JP2001358668A - デジタル放送用受信装置 - Google Patents

デジタル放送用受信装置

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JP2001358668A JP2000180921A JP2000180921A JP2001358668A JP 2001358668 A JP2001358668 A JP 2001358668A JP 2000180921 A JP2000180921 A JP 2000180921A JP 2000180921 A JP2000180921 A JP 2000180921A JP 2001358668 A JP2001358668 A JP 2001358668A
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digital broadcast
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receiving
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Hitoshi Kato
整 加藤
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 同一番組をインターリーブ量の異なる複
数系統の放送波で送信するデジタル放送システムにおい
て、受信装置の電源投入後最短の時間でかつ最良の受信
状態の受信系統を選択して、当該系統からのデジタル放
送波による受信情報を再生することが出来る受信装置の
提供を目的とする。 【解決手段】 受信装置の電源投入の際、送信データに
施されたインターリブ量が最も少ない地上波系統からの
デジタル放送波を選択して、当該放送波からの受信情報
を再生出力する。また、前記放送波の受信状態が不良の
場合、若しくは電源投入から所定時間経過後に、最も受
信状態が良好であると推測される前回電源切断時の最終
選択系統からのデジタル放送波に選択を切り換えて受信
情報を再生出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、同一番組について
デジタルデータのインターリーブ量が異なる複数系統の
放送波で送信するデジタル放送を受信するデジタル放送
用受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル放送でデータを送信する場合、
一般には、リードソロモン符号やトレリス符号等の誤り
訂正符号を付加して送信を行う。従って、データ伝送途
中の空電雑音やフェーディング等の電波障害によって、
比較的短いデータが欠落するいわゆるランダムエラーが
発生しても受信装置で受信データのエラー訂正が可能で
ある。
【0003】しかし、比較的長いデータが欠落するいわ
ゆるバーストエラーが発生すると、エラーによって欠落
したデータのビット数が誤り訂正符号の冗長度を超えた
場合受信装置におけるエラー訂正が困難となる。そこ
で、デジタル放送では送信データの誤り率低減対策の1
つとして、送信データに図1に示すようなインターリー
ブ処理を施している。即ち、送信時に所定の手順でデー
タ時系列の順序を入れ替え(インターリーブ)て送信
し、受信側では逆の手順により受信データ時系列の再入
れ替え(デ・インターリーブ)を行うのである。
【0004】かかる処理を行えば、送信データの伝送途
中でバーストエラーが発生して比較的長いデータが欠落
しても、受信側でのデ・インターリーブ処理によりバー
ストエラーによって欠落した部分がデータ時系列全体に
振り分けられる。これによって、受信側では、長期間の
バーストエラーを比較的短いデータの欠落、即ちランダ
ムエラーとして処理することが出来、誤り訂正符号によ
るエラー訂正が可能となる。
【0005】一方、デジタル放送ではデータを送信する
場合の伝送フォーマットとして一般に、図2に示すよう
なフレーム構造を採用しており送信データは多数のフレ
ームの連続として伝送される。かかるフレームの各々
は、例えば、同期信号とデータ信号から構成される。同
期信号は、1つの同期シンボルからなり各フレームの始
まりを表す。また、データ信号は多数のデータシンボル
からなり、各データシンボルは伝送すべき映像や音声等
をデジタル化したデータにOFDM(Orthogonal Freque
ncy Division Multiplex;直交周波数分割多重)等のデ
ジタル変調を施したものである。
【0006】なお、各データシンボル先頭のガードイン
ターバルは、マルチパス波等によるデータシンボル間干
渉を防止すべく設けられており、受信信号復調時のタイ
ムウィンドウの設定により復調後のデータ時系列からは
除外される。送信データに施すインターリーブの量は、
使用周波数帯域の電波伝搬状況を考慮して任意に設定す
る事が出来る。
【0007】送信データにインターリーブを施した場
合、インターリーブ量の多いほど、即ち、送信するデー
タ時系列の入れ替え量が多いほど、長時間のバーストエ
ラーに対するデータ誤り率の耐久性は増加する。しか
し、受信側ではインターリーブを施された全データ時系
列が揃わなければデ・インターリーブ処理を行うことが
出来ない。このため送信データに施されたインターリー
ブ量が大きい程、受信装置の電源投入後、デジタル放送
の受信開始から放送番組を映像又は音声として出力する
までに長時間を要することになる。
【0008】一方、難視聴地域の解消やマルチパス波に
よる電波障害対策から、昨今、同一番組を衛星放送波を
含めた周波数帯域が異なる複数系統の放送波で放送する
デジタル放送システムが構築されつつある。このような
システムにおいては各系統ごとにその電波伝搬状況が異
なるため、各系統のデジタル放送波毎に送信データに施
すインターリーブの有無、若しくは送信データに施すイ
ンターリーブ量の多寡が異なる場合が多い。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、か
かる状況を考慮してなされたものであり、電源投入等に
よる受信開始後、速やかに放送内容の再生出力を得るこ
とを可能としたデジタル放送用受信装置を提供すること
を目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、同一番組をデ
ジタルデータのインターリーブ量が異なる複数系統のデ
ジタル放送波によって送信する放送を受信するデジタル
放送用受信装置であって、前記デジタル放送波をデジタ
ルデータに復調する信号復調手段と、復調後のデジタル
データの並べ替えを行うデ・インターリーブ手段と、デ
・インターリーブされたデジタルデータから受信情報を
再生する受信情報再生手段と、前記受信情報再生手段に
供給するデジタルデータの系統を選択するデジタルデー
タ選択手段とを有し、前記デジタルデータ選択手段は、
受信装置がデジタル放送の受信を開始する際、前記複数
系統のデジタルデータの中からインターリーブ量が所定
値以下となる少なくとも1の系統のデジタルデータを選
択ことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】図3は、本発明によるデジタル放
送用受信装置の構成を示すブロック図である。なお、本
装置が用いられるデジタル放送システムでは、同一内容
の映像,音声,文字,プログラム等の番組を衛星放送波
を含む3系統の異なる周波数帯域のデジタル放送波で放
送するが、これは複数系統の放送波を使用するデジタル
放送システムの例示であり、本発明の実施が本実施例に
示される放送波の系統数に限定されるものではない。
【0012】因みに、本実施例では、13a,14a,
15a,16aの各回路が衛星放送波による1の系統か
らのデジタル放送波を、13b,14b,15b,16
bの各回路が衛星放送波によるもう1つの系統を、13
c,14c,16cの各回路が地上放送波による系統を
それぞれ処理している。なお、かかる複数の放送系統を
有するデジタル放送システムでは、後述する如く、受信
装置は各系統の受信状況の変化に応じて受信系統を切換
えて使用することが一般的である。このため、1つの番
組は各系統のデジタル放送波において同一のチャンネル
を割り当てられている。つまり、各系統からのデジタル
放送波の選択を切り換えても再生するチャンネルが同一
である限り、同一の番組を視聴することが出来るのであ
る。
【0013】図3において、受信アンテナ10は、ロッ
ドアンテナや平面アンテナ等の小型アンテナであり各系
統のデジタル放送局からの電波を受信する。高周波信号
処理回路11は、アンテナ10を経由して受信した高周
波信号について、増幅や周波数変換等のいわゆる受信機
におけるフロントエンド処理を施す回路である。即ち、
受信された高周波信号は処理回路11にて各受信系統毎
の中間周波数信号に変換され各系統毎の信号復調回路に
供給される。
【0014】復調回路13a乃至13cは、各系統の受
信信号にOFDM等のデジタル復調を行い該信号よりデ
ータ時系列を抽出する。デ・インタリーブ回路14a乃
至14cは、各系統の受信データ時系列において、デー
タ伝送フォーマットの1フレーム内におけるデ・インタ
ーリーブを行う回路である。また、デ・インタリーブ回
路15a及び15bは、データ伝送フォーマットの数フ
レーム分にまたがって、受信データ時系列のデ・インタ
ーリーブを行う回路である。
【0015】誤り訂正回路16a乃至16cは、各系統
においてデ・インターリーブ後のデータ時系列に対して
誤り訂正処理を行う回路であり、同時に受信データの誤
り率を検出してこれをシステム制御回路19に供給す
る。受信系統切換回路17は、システム制御回路19の
指示に基づき、各系統からの受信データ出力を切り換え
て選択するスイッチ回路である。
【0016】出力処理回路18は、受信系統切換回路1
7を経て取り込んだ受信データについて、映像や音声等
の各種出力回路(図示せず)に供給するための準備処理
を行う回路である。受信レベル検出回路12は、各系統
のデジタル放送波についてその受信レベルを検出して受
信状況の良否を判定し、その結果をシステム制御回路1
9に通知する回路である。
【0017】システム制御回路19は、主にマイクロコ
ンピュータから構成され本装置全体の動作を統括制御す
る回路である。なお、システム制御回路19は、メモリ
としてRAM(Random Access Memory)やROM(Read On
ly Memory)等の記憶素子を含み(図示せず)、ROMに
は本装置の動作を制御するメインルーチンや各種のサブ
ルーチンに関するプログラムが記憶されており、RAM
には各ルーチンにおける処理結果が一時的に記憶され
る。
【0018】以下、本装置の処理動作を動作モード1と
動作モード2の2つの処理動作に分けて説明する。因み
に、動作モード1の処理動作とは、地上波系統からのデ
ジタル放送波の受信状況に問題のない限り、受信装置の
電源投入の際、同系統からのデジタル放送波を選択再生
する動作を言う。
【0019】動作モード1では、先ず、受信装置の電源
切断時において図4(1)のサブルーチンに示す処理を
実行する。即ち、本装置電源切断時にシステム制御回路
19は、選択中のデジタル放送波の系統と、同放送波に
て再生しているチャンネルを不揮発性のRAMに記憶し
た後(ステップ11)受信装置の電源を切断する(ステ
ップ12)。
【0020】その後、本装置の電源が再投入された場合
の処理動作を図4(2)の処理サブルーチンに沿って説
明する。即ち、電源の再投入と共に図3に示す本装置の
全回路が稼働し始め、各系統のデジタル放送局からの電
波は、アンテナ10及び高周波処理回路11を介して各
々所定の中間周波数信号に変換された後、各系統毎に対
応する復調回路13a乃至13cに供給される。
【0021】受信信号は各復調回路でデジタルデータに
復調された後、各系統毎のデ・インターリーブ回路(1
4a乃至14c及び15a乃至15b)にてデータ時系
列の再並び替え処理であるデ・インターリーブが施され
る。かかる処理によって各系統毎の受信データ時系列
は、送信時のビット配列に復元され、誤り訂正回路16
a乃至16cに供給される。誤り訂正回路16では、各
系統毎に受信データの誤り訂正を行い、誤り訂正後の受
信データ時系列を受信系統切換回路17に出力する。ま
た、誤り訂正回路16は、各系統毎に受信データの誤り
率を検出してその結果をシステム制御回路19に供給す
る。
【0022】図4(2)のサブルーチンでは、先ず、シ
ステム制御回路19は地上波系統のデジタル放送波及び
電源切断時の再生チャンネルを選択する(ステップ2
1)。即ち、システム制御回路19は、受信系統切換回
路17に地上波系統からの受信データを選択する制御信
号を供給する。次に、システム制御回路19は、信号レ
ベル検出回路12の検出結果及び前記誤り訂正回路16
cから供給された誤り率を基に、地上波系統のデジタル
放送波の受信状況を判断する(ステップ22)。
【0023】同系統からのデジタル放送波の受信状況が
良好であれば、システム制御回路19は、選択した地上
波系統からのデジタル放送波について、図4(1)の電
源切断時処理サブルーチンのステップ11で、不揮発性
RAMに記憶した再生チャンネルからの受信情報の出力
処理を開始する指示を出力処理回路18に対して行う
(ステップ23)。
【0024】一方、ステップ22において地上波系統の
デジタル放送波の受信状況が良好でない場合、システム
制御回路19は、電源切断時処理サブルーチンのステッ
プ11にて不揮発性RAMに記憶した電源切断時におけ
る選択系統からのデジタル放送波の受信状況を判断する
(ステップ24)。これは、車載受信装置の場合、電源
切断時と電源再投入時における車両の地理的位置、即ち
受信装置の地理的位置が同一である確率が高い。前述の
如く、本装置では、選択再生系統が常に良好に受信可能
な系統となるように切換えが行われている。それ故、同
一地点で電源切断時まで実際に視聴していた系統からの
デジタル放送波の受信状況が最も良好であると推測され
るためである。なお、同系統からのデジタル放送波の受
信状況の判断は、前記地上波の場合と同様に信号レベル
検出回路12の検出結果及び、誤り訂正回路16a又は
16bからの誤り率を基に判定する。
【0025】電源切断時選択系統からのデジタル放送波
の受信状況が良好であれば、システム制御回路19は、
地上波系統に代わり同系統からのデータを選択する指示
を受信系統切換回路17に供給する。また、図4(1)
に示す電源切断時処理サブルーチンのステップ11で不
揮発性RAMに記憶した再生チャンネルからの受信情報
の出力処理を開始する指示を出力処理回路18に供給す
る(ステップ25,ステップ23)。
【0026】ステップ24で電源切断時選択系統からの
デジタル放送波の受信状況が良好でない場合、システム
制御回路19は他の系統からのデジタル放送波の受信状
況を判断する(ステップ26)。他系統からのデジタル
放送波の受信状況が良好な場合、システム制御回路19
は、前記と同様の方法にて同系統からのデジタル放送波
及び、当該放送波における電源切断時の再生チャンネル
を選択し(ステップ27)受信情報の出力再生処理を行
う(ステップ23)。
【0027】ステップ26で他系統からのデジタル放送
波の受信状況が良好でない場合、システム制御回路19
は、ステップ25に移り電源切断時選択系統からのデジ
タル放送波及び、当該放送波における電源切断時の再生
チャンネルを選択して受信情報の出力再生処理を行う
(ステップ23)。即ち、ステップ26で他の系統が受
信不良の場合とは、本装置で受信できるデジタル放送波
全ての系統の受信状況が不良であることを示すものであ
り、かかる場合は、電源切断時まで実際に視聴していた
系統のデジタル放送波が最も安定していると推測できる
ためである。
【0028】前述の如く、地上波系統によるデジタル放
送波は受信電界強度が強いためバーストエラーが発生し
難く、故に、送信データに施されるインターリーブ量も
伝送フォーマット1フレームの範囲内に限定されてい
る。よって、地上波系統からのデジタル放送波は、復調
後のデ・インターリーブ処理に要する時間も短く本装置
の電源投入後、受信回路各部が稼働して少なくとも1フ
レームの時間(数百ミリ秒程度)が経過すれば、デジタ
ル放送局からの受信情報を映像や音声として再生出力す
ることが可能となる。
【0029】これに比較して、衛星放送波系統によるデ
ジタル放送波は、送信データに施されたインターリーブ
量が数フレームに及ぶため、受信データにデ・インター
リーブ処理を施すには受信データを数フレーム分蓄える
必要がある。このため、受信装置の電源投入の際に衛星
放送波系統によるデジタル放送波を選択した場合は、受
信装置の電源投入後、受信情報を映像や音声として再生
出力するのに数フレーム分の時間(数秒程度)を要する
ことになる。
【0030】すなわち、動作モード1の処理では受信装
置の電源投入時に、最もインターリーブ量の小さい地上
波系統からのデジタル放送波を優先的に選択することに
よって、電源投入から最も短時間でデジタル放送番組の
映像や音声を再生出力することが出来るのである。次
に、本装置における動作モード2の処理について説明す
る。動作モード2とは、動作モード1と同様に電源投入
時には地上波系統からのデジタル放送波を選択するが、
電源投入から所定時間経過した後は電源切断時に選択し
ていた系統からのデジタル放送波を選択して受信再生す
る動作を言う。
【0031】動作モード2においても受信装置の電源切
断時における処理は動作モード1と同様である。即ち、
図5(1)のフローチャートに示す如く、システム制御
回路19は、電源切断時に選択中のデジタル放送波の系
統と当該放送波における再生チャンネルを不揮発性RA
Mに記憶する(ステップ31,32)。その後、本装置
の電源が再投入された場合の処理動作を、図5(2)の
処理サブルーチンに沿って説明する。
【0032】先ず、システム制御回路19は、地上波系
統のデジタル放送波及び、同放送波における電源切断時
の再生チャンネルを選択し(ステップ41)、当該放送
波からの受信情報の出力処理を開始する(ステップ4
2)。即ち、システム制御回路19は、受信系統切換回
路17に地上波系統からの受信データを選択する制御信
号を供給し、電源切断時処理サブルーチンのステップ3
1で不揮発性RAMに記憶した最終再生チャンネルにつ
いて、受信情報の出力処理を開始する指示を出力処理回
路18に供給する。
【0033】システム制御回路19は、かかる地上波系
統からの受信情報出力処理を行った後、ステップ43で
所定時間の経過を待った後、電源切断時処理サブルーチ
ンのステップ31にて不揮発性RAMに記憶した最終選
択系統の受信状況が良好か否かを判断する(ステップ4
4)。ステップ43で所定時間の経過を待つのは、電源
切断時の受信系統が衛星放送波系統の場合、前述の如く
受信データのデ・インターリーブに数秒程度の時間を必
要とするためである。なお、受信状況の判断は、動作モ
ード1と同様に受信レベル検出回路12及び誤り率検出
回路16の検出結果を基に行う。
【0034】ステップ44において電源切断時選択系統
の受信状況が良好の場合、システム制御回路19は同系
統からのデジタル放送波を選択し、ステップ31で不揮
発性RAMに記憶している電源切断時再生チャンネルに
て受信情報の再生出力処理を行う(ステップ45,4
8)。ステップ44で受信状況が不良の場合、システム
制御回路19は他の系統の受信状況を判断し(ステップ
46)、受信状況が良好な系統を選択して前記と同様に
受信情報の再生出力処理を行う(ステップ47,4
8)。
【0035】なお、ステップ46で受信状況が良好な他
の系統が地上波系統に該当する場合、本動作モードで
は、先のステップ41及び42で地上波系統からの放送
波が選択され、同系統における最終再生チャンネルから
の受信情報の出力処理が既に開始されているため、シス
テム制御回路19はステップ47及び48の処理は行わ
ず本サブルーチンを終了する。
【0036】ステップ46で他系統からのデジタル放送
波の受信状況が良好でない場合は、改めてステップ44
に戻り、電源切断時の選択系統及び他系統からのデジタ
ル放送波の受信状況を判断する動作を繰り返す。本動作
モードでは、処理サブルーチンの最初において地上波系
統からの受信情報の出力再生処理を既に開始している
(ステップ41,42)。このため処理サブルーチンが
ステップ46及び44のループ状態にあっても、地上波
系統のデジタル放送波による受信情報が本装置の出力端
末に映像又は音声としてが出力されており、受信装置と
しての使用に支障を来すものではない。
【0037】動作モード2では、動作モード1の場合と
同様に受信装置電源投入の際、デジタル放送による映像
や音声等の受信情報を最短の時間で出力すべく、インタ
ーリーブ量の最も少ない地上波系統のデジタル放送波を
選択する。しかしながら、電源投入から所定時間経過
後、即ち、衛星放送波系統のデ・インターリーブ処理が
終了した後は、原則として電源切断時の最終選択系統か
らのデジタル放送波に切換える処置をなす。
【0038】動作モード2において結果的に電源切断時
の最終選択系統を選ぶのは、動作モード1の場合と同様
の理由から、電源切断まで実際に視聴していた系統のデ
ジタル放送波の受信状況が最も良好であると推測される
ためである。本装置において、動作モード1及びモード
2の選択は、使用者が本装置のコントロールパネル(図
示せず)からテンキーやスイッチを用いて自在に行うこ
とが出来る。
【0039】本装置の場合、モード1及びモード2の各
動作を問わず、電源の投入と共に各系統の受信処理回路
が稼働し始めるため、衛星放送波系統においても電源投
入と同時に受信データのデ・インターリーブ処理が開始
される。よって、各動作モードのサブルーチンの中で、
地上波系統からのデジタル放送波を衛星放送波系統に切
り換える場合であっても、切換え時から改めて衛星放送
波系統で必要とされるデ・インターリーブ処理時間を要
するわけではない。
【0040】また、前記実施例では、全系統の受信処理
を常時行う構成を例に説明しているが、本発明において
は、必ずしも全系統の受信処理を常時行う必要はなく、
例えば、装置の省電力を図る観点から電源投入後選択再
生系統が固定した後は、選択系統以外の系統の受信処理
を中断したり、受信状態の良好な他系統のみをモニター
し続けるようにしても良い。
【0041】本実施例では、受信装置における受信の開
始及び終了の例として、装置電源の投入及び切断を例に
説明しているが、本発明はこれに限定されるものではな
く、例えば、受信電波をデジタル放送と通常のFM放送
との間で切換える場合や、受信装置における映像・音声
等の出力部への入力をデジタル放送チューナとコンパク
トディスク再生装置等の他の入力ソースとの間で切換え
る場合であっても良い。
【0042】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のデジタル放
送用受信装置によれば、同一番組を複数系統の放送波で
送信するデジタル放送システムにて、各系統毎の送信デ
ータに施すインターリーブの有無、若しくはインターリ
ーブ量が異なる場合であっても受信装置におけるデジタ
ル放送受信開始後、短時間の内に良好な受信状態の受信
系統を選択して、当該系統からのデジタル放送波による
受信情報を再生出力することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】デジタル放送の伝送データにおけるインターリ
ーブ及びデ・インターリーブ処理の概要を示すタイムチ
ャートである。
【図2】デジタル放送における伝送データ・フォーマッ
トを示すタイムチャートである。
【図3】本発明の実施例であるデジタル放送用受信装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】図3の装置における動作モード1の処理を示す
フローチャートである。
【図5】図3の装置における動作モード2の処理を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
10 受信アンテナ 11 高周波信号処理回路 12 信号レベル検出回路 13 信号復調回路 14 フレーム内デ・インターリーブ回路 15 複数フレームデ・インターリーブ回路 16 誤り訂正及び誤り率検出回路 17 受信系統切換回路 18 出力処理回路 19 システム制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04N 5/44 H 5K061 5/46 5/46 7/08 7/08 Z 7/081 Fターム(参考) 5C025 AA23 BA01 BA20 BA21 BA25 BA27 DA01 DA04 5C063 AA01 AB03 AB05 AB11 AC01 CA23 CA36 5K014 AA01 BA08 FA01 FA16 HA05 HA10 5K028 AA00 BB04 CC05 DD01 DD02 EE03 FF11 RR04 SS12 SS24 5K041 AA09 BB10 HH32 5K061 AA13 BB06 BB10 BB17 CD04 GG12 JJ07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同一番組をデジタルデータのインターリ
    ーブ量が異なる複数系統のデジタル放送波によって送信
    する放送を受信するデジタル放送用受信装置であって、 前記デジタル放送波をデジタルデータに復調する信号復
    調手段と、 復調後のデジタルデータの並べ替えを行うデ・インター
    リーブ手段と、 デ・インターリーブされたデジタルデータから受信情報
    を再生する受信情報再生手段と、 前記受信情報再生手段に供給するデジタルデータの系統
    を選択するデジタルデータ選択手段とを有し、 前記デジタルデータ選択手段は、受信装置がデジタル放
    送の受信を開始する際、前記複数系統のデジタルデータ
    の中からインターリーブ量が所定値以下となる少なくと
    も1の系統のデジタルデータを選択することを特徴とす
    るデジタル放送用受信装置。
  2. 【請求項2】 同一番組をデジタルデータのインターリ
    ーブ量が異なる複数系統のデジタル放送波によって送信
    する放送を受信するデジタル放送用受信装置であって、 前記デジタル放送波をデジタルデータに復調する信号復
    調手段と、 復調後のデジタルデータの並べ替えを行うデ・インター
    リーブ手段と、 デ・インターリーブされたデジタルデータから受信情報
    を再生する受信情報再生手段と、 前記受信情報再生手段に供給するデジタルデータの系統
    を選択するデジタルデータ選択手段とを有し、 前記デジタルデータ選択手段は、受信装置がデジタル放
    送の受信を開始する際、前記複数系統のデジタルデータ
    の中から最もインターリーブ量の少ない系統のデジタル
    データを選択することを特徴とするデジタル放送用受信
    装置。
  3. 【請求項3】 受信装置において受信終了時におけるデ
    ジタル放送波の最終選択系統を記憶する選択系統記憶手
    段と、 各受信系統からのデジタル放送波の受信状態を判定する
    受信状態判定手段とを有し、 前記デジタルデータ選択手段は、受信装置がデジタル放
    送の受信を再開する際、前記受信状態判定手段の判定結
    果に基づき最もインターリーブ量の少ない系統のデジタ
    ル放送波の受信状態が不良であると判断した場合、前記
    系統に代えて前記選択系統記憶手段の記憶する最終選択
    系統からのデジタルデータを選択することを特徴とする
    請求項2に記載のデジタル放送用受信装置。
  4. 【請求項4】 受信装置において受信終了時におけるデ
    ジタル放送波の最終選択系統を記憶する選択系統記憶手
    段と、 各受信系統からのデジタル放送波の受信状態を判定する
    受信状態判定手段とを有し、 前記デジタルデータ選択手段は、受信装置がデジタル放
    送の受信を再開する際、前記複数系統のデジタルデータ
    の中から最もインターリーブ量の少ない系統のデジタル
    データを選択し、その後、前記受信状態判定手段の判定
    結果に基づき前記選択系統記憶手段が記憶する最終選択
    系統からのデジタル放送波の受信状態が良好であると判
    断した場合、受信再開の際に選択した系統に代えて前記
    最終選択系統からのデジタルデータを選択することを特
    徴とする請求項2に記載のデジタル放送用受信装置。
  5. 【請求項5】 受信装置において受信終了時における再
    生中のデジタル放送波にて最終再生チャンネルを記憶す
    る再生チャンネル記憶手段を有し、 前記受信情報再生手段は、受信装置がデジタル放送の受
    信を再開する際又は再開の後、選択した受信系統のデジ
    タルデータにおいて、前記再生チャンネル記憶手段が記
    憶する最終再生チャンネルにかかる番組情報を再生する
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか1つに
    記載のデジタル放送用受信装置。
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