JP2001355110A - 使い捨て手術用外衣 - Google Patents

使い捨て手術用外衣

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JP2001355110A
JP2001355110A JP2000176650A JP2000176650A JP2001355110A JP 2001355110 A JP2001355110 A JP 2001355110A JP 2000176650 A JP2000176650 A JP 2000176650A JP 2000176650 A JP2000176650 A JP 2000176650A JP 2001355110 A JP2001355110 A JP 2001355110A
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JP
Japan
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outer garment
sleeve
sleeves
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side edge
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JP2000176650A
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Hiroyuki Inagaki
広之 稲垣
Akiko Saito
明子 斎藤
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Unicharm Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外衣内の熱を外衣外へ十分に発散させること
ができる使い捨て手術用外衣を提供する。 【解決手段】 前身頃4および第1,2後身頃5A,5
Bを有する身頃本体2と、身頃本体2の上端部に取り付
けられた両袖3A,3Bとから構成された使い捨て手術
用外衣1であり、第1後身頃5Aと第2後身頃5Bとに
は、それら後身頃5A,5Bの上部であって前身頃4の
側へ偏倚した領域に所与面積を有する開口部6A,6B
が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医師や看護婦等が
手術時に着用する使い捨て手術用外衣に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平6−207301号公報は、後身
頃を左右に分割した身頃本体と、身頃本体の上端部の両
側に取り付けられた両袖とから構成され、身頃本体をそ
の外側から着用者の身体に締めつけるための第1および
第2帯片を備えた背部閉じ合せ型の使い捨て手術用外衣
を開示している。外衣は、医師や看護婦等の着用者がそ
れを着用した後に、後身頃各々を重ね合わせて背部を閉
じ、第1帯片と第2帯片とを結んで胴周りを締め付け、
ファスナ部材各々を係合させて襟周りを閉じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】手術時では、着用者の
頭上に位置する手術用照明器具の多数のハロゲン電球か
ら光が照射されるとともに熱が放出される。同号公報に
開示の外衣では、その上部における外衣内温度が照明器
具から放出された熱と着用者の体温とによって35〜4
5℃にも達する場合があり、着用者は不快な暑熱環境下
で執刀しなければならない。外衣内温度を下げるために
は、外衣内の熱を外衣外へ発散させればよい。しかし、
外衣では、それが通気性を有する素材から形成されてい
たとしても、着用者の背部と襟周りとが外衣によって閉
じられているので、外衣内の熱を外衣外へ十分に発散さ
せることができない。
【0004】本発明の課題は、外衣内の熱を外衣外へ十
分に発散させることができる使い捨ての手術用外衣を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の本発明は、着用者の胸腹部を被う前身頃および着用者
の背部を被う後身頃を有する身頃本体と、前記身頃本体
の上端部の両側に取り付けられた両袖とから構成され、
前記後身頃が、前記前身頃の一方の側縁に連なる第1後
身頃と、前記前身頃の他方の側縁に連なる第2後身頃と
から形成された背部閉じ合せ型の使い捨て手術用外衣を
改良することにある。
【0006】改良にかかる本発明の特徴として、前記第
1後身頃と前記第2後身頃とには、それら後身頃の上端
部の側であって、かつ、前記前身頃の側へ偏倚した領域
に所与面積を有する開口部が形成されている。
【0007】本発明の実施の態様の一例としては、前記
領域各々では、多数の前記開口部が前記第1および第2
後身頃の縦方向と該縦方向と交差する横方向との少なく
とも一方向へ所与寸法離間して並んでいる。
【0008】本発明の実施の態様の他の一例としては、
前記領域毎の総開口面積が、5〜200cmの範囲に
ある。
【0009】
【発明の実施の形態】添付の図面を参照し、本発明に係
る使い捨ての手術用外衣の詳細を説明すると、以下のと
おりである。図1,2は、前身頃4の側から示す手術用
外衣1の斜視図と、後身頃5の側から示す外衣1の背面
図とである。図1では、第1および第2後身頃5A,5
Bを図の横方向外方へ開き、一方の袖3Bを前身頃4の
側に倒伏させた状態で示し、図2では、腰部連結帯8
A,8B,9A,9B各々を結び、ファスナ部材12,
13各々を互いに係合させた着用状態で示す。外衣1
は、医師や看護婦等の着用者が手術時に着用する。
【0010】外衣1は、身頃本体2と、身頃本体2の上
端部の両側に取り付けられた両袖3A,3Bとを主要な
構成部材とする。身頃本体2は、それぞれ別体の、着用
者の胸腹部を被う前身頃4と、着用者の背部を被う後身
頃5とを有する。後身頃5は、前身頃4の一方の側縁4
aに連接された第1後身頃5Aと、前身頃4の他方の側
縁4bに連接された第2後身頃5Bとから形成されてい
る。第1および第2後身頃5A,5Bには、縦方向へ長
い矩形を呈する所与面積の開口部6A,6Bが形成され
ている。第1および第2後身頃5A,5Bには、背部の
閉じ合せを保持するための、腰部連結帯8A,8B,9
A,9Bが取り付けられている。
【0011】両袖3A,3Bは、袖付け3a,3bから
袖口3eへ向い先細りの筒状を呈する。袖3A,3B各
々の袖口3eには、袖3A,3Bの周り方向へ弾性伸縮
性を有する袖リブ7が取り付けられている。着用状態に
ある外衣1には、図2に示すように、身頃本体2の上端
部における両袖3A,3Bの間に襟周り開口10が形成
され、身頃本体2の下端部に裾周り開口11が形成され
ている。
【0012】図3,4は、図1の外衣1の分解平面図
と、図3の分解平面図から前後身頃4,5A,5Bと両
袖3A,3Bとを接合した状態で示す外衣1の組立図と
である。前身頃4は、互いに並行して縦方向へ延びる両
側縁4a,4bと、横方向へ延びる上下端縁4c,4d
とを有する。前身頃4の上端縁4cには、その略中央に
襟刳り4eが形成され、襟刳り4eの両側に袖刳り4f
が形成されている。襟刳り4eは、前身頃4の下端縁4
dの方向へ凸となるように弧を画いている。袖刳り4f
は、襟刳り4eの両側から前身頃4の両側縁4a,4b
へ向い下端縁4dの方向へ傾斜している。
【0013】第1後身頃5Aと第2後身頃5Bとは、同
形同大のもので、互いに並行して縦方向へ延びる自由側
縁5aおよび固定側縁5bと、横方向へ延びる上下端縁
5c,5dとを有する。
【0014】第1後身頃5Aの上端縁5cには、自由側
縁5aから上端縁5cの中央へ向って襟刳り5eが形成
され、襟刳り5eから固定側縁5bへ向って袖刳り5f
が形成されている。襟刳り5eは、第1後身頃5Aの下
端縁5dの方向へ凸となるように弧を画いている。袖刳
り5fは、襟刳り5eから固定側縁5bへ向い下端縁5
dの方向へ傾斜している。襟刳り5eの縁部には、メカ
ニカルファスナのうちのフック部材12が取り付けられ
ている。
【0015】第2後身頃5Bの上端縁5cには、自由側
縁5aから上端縁5cの中央へ向って襟刳り5eが形成
され、襟刳り5eから固定側縁5bへ向って袖刳り5f
が形成されている。襟刳り5eは、第2後身頃5Bの下
端縁5dの方向へ凸となるように弧を画いている。袖刳
り5fは、襟刳り5eから固定側縁5bへ向い下端縁5
dの方向へ傾斜している。襟刳り5eの縁部には、メカ
ニカルファスナのうちのループ部材13が取り付けられ
ている。
【0016】開口部6A,6B各々は、図3,4に仮想
線で示すように、第1および第2後身頃5A,5Bの上
部であって前身頃4の側へ偏倚した領域S1,S2に形
成されている。開口部6A,6B各々は、第1および第
2後身頃5A,5Bを切り抜いたものである。
【0017】第1後身頃5Aの腰部連結帯8A,8B各
々は、それら帯8A,8Bの端部が第1後身頃5Aの腰
上に配置され、第1後身頃5Aの外面における自由側縁
5a近傍と第1後身頃5Aの内面における固定側縁5b
近傍とに取り付けられている。第2後身頃5Bの腰部連
結帯9A,9B各々は、それら帯9A,9Bの端部が第
2後身頃5Bの腰上に配置され、第2後身頃5Bの外面
における自由側縁5a近傍と固定側縁5b近傍とに取り
付けられている。
【0018】袖3A,3B各々は、前身頃4の袖刳り4
fと並行して延びる第1袖付け3aと、第1および第2
後身頃5A,5Bの袖刳り5fと並行して延びる第2袖
付け3bとを有する。第1袖付け3aは、袖山中央部3
cから袖下3dへ向い下がり勾配を有して直状に延びて
いる。第2袖付け3bは、袖山中央部3cから袖下3d
へ向い下がり勾配を有して直状に延びている。
【0019】外衣1では、図4に示すように、前身頃4
の袖刳り4f各々と袖3A,3B各々の第1袖付け3a
とを互いに一致させ、第1および第2後身頃5A,5B
の袖刳り5f各々と袖3A,3B各々の第2袖付け3b
とを互いに一致させた状態で、前身頃4と袖3A,3B
各々とが固着され、第1および第2後身頃5A,5Bと
袖3A,3B各々とが固着されている。
【0020】外衣1では、前身頃4の襟刳り4eと第1
および第2後身頃5A,5Bの襟刳り5eとが所要寸法
離間し、それら身頃4,5A,5Bの襟刳り4e,5e
の間にそれら身頃4,5A,5Bの袖刳り4f,5fと
非接合の袖3A,3B各々の袖山中央部3cが延びてい
る。
【0021】図4からは、前身頃4と第1および第2後
身頃5A,5Bとの内面が互いに重なり合うように、両
袖3A,3Bに延びる中心線Xにおいて折曲する。それ
ら身頃4,5A,5Bの内面どうしを重ね合わせた後、
前身頃4の両側縁4a,4b近傍と第1および第2後身
頃5A,5Bの固定側縁5b近傍とを固着し、袖3A,
3B各々の袖下3dを固着することで、図1の外衣1を
得ることができる。
【0022】外衣1では、前後身頃4,5A,5Bの袖
刳り4f,5fがそれら身頃4,5A,5Bの内面の側
へわずかに折曲された状態で、袖3A,3B各々の袖付
け3a,3bの外面がそれら身頃4,5A,5Bの外面
に固着されていることが好ましく、前身頃4の両側縁4
a,4b近傍と第1および第2後身頃5A,5Bの固定
側縁5b近傍とがそれら身頃4,5A,5Bの内側へわ
ずかに折曲された状態で、それら身頃4,5A,5Bの
外面どうしが固着されていることが好ましい。
【0023】外衣1を着用するには、着用者が両腕を外
衣1の両袖3A,3Bに通した後、第1後身頃5Aの内
面に取り付けられた腰部連結帯8Aと第2後身頃5Bの
外面に取り付けられた腰部連結帯9Aとを結び、第1後
身頃5Aの外面に第2後身頃5Bを重ね合わせる。第1
および第2後身頃5A,5Bを重ね合わせた後は、第1
後身頃5Aの外面に取り付けられた腰部連結帯8Bと第
2後身頃5Bの外面に取り付けられた腰部連結帯9Bと
を結んで背部を閉じ、ファスナ部材12,13各々を係
合させて襟周りを閉じる。
【0024】図5,6は、後身頃5の側から示す、他の
実施の形態の外衣1の背面図と、図5の外衣1の分解平
面図とである。図5では、腰部連結帯8A,8B,9
A,9B各々を結び、ファスナ部材12,13各々を互
いに係合させた着用状態で示す。
【0025】外衣1は、身頃本体2と、身頃本体2の上
端部の両側に取り付けられた両袖3A,3Bとを主要な
構成部材とし、身頃本体2がそれぞれ別体の、前身頃4
と、前身頃4の一方の側縁4aに連接された第1後身頃
5Aと、前身頃4の他方の側縁4bに連接された第2後
身頃5Bとから形成されている点において図1のそれと
同一である。
【0026】両袖3A,3Bは、袖付け3a,3bから
袖口3eへ向い先細りの筒状を呈する。袖3A,3B各
々の袖口3eには、袖3A,3Bの周り方向へ弾性伸縮
性を有する袖リブ7が取り付けられている。着用状態に
ある外衣1には、身頃本体2の上端部における両袖3
A,3Bの間に襟周り開口10が形成され、身頃本体2
の下端部に裾周り開口11が形成されている。
【0027】前身頃4は、互いに並行して縦方向へ延び
る両側縁4a,4bと、横方向へ延びる上下端縁4c,
4dとを有する。前身頃4の上端縁4cには、その略中
央に襟刳り4eが形成され、襟刳り4eの両側に袖刳り
4fが形成されている。
【0028】第1後身頃5Aと第2後身頃5Bとは、同
形同大のもので、互いに並行して縦方向へ延びる自由側
縁5aおよび固定側縁5bと、横方向へ延びる上下端縁
5c,5dと、背部の閉じ合わせを保持するための腰部
連結帯8A,8B,9A,9Bとを有する。
【0029】第1後身頃5Aの上端縁5cには、自由側
縁5aから上端縁5cの中央へ向って襟刳り5eが形成
され、襟刳り5eから固定側縁5bへ向って袖刳り5f
が形成されている。襟刳り5eの縁部には、メカニカル
ファスナのうちのフック部材12が取り付けられてい
る。
【0030】第2後身頃5Bの上端縁5cには、自由側
縁5aから上端縁5cの中央に向って襟刳り5eが形成
され、襟刳り5eから固定側縁5bへ向って袖刳り5f
が形成されている。襟刳り5eの縁部には、メカニカル
ファスナのうちのループ部材13が取り付けられてい
る。
【0031】第1および第2後身頃5A,5Bには、菱
形を呈する多数の開口部6A,6Bが形成されている。
開口部6A,6B各々は、図6に仮想線で示すように、
第1および第2後身頃5A,5Bの上部であって前身頃
4の側へ偏倚した領域S1,S2に形成されている。開
口部6A,6B各々は、第1および第2後身頃5A,5
Bを切り抜いたもので、領域S1,S2各々において第
1および第2後身頃5A,5Bの縦方向と横方向とへ所
与寸法離間して並んでいる。開口部6A,6Bは、円形
や楕円形、矩形等の任意の形状を選択することができ、
図示例の菱形に限定するものではない。
【0032】袖3A,3B各々は、前身頃4の袖刳り4
fと並行して延びる第1袖付け3aと、第1および第2
後身頃5A,5Bの袖刳り5fと並行して延びる第2袖
付け3bとを有する。
【0033】図1と図5との外衣1では、図3,6の分
解平面図に示すように、第1および第2後身頃5A,5
Bの襟刳り5eと袖刳り5fとの交点Pから領域S1,
S2までの離間寸法L1が、15〜50cmの範囲にあ
ることが好ましく、より好ましくは、20〜40cmの
範囲である。第1および第2後身頃5A,5Bの固定側
縁5bから領域S1,S2までの離間寸法L2が、5〜
20cmの範囲にあることが好ましく、より好ましく
は、5〜15cmの範囲である。
【0034】離間寸法L1,L2各々が上記範囲にある
外衣1では、それを着用したときに、開口部6A,6B
を着用者の肩甲骨近傍に位置させることで、外衣1上部
における外衣1内の熱を開口部6A,6Bから外衣外へ
十分に発散させることができる。
【0035】領域S1,S2毎の総開口面積は、5〜2
00cmの範囲にあることが好ましい。総開口面積が
5cm未満の場合では、外衣1内の熱を外衣外へ十分
に発散させることができない。総開口面積が200cm
を超過する場合では、手術用照明器具から放出された
熱が開口部6A,6Bから着用者に伝わり易く、着用者
の体温を上昇させてしまうことがある。
【0036】外衣1では、開口部6A,6B各々が縦横
方向へ変形することができるので、外衣1の着用者が腕
を前方へ伸ばしたり、肘を曲げたりしたときに、袖3
A,3Bから第1および第2後身頃5A,5Bの上部へ
伝わる張力が開口部6A,6Bにおいて分散され、それ
ら後身頃5A,5Bの上部に大きな衣服圧が生じること
はない。
【0037】前後身頃4,5A,5Bと両袖3A,3B
とには、熱可塑性繊維で形成された疎水性不織布、また
は、疎水性不織布と可撓性かつ通気不透液性の熱可塑性
合成樹脂シートとのラミネートシートを使用することが
できる。ラミネートシートとしては、合成樹脂シートの
両シート面を疎水性不織布各々で挟み、疎水性不織布と
合成樹脂シートとをドット状またはストライプ状に間欠
的に固着したものを使用することが好ましい。合成樹脂
シートには、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリエステル等のプラスチックシ
ートを使用することができる。
【0038】不織布には、開口を形成して透湿性を向上
させたもの、不織布にエンボスをかけて凹凸を形成し、
クッション性を向上させたもの、伸縮性を付与したもの
のいずれかまたはそれらを組み合わせたものを使用する
こともできる。
【0039】それら不織布としては、スパンレース、ニ
ードルパンチ、メルトブローン、サーマルボンド、スパ
ンポンド、ケミカルボンド等により製造されたものを使
用することができる。また、高い耐水性を有するメルト
ブローン不織布の両面を、高い強度を有しかつ柔軟性に
富んだスパンボンド不織布各々で挟んだ複合不織布を使
用することもできる。
【0040】不織布の構成繊維としては、ポリオレフィ
ン系、ポリエステル系、ポリアミド系、の各繊維、ポリ
エチレン/ポリプロピレンまたはポリエステルからなる
シックアンドシン型またはサドバイサイド型等の複合繊
維を使用することができる。
【0041】前後身頃4,5A,5Bの固着や前後身頃
4,5A,5Bと両袖3A,3Bとの固着、腰部連結帯
8A,8B,9A,9B、袖リブ7の取り付けには、ホ
ットメルト接着剤や熱融着の技術を利用することができ
る。
【0042】外衣1は、着用者の体型を考慮してあらか
じめS、M、L、LL等のサイズ各々を用意することが
できる。外衣1は、滅菌袋に収納された後、エチレンオ
キシド等の有機気化薬品による滅菌処理、または、電子
線や放射線による滅菌処理が行われる。
【0043】
【発明の効果】本発明に係る使い捨ての手術用外衣によ
れば、第1後身頃と第2後身頃とに、それら後身頃の上
部であって前身頃の側へ偏倚した領域に所与面積を有す
る開口部が形成されている。外衣では、それを着用した
ときに、開口部各々が医師や看護婦等の着用者の肩甲骨
近傍に位置させることで、着用中に外衣上部における外
衣内の熱を開口部各々から外衣外へ十分に発散させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】前身頃の側から示す手術用外衣の斜視図。
【図2】後身頃の側から示す外衣の背面図。
【図3】図1の外衣の分解平面図。
【図4】図3の分解平面図から身頃本体と両袖とを接合
した外衣の組立図。
【図5】後身頃の側から示す外衣の背面図
【図6】図5の上衣の分解平面図。
【符号の説明】
1 使い捨て手術用外衣 2 身頃本体 3A,3B 両袖 4 前身頃 4a,4b 側縁 5 後身頃 5A 第1後身頃 5B 第2後身頃 6A,6B 開口部 S1,S2 領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3B011 AA01 AB06 AC18 3B035 AA02 AA03 AB03

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着用者の胸腹部を被う前身頃および着用
    者の背部を被う後身頃を有する身頃本体と、前記身頃本
    体の上端部の両側に取り付けられた両袖とから構成さ
    れ、前記後身頃が、前記前身頃の一方の側縁に連なる第
    1後身頃と、前記前身頃の他方の側縁に連なる第2後身
    頃とから形成された背部閉じ合せ型の使い捨て手術用外
    衣において、 前記第1後身頃と前記第2後身頃とには、それら後身頃
    の上部であって、かつ、前記前身頃の側へ偏倚した領域
    に所与面積を有する開口部が形成されていることを特徴
    とする前記手術用外衣。
  2. 【請求項2】 前記領域各々では、多数の前記開口部が
    前記第1および第2後身頃の縦方向と該縦方向と交差す
    る横方向との少なくとも一方向へ所与寸法離間して並ん
    でいる請求項1記載の手術用外衣。
  3. 【請求項3】 前記領域毎の総開口面積が、5〜200
    cmの範囲にある請求項1または請求項2に記載の手
    術用外衣。
JP2000176650A 2000-06-13 2000-06-13 使い捨て手術用外衣 Pending JP2001355110A (ja)

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