JP2001504774A - 移動ユニットに物体を着脱自在に装着するための装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 移動ユニットへ物体（41）を着脱自在に装着するための構成を開示するが、この構造は、２つの係合部材（1および2）、より特定すると、移動ユニットに固定的に装着される第１係合部材（1）と、着脱自在な物体に固定的に装着される第２係合部材（2）とを備える。協同ロック部材（6、9、12、および14）は両方の係合部材に収納され、各ロック部材は、係合部材が係合解除された位置と、係合部材がロックおよび接続された位置との間で再調節可能である。この構成はまた、係合解除位置とロック位置との間でロック部材を調節するための調節部材（15および16）を備える。係合部材（1および2）の両方が協同ガイド表面および支持表面（3、4、29および30）を呈示し、これらは、接合対称軸（32）の周囲で２つの係合部材が相対的に同心調整されるのに適する。調節部材（15および16）は、第１係合位置にある期間中は係合解除位置にロック部材を維持し、２つの係合部材が一緒に連結された、最終係合位置にある期間中はロック位置にロック部材を維持するのに適する。

Description

【発明の詳細な説明】 名称 移動ユニットに物体を着脱自在に装着するための装置 技術分野 本発明は、移動ユニットに物体を着脱自在に装着するための構造に関する。 発明の背景 車、自転車、子供用カートなどの車両に子供用シートを装着するといったよう な、可動物体の装着用の簡単かつ安全な構造への要求があるのに対して、幾つか の異なる応用例がある。車両に子供用シートを装着するための従来の方法は、異 なるストラップ用いることであるが、該ストラップは車両のシートに留められ、 または、座席またはフットボードにループ状に特に配置される。一つの問題点は 、安全レベルが大きく変動したこと、そして、堅固な固定装着が得られなかった ことであったが、後者の事例の結果、事故が起きた場合に、子供用シートがひっ くり返る危険があった。別な問題点は、固定点が車両ごとに異なり、子供用シー ト製造業者のために妥協的解決案をもたらしたことであった。 標準的解決案が提案されており、これは４つの固定点を有する堅固な固着に関 連し、本来、安全な装着をもたらす。これまでに、この標準的解決案は４つの装 着点を有する子供用シートにおいて対応係合構造を必要とした。この点では、１ つの同一運動については４点全ての場所で安全な接続を達成することは困難であ る、という危険性がある。別な標準的解決案が提案されており、２つの固定点に 関連するものであるが、これは、場合によっては、調節可能な垂直部材の形態の 追加の支持点を必要とする。例えば、特許BG-A 2 288 328から、取り外し可能装 着配置が先に公知であるが、これは、ロック位置を確立するために、回転運動ば かりか線形運動も必要とする。更に、この先行公知の機構は、比較的大きな構築 上の高さを必要とし、従って、たとえば子供用シートの位置も高くなるという欠 点があった。 発明の要旨 本発明の目的は、使用が簡単で、高度に信頼性のある装着構造を、例えば、不 十分な装着をするのが不可能であるような手段により、提供することである。 この目的は、取り外し可能な装着のための構造により達成され、この構造の特 徴は、接合対称軸を中心とした２つの係合部材の相対同心調整のための、協同ガ イド表面と、支持表面とを、両方の係合部材が露出させていることであり、この ガイド表面および支持表面は、一方で、係合部材のうちの一方で外部表面の形態 をとり、これはドーム状形状を呈し、また、他方で、各表面は他方の係合部材で 内部表面の形態をとり、その形態はカップ状であり、またはその逆でもよく、ま たこの構造の特徴は、調節部材は、第１の係合位置にある期間中は係合解除位置 にロック部材を保持し、最終係合位置にある期間中はロック位置にロック部材を 保持する一方で、２つの係合部材が一緒に連結されて、内部表面が外部表面に緊 密に接触し、かつ、その周囲で中心決めされることである。 図面の簡単な説明 本発明を、以下の実施態様と、添付の図面への参照とにより、更に説明する。 図１は、第１係合部材が装着構造の一部を形成するのを示す、斜視図である。 図２は、第１係合部材の側面図である。 図３は、第２係合部材が装着構造の一部を形成するのを示す、斜視図である。 図４は、第２係合部材を破断した断面図である。 図５は、車両シートへの装着用取り付け具を用いて組み立てられた第１係合部 材を示す、斜視図である。 図６は、車両シートに搭載された場合の、対応係合部材を示す。 図７は、分離状態にある２つの係合部材を示す断面図である。 図８は、第１係合位置にある２つの係合部材を示す。 図９は、最終係合位置にある２つの係合部材を示す。 図10および図11は、調節機構が第１係合部材の一部を形成するのを概略的に示 す図である。 好ましい実施形態 本発明に従った装着構造は、２つの基本部材からなり、同構造の主要構成は、 特に図１〜図４から明らかとなる。第１の基本部材は、図１および図２に示され るが、車両シートについて言うような、移動ユニットに装着固定されるのが意図 された、第１係合部材により構成される。第２基本部材は、図３および図４に示 されるが、取り外し自在装着および移動ユニットへの係留に適合する物体の底面 に搭載することが意図される。第１係合部材１はガイド表面および支持表面３お よび４を呈示し、これらは、堅固かつ信頼可能な方法で、第２係合部材が第１係 合部材により支持されるばかりでなく、そこに装着できるような様式で、第２係 合部材２の対応表面と協同することが意図される。図示された具体例では、第１ 係合部材は隆起ドーム状セクションとして設計され、これは、第２係合部材２の ための支持表面すなわち保持表面ばかりでなくガイド表面を形成する包囲体表面 を備えて、本質的に円錐形である。装着構造が全体的に合理的高さを得るために 、円錐角度は比較的小さいが、この円錐角度は、問題の搭載ケースに依存して、 大いに変更され得る。係合部材の周辺で延び、かつ、図示の具体例では円形であ る、周辺方向ガイドエッジ５において、円錐形ガイド表面および支持表面３は食 い度表面および支持表面４へと遷移し、図示の具体例では、円筒型ジャケットの 形状を有する。代替例では、ガイド表面および支持表面４は円錐型ジャケットの 形状を有してもよく、これはガイド効果を増大させる。 係合部材１および２を互いにロックさせるために、ロック装置６が設けられ、 これは、第１係合部材１に配置され、かつ、第２係合部材２においてロック部材 11〜14と協同するのに適する、複数のロック部材7〜10を備え、これらは以下に 詳細に記載される。ロック部材を調節するために、係合部材がそれぞれ、一緒に 連結されかつ互いから分離される係合解除位置と、係合部材が固定相対位置で違 いにロックされるロック位置との間での調節のための調節機構15および16が係合 部材１および２に設けられる。調節機構は以下に詳細に記載される。 図５および図６は、乗用車18のような自動車の車両シート17における、例えば 子供用シートの装着のためのシステムに対して調節される、有利な実施態様を示 す。この点で、係合部材１は、例えばフック状の自己ロック要素の形態の、４つ の固定点20、21、22、および23を有するフレーム19上に配置され、これらは車両 シートの対応固定点に装着するのを意図している。この解決案は、４つの固定点 を有する取り付け具を構築するが、いくつかの乗用車モデルについての標準化解 決案として提案されており、この場合はしかし、アダプタとして働き、これを使 用することにより、４つの固定点を備えるフレームは車両シートに恒久的に搭載 可能であるが、２つの係合部材１および２は、その代わり、車両シートへの子供 用シートの取り外し自在な装着のための構造を形成する。フレーム19は幾つかの 異なる方法で設計され得る。例えば、これにはフレーム部材25を折り畳むことが 意図された折り畳み連結部24が設けられ、同フレーム部材は下方向に突出して格 納位置に至る。係合部材１は、多数の異なる方法で、フレームに装着可能である が、例えば、各支持部材の間に延在し、かつ、係合部材１を支持する支持プレー ト26により装着されるが、または、多数のクロスバーにより装着されればよい。 スイッチレバー26’を用いることにより、調節部材１はフレームに関して異なる 傾斜位置で調節可能であり、これは具体例として図示されている。この態様で、 例えば子供用シートの傾斜は個別に調節されて、シートに異なる傾斜を与える。 図７、図８、および図９はロック装置６および調節機構15および16の構造のよ り詳細な具体例を例示し、この構造は、係合解除位置とロック位置との間の調節 を意図している。 第１係合部材１におけるロック装置６における上述のロック部材7〜10は、こ の具体例では下部係合部材を構成するが、非作動初期位置とロック位置にある開 口部24を本質的に半径方向に貫通して突出する横方向を向いたピンを形成し、後 で詳細に説明されるが、係合部材１の支持表面４を形成する円筒型壁を貫通する 。図示の具体例では、ロックピンの数は４個で、係合部材の周辺全体にわたって 、均等に分配されるが、その数と位置とは大いに変更可能である。ロックピン６ お よび９は、固定管27の穴６''および９''を貫通して延びるロックバー６’および ９’の外部端を構成し、該固定管は係合部材１の内部側面から下方向に突出する 。係合部材１のガイド端縁５を含む、ガイド表面および支持表面３および４は、 係合部材１のための対称軸32の周囲で同心状である。 図７、図８、および図９から最も明らかなように、第２係合部材２は、第１係 合部材の、外部の上向きに転覆されたドーム状フォームに調節される内部フォー ムを示しており、この内部フォームは内部のカップ状空間28を有し、これは係合 部材１の外部フォームと係合するのに適する。従って、係合部材２は対応するガ イド表面および支持表面29および30を示し、これらは係合部材２のための対称軸 32の周囲で同心状に延在する。図示の具体例では、ガイド表面および支持表面の 一方29は、同様に円錐状の包囲体表面により構成されるが、係合部材２が環状に 延びる支持表面を示し、または、好適な位置に好適な高さで据え付けられる支持 ヘッドを呈示するのには、本来、これで十分であるが、これを利用することによ り、係合部材２は、各部材が一緒に連結されている間、下部係合部材に対して堅 固な支持を得る。しかし、他方の支持表面30は、下部係合部材の支持表面４と均 一であるのが好ましく、その結果、好適な許容度を提供する空間的歪みが生じる 。 支持表面30は、円筒型ジャケットの形状を有する壁31により形成される。支持 表面30の下部および壁31はエッジ31’により終端され、同エッジは係合部材の周 囲で延び、図示の具体例では、円形状であり、実際には、下部係合部材１のガイ ド表面４およびガイドエッジ５と協同するためのガイドエッジを形成し、このこ とは以下に詳細に説明する。壁31は貫通穴の形態のロック部材11〜14を呈示し、 その数と位置は、ロックピン６〜９の数および位置に合わせて好適に調節される 。しかし、下部係合部材１に関連する上部係合部材２の幾つかの代替のねじり位 置のロック位置が望ましい場合は、多数の穴を配置することが可能である。図３ および図７から明らかなように、支持表面30は、係合部材周辺および各穴12、13 、14の間に延在する溝12’を示し、この溝は、各穴の間で位置決めを行う際に、 ロックピン６および９を収納するのに適し、このことは以下に詳細に説明する。 上述の調節部材15および16は、係合解除位置と係合位置との間で調節部材を再 調節することが可能である状態で、ロック部材６と協同するのに適する。図示の 具体例では、下部係合部材１の調節部材15は、中央にある本質的に円筒型の押し 下げ可能セクションにより構成されるが、同セクションは、対称軸32の長手方向 位置に、少なくとも線形移動可能である。押し下げ可能セクション15は、上部係 合部材２の内部から下方向に僅かに偏心して突出するコード部材34および35と協 同するのに適する、加圧プレート33を示す。ロック装置を離脱させるために、中 心に据え付けられた調節部材36が設けられ、これは制御ハンドル37により上昇ま たは下降させることが可能で、同ハンドルは、図４から最も明らかだが、上部係 合部材２の外部から容易に接近可能な方法で配置され、また、連結部38の周囲で 、上部係合部材に回動自在に配置される。 本発明に従えば、下部係合部材の調節部材15は以下の方法で配置される。すな わち、図７による初期位置と、図８による降下位置との間の同部材の運動の結果 、下部係合部材におけるロック部材６〜９の調節運動が起こる。かかる調節操作 は幾つかの異なる方法で達成可能で、その具体例が図７〜図９に例示されている が、調節部材の壁セクションの斜めスリット15’により解決されている。横断ピ ン15”はスリット15’内に突出し、横断ピンはロックバー６’および９’の内部 端に固定的に装着される。この態様で、押し下げセクション15の運動は、ロック 部材６および９の半径方向調節運動へと、軸32の方向に変換される。 図10および図11は、調節部材15とロック部材６〜９との間の運動の伝達用機構 の追加例を概略的に示す。この具体例では、ロックバー25は完全に半径方向に向 けられてはいないけれども、調節部材15に偏心的に固定され、これは、回転でき ないが対称軸32に沿って軸方向に可動な押しボタン39と、対称軸を中心に回転可 能なロータリーディスク40とから構成される。この回転運動は、押しボタン上の 螺旋カム39’により達成され、この螺旋カムはロータリーディスク40において、 凹部40’を通って延びる。この点で、上部係合部材のコード部材34および35は押 しボタンを押し下げることを意図しており、同ボタンは、その軸方向運動により 、ロータリーディスクの回転運動を生み、それにより、ロータリーディスクに固 定されたロックバー長手方向の変位運動をも海、それにより、ロックバー６〜９ の 調節運動を生じる。 ロック部材、調節部材、およびコード部材34および35の上述の基本機構とは別 に、図示の具体例における係合部材には、追加コード部材41’および42’が設け られる（図１を参照のこと）。図示の具体例では、これら追加のコード部材は、 パイロット42と協同するのに適した下部係合部材に弧状溝41として配置され、同 パイロットは上部係合部材の内部から下方向に突出して溝に入るよう意図されて いる。弧状溝は、例えば180°のような、制限された角度に拡張する。これによ り、２つの係合部材の間の制限された角度間隔にわたる相対旋回運動が提供され 、これにより、その後で例えば90°の回転運動で係合位置へ動かすことにより、 例えば、車両の長手方向位置に横断して子供用シートが据え付け可能となる。 まず、図７、図８、および図９を参照すると、装着構造と、例えば、子供用シ ートの車座席への装着のために使用する方法、および、子供用シートが取りはず される方法は、ここで包括的態様で説明される。この点で、図７は、子供用シー ト41の下部セクションの外形を、上部係合部材２がその裏面に搭載される状態で 、完全に概略的に示す。子供用シートおよび上部係合部材２が下部係合部材１か ら完全に分離されると、下部係合部材の調節部材15は初期位置に配置され、すな わち、それは押し下げられない。この位置は加圧バネのようなバネにより維持さ れ、同バネは、ロック部材６を外方向突出位置、すなわちロック位置に維持する よう努め、これはまた、調節部材15をその上部位置、すなわち非降下位置に維持 する。 図８は２つの係合部材１および２が接続位置にあるのを示し、この場合、上部 係合部材２が下部係合部材の上に持ってこられて中心決めされた態様で、子供用 シートが側部から調節される。一方の上部係合部材のガイド表面３および４なら びにガイドエッジ５と、他方の上部係合部材のガイド表面29および30ならびにエ ッジ31’との間の協同により、２つの係合部材は中央軸32を中心として中心決め される剛性支持位置に入るように強制される。この態様で、上部係合部材の下方 向に突出したコード部材34および35は、調節部材15の加圧領域42を押圧し、それ により、調節部材を降下させ、この方法を利用して、ロックピン６〜９は引き出 された位置に維持される。この点で、ロック部材６〜９は、有利なことに、下部 係合部材１で完全には後退せず、穴11〜14の真正面に据え付けられる恐れもなく 、係合部材の周囲に延在するガイド溝12’内へと突出する。これにより一時的ロ ック位置が提供されるが、この位置では、上部係合部材２は、構造体が転覆する 危険もなく、回転できる。その後、ロック部材10がガイド溝12’内に延在する間 は、子供用シート41はおよそ４分の１回転だけ回動され、それと同時に、偏心的 に据え付けられた調節ピン34および35は、回転運動により対応凹部43および44が ピンの真正面に置かれる結果となった場合は、対応凹部で下方向に突出できる。 この態様で、加圧領域33に対する押し下げ動作は終わり、調節部材15はその初期 位置に向けて跳ね戻る（図９を参照のこと）。この点では上部係合部材の対応開 口部11〜14の真正面に置かれたロック部材６と、スリット15’が協同するという 事実を利用して、ロックピンはロック位置へ移動させられるが、これはロックピ ンが対応開口部に挿入されるためである。この態様で、ロックピン６〜９は、ロ ックピンが全てこの運動で持って行かれる程度まで、同調される。完全なロック 位置が固定されたという事実は、ロックピン６〜９の外部端が明瞭に見える色マ ーキングで印付けされるという事実、および、外部端がユーザーによって容易に 観察される程度まで突出するという事実によって、有効に示される。ロック部材 の端部がエッジ領域に引っかかるのを回避するために、これら端部は有効に僅か に丸み加工される。したがって、ロックピンがつかえたり、別な妨害を被った場 合、ロックピンはロック位置へと調節されない。 ２つの係合部材が一緒に連結された場合は、装着構造は完全に負荷を支えるこ とが可能となり、この場合、この構造はロック位置で極めて大きな妨害力を扱う が、交通事故の場合には高い安全性を提供する。 装着構造を離脱させるために、制御ハンドル37は調節部材16へと押し下げられ 、この場合、可動調節ピン36は、図示の具体例では上昇位置にあるセクションを 介して調節部材15を押し下げるように強制される。この結果、ロック部材６〜９ はロック位置から係合解除位置まで後退させられるが、この状態で、子供用シー トは上昇させられて除去される。穴11〜14の間で円形方向に延びる上述の溝12’ は、係合解除期間中もロックタップのガイドを供与し、上部係合部材２が回転し てい る間は、それを利用することにより、およそ４分の１回転の回転運動の期間中は 子供用シートがひっくり返る危険はなく、この回転運動により、ドアの開放部を 通してシートを持ち上げるのが容易になる。従って、係合解除は２段階で実行さ れ、制御ハンドル37により調節可能となり、例えば、ある種の保持機構により２ つの規定位置を設けることが可能である。 上述の装着構造は幾つかの異なる応用例を有する。例えば、子供用シート以外 の物体が装着可能で、その例としては、トランク内の金庫、動物用ケージなどが ある。この装着構造はまた、車以外の他の移動ユニットにも使用可能であり、そ の例としては、乳母車フレームへの子供用シートまたは乳母車差込部の装着があ る。この装着構造を利用することにより、子供用シートは自転車などにも装着で きる。更に、この装着構造は上述の構成以外の別な構成を有していてもよい。こ の具体例は完全に回転対称な実施態様を例示しているが、円錐表面を平坦表面に 置換することも可能であり、多角形角錐がその一例であるが、それを利用するこ とにより、回転位置が確実な方法で規定される。 逆に、カップ状係合部材２がフレームに配置される一方で、ドーム状係合部材 １が下方向に回転され、取り外し可能部材に配置されてもよい。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 物体（41）の移動ユニット（18）への着脱自在装着のための構造であっ て、上記構造は２つの係合部材（1および2）、より正確には、移動ユニットへの 固定的装着を意図した第１係合部材（1）および着脱自在な物体への固定的装着 を意図した第２係合部材（2）と、該係合部材の両方に収納され、かつ、該係合 部材が係合解除される位置と、該係合部材がロックおよび接続される位置との間 で再調節可能な協同ロック部材（6〜14）とを備え、該構造はまた、該ロック部 材をそれらの係合解除位置とロック位置との間で調節するための調節部材（15お よび16）を備え、該係合部材（1および2）の両方が協同するガイド表面および支 持表面（3、4、29、および30）を呈示して、接合対称軸（32）を中心とした２つ の該係合部材の相対的同心調整に備え、該ガイド表面および支持表面は一方で、 該係合部材の一方で外部表面の形態をとり、ドーム状の形状を呈し、他方で、該 係合部材の他方で内部表面の形態を取り、カップ状の形状を呈し、または、その 逆の形態形状をとることを特徴とし、さらに、該調節部材（15および16）は第１ 係合位置にある期間中は係合解除位置に該ロック部材を維持し、かつ、最終係合 位置にある期間中はロック位置に該ロック部材を維持するのに適し、後者期間中 は、２つの該係合部材は一緒に連結され、かつ、該内部表面は該外部表面に緊密 に接触し、それを中心に中心決めされることを特徴とする、構造。 ２． 前記第１係合部材（1）の前記ガイド表面および支持表面（3、4、およ び5）は、前記対称軸（32）と関連して角度付けされる１つ以上の表面（3）と、 前記対称軸から離れるように回転させられる一つの表面（4）とから本質的に構 成されることを特徴とする、請求項１に記載の構造。 ３． 前記角度付けされたガイド表面および支持表面（3）は、円錐形ジャケ ットの形状を有することを特徴とする、請求項２に記載の構造。 ４． 前記対称軸（32）から離れるように回転させられる前記表面（4）は、 円筒型ジャケットの形状を本質的に有することを特徴とする、請求項２に記載の 構造。 ５． 前記係合部材のうちの一方のロック部材（7〜10）は、前記対称軸から 離れるように本質的に半径方向に向けられる１つ以上のロックピンにより構成さ れ、該ロックピンは、ロック位置にある期間中は前記係合部材の一方から突出し 、前記係合部材の他方と係合するのに適することを特徴とする、請求項１に記載 の構造。 ６． 前記係合部材（2）の前記ロック部材（11〜14）は、前記ガイド表面お よび支持表面（30）のうちの一方における凹部により構成されることを特徴とす る、請求項５に記載の構造。 ７． 前記調節部材（15）は、前記第１係合部材（1）で軸方向に可動である 降下可能セクションを備え、該降下可能セクションは、前記第１係合位置の期間 中は押し下げられた状態に維持され、前記最終係合位置にある期間中は初期位置 に戻ることを特徴とする、請求項１に記載の構造。 ８． 前記調節部材は前記第２係合部材（2）の一部を形成し、前記調節部材 は、第１の係合位置にある期間中は前記降下可能セクション（33）を押し下げた 状態に維持し、第２係合位置にある期間中は前記降下可能セクションの凹部（43 および44）に挿入される、請求項７に記載の構造。 ９． 前記ロックピン（7〜10）は、前記ロックピンがそれらの降下位置にあ る期間中は係合解除位置に後退した状態に維持されるように、また、前記ロック ピンがそれらの初期位置にある期間中はロック位置で突出するように、前記降下 可能セクション（33）に接続されることを特徴とする、請求項８に記載の構造。 10． 制御ハンドル（16）は前記第２係合部材（2）に配置され、該制御ハン ドルは前記調節部材（15および16）の一部を形成し、前記ロック部材（7〜10） がロック位置にある時は前記降下可能セクション（33）が押し下げられるように 、前記制御ハンドルは作動され、それにより、前記ロック部材は係合解除位置ま で調節され、前記係合部材（1および2）は互いから分離され得ることを特徴とす る、請求項７に記載の構造。 11． 子供用シート（41）の自動車（18）への着脱自在装着のための構造であ って、上記構造は２つの係合部材（1および2）、より正確には、自動車への固定 的装着を意図した第１係合部材（1）および着脱自在な子供用シートへの固定的 装着を意図した第２係合部材（2）と、該係合部材の両方に収納され、かつ、該 係合部材が係合解除される位置と、該係合部材がロックおよび接続される位置と の間で再調節可能な協同ロック部材（6〜14）とを備え、該構造はさらに、該ロ ック部材をそれらの係合解除位置とロック位置との間で調節するための調節部材 （15および16）を備え、該係合部材（1および2）の両方が協同するガイド表面お よび支持表面（3、4、29、および30）を呈示して、接合対称軸（32）を中心とし た２つの該係合部材の相対的同心調整に備え、該ガイド表面および支持表面は一 方で、該係合部材の一方で外部表面の形態をとり、ドーム状の形状を呈し、他方 で、該係合部材の他方で内部表面の形態を取り、カップ状の形状を呈し、または 、その逆の形態形状をとることを特徴とし、さらに、該調節部材（15および16） は第１係合位置にある期間中は係合解除位置に該ロック部材を維持し、かつ、最 終係合位置にある期間中はロック位置に該ロック部材を維持するのに適し、後者 期間中は、２つの該係合部材は一緒に連結され、かつ、該内部表面は該外部表面 に緊密に接触し、それを中心に中心決めされることを特徴とする、構造。 12． 前記カップ状係合部材（2）はその内部表面の一方でガイド溝（12’） を呈示し、該ガイド溝は前記係合部材の周囲に延在し、前記ドーム状係合部材 （1）でロック部材（7〜10）をガイドし、２つの前記係合部材を一緒に連結状態 に維持し、さらに、前記子供用シート（41）と添付の前記係合部材とが、少なく とも制限された回転角度で回転できるようにするのに適することを特徴とする、 請求項11に記載の構造。