JP2001357207A - 現金引換え票の発行方法および資金移動管理システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ＡＴＭ、ＣＤ等を用いずに、現金の引き出し
ができるシステムを提供する。 【解決手段】 顧客端末１が顧客から引き出し金額の入
力を受け付けて、顧客ＩＤと、端末ＩＤ、引き出し金額
とを資金移動管理サーバ２へ通知する。資金移動管理サ
ーバ２は、顧客の口座から端末が設置してある小売業者
の口座へ、引き出し金額と手数料の合計金額を振り込む
ように銀行ホスト３へ指示する。振り込みが完了する
と、顧客端末１は現金引換え票を出力する。顧客は、こ
の現金引換え票をレジへ持参し、現金を受け取る。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、資金の移動を管理
する技術にかかり、特にＡＴＭまたはＣＤ機等がなくて
も自己の口座から現金の引き出しを可能とする技術に関
する。

【０００２】

【発明の背景】銀行、郵便局等の金融機関の口座から現
金を引き出す場合、各金融機関の窓口で引き出すほか
に、ＡＴＭ（自動現金預け払い機）またはＣＤ（自動現
金引き出し機）等の自動的に現金を払い出す機械を利用
して引き出すことができる。

【０００３】しかしながら、顧客がＡＴＭ等を利用して
現金を引き出す場合、その装置が設置されている場所へ
行かなければならない。また、金融機関にとっては、Ａ
ＴＭ等の運用または管理にはかなりの労力と費用を要し
ている。

【０００４】そこで、本発明は、自動的に現金を払い出
す機械を用いなくても、現金を引き出すことを可能とす
る技術を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明のでは以下の処理を行う。すなわち、端末か
ら顧客を識別する識別情報と、小売業者の店舗を識別す
る識別情報と、前記顧客が引き出す金額とを受け付け
る。顧客の口座から小売業者の口座へ、引き出す金額と
手数料の合計金額を振り込む。振り込みが完了すると端
末へ通知する。この通知に基づき、現金引換え票を発行
する。

【０００６】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を用いて説明する。

【０００７】図１は、本発明の第１の実施形態が適用さ
れる現金払い出しシステムの全体構成を示す図である。
本システムは、顧客端末１と資金移動管理サーバ２と銀
行ホスト３とを備え、それぞれがネットワーク９を介し
て接続される。顧客端末１は、好ましくは小売業者（た
とえば、スーパー、コンビニエンスストア等）の店舗に
設置される。このシステムが提供するサービスを利用す
れば、いわゆるＡＴＭやＣＤ機がなくても、自分の預金
または貯金口座から現金を引き出すことが可能となる。
このサービスを利用するためには、現金を引き出す顧
客、および取引を中継し、現金を顧客へ引き渡す小売業
者等は、それぞれ、金融機関と、通常の取引とは別の契
約を行うようにしてもよい。たとえば、顧客と金融機関
の契約においては、現金を引き出す口座番号、暗証番
号、１日あたりの引き出し限度額、引渡者の指定等を含
んでいてもよい。また、引渡者と金融機関の契約におい
ては、たとえば、引渡者が受ける手数料の額、サービス
可能な日時の特定、取引成立から現金引渡しまでの制限
時間等を含んでもよい。なお、現金を引き渡す取引中継
者は、必ずしも小売業者に限らず、個人であってもよ
い。

【０００８】また、本実施の形態では、同一銀行ホスト
３が管理する口座間での資金移動を例に説明するが、必
ずしもこれに限らない。すなわち、銀行以外の金融機関
を含め、異なる金融機関の口座間で資金移動をしてもよ
い。

【０００９】顧客端末１、資金移動管理サーバ２、およ
び銀行ホスト３は、いずれもコンピュータシステムによ
り構成される。以下に説明する各構成または各機能は、
例えば、プログラムを実行することにより実現される。

【００１０】顧客端末１の外観を図２に示す。顧客端末
１は、入力キー１１と、表示部１２と、印刷機構１３と
を備える。顧客端末１は、通信制御部１５と、入出力制
御部１６とを内部機能として備える。

【００１１】入力キー１１は、顧客が端末１に対して入
力するためのキーである。顧客は入力キー１１を操作す
ることにより入力が可能となる。

【００１２】表示部１２には、種々の入力画面、表示画
面等を表示する。入力画面等の詳細については後述す
る。

【００１３】印刷機構１３は、取引の結果を表示した現
金引換え票を印刷する。現金引換え票の印刷例は、図４
に示す。たとえば、現金引換え票３００には、取引番
号、払い出し金額３１１、手数料３１２等の成立した取
引の内容を示す取引内容表示部３１０と、取引内容を含
む情報をセンサ読み取り可能な形式で印刷した情報表示
部３２０とを備える。情報表示部３２０には、たとえ
ば、バーコードを印刷してもよい。

【００１４】通信制御部１５は、資金移動管理サーバ２
との通信を制御する。具体的には、入出力制御部１６が
受け付けた取引情報と、顧客端末１のＩＤとを併せて資
金移動管理サーバ２へ送信するために出力する。端末Ｉ
Ｄの代りに、顧客端末１が設置されている場所を特定す
る情報、たとえば、小売業者のＩＤと設置されている店
舗のＩＤを出力してもよい。また、通信制御部１５は、
資金移動管理サーバ２から取引の結果を示す情報を受け
付ける。

【００１５】入出力制御部１６は、表示部１２を制御し
て、取引情報を入力するための入力画面と、取引結果を
表示するための表示画面を表示させる。さらに、入力キ
ー１１を制御して顧客からの入力を受け付ける。入力画
面と表示画面の例を、図３（ａ）（ｂ）に示す。

【００１６】入力画面１００は、たとえば、ユーザＩＤ
入力領域１１０と、パスワード入力領域１２０、払い出
し金額入力領域１３０とを備える。顧客は、ユーザＩＤ
入力領域１１０にユーザＩＤを入力し、パスワード入力
領域１２０にパスワードを入力する。ユーザＩＤおよび
パスワードは、あらかじめ各顧客に割り当てられる。払
い出し金額入力領域１３０には、ユーザが自己の口座か
ら引き出したい金額を入力する。ただし、この払い出し
金額には、各店舗ごとに上限を設定することができる。
上限が設定されているときは、この金額以下の場合だけ
入力を受け付ける。この上限金額はあらかじめ定めた定
額でもよいし、払い出し可能な現金の残高に応じて任意
に変更可能としてもよい。

【００１７】表示画面２００は、取引番号表示部２１０
と、払い出し金額表示部２２０と、手数料表示部２３０
とを有する。取引番号表示部２１０に表示される取引番
号は、当該取引を一意に識別可能な番号である。顧客
は、自己の口座から現金を引き出して、払い出し金額表
示部２２０に示された金額の現金を、実際に手すること
ができる。手数料は顧客が負担する。手数料は、小売業
者または小売業者と銀行の収入となる。

【００１８】資金移動管理サーバ２は、通信制御部２１
と、認証処理部２２と、資金移動指示部２３と、顧客情
報データベース２４とを備える。

【００１９】通信制御部２１は、ユーザ端末１および銀
行ホスト３との通信を制御する。たとえば、顧客端末１
が出力した取引情報等を受け付け、取引結果を顧客端末
１へ送信するために出力する。また、資金移動指示を銀
行ホスト３へ送信するために出力し、その処理結果を受
け付ける。

【００２０】認証処理部２２は、顧客の認証処理を行
う。たとえば、顧客端末１から送られてきた取引情報に
含まれるユーザＩＤとパスワードに基づいて、顧客情報
データベース２４に記憶されている認証情報２５０を参
照して顧客の認証を行う。認証情報２５０の詳細につい
ては後述する。

【００２１】資金移動指示部２３は、認証処理部２２で
顧客の認証が取れた場合に、顧客の要望に応じた資金移
動指示を行う。資金移動指示としては、資金移動元の口
座、資金移動先の口座、移動する資金額および手数料額
を、銀行ホスト３へ指示する。たとえば、以下の処理を
行う。まず、顧客端末１から送られた顧客ＩＤに基づい
て、認証を受けた顧客の口座番号２５４（図５参照）を
取得する。顧客端末１から送られた端末ＩＤに基づい
て、振込情報２６０から振込先口座番号２６５（図６参
照）を取得する。これらの口座番号２５４、２６５と、
払い出し金額および所定の手数料の額とに基づき、銀行
ホスト３へ資金移動を指示する。なお、振込元、振込先
の口座番号は、いずれも、あらかじめ登録しておいたも
のでなく、顧客端末１で入力を受け付けて、これを用い
てもよい。

【００２２】顧客情報データベース２４は、認証情報２
５０と振込情報２６０とを記憶する。

【００２３】認証情報２５０は、現金を引き出す顧客の
認証を行うための情報等を記憶している。その例を図５
に示す。認証情報２５０のデータ項目には、顧客名２５
１、顧客ＩＤ２５２、パスワード２５３、口座番号２５
４とを含む。口座番号２５４は、各顧客が現金を引き出
すために指定した各顧客の口座の番号である。

【００２４】振込情報２６０は、現金の振込先であっ
て、現金を引き出したい顧客に対して実際に現金を引き
渡す者に関する情報を記憶している。その例を図６に示
す。振込情報２６０のデータ項目には、現金を引き渡す
引渡者名２６１、引渡者ＩＤ２６２、店舗ＩＤ２６３、
端末ＩＤ２６４、振込先口座番号２６５とを含む。引渡
者名２６１で特定される各引渡者ごとに、引渡者ＩＤ２
６２が割り振られる。店舗ＩＤ２６３は、引渡者が小売
業者である場合に、実際に引渡が行われる店舗のＩＤで
ある。この店舗には、顧客端末１が設置されている。端
末ＩＤ２６４は、各顧客端末１に割り当てられたＩＤで
ある。振込先口座番号２６５は、現金を引き出す顧客の
口座から、現金が振り込まれる口座の番号である。

【００２５】銀行ホスト３は、好ましくは、通信制御部
３１と、口座管理部３２と、口座データベース３３とを
備える。

【００２６】通信制御部３１は、資金移動管理サーバ２
との通信を制御する。たとえば、資金移動の指示を受け
付け、資金移動処理の結果を資金移動管理サーバ２へ通
知するために出力する。

【００２７】口座管理部３２は、口座データベース３３
に記憶されている顧客口座の管理を行う。たとえば、資
金移動指示を受け付けて、振込元の口座から、振込先の
口座へ、指定された金額を移動させる。その際、好まし
くは、手数料を併せて移動させる。

【００２８】口座データベース３３は、顧客の口座ごと
に、入出金の履歴や残高等に関する種々の情報を記憶す
る。

【００２９】次に、本システムでの現金払い出しの手順
について、図７を用いて説明する。

【００３０】顧客が、入力キー１１を使って、顧客端末
１の入力画面１００に顧客ＩＤ、パスワード、引き出し
金額を含む取引情報を入力する（Ｓ１０１）。入出力制
御部１６が取引情報を受け付け、入力された引き出し金
額が、上限金額を超えている場合は、再入力を促す（Ｓ
１０２）。上限金額以下の場合、通信制御部１５が取引
情報を資金移動管理サーバ２へ送信する（Ｓ１０３）。

【００３１】資金移動管理サーバ２では、認証処理部２
２が認証処理を行う（Ｓ１０４）。顧客の認証が取れた
場合、資金移動指示部２３が銀行ホスト３へ資金移動を
指示する（Ｓ１０５）。すなわち、払い出し金額と手数
料の合計が、顧客の口座から小売業者の口座へ移動する
ことになる。通信制御部２１は、銀行ホスト３からの返
信を受け付けて、資金移動が完了したかを確認する（Ｓ
１０６）。資金移動が完了した場合は取引成立となる
（Ｓ１０７）。顧客認証が取れなかった場合および資金
移動が完了しなかった場合は、取引不成立となる（Ｓ１
１１）。資金移動管理サーバ２は、取引結果を顧客端末
１へ通知する（Ｓ１０８）。

【００３２】顧客端末１では取引結果を表示部１２に表
示し、印刷機構１３が現金引換え票３００を印刷する
（Ｓ１０９）。

【００３３】顧客は、顧客端末１から出力された現金引
換え票３００を店舗のレジへ持っていくと、現金引換え
票３００の払い出し金額３１１に示された額の現金を受
け取ることができる。店舗のＰＯＳ端末等のパーコード
リーダーで情報表示部３２０に印刷されたバーコードを
読みとって、当該ＰＯＳ端末からバーコードに含まれて
いる払い出し金額を払い出し可能とし、現金を払い出す
ようにしてもよい。これにより、現金引き出し用のＡＴ
Ｍ、ＣＤ等を備えていない店舗や、手持ちの現金に余裕
のある個人から、自らの口座から現金を引き出すことが
できる。

【００３４】次に、図８に本発明の第２の実施形態が適
用される現金払い出しシステムの全体構成図を示す。本
実施形態の説明においては、第１の実施形態と共通する
構成には同一の符号を付して説明を省略する場合があ
る。

【００３５】本システムは、顧客端末１と、資金移動管
理サーバ２と、銀行ホスト３と、取引を中継する中継者
の端末４と、無線基地局８とを備える。資金移動管理サ
ーバ２と、銀行ホスト３と、中継者端末４と、無線基地
局８とは、ネットワーク９を介して接続されていて、顧
客端末１は、無線基地局８と無線通信が可能である。資
金移動管理サーバ２と銀行ホスト３は、第１の実施形態
と同様の構成を有するので、機能構成の記載を省略す
る。

【００３６】顧客端末１は、入力キー１１と、表示部１
３と、入出力制御部１５と、通信制御部１６とを備え
る。通信制御部１６は、無線基地局８と無線通信を行う
ことができる。たとえば、一般的な携帯電話や携帯情報
端末等を、顧客端末１として利用することができる。

【００３７】資金移動管理サーバ２の通信制御部２１
は、ユーザ端末１、銀行ホスト３および中継者端末４と
の通信を制御する。たとえば、資金移動指示に対する銀
行ホスト３からの応答を受け付けて、顧客端末１および
中継者端末４へ通知する。

【００３８】中継者端末４は、通信制御部４１と、入出
力制御部４２と、表示部４３とを備える。

【００３９】通信制御部４１は、資金移動管理サーバ２
との通信を制御する。たとえば、資金移動管理サーバ２
から、図９に示すような表示画面４００を表示するため
に必要な取引の結果を示す情報を受け付ける。また、通
信制御部４１は、無線基地局８と無線通信を行う機能を
備えてもよい。

【００４０】入出力制御部４２は、表示部４３を制御し
て、取引結果を表示するための表示画面を表示させる。
たとえば、入出力制御部４２は、図９に示す表示画面４
００を表示部４３に表示させる。図９に示す表示画面４
００は、顧客が中継者を介して自己の口座から資金を引
き出した場合の取引結果を示している。表示画面４００
は、具体的には、取引番号等の取引を特定する情報と、
顧客へ引き渡すべき引渡金額４１１と、中継者（引渡
者）が受け取る手数料４１２等が含まれる。

【００４１】引渡者は、中継者端末４に表示された情報
を確認して、自己の口座へ現金が振り込まれたことを確
認することができる。現金の振込を確認した後、引渡者
は現金を振り込んできた顧客へ対して現金を引き渡す。

【００４２】なお、顧客端末１と中継者端末４は、一台
の端末に両方の機能を持たせてもよい。たとえば、その
場合、以下のような使い方ができる。

【００４３】すなわち、顧客端末１が、現金を引き出す
顧客から、その顧客の識別情報および引き出し金額の入
力を受け付ける。顧客端末１は、資金移動管理サーバ２
へ顧客の識別情報および引き出し金額を通知する。資金
移動の際、好ましくはダミー口座を利用してもよい。す
なわち、この通知を受けた資金移動管理サーバ２では、
資金移動指示部２３が銀行ホスト３に対して、顧客の口
座からダミー口座へ引き出し金額と手数料相当額の資金
の移動を指示する。この結果、顧客の口座からダミー口
座へ資金が移動する。

【００４４】次に、顧客へ現金を引き渡す者、たとえば
小売業者の店舗の店員が、顧客端末１へ振込先口座の口
座番号を入力する。ここで、不正防止のため、あらかじ
め振込先口座として登録されている特定の口座以外の口
座を振込先に指定することはできないようにしてもよ
い。顧客端末１は、資金移動管理サーバへ小売業者の口
座番号を通知する。この通知を受けた資金移動管理サー
バ２は、資金移動指示部２３がダミー口座から小売業者
の口座へ、引き出し金額と手数料相当額の資金の移動を
指示する。この結果、ダミー口座から小売業者の口座へ
資金が移動する。なお、ダミー口座を用いない場合は、
顧客の口座から小売業者の口座へ直接、資金が移動す
る。

【００４５】資金移動の通知を受けると、顧客端末１の
表示部１２に取引情報が表示される。これにより、資金
移動が確認され、店舗のレジから顧客へ現金の引渡が可
能となる。

【００４６】また、本実施形態にかかるシステムを利用
すれば、自己の口座を持たない顧客が振込みを行うこと
ができる。以下、その手順について説明する。

【００４７】まず、顧客が振り込みたい金額の現金と所
定の手数料を、振り込み取引の中継者、たとえば小売業
者等の店舗の店員等に引き渡す。

【００４８】顧客端末１が、顧客から、その顧客の識別
情報、振り込み先の口座番号、および振り込み金額の入
力を受け付ける。振り込み取引の中継者、たとえば小売
業者の店舗の店員が、顧客端末１に、その小売業者のＩ
Ｄ等を入力する。顧客端末１は、資金移動管理サーバ２
へ、上記で受け付けた情報を通知する。この通知を受け
た資金移動管理サーバ２では、資金移動指示部２３が銀
行ホスト３に対して資金移動を指示する。すなわち、中
継者の口座から振り込み先口座へ、振り込み金額の資金
移動を指示する。この結果、小売業者の口座から指定さ
れた振込先へ資金が移動する。

【００４９】資金移動の通知を受けると、顧客端末１の
表示部１２に取引結果が表示される。これにより、資金
移動が確認される。

【００５０】なお、上記実施形態において説明した各構
成は、特に説明したこと以外であっても、可能な限り、
組み合わせの変更、追加、省略等をすることができる。
また、上記の実施形態では、ユーザＩＤとパスワードを
用いて本人確認を行っているが、本人確認の方法は必ず
しもこれに限らない。たとえば、磁気カードやＩＣカー
ド等のＩＤカードを併用したり、指紋、網膜等を用いた
バイオメトリックスによる本人確認を行ってもよい。

【００５１】

【発明の効果】本発明によれば、自動的に現金を払い出
す機械を用いなくても、現金を引き出すことを可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の第１の実施形態が適用される現金払い
出しシステムの全体構成を示す説明図である。

【図２】本発明の第１の実施形態が適用される現金払い
出しシステムにおける端末装置の外観図である。

【図３】（ａ）は、本発明の第１の実施形態が適用され
る現金払い出しシステムにおける入力画面の例を示す説
明図であり、（ｂ）は、本発明の第１の実施形態が適用
される現金払い出しシステムにおける表示画面の例を示
す説明図である。

【図４】本発明の第１の実施形態が適用される現金払い
出しシステムにおける現金引換え票の例を示す説明図で
ある。

【図５】本発明の第１の実施形態が適用される現金払い
出しシステムにおける認証情報の一例を示す説明図であ
る。

【図６】本発明の第１の実施形態が適用される現金払い
出しシステムにおける振込情報の一例を示す説明図であ
る。

【図７】本発明の第１の実施形態が適用される現金払い
出しシステムにおける現金払い出して準を示すフローチ
ャートである。

【図８】本発明の第２の実施形態が適用される現金払い
出しシステムの全体構成を示す説明図である。

【図９】本発明の第２の実施形態が適用される現金払い
出しシステムにおける処理結果の表示画面を示す説明図
である。

【符号の説明】

１…顧客端末、２…資金移動管理サーバ、３…銀行ホス
ト、４…引渡者端末、８…無線基地局、９…ネットワー
ク、１００…入力画面、２００…表示画面、３００…現
金引換え票、４００…表示画面。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Ｆターム(参考） 3E040 BA01 BA18 CA14 CB04 DA03 EA01 FK04 5B055 BB10 BB12 CB01 CB09 EE01 EE03 EE27

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 現金引換え票の発行方法であって、 顧客を識別する識別情報と、小売業者の店舗を識別する
   識別情報と、前記顧客が引き出す金額と、を端末装置か
   ら受け付けて、前記顧客の口座から前記小売業者の口座
   へ、前記金額と手数料の合計金額を振り込み、 前記振り込みが完了したことを前記端末装置へ通知し、 前記端末装置が、通知を受けた情報に基づいて現金引換
   え票を発行することを特徴とする現金引換え票の発行方
   法。
2. 【請求項２】 顧客の口座を管理するホストコンピュー
   タと接続される資金移動管理サーバと、小売業者の店舗
   に設置される端末装置と、現金払出し装置とを備える資
   金移動管理システムにおいて、 前記端末装置は、 顧客を識別するための第１の識別情報と、移動する資金
   の額を示す情報とを受け付ける受付手段と、 前記受付手段が受け付けた前記第１の識別情報および前
   記資金の額を示す情報と、当該端末装置が設置されてい
   る店舗を識別するための第２の識別情報とを、前記資金
   移動管理サーバへ送信する送信手段と、 前記資金移動管理サーバから与えられた取引結果を示す
   情報を受信する受信手段と、 前記受信手段が受信した前記情報に基づいて、センサ読
   み取り可能な前記資金の額を含む情報を印刷した現金引
   換え票を印刷する印刷手段と、を備え、 前記資金移動管理サーバは、 前記送信手段が送信した前記第１の識別情報、前記資金
   の額を示す情報、および、前記第２の識別情報を受け付
   ける受付手段と、 前記第１の識別情報に基づいて、前記顧客の認証を行う
   認証手段と、 前記認証手段の認証結果に応じて、前記第１の識別情報
   により定まる顧客の口座から、前記第２の識別情報によ
   り定まる小売業者の口座へ、前記資金の額を移動するよ
   うに前記ホストコンピュータに対して指示する資金移動
   指示手段と、 前記ホストコンピュータから資金移動完了通知を受け
   て、前記端末装置へ前記資金移動取引の結果を示す情報
   を送信する送信手段と、を備え、 前記現金払出し装置は、 前記現金引換え票に、センサ読み取り可能に印刷された
   前記資金の額を含む情報を読み取るセンサと、 前記センサが読み取った前記情報に基づいて、当該現金
   払出し装置が前記資金の額の現金を払い出すことが可能
   な状態とする手段と、を備えることを特徴とする資金移
   動管理システム。
3. 【請求項３】 入力部と、表示部とを備え、小売業者の
   店舗に設置され、資金移動を管理するサーバと接続され
   る端末装置であって、 前記入力部から入力された顧客を識別するための第１の
   識別情報と、移動する資金の額を示す情報とを受け付け
   る第１の受付手段と、 前記第１の受付手段が受け付けた前記第１の識別情報お
   よび前記資金の額を示す情報と、前記店舗の識別が可能
   な第２の識別情報とを、前記サーバへ出力する出力手段
   と、 前記サーバから与えられた取引結果を示す情報受け付け
   る第２の受付手段と、 前記第２の受付手段が受け付けた前記取引結果を示す情
   報に基づいて、前記資金の額を含む情報を、前記表示部
   に表示させる表示制御部と、 前記第２の受付手段が受け付けた前記取引結果を示す情
   報に基づいて、前記資金の額を含む情報を、センサ読み
   取り可能に印刷する印刷機構と、を備えることを特徴と
   する端末装置。
4. 【請求項４】 端末装置、および、顧客の口座を管理す
   るホストコンピュータと接続される資金移動管理サーバ
   において、 前記端末装置が出力した、顧客を識別するための第１の
   識別情報と、前記顧客が引き出す資金の額を示す情報
   と、前記顧客に対して現金を引き渡す引渡者を識別する
   ための第２の識別情報とを受け付ける受付手段と、 前記第１の識別情報に基づいて、前記顧客の認証を行う
   認証手段と、 前記認証手段の認証結果に応じて、前記第１の識別情報
   により定まる顧客の口座から、前記第２の識別情報によ
   り定まる引渡者の口座へ、前記引き出す資金の額および
   手数料相当額とを移動するように前記ホストコンピュー
   タに対して指示する資金移動指示手段と、 前記ホストコンピュータから資金移動完了通知を受け
   て、前記端末装置へ前記資金移動取引の結果を示す情報
   を送信するために出力する出力手段と、を備えることを
   特徴とする資金移動管理サーバ。
5. 【請求項５】 顧客の口座を管理するホストコンピュー
   タと接続される資金移動管理サーバにおいて、 第１の顧客端末から通知された、第１の顧客を識別する
   ための第１の識別情報と、第２の顧客を識別するための
   第２の識別情報と、金額情報と、を受け付ける受付手段
   と、 前記第１の識別情報により定まる第１の顧客の口座か
   ら、前記第２の識別情報により定まる第２の顧客の口座
   へ、前記金額情報が示す額の資金を移動するように前記
   ホストコンピュータに対して指示する資金移動指示手段
   と、 前記ホストコンピュータから通知を受けて、前記第１の
   顧客端末および前記第２の識別情報により定まる第２の
   顧客端末へ、前記資金移動の完了を示す情報を送信する
   ために出力する出力手段と、を備えることを特徴とする
   資金移動管理サーバ。
6. 【請求項６】 端末装置が、現金を引き出す顧客から、
   当該顧客の識別情報および引き出し金額の入力を受け付
   け、 前記端末装置が、前記顧客へ現金を引き渡す引渡者か
   ら、前記引渡者の口座を識別する情報の入力を受け付
   け、 前記端末装置から前記顧客の識別情報、前記引き出し金
   額、および、前記引渡者の口座と識別する情報の通知を
   受けた資金移動管理サーバは、前記顧客の口座から前記
   引渡者の口座へ、前記引き出し金額と手数料相当額の資
   金の移動を指示し、 前記端末装置は、前記引渡者の口座への資金移動の通知
   を受けると、当該資金移動の完了を報知することを特徴
   とする資金移動方法。
7. 【請求項７】 携帯端末が、現金を引き出す顧客から、
   当該顧客の識別情報および引き出し金額の入力を受け付
   け、 前記携帯端末から前記顧客の識別情報および前記引き出
   し金額の通知を受けた資金移動管理サーバは、前記顧客
   の口座からダミー口座へ、前記引き出し金額と手数料相
   当額の資金の移動を指示し、 前記携帯端末が、前記顧客へ現金を引き渡す引渡者か
   ら、前記引渡者の口座を識別する情報の入力を受け付
   け、 前記携帯端末から前記引渡者の口座と識別する情報の通
   知を受けた資金移動管理サーバは、前記ダミー口座から
   前記引渡者の口座へ、前記引き出し金額と手数料相当額
   の資金の移動を指示し、 前記携帯端末は、前記引渡者の口座への資金移動の通知
   を受けると、当該資金移動の完了を報知することを特徴
   とする資金移動方法。
8. 【請求項８】 端末装置が、顧客から、当該顧客の識別
   情報、振り込み先の口座を識別する情報、および振り込
   み金額の入力を受け付け、 前記端末装置が、前記振り込みを中継する者から、当該
   中継者を識別する情報の入力を受け付け、 前記端末装置から前記顧客の識別情報、前記振り込み先
   の口座識別情報、前記振り込み金額を示す情報、およ
   び、前記中継者を識別する情報の通知を受けた資金移動
   管理サーバは、前記中継者の識別情報により定まる前記
   中継者の口座から前記振り込み先の口座へ、前記振り込
   み金額の資金の移動を指示し、 前記端末装置は、前記振り込み先の口座への資金移動の
   通知を受けると、当該資金移動の完了を報知することを
   特徴とする資金移動方法。