JP2001355934A - ヒートポンプ式空気調和機 - Google Patents
ヒートポンプ式空気調和機Info
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Abstract
きるようにした、ヒートポンプ式空気調和機を提供す
る。 【解決手段】 圧縮機3、室外熱交換器9、室外膨張弁
10、室内膨張弁7および室内熱交換器5を備えたヒー
トポンプ式空気調和機において、圧縮機3の吐出管3B
と吸込管3Aとを連通可能にしたバイパス手段51、5
3、55と、運転停止時に、室外膨張弁10および室内
膨張弁7を全閉するとともに、バイパス手段55を全開
して均圧させる制御手段57とを備えた。
Description
と低沸点冷媒からなる非共沸混合冷媒を用いるヒートポ
ンプ式空気調和機に関する。
張弁、室内膨張弁および室内熱交換器を備えたヒートポ
ンプ式空気調和機が知られている。この種のものでは、
圧縮機の吸込管にアキュムレータを接続し、このアキュ
ームレータに液冷媒を貯えて、圧縮機への液バックを防
止するのが一般的である。
低沸点冷媒とからなる非共沸混合冷媒を用いる場合、こ
れがアキュムレータに入ると、低沸点冷媒から気化して
圧縮機に吸い込まれ、高沸点冷媒がアキュムレータの内
部に多く残存するという問題がある。こうなると、冷媒
回路において低沸点冷媒の液量が多くなって、非共沸混
合冷媒の高沸点冷媒と低沸点冷媒との比率が所定値に対
して変動し、所定の冷媒能力を発揮できなくなるおそれ
がある。
ュムレータを設けずに、上記室外膨張弁および上記室内
膨張弁を制御して、上記圧縮機への液バックを防止する
ようにした技術が提案されている。
技術は、空気調和機の運転中や起動時における、圧縮機
への液バックを防止することができるが、運転停止時の
液バックを防止することができないという問題がある。
されたものであり、空気調和機の運転停止時の液バック
を防止できるようにした、ヒートポンプ式空気調和機を
提供することを目的としている。
圧縮機、室外熱交換器、室外膨張弁、室内膨張弁および
室内熱交換器を備えたヒートポンプ式空気調和機におい
て、上記圧縮機の吐出管と吸込管とを連通可能にしたバ
イパス手段と、運転停止時に、上記室外膨張弁および上
記室内膨張弁を全閉するとともに、上記バイパス手段を
全開して均圧させる制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
のにおいて、上記バイパス手段が開閉弁を有したことを
特徴とする。
のにおいて、上記バイパス手段が開閉弁とこの開閉弁に
直列に接続されたキャピラリーチューブとを有したこと
を特徴とするものである。
ずれか1項記載のものにおいて、冷媒として、高沸点冷
媒と低沸点冷媒からなる非共沸混合冷媒を用いることを
特徴とするものである。
の一実施形態を詳細に説明する。
ポンプ式空気調和機の回路図である。この実施形態にか
かる空気調和機は、冷媒回路を循環する冷媒として高沸
点冷媒と低沸点冷媒からなる非共沸混合冷媒を用いてい
る。この非共沸混合冷媒としては、例えば、R134a
(化学式;CH2 FCF3 )、R125(化学式;C2
HF5 )、R32(化学式;CH2 F2 )の混合冷媒が
用いられる。
℃であり、R125の沸点が−48℃であり、R32の
沸点は−52℃である。
熱交換器5、室内膨張弁7、レシーバタンク17、室外
膨張弁10、室外熱交換器9、流路切換え弁としての四
方弁11とが、この順序で配置されている。
吸込管3Aに接続されるべき、アキュムレータが省略さ
れている。
の間にはバイパス管51が接続され、このバイパス管5
1にはキャピラリーチューブ53と開閉弁55とが直列
に接続されている。これらはバイパス手段を構成する。
上記室外膨張弁10および上記室内膨張弁7を全閉する
とともに、上記開閉弁55を全開して、高圧側と低圧側
とを均圧させる制御手段57が設けられている。
暖房時に蒸発器としてそれぞれ作用するものであり、室
内熱交換器5は、冷房時に蒸発器として暖房時に凝縮器
としてそれぞれ作用するものである。
ように冷媒を流すように位置し、暖房運転時には実線に
示すように位置される。このように四方弁を切換えるこ
とにより冷房と暖房時の冷媒流路が切換えられる。
ように、圧縮機3、室内熱交換器5、室内膨張弁7、レ
シーバタンク17、室外膨張弁10、室外熱交換器9、
四方弁11の順序で冷媒が循環される。
された冷媒は、室外熱交換器9が蒸発器として作用する
ため、気化して外気から熱を汲み上げる。
に、液冷媒を貯えるためのアキュムレータが付設されて
いないため、この圧縮機3への冷媒は、ほぼ完全に気化
してから送り込まなければならない。
の弁開度が絞られ、室外熱交換器9への冷媒流入量が制
御される。この制御は制御手段57が司る。これによ
り、冷媒は、室外熱交換器9でほぼ完全に気化して、圧
縮機3に送り込まれるため、アキュムレータ無しの状態
でも、液バックが防止される。
で示すように、圧縮機3、室外熱交換器9、室外膨張弁
10、レシーバタンク17、室内膨張弁7、室内熱交換
器5、四方弁11の順序で冷媒が循環される。
れた冷媒は、室内熱交換器5が蒸発器として作用するた
め、気化して外気から熱を汲み上げる。
られ、室内熱交換器5への冷媒流入量が制御される。こ
の制御は制御手段57が司る。これにより、冷媒は、室
内熱交換器5でほぼ完全に気化して、圧縮機3に送り込
まれるため、アキュムレータ無しの状態でも、液バック
が防止される。
キュムレータ無しの状態で、運転停止時における液バッ
クが防止される。
した場合、制御手段57によって、室外膨張弁10およ
び室内膨張弁7が全閉される。これにより、液冷媒は、
室内熱交換器5の内部等に封じ込められる。
転停止直後に、冷媒回路内の高圧側と低圧側とがほぼ均
圧されるまでの間、圧縮機3の吸込管3A内の低圧によ
って吸い上げられるように、室内熱交換器5の内部に封
じ込められるべき液冷媒が、圧縮機3側へ移動する。こ
の事態が発生すれば、圧縮機3の吸込管3Aにアキュム
レータが無い限り、圧縮機3への液バックを防止できな
い。
め、運転停止直後に、制御手段57によって、開閉弁5
5が全開される。
Aとの間が、強制的に均圧される。これによれば、室内
熱交換器5内の液冷媒が、圧縮機3側へ移動することが
なく、そのまま、室内熱交換器5内に封じ込められるた
め、アキュムレータが無い状態でも、圧縮機3への液バ
ックが防止される。
は、制御手段57によって、室外膨張弁10および室内
膨張弁7が全閉される。これにより、液冷媒は、室外熱
交換器9の内部等に封じ込められる。
って、開閉弁55が全開される。すると、圧縮機3の吐
出管3Bと吸込管3Aとの間が、強制的に均圧される。
これによれば、室外熱交換器9内の液冷媒が、圧縮機3
側へ移動することがなく、そのまま、室外熱交換器9内
に封じ込められるため、アキュムレータが無い状態で
も、圧縮機3への液バックが防止される。
なるため、コストダウンが図られるとともに、室外機の
小型化が図られる。また、上記バイパス手段は、開閉弁
55のほかにキャピラリーチューブ53を直列に有する
ため、このキャピラリーチューブ53の抵抗を適宜設定
しておけば、この空気調和機の運転中に開閉弁55を開
くことにより、圧縮機3の吐出冷媒の一部が、吸込管3
Aに戻されるため、圧縮機3の能力調整が可能になる等
の効果を奏する。
したが、本発明は、これに限定されるものでないことは
明らかである。
状態で、運転停止時における圧縮機への液バックを防止
することができる。
を示す冷媒回路図である。
3)
Claims (4)
- 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、室外膨張弁、室
内膨張弁および室内熱交換器を備えたヒートポンプ式空
気調和機において、 上記圧縮機の吐出管と吸込管とを連通可能にしたバイパ
ス手段と、 運転停止時に、上記室外膨張弁および上記室内膨張弁を
全閉するとともに、上記バイパス手段を全開して均圧さ
せる制御手段と、 を備えたことを特徴とするヒートポンプ式空気調和機。 - 【請求項2】 上記バイパス手段が開閉弁を有したこと
を特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式空気調和
機。 - 【請求項3】 上記バイパス手段が開閉弁とこの開閉弁
に直列に接続されたキャピラリーチューブとを有したこ
とを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式空気調和
機。 - 【請求項4】 冷媒として、高沸点冷媒と低沸点冷媒か
らなる非共沸混合冷媒を用いることを特徴とする請求項
1〜3のいずれか1項記載のヒートポンプ式空気調和
機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000175129A JP3744773B2 (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | ヒートポンプ式空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000175129A JP3744773B2 (ja) | 2000-06-12 | 2000-06-12 | ヒートポンプ式空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001355934A true JP2001355934A (ja) | 2001-12-26 |
JP3744773B2 JP3744773B2 (ja) | 2006-02-15 |
Family
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
---|---|
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007178029A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍空調装置 |
KR20070074302A (ko) * | 2006-01-09 | 2007-07-12 | 삼성전자주식회사 | 공기 조화기 및 그 제어 방법 |
JP2011007488A (ja) * | 2010-08-26 | 2011-01-13 | Mitsubishi Electric Corp | 冷凍空調装置 |
WO2015063853A1 (ja) * | 2013-10-29 | 2015-05-07 | 株式会社日立製作所 | 冷凍サイクルおよび空気調和機 |
CN107356006A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-11-17 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 一种空调系统及空调器 |
-
2000
- 2000-06-12 JP JP2000175129A patent/JP3744773B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN107356006A (zh) * | 2017-07-31 | 2017-11-17 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 一种空调系统及空调器 |
CN107356006B (zh) * | 2017-07-31 | 2022-11-25 | 广东美芝制冷设备有限公司 | 一种空调系统及空调器 |
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---|---|
JP3744773B2 (ja) | 2006-02-15 |
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