムスチ ン基、1−(2−クロロエチル)−3−(2,6−ジオキソ−3−ピペリジル) −1−ニトロソ尿素基、N,N’−ヘキサメチレン−ビス−アセトアミド基、ア ザシチジン基、ジブロモダルシトール基、エルウィニア−アスパラギナーゼ基、 イフォスファミド基、2−メルカプトエタンスルホネート基、テニポシド基、タ キソール基、3−デアザウリジン基、葉酸拮抗薬基、ホモハリントニン基、シク ロ−サイチジン基、アシビシン基、ICRF−187基、スピロムスチン基、レ バミゾール基、クロロゾトシン基、アジリジニルベンゾキノン基、スピロゲルマ ニウム基、アクラルビシン基、ペントスタチン基、PALA基、カルボプラチン 基、アムサクリン基、カラセミド基、イプロプラチン基、ミソニダゾール基、ジ ヒドロ−5−アザシチジン基、4’−デオキシ−ドキソルビシン基、メノガリル 基、トリシリビンホスフェート基、ファザラビン基、チアゾフリン基、テロキシ ロン基、エチオフォス基、N−(2−ヒドロキシエチル−2−ニトロ−1H−イ ミダゾール−1−アセトアミド基、ミトキサントロン基、アコダゾール基、アモ ナフィド基、フルダラビンホスフェート基、ピベンジモール基、ジデムニンB基 、メルバロン基、ジヒドロレンペロン基、フラボン−8−酢酸基、オキサントラ ゾール基、イポメアノール基、トリメトレキサート基 、デオキシスペルグアリン基、エキノマイシン基またはジデオキシシチジン基か ら誘導される、請求項9または10記載の化合物。 15.作用基が、抗−PDGFまたはトリアゾロピリミジンから誘導される、 請求項9または10記載の化合物。 16.作用基が、GPIIB/IIIa−レセプタに結合するRGD−ペプチ ド、アセチルサリチル酸基、ジピリダモール基またはトロンビン基から誘導され る、請求項9または10記載の化合物。 17.作用基が、ヘパリン、ヒルジン、低分子量のヘパリンまたはマルクマー から誘導される、請求項9または10記載の化合物。 18.作用基が、ファクターVIIaまたはXa阻害剤から誘導される、請求 項9または10記載の化合物。 19.作用基が、コルチコイドまたは非ステロイド性の抗炎症剤から誘導され る、請求項9または10記載の化合物。 20.作用基が、コルヒチン、アンギオペプチン、エストラジオールまたはA CE−阻害剤から誘導される、請求項9または10記載の化合物。 21.作用基が、ベラパミル、ニフェジピンまたはジルチアゼムから誘導され る、請求項9または10記載の化合物。 22.作用基が、シムバスタチンまたはプロブコールから誘導される、請求項 9または10記載の化合物。 23.作用基が、アプタマーまたはアンチセンスオリゴヌクレオチドから誘導 される、請求項9または10記載の化合物。 24.水性の媒体および製剤において通例の助剤、添加剤および/または安定 剤中に溶解しているか、乳化しているか、または懸濁している、請求項9から2 3までのいずれか1項記載の化合物を含有する治療薬。
JP52513698A 1996-12-04 1997-11-24 治療におけるエンドセリン複合体の使用、新規のエンドセリン複合体、該物質を含有する薬剤、ならびにその製造方法 Withdrawn JP2001504841A (ja)

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