JP2001355839A - 温水システムの燃焼制御装置 - Google Patents

温水システムの燃焼制御装置

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JP2001355839A
JP2001355839A JP2000175424A JP2000175424A JP2001355839A JP 2001355839 A JP2001355839 A JP 2001355839A JP 2000175424 A JP2000175424 A JP 2000175424A JP 2000175424 A JP2000175424 A JP 2000175424A JP 2001355839 A JP2001355839 A JP 2001355839A
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hot water
temperature
water temperature
blower fan
controller
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Taiji Ueyama
泰至 植山
Yukikazu Matsuda
幸和 松田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温水システムの燃焼制御装置の温度上昇に対
する保護を安価に、かつ省電力で実現する。 【解決手段】 バーナー10で発生する熱を温水の熱源
に利用するための温水熱交換器3と、その温水温度を検
出するための湯温検出部13と、前記湯温検出部13の
検出温度が所定レベルの湯温になるようにバーナー10
の燃焼量を制御する燃焼制御部12と、システム全般の
制御を行うための制御器4と、この制御器4の雰囲気温
度を検出するための温度検出部16と、前記燃焼制御部
12で制御する湯温のレベルを前記温度検出部16の検
出温度に応じて切り換えるための湯温下降手段17とを
備え、前記湯温下降手段17は、前記制御器4の雰囲気
温度が所定温度を上回ると、制御する湯温レベルを下げ
る構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は制御器の温度上昇に
よる劣化や故障を防止することができる構成とした温水
システムの燃焼制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の温水システムの燃焼制御装置の例
を図12、図13に示す。
【0003】図12は温水システムを乾燥機に使用した
構成図、図13は制御器のブロック図である。
【0004】21は温風式乾燥機、22は石油燃焼器、
23は温水熱交換器、24は制御器、25は油タンク、
26は循環ポンプ、27は気化器、28は電磁ポンプ、
29は温水経路、30はバーナー、31は気化ヒータ、
32は燃焼制御部、33は湯温検出部、34は運転操作
部、35は点火器、36は温度検出部、37は送風ファ
ンで、油タンク25から供給される油を制御器24によ
って電磁ポンプ28と気化ヒータ31、点火器35を制
御して、バーナー30の燃焼動作を行う。また、循環ポ
ンプ26によって温水経路29を流れる温水は、湯温検
出部33及び温水熱交換器23を介して、温風式乾燥機
21へ循環する構成となっている。そして、石油燃焼器
22の機器内部の冷却動作を行うための送風ファン37
を有するものや、機器内部の温度をモニターする温度検
出部36を有するものなどがある。
【0005】上記のように構成された温水システムの燃
焼制御装置において、その動作を説明すると、運転操作
部34によって機器の運転を開始すると、燃焼制御部3
2にて、まず気化ヒータ31を制御し、気化器27の温
度が所定の気化温度に達した時点で電磁ポンプ28と点
火器35を駆動して点火し、気化器27の気化ガスをバ
ーナ30で燃焼させる。バーナー30での発熱は、温水
熱交換器23で温水経路29を流れる温水に渡され、温
水経路29を通って温風式乾燥機21へ運ばれる。燃焼
制御部32は、湯温検出部33の検知温度が所定の温度
に安定するようにバーナー30の燃焼量を制御する。送
風ファン37を有するものについては、連続で動作し
て、運転中に機器内部が高温になるのを防止しており、
温度検出部36を有するものについては、モニターする
機器内部の温度が異常高温になった時点で機器を異常停
止させるか、或いは送風ファン37との組み合わせで送
風ファン37の風量を上げて冷却を強化するような制御
を行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成においては、設置条件等によって、制御器の温度
が、温水経路の湯温や外気温等の影響を受けて長時間異
常高温にさらされて制御器上の電子部品の劣化や故障に
結びつく恐れがあり、特に夏場使用の場合に外気温の高
さの影響や直射日光の影響等でそれが顕著であった。そ
れらの不具合のために、設置場所に特別な配慮をする
か、制御器を温水経路から十分距離を離して湯温の影響
を受けにくい位置に配置するか、または断熱策を施す必
要があり、その場合機器が必要以上に大きくなりコスト
もかかるという課題があった。
【0007】それを防ぐために冷却用の送風ファンを連
続動作させるものにおいては、消費電力の問題があり、
また機器内部の温度をモニターして、異常高温時に機器
を停止させるものにおいては機器が一時的に使用できな
くなるという課題があった。
【0008】本発明は、上記従来の課題を解決するもの
で、制御器の雰囲気温度に応じて温水温度を制御するこ
とで温水経路からの輻射熱による影響を軽減させて制御
器の雰囲気温度を適正に保持するようにしたものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記従来の課題
を解決するため、バーナーで発生する熱を温水の熱源に
利用するための温水熱交換器と、その温水温度を検出す
るための湯温検出部と、前記湯温検出部の検出温度が所
定レベルの湯温になるようにバーナーの燃焼量を制御す
る燃焼制御部と、システム全般の制御を行うための制御
器と、この制御器の雰囲気温度を検出するための温度検
出部と、前記温度検出部の検出温度に応じて、前記燃焼
制御部で制御する湯温のレベルを切り換えるための湯温
下降手段或いは、前記制御器を冷却するための送風ファ
ン及びそれ駆動を制御する送風ファン駆動手段とを備
え、前記制御器の雰囲気温度が所定温度を上回ると、前
記湯温下降手段については、制御する湯温レベルを下げ
る動作を行い、前記送風ファン駆動手段につては、前記
送風ファンを駆動する動作を行う構成としている。
【0010】上記発明によれば、雰囲気温度を監視する
ことで制御器の温度を間接的に監視することができ、そ
れに応じて湯温を下げる調整をするか或いは送風ファン
によって冷却することで、制御器が温度上昇によって劣
化や故障するのを防ぐとともに、機器の運転を継続する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、バーナ
ーで発生する熱を温水の熱源に利用するための温水熱交
換器と、その温水温度を検出するための湯温検出部と、
前記湯温検出部の検出温度が所定レベルの湯温になるよ
うにバーナーの燃焼量を制御する燃焼制御部と、システ
ム全般の制御を行うための制御器と、この制御器の雰囲
気温度を検出するための温度検出部と、前記燃焼制御部
で制御する湯温のレベルを前記温度検出部の検出温度に
応じて切り換えるための湯温下降手段とを備え、前記湯
温下降手段は、前記制御器の雰囲気温度が所定温度を上
回ると、制御する湯温レベルを下げる構成としている。
【0012】そして、雰囲気温度を監視することで制御
器の温度を間接的に監視することができ、それに応じて
湯温を下げる調整をするか或いは送風ファンによって冷
却することで、制御器が温度上昇によって劣化や故障す
るのを防ぐとともに、機器の運転を継続することができ
る。
【0013】また、請求項2に記載の発明は、湯温下降
手段は、温度検出部の検出温度に対応して、湯温レベル
を高い方から段階的に下げてゆき、所定の湯温レベルま
で下げた時点でそれ以上下げないようにする下限レベル
判定手段を有する構成としている。
【0014】そして、湯温レベルを段階的に下げること
で、レベルの下げすぎによる温水システムの能力低下を
最小限に抑えつつ、制御器が温度上昇によって劣化や故
障するのを防止することができる。
【0015】また、請求項3に記載の発明は、温度検出
部の検出温度が下がるのに応じて湯温を、所定の上限湯
温まで段階的に上げるための湯温上昇手段と、所定の湯
温レベル以上に上げないようにする上限レベル判定手段
を有する構成としている。
【0016】そして、温度検出部の検出温度の低下に応
じて、湯温レベルを段階的に上げることで、温水システ
ムの能力を本来のレベルまで最大限に近づけつつ、所定
の湯温レベル以上に上げないようにすることで機器内部
が異常高温になることを繰り返すことも防止できる。
【0017】また、請求項4に記載の発明は、温度検出
部の検出温度が下がるのに応じて湯温を、所定の上限湯
温まで段階的に上げるための湯温上昇手段と、制御器を
冷却するための送風ファンと、その駆動を制御する送風
ファン駆動手段を備え、前記送風ファン駆動手段は、前
記温度検出部の検出温度が所定温度を上回ると、前記送
風ファンを駆動する構成としている。
【0018】そして、送風ファンを駆動することで、温
水システムの能力を落とさずに制御器を速やかに冷却し
て運転継続できるとともに、能力を落とす制御を行った
場合の湯温上昇手段による温水システムの能力の戻りを
早めることができる。
【0019】また、請求項5に記載の発明は、バーナー
で発生する熱を温水の熱源に利用するための温水熱交換
器と、その温水温度を検出するための湯温検出部と、前
記湯温検出部の検出温度が所定レベルの湯温になるよう
にバーナーの燃焼量を制御する燃焼制御部と、システム
全般の制御を行うための制御器と、日照を検出するため
の光センサーと、それに連動して前記制御器を冷却する
ための送風ファンと、その駆動を制御する送風ファン駆
動手段を備え、前記送風ファン駆動手段は着脱可能と
し、前記光センサーが検出する光量が所定レベルを上回
ると、前記送風ファン駆動手段にて前記送風ファンを駆
動する構成としている。
【0020】そして、前記光センサーが検出レベルに応
じて前記送風ファンを駆動することで、温度検出素子を
用いずに、日差しの影響による制御器の温度上昇を未然
に抑えることができる。また前記送風ファンを着脱可能
な構成にすることで設置条件等の温水システムの利用条
件全般を加味して送風ファンによる冷却動作の有無の選
択が可能となり安価なシステム構成にすることができ
る。
【0021】また、請求項6に記載の発明は、バーナー
で発生する熱を温水の熱源に利用するための温水熱交換
器と、その温水温度を検出するための湯温検出部と、前
記湯温検出部の検出温度が所定レベルの湯温になるよう
にバーナーの燃焼量を制御する燃焼制御部と、システム
全般の制御を行うための制御器と、前記制御器を冷却す
るための送風ファンと、カレンダー機能を有するタイマ
ー部と、そのタイマー部の出力に連動して前記送風ファ
ンの駆動を制御する送風ファン駆動手段を備え、前記送
風ファン駆動手段は、着脱可能な構成とし、前記タイマ
ー部のカレンダー機能が所定の値になると、前記送風フ
ァン駆動手段にて前記送風ファンを駆動する構成としい
る。
【0022】そして、前記カレンダー機能の値によって
前記送風ファンを駆動することで、温度検出素子や前記
光センサーを用いることなく、季節に応じて変化する日
差しの影響等による制御器の温度上昇を未然に抑えるこ
とができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の実施例について図面に基づいて
説明する。
【0024】(実施例1)図1は本発明の実施例1の温
水システムの燃焼制御装置の構成図で、図2はブロック
図である。図1及び図2において、1は温風式乾燥機
で、2は石油燃焼器、3は温水熱交換器、4は制御器、
5は油タンク、6は循環ポンプ、7は気化器、8は電磁
ポンプ、9は温水経路、10はバーナー、11は気化ヒ
ータ、12は燃焼制御部、13は湯温検出部、14は運
転操作部、15は点火器、16は温度検出部、17は湯
温変更手段で、油タンク5から供給される油を制御器4
によって電磁ポンプ8と気化ヒータ11、点火器15を
制御して、バーナー10の燃焼動作を行う。また、循環
ポンプ6によって温水経路9を流れる温水は、湯温検出
部13及び温水熱交換器3を介して、温風式乾燥機1へ
循環する構成としている。
【0025】上記のように構成された温水システムの燃
焼制御装置において、その動作を説明すると、運転操作
部14によって機器の運転を開始すると、制御器4上の
燃焼制御部12にて、まず気化ヒータ11を制御し、気
化器7の温度が気化温度に達した時点で電磁ポンプ8と
点火器15を駆動して点火し、気化器7の気化ガスをバ
ーナ10で燃焼させる。バーナー10での発熱は、温水
熱交換器3で温水経路9を流れる温水に渡され、この経
路を通って温風式乾燥機1へ運ばれる。燃焼制御部12
は、湯温検出部13の検知湯温を所定の設定湯温に保つ
ようにバーナー10の燃焼量を制御する。また、その設
定湯温は温度検出部16の検知温度に基づいて湯温下降
手段17にて切り換えることができる。
【0026】上記構成において、その動作を図2の制御
ブロック図と図3のタイムチャートを用いて説明する。
【0027】図3において、最初は温度検出部16の検
知する制御器の雰囲気温度は所定の検知レベル以下の温
度であり、燃焼制御部12は運転操作部14からの運転
ON指示を受けて、所定の設定湯温(設定湯温A)で安
定するようにバーナー10の燃焼動作を制御する。つぎ
に、気温や温水温度の影響で温度検出部16で検知する
温度が所定の検知レベルを上回った場合()、湯温下
降手段17は、設定湯温を低下(設定湯温A→設定湯温
B)させる指示を行い、燃焼制御部12はその低下させ
た設定湯温(設定湯温B)に基づいて燃焼量を制御し、
温水温度の影響による温度検出部16の検出温度上昇を
抑える方向に制御する。
【0028】なお、検知温度が所定の検知レベルを上回
った場合も検知温度のオーバーシュート等を考慮して一
定時間の検知レベル確定後に設定湯温を低下させても良
い。また、所定の設定湯温(設定湯温A)に戻すタイミ
ングとしては、運転操作部14による運転停止や、一定
時間後に自動的に戻す制御を湯温下降手段17によって
行ってもよい。
【0029】(実施例2)図4は本発明の実施例2の温
水システムの燃焼制御装置の構成を示す制御ブロック図
で図5はそのタイムチャートで、構成図については実施
例1の図1と同一であり説明を省略する。
【0030】実施例2は、湯温下降手段17を複数段有
したもので、その動作を図4および図5を用いて説明す
ると、運転操作部14からの運転ON指示を受けて運転
を開始してから、温度検出部16の検知する温度が所定
の検知レベル1を上回った場合()、湯温下降手段1
7は、設定湯温を低下(設定湯温A→設定湯温B)させ
る指示を行う。
【0031】つぎに、温度検出部16の検知するレベル
がさらに上昇して検知レベル2を上回った時()、湯
温下降手段17は、設定湯温をもう一段低下(設定湯温
B→設定湯温C)させる。そして湯温下降手段17は、
同様の湯温レベルの低下指示を温度検出部16の検知す
る温度の上昇に応じて繰り返す。ただし、湯温下降手段
17によって指示される湯温レベルが、設定湯温の下限
レベルに達した場合は下限レベル判定手段18によっ
て、所定の下限レベルに一定時間の間だけ制限されるよ
うにしている。
【0032】(実施例3)図6は本発明の実施例3の温
水システムの燃焼制御装置のブロック図で。図7はその
タイムチャートである。構成図については実施例1と同
一であり説明を省略する。実施例3は、湯温下降手段1
7による設定湯温の低下指示とは逆の動作を行う湯温上
昇手段19を有したもので、その動作を図6および図7
を用いて説明すると、運転操作部14からの運転ON指
示を受けて運転を開始してから、温度検出部16の検知
する温度が所定の検知レベル3を上回った場合()、
湯温下降手段17は、設定湯温を低下(設定湯温A→設
定湯温B)させる指示を行い、温度検出部16の検知す
るレベルがさらに上昇して検知レベル4を上回った時
()、湯温下降手段17は、設定湯温をもう一段下げ
る(設定湯温B→設定湯温C)指示を行う。その後、温
度検出部16の検知する温度が検知レベル2を下回った
時点()で、湯温上昇手段19は、設定湯温を一段上
げる(設定湯温C→設定湯温B)指示を行う。さらに検
知温度が低下して検知レベル1を下回った時点()
で、設定湯温をもう一段上げる(設定湯温B→設定湯温
A)指示を行う。そして湯温上昇手段19は、同様の湯
温レベルの上昇指示を温度検出部16の検知する温度の
低下に応じて繰り返す。また、湯温下降手段17による
湯温下降指示時の各レベルと湯温上昇手段19による湯
温上昇指示時の各レベルの設定湯温及び切替温度はそれ
ぞれ独立して設定できるものとする。そして湯温上昇指
示は、上限レベル判定手段20によって当初の湯温レベ
ル(設定湯温A)より低いように上限レベルを一定時間
の間だけ制限し、湯温下降指示は、下限レベル判定手段
18によって、下限レベルを一定時間の間だけ制限す
る。
【0033】(実施例4)図8は本発明の実施例4の温
水システムの燃焼制御装置のブロック図で。図9はその
タイムチャートである。ブロック図で実施例1と同じも
のについては同一番号を付与することとする。また本実
施例の構成図については実施例1の図1と同一であり説
明を省略する。実施例4は、温度検出部16の検知する
温度が、湯温下降手段17による設定湯温の低下指示よ
りも低い検知温度で、送風ファンを動作させることで、
湯温下降手段17による設定湯温の低下指示が作動し難
くするものであり、その動作を図8および図9を用いて
説明する。図8において制御器4に対して着脱可能な構
成の送風ファン37が装着してあり、温度検出部16の
検知する温度が所定レベルより高くなった時点で送風フ
ァン駆動手段38にて送風ファン37を駆動して制御器
4を冷却する構成としている。その動作を図9のタイム
チャートにて説明すると、運転操作部14からの運転O
N指示を受けて運転動作にはいり、温度検出部16の検
出温度が上昇して検出レベル1を上回る()と、送風
ファン駆動手段38は、送風ファン37を駆動開始す
る。次に検出温度がさらに上昇して検出レベル2を上回
る()と、今度は湯温下降手段17が、設定湯温を一
段下げる、つぎに検出レベル3を上回る()と、送風
ファン駆動手段38は、送風ファン37の駆動回転数を
上げて制御器4の冷却効果を高める制御を行う。そし
て、さらに上昇して検出レベル4を上回る()と、湯
温下降手段17は、設定湯温をもう一段下げて温水温度
の影響による制御器4の温度上昇を緩和する。そしてこ
れらの効果で温度検出部16の検出温度が下降し続け、
検出レベル04を下回る()と、まず湯温上昇手段1
9が、設定湯温を一段上げる、つぎに検出レベル03を
下回る()と送風ファン駆動手段38は、送風ファン
37の駆動回転数を下げてファンの回転による騒音の低
減と、消費電力の低下をはかる。さらに検出温度低下に
伴い同様に検出レベル02を下回る()と設定湯温を
一段上げ、検出レベル01を下回る()と送風ファン
37の駆動回転数を下げる。ただし、上限レベル判定手
段20によって湯温レベルの上限を通常設定のレベルよ
り低い温度にすることで、当初と同一条件となって再度
温度検出部16の検出温度が上昇してしまう事を緩和し
ている。
【0034】(実施例5)図10は本発明の実施例5の
温水システムの燃焼制御装置のブロック図である。ブロ
ック図で実施例1と同じものについては同一番号を付与
することとする。また本実施例の構成図については実施
例1の図1と同一であり説明を省略する。実施例5は、
光センサーで検知する光に連動して送風ファンを駆動し
て制御器を冷却するものであり、その動作を図10を用
いて説明する。図10において、39は光センサーで、
温水システムの外装に装着して日照を検知して、送風フ
ァン駆動手段38に伝えるようになっている。燃焼制御
部12は、送風ファン駆動手段38に対して機器が燃焼
中か或いは燃焼停止中かを伝える構成となっている。そ
して、送風ファン駆動手段38は、光センサー39から
の入力情報で昼夜の判別を行い、所定のレベル以上の光
量を検知した場合、機器が燃焼中であれば、制御器に装
着してある送風ファン37を駆動する。検知する光量が
所定のレベルを下回るか或いは機器が燃焼停止した場合
に送風ファン37を停止させる。なお設置条件や使用条
件によって送風ファンによる冷却が不要の場合は制御器
から取り外すことが可能なようにしている。
【0035】(実施例6)図11は本発明の実施例6の
温水システムの燃焼制御装置のブロック図である。ブロ
ック図で実施例1と同じものについては同一番号を付与
することとする。また本実施例の構成図については実施
例1の図1と同一であり説明を省略する。実施例6は、
制御器上に設けたカレンダー機能40に連動して、同じ
く制御器に装着した送風ファンを駆動して制御器を冷却
する構成にしてあり、その動作を図11のブロック図に
て説明する。図11において、40はカレンダー機能
で、年月日と時間を更新及び記録して、送風ファン駆動
手段38にその情報を一定周期で伝える構成にしてあ
る。燃焼制御部12は、送風ファン駆動手段38に対し
て機器が燃焼中か或いは燃焼停止中かを伝える構成とな
っている。そして、送風ファン駆動手段38では、これ
を受けて気温が上昇し易いシーズンと時間帯でかつ燃焼
中の場合、送風ファンを駆動するようになっている。
【0036】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
温水温度を下げることで機器の運転を中断すること無
く、制御器の温度上昇の緩和をはかることができる。
【0037】さらに、従来送風ファンを用いて冷却して
いた構成に対してそれを無くすことで、安価なシステム
にできるとともに、送風ファン動作にかかる消費電力も
無くすことができ、機器の動作に伴う騒音も低下させる
ことができる。
【0038】また、請求項2の発明によれば、制御器の
温度上昇に応じて設定湯温を段階的に下げることで、温
水システムの能力を落とし過ぎる事無くバランスの取れ
た設定湯温に切り換えて、制御器を温度上昇から保護す
ることができるとともに、湯温レベルの低下時に下限レ
ベルの制限を一定時間の間だけ行うことで、温水システ
ムの最低限の能力を保ちつつ運転を継続させ、その状態
が一定期間継続した場合に湯温レベルの低下の制限を解
除する事で、制御器の温度保護も成立させることができ
る。
【0039】また、請求項3の発明によれば、制御器の
温度上昇の緩和をはかるために一時的に温水システムの
能力を下げても、制御器温度の低下に応じて能力を自動
的に回復することができるとともに、回復時の設定湯温
を当初より低めに設定することで再度同じ条件で制御器
の温度上昇を繰り返すことを未然に防止できる。
【0040】また、請求項4の発明によれば、通常は停
止している送風ファンを、制御器の温度上昇に応じて、
湯温レベルの下降よりも先に駆動して制御器を冷却する
ことで温水システムの能力を低下させずに、制御器の温
度上昇に対する保護がはかれる。さらに制御器の温度上
昇の勢いが大きい場合は、設定湯温を低下させることと
送風ファンによる冷却効果を高めることを交互に行うこ
とで、送風ファンによる騒音及び消費電力の増大と、湯
温レベル低下による温水システムの能力低下のどちらか
への偏りを防止して双方バランスよく制御器の温度上昇
を防止することができる。なお、制御器の温度上昇に応
じて送風ファンの駆動回転数を1レベルずつ上げてゆ
き、一通り上昇させてから湯温レベルを低下させる処理
に移行するように検出温度のレベルを設定することで、
温水システムの能力低下を防止することを最優先にする
動作を実現できる。
【0041】また、請求項5の発明によれば、光センサ
ーに連動して送風ファンの駆動を制御することで、日中
に外気温が高温となり、制御器の温度上昇を起こすのを
未然に防ぐとともに、その他の場合の送風ファン動作に
よる騒音や消費電力を抑えることができる。
【0042】また、請求項6の発明によれば、温度検出
素子や光センサーなどセンサー類を一切使用せずに、制
御器の温度上昇を高い確率で予測して送風ファンを動作
させることで未然に防ぐ事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における温水システムの燃焼
制御装置の構成図
【図2】同装置の制御動作を示すブロック図
【図3】同装置の動作状態を示すタイムチャート
【図4】本発明の実施例2の制御動作を示すブロック図
【図5】同装置の動作状態を示すタイムチャート
【図6】本発明の実施例3の制御動作を示すブロック図
【図7】同装置の動作状態を示すタイムチャート
【図8】本発明の実施例4の制御動作を示すブロック図
【図9】同装置の動作状態を示すタイムチャート
【図10】本発明の実施例5の制御動作を示すブロック
【図11】本発明の実施例6の制御動作を示すブロック
【図12】従来の温水システムの燃焼制御装置の構成図
【図13】従来の温水システムの制御動作を示すブロッ
ク図
【符号の説明】
3 温水熱交換器 4 制御器 10 バーナー 12 燃焼制御部 13 湯温検出部 16 温度検出部 17 温度下降手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーナーで発生する熱を温水の熱源に利
    用するための温水熱交換器と、その温水温度を検出する
    ための湯温検出部と、前記湯温検出部の検出温度が所定
    レベルの湯温になるようにバーナーの燃焼量を制御する
    燃焼制御部と、システム全般の制御を行うための制御器
    と、この制御器の雰囲気温度を検出するための温度検出
    部と、前記燃焼制御部で制御する湯温のレベルを前記温
    度検出部の検出温度に応じて切り換えるための湯温下降
    手段とを備え、前記湯温下降手段は、前記制御器の雰囲
    気温度が所定温度を上回ると、制御する湯温レベルを下
    げる構成とした温水システムの燃焼制御装置。
  2. 【請求項2】 湯温下降手段は、前記温度検出部の検出
    温度に対応して、湯温レベルを高い方から段階的に下げ
    てゆき、所定の湯温レベルまで下げた時点でそれ以上下
    げないようにする下限レベル判定手段を有する構成とし
    た請求項1記載の温水システムの燃焼制御装置。
  3. 【請求項3】 温度検出部の検出温度が下がるのに応じ
    て湯温を、所定の上限湯温まで段階的に上げるための湯
    温上昇手段と、所定の湯温レベル以上に上げないように
    する上限レベル判定手段を有する構成とした請求項1ま
    たは2記載の温水システムの燃焼制御装置。
  4. 【請求項4】 制御器を冷却するための送風ファンと、
    その駆動を制御する送風ファン駆動手段を備え、前記送
    風ファン駆動手段は、温度検出部の検出温度が所定温度
    を上回ると、前記送風ファンを駆動する構成とした請求
    項1、2、3のいずれか1項記載の温水システムの燃焼
    制御装置。
  5. 【請求項5】 バーナーで発生する熱を温水の熱源に利
    用するための温水熱交換器と、その温水温度を検出する
    ための湯温検出部と、前記湯温検出部の検出温度が所定
    レベルの湯温になるようにバーナーの燃焼量を制御する
    燃焼制御部と、システム全般の制御を行うための制御器
    と、日照を検出するための光センサーと、それに連動し
    て前記制御器を冷却するための送風ファンと、その駆動
    を制御する送風ファン駆動手段を備え、前記送風ファン
    駆動手段は着脱可能とし、前記光センサーが検出する光
    量が所定レベルを上回ると、前記送風ファン駆動手段に
    て前記送風ファンを駆動する構成とした温水システムの
    燃焼制御装置。
  6. 【請求項6】 バーナーで発生する熱を温水の熱源に利
    用するための温水熱交換器と、その温水温度を検出する
    ための湯温検出部と、前記湯温検出部の検出温度が所定
    レベルの湯温になるようにバーナーの燃焼量を制御する
    燃焼制御部と、システム全般の制御を行うための制御器
    と、前記制御器を冷却するための送風ファンと、カレン
    ダー機能を有するタイマー部と、そのタイマー部の出力
    に連動して前記送風ファンの駆動を制御する送風ファン
    駆動手段を備え、前記送風ファン駆動手段は、着脱可能
    な構成とし、前記タイマー部のカレンダー機能が所定の
    値になると、前記送風ファン駆動手段にて前記送風ファ
    ンを駆動する構成とした温水システムの燃焼制御装置。
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