JP2001351036A - スケジュールドデビット - Google Patents

スケジュールドデビット

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JP2001351036A JP2000168081A JP2000168081A JP2001351036A JP 2001351036 A JP2001351036 A JP 2001351036A JP 2000168081 A JP2000168081 A JP 2000168081A JP 2000168081 A JP2000168081 A JP 2000168081A JP 2001351036 A JP2001351036 A JP 2001351036A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 書面による利用明細書等を送付する必要とせ
ず、顧客側で簡単に金額を確認したり口座残高の推移予
定を一覧したりすることができ、決済日を柔軟に変更す
ることもでき、金融機関システムのデータインタフェー
スを簡素化でき、中間に介在する者が回収不能リスクを
負う必要のない決済方法を提供する。 【解決手段】 顧客と販売会社間での商取引等に関し
て、販売会社システム40は金額や引き落とし期間等の
情報を含むデビットデータをスケジューリングサーバ1
0に送信する。顧客端末30では上記デビットデータを
顧客に提示するとともに、確定的な引き落とし日(また
は日時)を入力することができる。この引き落とし日が
到来すると、スケジューリングサーバ10は金融機関シ
ステム20に対してデビットトランザクションメッセー
ジを送信する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として銀行等の
金融機関の口座を用いて、商取引等の決済を行う方法に
関するものである。特に、決済を実行する日または日時
を予めスケジューリングして決済を行う方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来より、紙幣や貨幣を直接用いない決
済方法として、電力や水道やガスや放送受信料などとい
った公共料金や税金等の支払には、金融機関口座からの
口座引き落とし処理が広く利用されている。また、主と
して小売りの商取引の分野では、クレジットカードやデ
ビットカードなどを用いた決済が行われている。
【0003】上記の口座引き落とし処理は、各会社や自
治体や税務署等で作成されるデータに基づき、金融機関
システムにおいて、通常はバッチ処理によって実行され
る。また、クレジットカードを用いる場合は、カード発
行会社が所定の期間毎にカード利用者に対する請求金額
を計算した上で、上記口座引き落とし等を利用して決済
が行われる。また、デビットカードを用いる場合は、店
舗等に設置されたカード端末装置から送られるデータを
基に、金融機関システムにおいてオンラインリアルタイ
ムトランザクションとして決済処理が実行される。
【0004】図9は、インターネット上での商取引の決
済をこれらの従来技術を用いて行うための構成を示す概
略図である。図9において、符号80はインターネッ
ト、81は顧客端末、82〜84はそれぞれ顧客端末8
1からの注文を受け付ける販売会社システム、85はク
レジットカードの売上および請求等の処理を行うクレジ
ットカードシステムである。また、88および89は、
それぞれ販売会社システム83およびクレジットカード
システム85から出力される口座引き落としデータであ
る。また、91は金融機関システムであり、この金融機
関システム91は内部に、勘定系処理部93とデビット
インタフェース部95(即時引き落とし処理インタフェ
ース)と口座引き落としデータ入力部97とを有してい
る。
【0005】このような構成で、顧客端末81が販売会
社システム82に注文を出した場合、その代金は、デビ
ットカード決済のインタフェースを利用して決済され
る。つまり、販売会社システム82からデビットインタ
フェース部95を経由して勘定系処理部93でリアルタ
イムに処理される。また、販売会社システム83に注文
を出した場合、所定期間内に発生した取引の請求データ
をこの販売会社システム83がまとめて口座引き落とし
データ88として出力し、この口座引き落としデータ8
8は口座引き落としデータ入力部97によって読み込ま
れ、勘定系処理部93で処理される。また、販売会社シ
ステム84に注文を出した場合、代金はクレジット売上
データとして販売会社システム84からクレジットカー
ドシステム85に送られ、当該カード発行会社から販売
会社に対して送金されるとともに、クレジットカードシ
ステム85が出力した口座引き落としデータ89が口座
引き落としデータ入力部97によって読み込まれ、勘定
系処理部93で処理される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記のような各種の従
来技術は、既に広く普及し利用されているが、より一層
の利便性を得るためには次のような課題がある。
【0007】まず、従来の口座引き落としの方法では、
顧客が予め引き落としの金額を事前に知るためには書面
による利用明細書等を別途送付する必要があった。ま
た、口座引き落としはバッチ処理により行われ、そのた
めのデータは磁気テープ等によって請求側の会社等から
金融機関に持ち込まれるため、処理に柔軟性がなく、例
えば一旦決めた引き落とし日を事前に変更することは不
可能あるいは困難で手間のかかるものであった。また、
顧客には個別の利用明細書等が送付されるだけであり、
資金計画等のために口座残高の推移予定を一覧すること
や、顧客側から引き落とし日を変更することもできなか
った。
【0008】また、図9にも示したように、デビットカ
ードのためのインタフェースを用いて決済を行うために
は、上記口座引き落としのためのサブシステムとは別の
サブシステムを金融機関システム内に持つ必要がある。
またこの場合は、即時決済のみしか行えず、必要に応じ
て決済日を設定することができないという問題もある。
【0009】また、クレジットカードによる決済の場合
には、カード発行会社において販売会社等(加盟店)に
対する債務と顧客(カード会員)に対する債権が個別に
発生することとなり、カード発行会社が顧客から回収不
能となるリスクおよびそれに伴うコストを負わなければ
ならないという問題がある。
【0010】本発明は、上記のような事情を考慮してな
されたものであり、決済金額等を伝えるために書面によ
る利用明細書等を送付する必要がなく、顧客側で簡単に
金額を確認したり口座残高の推移予定を一覧したりする
ことができ、請求者側や顧客側から決済日を変更するこ
とも可能であり、金融機関システムのデータインタフェ
ースを簡素化することができ、また中間に介在する者が
回収不能リスク等を負う必要のない決済の方法を提供す
ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明は、コンピュータネットワ
ーク上で伝送されるデビットデータに含まれる情報に基
づき、当該デビットデータを用いた口座間の資金移動を
実行する日または時をスケジューリングすることを特徴
とする決済方法を要旨とする。
【0012】また、請求項2に記載の発明は、コンピュ
ータネットワークを用いた請求者と支払者との間の決済
方法であって、請求者のコンピュータから送られる引き
落とし金額と引き落とし口座と引き落とし日の情報を含
むデビットデータを受信し、前記引き落とし日に、前記
デビットデータに基づくデビットトランザクションメッ
セージを金融機関システムの即時引き落とし処理インタ
フェースに送信し、前記金融機関システムから処理結果
通知を受信することを特徴とする決済方法を要旨とす
る。
【0013】また、請求項3に記載の発明は、コンピュ
ータネットワークを用いた請求者と支払者との間の決済
方法であって、請求者のコンピュータから送られる引き
落とし金額と引き落とし口座と引き落とし期間の情報を
含むデビットデータを受信し、前記引き落とし期間の中
で、前記支払者のコンピュータから指定された日を引き
落とし日として設定し、前記引き落とし日に、前記デビ
ットデータに基づくデビットトランザクションメッセー
ジを金融機関システムの即時引き落とし処理インタフェ
ースに送信し、前記金融機関システムから処理結果通知
を受信することを特徴とする決済方法。
【0014】また、請求項4に記載の発明は、設定され
た前期引き落とし日を、前記支払者のコンピュータから
の指示により変更することを特徴とするものである。
【0015】また、請求項5に記載の発明は、前記請求
者のコンピュータは、変更された前期引き落とし日に応
じて、物品の出荷またはサービスの提供の時期を変更す
る処理を行うことを特徴とするものである。
【0016】また、請求項6に記載の発明は、前記引き
落とし日の予め設定された時間に、前記デビットデータ
に基づくデビットトランザクションメッセージを金融機
関システムの即時引き落とし処理インタフェースに送信
することを特徴とするものである。
【0017】また、請求項7に記載の発明は、前記金融
機関システムから前記引き落とし口座の現在残高情報を
受け取り、該現在残高情報と前記デビットデータとを基
に前記引き落とし口座の残高推移のシミュレーションを
行うことを特徴とするものである。
【0018】また、請求項8に記載の発明は、請求者と
支払者との間の決済をスケジューリングするプログラム
を記録した記録媒体であって、引き落とし金額と引き落
とし口座と引き落とし日の情報を含むデビットデータを
請求者のコンピュータから受信する処理と、前記引き落
とし日に、前記デビットデータに基づくデビットトラン
ザクションメッセージを金融機関システムの即時引き落
とし処理インタフェースに送信する処理と、前記金融機
関システムから処理結果通知を受信する処理とをコンピ
ュータに実行させるプログラムを記録したコンピュータ
読み取り可能な記録媒体を要旨とする。
【0019】また、請求項9に記載の発明は、請求者と
支払者との間の決済をスケジューリングするプログラム
を記録した記録媒体であって、引き落とし金額と引き落
とし口座と引き落とし期間の情報を含むデビットデータ
を請求者のコンピュータから受信する処理と、前記引き
落とし期間の中で、前記支払者のコンピュータから指定
された日を引き落とし日として設定する処理と、前記引
き落とし日に、前記デビットデータに基づくデビットト
ランザクションメッセージを金融機関システムの即時引
き落とし処理インタフェースに送信する処理と、前記金
融機関システムから処理結果通知を受信する処理とをコ
ンピュータに実行させるプログラムを記録したコンピュ
ータ読み取り可能な記録媒体を要旨とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しこの発明の一
実施形態について説明する。図1は、同実施形態による
決済方法を実現するシステムの構成を示すブロック図で
ある。図1において、符号10はスケジューリングサー
バ、20は金融機関システム、30は顧客端末(支払者
のコンピュータ)、40は販売会社システム(請求者の
コンピュータ)である。また、1はインターネットであ
り、スケジューリングサーバ10と顧客端末30と販売
会社システム40は、インターネット1を介して相互に
通信を行うことができる。また、スケジューリングサー
バ10と金融機関システム20との間も相互に通信が可
能なように接続されている。なお、顧客端末30や販売
会社システム40や金融機関システム20はそれぞれ複
数存在していても良い。
【0021】スケジューリングサーバ10内において、
11は提供するサービスの処理を行うサービス処理部、
12は決済金額や決済日などの情報を含むデビットデー
タ、12は金融機関に関する情報を含む金融機関マス
タ、16は顧客に関する情報を含む顧客マスタである。
また、金融機関システム20内において、22はデビッ
ト処理に関して外部とのインタフェースとなるデビット
インタフェース部、24は勘定系処理部である。本実施
形態は、上記のような構成において、顧客と販売会社と
の間の商取引に関して、スケジューリングサーバ10が
間に介在してデータを処理することにより、金融機関に
存在する口座間での資金移動によって決済を行うもので
ある。なお、スケジューリングサーバ10は、通信を行
う際には顧客端末30および販売会社システム40の認
証処理を行う。
【0022】次に、決済処理の手順について説明する。
図2は、本実施形態による決済処理の手順を示すシーケ
ンス図である。まず、図2の(1)において顧客と販売
会社との間で売買取引が成立する。この契約取引に基づ
き、同(2)において、販売会社システム40が顧客口
座から売買代金を引き落とすためのデビットデータをス
ケジューリングサーバに対して送信する。このデビット
データには、少なくとも販売会社自身を識別する情報、
顧客を識別する情報、顧客の口座から引き落とす金額、
引き落とし実行日に関する情報が含まれている。なお、
引き落とし実行日に関する情報は、「○月×日」と特定
の日が指定される場合もあり、また「○月×日以前」あ
るいは「○月×日から×月△日の間」といった範囲が指
定される場合もある。また、上記デビットデータ内に引
き落としを実行する時刻に関する情報を含むようにして
も良い。
【0023】スケジューリングサーバ10は、(3)に
おいて、上記デビットデータに基づき顧客端末30に対
して引き落としスケジュールの提示を行う。顧客は顧客
端末30に表示された情報を見て口座からの引き落とし
内容を確認するとともに、引き落とし実行日が例えば
「○月×日以前」といったような範囲で提示されている
場合には、その範囲に含まれる特定の日を選択する。こ
のように確定されたスケジュールは、(4)において顧
客端末30からスケジューリングサーバ10に送られ
る。
【0024】スケジューリングサーバ10は、複数の販
売会社および複数の顧客の商取引等に関するデビットデ
ータを蓄積し管理しており、その中から引き落とし実行
日の到来したものについて、(5)のデビットトランザ
クションを発生させ金融機関システム20のデビットイ
ンタフェースに対して送信する。金融機関システム20
は、受信したデビットトランザクションに基づいて顧客
口座からの引き落とし処理を行い、その結果を(6)で
スケジューリングサーバ10に通知する。結果通知の内
容には、引き落としが成功したか失敗したかの区別と失
敗の場合の理由が含まれる。スケジューリングサーバ1
0は、受信した結果通知に基づきデビットデータのステ
ータスを更新する。
【0025】次に、スケジューリングサーバによって口
座残高のシミュレーションを行う方法について説明す
る。図3は、残高シミュレーションの手順を示すシーケ
ンス図である。まず図3の(1)において、顧客端末3
0からスケジューリングサーバ10に対して残高シミュ
レーション要求が送られる。スケジューリングサーバ1
0は、同(2)において金融機関システム20に対して
当該顧客の口座の現在残高を要求し、同(3)において
その返答を受け取る。スケジューリングサーバ10に当
該顧客の複数の口座が登録されている場合には、それら
すべての口座について(2)および(3)の手順を実行
する。そして、スケジューリングサーバ10は、金融機
関システム20から受信した現在残高およびスケジュー
リングサーバ10内に保持しているデビットデータを基
に、口座引き落としによる残高推移のシミュレーション
を行い、同(4)においてその結果を顧客端末30に表
示する。
【0026】図4は、残高シミュレーションの結果表示
画面の例を示す図である。図4において、61はスケジ
ューリングサーバにおける顧客識別番号、62は顧客氏
名、63は現在日付である。図示している例では、顧客
の口座毎に銀行名と支店名と預金種別(例えば「普通預
金」)と口座番号が表示され、その下の部分にその口座
の現在残高が表示され、さらにその口座からの引き落と
しの日付と支払先(例えば販売会社)と引き落とし金額
と、引き落とし後の残高の計算結果が表示されている。
このような表示を行うことにより、顧客自身が容易に資
金計画を行うことが可能となり、利便性が向上する。
【0027】また、販売会社システムからの要求に基づ
き、同様の残高シミュレーションを行うようにしても良
い。図5は、販売会社システムからの要求による残高シ
ミュレーションの手順を示すシーケンス図である。図5
の(1)において、販売会社システム40がスケジュー
リングサーバ10に対して残高シミュレーション要求を
送信する。スケジューリングサーバ10は、(2)にお
いて金融機関システム20に対して当該販売会社の口座
の現在残高を要求し、(3)においてその返答を受け取
る。そして、受け取った現在残高とスケジューリングサ
ーバ10に保持されているデビットデータを用いて、販
売会社の口座への入金に伴う残高の推移をシミュレーシ
ョンし、(4)においてその結果を販売会社システム4
0に返答する。また、販売会社自身の口座の残高をシミ
ュレーションするだけでなく、販売会社システム40か
らの要求に基づき、顧客の口座の残高に関する情報を返
答するようにしても良い。
【0028】次に、引き落としのスケジュール変更につ
いて説明する。図6は、顧客側から決済スケジュールの
変更を行う手順を示すシーケンス図である。まず図6の
(1)において、スケジューリングサーバ10から顧客
端末30に、予定されている引き落としの一覧の表示が
行われる。顧客は、その一覧表示を見て、(2)におい
て引き落とし実行日の変更が可能なものについてのスケ
ジュールの変更の入力を行い、その変更がスケジューリ
ングサーバ10に反映される。このような変更が発生し
た場合、スケジューリングサーバ10は、(3)におい
て販売会社システム40に対してその旨を通知する。こ
のようなスケジュール変更通知に基づき、販売会社シス
テム40側では、変更後の引き落としスケジュールに合
わせて商品等の出荷スケジュールを再調整することが可
能となる。また、(4)に示すように販売会社システム
40から顧客端末30に出荷スケジュールの変更を通知
するようにしても良い。
【0029】図7は、図6の(1)において顧客端末1
0の画面に表示されるデビットスケジュール一覧の表示
例を示す図である。図7に示すように、デビットスケジ
ュール一覧画面では、現時点での引き落とし実行予定日
と支払先(例えば販売会社)と引き落とし金額とスケジ
ュールのオプションが、顧客の口座毎に表示される。こ
こで、スケジュールのオプションは、例えば、販売会社
システムからスケジューリングサーバに対して送られる
デビットデータの内容に基づいて設定されている。スケ
ジュールオプションが、例えば「- MAY 31」と表示され
ている場合、顧客は引き落とし実行日を「5月31日ま
で」の範囲の日を選択することができることを表す。顧
客はオプションの横に表示されている「変更する」の文
字をクリックすることにより、変更入力の画面を呼び出
すことができる。
【0030】次に、スケジューリングサーバと金融機関
システムとの間の接続形態について説明する。図8は、
スケジューリングサーバと金融機関システムとの接続形
態を示す概略図である。顧客の口座は複数の金融機関に
分散しているため、スケジューリングサーバ10は、例
えば図8(a)または(b)に示すような接続形態をと
ることにより、それぞれの金融機関システム20のデビ
ットインタフェースと通信を行えるようにする。図8
(a)に示す形態では、スケジューリングサーバ10に
おいてデビットトランザクションメッセージを仕向先と
なる金融機関システム別に振り分ける処理を行う。ま
た、図8(b)に示す形態では、スケジューリングサー
バ10は、デビットトランザクションメッセージをメッ
セージ振分システム15に送信し、このメッセージ振分
システム15が仕向先金融機関システム別の振り分けを
行う。
【0031】以上、本発明の一実施形態について説明し
たが、これ以外の形態により本発明を実施しても良い。
例えば、図1ではスケジューリングサーバ10と端末3
0と販売会社システム40とはインターネット1を介し
て通信を行うこととしたが、インターネット以外のネッ
トワークによる通信を行っても良い。また、上記実施形
態では販売会社と顧客との間の売買取引の決済を行うこ
ととしたが、売買取引に限らずサービス提供等の他の取
引であっても良い。また、取引の成立自体はネットワー
クを介さずに行うものであっても良い。また、商取引以
外にも、例えば行政機関等による税や社会保険料やその
他行政サービスの対価の徴収に、本発明の決済方法を用
いるようにしても良い。
【0032】なお、上述のスケジューリングサーバ、金
融機関システム、顧客端末、販売会社システム、および
メッセージ振分システムは、コンピュータシステムによ
って実現されている。そして、上述した決済処理の過程
は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記
録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュー
タが読み出して実行することによって、上記処理が行わ
れる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体と
は、フロッピー(登録商標)ディスク、光磁気ディス
ク、CD−ROM、磁気ハードディスク、半導体メモリ
等をいう。また、これらのコンピュータは、通信機能を
有しており、この通信機能を用いて前述の各種要求や各
種通知や各種提示や各種返答やデビットトランザクショ
ンなどのメッセージを互いにやりとりする。また、これ
らのメッセージや、その他処理に必要なデータは、コン
ピュータに設けられた記憶装置に格納される。この記憶
装置は、例えば半導体リードライトメモリ(RWM)や
磁気ハードディスクなどによって構成される。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、請求者のコンピュータから送られるデビットデータ
内に含まれる基づき引き落とし金額や引き落とし日等の
情報をネットワークを介して支払者のコンピュータから
参照することができるため、これらの事項を伝えるため
に書面による利用明細書等を送付する必要がない。
【0034】また、この発明によれば、デビットデータ
はスケジューリングサーバにおいて保持され、定められ
たスケジュールに従ってデビットメッセージとして金融
機関システム側に送られるため、金融機関システムの即
時引き落とし処理インタフェースを用いて、支払者側あ
るいは請求者側から引き落とし日の設定を変更するな
ど、柔軟なスケジュールに従った決済処理を行うことが
可能となる。
【0035】また、この発明によれば、スケジューリン
グサーバに蓄積されたデビットデータと金融機関システ
ムによって提供される現在残高情報に基づいて残高シミ
ュレーションを行い、その結果を利用者(請求者や支払
者等)に提示することができるため、利用者が容易に資
金計画を行えるように支援することが可能となる。
【0036】また、この発明によれば、支払者による引
き落とし日の設定の変更に応じて、請求者側で、物品の
出荷やサービスの提供などのスケジュールを変更するこ
とが可能であるため、財のデリバリと対価の回収を同期
させることが可能となり、支払者側の都合に応じたスケ
ジュールでの決済ができるとともに、請求者による財の
提供と対価の回収とを同期させることが可能となる。
【0037】また、この発明によれば、支払者の口座か
ら請求者の口座への資金の移動が瞬時に行われ、中間に
介在する者には債権や債務が発生することがなく回収不
能のリスクを避けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による決済方法を実現
するシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態による決済処理の手順を示すシー
ケンス図である。
【図3】 同実施形態による残高シミュレーションの手
順を示すシーケンス図である。
【図4】 同実施形態による残高シミュレーションの結
果表示の例を示す図である。
【図5】 同実施形態による残高シミュレーションの手
順を示すシーケンス図である。
【図6】 同実施形態による決済スケジュールの変更手
順を示すシーケンス図である。
【図7】 同実施形態による顧客端末へのデビットスケ
ジュール一覧の表示例を示す図である。
【図8】 スケジューリングサーバと金融機関システム
との接続形態を示す概略図である。
【図9】 従来技術による決済方法を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 インターネット 10 スケジューリングサーバ 11 サービス処理部 12 デビットデータ 14 金融機関マスタ 16 顧客マスタ 18 メッセージ振分システム 20 金融機関システム 22 デビットインタフェース部 24 勘定系処理部 30 顧客端末 40 販売会社システム 61 顧客識別番号 62 顧客氏名 63 現在日付

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワーク上で伝送され
    るデビットデータに含まれる情報に基づき、当該デビッ
    トデータを用いた口座間の資金移動を実行する日または
    時をスケジューリングすることを特徴とする決済方法。
  2. 【請求項2】 コンピュータネットワークを用いた請求
    者と支払者との間の決済方法であって、 請求者のコンピュータから送られる引き落とし金額と引
    き落とし口座と引き落とし日の情報を含むデビットデー
    タを受信し、 前記引き落とし日に、前記デビットデータに基づくデビ
    ットトランザクションメッセージを金融機関システムの
    即時引き落とし処理インタフェースに送信し、前記金融
    機関システムから処理結果通知を受信することを特徴と
    する決済方法。
  3. 【請求項3】 コンピュータネットワークを用いた請求
    者と支払者との間の決済方法であって、 請求者のコンピュータから送られる引き落とし金額と引
    き落とし口座と引き落とし期間の情報を含むデビットデ
    ータを受信し、 前記引き落とし期間の中で、前記支払者のコンピュータ
    から指定された日を引き落とし日として設定し、 前記引き落とし日に、前記デビットデータに基づくデビ
    ットトランザクションメッセージを金融機関システムの
    即時引き落とし処理インタフェースに送信し、 前記金融機関システムから処理結果通知を受信すること
    を特徴とする決済方法。
  4. 【請求項4】 設定された前期引き落とし日を、前記支
    払者のコンピュータからの指示により変更することを特
    徴とする請求項3に記載の決済方法。
  5. 【請求項5】 前記請求者のコンピュータは、変更され
    た前期引き落とし日に応じて、物品の出荷またはサービ
    スの提供の時期を変更する処理を行うことを特徴とする
    請求項4に記載の決済方法。
  6. 【請求項6】 前記引き落とし日の予め設定された時間
    に、前記デビットデータに基づくデビットトランザクシ
    ョンメッセージを金融機関システムの即時引き落とし処
    理インタフェースに送信することを特徴とする請求項2
    から5までのいずれかに記載の決済方法。
  7. 【請求項7】 前記金融機関システムから前記引き落と
    し口座の現在残高情報を受取り、 該現在残高情報と前記デビットデータとを基に前記引き
    落とし口座の残高推移のシミュレーションを行うことを
    特徴とする請求工2から6までのいずれかに記載の決済
    方法。
  8. 【請求項8】 請求者と支払者との間の決済をスケジュ
    ーリングするプログラムを記録した記録媒体であって、 引き落とし金額と引き落とし口座と引き落とし日の情報
    を含むデビットデータを請求者のコンピュータから受信
    する処理と、 前記引き落とし日に、前記デビットデータに基づくデビ
    ットトランザクションメッセージを金融機関システムの
    即時引き落とし処理インタフェースに送信する処理と、 前記金融機関システムから処理結果通知を受信する処理
    と、 をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 【請求項9】 請求者と支払者との間の決済をスケジュ
    ーリングするプログラムを記録した記録媒体であって、 引き落とし金額と引き落とし口座と引き落とし期間の情
    報を含むデビットデータを請求者のコンピュータから受
    信する処理と、 前記引き落とし期間の中で、前記支払者のコンピュータ
    から指定された日を引き落とし日として設定する処理
    と、 前記引き落とし日に、前記デビットデータに基づくデビ
    ットトランザクションメッセージを金融機関システムの
    即時引き落とし処理インタフェースに送信する処理と、 前記金融機関システムから処理結果通知を受信する処理
    と、 をコンピュータに実行させるプログラムを記録したコン
    ピュータ読み取り可能な記録媒体。
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