JP2001349469A - 標線記入治具 - Google Patents

標線記入治具

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JP2001349469A
JP2001349469A JP2000167312A JP2000167312A JP2001349469A JP 2001349469 A JP2001349469 A JP 2001349469A JP 2000167312 A JP2000167312 A JP 2000167312A JP 2000167312 A JP2000167312 A JP 2000167312A JP 2001349469 A JP2001349469 A JP 2001349469A
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writing
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connecting pipe
jig
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JP2000167312A
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Takehiko Watabe
武彦 渡部
Minoru Ioka
稔 井岡
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Mitsubishi Plastics Inc
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Plastics Inc
Kumagai Gumi Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給水管等の配管施工を行う際、管継手に接続
する管の挿入量を標示する標線を記入するのに使用する
標線記入治具において、現場で正確に標線を記入可能
で、使い易く、ある程度の汎用性をもって使用できるも
のとする。 【課題解決手段】 接続管外周面に当接させ得る被覆面
部2を設け、この被覆面部2内に適宜間隔をおいてスト
ッパー3A,3Bを設けると共に、被覆面部2の4隅方
向を夫々階段状に切欠き、TS継手用標線記入用切欠部
5A、5A・・、TS継手用管理用切欠部5a、5a・
・、DV継手用標線記入用切欠部5B、5B・・、及び
DV継手用管理用切欠部5b、5b・・を形成した。こ
れらはそれぞれ、ストッパー3A,3Bを接続管端部に
合わせる基準とし、この基準から各管継手又は接続管の
サイズに対応した距離の位置に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、給水管等の配管施
工を行う際、管継手に接続する管の挿入量を標示する標
線を記入するのに使用する標線記入治具に関する。
【0002】
【従来の技術】図15に示すように、合成樹脂接続管5
0を管継手60に接合する際、管継手60の受口61に
挿入する接続管50の挿入量が足りないと充分な接着強
度が得られないことになる。このため、従来からこの種
の合成樹脂管の接合においては、図16に示すように、
予め接合する接続管50の外周面51に挿入量を表示す
る標線53を記入しておき、該標線53が受口61の端
面と一致する位置まで接続管50を挿入して接続するこ
とが行われてきた。
【0003】ところが、現場での配管施工の際に接続管
50の挿入量をスケールでいちいち測定していたので
は、手間がかかる上に正確に標線を記入することもまま
ならない。他方、現場で施工する際に用いることを考慮
すると、使い易く、しかも簡単な構造で耐久性に優れた
治具であることが好ましい。とは言っても、接続管50
の挿入量は管継手60の種類やサイズによっても異な
る。例えば図17に示すように、同じく水まわりに用い
る合成樹脂管であっても、水道用樹脂管の管継手と排水
用樹脂管の管継手とでは受口部の長さLが異なるため、
使用する管継手の種類に応じて治具を換えなければなら
ないのでは極めて面倒であるし、間違いも生じやすい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、現場
での配管施工の際に使用する標線記入治具であって、正
確に標線を記入することができ、使い易く、しかも簡単
な構造で耐久性に優れ、好ましくはある程度の汎用性を
もって使用することができる標線記入治具を提供せんと
するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的のため、本発
明は、管継手に接続管を挿入する際に接続管挿入量の基
準とする標線を接続管外周面に記入するのに用いる標線
記入治具において、接続管外周面に当接させ得る被覆面
部を備え、当該被覆面部内にストッパーを設け、このス
トッパーを接続管端部に合わせる基準とし、被覆面部に
おける当該基準から各管継手又は接続管のサイズに対応
した距離の位置に標線記入用切欠部を形成することとし
た。このような構成を有する標線記入治具を使用すれ
ば、被覆面部を接続管周面に当接させると共にストッパ
ーを接続管端部に当接させ、管継手や接続管のサイズに
対応した標線記入用切欠部を選択してこの切欠部に添っ
て線を記入するだけで接続管外周面の所定位置に正確に
標線を記入することができる。
【0006】また、本発明は、管継手に接続管を挿入す
る際に接続管挿入量の基準とする標線を接続管外周面に
記入するのに用いる標線記入治具において、接続管外周
面に当接させ得る被覆面部を備え、当該被覆面部の一側
縁を接続管端部に合わせる基準とし、当該被覆面部にお
ける当該基準から各管継手又は接続管のサイズに対応し
た距離の位置に標線記入用切欠部を形成して標線記入治
具を構成するようにもした。このように構成すれば、被
覆面部を接続管周面に当接させると共に、基準とする被
覆面部の一側縁を接続管端部に合わせ、対応する標線記
入用切欠部を選択してこの切欠部に添って線を記入する
だけで接続管外周面の所定位置に正確に標線を記入する
ことができる。この場合、基準とする被覆面部の一側縁
に添ってストッパーを形成するのが好ましい。ストッパ
ーがなくても被覆面部の一側縁を接続管端部に合わせる
ことは可能であるが、正確に位置決めするのに細心の注
意が必要であるし、作業中にずれる可能性もある。これ
に対し、ストッパーを形成すればストッパーを接続管端
部に掛止させるだけで正確に治具の位置決めを行うこと
ができるし、記入中にずれる心配もない。
【0007】なお、上記の標線記入治具における「被覆
面部」は、例えば、接続管外周面に沿うように板体を湾
曲形成したり、或いは軟質なシート体から形成して接続
管外周面に密着させ得るように形成することができる。
ただし、軟質なシート体から被覆面部を形成する場合、
ストッパーは、突出部を適宜間隔をおいて連設したり、
或いは波状、鋸刃状、或いは凹凸状に突出壁部を設けて
形成したりするなど、被覆面部を湾曲させる際に湾曲の
邪魔にならないように形成する必要がある。
【0008】本発明はまた、管継手に接続管を挿入する
際に接続管挿入量の基準とする標線を接続管外周面に記
入するのに用いる標線記入治具において、接続管の内径
に対応した外径を有する円柱状の嵌入台部を順次積み重
ねて台座上に管立設部を設けると共に、当該台座上の管
立設部の脇に、板体の底縁を基準としてこの基準から各
管継手又は接続管のサイズに対応した距離の位置に水平
に標線記入用切欠部を形成してなる標線記入用目盛板を
立設して標線記入治具を構成することとした。このよう
な構成の標線記入治具であれば、対応する嵌入台部に接
続管を嵌合させて台座上に接続管を立設し、対応する標
線記入用切欠部を選択してこの標線記入用切欠部に添っ
て標線を記入することができ、接続管外周面に正確かつ
簡単に標線を記入することができる。
【0009】かかる構成の「標線記入用目盛板」は、例
えば、管立設部に立設した接続管の外周面に沿うように
湾曲形成するか、或いは軟質なシート体から形成しかつ
当該シート体の底縁中央部分のみ台座に固着して立設し
た接続管の外周面に巻き付けることができるように形成
することができる。このように標線記入用目盛板を設け
れば、標線記入用切欠部を管外周面により一層近接させ
ることができるから標線の記入をより一層し易くするこ
とができる。また、嵌入台部は、互いに同心状になるよ
うに積み重ねてもよいが、各嵌入台部の周面の一側部を
標線記入用目盛板に近接させるように配設する、すなわ
ち標線記入用目盛板方向に偏心させて順次積み重ねるの
が好ましい。このように嵌入台部を偏心させて積み重ね
れば、標線記入用切欠部を管外周面にさらにより一層近
接させることができるから標線の記入が更により一層し
易くなる。
【0010】上述した全ての標線記入治具において、各
標線記入用切欠部から所定間隔離れた位置、好ましくは
基準から見て外側に所定距離離れた位置にそれぞれ、当
該各標線記入用切欠部と平行に管理用切欠部を設けるこ
とができる。管理用標線を差込標線の近傍に配設すれ
ば、差込標線が消えてしまったり、或いは管継手の受口
内に差込標線が挿入されて見えなくなった時でも、管理
用標線を確認することで差込標線の位置を確認すること
ができ、実際の作業において大変便利に使用することが
できる。また、各標線記入用切欠部の近傍には、対応す
る管継手又は接続管のサイズ及び種類(例えば「TS継
手用」など)を標示するのが好ましい。これによって、
対応する標線記入用切欠部の選択をより簡単かつ確実に
することができる。さらに、各標線記入用切欠部は、基
準と直交する方向に隣り合う標線記入用切欠部に対し
て、基準と平行な方向に適宜幅ずらして配設するのが好
ましい。適宜幅ずらして標線記入用切欠部を配列するこ
とによって、直線状に配列する場合に比べて標線記入治
具の強度をより高めることができる。
【0011】なお、本発明における「標線記入用切欠
部」は、図1に示すように、被覆面部或いは標線記入用
目盛板の縁部を切欠いて階段状に形成することもできる
が、図7及び図11に示すように帯状等に孔部を穿設し
て形成することもできる。すなわち、本発明における
「切欠部」は孔部を包含する意である。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施例に基づき本発明をよ
り具体的に説明する。
【0013】(実施例1)図1〜図4に示す標線記入治
具1は、板体を巾方向に湾曲形成してなるが如き被覆面
部2を備え、この被覆面部2の湾曲内側における長さ方
向中央部分に適宜間隔をおいてストッパー3A、3Bを
設け、被覆面部2の4隅方向を夫々階段状に切欠いて各
隅部に切欠群5を形成し、そして、図1に示すように被
覆面部2を上面から見て、その長さ方向一側を水道管継
手(以下「TS継手」と略す。)用、他側を排水管継手
(以下「DV継手」と略す。)用に区分し、TS継手用
側の巾方向一側の切欠群5はTS継手用標線記入用切欠
部5A、5A・・から構成され、他側の切欠群5はTS
継手用管理用切欠部5a、5a・・から構成され、他方
のDV継手用側の巾方向一側の切欠群5はDV継手用標
線記入用切欠部5B、5B・・から構成され、他側の切
欠群5はDV継手用管理用切欠部5b、5b・・から構
成されるようにしてあり、被覆面部2の巾方向中央部に
は、長さ方向一側に「TS継手用」と標示し、他側には
「DV継手用」と標示してある。
【0014】この標線記入治具1における被覆面部2
は、硬質プラスチックなどの硬質素材からなり、接続管
50の外周面51に当接させ得るように湾曲形成してあ
る。但し、形成手段は、板体を湾曲させて形成すること
も、一体成形することも、その他の方法によって形成す
ることもできる。
【0015】ストッパー3A、3Bは、硬質プラスチッ
クなどの硬質素材からなる円弧板体から形成してある。
ストッパー3A、3Bをこのように硬質素材から形成す
ることにより、接続管端面を当接させた際に変形しない
から接続管に対して正確に位置決めすることができる。
ただし、ストッパー3A、3Bは、接続管の端面を係止
できれば形状は任意であり、例えば本実施例のように二
枚の板体を適宜間隔をおいて配設する代わりに、両側に
垂直面を有する一つのブロック体を配設するなどしても
よい。また、形成方法も任意であり、被覆面部2と一体
に形成することもできるし、別体に形成し後から固着す
ることもできる。
【0016】TS継手用標線記入用切欠部5A、TS継
手用管理用切欠部5a、DV継手用標線記入用切欠部5
B、及びDV継手用管理用切欠部5bは、それぞれスト
ッパー3A又は3Bの水平面を基準とし、この基準から
各管継手の種類やサイズ(呼び径)すなわち受口部長さ
Lに対応した距離の位置に、ストッパー3A又は3Bの
垂直面と平行に直線状に形成してある。具体的には、図
1に示すように、例えばTS継手用標線記入用切欠部5
Aであれば、TS継手の受口部長さLに対応した距離l
1~l4だけストッパー3Aの垂直面から長さ方向に離れ
た位置に、ストッパー3Aの垂直面と平行かつ直線状に
切欠いて形成してある。また、TS継手用管理用切欠部
5aは、各TS継手用標線記入用切欠部5Aと対をなす
ように、各TS継手用標線記入用切欠部5Aの巾方向反
対側におけるストッパー3Aから見て長さ方向外側所定
距離おいた位置(ln−ln’)にそれぞれ各TS継手
用標線記入用切欠部5Aと平行かつ直線状に切欠いて形
成してある。
【0017】この場合の各TS継手用標線記入用切欠部
5Aと対応するTS継手用管理用切欠部5aとの距離
(ln−ln’)は、3mm〜20mm、中でも10m
m程度とするのが好ましい。切欠部5A、5a、5B及
び5bの巾方向長さは任意であるが、あまり短いと折角
の標線がどこに記載されているか分からなくなる可能性
があり、逆にあまり長いと被覆面部2の強度が低下する
可能性があるから30〜50mm程度が好ましい。各切
欠部5A、5a、5B及び5bの脇には対応する管のサ
イズ6aと、標線記入用すなわち差込用なのか管理用な
のかの別6bとを標示してある。
【0018】以上の構成からなる標線記入治具1は、例
えばTS継手用の接続管50であれば、図4に示すよう
に、被覆面部2のTS継手用側を接続管50の外周面5
1に当接させると共にストッパー3Aを挿入端部52に
当接させ、そして当該接続管50のサイズに対応した標
線記入用切欠部5Aを選び、その標線記入用切欠部5A
及びこれと対をなす管理用切欠部5aに沿ってフェルト
ペンなどの筆記具の筆記部(フェルト部分)を移動させ
ることにより、図5に示すように、接続管50の外周面
51に差込標線53及び管理用標線54を正確に記入す
ることができる。
【0019】この時、差込標線53の外側所定位置に管
理用標線54を標示することにより、仮に差込標線53
が消えてしまったり、或いは管継手60の受口61内に
差込標線53が挿入されて見えなくなった時でも、管理
用標線54を確認できれば差込標線53の位置を確認す
ることができるから大変便利である。また、TS継手及
びDV継手は、いずれも水まわりの管継手(水道管用及
び排水管用)であり、同業者が取り扱うことが多い管継
手であるが、前述したように管継手のサイズ及び種類に
よって受口部長さLも異なってくる。ところが、この標
線記入治具1のようにTS継手用標線記入用切欠部5A
とDV継手用標線記入用切欠部5Bとを同一治具内に配
設しておけば、管継手の種類毎にいちいち治具を取り換
える必要がなく、管継手の種類を間違えて標線を記入す
ることも減らすことができる。
【0020】なお、上記の標線記入治具1は、硬質プラ
スチックなどの硬質素材から被覆面部2を形成してある
が、軟質合成樹脂やゴムなどの軟質素材から形成し、図
6に示すように、接続管50の外周面51に沿って巻き
付けることができるように可撓性を持たせて形成するこ
とも可能である。この場合、ストッパー3は、巾方向に
複数の先細状の突出部3aを連設するなど、被覆面部2
を湾曲させる際の邪魔にならないように形成する必要が
ある。
【0021】(実施例2)次に、図7〜図10に示す標
線記入治具11は、長方形状のシート体12の一側縁1
2aに沿ってストッパー13を設け、シート面14内に
は、TS継手用の標線記入用孔15A、15A、・・
と、DV継手用の標線記入用孔15B、15B、・・と
を当該一側縁12aと直交する方向、すなわちシート長
さ方向に二列に配設して形成してある。
【0022】シート体22は、軟質合成樹脂やゴムなど
の軟質素材から形成してあり、標線を記入する接続管5
0の外周面51に沿って巻き付けることができるように
してある。これに対し、ストッパー13は、力加減によ
って変形することがないように硬質素材から形成するの
が好ましい。
【0023】このストッパー13は、表裏一側に台形状
の突出部13a、13a・・を並設して形成してあり、
図9に示すように、シート体12を接続管50の外周面
51に巻き付ける際の邪魔にならないようにしてある。
但し、ストッパー13の形状は、このように台形状の突
出部を並設してなるが如きに限定するものではなく、例
えば三角形状の突出部13aを並設したり、任意形状の
突出部13aを適宜間隔をおいて設けたり、波状に形成
したり、鋸の歯の如くぎざぎざに形成するなど、シート
体12を湾曲する際の邪魔にならない形状であれば任意
に形成可能である。
【0024】次に、標線記入用孔15であるが、本実施
例の標線記入用孔15A及び標線記入用孔15Bは、図
7に示すように、シート体12内における一側縁12a
から管継手のサイズ(呼び径)、すなわち受口部長さL
に対応した距離l(l9〜l1 2)の位置にそれぞれ当該
一側縁12aと平行な帯状の孔を打ち抜いて形成してあ
る。正確には、各標線記入用孔15A又は標線記入用孔
15Bにおける一側縁12a寄りの辺と、当該一側縁1
2aとの距離を所定距離lに設定してある。標線記入用
孔15(15A、15B)の長さは任意であるが、あま
り短いと折角の標線がどこに記載されているか分からな
くなる可能性があり、逆にあまり長いとシート体12の
強度が低下する可能性があるから30〜50mm程度が
好ましい。標線記入用孔15(15A、15B)の幅
は、使用する筆記具、例えばフェルトペンなどの筆記部
分(例えばフェルト部分)を挿入可能ではあるが、必要
以上に大きくない幅とするのが好ましい。
【0025】また、上記標線記入治具1同様、TS継手
用の標線記入用孔15A、15A、・・とDV継手用の
標線記入用孔15B、15B、・・とを同一シート面内
に配設してあるから、管継手の種類毎にいちいち治具を
取り換える必要がなく、管継手の種類を間違えて標線を
記入することも減らすことができる。このように同業者
が取り扱う種類の管継手用の標線記入用孔を基準と直交
する方向に複数列に配列することによって、管の種類毎
に標線記入治具を取りかえる必要がなくなり、汎用性を
もって使用することができ、治具の便利さをより一層高
めることができる。しかも、本実施例の標線記入用孔1
5(15A、15B)は、上述のようにTS継手用の標
線記入用孔15A、15A、・・とDV継手用の標線記
入用孔15B、15B、・・とをシート長さ方向に二列
に配設し、しかもシート長さ方向に隣り合う標線記入用
孔15A又は15Bに対して基準と平行な方向にすなわ
ちシート幅方向に適宜幅ずらして配設し、各標線記入用
孔15A及び15Bの脇には対応する管のサイズ16を
標示してある。標線記入用孔15(15A、15B)
を、このようにずらして配設することにより、一直線状
に配列した場合に比べて強度、特に引き裂き強度を高め
ることができ、治具の耐久性を向上させることができ
る。なお、前記実施例と同様に標線記入用孔5(5A、
5B)と並行して管理用の標線を記入するための孔を設
けることができる。
【0026】以上のような構成からなる標線記入治具1
1であれば、図10に示すように、接続管50の挿入端
部52にストッパー13を掛止させ、当該接続管50の
外周面51に沿ってシート体12を巻き付け、そして当
該接続管50の種類(TSかDVか)及びサイズに対応
した標線記入用孔15A又は15Bを選択し、当該標線
記入用孔15A又は15B内にフェルトペンなどの筆記
具の筆記部(フェルト部分)を挿入してこれに添って移
動させるだけで接続管50の外周面51に標線53を正
確に記入することができる。また、この標線記入と同時
に、管理用の標線を記入することもできる。
【0027】なお、上記標線記入治具11におけるシー
ト体12は、金属や硬質合成樹脂などの硬質素材から形
成し、標線を記入する接続管50の外周面51に沿うよ
うに予め湾曲形成することもできる。また、ストッパー
13を設けない構成とすることも可能であり、この場合
にはシート体12の一側縁12aを挿入端部52に合わ
せる基準とすることができる。
【0028】(実施例3)図11及び図12に示す標線
記入治具20は、台座21と、台座21上に立設してな
る複数段からなる塔の如き管立設部22と、同じく台座
21上の管立設部22の脇に立設してある標線記入用目
盛板23とから構成してある。
【0029】管立設部22は、異なるサイズを有する管
(300mm径、250mm径、200mm径)の各内
径に対応した外径を有する円柱状の嵌入台部24A、2
4B、24Cを同心状に順次積み重ねて形成してある。
嵌入台部24A、24B、24Cの各外径は、対応する
接続管50の内径よりも若干小さく形成し、接続管50
をガタツキなく嵌合させることができるように形成する
のが好ましい。また、嵌入台部24A、24B、24C
の高さは、適宜選択可能であるが、対応する標線記入用
目盛板23の高さとほぼ同じに設定すれば記入する際の
安定性をより確保することができる。なお、本実施例で
は三段に形成してあるが、一又は二以上の任意の段数に
形成可能である。
【0030】標線記入用目盛板23は、金属や硬質合成
樹脂などの硬質素材からなる板体26を接続管50の外
周面51に沿って湾曲形成してあり、板面26a内に
は、板体26の底縁26bから所定距離をおいた位置に
それぞれ上記標線記入治具1、11同様にTS継手用の
標線記入用孔27A、27A、27A及びDV継手用の
標線記入用孔27B、27B、27Bを設け、表面側の
各標線記入用孔27A及び27Bの近傍には対応する管
のサイズ28を標示してある。
【0031】このような構成からなる標線記入治具20
を使用すれば、図12に示すように、接続管50の挿入
端部52をそのサイズに対応した嵌入台部24に嵌め込
む。例えば250mm径管であれば嵌入台部24Bに嵌
め込んで嵌入台部24Aの上面に載置して立設させる。
そして、接続管50のサイズ及び管継手60の種類(T
SかDVか)に対応した標線記入用孔27A又は27B
を選択して、これに筆記具の筆記部を挿入してこれに添
って移動させれば接続管50の外周面51に簡単かつ正
確に標線53を記入することができる。
【0032】なお、この標線記入治具20において、管
立設部22は、嵌入台部24A、24B、24Cを標線
記入用目盛板23の方向に遠近させられるように褶動自
在に形成することができる。このように形成すれば、台
座21、嵌入台部24A、24B上に接続管50を載置
し、次いで接続管50と伴に嵌入台部24を標線記入用
目盛板23に近づけて接続管50の外周面51を標線記
入用目盛板23により近づけて標線を記入することがで
きるからより容易かつ正確に標線を記入することができ
る。
【0033】また、図13に示すように、嵌入台部24
A、24B、24Cの周面一側部(図では左側部)を標
線記入用目盛板23に近接させるように配設する、すな
わち嵌入台部24A、24B、24Cの中心を標線記入
用目盛板23寄りに偏心させて順次積み重ねることもで
きる。このように嵌入台部24A、24B、24Cを偏
心させて積み重ねれば、接続管50の外周面51を標線
記入用目盛板23に近づけて標線の記入をすることがで
きる。
【0034】他方、標線記入用目盛板23は、湾曲可能
な材質から形成し、かつ、図14に示すように、標線記
入用目盛板23の底縁における中央部分のみ台座21に
固着し(図の斜線部が固着部)、管立設部22に立設さ
せた接続管50の外周面51に添うように湾曲させるこ
とができる。これによっても、接続管50の外周面51
と標線記入用目盛板23とは近づくから、標線の記入を
より容易かつ正確に行うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る標線記入治具の一例を
示した平面図である。
【図2】図1の標線記入治具の斜視図である。
【図3】図1の標線記入治具の正面図である。
【図4】図1の標線記入治具を使用して標線(差込)を
記入する方法例を示した斜視図である。
【図5】図4のようにして差込標線及び管理用標線を記
入した接続管の一例を示した側面である。
【図6】図1の標線記入治具の変形例を示した図であ
り、(A)はその通常状態の正面図、(B)は湾曲させ
た場合の正面図である。
【図7】本発明の他の実施例に係る標線記入治具の一例
を示したものであり、(A)はその上面図、(B)はそ
の側面図である。
【図8】図7の標線記入治具の正面図である。
【図9】同じく、図7の標線記入治具を湾曲させた状態
を示した正面図である。
【図10】図7の標線記入治具の使用状態の一例を示し
た斜視図である。
【図11】本発明の更に他の実施例に係る標線記入治具
の一例を示した斜視図である。
【図12】図11の標線記入治具の使用状態を示した側
面図である。
【図13】図11の標線記入治具の変形例を示した斜視
図である。
【図14】同じく、図11の標線記入治具の更なる変形
例を示した上面図である。
【図15】一般的な管継手とプラスチック管の接続の様
子を示した側断面図である。
【図16】接続管の外周面に記入する標線の一例を示し
た側面図である。
【図17】TS継手とDV継手とを比較した図であり、
(A)はTS継手の側断面図、(B)はDV継手の側断
面図を示している。
【符号の説明】
1 標線記入治具 2 被覆面部 3A、3B ストッパー 5 切欠群 5A TS継手用標線記入用切欠部 5a TS継手用管理用切欠部 5B DV継手用標線記入用切欠部 5b DV継手用管理用切欠部 11 標線記入治具 12 シート体 12a 一側縁 13 ストッパー 13a 突出部 14 シート面 15 標線記入用孔 20 標線記入治具 21 台座 22 管立設部 23 標線記入用目盛板 24 嵌入台部 26 板体 26a 板面 26b 底縁 27 標線記入用孔 28 サイズ 50 接続管 51 外周面 52 挿入端部 60 管継手 62 受口

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管継手に接続管を挿入する際に接続管挿
    入量の基準とする標線を接続管外周面に記入するのに用
    いる標線記入治具であって、 接続管外周面に当接させ得る被覆面部を備え、当該被覆
    面部内にストッパーを設け、このストッパーを接続管端
    部に合わせる基準とし、被覆面部における当該基準から
    各管継手又は接続管のサイズに対応した距離の位置に標
    線記入用切欠部を形成してなる構成を有する標線記入治
    具。
  2. 【請求項2】 管継手に接続管を挿入する際に接続管挿
    入量の基準とする標線を接続管外周面に記入するのに用
    いる標線記入治具であって、 接続管外周面に当接させ得る被覆面部を備え、当該被覆
    面部の一側縁を接続管端部に合わせる基準とし、当該被
    覆面部における当該基準から各管継手又は接続管のサイ
    ズに対応した距離の位置に標線記入用切欠部を形成して
    なる構成を有する標線記入治具。
  3. 【請求項3】 基準とする被覆面部の一側縁に添ってス
    トッパーを形成してなる請求項2に記載の標線記入治
    具。
  4. 【請求項4】 被覆面部は、接続管外周面に沿うように
    板体を湾曲形成するか、或いは軟質なシート体から形成
    して接続管外周面に当接させ得るようにすることを特徴
    とする請求項1〜3のいずれかに記載の標線記入治具。
  5. 【請求項5】 管継手に接続管を挿入する際に接続管挿
    入量の基準とする標線を接続管外周面に記入するのに用
    いる標線記入治具であって、 接続管の内径に対応した外径を有する円柱状の嵌入台部
    を順次積み重ねて台座上に管立設部を設けると共に、当
    該台座上の管立設部の脇に、板体の底縁を基準としてこ
    の基準から各管継手又は接続管のサイズに対応した距離
    の位置に水平に標線記入用切欠部を形成してなる標線記
    入用目盛板を立設してなる構成を有する標線記入治具。
  6. 【請求項6】 標線記入用目盛板は、管立設部に立設し
    た接続管の外周面に沿うように湾曲形成するか、或いは
    軟質なシート体から形成しかつ当該シート体の底縁中央
    部分のみ台座に固着することを特徴とする請求項5に記
    載の標線記入治具。
  7. 【請求項7】 各嵌入台部の周面の一側部を標線記入用
    目盛板に近接させるように管立設部を設けることを特徴
    とする請求項5又は6に記載の標線記入治具。
  8. 【請求項8】 各標線記入用切欠部から所定距離離れた
    位置にそれぞれ、当該各標線記入用切欠部と平行に管理
    用切欠部を設けることを特徴とする請求項1〜7のいず
    れかに記載の標線記入治具。
  9. 【請求項9】 各標線記入用切欠部の近傍に、対応する
    管継手又は接続管のサイズと種類を標示してなる請求項
    1〜8のいずれかに記載の標線記入治具。
  10. 【請求項10】 各標線記入用切欠部は、基準と直交す
    る方向に隣り合う標線記入用切欠部に対して、基準と平
    行な方向に適宜幅ずらして配設することを特徴とする請
    求項1〜9のいずれかに記載の標線記入治具。
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Cited By (7)

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