JP2001354974A - 燃料ガス化方法およびその装置 - Google Patents

燃料ガス化方法およびその装置

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JP2001354974A
JP2001354974A JP2000176261A JP2000176261A JP2001354974A JP 2001354974 A JP2001354974 A JP 2001354974A JP 2000176261 A JP2000176261 A JP 2000176261A JP 2000176261 A JP2000176261 A JP 2000176261A JP 2001354974 A JP2001354974 A JP 2001354974A
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gas
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water
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JP2000176261A
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Keiji Murata
圭治 村田
Keijiro Yamashita
慶次郎 山下
Kenji Ide
健志 出
Hiroko Onoda
裕子 小野田
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Original Assignee
Toshiba Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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    • Y02E20/18Integrated gasification combined cycle [IGCC], e.g. combined with carbon capture and storage [CCS]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス化炉への高額な設備費用の発生を伴わず
にガス化燃料が得られるようにした燃料ガス化方法を提
供する。 【解決手段】 発明に係る方法は酸化炉16のガス化管
18において微粉化した石炭などの燃料と水蒸気とを所
定の圧力および温度のもとで反応させて水素、メタン、
一酸化炭素、二酸化炭素を含む生ガスを生成する。次い
で、得られた生ガスをサイクロン3に導き、生ガスから
残分を分離して精製ガスを得る。この方法によれば、燃
料のガス化において保持する温度を低く保つことが可能
で、高額な設備費用の発生を伴わず、ガス化炉について
安価に構成することができる。また、精製ガスの発熱量
を格段に高めることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば石炭、重
質油、廃棄物などの低質固体燃料をガス化してガスター
ビン燃焼器などに供給する燃料を得ることを可能にした
燃料ガス化方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】石炭などの燃料をガス化して高温のガス
を発生させる部分ガス化炉と、このガス化炉から送られ
るチャーを燃焼する常圧循環流動床式酸化炉とを組み合
わせて構成されるガス化複合サイクル発電プラントが提
案されている。この発電プラントは概ね次のような手段
から構成されている。すなわち、これは、図9に示すよ
うに、燃料をガス化する部分ガス化炉1と、この部分ガ
ス化炉1から送られるチャーを燃焼する常圧循環流動床
式酸化炉(以下、常圧酸化炉と称する)2とを備えてい
る。
【0003】燃料である微粉炭は石灰石などと共に部分
ガス化炉1に供給され、高温に保たれるガス化炉1でガ
ス化する。得られたガスはサイクロン3を経て燃焼器4
に送られ、ここで圧縮機5からの圧縮空気と共に燃焼し
て燃焼ガスとなり、ガスタービン6に供給される。この
燃焼ガスはガスタービン6において膨張を遂げ、この仕
事により発電機7が駆動され、電気出力が発生する。ま
た、圧縮機5で生じる圧縮空気の一部は圧縮機8に送ら
れ、そこでさらに高圧に圧縮された後、ガス化用空気と
して部分ガス化炉1に供給される。
【0004】一方、部分ガス化炉1でガス化されないチ
ャーおよびサイクロン3でガス化したガスから分離され
たチャーが常圧酸化炉2に供給される。さらに、ブロワ
9からの酸化炉用空気が常圧酸化炉2に供給され、チャ
ーが空気と共に燃焼され、常圧酸化炉2内で燃焼ガスが
生成する。この燃焼ガスは給水を加熱し、後記の蒸気タ
ービンへの作動蒸気を発生する。常圧酸化炉2の排ガス
は熱交換器10に送られ、ブロワ9に流れる酸化炉用空
気を一定の温度に加熱できるようになっている。
【0005】さらに、ガスタービン6の排ガスは排熱回
収ボイラ11に送られ、そこで給水を加熱する。この給
水の加熱で蒸気が発生し、常圧酸化炉2で発生した蒸気
と混合されて作動蒸気として蒸気タービン12に供給さ
れる。この作動蒸気は蒸気タービン12内で膨張を遂げ
る。この仕事により発電機13が駆動され、電気出力が
発生する。仕事を終えた蒸気は復水器14に排出され、
冷却水によって冷却され、復水となる。この復水は給水
ポンプ15で昇圧され、給水として排熱回収ボイラ11
に供給されるようになっている。
【0006】このようなガス化複合サイクル発電プラン
トにおいては部分ガス化炉1でガス化して得たガスを燃
焼させて1300〜1500°Cの燃焼ガスを得ること
ができ、複合サイクルの採用で微粉炭火力発電プラント
などと比べて、より高い発電効率を保って運転に供する
ことが可能である。
【0007】また、ガス化複合サイクル発電プラントの
蒸気サイクル部分を除いて構成したものが知られている
(たとえば、特開平10−18859号公報)。これは
酸化炉で得られる熱量のすべてをガスサイクルで回収す
るように構成したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したガ
ス化複合サイクル発電プラントにおいては部分ガス化炉
1にガス化用空気を供給して石炭の一部を燃焼させ、そ
の燃焼ガスで炉内温度をガス化に必要な高い温度に保持
している。通常、特に、ガス化の初期段階では石炭中の
比較的分解し易い部分がガス化されることになるが、ガ
ス化した直後に生ガスが反応域に供給される空気によっ
て燃焼してしまい、精製ガスの発熱量が低下することに
なる。
【0009】この精製ガスの発熱量を高めるには炉内温
度をさらに高温に保持して一層のガス化を促す方法によ
り高い発熱量を維持することが可能である。しかし、こ
のためには部分ガス化炉1に膨大な設備費用を掛けなけ
ればならない。たとえば、部分ガス化炉1を流動床ある
いは噴流床式のガス化炉で構成した場合、炉内圧力20
〜30ata、温度1000°C程度で連続運転をなし
得るように、ガス化炉容器について高圧、高温に耐えら
れる高価な材料で構成しなければならない。
【0010】一方、この種のガス化炉においてはガス化
剤として空気を使用しているので、空気を圧縮すること
が不可欠で、このための動力を賄う必要があり、その分
発電効率が低下することが避けられない。
【0011】本発明の目的はガス化炉への高額な設備費
用の発生を伴わずにガス化燃料が得られるようにした燃
料ガス化方法およびその装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による燃料ガス化
方法は燃料と水蒸気とを所定の圧力および温度のもとで
反応させて水素、炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭素を
含む生ガスを生成する工程、得られた生ガスから残分を
分離して精製ガスを得る工程からなるものである。
【0013】上記方法においては、たとえば石炭などの
燃料と水蒸気とを反応させるので、燃料のガス化におい
て保持する温度を低く保つことが可能で、従来のガス化
炉を用いた方法のような高額な設備費用の発生を伴わ
ず、ガス化炉について安価に構成することができる。ま
た、ガス化反応域には空気あるいは酸素が供給されず、
生ガスの燃焼で失われる熱量の低下を回避することが可
能になり、精製ガスの発熱量を格段に高めることができ
る。
【0014】上記した本発明方法においては燃料として
石炭以外に、たとえば重質油、バイオマス、廃棄物など
低質燃料を利用することができる。
【0015】また、本発明方法は、望ましくは、生ガス
生成工程で燃料にアルカリ金属、アルカリ土類金属の炭
酸塩、酸化物、水酸化物、より好ましくは、炭酸カルシ
ウム、炭酸カリウム、炭酸ナトリウムあるいは酸化カル
シウム、酸化カリウム、酸化ナトリウムもしくは水酸化
カルシウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウムまたは
これらの混合物の、少なくも1種を添加して反応させ
る。
【0016】このような方法においては生ガス生成工程
でガス化反応をより促進することが可能になり、効率よ
く生ガスを生成することができる。さらに、生ガス生成
工程において硫黄分を捕獲することができ、有害成分を
確実に取り除くことが可能になる。
【0017】さらに、本発明方法は、望ましくは、生ガ
ス生成工程において圧力を10〜600ata、温度を
300〜900°Cの範囲に保持する。
【0018】また、本発明方法は、望ましくは、生ガス
生成工程において燃料と水蒸気とをガス精製工程で分離
された残分を燃焼して得る燃焼ガスあるいはガスタービ
ン排ガスを再燃させた燃焼ガスを用いて反応させる。
【0019】このような方法においては生ガス生成工程
でガス化反応を維持する際の燃料消費を抑制することが
できる。
【0020】さらに、本発明方法は生ガス生成工程にお
いて水蒸気に代えて、超臨界水あるいは亜臨界水を使用
することができる。
【0021】このような方法においては生ガス生成工程
において反応速度をより高めることが可能で、効率よく
生ガスを生成することができる。
【0022】さらに、本発明によるガス化装置は微粉化
した固体燃料に水を加えてスラリーを作る燃料供給装置
と、スラリーを受け入れ、燃料と水蒸気とを反応させて
生ガスを生成する生ガス生成部および燃焼室を備えた酸
化炉と、生ガス中に含まれる残分を分離する精製装置と
を備え、生ガス生成部内のガス化反応に伴う残分を燃焼
させるように、上記燃焼室が生ガスから分離した残分を
受け入れ可能に構成されるものである。
【0023】また、本発明による上記と異なるガス化装
置は微粉化した固体燃料を受け入れ、燃料と水蒸気とを
反応させて生ガスを生成すると共に、生ガスから残分を
分離する部分ガス化炉と、ガス化反応用水蒸気を発生す
る蒸発部および燃焼室を備えた酸化炉とを備え、部分ガ
ス化炉内のガス化反応に伴う残分を燃焼させるように、
上記燃焼室が生ガスから分離した残分を受け入れ可能に
構成される。
【0024】上記ガス化装置においては酸化炉の生ガス
生成部は、たとえば伝熱管などのガス化管を用いて構成
することが可能で、極めて安価に構成することができ
る。また、ガス化反応域には空気あるいは酸素が供給さ
れないことから、精製ガスの発熱量を格段に高めること
ができる。さらに、ガス化剤としての空気の供給をなく
すことが可能になり、空気の圧縮に要する動力を節減す
ることができる。
【0025】また、本発明は、酸化炉の燃焼室が生ガス
から分離した残分を受け入れるのに代えて、ガスタービ
ン排ガスを受け入れ可能に構成することができる。
【0026】さらに、本発明は酸化炉について流動床式
酸化炉で構成すること可能である。また、本発明は、望
ましくは、酸化炉が蒸気を発生する蒸発管からなる蒸発
器を備える。
【0027】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)本発明の第
1の実施の形態について図面を参照して説明する。本発
明方法の適用例は複合サイクル発電プラントである。図
1において、ガス化装置は石炭のガス化で生じる残分、
すなわち、チャーを燃焼させる酸化炉16を備えてい
る。この酸化炉16はチャーを燃焼させる燃焼室17
と、石炭をガス化して生ガスを生成するガス化管18か
らなるガス化器と、蒸気を発生する蒸発管19で構成さ
れる蒸発器とを有する。ガス化管18は入口が燃料供給
装置20と接続されており、微粉炭および炭酸カルシウ
ムを供給することができる。また、出口は精製ガスを得
るサイクロン3と結ばれている。サイクロン3の出口は
酸化炉16と結ばれ、分離したチャーを燃焼室17に導
くことができる。
【0028】さらに、サイクロン3の下流側に精製ガス
を冷却する冷却器22が設けられている。この冷却器2
2は燃焼器4と接続され、精製ガスを燃焼器4に供給す
ることができる。冷却器22の熱交換器は給水ポンプ1
5の吐出側と接続しており、給水ポンプ15で昇圧され
た給水を供給することができる。また、冷却器22の熱
交換器は蒸気タービン12の入口と結ばれている。
【0029】本発明方法を実現する石炭への添加成分と
して、本実施の形態では炭酸カルシウムを使用する。
【0030】本実施の形態は上記構成からなり、燃料供
給装置20で燃料である微粉炭に微粉化した炭酸カルシ
ウムを添加する。この混合物は燃料供給装置20で水と
混合されてスラリーとなり、酸化炉16内のガス化管1
8に供給される。微粉炭および炭酸カルシウムのスラリ
ーはガス化管18の外側を流れるチャーの保有する熱に
よって加熱される。このとき、スラリー中の水は蒸発し
て水蒸気となる。
【0031】微粉炭の一部は発生した水蒸気と反応し、
一酸化炭素と水素とに変化する(水生ガス化反応)。生
成した一酸化炭素の一部はさらに水蒸気と反応して二酸
化炭素と水素とに変化する(一酸化炭素シフト反応)。
また、生成した水素の一部は炭素と反応してメタンが生
成する(水添ガス化反応)。それぞれ反応は次のように
進行する。
【0032】 C+H2O→CO+H2 (1) CO+H2O→CO2+H2 (2) C+2H2→CH4 (3)
【0033】この結果、一酸化炭素、水素、メタン、二
酸化炭素の混合ガスが生成する。一酸化炭素シフト反応
(2)は発熱反応であるが、反応熱は小さい。また、水
添ガス化反応(3)は発熱反応であるが、転換率は低
い。水性ガス化反応(1)は大きな吸熱反応で、チャー
の燃焼によって生じた燃焼熱が使用される。また、炭酸
カルシウムは脱硫剤として働き、下記反応によって石炭
中の硫黄分が硫化カルシウムとして捕獲されることにな
る。
【0034】 CaCO3+H2S→CaS+H2O+CO2 (4)
【0035】生成した生ガスはサイクロン3に達し、未
反応チャーと分離され、精製ガスとなる。精製ガスは冷
却器22に流れて給水との熱交換で温度が降下し、燃焼
器4に供給され、そこで圧縮機5からの圧縮空気と共に
燃焼する。この燃焼ガスはガスタービン6に流入して膨
張を遂げ、この仕事で発電機7が駆動され、電気出力が
発生する。
【0036】一方、サイクロン3で生ガスから分離され
たチャーは酸化炉16に導入される。このチャーに酸化
剤として空気が供給され、燃焼室17でチャーと共に燃
焼する。この燃焼ガスは給水ポンプ15で昇圧されて蒸
発管19に流れた給水を加熱する。この加熱で給水は蒸
発し、蒸気が発生する。この蒸気は排熱回収ボイラ11
で発生した蒸気と混合されて蒸気タービン12に流入し
て膨張を遂げる。
【0037】この仕事により発電機13が駆動され、電
気出力が発生する。仕事を終えた蒸気は復水器14に排
出され、冷却水によって冷却され、復水となる。この復
水は給水ポンプ15で昇圧され、給水として一部が排熱
回収ボイラ11に供給され、一部が冷却器22に供給さ
れる。
【0038】この方法においては、望ましくは、炭酸カ
リウムまたは炭酸ナトリウムを添加する。このような成
分を使用ことによりガス化反応において炭酸カリウムま
たは炭酸ナトリウムが触媒として働き、反応をより効果
的に促すことが可能になる。一般に、ガス化のために反
応温度は高いほど好ましいが、ガス化率および設備費用
を考慮すると、600〜900°Cの範囲が望ましい。
【0039】さらに、圧力については20〜600at
aの範囲である。たとえば、メタンの平衡濃度は40a
ta程度以上からは増加しないので、ガス化圧力はそれ
程高くなくてもよい。しかし、ガス化圧力を高めて亜臨
界水または超臨界水としたとき、良好な反応性を維持す
ることが可能になり、圧力は上記の範囲を望ましい値と
する。
【0040】上記ガス化反応が進行するガス化管18に
は燃料である微粉炭と水が供給され、燃焼を引き起こす
酸素あるいは空気が反応域に供給されることはない。一
方、ガス化に伴って必要な熱は部分ガス化後のチャーが
燃焼して発生する燃焼ガスから与えられる。このため、
本実施の形態においてはガス化温度が同等と仮定して
も、従来の方法と比べて、精製ガスの発熱量を格段に高
めることが可能になる。
【0041】さらに、ガス化管18で構成するガス化炉
は仮に使用条件が高温、高圧を保持しなければならなく
ても、格段に安価に構成することが可能で、たとえば、
流動床式ガス化炉などのように膨大な設備費用が発生す
ることはない。また、本実施の形態においてはガス化剤
としての空気の供給が不要となり、空気の圧縮に要する
動力の大部分について節減することが可能になる。
【0042】このように本実施の形態によれば、ガス化
炉への高額な設備費用の発生を伴わずにガス化燃料を得
ることが可能になる。
【0043】(第2の実施の形態)本発明の第2の実施
の形態について図2を参照して説明する。本発明方法の
適用例は複合サイクル発電プラントである。ガス化装置
は第1の実施の形態の構成に加えて、酸化炉16と接続
している分離器23を備えている。分離器23は酸化カ
ルシウムから灰分を分離することができる。本発明方法
を実現する石炭への添加成分として、本実施の形態では
酸化カルシウムを使用する。
【0044】本実施の形態は上記構成からなり、燃料供
給装置20で燃料である微粉炭に微粉化した酸化カルシ
ウムを添加する。この混合物は燃料供給装置20で水と
混合されてスラリーとなり、酸化炉16内のガス化管1
8に供給される。微粉炭および酸化カルシウムのスラリ
ーはガス化管18の外側を流れるチャーの保有する熱に
よって加熱される。このとき、スラリー中の水は蒸発し
て水蒸気となる。
【0045】先に述べたように、微粉炭の一部は発生し
た水蒸気と反応し、一酸化炭素と水素とに変化する。生
成した一酸化炭素の一部はさらに水蒸気と反応して二酸
化炭素と水素とに変化する。また、生成した水素の一部
は炭素と反応してメタンが生成する。
【0046】このとき、酸化カルシウムは水と結合して
水酸化カルシウムとなり、生成した二酸化炭素と反応し
て炭酸カルシウムとなる。
【0047】 CaO+H2O→Ca(OH)2 (5) CO2+Ca(OH)2→CaCO3+H2O (6)
【0048】こうして、ガス化反応で生じた二酸化炭素
が炭酸カルシウムとして固定され、この結果、一酸化炭
素シフト反応(2)、水生ガス化反応(1)が進む過程
でより効果的に燃料がガス化する。上記2つの反応は発
熱反応で、反応の進行で発生した熱は水生ガス化反応を
促進するのに役立つ。
【0049】一方、反応で生じた炭酸カルシウムはチャ
ーと共に燃焼室17で加熱され、このとき、分解して酸
化カルシウムに戻る。
【0050】 CaCO3→CaO+CO2 (7)
【0051】この後、酸化カルシウムは分離器23にお
いて灰分などと分離され、二酸化炭素吸収剤として再び
燃料供給装置20に供給される。
【0052】本実施の形態においては従来の方法と比べ
て、精製ガスの発熱量について格段に高めることが可能
になる。さらに、ガス化管18で構成するガス化炉につ
いては格段に安価に構成することが可能になる。また、
ガス化剤としての空気の供給が不要となり、空気の圧縮
に要する動力の大部分について節減することが可能にな
る。
【0053】このように本実施の形態によれば、ガス化
炉への高額な設備費用の発生を伴わずにガス化燃料を得
ることができる。
【0054】(第3の実施の形態)本発明の第3の実施
の形態について図3を参照して説明する。本発明方法の
適用例は複合サイクル発電プラントである。ガスタービ
ン6と結ぶ排気管24が酸化炉16の燃焼室17と接続
されている。排気管24はガスタービン排ガスを燃焼室
17に導くことができる。本発明方法を実現する石炭へ
の添加成分として、本実施の形態では炭酸カルシウムを
使用する。
【0055】本実施の形態は上記構成からなり、低質固
形燃料のガス化にあたり、先に説明した第1の実施の形
態と同様な働きを得ることができる。特に、本実施の形
態においては石炭のガス化で生じる残分、すなわち、チ
ャーを高温のガスタービン排ガスと共に再燃することが
できる。通常、ガスタービン排ガスは多量の酸素を含ん
でおり、酸化剤としてこの排ガスを排気管24を通して
燃焼室17に導き、チャーを燃焼させる。
【0056】通常、ガスタービン排ガス温度は550〜
600°C程度であり、ガス化反応を一層促進可能な高
温に保つことが可能で、ガス化比率を向上することがで
きる。また、蒸発管18で発生する蒸気の温度をより高
めることが可能になり、蒸気サイクルにおける熱効率を
高めることができる。
【0057】なお、本実施の形態は、図4に示すよう
に、ガスタービン6の起動時における燃料を確保するた
めに燃焼器4に別の燃料系統を接続し、たとえば液化天
然ガス(LNG)などを供給できるように構成してもよ
い。
【0058】本実施の形態においては従来の方法と比べ
て、精製ガスの発熱量について格段に高めることが可能
になる。さらに、ガス化管18で構成するガス化炉につ
いては格段に安価に構成することが可能になる。また、
ガス化剤としての空気の供給が不要となり、空気の圧縮
に要する動力の大部分について節減することが可能にな
る。
【0059】本実施の形態によれば、ガス化炉への高額
な設備費用の発生を伴わずにガス化燃料を得ることがで
きる。
【0060】(第4の実施の形態)本発明の第4の実施
の形態について図5を参照して説明する。本実施の形態
の酸化炉は流動床式酸化炉25で構成されている。流動
床式酸化炉25はチャーを燃焼させる燃焼室17、生ガ
スを生成するガス化管18および水蒸気を発生する蒸発
管19を備えている。本発明方法を実現する石炭への添
加成分として、本実施の形態では酸化カルシウムを使用
する。また、酸化炉25への酸化剤としてガスタービン
排ガスを供給する。
【0061】本実施の形態は上記構成からなり、低質固
形燃料のガス化にあたり、先に説明された第1の実施の
形態と同様な働きを得ることができる。特に、本実施の
形態においては流動床式酸化炉25を用いることにより
酸化炉における熱伝達特性を良好に保持することが可能
になり、さらに効率よくガス化燃料を生成することがで
きる。
【0062】本実施の形態によれば、ガス化炉への高額
な設備費用の発生を伴わずにガス化燃料を得ることがで
きる。
【0063】(第5の実施の形態)本発明の第5の実施
の形態について図6を参照して説明する。本実施の形態
の酸化炉は生ガス生成部を独立させた酸化炉26で構成
されている。酸化炉26はチャーを燃焼させる燃焼室1
7および水蒸気を発生する蒸発管19を備えている。独
立している生ガス生成部は部分ガス化炉27からなる。
【0064】本発明方法を実現する石炭への添加成分と
して、本実施の形態では酸化カルシウムを使用する。ま
た、酸化炉26への酸化剤としてガスタービン排ガスを
供給する。
【0065】本実施の形態は上記構成からなり、低質固
形燃料のガス化にあたり、先に説明した第2の実施の形
態と同様な働きを得ることができる。特に、本実施の形
態においては生ガス生成部について部分ガス化炉27で
構成しているので、微粉炭をスラリーではなく、乾燥状
態で供給することが可能で、ガス化反応過程で過剰な水
蒸気が発生するのを抑制することができ、これにより生
ガス中の水蒸気濃度を大きく低下させることが可能にな
る。
【0066】本実施の形態によれば、ガス化炉への高額
な設備費用の発生を伴わずにガス化燃料を得ることがで
きる。
【0067】(第6の実施の形態)本発明の第6の実施
の形態について図7を参照して説明する。酸化炉はバイ
オマス(たとえば、生ごみ、汚泥など)を燃焼させる酸
化炉28で構成されている。酸化炉28はチャーを燃焼
させる燃焼室17および生ガスを生成するガス化管18
を備えている。また、酸化炉28と接続するバイオマス
供給装置29を有する。バイオマス供給装置29はバイ
オマスを処理して燃料として酸化炉28に供給する。
【0068】本実施の形態は上記構成からなり、バイオ
マス供給装置29において細かく処理されたバイオマス
に微粉化した炭酸カルシウムを添加する。この混合物は
水と混合されてスラリーとなり、スラリーポンプ21に
よって酸化炉28内のガス化管18に供給される。バイ
オマスおよび炭酸カルシウムのスラリーはガス化管18
の外側を流れるチャーの燃焼で生じたガスから与えられ
る熱によって加熱される。
【0069】このとき、スラリー中の水は蒸発して水蒸
気となる。バイオマスはこの水蒸気と反応してガス化さ
れ、一酸化炭素、水素、メタン、二酸化炭素、水蒸気な
どの混合ガスとなる。反応は石炭の場合とほぼ同様に進
行する。このとき、炭酸カルシウムは脱塩剤として働
き、下記反応によりバイオマス中の塩素分が塩化カルシ
ウムとして捕獲される。
【0070】 CaCO3+2HCl→CaCl2+H2O+CO2 (8)
【0071】この方法においては燃料のガス化を促進す
るために、望ましくは、バイオマスには炭酸カリウムま
たは炭酸ナトリウムを添加する。このような成分を使用
ことによりガス化反応において炭酸カリウムまたは炭酸
ナトリウムが触媒として働き、反応をより効果的に促す
ことが可能になる。
【0072】また、燃料としてのバイオマスはガス化温
度が低く、たとえば、500〜600°C程度でも反応
を進行させることが可能である。なお、この場合、ガス
化温度が低くなると、生ガス中のメタン濃度が高くな
る。
【0073】上記ガス化反応が進行するガス化管18に
はバイオマスと水が供給され、燃焼を引き起こす酸素あ
るいは空気が反応域に供給されることはない。一方、ガ
ス化に伴って必要な熱は部分ガス化後のチャーが燃焼し
て生じる燃焼ガスから与えられる。このため、本実施の
形態においては従来の方法と比べて、精製ガスの発熱量
について格段に高めることが可能になる。
【0074】さらに、ガス化管18で構成するガス化炉
については流動床式ガス化炉などと比べて格段に安価に
構成することが可能になる。また、ガス化剤としての空
気の供給が不要となり、空気の圧縮に要する動力の大部
分について節減することが可能になる。
【0075】本実施の形態によれば、ガス化炉への高額
な設備費用の発生を伴わずにガス化燃料を得ることがで
きる。
【0076】(第7の実施の形態)本発明の第7の実施
の形態について図8を参照して説明する。ガス化燃料を
生成するガス化炉はバイオマスを燃焼させる排熱回収形
ガス化炉30で構成されている。排熱回収形ガス化炉3
0はチャーを燃焼させる燃焼室17および生ガスを生成
するガス化管18を備えている。また、排熱回収形ガス
化炉30と接続するバイオマス供給装置29を有する。
バイオマス供給装置29はバイオマスを処理して燃料と
して排熱回収形ガス化炉30に供給する。
【0077】本実施の形態は上記構成からなり、第6の
実施の形態と同様な働きを得ることができる。すなわ
ち、ガス化反応が進行するガス化管18にはバイオマス
と水が供給され、燃焼を引き起こす酸素あるいは空気が
反応域に供給されず、一方、ガス化に伴って必要な熱は
部分ガス化後のチャーが燃焼して生じる燃焼ガスから与
えられるので、従来の方法と比べて、精製ガスの発熱量
について格段に高めることが可能になる。
【0078】また、ガス化管18で構成するガス化炉3
0については流動床式ガス化炉などと比べて格段に安価
に構成することが可能になる。さらに、ガス化剤として
の空気の供給が不要となり、空気の圧縮に要する動力の
大部分について節減することが可能になる。
【0079】本実施の形態によれば、ガス化炉への高額
な設備費用の発生を伴わずにガス化燃料を得ることがで
きる。
【0080】
【発明の効果】本発明のガス化方法によれば、たとえば
石炭、重質油、バイオマスなどの燃料と水蒸気とを反応
させるので、燃料のガス化において保持する温度を低く
保つことが可能で、従来のガス化炉を用いた方法のよう
な高額な設備費用の発生を伴わず、ガス化炉について安
価に構成することができる。また、ガス化反応域には空
気あるいは酸素が供給されず、生ガスの燃焼で失われる
熱量の低下を回避することが可能になり、精製ガスの発
熱量を格段に高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る複合サイクル
発電プラントと組み合わせたガス化装置を示す系統図。
【図2】本発明の第2の実施の形態に係るガス化装置を
示す系統図。
【図3】本発明の第3の実施の形態に係るガス化装置を
示す系統図。
【図4】本発明の第3の実施の形態に係る異なるガス化
装置を示す系統図。
【図5】本発明の第4の実施の形態に係るガス化装置を
示す系統図。
【図6】本発明の第5の実施の形態に係るガス化装置を
示す系統図。
【図7】本発明の第6の実施の形態に係るガスタービン
プラントと組み合わせたガス化装置を示す系統図。
【図8】本発明の第7の実施の形態に係るガス化装置を
示す系統図。
【図9】従来のガス化複合サイクル発電プラントの一例
を示す系統図。
【符号の説明】
3 サイクロン 6 ガスタービン 12 蒸気タービン 16、25、26、28 酸化炉 18 ガス化管 20 燃料供給装置 22 冷却器 27 部分ガス化炉 29 バイオマス供給装置 30 排熱回収形ガス化炉
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C10J 3/00 ZAB C10J 3/00 ZABA 3/48 3/48 F02C 3/28 F02C 3/28 6/18 6/18 Z F23K 1/02 F23K 1/02 (72)発明者 出 健志 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内 (72)発明者 小野田 裕子 神奈川県川崎市川崎区浮島町2番1号 株 式会社東芝浜川崎工場内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料と水とを所定の圧力および温度のも
    とで反応させて水素、炭化水素、一酸化炭素、二酸化炭
    素を含む生ガスを生成する工程、得られた生ガスから残
    分を分離して精製ガスを得る工程からなる燃料ガス化方
    法。
  2. 【請求項2】 前記生ガス生成工程で燃料にアルカリ金
    属、アルカリ土類金属の炭酸塩、酸化物、水酸化物、よ
    り好ましくは、炭酸カルシウム、炭酸カリウム、炭酸ナ
    トリウムあるいは酸化カルシウム、酸化カリウム、酸化
    ナトリウムもしくは水酸化カルシウム、水酸化カリウ
    ム、水酸化ナトリウムまたはこれらの混合物の、少なく
    も1種を添加して反応させるようにしたことを特徴とす
    る請求項1記載の燃料ガス化方法。
  3. 【請求項3】 前記生ガス生成工程において圧力を10
    〜600ata、温度を300〜900°Cの範囲に保
    持するようにしたことを特徴とする請求項1または2記
    載の燃料ガス化方法。
  4. 【請求項4】 前記生ガス生成工程において燃料と水と
    を該ガス精製工程で分離された残分を燃焼して得る燃焼
    ガスまたはガスタービン排ガスを再燃させた燃焼ガスを
    用いて反応させるようにしたことを特徴とする請求項
    1、2または3記載の燃料ガス化方法。
  5. 【請求項5】 前記生ガス生成工程において水に代え
    て、水蒸気あるいは超臨界水あるいは亜臨界水を使用す
    るようにしたことを特徴とする請求項1、2、3または
    4記載の燃料ガス化方法。
  6. 【請求項6】 微粉化した固体燃料に水を加えてスラリ
    ーを作る燃料供給装置と、スラリーを受け入れ、燃料と
    水とを反応させて生ガスを生成する生ガス生成部および
    燃焼室を備えた酸化炉と、生ガス中に含まれる残分を分
    離する精製装置とを備え、該生ガス生成部内のガス化反
    応に伴う残分を燃焼させるように、前記燃焼室が生ガス
    から分離した残分を受け入れ可能に構成されてなるガス
    化装置。
  7. 【請求項7】 微粉化した固体燃料を受け入れ、燃料と
    水とを反応させて生ガスを生成すると共に、生ガスから
    残分を分離する部分ガス化炉と、ガス化反応用の水を加
    熱する加熱部および燃焼室を備えた酸化炉とを備え、該
    部分ガス化炉内のガス化反応に伴う残分を燃焼させるよ
    うに、前記燃焼室が生ガスから分離した残分を受け入れ
    可能に構成されてなるガス化装置。
  8. 【請求項8】 前記酸化炉の燃焼室が生ガスから分離し
    た残分を受け入れるのに代えて、ガスタービン排ガスを
    受け入れ可能に構成されることを特徴とする請求項6ま
    たは7記載のガス化装置。
  9. 【請求項9】 前記酸化炉が流動床式酸化炉で構成さ
    れることを特徴とする請求項6または8記載のガス化装
    置。
  10. 【請求項10】 前記酸化炉が蒸気を発生する蒸発管か
    らなる蒸発器を備えることを特徴とする請求項6、8ま
    たは9記載のガス化装置。
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