JP2001501353A - シールドアンテナコネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 シールドされたＲＦ接点を供給する改良ＲＦアンテナコネクタが開示される。この改良アンテナコネクタは、ＲＦフィードポイントコネクタとして作用する金属接点（２０）を実質的に包囲する金属ハウジング（１０）からなる。この金属接点を前記ハウジング内に配置するには、前記ハウジング内の室（３０）へスライドする絶縁コネクタ（１５）へ接続することにより、この金属接点が前記ハウジング内に位置して前記ハウジングにより実質的に包囲されるようにする。この金属接点はまた、アンテナ（２７）とプリント回路板のＲＦフィードポイントに接触するように配置される。

Description

【発明の詳細な説明】 シールドアンテナコネクタ 発明の背景 発明の技術分野 この発明はアンテナコネクタに関し、特に、アンテナとプリント回路板の間の 相互接続のために、シールド接地とＲＦコネクタを供給する、シールドアンテナ コネクタに関する。 関連技術の説明 セルラ電話の設計において、アンテナコネクタは必須の構成要素である。しか しながら、このコネクタが、ちょうどセルラ電話の最も微妙な領域の一つでもあ るので、多くの複雑な設計の問題をもたらした。セルラ電話が使用する全ての送 信信号と受信信号は、アンテナ接続を通らなければならないので、コネクタが最 小の干渉で機能することが重要である。 縮小可能なアンテナに使用するための現存のコネクタは、アンテナのために接 続点を含むだけであり、接地線または接地シールドを何も提供しない。検査およ び整合回路のために接地線が必要な場合は、プリント回路板に追加の同軸コネク タを追加して、必要なテスト接地を供給しなければならない。もちろんこれは、 基板のコストと複雑性を追加する。接地とＲＦフィード線の両方を組み込んだア ンテナコネクタが好ましい。 接地とＲＦフィード線の両方を組み込んだアンテナコネクタを生産する初期の 試みは、接地線が第二のアンテナとして作用して、ＲＦフィード線を不作動にす る干渉信号を受信する結果になった。こうして、この問題を避けるために、コネ クタを適切にシールドしなければならない。縮小可能なまたは入れ子式のアンテ ナコネクタはまた、折り畳み性またはコネクタ内での挿通性を、縮小可能なアン テナに提供する必要がある。従って、一つのＲＦフィードポイント、適切な接地 シールド、および縮小可能なアンテナを使用するための性能を提供する、ＲＦア ンテナ設計がセルラ電話産業に必要とされる。 発明の要約 この発明は、改良されたＲＦアンテナコネクタにより、上記および他の問題を 克服する。このアンテナコネクタは、その内部に一対の室を画定する金属ハウジ ングを含む。このハウジングは、接地シールドとして作用し、これら内部の室の 第１の室を取り巻く。成形金属接点が、アンテナのＲＦフィードポイントと関連 のプリント回路板のＲＦコネクタの間の接続を供給する。成形金属接点は、金属 ハウジングの第２の内部の室の中にスライドする絶縁コネクタへステープルで留 められる。コネクタがハウジング内に挿入されると、金属接点が位置決めされて 、第１室内に挿入されたアンテナのＲＦフィードポイントおよびプリント回路板 のＲＦフィードポイントと係合する。この金属接点はまた、ハウジングによりそ れが実質的に包囲されて、外部ソースからの干渉を制限するように、位置決めさ れる。 図面の簡単な説明 この発明の一層完全な理解のために、添付図面と共に以下に詳細に説明する。 図１は、このアンテナコネクタの上側面からの透視図である。 図２は、このアンテナコネクタの下側面からの透視図である。 図３は、このアンテナコネクタ内に挿入されたアンテナを図示する透視図であ る。 図４は、このアンテナコネクタとプリント回路板の間の相互接続を図示する。 図５は、セルラ電話のハウジング内のアンテナコネクタの接続を図示する透視 図である。 図面の詳細な説明 さて図面、特に図１と図２を参照すると、この発明のアンテナコネクタが図示 されている。このコネクタは、コネクタハウジング１０、絶縁コネクタインサー ト（絶縁コネクタ差込み体）１５、成形金属接点２０からなる。 コネクタハウジング１０は、アンテナ２７（図３）を受けるために実質上円形 の断面を有するバレル（ｂａｒｒｅｌ）２５からなり、アンテナ２７は、ハウジ ング１０のバレル２５内のアンテナ室３０へ挿入されている。コネクタハウジン グ１０は、好ましくは亜鉛などの金属から鋳造される。ハウジング１０の表面は 、 酸化を防ぎ、導電性を増すために、ニッケルでめっきされている。アンテナ室３ ０の壁はアンテナ２７とねじ込み式に係合するか、またはアンテナをアンテナ室 内へ嵌合させるか、または、はんだ付けすることができる。アンテナ室３０内に アンテナが挿入されたときに、バレル２５がアンテナ２７の接地点に接触する。 ハウジング１０のバレル２５は更に、アンテナ２７がアンテナ室３０内に挿入さ れて、ハウジング内を後退したり前進したり（伸縮自在に）できるように構成さ れている。 コネクタフランジ３５はバレル２５から垂直に延伸して、絶縁コネクタインサ ート１５を受け入れる室４０を画定する。室４０は、絶縁コネクタインサート１ ５と係合する一対の対向スロット４５を画定する。コネクタフランジ３５のベー ス５０は、成形金属接点２０の一部分がそこを通って延伸する開口を画定して、 プリント回路板と接続できるようにする。コネクタフランジ３５のベース５０は 、プリント回路板（ＰＣＢ）の接地面と接触して、ハウジング全体が接地シール ドとして作用するようにする。ＰＣＢ接地面とハウジング１０のベース５０の間 の接続は、図４に示すように、プリント回路板とハウジングの間に圧縮する導電 フォーム（ｆｏａｍ）（発泡剤部材）１００により維持される。 絶縁コネクタインサート１５は、側面から延伸するガイドレール６５を有する セントラルボディ６０からなる。ガイドレール６５は、コネクタフランジ３５の 対向するスロット４５と噛み合って、絶縁コネクタインサート１５がアンテナハ ウジング１０内に確保されるようにする。絶縁コネクタインサート１５はプラス ティック、たとえばポリカーボネートによりモールドされて、セントラルボディ ６０上に成形金属接点２０を受けるように成形されることにより、この接点がア ンテナのＲＦフィードポイントとプリント回路板に係合するようにする。 成形金属接点２０は、セントラルボディ６０の周りに嵌合される。成形金属接 点２０は、アンテナ部８０と、ベース部８５と、ＰＣＢ部９０を有する。アンテ ナ部８０は、絶縁コネクタインサート１５からＶ型に上向きに角度を取っていて 、挿入されるアンテナ２７のフィードポイントとの確実な接触を提供する。ＰＣ Ｂ部９０がコネクタフランジ３５のベース５０から僅かに外へ延伸していること により、接点２０がＰＣＢのＲＦフィードポイントと直流電気的接触 （ｇａｌｖａｎｉｃ ｃｏｎｔａｃｔ）を維持する。成形金属接点２０は、ステ ープル、はんだ、または他の手段で、ベース部８５を介して、絶縁コネクタイン サート１５へ接続される。 コネクタインサート１５と成形金属接点２０の結合アセンブリを室４０内に挿 入すると、成形金属接点２０の位置が、アンテナコネクタのハウジング１０によ り実質的に包囲されるように決まる。ハウジング１０は、ＰＣＢの接地面に接続 されるときに、アンテナコネクタ１０に対して、接地シールドとして作用する。 こうして、アンテナとＰＣＢの間のＲＦ接点は、ハウジング１０のバレル２５に より、外部の干渉からシールドされる。 このアンテナコネクタは、図５に示すように、セルラ電話ユニットのプラステ ィックハウジング１０５へ加熱固定される。この方法でコネクタが固定されると 、成形金属接点２０のＰＣＢ部分９０は、プリント回路板のＲＦフィードと係合 する。次いで、このＰＣＢボードは電話機のハウジング内の位置へに嵌合される 。 この発明の方法と装置の好ましい実施例を添付図面で図示し、以上の詳細な説 明で説明してきたが、この発明は開示された実施例に限定されるのもではなく、 むしろ多数の再配置、修正、置き換えが、以下の請求の範囲に提示され定義され るこの発明の精神から離れることなく、可能であることが理解される。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１０月２日（１９９８．１０．２） 【補正内容】 請求の範囲 1. アンテナを受ける第１内部室と第２内部室とを画定し前記第１内部室内の アンテナのために接地シールドとして作用するハウジングと、 アンテナのＲＦフィードポイントに接触する手段と、 前記接触する手段に接続された絶縁インサートにして、前記接触する手段が前 記第１室内で一つのＲＦポイントと係合するように前記ハウジングの前記第２室 内へ挿入されるよう構成された前記絶縁インサートを、 有することを特徴とするアンテナコネクタ。 ２． 前記ハウジングは、前記接触する手段を実質的に包囲して、その結果、 接地シールドとして作用する請求項１のアンテナコネクタ。 ３． 前記接触する手段は更に、プリント回路板のＲＦフィードと接続する手 段を画定する請求項１のアンテナコネクタ。 ４． 前記ハウジングは更に、前記第１内部室内で伸縮自在のアンテナを引伸 しおよび縮めることができる請求項１のアンテナコネクタ。 ５． 前記第１内部室は、アンテナ前記第１内部室にアンテナをねじ込み式に 係合する請求項１のアンテナコネクタ。 ６． 前記接触する手段は、成形金属接点を有する請求項１のアンテナコネク タ。 ７． 前記絶縁インサートは、前記成形金属接点内に挿入されたプラスチック コネクタを有する請求項６のアンテナコネクション。 ８． アンテナを受ける第１内部室と第２内部室を画定しプリント回路板の接 地面に接続されたときに、前記第１内部室内でアンテナのために接地シールドと して作用するハウジングと、 前記アンテナのＲＦフィードポイントとプリント回路板のＲＦコネクタを噛み 合わせる成形金属接点と、 前記成形金属接点内に挿入された絶縁コネクタにして前記成形金属コネクタが アンテナのＲＦフィードポイントと係合して前記成形金属接点への干渉を制限す るのに充分なだけハウジングにより包囲されているように前記第２内部室への挿 入されるよう構成された前記コネクタを、 有するアンテナコネクタ。 ９． 前記ハウジングは更に、前記第１内部室内の伸縮自在のアンテナの引伸 と縮小を可能にする請求項８のアンテナコネクタ。 １０． 前記第１内部室はアンテナにねじ込み式に係合している請求項８のア ンテナコネクタ。 １１． 前記ハウジングは鋳造金属導電体を有する請求項８のアンテナコネク タ。 １２． 前記ハウジングは、酸化を防止し導電性を増進するために、めっきさ れている請求項１１のアンテナコネクタ。 １３． アンテナコネクタに係合するアンテナのＲＦフィードポイントに接触 するためのＲＦフィードコネクタと、 プリント回路板の接地面と係合するための接地コネクタと、 前記ＲＦフィードコネクタを実質的に包囲して前記接地コネクタと一体に構成 されるハウジングにして、前記ＲＦフィードコネクタのためのおよび前記接触さ れるＲＦフィードポイントのための接地シールドを形成する前記ハウジングを、 有することを特徴とするアンテナコネクタ。 １４． 前記ハウジングは更に、伸縮自在なアンテナを受ける手段を有する請 求項１３のアンテナコネクタ。 １５． 前記ＲＦフィードコネクタを前記接地シールドから絶縁する手段を更 に有する請求項１３のアンテナコネクタ。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＨＵ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ， ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，Ｍ Ｗ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ， ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＺ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. アンテナを受ける第１内部室と第２内部室とを画定し前記第１内部室内の アンテナのために接地シールドとして作用するハウジングと、 アンテナのＲＦフィードポイントに接触する手段と、 前記接触する手段に接続された絶縁インサートにして、前記接触する手段が前 記第１室内で一つのＲＦポイントと係合するように前記ハウジングの前記第２室 内へ挿入されるよう構成された前記絶縁インサートを、 有するアンテナコネクタ。 ２． 前記ハウジングは、前記接触する手段を実質的に包囲して、その結果、 接地シールドとして作用する請求項１のアンテナコネクタ。 ３． 前記接触する手段は更に、プリント回路板のＲＦフィードと接続する手 段を画定する請求項１のアンテナコネクタ。 ４． 前記ハウジングは更に、前記第１内部室内で伸縮自在のアンテナを引伸 しおよび縮めることができる請求項１のアンテナコネクタ。 ５． 前記第１内部室は、アンテナ前記第１内部室にアンテナをねじ込み式に 係合する請求項１のアンテナコネクタ。 ６． 前記接触する手段は、成形金属接点を有する請求項１のアンテナコネク タ。 ７． 前記絶縁インサートは、前記成形金属接点内に挿入されたプラスチック コネクタを有する請求項６のアンテナコネクション。 ８． アンテナを受ける第１内部室と第２内部室を画定しプリント回路板の接 地面に接続されたときに、前記第１内部室内でアンテナのために接地シールドと して作用するハウジングと、 前記アンテナのＲＦフィードポイントとプリント回路板のＲＦコネクタとを係 合させる成形金属接点と、 前記成形金属接点内に挿入された絶縁コネクタにして、前記成形金属コネクタ がアンテナのＲＦフィードポイントと係合して前記成形金属接点への干渉を制限 するのに充分なだけハウジングにより包囲されているように前記第２内部室へ挿 入されるよう構成された前記コネクタを、 有するアンテナコネクタ。 ９． 前記ハウジングは更に、前記第１内部室内の伸縮自在のアンテナの引伸 と縮小を可能にする請求項８のアンテナコネクタ。 １０． 前記第１内部室はアンテナにねじ込み式に係合している請求項８のア ンテナコネクタ。 １１． 前記ハウジングは鋳造金属導電体を有する請求項８のアンテナコネク タ。 １２． 前記ハウジングは、酸化を防止し導電性を増進するために、めっきさ れている請求項１１のアンテナコネクタ。 １３． アンテナコネクタに係合するアンテナのＲＦフィードポイントに接触 するためのＲＦフィードコネクタと、 プリント回路板の接地面と係合するための接地コネクタと、 前記ＲＦフィードコネクタを実質的に包囲して前記接地コネクタと一体に構成 された接地シールドを、 有するアンテナコネクタ。 １４． 前記接地シールドは更に、伸縮自在なアンテナを受ける手段を有する 請求項１３のアンテナコネクタ。 １５． 前記ＲＦフィードコネクタを前記接地シールドから絶縁する手段を更 に有する請求項１３のアンテナコネクタ。