JP2001358649A - インバウンド信号の電力を制御する方法、アウトバウンド信号の電力を制御する方法、及び送信信号のレベルを制御する方法 - Google Patents

インバウンド信号の電力を制御する方法、アウトバウンド信号の電力を制御する方法、及び送信信号のレベルを制御する方法

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JP2001358649A
JP2001358649A JP2001115173A JP2001115173A JP2001358649A JP 2001358649 A JP2001358649 A JP 2001358649A JP 2001115173 A JP2001115173 A JP 2001115173A JP 2001115173 A JP2001115173 A JP 2001115173A JP 2001358649 A JP2001358649 A JP 2001358649A
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ニコラ・ボワイエ
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MITSUBISHI ELECTRIC INF TECHNOL CENTER EUROP BV
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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    • H04W52/04TPC
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  • Control Of Eletrric Generators (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 本発明は、複数の送信機Eiと複数の受
信機Rjを備えた電気通信システムにおいて電力を制御
する方法に関する。ここで、送信機Eiと受信機Rjの
間の伝送チャネルLijは、チャネルLkl(k,l)
≠(i,j)上での伝送により妨害を受けている。さら
に、符号分割多元接続セルラー電気通信システムにおい
てインバウンド信号またはアウトバウンド信号の電力を
制御する方法に関する。 【効果】 複数の送信機と複数の受信機を備えた電気通
信システムにおける、それ程多くない数の計算しか必要
としない電力制御が得られ、また、符号分割多元接続モ
ードで機能するセルラー電気通信システムのアップリン
クまたはダウンリンクの複雑性を緩和した送信電力制御
が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の送信機E
iと複数の受信機Rj及び伝送チャネルLijからなる
電気通信システムにおける電力を制御する方法に関す
る。ここで、伝送チャネルLijは、送信機Eiと受信
機Rjとの間のチャネルLkl(k,l)≠(i,j)
による伝送により妨害を受けているものとする。
【0002】本発明はさらに、符号分割多元接続セルラ
ー電気通信システムにおいてインバウンド信号またはア
ウトバウンド信号の電力を制御する方法に関する。な
お、本明細書及び図面においては、式の各要素の下付き
記号について、読みずらくなるため、上及び下付き両方
の場合を除き、下付きにしていません。
【0003】
【従来の技術】符号分割多元接続(CDMA)タイプの
移動体電気通信システムでは、(基地局または移動局に
より)送信された各信号の送信電力は、リンクの伝送速
度および所望の信号品質に応じて、「信号対(雑音+干
渉)」比レベルが必要なレベルに正確に達するように調
整されなければならない。
【0004】所与の受信機について、信号対(雑音+干
渉)比は、受信した信号レベルに対する背景雑音レベル
と、全受信干渉レベルとの合計値の比率に等しいものと
して定義される。なお、受信干渉レベルは、干渉してい
る送信機の各々からの受信電力の合計と等しい。
【0005】各送信機と各受信機の間では、伝送チャネ
ルが送信された信号を減衰させるため、受信した信号
が、送信機と受信機の間の伝送チャネル特有の減衰によ
って低下された送信電力と等しい受信電力を有する。
【0006】アップリンク(または逆チャネル)の場合
には、移動局Miが基地局Bf(i)へ信号を送信する
場合、信号対(雑音+干渉)比は次の式(1)のように
表すことができる。ここで、PtMiは、移動局Miか
ら送信された信号の送信電力であり、ηはセルラー内干
渉減衰係数であり、Gi,kは、移動局Miと基地局B
kの間の伝送チャネルの減衰係数であり、f(i)は、
移動局Miを扱う基地局の指数であり、Noは背景雑音
の電力レベルである。
【0007】
【数11】
【0008】式(1)の分母に示されている第2項は、
セルラー内干渉、つまり同じ基地局Bf(i)が扱う移
動局Mjによって生じた干渉を表す。分母に示されてい
る第3項は、セルラー外干渉、つまり基地局Bf(i)
が扱うセルCf(j)の外に位置する移動局Mjによっ
て生じた干渉を表す。
【0009】ダウンリンク(または順方向チャネル)の
場合、すなわち移動局Miが基地局Bf(i)から信号
を受信する場合には、信号対(雑音+干渉)比は次の式
(2)で表すことができる。ここで、PtBf(i),
iは、基地局Bf(i)から移動局Miへ送信された信
号の送信電力であり、PtcBkは、基地局Bkによっ
て送信された共通信号の電力であり、PtBkは、基地
局Bkによって、これが扱う全ての移動局へ送信された
合計または複合電力レベルであり、Gi,kは、基地局
Bkと移動局Miの間の伝送チャネルの減衰係数であ
る。
【0010】
【数12】
【0011】式(2)の分母に示さている第2項は、セ
ルラー内干渉、つまり、基地局Bf(i)から、これが
扱う移動局へ送信された信号による干渉を表している。
式(2)の分母に示されている第3項は、セルラー外干
渉、つまり、Bf(i)以外の基地局から送信された信
号による干渉を表している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した電力制御は、
移動局と基地局の間の異なるリンクで必要な信号対(雑
音+干渉)比を得るために、電力レベルPtMi(アッ
プリンクの場合)とPtBf(i),i(ダウンリンク
の場合)を求めることを目的とする。
【0013】例えば1997年7月号の『IEEE C
ommunications Letters、Vo
l.1、no.4』で発表された「Dongwoo K
im」著の『Downlink power allo
cation and adjustments fo
r CDMA cellular systems』か
ら、各移動局について、それが受ける干渉レベルを測定
し、この情報を担当の基地局へ送信することが可能であ
ることが公知である。次に、異なる基地局は異なる移動
局に、所望の信号対雑音比を得るために各々の移動局が
使用するべき送信電力レベルを通知する。このタイプの
アルゴリズムは、任意のエンティティがシステムの全て
のパラメータを知らなくても、送信電力の収束を与え
る。しかし、このタイプのアルゴリズムの大きな欠点
は、収束を得るために、全ての送信機の電力値をかなり
頻繁にリフレッシュする必要がある点である。全ての計
算を1つの計算ユニットにおいて実行しなければならな
い場合、かなりの量の計算をするということであり、そ
のため、既存の計算ユニットではこのタイプの現象の正
確なシミュレーションを得ることができない。
【0014】さらに、この計算の複雑性のために、伝送
チャネルの性質が時間によって変化すると、システムの
動的ふるまいについてゆけなくなってしまう。
【0015】別のアプローチは、システムの全パラメー
タを先験的に表現している行列を用いる方法で問題を示
すものである。次に、この問題をA×P=Bの形式で表
すことができ、ここで、Pは送信電力レベルのベクトル
である。そのため、問題を解決するには、Aの逆行列で
ある行列A-1を見つけることが適切であり、単位行列I
を用いて、A-1A=Iの関係にある。次に、P=A-1
に従って、電力Pのベクトルを得ることができる。
【0016】この行列アプローチの問題は、数百の基地
局、または数千の移動局を扱わなければならなくなった
途端に、やはり急速に使用不能になってしまう点であ
る。これは、逆行列を求める問題がN3問題であるため
である。そのため、この行列アプローチについてはこれ
以上説明しない。
【0017】さらに、この純粋に数学的なアプローチ
は、送信電力上の制約を全く考慮しない。実際には、こ
れらは所定の最大電力値と所定の最小電力値の間になけ
ればならない。従って、逆行列を求める結果、電力値が
大きすぎ、または小さすぎとなり、許容範囲から外れて
しまう。
【0018】最後に、行列処理はソフトハンドオーバを
扱うのに適していない。ソフトハンドオーバは、例えば
(アップリンクの場合)、多数の移動局と多数の基地局
間にシミュレーションリンクを確立し、たとえ基本リン
クが故障しても、総体的な送信の品質を保証するための
ネットワーク機能である。このような場合、リンク上の
信号の信号対(雑音+干渉)比レベルの和のみが考慮さ
れる。これらの比率の和を考慮することは、一次の問題
を、単純な行列方法では解くことができない二次の問題
に変形することに等しい。
【0019】本発明の根本にある問題は、複数の送信機
と複数の受信機を備えた電気通信システムにおける、そ
れ程多くない数の計算しか必要としない電力制御の問題
である。
【0020】さらに、本発明の根本にある問題は、符号
分割多元接続モードで機能するセルラー電気通信システ
ムのアップリンクまたはダウンリンクの複雑性を緩和し
た送信電力制御である。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明のある有益な実施
の形態によれば、電力制御は、送信電力範囲を備えた準
拠性(コンプライアンス)と両立できる。
【0022】本発明の別の有益な実施の形態によれば、
電力制御は、ソフトハンドオーバモードにあるシステム
の動作と両立できる。
【0023】本発明の別の有益な実施の形態によれば、
システム特性における変化を追うために、電力制御を動
的に実施することができる。
【0024】以下の例証的な実施の形態の説明を解読す
ることにより、上述した本発明の特徴と、それ以外の特
徴がより明確になる。以下の説明は、添付の図面に関連
している。
【0025】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、複数の移
動局M1、M2、…Miをサービス対象とする孤立した
基地局を示しており、複数の移動局は基地局とアップリ
ンクを確立する。
【0026】ユニセルラーの場合の電力制御は、基地局
とのリンクに必要な信号対雑音比NSRiが既知の異な
る複数の移動局の送信電力PtMiを求めることに等し
い。
【0027】式(1)は次のように記すことができる。
ここで、SNRi:移動局Miによって送信され基地局
によって受信された信号の信号対雑音比、Pi=PtM
i*Gi,k:移動局Miによって送信された信号の基
地局によって受信された電力、η:セルラー内干渉減衰
係数である。
【0028】
【数13】
【0029】明細書の最後に記載した付録Aに示すよう
に、この問題に対する解は、次式で与えられる。
【0030】
【数14】
【0031】
【数15】
【0032】
【数16】
【0033】よって、移動局Miの送信電力は次式とな
る。
【0034】
【数17】
【0035】図2は、複数の移動局M1、M2、…Mi
をサービス対象とし、これらの移動局とダウンリンクを
確立する孤立した基地局を示している。
【0036】ユニセルラーの場合の電力制御は、ダウン
リンクに必要な信号対雑音比SNRiが基地局Bkから
既知の複数の異なる移動局Miに送信された信号の送信
電力PtBk,iを求めることに等しい。
【0037】式(2)は、以下のように表すことができ
る。
【0038】
【数18】
【0039】ここで、
【0040】
【数19】
【0041】基地局の送信電力レベルPtBkがわかれ
ば、次のような式(5)の解が簡単に得られる。
【0042】
【数20】
【0043】図3は、隣接した複数のセルによって構成
されており、各基地局Bkが複数の移動局Mi1、Mi
2、…Minをサービス対象とするセルラー電気通信シ
ステムを示す。
【0044】ここで考慮するリンクはアップリンクであ
る。
【0045】基地局Bkは、基地局Bkがサービス対象
とする異なる移動局Mi1、Mi2、...Minから
の有用な信号を受信するが、他の基地局が扱う移動局か
らの干渉信号も受信する。
【0046】本発明は、セル外に配置された移動局によ
って生じるセルラー外の干渉レベルが各基地局について
得られるのであれば、隣接した多数の基地局を、孤立し
た多数の基地局に換算(置換)することができる場合の
観察に基づいている。
【0047】これは、各基地局についてセルラー外干渉
レベルがわかっていると仮定した場合、上記レベルが背
景雑音レベルに追加され、状況は、解を、図1を参照し
て説明したNユニセルラー問題の並列に換算(置換)さ
れるからである。
【0048】しかしながら、ある基地局のセルラー外干
渉レベルを評価するには、そのセル外にある移動局の送
信電力、つまり、各々が扱うセルのセルラー外干渉レベ
ルに依存し、従って特に、まさに決定のために求められ
ているセルの移動局の送信電力に依存する電力を知る必
要がある。
【0049】本発明が提案する解決法は、各セルのセル
ラー外干渉レベルの再帰的決定から成る。各反復におい
て、各基地局について推定されたセルラー外干渉レベル
が使用される。このレベルは、上述したユニセルラー方
法に従って、この基地局が扱う移動局の送信電力を得る
ために使用される。全ての局の対処が終わると、各セル
が受信したセルラー外干渉が、上記の局が扱うセルの外
部に位置する移動局の送信電力から再び計算される。こ
れらのステップは、1つの同一基地局の連続した2つの
セルラー外干渉レベルの間に過剰と判定される差が観測
される限り繰り返される。
【0050】図4は、アップリンクにおけるセルラー外
干渉レベル再帰的決定の方法を示す。
【0051】決定方法は、初期設定ステップ(10)か
ら始まる。
【0052】各セルkについてセルラー外干渉レベルI
extkが、例えば、ゼロ値、または前述の推定から得
た値に初期設定され、 ∀k,Iext_oldk=0 となる。
【0053】再帰的方法の正確性をパラメータで表すた
めに、マージンも事前に定義される。このマージンを減
少させることで、反復周波数を増加し、収束の正確性を
向上する効果が得られる。2つのセルラー外干渉レベル
間の差は、このマージンよりも小さくしなければならな
い。連続する2つのセルラー外干渉レベル間の差はこの
マージンの2倍に初期設定されるため、初期の差は、必
要な信号対雑音比レベルを加えたマージンとして考えら
れる。すなわち、∀k,Deltak=2*マージン。
【0054】従って、反復の最後に得られた信号対雑音
比レベルは、必要な信号対雑音と、この値に上述のマー
ジンの2倍を加えたものとの間の値になる。
【0055】第1ステップ(11)では、過剰であると
判定されたセルラー外干渉推定(つまり、Deltak
>Margin)を持つ全ての基地局について、電力制
御の計算がユニセルラー方法に従って行われる。これを
行うには、式(3)を用いるが、式(4)のNoをNo
+Iext_upkに換え、ここで、Iext_upk
(このセクションではIext_oldkと書かれる)
は、直前に推定されたセルラー外干渉レベルである。言
い換えれば、ステップ(11)は次のように要約するこ
とができる。
【0056】Deltak>marginの場合、∀
k、∀iであるためf(i)=kとなり、式(3)に従
ってPtMiを計算する。
【0057】第2ステップ(12)では、全ての基地局
について、先ほど算出した送信電力値PtMiから新し
いセルラー外干渉レベルIext_newkが計算され
る。次に、推定エラーが比率Iext_newk/Ie
xt_oldkの対数の絶対値として得られ、ここで、
Iext_oldkは前の干渉レベルである。このエラ
ーが、正当であると判定されたマージンを超えると、レ
ベルIext_oldkが値Iext_newkにリフ
レッシュされ、この基地局について新規の反復が実行さ
れる。言い換えれば、ステップ(12)は次のように要
約できる。ここで、Endは終了フラグである。
【0058】
【数21】
【0059】第1ループ(静的なシミュレーション)
は、マージン内の全てのセルラー外干渉値が安定した際
に終了する。任意の基地局の連続する2つのセルラー外
干渉値の間の偏差がマージンを超えると(つまりEnd
=0の場合)ループが反復される。この終了テスト(E
nd=1?)をステップ(13)に示す。
【0060】このアルゴリズムの複雑性は、0(N)複
雑性であることに留意されたい。
【0061】このシステムの特性が時間に従って変化す
る場合、例えば、移動局がセルを変更するか、またはリ
ンクが遮断/結合された場合には、そのセルラー外干渉
レベルを新規に評価することが望ましい。システム特性
の不偏差テストをステップ(14)に示す。これらの特
性に変化がなければ、アルゴリズムは終了する。変化が
あれば、上述したループが、更新されたパラメータ(f
(i),SNRi,Gk,i)でステップ(15)にお
いて反復される(動的なシミュレーション)。直前に推
定されたセルラー外干渉レベルが、新規ループの初期値
として使用される。
【0062】上述の第1ステップでは、移動局の送信電
力の最小および最大値を考慮することができる。これ
は、範囲外の値PtMiを最小値に、また、最大値に置
き換えることで非常に簡単に達成できる。
【0063】さらに、電力制御方法は、ソフトハンドオ
ーバモードにおいて管理されるネットワークをサポート
することができる。
【0064】上述したように、アップリンクの場合、ソ
フトハンドオーバモードは、1つの移動局から送信され
た同じ信号を異なる基地局によって受信することから成
る。通信の品質を向上するために、受信した、同一の送
信信号を表す信号を再結合することができる。
【0065】様々な再結合技術が存在する。最も一般的
な技術では、これらの信号の各々をそれぞれ復調し、復
調後に最高品質の信号を選択する(選択合成法としても
知られている)。後者の場合、移動局からソフトハンド
オーバ状況において送信された信号は、非ソフトハンド
オーバ状況において送信した場合の信号と変わらない。
【0066】それにも関わらず、ソフトハンドオーバの
処理に追加されたダイバーシティにより、特定のサービ
ス品質を提供するのに必要な低送信電力が得られる。こ
れは、必要なSNR内の利得を考えることで簡単に考慮
することができる。しかし、この利得は環境に依存す
る。ダイバーシティ(幅広い信号遅延の分散、受信ダイ
バーシティ、送信ダイバーシティ等)が高い環境では、
追加の利得はマージナルであり、無視することができ
る。
【0067】本発明の一実施の形態によれば、基地局が
持っている異なる移動局とのリンクのソーティングが実
行される。(多くの基地局を持つ移動局のリンクの中に
おける)移動局の最良リンクに関連したこのリンクのみ
が、ユニセルラー電力制御の決定に考慮される。これ以
外のリンクは、単純にセルラー外干渉として考慮され
る。そのため、この電力制御方法は、原理を変更するこ
となくソフトハンドオーバをサポートできる。
【0068】最後に、式(1)において、セルラー外干
渉の評価について、基地局Bf(i)によって最も強力
に受信された移動局からの唯一の寄与を考慮する場合に
は、電力レベルの計算を簡素化することができる。この
場合、式(1)は次のようになる。
【0069】
【数22】
【0070】ここで、E(i)は、基地局Bf(i)に
よって最も強力に受信された移動局のセットである。セ
ットE(i)外の寄与はゼロと推測され、また、計算に
おいてこれ以上の役割を果たさないと推測される。
【0071】図5は、隣接した複数のセルから成るセル
ラー電気通信システムを示しており、各基地局Bkが複
数の移動局Mi1、Mi2、…Minをサービス対象と
している。
【0072】考慮されるリンクは、ダウンリンクであ
る。
【0073】基地局Bkは、移動局Mi1、Mi2、
…、Minへ有用な信号を送信する。所与の移動局は、
その担当基地局から有用な信号を受信するが、他の基地
局が扱う移動局からの干渉信号も受信する。送信された
アウトバウンド信号の不完全な直交性のために、移動局
Miと担当の基地局の間のリンクは、同じセルの他の移
動局と担当する基地局の間の他のリンクの影響も受ける
(セルラー内干渉)。
【0074】本発明は、各移動局について、その担当の
基地局以外の基地局によって生じたセルラー外干渉レベ
ルが得られる場合には、隣接した多数の基地局を、孤立
した多数の基地局に換算(置換)することが可能である
という観察に基づいている。
【0075】アップリンクの場合と同じアプローチを採
用することができる。この場合、式(5)において、N
0はN0+Iext_downiに置き換えられ、ここ
で、Iext_downi(このセクションではIex
tiと書かれる)は移動局Miが受信するセルラー外干
渉であり、次の式(6)のように表される。
【0076】
【数23】
【0077】アップリンクのみについて、本発明が提案
した解は、各移動局のセルラー外インタフェースレベル
の再帰的決定から成る。各ステップにおいて、これらの
レベルが知られていると推測され、ここから、信号Pt
Bf(i),iの電力値が式(6)に従って推定され
る。次に、各移動局が受信した有効な干渉レベルの値を
求めるためにこれらの送信電力レベルが使用される。こ
れらのステップは、移動局が受信した連続する2つの干
渉レベルの間に、過剰と判断される差が観測される限り
繰り返される。
【0078】図6は、ダウンリンクのセルラー外干渉レ
ベルの再帰的決定の方法を示す。
【0079】決定方法は、初期設定ステップ(20)か
ら始まる。
【0080】各基地局の合計送信電力レベルPtBk
が、例えば、共通信号PtcBkの電力値、または先の
推定値に初期設定される。言い換えれば、∀k,PtB
k=PtcBkとなる。
【0081】次に、ここから各移動局の初期のセルラー
外干渉レベルが推定される。これは次式のように表すこ
とができる。
【0082】
【数24】
【0083】再帰方法の正確性をパラメータで表すため
に、マージンも事前に定義される。このマージンを減少
することにより、反復周波数が増加し、収束の正確性が
向上する効果が得られる。2つのセルラー外干渉レベル
の間の差は、このマージンよりも小さく抑えなければな
らない。連続する2つのセルラー外干渉レベルの間の差
は、このマージンの2倍に初期設定されるため、初期の
差はマージンに必要な信号対雑音比レベルを加えたもの
になると考えられる。言い換えれば、次式で表すことが
できる。
【0084】
【数25】
【0085】従って、反復の最後に得られる信号対雑音
比は、必要な信号対雑音比と、この値にマージンの2倍
を足した値の間の値になる。
【0086】第1ステップ(21)では、過剰と判断さ
れた(つまり、Deltai>Margin)セルラー
外干渉の推定値を持つ全ての移動局について、ユニセル
ラー方法に従って電力制御が計算される。この計算を行
うには、式(6)を用い、式(4)において、NoをN
o+Iext_downiに置き換える。ここで、Ie
xt_downi(このセクションではIext_ol
diと書かれる)は、直前に推定されたセルラー外干渉
レベルである。言い換えれば、ステップ(21)は次の
ように要約することができる。
【0087】∀i,Deltai>marginであれ
ば、式(6)に従ってPtBi,f(i)を計算する。
【0088】第2ステップ(22)では、まず、値Pt
Bf(i),i(および共通信号)から各基地局の合計
送信電力が計算され、次に、全ての移動局について、新
規のセルラー外干渉レベルIext_newiが、先ほ
ど算出した送信電力値PtMiから計算される。次い
で、推定値の差が、比率Iext_newi/Iext
_oldiの対数の絶対値として得られ、ここで、Ie
xt_oldiは前の干渉レベルである。この差が正当
であると判定されたマージンを超えると、レベルIex
t_oldiが値Iext_newiにリフレッシュさ
れ、この移動局について新規の反復が実行される。言い
換えれば、ステップ(22)は次にように表すことがで
きる。ここで、Endは終了フラグである。
【0089】
【数26】
【0090】マージン内で全てのセルラー外干渉値が安
定した際に、第1ループ(静的な制御)が終了する。任
意の移動局について、連続した2つのセルラー外干渉値
の偏差がマージンを超えると(つまり、End=0の場
合)、ループが反復される。この終了テストをステップ
(23)に示す。
【0091】アルゴリズムの複雑性は、ここでも0
(N)複雑性である点に留意すべきである。
【0092】システムの特性が時間に従って変更する場
合、例えば、移動局がセルを変更したり、リンクが遮断
/結合される場合には、そのセルラー外干渉レベルを新
しく評価することが望ましい。システム特性の不偏差テ
ストをステップ(24)に示す。これらの特性が変更し
ない場合にはアルゴリズムが終了する。変更する場合に
は、上述したループが、更新されたパラメータ(f
(i),SNRi,Gk,i)でステップ(25)にお
いて反復される(動的なシミュレーション)。直前に推
定された基地局の合計電力レベルは、次に、新規ループ
の初期値として使用される。
【0093】上述した第2ステップでは、基地局の合計
送信値の最小および最大値を考慮することができる。こ
れは、範囲外の値PtBkを各々、最小値と最大値に置
き換えることで、非常に簡単に得ることができる。
【0094】さらに上述した第2ステップでは、任意の
基地局Bkから移動局Miへの専用の送信電力PtB
k,iの最小および最大値を考慮することも可能であ
る。これは、範囲外の値PtBk,iを各々、最小値と
最大値に置き換えることにより非常に簡単に得られる。
【0095】さらに、電力制御方法は、ソフトハンドオ
ーバモードで管理されているネットワークをサポートす
ることができる。
【0096】ソフトハンドオーバモードは、ダウンリン
クの場合、異なる基地局が送信した同じ信号を移動局が
受信することから成る。通信の品質を向上するために、
同一の送信信号を表す受信信号を再結合することができ
る。ダウンリンクでは、同一の受信機が異なる信号を受
信するという事実により、アップリンクよりもさらに並
列な再結合を得ることができる。つまり、これら全ての
信号の重み付けされた再結合が得られる(最大比再結合
としても知られる技術)。この再結合は、移動局のRA
KE受信機において上手く実現されている。
【0097】RAKE受信機の特性は、再結合した信号
の信号対雑音比が、再結合に使用した信号の信号対雑音
比の和と等しいことである。
【0098】後者の制約を考慮した場合、最初のものと
は若干違った問題を解決する必要がでてくることがわか
るであろう。つまり、以下の通りである。
【0099】
【数27】
【0100】ここで、ASiは、移動局Mi用の動的な
基地のセットの大きさである。ネットワークが、各ハン
ドオーバに関係した様々な基地局によって送信された電
力を均等にする機能を実行することができることがさら
に推測される場合には、次の式で表すことができる。
【0101】
【数28】
【0102】最も一般的な形式で表現されていても、こ
の問題は既に一次(分母が異なる分数の和)ではないこ
とに留意すべきである。しかし、これは、以下のように
仮定することで、本発明の有益な実施の形態により解決
することができる。
【0103】
【数29】
【0104】これは、伝送チャネルが直交性の維持を妨
げる影響をそれほど有さないこと、または、使用した送
信レートが低必要性SNRを必要とする(スペクトル拡
散のため)ことに等しい。次に、以下の式が得られる。
【0105】
【数30】
【0106】つまり、直接的には次に様に表すことがで
きる。
【0107】
【数31】
【0108】最後に、アップリンクについて、セルラー
外干渉を評価するために、移動局Miによって最も強力
に受信された基地局からの唯一の寄与を式(2)に考慮
すれば、電力レベルの計算を簡素化することができる。
この場合、式(2)を次のように表すことができる。
【0109】
【数32】
【0110】ここで、E(i)は、移動局Miにより最
も強力に受信された基地局のセットである。セットE
(i)外の寄与は、ゼロであるか、またはこの計算にお
いてこれ以上の役割を果たさないと推測される。
【0111】付録Aこれらの式は再公式化することがで
きる。
【0112】
【数33】
【0113】次に、以下のN×N正方行列を定義する。
【0114】
【数34】
【0115】および、
【0116】
【数35】
【0117】
【数36】
【0118】式(10)の系を解くことは、以下の式を
証明するベクトル→P=(P0,P1,…PN−1)を
見つけることに等しい(「→」はベクトルを表す)。
【0119】
【数37】
【0120】すなわち、
【0121】
【数38】
【0122】であり、ここで
【0123】
【数39】
【0124】である。
【0125】多くの場合、(D+A)の逆行列を次のよ
うに簡単に求めることができる。
【0126】
【数40】
【0127】ここで、
【0128】
【数41】
【0129】である。
【0130】次式が定義された場合、
【0131】
【数42】
【0132】上述の解も次式によって表すことができ
る。
【0133】
【数43】
【0134】Liは∀iと同一であり、やはり次式に従
ってまとめることができる。
【0135】
【数44】
【0136】すなわち、
【0137】
【数45】
【0138】となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 移動局と、これをサービス対象とする孤立し
た基地局の間のアップリンクを示す。
【図2】 移動局と、これをサービス対象とする孤立し
た基地局の間のダウンリンクを示す。
【図3】 隣接するセルのグループを、干渉するアップ
リンクと共に示す。
【図4】 図3のシステムの場合の、本発明による電力
制御方法のステップを示す。
【図5】 隣接するセルのグループを、干渉するダウン
リンクと共に示す。
【図6】 図5のシステムの場合の、本発明による電力
制御方法のステップを示す。
【符号の説明】
Bk 基地局、Mi 移動局。

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルCkを個々に扱う複数の基地局Bk
    と、複数の移動局Miとを備えた符号分割多元接続セル
    ラー電気通信システムにおけるインバウンド信号の電力
    を制御する方法であって、 各移動局Miは少なくとも1つの基地局Bf(i)によ
    って扱われ、移動局Miと前記基地局Bf(i)の間の
    各アップリンクは、セルCf(i)外に位置する移動局
    の前記インバウンド信号によって生成されたセルラー外
    干渉と、前記セルCf(i)内に位置する移動局Mj,
    j≠iの前記インバウンド信号によって生成されたセル
    ラー内干渉とを有する雑音に妨害され、 前記方法は、 (a)各基地局Bkについて、前記セルラー外干渉レベ
    ルIextra_up,kを所定値に初期設定するステ
    ップと、 (b)前記セルCf(i)の現在のセルラー外干渉レベ
    ルIextra_up,f(i)を仮定した場合、前記
    移動局とこれを扱う基地局Bf(i)との間のアップリ
    ンクに所定の信号対雑音比SNRiを保証させるよう
    に、各移動局Miについて、前記インバウンド信号の電
    力レベルPtMiを計算するステップと、 (c)各基地局Bkについて、前記セルCkのセルラー
    外干渉レベルIextra_up,kを、該セルCk外
    に位置する移動局が送信した前記インバウンド信号の現
    在の電力レベルPtMiに従って評価するステップとを
    含み、 任意のセルCkの連続する2つのセルラー外干渉レベル
    間の差が所定のマージン値を超える限り、前記ステップ
    (b)および(c)が反復されることを特徴とするイン
    バウンド信号の電力を制御する方法。
  2. 【請求項2】 前記ステップ(b)において、セルCf
    (i)のセルラー外干渉Iextra_up,f(i)
    の前記現在レベルと前記前のレベルの間の差が前記マー
    ジン値よりも小さい場合には、基地局Bf(i)が扱う
    前記移動局Miの電力レベルPtMiの計算が行われな
    いことを特徴とする請求項1記載のインバウンド信号の
    電力を制御する方法。
  3. 【請求項3】 前記ステップ(b)において、前記電力
    レベルPtMiは、最大値と最小値に限定されることを
    特徴とする請求項2記載のインバウンド信号の電力を制
    御する方法。
  4. 【請求項4】 前記ステップ(c)において、新規に評
    価された値と前記前の値の間の差が前記マージン値より
    も小さい場合には、前記セルCkの現在のセルラー外干
    渉レベルは前記新規に評価された値にリフレッシュされ
    ないことを特徴とする請求項2又は3記載のインバウン
    ド信号の電力を制御する方法。
  5. 【請求項5】 前記ステップ(a)において、前記連続
    する2つのセルラー外干渉値間の差は、前記マージン値
    の2倍に初期設定されることを特徴とする請求項2から
    請求項4までのいずれかに記載のインバウンド信号の電
    力を制御する方法。
  6. 【請求項6】 前記ステップ(b)の前記電力レベルP
    tMiの計算は、次式によって実行され、 【数1】 ここで、 【数2】 および 【数3】 であり、 ηは前記セルラー内干渉減衰係数であり、 Gi,f(i)はMiからBf(i)の前記アップリン
    クの減衰係数であり、 Noは前記背景雑音の電力レベルであり、 前記ステップ(c)の前記セルラー外干渉レベルIex
    tra_up,kの評価は次式に従って実行され、 【数4】 ここで、Gi,kは前記移動局Miから基地局Bkへの
    送信の減衰係数であることを特徴とする請求項1から請
    求項5までのいずれかに記載のインバウンド信号の電力
    を制御する方法。
  7. 【請求項7】 前記Iextra_up,kの計算にお
    いて、最も干渉する移動局に関する項のみが考慮される
    ことを特徴とする請求項6記載のインバウンド信号の電
    力を制御する方法。
  8. 【請求項8】 移動局Miと、これを扱う基地局Bf
    (i)の間のアップリンクの特性が変更された場合、ま
    たは移動局が基地局を変更した場合には、前記ステップ
    (b)と(c)の反復ループ自体が反復されることを特
    徴とする請求項1から請求項7までのいずれかに記載の
    インバウンド信号の電力を制御する方法。
  9. 【請求項9】 セルCkを個々に扱う複数の基地局Bk
    と、複数の移動局Miとを備えた符号分割多元接続セル
    ラー通信システムにおけるアウトバウンド信号の電力を
    制御する方法であって、 各移動局Miは少なくとも1つの基地局Bf(i)によ
    って扱われ、前記基地局Bf(i)と移動局Miの間の
    各ダウンリンクは、基地局Bk,k≠f(i)への前記
    アウトバウンド信号によって生成されたセルラー外干渉
    と、基地局Bf(i)の移動局Mj,j≠iへのアウト
    バウンド信号によって生成されたセルラー内干渉とを有
    する雑音Iext_down,iに妨害され、 前記方法は、 (a)各基地局Bkについて、前記基地局Bkが送信し
    た合計電力レベルPtBkを所定値に初期設定するステ
    ップと、 (b)各移動局Miについて、受信した前記雑音レベル
    Iext_down,iの初期設定を前記合計電力レベ
    ルPtBkに従って行うステップと、 (c)各移動局Miについて、現在の合計電力レベルP
    tBkを仮定した場合、前記基地局と前記移動局の間の
    前記ダウンリンクに所定の信号対雑音比SNRiを保証
    させるために、前記基地局Bf(i)が前記移動局Mi
    へ送信しなければならない前記アウトバウンド信号の電
    力レベルPtBf(i),iを計算するステップと、 (d)各移動局Miについて、前記現在の電力レベルP
    tBf(k),k,k≠iに従って、受信した前記雑音
    レベルIext_down,iを評価するステップとを
    含み、 任意の移動局Miから受信した連続する2つの雑音のレ
    ベル間の差が所定のマージン値を越える限り、前記ステ
    ップ(c)および(d)が反復されることを特徴とする
    アウトバウンド信号の電力を制御する方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップ(c)において、前記移
    動局Miが受信した前記雑音の前記現在レベルと前記前
    のレベルの間の差が前記マージン値よりも小さい場合に
    は、前記基地局Bf(i)が前記移動局Miへ送信しな
    ければならない前記アウトバウンド信号の前記電力レベ
    ルPtBf(i),iの計算が実行されないことを特徴
    とする請求項9記載のアウトバウンド信号の電力を制御
    する方法。
  11. 【請求項11】 前記ステップ(c)において、前記電
    力レベルPtBkは、最小値および最大値に限定される
    ことを特徴とする請求項10記載のアウトバウンド信号
    の電力を制御する方法。
  12. 【請求項12】 前記ステップ(c)において、前記電
    力レベルPtBk,iは、最小値および最大値に限定さ
    れることを特徴とする請求項10記載のアウトバウンド
    信号の電力を制御する方法。
  13. 【請求項13】 前記ステップ(d)において、前記新
    規に評価された値と前記前の値の間の差が前記マージン
    値よりも小さい場合には、前記受信した雑音レベルIe
    xt_down,iは、前記新規に評価された値にリフ
    レッシュされないことを特徴とする請求項9から請求項
    12までのいずれかに記載のアウトバウンド信号の電力
    を制御する方法。
  14. 【請求項14】 前記ステップ(a)において、前記連
    続する2つのセルラー外干渉値間の差は、前記マージン
    値の2倍に初期設定されることを特徴とする請求項9か
    ら請求項13までのいずれかに記載のアウトバウンド信
    号の電力を制御する方法。
  15. 【請求項15】 前記ステップ(c)の前記電力レベル
    PtBf(i),iの計算は、次式に従って実行され、 【数5】 ここで、αは、同じ1つの基地局から送信された前記信
    号の直交性係数であり、 Gi,kは、前記移動局Miと前記基地局Bkの間のダ
    ウンリンクの減衰係数であり、 Noは前記背景雑音の電力レベルであり、 PtBkは、前記基地局kが送信した合計電力であり、 前記ステップ(d)の前記雑音レベルIext_dow
    n,iの計算は次式に従って実行され、 【数6】 ここで、PtcBkは、共通チャネル上で前記基地局B
    kが送信した電力であることを特徴とする請求項9から
    請求項14までのいずれかに記載のアウトバウンド信号
    の電力を制御する方法。
  16. 【請求項16】 前記Iext_down,iの計算に
    おいて、前記最も干渉する基地局に関連した項のみが考
    慮されることを特徴とする請求項15記載のアウトバウ
    ンド信号の電力を制御する方法。
  17. 【請求項17】 移動局Miを扱う基地局Bf(i)間
    のダウンリンクの特性が変更された場合、または移動局
    が基地局を変更した場合には、前記ステップ(c)およ
    び(d)の前記反復ループ自体が反復されることを特徴
    とする請求項9から請求項16までのいずれかに記載の
    アウトバウンド信号の電力を制御する方法。
  18. 【請求項18】 移動局Miが基地局Bf(i,1)の
    サブセットSBiによって扱われる場合、これらの前記
    基地局から受信した信号はRAKE受信機において再結
    合され、また、ステップ(c)において、前記基地局B
    f(i,1)によって前記移動局Miへ送信された前記
    アウトバウンド信号の送信電力PtBf(i,1)は次
    式と等しくなるように選択され、 【数7】 ここで、PtBf(i,1)は、前記基地局Bf(i,
    1)が送信した合計電力であり、また、 【数8】 は、前記移動局Miが受信した合計電力であり、 Noは前記背景雑音の電力レベルであり、 Gi,kは、前記基地局Bkから前記移動局Miへの前
    記リンクの減衰係数であり、 αは、前記同じ1つの基地局から送信された前記信号の
    直交性係数であることを特徴とする請求項10記載のア
    ウトバウンド信号の電力を制御する方法。
  19. 【請求項19】 複数の送信機Eiと複数の受信機Rj
    とを備えた電気通信システムにおける送信信号のレベル
    を制御する方法であって、 各受信機Rjは、送信機のサブセットSjが送信した信
    号を受信することができ、また、送信機Eiと受信機R
    jの間の各伝送チャネルLijは、送信によって、
    (k,l)≠(i,j)を備えた任意のチャネルLkl
    の妨害が可能であり、前記妨害が該チャネル上に送信さ
    れた電力Eklに比例し、前記受信機Rjが前記送信機
    Eiから受信した前記信号レベルRijを次式で表すこ
    とができ、 【数9】 ここで、Gijは、前記チャネルLij上の減衰係数で
    あり、 Gij klは前記チャネルLklと前記チャネルLijの間
    の結合の係数であり、Noは前記背景雑音であり、 Exti,jは前記チャネルLij上の干渉レベルであ
    り、 前記方法は、 (a)前記値Exti,jを所定の値に初期設定するス
    テップと、 (b)前記干渉レベルExti,jを仮定した際に、前
    記チャネルLij上の所与の信号対雑音比SNRijが
    保証されるように前記値Eijを計算するステップと、 (c)チャネルLij上の前記干渉レベルExti,j
    を、前記送信電力レベルEklに従って評価するステッ
    プとを含み、 任意のチャネルLijについて、連続する2つの干渉レ
    ベルExti,j間の差がしきい値よりも大きい限り、
    前記ステップ(b)および(c)が反復されることを特
    徴とする送信信号のレベルを制御する方法。
  20. 【請求項20】 複数の送信機Eiと複数の受信機Rj
    とを備えた電気通信システムにおける送信信号のレベル
    を制御する方法であって、 各受信機Rjは、送信機のサブセットSjが送信した信
    号を受信することができ、また、送信機Eiと受信機R
    jの間の各伝送チャネルLijは、送信によって、
    (k,l)≠(i,j)を備えた任意のチャネルLkl
    の妨害が可能であり、前記妨害が前記チャネル上に送信
    された電力Eklに比例し、前記受信機Rjが前記送信
    機Ejから受信した前記信号レベルRijを次式で表す
    ことができ、 【数10】 ここで、Gijは、前記チャネルLij上の減衰係数で
    あり、 Gij klは前記チャネルLklと前記チャネルLijの間
    の結合の係数であり、Noは前記背景雑音の電力レベル
    であり、 Extrai,jは、Sj外の送信機による前記チャネ
    ルLij上の干渉レベルであり、 前記方法は、 (a)前記値Extrai,jを所定の値に初期設定す
    るステップと、 (b)前記干渉レベルExtrai,jを仮定した際
    に、前記チャネルLij上の所与の信号対雑音比SNR
    ijが保証されるように前記値Eijを計算するステッ
    プと、 (c)チャネルLij上の前記干渉レベルExtra
    i,jを前記送信電力レベルEklに従って評価するス
    テップとを含み、 任意のチャネルLijについて、連続する2つの干渉レ
    ベルExtrai,j間の差が所定のしきい値よりも大
    きい限り、前記ステップ(b)および(c)が反復され
    ることを特徴とする送信信号のレベルを制御する方法。
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