JP2001357608A - 情報記録方法及び光ディスク装置 - Google Patents

情報記録方法及び光ディスク装置

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JP2001357608A
JP2001357608A JP2000179425A JP2000179425A JP2001357608A JP 2001357608 A JP2001357608 A JP 2001357608A JP 2000179425 A JP2000179425 A JP 2000179425A JP 2000179425 A JP2000179425 A JP 2000179425A JP 2001357608 A JP2001357608 A JP 2001357608A
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Satoshi Suga
智 須賀
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファアンダーランの発生により無効とな
るデータの書込みが生じた場合に効率よく対処し得る情
報記録方法及び光ディスク装置を提供する。 【解決手段】 ホストから転送されたデータに基づく追
記又は書換え記録可能な光ディスクに対する記録中にバ
ッファアンダーランが発生し(S4のY)、このバッフ
ァアンダーランによって誤ったデータ記録を行ったセク
タを欠陥セクタとして登録することで(S9)、欠陥管
理による再生時にはそれをスキップさせることによっ
て、バッファアンダーラン発生前に記録したデータを有
効とすることが可能となり、効率のよいバッファアンダ
ーラン対処法となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホストから転送さ
れるデータを追記型或いは書換え記録型の光ディスクに
対して記録する情報記録方法及び光ディスク装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】CD−R,DVD−R等の追記型光ディ
スク或いはCD−RW,DVD−RW等の書換え記録可
能な光ディスクへデータを記録する光ディスク装置で
は、一般に、その記録すべきデータはパーソナルコンピ
ュータ等の上位のホストからホストインタフェースを通
じて転送される。ここに、記録中にデータ転送が途絶え
ると、それまでの一連のデータ記録は無効となり、最初
からデータを再転送し、記録し直しとなるため、記録す
べきデータは光ディスク装置に対して連続して一定速度
で転送されなければならない。特に、書込みが一度のみ
可能な追記型の光ディスクでは、そのメディア特性か
ら、記録中に情報データが途切れるとディスクそのもの
が無効なものとなってしまう。
【0003】このような不具合を解消するために、光デ
ィスク装置内にバッファメモリを用意し、ホストから転
送されるデータを記録前に一旦バッファメモリに格納さ
せる方式をとることが多い。これにより、バッファメモ
リに格納したデータ容量内の転送遅延であれば記録が途
絶えることがなくなるが、バッファメモリ格納データ以
上の転送遅延が起こるとやはり記録は途絶えてしまう。
このような現象は一般に、“バッファアンダーラン”と
称されている。
【0004】近年、光ディスクの高密度記録化が図ら
れ、大容量のデータを扱うため、データ記録の高速化及
びデータ転送の高速化が要求されている。そのため、バ
ッファメモリの容量以上にデータ転送遅延が起こりやす
い状況となってきており、バッファアンダーランが発生
する可能性も大きくなっている。
【0005】この点、例えば、特開平11−25998
2号公報によれば、追記型又は書換え記録型の光ディス
クに対するデータ記録において、バッファアンダーラン
が発生した場合には、記録済みのブロック以降から又は
最初のブロックに戻って記録速度を落とし始めのデータ
から再記録するというバッファアンダーラン対処法が提
案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、同公報例の
場合、バッファアンダーランが発生した場合には、それ
までの記録を全て破棄して始めから再記録することで光
ディスクが無効化されてしまうことを回避するものであ
り、それまでの記録済みデータ領域と記録処理時間とが
無駄となってしまい、バッファアンダーラン発生時の対
処法として効率的ではない。
【0007】そこで、本発明は、バッファアンダーラン
の発生により無効となるデータの書込みが生じた場合に
効率よく対処し得る情報記録方法及び光ディスク装置を
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明の情
報記録方法は、ホストから転送されたデータに基づく追
記又は書換え記録可能な光ディスクに対する記録中にバ
ッファアンダーランの発生が検出された場合に、前記バ
ッファアンダーランにより誤ったデータの記録を行った
セクタを欠陥管理における欠陥セクタとして登録する過
程と、その次のセクタからバッファアンダーラン発生後
のデータを用いて記録を行わせる過程とを備える。
【0009】即ち、バッファアンダーラン発生により誤
ったデータ記録を行ってしまった場合には、無効データ
領域となるそのセクタを欠陥管理における欠陥セクタと
して扱うことによりバッファアンダーラン発生前に記録
したデータは有効となるようにした。
【0010】つまり、光ディスク装置において一般的に
用いられている欠陥管理(ディフェクトマネージメン
ト)機能を利用するものである。書換え記録可能な光デ
ィスクは製造上又はディスク汚れなどによりデータ記録
が部分的に不能となる箇所が生じる場合がある。そこ
で、一般的に、製造時での記録不能なセクタに対して一
次欠陥リストPDL(プライマリディフェクトリスト)
に登録し、実際の記録時にはそのセクタをスキップして
記録したり、また、製造後の記録不能セクタに対して
は、フォーマットなどでデータを一度記録した後にその
データを再生し、そのデータが記録したものと同一かど
うかを判別するライトベリファイ操作を行うことでデー
タ記録が不能と判別されたセクタを二次欠陥リストSD
L(セカンダリディフェクトリスト)に登録し、フォー
マット後の実際の記録時には記録不能なセクタ(欠陥セ
クタ)に対して別の記録可能なセクタ(代替セクタ)に
記録させることでデータの記録を保証している。このよ
うな欠陥セクタのスキップや代替セクタの割当てによる
交替処理などを欠陥管理(ディフェクトマネージメン
ト)という。
【0011】従って、追記又は書換え記録可能な光ディ
スクに対し、バッファアンダーランの発生によって誤っ
たデータ記録を行ったセクタを欠陥セクタとして登録
し、欠陥管理による再生時にはそれをスキップさせるこ
とによって、バッファアンダーラン発生前に記録したデ
ータを有効とすることが可能となり、効率のよいバッフ
ァアンダーラン対処法となる。
【0012】請求項2記載の発明の情報記録方法は、ホ
ストから転送されたデータに基づく追記又は書換え記録
可能な光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラ
ンの発生が検出された場合に、前記バッファアンダーラ
ンにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥管理
における欠陥セクタとして登録する過程と、その欠陥セ
クタに対して代替セクタを割当ててその後前記ホストか
ら転送されるデータを前記代替セクタに記録させる過程
とを備える。
【0013】従って、基本的には、請求項1記載の発明
と同様であるが、追記又は書換え記録可能な光ディスク
に対し、バッファアンダーランの発生によって誤ったデ
ータ記録を行ったセクタを欠陥セクタとして登録して代
替セクタを割当て、そこからバッファアンダーラン発生
後の正しいデータを記録させ、欠陥管理による再生時に
は欠陥セクタの代わりに代替セクタを再生することによ
って、バッファアンダーラン発生前に記録したデータを
有効とすることが可能となり、効率のよいバッファアン
ダーラン対処法となる。
【0014】請求項3記載の発明の情報記録方法は、ホ
ストから転送されたデータに基づく追記又は書換え記録
可能な光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラ
ンの発生が検出された場合に、前記バッファアンダーラ
ンにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥管理
における欠陥セクタとして登録する過程と、その後前記
ホストから転送される正しいデータを保存しておく過程
と、他のセクタへの一連の記録が終了した後に保存され
ているデータを前記欠陥セクタに対して割当てた代替セ
クタに記録させる過程とを備える。
【0015】従って、基本的には、請求項1記載の発明
と同様であるが、追記又は書換え記録可能な光ディスク
に対し、欠陥セクタに対する代替セクタを割当てた際
に、代替セクタへのデータをメモリに一時記憶させてお
くことで光ピックアップのシーク動作を伴わないため、
より一層の高速処理化が可能となる。
【0016】請求項4記載の発明の情報記録方法は、ホ
ストから転送されたデータに基づく書換え記録可能な光
ディスクに対する記録中にバッファアンダーランの発生
が検出された場合に、前記バッファアンダーランにより
誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥管理における
欠陥セクタとして登録する過程と、その後前記ホストか
ら転送される正しいデータを保存しておく過程と、他の
セクタへの一連の記録が終了した後に保存されているデ
ータを前記欠陥セクタに対して再記録させる過程とを備
える。
【0017】従って、基本的には、請求項1記載の発明
と同様であるが、特に書換え記録可能な光ディスクに対
し、誤った記録を行ったセクタを一旦欠陥セクタとして
登録して一連のデータ記録完了後にこの欠陥セクタに再
記録させることで、欠陥セクタをそのまま再生すること
が可能となり、欠陥管理処理を特に行わない光ディスク
再生装置においても再生することが可能となる。
【0018】請求項5記載の発明の情報記録方法は、ホ
ストから転送されたデータに基づく書換え記録可能な光
ディスクに対する記録中にバッファアンダーランの発生
が検出された場合に、前記バッファアンダーランにより
誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥管理における
欠陥セクタとして登録する過程と、その欠陥セクタに対
して代替セクタを割当ててその後前記ホストから転送さ
れるデータを前記代替セクタに記録させる過程と、他の
セクタへの一連の記録が終了した後に前記代替セクタに
記録したデータを読み出して前記欠陥セクタに対して再
記録させる過程とを備える。
【0019】従って、基本的には、請求項1記載の発明
と同様であるが、特に書換え記録可能な光ディスクに対
し、誤ったデータを記録したセクタの正しいデータを一
旦代替セクタへ格納しておき、一連のデータ記録終了後
に代替セクタのデータを読み出して元のセクタへ再記録
させることにより、バッファアンダーランによる誤記録
セクタ数が多くても光ディスク装置内のメモリを利用す
ることなく対処することが可能となる。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の情
報記録方法に加えて、再記録されたセクタに関してその
再記録後に欠陥セクタの登録を解除する過程を備える。
【0021】従って、誤ったデータを記録したセクタを
欠陥セクタとして扱われなくすることで、本発明の記録
による光ディスクは欠陥管理を行う光ディスク再生装置
において代替セクタを再生する余分な再生制御が不要と
なるために高速再生が可能となる。また、欠陥セクタと
して扱われなくなるので、対応する代替セクタのデータ
が不要となりその代替セクタを再利用可能となるため、
光ディスクの記録領域を有効に利用できる。
【0022】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
の何れか一に記載の情報記録方法において、光ディスク
に対する記録中にバッファアンダーランの発生が検出さ
れた場合に、前記バッファアンダーランにより誤ったデ
ータの記録を行ったセクタを欠陥管理における欠陥セク
タとして登録しそれ以降の処理を行わせる否かを選択自
在とした。
【0023】従って、バッファアンダーランが発生した
場合の対処法をユーザに選択させることで、欠陥管理を
行う光ディスク再生装置対応の記録とするかどうかを確
認して柔軟に対応することが可能となる。
【0024】請求項8記載の発明は、ホストから転送さ
れたデータに基づき追記又は書換え記録可能な光ディス
クに対して情報の記録を行う光ディスク装置であって、
前記光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラン
の発生の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段
と、このバッファアンダーラン検出手段によりバッファ
アンダーランの発生が検出された場合に前記バッファア
ンダーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを
欠陥管理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ
登録手段と、その次のセクタからバッファアンダーラン
発生後のデータを用いて記録を行わせる記録続行手段
と、を備える。
【0025】従って、追記又は書換え記録可能な光ディ
スクに対し、バッファアンダーランの発生によって誤っ
たデータ記録を行ったセクタを欠陥セクタ登録手段によ
って欠陥セクタとして登録し、欠陥管理による再生時に
はそれをスキップさせることによって、バッファアンダ
ーラン発生前に記録したデータを有効とすることが可能
となり、効率のよいバッファアンダーラン対処が可能と
なる。
【0026】請求項9記載の発明は、ホストから転送さ
れたデータに基づき追記又は書換え記録可能な光ディス
クに対して情報の記録を行う光ディスク装置であって、
前記光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラン
の発生の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段
と、このバッファアンダーラン検出手段によりバッファ
アンダーランの発生が検出された場合に前記バッファア
ンダーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを
欠陥管理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ
登録手段と、その欠陥セクタに対して代替セクタを割当
ててその後前記ホストから転送されるデータを前記代替
セクタに記録させる代替セクタ記録手段と、を備える。
【0027】従って、基本的には、請求項8記載の発明
と同様であるが、追記又は書換え記録可能な光ディスク
に対し、バッファアンダーランの発生によって誤ったデ
ータ記録を行ったセクタを欠陥セクタ登録手段によって
欠陥セクタとして登録して代替セクタを割当て、そこか
らバッファアンダーラン発生後の正しいデータを代替セ
クタ記録手段により代替セクタに記録させ、欠陥管理に
よる再生時には欠陥セクタの代わりに代替セクタを再生
することによって、バッファアンダーラン発生前に記録
したデータを有効とすることが可能となり、効率のよい
バッファアンダーラン対処が可能となる。
【0028】請求項10記載の発明は、ホストから転送
されたデータに基づき追記又は書換え記録可能な光ディ
スクに対して情報の記録を行う光ディスク装置であっ
て、前記光ディスクに対する記録中にバッファアンダー
ランの発生の有無を検出するバッファアンダーラン検出
手段と、このバッファアンダーラン検出手段によりバッ
ファアンダーランの発生が検出された場合に前記バッフ
ァアンダーランにより誤ったデータの記録を行ったセク
タを欠陥管理における欠陥セクタとして登録する欠陥セ
クタ登録手段と、その後前記ホストから転送される正し
いデータをメモリに保存させておく一時記憶手段と、他
のセクタへの一連の記録が終了した後に前記メモリに保
存されているデータを前記欠陥セクタに対して割当てた
代替セクタに記録させる代替セクタ記録手段と、を備え
る。
【0029】従って、基本的には、請求項8記載の発明
と同様であるが、追記又は書換え記録可能な光ディスク
に対し、欠陥セクタに対する代替セクタを割当てた際
に、代替セクタへのデータをメモリに一時記憶させてお
くことで光ピックアップのシーク動作を伴わないため、
より一層の高速処理化が可能となる。
【0030】請求項11記載の発明は、ホストから転送
されたデータに基づき書換え記録可能な光ディスクに対
して情報の記録を行う光ディスク装置であって、前記光
ディスクに対する記録中にバッファアンダーランの発生
の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段と、こ
のバッファアンダーラン検出手段によりバッファアンダ
ーランの発生が検出された場合に前記バッファアンダー
ランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥管
理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ登録手
段と、その後前記ホストから転送される正しいデータを
メモリに保存しておく一時記憶手段と、他のセクタへの
一連の記録が終了した後に前記メモリに保存されている
データを前記欠陥セクタに対して再記録させる再記録手
段と、を備える。
【0031】従って、基本的には、請求項8記載の発明
と同様であるが、特に書換え記録可能な光ディスクに対
し、誤った記録を行ったセクタを一旦欠陥セクタとして
登録して一連のデータ記録完了後にこの欠陥セクタに再
記録手段によって再記録させることで、欠陥セクタをそ
のまま再生することが可能となり、欠陥管理処理を特に
行わない光ディスク再生装置においても再生することが
可能となる。
【0032】請求項12記載の発明は、ホストから転送
されたデータに基づき書換え記録可能な光ディスクに対
して情報の記録を行う光ディスク装置であって、前記光
ディスクに対する記録中にバッファアンダーランの発生
の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段と、こ
のバッファアンダーラン検出手段によりバッファアンダ
ーランの発生が検出された場合に前記バッファアンダー
ランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥管
理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ登録手
段と、その欠陥セクタに対して代替セクタを割当ててそ
の後前記ホストから転送されるデータを前記代替セクタ
に記録させる代替セクタ記録手段と、他のセクタへの一
連の記録が終了した後に前記代替セクタに記録されたデ
ータを読み出して前記欠陥セクタに対して再記録させる
再記録手段と、を備える。
【0033】従って、基本的には、請求項8記載の発明
と同様であるが、特に書換え記録可能な光ディスクに対
し、誤ったデータを記録したセクタの正しいデータを代
替セクタ記録手段によって一旦代替セクタへ格納してお
き、一連のデータ記録終了後に再記録手段によって代替
セクタのデータを読み出して元のセクタへ再記録させる
ことにより、バッファアンダーランによる誤記録セクタ
数が多くても光ディスク装置内のメモリを利用すること
なく対処することが可能となる。
【0034】請求項13記載の発明は、請求項12記載
の光ディスク装置に加えて、前記再記録手段により再記
録されたセクタに関してその再記録後に欠陥セクタの登
録を解除する欠陥セクタ登録解除手段を備える。
【0035】従って、誤ったデータを記録したセクタを
欠陥セクタ解除手段によって欠陥セクタとして扱われな
くすることで、本発明の記録による光ディスクは欠陥管
理を行う光ディスク再生装置において代替セクタを再生
する余分な再生制御が不要となるために高速再生が可能
となる。また、欠陥セクタとして扱われなくなるので、
対応する代替セクタのデータが不要となりその代替セク
タを再利用可能となるため、光ディスクの記録領域を有
効に利用できる。
【0036】請求項14記載の発明は、請求項8ないし
13の何れか一に記載の光ディスク装置において、光デ
ィスクに対する記録中にバッファアンダーランの発生が
検出された場合に前記欠陥セクタ登録手段による欠陥セ
クタとして登録を行わせるか否かを選択自在とした。
【0037】従って、バッファアンダーランが発生した
場合の対処法をユーザに選択させることで、欠陥管理を
行う光ディスク再生装置対応の記録とするかどうかを確
認して柔軟に対応することが可能となる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態を図1
及び図2に基づいて説明する。図1は本実施の形態のC
D−R/RW系の光ディスク装置の制御系を主体として
示す概略ブロック図である。即ち、本実施の形態では、
追記又は書換え記録可能なCD−R又はCD−RWなる
光ディスク1を対象とするもので、そのドライブ2は光
ディスク1を回転駆動させるスピンドルモータ3を備え
ている。スピンドルモータ3はスピンドルドライバ4に
よりその回転駆動が制御される。一方、スピンドルモー
タ3によって回転駆動される光ディスク1に対向する位
置には光ピックアップ5がピックアップモータ6により
ディスク半径方向にシーク移動自在に設けられている。
この光ピックアップ5は、記録/再生のためのレーザ光
を出射する半導体レーザ、そのレーザ光を光ディスク1
に対して集光照射させる対物レンズ、光ディスクからの
反射光を受光し情報信号、トラッキング/フォーカシン
グ信号等を出力する受光素子等を備えている。光ピック
アップ5の受光素子により検出された信号はアナログ信
号処理部7に取り込まれ、サーボ制御系8に対するサー
ボ信号とデジタル信号処理部9に対する情報信号(RF
信号)とに分離される。
【0039】また、デジタル信号処理部9はバッファメ
モリ10へ記録するデータを確保し、誤り訂正符合追加
やエンコード処理を行い、ピットデータとしてアナログ
信号処理部7へ送る。また、アナログ信号処理部7はそ
のデータをLDドライバ11に送り、光ピックアップ5
内の半導体レーザに対する駆動電流を制御する。
【0040】このようなドライブ2に対して、ドライブ
インタフェース12を介してCPU構成のコントローラ
13、ROM14及びRAM15によるマイクロコンピ
ュータが接続されている。さらに、コントローラ13に
対してはバスライン16を介してホストバッファ17が
接続されている。
【0041】ここに、コントローラ13はドライブイン
タフェース12を通じて接続されたドライブ2内の各機
能動作を制御し装置全体の統括制御を行う。コントロー
ラ13はROM14に格納されているプログラムをロー
ドすることでその動作が決定され、RAM15を動作す
るための記憶領域として利用する。そして、このコント
ローラ13により後述する各機能が実行される。
【0042】ホストインタフェース19は外部のホスト
18と接続され、記録データの受信や制御命令の受け渡
しを行う。ホストインタフェース19を介して受信され
た記録データはホストバッファ17に一時的に保存され
る。ドライブ2内のバッファメモリ10に空きができれ
ばデータはデジタル信号処理部9によりホストバッファ
17からドライブインタフェース12を通してバッファ
メモリ10へ転送され処理される。ここで、バッファメ
モリ10又はRAM15がホストバッファ17を兼ねる
構成であってもよい。
【0043】ここで、特に図示しないが、本実施の形態
では、前述した欠陥セクタのスキップや代替セクタの割
当てによる交替処理などを行う欠陥管理機能を備えてお
り、その概略を説明する。即ち、このような欠陥管理機
能を実現する上で、ROM14中には例えばセクタリー
ド制御手順、光ピックアップ移動制御手順に関するプロ
グラムが可能され、RAM15には、記録時に交替処理
の対象となった欠陥セクタとそれに対応する代替セクタ
のセクタナンバ情報を割当情報として格納するセクタ管
理部を備えている。
【0044】また、光ディスク1に対する記録時にバッ
ファアンダーランの発生の有無を検出するバッファアン
ダーラン検出手段の機能について説明する。光ディスク
1に対するデータの記録動作はホスト18からデータ転
送されることにより行われるが、ホスト18から転送さ
れるデータの転送速度が光ディスク1に記録される記録
データの書込み速度に追いつかない状態となってくる
と、バッファメモリ10に格納されるデータ容量が減少
してくる。この状態が続くと、やがてバッファメモリ1
0に格納されるデータ容量がエンプティになり、そのエ
ンプティが発生するとバッファアンダーランが発生する
状態であると判断する。この機能がコントローラ13に
よりバッファアンダーラン検出手段の機能として実行さ
れる。
【0045】このような構成において、ホスト18側か
らのデータ転送に基づき光ディスク1に対してデータを
記録する場合にコントローラ13により実行される動作
制御について図2に示す概略フローチャートを参照して
説明する。この処理は、基本的にホスト18からのデー
タ転送を受けた場合に実行される(ステップS1〜S
3)。
【0046】通常の記録制御に伴うデータの記録処理に
おいて、バッファアンダーランの発生がバッファアンダ
ーラン検出手段により検出されると(S4のY)、ドラ
イブインタフェース12を通じてドライブ2に対して記
録動作を停止させる制御を行う(S5)。この停止処理
に並行して、その旨をホストインタフェース19を通じ
てホスト18のディスプレイによりユーザに提示し(S
6)、バッファアンダーラン発生に伴う処理として欠陥
管理による欠陥セクタ処理を望むか否かの選択操作を待
つ(S7)。ホスト18の操作部の操作で欠陥セクタ処
理が要求されなかった場合にはそのまま処理を終了する
が、欠陥セクタ処理が選択された場合には(S7の
Y)、デジタル信号処理部9よりバッファメモリ10内
のデータが間に合わずに誤ったデータが記録されたセク
タの情報(アドレスとセクタ数)を取得する(S8)。
そして、その誤って記録されたセクタを欠陥セクタとし
て扱うため、SDLへ登録する(S9)。このステップ
S9の処理が欠陥セクタ登録手段の機能として実行さ
れ、欠陥管理における再生時にそのセクタをスキップさ
せるように制御されることとなる。次に、誤記録された
セクタの次からデータ記録を再開するようにドライブイ
ンタフェース12を通じてデジタル信号処理部9へ設定
する(S10)。ホスト18からのデータ転送が再開さ
れ、ホストバッファ17からバッファメモリ10に記録
データが格納されるのを確認し(S11のY)、ステッ
プS10によって設定されたセクタより続きのデータ記
録を再開し、ホスト18より残りのデータを受取って記
録制御を行う(S2)。これらのステップS10、S1
1のY、S2の処理が記録続行手段の機能として実行さ
れる。この記録制御中に再びバッファアンダーランが起
ると(S4のY)、上述の処理を繰返す。
【0047】従って、追記又は書換え記録可能な光ディ
スク1に対し、バッファアンダーランの発生によって誤
ったデータ記録を行ったセクタを欠陥セクタとしてSD
Lに登録し、欠陥管理による再生時にはそのセクタを欠
陥セクタとしてスキップさせることによって、バッファ
アンダーラン発生前に記録したデータを有効とすること
が可能となり、効率のよいバッファアンダーラン対処と
なる。また、バッファアンダーランが発生した場合の対
処法をユーザに選択させるようにしているので、欠陥管
理を行う光ディスク再生装置対応の記録とするかどうか
を確認して柔軟に対応することが可能となる。
【0048】本発明の第二の実施の形態を図3に基づい
て説明する。前述の実施の形態で示した部分と同一部分
は同一符号を用いて示し、説明も省略する(以降の各実
施の形態でも同様とする)。ステップS8までの処理は
前述した実施の形態の場合と同様に処理される。本実施
の形態では、バッファアンダーランに伴い、誤記録され
たセクタを欠陥セクタとしてSDLへ登録する際に、欠
陥セクタに対する代替セクタを新たに割当てることで欠
陥管理における再生時にその欠陥セクタの代わりにリー
ドするようにする(S21)。次に、その代替セクタの
割当てに伴い、代替セクタ近くへ光ピックアップ5をシ
ークさせ、かつ、代替セクタから記録を再開するようド
ライブインタフェース12を通じてデジタル信号処理部
9へ設定し、代替セクタへの記録準備状態とする(S2
2)。
【0049】その後、ホスト18からのデータ転送が再
開され、ホストバッファ17からバッファメモリ10に
誤記録されたセクタ分だけの正しい記録データが格納さ
れるのを確認し(S23のY)、ステップS21によっ
て設定された代替セクタへそのデータを記録し、代替セ
クタ分記録したら停止する(S24)。このステップS
24の処理が代替セクタ記録手段の機能として実行され
る。さらに誤記録されたセクタ(欠陥セクタ)の次のセ
クタからデータ記録を再開するようドライブインタフェ
ース12を通じてデジタル信号処理部9に設定し、その
セクタ近くまで光ピックアップ5をシークさせ、記録準
備状態とする(S25)。そして、ホスト18より残り
のデータを受け取って記録する(S2)。この記録中に
再びバッファアンダーランが起ると(S4のY)、前述
の処理が繰返される。
【0050】従って、本実施の形態によれば、基本的に
は、第一の実施の形態の場合と同様であるが、バッファ
アンダーランの発生によって誤ったデータ記録を行った
セクタを欠陥セクタとして登録して代替セクタを割当
て、その代替セクタにバッファアンダーラン発生後の正
しいデータを記録させ、欠陥管理における再生時には欠
陥セクタの代わりに代替セクタを再生することによっ
て、バッファアンダーラン発生前に記録したデータを有
効とすることが可能となり、効率のよいバッファアンダ
ーラン対処となる。
【0051】本発明の第三の実施の形態を図4に基づい
て説明する。本実施の形態では、前述の第二の実施の形
態の処理制御において、バッファアンダーランに伴い、
誤記録されたセクタを欠陥セクタとしてSDLへ登録し
代替セクタを割当てた後(S21)、代替セクタに対す
る記録動作の準備及び実際の記録を行わず、ホスト18
からのデータ転送が再開され、ホストバッファ17から
バッファメモリ10に誤記録されたセクタ分だけの正し
い記録データが格納されるのを確認した後(S23の
Y)、割当てられた代替セクタの情報(アドレス)と誤
った記録を行ったセクタ(欠陥セクタ)分のデータをメ
モリ(ホストバッファ17、バッファメモリ10或いは
RAM15でよい)に保存しておく(S26)。このス
テップS26の処理が一時記憶手段の機能として実行さ
れる。
【0052】そして、誤記録されたセクタ(欠陥セク
タ)の次のセクタからデータ記録を再開するようドライ
ブインタフェース12を通じてデジタル信号処理部9に
設定し、そのセクタ近くまで光ピックアップ5をシーク
させ、記録準備状態とし(S27)、ホスト18より残
りのデータを受け取って記録する(S28)。その記録
動作が終了することで他のセクタへの一連の記録が終了
したら(S29のY)、代替セクタ近くへ光ピックアッ
プ5をシークさせ、かつ、代替セクタから記録を再開す
るようドライブインタフェース12を通じてデジタル信
号処理部9へ設定し、代替セクタへの記録準備状態とす
る(S30)。そして、メモリに記憶させたデータを代
替セクタへ記録し、代替セクタ分記録したら停止する
(S31)。これらのステップS27〜S31の処理が
代替セクタ記録手段の機能として実行される。
【0053】従って、本実施の形態によれば、基本的に
は、前述の第一、二の実施の形態の場合と同様である
が、特に、欠陥セクタに対する代替セクタを割当てた際
に、代替セクタへのデータをバッファメモリ10等のメ
モリに一時記憶させておくことで代替セクタに対する光
ピックアップ5のシーク動作を伴わないため、より一層
の高速処理化が可能となる。
【0054】本発明の第四の実施の形態を図5に基づい
て説明する。本実施の形態では、前述の第二の実施の形
態の処理制御において、バッファアンダーランに伴い、
誤記録されたセクタを欠陥セクタとしてSDLへ登録し
た後(S9)、代替セクタに対する記録動作の準備及び
実際の記録を行わず、誤記録セクタのアドレスとその誤
記録セクタ分のデータをメモリ(ホストバッファ17、
バッファメモリ10或いはRAM15でよい)に保存し
ておく(S32)。このステップS32の処理が一時記
憶手段の機能として実行される。
【0055】そして、誤記録されたセクタ(欠陥セク
タ)の次のセクタからデータ記録を再開するようドライ
ブインタフェース12を通じてデジタル信号処理部9に
設定し、そのセクタ近くまで光ピックアップ5をシーク
させ、記録準備状態とし(S27)、ホスト18より残
りのデータを受け取って記録する(S28)。その記録
動作が終了することで他のセクタへの一連の記録が終了
したら(S29のY)、メモリに保存されている誤記録
を行ったセクタ(欠陥セクタ)のアドレス情報に従いそ
の欠陥セクタ近くへ光ピックアップ5をシークさせ、か
つ、その欠陥セクタから記録を再開するようドライブイ
ンタフェース12を通じてデジタル信号処理部9へ設定
し、欠陥セクタへの記録準備状態とする(S33)。そ
して、メモリに記憶させたデータを欠陥セクタへ再記録
する(S34)。これらのステップS27〜S29,S
33〜S34の処理が再記録手段の機能として実行され
る。
【0056】従って、本実施の形態によれば、基本的に
は、前述の第一、二或いは三の実施の形態の場合と同様
であるが、特に書換え記録可能な光ディスクに対し、誤
った記録を行ったセクタを一旦欠陥セクタとして登録し
ておき、一連のデータ記録完了後にこの欠陥セクタに再
記録させることで、欠陥セクタを正常なセクタとしてそ
のまま再生することが可能となり、欠陥管理処理を特に
行わない光ディスク再生装置においても再生することが
可能となる。
【0057】本発明の第五の実施の形態を図6に基づい
て説明する。本実施の形態は、例えば、前述した第二の
実施の形態に従い、誤記録されたセクタ(欠陥セクタ)
の次のセクタからデータ記録を再開するようドライブイ
ンタフェース12を通じてデジタル信号処理部9に設定
し、そのセクタ近くまで光ピックアップ5をシークさ
せ、記録準備状態とし(S25)、ホスト18より残り
のデータを受け取って記録し(S28)、一連の記録が
終了したら(S29のY)、SDLから先に登録したバ
ッファアンダーランによる欠陥セクタと代替セクタの情
報を得て、その代替セクタの内容を読み取り、欠陥セク
タ先へ再記録させる(S35)。このステップS35の
処理が再記録手段の機能として実行される。その後、こ
のステップS35の処理により代替セクタの内容を再記
録したセクタを欠陥セクタとして扱わないようにSDL
の登録から削除する(S36)。このステップS36の
処理が欠陥セクタ登録解除手段の機能として実行され
る。
【0058】従って、本実施の形態によれば、基本的に
は、前述した各実施の形態の場合と同様であるが、特に
書換え記録可能な光ディスクに対し、誤ったデータを記
録したセクタの正しいデータを一旦代替セクタへ格納し
ておき、一連のデータ記録終了後に代替セクタのデータ
を読み出して欠陥セクタとされた元のセクタへ再記録さ
せることにより、バッファアンダーランによる誤記録セ
クタ数が多くても光ディスク装置内のメモリを利用する
ことなく対処することが可能となる。また、その再記録
後には、誤ったデータを記録したセクタを欠陥セクタと
して扱われなくすることで、本実施の形態の記録による
光ディスクは欠陥管理を行う光ディスク再生装置におい
て代替セクタを再生する余分な再生制御が不要となるた
めに高速再生が可能となる。併せて、欠陥セクタとして
扱われなくなるので、対応する代替セクタのデータが不
要となりその代替セクタを再利用可能となるため、光デ
ィスクの記録領域を有効に利用できる。
【0059】
【発明の効果】請求項1記載の発明の情報記録方法によ
れば、追記又は書換え記録可能な光ディスクに対し、バ
ッファアンダーランの発生によって誤ったデータ記録を
行ったセクタを欠陥セクタとして登録するようにしたの
で、欠陥管理による再生時にはそれをスキップさせるこ
とによって、バッファアンダーラン発生前に記録したデ
ータを有効とすることが可能となり、効率のよいバッフ
ァアンダーラン対処法を提供できる。
【0060】請求項2記載の発明の情報記録方法によれ
ば、基本的には、請求項1記載の発明と同様な効果が得
られるが、追記又は書換え記録可能な光ディスクに対
し、バッファアンダーランの発生によって誤ったデータ
記録を行ったセクタを欠陥セクタとして登録して代替セ
クタを割当て、そこからバッファアンダーラン発生後の
正しいデータを記録させるようにしたので、欠陥管理に
よる再生時には欠陥セクタの代わりに代替セクタを再生
することによって、バッファアンダーラン発生前に記録
したデータを有効とすることが可能となり、効率のよい
バッファアンダーラン対処を提供できる。
【0061】請求項3記載の発明の情報記録方法によれ
ば、基本的には、請求項1記載の発明と同様な効果が得
られるが、追記又は書換え記録可能な光ディスクに対
し、欠陥セクタに対する代替セクタを割当てた際に、代
替セクタへのデータをメモリに一時記憶させておくよう
にしたので、その時点で代替セクタへ光ピックアップを
シークさせるシーク動作を伴わないため、より一層の高
速処理化が可能となる。
【0062】請求項4記載の発明の情報記録方法によれ
ば、基本的には、請求項1記載の発明と同様な効果が得
られるが、特に書換え記録可能な光ディスクに対し、誤
った記録を行ったセクタを一旦欠陥セクタとして登録し
て一連のデータ記録完了後にこの欠陥セクタに再記録さ
せるようにしたので、欠陥セクタをそのまま再生するこ
とが可能となり、欠陥管理処理を特に行わない光ディス
ク再生装置においても再生することが可能となる。
【0063】請求項5記載の発明の情報記録方法によれ
ば、基本的には、請求項1記載の発明と同様な効果が得
られるが、特に書換え記録可能な光ディスクに対し、誤
ったデータを記録したセクタの正しいデータを一旦代替
セクタへ格納しておき、一連のデータ記録終了後に代替
セクタのデータを読み出して元のセクタへ再記録させる
ようにしたので、バッファアンダーランによる誤記録セ
クタ数が多くても光ディスク装置内のメモリを利用する
ことなく対処することが可能となる。
【0064】請求項6記載の発明によれば、請求項5記
載の情報記録方法に加えて、再記録されたセクタに関し
てその再記録後に欠陥セクタの登録を解除する過程を備
え、誤ったデータを記録したセクタを欠陥セクタとして
扱われなくするようにしたので、本発明の記録による光
ディスクは欠陥管理を行う光ディスク再生装置において
代替セクタを再生する余分な再生制御が不要となるため
に高速再生が可能となり、また、欠陥セクタとして扱わ
れなくなるので、対応する代替セクタのデータが不要と
なりその代替セクタを再利用可能となるため、光ディス
クの記録領域を有効に利用することもできる。
【0065】請求項7記載の発明によれば、請求項1な
いし6の何れか一に記載の情報記録方法において、バッ
ファアンダーランが発生した場合の対処法をユーザに選
択させるようにしたので、欠陥管理を行う光ディスク再
生装置対応の記録とするかどうかを確認して柔軟に対応
することが可能となる。
【0066】請求項8記載の発明の光ディスク装置によ
れば、追記又は書換え記録可能な光ディスクに対し、バ
ッファアンダーランの発生によって誤ったデータ記録を
行ったセクタを欠陥セクタ登録手段によって欠陥セクタ
として登録するようにしたので、欠陥管理による再生時
にはそれをスキップさせることによって、バッファアン
ダーラン発生前に記録したデータを有効とすることが可
能となり、効率のよいバッファアンダーラン対処が可能
な光ディスク装置を提供できる。
【0067】請求項9記載の発明の光ディスク装置によ
れば、基本的には、請求項8記載の発明と同様な効果が
得られるが、追記又は書換え記録可能な光ディスクに対
し、バッファアンダーランの発生によって誤ったデータ
記録を行ったセクタを欠陥セクタ登録手段によって欠陥
セクタとして登録して代替セクタを割当て、そこからバ
ッファアンダーラン発生後の正しいデータを代替セクタ
記録手段により代替セクタに記録させるようにしたの
で、欠陥管理による再生時には欠陥セクタの代わりに代
替セクタを再生することによって、バッファアンダーラ
ン発生前に記録したデータを有効とすることが可能とな
り、効率のよいバッファアンダーラン対処が可能な光デ
ィスク装置を提供できる。
【0068】請求項10記載の発明の光ディスク装置に
よれば、基本的には、請求項8記載の発明と同様である
が、追記又は書換え記録可能な光ディスクに対し、欠陥
セクタに対する代替セクタを割当てた際に、代替セクタ
へのデータをメモリに一時記憶させておくようにしたの
で、その時点で光ピックアップを代替セクタにシークさ
せるシーク動作を伴わないため、より一層の高速処理化
が可能となる。
【0069】請求項11記載の発明よれば、基本的に
は、請求項8記載の発明と同様な効果が得られるが、特
に書換え記録可能な光ディスクに対し、誤った記録を行
ったセクタを一旦欠陥セクタとして登録して一連のデー
タ記録完了後にこの欠陥セクタに再記録手段によって再
記録させるようにしたので、欠陥セクタをそのまま再生
することが可能となり、欠陥管理処理を特に行わない光
ディスク再生装置においても再生することが可能とな
る。
【0070】請求項12記載の発明によれば、基本的に
は、請求項8記載の発明と同様な効果が得られるが、特
に書換え記録可能な光ディスクに対し、誤ったデータを
記録したセクタの正しいデータを代替セクタ記録手段に
よって一旦代替セクタへ格納しておき、一連のデータ記
録終了後に再記録手段によって代替セクタのデータを読
み出して元のセクタへ再記録させるようにしたので、バ
ッファアンダーランによる誤記録セクタ数が多くても光
ディスク装置内のメモリを利用することなく対処するこ
とが可能となる。
【0071】請求項13記載の発明によれば、請求項1
2記載の光ディスク装置に加えて、前記再記録手段によ
り再記録されたセクタに関してその再記録後に欠陥セク
タの登録を解除する欠陥セクタ登録解除手段を備え、誤
ったデータを記録したセクタを欠陥セクタ解除手段によ
って欠陥セクタとして扱われなくするようにしたので、
本発明の記録による光ディスクは欠陥管理を行う光ディ
スク再生装置において代替セクタを再生する余分な再生
制御が不要となるために高速再生が可能となり、また、
欠陥セクタとして扱われなくなるので、対応する代替セ
クタのデータが不要となりその代替セクタを再利用可能
となるため、光ディスクの記録領域を有効に利用するこ
とができる。
【0072】請求項14記載の発明によれば、請求項8
ないし13の何れか一に記載の光ディスク装置におい
て、バッファアンダーランが発生した場合の対処法をユ
ーザに選択させることで、欠陥管理を行う光ディスク再
生装置対応の記録とするかどうかを確認して柔軟に対応
することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態を示すCD−R/R
W系の光ディスク装置の制御系を主体として示す概略ブ
ロック図である。
【図2】バッファアンダーラン発生時の処理制御例を示
す概略フローチャートである。
【図3】本発明の第二の実施の形態のバッファアンダー
ラン発生時の処理制御例を示す概略フローチャートであ
る。
【図4】本発明の第三の実施の形態のバッファアンダー
ラン発生時の処理制御例を示す概略フローチャートであ
る。
【図5】本発明の第四の実施の形態のバッファアンダー
ラン発生時の処理制御例を示す概略フローチャートであ
る。
【図6】本発明の第五の実施の形態のバッファアンダー
ラン発生時の処理制御例を示す概略フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 光ディスク 18 ホスト S4 バッファアンダーラン検出手段 S9 欠陥セクタ登録手段 S10、S11のY、S2 記録続行手段 S24 代替セクタ記録手段 S26 一時記憶手段 S27〜S31 代替セクタ記録手段 S32 一時記憶手段 S27〜S29,S33〜S34 再記録手段 S35 再記録手段 S36 欠陥セクタ登録解除手段

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホストから転送されたデータに基づく追
    記又は書換え記録可能な光ディスクに対する記録中にバ
    ッファアンダーランの発生が検出された場合に、前記バ
    ッファアンダーランにより誤ったデータの記録を行った
    セクタを欠陥管理における欠陥セクタとして登録する過
    程と、その次のセクタからバッファアンダーラン発生後
    のデータを用いて記録を行わせる過程とを備える情報記
    録方法。
  2. 【請求項2】 ホストから転送されたデータに基づく追
    記又は書換え記録可能な光ディスクに対する記録中にバ
    ッファアンダーランの発生が検出された場合に、前記バ
    ッファアンダーランにより誤ったデータの記録を行った
    セクタを欠陥管理における欠陥セクタとして登録する過
    程と、その欠陥セクタに対して代替セクタを割当ててそ
    の後前記ホストから転送されるデータを前記代替セクタ
    に記録させる過程とを備える情報記録方法。
  3. 【請求項3】 ホストから転送されたデータに基づく追
    記又は書換え記録可能な光ディスクに対する記録中にバ
    ッファアンダーランの発生が検出された場合に、前記バ
    ッファアンダーランにより誤ったデータの記録を行った
    セクタを欠陥管理における欠陥セクタとして登録する過
    程と、その後前記ホストから転送される正しいデータを
    保存しておく過程と、他のセクタへの一連の記録が終了
    した後に保存されているデータを前記欠陥セクタに対し
    て割当てた代替セクタに記録させる過程とを備える情報
    記録方法。
  4. 【請求項4】 ホストから転送されたデータに基づく書
    換え記録可能な光ディスクに対する記録中にバッファア
    ンダーランの発生が検出された場合に、前記バッファア
    ンダーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを
    欠陥管理における欠陥セクタとして登録する過程と、そ
    の後前記ホストから転送される正しいデータを保存して
    おく過程と、他のセクタへの一連の記録が終了した後に
    保存されているデータを前記欠陥セクタに対して再記録
    させる過程とを備える情報記録方法。
  5. 【請求項5】 ホストから転送されたデータに基づく書
    換え記録可能な光ディスクに対する記録中にバッファア
    ンダーランの発生が検出された場合に、前記バッファア
    ンダーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを
    欠陥管理における欠陥セクタとして登録する過程と、そ
    の欠陥セクタに対して代替セクタを割当ててその後前記
    ホストから転送されるデータを前記代替セクタに記録さ
    せる過程と、他のセクタへの一連の記録が終了した後に
    前記代替セクタに記録したデータを読み出して前記欠陥
    セクタに対して再記録させる過程とを備える情報記録方
    法。
  6. 【請求項6】 再記録されたセクタに関してその再記録
    後に欠陥セクタの登録を解除する過程を備える請求項5
    記載の情報記録方法。
  7. 【請求項7】 光ディスクに対する記録中にバッファア
    ンダーランの発生が検出された場合に、前記バッファア
    ンダーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを
    欠陥管理における欠陥セクタとして登録しそれ以降の処
    理を行わせる否かを選択自在とした請求項1ないし6の
    何れか一に記載の情報記録方法。
  8. 【請求項8】 ホストから転送されたデータに基づき追
    記又は書換え記録可能な光ディスクに対して情報の記録
    を行う光ディスク装置であって、 前記光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラン
    の発生の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段
    と、 このバッファアンダーラン検出手段によりバッファアン
    ダーランの発生が検出された場合に前記バッファアンダ
    ーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥
    管理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ登録
    手段と、 その次のセクタからバッファアンダーラン発生後のデー
    タを用いて記録を行わせる記録続行手段と、を備える光
    ディスク装置。
  9. 【請求項9】 ホストから転送されたデータに基づき追
    記又は書換え記録可能な光ディスクに対して情報の記録
    を行う光ディスク装置であって、 前記光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラン
    の発生の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段
    と、 このバッファアンダーラン検出手段によりバッファアン
    ダーランの発生が検出された場合に前記バッファアンダ
    ーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥
    管理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ登録
    手段と、 その欠陥セクタに対して代替セクタを割当ててその後前
    記ホストから転送されるデータを前記代替セクタに記録
    させる代替セクタ記録手段と、を備える光ディスク装
    置。
  10. 【請求項10】 ホストから転送されたデータに基づき
    追記又は書換え記録可能な光ディスクに対して情報の記
    録を行う光ディスク装置であって、 前記光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラン
    の発生の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段
    と、 このバッファアンダーラン検出手段によりバッファアン
    ダーランの発生が検出された場合に前記バッファアンダ
    ーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥
    管理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ登録
    手段と、 その後前記ホストから転送される正しいデータをメモリ
    に保存させておく一時記憶手段と、 他のセクタへの一連の記録が終了した後に前記メモリに
    保存されているデータを前記欠陥セクタに対して割当て
    た代替セクタに記録させる代替セクタ記録手段と、を備
    える光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 ホストから転送されたデータに基づき
    書換え記録可能な光ディスクに対して情報の記録を行う
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラン
    の発生の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段
    と、 このバッファアンダーラン検出手段によりバッファアン
    ダーランの発生が検出された場合に前記バッファアンダ
    ーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥
    管理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ登録
    手段と、 その後前記ホストから転送される正しいデータをメモリ
    に保存しておく一時記憶手段と、 他のセクタへの一連の記録が終了した後に前記メモリに
    保存されているデータを前記欠陥セクタに対して再記録
    させる再記録手段と、を備える光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 ホストから転送されたデータに基づき
    書換え記録可能な光ディスクに対して情報の記録を行う
    光ディスク装置であって、 前記光ディスクに対する記録中にバッファアンダーラン
    の発生の有無を検出するバッファアンダーラン検出手段
    と、 このバッファアンダーラン検出手段によりバッファアン
    ダーランの発生が検出された場合に前記バッファアンダ
    ーランにより誤ったデータの記録を行ったセクタを欠陥
    管理における欠陥セクタとして登録する欠陥セクタ登録
    手段と、 その欠陥セクタに対して代替セクタを割当ててその後前
    記ホストから転送されるデータを前記代替セクタに記録
    させる代替セクタ記録手段と、 他のセクタへの一連の記録が終了した後に前記代替セク
    タに記録されたデータを読み出して前記欠陥セクタに対
    して再記録させる再記録手段と、を備える光ディスク装
    置。
  13. 【請求項13】 前記再記録手段により再記録されたセ
    クタに関してその再記録後に欠陥セクタの登録を解除す
    る欠陥セクタ登録解除手段を備える請求項12記載の光
    ディスク装置。
  14. 【請求項14】 光ディスクに対する記録中にバッファ
    アンダーランの発生が検出された場合に前記欠陥セクタ
    登録手段による欠陥セクタとして登録を行わせるか否か
    を選択自在とした請求項8ないし13の何れか一に記載
    の光ディスク装置。
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