JP2001347369A - 半田こて - Google Patents

半田こて

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JP2001347369A JP2000169613A JP2000169613A JP2001347369A JP 2001347369 A JP2001347369 A JP 2001347369A JP 2000169613 A JP2000169613 A JP 2000169613A JP 2000169613 A JP2000169613 A JP 2000169613A JP 2001347369 A JP2001347369 A JP 2001347369A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 常時、チップ部の周囲に均等に不活性ガスを
噴出させて、半田付け部位を確実に無酸素状態にして良
好な半田付けを行うと共に、組立、分解や保守点検を容
易にする。 【解決手段】 こて本体11のホルダー部13にスペー
サ20が固定され、スペーサ20に挿通したヒータ21
の先端側に、こて先22が固定されている。こて先22
とスペーサ20の外側に環状間隙eをあけて保護カバー
23が設けられ、その先端部とこて先22の胴体部22
aにはスペーサリング26が嵌合されている。スペーサ
リング26にそのテーパ穴28と環状間隙eとを連絡す
る通気溝(ガス通路)30が設けられ、半田付け作業時
には、こて本体11内に導入された不活性ガスが環状間
隙e、通気溝30、環状空間fを経てこて先22の先端
チップ22cの周囲に噴出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、不活性ガス雰囲気
中で半田付けを行うようにした半田こてに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の半田こてとして、図7に
示すように、こて本体1と、該こて本体1に固定したホ
ルダー部2に支持したヒータ3と、該ヒータ3の先端部
に連結され胴体部4aの先端にチップ部4bを有するこ
て先5と、該こて先5の外周側に環状間隙aをあけて設
けられ、基端部6aを前記ホルダー部2に取り付けた筒
状の保護カバー6とを備え、半田付け作業の際は、こて
本体1の内部bに導入された窒素ガスを、ホルダー部2
の通気孔2aを通して前記環状間隙aに流し、前記保護
カバー6の先端側でチップ部4aの周囲に噴出させ、半
田付け部位を無酸素状態にし、前記チップ部4aを半田
付け部位に接触させてフラックスレス半田で半田付けを
行うようにした半田こてが知られている(再公表特許W
O98/30352号公報等)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の半田こてにおいては、前記ヒータ3、こて先5や保
護カバー6がホルダー部2に片持ち状態で取り付けられ
ているので、長期間使用している間には、チップ部4a
の半田付け部位に対する接触圧等が、前記ヒータ3とホ
ルダー部2との取付部を変位させる力となって作用し、
これにより該取付部が徐々に緩んでくる。このため、前
記ヒータ3およびこて先5と保護カバー6との同心性が
崩れ、前記保護カバー6とこて先5との間の環状間隙
a、すなわち、保護カバー6の先端とチップ部4aとの
間の環状空間bが周方向に均等な環状間隙にならず、し
たがって、保護カバー6の先端からチップ部4aの周囲
に噴出する窒素ガスの分布状態が均等にならず、部分的
に偏ってしまう等により、半田付け部位の全体を十分に
窒素ガスで満たされた無酸素状態の雰囲気にすることが
できず、結果として良好な半田付けが行えないといった
問題点があった。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であって、長期間使用してもこて先と保護カバーとの同
心性が損なわれずにこて先のチップ部の周囲に均等な膜
厚の不活性ガスを噴出させて、半田付け部位を確実に無
酸素状態にして常に良好な半田付けが行える半田こてを
提供することを目的とする。また、本発明の他の目的
は、組立、分解や保守、点検の容易な半田こてを提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の点を特徴としている。すなわち、
請求項1に係る半田こては、こて本体と、該こて本体に
支持したヒータと、該ヒータの先端部に連結されこて先
と、該こて先の外周側に環状間隙をあけて設けられ、基
端部を前記こて本体に取り付けた筒状の保護カバーとを
備え、前記環状間隙を経て不活性ガスを前記こて先の先
端側の周囲に噴出させるように構成した半田こてにおい
て、前記こて先には、該こて先と保護カバーとに嵌合さ
れてそれらの同心状態を保持するスぺーサリングが設け
られ、該スペーサリングには前記環状間隙から前記こて
先の先端側の周囲に不活性ガスを導くガス通路が形成さ
れていることを特徴とする。
【0006】上記半田こてにおいては、半田付けの際、
ヒータに電源線から通電して該ヒータを発熱させると共
に、こて本体の後端部等から窒素ガス等の不活性ガスを
前記環状間隙に供給しながら、こて本体を操作して、ヒ
ータによって加熱されたこて先を半田付け個所に移動さ
せて、その先端のチップ部で半田を溶融させながら、チ
ップ部を接着部品と被接着部品との半田付け部位に接触
させて半田付けを行う。その場合、前記環状間隙に供給
された不活性ガスは、前記スペーサリングのガス通路を
経て前記チップ部の周囲に導かれれる。これにより、前
記半田付け部位の周辺を不活性ガスで覆われて酸素の存
在しない雰囲気中で半田付けを行うことができる。
【0007】この半田こてによれば、前記スペーサリン
グによって前記こて先と保護カバーとが常に同心に保持
されているので、こて先の先端のチップ部の周囲には不
活性ガスが均等に分布され、半田付け部位を常時無酸素
状態の良好な雰囲気に維持しながら半田付けが行える。
半田こてを長期間使用してこて先と保護カバーのこて本
体への取付部が緩むようなことがあっても、上記こて先
と保護カバーとの同心状態は変わることがないので、常
に安定した無酸素状態の雰囲気が維持され、良好な半田
付け行える。また、チップ部の酸化が防止されて、点
検、修理等の維持管理も容易である。
【0008】請求項2に係る半田こては、請求項1に記
載の半田こてにおいて、ヒータとこて先とが一体のもの
として形成されていることを特徴とする。この半田こて
では、組み付け部品の個数を減らすことができ、製作、
組立や保守が容易に行える。
【0009】請求項3に係る半田こては、請求項1また
は2に記載の半田こてにおいて、こて先は、ヒータの先
端部に連結する胴体部と、該胴体部の先端に結合され胴
体部側の大径部が該胴体部より小径に形成されたテーパ
軸状のチップ部とからなり、スペーサリングは、基端側
に前記こて先の胴体部に嵌合してその先端面に底部が当
接する大径軸穴が設けられると共に、先端側に前記チッ
プ部の外周との間に環状空間を形成する小径軸穴が設け
られ、該小径軸穴から前記チップ部の先端側が突き出し
た状態で前記環状間隙の先端側を閉鎖する筒状部材から
なり、ガス通路は、スペーサリングの直径方向に向けて
形成され、該スペーサーリングの大径軸穴の底部側にお
いて前記環状間隙と前記小径軸穴とを連絡する通気溝ま
たは通気穴からなることを特徴とする。この半田こてで
は、前記こて先に位置決め支持されたスペーサリングに
より、こて先と保護カバーとの同心状態が確実に保持さ
れると共に、前記環状間隙に導入された不活性ガスが前
記こて先のチップ部の周囲に的確に導かれ、一層良好な
半田付けの雰囲気が形成される。
【0010】請求項4に係る半田こては、請求項1〜3
のいずれかに記載の半田こてにおいて、ヒータは、こて
本体の先端に固定したホルダー部の軸穴に挿通して固定
した管状のスぺーサに支持されており、保護カバーは、
先端部がスペーサリングの外周先端面に係合されると共
に、基端部が前記ホルダー部に螺合したナットに係合さ
れて該ホルダー部に固定されていることを特徴とする。
この半田こてでは、前記ナットを締め付けることによっ
て、前記スペーサリングで同心に保持されたこて先と保
護カバーとが、スペーサを介して一体的にこて本体に支
持されるので、半田付け作業に伴ってチップ部に力が作
用しても前記支持が確実に行われて安定され、ヒータに
は無用な力が作用することがなく、該ヒータが破損する
といった不都合は生じない。
【0011】請求項5に係る半田こては、請求項4に記
載の半田こてにおいて、スペーサは、その軸穴がヒータ
の直径より大径に形成されると共に、周囲に該軸穴に貫
通する複数の通気孔が設けられており、こて本体内に供
給される不活性ガスが、前記スペーサとヒータとの間の
隙間と前記通気孔とを経て保護カバーとこて先との環状
間隙に導かれるようになっていることを特徴とする。こ
の半田こてでは、こて本体内に供給された不活性ガスが
前記ヒータとスペーサとの隙間を通してこて先の外側に
円滑に導かれると共に、不活性ガスがヒータで確実に加
熱されてこて先のチップ部の周囲に噴出される。
【0012】請求項6に係る半田こては、請求項4また
は5に記載の半田こてにおいて、スペーサは、導電性部
材からなり、アースが接続されていることを特徴とす
る。この半田こてでは、ヒータからこて先に漏洩する電
流は前記アースを通して確実に半田こての接地部に逃が
されるので、使用中における半田こての電気的保安が保
たれる。
【0013】請求項7に係る半田こては、請求項1〜6
のいずれかに記載の半田こてにおいて、ヒータには、そ
の先端側の発熱部に温度センサーが接続され、該温度セ
ンサーのリード線がヒータの基端側より導出されている
ことを特徴とする。この半田こてでは、ヒータによるこ
て先の加熱温度が容易に検出され、その温度制御に役立
てられる。温度センサーのリード線がヒータの基端部よ
り導出されるので、こて部内の配線が不要になり、リー
ド線の処理が容易に行える。
【0014】請求項8に係る半田こては、請求項4〜7
のいずれかに記載の半田こてにおいて、こて本体は、ホ
ルダー部を固定したヘッド部と、該ヘッド部の後端部に
気密に、かつ着脱自在に連結されたグリップ部とを備え
ていることを特徴とする。この半田こてでは、こて本体
がヘッド部とグリップ部に分離できるので、半田こての
各構成部品の組立、分解、半田こて内の配線の接続等も
容易となり、保守、点検が簡単に行える。
【0015】請求項9に係る半田こては、請求項7また
は8に記載の半田こてにおいて、こて本体の後端部側
に、こて本体内に不活性ガスを供給するガス導入継手が
設けられると共に、アースや温度センサーのリード線と
ヒータに接続した電源線とを集合させた配線チューブが
導出されていることを特徴とする。この半田こてでは、
半田こてのこて先側には半田付け作業に邪魔になるガス
導入チューブ、配線チューブ等を配置しなくてよいの
で、半田付け作業が円滑に、能率良く行える。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
1〜図3にもとづいて説明する。図1〜図3において、
10は、こて本体11と、該こて本体11の先端に取り
付けたこて部12とを備えた半田こてである。こて本体
11は、先端にホルダー部13を固定した合成樹脂等の
絶縁性材料からなるヘッド部14と、該ヘッド部14の
後端に形成したバヨネット式の雌ねじ14aに螺合する
雄ねじ15aを介して前記ヘッド部14に着脱自在に連
結された筒状のグリップ部15とからなる。該グリップ
部15もヘッド部14と同様な材料からなり、その前半
部の外周にはゴム、合成樹脂等からなる滑り止め用の被
覆16が施されている。また、グリップ部15の後端側
の側部にはガス導入継手17が固定されており、ガス導
入チューブ18から供給される窒素ガス等の不活性ガス
がグリップ部15の内部に導入されるようになってい
る。なお、前記ヘッド部14とグリップ部15との連結
部の内側にはゴム製のパッキン19が装着されており、
該連結部の気密が保持されている。
【0017】前記ホルダー部13は、先端側(図1で左
端側)の外周にねじ13aが設けられ、内部に軸穴13
bが形成されており、該軸穴13bの前方の大径部13
cには、ステンレス鋼等の導電性材料からなる円筒状の
スペーサ20が、その基端部(図1で右端部)を嵌合し
て固定されている。該スペーサ20の軸穴20aには、
該軸穴20aの内径より外径が小さい丸棒状のヒータ2
1が前後に突き出して挿通されている。
【0018】該ヒータ21は、セラミックヒータ等から
なり、スペーサ20から前方に突き出した先端部には、
こて先22が連結され、スペーサ20の後方へ突き出し
た基端部には電源線21aが接続されている。ヒータの
21の先端部には該ヒータ21の先端部側の発熱部21
bによる発熱温度を検出する温度センサー21cが接続
されており、そのリード線21dがヒータ21の基端部
から導出されるようになっている。また、前記スペーサ
20の周囲には軸穴20aに貫通する複数の通気孔20
bが周方向に適宜間隔をあけて設けられている。
【0019】前記こて先22は、熱伝導率の大きい金属
材料からなり、円筒状の胴体部22aと、該胴体部22
aの先端(図1で左端)に一体に連結され、大径部が胴
体部22aの直径より小径に形成されたテーパ軸状のチ
ップ部22bとを有し、該チップ部22bの先端には半
田付け部位に接触すると共に半田を加熱溶融する先端チ
ップ22cが結合されており、胴体部22aが、その内
側の軸穴22dを前記ヒータ21の先端部側に嵌合され
て該ヒータ21に結合され、胴体部22aの基端部(図
1で右端部)が前記スペーサ20の先端に当接されてい
る。
【0020】また、前記スペーサ20と前記こて先22
の外周側には、それらとの間に環状間隙eをあけてそれ
らを覆うように円筒状の保護カバー23が設けられてい
る。該保護カバー23は、その基端側のフランジ部23
aが前記ホルダー部13の先端面に当接されて、前記ね
じ13aに螺合したナット24によるフランジ23aの
締め付けにより、前記ホルダー部13の先端に支持され
るようになっている。保護カバー23のフランジ部23
aとホルダー部13の先端面との間には、それらの接続
部の気密を保持するゴム等からなる絶縁性を有するパッ
キン25が装着されている。
【0021】さらに、こて先22の胴体部22aの先端
側には、ステンレス鋼等からなるスペーサリング26が
支持されている。該スペーサリング26は、図2、図3
に示すように、基端側(図1で右端側)に大径軸穴27
を設けた環状のフランジ部26aと、該フランジ部26
aの先端側に結合され、内側に前記こて先22のチップ
部22bの外周との間に所要の環状空間fを形成するテ
ーパ穴(小径軸穴)28を設けたテーパ状リング26b
とを有する円筒状部材(筒状部材)からなっており、前
記フランジ部26aの大径軸穴27を介して前記こて先
22の胴体部22aの先端部に嵌合され、該大径軸穴2
7の底部29が前記胴体部22aの先端面に当接されて
軸方向の位置決めがなされるように構成されている。
【0022】そして、スペーサリング26の底部29に
は、該底部29よりも深い通気溝(ガス通路)30が、
前記テーパ状リング26bのテーパ穴28に連通するよ
うに、スペーサリング26の周方向に適宜間隔をあけて
直径方向に複数個形成されている。前記テーパ状リング
26bは、前記環状間隙eからからの不活性ガスを先端
チップ22cの周囲に噴出するノズルを構成している。
前記保護カバー23は、その先端側(図1で左端側)が
前記スペーサリング26の外周に外嵌され、先端部の内
側に向けたフランジ31の内面がスペーサリング26の
外周部の先端面32に当接され、前記ナット24を締め
付けると、フランジ31によりスペーサリング26が後
方(図1で右方向)へ押圧され、前記こて先22および
スペーサ20と保護カバー23とが、相互間の環状間隙
eを一定に保って一体的に前記ホルダー部13に結合さ
れるように構成されている。
【0023】なお、グリップ部15には、ヒータ21か
ら漏洩する電流を逃がすアース33が内蔵されており、
該アース33は、ホルダー部13の軸穴13bに形成し
た軸方向溝13d内を通された導線33aを備え、その
端部33bで前記スペーサ20に接続されている。そし
て、アース33のリード線33cは、前記ヒータ21に
取り付けた電源線21aや前記温度センサー21cのリ
ード線21dと一緒に纏められて、前記ヒータ21の基
端部に接続された絶縁チューブ(配線チューブ)34の
内部に収容されて、こて本体11のグリップ部15の後
端部(図1で右端部)から導出されている。前記導線3
3aの端部33bは前記パッキン25に覆われて保護さ
れている。
【0024】前記のように構成された半田こてにおいて
半田付け作業をする場合は、先ず、電源線21aを通し
てヒータ21に通電してこて先22の先端チップ22c
を加熱すると共に、ガス導入チューブ18からガス導入
継手17を経てグリップ部15内に窒素ガス等の不活性
ガスを導入する。グリップ部15内に導入された不活性
ガスは、ホルダー部13内に入ってスペーサ20とヒー
タ21との間隙を通り、ヒータ21で確実に加熱されな
がらスペーサ20の通気孔20bを経て保護カバー23
の内部の環状隙間eに入り、更に、前記スペーサリング
26の通気溝30を通ってテーパ穴28とこて先22の
チップ部22bとの間の環状空間fに至り、先端チップ
22cの周囲に噴出される。
【0025】次に、半田こて10を操作してこて先22
を、半田付け部位に近づけ、上記のようにしてヒータ2
1によって予熱されてスペーサリング26のテーパ穴2
8から噴出する不活性ガスにより半田付け部位を予熱し
た後、不活性ガスを半田付け部位に噴出させながら、先
端チップ22cを半田付け部位に接触させて該部位を更
に加熱し、フラックスレス半田もしくは鉛レス半田等を
供給して、予熱された不活性ガスの噴出により無酸素状
態になった雰囲気中で、半田付け部位に溶融半田の盛り
付けを行う。半田付け作業中の先端チップ22cの温度
は、ヒータ21の先端の温度センサ33で検出され、制
御装置により半田付け状況に応じて適宜に制御される。
半田付け作業中、万一、ヒータ21から電流が漏洩した
場合には前記アース33を通して電流が接地部へ逃がさ
れて安全が確実に保持される。
【0026】前記半田こて10によれば、前記スペーサ
リング26がこて先22に位置決め支持され、該スペー
サリング26によってこて先22と保護カバー23とが
同心に保持されているので、こて先22の先端チップ2
2cの周囲には不活性ガスが均等に分布され、半田付け
部位を無酸素状態の雰囲気に維持しながら半田付けが行
える。半田こてを長期間使用して、こて部12のこて本
体11への取付部が緩むようなことがあっても、上記こ
て先22と保護カバー23との同心状態はスペーサリン
グの作用により変わることがないので、常に、安定した
無酸素状態の雰囲気を維持して良品質の半田付けができ
る。しかも、先端チップ22cは、半田付け作業中完全
な無酸化雰囲気内にあるので、酸化が防止されて溶融半
田の濡れ性が良く、先端チップの清掃作業も省くことが
できる上、先端チップの寿命を向上できる等、保守、点
検が容易に行える。
【0027】また、前記ナット24をホルダー部13に
締め付けることによって、前記スペーサリング26で同
心に保持されたこて先22と保護カバー23とが、スペ
ーサ20を介して一体的にこて本体11に支持されてい
るので、半田付け作業に伴って先端チップ22cに力が
作用しても、前記支持部が緩むおそれがなく、安定した
上記支持が確実に得られ、ヒータ21には無用な力が作
用することがなく、該ヒータ21が破損するといった不
都合は生じない。
【0028】また、こて本体11がヘッド部14とグリ
ップ部15とに分離できるので、アース33の導線33
のスペーサ20への接続不良、アース33や温度センサ
ー21cのリード線33c,21dの断線、ヒータ21
の電源線21aの断線等があった場合は、上記分離部か
らそれらの状況を点検し、不良個所の修理、部品の交換
等を行う。また、こて本体11の後端部側に、不活性ガ
スを供給するガス導入継手17が設けられると共に、ア
ース33や温度センサー21cのリード線33c,21
dとヒータ21に接続した電源線21aとを集合させた
絶縁チューブ34が導出されているので、半田こて10
のこて先22側には半田付け作業に邪魔になるものがな
いため、半田付け作業が円滑に、能率良く行うことがで
きる。
【0029】なお、前記実施の形態においては、こて先
22の胴体部22aの先端部に嵌合するスペーサリング
26の大径軸穴27の底部29に、保護カバー23の内
側の環状間隙eとスペーサリング26の内側の環状空間
fとを連絡する通気溝30をスペーサリング26の直径
方向に複数個形成する構成としたが、これに代えて、図
4に示すように構成することもできる。すなわち、周方
向に適宜間隔をあけて配置され軸方向に向けて貫通され
た複数の通気孔35aを設けたスペーサリング35を、
その軸穴35bを介して前記こて先22の胴体部22a
の先端部に嵌合させ、軸穴35bの内側フランジ35c
を胴体部22aの先端面に当接させる。一方、スペーサ
リング35に外嵌する保護カバー36の先端側は、前記
スペーサリング35の先端面に当接する段部36aを設
けると共に、該段部36aより前方が先端チップ22c
に向けて徐々に縮径してこて先22のチップ部22bと
の間に環状空間gを形成するテーパ状筒部36bを設け
た構成とされている。前記テーパ状筒部36bは不活性
ガスを先端チップ22cの周囲に噴出するノズルの役目
を果たす。このように構成すると、スペーサリング35
の構造が簡単になり、製作が容易になる。
【0030】さらに、スペーサリング26は、これに代
えて図5、図6に示すようなスペーサリング37に構成
することもできる。このスペーサリング37は、先端部
の外周にテーパ37aを形成した円筒状部材(筒状部
材)に、こて先22の胴体部22aに嵌合する基端側の
大径軸孔37bと、チップ部22bの外周との間に環状
空間hを形成する先端側の小径軸孔37cとを設けると
共に、前記大径軸孔37bの底部側において前記円筒状
部材の外周から小径軸孔37cに向けて直径方向に貫通
する複数の通気孔(ガス通路)37dが周方向に適宜間
隔をあけて形成されている。
【0031】この場合には、保護カバー38の先端側
は、スペーサリング37のテーパ37aに係合するテー
パ筒状部38aとして形成され、前記保護カバー38の
内周とスペーサリング37の外周との間に、前記こて先
22と保護カバー38との間の環状間隙eに連絡する間
隙が形成され、前記通気孔37dを介して環状間隙eと
前記小径軸孔37cとが連絡されるようになっており、
スペーサリング37が環状間隙eからの不活性ガスを先
端チップ22cの周囲に噴出するノズルの役目を果た
す。そして、保護カバー38の基端側のフランジ38b
がホルダー部13に螺合するナット24によりホルダー
部13側に引き寄せられると、前記スペーサリング37
のテーパ37aと保護カバー38のテーパ筒状部38a
との係合を介して調芯作用が生じ、こて先22と保護カ
バー38とが同心状態に保持される。
【0032】なお、前記各実施の形態の半田こてにおい
ては、こて先のチップ部に不活性ガスを噴射しない通常
の半田こてと共通する部品を多く有するので、該通常の
半田こてを、これに僅かな改造を加えて前記スペーサー
リング22,26,37、保護カバー23,36,38
とガス導入継手17等を装着することにより、不活性ガ
ス噴射式の半田こてに容易に構成することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば以
下の優れた効果を奏する。請求項1に係る半田こてによ
れば、半田こてを長期間使用している間にこて先や保護
カバーのこて本体への取付部が緩んでも、スペーサリン
グの存在によって前記こて先と保護カバーとの同心状態
は変わることなく常に一定に保持することができるの
で、こて先のチップ部の周囲に不活性ガスを均等に分布
させることができ、半田付け部位を常時無酸素状態の雰
囲気に維持してフラックスレス半田もしくは鉛レス半田
等により半田付けを良好に行うことができる。このた
め、半田こてのこて先のチップ部の酸化防止による寿命
が向上でき、保守、点検等に係る維持管理を容易に行う
ことができる。
【0034】請求項2に係る半田こてによれば、組み付
け部品の個数を減らすことができ、製作、組立や保守を
容易に行うことができる。請求項3に係る半田こてによ
れば、こて先と保護カバーとの同心状態を確実に保持で
きると共に、前記こて先と保護カバーとの間の環状間隙
に導入された不活性ガスを前記こて先のチップ部の周囲
に的確に導いて一層良好な半田付けの雰囲気を形成する
ことができる。
【0035】請求項4に係る半田こてによれば、ナット
を締め付けることによって、スペーサリングで同心に保
持されたこて先と保護カバーとを、スペーサを介して一
体的にこて本体に支持することができるので、半田付け
作業に伴ってチップ部に力が作用しても前記支持を確実
に安定して行うことができ、ヒータに無用な力が作用し
て該ヒータが破損するといった不都合を防止することが
できる。
【0036】請求項5に係る半田こてによれば、こて本
体内に供給された不活性ガスをヒータとスペーサとの隙
間を通してこて先の側に円滑に導くことができると共
に、不活性ガスをヒータで確実に加熱してチップ部の周
囲に予熱した不活性ガスを噴出させることができる。
【0037】請求項6に係る半田こてによれば、ヒータ
からこて先に漏洩する電流はアースを通して確実に半田
こての接地部に逃がすことができるので、使用中におけ
る半田こての電気的保安を確実に保つことができる。請
求項7に係る半田こてによれば、ヒータによるこて先の
加熱温度を容易に検出して、ヒータの温度制御に役立て
ることができると共に、温度センサーのリード線がヒー
タの基端部より導出されるので、こて部内の配線が不要
になり、リード線の処理を容易に行うことができる。
【0038】請求項8に係る半田こてによれば、こて本
体がヘッド部とグリップ部に分離できるので、半田こて
の各構成部品の組立、分解、半田こて内の配線の接続等
を容易に行うことができると共に、保守、点検等も簡単
に行うことができる。請求項9に係る半田こてによれ
ば、半田こてのこて先側には半田付け作業に邪魔になる
ガス導入チューブ、配線チューブ等を配置しなくてよい
ので、半田付け作業を円滑に、かつ、能率良く行うこと
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る半田こての一実施の形態を示す
縦断面図である。
【図2】 図1のイ矢視の一部を切り欠いた拡大図であ
る。
【図3】 図2のX−X断面図である。
【図4】 本発明に係る半田こての他の実施の形態を示
す縦断面図である。
【図5】 本発明に係る半田こての更に他の実施の形態
を示す縦断面図である。
【図6】 図5のY−Y断面図である。
【図7】 従来の半田こての一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 半田こて 11 こて本体 12 こて部 13 ホルダー
部 14 ヘッド部 15 グリップ
部 17 ガス導入継手 20 スペーサ 21 ヒータ 21c 温度セ
ンサー 22 こて先 22a 胴体部 22b チップ部 22c 先端チ
ップ 23,36,38 保護カバー 26,35,3
7 スペーサリング 26a フランジ部 26b テーパ
状リング 30 通気溝(ガス通路) 33 アース 34 絶縁チューブ(配線チューブ) 35a,37d
通気孔(ガス通路) e 環状間隙 f,g,h 環
状空間

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 こて本体と、該こて本体に支持したヒー
    タと、該ヒータの先端部に連結されたこて先と、該こて
    先の外周側に環状間隙をあけて設けられ、基端部を前記
    こて本体に取り付けた筒状の保護カバーとを備え、前記
    環状間隙を経て不活性ガスを前記こて先の先端側の周囲
    に噴出させるように構成した半田こてにおいて、 前記こて先には、該こて先と保護カバーとに嵌合されて
    それらの同心状態を保持するスぺーサリングが設けら
    れ、該スペーサリングには前記環状間隙から前記こて先
    の先端側の周囲に不活性ガスを導くガス通路が形成され
    ていることを特徴とする半田こて。
  2. 【請求項2】 前記ヒータと前記こて先とは一体のもの
    として形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の半田こて。
  3. 【請求項3】 前記こて先は、前記ヒータの先端部に連
    結する胴体部と、該胴体部の先端に結合され胴体部側の
    大径部が該胴体部より小径に形成されたテーパ軸状のチ
    ップ部とからなり、前記スペーサリングは、基端側に前
    記こて先の胴体部に嵌合してその先端面に底部が当接す
    る大径軸穴が設けられると共に、先端側に前記チップ部
    の外周との間に環状空間を形成する小径軸穴が設けら
    れ、該小径軸穴から前記チップ部の先端側が突き出した
    状態で前記環状間隙の先端側を閉鎖する筒状部材からな
    り、前記ガス通路は、スペーサリングの直径方向に向け
    て形成され、該スペーサーリングの大径軸穴の底部側に
    おいて前記環状間隙と前記小径軸穴とを連絡する通気溝
    または通気穴からなることを特徴とする請求項1または
    2に記載の半田こて。
  4. 【請求項4】 前記ヒータは、前記こて本体の先端に固
    定したホルダー部の軸穴に挿通して固定した管状のスぺ
    ーサに支持されており、前記保護カバーは、先端部が前
    記スペーサリングの外周先端面に係合されると共に、基
    端部が前記ホルダー部に螺合したナットに係合されて該
    ホルダー部に固定されていることを特徴とする請求項1
    〜3のいずれかに記載の半田こて。
  5. 【請求項5】 前記スペーサは、その軸穴が前記ヒータ
    の直径より大径に形成されると共に、周囲に該軸穴に貫
    通する複数の通気孔が設けられており、前記こて本体内
    に供給される不活性ガスが、前記スペーサとヒータとの
    間の隙間と前記通気孔とを経て前記保護カバーとこて先
    との環状間隙に導かれるようになっていることを特徴と
    する請求項4に記載の半田こて。
  6. 【請求項6】 前記スペーサは、導電性部材からなり、
    アースが接続されていることを特徴とする請求項4また
    は5に記載の半田こて。
  7. 【請求項7】 前記ヒータには、その先端側の発熱部に
    温度センサーが接続され、該温度センサーのリード線が
    ヒータの基端側より導出されていることを特徴とする請
    求項1〜6のいずれかに記載の半田こて。
  8. 【請求項8】 前記こて本体は、前記ホルダー部を固定
    したヘッド部と、該ヘッド部の後端部に気密に、かつ着
    脱自在に連結されたグリップ部とを備えていることを特
    徴とする請求項4〜7のいずれかに記載の半田こて。
  9. 【請求項9】 前記こて本体の後端部側に、こて本体内
    に不活性ガスを供給するガス導入継手が設けられると共
    に、前記アースや温度センサーのリード線と前記ヒータ
    に接続した電源線とを集合させた配線チューブが導出さ
    れていることを特徴とする請求項7または8に記載の半
    田こて。
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