JP2001351766A - ヒータ線 - Google Patents

ヒータ線

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JP2001351766A
JP2001351766A JP2000168079A JP2000168079A JP2001351766A JP 2001351766 A JP2001351766 A JP 2001351766A JP 2000168079 A JP2000168079 A JP 2000168079A JP 2000168079 A JP2000168079 A JP 2000168079A JP 2001351766 A JP2001351766 A JP 2001351766A
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JP
Japan
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heater wire
wire
heater
silver
copper alloy
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Pending
Application number
JP2000168079A
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English (en)
Inventor
Hideki Otsuka
秀樹 大塚
Shinichi Masuyama
伸一 増山
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Nissei Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissei Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屈曲性および加工性に優れるとともに、抵抗
値の調整が容易なヒータ線を提供する。 【解決手段】 表面に錫メッキまたは樹脂被覆を施した
銀入り銅合金線(2)を編組してヒータ線(1)を形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒータ線に関し、
さらに詳しくは、特に車両用座席に取り付けて座席の暖
房を行なう車両用シートヒータのヒータ線に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】ヒータ線、就中、車両用シートヒータの
ヒータ線としては、、芯体を使用せず、複数本の合金線
だけを撚り合わせたもの、あるいは発熱体素線をポリエ
ステルまたは芳香族ポリアミドの集束糸からなる芯体に
螺旋状に捲きつけたものが使用されてきた。しかし、前
者においては、芯体を使用していないため、屈曲性に劣
るとともに、各種の抵抗値に調整することが困難である
という欠点があり、また、後者においては、芯体を使用
しているため、端末加工時に芯体の糸を切断する2次加
工が頻雑なため、加工性に欠点があった。そこで、上記
した、複数本の合金線だけを撚り合わせたものの屈曲性
を改善するため、中心にステンレス線(SUS線)を入
れたものも検討されたものの、やはり、中心線のステン
レス線は硬く、加工性に問題があった。次に、上記した
問題を解決するため、合金線として、とり分け屈曲性に
優れた銀入り銅合金線が検討された。しかし、銀入り銅
合金線は非常に硬いため、撚ることができなく、さら
に、銀入り銅合金線の単線では、屈曲性が足りなく、各
種抵抗値に対応するのが、困難であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、銀入り銅合金線をヒータ線として採用する際の
問題点を解消し、もって屈曲性ならびに加工性にも優れ
るとともに、抵抗値の調整が容易なヒータ線を提供する
ことにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、加工性の
問題から芯体の排除を前提とし、優れた屈曲性を有する
銀入り銅合金線の編組を利用することに着目した。その
結果、銀入り銅合金線素線を編組形状に編組するとき、
上記の課題が一挙に解決されることが究明されたのであ
る。
【0005】かくして、本発明によれば、銀入り銅合金
素線を編組してなる金属編組形状のヒータ線が提供され
る。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら本
発明について説明する。図1は、本発明のヒータ線の斜
視図である。図2は、表面に金属メッキまたは樹脂被覆
を施した銀入り銅合金素線の拡大図である。図1〜図2
において、(1)は銀入り銅合金素線(2)を編組して
構成された金属編組形状のヒータ線である。また、図2
に示す(3)は(2)の銀入り銅合金素線の外周に設け
られたメッキ層または樹脂被覆層である。本発明のヒー
タ線においては、特に繰り返し圧力が掛かることから、
高い屈曲性が要求される車両用シートという特殊用途に
対応するため、発熱体素線として、屈曲性に強い銅合金
線、それも屈曲性に優れた銀入り銅合金線が採用され
る。この素線の外径が特に0.03mm〜0.1mmの
範囲にあるとき、ヒータ線の屈曲性および加工性が同時
に満足される。この場合、もちろん、銀入り銅合金線の
素線のままでも編組できるが、表面の酸化を極力防止す
る意味で、図2に示すように素線表面に金属メッキある
いは樹脂被覆を施しておくことがより好ましい。金属メ
ッキの種類としては、錫メッキ、亜鉛メッキ、クロムメ
ッキ等各種メッキが適用されるが、就中、錫メッキが好
ましい。その理由はハンダ付けが容易であること、安価
なためである。また、樹脂被覆の場合の樹脂としては、
フッ素樹脂、シリコン樹脂、およびポリウレタン樹脂、
ポリエステル樹脂等の各種耐熱性樹脂が使用できるが、
なかでもポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂が特に好
ましい。その理由は端末加工時、ハンダ槽で容易に溶解
するためである。なお、銀入り銅合金における銀および
銅の占める割合(重量)は、前者が10%〜20%、後
者が80%〜90%の範囲にあるのが適当である。次
に、本発明では、撚糸手段ではヒータ線の抵抗値を適切
な値に調整することが困難であった銀入り銅合金線素線
の欠点を排除し、ヒータ線に所望の抵抗値を付与するた
め、該素線を編組の形状とする。この場合、特に編組の
打ち数と持ち数の組合せで対応すればよい。前者は4〜
24が好ましい範囲であり、とりわけ8〜24が特に好
ましい範囲である。後者は1〜8が好ましい範囲であ
り、とりわけ1〜4が特に好ましい範囲である。さら
に、上記の編組組織を保護するため、図3に示すように
編組の外周にシース(4)としてシリコーンゴムやフッ
素樹脂等の耐熱性樹脂からなる保護被覆層を形成してお
けばよい。
【0007】
【発明の効果】本発明によれば、ヒータ線の素線とし
て、銀入り銅合金素線を採用したので優れた屈折性が得
られる。また、本発明のヒータ線では従来のように芯体
を使用しないので、優れた加工性が得られる。さらに、
素線自体は編組形状によりヒータ線を構成しているの
で、抵抗値の調整が容易であり、特に編組打ち数と持ち
数を適宜調整することによりより確実な対応が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヒータ線を示す斜視図である。
【図2】表面に金属メッキまたは樹脂被覆を施した銀入
り銅合金素線の拡大図である。
【図3】本発明の他の実施態様を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ヒータ線 2 銀入り銅合金素線 3 金属メッキまたは樹脂被覆層 4 シース

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発熱体素線からなるヒータ線において、
    銀入り銅合金素線が編組されて金属編組形状にあること
    を特徴とするヒータ線。
  2. 【請求項2】 銀入り銅合金素線の外径が0.03mm
    〜0.1mmの範囲にある請求項1に記載のヒータ線。
  3. 【請求項3】 該銀入り銅合金素線が金属メッキまたは
    樹脂被覆を施されたものである請求項1または2に記載
    のヒータ線。
  4. 【請求項4】 金属メッキが錫メッキであリ、樹脂被覆
    がポリウレタンまたはポリエステル被覆である請求項3
    に記載のヒータ線。
  5. 【請求項5】 金属編組の編組の打ち数が4〜24、持
    ち数が1〜8の範囲にある請求項1〜4のいずれかに記
    載のヒータ線。
  6. 【請求項6】 金属編組の外周にシリコーンゴムおよび
    /または弗素樹脂からなる保護被覆層を設けてなる請求
    項1〜5のいずれかに記載のヒータ線。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載のヒータ
    線を、車両用シートヒータのヒータ線として配してなる
    ことを特徴とする車両用シートヒータ。
JP2000168079A 2000-06-05 2000-06-05 ヒータ線 Pending JP2001351766A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006513092A (ja) * 2003-01-31 2006-04-20 ヴィー・エー・テー・オートモーティヴ・システムス・アクチェンゲゼルシャフト 加熱ハンドル及びそれを形成する方法
US10876229B2 (en) 2017-03-09 2020-12-29 Google Llc Conductive yarn structure for interactive textiles

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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