JP2001348710A - ウエットスーツ - Google Patents

ウエットスーツ

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JP2001348710A
JP2001348710A JP2000164092A JP2000164092A JP2001348710A JP 2001348710 A JP2001348710 A JP 2001348710A JP 2000164092 A JP2000164092 A JP 2000164092A JP 2000164092 A JP2000164092 A JP 2000164092A JP 2001348710 A JP2001348710 A JP 2001348710A
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wet suit
piece
fasteners
opening
collar
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Mitsuo Nojima
光夫 野島
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YOURS KK
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YOURS KK
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A41WEARING APPAREL
    • A41DOUTERWEAR; PROTECTIVE GARMENTS; ACCESSORIES
    • A41D13/00Professional, industrial or sporting protective garments, e.g. surgeons' gowns or garments protecting against blows or punches
    • A41D13/02Overalls, e.g. bodysuits or bib overalls

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Textile Engineering (AREA)
  • Professional, Industrial, Or Sporting Protective Garments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、水密性を維持しながら、着やすくか
つ脱ぎやすいマリンスポーツ用のウエットスーツを開発
することを目的とする。 【解決手段】ウエットスーツ(1)に、間隔(3)をお
いて間隔片(31)を保持する二本のファスナー(4)
(5)を上下方向に略対称に設け、 前記二本のファス
ナー(4)(5)の間隔片(3の内側に、ウエットスー
ツ(1)の着脱開口部(2)を形成する伸縮性の内部閉
塞片(22)をウエットスーツ本体に縫着して設け、前
記間隔片(31)の上部には略翼状に左右に延びた閉塞
部(32)を形成しかつ上端に面ファスナーを縫着した
襟部(6)との結合帯(7)を設けた。ウエットスーツ
(1)前部と内部閉塞片(22)で開口部(2)を形成
し、二本の間隔をおいたファスナー(4)(5)でここ
から身体を入れやすくなって着やすくなり、また水密性
も維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウエットスーツに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】上下一体型の全身つなぎタイプのウエッ
トスーツは、通常背部中央にファスナーが一本縦方向に
設けられていて、このファスナーを引き下げて開口し、
その開口部分から足を入れ、体を入れて、ファスナーを
引き上げて閉じて、着用している。脱ぐ場合は、ファス
ナーを引き下げて開口し、体を剥きだし、ウエットスー
ツを引き下ろして足を出して脱ぐ。
【0003】又、近時の全身つなぎタイプのウエットス
ーツには、ノーファスナータイプのものもあり、その構
成は、素材の伸縮性を利用して、比較的大きく開口する
首部を着脱口として利用するものである。
【0004】ノーファスナータイプのウエットスーツも
様々なものが開発されており、首部の口径をやっと人体
が入る大きさの口径に設定したもの、比較的小さい口径
として素材の伸縮性を大きく取り入れたものなどがあ
る。
【0005】ノーファスナータイプでは、伸びてやっと
身体が入る大きさの口径であることが好ましいが、人体
は個性があり、体型の変化があり、対応が個別的になら
ざるを得ない。製造上は、各自の個性に対応するには注
文による生産になる。素材の伸縮性で開口を大きくする
ものは素材の開発に負うところがおおきいが、身体が入
りかつ首をしっかり水密に閉じるとなると、まだ身体の
挿入がきつかったりして、完全な素材は見当たらないと
言っても過言ではない。着脱は、首部の開口から出入り
して行うので、水密性は高いが、着脱は少したいへんで
ある。しかし、永年の着用によっては伸縮性も素材もの
びてしまうので、水密性や装着感で改良の余地が生じる
ことになる。
【0006】ネオプレン製の全身つなぎタイプのウエッ
トスーツには、様々な開発が行われているが水密性を維
持しながら、如何に容易に着脱ができるかが大きな課題
となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する問題点は、如何に脱ぎやすくかつ着やすいウエット
スーツを開発するかである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ウエットスー
ツの着脱開口部に間隔をおいた二本のファスナーを設け
たことを特徴とするウエットスーツである。
【0009】この間隔をおいた二本のファスナーは、ウ
エットスーツの背部又は前部に上下方向に略対称に設け
ている。二本のファスナーの上端は、襟部を構成するネ
ック片の下方から始まり、水密性の維持を図っている。
【0010】そして、さらに本発明は間隔をおいた二本
のファスナーの間に位置する間隔片の構成についても工
夫を加え、その上端に襟部との結合帯を設けているとと
もに、上部に略翼状や略Y字状に左右に延びた閉塞部を
形成している。
【0011】しかも、間隔片の内側には、ウエットスー
ツの着脱開口部をその前側の襟部や本体とともに形成す
る伸縮性の内部閉塞片をウエットスーツ本体に縫着して
設けている。伸縮性の内部閉塞片は、体を入れる開口部
を形成するものであるので、本発明は襟部とこの部分だ
けをみればノーファスナータイプでもある。
【0012】しかし、従前のノーファスナータイプと異
なるのは、伸縮性の負担をこの内部閉塞片にも担わせ、
この伸縮性の内部閉塞片の幅や大きさの選択で入り口の
口径を適宜変更できるようにし、さら二本のファスナー
を設けたので、着やすさも向上しておりかつ水密性の保
証ができたのである。
【0013】二本のファスナーを設けたことで、その間
隔がおおきく開き、かつ、二本のファスナーの終点部で
スーツ本体は左右に大きく開きくので、多少狭い開口部
でも左右の足が交互に入れやすく、たいへん着脱し易い
ものとなる。さらに、間隔片の上端は襟部との結合帯を
設けているが、この結合帯の形状やカットを工夫するこ
とで水密性を維持できるものとしている。
【0014】
【発明の実施の形態】ここで図面に示す一実施形態を説
明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態を示すウエット
スーツ(1)の要部の背面図であり、ウエットスーツ
(1)の着脱開口部(2)から間隔(3)をおいた二本
のファスナー(4)(5)をウエットスーツ(1)の背
部(11)に設けたものを示す。
【0016】ファスナー(4)(5)は、スライドファ
スナーである。背部(11)に間隔(3)をおいて設け
られた第一のファスナー(4)と第二のファスナー
(5)はそれぞれ、連結チップ(8)を具備した両連結
片(9)で構成されていて、連結チップ(8)が相互に
かみ合い両連結片(9)を結合しそして分離するいわゆ
るジッパータイプのスライドファスナーである。
【0017】第一のファスナー(4)と第二のファスナ
ー(5)はジッパータイプのものに限らず、凹凸のライ
ン結合で開閉する気密ファスナーやレールスライドファ
スナーなどで代用できる可能性もある。
【0018】ファスナー(4)(5)は、ウエットスー
ツ(1)の背部(11)に、着脱開口部(2)からはじ
まり、間隔(3)をおいて間隔片(31)を保持して設
けられる。
【0019】二本のファスナー(4)(5)は、直線状
に上下方向に略対称に設けている。二本のファスナー
(4)(5)は多少下方を開いた平行な直線となってい
る。
【0020】前記二本のファスナー(4)(5)の間隔
片(31)の内側には、ウエットスーツ(1)の着脱開
口部(2)を形成する伸縮性の内部閉塞片(22)をウ
エットスーツ本体に縫着して設けている。換言すればウ
エットスーツ(1)の前部の襟部(6)と内部閉塞片
(22)の上端が、体を入れる入り口を形成している。
【0021】この構成部分だけを観察すれば、ノーファ
スナーウエットスーツと同じ構成であり、内部閉塞片
(22)はこの実施形態では上端を円弧状に切断してお
り、下方はV字状で、周縁をウエットスーツ(1)の裏
面側に縫着し、樹脂で溶着して水密に形成している。身
体が入る入り口であるために少し幅に余裕を持って作成
している。
【0022】そして、二本のファスナー(4)(5)に
挟まれた前記間隔片(31)の上部には、略Y字状又は
略翼状に左右に延びた閉塞部(32)を形成しかつ上端
に雌面ファスナー(61)を縫着した襟部(6)に巻き
ついて止める結合帯(7)を設けている。
【0023】襟部(6)は、着用後に首回りに当接して
水密に巻き付けるように、両端にネック片(21)を設
けてその一端に雄面ファスナー(71)耳片を設けた。
結合帯(7)は、左右端部に雄面ファスナー(71)耳
片を取り付けてある。
【0024】前記二本のファスナー(4)(5)の間に
ある間隔片(31)は、本体と同じウエットスーツ生地
で作成するが、2本のファスナー(4)(5)を身体か
ら離れないように維持するので、脊髄あたりの中間での
ゆがみやへたりを防止するために中間に横方向のステッ
チを入れても良い。
【0025】前記間隔(3)をおいた二本のファスナー
(4)(5)は上下方向に伸び、下方を開き気味に左右
対称に直線状に形成したものであるので、間隔片(3
1)の下方も台形状を呈し、ていて、二本のファスナー
(4)(5)を下ろして間隔片(31)を外側に折る
と、上部の自由度ができ大きく開口部(2)を開くこと
ができる。
【0026】ファスナー(4)(5)は、水密性を維持
するために、精度の高い連結チップ(8)を具備した両
連結片(9)を歯合させて、可及的水密に歯合する製品
を採用している。
【0027】さらに水密性を保証するために、両連結片
(9)の表裏に延びる帯状のカバー(41)(51)を
形成するのが好ましい。しかし、他の実施形態では、内
側になる裏面のカバー(51)を省略してみたが、省略
しても内部閉塞片(22)があるためにむしろ水密を強
化している構成になっている。尚、本実施形態ではない
が、各ファスナー(4)(5)の表面側に左右両側にカ
バー(41)を取り付けた態様でも、十分水密性はあ
る。結局、内部閉塞片(22)が二本のファスナー
(4)(5)の内側に介在するので、カバーとあいまっ
て水密性が向上しているのである。内部閉塞片(22)
の上端を強い伸縮性素材で形成するとかにすれば、ノー
ファスナータイプの機能に近くなる。
【0028】なお、ファスナー(4)(5)の平面視で
の全体形状は この実施形態のように下方部を少し開い
た直線形状に限らないし、背筋にあわせた形状とか、J
字状に湾曲した形状とか、略平行な直線状であってもよ
い。ファスナー(4)(5)を、身体の背部(11)に
形成するときは、ダイビング運動の支障にならないかど
うか配慮され、肩甲骨との摩擦等を配慮して形成され
る。
【0029】因みに、前記間隔(3)をおいた二本のフ
ァスナー(4)(5)は、ウエットスーツ(1)の背部
(11)に形成した態様について説明しているが、ウエ
ットスーツ(1)の前部(12)に形成することを否定
するものではない。
【0030】さらに、本発明の改善策としては、各部材
のカットの仕方や折り返しや、接合技術、伸縮性素材の
開発などがあるが、ノウハウと併用して適宜改善実施で
きる。
【0031】この実施形態のウエットスーツ(1)を着
るには、図3の説明図のようにまず二本のファスナー
(4)(5)を降ろし、開口部(2)を大きく開く。前
側の襟部(6)と内部閉塞片(22)をもって開き、そ
こから足を入れ、ウエットスーツ(1)の足部に差し入
れ、立つ。次にでん部、腰、胸と ウエットスーツを押
し上げて、腕を通し、着込む。
【0032】次に二本のファスナー(4)(5)をあげ
る。次に、襟部(6)を首に巻き、襟部(6)の一方の
ネック片(21)の雄面ファスナー(71)耳片をもっ
て、他方のネック片(21)にファスナー接合して襟部
(6)を締める。次に、間隔片(31)をもって立ち起
こし、その間隔片(31)の上部には、略Y字状又は略
翼状に左右に延びた閉塞部(32)を形成してあるの
で、この閉塞部(32)で、前記「襟部(6)の一方の
ネック片(21)の雄面ファスナー(71)耳片をもっ
て襟部(6)を締めて止めた個所」をさらにうえから被
せて覆うようにし、雌面ファスナー(61)を縫着した
襟部(6)に結合帯(7)を巻きつけて、その両端の雄
面ファスナー(71)耳片で止める。
【0033】このようにして着込んだウエットスーツ
は、二本のファスナー(4)(5)があって開口部が大
きくて着易いにもかかわらず、襟部(6)は二重に面フ
ァスナーで止まり、内部閉塞片(22)でファスナー
(4)(5)部分も水密に保持する。
【0034】
【実施例】本発明に係るウエットスーツを実施例として
作成した。ウインドサーフィンなど、マリンスポーツ用
のウエットスーツで、ジャージ生地を両面に形成したネ
オプレンゴム製である。約4mm厚のネオプレンゴム製
の生地で作成したもので、手足部、胴部、襟部(6)か
らなるウエットスーツ(1)において、その背部(1
1)に間隔(3)をおいて間隔片(31)を保持する二
本のプラスチック製のスライドファスナー(4)(5)
を上下方向に下方を広く間隔をおくように略対称に設け
た。スライドファスナー(4)(5)の長さは、25c
mである。間隔片(31)の下方部の幅は、15cmに
設計した。
【0035】そして、前記二本のファスナー(4)
(5)の間隔片(31)の内側に、ウエットスーツ
(1)の着脱開口部(2)を形成する伸縮性の内部閉塞
片(22)をウエットスーツ本体に縫着し、樹脂で目止
めして設けた。内部閉塞片(22)は、伸縮性がある同
じネオプレンゴム製の少し薄手の3mmのものを採用し
た。
【0036】前記間隔片(31)の上部には略翼状に左
右に延びた閉塞部(32)を形成しかつ上端に帯状の結
合帯(7)を設けた。結合帯(7)には両端に雄面ファ
スナー(71)耳片を設けてあり、背後から襟部(6)
に巻きつき止めることができるものとした。
【0037】この実施例のウエットスーツは、いわゆる
Mサイズのもので、普通の体型の男性が 着用する動作
をしてみると、従来の製品に比べて、特に着用の仕方を
教えなくとも、約3/5程度の着脱時間となり、つまり
は着用の際の身体を入れるための動作がスムースである
ことが判明した。二本のファスナーで開口が大きくかつ
内部閉塞片で水密であるので、着用が楽で水密性の高い
商品が達成できたのである。なお前記実施例はあくまで
一例であり、素材や寸法は、本発明を限定するものでは
ない。
【0038】
【発明の効果】本発明に係るウエットスーツは、二本の
ファスナーを設け、しかし内部閉塞片で水密性を維持
し、一方本体前部と内部閉塞片で体の入る開口部を形成
して着易くし、かつ着用後は襟部を二重に巻き、かつフ
ァスナー上部を間隔片の上部に設けた略Y字状又は略翼
状に左右に延びた閉塞部(32)で覆う構成であり、水
密性や着用感もすぐれたウエットスーツとなっている。
スポーツ用のウエットスーツとして、優れた着脱性と水
密性がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るウエットスーツの一実施形態を示
す一部背面斜視図である。
【図2】本発明に係るウエットスーツの一実施形態を表
すもので、着用時の一部背面図である。
【図3】本発明に係るウエットスーツの一実施形態を表
すもので着用の際の、順序を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ウエットスーツ 2 着脱開口部 21 ネック片 22 内部閉塞片 3 間隔 31 間隔片 32 閉塞部 4 ファスナー 5 ファスナー 6 襟部 7 結合帯 8 連結チップ 9 連結片 11 ウエットスーツの背部 12 ウエットスーツの前部 41 カバー 51 カバー 61 雌面ファスナー 71 雄面ファスナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 間隔(3)をおいて間隔片(31)を保
    持する二本のファスナー(4)(5)をウエットスーツ
    (1)の背部(11)又は前部(12)に、上下方向に
    直線状に又は上下方向に湾曲して設けたことを特徴とす
    るウエットスーツ。
  2. 【請求項2】 前記二本のファスナー(4)(5)の間
    隔片(31)の内側に、ウエットスーツ(1)の着脱開
    口部(2)を形成する伸縮性の内部閉塞片(22)を設
    けている特許請求の範囲請求項1記載のウエットスー
    ツ。
  3. 【請求項3】 前記間隔(3)をおいた二本のファスナ
    ー(4)(5)の間隔片(31)の上部は略翼状に左右
    に延びた閉塞部(32)を形成しかつその上端に襟部
    (6)との結合帯(7)を有する請求項1又は請求項2
    に記載のウエットスーツ。
  4. 【請求項4】 ウエットスーツ(1)の背部(11)
    に、間隔(3)をおいて間隔片(31)を保持する二本
    のファスナー(4)(5)を上下方向に略対称に設け、
    前記二本のファスナー(4)(5)の間隔片(31)
    の内側に、ウエットスーツ(1)の着脱開口部(2)を
    形成する伸縮性の内部閉塞片(22)をウエットスーツ
    本体に縫着して設け、前記間隔片(31)の上部には略
    翼状に左右に延びた閉塞部(32)を形成しかつ上端に
    面ファスナーを縫着した襟部(6)との結合帯(7)を
    設けたことを特徴とするウエットスーツ。
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