JP2001354912A - ゴムと金属の接着方法、ゴムライニング方法、ゴム及び金属の複合製品、ゴム及び金属から成る複合ゴムロールの製造方法、ゴム及び金属の複合防振ゴムの製造方法、及び、ゴムをコンクリートに接着する方法 - Google Patents

ゴムと金属の接着方法、ゴムライニング方法、ゴム及び金属の複合製品、ゴム及び金属から成る複合ゴムロールの製造方法、ゴム及び金属の複合防振ゴムの製造方法、及び、ゴムをコンクリートに接着する方法

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JP2001354912A JP2000174643A JP2000174643A JP2001354912A JP 2001354912 A JP2001354912 A JP 2001354912A JP 2000174643 A JP2000174643 A JP 2000174643A JP 2000174643 A JP2000174643 A JP 2000174643A JP 2001354912 A JP2001354912 A JP 2001354912A
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武 平松
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Abstract

(57)【要約】 【目的】労力と経費を大幅に低減することができ、しか
も品質も向上させることができる、ゴムと金属の接着方
法、ゴムライニング方法、ゴム及び金属の複合製品、ゴ
ム及び金属から成る複合ゴムロールの製造方法、ゴム及
び金属の複合防振ゴムの製造方法、及び、ゴムをコンク
リートに接着する方法を提供する。 【構成】エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬化性樹
脂及びその誘導物に無機或いは有機の充填剤を50〜1
000重量部、ケトン系溶剤或いはケトン系と他の溶剤
を併用した混合溶剤を0〜2000重量部、熱硬化性樹
脂に対応する硬化剤を1〜100重量部配合した物を金
属面プライマーとして用い、塩化ゴム系プライマーを上
から塗布する、ことを特徴とするゴムと金属の接着方
法、及びこの方法を利用したゴムライニング方法、ゴム
及び金属の複合製品、ゴム及び金属から成る複合ゴムロ
ールの製造方法、ゴム及び金属の複合防振ゴムの製造方
法、及び、ゴムをコンクリートに接着する方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ゴムと金属の接着方
法、ゴムライニング方法、ゴム及び金属の複合製品、ゴ
ム及び金属から成る複合ゴムロールの製造方法、ゴム及
び金属の複合防振ゴムの製造方法、及び、ゴムをコンク
リートに接着する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来ゴムと金属の接着には、ケムロック
(ロード社製)メタロック(東洋化学研究所)シクソン
等の塩化ゴム系接着剤が広く使用されている。これは塩
化ゴム系の接着剤は溶剤系として使用され、接着剤塗布
乾燥する事により硬い接着層を形成し、その上にゴム糊
を塗布する事により、タックのある接着層が得られ、ゴ
ム成型上作業性が良い。ゴムを金属に接着する方法とし
ては、アクリル系の瞬間接着剤、エポキシ樹脂系、ウレ
タン樹脂系等が良く、ゴムと金属を強力に接着する。
【0003】しかし、これら重合系の接着剤は、重合が
完了するまでは、接着剤の強度が無くゴムと金属を接着
する場合、重合が完了するまで圧着しておく必要があ
る。この為、上記塩化ゴム系が作業上の利便性を持って
いて、ゴム工業で広く使われる所以である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この塩化ゴム
系接着剤は金属との接着力はあまり強くなく、充分な接
着力をうるためには、金属表面をサンドブラスト、ショ
ットブラスト等により厳密に前処理する必要がある。
(メッキ処理表面、平滑な研磨表面には殆ど接着力を示
さない。)この為、厳密な前処理を行う工程上の煩雑さ
と、前処理の良し悪しに因る接着力のばらつきに因り、
ゴムー金属接着製品の品質安定性に欠ける原因になって
いる。
【0005】特に工事現場で施工する必要のある、大型
機器に対するゴムライニングにおいては、現場環境の厳
密なコントロールが難しく、多大の労力と経費をかけて
いるにも関わらず、均一な品質のゴムライニングを得る
事は非常に難しく、品質上最大のネックになっている。
【0006】一方、事務用機器、弱電機器の精密部品で
ゴムと金属を接着した複合部品では金具部品のサンドブ
ラスト処理は、金具の変形、寸法精度の低下を招き製品
の品質を低下させる。さらにこのような小さな部品で
は、金具に充分なブラスト処理を施工する事自体も困難
である。
【0007】ゴムロール、防振ゴム等動的に使用され
る、ゴムー金属複合部品はさらに接着に対する品質要求
は厳しく、不充分な接着力しか示さない塩化ゴム系のみ
で接着する方法は、向上内で厳密に管理された条件下で
製造されているにも関わらず、やはり接着が最も品質上
のネックになっている。コンクリート構造物、スレー
ト、木材、ガラス、FRP、等は、母材の強度が低く充
分な接着力が得られない、或いはブラスト処理が充分に
出来ない等の理由によりゴムとの接着による複合化は困
難であった。
【0008】本発明はこのような従来技術の問題点に着
目してなされたものであって、労力と経費を大幅に低減
することができ、しかも品質も向上させることができ
る、ゴムと金属の接着方法、ゴムライニング方法、ゴム
及び金属の複合製品、ゴム及び金属から成る複合ゴムロ
ールの製造方法、ゴム及び金属の複合防振ゴムの製造方
法、及び、ゴムをコンクリートに接着する方法を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による新しい接着
方法は、金属とゴムの接着をより強固にし、より安定し
た接着力でゴムー金属複合製品の品質安定に寄与するの
みならず、コストが掛かる上に、充分安定した接着力を
得る事が難しい、サンドブラストを不用にするものであ
る。のみならず、その優れた接着力とプライマーの浸透
力は鉄板表面がひどく錆びた状態であっても、接着剤は
錆びの内部にまで浸透し錆びを包み込んだ状態で硬化、
ゴムより強度の高い接着層が金属と接着した状態で得ら
れる。
【0010】具体的には金属との接着性の良い、熱硬化
性のエポキシ樹脂、及びその誘導体、或いは、フェノー
ル樹脂及びその誘導体に、クレー、タルク、炭酸カルシ
ウム、亜鉛華、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、酸化
チタン、ガラス粉末、セラミック粉末、粉末アルミニュ
ウム、酸化鉄、酸化アルミニュウム、鉄粉、シリカ他の
無機充添剤粉末、硬質ゴム粉、ポリプロピレン粉末、各
種熱硬化性樹脂の硬化粉末、FRP粉末、他の硬度の高
い有機物の粉末を単独に或いは数種のものを併用して、
熱硬化性樹脂100重量部に対して50重量部〜100
0重量部混合したものに粘度調整の為、ケトン系溶剤、
ケトン系溶剤との混合溶剤、或いは本熱硬化性溶剤と相
溶性の良い溶剤を0〜2000重量部混合した物を作
る。使用前に所定の硬化剤を所定量添加混合して、金属
表面に塗布する。
【0011】本プライマーは溶剤にて適宜粘度が調整さ
れておりかなりの低粘度の物が出来るので、錆びた鉄表
面に塗布すると浸透性が大きく錆びの下面にまで浸透す
る。塗布されたプライマーは溶剤が蒸発乾燥し、金属表
面に充填材入り熱硬化性樹脂の層が形成される。この樹
脂層は硬化剤により硬化される。硬化剤は可使時間、硬
化時間、硬化温度に応じて適当な物を選択し適量を添加
する事が出来る。
【0012】無機或いは有機の粉末添加量は熱硬化性樹
脂100重量部に対し50重量部〜1000重量部が適
当である、さらには200重量部〜500重量部が最適
な効果を示す。粉末添加量が50部以下では、プライマ
ー層は樹脂リッチな平滑な樹脂層を作り後で塗布する塩
化ゴム系、あるいはゴム系の接着層との接着性に劣る。
粉末添加量が1000重量部以上では、接着層の強度が
小さくなりゴムの接着強度が低下するのでこれも好まし
く無い。溶剤の添加量はプライマーの必要粘度、塗膜厚
み、機械的強度或いは被塗布表面の特性に応じて変える
ことが出来る。
【0013】すなわち、コンクリート、スレート、木材
のような母材の強度が小さく、表面凹凸の激しいものに
対しては、溶剤の添加量を少量に押さえプライマー皮膜
の厚みを厚く強度の有るプライマー層を形成するように
し、錆びた鉄板、或いは錆びの無い鉄板等で表面の凹凸
があまり大きくなく、母材の強度のあるものに対して
は、プライマー層の厚みと浸透性のバランスの取れた溶
剤量50重量部〜500重量部を添加したものを使う。
さらに母材表面状態が非常に平滑で、且つ寸法精度確保
の為、プライマー層の厚みが薄い方が良い場合、溶剤量
を500重量部〜2000重量部にまで増やし、塗布皮
膜を任意に薄くする事も可能である。
【0014】添加溶剤量が2000重量部を超えるとも
はや必要な塗膜厚みと接着強度を確保する事が難しく実
用的でない。
【0015】熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂、フェ
ノール樹脂等が好ましく、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂等の過酸化物硬化樹脂は好ましく無い。これはパー
オキサイド硬化物は、表面層が空気中の酸素の防害を受
け充分に硬化しない為である。空気硬化剤としてパラフ
ィン等の酸素遮蔽剤を添加したものは表面まで硬化はす
るが、塗膜表面にパラフィン層が形成され接着を阻害す
るので、これも好ましく無い。この為本目的のプライマ
ーとしては、酸素の影響を受けず表面まで硬化する、エ
ポキシ樹脂、或いはフェノール樹脂が好ましい。
【0016】以上のように、本発明は、エポキシ樹脂、
フェノール樹脂等の熱硬化性樹脂及びその誘導物に無機
或いは有機の充填剤を50重量部〜1000重量部、ケ
トン系溶剤或いはケトン系と他の溶剤を併用した混合溶
剤を0〜2000重量部、熱硬化性樹脂に対応する硬化
剤1〜100重量部配合した物を金属面プライマーとし
て用い、塩化ゴム系プライマーを上から塗布する、こと
を特徴とするゴムと金属の接着方法である。また、本発
明は、前記において、金属面プライマー塗布時、金属表
面側を樹脂リッチ層にして、接着強度を向上させる方法
として、樹脂を0〜2000重量部の溶剤で薄めた液を
塗布乾燥後、前記プライマーを塗布する、ことを特徴と
するゴムと金属の接着方法である。また、本発明は、前
記のゴムと金属の接着方法を用いた、金属表面をブラス
ト処理をしないゴムライニング方法である。また、本発
明は、前記のゴムと金属の接着方法を用い、ブラスト処
理すること無く接着したゴム及び金属の複合製品であ
る。また、本発明は、前記のゴム及び金属の複合製品が
金属を心材とし表面層がゴムであるゴム及び金属から成
る複合ゴムロールの製造方法である。また、本発明は、
前記のゴム及び金属の複合製品が防振ゴムであることを
特徴とする、ゴム及び金属の複合防振ゴムの製造方法で
ある。また、本発明は、前記の金属面プライマーで金属
表面を処理後、塩化ゴム系プライマーを塗り重ねた後、
或いは塩化ゴム系プライマーを用いずに直接、ゴム系接
着剤で加硫ゴムを接着する、ことを特徴とするゴムと金
属の接着方法である。また、本発明は、前記の方法で施
工する、加硫ゴムシートを用いたゴムライニング方法で
ある。また、本発明は、前記のプライマーをコンクリー
ト構造物表面に塗布し、塩化ゴム系接着剤との組み合わ
せにてゴムをコンクリートに接着する方法である。ま
た、本発明は、前記の接着方法でゴムを貼り付け施工す
るコンクリート構造物に対するゴムライニング施工方法
である。また、本発明は、前記のプライマーをブラスト
した金属表面に下塗りプライマーとして使用し、塩化ゴ
ム系プライマー、ゴム糊を塗り重ねてゴムと金属を接着
する方法である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明は実施形態による
各実施例を説明する。 実施例1. エポキシ樹脂(エピコ−ト828) 100重量部 クレー粉末(200メッシュパス) 200重量部 タルク粉末(200メッシュパス) 100重量部 メチルエチルケトン 200重量部 合計 600重量部 をボールミルで混合分散させる。ジエチレントリアミン
10重量部を混合した物を、鉄板表面に刷毛にて塗布し
た。20℃、30分程で溶剤は飛散し充填剤入りエポキ
シ樹脂層が鉄表面に残った。これをそのまま2日放置す
ると、硬い硬化エポキシ樹脂層となった。硬化樹脂層は
光沢の無い、滑りにくい砥石のようなざらついた硬い表
面になった。硬化樹脂層の上に塩化ゴム系接着剤である
メタロックP(東洋化学研究所製)を刷毛にて1回塗
布、引き続きメタロックFB(東洋化学研究所製)を塗
布さらに天然ゴム未加硫ゴムをトルエンで溶解した、天
然ゴム糊を塗布乾燥後、未加硫生地を重ねプレスにて1
40℃x20分間加圧下にて加硫した。加硫天然ゴムの
剥離テストをすると、非常に良く接着しており剥離面は
100%ゴム破断を示した。
【0018】実施例2.実施例1と同じ混合物を赤錆の
発生した鉄板の錆びを除去することなく塗布した。錆び
た鉄板表面はこの混合物(以下プライマーと称す)を塗
布すると、濡れた状態になり、翌日には錆びを包み込ん
だまま塗膜は硬化した。硬化塗膜表面は錆びた鉄板と錆
びていない鉄板の差は無く、同様の表面状態になった。
硬化プライマー層の上にメタロックPを1回塗布、引き
続きメタロックFB、天然ゴム糊、を塗布し乾燥した。
これに未加硫天然ゴム配合物を重ね、プレス加硫した。
同様の方法で無圧下にて蒸気で95℃x48時間加硫し
た。プレス加硫物、無圧加硫物、及び錆びた鉄板、錆び
ていない鉄板の間に差は無く、いずれも良く接着してお
り、剥離すると、9〜10Kg/cmの接着力で100
%ゴム破断を示した。
【0019】 実施例3 3−1. 3−2. 3−3. エポキシ樹脂 100重量部 100重量部 100重量部 クレー粉末 200重量部 200重量部 200重量部 タルク粉末 100重量部 100重量部 100重量部 メチルエチルケトン 400重量部 800重量部 1200重量部 合計 800重量部 1200重量部 1600重量部 2. 3. と溶剤量を変えてテスト確認した。テスト
方法は実施例2と同様錆びた鉄板の上に下塗りプライマ
ーとして、 実施例3−1. 3−2. 3−3 のプライマーを塗
布硬化後、塩化ゴム系接着材 ケムロック205(米;ロード社製)を一回塗布乾燥、
ケムロック220を上塗り塗布後クロロプレンゴム糊を
塗布後、未加硫クロロプレンゴムを貼りつけ金型内でプ
レス加硫した。いずれもゴム破断を示し、鉄板からの剥
離は見られなかった。
【0020】実施例4 実施例1の配合にホワイトカーボン「アエロジル」10
重量部添加したものは、実施例1同様ゴム破断を示し
た。且つこの配合は長時間放置しても、充填剤の沈降が
遅く安定した物が得られた。
【0021】 実施例5 エポキシ樹脂(エピコ−ト828) 100重量部 ガラス微粉砕物(200メッシュパス100%) 400重量部 メチルエチルケトン 400重量部 エポキシ混合硬化剤 20重量部 合計 920重量部 これを実施例2と同様刷毛にて錆びた鉄板の表面に塗布
し、同様の手順でゴムを加硫接着した。ゴムはゴム破断
を示した。
【0022】実施例6 実施例1の配合物をステンレスSUS304、及び真鍮
の表面に塗布し、同様の方法でゴムの接着テストを行っ
た。いずれもゴム破断を示し、良好な接着力を示した。
【0023】 実施例7 エポキシ樹脂(エピコ−ト828) 100重量部 メチルエチルケトン 500重量部 合計 600重量部 実施例7の溶液を硬化剤を加えること無く、鉄板の表面
に塗布、溶剤揮散後実施例1の配合物を塗布、実施例1
と同様のテストを行った。テスト結果はゴム破断を示し
た。実施例7では金属面の樹脂密度を濃くし金属に対す
る接着性をより向上させるもので、塩化ゴムプライマー
との界面は充填剤濃度を高く保ち塩化ゴム系プライマー
との接着を確保できる。実施例7に硬化剤を添加しない
のは、下処理剤塗布後の作業可能時間を確保する為であ
る。すなわち実施例7で硬化剤を添加すると、作業可能
時間は実施例7が硬化する前に実施例1のプライマーを
塗布する必要があり、作業可能時間が著しく短い、硬化
前に塗布しないと樹脂が硬化し硬い皮膜が出来上塗り剤
との接着を確保できない。硬化剤を含まない実施例7は
長時間放置しても樹脂が硬化することなく、表面粘着性
を持っている。この為作業可能時間は実質無制限とな
る。この上に実施例1の硬化剤を含んだ物を上から塗布
すると実施例1の硬化剤が実施例7の層に移行し、実施
例7の樹脂層は実施例1と同時に硬化し実施例1と実施
例7の界面は良好な接着を示す。
【0024】比較例1 塩化ゴム系接着剤、ケムロック205及びケムロック2
20を錆びた鉄板に直接塗布しクロロプレンゴムを貼り
つけ金型にてプレス加硫した。加硫物を剥離すると、プ
ライマー層と金属の間で剥離した。塩化ゴム系接着剤、
ケムロック205、及びケムロック220をグラインダ
ーにて研磨した、平滑な表面の鉄板に塗布し上記と同様
のテストをした。加硫物は容易に剥離し全く接着してい
なかった。剥離は鉄板とプライマーの界面にて起こって
いる。これらの事からも、従来の塩化ゴム系接着剤は、
サンドブラスト処理は必須である事が分かる。
【0025】 比較例2 ビニルエステル樹脂(リポキシR−806) 100 クレー 200 タルク 100 スチレン 200 ナフテンサンコバルト(6%) 1 ジメチルアニリン 0.25 (パラフィンワックス 5) 合計 601.25 これを鉄板の上に刷毛にて塗布するも硬化が遅く、いつ
までも表面層がねたついて使用不可であった。これにパ
ラフィンを添加したものは硬化した。この上にケムロッ
ク205、220を塗布しゴムの接着テストを行ったが
樹脂と205の界面剥離となり接着力が得られない。
【0026】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、労力と
経費を大幅に低減することができ、しかも品質も向上さ
せることができる、ゴムと金属の接着方法、ゴムライニ
ング方法、ゴム及び金属の複合製品、ゴム及び金属から
成る複合ゴムロールの製造方法、ゴム及び金属の複合防
振ゴムの製造方法、及び、ゴムをコンクリートに接着す
る方法を実現できるようになる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C09D 161/10 C09D 161/10 163/00 163/00 C09K 3/00 C09K 3/00 P // B29K 19:00 B29K 19:00 105:22 105:22 Fターム(参考) 4F100 AA01G AA01H AB01B AC03H AC10H AE01B AK01G AK01H AK33G AK53G AL06G AL09A AN00A AN01G AN02G BA02 BA44 CA02G CA23G CB02 DA11 EC182 EG001 EH512 EJ651 GB48 GB51 JB13G JB20A JH02 JK06 JL02 YY00G YY00H 4F211 AA37 AA39 AA45 AB03 AB11 AD02 AD03 AD05 AG03 AG08 TA03 TD11 TH02 TH22 TN51 4J038 CA002 CB082 DA061 DB001 HA066 HA216 HA286 HA376 HA446 HA486 HA526 HA536 JA32 KA03 KA06 KA08 KA20 NA12 PB03 PC02 PC04 4J040 CA011 CA151 GA03 MA02 MA06 MA12 MB03 MB05 PA09 PA11 PA12 (54)【発明の名称】 ゴムと金属の接着方法、ゴムライニング方法、ゴム及び金属の複合製品、ゴム及び金属から成る 複合ゴムロールの製造方法、ゴム及び金属の複合防振ゴムの製造方法、及び、ゴムをコンクリー トに接着する方法

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エポキシ樹脂、フェノール樹脂等の熱硬
    化性樹脂及びその誘導物に無機或いは有機の充填剤を5
    0〜1000重量部、ケトン系溶剤或いはケトン系と他
    の溶剤を併用した混合溶剤を0〜2000重量部、熱硬
    化性樹脂に対応する硬化剤を1〜100重量部配合した
    物を金属面プライマーとして用い、塩化ゴム系プライマ
    ーを上から塗布する、ことを特徴とするゴムと金属の接
    着方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、金属面プライマー塗
    布時、金属表面側を樹脂リッチ層にして、接着強度を向
    上させる方法として、樹脂を0〜2000重量部の溶剤
    で薄めた液を塗布乾燥後、前記プライマーを塗布する、
    ことを特徴とするゴムと金属の接着方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2のゴムと金属の接着方法
    を用いた、金属表面をブラスト処理をしないゴムライニ
    ング方法。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2のゴムと金属の接着方法
    を用い、ブラスト処理すること無く接着したゴム及び金
    属の複合製品。
  5. 【請求項5】 請求項4のゴム及び金属の複合製品が金
    属を心材とし表面層がゴムであることを特徴とする、ゴ
    ム及び金属から成る複合ゴムロールの製造方法。
  6. 【請求項6】 請求項4のゴム及び金属の複合製品が防
    振ゴムであることを特徴とする、ゴム及び金属の複合防
    振ゴムの製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1又は2の金属面プライマーで金
    属表面を処理後、塩化ゴム系プライマーを塗り重ねた
    後、或いは塩化ゴム系プライマーを用いずに直接、ゴム
    系接着剤で加硫ゴムを接着する、ことを特徴とするゴム
    と金属の接着方法。
  8. 【請求項8】 請求項7の方法で施工する、加硫ゴムシ
    ートを用いたゴムライニング方法。
  9. 【請求項9】 請求項1のプライマーをコンクリート構
    造物表面に塗布し、塩化ゴム系接着剤との組み合わせに
    てゴムをコンクリートに接着する方法。
  10. 【請求項10】 請求項9の接着方法でゴムを貼り付け
    施工するコンクリート構造物に対するゴムライニング施
    工方法。
  11. 【請求項11】 請求項1項又は2のプライマーをブラ
    ストした金属表面に下塗りプライマーとして使用し、塩
    化ゴム系プライマー、ゴム糊を塗り重ねてゴムと金属を
    接着する方法。
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