JP2001350726A - 画像読取装置及びコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

画像読取装置及びコンピュータ読取可能な記録媒体

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JP2001350726A
JP2001350726A JP2000172442A JP2000172442A JP2001350726A JP 2001350726 A JP2001350726 A JP 2001350726A JP 2000172442 A JP2000172442 A JP 2000172442A JP 2000172442 A JP2000172442 A JP 2000172442A JP 2001350726 A JP2001350726 A JP 2001350726A
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Masakuni Kimura
正邦 木村
Akihiro Nishi
明宏 西
Masao Yamamoto
政男 山本
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 読み取った画像データを,例えば複製した
り,或いはネットワーク上の任意の記憶手段に移動させ
たりした場合でもそのセキュリティが維持される状態で
記憶させることが可能な画像読取装置を提供する。 【解決手段】 画像読取部1で読み取った画像データを
符号化部4で符号化し,認証・復号化プログラム作成部
3でその画像データを復号化する認証・復号化プログラ
ムを作成し,画像ファイル生成部5でそれらを一体化し
た画像ファイルを生成する。上記認証・復号化プログラ
ムは上記画像読み取りに際してID入力部2から入力さ
れたID情報(例えば指紋情報)を記憶し,上記画像デ
ータの復号化に際して入力されるID情報が上記記憶さ
れているID情報と等しい場合にのみ上記復号化を行う
ように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,コンピュータネッ
トワークに接続され,読み取った画像データを上記ネッ
トワーク上の所定の記憶手段に記憶する画像読取装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年,コンピュータやその周辺機器のネ
ットワーク化が進み,例えばスキャナ(画像読取装
置),プリンタやファクシミリ(画像形成装置),或い
はそれら複数の機能が一体化された複合機などは,ネッ
トワークに接続され,複数のコンピュータで共有する形
態が一般的になっている。ところで,このような形態で
は,例えばスキャナで読み取られた画像データはどのコ
ンピュータからもアクセス可能なネットワーク上の記憶
手段(例えばファイルサーバのハードディスク等)に記
憶されるため,そのセキュリティが問題となる。そこ
で,例えば特開平11−45034号公報には,ホスト
コンピュータやスキャナから受信した画像データを保存
し,該画像データに基づいて画像を形成する画像形成装
置であって,上記画像データと共にパスワードを保存し
ておき,その画像データに基づいて画像形成を行う際に
はパスワードの照合を行うようにしたものが提案されて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記公
報に記載の技術では,画像データとパスワードとを個別
に管理しているため,例えば画像データの複製を行った
り,或いはその画像データを他のコンピュータ等に移動
させたような場合にはそのセキュリティは維持されな
い。また,画像データのセキュリティを確実に確保しよ
うとすれば,その画像の入力段階,即ち画像を読み取っ
て記憶させる段階で何らかのセキュリティ保護処理を行
うことが望ましいが,そのような画像読取装置は従来存
在しなかった。本発明は,上記事情に鑑みてなされたも
のであり,その目的とするところは,読み取った画像デ
ータを,例えば複製したり,或いはネットワーク上の任
意の記憶手段に移動させたりした場合でもそのセキュリ
ティが維持される状態で記憶させることが可能な画像読
取装置を提供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明は,コンピュータネットワークに接続され,
読み取った画像データを上記ネットワーク上の所定の記
憶手段に記憶する画像読取装置において,上記画像デー
タの読み取りに際し,所定のID情報を取得するID情
報取得手段と,上記読み取った画像データを符号化する
符号化手段と,上記符号化手段によって符号化された画
像データを復号化するプログラムであって,上記画像デ
ータの復号化に際して入力されたID情報が上記ID情
報取得手段で取得されたID情報と等しい場合にのみ上
記復号化を行う認証・復号化プログラムを作成する認証
・復号化プログラム作成手段と,上記認証・復号化プロ
グラム作成手段で作成された認証・復号化プログラム
を,上記符号化手段で符号化された画像データに追加し
て1つの画像ファイルを生成し,上記所定の記憶手段に
格納する画像ファイル生成手段とを具備してなることを
特徴とする画像読取装置として構成されている。このよ
うな構成により,読み取った画像データを例えば複製し
たり,或いはネットワーク上の任意の記憶手段に移動さ
せたりした場合でもそのセキュリティは維持される。ま
た,上記認証・復号化プログラムが画像データと一体化
されて保存されることにより,ID情報の入力手段さえ
あれば,ネットワーク上の他のコンピュータ上であって
も,そのセキュリティが維持された状態で画像データの
読み出しを行うことが可能である。
【0005】更に,上記画像ファイル生成手段で生成さ
れた画像ファイルを,上記所定の記憶手段内に形成され
たアクセス制限付きの領域内に記憶するようにすれば,
不正読み出しに対するセキュリティが更に向上する。こ
こで,上記ID情報取得手段で取得されるID情報とし
ては,例えば指紋情報,バーコード情報,網膜パターン
情報,メモリカード内に書き込まれている所定の情報,
或いはパスワード等を用いることが可能である。また,
上記画像読取装置を構成する上記ID情報取得手段,符
号化手段,認証・復号化プログラム作成手段,及び画像
ファイル生成手段については,上記画像読取装置に内蔵
若しくは接続されるコンピュータ上で所定のプログラム
を実行させることによりその機能を達成することが可能
であり,そのプログラムはCD−ROM等のコンピュー
タ読取可能な記録媒体に記録された状態で提供される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下添付図面を参照して,本発明
の実施の形態及び実施例につき説明し,本発明の理解に
供する。尚,以下の実施の形態及び実施例は本発明を具
体化した一例であって,本発明の技術的範囲を限定する
性格のものではない。
【0007】本実施の形態に係る画像読取装置Z1は,
図2に示すように他のパーソナルコンピュータ(PC)
やFAX,プリンタ等と共にネットワークに接続されて
おり,図1に示すように,画像読取部1と,ID入力部
2と,認証・復号化プログラム作成部3と,符号化部4
と,画像ファイル生成部5と,記憶部6とを具備して構
成されている。
【0008】上記画像読取部1は,例えば原稿載置台上
にセットされた原稿を光学走査し,その画像の読み取り
を行う。上記ID入力部2(ID情報取得手段の一例)
は,ここでは利用者の指紋をID情報として読み取る指
紋読取手段であるとし,例えば当該画像読取装置Z1の
操作パネル10上の所定位置(図3参照)に取り付けら
れている。上記符号化部4は,上記画像読取部1で読み
取られた画像データの符号化を行う。上記認証・復号化
プログラム作成部3は,上記ID入力部2より取得され
たID情報に基づいて,認証・復号化プログラムを作成
する。上記認証・復号化プログラムは,上記符号化部4
によって符号化された画像データを復号化するプログラ
ムであり,上記ID入力部2より取得されたID情報を
記憶しており,上記復号化を行う前に利用者にID情報
の入力を促し,ここで入力されたID情報が上記記憶さ
れているID情報と一致した場合にのみ上記復号化を行
うように構成される。ここで,上記ID情報はここでは
指紋情報であり,この指紋情報は例えば画像データの形
で,或いは指紋パターンの所定の特徴点を抽出した特徴
点データの形で上記認証・復号化プログラムに記憶され
る。
【0009】また,上記画像ファイル生成部5は,上記
符号化部4によって符号化された画像データ(ヘッダ部
とデータ部とで構成される)に,上記認証・復号化プロ
グラム作成部3で作成された認証・復号化プログラムを
追加して1つの自己解凍形式の画像ファイル(図4参
照)を生成する。この画像ファイルは,例えばパーソナ
ルコンピュータ上で実行することにより自動的に解凍さ
れ,上記認証・復号化プログラムが実行される。上記画
像ファイル生成部5で生成された画像ファイルは,上記
記憶部6に格納される。ここで,上記記憶部6は,例え
ば当該画像読取装置Z1に内蔵されているものであって
もよいし,ネットワーク上の任意のコンピュータ上のハ
ードディスク装置等であってもよい。また,上記画像フ
ァイルは,例えば上記ID入力部2より入力されるID
情報(ここでは指紋情報)によってアクセス制限されて
いる個人フォルダ内に格納することも可能である。尚,
上記符号化部4,上記認証・復号化プログラム作成部
3,及び上記画像ファイル生成部5については,例えば
当該画像読取装置Z1に内蔵されるマイクロコンピュー
タ上で所定のプログラムを実行させることにより実現で
きる。
【0010】続いて,図5に示すフローチャートに従っ
て,本画像読取装置Z1による画像読取処理の手順につ
いて説明する。尚,図6〜図8は,画像読取処理途中に
おける本画像読取装置Z1のタッチパネル11(図3参
照)の表示の一例である。利用者が原稿載置台(不図
示)上に原稿をセットすると,タッチパネル11には図
6に示すような入力画面が表示される。利用者は,セキ
ュリティ保護をしない「通常スキャン」か,セキュリテ
ィ保護を行う「セキュリティスキャン」のいずれかを選
択し,上記入力画面から入力する。ここで「セキュリテ
ィスキャン」が選択されると,続いて上記タッチパネル
11には図7に示すようなID入力要求画面が表示され
る(S1→S2)。ここで,利用者が自分の指を操作パ
ネル10上のID入力部2(図3参照)に押し付ける
と,上記ID入力部2によりその指紋情報が読み取ら
れ,上記認証・復号化プログラム作成部3に入力される
(S3)。上記認証・復号化プログラム作成部3は,上
記入力された指紋情報に基づいて上述した認証・復号化
プログラムを作成する(S4)。
【0011】続いて,上記画像読取部1により,上記原
稿載置台上にセットされた原稿の読み取りが行われ(S
5),上記符号化部4により,上記読み取られた画像デ
ータの符号化処理が行われる(S6)。そして,上記画
像ファイル生成部5により,上記符号化部4で符号化さ
れた画像データと上記認証・復号化プログラム作成部3
で作成された認証・復号化プログラムとが一体化され,
1つの自己解凍形式の画像ファイルが生成される(S
7)。ここで,利用者が上記タッチパネル11に表示さ
れるファイル名の入力要求に対して上記画像ファイルの
保存ファイル名を入力すると(S8),上記タッチパネ
ル11には例えば図8に示すように画像ファイルの保存
場所としてのホスト名とその配下のフォルダの一覧が表
示される(S9)。利用者が上記一覧表示されたフォル
ダの中から任意の保存先フォルダを指定すると(S1
0),その保存先フォルダ内に上記画像ファイルが保存
される(S11)。ここで,上記フォルダには,ID情
報によってアクセス制限がかけられている個人フォルダ
とアクセス制限のかけられていない共有フォルダの2種
類があるが,この「セキュリティスキャン」の場合には
上記S3において既にID情報が入力されているため,
保存先として個人フォルダが選択された場合には上記S
3で入力されたID情報に基づいて認証を行えばよい。
【0012】一方,上記S1において「通常スキャン」
が選択された場合には,直ちに上記画像読取部1によっ
て原稿の読み取りが行われ(S21),画像ファイルが
作成される(S22)。この時,上記符号化部4による
符号化は行われず,また上記認証・復号化プログラムも
付加されない。そして,利用者が上記タッチパネル11
に表示されるファイル名の入力要求に対して上記画像フ
ァイルの保存ファイル名を入力すると(S23),上記
タッチパネル11には例えば図8に示すように画像ファ
イルの保存場所としてのホスト名とその配下のフォルダ
の一覧が表示される(S24)。利用者が上記一覧表示
されたフォルダの中から任意の保存先フォルダを指定す
ると(S25),そのフォルダが共有フォルダの場合に
は,直ちにその保存先フォルダ内に上記画像ファイルが
保存される(S26→S27)。一方,指定された保存
先フォルダが個人フォルダの場合には,上記タッチパネ
ル11にID入力要求画面が表示される(S26→S3
1)。ここで,利用者が自分の指を操作パネル10上の
ID入力部2(図3参照)に押し付けると(S32),
上記ID入力部2によりその指紋情報が読み取られ,そ
の指紋情報に基づいて上記個人フォルダへのアクセスの
ための認証が行われる(S33)。認証が成功すれば,
その個人フォルダ内に上記画像ファイルが保存される
(S33→S34)。認証が失敗すれば,上記S25に
戻り,再度保存先フォルダの指定を行う。
【0013】続いて,図9に示すフローチャートに従っ
て,上述した手順で保存されている画像ファイルの読み
出し処理の手順について説明する。尚,ここでは本画像
読取装置Z1上で読み出し処理を行う例について説明す
るが,例えばID入力部(ここでは指紋情報の読取装
置)が接続されてさえいれば,ネットワーク上のパーソ
ナルコンピュータ等からでも同様の処理を行うことが可
能である。画像ファイルの読み出しの際には,タッチパ
ネル11には例えば図10に示すように画像ファイルが
保存されているホスト名とその配下のフォルダの一覧が
表示される。利用者が上記一覧表示されたフォルダの中
から任意の読み出し先フォルダを指定すると(S5
1),そのフォルダが個人フォルダの場合には,例えば
図11に示すようなID入力要求画面が表示される(S
52→S53)。ここで,利用者が自分の指を操作パネ
ル10上のID入力部2(図3参照)に押し付けると
(S54),上記ID入力部2によりその指紋情報が読
み取られ,その指紋情報に基づいて上記個人フォルダへ
のアクセスのための認証が行われる(S55)。ここで
認証が失敗すれば,上記S51に戻り,再度読み出し先
フォルダの指定を行う。認証が成功すれば,例えば図1
2に示すようにその個人フォルダ内に保存されている画
像ファイルが一覧表示される(S56)。一方,上記S
51で指定された読み出し先フォルダが共有フォルダの
場合には,上記S53〜S55のような認証処理を行う
ことなく,そのフォルダ内に保存されている画像ファイ
ルが一覧表示される(S71)。
【0014】利用者が上記一覧表示された画像ファイル
の中から任意の画像ファイルを指定すると(S57),
その画像ファイルが「セキュリティスキャン」されたも
のでなければ(即ち「通常スキャン」されたものであれ
ば),直ちにその画像ファイルが読み出される(S58
→S59)。一方,上記指定された画像ファイルが「セ
キュリティスキャン」されたものであれば,その画像フ
ァイルを自己解凍させ,内部の認証・復号化プログラム
を実行させると(S58→S60),上記認証・復号化
プログラムによってタッチパネル11にID入力要求画
面が表示される(S61)。ここで,利用者が自分の指
を操作パネル10上のID入力部2(図3参照)に押し
付けると(S62),上記ID入力部2によりその指紋
情報が読み取られ,その指紋情報に基づいて上記認証・
復号化プログラムによる認証が行われる(S63)。こ
の認証が失敗すれば,上記S57に戻り,再度画像ファ
イルの指定を行う。認証が成功すれば,上記認証・復号
化プログラムによって画像ファイル内の画像データが復
号化され,読み出される(S64)。
【0015】以上説明したように,本実施の形態に係る
画像読取装置Z1によれば,読み取られた画像データは
符号化され,その画像データを復号化する認証・復号化
プログラムと一体化された画像ファイルの形で記憶され
ると共に,上記認証・復号化プログラムは上記読み取り
に際して入力されたID情報(ここでは指紋情報)を記
憶しており,上記画像データの復号化に際して入力され
るID情報が上記記憶されているID情報と等しい場合
にのみ上記復号化を行うように構成されているため,読
み取った画像データを,例えば複製したり,或いはネッ
トワーク上の任意の記憶手段に移動させたりした場合で
もそのセキュリティは維持される。また,上記認証・復
号化プログラムが画像データと一体化されて保存される
ため,ID情報の入力手段さえあれば,ネットワーク上
の他のコンピュータ上であっても,そのセキュリティが
維持された状態で画像データの読み出しを行うことが可
能である。更に,上記画像ファイルをID情報によって
アクセス制限がかけられた個人フォルダに保存すること
で,不正読み出しに対するセキュリティが更に向上す
る。
【0016】(変形例)ID情報としては,上述した指
紋情報の他にも,バーコード,網膜パターン,メモリカ
ードに記憶させた情報等を用いることも可能である。I
D情報としてバーコードを用いる場合には,利用者は例
えば個別のバーコードが印刷されたカードをID入力部
としてのバーコードリーダにかざしてID情報を入力す
る。ID情報として網膜パターンを用いる場合には,利
用者は自分の目をID入力部としての網膜パターン読み
取り装置(CCDカメラ等)に近づけてID情報として
の網膜パターンを入力する。ID情報としてメモリカー
ドに記憶させた情報を用いる場合には,利用者は例えば
個別の情報が入力されたメモリカードをID入力部とし
てのメモリカード読み取り装置に挿入してID情報を入
力する。その他,上記ID情報としてパスワードを用い
ることももちろん可能である。この場合には,ID入力
部としての特別なハードウェア構成は必要ない。また,
認証・復号化プログラムに,複数のID情報をデータベ
ース化して記憶させておけば,複数の利用者で画像ファ
イルを共用することも可能である。
【0017】また,上記の例では,画像ファイルと同じ
ID情報を用いて個人フォルダにアクセス制限をかけた
例を示したが,例えば画像ファイルの保護には指紋情報
を用い,個人フォルダの保護にはパスワードを用いるな
ど,画像ファイルとそれを保存する個人フォルダとを異
なるID情報によって保護するようにしてもよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように,本発明は,コンピ
ュータネットワークに接続され,読み取った画像データ
を上記ネットワーク上の所定の記憶手段に記憶する画像
読取装置において,上記画像データの読み取りに際し,
所定のID情報を取得するID情報取得手段と,上記読
み取った画像データを符号化する符号化手段と,上記符
号化手段によって符号化された画像データを復号化する
プログラムであって,上記画像データの復号化に際して
入力されたID情報が上記ID情報取得手段で取得され
たID情報と等しい場合にのみ上記復号化を行う認証・
復号化プログラムを作成する認証・復号化プログラム作
成手段と,上記認証・復号化プログラム作成手段で作成
された認証・復号化プログラムを,上記符号化手段で符
号化された画像データに追加して1つの画像ファイルを
生成し,上記所定の記憶手段に格納する画像ファイル生
成手段とを具備してなることを特徴とする画像読取装置
として構成されているため,読み取った画像データを例
えば複製したり,或いはネットワーク上の任意の記憶手
段に移動させたりした場合でもそのセキュリティは維持
される。また,上記認証・復号化プログラムが画像デー
タと一体化されて保存されることにより,ID情報の入
力手段さえあれば,ネットワーク上の他のコンピュータ
上であっても,そのセキュリティが維持された状態で画
像データの読み出しを行うことが可能である。更に,上
記画像ファイル生成手段で生成された画像ファイルを,
上記所定の記憶手段内に形成されたアクセス制限付きの
領域内に記憶するようにすれば,不正読み出しに対する
セキュリティが更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係る画像読取装置Z1
の概略構成を示すブロック図。
【図2】 上記画像読取装置Z1を含むネットワーク構
成の一例を示す図。
【図3】 上記画像読取装置Z1の操作パネル10の一
例を示す図。
【図4】 画像ファイルの構成の一例を示す図。
【図5】 上記画像読取装置Z1による画像読取処理手
順を示すフローチャート。
【図6】 原稿読取開始時の画面表示の一例。
【図7】 ID入力要求時の画面表示の一例。
【図8】 保存先フォルダ選択時の画面表示の一例。
【図9】 画像ファイルの読み出し処理手順を示すフロ
ーチャート。
【図10】 画像ファイルの読み出し開始時の画面表示
の一例。
【図11】 ID入力要求時の画面表示の一例。
【図12】 読み出しファイル選択時の画面表示の一
例。
【符号の説明】
1…画像読取部 2…ID入力部(ID情報取得手段の一例) 3…認証・復号化プログラム作成部 4…符号化部 5…画像ファイル生成部 6…記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 政男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号シャ ープ株式会社内 Fターム(参考) 5B050 BA10 CA08 EA10 GA07 GA08 5B085 AE09 AE12 AE23 AE26 5C075 AA90 EE02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンピュータネットワークに接続され,
    読み取った画像データを上記ネットワーク上の所定の記
    憶手段に記憶する画像読取装置において,上記画像デー
    タの読み取りに際し,所定のID情報を取得するID情
    報取得手段と,上記読み取った画像データを符号化する
    符号化手段と,上記符号化手段によって符号化された画
    像データを復号化するプログラムであって,上記画像デ
    ータの復号化に際して入力されたID情報が上記ID情
    報取得手段で取得されたID情報と等しい場合にのみ上
    記復号化を行う認証・復号化プログラムを作成する認証
    ・復号化プログラム作成手段と,上記認証・復号化プロ
    グラム作成手段で作成された認証・復号化プログラム
    を,上記符号化手段で符号化された画像データに追加し
    て1つの画像ファイルを生成し,上記所定の記憶手段に
    格納する画像ファイル生成手段とを具備してなることを
    特徴とする画像読取装置。
  2. 【請求項2】 上記画像ファイル生成手段で生成された
    画像ファイルを,上記所定の記憶手段内に形成されたア
    クセス制限付きの領域内に記憶する請求項1記載の画像
    読取装置。
  3. 【請求項3】 上記ID情報取得手段で取得されるID
    情報が指紋情報である請求項1又は2記載の画像読取装
    置。
  4. 【請求項4】 上記ID情報取得手段で取得されるID
    情報がバーコード情報である請求項1又は2記載の画像
    読取装置。
  5. 【請求項5】 上記ID情報取得手段で取得されるID
    情報が網膜パターン情報である請求項1又は2記載の画
    像読取装置。
  6. 【請求項6】 上記ID情報取得手段で取得されるID
    情報がメモリカード内に書き込まれている所定の情報で
    ある請求項1又は2記載の画像読取装置。
  7. 【請求項7】 コンピュータネットワークに接続され,
    読み取った画像データを上記ネットワーク上の所定の記
    憶手段に記憶する画像読取装置に内蔵若しくは接続され
    るコンピュータを,上記画像データの読み取りに際し,
    所定のID情報を取得するID情報取得手段と,上記読
    み取った画像データを符号化する符号化手段と,上記符
    号化手段によって符号化された画像データを復号化する
    プログラムであって,上記画像データの復号化に際して
    入力されたID情報が上記ID情報取得手段で取得され
    たID情報と等しい場合にのみ上記復号化を行う認証・
    復号化プログラムを作成する認証・復号化プログラム作
    成手段と,上記認証・復号化プログラム作成手段で作成
    された認証・復号化プログラムを,上記符号化手段で符
    号化された画像データに追加して1つの画像ファイルを
    生成し,上記所定の記憶手段に格納する画像ファイル生
    成手段として機能させるためのプログラムを記録したコ
    ンピュータ読取可能な記録媒体。
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