JP2001356406A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ

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JP2001356406A
JP2001356406A JP2000175121A JP2000175121A JP2001356406A JP 2001356406 A JP2001356406 A JP 2001356406A JP 2000175121 A JP2000175121 A JP 2000175121A JP 2000175121 A JP2000175121 A JP 2000175121A JP 2001356406 A JP2001356406 A JP 2001356406A
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projector
cooling
section
temperature
duct
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Satoshi Onishi
智 大西
Yasumasa Sawai
靖昌 澤井
Hideki Osada
英喜 長田
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷却ファンによる送風効率を向上できるプロ
ジェクタを提供する。 【解決手段】 プロジェクタの光源ランプを冷却するた
めのランプ冷却系31は、正方形断面を有する2台の冷
却ファン32A、32Bと、送風ダクト33とを有して
いる。2台の冷却ファン32A、32Bは、並置されて
いるため、扁平状の扁平送風出口Wが形成される。ま
た、送風ダクト33は、接続区間33aと、プロジェク
タ1の内部空間を有効利用するために扁平形状となる扁
平区間33bとを有している。この接続区間33aは、
冷却ファン32A、32Bの扁平送風出口WSと扁平区
間33bとに接続し、緩やかな絞りNRを有している。
以上の構成により、扁平区間33bに正方形断面を有す
る1台の冷却ファンを接続する場合より絞りNRは緩や
かになるため、送風ダクトの流路抵抗が低減し、冷却フ
ァンによる送風効率を向上できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内部を冷却するた
めの冷却ファン部を有するプロジェクタに関する。
【0002】
【従来の技術】プロジェクタにおいては、その内部に設
けられている液晶パネルや光源ランプなどの熱源を冷却
するため、プロジェクタの外部空気(冷却風)を導く送
風ダクトが使用されている。この送風ダクトには、上記
の熱源を冷却するための冷却ファン部が連結され、強制
的な通風が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の冷却
ファン部については、一般的に図8のように回転軸、す
なわち送風方向(X方向)に垂直な断面(YZ面)が正
方形状であるのに対して、送風ダクトについては、プロ
ジェクタ内部の限られた空間に配置する必要性から扁平
形状となる場合が多い。
【0004】よって、図8に示すように、冷却ファン9
1と送風ダクトの扁平区間92bとを接続する接続区間
92aでは、冷却ファン91と扁平区間92bとのZ方
向の寸法差が大きいため、流路断面形状が急激に変化す
る箇所、すなわち大きな絞りNRが生じてしまう。この
絞りNRにより送風ダクトの流路抵抗が増大するため、
送風ダクト内を流れる冷却風の風量が少なくなり、冷却
ファンの送風効率が低下する。
【0005】そこで、絞りNRにおける流路抵抗の損失
を補うために出力の大きな冷却ファンを採用するなどの
対策を講じなければならなくなる。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、冷却ファンによる送風効率を向上できるプロジ
ェクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1の発明は、中空のハウジング内に収容され
て画像の投影光線を発生する投影部を備え、所定部位に
配置された冷却ファン部を駆動することにより、ダクト
を介して前記投影部のうちの所定の被冷却部分に冷却気
流を生じさせるプロジェクタおいて、前記ダクトが所定
方向に幅広の扁平形状であるとともに、前記冷却ファン
部においては、複数の冷却ファンが前記ダクトの幅広方
向に沿って並列配置されている。
【0008】また、請求項2の発明は、請求項1の発明
に係るプロジェクタにおいて、前記複数のファンが、相
互に隣接して並列配置されている。
【0009】また、請求項3の発明は、請求項1または
請求項2の発明に係るプロジェクタにおいて、前記被冷
却部に連通する部分の温度を検出する温度センサと、前
記温度に応じて、前記複数の冷却ファンの出力を制御す
る出力制御手段と、をさらに備える。
【0010】また、請求項4の発明は、請求項3の発明
に係るプロジェクタにおいて、前記出力制御手段が、前
記温度に応じて前記複数の冷却ファンのうち少なくとも
一部の回転数を変更するフィードバック制御を行う。
【0011】また、請求項5の発明は、請求項3の発明
に係るプロジェクタにおいて、前記出力制御手段が、前
記温度に応じて前記複数の冷却ファンの稼働台数を変更
するフィードバック制御を行う。
【0012】また、請求項6の発明は、請求項1ないし
請求項5のいずれかの発明に係るプロジェクタにおい
て、前記複数の冷却ファンは、互いに同一形状である。
【0013】
【発明の実施の形態】<第1実施形態> <プロジェクタの要部構成>図1は、本発明の第1実施
形態に係るプロジェクタ1の外観図である。また、図2
は、プロジェクタ1の要部構成を示す平面図である。
【0014】プロジェクタ1は、中空のハウジング10
に収容された投影部2と、投影部2を冷却する冷却部3
と、これらの投影部2と冷却部3とを制御する制御部4
とを備えている。また、プロジェクタ1は、電源のON
・OFFを切替える主電源スイッチ15と、光源ランプ
(後述)22のON・OFFを切替えるランプ用スイッ
チ16とを有している。
【0015】投影部2は、投影レンズ21と、光源ラン
プ22と、3つの液晶パネル23a、23b、23cと
を有している。また、投影部2は、光源ランプ22から
の入射光を3原色の光線に分ける光学系24と、3つの
液晶パネル23a、23b、23cを通過した3本の光
線を合成するプリズム25とを有している。
【0016】光源ランプ22は、使用中に発熱する熱源
となるため、冷却気流による空冷によって強制冷却すべ
き被冷却部分のひとつである。
【0017】液晶パネル23a、23b、23cは、プ
ロジェクタ1と伝送可能に接続するパソコンやチューナ
などから入力される画像情報を、投影画像として表示で
きるようになっている。ここでは、入力される画像情報
が、3原色(R(赤)、G(緑)、B(青))の各映像成分に
分解されて、それぞれに対応する液晶パネル23a、2
3b、23cに表示される。この液晶パネルは、それ自
体は通電しても顕著な温度上昇をするものではないが、
光学系24から出射した光線の一部を吸収するため、光
エネルギが蓄積され温度が上昇することとなる。このよ
うに、液晶パネル23a、23b、23cは、熱源とし
て働くため、これらも被冷却部分となっている。
【0018】光学系24では、光源ランプ22から出射
された光線に偏光変換を施した後、ダイクロイックミラ
ーによりR、G、Bの3原色の光線を生成する。そし
て、生成された3本の光線は3つの液晶パネル23a、
23b、23cにそれぞれ入射する。
【0019】プリズム25では、液晶パネル23a、2
3b、23cに表示されたR、G、Bの各画像を合成し
て、投影レンズに投射できるようになっている。
【0020】冷却部3は、光源ランプ22に冷却風を送
るランプ冷却系31と、液晶パネル23a、23b、2
3cに冷却風を送るパネル冷却系35と、排気孔39と
を有している。
【0021】図3は、ランプ冷却系31の要部構成を示
す図である。
【0022】ランプ冷却系31は、ハウジング10の側
壁面のひとつに形成された第1の開口部41に並列配置
された2つの冷却ファン32A、32Bからなる第1の
冷却ファン部と、送風ダクト33と温度センサ34とを
有している。
【0023】冷却ファン32A、32Bは、直流モータ
によってブレードが回転する軸流ファンであり、空気取
入口としての第1の開口部41からプロジェクタ1の外
部空気(冷却風)をプロジェクタ1内部に強制的に送風
する。これらの冷却ファン32A、32Bのそれぞれ
は、それらの入力電圧に応じて回転数が変化し、冷却風
の風量、すなわち出力を調整できるようになっている。
【0024】また、冷却ファン32Aと冷却ファン32
Bとは、同一形状となっており、それぞれ送風方向に垂
直な断面(YZ面)が略正方形となっている。この正方
形の一辺は、送風ダクト33の扁平区間33b(後述)
における長手方向(Y方向)の寸法の1/2となってい
る。
【0025】さらに、冷却ファン32A、32Bは、ハ
ウジング10の側壁面に沿った同一面に互いに隣接して
並列配置されている。このように、冷却ファン32Aと
冷却ファン32Bとを並置することにより、各冷却ファ
ン32A、32Bの送風出口が合成されてY方向に幅広
の扁平状の扁平送風出口WSが形成される。
【0026】送風ダクト33は、冷却風の入口となる接
続区間33aと、Y方向に幅広の扁平形状となっている
扁平区間33bとで構成されている。
【0027】接続区間33aは、冷却ファン32A、3
2Bの扁平送風出口WSと扁平区間33bとを接続する
ものであり、扁平送風出口WSと扁平区間33bとのZ
方向の寸法差が少ないため、被冷却部分に向かって緩や
かに絞られるように変化した流路断面形状を有してい
る。接続区間33aにおける絞りNRは、図8に示す従
来例の絞り92aより緩やかになっており、流路抵抗が
軽減されている。このように、冷却ファン32A、32
Bの扁平送風出口WSの断面形状と送風ダクト33の扁
平区間33bの断面形状とを近似させるように設計すれ
ば、流路抵抗の軽減効果が期待できる。
【0028】扁平区間33bは、制御部4の下部を通過
して光源ランプ22に冷却風を送るために、その流路断
面形状は、長方形状となっている。この制御部4に限ら
ず、一般的に、多くの部品がハウジング10の内部に配
置されているため、これらの部品が占有する空間以外の
空間に送風ダクトのルートを設定しなければならず、送
風ダクトが扁平形状となる場合が多い。
【0029】温度センサ34は、測温抵抗体を利用して
光源ランプ22の温度を計測するためのものである。こ
こでは、温度センサ34を光源ランプ22の上部の空間
に設置して、光源ランプ22の温度を計測する。
【0030】図1、図2に戻って、説明する。
【0031】パネル冷却系35も、ランプ冷却系31と
同様に、2つの冷却ファン36A、36Bからなる第2
のファン部と、送風ダクト37と温度センサ38とを有
している。
【0032】空気取入口としての第2の開口部42に並
列配置された冷却ファン36A、36Bのそれぞれの構
成や機能、それに相互の配置関係は、冷却ファン32
A、32Bと同様である。このため、冷却ファン36A
と冷却ファン36Bとは、互いに同一形状であって、そ
れぞれの送風方向に垂直な断面(YZ面)が正方形とな
っているが、この正方形の一辺は、送風ダクト37の扁
平区間37b(後述)における長手方向(Y方向)寸法
の1/2となっている。
【0033】冷却ファン36A、36Bが、ハウジング
10の側面に沿って同一断面で隣接して並列に設けられ
ていることにより、各冷却ファン36A、36Bの送風
出口が合成されてY方向に幅広な扁平状の扁平送風出口
WSが形成される。
【0034】送風ダクト37は、送風ダクト33と同様
に、冷却風の入口となる接続区間37aと、Y方向に幅
広の扁平形状となっている扁平区間37bとで構成され
ている。
【0035】接続区間37aは、冷却ファン36A、3
6Bの送風出口WSと扁平区間37bとを接続するもの
であり、扁平送風出口WSと扁平区間37bとのZ方向
の寸法差があまりないため、緩やかに変化する流路断面
形状を有している。接続区間37aにおける絞りNR
は、図8に示す従来例の絞り92aより緩やかになって
おり、流路抵抗が軽減されている。
【0036】扁平区間37bは、制御部4の下部を通過
して液晶パネル23a、23b、23cに冷却風を送る
ために、その流路断面形状は、長方形の扁平な形状とな
っている。
【0037】温度センサ38は、温度センサ34と同様
に、測温抵抗体を利用して液晶パネル23a、23b、
23cの温度を計測するためのものある。ここでは、温
度センサ38を、液晶パネル23a、23b、23cに
それぞれ取付けて温度を計測しても良いが、液晶パネル
23a、23b、23cの各温度を代表する位置として
プリズム25の上部の空間に設置してパネルの平均温度
を計測する。
【0038】排気孔39は、ハウジング10の側面に設
けられる複数のスリットで構成されている。この排気孔
39により、光源ランプ22と液晶パネル23a、23
b、23cで熱交換されて温度が上昇した冷却風をハウ
ジング10の外部に排出できる。
【0039】制御部4は、プロジェクタ1の電源部とし
て機能するとともに、CPU45およびメモリ46(図
4参照)を有しており、投影部2や冷却部3と有機的に
接続して統括制御を行う。メモリ46には、後述するプ
ロジェクタ1の動作に係る制御プログラムが格納されて
いる。
【0040】図4は、プロジェクタ1の冷却系に係る機
能ブロック図である。
【0041】制御部4は、上述した光源ランプ22用の
温度センサ34と、液晶パネル用の温度センサ38とが
電気的に接続され、各温度センサ34、38からの信号
に基づいて、光源ランプ22の温度と液晶パネル23
a、23b、23cの温度とを算出する。
【0042】また、制御部4は、電気的に接続する各冷
却ファン32A、32B、36A、36Bに対して、駆
動電圧を供給する。各冷却ファン32A、32B、36
A、36Bは、この駆動電圧の大きさに応じて、その出
力、すなわち冷却風の風量が調整されることとなる。
【0043】<プロジェクタ1の動作>図5は、プロジ
ェクタ1の基本的な動作を説明するフローチャートであ
る。この動作は、制御部4によって実行、制御される。
【0044】まず、主電源スイッチ15を操作してプロ
ジェクタ1の電源をONした後、ランプ用スイッチ16
の操作により、光源ランプ22を点灯する(ステップS
1)。
【0045】ステップS2では、冷却ファン32A、3
2B、36A、36Bを全台起動する。これにより、点
灯により発熱する光源ランプ22などを、プロジェクタ
1の外部空気を取入れて強制的に冷却できることとな
る。
【0046】ステップS3では、温度センサ34によ
り、光源ランプ22の温度を測定する。
【0047】ステップS4では、ステップS3で測定し
た光源ランプ22の温度に応じて冷却ファン32A、3
2Bの出力を調整するようなフィードバック制御を行
う。ここでは、冷却ファン32A、32Bに対する入力
駆動電圧を制御することにより、冷却ファン32A、3
2Bの回転数を変化させて冷却風量を連続的に調整す
る。
【0048】ステップS5では、温度センサ38によ
り、液晶パネル23a、23b、23cの平均温度を測
定する。
【0049】ステップS6では、ステップS5で測定し
た液晶パネル23a、23b、23cの平均温度に応じ
て、冷却ファン36A、36Bの出力を調整するような
フィードバック制御を行う。ここでは、冷却ファン36
A、36Bに対する入力駆動電圧を制御することによ
り、それぞれの回転数を変化させて冷却風量を連続的に
調整する。
【0050】ステップS7では、ランプ用スイッチ16
の操作により、光源ランプ22が消灯されたかを判定す
る。ここで、光源ランプ22が消灯された場合には、ス
テップS9に進み、消灯されていない場合には、ステッ
プS3に戻って、液晶パネルの温度を引き続き計測す
る。
【0051】ステップS8では、光源ランプ22が消灯
され、光源ランプ22が冷却された後、冷却ファン32
A、32B、36A、36Bを全台停止する。なお、光
源ランプ22が消灯され一定時間経過した後に、冷却フ
ァン32A、32B、36A、36Bを全台停止するよ
うにしても良い。
【0052】以上のプロジェクタ1の構成と動作によ
り、送風ダクトにおける断面形状の急激な変化が抑えら
れて冷却ファンによる送風効率(冷却効率)が向上でき
る。そして、送風効率が改善されることにより、低出力
の冷却ファンを採用できるため、プロジェクタの静音化
や省電力化が期待できる。
【0053】また、冷却対象の温度に応じた複数の冷却
ファンの運用を行うため、さらにプロジェクタの静音化
および省電力化が図れることとなる。
【0054】<第2実施形態>本発明の第2実施形態に
係るプロジェクタ5の構成は、第2実施形態のプロジェ
クタ1と類似しているが、制御部が異なっている。
【0055】すなわち、プロジェクタ5の制御部4Aに
おけるメモリ46(図4参照)には、後述するプロジェ
クタ5の動作に係る制御プログラムが格納されており、
第1実施形態のプロジェクタ1と異なる動作を行う。
【0056】また、制御部4Aのメモリ46には、冷却
ファンの稼働台数切替の基準となる切替上限温度と切替
下限温度(後述)とが記憶されている。
【0057】<プロジェクタ5の動作>図6は、プロジ
ェクタ5の基本的な動作を説明するフローチャートであ
る。この動作は、制御部4Aによって実行、制御され
る。
【0058】ステップS11〜S13では、図5に示す
フローチャートのステップS1〜S3と同様の動作を行
う。
【0059】ステップS14では、ステップS13で測
定した光源ランプ22の温度に応じて冷却ファン32
A、32Bの稼働台数を調整する。ここでは、光源ラン
プ22の温度が、制御部4Aのメモリ46で記憶されて
いる切替下限温度以下となったときには冷却ファン32
Bを停止して冷却ファン32A1台のみを駆動し、切替
上限温度以上になったときには冷却ファン32A、32
B両方を駆動する。
【0060】これにより、第1実施形態のプロジェクタ
1のように、連続的に風量の調整はできなくなるが、冷
却ファン32A、32Bに対する入力駆動電圧を制御す
ることなく、簡便に冷却風量をフィードバック制御で
き、低騒音化および省電力化に寄与できる。
【0061】ステップ15では、図5に示すフローチャ
ートのステップS5と同様の動作を行う。
【0062】ステップS16では、ステップS14と同
様に、ステップS15で測定した液晶パネル23a、2
3b、23cの平均温度に応じて冷却ファン36A、3
6Bの稼働台数を調整する。ここでは、液晶パネル23
a、23b、23cの平均温度が、制御部4Aのメモリ
46で記憶されている切替下限温度以下となったときに
は冷却ファン36A1台のみを駆動し、切替上限温度以
上になったときには冷却ファン36A、36B両方を駆
動する。
【0063】ステップS17およびS18では、図5に
示すフローチャートのステップS7およびS8と同様の
動作を行う。
【0064】以上のプロジェクタ5の構成と動作によ
り、送風ダクトにおける断面形状の急激な変化が抑えら
れて冷却ファンによる送風効率が向上できる。そして、
送風効率が改善されることにより、低出力の冷却ファン
を採用できるため、プロジェクタの静音化や省電力化が
期待できる。
【0065】また、冷却対象の温度に応じた複数の冷却
ファンの運用を行うため、さらにプロジェクタの静音化
および省電力化が図れることとなる。
【0066】<変形例> ◎1の入口に対して2の出口を有する二股の送風ダクト
も使用できる。
【0067】図7は、この二股送風ダクトを有するプロ
ジェクタ1Aの要部構成を示す平面図である。
【0068】2股送風ダクト6の接続区間6aは、並置
された3つの冷却ファン61、62、63に接続し、上
述した送風ダクト33、37の接続区間33a、37a
と同様に絞りNRを有している。
【0069】また、2股送風ダクト6は、上述した送風
ダクト33、37と同様に扁平部6bを有している。こ
の扁平部6bは、上記の各実施形態と異なって、光源ラ
ンプ22と液晶パネル23a、23b、23cとに向か
って分岐している。
【0070】このような構成のプロジェクタ1Aによ
り、上記の各実施形態と同様に、冷却ファンによる送風
効率が向上できる。
【0071】◎並置した3台以上の冷却ファンを送風ダ
クトに接続しても良い。
【0072】◎上記の各実施形態の送風ダクトについて
は、断面形状の縦横比がn倍(n:整数)となる扁平区
間を有する場合には、同一形状を有するn台の冷却ファ
ンを並置すれば、接続区間における絞りが不要となり、
最適化できる。
【0073】◎被冷却部は、正常な動作に温度上昇が悪
影響を及ぼすもの、例えばCPUを有する基板などでも
良い。
【0074】◎この発明は、1枚の液晶パネルのみで投
影を行うプロジェクタ、投影用スライドなどを用いて投
影するプロジェクタなどにも適用可能である。
【0075】◎冷却ファンは、プロジェクタの上面や下
面に設置しても良い。また、プロジェクタの内部に複数
の冷却ファンを設置しても良い。
【0076】◎この発明における「冷却ファン」とは、
ハウジング内に送風するファンだけでなく、プロジェク
タ内部の熱源により温度が上昇した空気をダクトを介し
て外部に排気する「排気ファン」も含む概念である。
【0077】◎送風ダクトの扁平区間は、楕円状などの
形状であっても良い。また、扁平区間となっているのは
送風ダクトの全長に対して1/2、1/3などの区間で
も良い。
【0078】◎上記の各実施形態の冷却ファンは、互い
に同一形状であるのが望ましいが、複数の冷却ファンに
よって扁平状の送風出口が形成されれば、互いに異なる
形状であっても良い。
【0079】◎送風ダクトの一部または全部がプロジェ
クタの外部に設けられていても良い。この場合、プロジ
ェクタの外部空間の有効利用を図るなどために送風ダク
トが扁平状になるときには、本発明が適用できることと
なる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1ないし請
求項6の発明によれば、冷却ファン部において複数の冷
却ファンが扁平形状のダクトの幅広方向に沿って並列配
置されているため、ダクトの流路抵抗が低減されて、冷
却ファンによる送風効率を向上できる。
【0081】特に、請求項2の発明については、複数の
ファンが相互に隣接して並列配置されているため、冷却
ファンによる送風効率をより向上できる。
【0082】また、請求項3の発明については、被冷却
部に連通する部分の温度に応じて複数の冷却ファンの出
力を制御するため、プロジェクタの静音化および省電力
化が図れる。
【0083】また、請求項4の発明については、温度に
応じて複数の冷却ファンのうち少なくとも一部の回転数
を変更するフィードバック制御を行うため、簡易に複数
の冷却ファンの出力を調整できる。
【0084】また、請求項5の発明については、温度に
応じて複数の冷却ファンの稼働台数を変更するフィード
バック制御を行うため、簡易に複数の冷却ファンの出力
を調整できる。
【0085】また、請求項6の発明については、複数の
冷却ファンが互いに同一形状であるため、複数の冷却フ
ァンと送風ダクトとの接続が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係るプロジェクタ1の
外観図である。
【図2】プロジェクタ1の要部構成を示す平面図であ
る。
【図3】ランプ冷却系31の要部構成を示す図である。
【図4】プロジェクタ1の冷却系に係る機能ブロック図
である。
【図5】プロジェクタ1の基本的な動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図6】プロジェクタ5の基本的な動作を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】本発明の変形例に係るプロジェクタ1Aの要部
構成を示す平面図である。
【図8】従来例に係る軸流ファン91と送風ダクト92
とを示す図である。
【符号の説明】
1、1A、5 プロジェクタ 4 制御部 22 光源ランプ 23a、23b、23c 液晶パネル 32A、32B、36A、36B 冷却ファン 33、37 送風ダクト 33b、37b 送風ダクトの扁平区間 34、38 温度センサ 41 第1の開口部 42 第2の開口部 NR 送風ダクトの絞り
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 21/16 G03B 21/16 (72)発明者 長田 英喜 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 3H021 AA06 AA08 BA06 BA13 CA06 DA04 DA22 EA05 EA07 EA17 3H034 AA02 AA11 BB02 BB08 CC03 DD20 EE03 EE15 EE18

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空のハウジング内に収容されて画像の
    投影光線を発生する投影部を備え、所定部位に配置され
    た冷却ファン部を駆動することにより、ダクトを介して
    前記投影部のうちの所定の被冷却部分に冷却気流を生じ
    させるプロジェクタおいて、 前記ダクトが所定方向に幅広の扁平形状であるととも
    に、 前記冷却ファン部においては、複数の冷却ファンが前記
    ダクトの幅広方向に沿って並列配置されていることを特
    徴とするプロジェクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記複数のファンが、相互に隣接して並列配置されてい
    ることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載のプロジ
    ェクタにおいて、 前記被冷却部に連通する部分の温度を検出する温度セン
    サと、 前記温度に応じて、前記複数の冷却ファンの出力を制御
    する出力制御手段と、をさらに備えることを特徴とする
    プロジェクタ。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記出力制御手段が、前記温度に応じて前記複数の冷却
    ファンのうち少なくとも一部の回転数を変更するフィー
    ドバック制御を行うことを特徴とするプロジェクタ。
  5. 【請求項5】 請求項3に記載のプロジェクタにおい
    て、 前記出力制御手段が、前記温度に応じて前記複数の冷却
    ファンの稼働台数を変更するフィードバック制御を行う
    ことを特徴とするプロジェクタ。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
    載のプロジェクタにおいて、 前記複数の冷却ファンは、互いに同一形状であることを
    特徴とするプロジェクタ。
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