JP2001503444A - 構造的に歪みのあるlh―rh類似体、その使用及びそれを含有する薬用組成物 - Google Patents

構造的に歪みのあるlh―rh類似体、その使用及びそれを含有する薬用組成物

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、LH−RH受容体への優れた親和性を有する、式:

Description

【発明の詳細な説明】構造的に歪みのあるLH−RH類似体、その使用及びそれを含有する薬用組成物 本発明は、LH−RHペプチド類似体、その使用及びそれを含有する薬用組成 物に関する。 LH−RHすなわち黄体形成ホルモン放出ホルモンは視床下部で産出される神 経分泌ホルモンであり、メスの卵巣及びオスの精巣の内分泌並びに外分泌機能を 交替で調整するゴナドトロピン、LH(黄体形成ホルモン)及びFSH(ろ胞刺 激ホルモン)の分泌を促進する。これは以下の構造式を持つ: 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-Gly-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 Freidingcrら(Science 1980、210、656-658)は、エストラジオール及びプロ ゲステロンを充分に与え卵巣を切除したメスの成体ラットでin vivoで試 験を行い、式: で表される、γ−ラクタムを含むLH−RHの類似体が、LHの放出を誘導する ことに関してLH−RHの2.4倍の強さを示すことを報告している。 Hindsら(J.Chem.Soci.Chem.Comm.1988、1447-1449)は、式: で表されるスピロラクタムの合成、及び、固相法による式: Tyr-A-Tyr-Asp-Val-Pro-Asp-Tyr-Ala で表されるノナペプチドの構造的に固定された類似体の構築におけるそれの使用 を記載している。 Wardら(J.Med.Chem.1990、33(7)、1848-1851)は、式: 6 7 8 9 10 11 Ava-Phe-Phe-Gly-Leu-Met-NH2 で表される、P物質のヘキサペプチド類似体[Ava6]-SP(6-11)のジペプチド残基-G ly-Leu-の、式: で表されるスピロラクタム含有基による置換を記載している。 (R)スピロラクタムを含むヘキサペプチド類似体は、テンジクネズミの回腸 の縦平滑筋(GPI)におけるNK−1受容体に対する完全なアゴニストである と記載されているが、(S)スピロラクタムを含むヘキサペプチド類似体はGP Iでアゴニスト活性を示さない。 今回、LH−RH及びその類似体のペプチド鎖の6位への、(S)配置の下記 スピロラクタム: の導入が、LH−RH受容体への優れた親和性を示す化合物を生み出すことを見 いだした。 より具体的には、本発明は、LH−RH受容体への強力な親和性を有する化合 物を提供する。 すなわち、本発明の第一の態様によれば、式(配列番号1): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (I) 式中: *Vは、ペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu、AcSar、又は、DTrp、DPhe、DpClPhe、DNal、AcDNal若しく はDQal等の芳香族系D−アミノ酸であり、 −A2は、直接結合、His、DPhe、DpFPhe又はDpClPheである; *Wは、Trp、DTrp、Nal、DNal、1Nal、Phe、DPhe、pClPhe、DpClPhe、Pal、DP al、Bal又はDBal等の芳香族系L−又はD−アミノ酸である; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、Ala、Thr、Ser、DSer、Ser(OBzl)又はMeSerであり、 −A4は、Tyr、Phe、cPzACAla、L-若しくはD-PicLys、L-若しくはD-NicLys 又はL-若しくはD-IprLysである; *SPLは、上述したスピロラクタム(1)である; *Yは、ジペプチドA56である、ここで: −A5は、Ala、Abu、Aib、Vil、Nva、Leu、Ile、Tlc、Nle、Hol、Npg、CPa 、Cba、Cpa又はCha等の、(C1〜C8)アルキル又は(C3〜C6)シクロアルキ ル側鎖を持つアミノ酸であり、 −A6は、L-若しくはD-(Arg、HArg、Lys、HLys、Orn、Cit、HCit又はAph)で あり、ここで、L-又はD-(Arg及びHArg)は1又は2個の(C1〜C4)アルキル基 で置換されていてもよく、L-又はD-(Lys、HLys、Orn及びAph)はイソプロピル、 ニコチノイル又はピコリノイル基で置換されていてもよい;そして *Zは、GlyNH2、DAlaNH2、AzaGlyNH2又は-NHR1であり、ここで、R1は、所望に より水酸基又は1若しくは数個のフッ素原予で置換された(C1〜C4)アルキル ;(C3〜C6)シクロアルキル、又は、モルホリニル、ピロリジニル及びピペリ ジルから選択されたヘテロ環基である、 で表されるペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩を提供する。 本明細書において、「(C1〜C4)アルキル」なる語は、メチル、エチル、n −プロピル、i−プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル及びt−ブチ ル基のことをいう。 「(C1〜C8)アルキル」なる語は、メチル、エチル、n−プロピル、i− プロピル、n−ブチル、i−ブチル、s−ブチル、t−ブチル、n−ペンチル、 i−ペンチル、s−ペンチル、t−ペンチル、ヘキシル、ヘプチル及びオクチル 基のことをいう。 「(C3〜C6)シクロアルキル」なる語は、シクロプロピル、シクロブチル、 シクロペンチル及びシクロヘキシル基のことをいう。 本明細書及び請求の範囲においては、以下の略号を用いる: Abu:2−アミノ酪酸 AcDNal:アセチルD−3−(2−ナフチル)アラニン AcSar:アセチルサルコシン Aib:2−アミノイソ酪酸 Ala:アラニン Aph:p−アミノフェニルアラニン Arg:アルギニン AzaGlyNH2:アザグリシンアミド Bal:ベンゾチエニルアラニン Cba:シクロブチルアラニン Cha:シクロヘキシルアラニン Cit:シトルリン CPa:シクロプロピルアラニン Cpa:シクロペンチルアラニン cPzACAla:シス−3−(4−ピラジニルカルボニルアミノシクロヘキシル)アラ ニン DAlaNH2:D−アラニンアミド DBal:D−ベンゾチエニルアラニン DNal:D−3−(2−ナフチル)アラニン DpClPhe:D−3−(4−クロロフェニル)アラニン DpFPhe:D−3−(4−フルオロフェニル)アラニン DPal:D−3−(3−ピリジル)アラニン DPhe:D−フェニルアラニン DQal:D−3−(3−キノリル)アラニン DSer:D−セリン DTrp:D−トリプトファン Gly:グリシン GlyNH2:グリシンアミド HArg:ホモアルギニン HCit:ホモシトルリン His:ヒスチジン HLys:ホモリジン Hol:ホモロイシン Ile:イソロイシン IprLys:Nε−イソプロピルリジン Leu:ロイシン Lys:リジン MeSer:N−メチルセリン Nal:3−(2−ナフチル)アラニン 1Nal:3−(1−ナフチル)アラニン NEt:N−エチルアミド NicLys:Nε−ニコチノイルリジン Nle:ノルロイシン Npg:ネオペンチルグリシン Nva:ノルバリン OBzl:ベンジルエステル Orn:オルニチン Pal:3−(3−ピリジル)アラニン pClPhe:3−(4−クロロフェニル)アラニン pGlu:ピログルタミン酸 Phe:フェニルアラニン PicLys:Nε−ピコリノイルリジン Pro:プロリン Ser:セリン Thr:トレオニン Tle:tert-ロイシン Trp:トリプトファン Tyr:チロシン Val:バリン 本発明による、LH−RHアゴニスト活性を有する好ましい類のペプチドは、 式(配列番号2): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (IIa) 式中: *Vは、ジペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu又はAcSarであり、 −A2は、Hisである; *Wは、Trp、Nal、1Nal、Phe、Pal、Bal又はpClPhe等の芳香族系L−アミノ酸 である; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、上述したものであり、 −A4は、Tyr又はPheである; *SPLは、上述したものである; *Yは、ジペプチドA56である、ここで: −A5は、上述したものであり、 −A6は、Arg、Lys、HArg、HLys、Orn、Cit又はHCitである;そして *Zは、GlyNH2、AzaGlyNH2又は-NHR1であり、ここでR1は上述したものである 、 で表されるペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩からなる。 本発明による、LH−RHアンタゴニスト活性を有する好ましい別の類のペプ チドは、式(配列番号3): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (IIb) 式中: *Vは、ペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu、又は、DTrp、DPhe、DpClPhe、DNal、AcDNal若しくはDQal等 の芳香族系D−アミノ酸であり、 −A2は、直接結合、DPhe、DpFPhe又はDpClPheである; *Wは、Trp、DTrp、DPhe、DpClPhe、DNal.DPal又はDBalである; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、Serであり、 −A4は、Tyr、Phc、cPzACAla、L-若しくはD-PicLys、L-若しくはD-NicLys 又はL-若しくはD-IprLysである; *SPLは、上述したものである; *Yは、ペプチドA56である、ここで: −A5は、(I)で上述したものであり、 −A6は、(I)で上述したものである;そして *Zは、GlyNH2又はDAlaNH2である、 で表されるペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩からなる。 式(IIa)のペプチドのなかでも、好ましい類は、式(配列番号4): A1-His-W-A3-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-GlyNH2 (IIIa) 式中、A1、W、A3及びA5は、(IIa)で上述したものである、 で表されるペプチドからなる。 ペプチド(IIa)の別の好ましい類は、式(配列番号5): A1-His-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-NEt (IVa) 式中、A1、W及びA5は、(IIa)で上述したものである、 で表されるペプチドからなる。 ペプチド(IIa)のより好ましい類は、式(配列番号6): A1-His-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-AzaGlyNH2 (Va) 式中、A1、W及びA5は、(IIa)で上述したものである、 で表されるペプチドからなる。 式(IIb)のペプチドのなかでも、好ましい類は、式(配列番号8): A1-A2-W-Ser-A4-SPL-A5-A6-Pro-Z (II'b) 式中、A1、A2、W、A4、A5、A6及びZは、(IIb)で上述したものである、 で表されるペプチドからなる。 ペプチド(IIb)のより好ましい類は、式(配列番号7): A1-A2-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-Z (IIIb) 式中、A1、A2、A5、W及びZは、(IIb)で上述したものである、 で表されるペプチドからなる。 ペプチド(IIIa)のなかでは、A1がpGluであり、A3がSerであるものが好ましい 。また、A1がpGluであり、WがTrpであるペプチド(IIIa)も好ましい。 ペプチド(II'b)のなかでは、A1がAcDNalであり、A2がDpClPheであり、A5がNpg であり、ZがDAlaNH2であるものが好ましい。 ペプチド(IIIb)のなかでは、A1がAcDNalであり、A2がDpClPheであり、ZがDAla NH2であるものが好ましい。 特に好ましいのは以下のペプチドである: pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt AcSar-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt pGlu-His-1Nal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt pGlu-His-Nal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt AcSar-His-Nal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Npg-Arg-Pro-NEt pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Tle-Arg-Pro-NEt pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Cha-Arg-Pro-NEt AcDNal-DpClPhe-DTrp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-DAlaNH2 AcDNal-DpClPhe-DPal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-DAlaNH2 AcDNal-DpClPhe-DBal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-DAlaNH2 AcDNal-DpClPhe-DPal-Ser-IprLys-SPL-Npg-Arg-Pro-DAlaNH2 薬理学的に許容される酸との塩の例は、例えば塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン 酸、ホウ酸、硫酸水素、二水素リン酸又は硝酸等の鉱酸とのもの、及び、例えば 酢酸、シュウ酸、酒石酸、コハク酸、マレイン酸、フマル酸、グルコン酸、クエ ン酸、パモエート(pamoate)、リンゴ酸、アスコルビン酸、安息香酸、 p−トルエンスルホン酸又はナフタレンスルホン酸等の有機酸とのものである。 薬理学的に許容される塩基との塩の例は、ナトリウム、カリウム、カルシウム 若しくはマグネシウム等のアルカリ又はアルカリ土類金属とのもの、及び、アミ ン、トロメタモール(trometamol)、N−メチルグルタミン等の有機 塩基とのものである。 本発明のペプチドは、例えば溶液でのペプチド合成又は固相ペプチド合成等の ペプチド化学の公知の手法で製造することができる。一般にこれらの手法は、形 成中のペプチド鎖への、1以上のアミノ酸(所望により保護されていてもよい) の逐次付加からなる。 好ましくは、本発明のペプチドは、N−α−Fmoc保護とともに逐次固相合 成(1、2)を用いて合成される。例えば、ペプチドを、4−メチルベンジルヒ ドリルアミン樹脂(Peninsula Laboratories、英国)又はアミノメチル樹脂(Pe ninsula Laboratories、英国)上で組み立てる。C末端プロリンを、4−(Bo c−プロリロキシメチル)フェニル酢酸として導入する。続いてBoc保護基の 除去をトリフルオロ酢酸を用いて行った後、ジクロロメタン及びジメチルホルム アミド(DMF)洗浄、並びに、ジイソプロピルエチルアミン中和を行う。また 、合成のFmoc/Boc戦略を用いて、「Rink」樹脂、4−(2’,4’ −ジメトキシフェニル)−Fmoc−アミノメチルフェノキシ樹脂を用いること も可能である(2)。 この合成は、以下で示すような組み立て、切り離し及び精製工程からなる: I.組み立て 全てのペプチドで、以下の脱保護/カップリング法を用いる: 1−DMF洗浄 (3回−1分) 2−DMF中25%ピペリジン(1分) 3−DMF中25%ピペリジン(2回−15分) 4−DMF洗浄 (7回−1分) 各工程でペプチド樹脂1グラムあたり15mLの溶媒を用いる。 DMF中、BOP、HoBt及びDIEAの存在下で全アミノ酸(3倍以上) のカップリングを行う(3)。各カップリング工程の終結はニンヒドリンテスト (4)で確認し、必要であれば二度のカップリングを行う。2度目のカップリン グの後に上記テストがまだ陽性のままである場合は、この樹脂をアセチル化する (無水酢酸、10倍以上及びDIEA)。 一般に、脱保護/切り離し工程の前にトリフルオロ酢酸(TFA)処理を行う 。 II.切り離し ペプチドを樹脂から切り離し、液体フッ化水素(HF)での処理により完全に 脱保護する。捕捉剤としてp−クレゾール及びエタンジチオール(トリプトファ ン含有ペプチドの場合)の存在下で、ペプチド樹脂1グラムあたりHF10mL を慣行に従って0℃で45分間用いる。 HFを蒸発させた後、クルードの反応混台物をジエチルエーテルで洗浄し、T FAに溶かし、ジエチルエーテルで沈殿させて、減圧下で乾燥させる。 必要であれば、HF脱保護の前に、ペプチドを樹脂から切り離して、次にエチ ルアミンでの処理によってアミド化する(ペプチド樹脂1グラムあたり5mLエ チルアミン、−78℃、20時間)。 最終生成物にベンジル基が存在するときは、最後の切り離し/脱保護でTFA を用いる(ペプチド樹脂1グラムあたり10mL、0℃、2.5時間)。 切り離し混合物の組成はv%で以下のとおりである: TFA :83.3% エタンジチオール :2.1% チオアニソール :4.2% 水 :4.2% フェノール :6.2% 樹脂をろ過した後、多量のジエチルエーテルを添加して反応混合物からペプチ ドを沈殿させる。ジエチルエーテルで数回洗浄した後、クルードのペプチドを減 圧下で乾燥させる。 III.精製 全てのペプチドを逆相液体クロマトグラフィーで精製する。 精製の一般的な方法は各ペプチドで同一であるが、ペプチドの初期の保持時間 に応じて有機溶媒の傾斜を調整する。精製の一般的条件 : 装置 :KRONWALD SPERATIONSTECHNIK、 ガラス製カラムを備えた中圧液体クロマトグラフィーシステ ム(ドイツ) 固定相 :シリカBondapack C18(Waters)15〜 25μm、100A カラムの大きさ:40×340mm 溶離条件 :移動相:溶離液A:水中0.1%TFA 溶離液B:CH3CN/A 60/40(容積) 温度 :室温 流速 :40mL 検出 :UV210nm 分取 :フラクションあたり5mL 標的化合物を含む全てのフラクションを個々に分析用HPLCで分析した。純 度が95%以上のフラクションを集めて、凍結乾燥した。1度目の精製工程で所 望の純度に達しない場合には、2度目の精製工程、そして必要であれば3度目の 精製工程を行う。2度目及び3度目の工程での精製条件は、分離能を高めるため に傾斜の勾配を変えること以外は、上述したものと同様である。 凍結乾燥の後には、精製した全てのペプチドはトリフルオロ酢酸塩として存在 する。各ペプチドに相当する最終的な粉体は分析用HPLCで確認する。また、 各化合物の構造は質量分析で判断し、正味ペプチド含量はUV吸収で定量する。 本発明のペプチドは、LH−RH受容体に対して強力な親和性を持つ。 この親和性は以下の方法に従って測定した: メスのSprague Dawleyラットから脳下垂体を取り出し、0.32Mショ糖、1 00μg/LのPMSF(フェニルメチルスルホニルフルオリド)、5.6U/ Lのアプロチニン及び10000U/Lのバシトラシンを含む25mMのHEP ESバッファー(pH7.4)中で、ポッター・ホモジェナイザーにより均一化 した。このホモジェネートを10分間700gで遠心分離し、この上澄みを更 に30分間12500gで遠心分離した。このペレットを、ショ糖を含まないこ と以外は同一のバッファー中で、上述のように均一化し遠心分離した。 全ての均一化、遠心分離及びそれに続くインキュベーション工程は4℃で行っ た。 膜フラクションの一部を、20〜70pMの[125I]−ブセレリン(100 0〜2000Ci/mmolを一回分のリガンドに応じて)の存在下で、試験化 合物の濃度を増加させつつ、2つに分けて2時間インキュベートした。このアッ セイは、Whatman GF/B ガラスファイバーフィルターを用いた吸引 ろ過(Brandel 96−ウェル収集器)によって終了させた。繰り返し洗 浄した後、フィルターをシンチレーションカクテルとともに計測バイアルに入れ 、125Iの放射能を測定した。各実験において、試験化合物の濃度に対する残留 特異的結合の曲線の当てはめから、50%阻害濃度(IC50)を得た。各化合物 は、少なくとも4回の実験で試験をした。 このLH−RH受容体アッセイは、非特異的結台を測定するための1μM非標 識ブセレリンの存在下又は非存在下で、[125I]−ブセレリンの溶液を増加さ せつつ4度の飽和実験によって特性化した。特異的結合のデータはスキャッチャ ード法に従って分析した。平衡(2時間のインキュベーション)で、[125I] −ブセレリンの解離定数(Kd)及び結合部位の数は、それぞれ88±6pM及 び15.6±2.9pMに等しかった。 各試験化合物に関して、阻害定数(Ki)は、そのIC50から、ChengとPruss ofの式:Ki=IC50/(1+[放射性リガンド]/Kd)に従って算出した。 次いでKiをpKi(=−log Ki)に変換して、親和性の大きさの最終的 な表示とした。 天然のリガンド、LH−RH自身は、実験IC50が10nM程度であり、すな わちpKiが約8に等しいという強力な親和性を示す。 ブセレリン、ロイプロレリン、トリプトレリン、ヒストレリン又はデスロレリ ン等のいわゆる超アゴニスト、及び、アンタイド(antide)等のアンタゴ ニストは、IC50がナノモル以下であり、すなわちpKi>9という、LH−R H受容体への更に強力な結合を示す。 本発明の試験ペプチドのLH−RH受容体への親和性を以下の表1に示す: 表1:LH−RH受容体への親和性 一般式(IIa)で表されるペプチドは、in vivoでLH−RH受容体 に対してアゴニスト活性を発揮するので、注射による皮下投与の後、メスで排卵 を誘発し、オスでテストステロン分泌を促進する。 まず、標準的な発情周期に関して、毎日の膣脂膏標本により、メスの成体Wist arラットをモニターした。少なくとも2日で通常は4日の周期の後、発情前期の 日の2:00PM頃、全てのラットに、ナトリウム・ペントバルビタール50m g/kgを腹腔内注射した。この注射は、皮下用媒体(PBS:リン酸緩衝溶液 、0.05M、pH7.4、0.1%ウシ血清アルブミンを含有)のみを加えて 与えたネガティブコントロールの個体で、自然排卵を阻止した。これと同時に、 試験個体には、LH−RH、標準的なLH−RHアゴニスト又は式(IIa)の 例を、上述した媒体の溶液として各種用量で皮下注射した。翌朝、卵管を切除し て、卵母細胞を探すために注意深く解体した。ペントバルビタールで阻止された ネガティブコントロールの個体には卵母細胞は見いだされなかった。 LH−RHアゴニストは有効であれば、発情前期と発情期との間の夜に排卵を 誘発する。排卵中のメスのラットの比率を、2つの卵管の1つにおける少なくと も1つの卵母細胞の存在によって定め、注入用量の関数としてプロットした。L H−RH及びアゴニストの能力は、6〜12匹の個体からなる実験グループの中 で50%の排卵を生み出す用量(ED50)によって表示した。 式(IIa)で表される試験ペプチドの、排卵を誘発するin vivo能力 を以下の表2に示す: 表2:排卵の誘発 PBSに溶かした30ナノグラム/kgという同一用量のLH−RHアゴニス トの皮下注射により、成体オスのSprague-Dawleyラットを処置した。2時間後、 血液のサンプルを採取して、直接的ラジオイムノアッセイ(Immunotech)による 全血漿テストステロン測定を行った。この用量では、LH−RH自身は有効でな い;標準LH−RHアゴニスト及び式(IIa)の選択例を以下の表3で比較す る: 表3:全テストステロン **p<0.01*** p<0.001 一般式(IIb)で表されるペプチドは、in vivoでLH−RH受容体 に対してアンタゴニスト活性を発揮し、その結果、メスの排卵を阻害する。 まず、標準的な発情周期に関して、毎日の膣脂膏標本により、メスの成体Wist arラットをモニターした。少なくとも2日で通常は4日の周期の後、発情前期の 日の2:00PM頃、媒体(プロピレングリコール及び水の混合物0.5mL: 20/80容積/容積)のみか、又は、この媒体に溶かした式(IIb)で表さ れるLH−RHアンタゴニストを皮下注射により与えた。媒体で処置した個体は 一匹を除いて全てが自然に排卵したことを、翌朝、卵管にある数多くの卵母細胞 を回収することで実証した。 LH−RHアンタゴニストは有効であれば、排卵を完全に阻止する。例えば実 施例23、25、26、27、28及び29の化合物で、アンタゴニスト活性を 検出した。アンタイドの50%阻害用量は、1μg/個体よりもわずかに低い。 この用量で実施例26の化合物は低めの強度ではあるものの有効である。しかし ながら実施例27の化合物はこの一群の実験で、アンタイドよりも強力なようで ある。 表4:排卵の阻害 薬理学的有効用量での本発明のペプチドで毒性の徴候は観察されなかった。 すなわち、本発明のペプチド及びその薬理学的に許容される塩は、LH−RH アゴニスト又はアンタゴニスト活性を必要とする諸症状若しくは病気の治療又は 予防において用いることができる。 LH−RH類似体の主要な標的は脳下垂体であるが、生殖腺自身(精巣及び卵 巣)、胸腺及びいくつかのリンパ球系、マスト細胞、並びに、乳ガン、前立腺ガ ン又は膵臓ガンに対する直接的な作用が報告されている。 式(IIa)で表されるLH−RHアゴニストは、いかなるLH−RH感受標 的に対しても、短期間の注射若しくは律動式投与によって促進作用、又は、LH −RH受容体の脱感受及びダウンレギュレーションを誘発する繰り返しの若しく は持続の投与によって阻害作用、のいずれかを発揮するものである。眼床下部一 下垂体−生殖腺の軸に関しては、長期間の投与はいわゆる「化学的」な去勢につ ながる。 式(IIb)で表されるLH−RHアンタゴニストは、第一にLH−RH感受 標的に対する阻害作用を発揮するが、処置を続行しない場合にはLH及びRSH の反動刺激放出を達成し又は計画するのにも有用である。 式(I)で表される全ての類似体は、LH−RHアゴニスト及びアンタゴニス ト双方としてのこのアンビバレントな性質のために、単独で又は他のホルモン剤 又は制ガン剤と組み合わせて、生殖内分泌学において、及び、性ホルモン依存性 の良性若しくは悪性の腫瘍の治療又は予防において、用量、処置法及び投与経路 に応じて、動物はもちろんヒトにおいても適切な治療的用途を見いだすことがで きる。式(I)で表されるLH−RH類似体単独又は制ガン剤との組み合わせを 用いた処置では、LH−RH感作で性ホルモン非依存性の良性又は悪性の腫瘍を も退行させることができる。式(I)で表されるLH−RH類似体単独、又は、 グルココルチコイド、シクロスポリン、ラパミシン、タクロリムス、これらの誘 導体等の免疫調整剤若しくは免疫抑制剤との組み合わせによって免疫機構を修正 することもできる。従って本発明のLH−RH類似体は、自己免疫病、移植拒絶 又はアトピー性の病気の治療及び予防において、並びに、良性又は悪性のリンパ 球増加障害の治療において極めて価値あるものである。 式(I)で表されるLH−RH類似体は単独又は性ステロイド若しくはゴナド トロピンとの組み合わせで、体外受精プログラムにおける排卵の阻害、計画及び 誘発において、並びに、オス及びメスの生殖不能症又は性機能不全の状態の治療 において特に有用である。逆に、これは単独又は性ステロイド若しくはゴナドト ロピンとの組み合わせで、オス若しくはメスの避妊又は性機能過度の状態の治療 においても用いることができる。これは生殖能力の改善若しくは制御等の用途に おいて、又は、繁殖計画を最適化する道具として、男性及び女性だけでなく、野 性の又は飼われた動物にも適用される。 また、式(I)で表されるLH−RH類似体は単独で、又は、アンドロゲン作 用の阻害剤(すなわちシプロテロン・アセテート、オサテロン・アセテート、ク ロルマジノン・アセテート、フルタミド、ニルタミド又はビカルタミド等の抗ア ンドロゲン)、5α−リダクターゼ阻害剤(例えばフィナステリド、エピリステ リド又はツロステリド等)、若しくは、C17-20リアーゼ阻害剤(例えばアビラ テロン等)との組み合わせで、進行した前立腺ガンを治療するために男性で特に 有用であるが、この徴候及び良性の前立腺肥大の最善の治療としても用いること ができる。 更に、式(I)で表されるLH−RH類似体は、女性及び男性の乳ガン、特に エストロゲン受容体陽性のガンの治療又は予防において、単独で又は抗エストロ ゲン(例えばタモキシフェン、ラロキシフェン又はドロロキシフェン等)、アロ マターゼ阻害剤(例えばアタメスタン、ホルメスタン、レトロゾール、アナスト ロゾール等)、若しくは、C17-20リアーゼ阻害剤(例えばアビラテロン等)と の組み合わせで特に有用であるが、LH−RH類似体の作用に直接反応するかあ るいはその生殖腺抑制作用に間接的に反応するある種のエストロゲン受容体陰性 のガンの治療及び予防においても有用である。 これ以外の、子宮内膜過形成、平滑筋腫、腺筋腫、子宮内膜症、多嚢胞性卵巣 症候群、多毛性早熟症及び良性の乳房の病気(痛み、嚢腫又は繊維症)等の婦人 科の病気も、式(I)で表されるLH−RH類似体単独、又は、抗エストロゲン (上掲)、プロゲスチン(例えばシプロテロン・アセテート、オサテロン・アセ テート、クロルマジノン・アセテート、ノメゲストロール・アセテート、プロメ ゲストン、デメゲストン、トリメゲストン等)との組み合わせ、あるいは、これ らとエストロゲン(例えばエストラジオール又はエチニルエストラジオール)と の避妊用又は閉経期後の代替用調剤を用いた治療によって予防し又は改善させる ことができる。更に、本発明のペプチドは単独で、又は、エストロゲン(上掲) 、ミフェプリストン等の抗プロゲスチン若しくはスルプロストン等のプロスタグ ランジン類似体との組み合わせで、中絶を誘発し又は分娩を開始させることによ り妊娠に干渉することもできる。 同様の適用は、式(I)で表されるLH−RH類似体の使用を必要とするであ ろうオス若しくはメスの飼われた又は野性の動物に対する獣医用医薬でも行いう る。 従って本発明の別の態様は、式(I)のペプチド又はその薬理学的に許容され る塩の少なくとも1つを有効量、単独で又は適切な薬用賦形剤と混合して含有す る薬用組成物である。 本発明の更に別の態様は、必要とする患者又は動物に、式(I)のペプチド又 はその薬理学的に許容される塩を治療学的に有効な量投与することからなる、上 述の病気を治療し及び/又は予防する方法にも関する。 本発明の更にまた別の態様は、LH−RHアゴニスト活性を有する薬物の製造 のための、式(IIa)のペプチド又はその薬理学的に許容される塩の使用にも 関する。また、LH−RHアンタゴニスト活性を有する薬物の製造のための、式 (IIb)のペプチド又はその薬理学的に許容される塩の使用も、本発明の範囲 内である。 本発明のペプチドは非経口投与によって優先的に投与されるが、用量を適当に 増やすという条件で経口調剤も有効である。 長期の下垂体一生殖腺抑制用途における式(IIa)のLH−RHアゴニスト の好ましい輸送システムは、遅効性の植込み可能な装置であるか、あるいは、注 入可能な生分解性高分子のマイクロ−若しくはナノ−粒子若しくはカプセル、又 は、マイクロ−若しくはナノ−エマルションであり、1カ月〜1年の作用持続期 間のために、ペプチド又はその適当な塩の単位用量はヒトの患者あたり1mg〜 100mgの範囲である。式(IIb)のLH−RHアンタゴニストの長期投与 は、一般に、同じ遅効性調剤でより多い用量を必要とし、1週間〜1年の活性の ために10mg〜1gの範囲である。動物の用量は、式(I)で表されるLH− RHアゴニスト又はアンタゴニストのいずれかで処置する野性の又は飼われた種 に応じて、体重基準で適用する。 非経口投与の他の全ての手段は、本発明のペプチドの即時、遅延又は計画輸送 に適している:皮下、筋内、静脈内、生殖腺内又は腫瘍内への針での一括注入、 あるいは、適当なポンプ技術を用いた長期の持続、律動又は計画式の灌流若しく は顕微注射;気体推力の皮下顕微注射;膣に用いるクリーム、ゲル又はペッサリ ー;直腸への浣腸又は座薬;経皮性のクリーム、ゲル、ローション、溶液、貼剤 又はイオン浸透装置;点鼻スプレー又は乾燥パウダー吸入器;眼に用いる溶液、 ゲル、クリーム又はコンタクトレンズ;入力で又は適当な粉砕装置で形成させた マイクロ−若しくはナノ−粒子又は小滴の肺吸入。 これら非経口投与の単位用量は、ヒトにおいて、1日1〜16回(律動式投与 の場合)で、式(IIa)のLH−RHアゴニストで0.001mg〜10mg /日であり、式(IIb)のLH−RHアンタゴニストで0.01〜100mg /日である。 本発明のペプチドの経口投与は、胃抵抗性でかつ遅延型の腸又は結腸放出性調 剤を用いて優先的に行われ、このようなものは、2以上の成分を含有する被覆丸 薬又は錠剤、硬化ゼラチンカプセル、これらを含有する特殊高分子のマクロ−、 マイクロ−又はナノ−粒子(beads)、あるいは、胃腸内分解から保護し必 要な時に放出するよう設計された全ての手段であってよい。用量を増やすという 条件で、溶液、懸濁液、シロップ、ゲル等の口から採り入れる他の全ての調剤、 又は、舌用、舌下用若しくは咀喘用の調剤が好適である。 全体として、有効な経口処置は、1日1〜16回(律動式投与の場合)、式( I)のペプチドの単位用量がヒトの患者一人あたり1mg〜1gである上述した 全ての調剤で達成することができる。 本発明のペプチド及びその薬理学的に許容される塩の上述した全ての経口又は 非経口調剤は、1又は数種の薬理学的に適当な賦形剤、プロテアーゼの1又は数 種の阻害剤、及び、特殊な投与経路で必要な1又は数種の吸収促進剤を含有して いてもよい。 本発明の純粋なペプチド又はその薬理学的に許容される塩そのままのパウダー は、特に急ぎの舌下用途のための凍結乾燥した形態で用いることもできる。 以下に実施例を掲げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例 のみに限定されるものではない。以下の実施例で用いた出発物質は、以下のよう に市販のものを入手したか又は合成した: −Fmoc-Glu-OH、Fmoc-Tyr(OBut)-OH、Fmoc-Trp-OH及びFmoc-His(Trt)はProp eptide(フランス)から購入した。 −Fmoc-Trp(Boc)は、Novabiochem(スイス)から購入した。 −Fmoc-サルコシン及びFmoc-D-Scr(OBut)-OHはBachem(スイス)から購入した 。 −Fmoc-Arg(Tos)-OH、Fmoc-Tyr(2-Br-Z)-OH及びFmoc-Ser(Bzl)-OHは、対応す るBoc保護アミノ酸から出発して、Bodanszky及びBodanszky(5)に従って合 成した。 −Fmoc-β-1-Nal-OH、Fmoc-β-Nal-OH及びFmoc-pClPheは、ラセミ体として合 成した。 対応するアセチルエチルエステルを、ズブチリシンを用いて酵素的に分割した (6)。 −MeSerは、McDermott及びBenoiton(7)に従って合成した。 Fmoc-(S)SPL-Leu-OHは、Hindsら(8)及びWardら(9)に従って合成した。実施例1 :pGIu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例2で記載するように行った。ク ルードの生成物532mgを得た。 精製は、30分で35から50%に線形濃度勾配させた溶離液B(CH3CN/ 0.1%TFA 60/40v/v)を用いて行った。 精製品56mg(約11%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1248.4 測定値:1248.1(平均) 正味ペプチド含量73.4%;純度96.4%:保持時間11.62分実施例2 :AcSar-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 この合成は1.2mmolスケールで行った。同じ配列の組み立てのために、チ ロシンの添加後、このペプチド樹脂をおよそ6つに分けた。 4−メチルベンジルヒドリルアミン樹脂から開始し、本発明のペプチドの一般的 合成として上述したt−Boc戦略を用いて、グリシン、プロリン及びアルギニ ンを結合させた。N−α−Fmoc保護を用いてSPL-Leuとチロシンを導入し た。 チロシンの後、上述したFmoc戦略を用いて次のアミノ酸を結合させた。最後 のHF切り離しの前に、TFA処理を行い、t−ブチル側鎖保護基を除去した。 精製は、30分で15から70%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。凍結乾燥の後、精製品57mg(約39%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1250.58(平均) 測定値:1250.5(MH+) 正味ペプチド含量73.7%;純度97.1%:保持時間18.38分実施例3 :pGlu-His-1Nal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例2で記載するように行った。 精製は、30分で25から75%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品54mg(約13%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1959.6 測定値:1959.4(MH+) 正味ペプチド含量84.6%;純度95.3%:保持時間14.18分実施例4 :pGlu-His-Nal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例2で記載するように行った。 精製は、30分で30から60%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品68mg(約25%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1259.6 測定値:1259.4(MH+) 正味ペプチド含量81.8%;純度99.2%:保持時間14.20分実施例5 :pGlu-His-pClPhe-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例2で記載するように行った。 精製は二工程で行い、第一工程では30分で10から70%に線形濃度勾配させ た溶離液Bを用い、第一工程では40分で10から70%に線形濃度勾配させた 溶離液Bを用いた。 精製品50mg(約19%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1244.0 測定値:1243.5(MH+) 正味ペプチド含量73.8%;純度97.2%:保持時間13.65分実施例6 :pGlu-His-Trp-DSer-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例2で記載するように行った。 精製は、30分で30から50%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品75mg(約27%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1248.3 測定値:1248.5(MH+) 正味ペプチド含量68.1%;純度98.6%:保持時間17.78分実施例7 :pGlu-His-Trp-Ser(OBzl)-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 このペプチドは、本発明のペプチドの一般的合成として上述したFmoc/Bo c戦略を用いて固相合成により合成した。 セリン残基をFmoc-Ser(OBzl)として導入した。 切り離しは、上述したように捕捉剤の存在下でTFAを用いて行った。 クルードの生成物0.328g(含水重量)を得た。 精製は、30分で25から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 凍結乾燥の後、精製ペプチド82mg(31%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1338.4 測定値:1338.5(MH+) 正味ペプチド含量78.3%;純度96.0%:保持時間16.17分実施例8 :pGlu-His-Trp-MeSer-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例2で記載するように行った。 精製は三工程で行い、第一及び第二工程では30分で20から70%に線形濃度 勾配させた溶離液Bを用い、第三工程では30分で30から50%に線形濃度勾 配させた溶離液Bを用いた。 精製品15mg(約4%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1262.5 測定値:1262.3(MH+) 正味ペプチド含量68.6%;純度96.3%:保持時間18.58分実施例9 :pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt この合成はBoc−Pro−PAM樹脂上で行い、2番目のアミノ酸であるアル ギニンも、本発明のペプチドの一般的合成として上述したt−Boc戦略を経て 導入した。 次のアミノ酸は、上述したFmoc戦略を経て導入した。 N末端アミノ酸を結合させた後、このペプチドを樹脂から切り離し、エチルアミ ン(ペプチド樹脂1グラムあたりエチルアミン5mL、20時間、−78℃で) を用いたアミノリシスによりエチルアミドに変換した。 切り離し後、保護されたペプチドをメタノールで抽出し、乾燥させ、上述のよう にHFで脱保護した。 精製は二工程で行い、第一工程では30分で30から50%に線形濃度勾配させ た溶離液Bを用い、第二工程では30分で25から45%に線形濃度勾配させた 溶離液Bを用いた。 精製品19mg(約8%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1219.4 測定値:1219.6(MH+) 正味ペプチド含量72.5%;純度95.2%:保持時間10.28分実施例10 :AcSar-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例9で記載するように行った。 精製は、30分で20から70%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品24mg(約22%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1221.4 測定値:1221.6(MH+) 正味ペプチド含量83.5%;純度96.1%:保持時間15.85分実施例11 :pGlu-His-1Nal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例9で記載するように行った。 精製は、30分で20から70%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品33mg(約20%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1229.5 測定値:1229.9(平均) 正味ペプチド含量80.6%;純度97.9%:保持時間14.85分実施例12 :pGlu-His-Nal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例9で記載するように行った。 精製は、30分で40から60%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品21mg(約28%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1229.5 測定値:1230.1(平均) 正味ペプチド含量74.7%;純度95.2%:保持時間14.80分実施例13 :AcSar-His-Nal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-NEt このペプチドの組み立て及び切り離しは、実施例9で記載するように行った。 精製は、30分で20から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品36mg(約15%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1232.5 測定値:1232.2(平均) 正味ペプチド含量68.9%;純度95.1%:保持時間13.48分実施例14 :pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-AzaGly-NH2 このペプチドはRink樹脂上で固相合成により合成した。 C末端AzaGly−NH2は以下のようにして形成させた:脱保護Rink樹 脂1.9gに、DIEA(3当量)の存在下DCM中、−78℃で、p−ニトロ フェニルクロロホルメート0.55g(3当量)を添加した。反応混合物を室温 で48時間攪拌した後、樹脂を充分に洗浄した。 次に、この活性化された樹脂を、DIEAの存在下DMF中、Fmoc−ヒドラ ジド(1g、3当量)を添加して、Fmoc-AzaGly-Rinkに変換した(72時間)。 本発明のペプチドの一般的合成として前述した過程の後、N−α−Fmoc保護 で残りのアミノ酸を添加した。 次いでこのペプチドを樹脂から切り離し、クルードの生成物0.265g(50 %収率)を得た。このペプチドを逆相クロマトグラフィーにより二工程で精製し 、第一工程では30分で10から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用い、 第二工程では30分で20から60%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いた。 2回目の精製工程の後、純度>98%のフラクションを集めて、凍結乾燥させた 。 精製ペプチド44mg(17%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1249.5(平均) 測定値:1248.6(単同位体) 正味ペプチド含量80.5%;純度98.2%:保持時間10.46分実施例15 :pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Hol-Arg-Pro-NEt Hindsら(8)及びWardら(9)に従って、Fmoc-SPL-Hol-OHを合成した。中間体 のジペプチドを質量分析によって確認した。得られた値は理論値と一致した。 このペプチドの合成及び切り離しは、実施例9で記載の戦略を用いて行った。 精製は、30分で20から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品26mg(約10%収率)を得た。 質量分析−FAB+法: 理論値:1233.5 測定値:1233.4(MH+) 正味ペプチド含量73.9%;純度97.5%:保持時間8.77分実施例16 :pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Npg-Arg-Pro-NEt Hindsら(8)及びWardら(9)に従って、Fmoc-SPL-Npg-OHを合成した。中間体 のジペプチドを質量分析によって確認した。得られた値は理論値と一致した。 このペプチドの合成及び切り離しは、実施例9で記載の戦略を用いて行った。 精製は、30分で30から70%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品53mg(約15%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1233.5 測定値:1233.1(平均) 正味ペプチド含量72.1%;純度98.1%:保持時間8.52分実施例17 :pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Tle-Arg-Pro-NEt Hindsら(8)及びWardら(9)に従って、Fmoc-SPL-Tlc-OHを合成した。中間体 のジペプチドを質量分析によって確認した。得られた値は理論値と一致した。こ のペプチドの合成及び切り離しは、実施例9で記載の戦略を用いて行った。 このペプチドは二段階で精製し、第一工程では30分で20から60%に線形濃 度勾配させた溶離液Bを用い、第二工程では30分で25から65%に線形濃度 勾配させた溶離液Bを用いた。 精製品6mg(約3%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1218.6 測定値:1219.2(平均) 正味ペプチド含量71.3%;純度97.8%:保持時間13.44分実施例18 :pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Nle-Arg-Pro-NEt Hindsら(8)及びWardら(9)に従って、Fmoc-SPL-Nle-OHを合成した。中間体 のジペプチドを質量分析によって確認した。得られた値は理論値と一致した。 このペプチドの合成及び切り離しは、実施例9で記載の戦略を用いて行った。 精製は、30分で20から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品44mg(約20%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1218.6 測定値:1218.9(平均) 正味ペプチド含量69.4%;純度98.3%:保持時間13.91分実施例19 :pGlu-His-Trp-Ser-Tyr-SPL-Cha-Arg-Pro-NEt Hindsら(8)及びWardら(9)に従って、Fmoc-SPL-Cha-OHを合成した。中間体 のジペプチドを質量分析によって確認した。得られた値は理論値と一致した。 このペプチドの合成及び切り離しは、実施例9で記載の戦略を用いて行った。 精製は、30分で25から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品16mg(約14%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1258.4 測定値:1259.1(平均) 正味ペプチド含量72.3%;純度96%:保持時間14.20分実施例20 :pGlu-DPhe-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-Gly-NH2 この合成は、4−メチルベンズヒドリルアミン樹脂上で行った。 本発明のペプチドの一般的合成として上述したt−Boc戦略を用いて、D−ア ラニン、プロリン及びアルギニンを導入した。 この合成はBoc-Gly-OHから開始した。上述したFmoc戦略を経て次のアミノ酸 を導入した。 上述のようにHFを用いてペプチドを脱保護し樹脂から切り離した。 精製は、30分で30から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品25mg(約5%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1257.5 測定値:1258.3(平均) 正味ペプチド含量78.5%;純度97.3%:保持時間17.44分実施例21 :pGlu-DPhe-Trp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 精製は、30分で25から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品27mg(約6%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1272.5 測定値:1272.6(平均) 正味ペプチド含量78.3%;純度99%:保持時間18.03分実施例22 :AcDNal-DpClPhe-DTrp-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 ペプチドは二工程で精製し、第一工程では30分で30から100%に線形濃度 勾配させた溶離液Bを用い、第二工程では30分で35から70%に線形濃度勾 配させた溶離液Bを用いた。 精製品6mg(約2%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1435.1 測定値:1434.7(平均) 正味ペプチド含量78.0%;純度98%:保持時間16.92分実施例23 :AcDNal-DpClPhe-DPal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 精製は、30分で25から80%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品21mg(約5%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1397.1 測定値:1396.8(平均) 正味ペプチド含量70.9%;純度98.8%:保持時間17.91分実施例24 :AcDNal-DpClPhe-DBal-Ser-Tyr-SPL-Leu-Arg-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 精製は、30分で30から100%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行っ た。 精製品13mg(約3%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1452.1 測定値:1451.6(平均) 正味ペプチド含量82.4%;純度96.4%:保持時間18.52分実施例25 :AcDNal-DpClPhe-DPal-Ser-Tyr-SPL-Npg-Arg-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 精製は、30分で20から60%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品10mg(4%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1410.6 測定値:1410.7 正味ペプチド含量74.8%;純度93.1%:保持時間13.38分実施例26 :AcDNal-DpClPhe-DPal-Ser-NicLys-SPL-Npg-Arg-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 精製は、30分で20から60%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品73mg(20%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1481.0 測定値:1481.0 正味ペプチド含量79%;純度99%:保持時間17.82分実施例27 :AcDNal-DpClPhe-DPal-Ser-IprLys-SPL-Npg-Arg-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 精製は、30分で15から50%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品78mg(約30%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1417.8 測定値:1418.4 正味ペプチド含量71.2%;純度98.8%:保持時間16.04分実施例28 :AcDNal-DpClPhe-DPal-Ser-Tyr-SPL-Npg-IprLys-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 精製は、30分で20から60%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品85mg(約20%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1424.9 測定値:1425.1 正味ペプチド含量72.7%;純度97.5%:保持時間19.39分実施例29 :AcDNal-DpClPhe-DPal-Ser-NicLys-SPL-Npg-IprLys-Pro-DAlaNH2 合成及び切り離しは、実施例20で記載のように行った。 精製は、30分で15から65%に線形濃度勾配させた溶離液Bを用いて行った 。 精製品97mg(33%収率)を得た。 質量分析−ES+法: 理論値:1495.1 測定値:1495.7 正味ペプチド含量70.5%;純度97.5%:保持時間18.66分
【手続補正書】 【提出日】平成11年5月19日(1999.5.19) 【補正内容】 請求の範囲 1. 式(配列番号1): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (I) 式中: *Vは、ペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu、AcSar又は芳香族系D−アミノ酸であり、 −A2は、直接結合、His、DPhe、DpFPhe又はDpClPheである; *Wは、芳香族系L−又はD−アミノ酸である; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、Ala、Thr、Ser、DSer、Ser(OBzl)又はMeSerであり、 −A4は、Tyr、Phe、cPzACAla、L-若しくはD-PicLys、L-若しくはD-NicLys 又はL-若しくはD-IprLysである; *SPLは、式: のスピロラクタムである; *Yは、ジペプチドA56である、ここで: −A5は、(C1〜C8)アルキル又は(C3〜C6)シクロアルキル側鎖を持 つアミノ酸であり、 −A6は、L-若しくはD-(Arg、HArg、Lys、HLys、Orn、Cit、HCit又はAph)で あり、ここで、L-又はD-(Arg及びHArg)は1又は2個の(C1〜C4)アルキル基 で置換されていてもよく、L-又はD-(Lys、HLys、Orn及びAph)はイソプロピル、 ニコチノイル又はピコリノイル基で置換されていてもよい;そして *Zは、GlyNH2、DAlaNH2、AzaGlyNH2又は-NHR1であり、ここで、R1は、所望に より水酸基又は1若しくは数個のフッ素原子で置換された(C1〜C4)アルキル ;(C3〜C6)シクロアルキル、又は、モルホリニル、ピロリジニル及びピペリ ジルから選択されたヘテロ環基である、 で表されるペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 2. 式(配列番号2): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (IIa) 式中: *Vは、ジペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu又はAcSarであり、 −A2は、Hisである; *Wは、L種の芳香族系アミノ酸である; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、請求項1の(I)で規定したものであり、 −A4は、Tyr又はPheである; *SPLは、請求項1の(I)で規定したものである; *Yは、ジペプチドA56である、ここで: −A5は、請求項1の(I)で規定したものであり、 −A6は、Arg、Lys、HArg、HLys、Orn、Cit又はHCitである;そして *Zは、GlyNH2、AzaGlyNH2又は-NHR1であり、ここでR1は請求項1の(I)で規定 したものである、 で表される請求項1記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 3. 式(配列番号4): A1-His-W-A3-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-GlyNH2 (IIIa) 式中、A1、W、A3及びA5は、請求項2の(IIa)で規定したものである、 で表される請求項2記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 4. A1がpGluであり、A3がSerである式(IIIa)で表される請求項3記載のペプ チド及びその薬理学的に許容される塩。 5. A1がpGluであり、WがTrpである式(IIIa)で表される請求項3記載のペプ チド及びその薬理学的に許容される塩。 6. 式(配列番号5): A1-His-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-NEt (IVa) 式中、A1、W及びA5は、請求項2の(IIa)で規定したものである、 で表される請求項2記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 7. 式(配列番号6): A1-His-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-AzaGlyNH2 (Va) 式中、A1、W及びA5は、請求項2の(IIa)で規定したものである、 で表される請求項2記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 8. 式(配列番号3): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (IIb) 式中: *Vは、ペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu又は芳香族系D−アミノ酸であり、 −A2は、直接結合、DPhe、DpFPhe又はDpClPheである; *Wは、Trp、DTrp、DPhe、DpClPhe、DNal、DPal又はDBalである; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、Serであり、 −A4は、Tyr、Phe、cPzACAla、L-若しくはD-PicLys、L-若しくはD-NicLys 又はL-若しくはD-IprLysである; *SPLは、請求項1の(I)で規定したものである; *Yは、ペブチドA5A6である、ここで: −A5及びA6は、請求項1の(I)で規定したものである;そして *Zは、GlyNH2又はDAlaNH2である、 で表される請求項1記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 9. 式(配列番号8): A1-A2-W-Ser-A4-SPL-A5-A6-Pro-Z (II'b) 式中、A1、A2、W、A4、A5、A6及びZは、請求項8の(IIb)で規定したものである 、 で表される請求項8記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 10. 式(配列番号7): A1-A2-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-Z (IIIb) 式中、A1、A2、A5、W及びZは、請求項8の(IIb)で規定したものである、 で表される請求項8記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 11. A1がAcDNalであり、A2がDpClPheであり、A5がNpgであり、ZがDAlaNH2で ある式(II'b)で表される請求項9記載のペプチド、 及び、その薬理学的に許容される塩。 12. A1がAcDNalであり、A2がDpClPheであり、ZがDAlaNH2である式(IIIb)で 表される請求項10記載のペプチド、 及び、その薬理学的に許容される塩。 13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチド又はその薬理学的に許 容される塩を有効量含有する、LH−RH受容体への親和性を持つ薬用組成物。 14. 非経口投与のための請求項13記載の薬用組成物。 15. 生殖不能症又は性機能不全若しくは性機能過度の状態を治療するための 請求項13記載の薬用組成物。 16. ペプチドは、性ステロイド又はゴナドトロピンと組み合わて用いられる 請求項15記載の薬用組成物。 17. 避妊のための請求項13記載の薬用組成物。 18. ペプチドは、性ステロイド又はゴナドトロピンと組み合わて用いられる 請求項17記載の薬用組成物。 19. 前立腺ガン若しくは良性の前立腺肥大を治療し又は予防するための請求 項13記載の薬用組成物。 20. ペプチドは、アンドロゲン作用の阻害剤、5α−リダクターゼ阻害剤又 はC17-2リアーゼ阻害剤と組み合わて用いられる請求項19記載の薬用組成物。 21. 乳がんを治療し又は予防するための請求項13記載の薬用組成物。 22. ペプチドは、抗エストロゲン、アロマターゼ阻害剤又はC7-20リアーゼ 阻害剤と組み合わて用いられる請求項21記載の薬用組成物。 23. 性ホルモン依存性の良性若しくは悪性の腫瘍を治療し又は予防するため の請求項13記載の薬用組成物。 24. ペプチドは、ホルモン剤若しくは制ガン剤と組み合わて用いられる請求 項23記載の薬用組成物。 25. 性ホルモン非依存性だがLH−RH感作の良性若しくは悪性の腫瘍を治 療し又は予防するための請求項13記載の薬用組成物。 26. ペプチドは、制ガン剤と組み合わて用いられる請求項25記載の薬用組 成物。 27. 良性若しくは悪性のリンパ球増加障害を治療し又は予防するための請求 項13記載の薬用組成物。 28. ペプチドは、免疫調整剤又は免疫抑制剤と組み合わて用いられる請求項 27記載の薬用組成物。
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Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式(配列番号1): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (I) 式中: *Vは、ペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu、AcSar又は芳香族系D−アミノ酸であり、 −A2は、直接結合、His、DPhc、DpFPhe又はDpClPheである; *Wは、芳香族系L−又はD−アミノ酸である; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、Ala、Thr、Ser、DSer、Ser(OBzl)又はMeSerであり、 −A4は、Tyr、Phe、cPzACAla、L-若しくはD-PicLys、L-若しくはD-NicLys 又はL-若しくはD-IprLysである; *SPLは、式: のスピロラクタムである; *Yは、ジペプチドA56である、ここで: −A5は、(C1〜C8)アルキル又は(C3〜C6)シクロアルキル側鎖を持 つアミノ酸であり、 −A6は、L-若しくはD-(Arg、HArg、Lys、HLys、Orn、Cit、HCit又はAph)で あり、ここで、L-又はD-(Arg及びHArg)は1又は2個の(C1〜C4)アルキル基 で置換されていてもよく、L-又はD-(Lys、HLys、Orn及びAph)はイソプロピル、 ニコチノイル又はピコリノイル基で置換されていてもよい;そして *Zは、GlyNH2、DAlaNH2、AzaGlyNH2又は-NHR1であり、ここで、R1は、所望に より水酸基又は1若しくは数個のフッ素原子で置換された(C1〜C4)アルキル ;(C3〜C6)シクロアルキル、又は、モルホリニル、ピロリジニル及びピペリ ジルから選択されたヘテロ環基である、 で表されるペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 2. 式(配列番号2): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (IIa) 式中: *Vは、ジペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu又はAcSarであり、 −A2は、Hisである; *Wは、L系の芳香族系アミノ酸である; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、請求項1の(I)で規定したものであり、 −A4は、Tyr又はPhcである; *SPLは、請求項1の(I)で規定したものである; *Yは、ジペプチドA56である、ここで: −A5は、請求項1の(I)で規定したものであり、 −A6は、Arg、Lys、HArg、HLys、Orn、Cit又はHCitである;そして *Zは、GlyNH2、AzaGlyNH2又は-NHR1であり、ここでR1は請求項1の(I)で規定 したものである、 で表される請求項1記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 3. 式(配列番号4): A1-His-W-A3-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-GlyNH2 (IIIa) 式中、A1、W、A3及びA5は、請求項2の(IIa)で規定したものである、 で表される請求項2記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 4. A1がpGluであり、A3がSerである式(IIIa)で表される請求項3記載のペプ チド及びその薬理学的に許容される塩。 5. A1がpGluであり、WがTrpである式(IIIa)で表される請求項3記載のペプ チド及びその薬理学的に許容される塩。 6. 式(配列番号5): A1-His-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-NEt (IVa) 式中、A1、W及びA5は、請求項2の(IIa)で規定したものである、 で表される請求項2記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 7. 式(配列番号6): A1-His-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-AzaGlyNH2 (Va) 式中、A1、W及びA5は、請求項2の(IIa)で規定したものである、 で表される請求項2記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 8. 式(配列番号3): V-W-X-SPL-Y-Pro-Z (IIb) 式中: *Vは、ペプチドA12である、ここで: −A1は、pGlu又は芳香族系D−アミノ酸であり、 −A2は、直接結合、DPhe、DpFPhe又はDpClPheである; *Wは、Trp、DTrp、DPhe、DpClPhe、DNal、DPal又はDBalである; *Xは、ジペプチドA34である、ここで: −A3は、Serであり、 −A4は、Tyr、Phc、cPzACAla、L-若しくはD-PicLys、L-若しくはD-NicLys 又はL-若しくはD-IprLysである; *SPLは、請求項1の(I)で規定したものである; *Yは、ペプチドA56である、ここで: −A5及びA6は、請求項1の(I)で規定したものである;そして *Zは、GlyNH2又はDAlaNH2である、 で表される請求項1記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 9. 式(配列番号8): A1-A2-W-Ser-A4-SPL-A5-A6-Pro-Z (II'b) 式中、A1、A2、W、A4、A5、A6及びZは、請求項8の(IIb)で規定したものである 、 で表される請求項8記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 10. 式(配列番号7): A1-A2-W-Ser-Tyr-SPL-A5-Arg-Pro-Z (IIIb) 式中、A1、A2、A5、W及びZは、請求項8の(IIb)で規定したものである、 で表される請求項8記載のペプチド、並びに、その薬理学的に許容される塩。 11. A1がAcDNalであり、A2がDpClPheであり、A5がNpgであり、ZがDAlaNH2で ある式(II'b)で表される請求項9記載のペプチド、 及び、その薬理学的に許容される塩。 12. A1がAcDNalであり、A2がDpClPheであり、ZがDAlaNH2である式(IIIb)で 表される請求項10記載のペプチド、 及び、その薬理学的に許容される塩。 13. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチド又はその薬理学的に許 容される塩を有効量含有する薬用組成物。 14. 非経口投与のための請求項13記載の薬用組成物。 15. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチドを単独で又は性ステロ イド若しくはゴナドトロピンと組み合わて用いる、生殖不能症、又は、性機能不 全若しくは性機能過度の状態を治療する薬剤の製造のための前記ペプチドの使用 。 16. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチドを単独で又は性ステロ イド若しくはゴナドトロピンと組み合わて用いる、避妊剤の製造のための前記ペ プチドの使用。 17. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチドを単独で又はアンドロ ゲン作用の阻害剤、5α−リダクターゼ阻害剤若しくはC17-20リアーゼ阻害剤 と組み合わて用いる、前立腺ガン若しくは良性の前立腺肥大を治療し又は予防す る薬剤の製造のための前記ペプチドの使用。 18. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチドを単独で又は抗エスト ロゲン、アロマターゼ阻害剤若しくはC17-20リアーゼ阻害剤と組み合わて用い る、乳ガンを治療し又は予防する薬剤の製造のための前記ペプチドの使用。 19. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチドを単独で又はホルモン 剤若しくは制ガン剤と組み合わて用いる、性ホルモン依存性の良性若しくは悪性 の腫瘍を治療し又は予防する薬剤の製造のための前記ペプチドの使用。 20. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチドを単独で又は制ガン剤 と組み合わて用いる、性ホルモン非依存性だがLH−RH感受の良性若しくは悪 性の腫瘍を治療し又は予防する薬剤の製造のための前記ペプチドの使用。 21. 請求項1〜12のいずれか1項に記載のペプチドを単独で又は免疫調整 剤若しくは免疫抑制剤と組み合わて用いる、良性若しくは悪性のリンパ球増加障 害を治療し又は予防する薬剤の製造のための前記ペプチドの使用。 22. LH−RHアゴニスト活性を有する薬剤の製造のための、式(IIa)で表 される請求項2〜7のいずれか1項に記載のペプチドの使用。 23. LH−RHアンタゴニスト活性を有する薬剤の製造のための、式(IIb) で表される請求項8〜12のいずれか1項に記載のペプチドの使用。
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