JP2001356008A - 光デバイス長計測装置、方法、記録媒体 - Google Patents

光デバイス長計測装置、方法、記録媒体

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JP2001356008A
JP2001356008A JP2000175945A JP2000175945A JP2001356008A JP 2001356008 A JP2001356008 A JP 2001356008A JP 2000175945 A JP2000175945 A JP 2000175945A JP 2000175945 A JP2000175945 A JP 2000175945A JP 2001356008 A JP2001356008 A JP 2001356008A
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phase
optical device
transmitted light
light
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Application number
JP2000175945A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nakamura
賢一 中村
Eiji Kimura
栄司 木村
Takahisa Tomi
隆久 富
Yukio Horiuchi
幸夫 堀内
Toshio Kawasawa
俊夫 川澤
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KDDI Submarine Cable Systems Inc
Advantest Corp
KDDI Corp
Original Assignee
Advantest Corp
KDDI Corp
KDD Submarine Cable System Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光ファイバなどの光デバイスが長くなって
も、長さを計測することができる装置を提供する。 【解決手段】 光デバイス30に入射光を入射して、光
デバイス30を透過した透過光を利用して光デバイス長
を計測する光デバイス長計測装置であって、入射光を発
生する入射光光源10と、入射光の周波数をf1とf2
とに設定する周波数設定部20と、f1の入射光に対応
する透過光の第一の位相φ1とf2の入射光に対応する
透過光の第二の位相φ2とを計測する位相計測部40
と、f1、f2、φ1、φ2から光デバイス30の長さ
Lまたは入射光が入射されてから透過光が出力されるま
での時間tを求める光デバイス長演算部60と、を備
え、周期を考慮した場合の透過光のφ1とφ2との差が
2π以内であるので、t=Δφ/(Δf×2π)であ
り、tからLが求められるので、定規を使わずにすみ、
光デバイスが長くなっても、長さを計測することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバなどの
光デバイスの長さを測定する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバの長さを測定するにあたって
は、光ファイバをまっすぐに伸ばして定規などで測定す
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、光ファ
イバは、時には、太平洋を横断して日米を結ぶようなこ
とがある。このような場合は、光ファイバは大変に長
く、とても定規などで測定することができない。
【0004】そこで、本発明は、光ファイバなどの光デ
バイスが長くなっても、長さを計測することができる装
置等を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、光デバイスに入射光を入射して、光デバイスを透過
した透過光を利用して光デバイス長を計測する光デバイ
ス長計測装置であって、入射光を発生する入射光光源
と、入射光の周波数を第一の周波数と第二の周波数とに
設定する周波数設定手段と、第一の周波数の入射光に対
応する透過光の第一の位相と第二の周波数の入射光に対
応する透過光の第二の位相とを計測する位相計測手段
と、第一の周波数と透過光の第一の位相および第二の周
波数と透過光の第二の位相から光デバイスの長さまたは
入射光が入射されてから透過光が出力されるまでの時間
を求める光デバイス長演算手段と、を備え、周期を考慮
した場合の透過光の第一の位相と透過光の第二の位相と
の差が2π以内である、ように構成される。
【0006】光デバイスとは、例えば光ファイバである
が、光ファイバには限定しない。
【0007】第一の周波数と第二の周波数との差をΔ
f、透過光の第一の位相と透過光の第二の位相との差を
Δφとすれば、t=Δφ/(Δf×2π)となる。ただ
し、tは光デバイスを入射光が透過するのにかかった時
間である。なお、周期を考慮した場合の透過光の第一の
位相と透過光の第二の位相との差が2π以内であるの
で、透過光の第一の位相と透過光の第二の位相との差を
計測できる。ここでいう、「周期を考慮した場合」とい
う語句の意味するところは、1周期ごとに2π加算して
いくということである。ある波の位相が3周期目でπだ
った場合は、周期を考慮した場合は、2周期経過してい
るので2π×2+π=5πである。
【0008】また、光デバイス長をL、光速をc、光デ
バイスの屈折率をrとすれば、L=(c/r)×tとな
る。
【0009】よって、光デバイス長演算手段は、第一の
周波数と透過光の第一の位相および第二の周波数と透過
光の第二の位相から光デバイスの長さLまたは入射光が
入射されてから透過光が出力されるまでの時間tを、上
記の式を用いて求めることができる。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明であって、第一の周波数と第二の周波数とが複数
ある、ように構成される。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項2に記載
の発明であって、第一の周波数と第二の周波数との間隔
が等間隔であり、第二の周波数を第一の周波数として、
さらに第二の周波数をとる、ように構成される。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明であって、周波数設定手段が入射光の周波数を第
一の周波数、第二の周波数、第三の周波数および第四の
周波数に設定し、第三の周波数と第四の周波数とが複数
あり、第三の周波数と第四の周波数との間隔が等間隔で
あり、第四の周波数を第三の周波数として、さらに第四
の周波数をとり、第一の周波数と第二の周波数との間隔
をm倍(m>1の正の数)したものが、第三の周波数と
第四の周波数との間隔であり、光デバイス長演算手段が
第一の周波数と透過光の第一の位相と第二の周波数と透
過光の第二の位相と第三の周波数と第三の周波数に対応
する透過光の第三の位相と第四の周波数と第四の周波数
に対応する透過光の第四の位相とから光デバイスの長さ
または入射光が入射されてから透過光が出力されるまで
の時間を求める、ように構成される。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項4に記載
の発明であって、光デバイス長演算手段が光デバイスの
長さまたは入射光が入射されてから透過光が出力される
までの時間を求めた後に、第三の周波数と第四の周波数
との間隔を、第一の周波数と第二の周波数との間隔をm
×q倍(m>1の正の数、かつq>1の正の数)して、
光デバイス長演算手段が光デバイスの長さまたは入射光
が入射されてから透過光が出力されるまでの時間をさら
に求める、ように構成される。
【0014】請求項6に記載の発明は、請求項5に記載
の発明であって、qをユーザが任意に選択できるように
構成される。
【0015】請求項7に記載の発明は、請求項5または
6に記載の発明であって、光デバイス長演算手段が光デ
バイスの長さまたは入射光が入射されてから透過光が出
力されるまでの時間をさらに求める際に、それ以前に求
めた透過光が出力されるまでの時間に基づく制限時間を
超えてもなお透過光を位相計測手段が検出できない場合
は、計測を中止する、ように構成される。
【0016】請求項8に記載の発明は、請求項1ないし
7のいずれか一項に記載の発明であって、周波数設定手
段は、変調用電気信号を発生し、変調用電気信号の周波
数を第一の周波数と第二の周波数とに設定できる周波数
可変電源と、入射光光源の発生した入射光を、周波数可
変電源の発生した変調用電気信号により変調する光変調
手段と、を備えるように構成される。
【0017】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の発明であって、位相計測手段は、透過光を計測用電気
信号に変換する光電変換手段と、計測用電気信号と変調
用電気信号との位相差を計測する位相比較手段と、を備
えるように構成される。
【0018】請求項10に記載の発明は、光デバイスに
入射光を入射して、光デバイスを透過した透過光を利用
して光デバイス長を計測する光デバイス長計測方法であ
って、入射光を発生する入射光発生工程と、入射光の周
波数を第一の周波数と第二の周波数とに設定する周波数
設定工程と、第一の周波数の入射光に対応する透過光の
第一の位相と第二の周波数の入射光に対応する透過光の
第二の位相とを計測する位相計測工程と、第一の周波数
と透過光の第一の位相および第二の周波数と透過光の第
二の位相から光デバイスの長さまたは入射光が入射され
てから透過光が出力されるまでの時間を求める光デバイ
ス長演算工程と、を備え、周期を考慮した場合の透過光
の第一の位相と透過光の第二の位相との差が2π以内で
ある、光デバイス長計測方法である。
【0019】請求項11に記載の発明は、光デバイスに
入射光を入射して、光デバイスを透過した透過光を利用
して光デバイス長を計測する光デバイス長計測処理をコ
ンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコ
ンピュータによって読み取り可能な記録媒体であって、
入射光を発生する入射光発生処理と、入射光の周波数を
第一の周波数と第二の周波数とに設定する周波数設定処
理と、第一の周波数の入射光に対応する透過光の第一の
位相と第二の周波数の入射光に対応する透過光の第二の
位相とを計測する位相計測処理と、第一の周波数と透過
光の第一の位相および第二の周波数と透過光の第二の位
相から光デバイスの長さまたは入射光が入射されてから
透過光が出力されるまでの時間を求める光デバイス長演
算処理と、を備え、周期を考慮した場合の透過光の第一
の位相と透過光の第二の位相との差が2π以内である、
記録媒体である。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0021】第一の実施形態 図1は、本発明の第一の実施形態にかかる光デバイス長
計測装置の構成を示すブロック図である。光デバイス長
計測装置は、入射光光源10、周波数設定部20、位相
計測部40、計測データ記録部50、光デバイス長演算
部60を備える。光デバイス(DUT:Device Under Tes
t)30は、光デバイス長計測装置の計測対象である。
光デバイス30は、入射光が入射されると、透過光を出
力するものである。例えば、光ファイバなどである。
【0022】入射光光源10は、入射光を発生し、該入
射光の強度が一定な光源である。入射光光源10は、例
えばCW光源(Carrier Wave Light)である。すなわ
ち、光の強度が一定で、無変調なものである。いわば、
直流光を発生する光源である。
【0023】周波数設定部20は、入射光の周波数を第
一の周波数f1[Hz]と第二の周波数f2[Hz]とに設定す
る。周波数設定部20は、交流電源22a、周波数設定
器22b、光変調器24を有する。交流電源22aは交
流電気である変調用電気信号を発生し、光変調器24お
よび後述する位相比較器44に変調用電気信号を送る。
周波数設定器22bは交流電源22aの変調用電気信号
の周波数を第一の周波数f1[Hz]または第二の周波数f
2[Hz]に設定する。交流電源22aと周波数設定器22
bとは周波数可変電源を構成する。光変調器24は、入
射光光源10の発生する入射光を変調用電気信号によっ
て変調し、入射光がf1[Hz]またはf2[Hz]の周波数を
もつようにして、光デバイス30に送る。
【0024】位相計測部40は、光デバイス30から出
力される透過光の位相を計測する。すなわち、変調用電
気信号の周波数が第一の周波数f1[Hz]のときの透過光
の位相φ1[rad](第一の位相)および変調用電気信号
の周波数が第二の周波数f2[Hz]のときの透過光の位相
φ2[rad](第二の位相)を計測する。位相計測部40
は、光電変換部42、位相比較器44を有する。光電変
換部42は、透過光を計測用電気信号に変換する。位相
比較器44は、変調用電気信号Aと計測用電気信号Bと
の位相を比較することで、透過光の位相を計測する。位
相比較器44による透過光の位相の計測の原理を図2を
用いて説明する。
【0025】変調用電気信号Aは、電気の流れる速度に
比べて充分短い経路を通って位相比較器44に入力され
る。よって、交流電源22aが変調用電気信号を発生す
ると同時に、変調用電気信号が位相比較器44に入力さ
れるとみなすことができる。そこで、変調用電気信号A
が検出され始める時刻をtime=0とする。次に、計測用
電気信号Bの検出され始める時刻をtime=tとする。ti
me=tのときの変調用電気信号Aの位相を計測すれば、
その計測結果が透過光の位相である。図2の例でいえ
ば、透過光の位相は最小値−π、最大値πである。time
=tのときの変調用電気信号Aの位相はおよそ0.9π程
度であるので、透過光の位相は0.9π程度である。
【0026】ここでいう、透過光の位相は、周期を考慮
しないものである。逆に、「周期を考慮する」とは、1
周期ごとに2π加算していくということである。ある波
の位相が3周期目でπだった場合は、周期を考慮した場
合は、2周期経過しているので2π×2+π=5πであ
る。なお、周期を考慮した場合の、第一の透過光の位相
と第二の透過光の位相との差を2π以内にするように、
周波数設定器22bにおいて、第一の周波数f1、第二
の周波数f2を調整しておく。
【0027】計測データ記録部50は、位相比較器44
からは透過光の位相を、周波数設定器22bからは設定
された周波数を、受け取る。計測データ記録部50は、
さらに、第一計測データ記録テーブル50aに、設定さ
れた周波数および透過光の位相を記録する。第一計測デ
ータ記録テーブル50aの記録内容を図3に示す。第一
計測データ記録テーブル50aには、第一の周波数f1
[Hz]に対応して、変調用電気信号の周波数が第一の周波
数f1[Hz]のときの透過光の位相φ1[rad](第一の位
相)、が記録されている。第一計測データ記録テーブル
50aには、さらに、変調用電気信号の周波数が第二の
周波数f2[Hz]のときの透過光の位相φ2[rad](第二
の位相)、が記録されている。
【0028】光デバイス長演算部60は、第一の周波数
f1[Hz]、透過光の第一の位相φ1[rad]、第二の周波
数f2[Hz]、透過光の第二の位相φ2[rad]から、光デ
バイスの長さまたは入射光が入射されてから透過光が出
力されるまでの時間を求める。
【0029】f2−f1=Δf、φ2−φ1=Δφとす
れば、t=Δφ/(Δf×2π)となる。ただし、tは
光デバイスを入射光が透過するのにかかった時間であ
る。なお、周期を考慮した場合の透過光の第一の位相と
透過光の第二の位相との差が2π以内になるようにf
1、f2を設定してある。よって、周期を考慮していな
い場合の透過光の第一の位相と透過光の第二の位相との
差がΔφに等しいため、t=Δφ/(Δf×2π)が成
立する。
【0030】また、光デバイス長をL、光速をc、光デ
バイスの屈折率をrとすれば、L=(c/r)×tとな
る。
【0031】次に、第一の実施形態の動作について説明
する。図4は、第一の実施形態の動作を示すフローチャ
ートである。まず、変数iを1にしておく(S10)。
次に、変数iが2を超えないなら(S12、No)、f
iを記録する(S14)。すなわち、周波数設定器22
bから、周波数f1またはf2を計測データ記録部50
に送り、第一計測データ記録テーブル50aに周波数f
1またはf2を記録する。
【0032】そして、周波数f1またはf2の入射光が
光デバイス30に入射され、透過光の位相φ1またはφ
2が、位相計測部40により計測される(S16)。そ
して、透過光の位相φ1またはφ2は、位相比較器44
から計測データ記録部50に送られ、第一計測データ記
録テーブル50aに透過光の位相φ1またはφ2を記録
する(S18)。そして、変数iを1増加させておく
(S20)。そして、変数iの大きさの判定(S12)
に戻る。変数iが2を超えたならば(S12、Ye
s)、それは、f1、f2、φ1、φ2の全てを第一計
測データ記録テーブル50aに記録し終えたことになる
ので、光デバイス長演算部60はf1、f2、φ1、φ
2を第一計測データ記録テーブル50aから読み出し
て、光デバイスの長さLまたは入射光が入射されてから
透過光が出力されるまでの時間tを求める(S22)。
【0033】光デバイス長演算部60の演算方法につい
て、図5および図6を用いて説明する。まず、透過光の
位相φ1は図5に示す式(1)、透過光の位相φ2は図
5に示す式(2)のように表される。式(1)(2)に
おけるφ1、φ2は周期を考慮したものである。ここ
で、図5に示す式(3)のようにΔφ、式(4)のよう
にΔfを置く。すると、式(2)から式(1)を引け
ば、図5に示す式(5)のようになる。位相比較器44
においては、位相差が−πからπまでしか計測できな
い。しかし、周期を考慮しても、φ1とφ2との差は2
π以内であるようにf1、f2を調整してあるので、位
相比較器44の出力するφ1、φ2(周期を考慮してい
ない)を用いて、φ2−φ1を計算すれば、Δφを求め
られる。式(5)において、Δφ、Δfともに計測でき
るため、入射光が入射されてから透過光が出力されるま
での時間tを求めることができる。2π×tは、図6に
示す両端が(f1,φ1)(f2,φ2)の直線の傾き
に相当する。tが求まれば、光デバイス長をL、光速を
c、光デバイスの屈折率をrとすれば、図5に示す式
(6)を用いて光デバイス長Lを求めることができる。
【0034】第一の実施形態によれば、光デバイスの長
さ計測の際に、定規などを用いて光ファイバなどの光デ
バイスを計測する必要がなくなる。
【0035】第二の実施形態 本発明の第二の実施形態にかかる光デバイス長計測装置
は、第一の実施形態に比較して、設定する周波数の個数
が多いことが異なる。
【0036】第二の実施形態にかかる光デバイス長計測
装置の構成は第一の実施形態と同様である。次に、第二
の実施形態の動作を説明する。図7は、第二の実施形態
の動作を示すフローチャートである。
【0037】まず、変数iを1にしておく(S10)。
次に、変数iがnを超えないなら(S12、No)、f
iを記録する(S14)。すなわち、周波数設定器22
bから、周波数fi(i=1からn)を計測データ記録
部50に送り、第一計測データ記録テーブル50aに周
波数fi(i=1からn)を記録する。なお、nは、周
波数を設定する個数であり、3以上の整数である。
【0038】そして、周波数fi(i=1からn)の入
射光が光デバイス30に入射され、透過光の位相φi
(i=1からn)が、位相計測部40により計測される
(S16)。そして、透過光の位相φi(i=1から
n)は、位相比較器44から計測データ記録部50に送
られ、第一計測データ記録テーブル50aに透過光の位
相φi(i=1からn)を記録する(S18)。そし
て、変数iを1増加させておく(S20)。そして、変
数iの大きさの判定(S12)に戻る。変数iがnを超
えたならば(S12、Yes)、それは、fi(i=1
からn)、φi(i=1からn)の全てを第一計測デー
タ記録テーブル50aに記録し終えたことになるので、
光デバイス長演算部60はfi(i=1からn)、φi
(i=1からn)を第一計測データ記録テーブル50a
から読み出して、光デバイスの長さLまたは入射光が入
射されてから透過光が出力されるまでの時間tを求める
(S22)。
【0039】光デバイス長演算部60の演算方法につい
て、図8および図9を用いて説明する。図8(a)は、
ランダムに周波数を設定した場合の、位相−周波数線図
である。すなわち、第一の周波数f1およびf3、第二
の周波数f2およびf4としている。しかも、f1(f
2)とf3(f4)とは特に関係はない。図8(a)に
示すように、(f1,φ1)(f2,φ2)(f3,φ
3)(f4,φ4)の4点が計測結果として得られる。
そこで、この4点を用いて、最小自乗法などにより、4
点の最も近くを通る直線を求めれば、その直線の傾きが
2π×tとなる。あるいは、(f1,φ1)と(f2,
φ2)とを結ぶ直線の傾きと、(f3,φ3)と(f
4,φ4)とを結ぶ直線の傾きと、の平均をとっても、
2π×tとなる。よって、光デバイスを入射光が透過す
るのにかかった時間tを求めることができる。そして、
図5に示す式(6)のようにして、光デバイス長Lを求
められる。
【0040】ここで、位相計測の誤差をΔφa、光デバ
イス長計測の誤差をΔLとすれば、図5に示す式(5)
によりtを求めた結果を式(6)に代入し、LをΔL
に、ΔφをΔφaに置き換えて、図8(c)に示す関係
を得る。図8(c)に示す関係からわかるように、Δf
が大きいほど、光デバイス長計測の誤差ΔLは小さくな
る。図8(a)に示すような場合は、f4−f1=Δf
となり、Δfを大きくとることができるので、光デバイ
ス長計測の誤差ΔLは小さくなる。
【0041】図8(b)は、周波数をf1からfnまで
n点、等間隔にとった場合の位相−周波数線図である。
周波数の設定方法について図9を参照して説明する。
【0042】まず、図9(a)を参照して、第一の周波
数をf1、第二の周波数をf2、とし、f2−f1=Δ
f’とする。Δf’は、周期を考慮してもφ1とφ2の
差が2π以内であるように調整しておく。次に、第二の
周波数f2を第一の周波数として、さらに第二の周波数
f3をとる。ここで、f3−f2=Δf’とする。この
ようにして、f3、f4、…と設定していき、fnまで
設定する。このとき、第一計測データ記録テーブル50
aの記録内容は、図9(b)のようになる。
【0043】ここで、図8(b)に戻ると、(fi,φ
i)(i=1からn)のn点が計測結果として得られ
る。そこで、このn点を用いて、最小自乗法などによ
り、n点の最も近くを通る直線を求めれば、その直線の
傾きが2π×tとなる。よって、光デバイスを入射光が
透過するのにかかった時間tを求めることができる。そ
して、図5に示す式(6)のようにして、光デバイス長
Lを求められる。
【0044】図8(b)のように、周波数をf1からf
nまでn点、等間隔にとった場合は、Δf=(n−1)
×Δf’となる。よって、2点だけで計測するよりも、
Δfが大きいので、光デバイス長計測の誤差ΔLは小さ
くなる。
【0045】第三の実施形態 本発明の第三の実施形態にかかる光デバイス長計測装置
は、第二の実施形態に比較して、設定する周波数の間隔
をm倍(m>1の正の数、一般的には1k=1000程
度)して、位相−周波数のデータを計測する点が異な
る。
【0046】図10は、本発明の第三の実施形態にかか
る光デバイス長計測装置の構成を示すブロック図であ
る。以下、第一および第二の実施形態と同様な部分は同
じ番号を付して説明を省略する。
【0047】周波数設定器22bは、第一(第二)の周
波数fi1[Hz](i=1からn)および第三(第四)周
波数fi2[Hz](i=1からn)を設定する。
【0048】計測データ記録部50は、第一計測データ
記録テーブル50aと、第二計測データ記録テーブル5
0bとを有する。計測データ記録テーブル50a、bの
記録内容を図11を用いて説明する。
【0049】第一計測データ記録テーブル50aの記録
内容を図11(a)に示す。図8(b)および図9で説
明したものと同様に、f11を第一、f21を第二の周
波数とし、次に、f21を第一の周波数としてf31を
第二の周波数として設定し、fn1まで設定していく。
このとき、f21−f11=f31−f21=…=Δ
f’となるように設定していく。
【0050】第二計測データ記録テーブル50bの記録
内容を図11(b)に示す。f12を第三、f22を第
四の周波数とし、次に、f22を第三の周波数としてf
32を第四の周波数として設定し、fn2まで設定して
いく。第三および第四の周波数の示すものは図11
(c)に示してある。このとき、f22−f12=f3
2−f22=…=mΔf’となるように設定していく。
mは、m>1の正の数であり、一般的には1k=100
0程度である。なお、f12=f11としておく。
【0051】光デバイス長演算部60は、第一演算部6
0a、第二演算部60b、第三演算部60cを有する。
第一演算部60aは、第一計測データ記録テーブル50
aから、第一(第二)の周波数fi1[Hz](i=1から
n)および第一(第二)の位相φi1[Hz](i=1から
n)を読み出し、周波数がfn2のときの位相を求め
る。第二演算部60bは、第二計測データ記録テーブル
50bから、第三(第四)の周波数fi2[Hz](i=1
からn)および第三(第四)の位相φi2[Hz](i=1
からn)を読み出し、周波数がfn2のときの位相を求
める。第三演算部60cは、第一演算部60aの演算結
果と第二演算部60bの演算結果との差から、周波数の
間隔をm倍したことによる周期のずれpを求め、さらに
光デバイス長L、入射光が光デバイスを透過する時間t
を求める。
【0052】次に、第三の実施形態の動作を説明する。
図12は、第三の実施形態の動作を示すフローチャート
である。S10〜S32は、第二の実施形態と同様であ
る。
【0053】まず、変数iを1にしておく(S10)。
次に、変数iがnを超えないなら(S12、No)、f
i1(i=1からn)を記録する(S14)。すなわ
ち、周波数設定器22bから、周波数fi1(i=1か
らn)を計測データ記録部50に送り、第一計測データ
記録テーブル50aに周波数fi1(i=1からn)を
記録する。なお、nは、周波数を設定する個数であり、
3以上の整数である。
【0054】そして、周波数fi1(i=1からn)の
入射光が光デバイス30に入射され、透過光の位相φi
1(i=1からn)が、位相計測部40により計測され
る(S16)。そして、透過光の位相φi1(i=1か
らn)は、位相比較器44から計測データ記録部50に
送られ、第一計測データ記録テーブル50aに透過光の
位相φi1(i=1からn)を記録する(S18)。そ
して、変数iを1増加させておく(S20)。そして、
変数iの大きさの判定(S12)に戻る。変数iがnを
超えたならば(S12、Yes)、それは、fi1(i
=1からn)、φi1(i=1からn)の全てを第一計
測データ記録テーブル50aに記録し終えたことにな
る。
【0055】そこで、周波数fi2(i=1からn)、
位相φi2(i=1からn)の計測、記録を行う。ま
ず、変数iを1にしておく(S30)。次に、変数iが
nを超えないなら(S32、No)、fi2(i=1か
らn)を記録する(S34)。すなわち、周波数設定器
22bから、周波数fi2(i=1からn)を計測デー
タ記録部50に送り、第二計測データ記録テーブル50
bに周波数fi2(i=1からn)を記録する。
【0056】そして、周波数fi2(i=1からn)の
入射光が光デバイス30に入射され、透過光の位相φi
2(i=1からn)が、位相計測部40により計測され
る(S36)。そして、透過光の位相φi2(i=1か
らn)は、位相比較器44から計測データ記録部50に
送られ、第二計測データ記録テーブル50bに透過光の
位相φi2(i=1からn)を記録する(S38)。そ
して、変数iを1増加させておく(S40)。そして、
変数iの大きさの判定(S32)に戻る。変数iがnを
超えたならば(S32、Yes)、それは、fi2(i
=1からn)、φi2(i=1からn)の全てを第二計
測データ記録テーブル50bに記録し終えたことにな
る。
【0057】そこで、第一演算部60aは、第一計測デ
ータ記録テーブル50aから、第一(第二)の周波数f
i1[Hz](i=1からn)および第一(第二)の位相φ
i1[Hz](i=1からn)を読み出し、周波数がfn2
のときの位相を求める(S50)。周波数がfn2のと
きの位相の求め方を図13を用いて説明する。
【0058】周波数がfn2のときの位相とは、図13
(a)の仮想点80の位相φn3をいう。φn3は、
m、φn1、φ11が既知なので、図13(b)の式か
ら求めることができる。
【0059】ここで、図12に戻り、第二演算部60b
は、第二計測データ記録テーブル50bから、第三(第
四)の周波数fi2[Hz](i=1からn)および第三
(第四)の位相φi2[Hz](i=1からn)を読み出
し、周波数がfn2のときの位相を求める(S51)。
周波数がfn2のときの位相とは、図13(a)でいう
ところのφn2に相当する。
【0060】φn3とφn2とは一致しない。それは、
周波数の間隔をm倍したことに起因するものである。こ
の点を図13を用いて説明する。周波数f22のときの
透過光の位相を、第三(第四)の周波数fi2[Hz](i
=1からn)および第三(第四)の位相φi2[Hz](i
=1からn)から求めるとする。f12とf22との間
隔が大きいため、周期を考慮したときのφ12とφ22
との位相差が2πを超えることになる。しかし、位相比
較器44で測定できる位相差は−πからπまでなので、
真の位相差から、2π×pずれることになる。ただし、
pは正の整数である。fn2においては、位相のずれが
n倍になり、n×2π×pとなる。
【0061】第三演算部60cは、第一演算部60aの
演算結果φn3と第二演算部60bの演算結果φn2と
の差から、周波数の間隔をm倍したことによる周期のず
れpを求める。φn3−φn2をn×2πで割ればよい
(S52)。ここで、pがわかれば、入射光周波数fn
2のときの真の透過光の位相がわかるので、第三演算部
60cは、さらに光デバイス長L、入射光が光デバイス
を透過する時間tを求める(S54)。例えば、(fn
2、真の位相)と(f11、φ11)とを結ぶ直線の傾
きを2πで割ってtを求めることができる(図5式
(5)参照)。
【0062】第三の実施形態によれば、図8におけるΔ
fはfn2−f11(図13(a)参照)となる。これ
は、fn1―f11のm倍(例えば、1000倍)にな
るため、光デバイス長の計測精度が飛躍的に高まる。
【0063】第四の実施形態本発明の第四の実施形態に
かかる光デバイス長計測装置は、第三の実施形態に比較
して、周波数の間隔をさらに増加させて計測を行い、し
かもある所定の制限時間になっても、計測用電気信号B
を検知できなければ、計測を中止する点が異なる。
【0064】第四の実施形態にかかる光デバイス長計測
装置の構成は第三の実施形態と同様である。次に、第四
の実施形態の動作を説明する。図14は、第四の実施形
態の動作を示すフローチャートである。
【0065】まず、第一(第二)の周波数fi1[Hz]
(i=1からn)および第一(第二)の位相φi1[Hz]
(i=1からn)を第一計測データ記録テーブル50a
に記録する(S100)。これは、図12のS10から
S20および図7のS22に相当する。
【0066】次に、位相比較器44が、変調用電気信号
Aを検出してから、制限時間t’だけ経過しても、計測
用電気信号Bが取得できない(S101、Yes)なら
ば異常発生とみて、計測を終了する。制限時間t’は光
デバイスを入射光が透過する時間tに、所定の係数α
(α>1)をかけたものでもよいし、所定の時間β(β
>0)を加えたものでもよい。
【0067】もし、位相比較器44が、変調用電気信号
Aを検出してから、制限時間t’経過するまでに、計測
用電気信号Bが取得できれば(S101、No)、第三
(第四)の周波数fi2[Hz](i=1からn)および第
三(第四)の位相φi2[Hz](i=1からn)を第二計
測データ記録テーブル50bに記録する(S102)。
これは、図12のS30からS40に相当する。そし
て、L、tを計測する(S104)。これは、図12の
S50からS54に相当する。
【0068】ここで、ユーザが、計測精度を向上させる
ために、周波数間隔をさらにq倍することを設定してい
れば(S106、Yes)、周波数の間隔をさらにq倍
して(S108)、計測を続行する。qは一般的には、
100程度である。mは第三の実施形態で説明したよう
に、一般的には1000程度であるので、ユーザは周波
数の間隔を1k、100k、10M、1G、…倍にでき
る。qが設定されていなければ(S106、No)、計
測を終了する。
【0069】なお、周波数の間隔をq倍にして再度、
L、tを計測する際には、以前に求めたfn2における
真の位相(図15参照)を使用して、さらなる仮想点8
0の位相(図15参照)を求める。すなわち、誤差がか
なり取り除かれている真の位相を使用する。よって、再
度L、tを計測すれば、さらに精度良く計測できる。し
かも、Δfが大きくなるため、さらに精度良く計測でき
る。
【0070】また、上記の実施形態は、以下のようにし
て実現できる。CPU、ハードディスク、メディア(フ
ロッピーディスク、CD−ROMなど)読み取り装置を
備えたコンピュータのメディア読み取り装置に、上記の
各部分を実現するプログラムを記録したメディアを読み
取らせて、ハードディスクにインストールする。このよ
うな方法でも、上記の機能を実現できる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、光ファイバなどの光デ
バイスが長くなっても、定規などを使用しているわけで
はないため、光ファイバなどの光ファイバの長さを計測
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施形態にかかる光デバイス長
計測装置の構成を示すブロック図である。
【図2】位相比較器44による透過光の位相の計測の原
理を説明した図である。
【図3】第一計測データ記録テーブル50aの記録内容
を示す図である。
【図4】第一の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図5】光デバイス長演算部60の演算方法を示す数式
である。
【図6】位相−周波数線図である。
【図7】第二の実施形態の動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】光デバイス長演算部60の演算方法を示す線
図、数式である。
【図9】第一および第二周波数の設定方法を示す図であ
る。
【図10】本発明の第三の実施形態にかかる光デバイス
長計測装置の構成を示すブロック図である。
【図11】計測データ記録テーブル50a、bの記録内
容を示す図である。
【図12】第三の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図13】周波数がfn2のときの位相の求め方を示す
図である。
【図14】第四の実施形態の動作を示すフローチャート
である。
【図15】周波数間隔をq倍して、再度計測するときの
概念的な位相―周波数線図である。
【符号の説明】
10 入射光光源 20 周波数設定部 22a 交流電源 22b 周波数設定器 24 光変調器 30 光デバイス 40 位相計測部 42 光電変換部 44 位相比較器 50 計測データ記録部 50a 第一計測データ記録テーブル 50b 第二計測データ記録テーブル 60 光デバイス長演算部 60a 第一演算部 60b 第二演算部 60c 第三演算部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 賢一 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 木村 栄司 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 富 隆久 東京都練馬区旭町1丁目32番1号 株式会 社アドバンテスト内 (72)発明者 堀内 幸夫 埼玉県上福岡市大原2丁目1番15号 株式 会社ケイディディ研究所内 (72)発明者 川澤 俊夫 東京都新宿区西新宿3丁目7番1号 ケイ ディディ海底ケーブルシステム株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA21 BB12 CC21 FF32 GG12 GG23 HH15 JJ01 NN06 NN08 QQ00 QQ17 QQ18 QQ23 QQ25

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光デバイスに入射光を入射して、前記光デ
    バイスを透過した透過光を利用して光デバイス長を計測
    する光デバイス長計測装置であって、 前記入射光を発生する入射光光源と、 前記入射光の周波数を第一の周波数と第二の周波数とに
    設定する周波数設定手段と、 前記第一の周波数の入射光に対応する前記透過光の第一
    の位相と前記第二の周波数の入射光に対応する前記透過
    光の第二の位相とを計測する位相計測手段と、 前記第一の周波数と前記透過光の第一の位相および前記
    第二の周波数と前記透過光の第二の位相から前記光デバ
    イスの長さまたは前記入射光が入射されてから前記透過
    光が出力されるまでの時間を求める光デバイス長演算手
    段と、 を備え、 周期を考慮した場合の前記透過光の第一の位相と前記透
    過光の第二の位相との差が2π以内である、 光デバイス長計測装置。
  2. 【請求項2】前記第一の周波数と前記第二の周波数とが
    複数ある、請求項1に記載の光デバイス長計測装置。
  3. 【請求項3】前記第一の周波数と前記第二の周波数との
    間隔が等間隔であり、 前記第二の周波数を前記第一の周波数として、さらに前
    記第二の周波数をとる、 請求項2に記載の光デバイス長計測装置。
  4. 【請求項4】前記周波数設定手段が前記入射光の周波数
    を第一の周波数、第二の周波数、第三の周波数および第
    四の周波数に設定し、 前記第三の周波数と前記第四の周波数とが複数あり、 前記第三の周波数と前記第四の周波数との間隔が等間隔
    であり、 前記第四の周波数を前記第三の周波数として、さらに前
    記第四の周波数をとり、 前記第一の周波数と前記第二の周波数との間隔をm倍
    (m>1の正の数)したものが、前記第三の周波数と前
    記第四の周波数との間隔であり、 前記光デバイス長演算手段が前記第一の周波数と前記透
    過光の第一の位相と前記第二の周波数と前記透過光の第
    二の位相と前記第三の周波数と前記第三の周波数に対応
    する前記透過光の第三の位相と前記第四の周波数と前記
    第四の周波数に対応する前記透過光の第四の位相とから
    前記光デバイスの長さまたは前記入射光が入射されてか
    ら前記透過光が出力されるまでの時間を求める、 請求項3に記載の光デバイス長計測装置。
  5. 【請求項5】前記光デバイス長演算手段が前記光デバイ
    スの長さまたは前記入射光が入射されてから前記透過光
    が出力されるまでの時間を求めた後に、 前記第三の周波数と前記第四の周波数との間隔を、前記
    第一の周波数と前記第二の周波数との間隔をm×q倍
    (m>1の正の数、かつq>1の正の数)して、前記光
    デバイス長演算手段が前記光デバイスの長さまたは前記
    入射光が入射されてから前記透過光が出力されるまでの
    時間をさらに求める、 請求項4に記載の光デバイス長計測装置。
  6. 【請求項6】前記qをユーザが任意に選択できる請求項
    5に記載の光デバイス長計測装置。
  7. 【請求項7】前記光デバイス長演算手段が前記光デバイ
    スの長さまたは前記入射光が入射されてから前記透過光
    が出力されるまでの時間をさらに求める際に、 それ以前に求めた前記透過光が出力されるまでの時間に
    基づく制限時間を超えてもなお前記透過光を前記位相計
    測手段が検出できない場合は、計測を中止する、 請求項5または6に記載の光デバイス長計測装置。
  8. 【請求項8】前記周波数設定手段は、 変調用電気信号を発生し、前記変調用電気信号の周波数
    を前記第一の周波数と前記第二の周波数とに設定できる
    周波数可変電源と、 前記入射光光源の発生した前記入射光を、前記周波数可
    変電源の発生した前記変調用電気信号により変調する光
    変調手段と、 を備える請求項1ないし7のいずれか一項に記載の光デ
    バイス長計測装置。
  9. 【請求項9】前記位相計測手段は、 前記透過光を計測用電気信号に変換する光電変換手段
    と、 前記計測用電気信号と前記変調用電気信号との位相差を
    計測する位相比較手段と、 を備えた請求項8に記載の光デバイス長計測装置。
  10. 【請求項10】光デバイスに入射光を入射して、前記光
    デバイスを透過した透過光を利用して光デバイス長を計
    測する光デバイス長計測方法であって、 入射光を発生する入射光発生工程と、 前記入射光の周波数を第一の周波数と第二の周波数とに
    設定する周波数設定工程と、 前記第一の周波数の入射光に対応する前記透過光の第一
    の位相と前記第二の周波数の入射光に対応する前記透過
    光の第二の位相とを計測する位相計測工程と、 前記第一の周波数と前記透過光の第一の位相および前記
    第二の周波数と前記透過光の第二の位相から前記光デバ
    イスの長さまたは前記入射光が入射されてから前記透過
    光が出力されるまでの時間を求める光デバイス長演算工
    程と、 を備え、 周期を考慮した場合の前記透過光の第一の位相と前記透
    過光の第二の位相との差が2π以内である、 光デバイス長計測方法。
  11. 【請求項11】光デバイスに入射光を入射して、前記光
    デバイスを透過した透過光を利用して光デバイス長を計
    測する光デバイス長計測処理をコンピュータに実行させ
    るためのプログラムを記録したコンピュータによって読
    み取り可能な記録媒体であって、 入射光を発生する入射光発生処理と、 前記入射光の周波数を第一の周波数と第二の周波数とに
    設定する周波数設定処理と、 前記第一の周波数の入射光に対応する前記透過光の第一
    の位相と前記第二の周波数の入射光に対応する前記透過
    光の第二の位相とを計測する位相計測処理と、 前記第一の周波数と前記透過光の第一の位相および前記
    第二の周波数と前記透過光の第二の位相から前記光デバ
    イスの長さまたは前記入射光が入射されてから前記透過
    光が出力されるまでの時間を求める光デバイス長演算処
    理と、 を備え、 周期を考慮した場合の前記透過光の第一の位相と前記透
    過光の第二の位相との差が2π以内である、 記録媒体。
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CN113175879A (zh) * 2021-03-25 2021-07-27 潮州三环(集团)股份有限公司 一种尖嘴陶瓷柱t面检测方法、装置、设备及介质

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