JP2001502443A - 光ファイバブラッググレーティングの製造装置およびその方法 - Google Patents

光ファイバブラッググレーティングの製造装置およびその方法

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、光ファイバブラッググレーティングを製造するための方法であり、この方法は、好適態様では、(a)光放射源(25)による次処理を行うためにセクション内の光ファイバを十分に露出させるのに少なくとも1つの所定セクション(22)内の光ファイバ素子(12)上の除去可能な被膜の少なくとも一部分を除去し、(b)光放射源(25)に対して当該少なくとも1つのセクションを固定し、(c)当該少なくとも1つのセクション(22)内に少なくとも1つのブラッググレーティングを製造するために光放射源から光ファイバ内に光放射(27)を当て、(d)当該少なくとも1つのセクションを覆うステップを含む。本発明は、上述の処理ステップを実行するための装置にもおよび、それは被膜除去手段、ファイバ固定手段(26、28)、ブラッググレーティングを書き込む手段(25b)、および包装手段(40)を含む。

Description

【発明の詳細な説明】 光ファイバブラッググレーティングの製造装置およびその方法 背景技術技術分野 本発明は、光ファイバ素子内にブラッググレーティングを形成するための装置 および方法に関する。厳密には、本発明は、被覆された光ファイバ素子内に光フ ァイバブラッググレーティングを造るための装置および連続的または段階を追っ た連続的方法に関する。好適な態様では、本発明の方法は、光放射が光ファイバ のコアまで達するように光ファイバ素子の少なくとも1つの所定セクションから 十分な量の除去可能な被膜を除去し、光ファイバの所定セクションを固定し、光 ファイバの所定セクション内に少なくとも1つのブラッググレーティングを形成 し、ブラッググレーティングを包装するために光ファイバの所定セクションを処 理するステップを含む。従来技術 ブラッグ回折グレーティングは、光屈折率が高および低と交互にかわる周期的 パターンを有する構造である。ブラッググレーティングは、光の特定の波長すな わち「色」を反射するその能力があるので有用である。グレーテイングによって 反射されるその色は、その波長が有効グレーティング周期の2倍に正確に一致す る色である。例えば、モレー(Morey)その外のPhotoinduced Bragg Gratings in Optical Fibers Optics and Photonics News,5巻、2号(1994年2月); メルツ(Meltz)その外のFormation of Bragg Gratings in Optical Fibers by a Transverse Holographic Method Opt.Lett.14(1989年)の823〜25 を参照のこと。 ブラッググレーティングは光ファイバのケイ酸ゲルマニウムガラスコア内に干 渉パターンを造ることによって、典型的には紫外線レーザビームの2つの部分を 再結合することによって形成されることは良く知られている。第1の光ファイバ ブラッググレーティングは、アルゴンイオンレーザが光ファイバの端部に一定時 間、焦 点が合わされたままとなった際に偶然生成された。そのビームの一部は、ファイ バ内のそれ自体に反射されて、定在波干渉パターンを生成した。干渉パターンの 明るいセクション(前進および後退波が互いに強め合う)では、レーザ光はファ イバコア内のゲルマニウム部位と影響し合い、局部屈折率を変えた。干渉パター ンの暗いセクション(2つの波が破壊的に干渉し合い、互いに打ち消す)では、 その屈折率は不変のままであった。 但し、光ファイバ内にブラッググレーティングを「書き込む」この「エンドロ ーンチ」法は、ファイバ内のグレーティングの場所、光ファイバの光軸に対する グレーティング面の角度、またはグレーティング周期についてほとんど制御でき ない。これらの変数の全てが、光ファイバブラッググレーティングに基づいて有 用なデバイスを構成する際に制御することが重要であるが、このエンドローンチ 法は光ファイバブラッググレーティングを大量生産するのに有用であるとは証明 しなかった。 光ファイバブラッググレーティングデバイスの設計の柔軟性をより高めるため に、光ファイバの側(例えば、ファイバの長さ方向に垂直の)を通して光を放射 することによってグレーティングを書き込む多くの技術が開発されている。米国 特許第4,725,110号および第4,807,950号で示されるように、そのような技術の1 つは、レーザビームを2つのサブビームに分割し、光ファイバのコア内で既知お よび制御可能な角度でこれらのサブビームを再結合することを含む。技術および 特許資料に記載された第2の周知技術は、位相マスクとして知られる溝付きまた はパターン化された光透過光学素子を通してレーザビームをファイバコアに集光 させることを含む。この位相マスクは、光ファイバコア内にホログラフィック干 渉パターンを造る。 光ファイバブラッググレーティングを製造するための上記技術は、十分に確立 されているが、今まで、大規模な連続的または段階を追った連続的製法へのそれ らの技術の使用を妨げる若干の技術的問題があった。例えば、顕著な製造に関す る問題は、レーザで処理されるべき光ファイバのセクションを覆う被膜の除去で ある。光ファイバは、繊細なガラス構造を化学的または機械的破壊作用から保護 する被膜で製造され、この被膜は、適用された光放射が光ファイバコア内に達し 、ブラッググレーティングを形成すべきである場合、実質的に完全に除去されな ければならない。 被覆された光ファイバが光ファイバブラッググレーティングの製造に使用される べ きである場合、被覆された光ファイバからほぼ被膜の全てまたは一部を最初に熱 的、化学的、または機械的に除去して光学的に処理可能な、好ましくは裸のファ イバ表面を残すようにする必要がある。例えば、リズビ(Rizvi)およびガウアー( Gower)のProduction of Bragg Gratings in Optical Fibers bv Holographic an d Mask Production Methods The Institute of Electrical Engineers,Optica l Fiber Gratings and Their Applications,1995年1月を参照のこと。 但し、製造工程で裸ファイバから被膜を剥がすための従来の熱的、機械的、ま たは化学的手段は、時間がかかり且つファイバの物理的集結度を低減する。M.C .ファリーズ(Farries)その外のFabrication and Performance of Packaged Fib er Gratings for Telecommunications The Institute of Electrical Engineer s,Optical Fiber Gratings and Their Applications,1995年1月;タン(T ang)その外のAnnealing of Linear Birefringence in Single-Mode Fiber Coils :Application to Optical Fiber Current Sensors, Journal of Lightwave Techn ology,9巻、8号、1991年8月を参照のこと。故に、光ファイバ被膜の慎 重に除去することが、コア内のブラッググレーティングの形成後でもその強度を 維持する光ファイバだけでなく、十分に清浄なガラス表面を形成して、レーザで 光ファイバコアを処理できるようにするためにも求められる。今までの時間のか かる労働集約的な被膜除去ステップは、光ファイバブラッググレーティングの製 造を小さなバッチ生産に限定してきた。これらのバッチ工程では、被膜は、典型 的に数本の光ファイバの短長部分(ここでは「セクション」と呼ばれる)から化 学的に除去される。これらのファイバは、次に位相マスク投影技術を使用するレ ーザで、一度に1つずつ処理されて、被膜が除去された光ファイバのセクション にブラッググレーティングを形成する。これらの製造工程は、光ファイバの短長 部分への1つのブラッググレーティングの形成を通じて良好に制御される。但し 、バッチ技術は、大規模のブラッググレーティング製造、またはグレーティング アレイ用の光ファイバの連続長部分への多数ブラッググレーティングの製造には 経済的に明らかに可能ではない。さらに、バッチ技術では、裸の光ファイバは、 かなり長時間露光され、これは光ファイバ強度を劣化させる恐れがある。グレー ティング品質を監視するために、このバッチ技術は、光ファイバ端毎に終了しな ければならない。 バッチ生産における被膜除去問題に対応するために、若干数の光ファイバブラ ッググレーティングは、その光ファイバがドロータワーで製造されるときには書 き込まれている。ドロータワー製造は、光ファイバコアの保護被膜が被覆される 前にそれらが光放射で処理されてブラッググレーティングを形成するので、被膜 除去工程を不要にする、光ファイバのドロー中にブラッググレーティングを形成 すると、上述のバッチ製法と比べて生産量が増す。但し光ファイバがドロータワ ーで引かれるとき、ブラッググレーティングはレーザからの単一ショットで形成 されなければならず、そのドロー工程も異なるグレーティング書き込み技術を使 用するために停止または中断ができない。さらに、ブラッググレーティングのブ ラッグ条件(例えば、中心帯域波長)は、書き込みゾーンに対する光ファイバの 所定セクションの正確な配置に依存し、ドロータワーで引かれる光ファイバの位 置は精密に制御できないので、グレーティング書き込み工程はショット毎に十分 に安定し得ない。ドロー速度の変動も、ブラッググレーティングの精密配置を困 難にする。故に、ドロータワー製造技術はバッチ法と比べて生産速度を増すが、 この速度はグレーティング品質および精度をかなり犠牲にしたものとなる。 今まで、生産の速度および効率を提供し、グレーティング品質を確保し、さら にグレーティング形成後も光ファイバ強度を維持する光ファイバブラッググレー ティングを大量生産するための装置や方法が何も確認されていない。 発明の開示 本発明は、小規模バッチ工程から得られるグレーティング品質の制御だけでな くドロータワー製造工程の速度をも提供する光ファイバブラッググレーティング の製造のための段階を追った連続的方法である。本発明の方法は、光ファイバド ロー工程をグレーティング書き込み工程から分離し、被覆された光ファイバ内に ブラッググレーティングを効率的で且つ経済的なオフラインで製造する方法を提 供する。 好適な態様では、本発明は、光ファイバブラッググレーティングを製造する方 法であって、 (a)光放射源を用いて行う次の処理のために素子の少なくとも1つの所定セ クション内の光ファイバを十分に露光するためにそのセクションの除去可能な被 膜の 一部を除去し、 (b)光放射源に対して少なくとも1つのセクションを固定し、 (c)少なくとも1つのセクション内にブラッググレーティングを製造するた めに光放射源からその中に光放射を当て、 (d)少なくとも1つのセクションを覆うステップを含む、方法。 ステップ(a)では、任意の直径または形状のガラス光ファイバ素子が処理の ために提供されても良い。この光ファイバ素子は、好ましくは除去可能な永久ま たは半永久的被膜で被覆されており環境からそれを保護する。必要ならば、この 被膜は、少なくとも1つの機械的、化学的、または熱的被膜除去技術によって光 ファイバの1つの所定セクションから、多数のセクションから、またはその全長 部分から除去されても良い。セクション内の被膜の完全な除去が好ましいが、光 放射がそのセクション内の光ファイバコアに達してブラッググレーティングをそ の中に形成できるように被膜が十分に除去されればよい。 ステップ(b)では、ブラッググレーティングが形成されるべき光ファイバの 所定セクションは、グレーティング書き込み工程が所望の精度でそのセクション において進むことができるように、固定される、例えば、光放射源に対して固定 される。処理されるべきセクションは、任意の周知の方法で固定されても良いが 、セクションの第1の端部に近接し、セクションの第2の端部に近接するファイ バを機械的クランプ装置で捕まえる方法が好ましい。必要ならば、このクランプ 装置は、処理された光ファイバセクション内に形成されたブラッググレーティン グの波長を微調整し、その品質を連続的に監視するためにグレーティング書き込 み(ステップ(c))中にファイバに長手方向の圧力をかけるのに使用される、ま たはグレーティング形成前に、またはその間にファイバを回動的に向きを変える 随意の手段を含んでも良い。 ステップ(c)では、好ましくはレーザなどのコヒーレント源から放出された 光放射が、処理されるべき光ファイバのセクション内に当てられる。単一ブラッ ググレーティングまたは多数ブラッググレーティングが、次に位相マスク、ホロ グラフィー、またはそれらの組合せを利用して光ファイバの所定セクションのコ ア内に形成されても良い。このファイバは、ブラッググレーティングの安定性を 改善するた めにステップ(c)に続いて随意にアニールされても良い。 ステップ(d)では、ブラッググレーティングを含む少なくとも光ファイバの 処理済みセクション、または全体の光ファイバ素子は、その最終使用用途で必要 な場合にはカバーで覆われる。この覆いは、意図した用途により異なり、一時的 または永久的スリーブガ適用、またはコネクタなどの機械的装置の適用を含めて も良い。但し、ブラッググレーティングを包含する処理済みセクション、または 光素子の全体は、典型的に保護被膜で再被覆されて環境から処理済みセクション 内の光ファイバおよびブラッググレーティングを保護し、光ファイバ素子の強度 を保持する。この被膜を適用すると、形成されたブラッググレーティングの場所 を確認させることも可能となる。例えば、一本の光ファイバのブラッググレーテ ィングの場所を確認するために、処理済みセクションがファイバの非処理部分の 被膜と異なる色の被膜で再被覆されても良い。代わりに、処理済みセクションは 、透明被膜で再被覆されるか、または例えば、バーコードなどの識別マークが適 用されても良い。 他の態様では、被膜除去ステップが不要となるようにグレーティング書き込み 波長において光放射に対して十分に透過性となる被膜が光ファイバ素子に適用さ れても良い。この態様では、本発明の方法であって、 (a)光放射源に対して素子の少なくとも1つの所定セクションを固定し、 (b)少なくとも1つのセクション内に少なくとも1つのブラッググレーティ ングを製造するために光放射源から被膜を通して光放射を当てるステップを含む 、方法。必要ならば、光ファイバは、次にその光学的および物理的特性を保護す るためにさらに処理されても良い。 本発明は、上述の工程のステップを実行するための装置にも及ぶ。本発明の装 置は、典型的に被膜除去ステーション、ファイバー固定/ブラッググレーティン グ書き込みステーション、および包装ステーションを備えた処理ラインとして提 供される。この装置またはその装置のステーションは、随意にモジュラー形式で 供給されても良い。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明の方法による光ファイバ素子の連続的または段階を追った連 続 的方法のための装置の概略図である。 第2A図は、本発明の方法により製造されたブラッググレーティングアレイの 波長の変化に対する反射のスペクトル分析器のプロットである。 第2B図は、アレイ内の1つのグレーティングが長手方向のひずみをうけて配 置された状態での、第2A図のブラッググレーティングアレイの波長の変化に対 する反射のスペクトル分析器のプロットである。 発明を実施するための最良の形態 本発明の方法は、典型的に、ドロータワーにおいて引かれ、光ファイバ素子を 形成するために少なくとも1つの保護被膜で被覆されるプラスチックまたはガラ ス、好ましくは石英系ガラスの裸の光ファイバからブラッググレーティングを製 造するために使用される。当業界では周知されているように、光ファイバ素子は 、一般に裸のファイバと、光ファイバをマイクロベンディング損失および摩耗か ら保護するためにその裸のファイバの周り設けられた1つ以上のバッファ層とか ら成る(例えば、スターリン(Sterling)の、Technician's Guide to Fiber Opti cs ,(1993年)、73ページを参照)。本願では、用語「裸のファイバ」また は「光ファイバ」は、バッファおよび外部強化部材がそれから除去されている光 ファイバ素子のセクションを指す。剥離不可保護層がバッファ部材の下にある場 合、この保護層は裸のファイバの一部と見なされる。 第1図に概略的に示された装置10を参照して、本発明の方法に組み入れられ ても良い光ファイバ素子12は、典型的にスプールに巻かれて保管される。本発 明の装置と方法とで使用される光ファイバ素子12は、少なくとも1つの被膜を 備えている。本発明の方法では、被膜は、裸の光ファイバ、または剥離不可保護 層を備えた裸の光ファイバに適用され、光ファイバケーブルの外部層を作る強化 部材またはジャケットを含まない。 当業界では周知されているように、ドロータワーにおいて裸ファイバに適用さ れる被膜は、ファイバの意図される最終使用用途により様々である。これらの被 膜は、典型的に繊細な光ファイバ構造を機械的および/または環境的損傷から保 護するように選択される。随意に、被膜は、裸ファイバに適用されても良く、こ れは、選択 された波長がその被膜を通過してブラッググレーティングを形成することができ るように光放射の特定波長に対しても十分に透過性である。このような被膜は、 ここでは透明被膜と呼ばれる。但し、他の設計要件は、光ファイバコア内にブラ ッググレーティングを形成するために使用される光放射の波長に対して透過性で ない被膜が選択されることが必要なこともある。光ファイバ素子12上の被膜材 料がブラッググレーティングを書き込むために使用される光放射の波長に対して 十分に透過性でない場合、その被膜が十分に除去されて選択された波長が光ファ イバコアに到達できるようにすることが必要である。非透過性被膜は、機械的、 化学的、または熱的技術の少なくとも1つによって実質的に完全に除去できる任 意の材料を含む。そのような被膜は、ここでは除去可能な被膜と呼ばれる。 本発明の装置および方法では、光ファイバ素子12、またはその特定長さが張 力制御された巻出スプール14から巻出される。この巻出スプール14は、ブラ ッググレーティング書き込み工程に関するリアルタイム情報を提供するために随 意の回転光結合器(図示せず)を含めても良い。この光ファイバ素子12は、ド ライブキャプスタン装置18によって一連のアライメントプーリ16を介して随 意の被膜除去ステーション20に引かれる。無論、光ファイバコア内にブラッグ グレーティングを書き込むために使用されるべき光放射の波長に対して実質的に 透明である被膜が、光ファイバ素子12に適用される場合、被膜除去ステップは 本発明の方法では不要となる。但し、本発明の装置および方法は、光ファイバ内 にブラッググレーティングを書き込むために使用されるべき光放射の波長に対し て透明でない除去可能な被膜が光ファイバに適用されると仮定して、さらに以下 で説明する。 被膜除去ステーション20では、光放射が光ファイバコアまで達してその中に ブラッググレーティングを形成することができるように十分な量の被膜が光ファ イバ素子の所定セクションから除去されることが必要である。光ファイバの所定 セクションは、光ファイバ素子の全長、または全長未満の任意の長さを含んでも 良い。 上述のように、除去可能な被膜は、機械的、化学的、または熱的手段のいずれ か、またはそれらの組合せによって被膜除去ステーション20内で光ファイバか ら十分に除去されても良い。被膜除去のいずれの方法が被膜除去ステーション2 0内で採用されるかに関係なく、光ファイバから実質的に完全に除去されて光フ ァイバコア 内にブラッググレーティングを形成するために光放射での次の処理ができるよう にする本発明の装置および方法で使用するための除去可能な被膜を選択すること が重要である。被膜除去ステーション20では、除去可能な被膜は、好ましくは 完全に除去されるが、被膜の部分的除去も、そのような除去が次の処理を可能に するほど十分であれば採用されても良い。但し、被膜の不完全な除去後に裸のフ ァイバ表面と接触したままとなるいかなる残留物、特に不完全な熱的除去後の炭 素質の残留物も、光ファイバの引張強さをかなり劣化させる恐れのある局部的応 力集中をひき起こす。さらに、不完全に被膜が除去された後に光ファイバの表面 上に留まる小片は、光放射を遮断し、次の処理ステップを妨げる恐れがある。 本願の目的に対して、用語の実質的に完全な除去は、除去後に、初期被膜量に 基づいて、約10重量%未満、好ましくは約5重量%未満の残滓を有する任意の 重合体被膜に適用する。本発明の方法で使用されても良い被膜は、熱重量分析法 (TGA)などの、様々な分析技術で確認されても良い。 好ましくは連続的または段階を追った連続的な本発明の方法で有用であるため には、被膜の実質的に完全な除去は、本願の目的に対しては、約15秒未満、好 ましくは約10秒未満、最も好ましくは約1秒未満である実用可能な時間内に完 了されるべきである。本発明の方法で使用された除去可能な被膜または複数の被 膜の厚さは、意図した用途により様々であるが、約15μ〜約35μの従来から の被膜厚さが通常に使用される。 上記の実質的に完全な被膜の除去は、好ましくは、ファイバ引張強さが特定の 最終使用用途に必要とされる所定レベル以下にまで低減されるように達成される 。本発明の目的に対して、光ファイバの引張強さは、ここではFOTP-28を指すANS I/EIA/TIA-455-28B-1991によりメジアン破壊応力の評価によって測定される。好 ましくは、本発明の方法では、被膜除去後の光ファイバのメジアン破壊応力は、 被膜除去までの光ファイバの初期メジアン破壊応力に基づいて、約50%よりも 多く低減されるべきではない。 但し、光ファイバ強度試験は、本質上統計的であるので、それぞれが所定母集 団を表す数多くの個々のファイバの強度が試験されなければならない。その結果 は、全体としての母集団に対する強度分布として報告され、この分布は、周知の ワイブ ルプロットの傾き、m(ワイブルモジュラスとも呼ばれる)を特徴とする。本発 明方法では、ワイブルモジュラスは、被膜除去後に維持されたファイバ強度の均 質度の測定である。被膜除去後のファイバの強度分布は、FOTP-28によって測定 されるとき、意図した用途に対して、十分な高ワイブルモジュラスまたは傾き、 mで証明されるように、好ましくは狭い。 約100を超える大きなmは、均一なまたは狭い強度分布に相当し、特性破壊 応力がファイバに存在すること、および加えられた引張強さがその特性値に接近 するまで故障が起こりそうにもないことを示唆する。一方、約20未満の低ワイ ブルモジュラスは、ほとんどいかなる適用応力においても故障が起こりそうであ ることを示唆し、低機械的信頼性を示す。好ましくは、被膜の熱的除去は、初期 (例えば、熱的被膜除去前の)ワイブルモジュラスを約50%またはそれ以下に 減少させなければならない。 被膜除去ステーション20では、除去可能な被膜は、全光ファイバからまたは 所定長さのセクションから任意の従来手段によって除去されても良い。例えば、 除去可能な被膜は、ナイフまたは同様のツールで裸のファイバから機械的に「剥 がされ」ても良い。この除去可能な被膜は、適切な溶液に浸すことによって化学 的に除去されても良い。多くの異なる化学的溶液が使用されても良いが、濃硫酸 または硫酸と過酸化水素との組合せが代表例である。代わりに、化学的および機 械的被膜除去技術の組合せが使用されても良い。例えば、除去可能な被膜は、被 膜を膨潤させるために、アセトンなどの、溶剤に浸され、次に膨潤された被膜は ファイバから機械的に剥がされても良い。代わりに、熱が任意の従来手段によっ て光ファイバに適用されてその被膜を劣化させるまたは焼け落としても良い。 但し、ナイフまたはツールを用いて機械的に剥がすと、ガラスファイバ表面上 に掻き傷ができ、ついには微細亀裂やファイバ強度の低下に至る。化学的に剥が す技術は、ファイバ表面上にしばしば残留物を残し、これはファイバ強度を低下 させ、次の処理ステップの妨げとなる。熱が被膜を除去するために加えられる場 合、その結果生じた炭化残留物がファイバ強度を低下させ、処理前に追加的な被 膜除去ステップが必要となる。さらに、光ファイバは、被膜熱分解中に熱を吸収 し、これはファイバの脆化をもたらす恐れがある。任意の被膜除去方法が本発明 の装置および方 法で採用されても良いが、熱的除去が、光ファイバの強度を劣化させる影響が最 も小さいと考えられるので好ましい。同時係属米国出願第08/631,491号を参照の こと。 本発明の装置および方法での使用で好ましい除去可能な被膜は、同時係属米国 出願第08/631,491号に記載される。前述の実用的時間内での熱的除去に続いて、 約300℃〜約900℃、好ましくは約400℃〜約700℃、最も好ましくは 約500℃〜約600℃の空気での熱処理後に、好適な除去可能被膜は、初期被 膜重量に基づいて、約10重量%未満、好ましくは約5重量%未満の残滓を有す る。好適な除去可能な被膜の熱的除去は、約50%またはそれ以下に、好ましく は約25%またはそれ以下に、最も好ましくは約15%またはそれ以下に初期メ ジアン破壊応力を低減すべきであることが好ましい。本発明の方法で使用される 好適な除去可能な被膜は、約50%またはそれ以下に、好ましくは約25%また はそれ以下に、最も好ましくは約15%またはそれ以下に光ファイバの初期(例 えば、被膜除去前の)ウエイブルモジュラスを減少させるべきである。 除去可能な被膜の除去後の光ファイバ破壊応力は、ファイバに加えられた熱量 に過敏である。故に、光ファイバに伝達される熱エネルギーが最小限に抑えるこ とができるように被膜除去ステーション20で熱が加えられることが本発明の方 法では重要となる。熱は、例えば加熱抵抗フィラメントまたは他の放射型熱源、 CO2レーザまたは加熱したガス流を利用するなど、特定の最終使用用途に適した 十分な光ファイバ強度を保持する任意の適切な方法で除去可能な被膜を熱的に除 去するために加えられても良い。被膜除去ステーション20での除去可能な被膜 の熱的除去は、好ましくは加熱したガス流を用いて行われる。いかなる理論によ っても縛られたくないが、加熱したガス流は、除去可能な被膜材料を解重合し、 光ファイバへの熱の伝達を最小限に抑えて揮発化した生成物を押し流すと考えら れる。このガス流は、空気、窒素、アルゴン、および同等のものを含む任意のガ スまたはガスの混合物から構成されても良いが、窒素がその不活性および入手可 能性のゆえに好ましい。酸素を含有するガス混合物は、熱酸化過程中に発生され る燃焼熱が光ファイバガラスの温度を増し、その強度特性を劣化させるので、本 発明の方法で使用するにはあまり望ましくない。 このガス流は、エアーガンまたはエアーナイフを用いるなど、任意の適当な技 術 で適用されても良い。但しエアーナイフは、光ファイバのセクションから所定長 さの除去可能な被膜を選択的に除去するための実用可能な連続的または段階を追 った連続的方法には好ましい。除去可能な被膜の除去後のファイバの引張強さは 、その除去可能な被膜を除去するために適切な温度で、所望距離に固定された熱 源を用いることによって最適化されても良い。無論、これらのパラメータは、選 択された被膜、被膜の肉厚、処理時間、ガス流速、およびガス温度によりまちま ちである。例えば、約400℃〜約900℃、好ましくは約600℃〜約700 ℃のガス流温度と、約1〜約3scfmのガス流速で、被膜の表面から約2〜約10 mm、好ましくは約5mmに配置された限定出力を備えた循環管にコイル状に巻かれ た抵抗線が、除去可能な被膜の適当な熱的除去に効果的であることが分かった。 被膜除去ステップ後に、被膜がそれから実質的に完全に除去された光ファイバ のセクション22は、ファイバ固定およびグレーティング書き込みステーション 24に入る。このステーション24は、光放射源に対して光ファイバのセクショ ン22を固定する手段、およびそのセクション22の光ファイバコア内に所定の 波長またはブラッグ条件でブラッググレーティングを形成するためにそのセクシ ョン22に光放射を適用する手段を含む。 ブラッググレーティングが所望のブラッグ条件でセクション22内の光ファイ バのコアに書き込まれるように光ファイバ素子12を十分に静止状態にして保持 するセクション22を固定する任意の手段が使用されても良い。処理されるべき セクション22を固定する好適手段は、第1の張力クランプ26およびステージ クランプ28から構成される。これらのクランプ26、28は、セクション22 の第1端部と第2端部とをそれぞれ機械的に捕らえる。光ファイバへの損傷を防 止するために、クランプ26、28がセクション22内の裸ファイバに近接する 光ファイバ素子の被覆部分と係合することが好ましい。 これらのクランプ26、28は、グレーティングが光ファイバに書き込まれて いる間に簡単にセクション22を緊張した状態でしっかり所定位置に保持する、 またはセクション22内に所定ブラッグ条件を造るために光ファイバセクション 22に所定の長手方向のひずみを加えるために使用されても良い。グレーティン グのブラッグ条件を微調整するために、共振周波数などの、ひずみがブラッググ レーティン グ書き込み工程中に光ファイバに適用されても良いことは当業界では周知されて いる。典型的に、ファイバに適用されるひずみは、その機械的強度によって制限 され、その結果得られる伸びはファイバの元の(予張りされた)長さの約10% を超えるべきでない。その好適伸びは、約7%未満、最も好ましくは約5%未満 である。例えば、カシヤップ(Kashyap)その外の米国特許第5,384,884号;バイロ ン(Byron)およびルアク(Rourke)のFabrication of Chirped Fibre Gratings by Nobel Stretch and Write Technique electronics Letters,1巻、31号(1 995年1月);ザン(Zhang)その外のそのTuning Bragg Wavelength by Writing Gratings on Prestrained Fibers, Photonics Technology Letters,6巻、7号 (1994年7月)を参照のこと。 長手方向へのひずみの適用は、光ファイバの長さに沿った多数グレーティング に使用されても良い。張力がかけられていない光ファイバのセクション内の「下 流」グレーティングは、張力がかかっているセクション内のグレーティングを監 視するのに必要な光の波長を通過するので、光ファイバの周期的延伸がグレーテ ィング書き込み工程の精度をリアルタイムで監視するのに使用されても良い。カ シャップ(Kashyap)その外の米国特許第5,384,884号;キャンベル(Campbell)およ びカシャップのSpectral Profile and Multiplexing of Bragg Gratings in Pho tosensitive Fiber Optics Letters,16巻、12号(1991年6月)を参照 のこと。 セクション22に適用される長手方向のひずみは、張力クランプ26を調整す ることによって変更されても良い。この張力クランプは、セクション22に連続 的に変更可能なひずみを適用するための任意の機械的手段(第1図に示されず)、 例えば、クランプ式マイクロメータ、圧電変換ステージ、または単純おもりを含 めても良い。例えば、張力クランプ26の閉ループ制御を備えたひずみゲージな どの、ひずみを連続的に監視する手段は、ブラッググレーティング工程の自動化 を支援するために装置内に組み入れられても良い。ステージクランプ28は、典 型的に単純クランプしかないが、セクション22に様々なレベルのひずみを適用 することができるものであっても良い。随意に、この張力クランプ26およびス テージクランプ28は、その長手方向の軸周りで光ファイバセクション22を回 転させる手段を含めても良い。例えば、この回転能力は、適切なブラッググレー ティング合成体を提供するた めに使用されても良い。この回転手段は、偏波または偏波保存光ファイバ素子の 内部偏波軸に対して所定の向きを有するブラッググレーティングを作るために使 用されても良い。例えば、ある外部基準方向に対して偏波または偏波保存光ファ イバの回転的向きを決定するために米国特許第5,013,345号に記載された光学的 アライメント撮像系および回動可能なクランプ機構が使用されても良い。 一旦、処理される光ファイバのセクション22が固定されると、光放射は固定 およびグレーティング書き込みステーション24内でセクション22に適用され てそのセクション22の光ファイバコア内に1つ以上のブラッググレーティング を造る。ブラッググレーティングは、当業界で周知の、例えば、位相マスク投影 またはホログラフィーによってなど、任意の方法および任意の光学系25によっ て光ファイバセクション22内に造られても良い。例えば、ファリーズ(Farries )その外のFabrication and Performance of Packaged Fiber Gratings for Tele communications およびリズビ(Rizvi)その外のProduction of Bragg Gratings in Optical Fibers by Holographic and Mask Projection Methods Institutio n of Electrical Engineers,Optical Fiber Gratings and Their Applications ,1995年1月を参照のこと。 ブラッググレーティングを形成するためにセクション22を処理する好適方法 が第1図に示される。この技術では、エキシマレーザ25aからのコヒーレント 光放射27は、位相マスク25bを通過して照射され、セクション22の長さと 略垂直をなす方向でセクション22内の光ファイバのコアに入る。好ましくは、 位相マスク25bに対するセクション22の距離および向きは、書き込みヘッド 板29に機械加工された溝(図示せず)の配置によって精密に維持される。 光ファイバのセクション22内へのブラッググレーティングの書き込みに続い て、処理されたセクション22は随意のアニールユニット30に移動される。当 業界では周知されているように、光ファイバブラッググレーティングのアニール は、グレーティングの光学的特性が長期間に渡って確実に一定となるようにする 。エルドロガン(Erdrogan)その外のDecay of Ultraviolet-Induced Fiber Bragg Gratings J.Appl.Phys,76巻、1994年7月の73を参照のこと。このア ニールは、典型的に、ブラッググレーティングを包含する光ファイバセクション 22を加熱されたチャンバまたはゾーン(図示せず)内に通過させることによっ て行われる。加熱さ れたチャンバ内では、放射または強制通風熱が、光ファイバのセクション22を アニールするために適用された温度と反比例する期間適用される。必要とされる アニール時間は、光ファイバの特性および所望の最終使用用途によりまちまちで あるが、典型的に、約300℃の加熱ゾーン内での1分間のドエルタイムで十分 である。 随意のアニールステップに続いて、処理されたセクション22は、包装ユニッ ト40に移動される。この包装ユニット40では、ブラッググレーティングが書 き込まれる光ファイバのセクション22は、その最終の使用用途のためにカバー で覆われるまたは包装される。例えば、包装セクション40では、セクション2 2は、一時的または永久被膜で再被覆される、一時的または永久的硬質または可 撓性スリーブが取り付けられる、またはコネクタなどの、機械的装置が付着され てそのセクション22を覆うようにしても良い。好ましくは、包装セクション4 0では、ブラッググレーティングを包含する処理済みセクション22、または光 ファイバ素子12の全体は、任意の従来の一時的または永久的保護被膜で再被覆 される。 光ファイバ素子12上に提供された元の除去可能な被膜が裸のセクション22 を除く光ファイバ長の全体に沿って所定位置にある場合、ファイバ長に沿ったブ ラッググレーティングの場所を確認するためには、セクション22を含む光ファ イバ素子12の全体が、元の除去可能な被膜と視覚的に区別できる材料で再被覆 されても良い。例えば、元の除去可能な被膜が彩色される場合、包装セクション 40で適用される再被覆材料が透明である、またはその逆であっても良い。代わ りに、包装セクション40で適用される再被覆材料は、元の除去可能な被膜と異 なる肉厚またはテクスチャを有しても良い。再被覆カラー識別子に加えて、また はその代わりに、セクション22内のブラッググレーティングの位置が、再被覆 されたセクション22に人が読み取ることができるまたは機械が読み取ることが できる印を添付することによって確認されても良い。例としては、バーコード、 カラーバー、機械読み取り可能な記号、またはそれらの任意の組合せを含めても 良い。 包装に続いて、再被覆されたセクション22は、再被覆ユニットで適用された 被膜および/または印を硬化させる必要がある場合に随意の硬化ユニット50に 移動される。この硬化は、当業界で周知の任意の適切な方法によって行われても 良い。 硬化ステップに続いて、少なくとも1つのブラッググレーティングをその中に 備 えた完成された光ファイバ素子は、一連のアライメントプーリ60を通って、保 管または次の処理のために巻き取りスプール62に再び巻き上げられる。 本発明の装置および方法は光ファイバ素子12の単一の所定セクション22内 への単一の光ファイバブラッググレーティングの形成に対して説明してきたが、 この装置および方法は、光ファイバ素子の単一の所定セクション内に多数のブラ ッググレーティングを、またはスプライスしないで、単一の光ファイバ素子の多 数のセクションに個別のブラッググレーティングを形成するために使用されても 良いことは当業者には明白であろう。 例えば、除去可能な被膜が第1図に示された装置の被膜除去ステーション20 内で光ファイバ素子の第1のセクションから除去された場合、第1のセクション は、次に、第1図に示されるような固定およびグレーティング書き込みステーシ ョン24に進められる。この第1のセクションは、個別または多数のブラッググ レーティングをその中に造るために固定およびグレーティング書き込みセクショ ン内でレーザ処理されるあいだに、除去可能な被膜が被膜除去ステーション内の 光ファイバ素子の第2のセクションから除去される。第1のセクションがアニー ルステーション30に進められると、第2のセクションは、個別または多数のブ ラッググレーティングをその中に造るために固定/書き込みステーション24内 に進められ、次に第3のセクションが被膜除去ステーション20内で処理される 等々。 そのような方法が単一光ファイバ内に多数のグレーティングを造るために使用 されると、ひずみが、形成中のその特性を連続的にリアルタイムで監視するため に固定/書き込みステーション内のセクションに適用されても良い。例えば、第 2A図は、本発明の方法を使用してグレーティングアレイを形成するために単一 光ファイバ素子内の1.2メートルの中心に書き込まれた一連の15個のグレー ティングの波長の変化に対する反射のスペクトル分析器プロットである。アレイ 内のブラッググレーティングの中心波長(第2A図のピークAを参照)は、約1 551nmである。第2B図では、アレイ内の15番目のグレーティングが長手方 向のひずみをうけて配置され、その中心波長は約1554nmまでシフトすること が観察された(第2A図のピークBを参照)。アレイ内の14個のひずみがかけら れていないグレーティングの中心波長は、約1551nmで一定であることが観察 され(第2B図のピークA を参照)、これはアレイ内のグレーティングの特性が均質であることを証明する 。 ここで説明された実施例はいかなる意味でも本発明の範囲を限定するものでは ないことは理解されよう。本発明の他の修正は先に記載されたものを見ることで 当業者には明白となろう。これらの記載は、本発明を明瞭に開示する実施態様の 特定例を提供しようとするものである。よって、本発明は、記載された実施例、 またはその中に包含された特定の要素、寸法、材料、または構造の使用に限定さ れない。添付のクレイムの趣旨および範囲を逸脱しない全ての交代的修正および 変形は本発明に含まれる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年6月30日(1998.6.30) 【補正内容】 請 求 の 範 囲 1.光ファイバブラッググレーティングを製造するための連続的方法であって 、 (a)処理ラインに順次配置された被膜除去ステーション、グレーティング書 き込みステーション、および再被覆ステーションから成る装置内に、熱的に除去 可能な被膜を有する連続長の光ファイバ素子を引き込むステップと、 (b)前記光ファイバ素子の第1のセクションが前記被膜除去ステーション内 に入るまで前記連続長の光ファイバ素子を装置内に進め、前記熱的に除去可能な 被膜をそれから除去するために前記第1のセクションを加熱したガス流にさらす ステップと、 (c)前記第1のセクションが前記グレーティング書き込みステーション内に 入り、第2のセクションが前記被膜除去ステーション内に入るまで前記光ファイ バ素子を前記装置内に進めるステップであって、 (i)前記グレーティング書き込みステーション内で、前記光ファイバ内に 光放射を当て、前記第1のセクション内に少なくとも1つのブラッググレーティ ングを書き込み、 (ii)前記被膜除去ステーション内で、前記熱的に除去可能な被膜をそれか ら除去するために前記第2のセクションを加熱したガス流にさらす、ステップと 、 (d)前記第1のセクションが前記再被覆ステーション内に入り、前記第2の セクションがグレーティング書き込みステーション内に入り、さらに第3のセク ションが前記被膜除去ステーション内に入るまで前記光ファイバ素子を前記装置 内に進めるステップであって、 (i)前記再被覆ステーション内で、前記熱的に除去可能な被膜と異なる第 2の被膜で前記第1のセクションを再被覆し、 (ii)前記グレーティング書き込みステーション内で、前記第2のセクショ ンを固定するために前記第2のセクションの第1端と前記第2のセクションの第 2端とを捕らえ、前記光ファイバ内に光放射を当て、前記第2のセクション内に 少なくとも1つのブラッググレーティングを書き込み、 (iii)前記被膜除去ステーション内で、前記熱的に除去可能な被膜をそれ から 除去するために前記第3のセクションを加熱したガス流にさらす、ステップと、 (e)所望の数のブラッググレーティングが前記光ファイバ内に書き込まれる まで前記光ファイバ素子を前記装置内に連続的に進めるステップと、を含む方法 。 2.ステップ(c)が前記第1のセクションの第1端と第2端とにおいて前記 ファイバを捕らえることを含む、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.ステップ(c)が前記所定セクションに長手方向のひずみをかけ、前記ブ ラッググレーティングを監視することをさらに含む、請求の範囲第2項に記載の 方法。 4.ステップ(c)での前記光放射が位相マスク投影、ホログラフィー、およ びそれらの組合せの少なくとも1つによって前記ファイバに当てられる、請求の 範囲第1項に記載の方法。 5.前記装置がアニールステーションをさらに含み、前記方法がステップ(c )に続いて前記光ファイバ素子を前記アニールステーションに進め、前記光ファ イバをアニールすることをさらに含む、請求の範囲第1項に記載の方法。 6.前記装置が張力制御巻出しおよび巻取りスプールをさらに含み、前記光フ ァイバ素子が前記巻出しスプールから巻出され、前記巻取りスプールによって巻 き取られる、請求の範囲第1項に記載の方法。 7.ブラッググレーティングを製造するためのインライン連続的方法であって 、 (a)熱的に除去可能な重合体被膜を有する連続長の光ファイバ素子を提供す るステップと、 (b)前記連続長の光ファイバ素子のセクションを被膜除去ステーションに配 置し、前記セクション内の前記光ファイバの略裸部分を露出させるために前記連 続長の光ファイバ素子の前記セクション内の前記熱的に除去可能な被膜の少なく とも一部分を熱的に解重合するステップと、 (c)前記連続長の光ファイバ素子の前記セクションを書き込みステーション 内に配置し、放射源に対して光ファイバの前記裸部分を固定するステップと、 (d)前記放射源から光ファイバの前記裸部分内に放射を当て、少なくとも1 つのブラッググレーティングを書き込むステップと、 (e)前記連続長の光ファイバ素子の前記セクションを再被覆ステーションに 配置し、光ファイバの前記裸部分を再被覆するステップと、 (f)前記光ファイバ素子内に多数のブラッググレーティングを書き込むこと が必要な場合に前記光ファイバ素子の長手方向に沿った異なるセクションに対し てステップ(b)〜(e)を順次反復し、前記光ファイバ素子の異なるセクショ ンのそれぞれが、異なるステーションの1つに配置される、ステップと、を含む 方法。 8.ステップ(d)に続いて光ファイバの前記裸部分をアニールステーション に配置し、前記光ファイバをアニールするステップをさらに含む、請求の範囲第 7項に記載の方法。 9.前記ブラッググレーティングを確認するためにステップ(e)に続いて前 記セクションにマークを付けることをさらに含む、請求の範囲第7項に記載の方 法。 10.ステップ(e)に続いて前記第2の被膜を硬化させることをさらに含む 、請求の範囲第7項に記載の方法。 11.前記第2の被膜が前記熱的に除去可能な被膜と異なる色である、請求の 範囲第7項に記載の方法。 12.前記第2の被膜が前記熱的に除去可能な被膜と異なる肉厚を有する、請 求の範囲第7項に記載の方法。 13.ステップ(c)が前記所定セクションに少なくとも1つの長手方向のひ ずみを加えることをさらに含む、請求の範囲第7項に記載の方法。 14.前記被膜を熱的に解重合する前記ステップが、ステップ(b)での前記 被膜の熱的除去に続いて、FOTP-28に準拠して測定されたとき、前記光ファイバ が、熱的に解重合する前記ステップ前の前記光ファイバのワイブルモジュラスの 少なくとも50%である所定ワイブルモジュラスを有するように不活性ガスを加 熱したガス流に前記光ファイバをさらし、前記ガス流の温度を制御することを含 む、請求の範囲第7項に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S Z,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD ,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN, CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,G E,HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR ,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV, MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,P L,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK ,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN, YU (72)発明者 ラバイン,ブルース・エイ アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 ボール,ゲイリー・エイ アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 シン,ハーミート アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427 (72)発明者 サンダーズ,ポール・イー アメリカ合衆国55133―3427ミネソタ州セ ント・ポール、ポスト・オフィス・ボック ス33427

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.光ファイバ素子内にブラッググレーティングを製造する方法であって、 (a)光放射源を用いて行う次の処理のために前記素子の少なくとも1つの所 定セクション内の光ファイバを十分に露出させるのに前記セクション内の除去可 能な被膜の少なくとも一部分を除去するステップと、 (b)前記光放射源に対して前記少なくとも1つのセクションを固定するステ ップと、 (c)前記少なくとも1つのセクション内に少なくとも1つのブラッググレー ティングを造るために前記光放射源から前記光ファイバ内に光放射を当てるステ ップと、 (d)前記少なくとも1つのセクションを覆うステップと、を含む方法。 2.ステップ(a)が前記被膜の機械的、化学的、および熱的除去のうちの少 なくとも1つを含む、請求の範囲第1項に記載の方法。 3.ステップ(b)が前記所定セクションの第1端および第2端で前記ファイ バを捕らえるステップを含む、請求の範囲第1項に記載の方法。 4.ステップ(b)が前記所定セクションに長手方向のひずみを加えるステッ プをさらに含む、請求の範囲第3項に記載の方法。 5.ステップ(c)での前記光放射が、位相マスク投影、ホログラフィー、お よびそれらの組合せの少なくとも1つによって前記ファイバ内に当てられる、請 求の範囲第1項に記載の方法。 6.ステップ(c)に続いて前記光ファイバをアニールするステップをさらに 含む、請求の範囲第1項に記載の方法。 7.ステップ(d)が前記所定セクションを再被膜および包装するうちの少な くとも1つのステップを含む、請求の範囲第1項に記載の方法。 8.光ファイバブラッググレーティングを製造する方法であって、 (a)熱的に除去可能な被膜を備えた光ファイバ素子を作製するステップと、 (b)前記熱的に除去可能な被膜を除去し、前記光ファイバを露出させるため に前記光ファイバ素子の少なくとも1つの所定セクションを加熱したガス流にさ らす ステップと、 (c)前記少なくとも1つのセクションを固定するために前記光ファイバの第 1端および前記光ファイバの第2端を捕らえるステップと、 (d)前記少なくとも1つのセクション内に少なくとも1つのブラッググレー ティングを製造するために光放射を前記光ファイバ内に当てるステップと、 (e)第2の被膜で前記少なくとも1つのセクションを再被覆するステップと 、 を含み、前記第2の被膜が前記熱的に除去可能な被膜と同じでも異なっていても 良い、方法。 9.ステップ(d)に続いて前記光ファイバをアニールするステップをさらに 含む、請求の範囲第8項に記載の方法。 10.前記ブラッググレーティングを識別するためにステップ(e)に続いて 前記セクションにマークを付けるステップをさらに含む、請求の範囲第8項に記 載の方法。 11.ステップ(e)に続いて前記第2の被膜を硬化させるステップをさらに 含む、請求の範囲第8項に記載の方法。 12.前記第2の被膜が前記熱的に除去可能な被膜と異なる色である、請求の 範囲第8項に記載の方法。 13.前記第2の被膜が前記熱的に除去可能な被膜と異なる肉厚を有する、請 求の範囲第8項に記載の方法。 14.ステップ(c)が前記所定セクションに少なくとも1つの長手方向のひ ずみをかけるステップをさらに含む、請求の範囲第8項に記載の方法。 15.前記光ファイバが、ステップ(b)での前記被膜の熱的除去に続いて、 FOTP-28に準拠して測定されたとき、所定のワイブルモジュラスを有する、請求 の範囲第8項に記載の方法。
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