JP2001352222A - マイクロ波増幅回路、マイクロ波増幅装置、歪み補償回路 - Google Patents

マイクロ波増幅回路、マイクロ波増幅装置、歪み補償回路

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JP2001352222A
JP2001352222A JP2000172533A JP2000172533A JP2001352222A JP 2001352222 A JP2001352222 A JP 2001352222A JP 2000172533 A JP2000172533 A JP 2000172533A JP 2000172533 A JP2000172533 A JP 2000172533A JP 2001352222 A JP2001352222 A JP 2001352222A
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Nobuchika Kuwata
展周 桑田
Kenji Kotani
謙司 小谷
Kanji Ooka
幹治 大岡
Kenichiro Matsuzaki
賢一郎 松崎
Hiroaki Sano
博昭 佐野
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Sumitomo Electric Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 利得偏差を調整可能なマイクロ波増幅回路、
マイクロ波増幅装置、歪み補償回路を提供する。 【解決手段】 マイクロ波増幅回路1は、トランジスタ
6、8、10と、回路部12,14,16、18とを備
える。回路部14は、トランジスタ6の第1の電流端子
に電気的に接続された一端とトランジスタ8の制御端子
に電気的に接続された他端とを有し、一端と他端との間
に変更可能なインピーダンスを提供するためのインピー
ダンス手段20aを含む。回路部16は、トランジスタ
8の第1の電流端子に電気的に接続された一端とトラン
ジスタ10の制御端子に電気的に接続された他端とを有
し、一端と他端との間に変更可能なインピーダンスを提
供するためのインピーダンス手段20bとを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マイクロ波増幅回
路、マイクロ波増幅装置、および歪み補償回路に関す
る。
【0002】
【従来の技術】W−CDMA向けの携帯器用の高出力増
幅器に関する文献には、文献1(日経エレクトロニクス
1999年4月19日,(no.741),p142〜143)、文献2(日経
エレクトロニクス 1999年7月12日,(no.747),p158〜15
9)がある。
【0003】また、移動体通信システムの基地局用の高
出力増幅器に関しては、例えば、文献3(電気通信情報
学会技術研究報告 Vol.92 No.93 p31〜36)、文献4(電
気通信情報学会技術研究報告 Vol.97 No.93 p37〜42)が
ある。
【0004】文献3には、電界効果トランジスタを2個
並列に接続して所望の特性を得る単一増幅段のパワーア
ンプが記載されている。文献4には、電界効果トランジ
スタを2個直列に接続して所望の特性を得る2つの増幅
段のパワーアンプが記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】発明者は、このような
増幅器について検討を行っている。移動体通信システム
の基地局では、隣接するチャネルの信号と混信しないよ
うにするために、信号を歪むことなく線形に増幅するこ
とが求められている。また、このような基地局に用いら
れる増幅器は、また高出力であることも求められてい
る。
【0006】一方、携帯端末機において、高出力増幅器
には、投入した電力に対する電波信号出力電力の比率、
つまり、電力効率が高いことが求められている。これに
よって、バッテリ駆動による動作時間を長くすることが
でき、基地局の消費電力の抑制を図ることができる。す
なわち、高出力増幅器に対しては、歪み特性および高効
率化に関する要求がある。
【0007】また、W−CDMA方式の基地局において
は3次歪みを約30dB改善するために、フィードフォ
ワード方式を適用した歪み補償回路を用いる。
【0008】しかしながら、フィードフォワード方式で
は、歪み補償回路に対して厳しい利得偏差を求める。こ
れは、同方式の歪み補償特性が歪み補償回路の利得の変
化に大きく依存するからである。このため、歪み補償回
路において、利得偏差を極力小さくすることが求めら
れ、理想的には、利得偏差がゼロであることが望まし
い。
【0009】一方、高出力増幅器を構成する個々の電子
部品、例えばトランジスタ、抵抗器、キャパシタの各々
は、個々の部品毎に周波数特性を有している。このた
め、これらの電子部品を用いて製造された高出力増幅器
も、また個々の利得偏差を持つことになる。故に、それ
ぞれ個々の高出力増幅器毎に利得偏差を調整する必要が
ある。
【0010】そこで、本発明の目的は、利得偏差を調整
可能なマイクロ波増幅回路、マイクロ波増幅装置、歪み
補償回路を提供することとした。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の高出力増幅器で
は、利得偏差を小さくするために電子部品を組み合わせ
て、所望の利得偏差を得ることが考えられる。一方、基
地局は、小型化および低コスト化を図るために、高出力
増幅器にハイブリットICが用いられる。ハイブリット
ICでは、電子部品が数十mm角の基板上に集積されて
いる。ハイブリットICを適用すると、利得偏差を調整
するために使用可能な組合せ部品が減ってしまう。した
がって、ハイブリッドICを採用すると、基地局の製造
歩留まりが低下してしまう可能性がある。
【0012】このような課題を解決するために、発明者
は様々な試行錯誤を行った。その結果、以下のような発
明をするに至った。
【0013】本発明に係わるマイクロ波増幅回路は、回
路入力と、回路出力と、第1、第2および第3のトラン
ジスタと、第1、第2、第3および第4の回路部と、を
備える。
【0014】第1の回路部は、回路入力と第1のトラン
ジスタの制御端子との間を直流的に分離すると共に交流
的に結合するための第1のRF結合手段と、入力インピ
ーダンスを規定するための第1のインピーダンス手段と
を有する。
【0015】第2の回路部は、第1のトランジスタの第
1の電流端子と第2のトランジスタの制御端子との間を
直流的に分離すると共に交流的に結合するための第2の
RF結合手段と、第1のトランジスタの第1の電流端子
と第2のトランジスタの制御端子との間に整合を与える
ための第1の整合手段と、第1のトランジスタの第1の
電流端子と第2のトランジスタの制御端子との間に変更
可能なインピーダンスを提供するための第2のインピー
ダンス手段とを含む。
【0016】第3の回路部は、第2のトランジスタの制
御端子と第3のトランジスタの制御端子との間を直流的
に分離すると共に交流的に結合する第3のRF結合手段
と、第2のトランジスタの第1の電流端子と第3のトラ
ンジスタの制御端子との間に整合を与えるための第2の
整合手段と、第2のトランジスタの第1の電流端子と第
3のトランジスタの制御端子との間に変更可能なインピ
ーダンスを提供するための第3のインピーダンス手段と
を含む。
【0017】第4の回路部は、回路出力と第3のトラン
ジスタの第1の電流端子との間を直流的に分離すると共
に交流的に結合するための第4のRF手段と、出力イン
ピーダンスを規定するための第4のインピーダンス手段
とを有する。
【0018】少なくとも3段からなる増幅段を設けると
共に、それぞれの増幅段の間に変更可能なインピーダン
スを提供するためのインピーダンス手段を設けた。これ
らの変更可能なインピーダンスを調整することによって
利得偏差が調整される。
【0019】本発明に係わるマイクロ波増幅回路は、回
路入力と、回路出力と、第1、第2、および第3の増幅
段と、第1および第2のキャパシタと、を備える。第
1、第2、および第3の増幅段の各々は、段入力および
段出力を有し段入力に受けた信号を増幅して段出力に提
供する。第1のキャパシタは、第1の増幅段の段出力と
第2の増幅段の段入力との間に配置され、そのキャパシ
タンス値が調整可能である。第2のキャパシタは、第2
の増幅段の段出力と第3の増幅段の段入力との間に配置
され、そのキャパシタンス値を調整可能である。
【0020】第1の増幅段は、第1のトランジスタを含
む増幅部と、このトランジスタの前記制御端子と前記段
入力との間に配置され入力インピーダンスを規定するた
めの第1の回路手段と、を有する。また、第1の増幅段
は、回路入力からの信号を段入力を介してトランジスタ
の制御端子に受け、トランジスタの第1の電流端子から
の信号を段出力へ提供する。
【0021】第2の増幅段は、第2のトランジスタを含
む増幅部を有する。また、第2の増幅段は、段入力から
の信号をトランジスタの制御端子に受け、トランジスタ
の第1の電流端子からの信号を段出力に提供する。
【0022】第3の増幅段は、第3のトランジスタを含
む増幅部と、このトランジスタの第1の電流端子と段出
力との間に配置され出力インピーダンスを規定するため
の第2の回路手段とを有する。また、第3の増幅段は、
段入力からの信号を増幅部の制御端子に受け、増幅部の
第1の電流端子からの信号を段出力を介して回路出力へ
提供する。
【0023】第1および第2のキャパシタをそれぞれの
増幅段の間に配置したので、これらのキャパシタンスを
変更することによって、利得偏差を回路部品を変更する
ことなく調整することができる。
【0024】これらのマイクロ波増幅回路は、以下のマ
イクロ波増幅装置および歪み補償回路に適用することが
できる。
【0025】本発明に係わるマイクロ波増幅装置は、複
数の端子と、マイクロ波増幅回路が設けられた基板と、
マイクロ波増幅回路を覆う電磁シールド手段と、を備え
る。このマイクロ波増幅回路では、マイクロ波増幅回路
の回路入力は基板の複数の端子のうちの一つに接続さ
れ、マイクロ波増幅回路の回路出力は基板の複数の端子
のうちの一つに接続されている。
【0026】本発明に係わる歪み補償回路は、フィード
フォワード方式により歪み特性の補償を行う。歪み補償
回路は、歪み補償回路の入力と、歪み補償回路の出力
と、第1および第2の信号分配手段と、第1および第2
の信号結合手段と、第1および第2の増幅器と、第1お
よび第2の信号遅延手段と、等化器と、を備える。第1
の信号分配手段の入力は、当該歪み補償回路の入力から
信号を受ける。第1の信号結合手段の出力は、当該歪み
補償回路の出力に信号を提供する。また、本発明に係わ
る歪み補償回路では、第1の信号分配手段の入力に接続
された前置増幅器を更に備えることができる。
【0027】第1および第2の増幅器の各々には、既に
説明された、またはこれから説明されるマイクロ波増幅
回路を用いることができる。また、第1の増幅器、第2
の増幅器および前置増幅器の少なくともいずれかに、既
に説明された、またはこれから説明されるマイクロ波増
幅回路を用いることができる。
【0028】第1および第2の信号分配手段は、入力お
よび2つの出力を有し、入力に受けた信号を2つの出力
に分配する。第1および第2の信号結合手段は、2つの
入力および出力を有し、2つの入力のそれぞれに受けた
信号を結合し出力に提供する。第1の増幅器は、第1の
信号分配手段の一方の出力に接続されると共に、第2の
信号分配手段の入力に接続されている。第1の信号遅延
手段は、第2の信号分配手段の一方の出力に接続される
と共に、第2の信号結合手段の一方の入力に接続されて
いる。第2の信号遅延手段は、第1の信号分配手段の他
方の出力に接続されると共に、第1の信号結合手段の一
方の入力に接続されている。第2の増幅器は、第1の信
号結合手段の出力に接続されると共に、第2の信号結合
手段の他方の入力に接続されている。等化器は、第2の
信号分配手段の他方の出力と前記第1の信号結合手段の
他方の入力との間に設けられている。
【0029】本発明に係わるマイクロ波増幅回路、マイ
クロ波増幅装置および歪み補償回路では、第1、第2お
よび第3の入力バイアス手段並びに第1、第2および第
3の出力バイアス手段を有することができる。
【0030】第1の入力バイアス手段は、第1のトラン
ジスタの制御端子にバイアスを与える機能を有する。第
2の入力バイアス手段は、第2のトランジスタの制御端
子にバイアスを与える機能を有する。第3の入力バイア
ス手段は、第3のトランジスタの制御端子にバイアスを
与える機能を有する。
【0031】第1の出力バイアス手段は、第1のトラン
ジスタの第1の電流端子にバイアスを与える機能を有す
る。第2の出力バイアス手段は、第2のトランジスタの
第1の電流端子にバイアスを与える機能を有する。第3
の出力バイアス手段は、第3のトランジスタの第1の電
流端子にバイアスを与える機能を有する。
【0032】これらのバイアス手段によれば、それぞれ
の増幅段に合わせて、バイアスを設定することができ
る。
【0033】本発明に係わるマイクロ波増幅回路、マイ
クロ波増幅装置および歪み補償回路では、第1および第
2のキャパシタいずれか一方のキャパシタンス値が変更
されると、特性直線の傾斜(G1−G2)/(f1−f2)
の値が変化することが可能である。ここで、特性曲線
は、X軸およびY軸にそれぞれ周波数および利得を付与
した座標系において、使用する周波数帯域に含まれるよ
うに選択された異なる周波数f1およびf2に関して、
周波数f1における利得G1と周波数f2における利得
G2とから規定される2点(f1、G1)、(f2、G2)
を通過する直線として規定される。
【0034】
【発明の実施の形態】本発明の知見は、添付図面を参照
して以下の詳細な記述を考慮することによって容易に理
解することができる。以下、図面と共に本発明によるマ
イクロ波増幅回路、マイクロ波増幅装置、および歪み補
償回路を詳細に説明する。図面の説明において、可能な
場合には同一要素には同一符号を付し、重複する説明を
省略する。
【0035】図1(a)は、本実施の形態に係わるマイク
ロ波増幅回路1を示す。マイクロ波増幅回路1は、回路
入力2と、回路出力4と、第1、第2および第3のトラ
ンジスタ6,8、10とを備える。第1、第2および第
3のトランジスタ6.8、10の各々は、第1電流端
子、第2の電流端子および制御端子を有する。以下、マ
イクロ波増幅回路1が、高性能なマイクロ波増幅回路に
適用可能なIII-V族化合物半導体トランジスタ6.8、
10を含む場合について記述され、この場合、第1電流
端子がドレイン、第2の電流端子はソース、制御端子は
ゲートである。また、マイクロ波増幅回路1は、第1、
第2、第3および第4の回路部12,14,16、18
を備える。これらのトランジスタ6,8、10は、それ
ぞれの増幅部11、13、15に含まれる。
【0036】第1の回路部12は、回路入力2からの信
号を受ける入力端子12aおよびトランジスタ6のゲー
トに信号を提供する出力端子12bを有する。第1の回
路部12は、上記の端子12a、12bとの間に設けら
れ、入力端子12aとトランジスタ6のゲートとの間に
おいて直流電圧を阻止すると共に交流的に結合するため
の第1のRF結合手段12c、例えばキャパシタを有す
ると共に、入力インピーダンスを規定するための第1の
インピーダンス手段12dを有する。
【0037】第2の回路部14は、トランジスタ6のド
レインに電気的に接続された入力端子14aとトランジ
スタ8のゲートに電気的に接続された出力端子14bと
を有する。第2の回路部14は、これらに端子14a、
14bの間を設けられ直流電圧を阻止するための第2の
RF結合手段20a、例えばキャパシタを有すると共
に、これらの端子14a、14bの間に変更可能なイン
ピーダンスを提供するための第2のインピーダンス手段
20a、例えばインピーダンス素子を有する。これらの
端子間には、インピーダンス整合および雑音整合の少な
くともいずれかの整合を提供する第1の整合手段14c
が設けられることができる。
【0038】第3の回路部16は、トランジスタ8のド
レインに電気的に接続された入力端子16aとトランジ
スタ10のゲートに電気的に接続された出力端子16b
とを有する。第3の回路部16は、トランジスタ8のド
レインとトランジスタ10のゲートとの間において直流
電圧を阻止すると共に交流的に結合する第3のRF結合
手段20b、例えばインピーダンス素子を有すると共
に、この端子16a、16bの間に変更可能なインピー
ダンスを提供するための第3のインピーダンス手段20
bを有する。これらの端子間には、インピーダンス整合
および雑音整合の少なくともいずれかの整合を提供する
第1の整合手段14cが設けられることができる。
【0039】第4の回路部18は、回路出力4とトラン
ジスタ10のドレインとの間において直流電圧を阻止す
ると共に交流的に結合するための第4のRF手段18c
を有すると共に、出力インピーダンスを規定するための
第4のインピーダンス手段18dを有する。
【0040】図1(b)は、本実施の形態に係わるマイク
ロ波増幅回路21を示す。マイクロ波増幅回路21は、
回路入力2と、回路出力4と、第1、第2、および第3
の増幅段2、4、6と、第1および第2のキャパシタ2
0a、20bとを備える。第1の増幅段22は、段入力
22aおよび段出力22bを有し、第2の増幅段24
は、段入力24aおよび段出力24bを有し、第3の増
幅段26は、段入力26aおよび段出力26bを有す
る。各増幅段22、24、26は、それぞれの段入力に
受けた信号を増幅して段出力に提供する。
【0041】第1のキャパシタ20aは、第1の増幅段
22の段出力22bと第2の増幅段24の段入力24a
との間に配置され、そのキャパシタンスは変更可能であ
る。第2のキャパシタ20bは、第2の増幅段24の段
出力24bと第3の増幅段26の段入力26aとの間に
配置され、そのキャパシタンスは変更可能である。
【0042】第1の増幅段22は、トランジスタ6を含
む増幅部22cと、トランジスタ6のゲートと段入力2
2aとの間に配置され入力インピーダンスを規定するた
めの回路手段22dと、を有する。第1の増幅段22
は、回路入力2からの信号を段入力22aを介してトラ
ンジスタ6のゲートに受けると共に、トランジスタ6ド
レインからの信号を段出力22bへ提供する。第1の増
幅段22は、また、第1の入力バイアス手段22eと、
第1の出力バイアス手段22fと、回路手段22gとを
有する。第1の入力バイアス手段22eは、トランジス
タ6のゲートにバイアスを与える機能を有する。第1の
出力バイアス手段22fは、トランジスタ6のドレイン
にバイアスを与える機能を有する。回路手段22gは、
段出力22bとトランジスタ6のドレインとの間に配置
され、増幅段の出力インピーダンスを規定するための機
能を有する。
【0043】第2の増幅段24は、トランジスタ8を含
む増幅部24cを有する。第2の増幅段22は、増幅部
22cは段入力22aからの信号をトランジスタ8のゲ
ートに受け、ドレインからの信号を段出力24bに提供
する。第2の増幅段24は、また、入力回路手段24d
と、第2の入力バイアス手段24eと、第2の出力バイ
アス手段24fと、出力回路手段24gとを有する。出
力回路手段24dは、トランジスタ6のゲートと段入力
22aとの間に配置され、増幅段の入力インピーダンス
を規定するための機能を有する。第2の入力バイアス手
段24eは、トランジスタ8のゲートにバイアスを与え
る機能を有する。第2の出力バイアス手段24fは、ト
ランジスタ8のドレインにバイアスを与える機能を有す
る。回路手段24gは、段出力24bとトランジスタ8
のドレインとの間に配置され、増幅段24の出力インピ
ーダンスを規定するための機能を有する。
【0044】第3の増幅段26は、トランジスタ10を
含む増幅部26cを有する。第3の増幅段26は、トラ
ンジスタ10のドレインと段出力26bとの間に配置さ
れ、増幅段26の出力インピーダンスを規定するための
出力回路手段26gとを有する。第3の増幅段26は、
段入力26aからの信号をトランジスタ10のゲートに
受け、トランジスタ10のドレインからの信号を段出力
26bを介して回路出力4へ提供する。第3の増幅段2
6は、また、入力回路手段26dと、第3の入力バイア
ス手段26eと、第3の出力バイアス手段26fとを有
する。回路手段26dは、トランジスタ10のゲートと
段入力26aとの間に配置され、増幅段26の入力イン
ピーダンスを規定するための機能を有する。第3の入力
バイアス手段26eは、トランジスタ10のゲートにバ
イアスを与える機能を有する。第3の出力バイアス手段
26fは、トランジスタ10のドレインにバイアスを与
える機能を有する。
【0045】図2を参照すると、マイクロ波増幅回路3
0の回路図が示されている。
【0046】増幅部22cは、トランジスタ6に加え
て、帰還手段22hを含むことができる。帰還手段22
hは、トランジスタ6のゲート(ノード30b)およびド
レイン(ノード30c)の間に配置され、出力信号の一部
を入力に帰還してこの増幅段の周波数帯域を拡大する。
帰還手段22hは、抵抗器R5と、キャパシタC4とを
含む回路であり、抵抗器R5およびキャパシタC4は直
列に接続されている。
【0047】入力回路手段22dが、入力2とノード3
0bとの間に設けられている。入力回路手段22dは、
直列に接続された抵抗器R1、キャパシタC1、抵抗器
R4と、ノード30aと第1の基準電位線34と間に設
けられたキャパシタC2とを有する。キャパシタC1
は、入力2とノード30bとの間を直流的に分離すると
共に、交流的に結合する。キャパシタC1の値は、当該
回路の増幅帯域内の各周波数ωとするときに、1/ωC
が入力インピーダンスに対して十分に小さく設定されて
いる。当該回路の増幅帯域において、回路手段22dに
よって、当該回路の入力インピーダンスが50Ωになる
ように設定される。
【0048】入力バイアス手段22eは、入力2から直
流的に分離されたノード30a、30bに適切な直流バ
イアスを与えるように設けられている。入力バイアス手
段22eは、第1の基準電位線34とノード30aとの
間に設けられた抵抗器R3と、第2の基準電位線32と
ノード30aとの間に設けられた抵抗器R2と、第2の
基準電位線32と抵抗器R2の一端との間に設けられた
キャパシタC7とを有する。抵抗器R2、R3の値は、
入力インピーダンスに比べて十分に大きな値に設定され
ている。キャパシタC7は、当該回路の増幅帯域内にお
いて給電点を短絡する。これによって、基準電位線から
の影響を低減することができる。
【0049】回路手段22gは、ノード30dとノード
30cとの間に配置され、増幅段22の出力インピーダ
ンスを規定する。回路手段22gは、基準電位線32と
ノード30dとの間に配置されたスタブ導波路S1と、
ノード30cとノード30dとの間に配置されたキャパ
シタC5を有する。
【0050】出力バイアス手段22fは、ノード30e
に適切な直流バイアスを与えるように設けられている。
出力バイアス手段22fは、第2の基準電位線32とノ
ード30cとの間に設けられたインダクタL1と、第2
の基準電位線32とインダクタL1の一端との間に設け
られたキャパシタC6とを有する。インダクタL1の値
は、ωLが出力回路手段22dによって規定されるイン
ピーダンスに比べて十分に小さいように設定されてい
る。キャパシタC6もまた、C7と同様に、給電点を短
絡するように作用する。
【0051】増幅部24cは、トランジスタ8に加え
て、帰還手段24hを含むことができる。帰還手段24
hは、トランジスタ8のゲート(ノード30f)およびド
レイン(ノード30g)の間に配置され、出力信号の一部
を入力に帰還してこの増幅段の周波数帯域を拡大する。
帰還手段24hは、抵抗器R9と、キャパシタC10と
を含む回路であり、抵抗器R9およびキャパシタC10
は直列に接続されている。
【0052】回路手段24dは、ノード30eとノード
30fとの間に配置された抵抗器R6を有し、入力イン
ピーダンスを規定する。
【0053】入力バイアス手段24eは、ノード30d
から直流的に分離されたノード30fに適切な直流バイ
アスを与えるように設けられている。入力バイアス手段
24eは、第1の基準電位線34とノード30fとの間
に設けられた抵抗器R7と、第2の基準電位線32とノ
ード30fとの間に設けられた抵抗器R8と、第2の基
準電位線32と抵抗器R2の一端との間に設けられたキ
ャパシタC9とを有する。抵抗器R7、R8の値は、ノ
ード30fから見たトランジスタ8の入力インピーダン
スに比べて十分に大きな値に設定されている。キャパシ
タC9も、キャパシタC7と同様な作用を有する。
【0054】出力回路手段24gは、ノード30gとノ
ード30hとの間に配置され、出力インピーダンスを規
定する。出力回路手段24gは、基準電位線32とノー
ド30hとの間に配置されたスタブ導波路S2と、ノー
ド30gとノード30hとの間に配置されたキャパシタ
C11を有する。
【0055】出力バイアス手段24fは、ノード30g
に適切な直流バイアスを与えるように設けられている。
出力バイアス手段24fは、第2の基準電位線32とノ
ード30cとの間に設けられたスタブ導波路S3と、第
2の基準電位線32とスタブ導波路S3の一端との間に
設けられたキャパシタC12とを有する。キャパシタC
12もまた、C7と同様に、給電点を短絡するように作
用する。
【0056】増幅部26cは、トランジスタ10からな
る。この増幅部26cは、周波数帯域を拡大するよりも
電力増幅することを優先している。しかしながら、この
ことは、帰還手段を排除する趣旨ではない。また、図2
の実施の形態では、回路手段26dが示されていない
が、回路手段26dを含むこともできる。
【0057】入力バイアス手段26eは、ノード30h
から直流的に分離されたノード30iに適切な直流バイ
アスを与えるように設けられている。入力バイアス手段
26eは、第1の基準電位線34とノード30fとの間
に設けられた抵抗器R11,R13と、第2の基準電位
線32とノード30iとの間に設けられた抵抗器R12
と、第2の基準電位線32と抵抗器R12の一端との間
に設けられたキャパシタC9と、抵抗器R11、R13
との接続点に設けられたキャパシタC15と、を有す
る。抵抗器R11、R12、R13の値は、ノード30
iから見たトランジスタ10の入力インピーダンスに比
べて十分に大きな値に設定されている。キャパシタC1
6, C15も、キャパシタC7と同様な作用を有する。
【0058】出力バイアス手段26fは、ノード30j
に適切な直流バイアスを与えるように設けられている。
出力バイアス手段26fは、第2の基準電位線32とノ
ード30jとの間に設けられたスタブ導波路S4と、第
2の基準電位線32とスタブ導波路S4の一端との間に
設けられたキャパシタC17とを有する。キャパシタC
17もまた、C7と同様に、給電点を短絡するように作
用する。
【0059】回路手段26gは、ノード30jと回路出
力4との間に配置され、増幅段26の出力インピーダン
スを規定する。回路手段26gは、基準電位線32とノ
ード30kとの間に配置されたスタブ導波路S4と、ノ
ード30jとノード30kとの間に配置されたキャパシ
タC18と、ノード30kと基準電位線34との間に配
置されたキャパシタC20と、ノード30kと回路出力
4との間に配置されたキャパシタC22とを有する。キ
ャパシタC22は、出力4とノード30kとの間を直流
的に分離すると共に、交流的に結合する。キャパシタC
22の値は、当該回路の増幅帯域内の各周波数ωとする
ときに、1/ωCが入力インピーダンスに対して十分に
小さく設定されている。当該回路の増幅帯域において、
回路手段26gによって、当該回路の出力インピーダン
スが50Ωになるように設定されることができる。
【0060】図2に示されたマイクロ波増幅回路30で
は、ノード30dとノード30eとの間には、トリマブ
ルキャパシタC8が配置され、またノード30hとノー
ド30iとの間には、トリマブルキャパシタC13が配
置されている。トリマブルキャパシタC8、C13は、
これらそれぞれのキャパシタの前後に配置された増幅段
の電気的結合の程度を変化させることができる。この結
果、各増幅段の間のインピーダンス整合の程度を変化さ
せることが可能になる。これによって、当該マイクロ波
増幅回路の利得偏差を調整することが可能になる。
【0061】このマイクロ波増幅回路30は、これに限
定されるのもではないが、W−CDMA方式に適用する
ことができる。W−CDMA方式の基地局では、60M
Hzのダイナミックレンジ、さらに100MHzのダイ
ナミックレンジが求められる。従来の基地局では、20
MHzの増幅帯域であったことに比べて広帯域増幅器が
要求されている。W−CDMA方式では、1キャリア当
たり20MHzのダイナミックレンジが必要であり、3
キャリア分に相当するダイナミックレンジが達成される
と、基地局のための部品の共通化を図るために好適であ
る。
【0062】また、この応用分野では、入力の整合、出
力の整合が十分に図られる必要がある。整合の程度は、
VSWR(電圧定在波比)が2以下であり、且つ極力1に
近づけることが求められる。
【0063】この点について、発明者は検討を行った。
この結果によれば、上記の構成の増幅器において利得偏
差を意図的に変化させたとき、それに伴って、入出力の
VSWRの値も変化する可能性ある。入出力のVSWR
の値が0.3以上変化しては、当該増幅回路の前後の電
子部品との整合がずれてしまうことが分かった。整合が
ずれると、この増幅回路の利得の値自体が低下してしま
うことになる。
【0064】発明者は、入力回路段、第1の増幅段、段
間の整合段、出力回路段からなる増幅回路を検討した。
様々な試行錯誤においては、入力回路段および出力回路
段において、トリマブルキャパシタを設けて、回路の特
性を測定した。しかしながら、発明者の試行の範囲で
は、入力回路段および出力回路段にトリマブルキャパシ
タを設けた場合には、利得偏差を変化させながら、60
MHz以上の増幅帯域において、VSWRを2以下に抑
えると共に、入出力VSWRの値が0.3以下の範囲に
抑えることができなかった。
【0065】増幅帯域の広くすることに加えて、利得偏
差とVSWRとの要求を両立させるために更に検討を進
めた結果、発明者は、段間にトリマキャパシタを配置す
ると共に、増幅段を増加するという構成に至った。つま
り、増幅段は少なくとも3段として広い増幅帯域を得
る。加えて、それぞれに段間にトリマキャパシタを配置
して、利得偏差の調整の際に複数のパラメータを制御す
ることができるようにした。
【0066】図3は、図2のマイクロ波増幅回路におい
て、キャパシタC13のキャパシタンスを5通りに変化
したときの利得の周波数依存性を示している。図4は、
図2のマイクロ波増幅回路において、キャパシタC8の
キャパシタンスを5通りに変化したときの利得の周波数
依存性を示している。測定周波数の範囲は、2070M
Hz以上2170MHz以下の範囲である。図3の結果
によれば、キャパシタC8のキャパシタンスを1.00
pFのとき、C13を変化することによって周波数の変
化に対する利得変化の傾きを調整することができる。つ
まり、キャパシタC8のキャパシタンスが変更されるに
つれて、特性曲線の傾きが単調に変化しており、特に、
傾きの符号が変化している。図4の結果によれば、キャ
パシタC13のキャパシタンスを0.7pFのとき、C
8を変化することによって周波数の変化に対する利得変
化の傾きをほとんど変化させることなく、上記の測定周
波数帯域において利得を全体的に調整することができ
る。
【0067】図5(a)および図5(b)を参照すると、C
13を変化させたときの入力および出力のVSWRの周
波数依存性を示している。この測定結果によれば、VS
WRの値は2以下を満たし、且つ入出力におけるVSW
Rの差が0.3以下を満たしている。
【0068】したがって、マイクロ波増幅回路におい
て、入力および出力VSWR値をほとんど変化させるこ
となく、利得の周波数特性を変化させることができる。
【0069】図6(a)および図6(c)は、直列に接続さ
れた3つのマイクロ波増幅回路を含む増幅デバイスを示
している。図6(b)および図6(d)は、それぞれの増幅
回路の利得の周波数特性、および合成された利得の周波
数特性をそれぞれ示している。
【0070】図6(a)および図6(b)を参照すると、前
段の増幅器の利得特性は周波数に関して単調に増加、後
段の増幅器の利得特性は周波数に関してほぼ平坦であ
る。また、図6(c)および図6(d)を参照すると、前段
の増幅器の利得特性は周波数に関してほぼ平坦、後段の
増幅器の利得特性は周波数に関して単調に減少である。
このような増幅デバイスにおいて、中間の増幅回路に本
実施の形態に係わるマイクロ波増幅回路を適用すれば、
全体として利得特性を所望の特性に調整することができ
る。つまり、増幅デバイスを組み上げた後にも、利得偏
差が周波数の変化に対して平坦なるように調整すること
ができる。
【0071】以上説明した実施の形態では、利得の周波
数依存性を変化させるためにインピーダンス整合を故意
にずらす方法として、トリマブルキャパシタを利用する
例を示した。しかしながら、本発明は、この例示に限定
されるものではなく、例えば抵抗値、インダクタンス
値、電圧値、電流値といった、インピーダンスを変化さ
せるための手段が適用されることができる。本実施の形
態のマイクロ波増幅回路が適用可能なマイクロ波帯と
は、300MHz以上6.0GHz以下の範囲をいう。
【0072】図7(a)、図7(b)、図7(c)および図7
(d)は、上記の実施の形態のマイクロ波増幅回路をマイ
クロ波増幅装置に適用した場合を示す。
【0073】本実施の形態に係わるマイクロ波増幅装置
50は、複数の端子52aと、マイクロ波増幅回路30
が設けられた回路基板52と、マイクロ波増幅回路30
を覆う、例えばシールド板といった電磁シールド手段5
4と、を備える。このマイクロ波増幅装置50では、マ
イクロ波増幅回路30の回路入力は基板52の複数の端
子52aのうちの一つに接続され、マイクロ波増幅回路
30の回路出力は基板52の複数の端子52aのうちの
一つに接続されている。
【0074】基板52は、高周波特性の優れたアルミナ
基板、PPO基板といったプリント配線基板であること
ができる。基板52上には、図2に示されたマイクロ波
増幅回路30を構成する電子部品が搭載されている。例
示的に説明すれば、基板52上には、トランジスタ6,
8,10およびトリマブルキャパシタ20a、20bが
配置されている。回路基板52は、その裏面において導
電板56に支持されている。この導電板56はシールド
のために接地電位線に接続されている。導電板56は、
固定のために突起が設けられている。この実施の形態で
は、この突起は、端子が設けられた配線基板52の一辺
に沿って伸びる軸の方向に伸びる。
【0075】シールド板54には、トリマキャパシタ2
0a、20bの位置に合わせて、貫通孔54a、54b
が設けられている。この貫通孔54a、54bを通して
調整用治具を用いて、トリマキャパシタ20a、20b
のキャパシタンスを変更して、マイクロ波増幅装置50
の特性を調整する。この調整は、所定の調整範囲では、
電子部品の変更を伴うことなく行われる。シールド板5
4は、基板52の導電層を介して接地電位線に接続され
ている。
【0076】発明者は、当初、シールド板54に貫通孔
を設けることによって生じる輻射ノイズの増加を心配し
た。しかしながら、試行錯誤の結果、凸図形状の孔であ
れば輻射ノイズを実質的に影響を生じない程度まで抑制
可能であることが発見された。調整用孔の形状は、凸図
形、例えば円、略円、楕円、略楕円であることができ
る。本実施の形態では、貫通孔を容易に形成することが
できるので、円形状の貫通孔を採用した。さらに、ノイ
ズに対する要求レベルの高い応用分野では、貫通孔を導
電性の覆い部材、例えば金属キャップによって塞ぐこと
もできる。
【0077】図8を参照すると、歪み補償回路が示され
ている。歪み補償回路60は、フィードフォワード方式
により歪み特性の補償を行う。歪み補償回路60は、歪
み補償回路の入力62と、歪み補償回路の出力64と、
第1および第2の信号分配手段66、68と、第1およ
び第2の信号結合手段70、72と、主増幅器74およ
び副増幅器76と、第1および第2の信号遅延手段7
8、80と、等化器82と、を備える。また、歪み補償
回路60では、これらの歪み補償部に加えて、信号分配
手段66の入力66aに接続された前置増幅器84を更
に備えることができる。
【0078】第1および第2の信号分配手段66、68
は、以下のものに限定されるものはでないが、例えば、
3dB分配器、方向性結合器といった部品が適用される
ことができる。第1および第2の信号結合手段70、7
2は、以下のものに限定されるものはでないが、例え
ば、方向性結合器といった部品が適用されることができ
る。第1および第2の信号遅延手段78、80は、以下
のものに限定されるものはでないが、例えば、同軸ケー
ブルおよびインダクタを用いて構成された遅延回路が適
用されることができ、並列して配置されているそれそれ
の増幅器74、76における遅延量に合わせて信号を遅
延する。等化器82は、主増幅器74において増幅され
た信号レベルを副増幅器76に入力する前にレベルを合
わせために設けられ、可変アッテネータ、可変利得増幅
器等が適用される。
【0079】主増幅器74および副増幅器76並びに前
置増幅器84の少なくともいずれかには、既に説明され
たマイクロ波増幅回路を用いることができる。前置増幅
器84に適用すると、歪み補償回路60内の歪み補償部
に入力される信号を低歪みで増幅することが可能にな
る。主増幅器74および副増幅器76に適用すれば、主
増幅器74および副増幅器76のそれぞれにおいて、全
体として低歪みを達成することを可能にする。
【0080】引き続く説明では、上記のそれぞれの手段
に対してその例示物を用いる場合について説明するが、
本発明は、このような例示物に限定されるものではな
い。歪み補償部は、2つの信号経路を有する。分配器6
6は、受けた信号を2経路に分配して、この信号がそれ
ぞれ処理された後に、結合器72は、2経路からの信号
を結合する。
【0081】歪み補償部においては、分配器66の入力
66aは、当該歪み補償回路60の入力62から信号を
受ける。分配器66の一方の出力66bは、主増幅器7
4の入力74aに信号を提供する。主増幅器74の出力
74bは、分配器68の入力68aに信号を提供する。
分配器68に一方の出力68bは、遅延回路80の入力
80aに信号を提供する。遅延回路80の出力80b
は、結合器72の一方の入力72aに信号を提供する。
【0082】歪み補償部においては、分配器66の他方
の出力66cは、遅延回路78の入力78aに信号を提
供する。遅延回路78の出力78bは、結合器70の一
方の入力70aに信号を提供する。結合器70の出力7
0bは、副増幅器76の入力76aに信号を提供する。
副増幅器76の出力76bは、結合器72の他方の入力
72bに信号を提供する。結合器72の出力72cは、
歪み補償された信号を歪み補償回路の出力64に提供す
る。分配器68の他方の出力68cと結合器70の他方
の入力70cとの間には、等化器82が配置されてい
る。
【0083】主増幅器74は、1または複数の増幅回
路、図8においては4個の増幅回路74c〜74fを備
える。副増幅器76は、1または複数の増幅回路、図8
においては4個の増幅回路76c〜76fを備える。主
増幅器74において増幅された信号は、分配器68、等
化器82および結合器70を介して、遅延回路78によ
って遅延された信号と合波される。この合波によって、
入力信号に含まれていた歪みの検出を行う。これを副増
幅器76において増幅すると共に位相反転する。主増幅
器74において増幅された信号は、また遅延回路80に
おいて遅延される。このようにして生成された2経路の
信号を結合器72において合波すると、歪み補償された
信号が得られる。
【0084】このようなフィードフォワード方式を採用
した歪み補償回路においては、主増幅器74および副増
幅器76が示す利得の周波数特性が相対的に揃ってお
り、また利得偏差がほぼ0dBであることが求められ
る。本実施の形態に示されたマイクロ波増幅回路を適用
すれば、利得偏差を抑えることができる。
【0085】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
わるマイクロ波増幅回路、マイクロ波増幅装置、歪み補
償回路では、少なくとも3段からなる増幅段を設けると
共に、それぞれの増幅段の間に変更可能なインピーダン
スを提供するためのインピーダンス手段を設けた。これ
らの変更可能なインピーダンスを調整することによって
利得偏差が調整される。
【0086】したがって、利得偏差を調整可能なマイク
ロ波増幅回路、マイクロ波増幅装置、歪み補償回路が提
供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a) および図1(b)は、本実施の形態に
係わるマイクロ波増幅回路のブロック図を示す。
【図2】図2は、本実施の形態に係わるマイクロ波増幅
回路の回路図を示す。
【図3】図3は、本実施の形態に係わるマイクロ波増幅
回路の利得特性図を示す。
【図4】図4は、本実施の形態に係わるマイクロ波増幅
回路の利得特性図を示す。
【図5】図5(a)および図5(b)は、本実施の形態に係
わるマイクロ波増幅回路のVSWR特性図を示す。
【図6】図6(a)および図6(c)は、マイクロ波増幅回
路の応用形態を示すブロック図である。図6(b)および
図6(d)は、それぞれ、図6(a)および図6(c)のブロ
ック図における利得の周波数依存性の関係を示す図面で
ある。
【図7】図7(a)は、マイクロ波増幅装置の上面図であ
り、図7(b)はシールド板を除いた状態を示す上面図で
あり、図7(c)は、マイクロ波増幅装置の正面図であり
図7(d)は、マイクロ波増幅装置の側面図である。
【図8】図8は、歪み補償回路のブロック図である。
【符号の説明】
1…マイクロ波増幅回路、2…入力、4…入力、6、
8、10…トランジスタ、20a、20b…トリマキャ
パシタ、50…マイクロ波増幅装置、52…回路基板、
54…電磁シールド手段、60…歪み補償回路、66、
68…信号分配手段、70、72…信号結合手段、7
4、76…増幅器、78、80…信号遅延手段、82…
等化器、84…前置増幅器、
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大岡 幹治 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 松崎 賢一郎 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 佐野 博昭 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 Fターム(参考) 5J067 AA04 AA41 CA21 CA22 CA64 CA75 FA19 FA20 HA09 HA25 HA30 HA32 HA33 KA13 KA15 KA29 KA68 KS04 KS11 LS12 MA08 MA14 QA04 QA05 QA06 QS03 QS17 SA14 TA01 TA03 5J090 AA04 AA41 CA21 CA22 CA64 CA75 FA19 FA20 GN02 GN05 GN07 HA09 HA25 HA30 HA32 HA33 HN13 HN16 KA13 KA15 KA29 KA68 MA08 MA14 QA04 QA05 QA06 SA14 5J091 AA04 AA41 CA21 CA22 CA64 CA75 FA19 FA20 HA09 HA25 HA30 HA32 HA33 KA13 KA15 KA29 KA68 MA08 MA14 QA04 QA05 QA06 SA14 TA01 TA03 5J092 AA04 AA41 CA21 CA22 CA64 CA75 FA19 FA20 HA09 HA25 HA30 HA32 HA33 KA13 KA15 KA29 KA68 MA08 MA14 QA04 QA05 QA06 SA14 TA01 TA03 VL03 VL08 5J100 AA02 AA14 AA17 BA01 BB12 BC01 CA08 FA01

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回路入力と、 回路出力と、 各々が第1および第2の電流端子並びに制御端子を有す
    る第1、第2および第3のトランジスタと、 前記回路入力と前記第1のトランジスタの制御端子との
    間を直流的に分離すると共に交流的に結合するための第
    1のRF結合手段と、入力インピーダンスを規定するた
    めの第1のインピーダンス手段とを有する第1の回路部
    と、 前記第1のトランジスタの第1の電流端子と前記第2の
    トランジスタの制御端子との間を直流的に分離すると共
    に交流的に結合するための第2のRF結合手段と、前記
    第1のトランジスタの第1の電流端子と前記第2のトラ
    ンジスタの制御端子との間に整合を提供するための整合
    手段と、前記第1のトランジスタの第1の電流端子と前
    記第2のトランジスタの制御端子との間に変更可能なイ
    ンピーダンスを提供するための第2のインピーダンス手
    段とを含む第2の回路部と、 前記第2のトランジスタの第1の電流端子と前記第3の
    トランジスタの制御端子との間を直流的に分離すると共
    に交流的に結合する第3のRF結合手段と、前記第2の
    トランジスタの第1の電流端子と前記第3のトランジス
    タの制御端子との間に整合を提供するための整合手段
    と、前記第2のトランジスタの第1の電流端子と前記第
    3のトランジスタの制御端子との間に変更可能なインピ
    ーダンスを提供するための第3のインピーダンス手段と
    を含む第3の回路部と、 前記回路出力と前記第3のトランジスタの第1の電流端
    子との間を直流的に分離すると共に交流的に結合するた
    めの第4のRF手段と、出力インピーダンスを規定する
    ための第4のインピーダンス手段とを有する第4の回路
    部と、を備える、マイクロ波増幅回路。
  2. 【請求項2】 回路入力と、 回路出力と、 それぞれが段入力および段出力を有し前記段入力に受け
    た信号を増幅して前記段出力に提供する第1、第2、お
    よび第3の増幅段と、 前記第1の増幅段の段出力と前記第2の増幅段の段入力
    との間に配置されキャパシタンスを調整可能な第1のキ
    ャパシタと、 前記第2の増幅段の段出力と前記第3の増幅段の段入力
    との間に配置されキャパシタンスを調整可能な第2のキ
    ャパシタと、を備え、 前記第1の増幅段は、第1および第2の電流端子並びに
    制御端子を有する第1のトランジスタを含む増幅部と、
    前記制御端子と前記段入力との間に配置され入力インピ
    ーダンスを規定するための第1の回路手段と、を有する
    と共に、前記回路入力からの信号を前記段入力を介して
    前記制御端子に受け前記増幅部の第1の電流端子からの
    信号を前記段出力へ提供し、 前記第2の増幅段は、第1および第2の電流端子並びに
    制御端子を有する第2のトランジスタを含む増幅部を有
    すると共に、前記増幅部は前記段入力からの信号を前記
    制御端子に受け前記第1の電流端子からの信号を前記段
    出力に提供し、 前記第3の増幅段は、第1および第2の電流端子並びに
    制御端子を有する第3のトランジスタを含む増幅部と、
    前記第1の電流端子と前記段出力との間に配置され出力
    インピーダンスを規定するための第2の回路手段と、を
    有すると共に、前記増幅部は前記段入力からの信号を前
    記制御端子に受け前記第1の電流端子からの信号を前記
    段出力を介して前記回路出力へ提供する、マイクロ波増
    幅回路。
  3. 【請求項3】 前記第1のトランジスタの制御端子にバ
    イアスを与えるための第1の入力バイアス手段および前
    記第1のトランジスタの第1の電流端子にバイアスを与
    えるための第1の出力バイアス手段と、 前記第2のトランジスタの制御端子にバイアスを与える
    ための第2の入力バイアス手段および前記第2のトラン
    ジスタの第1の電流端子にバイアスを与えるための第2
    の出力バイアス手段と、 前記第3のトランジスタの制御端子にバイアスを与える
    ための第3の入力バイアス手段および前記第3のトラン
    ジスタの第1の電流端子にバイアスを与えるための第3
    の出力バイアス手段と、を更に有する、請求項1または
    請求項2に記載のマイクロ波増幅回路。
  4. 【請求項4】 前記第1、第2、および第3のトランジ
    スタの各々は、III-V族化合物半導体トランジスタであ
    る、請求項1から請求項3のいずれかに記載のマイクロ
    波増幅回路。
  5. 【請求項5】 X軸およびY軸にそれぞれ周波数および
    利得を付与した座標系において、使用する周波数帯域に
    含まれるように選択された異なる周波数f1およびf2
    に関して前記周波数f1における利得G1と前記周波数
    f2における利得G2とから規定される2点(f1、G
    1)、(f2、G2)を通過する直線に関して、 前記第1および第2のキャパシタいずれか一方のキャパ
    シタンス値が変更されると、前記直線の傾斜(G1−G
    2)/(f1−f2)の値が変化することが可能である、
    請求項2に記載のマイクロ波増幅回路。
  6. 【請求項6】 複数の端子と、 マイクロ波増幅回路が設けられた回路基板と、 前記マイクロ波増幅回路を覆う電磁シールド手段と、を
    備え、 前記マイクロ波増幅回路は、 前記複数の端子のうちの一つに接続された回路入力と、 前記複数の端子のうちの一つに接続された回路出力と、 前記回路入力と前記回路出力との間に配置されそれぞれ
    が段入力および段出力を有する第1、第2、および第3
    の増幅段と、 前記第1の増幅段の段出力と前記第2の増幅段の段入力
    との間に配置されキャパシタンスが調整可能な第1のキ
    ャパシタと、 前記第2の増幅段の段出力と前記第3の増幅段の段入力
    との間に配置されキャパシタンスが調整可能な第2のキ
    ャパシタと、を備え、 前記第1の増幅段は、第1および第2の電流端子並びに
    制御端子を有する第1のトランジスタを含む増幅部と、
    前記制御端子と前記段入力との間に配置され入力インピ
    ーダンスを規定するための第1の回路手段と、を有する
    と共に、前記回路入力からの信号を前記段入力に受け前
    記第1の電流端子からの信号を前記段出力へ提供し、 前記第2の増幅段は、第1および第2の電流端子並びに
    制御端子を有する第2のトランジスタを含む増幅部を有
    すると共に、前記増幅部は前記段入力からの信号を前記
    制御端子に受け前記第1の電流端子からの信号を前記段
    出力に提供し、 前記第3の増幅段は、第1および第2の電流端子並びに
    制御端子を有する第3のトランジスタを含む増幅部と、
    前記第1の電流端子と前記段出力との間に配置され出力
    インピーダンスを規定するための第2の回路手段と、を
    有すると共に、前記増幅部は前記段入力からの信号を前
    記制御端子に受け前記増幅部の第1の電流端子からの信
    号を前記段出力へ提供する、マイクロ波増幅装置。
  7. 【請求項7】 前記電磁シールド手段は、前記基板上の
    前記第1および第2のキャパシタの位置に合わせて設け
    られた複数の調整用孔を有する、請求項6に記載のマイ
    クロ波増幅装置。
  8. 【請求項8】 前記第1および第2のキャパシタの各々
    は、トリマブルコンデンサを含む、請求項6または請求
    項7に記載のマイクロ波増幅装置。
  9. 【請求項9】 フィードフォワード方式により歪み特性
    の補償を行う歪み補償回路であって、 当該歪み補償回路の入力と、 当該歪み補償回路の出力と、 入力および2つの出力を有し前記入力に受けた信号を前
    記2つの出力に分配する第1および第2の信号分配手段
    と、 2つの入力および出力を有し前記2つの入力のそれぞれ
    に受けた信号を結合し前記出力に提供する第1および第
    2の信号結合手段と、 前記第1の信号分配手段の一方の出力に接続されると共
    に前記第2の信号分配手段の入力に接続された第1の増
    幅器と、 前記第2の信号分配手段の一方の出力に接続されると共
    に前記第2の信号結合手段の一方の入力に接続された第
    1の信号遅延手段と、 前記第1の信号分配手段の他方の出力に接続されると共
    に前記第1の信号結合手段の一方の入力に接続された第
    2の信号遅延手段と、 前記第1の信号結合手段の出力に接続されると共に前記
    第2の信号結合手段の他方の入力に接続された第2の増
    幅器と、 前記第2の信号分配手段の他方の出力と前記第1の信号
    結合手段の他方の入力との間に設けられた等化器と、を
    備え、 前記第1の信号分配手段の入力は、当該歪み補償回路の
    入力から信号を受け、 前記第1の信号結合手段の出力は、当該歪み補償回路の
    出力に信号を提供し、 前記第1および第2の増幅器の各々は、請求項1または
    請求項2に記載のマイクロ波増幅回路を含む、歪み補償
    回路。
  10. 【請求項10】 前記第1の信号分配手段の入力に接続
    された前置増幅器を更に備え、 前記前置増幅器は、請求項1または請求項2に記載のマ
    イクロ波増幅回路を有する、請求項9に記載の歪み補償
    回路。
  11. 【請求項11】 フィードフォワード方式により歪み特
    性の補償を行う歪み補償回路であって、 当該歪み補償回路の入力と、 当該歪み補償回路の出力と、 入力および2つの出力を有し前記入力に受けた信号を前
    記2つの出力に分配する第1および第2の信号分配手段
    と、 2つの入力および出力を有し前記2つの入力のそれぞれ
    に受けた信号を結合し前記出力に提供する第1および第
    2の信号結合手段と、 前記第1の信号分配手段の一方の出力に接続されると共
    に前記第2の信号分配手段の入力に接続された第1の増
    幅器と、 前記第2の信号分配手段の一方の出力に接続されると共
    に前記第2の信号結合手段の一方の入力に接続された第
    1の信号遅延手段と、 前記第1の信号分配手段の他方の出力に接続されると共
    に前記第1の信号結合手段の一方の入力に接続された第
    2の信号遅延手段と、 前記第1の信号結合手段の出力に接続されると共に前記
    第2の信号結合手段の他方の入力に接続された第2の増
    幅器と、 前記第2の信号分配手段の他方の出力と前記第1の信号
    結合手段の他方の入力との間に設けられた等化器と、 前記第1の信号分配手段の入力に接続された前置増幅器
    と、を備え、 前記前置増幅器の入力は、当該歪み補償回路の入力から
    信号を受け、 前記第1の信号結合手段の出力は、当該歪み補償回路の
    出力に信号を提供し、 前記前置増幅器は、請求項1または請求項2に記載のマ
    イクロ波増幅回路を有する、歪み補償回路。
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