JP2001352861A - 昆虫外皮切開装置及び昆虫外皮切開方法 - Google Patents

昆虫外皮切開装置及び昆虫外皮切開方法

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JP2001352861A
JP2001352861A JP2000178184A JP2000178184A JP2001352861A JP 2001352861 A JP2001352861 A JP 2001352861A JP 2000178184 A JP2000178184 A JP 2000178184A JP 2000178184 A JP2000178184 A JP 2000178184A JP 2001352861 A JP2001352861 A JP 2001352861A
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亨 小林
Yoji Furuta
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 処置対象の昆虫を必要以上に損傷することが
なく、昆虫の外皮のみを正確に切開及び/又は穿孔す
る。 【解決手段】 処置対象の昆虫を固定して保持する載置
台と、上記載置台に保持された昆虫の位置を検出する位
置検出手段と、昆虫に対して赤外線レーザー光を照射す
るレーザー照射手段とを備え、上記レーザー照射手段か
ら出射された赤外線レーザー光により、上記載置台に保
持された昆虫の外皮を切開及び/又は穿孔することを特
徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、蚕等の昆
虫の外皮に対して切開及び/又は穿孔処理を施す昆虫外
皮切開装置及び昆虫外皮切開方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、生物工学の分野では、昆虫の外
皮を切開及び/穿孔して、当該昆虫の体液等の内容物を
取り出したり、穿孔部からバキュロウィルス等の組換え
ウィルスを感染させるような処置が施されている。特
に、昆虫の中でも蚕は、古くから有用物質の産生宿主と
して使用されており、このような切開及び/又は穿孔処
置が施されている。
【0003】また、蚕の切開方法としては、特開平6−
90778号公報に開示されているように、高圧液体を
用いて蚕外皮を切開及び穿孔する手法や、特開平9−1
9238号公報に開示されているように、超音波を発す
る刃物を接触させて蚕の表皮または体を切る手法や、特
開平9−70241号公報に記載されているように、回
転刃に蚕を接触させて外皮を切開する手法が知られてい
る。
【0004】しかしながら、これら何れの手法を用いて
も、蚕の外皮のみを切開及び/又は穿孔することは困難
であり、蚕に対する傷害が大きいといった問題点があ
る。また、これら何れの手法を用いても、蚕の外皮のみ
を切開及び/又は穿孔することは困難であるため、蚕の
体液を純粋な状態で取り出すことができず、取り出した
体液中に多量の不純物が混入してしまうといった問題点
がある。
【0005】言い換えると、上述した各公開公報に代表
されるような従来の昆虫外皮切開技術では、昆虫を正確
に切開及び/又は穿孔することができず、純粋な体液を
抽出することができないのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は、上
述した問題点を鑑みてなされたものであり、処置対象の
昆虫を必要以上に損傷することがなく、昆虫の外皮のみ
を正確に切開及び/又は穿孔することができる昆虫外皮
切開装置及び昆虫外皮切開方法を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成した
本発明に係る昆虫外皮切開装置は、処置対象の昆虫を固
定して保持する載置台と、上記載置台に保持された昆虫
に対して赤外線レーザー光を照射するレーザー照射手段
とを備え、上記レーザー照射手段から出射された赤外線
レーザー光により、上記載置台に保持された昆虫の外皮
を切開及び/又は穿孔することを特徴とするものであ
る。
【0008】以上のように構成された本発明に係る昆虫
外皮切開装置は、昆虫の外皮に対して赤外線レーザー光
を照射することによって、処置対象の外皮を確実に切開
及び/又は穿孔する。赤外線レーザー光は、そのエネル
ギーが水分に吸収され易いため、外皮を切開及び/又は
穿孔した後、外皮内部の体液等により減衰することにな
る。これにより、この昆虫外皮切開装置によれば、赤外
線レーザー光を用いて外皮を切開及び/又は穿孔して
も、外皮に覆われた内部組織や器官を損傷することなく
維持することができる。
【0009】また、本発明に係る昆虫外皮切開装置は、
上記載置台を所定の方向に移動制御する移動手段と、上
記移動手段により移動する上記載置台の移動方向に対し
て、上記レーザー照射手段よりも前段側に配設されると
ともに上記載置台に保持された昆虫に対向して配設さ
れ、当該昆虫の位置を検出する位置検出手段とを備え、
上記位置検出手段が検出した昆虫の位置信号を上記レー
ザー照射手段に入力するとともに、上記レーザー照射手
段が上記位置信号に基づいて検知した昆虫に赤外線レー
ザー光を照射することが好ましい。
【0010】この場合、昆虫外皮切開装置は、位置検出
手段を備えるため、処置対象の昆虫に対して赤外線レー
ザー光を高精度に照射することができる。したがって、
この場合、昆虫外皮切開装置によれば、昆虫の外皮の所
望の位置を正確に切開及び/又は穿孔できるとともに、
外皮に覆われた内部組織や器官の損傷を防止することが
できる。
【0011】さらに、本発明に係る昆虫外皮切開装置
は、上記レーザー照射手段により切開及び/又は穿孔さ
れた昆虫から、当該昆虫の体液を取り出す体液取出し手
段を有することが好ましい。
【0012】さらにまた、本発明に係る昆虫外皮切開装
置は、上記レーザー照射手段の前段側に配設され、処置
対象の昆虫を上記載置台に供給する供給手段と、上記レ
ーザー手段の後段側に配設され、上記載置台に保持され
た昆虫を回収する回収手段とを備えることが好ましい。
【0013】さらにまた、本発明に係る昆虫外皮切開装
置は、上記載置台が昆虫を保持するための負圧を発生さ
せる負圧発生手段を有してなり、上記負圧発生手段から
生じた負圧により昆虫を上記載置台に保持することによ
って、当該昆虫を鉛直下方向に吊るした状態で、上記レ
ーザー照射手段が当該昆虫に対して赤外線レーザー光を
照射することが好ましい。
【0014】一方、本発明に係る昆虫外皮切開方法は、
処置対象の昆虫を載置台に保持し、上記載置台に保持さ
れた昆虫に対して赤外線レーザー光を照射することによ
って、当該昆虫の外皮を切開及び/又は穿孔することを
特徴とするものである。
【0015】以上のように構成された本発明に係る昆虫
外皮切開方法は、昆虫の外皮に対して赤外線レーザー光
を照射することによって、処置対象の外皮を確実に切開
及び/又は穿孔する。本手法において、赤外線レーザー
光は、そのエネルギーが水分に吸収され易いため、外皮
を切開及び/又は穿孔した後、外皮内部の体液等により
減衰することになる。これにより、この昆虫外皮切開方
法によれば、赤外線レーザー光を用いて外皮を切開及び
/又は穿孔しても、外皮に覆われた内部組織や器官を損
傷することなく維持することができる。
【0016】また、本発明に係る昆虫外皮切開方法は、
上記載置台に保持された昆虫の位置を検出し、当該昆虫
の位置情報に基づいて検知した昆虫に赤外線レーザー光
を照射することが好ましい。
【0017】この場合、本手法によれば、処置対象の昆
虫に対して赤外線レーザー光を高精度に照射することが
できる。したがって、この場合、昆虫外皮切開方法によ
れば、昆虫の外皮の所望の位置を正確に切開及び/又は
穿孔できるとともに、外皮に覆われた内部組織や器官の
損傷を防止することができる。
【0018】さらに、本発明に係る昆虫外皮切開方法
は、処置対象の昆虫に対して負圧を加えることにより当
該昆虫を鉛直下方向に吊るした状態で保持し、鉛直下方
向に吊るされた昆虫に対して赤外線レーザー光を正中線
方向に照射することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る昆虫外皮切開
装置及び昆虫外皮切開方法の具体的な実施の形態を、図
面を参照して詳細に説明する。なお、以下の例では、切
開及び穿孔する対象の昆虫として蚕の幼虫又は蛹や、凍
結又は低温麻酔した蚕の幼虫を例示して説明するが、本
発明に係る昆虫外皮切開装置及び昆虫外皮切開方法で
は、昆虫として蚕に限定されず、その他の昆虫を対象と
してもよい。
【0020】本発明を適用した昆虫外皮切開装置は、図
1に示すように、ベルトコンベアー1におけるベルト部
2の一主面上に固定して配設された複数の載置台3と、
ベルトコンベアー1の一方主面側に対向してベルト部2
の移動方向に沿って順に配された、蚕供給部4、位置検
出センサー5、レーザー照射装置6及び蚕回収部7と、
ベルトコンベアー1の他方主面側に対向してベルト部2
の移動方向に沿って順に配された、載置台洗浄装置8及
び載置台乾燥装置9とを備えている。
【0021】ベルトコンベアー1は、環状に形成された
ベルト部2の両端部に一対の駆動ローラ10a,10b
を有している。これら一対の駆動ローラ10a,10b
が駆動することによって、ベルト部2が図1中矢印aで
示す方向に駆動することができる。これにより、載置台
3は、ベルト部2の駆動にともなって、図1中矢印aで
示す方向に順次搬送されることとなる。
【0022】複数の載置台3は、それぞれ所定の間隔を
もって併設されており、蚕11を保持するための保持手
段をそれぞれ有している。蚕11を保持するための保持
手段としては、粘着力により蚕11を水平に保持する粘
着テープ又は水平に配列した複数の蚕11を押さえつけ
る透明な平板或いはシート等が挙げられる。これら保持
手段によれば、蚕11の運動を抑制し、蚕11を載置台
3における所定の位置に固定することができる。さら
に、処置対象の蚕11として、凍結した蚕11や低温麻
酔した蚕11を用いることによって、蚕11の運動はよ
り確実に抑制されることとなる。
【0023】蚕供給部4は、処置対象の蚕11を保有し
ており、載置台3上に当該蚕11を載置する。蚕供給部
4は、載置台3の所定の位置に蚕11を水平方向に供給
し、載置台3の保持手段により蚕11を固定させる。
【0024】位置検出センサー5は、載置台3上に保持
された蚕11の位置を検出するための、例えば、CCD
カメラや光学センサー等を有している。位置検出センサ
ー5は、蚕11の位置を検出すると位置情報信号をコン
トローラ12に対して出力するとともに、ベルト部2の
移動速度に対応する蚕11の移動速度信号をコントロー
ラ12に対して出力する。なお、コントローラー12に
対しては、予め蚕11の移動速度信号を入力しておいて
も良い。
【0025】コントローラ12は、位置検出センサー5
から入力した位置情報及び移動速度信号に基づいて、レ
ーザー照射装置6に対して制御信号を出力する。この制
御信号は、レーザー照射装置6から出射される赤外線レ
ーザー光の照射タイミング及び照射位置を制御する信号
である。すなわち、コントローラ12は、蚕11を切開
及び/又は穿孔する位置を制御するとともに、蚕11の
移動速度に基づいて所定の出力と照射速度に規定された
赤外線レーザー光の照射時間を制御する。
【0026】レーザー照射装置6は、例えば、市販のレ
ーザーマーカー等を使用することができる。また、レー
ザー照射装置6は、出射する赤外線レーザー光の位置を
変位させるためのレーザー変位装置とレーザーの出力を
制御する出力制御部を備えている。また、これらレーザ
ー変位装置及び出力制御部は、コントローラ12からの
制御信号により制御される。したがって、赤外線レーザ
ー光は、制御信号に基づいてレーザー変位装置により所
望の位置に照射されるとともに、制御信号に基づいて出
力制御部により照射エネルギの強度制御及び照射時間が
オン・オフ制御されることとなる。
【0027】レーザー照射装置6は、上述したように制
御信号により動作を制御されることによって、所定の速
度で移動する蚕11に対して赤外線レーザー光を所定の
時間照射することができる。これによって、蚕11は、
所定の部位における外皮のみを切開及び/又は穿孔され
ることになる。
【0028】また、この昆虫外皮切開装置は、ベルト部
2の下方に配設され、切開又は穿孔部位から自噴する体
液を採取するための容器13を有している。すなわち、
レーザー照射装置6で切開又は穿孔された蚕11から自
噴する体液をベルト部2に形成された開口部から落下さ
せ、落下した体液を容器13内部に収容させることがで
きる。
【0029】蚕回収部7は、ベルト部2の移動方向の最
終端近傍に配設され、内部に蚕11を収容することがで
きる。すなわち、ベルトコンベアー1により搬送された
載置台3がベルト部2の移動に伴って垂直方向になり、
その後、当該載置台3上に保持された蚕が剥離して落下
する位置に、蚕回収部7が配設されている。この蚕回収
部7では、処置後の蚕11を回収するとともに、容器1
3で採取されなかった残存体液を採取溶液中に溶出させ
て採取することができる。
【0030】なお、蚕回収部7は、このようなものに限
定されず、例えば、吸引装置により処置後の蚕11を吸
引して回収するようなものであってもよいし、載置台3
を振動させて処置後の蚕11を載置台3から剥離するよ
うなものであってもよい。また、この蚕回収部7では、
回収した蚕11から体液を吸引手段によって積極的に採
取してもよいし、また、吸引手段を用いて載置台3上に
残存した体液を採取しても良い。載置台3に残存した体
液を吸引手段によって回収する場合には、採取対象であ
る体液の採取率を向上させることができる。
【0031】一方、載置台洗浄装置8は、ベルトコンベ
アー1の他方主面側に対向して配設され、洗浄液を所定
の圧力で載置台3内部に吹き付けるためのノズルを有し
ている。載置台洗浄装置8は、載置台3に保持した蚕1
1に対して切開等の処置を施すことによって付着した蚕
11の体液等を洗浄することができる。
【0032】載置台乾燥装置9は、ベルトコンベアー1
の他方主面側に対向して配設され、上記載置台洗浄装置
8により洗浄された載置台3を乾燥するためのドライヤ
ーを有している。載置台乾燥装置9は、載置台3を洗浄
した後に当該載置台3に付着した洗浄液を乾燥させ、載
置台3を再度使用できる状態にすることができる。
【0033】以上のように構成された昆虫外皮切開装置
では、先ず、蚕供給部4から処置対象の蚕11を載置台
3に供給するとともに、載置台3上において蚕11を固
定する。その後、ベルトコンベアー1により当該載置台
3を搬送することによって、位置検出センサー5に載置
台3を対向させる。このとき、位置検出センサー5は、
載置台3に固定された蚕11の正確な位置を検出すると
ともに蚕11の移動速度を検出し、処置対象の蚕11の
位置情報信号及び移動速度信号をコントローラー12へ
出力する。
【0034】次に、昆虫外皮切開装置では、ベルトコン
ベアー1により載置台3を搬送してレーザー照射装置6
に対向させる。このとき、レーザー照射装置6は、上記
位置情報信号及び上記移動速度信号に基づいてコントロ
ーラ12から出力される制御信号が入力される。そし
て、レーザー照射装置6は、この制御信号に基づいて、
処置対象の蚕11における所定の位置に所定の強度の赤
外線レーザー光を高速度で照射する。具体的に、赤外線
レーザー光は、レーザー照射装置6のレーザー変位装置
により照射位置が制御され、レーザー照射装置6の出力
制御部により出力及び出力タイミングが制御される。但
し、赤外線レーザー光の出力に関しては、予め設定して
おいてもよい。
【0035】このように、赤外線レーザー光を蚕11の
所望の位置に照射することによって、当該蚕11の所望
の位置を切開したり、当該蚕11の所望の位置を穿孔す
ることができる。この赤外線レーサーは、照射された位
置の外皮を焼失させる一方で、外皮に覆われる内容物に
含まれる水分により減衰する性質を有している。このた
め、赤外線レーザー光は、外皮に覆われた内容物を損傷
することなく、外皮のみを切開及び/又は穿孔すること
ができる。
【0036】このため、この昆虫外皮切開装置によれ
ば、蚕11の外皮を切開して体液を採取する際、採取し
た体液中に外皮や体内組織、中腸液等が混入することな
く、体液のみを高純度に採取することができる。同時
に、この昆虫外皮切開装置によれば、蚕11の膨圧を低
下させること無く外皮のみを切開することができるた
め、蚕11の自噴量を高く維持することができる。した
がって、この昆虫外皮切開装置を用いれば、体液中の有
用物質を変質させることなく、優れた精製効率で当該有
用物質を得ることができる。
【0037】また、この昆虫外皮切開装置によれば、赤
外線レーザー光を用いているため、蚕11の外皮に穿孔
して形成された当該孔にバキュロウィルス等を感染させ
る際、蚕11に対して与える損傷や苦痛を大幅に低減す
ることができる。このため、穿孔処置を施されバキュロ
ウィルスを感染させた蚕11の衰弱を抑制することがで
き、当該蚕11の有用物質産生能を高く維持することが
できる。
【0038】特に、この昆虫外皮切開装置では、処置対
象の蚕11の位置情報信号及び移動速度信号に基づい
て、切開及び/又は穿孔処置を施している。このため、
この昆虫外皮切開装置によれば、赤外線レーザー光を高
速に動作する照射位置装置により高速照射が行えること
によって、短時間に大量の蚕11を切開及び/又は穿孔
することができる。
【0039】また、この昆虫外皮切開装置では、載置台
3上に蚕11を固定しているため、処置対象の蚕11が
移動してしまうことを防止でき、赤外線レーザー光の照
射位置の精度をより向上させることができる。これによ
り、赤外線レーザー光の誤照射を確実に防止して、昆虫
外皮切開装置の処置精度を大幅に向上させることができ
る。
【0040】さらに、この昆虫外皮切開装置において
は、処置後の蚕11を蚕回収部7で回収するとともに、
蚕が回収された後の載置台3を洗浄及び乾燥することが
でき、載置台3を複数回にわたって再利用することがで
きる。すなわち、ベルトコンベアー1のベルト部2に沿
って載置台3を周回させることによって、蚕11の切開
及び/又は穿孔処置を繰り返して行なうことができ、自
動的に多量の蚕11を処置することができる。
【0041】ところで、本発明は、上述した実施の形態
に限定されず、例えば、図2に示すような昆虫外皮切開
装置であっても良い。すなわち、本発明を適用した昆虫
外皮切開装置は、図2に示すように、複数の蚕11が重
なり合わないように固定された載置台20と、この載置
台20上に蚕11を供給するとともに蚕11の位置を検
出する蚕供給及び位置検出装置21と、この蚕供給及び
位置検出装置21の後段に配設され赤外線レーザー光を
照射するレーザー照射装置6とを備えている。
【0042】この昆虫外皮切開装置において、蚕供給及
び位置検出装置21は、載置台20上に複数の蚕11を
固定するとともに、当該載置台20面内に固定された複
数の蚕11の位置を平面的に検出する。そして、蚕供給
及び位置検出装置21は、載置台20面内における蚕1
1の位置情報信号をコントローラー12に対して出力す
る。
【0043】コントローラー12では、この位置情報信
号に基づいて赤外線レーザー光の照射位置を制御する制
御信号をレーザー照射装置6に対して出力する。このと
き、制御信号は、載置台20面内に固定された複数の蚕
11に対して、赤外線レーザー光を順次照射させるよう
にレーザー照射装置6を制御する。したがって、レーザ
ー照射装置6は、コントローラー12から出力された制
御信号に基づいて、複数の蚕11に対して赤外線レーザ
ー光を順次照射する。
【0044】このように、この昆虫外皮切開装置は、載
置台20面内に固定された複数の蚕11の位置を一括し
て検出するため、複数の蚕11に対して非常に高速に処
置を施すことができる。また、特に、この昆虫外皮切開
装置は、蚕11の外皮を穿孔して孔を形成する際に使用
されることが好ましい。
【0045】また、この昆虫外皮切開装置によれば、赤
外線レーザー光を用いているため、外皮に覆われた内部
組織や器官を損傷することなく、外皮のみを切開及び/
又は穿孔することができる。このため、この昆虫外皮切
開装置によれば、蚕11の外皮を切開して体液を採取す
る際、採取した体液中に外皮や体内組織、中腸液等が混
入することなく、体液のみを高純度に採取することがで
きる。同時に、この昆虫外皮切開装置によれば、蚕11
の膨圧を低下させること無く外皮のみを切開することが
できるため、蚕11の自噴量を高く維持することができ
る。したがって、この昆虫外皮切開装置を用いれば、体
液中の有用物質を変質させることなく、優れた精製効率
で当該有用物質を得ることができる。
【0046】さらに、本発明は、図1或いは図2に示す
ような昆虫外皮切開装置に限定されず、図3に示すよう
な昆虫外皮切開装置にも適用される。図3に示す昆虫外
皮切開装置は、ベルトコンベアー1を載置台3として使
用し、当該ベルトコンベアー1内に負圧発生装置(図示
せず)を配設してなり、当該負圧発生装置により処置対
象の蚕11を吸引して保持し、処置対象の複数の蚕11
をベルト部2の他主面側に鉛直下方向に、頭部を上に尾
部を下にして吊るした状態とする。この状態で、昆虫外
皮切開装置は、位置検出センサー5、コントローラー1
2及びレーザー照射装置6により、上述した実施の形態
と同様に、処置対象の蚕11に対して切開及び/又は穿
孔を行なう。
【0047】また、この昆虫外皮切開装置は、レーザー
照射装置6の後段側に、体液を回収するための容器30
及び洗浄ノズル採取装置31を備えている。この容器3
0は、切開及び/又は穿孔処置が施された後、ベルトコ
ンベアー1により搬送される蚕11と対向する位置に配
設され、重力により抽出される体液を採取することがで
きる。また、洗浄ノズル採取装置31は、体液を抽出す
るための採取液を蚕11に吹き付けるノズル部32と、
採取液を吹き付けることによって採取された体液を採取
液とともに回収する回収容器33とから構成されてい
る。この洗浄ノズル採取装置31によれば、重力により
抽出されなかった体液を採取液により略完全に採取して
回収することができる。
【0048】さらに、この昆虫外皮切開装置は、洗浄ノ
ズル採取装置31の後段に配設された蚕回収容器34を
有している。この昆虫外皮切開装置では、体液を回収し
終わった蚕11に印加している吸引力を解除することに
よって、蚕11を蚕回収容器34に落下させて回収す
る。
【0049】このように構成された昆虫外皮切開装置で
は、赤外線レーザー光を使用することによって、外皮に
覆われた内部組織や器官を損傷することなく、外皮のみ
を切開及び/又は穿孔することができる。このため、こ
の昆虫外皮切開装置によれば、蚕11の外皮を切開して
体液を採取する際、採取した体液中に外皮や体内組織、
中腸液等が混入することなく、体液のみを高純度に採取
することができる。同時に、この昆虫外皮切開装置によ
れば、蚕11の膨圧を低下させること無く外皮のみを切
開することができるため、蚕11の自噴量を高く維持す
ることができる。したがって、この昆虫外皮切開装置を
用いれば、体液中の有用物質を変質させることなく、優
れた精製効率で当該有用物質を得ることができる。
【0050】特に、この昆虫外皮切開装置では、蚕11
を鉛直下方向に吊るした状態で、体液を略完全に採取す
るために体液を損失することなく、体液の採取効率に優
れたものとなる。また、体液の採取に際して、載置台洗
浄装置及び載置台乾燥装置等を必要としないため、装置
全体の構成を簡略化することができ、コストを低く抑え
ることができる。
【0051】ところで、上述した各例では、レーザー照
射装置6を制御信号で制御することによって、赤外線レ
ーザー光の照射位置を調節したが、本発明はこのような
構成に限定されるものではない。すなわち、本発明は、
載置台3を移動自在に駆動する駆動手段を配設し、コン
トローラー12からの制御信号を当該駆動手段に入力し
て載置台3を移動させ、赤外線レーザー光を所定の位置
に照射させるような構成であっても良い。すなわち、こ
の場合、赤外線レーザー光は、その出力及び照射タイミ
ングのみが制御される。そして、載置台3自体が移動す
ることによって、処置対象の蚕11における所定の位置
に赤外線レーザー光が照射される。この場合でも、赤外
線レーザー光は、蚕11の外皮のみを正確に切開及び/
又は穿孔することができる。
【0052】
【実施例】以下、本発明に係る昆虫外皮切開装置及び昆
虫外皮切開方法を適用した実施例について説明するが、
本発明は以下に記載する実施例に限定されるものではな
い。 [実施例1]実施例1では、蚕の外皮を切開して体液を
採取する実験を行なった。この実験に使用された蚕は、
5齢4日である雄の蚕及び雌の蚕と5齢5日である雄の
蚕及び雌の蚕とを、それぞれ10頭ずつ使用した。これ
らの蚕はともに「しんあさぎり」である。
【0053】まず、これら蚕に対して赤外線レーザー光
を、出力を5W、照射時間を0.5秒として照射し、切
開処置を施した。このとき、赤外線レーザー光の照射相
対速度を2.5cm/secとした。その結果、切開長
11mm、切開幅0.7mmで切開することができた。
【0054】そして、切開処置から1分後、蚕から流出
した体液の重さを測定し、流出率として検査した。結果
を表1に示す。なお、ここで、流出率は、100×(体
液流出量[g])/(処置前の蚕全体重[g])として算出
した。
【0055】
【表1】
【0056】この表1から判るように、5齢4日の蚕及
び5齢5日の蚕ともに高い流出率を示している。このこ
とから、赤外線レーザー光によって蚕を切開することに
よって、体液の採取を効率よく行なえることが判る。
【0057】これに対して、高圧液体を用いて処置を行
った場合には、蚕の体の組織を貫通してしまうため、内
部組織や器官が体液中に混入してしまい、高純度な体液
を得ることはできなかった。また、超音波を発する刃物
を用いて処置を行った場合には、超音波(2万Hz)によ
る刃先の振動によって体液が霧状に出てきてしまうた
め、体液の回収が困難であると同時に、皮膚のみを切開
することが困難であり内部組織や器官が体液中に混入し
てしまった。したがって、超音波を発する刃物を用いた
場合には、蚕体液を高純度で回収するために複雑な装置
を必要とした。さらに、回転刃を接触させて処置を行っ
た場合には、蚕の外皮のみを切開することは困難であ
り、内部組織や器官が体液中に混入してしまった。した
がって、回転刃を用いた場合には、蚕の外皮のみを切開
するための非常に高精度な制御を必要とした。
【0058】このように、赤外線レーザー光を用いて処
置を行う場合には、上述したいずれの手法と比較して
も、優れた回収効率で高純度な体液を採取することがで
きることが明らかになった。
【0059】[実施例2]実施例2では、蚕の外皮を穿
孔して体液を採取する実験を行なった。この実験に使用
された蚕は、5齢5日の「雄のしんあさぎり」及び「雌
のしんあさぎり」である。この実施例2では、これら蚕
を11頭ずつ使用した。
【0060】まず、これら蚕に対して、赤外線レーザー
出力を5W、7W、9W及び10Wとし、それぞれの出
力で照射時間を0.1秒、0.2秒及び0.3秒にして
穿孔処置を施した。なお、穿孔場所としては、星状紋中
央の一点とした。
【0061】そして、穿孔処置後、蚕から流出した体液
の重さを測定し、流出率として検査した。結果を表2に
示す。なお、ここで、流出率は、100×(体液流出量
[g])/(処置前の蚕全体重[g])として算出した。
【0062】
【表2】
【0063】この表2から判るように、如何なる条件に
おいても高い流出率を示している。このことから、赤外
線レーザー光によって蚕を穿孔することによって、体液
の採取を効率よく行なえることが判る。但し、赤外線レ
ーザー光を10Wで0.3秒といった強い条件で照射し
た場合には、体液の流出量が低下しており、また、赤外
線レーザー光の出力が同じであっても0.3秒といった
比較的長時間にわたって照射した場合にも、体液の流出
量が低下している。このことから、赤外線レーザー光の
出力及び照射時間を適宜制御して、最も効率よく体液を
採取できる条件で穿孔処置を施すことが好ましい。
【0064】一方、これと比較して、直径0.7mmの
ミニドリルを7000rpmで回転させて蚕の星状紋を
穿孔したところ、流出率は6頭の平均で0.73g、1
2.7%であった。しかしながら、穿孔に要する時間は
1秒以上必要であり、また、2〜3頭の蚕を処置した後
にミニドリルの溝に詰まった組織等を除去する必要もあ
り、さらには、ミニドリルが内部組織や器官に達するこ
とも頻繁に発生した。このため、ミニドリルを用いて機
械的に穿孔する手法では、処置効率が著しく低下し、且
つ、純粋な体液のみを採取することも困難であった。
【0065】[実施例3]実施例3では、蚕に穿孔処置
を施した後に蚕の核多角体病ウィルス(以下、NPV)
を接種し、NPVに起因する発病率を検討する実験を行
なった。この実験に使用された蚕は、5齢起蚕の「BCSL
1×BNL1」と蛹の「しんあさぎり」である。また、接種
したNPVは、病蚕体液の遠心上清液で−logLD50
値が5.50である。この実験では、赤外線レーザー光
の出力を3Wとし、照射時間を0.1秒とした。また、
NPVの接種に際しては、NPV液を含浸させた脱脂綿
により塗布する方式と、NPV液中に3分間浸せきさせ
る方式を採用した。結果を表3に示す。
【0066】
【表3】
【0067】この表3に示すように、赤外線レーザー光
の照射回数が1回又は2回に拘わらず、各品種ともに高
い発病率を示している。特に、蛹の場合には、発病率が
高くなっている。
【0068】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る昆虫外皮切開装置は、赤外線照射手段により、赤外
線レーザー光を用いて昆虫の外皮を切開及び/又は穿孔
している。このため、本発明によれば、処置対象の昆虫
を必要以上に損傷することがなく、昆虫の外皮のみを正
確に切開及び/又は穿孔することができる。
【0069】また、本発明に係る昆虫外皮切開方法で
は、赤外線レーザー光を昆虫外皮に照射することによっ
て、昆虫外皮を切開及び/又は穿孔している。このた
め、本発明によれば、処置対象の昆虫を必要以上に損傷
することがなく、迅速に昆虫の外皮のみを正確に切開及
び/又は穿孔することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例として示す昆虫外皮切開装置の概
略構成図である。
【図2】本発明の他の例として示す昆虫外皮切開装置の
概略構成図である。
【図3】本発明の他の例として示す昆虫外皮切開装置の
概略構成図である。
【符号の説明】
1 ベルトコンベアー、2 ベルト部、3 載置台、4
蚕供給部、5 位置検出センサー、6 レーザー照射
装置、7 蚕回収部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処置対象の昆虫を固定して保持する載置
    台と、 上記載置台に保持された昆虫に対して赤外線レーザー光
    を照射するレーザー照射手段とを備え、 上記レーザー照射手段から出射された赤外線レーザー光
    により、上記載置台に保持された昆虫の外皮を切開及び
    /又は穿孔することを特徴とする昆虫外皮切開装置。
  2. 【請求項2】 上記載置台を所定の方向に移動制御する
    移動手段と、 上記移動手段により移動する上記載置台の移動方向に対
    して、上記レーザー照射手段よりも前段側に配設される
    とともに上記載置台に保持された昆虫の位置を検出する
    位置検出手段とを備え、 上記位置検出手段が検出した昆虫の位置信号を上記レー
    ザー照射手段に入力するとともに、上記レーザー照射手
    段が上記位置信号に基づいて検知した昆虫に赤外線レー
    ザー光を照射することを特徴とする請求項1記載の昆虫
    外皮切開装置。
  3. 【請求項3】 上記レーザー照射手段により切開及び/
    又は穿孔された昆虫から、当該昆虫の体液を取り出す体
    液取出し手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    昆虫外皮切開手段。
  4. 【請求項4】 上記レーザー照射手段の前段側に配設さ
    れ、処置対象の昆虫を上記載置台に供給する供給手段
    と、 上記レーザー照射手段の後段側に配設され、上記載置台
    に保持された昆虫を回収する回収手段とを備えることを
    特徴とする請求項1記載の昆虫外皮切開装置。
  5. 【請求項5】 上記載置台は、昆虫を保持するための負
    圧を発生させる負圧発生手段を有してなり、 上記負圧発生手段から生じた負圧により昆虫を上記載置
    台に保持することによって、当該昆虫を鉛直下方向に吊
    るした状態で、上記レーザー照射手段が当該昆虫に対し
    て赤外線レーザー光を照射することを特徴とする請求項
    1記載の昆虫外皮切開装置。
  6. 【請求項6】 処置対象の昆虫を載置台に保持し、 上記載置台に保持された昆虫に対して赤外線レーザー光
    を照射することによって、当該昆虫の外皮を切開及び/
    又は穿孔することを特徴とする昆虫外皮切開方法。
  7. 【請求項7】 上記載置台に保持された昆虫の位置を検
    出し、当該昆虫の位置情報に基づいて検知した昆虫に赤
    外線レーザー光を照射することを特徴とする請求項6記
    載の昆虫外皮切開方法。
  8. 【請求項8】 処置対象の昆虫に対して負圧を加えるこ
    とにより当該昆虫を鉛直下方向に吊るした状態で保持
    し、鉛直下方向に吊るされた昆虫に対して赤外線レーザ
    ー光を正中線方向に照射することを特徴とする請求項6
    記載の昆虫外皮切開方法。
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