JP2001358494A - プラズマディスプレイパネルの画面フィルタ - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの画面フィルタ

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JP2001358494A
JP2001358494A JP2000175970A JP2000175970A JP2001358494A JP 2001358494 A JP2001358494 A JP 2001358494A JP 2000175970 A JP2000175970 A JP 2000175970A JP 2000175970 A JP2000175970 A JP 2000175970A JP 2001358494 A JP2001358494 A JP 2001358494A
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screen filter
plasma display
display panel
filter
cylindrical body
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JP2000175970A
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Koji Yoshinaga
孝司 吉永
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NEC Corp
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NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画面フィルタの周囲に生ずる電流分布による
アンテナ効果を低減することで、見かけ上の電磁シール
ド性能を高く保つこと。 【解決手段】 プラズマディスプレイパネルの表示面か
ら放射される電磁波の漏洩を防止するプラズマディスプ
レイパネルの画面フィルタ10におけるフィルタ部11
の周縁部に設けられたアース電極12に、高周波磁界を
熱エネルギーに変換する磁性材料で形成された筒体13
を嵌装する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイ装置のEMI(Electromagnetic interference)対策に
関し、特にプラズマディスプレイ装置のプラズマディス
プレイパネルに取り付ける画面フィルタの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の画面フィルタは、特開平
9−148781に記載されているように、プラズマデ
ィスプレイパネルの表示動作がプラズマ放電を利用して
いるために、その動作により不要な電磁波を機器外部に
放出しており、その抑制、つまり電磁シールドの目的
で、透明アクリル板に金属膜、導電メッシュなどを挟み
込んだ画面フィルタを用いている。また、特開平11−
282363によると、従来のプラズマディスプレイパ
ネル用画面フィルタは平面平板状の形状を有しており、
その周囲部分にはアース目的で、銅箔テープからなる額
縁状の金属電極が設けられている。この電極は、画面フ
ィルタが電磁シールド機能を損なわないように、他の構
造体との導電性を保つように準備されたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のシステムでは、この画面フィルタがアンテナと
して作用し、画面フィルタが共振する特定の周波数を中
心にして電磁波を効率よく放射するという問題が生ず
る。この結果、見かけ上の電磁シールド効果が低減し、
当該画面フィルタの機能の一つである性能が低下するこ
とが問題となってしまう。その性能低下の例を図5に示
す。
【0004】図5は、プラズマディスプレイパネルに画
面フィルタを取り付けた状態で、3m離れた受信アンテ
ナを用いて電界強度を測定した結果と、画面フィルタを
取り外した状態で同様の測定を繰り返した場合とにおけ
る電界強度の測定結果の差分を表示している。横軸が周
波数で、縦軸が電界強度の差となっている。この結果
は、画面フィルタの有無による電磁波放出レベルの違い
を示していることから、見かけ上の電磁シールド効果を
表していることになる。図5において、略100MHz
に電磁シールド性能の低下が見られる。この性能低下
が、ここで言う問題点である。また、同図において、2
00MHz を超える付近で電磁シールド性能低下と見ら
れる部分があるが、これは測定のダイナミックレンジ不
足によるものである。
【0005】性能低下の理由は、電磁シールド目的で取
り付けられる画面フィルタには、プラズマディスプレイ
の放電による高周波電流を重畳され、その画面フィルタ
の周囲に電流が集中して流れることにより、ループアン
テナのような機能が生じることによる。 つまり、アン
テナとしての電磁波放射が増加するため、電磁シールド
性能を相殺する作用が働くことになる。本発明はこのよ
うな事情に鑑みてなされたものであり、画面フィルタの
周囲に生ずる電流分布によるアンテナ効果を低減するこ
とで、見かけ上の電磁シールド性能を高く保つことがで
きる画面フィルタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、プラズマディスプレイパ
ネルの表示面から放射される電磁波の漏洩を防止するプ
ラズマディスプレイパネルの画面フィルタであって、フ
ィルタ部の周縁部に設けられたアース電極に、高周波磁
界を熱エネルギーに変換する磁性材料で形成された筒体
を嵌装したことを特徴とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のプラズマディスプレイパネルの画面フィルタに
おいて、前記アース電極の直近における前記フィルタ部
に開口を有し、該開口を介して前記磁性材料で形成され
た筒体を取り付けたことを特徴とする。
【0008】また、請求項3に記載の発明は、請求項1
または2のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネ
ルの画面フィルタにおいて、前記磁性材料で形成された
筒体は、少なくとも、前記アース電極の電流分布におい
て、電流値が最大となる前記アース電極の位置に設けら
れることを特徴とする。
【0009】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至3のいずれかに記載のプラズマディスプレイパネ
ルの画面フィルタにおいて、前記磁性材料はフェライト
であることを特徴とする。
【0010】本発明による画面フィルタは、フィルタ部
の周縁部に設けられている銅箔テープによるアース電極
部分を磁性材料で形成された筒体を嵌装することによ
り、アース電極部分に流れる高周波電流を熱に変換して
消費させ、アンテナとしての効果を低減させるものであ
る。上記アース電極を取り囲むように取り付られた磁性
材料としてのフェライトの筒体は、複素透磁率と呼ばれ
る特性(μ’+jμ”)を有しているが、このうち、実
部抵抗のような振る舞いをする虚数部の透磁率μ”を利
用することで高周波電流を熱に変換する。すなわち、プ
ラズマ放電により発生しアース電極に流れる高周波電流
はフェライトの筒体に高周波磁界を発生させ、この高周
波磁界がヒステリシス損として熱に変換される。従っ
て、画面フィルタのフィルタ部の周囲に設けられたアー
ス電極に流れていた高周波電流は結局、熱に変換され、
画面フィルタより空中に放出される高周波ノイズを低減
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に説明する。本発明の実施の形態に係るプラズ
マディスプレイパネルの画面フィルタの構成を図1に示
す。同図において、本実施の形態に係るプラズマディス
プレイパネルの画面フィルタ10は、フィルタ部11の
周縁部に額縁状に設けられたアース電極12を有してお
り、アース電極12には高周波磁界を熱エネルギーに変
換する磁性材料、例えばフェライトで形成された筒体1
3が嵌装されている。
【0012】図2は、図1に示した本発明の実施の形態
に係るプラズマディスプレイパネルの画面フィルタ10
におけるフェライトで形成された筒体13の取り付け方
法の一例を示している。画面フィルタ10のフィルタ部
11に設けられた、開口14に筒体13を取り付けるこ
とになる。そのためにフィライトで形成された筒体13
は、図2に示すように分割した形状のものを用いると都
合がよい。こうしてフィライトで形成された筒体13を
取り付けた画面フィルタ10をプラズマディスプレイパ
ネルに取り付けることになるが、取り付け方法は別段特
別な方法で行う必要はないことから、従来技術を使用す
る。したがって、ここでは取り付け方法については説明
を省略する。
【0013】このように、本実施の形態では、アース電
極12にフィライトで形成された筒体13を嵌装するこ
とで、アース電極12に流れる高周波電流を熱に変換す
ることができ、この画面フィルタ10によるアンテナ効
果を低減させることができる。このことは、結果的に画
面フィルタ10の見かけ上の電磁シールド性能におい
て、約100MHzで生じていた性能低下を起こさせな
い効果を生む。
【0014】フェライトで形成された筒体13の形状に
ついては、図3(a)〜(d)に示すような形状のもの
もあり、図1、及び図2で示した円筒形である必要はな
い。因みに、図3(a)は、円筒形の筒体で、分割され
たタイプのもの、図3(b)は一体型の円筒形、図3
(c)は、断面矩形状の筒体であり、分割されたタイプ
のもの、図3(d)は断面矩形状の一体型の筒体であ
る。
【0015】さらに、図1、及び図2では、フェライト
で形成された筒体13の取り付け位置を示しているが、
この取り付け位置及び取り付け個数は、この限りではな
い。画面フィルタ10によるアンテナ効果を最大限に低
減させるためにはアース電極12全周においてフェライ
トで形成された筒体13を取り付けることが望ましい。
但し、少ない取り付け個数で効率よく効果を出そうとす
ると、図4に示すような取り付け位置が望ましい。
【0016】図4では、ループ形状のアンテナ20にお
けるフェライトで形成された筒体13の取り付け例を示
している。すなわち、1波長で共振しているループ形状
のアンテナ20を画面フィルタ10として適用した場合
における筒体13の取り付け例を示している。図4で
は、ループ形状のアンテナ20において、下辺に供給電
源21がある場合の電流分布22を図示している。ルー
プ形状のアンテナ20における筒体13の取り付け位置
30は電流分布の電流最大位置23に位置させている。
【0017】一方、縦方向の電流分布の最大値はその端
部となるが、この部分は線路が直角に折れ曲がる不連続
点にあたることから、電流が減少する。従って、この方
向に取り付ける場合には端部からさらに内側に取り付け
ることが効果的となる。図4に示す以外に、実際の電流
分布を実測した上で、その電流が最大となる位置を選択
して筒体13の取り付け位置を選択することもできる。
また、フェライト部品は他の磁性材料にも置き換えが可
能であり、その選択は低減させたい高周波電流の周波数
により選択する必要が有る。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画面フィ
ルタによれば、、フィルタ部の周縁部に設けられている
アース電極部分を磁性材料で形成された筒体を嵌装する
ようにしたので、アース電極部分に流れる高周波電流を
熱に変換して消費させ、アンテナとしての効果を低減さ
せることができ、その結果、画面フィルタの見かけ上の
電磁シールド性能が特定の周波数で低下する現象を回避
することができ、見かけ上の電磁シールド性能を高く保
つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るプラズマディスプ
レイパネルの画面フィルタの構成を示す図。
【図2】 図1に示した本発明の実施の形態に係るプラ
ズマディスプレイパネルの画面フィルタ10におけるフ
ェライトで形成された筒体13の取り付け方法の一例を
示す説明図。
【図3】 図1に示した本発明の実施の形態に係るプラ
ズマディスプレイパネルの画面フィルタに設けられるフ
ェライトで形成された筒体の形状の各例を示す説明図。
【図4】 1波長ループアンテナにおける電流分布とフ
ェライトで形成された筒体の取り付け位置との関係を示
す説明図。
【図5】 従来のプラズマディスプレイパネルの画面フ
ィルタにおける電磁シールド効果の測定例を示す図。
【符号の説明】 10 画面フィルタ 11 フィルタ部 12 アース電極 13 フェライトで形成された筒体 14 開口 20 1波長ループアンテナ 21 供給電源

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラズマディスプレイパネルの表示面か
    ら放射される電磁波の漏洩を防止するプラズマディスプ
    レイパネルの画面フィルタであって、 フィルタ部の周縁部に設けられたアース電極に、高周波
    磁界を熱エネルギーに変換する磁性材料で形成された筒
    体を嵌装したことを特徴とするプラズマディスプレイパ
    ネルの画面フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記アース電極の直近における前記フィ
    ルタ部に開口を有し、該開口を介して前記磁性材料で形
    成された筒体を取り付けたことを特徴とする請求項1に
    記載のプラズマディスプレイパネルの画面フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記磁性材料で形成された筒体は、少な
    くとも、前記アース電極の電流分布において、電流値が
    最大となる前記アース電極の位置に設けられることを特
    徴とする請求項1または2のいずれかに記載のプラズマ
    ディスプレイパネルの画面フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記磁性材料はフェライトであることを
    特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプラズマ
    ディスプレイパネルの画面フィルタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003085630A1 (en) * 2002-04-04 2003-10-16 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Plasma display

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